1 名前:語り手妖精 ◇6nXELe5RK6代理 [] 投稿日:2010/02/26(金) 01:50:19 0
遥か古……光と闇と境界から成る平和な世界があった。

しかしある時、境界は滅び、光と闇は争い続ける運命を背負った。

悠久の時を超え、迫りくる境界再誕の時。再び手を取り合った光と闇。

その先にあるのは、絶望か、希望か――

―― 一緒に冒険しよう! ライトファンタジーTRPGスレ5 ――

詳細はこちらを参照してください。
まとめウィキ「ぼうけんのしょ〜Light Fantasy@ウィキ」
http://www36.atwiki.jp/lightfantasy/pages/1.html

専用掲示板(避難所などがあります)
http://www1.atchs.jp/lightfantasy/

なな板TRP系スレまとめサイト「千夜万夜 」
PC:http://verger.sakura.ne.jp/
携帯:http://verger.sakura.ne.jp/top/top.htm

2 名前:名無しになりきれ [] 投稿日:2010/02/26(金) 01:56:34 0
うんこ

3 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/02/26(金) 10:40:27 0
【江戸城】
「よくぞコノハナを江戸城に連れてきてくれた黒龍丸よ。
ではコノハナの身柄をこちらに引き渡すが良い。」
江戸城では帰ってきた黒龍丸をデウス自身が出迎えました。
相変わらずの黒マントと仮面で、その真の姿を伺い知ることはできません。
ちなみにデウスからすればコノハナが江戸城に居ることが重要なのです。
なのでコノハナが江戸城から出なければ何も気にしません。
黒龍丸はデウスにコノハナを渡しても良いし、渡さないのも自由だ。

急に城の外が一瞬暗くなりましたが、すぐに激しく光りだしました。
ルーミアの暗闇が到着したものの、江戸城の周りの結界に阻まれたのです。
「勇者を自称する愚か者たちの無駄な抵抗か。
境界を捨て、白でもなく黒でもなく灰色となった者たちに用も未来もない。
黒龍丸よ。お前に今は京都にいる勇者たちの始末を命じる。
我らの新たな秩序と境界のために、光も闇も消さねばならぬのだ。
境界を乗り越えた光と闇は、混乱と混沌しか産み出さぬのだから。」

デウスは用は済んだとばかりに、その場を立ち去ろうとします。
渡していればコノハナ陛下も連れて行くでしょう。
混沌も慣れると悪くはないと思いますけどね。

4 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/02/27(土) 00:23:23 0
>ttp://changi.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1252210785/367
>「うッ!」
「こんな時に餅食うから!」
>「よいしょ・・・あれあれ。体が思ったように動きませんね。」
これは……乗っ取った体との連結がうまくいかなくなったとか……?
フラポリーちゃんはあっという間に担架で運び出され、タイミングを見計らったようにターバン男が現れた。

「どうもどうも、はじめまして。自称勇者一行です。各地で人助けをしながら旅してます。
デウスをバラバラにできるチェーンソーがもしあったら欲しいですなーんてハハハ」
訳すと「正義の名の元に邪魔する者をなぎ倒していく人外魔境の武装集団です。
ここ日剣でも甚大な被害を出しました。よろしく」

>「あれ、実は江戸城にいるデウスの仕業ですねん。」
謎の球体の証言と一致した! 予知夢は本当のようだ。

>「そこでどうでっしゃろ。わいを江戸城への道案内に雇ってもらえまへんやろか。
魔法も使えるから旅の邪魔にはなりまへんで!
お代は安く勉強させてもらいますさかいに!」
「分かった、一緒に冒険しよう!」
この台詞、ご近所トラブルを解決していた頃は牧歌的だったが今ではすっかり恐ろしい意味になってしまった。

「では江戸に急行します。
フラポリーちゃんには後で迎えに来ると伝えておいてください」
と御所の者に伝えて秘空艇に乗り込む。

5 名前:乱堂 武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/02/28(日) 01:09:08 0
【京都】
>「武様ーッ!弁慶様一休様ッ!
それからついでに光の勇者御一行の皆様!
大変でございます!
コノハナ陛下がひび割れた仮面の女に連れ去られてしまいました!」
「なに!?」
「それは真か?だとしたら大変な事になるぞ!」
>「さらに江戸城から書簡が届いております!これを!」
手紙を差し出され、一休、弁慶ご両人はその内容を食い入るように見る。
>「いかが致しましょう武様ーッ!弁慶様一休様ッ!
それからついでに光の勇者御一行の皆様ーッ!」
「落ち着くでござるよ、もちろん助けに行くに決まってるでござるよ」
ご両人も同意見らしく、二人同時にこの言葉にうなずいていた。

>「うッ!」
突然倒れたどうやら餅を喉に詰まらせたらしい
>「おい誰か超医者連れてこい」
>「治療室に運ぶぞな!担架持って来いな!」
運ばれてしまった。

そのタイミングに見計らったのか偶然なのか、奇妙な物を頭に巻いている男が現れる。
>「なんやえらいことになっとりますなあ。」
>「わいはイース・アクバルちゅう商人ですわ。
燃える水売らせてもらって、日剣でもぎょうさんもうけさせてもらっとります。
あんさんらも何ぞ必要なもんあったら、わいに言うとくんなはれ。
よろしゅう頼んまっさ。」
独特の訛りだが、言っている事は理解できる
「拙者は乱堂 武でござるよ、よろしくでござる」

>「実はわい、予知夢が見れましてな。
今回の騒ぎもそれで前から知っていたんですわ。
どえらい揺れがあって日剣が浮きましたやろ?
あれ、実は江戸城にいるデウスの仕業ですねん。
神隠しに会った天皇さんの居場所はわかりまへんけど、江戸城行けばなんぞわかるかもしれまへんで。
そこでどうでっしゃろ。わいを江戸城への道案内に雇ってもらえまへんやろか。
魔法も使えるから旅の邪魔にはなりまへんで!
お代は安く勉強させてもらいますさかいに!」
テイルは了承したので自分にも異論はなく、むしろ歓迎した。

「さてと…これからおもしろくなってきやがったな」
少し興奮して明王様が出てきてしまったが、本人は気づいておらず
そのまま飛行艇に入っていった。

6 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/02/28(日) 04:14:37 0
>>3
「いやデウスよ、奴等は勇者ではあるだろう。残念ながら、決して英雄にはなれないが」
黒竜丸は皮肉めいた口調でそう言った。
そして、部下に攫わせたコノハナ陛下の身柄を、デウスへと引き渡した。
「その女は其処へ置いていくが、お前には、まだ必要なものがあるのではないかな?
 完全になりたいのだろう?
 ……まあ良い、まずは目先の問題、勇者達を処理しよう。」
黒竜丸は邪悪な含み笑みを浮かべ、その場から姿を消した。
こちらもまた、デウスと同じく真意の読めないヤツだ。
だが、黒竜丸が自らの邪悪な野望を実現する機会を常に伺っていることだけは明白だ。
彼らは互いに気を許してはいないのである。

7 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/02/28(日) 23:58:35 0
>5
>「さてと…これからおもしろくなってきやがったな」
不動明王様が出ている。
「ありがたやありがたや」
タケル君の後ろ姿に向かって密かに拝む。
なにがありがたいかって、難しい事は良く分からないけどとにかく強いからそれだけでもありがたいのだ。

移動中、場は自然とデウス攻略方法についての作戦会議となる。
「デウスって一体何なんだ。
妖烏によればソフィア過激派の偉い人はエドとか妖烏でしょ? それよりさらに上の奴なのかな?
それとも一枚岩と見せかけて微妙に牽制しあってる2トップ体制とか……?」
「日剣人は餅が好きだと聞いています。でかい臼の略でデウスではないでしょうか」
エメロちゃんが大真面目にボケた。
「なるほど、喉を詰まらせる危険を冒してでも食べるぐらいだからなあ。
餅は日剣人にとって命の食べ物だとしたら、巨大な臼の化身が崇拝対象になっても不思議は」
「ンなわけないだろ!!」
レオ君のツッコミが炸裂する。
「むしろデコ薄いの略じゃない?」
と、メルちゃん。
「なるほど、カッパハゲもハゲだったし本人もハゲかも」
「ああもう! 何かの略にしなくていいから!」

これでは話が進展しないのでテュポーンの鞘(の中のソフィアの秘宝)にインタビューを開始する。
「お忙しい所失礼します。デウスについて何か知っていますか?」
〈直接的なことは分かりません。ただ……〉
「ただ?」
〈貴方達が来る前、得体の知れない人物が私の元を訪れ、自分の元に来るよう誘ったのです。
私はそれを拒みました。
その者は一見ソフィアの意思に沿っているようで全く違うように私には思えたからです。
なんというかうまく説明できないのですが……。
私が思う境界とは暁と黄昏。異なる物同士の間にあって、両者を繋ぐもの。
場合によってどちらにも属することのできる曖昧な領域。秩序を形作りながら、それ自身混沌を内包するもの。
あの者から感じたのは……超える事を決して許されない無慈悲な断裂。
一切の曖昧さを許さない隔絶。境界というより深淵のような感じがしました……〉
「なるほど、分かったような分からないような……。そいつはどんな格好をしてたの?」
〈仮面に黒マントのいかにも怪しい格好をしていました〉
メル「そいつだ、そいつに決まってる! 仮面はおでこハゲを隠すためだ!」
レオ「まだそのネタ引っ張ってたんかい!」

8 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/03/03(水) 21:56:28 0
>>4
「ほんまでっか!?おおきに!」
許可がでたので喜ぶイースは、手持ちの袋からチェーンソーを取り出します。
「ほなお礼に、昔 かみ をバラバラにしたチェーンソーを差し上げまひょ。
最近の魔物は堅くて切れへん奴も多いさかい、気をつけておくんなはれ。」
それでも強力な武器には違いないですけどね。
誰が装備するかは勇者たちの自由ですよ。

>>7
>「さてと…これからおもしろくなってきやがったな」
「ほんまにありがたいお姿ですなあ。生き神様ですわ。」
テイルに並んで明王を拝んでいるイースでした。
不動明王なんですから生き神ですよね。

>>9
「いやいや、ほんまにそうかもしれまへんで。
なにしろわいの見た夢のデウスも、黒マントに仮面で、
頭がつるつるで髪は見えんかったでっからなあ。
これはデコ薄いの略でデウスになったで決まりでっせ!」
デウスの正体について語り合っていたイースは、外に見えるフジヤマに気づきます。

「もうすぐ江戸城でんな。
江戸城は回りにバリアが張られてるさかいに、空からは入れまへん。
せやけど、わいの秘策ですぐに城の中に入れますわ。
ほなみなさん好きな服に着替えとくんなはれ!」
イースは持っていた袋から奇妙な服を次々と取り出して、床に起きます。
「なんでも江戸城では、普通の侍のために娯楽用の芸人を集めとるらしいんですわ。
今の江戸城には腕の立つ忍者もおらんし、わいらも芸人の振りしてればすぐ城に入れまっせ。
ほな、はよう着替えてデウスのデコでも拝みに行きまひょか!」
見事な作戦だがどこか>>6おかしい気がします。

9 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/03/03(水) 21:58:50 0
とにかく江戸城についた勇者ご一行は、門の衛兵をどうにかしなくてはなりません。
「そこの者止まれ!江戸城に何のようだ!」
まじめだけが取り柄だが家に帰れば子煩悩の良い父親風衛兵が、勇者ご一行の前に現れました。

10 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/04(木) 22:05:40 0
デウスのもとから立ち去った黒竜丸は、部下が集めてきた情報を整理していた。
「ほほう、やはりあの情報はまことであったか。
 ミルゴの奴め、旅芸人に身をやつして隠れたつもりとはな」
「既に居所も掴めておりまする。如何いたしましょう」
下忍の働きを褒めている黒竜丸ではあったが、口は笑っていても目が笑っていない。
「よし、引き続きヤツの監視を続けよ。俺は別の仕事にとりかかる。
 ミルゴはわれわれの計画の鍵ゆえ、丁重に扱え。
 望月の欠けたることもなしと思へば」
「御意!」
黒竜丸は、影に溶けるようにして消え失せた。
下忍もまた、音もなくその場を立ち去った。

>>8
さて早速だが、光の勇者達は命を狙われている。
隠密と変装は、あの黒竜丸が持つ最も恐るべき武器のうちの一つである。
黒竜丸を知る者は、いかなる時でも奇襲と盗聴を恐れる。
彼は完全に神出鬼没であり、近しい隣人にも、予想外のオブジェクトにも、自在に、そしてわずかな時間で模倣する。
当然、この子煩悩の良い父親風衛兵ですら、黒竜丸である可能性は否定できない。
また、これ見よがしに門の近くに建っている神仏や龍の像にも、彼が潜んでいる可能性がある。
気をつけろ!奴はすぐ近くに居るぞ!

11 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/03/04(木) 22:13:25 0
>>360
>「大きな椅子に座った美味しそうな女の子です。」
それに大きいと来れば、脂肪のたっぷりついている人間と相場が決まってます。
ほっそりとした美人体系を想像していただけにがっくりと肩を落としました。
食べても脂っこいばかりで肉などないに決まってます。

>「日剣の王様みたいな人だよ」
「コノハナは天皇なのか」
この国で王様といえば天皇しかいません。

>>8
ルーミアはすでに武器を持ってます。
しかし、その武器は頭についているリボンをほどき、本来の姿を取り戻さないと使えません。
「その武器は私がもらおう」
使い物になるかわかりませんが、チェーンソーをもらうことにしました。

>>9
しばらくすると、江戸城の前につきました。
衛兵は何かを言ってます。
どうも通す気はないようなので、その衛兵の周りだけ暗闇で覆い、錯乱しているすきにとおることにしました。

12 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/03/04(木) 23:32:04 0
>8-11
>「ほなお礼に、昔 かみ をバラバラにしたチェーンソーを差し上げまひょ。
最近の魔物は堅くて切れへん奴も多いさかい、気をつけておくんなはれ。」
かみを バラバラにしたチェーンソー を 手に入れた!
>「その武器は私がもらおう」
「良かったね、ルーミアさん!」

イースさんが面白い服を次々と出してくれる。
>「なんでも江戸城では、普通の侍のために娯楽用の芸人を集めとるらしいんですわ。
今の江戸城には腕の立つ忍者もおらんし、わいらも芸人の振りしてればすぐ城に入れまっせ。
ほな、はよう着替えてデウスのデコでも拝みに行きまひょか!」
「へえ〜、日剣はお笑いブームなんだね。
じゃあさ、勇者(笑)にありがちなことをネタにした勇者(笑)芸人でいこうよ!
まさか勇者が勇者(笑)芸人に変装してくるとは誰も思わないでしょ」
人間心理の隙をついた見事な作戦である。

変装用の服の中には、どう見てもステテコパンツにしか見えない帽子や
どう見てもお鍋の蓋にしか見えない盾という定番の他に
白い猫のようで頭に赤いボンボンがついた可愛い動物の着ぐるみや
兜をかぶっている可愛い猫の着ぐるみや
愛という字がでかでかとくっついている兜などがあった。
レオ「これはセーブポイントにいるといわれる幻獣の着ぐるみか……!」
エメロ「何何? 彦根城のマスコットひこにゃん?」
メル「こっちは愛の兜……被っただけで凄まじいオーラによって相手を圧倒する!」

完全なる芸人の姿になって江戸城に行くと、案の定衛兵に呼びとめられた。
ちなみにボクは、定番どころのステテコパンツのような帽子をかぶってみた。
>「そこの者止まれ!江戸城に何のようだ!」
こんな時に備えてネタを練り上げたので慌てる必要はない。
「この度江戸城に雇われる事になった勇者(笑)芸人です。 
早速ですがショーートコント!“通せんぼ”!」
これは、人が一人しか通れないせまい場所に人が佇んでいて通れなくて困っている勇者御一行(笑)を表現したネタである。
まずはイースさんを通せんぼしている街の人に見立ててボケる。
「あー、あっちに行きたいんだけど通れないよ〜。あの人のいてくれないかなー。
そうだ、水鉄砲を当ててみたら飛び退くかもしれない!」
この次にツッコミ担当の人が「素直にのいてくださいって言え!」という手順になっている。
が、衛兵は暗闇に包まれた! せっかくの完璧なるネタの最中になんてことだ!

13 名前:乱堂 武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/03/06(土) 01:54:51 0
>「ありがたやありがたや」
>「ほんまにありがたいお姿ですなあ。生き神様ですわ。」
そんな近くで祈られている事には気づいてすらいなかった不動明王でした。

江戸城まであと少しというところで急に服を取り出す。
>「なんでも江戸城では、普通の侍のために娯楽用の芸人を集めとるらしいんですわ。
今の江戸城には腕の立つ忍者もおらんし、わいらも芸人の振りしてればすぐ城に入れまっせ。
ほな、はよう着替えてデウスのデコでも拝みに行きまひょか!」
「ちょっと待て欲しいでござる忍者がいないという情報はどっから得たので
 ござろうか?」
いないと言いきるので、そこらへんが気になった。
彼を信用していないわけではなく、なにを持ってそれを言うのかが
気になった

それでいざ着いて見ると一人の兵士に呼びかけられる
>「そこの者止まれ!江戸城に何のようだ!」
>「この度江戸城に雇われる事になった勇者(笑)芸人です。 
早速ですがショーートコント!“通せんぼ”!」
となにやら芸をやっていたが、突然衛兵は暗闇包まれた
これは不味い、敵の襲撃と勘違いされては都合が悪い。
そしてどうしようかと迷っているうちにルーミアが通って行ってしまう
「彼女の仕業か…それにしても厄介な事になったな」
だが、これで道が開けたのも事実なので
とりあえずその後を付いて行くことに決めた。



14 名前:トリッシュ ◆.H4UqpaW3Y [sage] 投稿日:2010/03/06(土) 15:38:38 O
神威「いかん!そいつから離れろ!」

15 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/03/06(土) 16:33:44 0
        *'``・* 。
        |     `*。
       ,。∩      *    14の名前欄が見えなくな〜れ
      + (´・ω・`) *。+゚
      `*。 ヽ、  つ *゚*
       `・+。*・' ゚⊃ +゚
       ☆   ∪~ 。*゚
        `・+。*・ ゚

16 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/03/07(日) 17:16:54 O
>>13
「そら、わいの予知夢に決まってますがな。
それに最近は日剣もずっと平和で、今の将軍さんも阿呆でしたやろ?
「最近の忍群はだらしない」と、若年寄りの人が怒ってはりましたわ。」
イースは武の質問にそう答えました。
ちなみに若年寄りとは役職のことです。

>>11>>12
「おのれ曲者!でやああああああ!!」
テイルのギャグに興味津々だった門番は、急に暗闇に包まれて敵襲と勘違いしました。
前が見えないまま刀を抜いて走り出し、門にぶつかってひっくり返ります。
闇を見通せたなら、頭にこぶを作って目を回す門番が見えたでしょう。
「うまいことしはりましたなあ!
今のうちに奥に入りまひょ!」
頭にぼんぼん付きの白い着ぐるみを来たイースも、そのうちに中に入ったのでした。

「はい。合格者は名札をつけてしばらく城の中でお待ちください。」
実はあれ、門番を笑わせているうちに横を通る試験だったのでした。
方法はともかく通ってきたのだから一次試験合格です。
合格者は名札を1枚ずつわたされました。
これに自分の名前を書いて見える場所に貼っておけば、江戸城内をかなり自由に歩けます。
パスポート代わりですね。

城の中には他にも芸人が何人か来ていました。
その中の一人とすれ違った時のことです。
>>14神威「いかん!そいつから離れろ!」
突然神威さんが警告の声をあげました。
他の人の姿が浮かんだとしたらそれは気のせい>>15です。
「この人はただ者やおまへんで!
みなさん気をつけとくんなはれ!」
メタボにしては素早い動きで間合いを離しイースもそう言います。
旅芸人の名札には【ミルゴ】と書かれていました。

