※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

・・・・あ・・・・帰ってきた・・・・



おい、どこ行ってたんだよ!?



ポンッ


え!?



午後ティー・・・・


買って来てくれたのか・・・・?

わざわざ・・・



あ!?ご、ごめん!?
お金払うからっ!? 


ガサゴソガサゴソ


えっ!?





 ありがとう


うん、



・・・・あったかい



ゴクゴク


うん・・・・なんか、あったかいな・・・・


ホッとする

あ・・・・わかるかも


たしかにおいしいんだけどな・・・・


え・・・・今思ってること?


なんで私だけが言わなきゃいけないだよ


い、一緒にならいいぞ・・・?
うん、一緒に

じゃ、じゃー、せーの、でな





せ、せーの!










ムギのお茶が飲みたいっっ!!!



・・・・・

・・・・・ふふっ

ふふふっ



くははははっはははは


おい、ちょっと笑いすぎだぞっ


な、ほんと、2人で1文字1句違わないとか・・・・ふふっ


愛すべきはムギのお茶だよな、恥ずかしいから言わないけど


なっ!?

う、うるさいなっ!!

たまには休憩も必要だなって、思うようになってきただけだっ!!


練習はちゃんとするっっ!!!!



・・・・ったく


・・・・・

あ、うん

そうだな、ムギのお茶は偉大だー






あ、見て・・・・りつ・・・・

もう夜が明ける・・・・



うん、きれいだな



ぎゅっ


へ!?

な、なにすんだよ!?

いやじゃないけど・・・

・・・・まあ、今だけならいいよ
手、・・・・つないでやるよ

お前の手、冷たいな

あー・・・なんか前に唯が言ってたかも
あれ?唯だっけ?あれ?梓?

はいはいはいはい、どうせ私は手があったかいから心が冷たいですよ



え・・・・なんだよいきなり

え?
ほんとになんだよ、もったいぶんな

あぁ・・・・うん・・・・

そうだな







大人に、なりたくないな



どうして時間って経つんだろうな・・・・
もう太陽があんな位置だよ
さっきまで、もうちょっとしたの方にあったのにな・・・・

・・・・さぁどうだろ

唯もムギも、梓も変わっちゃうのかな・・・・?




ん、なんかいやだな



なぁ、律

どうでもいいと思って過ごしてた時間って
ほんとはものすごく貴重なんだな・・・・

茶化すなよ・・・・


いや、別にこういうこと毎日思ってるわけじゃないけど
今日はちょっと・・・・散歩しちゃったから・・・・


・・・・・




そうだな・・・・帰るか



スタスタスタ


1人だと思っていた世界に
ねこが横切る

にゃー


あ、やっぱり、さっきのねこだったのか

え?あ、うん

さっき見たねこ

うん、そうそう

ちょっと梓に似てるな



スタスタスタ


1人じゃないとちょっと気付き始めた世界に
ちょっと運転の荒い車が通る

ぶろろおおおおおおお


朝からそんなに急いでどうするんだろう・・・・

危ないだろ・・・・

律はあんな運転するようになるなよ?


・・・・おい、こっちむけよ



スタスタスタ


1人じゃちょっとこの感動はもったいないと思う世界に
名前も知らない花がさく


あ、これ・・・・さっきの

うん・・・・きれいだな

唯とか、名前知ってるかな?
ただかわいいとか言って終わるかな?



・・・・あ、そうだな
ムギのほうが知ってそうだ


写真とっておいて今度ムギに見せてみよう

いや、なんでお前も入るんだよ


・・・・ったく



パシャ



1人をさみしいと思うようになった世界で
私の隣にはいつの間にか

律がいる


うん、そうだな




おとなになるのはいやだけど

律となら、

・・・・きっとそう悪いもんじゃないかもしれない



なぁ、りつ


始発列車が通っていくよ

高くて遠い空の上で風が吹いてる

またみんなに会える1日が始まるな




・・・・もう、家か


ん、じゃあまた


えっ・・・・


あぁ、うん


今度は私が午後ティーをおごるよ




とんとんとん




部屋のベッドの上には脱ぎ捨てたパジャマ

部屋の隅にはエリザベス

寝転がって見える天井

部屋の中は何も変わってないのに

さっきよりも私の心は穏やかだ

散歩に出てよかった

窓の外で人の声が聞こえる・・・・

新聞屋サンのバイクの音・・・・

近所の犬のほえる声・・・・



また朝がはじまるけど

みんなせわしなさそうだけど




ちょっとだけ、おやすみなさい






おわり