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「ロリータ登場人物一覧」(2011/05/29 (日) 17:50:04) の最新版変更点
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**ハンバート・ハンバート
『ロリータ』の語り手。本名不明。
1910年パリ生。
少年時代、リヴィエラで出会った、
初恋の少女アナベルの面影を胸に強く宿す。
ロンドンとパリで大学生活を送り、英文学を専攻。
英語教師、学生向けヨーロッパ文学入門書などの著述業、
香水の広告屋、北極探検隊の記録係などの職種を転々とする。
9歳から14歳までの思春期特有の魅力をもつ少女
「ニンフェット」に魅せられている。
自称「映画俳優のような陰鬱な美男子。」
先天的に精神疾患の資質をもっている。心臓と肺の健康状態も悪い。
狂気の発作に襲われだしてからは慢性的な飲酒が続く。
好物はジンとパイナップルジュースの混合酒。
性格は非常に自己中心的で色情的。
他人との交際が表面的になり易い。
高い知性やプライドの反面、道化じみた自嘲癖がある。
流麗な詩情の持ち主。極度の妄想家。
クレア・キルティ射殺後、獄中にて動脈血栓で死亡。
**ドロレス・ヘイズ
シャーロットの娘。
愛称は「ロー」、「ローラ」、「ロリータ」、「ドリー」
(ハンバートが戯れにつけた呼び名では「カルメン」とも)
初登場時13歳。栗色の髪、青灰色の目。
シャーロットの死後、義父のハンバートとともにアメリカ中を旅する。
17歳でディックと結婚し、妊娠するが
出産の際に死児を分娩して自身も死亡。
**シャーロット・ヘイズ
ラムズデイルの住人。30代半ばの未亡人。喫煙者。
容貌に関しては
「ごく地味だが、不器量というほどではなく
マレーネ・ディートリッヒ(注1)を水で薄めたような顔立ち」
と記述されている。
敬虔なキリスト教徒。
下宿人のハンバートに惚れ再婚するが、交通事故にあい死亡。
旧姓はシャーロット・ベッカー。
#image(http://www43.atwiki.jp/nabokov/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7&file=Marlene.png)
(注1)マレーネ・ディートリッヒ(ドイツ出身の女優)
**アナベル・リー
ハンバートの幼馴染で、初恋の相手。
イギリス人とオランダ人の血をひく。
幼少時のハンバートとはげしい恋愛状態に陥った
リヴィエラの夏から4ヶ月後、発疹チフスで死亡。
**ハンバートの父
フランス人とオーストラリア人、
ダニューブ沿岸の種族の血が入り混じったスイス市民。
成功した商人の息子で、リヴィエラ(フランスから
イタリアにわたる地中海沿岸地方)に
豪奢なホテル・ミラナを所有していた。
**ハンバートの母
イギリス人。アルプス登山家ジェローム・ダンの娘。
ハンバート三歳の時に事故で死亡。
**シビル叔母
ハンバートの叔母。(母方の姉)
家庭教師兼家政婦のような役割をもっていた。
**クーパー博士(叔父)
シビル叔母の夫。
アメリカを拠点に香水の出張販売を行い成功する。
1939年、ハンバートがアメリカに移り
仕事を引き継ぐならば毎年数千ドル送ると遺言を残し死去。
**ヴァレリア
ポーランド人の医者の娘。ハンバートの最初の妻。
ハンバートと夫婦生活を送ったのは1935~39年、
その後マキシモヴィッチと再婚し1945年頃分娩中に死亡。
**マキシモヴィッチ
元陸軍大佐でパリのタクシー運転手。
ヴァレリアの再婚相手。
タクシー運転手に引っ掛けてハンバートから
『タクソヴィッチ』とあだ名をつけられる。
**モニーク
ニンフェットの面影を残す若い娼婦。
**マクー
ラムズデイルの住人。
マクー氏はハンバートの叔父の会社の元社員のいとこにあたる。
ハンバートに部屋を貸すことを申し出るが
直前になって部屋は家ごと全焼してしまう。(脚本版によると落雷で)