17 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/08(月) 02:24:26 0
>>12
黒竜丸は、特殊な波長の声を出すことで、他に周囲に潜んでいる部下たちと通信をしている。
これは特別な訓練を積んだ者にしか聞こえない音であり、忍者同士の秘密の通信手段なのだ。
しかも腹話術の技術と同時に用いているため、口も動いていない。
つまり、現状では判別する手段は無い。
『光の勇者ですね。如何いたしましょう?』
もう光の勇者だとバレているらしい。
あれだけあちこちで騒ぎを起こせば、敵に面が割れるのはしょうがない。
しかも、記憶に新しい人妖大戦で大活躍した弁慶・一休両名を連れているのであれば、
もはや正体を隠す気があるのかすら疑われよう。
『そのまま通せ。場内の方がこちらの手の者も多い』
黒竜丸は、大胆不敵にも、テイル達のすぐ近くで、こうした情報のやり取りを行っているのである。

>>16
やはり、例の手法による情報交換が行われた。
『ミルゴがやってきました!』
『大切な客人だ。丁重にもてなせ』

そうして、ミルゴを保護するよう指示を出した直後に、警告の声が上がった。
『人海戦術でもってミルゴを保護せよ。光の勇者どもの警戒心を別の方向に逸らせ』
黒竜丸が部下達にそう指示を出すと、かなり大規模な旅芸人の一座が通った。
光の勇者も、ミルゴと名付けられた旅芸人も、すぐ近くに潜んでいた黒竜丸も、この人ごみに呑まれて散り散りになってしまう。
そうした喧騒の中、小火騒ぎが起きたという報せまで聞こえてきた。
勘の良い読者諸君はもうおわかりだと思うが、この芸人一座も、小火騒ぎを起こしたのも、全て黒竜丸の手下の忍者である。

18 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/03/09(火) 12:37:16 0
>13-16
>「彼女の仕業か…それにしても厄介な事になったな」
>「おのれ曲者!でやああああああ!!」
>「うまいことしはりましたなあ! 今のうちに奥に入りまひょ!」
無事に潜入に成功。バレてな〜い☆

>「この人はただ者やおまへんで! みなさん気をつけとくんなはれ!」
「このミルゴって人が!?」

>17
旅芸人軍団が雪崩れ込んできた。
「たっ、たすけてー!」
悲しいかな、小さい人は真っ先に埋もれる。
専門用語で言うところの満員列車で手を離した鞄のごとくどこへともなく流される。

やっと解放されたと思ったら、騒ぎが聞こえてきた。
「わー!」
「火事だー!」
どこかにコノハナ陛下が幽閉されているというのに延焼させるわけにはいかない。
かといって魔法を習得してる旅芸人は珍しそうなので魔法で消したら怪しまれるぞ!
「皆さん落ち着いて! 水道から火元まで列を作ってバケツをリレーしてください!」
古来より伝わる火事を消す方法であるバケツリレーなるものをするよう呼び掛ける。

19 名前:ルーミア ◇ yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/03/10(水) 21:02:02 0
>>16
「こんなもので歩けるのか?」
半信半疑ながら名札を胸に付けました。
その姿はまるで中学生のようです。

>>17
旅芸人がいきなりなだれ込んできました。
「おい、どこを触ってる」
スペルカードを使う暇もなく、どこへともなく流されてしまいます。

「いったい、なんだったんだ…」
髪は乱れ、服にはいたるところにしわができてしまいました。
この人ごみでチェーンソーをなくしてしまわなかったのは不幸中の幸いといえば幸いですが、
この一件で精神を消耗してしまいました。
妖怪は精神が擦り減ってしまうと消えてしまうので、できれば休みを取りたいところです。

>「皆さん落ち着いて! 水道から火元まで列を作ってバケツをリレーしてください!」
>古来より伝わる火事を消す方法であるバケツリレーなるものをするよう呼び掛ける。
でも、その暇はなさそうです。
ぼろぼろにすり減った精神に鞭を打ち、バケツリレーに参加することにしました

20 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理投稿 [sage] 投稿日:2010/03/13(土) 08:03:52 0
>>18
>「皆さん落ち着いて! 水道から火元まで列を作ってバケツをリレーしてください!」
「火の勢いが強すぎるさかい、消火栓を探した方がいいでっせ!
あんたさんらも一緒に探すの手伝ってえな!」
イースは光の勇者御一行様をバケツリレーの流れから連れ出します。
しばらく走ると【消火栓】と書かれた看板が見つかりました。
イースは立ち止まりますが、消火するつまりは無いようですよ。

「あんたさんらも人がええですなあ。
わてらはコノハナはんとデウスを探しに来たんでっせ?
小火騒ぎの今が怪しまれんチャンスでっしゃろ。
・・・実はわい、さっき>>17の旅芸人の連中が気になりますんや。
わいの予知夢では、コノハナはんを助けるまで邪魔は入らんはずやったのに。
これは誰かに命を狙われてる前兆かもしれまへんで。
みなはん気をつけとくんなはれ。」

>>19
「ルーミアはん、なんや顔色悪いでんな。
どないしたんでっか?」
ルーミアに近づいたイースは、続きは小声で話しかけながら石を渡します。
「この石を持っておきなはれ。
精神がすり減りにくくなるはずでっせ。」
渡された石を捨てずに持っておくなら、普段の行動での精神消耗を避けられるでしょう。

どうやらイースは、ルーミアの存在が精神に強く依存している事に気づいたようです。
その理由は章の最後に本人の口から語ってもらいましょう。
イースが生き残っていればの話ですけどね。

さて、光の勇者一行は怪しい扉の前に立ちました。
閉まっている扉を開ければ、そこは大量の機械とモニターがならぶ部屋のはずです。
モニターには日剣各地の様子が映っています。
その部屋の真ん中で、デウスはコノハナ陛下を前に怪しい儀式の真っ最中です。
もし扉を開けて儀式の邪魔をしないなら、デウスの儀式は完成してしまいます。

21 名前:乱堂 武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/03/13(土) 22:01:30 0
とりあえず中に入る事は成功した
名札を配られたので、付ける事とする。
その後突然、旅芸人達がなだれ込んでくる
>「皆さん落ち着いて! 水道から火元まで列を作ってバケツをリレーしてください!」
どうやら火事が起きているらしいが、
>「火の勢いが強すぎるさかい、消火栓を探した方がいいでっせ!
あんたさんらも一緒に探すの手伝ってえな!」
と言われ連れ出されるそしてふと立ち止まり、
>「あんたさんらも人がええですなあ。
わてらはコノハナはんとデウスを探しに来たんでっせ?
小火騒ぎの今が怪しまれんチャンスでっしゃろ。
・・・実はわい、さっき>>17の旅芸人の連中が気になりますんや。
わいの予知夢では、コノハナはんを助けるまで邪魔は入らんはずやったのに。
これは誰かに命を狙われてる前兆かもしれまへんで。
みなはん気をつけとくんなはれ。」
と言われたので、ここは気をつけておくとする。

「ここは…なんの場所でござろうか?」
目の前に大きな扉がある場所までたどり着いた
だがなぜだろうか、少し胸騒ぎがする
「…明けてみるかドラァ!」
扉を蹴っ飛ばして開ける







22 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/14(日) 00:14:35 0
>>18>>19
黒竜丸もまた、バケツリレーをしている。
と言うのも、黒竜丸は、先ほど人ごみに呑まれた一瞬の隙を突き、光の勇者たちのうちの一人と摩り替わったのである。
怪しまれないためには、バケツリレーに勤しまなければならない。
そう、彼はバケツリレーに勤しんでいるのだ。
とはいえ、バケツリレーをしている黒竜丸の今の姿は、バケツリレーをしている姿が最も似合わない奴である。
その姿を見ていたら、おかしいと思う人は居たかもしれない。

>>21
果たして、デウスは扉の向こうで儀式を行っていた。
だが、扉を蹴破った武の背中に、不意に激痛が走った。
見れば、武の身体を刀が貫いている。
「そうはいかん。デウスの儀式はもうすぐ完成するのだ。
 陛下には、少々ばかり骨を折ってもらわねばならん」
武を貫いた刀を持っていたのは、なんと一休である。
否、正確には、一休に化けた黒竜丸だ。
そして、彼は刀を引き抜くと、武を蹴倒し、正体を現した。
竜を思わせる翼と角を持った、威風堂々たる黒髪の麗人がそこに居た。
そう、この男が黒竜丸である。とうとう光の勇者たちの前に姿を現した。

「冥土の土産に教えてやろう。
 日剣のニンジャ・マスター――この黒竜丸に、常識は通用しない。
 そして、神の目すら欺くことができる……
 彼女を江戸城に招待したときも、イザナミなる神を出し抜いてやったところだ」
光の勇者たちには、宇宙の真理すら見透かせる人が居た気がするが、それでも黒竜丸はやってのけてしまった。
現に、黒竜丸はイザナミの目すら誤魔化していたので、そうした神業も不可能ではないのだろう。
タネも仕掛けもある忍術で、どうやってそんな神業を可能にしたかは不明だ。

ところで、一体、いつの間に摩り替わっていたのだ?
「あのときか!人ごみに呑まれたとき!貴様、一休を何処へやった!」
しばらく描写されていないが同行していたに違いない弁慶が、一歩前へ出て、黒竜丸を問い詰めた。
「一休?ああ、あの人間か?」
黒竜丸は残忍な笑みを浮かべた。
「薬で眠らせて簀巻きにした後、部下を遣って実家に送り返しておいたわ!」

23 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/14(日) 00:26:18 0
さて、光の勇者たちの目前で儀式が行われているが、その前に黒竜丸が立ちはだかっている。
奴は忍者だ。つまり、煙玉やらの目くらましは大の得意であり、光の勇者たちを妨害する手立てを山ほど持っている。
「ノコノコ罠に食いついてくるとは、おめでたい奴等よ!
 お前たちの旅のゴールはここだ!」
黒竜丸が口笛を吹いた。
すると、警備兵が、旅芸人の一座が、女中が、一斉に変装を解き、黒装束の集団が現れた。
どいつもこいつも忍者ばっかりだ。
忍者じゃない奴は光の勇者たち、デウスにコノハナ、あとミルゴしか居ない始末である。
見渡す限りの忍者、忍者、忍者!どちらを向いても忍者しか居らず、このままでは退却もままならない。
絶体絶命のピンチだ!

24 名前:ニュクス ◆Mc4HxIV1M2 [sage] 投稿日:2010/03/14(日) 01:39:35 0
>「あんたさんらも人がええですなあ。
>わてらはコノハナはんとデウスを探しに来たんでっせ?
>小火騒ぎの今が怪しまれんチャンスでっしゃろ。
>・・・実はわい、さっき>>17の旅芸人の連中が気になりますんや。
>わいの予知夢では、コノハナはんを助けるまで邪魔は入らんはずやったのに。
>これは誰かに命を狙われてる前兆かもしれまへんで。
>みなはん気をつけとくんなはれ。」
「陽動作戦だったのか…」
ルーミアは見た目こそ若いですが、実はものすごい長い年月を生きてます。
でも、長年の経験と勘も、疲れているのこの状況では働かず、気づきませんでした。
「すまない。礼をいう」
軽く頭を下げ、石をポケットにしまいました。
>>21
>「…明けてみるかドラァ!」
>扉を蹴っ飛ばして開ける
ついていくと武がドアを勢いよく蹴破り、中に入っていきました。
「おい、まて。ハチの巣になる気か」
止める間もなく、貫かれてしまいました。
「ほれみろ。いわんこっちゃない」
部屋全体を暗闇で閉ざし、スペルカードを2枚放り投げました。
「ディマーケイション×2」
赤と緑の鳥の形をした物体がすべての範囲に向かって放たれました。
さらにそれに加え、馬の蹄の形をした球が36回分打ち出され、周りにいる忍者たちに襲い掛かります。

このクラスの弾幕となるとふつうの人がよけるのはまず無理ですが、彼らは忍者です。
おそらくよけることはそう難しくはないはずです。
しかし、部屋の中は暗闇でおおわれています。
おまけにルーミアが出す闇は光すらもさえぎる性質を持っています。
はたしてこの状況でもよけることはできるでしょうか?

25 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/03/14(日) 01:40:28 0
>>24
(すみません。間違えて別のやつを使ってしまいました)

26 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/03/15(月) 00:05:14 0
>20-22
怪しい扉に突入した! タケル君が刺された! 
一休さんはすり変わられていた! 謎の美青年が現れた!
「龍人? エドの仲間か! あんなに一生懸命バケツリレーしてたのに!」

>「冥土の土産に教えてやろう。
 日剣のニンジャ・マスター――この黒竜丸に、常識は通用しない。
 そして、神の目すら欺くことができる……
 彼女を江戸城に招待したときも、イザナミなる神を出し抜いてやったところだ」
「あーっ! それ言ったら自分の冥土の土産になっちゃうんだよ!」

>23
いらん事を言っていると忍者に取り囲まれた!
「ぎゃー!」
ルーミアさんが周囲を暗闇に包んだ。闇の中で使うなら闇側に属する魔法だ。
多勢に無勢。普通に攻撃しても無理。
この状況を打開するには相手を混乱状態に陥れて統制を乱すしかない!
かといって混乱させる魔法そのものを大勢にかけるのも無理。
最も効率よく場を引っかきまわす手段と言えば……。
>「ディマーケイション×2」
ルーミアさんが攻撃魔法を放つのと同時に、こっちは直接攻撃ではない魔法を発動する。
「【悪臭波動弾(スカンク・プー)】!」
妖精が使う闇の魔法はまだ名がついていないが、その凶悪さはまさに暗黒魔法。
スカンク並みの悪臭を充満させ、並みの人なら臭気のあまり行動不能になる恐ろしい魔法だ!

27 名前:乱堂 武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/03/15(月) 02:48:33 0
>「おい、まて。ハチの巣になる気か」
ルーミアにそれを言われた次の瞬間
扉を蹴っ飛ばした後、背中から激痛が走り吐血する
激痛の中、後ろを振り向くと一休和尚が刀で貫いているではないか
だが即、この者が和尚ではない事がわかった。
なぜならば、刀など使わないでいつも素手だからだ
>「そうはいかん。デウスの儀式はもうすぐ完成するのだ。
 陛下には、少々ばかり骨を折ってもらわねばならん」
刀を抜かれ、勢い良く蹴っ飛ばされる。
そして一休に化けた者の姿が変わり、美形の青年に変わる
>「冥土の土産に教えてやろう。
 日剣のニンジャ・マスター――この黒竜丸に、常識は通用しない。
 そして、神の目すら欺くことができる……
 彼女を江戸城に招待したときも、イザナミなる神を出し抜いてやったところだ」
>「あのときか!人ごみに呑まれたとき!貴様、一休を何処へやった!」
>「薬で眠らせて簀巻きにした後、部下を遣って実家に送り返しておいたわ!」
なぜ殺しておかなかったのかというのは愚問だろう
殺しても死なない存在の一言に尽きる。

「がはっ…クソ…油断したでござるよ」
ルーミアが周りを闇で包み、テイルが悪臭攻撃を撒き散らしている内に
弁慶から霊符を使い治療を受けていた。
「大丈夫か?気をしっかり持てよ武!」
どうも失血の量が多いらしく視線が安定しないが
情けない姿に怒りで溢れかえっていた
「ざまぁねぇなおい…こんな無様な姿晒したままで終わらせるつもりはねぇ!」
立ち上がり、不動明王剣を持ち憤怒の炎が宿り武は勢い良く回転を始め、
「明王憤怒回転斬!」
憤怒の炎が入り混じった剣の風が周囲を焼き尽くし、吹き飛ばした。

28 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理 [sage] 投稿日:2010/03/15(月) 08:11:52 0
>>22
「武はん大丈夫でっか!?今回復魔法を使うで!」
イースは刺された武に回復魔法を使いました。
これで武の傷もかなり軽くなるでしょう。
「大事な戦いの場面で、眠らせて家に送り返すなんざえげつない事しよって!
さては城に来た時に芸人一座をよこしたのもお前やな!」
イースの予想は的中し>>23、光の勇者団は忍者の群れに囲まれました。

「部屋にあるものは絶対壊したらあきまへんで!
日剣の生態系は今これがコントロールしとるんや!」
イースも戦うために魔法を使おうとします。

>>24
「な、なんやこの暗闇は!?」
ルーミアの闇に巻き込まれたイースは驚きました。
フラポリーには効果がない闇もイースには脅威です。
「どないや!」
「どないや!」
弾幕が見えないので、イースは前転と後転を繰り返して弾を避けます。

>>26
「ぶふぉっ!?鼻が!鼻が〜!?」
さらにスカンク並みの悪臭を受けて、イースは鼻を押さえて床をのたうち回りました。
溢れる精神力で行動不能にはなっていませんが、あまり変わりませんね。
体は普通の人間なので仕方がありません。
それでもイースが手を振ると、黒竜丸の立っている場所周辺が一気に凍りつきます。
魔法を使って黒竜丸を氷に閉じこめようとしたのです。

さて、デウスの方は悪臭にも騒ぎにも弾幕にも構わず、儀式を続けています。
時々飛んでいく流れ弾は、当たる寸前で見えない壁に阻まれているようです。


29 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/15(月) 09:46:15 0
>>24
いかに忍者と言えど、人間である。
暗闇を見渡す訓練は積んでいようとも、魔法の闇を完全に見渡すことはできない。
忍者のうちの何人かは、弾の直撃を喰らって戦闘不能になっている。
「浅はかな奴だ。俺がドレイクであることを知らんのか?」
黒竜丸は人間ではなく、ドレイクという魔物である。
ドレイクの標準的な能力の一つとして暗視があり、暗闇の中でも何ら動きを阻害されることはない。
しかも、黒竜丸は忍者であり、闇は忍者の味方だ。
ルーミアは良くても、光の勇者たちの中に闇を見渡せない者が居る以上、闇を展開することは逆効果と言えた。
彼はすぐさま闇に姿を隠した。

>>26
「この翼が何の為にあるのか教えてやる。こう使うのだ」
悪臭を纏ったガスであるならば、当然、風に流される。
強靭な翼を用いて飛び上がると同時に、羽ばたきによって強風を巻き起こし、悪臭を霧散させた。
そして、翼の使い道はこれだけではない。
黒竜丸は悪臭の脅威を退けると、再び地に足をつけた。
翼は、踏み込みの際の加速にも用いられるのだ。

>>28
>「部屋にあるものは絶対壊したらあきまへんで!
>日剣の生態系は今これがコントロールしとるんや!」
「そう、この装置が日剣の生態系を維持している。
 お前たちは管理されているのだ。
 こいつが壊れたら、大変なことになるだろうなァ」
この事実が明らかになったことにより、黒竜丸の戦法は更に狡猾さを増した。
装置を盾に戦うだろう。そうしない意味が無い。
そして、物陰の後ろからの不意打ちなど、忍者の得意分野である。
更に悪いことには、ルーミアが展開した暗闇のせいで、黒竜丸の正確な位置が捕捉し辛い状況にある。
闇の中から、足腰と翼の両方を最大限に活かした神速の踏み込みでもって、魔法を回避したのだ。
そして、「踏み込む」ということは、白兵戦を行うことであり、その標的となる相手が存在するということでもある。

30 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/15(月) 10:49:08 0
>>27
明王憤怒回転斬によって、下忍たちが薙ぎ払われている。
武の技の破壊力は、黒竜丸も認めるところであり、まともに正面から打ち合って力比べをする気は無い。
鍔迫り合いなどもってのほかである。
「確かに、お前の技の破壊力は、なかなかのものだ。
 そこのバリアーも破ることはできよう。だが」

黒竜丸は武が剣を振り切った一瞬の隙を突き、暗闇の中から急襲をしかけてきた。
そして、一瞬で間合いを詰め、抜刀を行わずに鞘当てで武の手首を打ち、不動明王剣を叩き落した。
「滅せぬもののあるべきか」
黒竜丸が身を翻すと、続く居合い抜きにより、すぐ近くで武を治療していた弁慶は首をはねられた。弁慶は死んだ。
黒竜丸は忍者なので、クリティカル攻撃で首をはねるのは当然のことである。
当然、スライムのような首が無い者も、黒竜丸にかかれば、首をはねられて死ぬ。
このまま行くと、裸になったときに防御力が上がったりするかも知れない。

弁慶を殺害しても全く油断することはなく、すぐさま距離を離して武の間合いから外れた。
その背には、いかにも重要そうな装置がある。
黒竜丸が攻撃を避けた場合、当然、その装置は破壊されてしまう。
それは、イースが警告を発したので、破壊されたらどうなるかは、皆が知るところであろう。
「お前の技の破壊力は素晴しい。
 昔の俺の右腕だったトロールも、かつて俺を地に這わせた戦士も、こうはいかなかっただろう。
 だが、この部屋の装置が重要なものだと、忘れた訳ではあるまい?
 この部屋の装置は、そこでくたばっているゴミよりもデリケートだぞ」
その嘲笑は、派手な必殺技で暴れていた武をたしなめる内容だ。
黒竜丸の言うとおり、派手な必殺技を使おうものなら、確かにこの部屋の装置は破壊されてしまう。
親しい人間を殺されたとて、怒りに任せた行動は、破滅を呼ぶだけなのだ。

31 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 01:02:43 0
>29
>「部屋にあるものは絶対壊したらあきまへんで! 日剣の生態系は今これがコントロールしとるんや!」
>「そう、この装置が日剣の生態系を維持している。
 お前たちは管理されているのだ。 こいつが壊れたら、大変なことになるだろうなァ」
「はあ!? このヘンテコな装置が!?」
思わず素っ頓狂な声をあげる。そして次第に意味を理解するにつれて戦慄する。
言ったのが味方だけなら気のせい、敵だけならハッタリだと思っただろう。
でも双方そう言うのだから信じざるをえない。
日剣はガイアを離れた時点で女神ガイアの加護からもまた離脱したのだ。
コノハナ陛下への手紙にあった“ガイアに代わりこの地を守護するものとなった神”は文字通りの意味だったのだ!

