ロリータ登場人物一覧

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#contents(fromhere=true) **ハンバート・ハンバート 『ロリータ』の語り手。本名不明。 1910年パリ生。 少年時代、リヴィエラで出会った、 初恋の少女アナベルの面影を胸に強く宿す。 ロンドンとパリで大学生活を送り、英文学を専攻。 英語教師、学生向けヨーロッパ文学入門書などの著述業、 香水の広告屋、北極探検隊の記録係などの職種を転々とする。 9歳から14歳までの思春期特有の魅力をもつ少女 「ニンフェット」に魅せられている。 自称「映画俳優のような陰鬱な美男子。」 先天的に精神疾患の資質をもっている。心臓と肺の健康状態も悪い。 狂気の発作に襲われだしてからは慢性的な飲酒が続く。 好物はジンとパイナップルジュースの混合酒。 性格は非常に自己中心的で色情的。 他人との交際が表面的になり易い。 高い知性やプライドの反面、道化じみた自嘲癖がある。 流麗な詩情の持ち主。極度の妄想家。 クレア・キルティ射殺後、獄中にて動脈血栓で死亡。 **ドロレス・ヘイズ シャーロットの娘。 愛称は「ロー」、「ローラ」、「ロリータ」、「ドリー」 (ハンバートが戯れにつけた呼び名では「カルメン」とも) 初登場時13歳。栗色の髪、青灰色の目。 シャーロットの死後、義父のハンバートとともにアメリカ中を旅する。 17歳でディックと結婚し、妊娠するが 出産の際に死児を分娩して自身も死亡。 **シャーロット・ヘイズ ラムズデイルの住人。30代半ばの未亡人。喫煙者。 容貌に関しては 「ごく地味だが、不器量というほどではなく マレーネ・ディートリッヒ(注1)を水で薄めたような顔立ち」 と記述されている。 敬虔なキリスト教徒。 下宿人のハンバートに惚れ再婚するが、交通事故にあい死亡。 旧姓はシャーロット・ベッカー。 #image(http://www43.atwiki.jp/nabokov/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7&file=Marlene.png) (注1)マレーネ・ディートリッヒ(ドイツ出身の女優) **アナベル・リー ハンバートの幼馴染で、初恋の相手。 イギリス人とオランダ人の血をひく。 幼少時のハンバートとはげしい恋愛状態に陥った リヴィエラの夏から4ヶ月後、発疹チフスで死亡。 **ハンバートの父 フランス人とオーストラリア人、 ダニューブ沿岸の種族の血が入り混じったスイス市民。 成功した商人の息子で、リヴィエラ(フランスから イタリアにわたる地中海沿岸地方)に 豪奢なホテル・ミラナを所有していた。 **ハンバートの母 イギリス人。アルプス登山家ジェローム・ダンの娘。 ハンバート三歳の時に事故で死亡。 **シビル叔母 ハンバートの叔母。(母方の姉) 家庭教師兼家政婦のような役割をもっていた。 **クーパー博士(叔父) シビル叔母の夫。 アメリカを拠点に香水の出張販売を行い成功する。 1939年、ハンバートがアメリカに移り 仕事を引き継ぐならば毎年数千ドル送ると遺言を残し死去。 **ヴァレリア ポーランド人の医者の娘。ハンバートの最初の妻。 ハンバートと夫婦生活を送ったのは1935~39年、 その後マキシモヴィッチと再婚し1945年頃分娩中に死亡。 **マキシモヴィッチ 元陸軍大佐でパリのタクシー運転手。 ヴァレリアの再婚相手。 タクシー運転手に引っ掛けてハンバートから 『タクソヴィッチ』とあだ名をつけられる。 **モニーク ニンフェットの面影を残す若い娼婦。 **マクー ラムズデイルの住人。 マクー氏はハンバートの叔父の会社の元社員のいとこにあたる。 ハンバートに部屋を貸すことを申し出るが 直前になって部屋は家ごと全焼してしまう。(脚本版によると落雷で) シャーロットはマクー夫人の友人。 マクー家の娘、ギニー(ヴァージニア)・マクーはロリータと同年代の知り合いで びっこの小児麻痺。 