シャーロットはマクー夫人の友人。
マクー家の娘、ギニー(ヴァージニア)・マクーはロリータと同年代の知り合いで
びっこの小児麻痺。
マクー氏の兄はラムズデイル・ジャーナル誌の記者。
**ルイーズ
ヘイズ家で働く黒人女中。
**オーブリー・マクフェイト
一連の出来事を惹き起こした『運命の悪魔』に
ハンバートが名づけた名前。ハンバートの詩に
『根性曲がりのマクフェイト』というフレーズで登場する。
ラムズデイル学校のドロレスの
クラス名簿に乗っている名前でもある。
**メアリローズ・ハミルトン
ラムズデイル時代のドロレスの友達。色黒の美少女。
**ミス・ファーレン
1944年夏にアパラチア山脈の農家で
ロリータの家庭教師をしていたことがあるオールド・ミス。
名はユーフィミア。ハンバートのラムズデイル来訪時、
ヘイズ家に住んで雑役をこなすはずだったが
ジョージア州で腰骨を折り、ハンバートとシャーロットの結婚後
間もなく死亡。妹はセント何某で教鞭をとる教師。
**チャット・フィールド夫妻
ヘイズ家と親交のふかい夫妻。
娘の名はフィリス。
**アイヴァ・キルティ
ヘイズ家の近所に住む歯医者。
劇作家キルティの叔父。
**クレア・キルティ
劇作家。シャーロットやドロレスとは旧知。
ビアズリー女学校で演じられた
舞台劇『魅せられた狩人たち』の脚本をかいた。
酒や麻薬におぼれ、非道徳的な生活をおくる。
ドロレスを私有の観光牧場に招待したことがきっかけで、
ハンバートの逆恨みを買い、射殺される。
**シャーリー・ホームズ
Qキャンプ場の団長。
キャンプ関係の著書をもつ。
**チャーリー少年
シャーリー・ホームズの息子。
Qキャンプ近くの湖でドロレスや
他の少女らと性交したり、コンドームを拾い集めるのが趣味だったりと
精力にとんだ少年。数年後に朝鮮で戦死。
**マリオンとメイベル
ヘイズ家の近所に住む少女二人。
ラムズデイル学校のドロレスのクラス名簿にも
二人の名は記載されている。
**レスリー・トムスン
ヘイズ家の向かいの家の下男。黒人。
**屑鉄商の犬
ラムズデイルの屑鉄商の家にいる
車が走ってくると嬉しそうに吠えかかる困った犬。
**ジョン・ファーロー
ヘイズ夫人と交際のふかいファーロー夫妻の夫の方。
パーキントンに運動具の店をもっている。
ハンバートに拳銃の撃ち方を教えた。パートタイムの弁護士。
シャーロットの死後、わずかばかりの遺産を管理していた。
ジーン死後にスペイン人女性と再婚。
**ジーン・ファーロー
ファーロー夫妻の妻の方。
夫のジョンとは実のいとこにあたる。
背が高く、活動的。風景画や肖像画を描くのが趣味。
33歳の時に癌で死亡した。姪の名はロザリン・ホネック。
**故ハロルド・ヘイズ
シャーロットの元夫。ドロレスの父親。
ハンバートが使用することとなるコルト拳銃の元所有者。
**バイロン医師
ラムズデイルの医者。ハンバートに睡眠薬を処方していた。
**フレデリック・ビール・ジュニア
パッカード(アメリカ車)を運転し、運悪くシャーロットをひき殺す。
老いた父親がいる。
**ブランツ・シュヴァルツマン博士
医学博士。逮捕後のハンバートの精神鑑定を行う。
**ジョン・レイ・ジュニア
哲学博士。はしがきに登場。
作中で『ロリータ』の編者ということになっている。
**タルボット
ラムズデイルに住む名士。
娘のエリザベスはドロレスを誘ってチャーリー少年と関係した。
**ロシア人男爵
ハンバートが北カロライナ州ポプラ・コーブで出会った
貸モーターボートの運転手。
マキシモヴィッチやヴァレリアに縁のある人物らしい。
**ガストン・ゴダン
ビアズリーに住む少年愛傾向のある老学者。
ハンバートとは旧知の仲で、
ハンバートをビアズリーに招き入れ仕事と貸し家を紹介した。
アメリカ生活を軽蔑するフランス人。ギュスターヴとも呼ぶ。
**プラット女史
ビアズリー女学校の校長。
フロイト信奉者。
**ミス・レスター、ミス・フェビアン
ビアズリーに住む二人の英語教師。
**ミセス・ホリガン
ビアズリー時代の雑役婦兼コック。