>30
「弁慶さん……!」
滅多な事では死なない人だが、首をはねられてはさすがに死ぬだろう。
「こうなったら……三秒ル――ルッ!」
気が動転して慌てて首を胴体にくっつけようとする。
すると首がくっついて起き上がった。
「ふぅ、死ぬかと思ったぞ」
「えええええええええええ!?」
自分でやっといて驚くのも変だが、やっぱり驚く。

不意に、今まで無言を貫いていた儀式中のデウスが語りかけてきた。
「日剣の生態系を手中に収める私には容易い事。人間もまた生態系の一部。驚く事はあるまい」
普段なら詰め寄るところだが、状況が状況。一歩前に出るまでに踏みとどまる。
「何が目的だ!? 陛下を返せ!」
「仲間を生き返らせてやったのにそう邪険にせずともいいではないか。
物は相談なのだが私の配下になる気はないか?」
「妖烏も似たような事を言ってた。冗談じゃない!
生き返らせたんじゃない……。最初から生きても死んでもいなかったんだ! 違う!?」
「それが何だというのだ? 生死はこの世で最も残酷な理。そのどちらでもないなら僥倖ではないか。
私の計画が実現した暁には何の苦しみもない理想世界が実現する。
理不尽な災害に苦しめられることも無い、飢える事も病気や死の恐怖に怯える事もない」
「嘘だ! そんな事ができるわけがない……!」
「冷静に考えるのだ。
なぜ気まぐれな星の女神に振り回されなければならない?
なぜ無慈悲な死の王に怯えて暮らさなければならない?
それが当たり前だと思って諦めているからだ。
残酷な理を押しつける神々への恨みすらも自覚せずに崇め奉っているのだ」
「それ以上言うなああああああああああああッ! ぶっ飛ばしてやる【ファイアウェポン】!」
拳にファイアウェポンをかけてデウスに突進する。が、デウスにかすりもしなかった。
黒龍丸が出るまでもなく下っ端忍者に取り囲まれてボコられたのだ。
「ぎゃあああああああああああ!!」
魔法使い特化系の人が突進した所でこうなるのは冷静に考えると当然である。
「愚かな……だがガイアの娘ならば痛い目に合わねば分からぬも当然。
皆の衆はどうだ? 悪い話ではあるまい」
デウスが一同に返答を促す。

32 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/17(水) 18:35:14 0
>>31
「フフフ、デウスも戯れが過ぎる」
弁慶を蘇生させたデウスの所業を、黒竜丸は戯れと評した。
黒竜丸も死者蘇生の魔法を使うことはできるが、戯れ以外の目的で行使することはない。
と言うのも、彼の出身世界であるラクシアでは、死者蘇生は魂の穢れを招き、アンデッドを産み出すものとして忌避されている。
ことドレイクのような強力な蛮族は、最初からアンデッドすれすれの穢れた魂を持っているため、確実にアンデッド化を招く。
そうでなくとも、強さを至上と考えるドレイク族にとっては、死とは敗北の結果であり、甘んじて受け入れるべきものだ。
そのため、ドレイク達は死者蘇生にはまず応じない。
黒竜丸にとって、死を否定してまで蘇った者など負け犬以下であり、軽蔑の対象でしかないのである。

「やれやれ、デウスは俺と比べて随分と寛容だな。降伏の機会をあたえるとは。
 俺もこれくらいの余裕が欲しいものだ」
黒竜丸は、デウスが交渉を持ちかけているので、それに従って納刀し、戦いを中断した。
当然、刀を鞘に納めているということは、弁慶の首を切断した、あの恐ろしい居合いの準備が完了しているということである。
先の一撃を視認できた者にはわかるが、黒竜丸の間合いは驚くほど広い。
その秘密は、翼を用いた踏み込みの速さだ。
そして、黒竜丸は装置を盾にすることをやめると同時に、自分にとって有利な間合いを維持することに専念し始めた。
その位置は全員とほぼ等距離であり、全員が黒竜丸の居合いの射程内に居る。
今、黒竜丸は光の勇者達にとって最悪の位置に陣取っているのだ。

33 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/03/17(水) 19:19:11 0
>>29
「ドレイクという種族は暗視持ちなのかー」
間の抜けたでそう述べ、ルーミアは闇の中に姿を紛れ込ませました。
暗闇に覆われているので普通の人間には何をしたかわかりませんが、
ドレイクの目には闇の中へと溶けていくルーミアの姿を見えているはずです。

>>26
この悪臭はルーミアにも効果があります。
しかし、今は暗闇の中に溶けてしまったので、効き目はありませんでした。

>>32
「後ろががら空きだぞ」
ルーミアが黒竜丸の背後で実体化し、チェーンソーの刃を盆の窪みと呼ばれる部分にたたきつけました。
ルーミアはチェーンソーの使い方を知らないのでチェーンソーの刃の部分は回転してません。
しかし、ルーミアの腕力は人間のそれではないので、直撃すれば、ドレイクといえども大ダメージを避けられないと思われます。


34 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/03/17(水) 19:23:37 0
>>31
影に溶けた状態のルーミアにもその言葉は届きました。

デウスの言葉は一見すると魅力的です。
巫女に殺される恐怖もなく、病気になることもありません。
しかし、ルーミアは恐怖を糧とする妖怪です。
デウスの言う世界でルーミアが生きていられる保証はありません。

しかし、この状態でNOといえば、陰に溶けていること自体ばれてしまうので、あえて何も答えませんでした。

35 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/03/20(土) 21:40:51 0
>「武はん大丈夫でっか!?今回復魔法を使うで!」
イースの魔法のお陰で多少傷が良くなる
「すまないでござるよ…」
彼に対して礼を述べる
>「部屋にあるものは絶対壊したらあきまへんで!
日剣の生態系は今これがコントロールしとるんや!」
なんと…ならば慎重に事を運ばなければならない
あらかた周りの下忍を薙ぎ払う事に成功していた
>「確かに、お前の技の破壊力は、なかなかのものだ。
 そこのバリアーも破ることはできよう。だが」
言われた直後に僅かな隙を着かれ、不動明王剣を弾き飛ばされてしまう
「くっ…なかなかやるじゃねぇか…」
ヴァジュラを取り出し、霊力の刃を出現させ飛びかかろうとした時、
>「滅せぬもののあるべきか」
一瞬で弁慶の首を刎ねられてしまう
その光景に呆然としていたが、テイルが現れすぐに首をくっ付けてしまう
なんともある種のコミカルとも取れる出来事に別の意味で呆然とした。
>「フフフ、デウスも戯れが過ぎる」
戯れだと……いつでも殺せると言いたいわけか何様のつもりだと思いつつ
黒竜丸は警戒して距離を取る
>「お前の技の破壊力は素晴しい。
 昔の俺の右腕だったトロールも、かつて俺を地に這わせた戦士も、こうはいかなかっただろう。
 だが、この部屋の装置が重要なものだと、忘れた訳ではあるまい?
 この部屋の装置は、そこでくたばっているゴミよりもデリケートだぞ」
「くっ……」
その言葉に動きを制止せざるをえなかった。
テイルは詰め寄ろうとしたが、一歩留まる
>「何が目的だ!? 陛下を返せ!」
「仲間を生き返らせてやったのにそう邪険にせずともいいではないか。
物は相談なのだが私の配下になる気はないか?」
「それが何だというのだ? 生死はこの世で最も残酷な理。そのどちらでもないなら僥倖ではないか。
私の計画が実現した暁には何の苦しみもない理想世界が実現する。
理不尽な災害に苦しめられることも無い、飢える事も病気や死の恐怖に怯える事もない」
>「冷静に考えるのだ。
なぜ気まぐれな星の女神に振り回されなければならない?
なぜ無慈悲な死の王に怯えて暮らさなければならない?
それが当たり前だと思って諦めているからだ。
残酷な理を押しつける神々への恨みすらも自覚せずに崇め奉っているのだ」
>「愚かな……だがガイアの娘ならば痛い目に合わねば分からぬも当然。
皆の衆はどうだ? 悪い話ではあるまい」

「ふっはっはっ大層なご高説はいつになっても世界を支配したい野朗は上手いよなぁ〜」
思わずもっともらしい事をいう彼の言葉に抑えきれず大声で笑ってしまう。
「お前達が言う事はそうなのかもしれねぇだがそれは
 この世界にいる奴等それを全員に聞いたのか?それを聞いた上でほざいてるのかって聞いてるんだよ
 全員が納得してるのなら俺も文句はいわねぇし干渉もしねぇ」
けどな、の言葉と共に髪の毛と残った片目が真っ赤に燃え盛り始める
「テメェらがそれをやってない時点でお前の言う奴等がやってる事と一緒じゃねぇのか?
結局はそんなの一人よがりじゃねぇかそんな勝手な理屈で
この世界で悲しみを堪えながらも必死に生きてる奴等を踏みにじるな
祈る事で救われてる人達を否定するんじゃねぇぞぉぉぉ!」
不動明王剣に炎の龍が纏わりつきその意志に呼応するように手に戻ってくる。
「さて…テメェなら出し惜しみは必要ねぇな虚無っちまってもしらねぇぞッ!!」
今までラ・グースとの戦いのために取っておいた空間支配能力の解放が始まりつつあった。




36 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理 [] 投稿日:2010/03/21(日) 00:14:50 0
>>31>>35
>「さて…テメェなら出し惜しみは必要ねぇな虚無っちまってもしらねぇぞッ!!」
「そりゃ面白い提案ですなあ。
せやけど、わいは断らせてもらいまひょ。
世の中そないに甘い話には裏があるもんですわ。
あんたさんの上の人に、勧誘のやり方を1から教わりなおしてきなはれ!」
イースもあっさりとデウスの提案を断ります。
デウスを止めるために来たのですから、予想内の返答です。

>>32
>「やれやれ、デウスは俺と比べて随分と寛容だな。降伏の機会をあたえるとは。
「寛容なのは私ではなくソフィア神なのだ。
私に余裕などという考えはない。」
言いながらデウスは、儀式を辞めて光の勇者たちに近寄り始めます。
つまり。儀式は終わった。という事でしょうね。
バリアも解除したようですよ。

「黒竜丸。お前は私が完全体になることが必要だと思っているようだが>>6、別に無くても倒せる」
足を進めながらデウスは黒竜丸に話しかけます。
もちろんそれは、光の勇者たちを倒せる的な意味です。
歩くデウスの体からマントが滑り落ち、その姿が見えるようになります。
それは正体不明の金属で出来た歯車が組み合わさって出来た体です。

「私はソフィア神に作られた存在。
機械神デウス・エクス・マキナ。
私に与えられた真の役目は終わらせる者。
光の勇者たちが役目を終えないなら、私がお前たちの冒険を終わらせるものとなる」

デウスの背中に光の翼が現れました。
翼からは無数の光の羽が、光の勇者たちに向かって飛び出します。
羽の一部は周囲の機械にも突き刺さりますが、そんな事はおかまいなしです。
羽はコノハナ陛下以外のその場にいる全員に、敵味方の区別なく襲いかかります。
当然>>33のルーミアと黒竜丸の2人にも羽が飛んでいきます。


37 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/21(日) 02:20:20 0
>>35
武の理論は、黒竜丸の思想とは相反するもので、互いに分かり合えない存在であることがよくわかった。
「すまないが、お前の言っていることの意味がよくわからない。
 いやはや、祈ることで救われる者が居るとは、俺が長らく信じ続けていた常識とは少々異なるらしい」
黒竜丸は皮肉を込めて言った。
「真実はお前が思っているほど優しくはないぞ。
 未来を見据え、自ら行動を起こす者だけが勝利者となり、救済を得ることができる」
彼は『行動する者こそが勝利を掴む』という、蛮族を最も体現した思想に、今なお忠実である。
そして、黒竜丸の言っていることは、ある意味で正しい。

だが、その後の理論はまさしく蛮族、悪の帝王たるに相応しい考えだった。
「しかし、自らの目的のために他者を踏みにじる行為に、何か問題があるのか?
 俺はそうしてきたし、全ての生命はそのようにして生きている。
 生きるためには他者を餌食にしなければならないし、目的を阻む障害は打破せねばならない。
 お前たちも、そうやってここまで来たのだろう?
 守るべきものを襲う脅威と敵対し、蹂躙したことが無い訳ではあるまい?
 武よ、お前がいたずらに身に鍛え上げてきたその力は何だ?
 弱者を守るという目的の邪魔になる者を蹂躙し、彼らなりに持っている希望を打ち砕き、踏みにじるためのものではないのか?
 悪しき野望を打ち砕くという名目でな!
 今、ここで力に任せて俺達の望みを打ち砕いたところで、その先はどうする?
 お前たちは結局、何処へ行こうと同じことを繰り返すだけだ。
 見ろ、この俺と何ら変わりはないではないか!
 真実に対して開き直っているか、目を背けているかの違いでしかない!」

黒竜丸は言葉をナイフのように使い、畳み掛けるような問いかけを行った。
当然、弁舌でもって心の隙を突き、迷いを生じさせることが目的である。
まあ、どうせこっちの話なんて聞かないから無駄だろうが。
「まあ少なくとも、デウスが創ろうとしている世界では、
 生きるために弱者を踏みにじる必要が無い世界は約束されているぞ。
 あとは目的のために互いに争うことさえなければ、お前たちのような輩が不毛な連鎖を起こすことはない。
 どうだ、悪い話ではあるまい?」

38 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/21(日) 02:30:59 0
>>33
少々、演説に熱が入ってしまったらしい。
黒竜丸は背後をとられた。
チェーンソーの恐るべき刃が、黒竜丸を捉えたと思った、そのとき!
「空蝉の術!」
気付いたら、チェーンソーは黒竜丸の上着が纏わりついた丸太をとらえていた。
典型的な空蝉の術である。黒竜丸は忍者なのだから、やらない方が不思議だ。

そして今、黒竜丸は光の勇者たちの頭上に居る。
「今のはなかなか良い不意打ちだったぞ。
 お前のその闇を操る能力も、忍者としては非常に使いでがある。
 俺の下で修行を積めば、もっと伸びるだろう。
 敵なのが残念でならないが」

黒竜丸は情けを見せることなく、そのまま攻撃呪文を唱えた。
「万能なるマナよ、火花を散らし愚者どもを焦がせ!」
アイリスの使う魔法の形態に似たその呪文は、《スパーク》といった。
電撃でもって攻撃を仕掛ける攻撃魔法だが、初歩的なものであり、基本的には威力が低い。
せいぜいギャグっぽく黒焦げにしたり、アフロにしたりする程度の効果しかない。
しかし、黒竜丸の魔力はアイリスのそれに匹敵するため、かなりの威力となるだろう。
ルーミアに電流走る。

39 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/21(日) 02:37:47 0
>>36
とうとうデウスが姿を現した。
>「黒竜丸。お前は私が完全体になることが必要だと思っているようだが>>6、別に無くても倒せる」
「ああ、わかっているとも。
 だが、俺が考えているのは、そいつらを始末した後の事だ。
 そいつらを滅ぼしても、全てが終わるわけではないだろう?」
完全になることは、その後の世界の創造や維持といった仕事のために必要だ。
黒竜丸の言葉だけなら、そのように解釈するのが自然である。
デウスにとってはどうだかわからないが。

>私に与えられた真の役目は終わらせる者。
「そう。そして、始まりをもたらす者でもある」
黒竜丸はニヤリと含み笑いを浮かべ、デウスの言葉に続いた。
彼の言葉が、果たしてデウスを表す正しい言葉であるのか、それとも黒竜丸自身の悪しき野望を表すのかはわからない。

デウスから放たれる光の矢に対し、黒竜丸はまず避けることよりも、
存在を忘れられていたばかりか台詞すら無かったミルゴをかばうという行動に出た。
ここに至って、黒竜丸は初めて《ビートルスキン》、及び《リカバリィ》といった練技を用いた。
前者は皮膚を硬質化させて防御能力を高める技で、後者は自己再生だ。
まだ魔法を使ってはいないが、弁慶の首を切ったときと比べると、多少なりとも力を入れたようだった。
本当は、ソードワールド2.0ルールブックの操霊魔法リストの中に、とっさの防御に使えそうな魔法が見当たらなかったので、
防御技の選択肢が練技しかなかっただけなのだが。
とはいえ、まだ魔力撃等の必殺の技を使っていないし、何より竜に変身もしていない。

「デウスよ!不完全とはいえ、お前の目の前に立ちはだかる敵は“混沌”、境界にとって最大の敵だぞ」
混沌。光と闇が交じり合ったそれは、デウスら境界とは完全に相反するものだ。
なるほど光と闇を分かつ境界にとっては、混沌こそが宿敵と言っても良いだろう。

40 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/03/22(月) 00:41:24 0
>34-36
タケル君とイースさんがデウスの提案をあっさり突っぱね、ルーミアさんは無言で拒否を示した。
それもそのはず、あの手のうまい話はネズミ算式に手下を増やしたあげくに
自分だけが甘い汁を吸う詐欺と相場が決まっているのだ! 俗に言う所のマルチ商法!
「ふっふっふ」
ボコなれながらニヤニヤ笑う。下っ端忍者達はドン引きである。
「壊れた!?」
「キモッ! こいつマゾか!? マゾなのか!?」
全身を不思議な感覚が駆け巡り、白銀色の光に包まれる。
この前まで白い光だったけど多分白多めの灰色+ラメ入りで白銀になったのだろう。
「キタ―――――――!! 変・態ッ!!」
一瞬にして強化形態の妖艶な姿となったのであります。べべんべん。
なんといっても日剣はお笑いブーム。
これには下っ端忍者も戦闘中ということを忘れてツッコミを禁じえない。
「そこは変態じゃなくて変身だ! そりゃあ辞書的な意味は合ってるけど……合ってるけど……!」
他の下っ端忍者達も思わずコントに突入して攻撃の手が止まる。
「なんだなんだ!?」
「マゾシステムだ……! ダメージを受けるとなぜか強くなるという大宇宙の法則!
いくらガイアを離脱しようとも大宇宙の法則は健在だった!」
「マゾシステムって都市伝説じゃなかったのか……!」
盛り上がっている下っ端忍者達を一喝する。
「ボクはマゾじゃない!【三角木馬亀甲縛(ウーンア・ブノー・マル)!!】」
「ぎえええええええええええええ!!」
「うおああああああああああああ!!」
下っ端忍者達は悶絶しながら転げまわる。
具体的にはよく分からないが、呪文名通りの苦痛が下っ端忍者達に襲いかかっているらしい!
「マゾで尚且つ佐渡が島だ!」
「変態! 変態!」
「これは酷いカオスだけどある意味勇者に違いない! 光の勇者改めカオスの勇者だ!」
「勝てる気がしない……!」
下っ端達はすっかり戦意喪失した。
全部偶然の成り行きなのか、はたまた最初から狙ってやっていたのかは秘密である。

41 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/03/22(月) 00:43:02 0
>37
下っ端達の相手に忙しかったため、演説の前半を聞き逃した! 残念!
「ふっふっふ、貴様の部下達は全員骨抜きにした……!」
>「まあ少なくとも、デウスが創ろうとしている世界では、
 生きるために弱者を踏みにじる必要が無い世界は約束されているぞ。
 あとは目的のために互いに争うことさえなければ、お前たちのような輩が不毛な連鎖を起こすことはない。
 どうだ、悪い話ではあるまい?」
「気を付けなよ。あいつは信じられない……。
今まで神の名を騙る不届き者や忠誠を誓ってる振りしながら裏切る腹心をたくさん見てきた。
あいつもそんな気がするんだ。なぜかって?」
その時、デウスが真の姿を現した。

>36 >39
>「私はソフィア神に作られた存在。
機械神デウス・エクス・マキナ。
私に与えられた真の役目は終わらせる者。
光の勇者たちが役目を終えないなら、私がお前たちの冒険を終わらせるものとなる」
>「そう。そして、始まりをもたらす者でもある」
「ウソだ! 信じちゃダメ! 少なくともソフィアの五分の一はお前を否定した!」
デウスの背に現れた光の翼。普通に考えれば魔法的なものだろうけどどこか引っかかる。
どこかで似たような物を見た気が……。そうだ、ハカナちゃんが使っていた架空兵装熾天!
もしあれと同じ系統の物なら魔法に対してではなく物理防御だ!
とっさの勘を頼りに一か八か! 飛び道具遮蔽魔法を近くいいる仲間も入る範囲にかける。
「【ミサイルプロテクション】!!」
突風の壁が形成される。風の壁に当たった光の羽根は攪乱されて散った。
「よっしゃあビンゴ! 光の勇者改めカオスの勇者が受けて立つ!」
>「デウスよ!不完全とはいえ、お前の目の前に立ちはだかる敵は“混沌”、境界にとって最大の敵だぞ」
見れば黒竜丸が、やたら存在感の薄かったミルゴっていう人を庇っている。
はて、どういうことだ?

