各スレの簡単な紹介

+ 第一期
世界は混沌としていた。

昨日よりも今日は暗く

今日より明日は尚暗い

人々は日々に絶望を抱きながら

只、惰性で日常をすごしていた

道行く同胞の亡骸を一顧だにせず

誰もが生きる為に必死な世界――――


不老の呪いを受け旅をする青年・ページは森の中で少女・ミアと盗賊・シモンに出会う。
何者かから逃げ続ける彼女たちと共に森を駆け抜けるうち、宗教結社『深淵の月』の狂妄なる陰謀を目のあたりにすることになる。
命からがら近隣有数の結界都市ヴァフティアにたどり着いた彼らは、人形師レノや破戒僧ディーバダッダの導く
『七年前』の過去、『ゲート争奪戦』から続く遺恨に再び翻弄されるのであった……


シリアス系ファンタジースレの金字塔。深大なシナリオ、緻密な世界観、重厚な人間ドラマが魅力。
『魔』に支配され、さりとて『魔』なくしては生きられない人々の脆弱で強靭な抗いの物語を描く。
師匠ガチムチ従士フィオナなど四天王や五傑の有名株を輩出したスレとしても有名で、のちのTRPGに大きな影響を与えた。

+ 第二期
人の思惑は大きな『潮流』となり、それが交わる時……『奔流』となって陰謀の大河となる。
その大きな『渦』は周囲を翻弄し飲み込んでいく!

その真相を知る為に人々は渦の『中心』を目指し、或いは引き込まれていく。
しかし渦は『中心』に近づくほど・・・苛烈に渦巻き、『深淵』へと加速していくのだ――!


ヴィフティアの南方。
帝国横断鉄道の南端鉄道都市【メトロサウス】――

水瓶に垂らした一滴のミルクが如き朝靄を切り裂き!
推進の魔力が散らす紫電を纏った『魔導列車』が到着した!

衝角の傷やヘコミは『大陸』を走破する力の象徴!
そして『都市』は人々が交錯する出発と到着の広場!!

折り返し『帝都』へ向かう魔導列車は大渦を切り裂く刃か、深淵へと引き摺り込む運命の糸か?
物語を紡ぐ旅人達は未だそれを知らない……!


都市一つをまるごと巻き込んだ降魔計画『ヴァフティア事変』を生き残った従士、レクストはこの件を報告し
『深淵の月』そのものに切り込まんと従士隊の本拠がある帝都エストアリアを目指す。同行者は聖騎士のフィオナ、ハンターのハスタ。
道中魔物の襲撃に遭いながらもたどり着いた帝都で、レクストは自分が更なる陰謀に巻き込まれているのを知ることとなる。
上位存在・魔族。その頭目ルキフェルの暗躍や、見え隠れする『地獄侵攻計画』の断片。地下に棲む人ならざる者たちの影。
都市そのものを一晩で滅消し去る魔導兵器『自壊円環』。憧れだったとある従士の死と、それに関わる妄執の螺旋。
そして彼自身に根ざす『七年前』の遺恨と因縁とが、糾える縄の如く重なり連なりあっていく……。


第一期の伏線、シナリオを引き継ぎ国家全体を巻き込む壮大な抗いを描いた第二期。
メインシナリオに従士、狂言回しにガチムチを据えた磐石体制で世界観は一気に広がった。
強大な力に翻弄され続けた一期に比べると人類の強かさをテーマに据えており、虐げられてきた者たちの『反撃』を力強く描いている。
伝説の武器や最強の英雄がいなくても、人類は魔族なんかに負けないという『王道の否定』を王道に乗せて打ち出した意欲作。
ラスボスを倒した武器が交通インフラを改造した兵器という異色ぶりを違和感なく落とし込むPL達の連携に注目。

+ 第一期
世界観:変身ヒーロー、異能者が街で悪を裁いたり逆に悪となったり…そんな話。
舞台:架空の大都市

時は現代、所は日本の架空都市……
この国は今、異能者・超能力者・超科学の力の坩堝と化していた!
降って湧いた異能を思うがままに振るう犯罪者、ヴィラン。ヴィランに鉄槌を下し平和を守る異能者狩りの異能者、ヒーロー。
麗源新貴はヒーローを名乗りながら今ひとつ正義へ踏み出せないコンプレックスを持つニート。
真性道程はヴィランを名乗りながら今ひとつ犯罪へ踏み出せないコンプレックスを持つ無職。
己の在り方に疑問を持つ彼らは、とある金持ちのパーティ会場に展示されているという宝石・ブラックダイヤを巡って共同戦線を組む。
一癖も二癖もある異能者達を軸にした暴力と能力の渦中、正義と悪の一晩限りの狂騒劇は今夜も幕を上げる――――!


