楽園派

直接的戦闘能力に乏しい魔法少女達が寄り集まり、専守防衛を目的としたいわゆるハト派の氏族
統括するエルダー・ウィッチ苗時 静

生活共同体としての役割を全面に推し出した氏族でもあり、
常に命を危険に晒す日常生活から逃げて、楽園派の所有する活動拠点で暮らす少女達も多い。
拠点は所属する魔法少女達の魔法によって装飾され、そこに暮らす者達から『楽園』と呼ばれている。
楽園派という派閥名はここに由来している。

その総戦力は、拠点防衛に限るならばタカ派魔法少女を撃退できる程度。
つまり命を維持する以上のメリットの見込めない氏族であり、争奪戦を投げた魔法少女の駆け込み寺状態となっている。
まだ幼かったり、まともに戦える魔法じゃなかったりで致死率の高い新米魔法少女の保護機構としての機能もある。

数ある氏族の中でも『戦いを避け』『魔法核と生命の死守に務める』ために形成された異端の氏族であり、
規模が拡大すればその地域での魔法核の流通を停滞させる、つまり魔法少女の存在意義を侵すおそれすらある。
そのため、争奪戦を運営する悪魔から強く排斥を受けるであろうことを苗時は予測し、また危惧している。
最終更新:2012年10月19日 21:49