42 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/03/24(水) 00:07:13 0
>>36
>>38
黒竜丸がティルたちの方向に勢いよく飛んでいったように見えたのですが、
それはいつの間にか丸太に変わっていました。
どうやら、回避されたようです。
「なるほど、そうやって回避するのか。勉強になる」
雷に打たれた時のように体が突然硬直し、ルーミアの体が、真っ黒に焦げてしまいました。
「でも、お前も私が何者であるか気づいていないようだな」
黒く焦げた部分は瞬く間に消え、元に戻ってしまいました。
ですが、服までは直せないのか、ところどころ焦げています。

同時に光輝く羽がデウスから放たれ、ルーミアに向かってきます。
服が破れることも気にせずにルーミアはそれをつかみました。
ルーミアの掌が焦げ、痛みがルーミアを襲います。
(これがばれるとかなり不利になるな…)
いくら吸血鬼化したとはいえ、光に弱いという闇特有の弱点は残っています。
この弱点がばれればまず間違いなく、それをついてきます。
ばれないようにしようと心に決め、黒竜丸のほうに光り輝く羽を投げつけました。

>>40
「破廉恥め…」
ぼそっとつぶやき、指を鳴らしました。
「さあ、食事の時間だ。好きなだけ食べるがいい」
暗闇の中から触手が現れ、デウスと黒竜丸に襲い掛かり始めました。

43 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/24(水) 01:50:42 0
>>41
「都合の悪い話は無視するとは、なかなか英雄というものを心得ているじゃないか」
皮肉たっぷりに言い放った。
かつて彼に立ち向かった英雄もまた、人の話をあまり聞かない人たちだったのだろう。
「そうだなァ。デウスも馬鹿ではない。俺の叛意には気付いているだろう。
 もちろん、俺も気付かれていることは百も承知。
 気付きながらも利用しつつ、決して『頼らない』程度の器のデカさを見せている限りは、素直に従うとも。
 最も、命を賭けてやるほどの義理は無いがね」
黒竜丸はニッと笑った。

>>42
「ほう」
ルーミアの操る闇は、黒竜丸の全身にたくさんの生傷を作った。
かわすこともできただろうが、ミルゴを庇ったが故に負ったのだろう。
しかし、アイリスほど極端ではないにせよ、黒竜丸も魔法への抵抗力が強い。
闇による攻撃の全てに抵抗して威力を半減させ、致命傷を避けている。
「なるほど、お前達のような英雄気取りの辛さがわかる。
 何かを守りながらの戦いというものは、思うように力を振るえず不便なものだ」
蛮族に他人を守るなどという意識が芽生えることは稀である。
まあこいつにとってのミルゴなど、自らの野望達成のための道具でしかないのだろうが。

「だが闇使い、お前はそこらの英雄気取りとは違う、自分の欲望にだけ忠実な妖怪の匂いがするぞ。
 お前は、そいつらよりもデウスよりも、俺に近いんじゃあないのか?」
ルーミアが答えを返すかどうかはともかくとして、黒竜丸は刀を構えた。
「しかし、なかなかの殺気だ。こちらもその殺気に応え、本気で殺しに行かねば無礼にあたるな」
またしても、あの翼を用いた神速の踏み込みにより、瞬く間にルーミアとの距離を詰めた。
黒竜丸の武器が、魔力で激しい光を放っている。《魔力撃》だ。
攻撃に用いる武器に魔力を上乗せするだけの単純なものだが、黒竜丸が使えば、その威力は絶大無比である。
そして、常人なら武器が淡く光るだけであっても、黒竜丸がやれば、魔力の強さに応じて光は強烈になる。
今、武器が魔法の光が一切の闇を払い、「闇を操る程度の能力」によっては防げない状況を作り出し、抵抗の余地を残さない攻撃となった。
ルーミアくん、ふっとばされた!

幸いにして、一撃で首をはねられて即死させられるようなことはなかったが、それなりの痛手は避けられないだろう。
傷の治りも、威力の低い《スパーク》と比べると、段違いに遅い。

「俺に魔力撃を使わせたのは、お前が二人目だ。ますますもって殺すには惜しい」
これで、黒竜丸の特殊な技術や能力のうち、光の勇者達に見せていないのは、竜変身能力くらいだろう。
だが、黒竜丸の忍術は底知れない。まだ隠し玉があるかも知れない。
数ある操霊魔法や練技にしても、まだほんの初歩しか披露していない。
呼吸を整え、先ほど負った傷を《リカバリィ》の練技で急速に塞いでいる。

44 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/03/24(水) 04:16:43 0
>「真実はお前が思っているほど優しくはないぞ。
 未来を見据え、自ら行動を起こす者だけが勝利者となり、救済を得ることができる」
>「しかし、自らの目的のために他者を踏みにじる行為に、何か問題があるのか?
 俺はそうしてきたし、全ての生命はそのようにして生きている。
 生きるためには他者を餌食にしなければならないし、目的を阻む障害は打破せねばならない。
 お前たちも、そうやってここまで来たのだろう?
 守るべきものを襲う脅威と敵対し、蹂躙したことが無い訳ではあるまい?
 武よ、お前がいたずらに身に鍛え上げてきたその力は何だ?
 弱者を守るという目的の邪魔になる者を蹂躙し、彼らなりに持っている希望を打ち砕き、踏みにじるためのものではないのか?
 悪しき野望を打ち砕くという名目でな!
 今、ここで力に任せて俺達の望みを打ち砕いたところで、その先はどうする?
 お前たちは結局、何処へ行こうと同じことを繰り返すだけだ。
 見ろ、この俺と何ら変わりはないではないか!
 真実に対して開き直っているか、目を背けているかの違いでしかない!」
>「まあ少なくとも、デウスが創ろうとしている世界では、
 生きるために弱者を踏みにじる必要が無い世界は約束されているぞ。
 あとは目的のために互いに争うことさえなければ、お前たちのような輩が不毛な連鎖を起こすことはない。
 どうだ、悪い話ではあるまい?」

「大有りだよ馬鹿野朗が!!」
そのふざけた理論に一喝する
「確かにテメェの言うとおりだ
だが、俺は誰彼構わず戦ってきたわけじゃねぇぞ
少なくても避けられる戦いなら全力で避けてきたそれでも譲れねぇ信念がぶつかりあって望まない戦いになっちまう事も
悲しいけどあったけどよそれでも俺はそいつ等の想いを乗り越えてここにいるんだよ
ソイツを背負って俺は今この時を生きている…だからこそ貫くんだそアイツ等の行為を無にする行為を認めちゃいけないんだよ
刃を交えて伝わって来たアイツ等の必死の覚悟…さも知り顔で語るんじゃねぇ
俺が変えて見せるさ…今はそうであっても影ながら良い方向に導き、見守りながらな
なんたって神仏様だからなぁ!」
一切迷い無く言い切ったが、正直な所未来の事なんてわからない
けれど言ったからにはやってみせるそれがこの男の信念の一つだ。
>「私はソフィア神に作られた存在。
機械神デウス・エクス・マキナ。
私に与えられた真の役目は終わらせる者。
光の勇者たちが役目を終えないなら、私がお前たちの冒険を終わらせるものとなる」

「やってみろ」
不動明王剣を構え、爆発的に憤怒の炎が高まり、剣を振ると巻きついていた炎の龍が巨大化し
デウスと黒竜丸を丸ごと飲み込まんとばかりに襲い掛かる。
「――――憤怒龍炎陣」
炎の龍は対象を飲み込み、憤怒の炎で焼き尽かさない限り地獄の底までどこまでも追ってくる
そして完全に浄化し終わったら消える
弱き者を尊い命を蹂躙するものを決して許さずどこまでも邪な者を焼き払う
それに例外は無い



45 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理 [sage] 投稿日:2010/03/24(水) 17:00:27 0
>>39
「デウスよ!不完全とはいえ、お前の目の前に立ちはだかる敵は“混沌”、境界にとって最大の敵だぞ」
「混沌だと?」
デウスは羽で自分の体を覆いながら勇者たちを観察します。
黒竜丸の【いつか裏切る発言】>>43を気にする様子もありません。

>>42>>44
>「さあ、食事の時間だ。好きなだけ食べるがいい」
伸びる触手をデウスは光の羽を振って切り払いました。
>「――――憤怒龍炎陣」
しかし武の炎の龍は振り払うことが出来ず、炎の中に飲まれてしまいます。
デウスは2枚の羽で自分の体を包み込み、防御しているようです。

「光の者と闇の者の混在はカオスの始まりとなる。
お前たちを混沌の使徒と認めたぞ」
炎の中からデウスの声が聞こえました。
機械ですから熱くても少しは大丈夫なのでしょうね。
「なんや人の事を混沌の使者呼ばわりしよってからに!
わいらそんな変なものとちゃうで!!」
魔法の盾で羽を防いだイースは不満そうですが、デウスは聞いていないようです。
もしかするとカオスの勇者たちにも聞いてもらえないかもしれません。

「混沌を退けるためには、我もソフィア様にいただいた真の力を使わねばならぬ。
黒竜丸よ。ミルゴをこちらに渡すのだ。」
デウスを覆っていた羽が開いて、武の炎の中に道を造ります。
デウスは手を伸ばし、黒竜丸の守っていたミルゴを引き寄せようとしました。

46 名前:PLの人 [sage] 投稿日:2010/03/24(水) 17:01:06 0
>>39
「デウスよ!不完全とはいえ、お前の目の前に立ちはだかる敵は“混沌”、境界にとって最大の敵だぞ」
「混沌だと?」
デウスは羽で自分の体を覆いながら勇者たちを観察します。
黒竜丸の【いつか裏切る発言】>>43を気にする様子もありません。

>>42>>44
>「さあ、食事の時間だ。好きなだけ食べるがいい」
伸びる触手をデウスは光の羽を振って切り払いました。
>「――――憤怒龍炎陣」
しかし武の炎の龍は振り払うことが出来ず、炎の中に飲まれてしまいます。
デウスは2枚の羽で自分の体を包み込み、防御しているようです。

「光の者と闇の者の混在はカオスの始まりとなる。
お前たちを混沌の使徒と認めたぞ」
炎の中からデウスの声が聞こえました。
機械ですから熱くても少しは大丈夫なのでしょうね。
「なんや人の事を混沌の使者呼ばわりしよってからに!
わいらそんな変なものとちゃうで!!」
魔法の盾で羽を防いだイースは不満そうですが、デウスは聞いていないようです。
もしかするとカオスの勇者たちにも聞いてもらえないかもしれません。

「混沌を退けるためには、我もソフィア様にいただいた真の力を使わねばならぬ。
黒竜丸よ。ミルゴをこちらに渡すのだ。」
デウスを覆っていた羽が開いて、武の炎の中に道を造ります。
デウスは手を伸ばし、黒竜丸の守っていたミルゴを引き寄せようとしました。

47 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/25(木) 00:29:28 0
>>44
炎の中から声が聞こえる。
確かに黒竜丸は炎に呑まれたようだが、その苦痛は何ら意に介していないようだ。
「この世界の神は随分と人間臭く、青臭いのだな。
 お前は煩悩を捨てきれていない。それでは神仏の類にはなれんぞ。
 まあ、この俗世で人間として、英雄でもやっていた方が、ずっと向いているだろうよ」
黒竜丸なりに、武の力と覚悟は認めている。
だが、人並みの感情を持ち合わせている以上、どれだけ力を身に付けたところで、武は神にはなれない。
何処まで行ったところで、神のように偉大なパワーを持つというだけの、ただの人間にしかなりえないのだ。
少なくとも、神の何たるかを心得ている黒竜丸は、そう考えている。
「ある者は名声を目当てに立ち向かったし、ある者は守るべきものの為に、
 またある者は俺の地位に取って代わろうと、この俺に刃を向けた。
 そうした勇者たちの屍を超えて、今の俺はここにある」
ほんの一瞬、黒竜丸は昔を懐かしむような表情が浮かべた。
黒竜丸ではなかった頃のことを思い返しているのだろう。

>>45
「いいですとも!」
まるで二人でメテオでも撃つようにデウスの要求に応じ、敢えてその手を阻むようなことはしなかった。
ミルゴは吸い込まれるようにデウスへと引き寄せられた。
デウスの手がミルゴに触れた瞬間、異変は起こった。
「今こそ降臨せよ、デミウルゴス!」
デウスが新たな形態へと変化を遂げる!

「さて、デウスにばかり見せ場を作るのも癪だな。
 俺もそろそろ本気を出させてもらおう」
デウスがデミウルゴスとなったのを炎の中から見届けると、
「喝ッ!」
一喝と羽ばたきにより、自らを包む炎を吹き散らした。
明王の炎に、あれだけ長い台詞を喋るくらいには長時間包まれていても、どうやら致命傷は負っていないらしい。
「明王の憤怒の炎とやらは、随分と温いじゃないか。
 お前は、菩薩を目指した方が良いんじゃないのか?」
とは言え、満身創痍と言っても過言ではないくらいには火傷を負っている。
まだ皮肉を言う程度の余裕はあるようだが。

48 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/03/25(木) 02:47:54 0
>>43
>「だが闇使い、お前はそこらの英雄気取りとは違う、自分の欲望にだけ忠実な妖怪の匂いがするぞ。
> お前は、そいつらよりもデウスよりも、俺に近いんじゃあないのか?」
部屋全体に展開していたはずの暗闇が一瞬にして掻き消え、次の瞬間には壁際まで吹き飛ばされて、柱にめり込む音が聞こえてきた。
服は斜めに避け、白のブラウスは真っ赤に染まり、生暖かいものが流れ出ている。
どうやら、先ほどの斬撃は光が伴ったものらしい。
「ああ…お前の言う通りさ。今、こいつらの仲間になっているのも、自分のためさ。こうしてるのもすべては自分のため。案外お前とは近い存在なのかもしれないな」
目を細め、呪文を唱えた。
「原初より存在している闇よ。わが一部となれ」
闇が集まり、傷が急速に塞がっていく。
同時に傷に応じた分だけ魔力を消費した。

>呼吸を整え、先ほど負った傷を《リカバリィ》の練技で急速に塞いでいる。
>>44
隙を突き、黒竜丸の体に巻きつこうとした。
だが、それよりも早く、黒竜丸の体が炎に包みこまれ、触手のうち何本かが真っ黒焦げになってしまった。

>>45
触手が光の羽によって切断され、次々とひるんでいく。
でも、これでおしまいなほど弱い生き物ではない。
触手の本数が切られていくたびに倍に増え、なおもしつこく、デウスの体に巻きつこうとしていた。

>>47
変身時に炎を吹き飛ばす動作により黒竜丸は隙を見せている。
その間に触手が黒竜丸の背後に迫り、避ける暇もなく、首と両腕両足首に触手が巻き付いてしまった。

49 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/03/26(金) 00:13:21 0
>43
>「そうだなァ。デウスも馬鹿ではない。俺の叛意には気付いているだろう。
 もちろん、俺も気付かれていることは百も承知。
 気付きながらも利用しつつ、決して『頼らない』程度の器のデカさを見せている限りは、素直に従うとも。
 最も、命を賭けてやるほどの義理は無いがね」
デウスは危ないよと忠告したはずが、まさかの自分からいつか裏切る発言が飛び出した!
「あなたは龍の眷属だよね!? やっぱりデウスはソフィアの手下ではないってこと!?
それとも……」

>44-47
>「――――憤怒龍炎陣」
「そんなに熱い技を使ったら機械壊れちゃう!」
と言った物の、とっくにデウスの羽で壊れているが特に息が出来なくなったりする様子はない。
儀式が完了したからもう壊れても大丈夫なのかな?