マクー氏の兄はラムズデイル・ジャーナル誌の記者。 **ルイーズ ヘイズ家で働く黒人女中。 **オーブリー・マクフェイト 一連の出来事を惹き起こした『運命の悪魔』に ハンバートが名づけた名前。ハンバートの詩に 『根性曲がりのマクフェイト』というフレーズで登場する。 ラムズデイル学校のドロレスの クラス名簿に乗っている名前でもある。 **メアリローズ・ハミルトン ラムズデイル時代のドロレスの友達。色黒の美少女。 **ミス・ファーレン 1944年夏にアパラチア山脈の農家で ロリータの家庭教師をしていたことがあるオールド・ミス。 名はユーフィミア。ハンバートのラムズデイル来訪時、 ヘイズ家に住んで雑役をこなすはずだったが ジョージア州で腰骨を折り、ハンバートとシャーロットの結婚後 間もなく死亡。妹はセント何某で教鞭をとる教師。 **チャット・フィールド夫妻 ヘイズ家と親交のふかい夫妻。 娘の名はフィリス。 **アイヴァ・キルティ ヘイズ家の近所に住む歯医者。 劇作家キルティの叔父。 **クレア・キルティ 劇作家。シャーロットやドロレスとは旧知。 ビアズリー女学校で演じられた 舞台劇『魅せられた狩人たち』の脚本をかいた。 酒や麻薬におぼれ、非道徳的な生活をおくる。 ドロレスを私有の観光牧場に招待したことがきっかけで、 ハンバートの逆恨みを買い、射殺される。 **シャーリー・ホームズ Qキャンプ場の団長。 キャンプ関係の著書をもつ。 **チャーリー少年 シャーリー・ホームズの息子。 Qキャンプ近くの湖でドロレスや 他の少女らと性交したり、コンドームを拾い集めるのが趣味だったりと 精力にとんだ少年。数年後に朝鮮で戦死。 **マリオンとメイベル ヘイズ家の近所に住む少女二人。 ラムズデイル学校のドロレスのクラス名簿にも 二人の名は記載されている。 **レスリー・トムスン ヘイズ家の向かいの家の下男。黒人。 **屑鉄商の犬 ラムズデイルの屑鉄商の家にいる 車が走ってくると嬉しそうに吠えかかる困った犬。 **ジョン・ファーロー ヘイズ夫人と交際のふかいファーロー夫妻の夫の方。 パーキントンに運動具の店をもっている。 ハンバートに拳銃の撃ち方を教えた。パートタイムの弁護士。 シャーロットの死後、わずかばかりの遺産を管理していた。 ジーン死後にスペイン人女性と再婚。 **ジーン・ファーロー ファーロー夫妻の妻の方。 夫のジョンとは実のいとこにあたる。 背が高く、活動的。風景画や肖像画を描くのが趣味。 33歳の時に癌で死亡した。姪の名はロザリン・ホネック。 **故ハロルド・ヘイズ シャーロットの元夫。ドロレスの父親。 ハンバートが使用することとなるコルト拳銃の元所有者。 **バイロン医師 ラムズデイルの医者。ハンバートに睡眠薬を処方していた。 **フレデリック・ビール・ジュニア パッカード(アメリカ車)を運転し、運悪くシャーロットをひき殺す。 老いた父親がいる。 **ブランツ・シュヴァルツマン博士 医学博士。逮捕後のハンバートの精神鑑定を行う。 **ジョン・レイ・ジュニア 哲学博士。はしがきに登場。 作中で『ロリータ』の編者ということになっている。 **タルボット ラムズデイルに住む名士。 娘のエリザベスはドロレスを誘ってチャーリー少年と関係した。 **ロシア人男爵 ハンバートが北カロライナ州ポプラ・コーブで出会った 貸モーターボートの運転手。 マキシモヴィッチやヴァレリアに縁のある人物らしい。 **ガストン・ゴダン ビアズリーに住む少年愛傾向のある老学者。 ハンバートとは旧知の仲で、 ハンバートをビアズリーに招き入れ仕事と貸し家を紹介した。 アメリカ生活を軽蔑するフランス人。ギュスターヴとも呼ぶ。 **プラット女史 ビアズリー女学校の校長。 フロイト信奉者。 **ミス・レスター、ミス・フェビアン ビアズリーに住む二人の英語教師。 **ミセス・ホリガン ビアズリー時代の雑役婦兼コック。 **エヴァ・ローゼン ビアズリー女学校の生徒。 億万長者の叔父をもつフランスからの難民。 **モナ・ダール ビアズリー女学校の生徒。 冷淡で早熟な少女。 **ミス・フェントン・レボーン ビアズリーに住む、詮索好きなオールド・ミス。 ハンバートのつけたあだ名は『ミス・イースト』 **カスビームの床屋 三十年前に死んだ野球選手の息子の話を自慢気にする老人。 **トラップ探偵 狂気じみた旅の道のりにあらわれた謎の人物。 次々と車を乗り換え、名前を変え、執拗にハンバートを追跡した。 **ギュスターブ・トラップ スイスに住むハンバートのいとこ。 人の良い大食漢。 **メアリ・ロア でん部の発達したエルフィンストン病院の看護婦。 ハンバートとあからさまに敵対する。 バスク人の子孫で父親のジョゼフ・ロアは羊飼い。姉の名はアン。 **フランク エルフィンストン病院で働く大男。 戦争で負傷し、全身モザイクのように傷だらけ。 手の甲に女の裸体の刺青が彫ってある。 **ブルー博士 エルフィンストン病院の医師。 評判ほど学識は高くないとのハンバート評。 **リタ 身持ちがだらしなく行動はとりとめないが気の良い女性。 兄は著名な政治家でリタは金銭的援助をうけている。 ドロレス失踪後の2年間をハンバートと旅して暮らす。 **リチャード・F・シラー ドロレスの夫。耳の遠い退役軍人の若者。 愛称はディック。 **ビル ディックの家の隣人。 戦争で片腕をなくしている。 **ジャック・ウィンドミュラー ジョン・ファーローの知人でラムズデイルの弁護士。 ファーローに代わってシャーロットの遺産などを管理した。 はしがきの人物に作中人物のその後を伝えたのもこの人。 **クラレンス・チョート・クラーク コロンビア特別区裁判所判事。 キルティ殺害で逮捕されたハンバートの弁護士。 作中で述懐するハンバートが 「クラレンス」と呼びかけるシーンがある。 『ロリータ』は裁判の資料として使われる予定だったのだろう…。 ------------------------------------------------
#contents(fromhere=true) **ハンバート・ハンバート 『ロリータ』の語り手。本名不明。 1910年パリ生。 少年時代、リヴィエラで出会った、 初恋の少女アナベルの面影を胸に強く宿す。 ロンドンとパリで大学生活を送り、英文学を専攻。 英語教師、学生向けヨーロッパ文学入門書などの著述業、 香水の広告屋、北極探検隊の記録係などの職種を転々とする。 9歳から14歳までの思春期特有の魅力をもつ少女 「ニンフェット」に魅せられている。 自称「映画俳優のような陰鬱な美男子。」 先天的に精神疾患の資質をもっている。心臓と肺の健康状態も悪い。 狂気の発作に襲われだしてからは慢性的な飲酒が続く。 好物はジンとパイナップルジュースの混合酒。 性格は非常に自己中心的で色情的。 他人との交際が表面的になり易い。 高い知性やプライドの反面、道化じみた自嘲癖がある。 流麗な詩情の持ち主。極度の妄想家。 クレア・キルティ射殺後、獄中にて動脈血栓で死亡。 **ドロレス・ヘイズ シャーロットの娘。 愛称は「ロー」、「ローラ」、「ロリータ」、「ドリー」 (ハンバートが戯れにつけた呼び名では「カルメン」とも) 初登場時13歳。栗色の髪、青灰色の目。 シャーロットの死後、義父のハンバートとともにアメリカ中を旅する。 17歳でディックと結婚し、妊娠するが 出産の際に死児を分娩して自身も死亡。 **シャーロット・ヘイズ ラムズデイルの住人。30代半ばの未亡人。喫煙者。 容貌に関しては 「ごく地味だが、不器量というほどではなく マレーネ・ディートリッヒ(注1)を水で薄めたような顔立ち」 と記述されている。 敬虔なキリスト教徒。 下宿人のハンバートに惚れ再婚するが、交通事故にあい死亡。 旧姓はシャーロット・ベッカー。 #image(http://www43.atwiki.jp/nabokov/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7&file=Marlene.png) (注1)マレーネ・ディートリッヒ(ドイツ出身の女優) **アナベル・リー ハンバートの幼馴染で、初恋の相手。 