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昼休み


律「おーいオタクー飯くおうぜー」

澪「えっ、あ、え?」

律「あー? 嫌なのかよー」

澪「い、いつものふたりは……?」

律「たまにはいいじゃん。な?」

澪「う、うん……」

律「アキバさんさぁ。いっつもこんなちっこい弁当くってんの?」

澪「え、う……太るから」

律「はーー? きこえませんなー?」

澪「太るし……」

律「前から思ってたけどさぁ。アキバさん結構スタイルいいよな」

澪「そ、そうかな」テレテレ

律「ナイスバディオタクwwwwwwwきっもwwwwww」




澪「あ、そうだ……漫画、もってきた……」

律「おう、サンキュ」

澪「気にいるかわからない……けど」

律「なにこれ? けいおん!だってさwwきっもwww」

澪「せ、青春の! バンド漫画!」

律「バンドォ? なにアキバさんバンドとか興味あんの?」

澪「べ、べつに……あんまり……でもおもしろいよそれ」

律「ふーん。じゃあ読みながら飯くお」

澪「……汚さない……ように」

律「へーい」ペラッ

澪「……」

律「……」ペラリ

律「…………」

澪「……ど、どう!? あの、私、第一話のあの、結構気に入っててそれd」

律「まだ全然よんでねーし!!」




澪「……」パクパク モグモグ

律「……」ペラリ

律「……ぶふ」

澪(わ、笑った! いまちょっと笑った)

律「……」

澪「……」パクパク

律「……」ペラリ

澪「……」モグモグ

律「……続き」

澪「?」

律「つーづーき!」

澪「えっ、あ、今日は持ってきてない……」

律「はーーーつっかえねぇwwwww」

澪「おもしろかった……?」

律「まぁまぁ、まぁまぁな。暇つぶしにはなった」




女子1「ねぇ、律ー……うわっ、あんたなんでオタクと一緒してんの」

律「んあ?」

女子2「うけるwwwww」

澪(この人たちは苦手だな……)

律「おー、まぁたまにはって感じ」

女子1「それ何読んでんの?」

律「おう、アキバさんに借りた漫画」

女子2「まじ!? 律オタクになるの?www」

律「なんねーよwwwきもすぎwww」

女子1「ねーA子んとこ行こうよ」

律「そうすっか。じゃあなアキバさん」

澪「……うん」

女子A「ww」

女子B「中途半端に構ったらかわいそうじゃーんwww」

律「……んー」




……

律「……」

女子1「www」

女子2「ウケwwるwww」


澪(あれ以来田井中さん話かけてこないな……)

澪「はぁ……」

澪「フルメタおもしろい……」


律「……」チラッ

女子1「ちょっと律きいてるー?wwwでさ私の彼氏がーwww」

女子2「それやばくないwwww」

女子1「ねー、律?」

律「ん。あーうん……たしかにwwwそれまじやべぇなwww」

女子1「でしょーwwww」

女子2「wwwwww」






澪「月日は百代の過客にして―――」

先生「はい、よくできました。さすが秋山さんですね」

先生「次、田井中さん」

律「せんせーまだ覚えてませーん」

先生「今日暗唱テストするっていいましたよね?」

律「だってー」

先生「放課後、残って覚えなさい」

律「へーい。ちぇー」


澪(田井中さん相変わらずだな……もう高校受験も近いっていうのに……)