**エヴァ・ローゼン
ビアズリー女学校の生徒。
億万長者の叔父をもつフランスからの難民。
**モナ・ダール
ビアズリー女学校の生徒。
冷淡で早熟な少女。
**ミス・フェントン・レボーン
ビアズリーに住む、詮索好きなオールド・ミス。
ハンバートのつけたあだ名は『ミス・イースト』
**カスビームの床屋
三十年前に死んだ野球選手の息子の話を自慢気にする老人。
**トラップ探偵
狂気じみた旅の道のりにあらわれた謎の人物。
次々と車を乗り換え、名前を変え、執拗にハンバートを追跡した。
**ギュスターブ・トラップ
スイスに住むハンバートのいとこ。
人の良い大食漢。
**メアリ・ロア
でん部の発達したエルフィンストン病院の看護婦。
ハンバートとあからさまに敵対する。
バスク人の子孫で父親のジョゼフ・ロアは羊飼い。姉の名はアン。
**フランク
エルフィンストン病院で働く大男。
戦争で負傷し、全身モザイクのように傷だらけ。
手の甲に女の裸体の刺青が彫ってある。
**ブルー博士
エルフィンストン病院の医師。
評判ほど学識は高くないとのハンバート評。
**リタ
身持ちがだらしなく行動はとりとめないが気の良い女性。
兄は著名な政治家でリタは金銭的援助をうけている。
ドロレス失踪後の2年間をハンバートと旅して暮らす。
**リチャード・F・シラー
ドロレスの夫。耳の遠い退役軍人の若者。
愛称はディック。
**ビル
ディックの家の隣人。
戦争で片腕をなくしている。
**ジャック・ウィンドミュラー
ジョン・ファーローの知人でラムズデイルの弁護士。
ファーローに代わってシャーロットの遺産などを管理した。
はしがきの人物に作中人物のその後を伝えたのもこの人。
**クラレンス・チョート・クラーク
コロンビア特別区裁判所判事。
キルティ殺害で逮捕されたハンバートの弁護士。
作中で述懐するハンバートが
「クラレンス」と呼びかけるシーンがある。
『ロリータ』は裁判の資料として使われる予定だったのだろう…。
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#contents(fromhere=true)
**ハンバート・ハンバート
『ロリータ』の語り手。本名不明。
1910年パリ生。
少年時代、リヴィエラで出会った、
初恋の少女アナベルの面影を胸に強く宿す。
ロンドンとパリで大学生活を送り、英文学を専攻。
英語教師、学生向けヨーロッパ文学入門書などの著述業、
香水の広告屋、北極探検隊の記録係などの職種を転々とする。
9歳から14歳までの思春期特有の魅力をもつ少女
「ニンフェット」に魅せられている。
自称「映画俳優のような陰鬱な美男子。」
先天的に精神疾患の資質をもっている。心臓と肺の健康状態も悪い。
狂気の発作に襲われだしてからは慢性的な飲酒が続く。
好物はジンとパイナップルジュースの混合酒。
性格は非常に自己中心的で色情的。
他人との交際が表面的になり易い。
高い知性やプライドの反面、道化じみた自嘲癖がある。
流麗な詩情の持ち主。極度の妄想家。
クレア・キルティ射殺後、獄中にて動脈血栓で死亡。
**ドロレス・ヘイズ
シャーロットの娘。
愛称は「ロー」、「ローラ」、「ロリータ」、「ドリー」
(ハンバートが戯れにつけた呼び名では「カルメン」とも)
初登場時13歳。栗色の髪、青灰色の目。
シャーロットの死後、義父のハンバートとともにアメリカ中を旅する。
17歳でディックと結婚し、妊娠するが
出産の際に死児を分娩して自身も死亡。
**シャーロット・ヘイズ
ラムズデイルの住人。30代半ばの未亡人。喫煙者。
容貌に関しては
「ごく地味だが、不器量というほどではなく
マレーネ・ディートリッヒ(注1)を水で薄めたような顔立ち」
と記述されている。
敬虔なキリスト教徒。
下宿人のハンバートに惚れ再婚するが、交通事故にあい死亡。
旧姓はシャーロット・ベッカー。
#image(http://www43.atwiki.jp/nabokov/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7&file=Marlene.png)