異能者達のひたすら痛快な能力バトルを軽快なテンポで転がす序盤と、レイゲンや道程の存在で物語の主軸が見えてきた中盤から。
三浦のデビュースレでもあり、魅力的なキャラクター達が右往左往するシナリオとして評価が高い。
コクハさんが大暴れしたスレでもある
+ 第二期
8 名前:真性 ◆8SWM8niap6 [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 04:46:06 0
ここで唐突に前回までのあらすじッ!!
スティール邸から無事ブラックダイヤモンドを盗み出し逃げおおせた俺こと真性道程は引き篭っていたッ!
あれから数日が経過したが依然黒ゴスからの連絡はなくッ!ダイヤが降ったあの日から街の治安が異常に悪化したので
おうちで大人しくしていた方が得策という結論に至ったのだったッ!!どうなる俺!どうすんの俺!?


引き篭っていた真性道程の元に彼の師匠・黒ゴスから新たなご下命が届いた。
スティール邸にて捕縛されたヴィランを救出すべく異能者収容施設『矯正所』に乗り込む真性達。
意気込む彼らに声をかけたのは、レギン・マサイドと名乗る巨大な老人だった……。


目的なくバトルを繰り返していた第一期とは打って変わって『矯正所』を舞台にした攻城戦と救出劇の第二期。
ヌルい遠足程度のシナリオかと思いきや、ガチャピンことレギンの策略により衝撃に次ぐ衝撃の展開!
激アツのラストバトルとその決着、そして前代未聞のエンディングは必見!
+ 第三期
『悪い』とは何ぞや?
という問いに対して、多くの人々は『ただしくないこと』と答えるだろう。
法や倫理や道徳があって、そこから逸脱した者が悪者。ヴィラン。アウトロー。
それはすなわち『正義の敵』。物語の中の悪役は、得てしてヒーローの怒りを買って滅ぼされる。
おどろいたことに『悪』という概念は受動的だ。その存在の大前提に『正義』からの離反があり逸脱がある。
対して正義もまた悪に対して受身だ。存在しないヴィランを殴りにいくヒーローなんか存在しない。
振り上げた正義という名の拳を打ち下ろす悪がなければ、そもそもの存在意義が瓦解してしまう。
結局正義を名乗る者は、『目の前の敵が悪だ』という理論で武装しなければ何も立ちいかなくなってしまうのだ。
じゃあ『悪にとっての敵』ってなんだ?
『自分と対立する存在』が『悪』ならば、一体物語の悪役は何に滅ぼされるというのだろうか。


矯正所の事件で投獄された真性道程。事件の傷痕は未だ癒えず鬱々とした毎日を繰り返す彼の元に一人の男が訪ねてくる。
彼の名乗った所属組織は革命結社『フラタニティ』。アウトローの間で伝説にまでなった真性のネームバリューを求めての勧誘だった。
脱獄しフラタニティに参入した真性は、展覧会襲撃やメタルボーガー強奪を経て、地元高校をテロリストとして占拠する暴挙に出る……!


大量の新規参入者を迎えて始まった第三期。『正義』と『悪』の根源に迫るテーマでヒーローとヴィランの決着に動く。
しかしながらたくさんいた新規はほぼ全員がFOし、最終的に童貞とミドリマの殴り合い大舌戦という流れに。
お互い中の人の意地が見え隠れする一歩も引かない論戦ののち、ミドリマが一方的に説教して退場。
女子高生にビンタされて叱られる無職という意味不明な状況のままクライマックスへ移行し、色々消化不良のまま終了した。

+ 第一期
舞台は近未来日本、某県に存在する巨大学園都市『千夜万夜』。
4桁にのぼると言われる数多の部活動・クラブの中でも、特に異彩を放つクラブがあった。
その名も恋愛倶楽部。
一般生徒が有料登録すると、運営部が条件に見合った似合いの相手を斡旋したり、
片思いの成就に向けての相談や裏工作、成就後も恋人の浮気調査や裏工作、イベントや裏工作、裏工作、
その他様々な方法や裏工作で思春期の恋愛ライフを応援するクラブである。
人気は非常に高く、登録数を部員と考えれば学園最大規模を誇っていた。
しかし反面、影では様々な黒い噂が付き纏っている。
果たして主人公達は、運営部の黒い罠に嵌まらず、無事に楽しい恋愛青春ライフを送ることができるのだろうか?