律「……」

律「……」チラッ





放課後


澪(よし、今日もまっすぐ帰ろう)ガタッ


女子1「じゃあねー律がんばれー」

女子2「あんた真面目にやったほうがいいってーwwwマジウケるwww」

律「へいへい。わかってますよーっと」


澪「……」スタスタ

律「なぁ」

澪「!」

律「……ちょっと、付き合えよ」

澪「……」

律「暗唱できないと、今日帰れないんだってさ」

澪「そ、そうなんだ……がんばって……」

律「ちょっとだけでいいから。な?」




律「えーと、えーと月日は、ひゃくだい?のかきゃくにしてー」

澪「はくたい、かかく」

律「しらねぇし。フリガナ振って、ほれ」

澪「……む」カキカキ

律「みんなよくこんなの覚えられるなー」

澪「何回も何回も復唱したから」

律「へっ、アタシには向いてない向いてない」

澪「やればできるよ」

律「で、この文章ってどういう意味?」

澪「読んだらわかると思うけど……」

律「あーもう。古典っていんのかよ!? 生きてく上でなんの役にたつんだよ」

澪「わ、私に聞かれても……」

律「あーあ、アタシも勉強できたらなー」

澪「……?」

律「一緒のとこいけたかもしんないのに……」ポツリ




澪「なにか言った?」

律「いんや。べっつにー」

澪「田井中さんは……ど、どこ受験するの?」

律「さー、どこいけるかなー。公立はちょっと厳しいかもかも。内申点終わってるし」

澪「……そ、そっか……」

律「澪ちゅわんは?」

澪「!?」

律「えっ、澪であってるよな? え、違うっ!? ごめ……みよだっけ?」

澪「み、澪! 秋山澪!」

律「なんだあってんじゃん」

澪「び、びっくりしたから……きゅ、急に」

律「なんでー?」

澪「えっと……下の名前で呼ばれたこととかなかった、し……」

律「ははっ、そんなちっさいこと気にすんなよwww澪澪澪澪澪澪澪」

澪「うぅ……うぁあ……やめて……」




律「律」

澪「?」

律「って呼んでいいよ」

澪「……」

律「律。はい言ってみ」

澪「……り、り……田井中さん」

律「オタクゥ!!wwwwww」バシバシ

澪「ご、ごめん……でも、はずかしいっていうか」

律「だーーもうっ! 澪はいちいち小さいことを気にしすぎなんだって」

律「授業中も眠けりゃ寝りゃいいじゃん! トイレ行きたいならいきゃいいじゃん! そこまでせんせーこっちのこと気にしてないって!」

澪「……」

律「あとさー、もうちょっとこう、背筋を……」ググ

澪「あぐ……」

律「しゃんとしろぉオタクwwwwww」

澪「ひぅ……」




澪「……こ、これでいい、ですか?」

律「ほら!」

澪「?」

律「ほーらな! ほぅほぅ。やっぱこうみると結構あるなぁ」

澪「な、なにが……どこみて……」

律「まっすぐ立てば背も高いし、いいなー羨ましい。オタクのくせにー」

澪「べつにこっちはそうでもない……」

律「はー? あてつけかよー」

澪「わ、私はっ! く、暗いし……つまらないし……だからそのっ、田井中さんみたいな」

律「律」

澪「り、律みたいな! 性格が羨ましい……っ」

律「澪も苦労してんのなー」

澪「……」

律「……暗唱テストうまくいったらカラオケでもいこっか? 二人で」

澪「え?」




律「オタク何歌うのかなー、えー月日は百代の―――」

澪「えぇ……本気?」

律「ソッコーで終わらすからまってろよー先帰んなよー」

澪「……うん」ニコッ



……


カラオケ


律「オタクwwwww歌うっめぇwwwwわらかすなwww」

澪「ガガガ♪ ガガガ ガオガイガー~♪」

律「変な歌ばっか歌うなwwww」

澪「えへへ」

律「おーし、次これ一緒に歌おうぜ」

澪「えっ、ごめ……これしらない」

律「なんだよMステとかみてないのかよー」




澪(律と一緒にいると楽しいな……)

澪(もう中学は半年もすれば終わっちゃうけど……)

澪(この先も友達でいられるかな……)


律「なーにニヤニヤしてんだよ? しまった!カラオケは澪の得意分野だったか!」

澪「べつに……」

律「べつにってなんだよべつにってー! このやろー」グリグリ

澪「や、やめろぉ……ふふふ」

律「わらってやがんの」

律「あ、そだ。アドレス」

澪「え? あ、うん!」

律「澪のアドレスゲーット!」

澪(……パパとママ以外のアドレスゲットした!!)

律「次何歌うかなー。あ、きもいのは無しで」

澪「あ、いい曲あるんだ! 創世のアクエリオンっていうんだけどボーカルの声が綺麗であとサビの盛り上がりとか―――」





澪「……」ポチポチ

澪「今日は、楽しかった、です……」ポチポチ

澪「あ……だ、だめだ。メール送るの怖い」

澪「ほんのちょっと遊んだだけでメールなんて気持ち悪がられる……」

澪「やめとこ……」

\一万年と二千年前から愛っしてるー/

澪「う、うわっ!」

澪「め、メールきた……」

澪「……」

澪「……ぷっ」

澪「……ふふ」

澪「また、一緒に、カラオケ、いこうね」ポチポチ

澪「送信っ」

澪「ふふっ、なんか友達って感じ!」


3/3