(注1)マレーネ・ディートリッヒ(ドイツ出身の女優)
**アナベル・リー
ハンバートの幼馴染で、初恋の相手。
イギリス人とオランダ人の血をひく。
幼少時のハンバートとはげしい恋愛状態に陥った
リヴィエラの夏から4ヶ月後、発疹チフスで死亡。
**ハンバートの父
フランス人とオーストラリア人、
ダニューブ沿岸の種族の血が入り混じったスイス市民。
成功した商人の息子で、リヴィエラ(フランスから
イタリアにわたる地中海沿岸地方)に
豪奢なホテル・ミラナを所有していた。
**ハンバートの母
イギリス人。アルプス登山家ジェローム・ダンの娘。
ハンバート三歳の時に事故で死亡。
**シビル叔母
ハンバートの叔母。(母方の姉)
家庭教師兼家政婦のような役割をもっていた。
**クーパー博士(叔父)
シビル叔母の夫。
アメリカを拠点に香水の出張販売を行い成功する。
1939年、ハンバートがアメリカに移り
仕事を引き継ぐならば毎年数千ドル送ると遺言を残し死去。
**ヴァレリア
ポーランド人の医者の娘。ハンバートの最初の妻。
ハンバートと夫婦生活を送ったのは1935~39年、
その後マキシモヴィッチと再婚し1945年頃分娩中に死亡。
**マキシモヴィッチ
元陸軍大佐でパリのタクシー運転手。
ヴァレリアの再婚相手。
タクシー運転手に引っ掛けてハンバートから
『タクソヴィッチ』とあだ名をつけられる。
**モニーク
ニンフェットの面影を残す若い娼婦。
**マクー
ラムズデイルの住人。
マクー氏はハンバートの叔父の会社の元社員のいとこにあたる。
ハンバートに部屋を貸すことを申し出るが
直前になって部屋は家ごと全焼してしまう。(脚本版によると落雷で)
シャーロットはマクー夫人の友人。
マクー家の娘、ギニー(ヴァージニア)・マクーはロリータと同年代の知り合いで
びっこの小児麻痺。
マクー氏の兄はラムズデイル・ジャーナル誌の記者。
**ルイーズ
ヘイズ家で働く黒人女中。
**オーブリー・マクフェイト
一連の出来事を惹き起こした『運命の悪魔』に
ハンバートが名づけた名前。ハンバートの詩に
『根性曲がりのマクフェイト』というフレーズで登場する。
ラムズデイル学校のドロレスの
クラス名簿に乗っている名前でもある。
**メアリローズ・ハミルトン
ラムズデイル時代のドロレスの友達。色黒の美少女。
**ミス・ファーレン
1944年夏にアパラチア山脈の農家で
ロリータの家庭教師をしていたことがあるオールド・ミス。
名はユーフィミア。ハンバートのラムズデイル来訪時、
ヘイズ家に住んで雑役をこなすはずだったが
ジョージア州で腰骨を折り、ハンバートとシャーロットの結婚後
間もなく死亡。妹はセント何某で教鞭をとる教師。
**チャット・フィールド夫妻
ヘイズ家と親交のふかい夫妻。
娘の名はフィリス。
**アイヴァ・キルティ
ヘイズ家の近所に住む歯医者。
劇作家キルティの叔父。
**クレア・キルティ
劇作家。シャーロットやドロレスとは旧知。
ビアズリー女学校で演じられた
舞台劇『魅せられた狩人たち』の脚本をかいた。
酒や麻薬におぼれ、非道徳的な生活をおくる。
ドロレスを私有の観光牧場に招待したことがきっかけで、
ハンバートの逆恨みを買い、射殺される。
アワーグラス湖に行った際、ジーン・ファーローが話そうとした
アイヴァの甥とは彼のこと。
**シャーリー・ホームズ
Qキャンプ場の団長。
キャンプ関係の著書をもつ。
**チャーリー少年
シャーリー・ホームズの息子。
Qキャンプ近くの湖でドロレスや
他の少女らと性交したり、コンドームを拾い集めるのが趣味だったりと
精力にとんだ少年。数年後に朝鮮で戦死。
**マリオンとメイベル
ヘイズ家の近所に住む少女二人。
ラムズデイル学校のドロレスのクラス名簿にも
二人の名は記載されている。
**レスリー・トムスン
ヘイズ家の向かいの家の下男。黒人。
**屑鉄商の犬
ラムズデイルの屑鉄商の家にいる