炎に包まれながらも演説する黒龍丸。
それを聞いて根本的な勘違いをしていた事に気付く。
「道理でドレイクって聞いたこと無いと思った。ここではない世界から来たんだね」
それならば、エドのようなソフィアの忠臣であるはずはない。

>「混沌を退けるためには、我もソフィア様にいただいた真の力を使わねばならぬ。
黒竜丸よ。ミルゴをこちらに渡すのだ。」
>「いいですとも!」
「渡しちゃうの!?」
特に抵抗もせず相変わらず何も言わずにあっさり引き渡されるミルゴ。
あいつらの仲間ならなんでわざわざ旅芸人の格好して潜入みたいなことしてたんだろう?
謎は深まるばかり。
>「今こそ降臨せよ、デミウルゴス!」
「デウスとミルゴが合体してデミウルゴスだってー!? そんなアホな!」

デミウルゴスは、この世界のものとは思えない異質な姿をしていた。
形作る素材は正体不明の金属。体の所々から伸びた管。瞳に宿る光は、無機的なセンサー。
所々に、これまた謎の素材でできた透明な部分があり、その奥には複雑な模様の刻まれた板のようなものが見える。
あれはなんじゃらほい、と思う間もなく
見る見るうちに表面の色が変わり、端正な人間に近い姿に擬態する。
「よくぞ渡してくれた黒龍丸。
褒美として混沌の使徒の始末はお前に任せ……ぐあ!? ミルゴ、貴様……!」
ひとしきり苦しんだ後。
まるで別人のようになり、こっちを見据え決意のこもった声で告げる。
「私はミルゴ。我が半身のデウスを止めるためにこの世界にやってきました。
異世界の騎士達よ、今すぐ私を破壊するのです! 私がデウスを抑えている間に!」
「そうか、あなたは最初からこれを狙って……! 風の魔球【シュートアロー】!」
八尺瓊勾玉を風の力を借りてデミウルゴスに投げた!
八尺瓊勾玉は前にタコゴーレムに効いたはず。シュートアローじゃなくてシュート勾玉というツッコミは禁止。

50 名前:PLの人 [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 09:08:26 0
>>47
>「今こそ降臨せよ、デミウルゴス!」
炎の中から現れたデミウルゴスは>>49の形をしていました。
本当ならこれから無双が始まるところですが、ミルゴの作戦でデミウルゴスは自由に動けないようです。

>「そうか、あなたは最初からこれを狙って……! 風の魔球【シュートアロー】!」
テイルの勾玉が当たると、デミウルゴスはでたらめに暴れ始めました。
機械の体を制御する部分が故障して、デウスも体を正しく動かせないのです。
しかしその動きもルーミアの伸ばす触手>>48に封じられていきます。

「昔っから機械は雷に弱いと決まってまんがな!
【サンダーバード】!」
イースが魔法を使うと雷の鳥が無数に生まれて、デミウルゴスに襲いかかります。
「ぐわあああああああぁッ!?」
「ううッ!」
デウスとミルゴ、2人の悲鳴が聞こえます。
体は共有しているので当然です。

「お前たちは正気か!?私が破壊されればミルゴも死ぬのだぞ!」
「私のことは構わず早くこの体を壊してください!
あまり長くはデウスの意志を抑えていられません!…ううッ!」
デミウルゴスの体からデウスとミルゴが交互に呼びかけました。
ミルゴの声はとても苦しそうです。

「こうなる事はミルゴはんもわかってたはずや!
迷ってる場合とちゃいまっせ!」
イースはデミウルゴスを破壊するために、先ほどより強力な魔法の準備に入ったようです。
邪魔が入らなければ、次の一撃でデミウルゴスは撃破されるでしょうね。

51 名前:名無しになりきれ [] 投稿日:2010/03/29(月) 03:33:54 0
ぶっこわすんだ

52 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/03/30(火) 02:44:57 0
>「この世界の神は随分と人間臭く、青臭いのだな。
 お前は煩悩を捨てきれていない。それでは神仏の類にはなれんぞ。
 まあ、この俗世で人間として、英雄でもやっていた方が、ずっと向いているだろうよ」
ああ忘れていた今は只のお節介な坊主に過ぎん
だが不動明王は極めて積極的に介入する神仏である
それが神仏に相応しいものではなくてもそれでも世界を良い方向に導くために行動するまで
生まれたままの性分を真っ当するだけである。

>「光の者と闇の者の混在はカオスの始まりとなる。
お前たちを混沌の使徒と認めたぞ」
なにをほざいてるのかはわからないがまだ喋る余力がある事に少し感心していた
>「混沌を退けるためには、我もソフィア様にいただいた真の力を使わねばならぬ。
黒竜丸よ。ミルゴをこちらに渡すのだ。」
>「いいですとも!」
>「喝ッ!」
>「今こそ降臨せよ、デミウルゴス!」
デウスの野朗が炎の中から道を作り、デミウルゴスになり黒龍丸が炎を打ち破る
「なかなかやるなぁ、だが邪悪を焼き尽くすまでその灯火は絶対に消えない」
散っていった炎が再び集まり巨大な炎の龍が姿を現す
「それに誰が一匹だと言った?まだまだいるぞ」
不動明王剣から次々と巨大な炎の龍が生み出される
>「そうか、あなたは最初からこれを狙って……! 風の魔球【シュートアロー】!」
>「昔っから機械は雷に弱いと決まってまんがな!
>【サンダーバード】!」
二人の攻撃に合わせて巨大な炎の龍4体がデミウルゴスに向かい、
残り4体も黒龍丸を包囲するようにミサイルのごとく襲い掛かる

53 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/03/30(火) 02:59:40 0
>>49
「龍の眷属だと?あんな連中と一緒にしてもらっては困るな」
ソフィアの眷属扱いされたことに対し、黒竜丸は不快感を露にした。
彼にとって、神は崇拝の対象などではなく、超えるべき目標なのである。
その神の眷属として扱われることは、彼のプライドを大いに傷付けるのだ。

「何を驚いている?俺の目的は元々これだ。デミウルゴスの誕生だよ」
あっさりミルゴを引き渡したことに、テイルは驚いているようだったが、実は本当に驚いているのは黒竜丸の方だった。

>>50
見れば、あっさりデミウルゴスの意識はミルゴの側に持っていかれてしまっている。
まさか合体した瞬間にミルゴに乗っ取られるとは、この黒竜丸の目をもってしても読めなかったのだろう。
何せ、まだデミウルゴスとしてのパワーを欠片ほどにも見せていない。
と言うことは、何ら消耗していない完全な状態と言っても差支えが無い訳だが、それでも乗っ取られてしまった。
「デウスめ、ろくに戦いもしないうちから、合体直後にいきなりミルゴに気合負けするとは、何たるザマだ。
 ソフィアの奴隷などには元から期待してはいなかったが、まさか一分と経たずに意識を乗っ取られるとは思わなかったぞ。
 第六天魔王といい、デウスといい、どうやら何もかも思い通りに動く道具というものは無いらしいな」
乗っ取られることそのものは予想の範囲内ということで、それほど驚くべきことではなかったらしい。
まあ、こういう展開は読者も予想してた気もするが、アイリスじゃあるまいし、黒竜丸自身はそんなメタなことを口に出しては言わない。
だが、黒竜丸の表情からは、あからさまな落胆が見て取れる、深くため息をついた。
「まあ良い、少し予定を変えるとするか。得られるものは、当初の予定よりもケチなものになりそうだがね」

>>48
「ぬうっ!?」
触手に捕まり、身動きがとれなくなった。
回避もままならないだろう。

>>52
そうなれば、当然、武の攻撃を避けることはできない。
黒竜丸は全身を炎に包まれながら、武に問うた。
轟音は彼の声を完全に隠していたが、唇の動きを見るに、以下のようなことを行っているようだった。
「お前は不動明王なのか?それとも乱堂武なのか?」
黒竜丸が懐に隠していた爆薬に引火でもしたのか、想像を絶する大爆発が起こった。
爆風によって黒竜丸は吹っ飛ばされ、壁をぶち破って城外へと落ちていった。

54 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/01(木) 00:26:55 0
>50
>「お前たちは正気か!?私が破壊されればミルゴも死ぬのだぞ!」
>「私のことは構わず早くこの体を壊してください!
あまり長くはデウスの意志を抑えていられません!…ううッ!」
「ミルゴさん……本当にそれでいいの!?」
ダメと言われてもどうしていいか分んないけど本当にこれでいいのだろうか。
>「こうなる事はミルゴはんもわかってたはずや! 迷ってる場合とちゃいまっせ!」
「分ってる……!」

>51
―――ぶっこわすんだ
何者かの声が聞こえた。正確には聞こえたのではなく何者かの思念が送り込まれてきた。
「誰!? もしかして……勾玉!?」
不可解に思うと同時に、まるで洗脳されたかのように破壊の衝動が湧き起ってきた。
「メッタメタのギッタギッタにぶっこわす! もう一投!」

>53
が、大きく振りかぶっている間に大爆発が巻き起こった。

55 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/04/01(木) 15:46:17 0
>>53
これで勝てる!
そう思ったその時、視界が炎の色に染まり、メキメキと木の壁にめり込むような音が聞こえてきた。
「いったい…何が起きた…」
痛みに顔をしかめつつ起き上がると、大きな穴が開いているのが見えた。
黒竜丸の姿は影も形もない。
銀色の羽やら緑色の物体やら銀色の線みたいなものが踏みつけながら穴のほうに進むと、黒竜丸が城の外にいるのが見えた。
あの爆風だ。
おそらく黒竜丸も無事で済むはずない。
今のうちに仕留めれば久々の肉にありつけるかもしれない。
唇をペロッと一なめし、城の外へと飛び出していった。

56 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理 [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 18:46:25 0
>>51
「誰やお前は!?」
謎の声にイースは気を取られ、呪文詠唱が遅れます。
しかし明確な邪魔ではないために魔法が失敗する事はありません。

>>52-55
>「メッタメタのギッタギッタにぶっこわす! もう一投!」
「これで終わりや!」
爆発より早くデミウルゴスの体を雷が包み込みました。
その代わり、爆風をまともに受けてイースも吹き飛びます。
攻撃を優先させたために防げなかったようです。

爆発が収まった後にはバラバラになったデミウルゴスが倒れています。
ミルゴの姿はどこにもありません。

イースとコノハナ陛下も倒れています。
イースは擦り傷や打ち身があるようですが、コノハナ陛下には傷一つないようです。
部屋にあった機械は完全に壊れていますが、今のところ日剣に変化は見られません。


57 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 21:22:02 0
>「お前は不動明王なのか?それとも乱堂武なのか?」
派手にやりすぎたのか声は聞こえないものの、唇の動きは読めていたので
こちらも唇の動きで応答する
「決まってるだろ、不動明王と乱堂武そのどちらも今の俺だ
 それ以外何者でもない」
ニヤリと自信のこもった笑みを浮かべるとその直後に大爆発が起きる
憤怒の炎が自動的に炎の壁となり防ぐ
爆発の後、黒竜丸は吹き飛ばされたのかそこには遺体もなにも確認できなかった
「アイツのことだ…この程度で死ぬ奴じゃねぇだろうな」
今度会った時は憤怒の業火で浄化させてみせると誓いつつ、コノハナ陛下の方に向かう
「コノハナ陛下は無事のようだぞ、武!」
先に安否を確認した弁慶師匠が武に向かって知らせるとほっと胸を撫で下ろすが
まだまだ油断が出来ない
「…爆風をまともに受けたようだなしょうがねぇほれ」
イースに何枚か霊符を貼って擦り傷などの怪我を癒す
「例の機械は壊れたが…なにがあるかわからねぇなちょっと見てくるか」
ガルダを召還し、町の様子を見に飛び立っていった。

58 名前:テイル ◇ 6nXELe5RK6代理投稿 [sage] 投稿日:2010/04/04(日) 08:22:56 0
>55-57
防御のためにとっさにエレメントセプターに持ち返る。
持った瞬間に破壊衝動はかき消え、我に返る。

ルーミアさんが黒龍丸を追うために外に出たみたいだが、相手は神出鬼没の忍者。
おそらくもう見つからないだろう。
それよりコノハナ陛下の安否が先だ。
「イースさーん、コノハナ陛下―!」
>「コノハナ陛下は無事のようだぞ、武!」

「陛下、起きてください! 大丈夫ですか!?」
コノハナ陛下を揺さぶると、陛下はゆっくりと目を開けた。
「デウスは私のことを世界を繋ぐ鍵だと言っていました。
ずっと夢を見ていました。ガイアではない世界の夢……。
全く違うようでとてもよく似ていて、同じ神話を持つ世界」
陛下は手を開き、不思議な模様が刻まれた小さな板を渡してきた。
「私は大丈夫です。ミルゴ……いえ、デミウルゴスが守ってくれました」
「シャードだ!」
今までのシャードとは形は全く違うけど多分シャードに相当するものなのだろう。
そんなことを思っていると、デミウルゴスのシャードから独りでに声が聞こえ始めた。
「このメッセージは一度再生したら消去されるのでよく聞いてください。
あなたたちがこれを聞いているという事は私達は倒されたという事ですね。それでいいのです。
しかしそれによってガイアはかつてない危機にさらされています。
天使がガイアを浄化する機を窺っていたのは知っていますね?
デウス亡き今彼らを阻むものはありません。急ぐのです。異世界の騎士達よ!
そして決して彼の者に操られてはなりません。
遙か古に神々を陥穽に陥れ今この時も歴史を裏で操っている巨大な悪意がある……
私に言えるのはここまで……です……」

59 名前:語り手妖精◇ 6nXELe5RK6代理投稿 [sage] 投稿日:2010/04/04(日) 08:24:24 0
>57
宇宙の脅威にさらされてお江戸の街は地獄絵図……なんてことはなく街の風景は至って平和である。
が、なにやら留守番組が騒いでいる。
「大変だ大変だ!」
彼らに促されて上空から景色を見てみると、断崖絶壁の先に宇宙空間が広がっているのではなく、普通に水平線が見えている。
普通なら元に戻ったと喜ぶところだが、何が大変なのだろうか。
メルディが双眼鏡をのぞきながら衝撃の事実を告げた。
「ガイアと違う……!」


60 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/04/04(日) 22:02:24 0
>>56
黒竜丸の死骸らしきものは見当たらない。
先ほどの忍者の姿は完全に消え失せている。
もし空を見上げれば、巨大な黒い竜が飛び去っていくところが目撃できるだろう。

>>58
デミウルゴスのシャードを手にしていたのは、テイルたちだけではなかった!
「デミウルゴスが逝ったか。
 敵の力を削ぐ道具にはならなかったが、無事に俺の欲しい道具にはなってくれたわけだ」
巨大な黒竜と化した黒竜丸の胸元の鱗には、名伏しがたい色の輝きを放つシャードが埋め込まれている。
砕け散ったデミウルゴスから得たそれは、それは境界の力を強く秘めている――が、同じくらいの暗黒の力も含有している。
闇の力の源は第六天魔王のシャードで、それも取り込んでいるのだろう。
黒竜丸は、二柱の神のシャードに宿る意思を無理矢理ねじ伏せ、融合させ、闇と境界の力を同時に有する秘宝へと変えたのだった。
第六天魔王が無数のシャードとなって砕け散ったそのとき、黒竜丸の計画は一歩前進したのである。
そして、デミウルゴスのシャードを手中に収めた今、彼の野望の実現は更に近付いたのだ。
「あとは――そう、光が必要だ。それで完全になる」
黒竜丸は光の力を求めて飛び去った。
彼は何処へ行くのか?それは次章の舞台だ!

61 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理投稿 [sage] 投稿日:2010/04/07(水) 18:16:44 0
>>59
「なんやて?!ガイアと違う?!」
メルディの言葉にイースも慌てて外を見ます。
「ほんまや・・・ここはガイアやない!地球や!
なんでこないな事になっとるんや?!」
どう見ても地球です。本当にありがとうございました。

「地球・・・儀式の途中でデウスがその名を言っていました。
あれは星の名前だったのですか?」
コノハナ陛下はそう言いますが、イースの耳には入っていないようです。

「ここが地球やったら、こんな事しとる場合とちゃうがな!
勇者のみなはん、わいは用事思い出したんでこれで失礼しまっせ!
ほなさいなら!」
イースは慌てふためいて逃げだそうとします。
止めようとしても止まらないのを見ると、余程嫌な思い出があるのかもしれませんね。
昔地球に噛まれたとか、地球にいる誰かに恨まれているとか、そんな思い出です。

「せや!あんたさんらに伝えときましょ!
ここはガイアと違う星、地球いう場所ですねんや!
あんたさんらの居た星と違うところも多いでっせ!
元の世界に戻りたかったら月に行けばええかもしれまへん!
それから、フラポリーに気をつけなはれ!
あいつはガイアを侵略しに来た凶暴な宇宙生物なんやーーーッ!!」
ドップラー効果と一緒にイースは逃げていきました。
いろいろと説明が駆け足ですが、急に地球が来たのだから仕方がありません。

「一体何があったんでしょう。
地球とはそんなに危険な場所なのですか?」
イースの逃げ足の速さを見たコノハナ陛下は、そんな感想を持ったようです。
何にしても、カオスの勇者たちもこれからの行動を決めなければなりません。
3択問題です。

1・月に行く
2・地球探索
3・それ以外

お好きな答えをどうぞ。

62 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/04/07(水) 20:35:18 0
>>60
着地した時にはすでに黒竜丸の姿はなかった。
これ以上ここにとどまっていては意味がないので、ティルたちのところに戻ると、イースが「地球という場所」と言いながら逃げていくのが見えた。
「地球?」
首をかしげつつ後ろの方を見ると、水平線上に森が広がっている。
日剣の世界でも森は広がっていた。
別に違うところはないじゃないか。
そう思い、あたりに視線をめぐらすと、ベージュの建物が建っているのが見えた。
ベージュとベージュの建物の間には透明な筒のような通されており、その中を歩いている人間たちは見慣れない服を着ている。

>お好きな答えをどうぞ。
グーとおなかが鳴った。
そういえばここしばらく何も食べていない。
食い物となるものがほしいので2を選ぶことにした。

63 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/04/07(水) 20:53:49 0
>>58-61
>「大変だ大変だ!」
> 「ガイアと違う……!」
「そりゃ見れば分かるが…ここはどこだ?」
日剣やガイアではないのは一目瞭然
しかも宇宙どころか見知らぬ土地の様だった。
だが既視感のような懐かしい物を感じた
なぜかは分からないが一通り見終わると
再び戻り城内に着地する
>「ほんまや・・・ここはガイアやない!地球や!
なんでこないな事になっとるんや?!」
>「地球・・・儀式の途中でデウスがその名を言っていました。
あれは星の名前だったのですか?」
>「ここが地球やったら、こんな事しとる場合とちゃうがな!
勇者のみなはん、わいは用事思い出したんでこれで失礼しまっせ!
ほなさいなら!」
と逃げ出すが最後に言い忘れたことがあった様で立ち止まる
>「せや!あんたさんらに伝えときましょ!
ここはガイアと違う星、地球いう場所ですねんや!
あんたさんらの居た星と違うところも多いでっせ!
元の世界に戻りたかったら月に行けばええかもしれまへん!
それから、フラポリーに気をつけなはれ!
あいつはガイアを侵略しに来た凶暴な宇宙生物なんやーーーッ!!」
それだけ言うと急いで消えていった
しかしイースはとても関わりたくないと思わせるほどの出来事があったのだろう
だから逃げ出したそこまでする危険性がある世界なのかが気になった
「なぜだろうか…俺はこの世界を知っている気がする」
そんな気がして仕方がない

1・月に行く
2・地球探索 ○
3・それ以外

地球探索を選択した

64 名前:テイル ◇ 6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/08(木) 03:12:36 O
>61
「ちょっと待っ……それなら一緒に月に」
止める間もなく行ってしまった。
地球が怖いなら地球上のどこに逃げても無駄だから
早く元の世界に戻る方法を探したほうがいいと思うんだけど。

>62-63
「おいっ、そうか、二人はさっきの話聞いてなかったのか。
もうすぐガイア浄化されちゃうの。早く行って止めなきゃならないの!」
と言ったものの、どうやって月に行くかと聞かれると今から方法を探さないといけないわけで。

1・月に行く
→2・地球探索 
3・それ以外

結局こうなった。

そしてもう一つ、重要な選択肢が浮上する。
「フラポリーちゃんどうしよう」
1・イースさんの予言は気のせいだよ! 普通に迎えに行く
2・よく分らないのでとりあえず放置
3・危険だから討伐しにいく(!?)
4・その他

65 名前:語り手妖精◇ 6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/08(木) 03:14:17 O
――第12章開始
ガイアの衛星ルナにて。
偉そうな椅子に座っている天使長ルナが仰々しく呟いた。
「デウスが堕ちたか。そして邪魔物は地球行き。
少なくともしばらくは帰ってこんだろう」
横に傅いている腰巾着的な下っ端が相槌を打つ。
「ええ、全てが順調ですね!」
「後は間もなく訪れるグランドクロスの時を待つのみ……!
絶対天上天下地中浄化ニ柱滅殺惑星再生キャノンが放たれた暁には、私は新世界の神になる!」
グランドクロスというのは占星術における惑星が十字形になる配置のことで、不吉な配置とされている。
絶対天上天下地中浄化ニ柱滅殺惑星再生キャノンの撃つための条件がどうやらこのグランドクロスの時らしい。
が、自分の世界に入っているルナに水を差す者がいた。
「盛り上がっている所悪いですが絶対天上天下地中浄化ニ柱滅殺惑星再生キャノンはさすがに無いでしょう」
もちろん腰巾着的な下っ端は、恐ろしくてそんなことは言えない。
それはルナと同じく三対六枚の翼を持ち、手には壮麗なる弓矢をたずさえた人物だった。
美形が標準化しているライトファンタジーの重要人物の中でも群を抜いて輝くばかりの美しさを湛えている。
「ツクヨミか。
確かに絶対天上天下地中浄化ニ柱滅殺惑星再生キャノンは仮称だが……何かいい呼び名でも思いついたのか?」
「恐怖の劇場……グランギニョル、なんていかがでしょうか」
「グランギニョル……気に入ったぞ」
余程気に入ったらしく、ご満悦のルナ。
ツクヨミは、ルナの部屋を出た後、ぞっとするような妖艶な笑みをうかべて呟いた。
「あなたは私の思い通りに動く……本当に優秀なグランギニョル(操り人形)です」

66 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/04/09(金) 17:33:22 O
これはカオスの勇者たちがデウスを倒す少し前の出来事です。
体が動くようになったフラポリーは、勇者隊に合流するために江戸城の中を歩いています。
餅を食べながらなので行儀が悪いですが、そのことを注意する人はいません。
勇者一行がデウスとの戦闘に入る少し前、避難勧告が出てほとんどの人が城から逃げだしたからです。