イギリス人とオランダ人の血をひく。 幼少時のハンバートとはげしい恋愛状態に陥った リヴィエラの夏から4ヶ月後、発疹チフスで死亡。 **ハンバートの父 フランス人とオーストラリア人、 ダニューブ沿岸の種族の血が入り混じったスイス市民。 成功した商人の息子で、リヴィエラ(フランスから イタリアにわたる地中海沿岸地方)に 豪奢なホテル・ミラナを所有していた。 **ハンバートの母 イギリス人。アルプス登山家ジェローム・ダンの娘。 ハンバート三歳の時に事故で死亡。 **シビル叔母 ハンバートの叔母。(母方の姉) 家庭教師兼家政婦のような役割をもっていた。 **クーパー博士(叔父) シビル叔母の夫。 アメリカを拠点に香水の出張販売を行い成功する。 1939年、ハンバートがアメリカに移り 仕事を引き継ぐならば毎年数千ドル送ると遺言を残し死去。 **ヴァレリア ポーランド人の医者の娘。ハンバートの最初の妻。 ハンバートと夫婦生活を送ったのは1935~39年、 その後マキシモヴィッチと再婚し1945年頃分娩中に死亡。 **マキシモヴィッチ 元陸軍大佐でパリのタクシー運転手。 ヴァレリアの再婚相手。 タクシー運転手に引っ掛けてハンバートから 『タクソヴィッチ』とあだ名をつけられる。 **モニーク ニンフェットの面影を残す若い娼婦。 **マクー ラムズデイルの住人。 マクー氏はハンバートの叔父の会社の元社員のいとこにあたる。 ハンバートに部屋を貸すことを申し出るが 直前になって部屋は家ごと全焼してしまう。(脚本版によると落雷で) シャーロットはマクー夫人の友人。 マクー家の娘、ギニー(ヴァージニア)・マクーはロリータと同年代の知り合いで びっこの小児麻痺。 マクー氏の兄はラムズデイル・ジャーナル誌の記者。 **ルイーズ ヘイズ家で働く黒人女中。 **オーブリー・マクフェイト 一連の出来事を惹き起こした『運命の悪魔』に ハンバートが名づけた名前。ハンバートの詩に 『根性曲がりのマクフェイト』というフレーズで登場する。 ラムズデイル学校のドロレスの クラス名簿に乗っている名前でもある。 **メアリローズ・ハミルトン ラムズデイル時代のドロレスの友達。色黒の美少女。 **ミス・ファーレン 1944年夏にアパラチア山脈の農家で ロリータの家庭教師をしていたことがあるオールド・ミス。 名はユーフィミア。ハンバートのラムズデイル来訪時、 ヘイズ家に住んで雑役をこなすはずだったが ジョージア州で腰骨を折り、ハンバートとシャーロットの結婚後 間もなく死亡。妹はセント何某で教鞭をとる教師。 **チャット・フィールド夫妻 ヘイズ家と親交のふかい夫妻。 娘の名はフィリス。 **アイヴァ・キルティ ヘイズ家の近所に住む歯医者。 劇作家キルティの叔父。 **クレア・キルティ 劇作家。シャーロットやドロレスとは旧知。 ビアズリー女学校で演じられた 舞台劇『魅せられた狩人たち』の脚本をかいた。 酒や麻薬におぼれ、非道徳的な生活をおくる。 ドロレスを私有の観光牧場に招待したことがきっかけで、 ハンバートの逆恨みを買い、射殺される。 アワーグラス湖に行った際、ジーン・ファーローが話そうとした アイヴァの甥とは彼のこと。 **シャーリー・ホームズ Qキャンプ場の団長。 キャンプ関係の著書をもつ。 **チャーリー少年 シャーリー・ホームズの息子。 Qキャンプ近くの湖でドロレスや 他の少女らと性交したり、コンドームを拾い集めるのが趣味だったりと 精力にとんだ少年。数年後に朝鮮で戦死。 **マリオンとメイベル ヘイズ家の近所に住む少女二人。 ラムズデイル学校のドロレスのクラス名簿にも 二人の名は記載されている。 **レスリー・トムスン ヘイズ家の向かいの家の下男。黒人。 **屑鉄商の犬 ラムズデイルの屑鉄商の家にいる 車が走ってくると嬉しそうに吠えかかる困った犬。 **ジョン・ファーロー ヘイズ夫人と交際のふかいファーロー夫妻の夫の方。 