車が走ってくると嬉しそうに吠えかかる困った犬。
**ジョン・ファーロー
ヘイズ夫人と交際のふかいファーロー夫妻の夫の方。
パーキントンに運動具の店をもっている。
ハンバートに拳銃の撃ち方を教えた。パートタイムの弁護士。
シャーロットの死後、わずかばかりの遺産を管理していた。
ジーン死後にスペイン人女性と再婚。
**ジーン・ファーロー
ファーロー夫妻の妻の方。
夫のジョンとは実のいとこにあたる。
背が高く、活動的。風景画や肖像画を描くのが趣味。
33歳の時に癌で死亡した。姪の名はロザリン・ホネック。
**故ハロルド・ヘイズ
シャーロットの元夫。ドロレスの父親。
ハンバートが使用することとなるコルト拳銃の元所有者。
**バイロン医師
ラムズデイルの医者。ハンバートに睡眠薬を処方していた。
**フレデリック・ビール・ジュニア
パッカード(アメリカ車)を運転し、運悪くシャーロットをひき殺す。
老いた父親がいる。
**ブランツ・シュヴァルツマン博士
医学博士。逮捕後のハンバートの精神鑑定を行う。
**ジョン・レイ・ジュニア
哲学博士。はしがきに登場。
作中で『ロリータ』の編者ということになっている。
**タルボット
ラムズデイルに住む名士。
娘のエリザベスはドロレスを誘ってチャーリー少年と関係した。
**ロシア人男爵
ハンバートが北カロライナ州ポプラ・コーブで出会った
貸モーターボートの運転手。
マキシモヴィッチやヴァレリアに縁のある人物らしい。
**ガストン・ゴダン
ビアズリーに住む少年愛傾向のある老学者。
ハンバートとは旧知の仲で、
ハンバートをビアズリーに招き入れ仕事と貸し家を紹介した。
アメリカ生活を軽蔑するフランス人。ギュスターヴとも呼ぶ。
**プラット女史
ビアズリー女学校の校長。
フロイト信奉者。
**ミス・レスター、ミス・フェビアン
ビアズリーに住む二人の英語教師。
**ミセス・ホリガン
ビアズリー時代の雑役婦兼コック。
**エヴァ・ローゼン
ビアズリー女学校の生徒。
億万長者の叔父をもつフランスからの難民。
**モナ・ダール
ビアズリー女学校の生徒。
冷淡で早熟な少女。
**ミス・フェントン・レボーン
ビアズリーに住む、詮索好きなオールド・ミス。
ハンバートのつけたあだ名は『ミス・イースト』
**カスビームの床屋
三十年前に死んだ野球選手の息子の話を自慢気にする老人。
**トラップ探偵
狂気じみた旅の道のりにあらわれた謎の人物。
次々と車を乗り換え、名前を変え、執拗にハンバートを追跡した。
**ギュスターブ・トラップ
スイスに住むハンバートのいとこ。
人の良い大食漢。
**メアリ・ロア
でん部の発達したエルフィンストン病院の看護婦。
ハンバートとあからさまに敵対する。
バスク人の子孫で父親のジョゼフ・ロアは羊飼い。姉の名はアン。
**フランク
エルフィンストン病院で働く大男。
戦争で負傷し、全身モザイクのように傷だらけ。
手の甲に女の裸体の刺青が彫ってある。
**ブルー博士
エルフィンストン病院の医師。
評判ほど学識は高くないとのハンバート評。
**リタ
身持ちがだらしなく行動はとりとめないが気の良い女性。
兄は著名な政治家でリタは金銭的援助をうけている。
ドロレス失踪後の2年間をハンバートと旅して暮らす。
**リチャード・F・シラー
ドロレスの夫。耳の遠い退役軍人の若者。
愛称はディック。
**ビル
ディックの家の隣人。
戦争で片腕をなくしている。
**ジャック・ウィンドミュラー
ジョン・ファーローの知人でラムズデイルの弁護士。
ファーローに代わってシャーロットの遺産などを管理した。
はしがきの人物に作中人物のその後を伝えたのもこの人。
**クラレンス・チョート・クラーク
コロンビア特別区裁判所判事。
キルティ殺害で逮捕されたハンバートの弁護士。
作中で述懐するハンバートが
「クラレンス」と呼びかけるシーンがある。
『ロリータ』は裁判の資料として使われる予定だったのだろう…。
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