「誰にも会いませんねー。食事の時間でしょうか。」
避難勧告が出て皆さん逃げてしまいましたからね。仕方がありません。
「そうですか。それは大変です。」
デウスの儀式のせいでおもしろ…大変な事になりますからね。
あなたも急いで行った方がいいですよ?
「むむむ。それは一大事。 では駆け足を早くします。」
フラポリーは少しだけ足を速め、勇者たちの居る合流地点に向かいます。

はい 行ってらっしゃい。

>>63-65
>「フラポリーちゃんどうしよう」
「私を呼びましたか?」
テイルの言葉に合わせるように、フラポリーが部屋に入ってきました。
「この部屋から出てきた人が私の顔を見るなり、悲鳴を上げて逃げていきました。
何か私の顔についていますか?」
不思議そうにフラポリーは右に左に首をひねります。
何もついていません。
ただ食欲魔人に食べられると思っただけです。

「だいたいの事情はPLの人に聞きました。
地球という場所に飛ばされたそうですが、それは私の知らない場所です。
こう見えて私もいろいろ星を旅してきたのですが。」
フラポリーはそう言って外を見、また右に左に首をひねります。
「はて なんだか懐かしい場所のような。」
まあそうでしょうね。 なにしろ昔居た場所ですから。

首をひねるフラポリーを見ながら、コノハナ陛下がそっと勇者一行に近づきます。
「この人がイースさんの言っていた方ですね。 危険な宇宙生物というのは本当でしょうか。
本当なら、この人と一緒にいても大丈夫ですか?」
イースの言葉を信じるか、フラポリーを信用すべきか。 どうするべきでしょうね。

「儀式中、デウスは地球にソフィア神復活の手がかりがあると考えていました。
ソフィア神のシャードが地球にもある。
すべてのシャードを集めれば、ソフィア様は生き返る。
そう言っていました。
私には何のことかわからなかったのですが・・・」
どちらを選択しても、コノハナ陛下はそう続けます。
月にいく方法を探すか、ソフィア神復活の方法を探すかは、カオスの勇者たちの自由です。

67 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/10(土) 07:34:04 0
>66
>「私を呼びましたか?」
>「この部屋から出てきた人が私の顔を見るなり、悲鳴を上げて逃げていきました。
何か私の顔についていますか?」
「噂をすれば……! いや、何もついてないと思うよ」

「PLの人って一体……」
前から気になってはいたけど突っ込んではいけない所のような気がするので深く考えるのはやめておこう。

>「はて なんだか懐かしい場所のような。」
「いやいや、気のせいだよ! 
地球は生粋の物質文明で精神生命体とかはいないって話だから……
ん? それとも元々はいたけど全部封印されたからいなくなったのか……!?」

>「この人がイースさんの言っていた方ですね。 危険な宇宙生物というのは本当でしょうか。
本当なら、この人と一緒にいても大丈夫ですか?」
「うーん、本当なら尚更一緒にいたほうがいいんじゃない?
野放しにした隙に世界滅亡させられたらシャレにならないからね」

不意に、ルーミアさんがとっ捕まえた謎の球体が不思議な点滅をしている事に気付いた。
エレメントセプターをかざしてみると、思念が伝わってきた。
〈私は今まで何を!? この世界に私の仲間がいるのを感じる……!〉
「デウスの洗脳が解けたんだね!」

68 名前:テイル ◇ 6nXELe5RK6代理投稿 [sage] 投稿日:2010/04/10(土) 07:34:14 0
>66
>「私を呼びましたか?」
>「この部屋から出てきた人が私の顔を見るなり、悲鳴を上げて逃げていきました。
何か私の顔についていますか?」
「噂をすれば……! いや、何もついてないと思うよ」

「PLの人って一体……」
前から気になってはいたけど突っ込んではいけない所のような気がするので深く考えるのはやめておこう。

>「はて なんだか懐かしい場所のような。」
「いやいや、気のせいだよ! 
地球は生粋の物質文明で精神生命体とかはいないって話だから……
ん? それとも元々はいたけど全部封印されたからいなくなったのか……!?」

>「この人がイースさんの言っていた方ですね。 危険な宇宙生物というのは本当でしょうか。
本当なら、この人と一緒にいても大丈夫ですか?」
「うーん、本当なら尚更一緒にいたほうがいいんじゃない?
野放しにした隙に世界滅亡させられたらシャレにならないからね」

不意に、ルーミアさんがとっ捕まえた謎の球体が不思議な点滅をしている事に気付いた。
エレメントセプターをかざしてみると、思念が伝わってきた。
〈私は今まで何を!? この世界に私の仲間がいるのを感じる……!〉
「デウスの洗脳が解けたんだね!」


69 名前:語り手妖精 ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/10(土) 07:35:15 0
その頃、地球中のテレビのあらゆるチャンネルで突如起こった様々な異変を報道していた。
尚、地球では様々な言語がつかわれているが、読みやすいように全て日本語に翻訳してお送りする。
「はわわわわ! り、臨時ニュースをお伝えします!
アメリカの某街でか○はめは大会を行っていたところ実際にか○はめはが出てしまい……」
「今入ってきた情報ですが未知の大陸が突然浮上しました!
専門家によると伝説のアトランティス大陸とムー大陸ではないかだそうです」
「大変です! 日本が江戸時代か平安時代かよく分らない時代考証が無茶苦茶の国になっています!
さらに妖怪が徘徊し……
ああ、ごらんください! 私の後ろに怪物が……うわなにするやめアッ―――!」

70 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/04/10(土) 09:23:02 0
>>61-65
ここは地球の軌道上。
黒竜丸は地球の軌道上を(原理はともかく)飛び、ガイアと類似したその星を眺めた。
どうやって地球まで辿り着いたかについては、シャードの力を用いた空間跳躍が有力だろう。
「なるほど。ガイアに勝るとも劣らぬ、美しい星ではないか」
美しいものには素直な賞賛を忘れない黒竜丸であった。
だが、あくまで自分の所有物になる運命にあるものとして、それを見ている。
そしてもう一つ、、彼はもっと大きな力を秘めたシャードを探している。
シャードを持つ者をクエスター(「探索者」程度の意味)というが、クエスター同士は運命よって引き寄せられるという。
アルシャードで接点の無いPCが一緒に行動する理由だ。
そしてシャードを持っているのはカオスの勇者と黒竜丸。彼らはいずれ近いうちに再び激突する。

>>69
黒竜丸は、乗っ取る手間が無く、かつ、乗っ取って旨みのある国を見繕っているのだ。
それは恐らく日本であっただろうが、どうやらカオスに飲み込まれつつあるらしい。
ただでさえ変な国なのに、悪鬼羅刹や魑魅魍魎の類が現世に蘇り、時代考証がメチャクチャになることで、余計に訳のわからない国になっている。

「む?龍の気配がするぞ」
竜ではなく龍。日本の近く、龍にまつわる話を多く残している国がある。
そしてソフィアは龍の神と伝えられる。妙な符号を感じる。
そこは現在、中華人民共和国、略して中国と呼ばれているのが一般的な国だ。

71 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/04/10(土) 22:17:01 0
>「フラポリーちゃんどうしよう」
1・イースさんの予言は気のせいだよ! 普通に迎えに行く
2・よく分らないのでとりあえず放置
3・危険だから討伐しにいく(!?)
4・その他

イースの言う事を信じるかどうか決めあぐねていたが、当人が登場する。
だが当人を見てもどう見てもそんな存在には見えない
が、不動明王は何かを感じているらしく警戒を促してくる
「イース殿の事が嘘を言うとは思えぬし、フラポリー殿も今の所はそんな様子は
見えない…だがこのなんともいえぬ感じは…少し警戒したほうが良いかもしれないでござるよ」
とりあえず様子を見つつ、その都度の状況によって警戒したほうが良いという結論に入った。
なにも理由がなく不動明王は反応しない…それがなければ今まで通りだったろうが
と言うわけでその他の4を選んだ。

>「儀式中、デウスは地球にソフィア神復活の手がかりがあると考えていました。
ソフィア神のシャードが地球にもある。
すべてのシャードを集めれば、ソフィア様は生き返る。
そう言っていました。
私には何のことかわからなかったのですが・・・」

「とりあえずいつでも行けるように月に行ける方法を探したほうが得策では
ないでござろうか?そのソフィア神のシャードとやらをその後探しても良いのでは?」
いつガイアが浄化されるのかが分からないのなら最初に月に行ける方法を確保したほうが
良いと自分は考える。その後余裕があるならばソフィア神のシャードを集めるべきだ



72 名前:ルーミア ◇yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/04/12(月) 00:50:25 0
>>64
>>66
>「フラポリーちゃんどうしよう」
特に危険そうな感じはしない。
ルーミアは普通に迎え行くことに決めた。
>「私を呼びましたか?」
と思ったら普通にでてきた。

>>70
まかりなりにもここは現代である。
戦闘機がいないはずない。
「ここは中華人民共和国である。貴機は領空を侵犯している。直ちに離脱せよ」
黒竜丸のすぐ横を駆け抜けていった戦闘機は黒竜丸の視界に入るなり、翼を上下に振った。
意味は俺についてこいである。

>>71
ルーミアとしては飯が食えれば、月が先でもいいし、ソフィアが先だろうとかまわない。
とりあえず武の意見に賛同することにした。

「転移魔法を使えばあそこまでひとっとびだがどうする?」
水平線上にあるビルを指差した。
歩くとなるとかなり時間がかかりそうだ。

73 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/12(月) 01:36:15 0
>71-72
>「とりあえずいつでも行けるように月に行ける方法を探したほうが得策では
ないでござろうか?そのソフィア神のシャードとやらをその後探しても良いのでは?」
「そうだね、そうしよう。
でもガイアにすらないのに月に行ける乗り物なんてないよなー」
近くのゴミ箱に捨てられている本がなんとなく目についた。
「詳説世界史……」
地球の歴史が記されている本で、最初の数ページだけ見てみると、この世界で最初に文明が発祥したのが中国という国らしい。
知らない文字で書かれているのになんで読めるかというと
世界がカオスになったついでに自動翻訳されるようになったからだろう。
「中国って国に行ってみよう。最初に文明が発生したなら多分一番文明が進んでるよね!
もしかして月に行ける乗り物なんてあったりして」

>「転移魔法を使えばあそこまでひとっとびだがどうする?」
「うん、とりあえず行ってみよう」

転移先にて……。
ぱっと現れた飛空挺を見て腰を抜かしている人がいるように見えるのは多分気のせいではない。

74 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/04/12(月) 07:07:26 0
>>72
「アレは取り締まらなくても良いのか?」
超音速同士で飛んでいるうえ、相手は戦闘機の中に居るのに、互いに会話ができるかどうかはさておき、黒竜丸は別の方向を指し示した。
見れば、黒竜丸とは別に、領空侵犯を行っている者が居た。以前、町の上空を飛んでいた足利尊氏ではない。
彼は古代中国の武将のような鎧に身を包んでおり、身長はおよそ177センチと見える。紛れもない太史慈であった。
太史慈(たいしじ、166〜206)は、後漢末期の武将で、後に孫策・孫権に仕えた。
武勇に優れた猛将であったと伝えられ、孫策との一騎討ちで有名な人物だ。
また三国時代で唯一、単身で飛行能力を持つ武将であったとされ、領空侵犯を行った武将としても知られている。

「太史慈は中国人だから、我が国の領空を飛んでいても領空侵犯にはならない」
「そうですか」
戦闘機のパイロットの理論には瑕疵は無い。中国人が中国の領空を飛ぶ分には、少なくとも領空侵犯にはならない。
元から日本以上にカオスな国だけあって、適応は早かった。
ところで、中国は世界最大の人口を誇る国であり、つまり人喰い妖怪のルーミアにとっては、ホテルのバイキングみたいなものである。

>>73
だがそこに、巨大な飛空挺が突如として現われたのだった。
「あれは光の――いや、今はカオスの勇者どもか。
 まあいい、シャードの新たな力を試すとするか……」
そのとき、胸元に埋め込まれたシャードが輝きだした。
《ミューズ》だ。
これは2D6のクリティカル値を7にするという微妙な加護だが、もう一つ使い道がある。
それは、モブを洗脳して味方につけるというものだ。
モブとは、データはあるけどストーリー上は全く重要ではない、特撮ヒーローの雑魚戦闘員のようなNPCの群れを指す。
今、恐らく単独ではないであろう戦闘機の一団は黒竜丸の忠実な操り人形となって、勇者達の飛空挺に攻撃を仕掛けてきた。
彼らが戦闘機の相手をしている間に、黒竜丸は逃げる算段だ。

75 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/04/13(火) 02:38:20 O
>>67
「PLの人というのは通りすがりの親切な人の事です。
食べ物はくれませんが良い人です。
食べ物はくれませんが良い人です。」
PLの人が誰かと言うテイルにフラポリーは答えます。
大事な事なので2回言ったようですね。
食べ物が欲しかったようなので、今度バナナでもあげましょう。

>>71
「昔はあれくらいの距離はすぐ行けたんですが今の体では無理ですねー。」
武の言葉を聞いてフラポリーは月を見ます。
「はてどこかで見たような?」
見たことある星ですからそうでしょうね。

>>72>>73
「思い通りの場所に移動できるなら直接月にいけませんか?」
フラポリーはルーミアにそう言います。
行けたとしても【月がどんな世界か】までは考えていないのでしょう。
ちなみに今のままだとフラポリーは死亡します。
人間の体で宇宙は耐えられませんから。
面白そうなのでこのことは秘密ですよ?

>>74
どかんと飛空挺に衝撃が走ります。
黒竜丸に操られた戦闘機のうち一機からミサイル攻撃を受けたのです。
他の機体も攻撃態勢に入り、飛空挺を撃墜しようとします。

大変な事態ですが、謎の球体はそんな事少しも気にしませんでした。
謎の球体の思念が声になって聞こえてきます。
「私はソフィア神のシャード・・・シャードを持つものは引かれ合う運命にあります。>>70
私を持っていれば、必ず全てのシャードを集めることが出来るでしょう・・・」

もちろん大人しく話を聞いていると、飛空挺は撃墜されるかもしれません。
多少の傷は回復する飛空挺でも、一度に大量のダメージを受けては危険なのです。

「そーれ!」
フラポリーは斬馬刀を槍投げの要領で戦闘機に投げつけます。
しかし斬馬刀は当たりませんでした。
銃撃を避ける戦闘機乗りを甘く見てはいけません。

76 名前:門矢 士 ◇ WTqHfKsqdk代理 [sage] 投稿日:2010/04/13(火) 22:10:46 0
名前:門矢 士
職業:仮面ライダー
種族:人間
性別:男
年齢:20
身長/体重:192センチ/83キロ
容姿特徴:斜に構えたような生意気な顔
性格特徴:ひねくれ物。根は素直
技能/魔法:カメンライド(仮面ライダーディケイドおよび各作品主役仮面ライダーへの変身)
装備:ソードブッカー(変身用のカードの入ったデッキホルダー。剣・銃の二通りの使い方が可能)
所持品:ディケイドライバー(いわゆる変身ベルト)
キャラ解説:大本は仮面ライダーディケイドの主人公。しかしここではそれは関係のないこと。
世界を旅し、繋げるものとしての使命を果たし、今は旅の者。
出身世界は高度科学力を持つ地球と瓜二つの「大ショッカーの世界」

「さて、今回の世界はと……」
士は光写真館のドアを開ける。
「中華街……いや、中国か」
出たところは上海のオフィス街。光写真館も現代風の建物になっていた。ついでに看板は簡体字で書かれていた。
ちょうど空では飛空挺と戦闘機との戦闘が行われている。
士の服装は青のツナギ、手にはスパナが握られている。
「あいつの整備士か……」
あいつとは、飛空挺の方である。
まずは整備できる場所を探すことからはじめないといけない。それと誘導する方法も。
とりあえずいつも持ち歩くピンクのトイカメラで飛空挺を写真に収め、仮面ライダーディケイドへと変身、
愛用のバイク、マシンディケイダーに乗り、ライダー定番の壁走りで一番高いビルを駆け上り、飛空挺へ近づいてみた。
周りを見ると自分の壁走りに驚いている中国人たちがいた。この世界この国には、仮面ライダーはいないようだ。

77 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/04/14(水) 00:26:58 0
>>75
「それは無理だ。目視できる範囲内か知っている場所でないと行くことができない」
転移魔法はドラクエのそれと同じだ。
行ったことのないところには行くこともできない。
今回移動することができたのはたまたま移動先がはっきり見えていたからだ。

>>76
なんと今度は灰色の羽が付いた妙な集団に襲われた。
ミサイルによる衝撃を感じつつ妙な集団を闇で包み込んだ。
が、相手の速度はかなり早く、闇が効果をおぼよす前に抜けられてしまった。
「面白い。闇を抜けたか」
スペルカードを懐から取出し、声高々につぶやく。
宣言と同時に空間が縦と横に切断され、格子の隙間を埋めるように弾が水平に発射された。
だが、妙な集団のパイロットは戦闘機乗りだ。
弾幕をよけることなど朝飯前であり、今度はルーミアたちに向かって機銃が撃ち込まれ、ミサイルが数発飛空艇の居住区に向かって撃ち込まれた。


78 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/15(木) 00:30:11 0
>74
中華風の人が空を飛んでいる。なぜか近くには巨大な黒竜。
その胸元で何かが輝いたかと思うと、奇妙な空飛ぶ物体の軍団が襲いかかってきた。

>75
>「そーれ!」
フラポリーちゃんは 斬馬刀を 投げた!
しかし 戦闘機は ひらりと 身をかわした!
「戦闘機パネエ!」

>76
また超常現象な人が現れたが、気にしている暇はない。
「アイヤー、壁走ってる人がいるアルねー!」
「わたしアレ知ってるよー! 仮面ライダーアルねー!」
どこの国にもその方面の知識豊富な人はいるものである。

>77
ルーミアさんの攻撃もよけられ、不思議な飛び道具が数発発射される。
「これでどうだ! 【ミサイルプロテクション】!!」
非空挺を風の壁が包み、飛び道具は風の壁に攪乱されあらぬ方向へそれていく。
が、そのうちの一つが壁走りの人に向かって飛んでいくではないか!
「避けて―――!!」

79 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:39:28 0
>「はてどこかで見たような?」
「拙者も見たことがあるでござるよ」
どこでだろうか…思い出せないが
当人は気づいていないだろうが確実に見ているのだ
平行世界の自分と言うフィルターを通して見えていることに
>「中国って国に行ってみよう。最初に文明が発生したなら多分一番文明が進んでるよね!
もしかして月に行ける乗り物なんてあったりして」
>「転移魔法を使えばあそこまでひとっとびだがどうする?」
>「うん、とりあえず行ってみよう」

一瞬でその場に来た瞬間、突然揺れが発生する。
その襲撃の主は空を飛ぶ巨大な怪鳥達だった
どうやら身体は鋼鉄で出来ているらしく、恐ろしく早い。
霊符をばら撒き飛行艇内に貼り付け結界を張り迫り来る攻撃を防御していた。
何発か入ってしまったが、そんなに大した損害ではないはずだ。
「しばらくは持ち応えるはずでござる…」
とガルダを召還し、飛び乗り戦闘機に向かおうとしたとき
テイル殿と合わせて貼られた魔法の効力でミサイルが高い建物に壁走りをしている
奇怪な乗り物に乗った男に向かっているではないか
「いかん、ガルダよ!」
【承知!】
ガルダは雄叫びを上げ、光速に近い速さで駆け抜け光弾を発射して幾つかを破壊できたが
最後の一つは発射速度が追いつかない間に合わないかに思えた
だが炎の壁が現れそれを阻みミサイルは爆散する。
「ふぅー危なかったでござるな…」
力の一部を解放し、憤怒の炎の壁を展開したがギリギリ間に合ったようだ



80 名前:宇宙汽車男 ◆j.Ypl7DW.o [sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:41:20 0
戦闘気乗りめ俺様のホーミングロックオンパーフェクトヒットバージョンバーストモード回避不可能防御無効化9999京倍スーパービックバンかめはめ波を受けて見ろ命中して戦闘機全体は一瞬に跡形も無く消え去ってあぼーんした。

81 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/04/16(金) 18:05:34 O
>>77-79
ルーミアの弾幕が当たらない代わりに、敵のミサイルも当たりません。
流れミサイルも武とガルダに止められていますが、このままでは千日手です。
つまり同じ状況がエンドレスループする事になります。
それは困りますよね?

