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澪「私にはっ!野暮用だなんて言ってさ!私はふーん程度にしか思ってなかったのに!!」グスッ

澪(ダメだ!)

律「ななっ!」

澪「お前はそれなのにっ、彼氏と2人で映画館に映画観に行ってさ!」グジュッ

澪(止まれ、止まれ、止まれ、止まれ!!)

澪「また私に隠し事してっ!2人で仲良く楽しそうに!!」ググッ

澪(別に律が悪いわけじゃない デートなんて誰だって付き合ったらするしわざわざ人に自慢するもんでもない)

澪「私にそんなに知られたくなかったのかよ!秘密にしたいのかよ!!」グスウッ

澪(いってる事がおかしい!間違ってるのは私なんだよ!!)



律「み、澪 もしかしてあの途中で出て行ったのは── まさか──」

澪「そうだよっ!私もあの映画館に行ってたんだ!!そしたらお前が来たんだ、私に内緒で彼氏と!!」

律「ち、違うんだよ澪!あれは、お前に隠してたのは」

澪「知らないっ!馬鹿馬鹿!!馬鹿律!!!」ズダッ

バタンッ

ダッダッダッダッダッ

律「澪っ!!」

紬「澪ちゃんっ!!」ダッ

紬「…!」キッ

紬「りっちゃん、どういう事なの?説明して!」

唯「はわわ」

梓「 」ポカーン



紬「とにかく!すぐ澪ちゃんを追わなきゃいけないから手短に!」

律「あ、ああ 土曜日に澪から連絡があったんだよ、出掛けないかって」

唯「それ私も来たよ、両親が帰ってきたから行けなかったけど…」

梓「私も来ました!私も家族で予定があったので断りましたが…」

紬「私も来たわ…」

律「でさ、まさかこれから別れる予定の彼氏とデート行くなんて言えないだろ?」

律「だから野暮用って濁しちゃったんだよ それが結果的にこんな事になっちまうだなんて」

紬(つまり 私が澪ちゃんの誘いを断ってなければ!!一緒に行けてたならまだ違ったかもしれないのに!!)バンッ

唯「ム、ムギちゃんまで」ドキドキ



律「っ!ホントに悪かったと思ってるよ 私があんな事言わず素直に打ち明けてたら」

律「そうだよ、彼氏と別れるなんて重大な話、まず初めに澪に相談するべきだったんだ!」

梓「律先輩…」

紬「そうね、でも怒りを覚えてるのはりっちゃんにじゃないの 私自身よ」

紬「私が断らなければ、一緒に行けてたら!!」

唯「ムギちゃんのせいじゃないよ…」

紬「澪ちゃんを追うわ!」ダッ

ダッダッ ピタ クル

紬「? りっちゃんもはやくっ!」



律「ムギ」

紬「何、りっちゃん!?」

律「私はさ、こんなだし、ガサツだし、大雑把で、適当でさ」

律「澪の事、何も気づいてやれなかった」

律「数日前からおかしいなとは気がついてたんだけどな…」

律「それが全部私のせいだったんだ ホント親友失格だよな」ハハハ

紬「りっちゃん…」



律「ムギ、今の私が行ってもダメだ 私なんかに追いかける資格なんて無い」ギリッ

律「だからさ…」

律「澪を頼む!!」

紬「っ!!がってん!!」スタッ

バタンッ

タッタッタッタッタッ

唯「わ、私たちも行こう、あずにゃん!」タッ

梓「は、はい!」タタッ

バタンッ

タッタッタッタッタッ

律「…」



タッタッタッタッ

唯「はあ、はあ ムギちゃん速いよ」ゼーハー

梓「みっ、見失っちゃいましたね」ハアッハアッ

唯「澪ちゃんっ 一体何処に行ったのぉ?」

梓「とにかく校内を手当たりしだい探してみましょう!」

唯「う、うん!」

タッタッタッタッ



スタタタタタッ

紬(私は澪ちゃんの力になるって決めた)

紬(それなのにこんな事になってしまったわ!)

紬(これは私の責任でもある!!)