パーキントンに運動具の店をもっている。 ハンバートに拳銃の撃ち方を教えた。パートタイムの弁護士。 シャーロットの死後、わずかばかりの遺産を管理していた。 ジーン死後にスペイン人女性と再婚。 **ジーン・ファーロー ファーロー夫妻の妻の方。 夫のジョンとは実のいとこにあたる。 背が高く、活動的。風景画や肖像画を描くのが趣味。 33歳の時に癌で死亡した。姪の名はロザリン・ホネック。 **故ハロルド・ヘイズ シャーロットの元夫。ドロレスの父親。 ハンバートが使用することとなるコルト拳銃の元所有者。 **バイロン医師 ラムズデイルの医者。ハンバートに睡眠薬を処方していた。 **フレデリック・ビール・ジュニア パッカード(アメリカ車)を運転し、運悪くシャーロットをひき殺す。 老いた父親がいる。 **ブランツ・シュヴァルツマン博士 医学博士。逮捕後のハンバートの精神鑑定を行う。 **ジョン・レイ・ジュニア 哲学博士。はしがきに登場。 作中で『ロリータ』の編者ということになっている。 **タルボット ラムズデイルに住む名士。 娘のエリザベスはドロレスを誘ってチャーリー少年と関係した。 **ロシア人男爵 ハンバートが北カロライナ州ポプラ・コーブで出会った 貸モーターボートの運転手。 マキシモヴィッチやヴァレリアに縁のある人物らしい。 **ガストン・ゴダン ビアズリーに住む少年愛傾向のある老学者。 ハンバートとは旧知の仲で、 ハンバートをビアズリーに招き入れ仕事と貸し家を紹介した。 アメリカ生活を軽蔑するフランス人。ギュスターヴとも呼ぶ。 **プラット女史 ビアズリー女学校の校長。 フロイト信奉者。 **ミス・レスター、ミス・フェビアン ビアズリーに住む二人の英語教師。 **ミセス・ホリガン ビアズリー時代の雑役婦兼コック。 **エヴァ・ローゼン ビアズリー女学校の生徒。 億万長者の叔父をもつフランスからの難民。 **モナ・ダール ビアズリー女学校の生徒。 冷淡で早熟な少女。 **ミス・フェントン・レボーン ビアズリーに住む、詮索好きなオールド・ミス。 ハンバートのつけたあだ名は『ミス・イースト』 **カスビームの床屋 三十年前に死んだ野球選手の息子の話を自慢気にする老人。 **トラップ探偵 狂気じみた旅の道のりにあらわれた謎の人物。 次々と車を乗り換え、名前を変え、執拗にハンバートを追跡した。 **ギュスターブ・トラップ スイスに住むハンバートのいとこ。 人の良い大食漢。 **メアリ・ロア でん部の発達したエルフィンストン病院の看護婦。 ハンバートとあからさまに敵対する。 バスク人の子孫で父親のジョゼフ・ロアは羊飼い。姉の名はアン。 **フランク エルフィンストン病院で働く大男。 戦争で負傷し、全身モザイクのように傷だらけ。 手の甲に女の裸体の刺青が彫ってある。 **ブルー博士 エルフィンストン病院の医師。 評判ほど学識は高くないとのハンバート評。 **リタ 身持ちがだらしなく行動はとりとめないが気の良い女性。 兄は著名な政治家でリタは金銭的援助をうけている。 ドロレス失踪後の2年間をハンバートと旅して暮らす。 **リチャード・F・シラー ドロレスの夫。耳の遠い退役軍人の若者。 愛称はディック。 **ビル ディックの家の隣人。 戦争で片腕をなくしている。 **ジャック・ウィンドミュラー ジョン・ファーローの知人でラムズデイルの弁護士。 ファーローに代わってシャーロットの遺産などを管理した。 はしがきの人物に作中人物のその後を伝えたのもこの人。 **クラレンス・チョート・クラーク コロンビア特別区裁判所判事。 キルティ殺害で逮捕されたハンバートの弁護士。 作中で述懐するハンバートが 「クラレンス」と呼びかけるシーンがある。 『ロリータ』は裁判の資料として使われる予定だったのだろう…。 ------------------------------------------------

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