ドン!と大きな音がして飛空挺が傾きました。
原因不明の爆発で飛空挺の魔法動力部が破損したようです。
飛空挺は傾いたまま下にゆっくり落ちていきます。
落ちる場所は工事中なのか大穴が開いていて、作業員たちが驚きながら飛空挺をみています。
幸い穴に落ちない場所に飛空挺は不時着しそうですが。

「おおっと!」
フラポリーの前に看板が表れます。
看板には
【メイン動力部破損。仮面ライダーに修理を依頼せよ】
と書かれていました。
そしてフラポリーの近くに仮面を被っているのは1人しかいません。

>>76
「そこの仮面ライダーさーん!
飛空挺の修理を一件お願いします!」
フラポリーは大声で門矢に呼びかけました。
もちろんフラポリーは【仮面ライダーが何者か】など知りません。
書いてあるから言っているだけです。

82 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/04/16(金) 19:28:47 0
「やはり、玩具では落とせないらしい」
黒竜丸から見れば、なるほど戦闘機も玩具同然であった。
まあ《ミューズ》でコントロールされるのは、所詮は雑魚戦闘員と同様の扱いのものでしかないので、大きな戦果を期待する方が酷というものだ。
とはいえ、戦闘機は優れた機動力を誇るだけではない。
中に人が乗っている。パイロットは洗脳されているだけなのだ。
しかも、まだ黒竜丸はシャードの力の全てを引き出した訳ではない。
黒竜丸の持つシャードには、まだ恐ろしい力を秘められているのだ。

「なかなか頑張っているようだが、ここでお別れだ」
十分な距離を稼いだ黒竜丸は、純粋なエネルギーが凝縮された光の弾を吐き出した。
これこそドレイク族の必殺技の一つ、エネルギーブレスである。
光の弾丸は甲板も魔法の障壁も同様に貫通し、中枢部へと到達した後に、内包する破壊の力の全てを解放したのだった。
これが、今にも不時着しそうだった飛空挺に、致命傷を与えることになる。
「大変だ!飛空挺が中枢部をやられた!きっと爆発してしまうよ!」
飛空挺のクルーのうちの誰かが言ったとおり、飛空艇は大爆発を起こして四散した。
跡形も無く粉微塵に吹き飛び、黒煙の渦と化した飛空挺を見送ると、黒竜丸は身を翻し、広大な中国の領土に隠された秘宝を求めて飛び去っていった。
果たして、勇者達の運命は!

83 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/04/16(金) 22:25:20 0
―臨時ニュースを発表します。上海の市街地にて飛空艇が墜落しました
―爆発の直前、黒い竜が光の球を飛空艇に向かって発射したという情報が寄せられています
―今のところ、死傷者の数は不明です
ここは中国。
今までの歴史が示すように真実を隠すということを何度となくやってきた国だ。
今回も墜落の直前、戦闘機が飛空艇にミサイルを撃ったということひた隠しにされ、竜のみが悪物とされた。


ICUにて。
ピ、ピ、ピと規則正しくモニターに波形が刻まれ、シューシューと人工呼吸器が音を立てている。
ベッドの上には少女が横たわり、全身のいたるところには包帯が巻かれ、生前の面影はない。
頭に巻かれている包帯から顔を伸ばしている赤いリボンから辛うじてルーミアであることがわかるぐらいだ。
「この少女は今日で退院だ」
一人の医者たちがルーミアを取り囲む看護師に向かってそう告げた。
包帯を剥がし、くっつかないような加工がされた被覆材を剥いでいる看護師達の手が止まった。
中国には日本のような皆保険制度はない。
高額な医療費を払えない患者は即刻追い出され、ルーミアのような患者は死を待つのが現実だ。
これでこの患者もおしまいか。
そう思いながら、剥いだ部分をのぞいてみると、つるつるの皮膚がそこにあった。
不思議に思いつつ全身の包帯を剥がすと、やけどの跡はどこにもない。
「ここはどこだ」
ルーミアが突然起き上がった。
さすがの医者もこれにはびっくりした。
中には腰を抜かし、あんぐりと口を開けている看護師までもいた。
「なぜ、みな驚いている」
広範囲熱傷の患者が助かる確率はそれほど高くはない。
医者と看護婦が驚くのも無理はないのだが、医学の知識がないルーミアにはそれがわかるはずもなかった。


84 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/04/16(金) 23:07:09 0
人民解放軍司令部。
「戦闘機3機。応答しません」
「直ちにその竜を迎撃せよ」
オペレーターの一人が異を唱えた。
「竜と遭遇した瞬間、戦闘機に応答がなくなったようですが」
「その竜とやらは伝承通りだとするとこいつだ」
司令官の一人はタッチペンで携帯端末を操作し、その画面をオペレーターに見せた

<黒竜>
台地ができたころに現れた竜。数々の災いを引き起こしてきたが、赤い竜により倒され封印された。人を操る力を持ち、いともたやすく手下にしてしまう

「ということはあれを出すのですか?」
機械制御の戦闘機に生命は宿っていない。
黒竜丸といえども操ることはできまい。
司令官はそう考えたのだ。
「その通りだ。無人戦闘機すべてを出せ。目に物言わせてやる」


85 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/16(金) 23:37:30 0
>79-80
タケル君がガルダを召喚して間一髪で壁走りの人を救った!
>「そこの仮面ライダーさーん! 飛空挺の修理を一件お願いします!」
「お願いしまーす!」

>82
>「なかなか頑張っているようだが、ここでお別れだ」
黒い竜は飛空艇を破壊するなどというお約束違反をやってのけた。
「黒い竜……? 黒竜!? え―――――!?」
>「大変だ!飛空挺が中枢部をやられた!きっと爆発してしまうよ!」
「なんてこった、次章からの移動どうすんだ!
フラポリーちゃん、食べ物詰めてる場合じゃないでしょ! ほらいくよ!」
フラポリーちゃんをつかんで飛び降りる。
一方ではメルちゃんが、留守番組仲間のレオ君とエメロちゃんを引っつかんで【フライト】を唱えながら飛び降りる。
タケル君と壁走りの人はガルダがいるから多分大丈夫だろう。
飛び降りた直後、大爆発が巻き起こる。
地面に空いた謎の大きな穴にまるで吸い込まれるかのように落ちていった。

実はこの時ルーミアさんが脱出していなかったのだが、その事に気づくのは少し後になってからである。

86 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/04/17(土) 01:45:28 0
このままでは埒が明かないと思い、攻撃に加わろうと考えていたとき
>「なかなか頑張っているようだが、ここでお別れだ」
それは一瞬の出来事であり、ただ呆然と見ていた
だが一瞬で我に帰る
「いかん、彼を回収するでござる!」
奇怪な機械に乗る者をそのまま回収し、テイル達を見失わないために
謎の大きな穴に突っ込んでいった。

まるでワームホールのように吸い込まれたその先は――――


87 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/04/19(月) 02:48:25 O
>>82-86
「嫌ですまだ冷蔵庫のブツを回収していません!」
テイルに引っ張り出されて暴れるフラポリー。
しかしその目の前で冷蔵庫は飛空挺と運命を共にしました。
現実は無情です。
「・・・さようなら・・・後で食べようと楽しみにしていた納豆プリン・・・」
しばらく落ちながら落ち込むフラポリーですが、すぐに元気を取り戻します。
「あの未確認飛行物体は許せません!
次にあったら頭から丸かじりです!」
この場合未確認飛行物体には戦闘機と一緒に黒竜丸も含まれます。
ドラゴン形態を取らなければ気づかれないでしょうがね。

さてさて。
カオスの勇者一行が落ちた先はネオンサインが瞬く異境の地でした。
シャンハーイの地下街に似ているでしょうか?
もちろんこの地球は科学の発達した世界。
この世界をROM中の皆さんの知る上海とは少し違うかもしれません。
ただ、この世界の人には【シャンハーイの地下街】と呼ばれている場所なのです。

勇者たちが向かうのは穴の下にある大きな邸宅。
その庭にはマットが敷かれていて、落ちても痛くないようになっています。
「本当じゃ本当じゃ!イース様の言われたとおりじゃ!」
マットの側では老人が小躍りしながら喜んでいました。

勇者一行が庭に到着すると、老人は興奮して話しかけてきます。
「あんたたち、別の世界から来た光の勇者御一行じゃろ?
わしはリュウホウ。あんたたちが来るのをずっと昔から待っておったんじゃ!」

それからもしばらくリュウホウさんは喋り続けました。
年寄りの長話を要約するとこうです。
ずっと昔、ご先祖様がイースと名乗る女性を助けた。
女性は礼にと、幾つか未来に起きる事を告げてそれは全部本当に起きた。
別れの前に女性は、今から1000年後に空から人が落ちてくる。
その人たちは別の世界から来た【光の勇者】である。
勇者たちが月に行くのを助ければ子々孫々までリュウ家は栄えるだろう。
と言って去っていった。
代々その日を待ち続けてきたが今日はちょうど1000年目である。
といった所でしょうか。

「あんたたちは月に行きたいんじゃろ!?
今は月に行くのは法律で禁じられておるが、ご先祖様が月に行く方法を準備しておる!
別の場所に隠してある【ジョウガ666号】を使えば月までひとっ飛びじゃ!」
興奮する老人の後ろでは臨時ニュース>>83が流れています。
勘のいい人ならルーミアが居ないのにそろそろ気づくでしょう。
ついでに此花陛下がいないのにも気づくかもしれません。
ちなみに陛下は病院にはいないようです。

88 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/21(水) 00:41:26 0
>87
落ちたのは、けばけばしい照明が怪しく明滅する不思議な町だった。
やたらハイテンションな老人が話しかけてくる。
>「本当じゃ本当じゃ!イース様の言われたとおりじゃ!」
「イース……? 偶然名前が一緒なだけだよね」

「月に行けるのは嬉しいんだけどとりあえずここはどこ?」
「シャンハーイの地下街という場所じゃ。
この世界にはいくつか地上とは隔絶された地下都市が存在するのじゃ。
ここ中国の“シャンハーイの地下街”の他にも日本には“TOKYOアンダーグラウンド”
アメリカには“ニューヨーク地下街”ってな感じかの」
「地上と隔絶!?」
上を見上げてみたら案の定、穴らしきものはすでに無く、空も見えない。
穴は一時的に開いたものだったようだ。
太陽の光は差さないはずなのに、真っ暗ではなく薄暗い程度の奇妙に適度な明るさがあり、熱くも寒くもない。
「まさか……環境の全てが管理されているの!?」
リュウホウさんは嬉しそうに答える。
「そうじゃ! 都市制御システムが照明も空調も常に快適な状態に保っておる。
昼と夜を再現する機能も搭載しておるぞ! すごい技術じゃろう」

「それでジョウガ666号はどこに?」
「よし、任せておけ。む? どこだったかのう。ちと待ってくれ」
リュウホウさんは先祖代々の資料の束を物色し始めた。
しばらくそうしてからさりげなく言った。
「うーむ……なにぶん昔の事だから伝わりそこねてしまったようだわい」
「おいっ!」

89 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/04/21(水) 00:59:58 0
>>84
「蝿どもがよう飛びよるわ」
彼らは機械は操作できないと考えているようだが、《ミューズ》は「モブを操る」とあり、別に種別は何ら関係が無い。
機械であろうと地獄の怪物であろうと、取るに足らない雑多な敵であれば、全てコントロールができるのだ。
無人戦闘機を操ることができないのは、《ミューズ》は一発限りであり、最初の発動では有人のものしかコントロールしていないためである。
自分がGMだったら、ボスに《ミューズ》なんて2発も持たせたりしないもんね。2度目は無い。
パイロット付きの戦闘機のコントロールは、まだ残っている。
まだ弾は残っていたので、無人戦闘機を迎撃させたが、ほどなくして弾切れになった。
「弾薬が尽きました」
「飛行機に積んである燃料はよく燃えるではないか」
《ミューズ》でコントロールされているパイロットたちは、黒竜丸の命令に逆らうことはできなかった。
最終的に、弾を撃ちつくした戦闘機は、神風特攻でもって特大の弾薬と化し、敵機に直撃し、大爆発を起こす。

数は減ったが、こちらには手駒が無くなった。
そこで、黒竜丸は大きく羽ばたいた。
「トルネードブラストオオオ!」
羽ばたきによって生じた衝撃波が、無人戦闘機を速やかに全滅させた。最初からやればいいのに。
《トルネードブラスト》は、アリアンロッドRPGにおける、サムライの自動取得スキル、つまりサムライなら誰でも使えるスキルである。
それは、武器の射程内に居る低いレベルのモブを無条件で皆殺しにする、文字通りの必殺技である。
ちなみにモブじゃない奴には効かない。そのため、PCがこの技の餌食になることは、基本的には無いといっていい。
いくらソードワールド2.0がアリアンロッドみたいだからって、やっていいことと悪いことがあるように思えた。
そもそも黒竜丸はサムライじゃなくてニンジャなのだから、《トルネードブラスト》を使うのは、実は間違いである。
クラスチェンジでもしたのだろうか。
何はともあれ、《トルネードブラスト》の存在により、黒竜丸を打倒しうるのはPCしか居ないという現実が浮き彫りになった。
もちろん、作中の登場人物や人民解放軍は、そんなメタなことは知らない。
「無駄な手間をとらせおって……」

敵対者を皆殺しにし、悠々と飛ぶ黒竜丸は、西へと飛び続けると、一際高い山を見つけた。
その山の名は、即ち崑崙山という。
古来より仙人たちが住むとされる、伝説の霊山だ。
もしかしたら、勇者達が求めるジョウガ666号も、そこにあるかも知れない。

90 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/04/21(水) 01:59:54 0
病院から出て行こうとしたら、呼び止められた。
「お会計をおすましください」
「金など持ってない」
「それではここから出ていくことはできません」
病院の職員が入口に立ちふさがった。
初戦目の前に立っている日は普通の人間だ。
人間は非常にもろい。
爪で切り裂けば、すぐ沈むだろう。
だが、ここで騒ぎを起こすと、面倒なことになる。
下手したら、つかまりかねないし、巫女みたいなのがいたら厄介だ。
「そこを何とかできないか」
「そういわれても困ります」
押し問答を続けていると、テーブル越しに甲高い音が聞こえてきた。
職員はへんてこな物体をとり、何やらやり取りをしている。
「…失礼しました。お会計はいりません」
よくわからないが、お金を支払う必要はないようだ。
さっさと病院から抜け出し、飛行船が墜落する現場に戻ることにした。

「これはどういうことだ」
緑の服に筒のようなものを構えた人間たちが無線でやり取りをしている。
墜落現場にあったはずの飛行船もなく、ティルたちの姿も影も形もなく消えてしまった。
これではティル達と落ち合うことができない。
「竜を霊山にて発見。了解しました」
緑の服を着た人間たちは一斉に巨大な鉄の塊に乗り込んだ。
おそらくあの竜とはとり逃した竜のことだ。
巨大な鉄の塊の後ろの方に飛び乗り、兵士たちの後を追いかけることにした。

>>88
レーダーに映し出されている10の白い点がすべて掻き消え、同時に10の赤い点も消えた。
だが、相変わらず一つの赤い点だけはレーダーに浮かび続けている。
「む、無人戦闘機…すべて撃墜されてました」
「なんだと!」
司令官が驚きのあまり立ち上がった。
その間も赤い点は斜めに移動し続け、崑崙山へと迫りつつあった。


「曹長、戦車の後ろに何かがいます」
「霊山まで載せて行ってくれ」
ハッチを開けると、金髪の少女と目が合った。
「何者だ」
首筋にナイフを突きつけているが、少女の態度に変化はない。
「安心しろ。取って食う気はない。あの竜の行くところまで案内してほしいだけだ」
腕は細く、見かけは10ほど。
どこからどう見ても都市部に住むひよっ子としか思えない。
「わかった。案内しよう」
曹長はナイフをしまった。
「だが、戦車の中はこれでいっぱいだ。外にいることがいるのが条件だ」
戦車の中は狭い。
銃を持った兵士が4人乗れば、それでいっぱいだ。
「ああ、分かった」
拒否するかと思いきやあっさりと了承した。
見かけによらずたくましいようだ。
ひよっ子と心の中で思ったのは訂正することにしよう。

91 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/04/21(水) 23:08:24 0
落ちた先は何も無い奈落のそこだと思ったがどうやら違ったようだ
むしろ繁華街と同じくらい煌びやかなようだった
そんな中、一人の老人が話しかけてくる
>「あんたたち、別の世界から来た光の勇者御一行じゃろ?
わしはリュウホウ。あんたたちが来るのをずっと昔から待っておったんじゃ!」
我々を待っていたとは…どうやら本当らしい

>「月に行けるのは嬉しいんだけどとりあえずここはどこ?」
「シャンハーイの地下街という場所じゃ。
この世界にはいくつか地上とは隔絶された地下都市が存在するのじゃ。
ここ中国の“シャンハーイの地下街”の他にも日本には“TOKYOアンダーグラウンド”
アメリカには“ニューヨーク地下街”ってな感じかの」
「地上と隔絶!?」

話を聞けばここは地下世界らしい
まるで人種差別のために隔離するために作られた都市に見えなくも無い
老人は月に行く手段を知っているようだが、なにやら資料が紛失してしまったらしい

「困ったでござるな…それでは月にはいけないでござるよ」
ないのならば仕方あるまいならば、シャード集めを進めようかとした時
弁慶師匠とがいない事に気づいた
「弁慶師匠と此花陛下がいない…?でもまぁこの世界には恐らくあの場所があるならそこにいるでござろうな」
弁慶師匠に一度だけ連れられ仙人の聖地に行ったことがある
そこで言っていたがその場所は分かたれたどんな世界でも存在するらしい
その地は崑崙―――と呼ばれる山だったはずだ
弁慶師匠はあの時から陛下と一緒だったはずだから一緒にいると信じたい
だがやはり心配なので老人に聞く
「リュウホウ殿、この世界に崑崙と呼ばれる地の場所を知っているでござろうか?」

92 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理 [sage] 投稿日:2010/04/23(金) 06:59:36 0
>>88>>91
>「リュウホウ殿、この世界に崑崙と呼ばれる地の場所を知っているでござろうか?」
「光の勇者様はこの世界にもお詳しいのう。」
リュウホウ爺さんは感心して言います。
「確かに崑崙はある。あるが・・・なにしろここは地下じゃ。
崑崙に行くには地下道を通って行くしかない。
そして地下道は謎の化け物が出るので封鎖されておるのじゃ・・・。
おお!しかし崑崙には仙人様が住んでおるから、ジョウガ666号の隠した場所を教えてもらえるはず!
そこに気づくとはさすが光の勇者様じゃ!」

実際には光の勇者ではなくカオスの勇者なのですが、
1人で納得している老人に訂正するつもりはないようです。
【光の勇者が来る】と教えられていたのだから無理もありません。
未来を知っているはずの一族も、光の勇者がカオスの勇者になる事は知らなかったのです。
奇妙で不思議な話ですよね?

「地下道にはこの家の前の道を真っ直ぐ行けば着くじゃろう。
わしは着いては行けんが、何か必要なものがあれば用意するぞ。」
「食べ物を下さい。」
リュウホウの申し出にフラポリーは即答しました。
他の人も、必要なものがあれば受け取ることが出来ます。
もちろん特殊な物はリュウホウさんには用意できませんが。

さて、リュウホウと別れてカオス勇者一行が地下道に向かうと、親切な現地人が忠告してくれます。
これも分かりやすく役立ちそうな情報を抜粋しましょう。
「地下道の魔物は武器も魔法も効果がないよ。」
「地下道の魔物は壁をすり抜けて追いかけてくるよ。」
「地下道の魔物は食べ物をあげると見逃してくれるよ。」
「地下道の魔物は肉も野菜も何でも食べるよ。」
リュウホウさんの所で食べ物はもらってきましたか?
もちろんフラポリーは、持っている食べ物を他人にあげる気はありません。
地下道の魔物にあげるなどもってのほかです。

さらに地下道に近づくと、入り口に看板が立っています。
【最近地下道に野良魔物が増えています。
地下道の魔物に無闇に餌をあげないでください。 PLの人】
「野良魔物が増えないように餌をあげないよう気をつけましょう。」
最初からそんな気はないのに、看板を見たフラポリーはそう言いました。


93 名前: ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/04/24(土) 01:01:38 0
ティル達の前に赤い瞳の少女が立ちふさがりました。
その少女の背中には一見すると針金のように思えるものが生えています。
「ねえ、ワンコイン一個で遊ばない?」
その少女は赤・青・黄色・緑の宝石が付いた羽を左右に揺らし、今か今かとティルたちの返事を待っていました。
ちなみにその少女の遊びとは血で血を洗う戦闘のことなのですが、ティルたちはその意味に気付くでしょうか?