なな板TRPGでは非常に珍しい『恋愛』を主題にしたスレである。
巨大学園都市・千夜万夜にて繰り広げられる恋愛模様……のはずが、一体どういう迷走をしたらこうなるのか
異形のモンスターとバトルスレになって自然消滅した。各PLの相手を全てGMが背負いこんでいた為に負担が増大したのである。
恋愛がテーマだが、登場人物には『超能力』を設定する項目があり、テンプレの時点で迷走は始まっていたのかもしれない。
従士が参加したスレでもあり、御前等のプロトタイプのようなキャラが大活躍している。
また、舞台装置の各所になな板TRPG関連の用語をパロった名前がつけられており(喫茶ダクヒナなど)、一瞬だけ話題になった。
GMが参加者を捌ききれなかったのもあるが、やはりTRPGで純粋に恋愛をやるのは厳しいという事実を再確認するに至るスレとなった。

+ 第一期
いきなりで申し訳ありませんが…あなたは『空戦少女』をご存知ですか?
おや、その様子だとあまり詳しくなさそうですね?

もし、よろしければこの場で簡単な説明を・・・

空戦少女とは、人工知能を搭載したアンドロイドの総じて…
え?何故?そこに「少女」が付くかですって?
いやぁ~なんといいますか、不思議なことに女性型のアンドロイドの数が他より圧倒的に多く存在しているため
『少女』とついた逸話が…と、おっと話がずれました。
そして、そのアンドロイド同士を戦わせる事が新しいスポーツの形として世界中の注目を集めているんだとか

そうそう!そういえば、こんな逸話がありましてね。
とある中小企業が自社の宣伝のために空戦少女の大会に参加しましてね。
惜しくも優勝には届きませんでしたが、その高い技術を世界中に知らしめたことにより
その日を境に、ただの中小企業がたった数年で大企業になったそうな。
この話を聞いた他の企業はそれに続かんと巨額を投じて、次々と参入していったようで
そして、今!「空戦少女」は最高のエンターテイメントへと進化を成し遂げたのです!!!

今や最高の名誉と化した「空戦少女リーグ」の制覇、各企業、いや、空戦少女達は日夜戦いを繰り広げているのです!!!

…おっと熱く語っていたら、もうこんな時間か、さてさて、次のゲームは…おぉこれは面白くなりそうだ。

それでは、空戦少女…レディ…GO!!!

ロボット×ドックファイトTRPG

   空 戦 少 女 


戦争が終わり、空は平和になった。
やがて人々は、軍事性を排除した『空戦』をスポーツとして楽しむようになり、戦闘機に代わって空を舞うのは少女型のアンドロイド達。
アスリート兼アイドルとして空を彩る彼女たちを、いつしか人は『空戦少女』と呼んだ――
日本の空戦事業者・『空戦公社』の空戦少女である扶桑は、カッコ良くあろうと拘るあまり戦績が伸び悩んでいた。
彼女たちはアンドロイドだが、意思はある。そして夢もある。さらに言えば、それ以前に――利益を生まねばならない立場があった。
理想と義理との板挟みに悩み、手探りで空を進む彼女は、ある日の『空戦』でとある空戦少女に出会う。
『勝つこと』に命を懸けるライバル達としのぎを削りあううち、扶桑の心にも熱く滾る『戦意』が目覚め始めるのだった――!

なんちゃって超科学・なんちゃってミリタリーというコンセプトのもと開始されたスレ。
肥溜めでの執拗な宣伝によって話題を得たが、GMの無神経な言動と無責任な同僚の放置によってみるみる失速した。
ストパン大好きな従士が参戦し、ヒロイックテラーによって主導権を得てからは若干立て直したが震災によって同僚が全滅し終了。
題材もシナリオも決して悪いものではなかったのにもかかわらず、ひたすらGMと、運に恵まれないスレであった。


最終更新:2011年10月14日 00:01