紬(澪ちゃん、何処へ行ったの!?)

スタタタタタッ



ガラガラッ

紬「澪ちゃんの教室、にはいない」

ガラッ ピシャッ

タッタッタ

ガラガラッ

紬「私たちの教室、にもいない」

ガラッ ピシャッ

紬(となるとやっぱり…)タタタッ

スタタタタタッ

紬(あと残されてるのは!そう、私たちの思い出の1ページ!)

紬(講堂よっ!!)グッ

バターン!



紬(はあ、はあ)

コッ コッ コッ コッ

紬「澪ちゃん」

コッ コッ コッ コッ

紬「私よ 今回の件ね、りっちゃんに悪気があったわけじゃないの」

コッ コッ コッ コッ

紬「ねえ澪ちゃん、顔を上げて?」

コッ

澪「う゛っ うぐっ む、むぎいいぃぃ!」バッ

ダキッ

澪「うええええぇぇぇぇぇぇんん」グズッ



澪「ほんとにごめん゛っ!ムギに助けてもらって」ヒック

澪「勇気を貰って、立ち直らせようとしてくれたのに!」ウグ

澪「結局ダメだった!私はムギが思ってるほど強い人間じゃない」グスッ

澪「律が私の前から消えちゃうと思ったら… 律の事も祝福してやれなくて」ヒグ

澪「私は最低だっ」ウウ

ギュッ

紬「澪ちゃん、落ち着いて?大丈夫だから ね?」ポンポン

澪「ム、ムギ…」



紬「それに、私こそごめんなさい」

紬「一昨日、無理を言ってでも澪ちゃんについて行くべきだった」

紬「そうすればこんな事にはならなかったのかもしれない」

澪「そんな事ないさ ムギには、たくさん助けてもらってる」ヒック

紬「ねえ、澪ちゃん 数日前に私に音楽室で言った事覚えてるかしら?」

澪「休み時間の時のか… 覚えてるよ」

紬「あの時の『嫌な人間』ってどういう意味なの?」



澪「どうもこうもないよ 私は今まで律に助けてもらってきた」

澪「あの時も言ったと思うけど今の私があるのは律のおかげなんだ」

澪「きっと私に付き合ってきたせいで、私は律からたくさんの物を奪ってきた」

澪「それなのに律は私のそばにいてくれた 私はそれに甘えてた、寄りかかってた」

澪「毎日暴力振るってるような女なのにさ、一緒に笑って、泣いて、遊んで、勉強して」

澪「だけど私はそんな律の幸せを心の底から祝ってやれなかった」

澪「彼氏が出来たって聞いてショックだった 我侭な理由でけいおん部のみんなにも迷惑をかけた」

澪「律も、ムギも、唯も、梓もみんな優しいんだ 迷惑かけたな、本当にごめんな」



紬「澪ちゃん…」

澪「何だ?幻滅しただろ?私はこういう女なんだ…」スクッ

澪「ごめん、ごめんごめんごめん」タッ

コッコッコッコッ

紬「澪ちゃん!」

澪「!」ビクッ



紬「なんで…」

紬「なんで迷惑をかけちゃいけないの!?甘えちゃいけないの!?」

紬「出会ってまだ2年の私が澪ちゃんとりっちゃんの仲に口を出すのはおこがましいかもしれない」

紬「でも!私は気軽に迷惑をかけたりかけられたり」

紬「甘えたり甘えられたりするのが友達だと思うわ!!」

紬「少なくとも私はそう思ってる もっと迷惑をかけて!甘えてよ!澪ちゃん!!」



澪「いいのか?私は迷惑をかけてばかりだぞ?甘えてばかりだぞ?」

紬「私、人から頼りにされるのが好きなの!」

紬「ドントコイデス!」

澪「でもっ!」

紬「りっちゃんだって、澪ちゃんの事が好きだから何年も一緒にいるのよ!」

バンッ

梓「そうです!もっとみんなを頼ってください!」

唯「迷惑なら私もかけちゃってるしお互い様だよ~」

澪「梓…!唯…!」

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