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後日。

学校帰りに時間があったので、二人で思い出の場所に行くことになった。

軽音部のみんなには、あの次の日に説明した。

律は夢の内容を知っているだけあって一緒になって喜んでくれた。

ムギはライブより輝いていた。

梓はそういう出会いもあるんだ、と感動していた。

まあ実際感動したのは私たちなんだけどな。



10年前、この公園で唯に声をかけてもらった。

特に何も変わってなくて、あの日のままだった。

唯「みーちゃん、久しぶりにザリガニ捕る?」

澪「いやいやいや、ほんとにいいから!」

唯「へへっ、冗談だよ」

屈託のないこの笑顔も、10年前同じだった。



澪「最近夢でずっと見てたから懐かしいって感じじゃないなー」

唯「えー澪ちゃんだけ夢みてたとかずるいよー」

澪「でも唯は1年の頃から私の事知ってたんだろ?そっちの方がずるいよ」

唯「私だって小さい時の澪ちゃん見たいもん」プンプン

澪「私だって1年の頃からゆーちゃんだって気づきたかったもん…」

唯「むー」

澪「拗ねるなよ、私だって拗ねたいんだ」



唯「ほえ?澪ちゃんも拗ねたいの?」

澪「えっ、いや、だって…」

唯「だって?なに?」

澪「一緒に居た2年間気付けなかったし、勿体無くて…」

唯「なんで勿体無いの?」

澪「もっと早く気付いてたら…」

唯「気付いてたら…?」



澪「あー!もう好きだって事だよ!」

唯「…」ジーッ

澪「な、なんだよ…」

唯「ありがとっ」

その言葉と共に維の顔が近付いてくる。

さすがの私でも何を意味しているかわかった。

けどその前に一つ確認しておきたい事があった。



澪「唯、10年前ゆびきりした後にした事覚えてる?」

唯「うん、もちろん」

澪「あの時は小さかったし、初めてにはカウントされないよな」

唯「えっ」

チュッ

唯「み、澪ちゃ」

澪「あの時は唯からだったし、私たちはこれが初めてだ」



唯「えいっ!」チュッ

澪「んっ」

唯「初めての後の初めてのちゅー頂きました!」

澪「どういうことだっ!」

唯「だって澪ちゃんが私からした初めてのちゅーを無かった事にしたんだもん!」

澪「い、いや、なかったことにはしてないぞ」



唯「みーちゃんっ!」チュッ

澪「またっ」

唯「初めての後の初めての後のry」

澪「わかった!もうわかったから!」

唯「えー、もうおわりー」



澪「さて、帰るか」

唯「今日お母さん達家にいるよ?みーちゃん紹介していい?」

澪「えっ…なんか緊張するなぁ…」

唯「大丈夫だよっ!いこっ!」

そう言って唯は私の手を取り、私たちは唯の家に向かっていった。



唯「ここが私の家です!」

澪「知ってるよ、もう何回も来たからな」

唯「ちぇー」

ガチャ

唯「ただいまー」

澪「おじゃましますー」



シーン



唯「あれ?うーいー?おかあさーん?」

澪「真っ暗だな、誰もいないのかな」

唯「置き手紙発見、なになに…憂とお父さんとお母さんでご飯に行ってきます」

澪「唯が電話に出なかったから…って書いてあるな」

唯「あー!ほんとだー!着信履歴がいっぱい!」

澪「ごはんどうするんだ…?」

唯「澪ちゃん!もとい、みーちゃん!」

澪「ん?」

唯「ふたりっきり…だね」



澪「そうだな、ふたりっきり」

唯「そんなに遅くならないと思うし、お母さん達待ってよ?ね?」

澪「そうだな、せっかく来たんだし」

唯「じゃあお部屋いこっかー」

澪「う、うん」



澪「あ、ゆーちゃんだ」

唯「なんか恥ずかしいよー」

澪「やっぱりこの頃のゆーちゃんはかわいいな」

唯「それどういうことっ!」

澪「えっ」

唯「今のわたしはー?」

澪「もちろん今のゆーちゃんもかわいいよ」ナデナデ

唯「えへへー」



澪「唯…」

唯「澪ちゃん…」

見つめ合う私たち。次の行動は、



憂「ただいまー!」



一旦お預けになった。



唯「あっ…」

澪「…みんな帰ってきたね」

唯「おしかったね、みーちゃん!」

澪「な、なにが!」

唯「また今度ね」チュッ

澪「うっ…うん」



今度こそおわる