【NPCを作ってみました。名前はフランもどきといいます。可愛がってやってください】



94 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/04/24(土) 02:53:44 O
「その子に関わってはいけませんよ。」
いつの間にかテイル達の背後にいた女性が忠告する
「私は仙人様の食事の世話をしている者です。こんな辺鄙な所にいるということは仙人様に用があるのでしょう。私が案内します」
確かに言われてみれば、料理人らしい服装に背中には中華鍋も背負っている。
ごく普通の料理人だ
「コラ!またそんな悪さをして!今度やったら火傷ですませませんよ!」
とその次の瞬間、掌から憤怒の炎以上の熱をもった白い炎を発し少女を追い払ってみせた。
どうやら只者ではなさそうだ。

95 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/24(土) 23:01:54 0
>91-92
>「地下道にはこの家の前の道を真っ直ぐ行けば着くじゃろう。
わしは着いては行けんが、何か必要なものがあれば用意するぞ。」
>「食べ物を下さい。」
「お預けしている所有主要アイテム一式をお願いします」
常識的に考えるとあの騒動で所有物の大部分を紛失しそうなものだが
勇者の冒険においてはどんなごたごたがあっても滅多に主要アイテムは無くならないと相場が決まっているのである。
まれに無くなる時は、それを元にイベントが発展する場合のみである。
「おおっ、お主らと一緒に落ちてきた一式か。危うく忘れるところだった。
特に飛空石とやらはジョウガ666号の起動に必要になるかもしれんぞ」
【所有アイテム一式を回収した!】
ただし飽くまでも“主要”アイテムなので納豆プリンは無い。残念!

>【最近地下道に野良魔物が増えています。
地下道の魔物に無闇に餌をあげないでください。 PLの人】
「魔物が増えたら困るからあげないほうがよさそうだね」

地下道には、丸に目と大きな口がついたような、横から見ると扇型をした謎の魔物がうようよしていた。
同一線上にいると問答無用で迫ってくる。
無表情なのが得体の知れない恐怖を増幅している。
「フラポリーちゃん、食べ物少しだけ分けてあげない!?」
が、どんな理由があれフラポリーちゃんが食べ物を分けるはずもなく。

>93
魔物が背後に迫っている時に立ちはだかって遊ぼうとのたまう輩がいる。
これも地下道に巣食う魔物の一種だろうか。
「ひぃいいいいいい! 遊んでる暇ないから!」

>94
>「コラ!またそんな悪さをして!今度やったら火傷ですませませんよ!」
「うわ、熱そう!」
セリフだけ聞くと牧歌的だが、やってる事はすごい。
すでに火傷ですまないのではなかろうか。

「助かりました! ありがとうございます」
そう言って料理人らしき人についていく。

96 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:02:06 0
>「確かに崑崙はある。あるが・・・なにしろここは地下じゃ。
崑崙に行くには地下道を通って行くしかない。
そして地下道は謎の化け物が出るので封鎖されておるのじゃ・・・。
おお!しかし崑崙には仙人様が住んでおるから、ジョウガ666号の隠した場所を教えてもらえるはず!
そこに気づくとはさすが光の勇者様じゃ!」

あるならば弁慶師匠はそこにいるだろう
それが確信に変わりリュウホウ老人に礼を告げる。
>「地下道にはこの家の前の道を真っ直ぐ行けば着くじゃろう。
わしは着いては行けんが、何か必要なものがあれば用意するぞ。」
「ではすまんがこの世界の地図とこの世界の術などが
載っている経典をもらえぬだろうか?」
リュウホウ老人に告げると快く地図とこの世界では珍しいであろう
貴重な経典などをくれた
>【最近地下道に野良魔物が増えています。
地下道の魔物に無闇に餌をあげないでください。 PLの人】
「武器などが効かない魔物との対抗手段をむさむざ辞める馬鹿はおらぬでござるよ」

>「ねえ、ワンコイン一個で遊ばない?」
「むっ…この者から只ならぬ妖気を感じるでござるよ」
しかし武器は効かないどうするか?
>「その子に関わってはいけませんよ。」
>「私は仙人様の食事の世話をしている者です。こんな辺鄙な所にいるということは仙人様に用があるのでしょう。私が案内します」
料理人の格好をした者が現れ手から白い炎を出す
だがその炎は憤怒の炎以上の力を感じていた。
>「コラ!またそんな悪さをして!今度やったら火傷ですませませんよ!」
その一撃で魔物を追い払うすごい料理人だと思った
「仙人の下で働く者に只者では人が多いでござるな」
もちろん関わっている者としては自分もそうなのだが
「その力の出し方を教えてもらえぬでござろうか?」
まだまだ自分の修行不足を感じながら料理人の後を付いて行きながら教えを請うのであった


97 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/04/26(月) 23:06:29 0
天高くそびえる崑崙山は、果たしてそこにあった。
多くの神仙が住まう霊山、道教の聖地。そこには黒竜丸が求めるカオスの力を完全にし得る秘宝があった。
「止まれ!何者だ!」
黒竜丸を呼び止めた仙人は、きわめて特徴的な顔をしておられた。
黒面で、黒い虎に跨り、金の鞭を持っている。
これは趙公明という神仙で、藤崎竜の漫画版ではない、上記は伝承どおりの容貌である。
しかし、ここはパロディネタ満載のライトファンタジースレなので、いつ、本体のハンサム顔が現われても不思議ではない。
黒竜丸は追求を逃れるために、人間形態をとって見せた。
「北海竜王だ。この顔を忘れたのか?」
黒竜丸は厚かましくもそう主張したが、奇しくもその顔は北海竜王がとる人間形態と酷似していた。
北海竜王とは、東西南北の四つの海を治める竜王として伝えられる竜神の一柱で、黒竜であるとされる。
東海を治める青竜王、南海を治める赤竜王、西海を治める白竜王、そして北海を治める黒竜王の四柱を四海竜王という。
当然ながら、本物の北海竜王は、>>84で説明があった災厄をもたらす悪い竜ではない。
「竜形態がずんぐりしていたではないか。太った?」
東洋の龍は細長い体を持つ。黒竜丸は西洋のドラゴンである。共通点は黒い鱗しかない。
「イメチェンという奴だ」
黒竜丸はそう言って強引に誤魔化した。

>>90
「それで、北海竜王殿は如何なる用で?」
「うむ。下界の人間どもが、その方の領域を侵さんとしている旨を報せに参った。見よ」
戦車と共に崑崙山へと向かうルーミアを指差した。
「神仙は人界への干渉を行わぬ決まりだが、人界の者にとっても崑崙山は不可侵の領域のはず。
 その摂理を曲げて、向こうから干渉してこようと言うのだ。
 彼らには然るべき罰を与えるべきである」
神仙たちの敵意の矛先をルーミアへ向けようとしている。
東方projectの一面ボス程度では、どう頑張ったって趙公明には太刀打ちできない。ピンチだ。

98 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/04/27(火) 18:43:31 0
>>94
フランもどきは白い炎みたいなものを浴び、一瞬で消えてしまった。
フランもどきは本家本元とは違い、装甲が紙なのだ。

>>97
山を前にして戦車隊の動きが突然止まった。
「隊長、ここから先は…」
ハッチに耳を当てると何やら話し声が聞こえた。
「なぜ、先に進まない?」
「ここから先は仙人の領域だ。はるか昔に取り決めた取り決めにより仙人と人間の間で相互不可侵の条約を結んだので、これ以上進むことはできない」
「なら、先に行って。訳を話してくる」
ルーミアは人間でもなければ、仙人でもない。単なる妖怪だ。
仙人の領域に入れないいわれはない。
戦車から飛び上がり、仙人がいる山頂へと飛んで行った。

>神仙たちの敵意の矛先をルーミアへ向けようとしている。
>東方projectの一面ボス程度では、どう頑張ったって趙公明には太刀打ちできない。ピンチだ。
そのやり取りがちょうど終った頃ルーミアが現れた。
「騙されるでない。そいつは黒竜丸だ」
ルーミアから見るとどちらも初対面だ。
だが、片方の人間から黒竜丸の気配が漂っている。
ルーミアは気を操る能力こそないものの、ある程度なら気を感知することはできる。
この程度の変身を見抜くことぐらい朝飯前だ。

99 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/04/28(水) 00:43:51 0
>>94
>「フラポリーちゃん、食べ物少しだけ分けてあげない!?」
「しかしお断りします!」
もちろん食べ物は死守するつもりのフラポリーでした。

>>93
「なんと言われても食べ物はあげません。」
フラポリーは謎の少女の申し出を断ります。
タイミング的に地下道の魔物だと考えたのでしょう。

>>94
「料理人にも食べ物はあげません。」
謎の料理人の正体より食べ物が大事なフラポリーでした。
自分のことばかり考えるようでは後で後悔することになりますが、
フラポリーの場合はどうでしょうか?

>>96
>「その力の出し方を教えてもらえぬでござろうか?」
「これは仙人様が私に与えられた力なので、教えることは出来ないのです。」
料理人は武にそう答えます。
生まれ持った力は教えられても修得できません。
これは諦めた方が良いでしょう。

歩きながら料理人は先ほどの妖怪について語ります。
「あの子は【フランもどき】という妖怪です。
万物を破壊する程度の能力を持っているのですが、力の加減というものを知りません。
遊ぶと返事していたら血で血を洗う戦いをする事になったでしょう。」

地下道を進むと禿頭の小男が行く手を遮っています。
身長は2メートルほどですが禿頭が1メートルあります。
見るからに普通の人間ではありません。
謎の料理人が
「愚虞霊【ググれ】仙人様です。」
と教えてくれました。

「光の勇者御一行には遠路はるばるよくぞ崑崙に参られた。
歓迎すると言いたいところだが・・・最近は崑崙に押し入ろうとする不埒者も多い。
今も山上では侵入者騒ぎ>>97>>98がおきておる。
そこでお主たちが崑崙山に入るための試練を課そうと思う。
試練に合格すれば誰もお主たちの入山に文句を言うまい。」
仙人は、試練と称して無理難題を押しつけるのが大好きです。
大変好感がもてますね。

「試練の内容だが、最近崑崙山の食料を荒らしている、地下道の魔物の主を退治してもらおう。
そいつには武器も魔法も仙術も効果がない。
名はFlying polyp。
またの名を【盲目のもの】と呼ばれる、
今から4億年以上前に地球を支配していた生物の生き残りだ。
光の勇者に課す試練にふさわしい強敵よ。」
どうやら仙人は、邪魔者を排除するのにカオスの勇者たちを利用するつもりのようです。
実に合理的な性格をしています。

100 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/04/28(水) 08:46:03 0
>>98
この程度の変身も何も、江戸城で会った黒竜丸そのものである。
見抜く見抜かない以前に、ルーミアが知る忍者の黒竜丸がそこに居た。
>「騙されるでない。そいつは黒竜丸だ」
「「またまたご冗談を」」
黒竜丸と趙公明の発言がハモった。
「黒竜丸というのは、死を司る黒い流星の化身とされる、馬の魔物のことだぞ。
 彼は少なくとも竜じゃないか」
と趙公明。
「そうだ。黒竜丸はジゴスパークと闇の炎で初心者プレイヤーを苛めるくらいしか能が無い奴だから、
 間違っても人間に化けたりはせん」
と黒竜丸。
趙公明と黒竜丸は、ドラクエ9をやったことが無い人のために、
ドラクエのモンスターである黒竜丸について、致命的なネタバレを避けつつ説明した。
ドラクエの黒竜丸を叩き殺して名前を奪ったのが、ここで役に立ったのだった。
黒竜丸は追求をさらりとかわした。
ちゃんと説明しないと、趙公明を味方につけることはできない。
が、見ればルーミアは妖怪なので、少なくともいきなり攻撃されるようなことは無さそうだ。

「ところで、崑崙山に通じる地下通路に、最近になって空飛ぶポリプ状生物が住みついていると苦情があったのだ」
「ほうほう、それで?」

>>99
「説明しよう!」
現れたのは、解説役でお馴染みの天神様だった。
現れた位置は何故か黒竜丸の方だった。
「Flyng Polyp、つまり空飛ぶポリプ状生物とは、
 H・P・ラヴクラフトの小説『時間からの影』に登場する、不定形のモンスターだ。
 翼は無いけど空を飛ぶことができる、不思議な生き物なんだ。
 彼らは思考形態が人間とは違うから、テレパシーによる意思疎通はできない。
 それどころか、異常な精神が逆流してクルクルパーになってしまう危険もあるわけだね。
 それから物質的な部分が少ないから、物理的な影響を与える武器や魔法の類は効かないし、精神構造のせいで精神攻撃も効かないけど、
 ある種の電気的なエネルギーが弱点で、これを受けると破壊されてしまうんだ。
 昔は円錐型の植物っぽい生き物を食べていたけど、この生き物の身体を乗っ取った『偉大な種族』から手痛い反撃を受けて、今は衰退している。
 精神構造が人間とは異なるくせに、受けた怨みは決して忘れない人間臭い奴で、自分を地下に封印した『偉大な種族』に必ず復讐を果たすとされているよ」
あまりにもフラポリー過ぎる特徴が羅列された。
なお、電撃の魔法である《ライトニング》や《ライトニング・バインド》を使うアイリスなどは、このポリプ状生物の天敵とも言えよう。
ついでに言えば、アイリスの魔法よりも威力は低いものの、黒竜丸も《スパーク》という電撃の魔法を使うことができる。
言わなくてもいい解説をした挙句、退場する天神様であった。
だが、その場にカオスの勇者は居合わせなかったため、これらの情報は通常の手段では手に入らない。

101 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/04/28(水) 23:40:35 0
>96 >99
無理難題を吹っ掛けてくる実に好感が持てる仙人。
「武器も魔法も仙術も効果がないって無理っぽくない?
解決困難な案件は保留しといてもうちょっとできる可能性のある試練お願いしますよー」

が、タイミング良くソフィアのシャードが騒ぎ始めた。
〈ああ、たった今強烈な思念が伝わってきましたッ!
私の仲間のうちの一つがそれに食べられたようです……! 早く助けないと……!〉
「なんでよりにもよって食われる!?」

集めないとソフィア復活できないので、行くしかなくなった。
「前言撤回。受けて立つしかなくなりますた!」

102 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理 [sage] 投稿日:2010/04/29(木) 22:17:47 0
>>101
>解決困難な案件は保留しといてもうちょっとできる可能性のある試練お願いしますよー」
「それでは見ていて楽しくないではないか。」
愚虞霊仙人は本音を出していいました。
ですよねー。

「少し待てばFlyng Polypが現れるだろう。
雷の攻撃なら一時的に体を破壊できるので参考にな。
そしてこれは試練なので、他の者は手を貸さないように。」
言うだけ言うと仙人様は料理人を連れてその場を去りました。
フラポリーは持ち物から餅を取り出して食べています。

やがて噂の迷惑者Flyng Polypが現れました。
簡単に形状を説明しましょう。
体は円筒形ポリプ状で5本の足を持ち、足の反対側に大きな口がありますが目はありません。
口の周りにはたくさんの触手が蠢いています。
はっきり言うと空飛ぶイソギンチャクと思えば間違いありません。
イソギンチャクが嫌いな人以外は、見ても発狂する心配は無いでしょう。

このイソギンチャクは触手の一本に
【命が惜しければ食べ物全部置いていけ】
と書かれた看板を持っています。
彼はこの板切れを持っていると なぜか 食べ物にありつける、と学習したのです。

「おお!あれは私の仲間です!」
Flyng Polypを見たフラポリーは嬉しそうに言いました。
「私は今はPLの人のおかげで せーしんこーかん して人間の体に入ってますが、
元々はあんな姿なのです。美味しくなさそうでしょう?」
フラポリーから見てFlyng Polypは美味しくないのでしょう。
美味しく見えたら共食いもしそうな言い方で実にカオスです。

「こんな所で仲間に会えるなんて思いませんでしたー!」
フラポリーは嬉しそうにFlyng Polypに近づきました。
そしてFlyng Polypの看板に頭を強打されて倒れました。
Flyng Polypは精神交換など知らないので仕方がありません。
フラポリーは食べ物を大量に持っているので、鴨がネギ背負ってやってきたようなものです。
このままだとフラポリーが食べられてしまいそうですが、Flyng Polypには人間は不味そうに見えています。
ライトファンタジー的展開にするために少し介入したのです。
大いなる種族に簡単に騙されただけあって、この細工も簡単でした。

さて、Flyng Polypは人間は食べませんが他の物は食べます。
Flyng Polypはフラポリーのバッグを漁って食べ物を探し始めました。
カオスの勇者は、Flyng Polypの体からソフィアのシャードの反応を感じ取る事でしょう。

103 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:00:06 0
>>99-102
>「これは仙人様が私に与えられた力なので、教えることは出来ないのです。」

「そうでござるか…残念でござる」
ならば仕方ない諦める事とする。

目的の仙人に会えるがなんとも無理難題を引っ掛けてくるのであった
だがある事が頭の中で閃く
「武器も魔法も仙術も効果がないという事は頭を使えばいいでござるよ
一休和尚から教えてもらったことでござる」
それからしばらく考え込んでいたら例の話の怪物が現れたではないか
フラポリーが彼等の仲間だと言っていたが今はどうでもいい
そしてなんとかしようと考え続けていたが怪物からはソフィアのシャードの力を感じていた
ずっと考えていたものの結局は思いつかず、結局力技に出ることにした
「ええい面倒だ!雷帝の裁き!」
何を思ったか、やけくそ気味にヴァジュラを振りかざし雷が落ちる


104 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/05/03(月) 22:59:15 0
>>100
「そうなのかー。だが、人間たちは黙っていないぞ。目の前にいるそいつは大きな罪を犯した。
数時間もたてば、お前もろとも山が吹き飛ぶ。今のうちに引き渡しておいた方が得策だぞ」
もちろんこれははったりだ。
人間たちにこれほどまでの戦力があるはずもない。


「曹長。あの少女の帰りを待つおつもりですか」
「我々は軍人だ。たとえ何があろうとも逆らうことはできない。これより入山する。総員心せよ。敵勢力は我々以上だ」
兵士たちと戦車隊がその場から姿をけし、戦車が出す排気音も兵士のブーツが鳴らす音も消えてしまった


>>103
雷に当たった瞬間、触手が炭とかした。
口の付いた円筒形の体はぴくぴくと痙攣し、口を開けたまま動かなくなった。
今のうちに手を突っ込めば、ソフィアのシャードを取り出すことができるかもしれない。

105 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/05/04(火) 00:23:37 0
102-104
>「武器も魔法も仙術も効果がないという事は頭を使えばいいでござるよ
一休和尚から教えてもらったことでござる」
「なるほどね、じゃあ食べ物を与えた隙に感電させるとか……」
横でフラポリーちゃんが餅を食っているが、彼女が食べ物を独占している限りまさに絵に描いた餅な計画である。

>「おお!あれは私の仲間です!」
その言葉にすてーんとずっこける。
「あのイソギンチャクが!? てゆうかフラポリーはFlyng Polypの略だったの!?」
>「私は今はPLの人のおかげで せーしんこーかん して人間の体に入ってますが、
元々はあんな姿なのです。美味しくなさそうでしょう?」
「うん、美味しくなさそう……じゃなくてその体の元の持ち主は今はイソギンチャクに入ってるってこと!?
それは色々まずいよ!」

>「ええい面倒だ!雷帝の裁き!」
Flyng Polypはあっさり気絶した! 思わせぶりな割に力技でも問題はなかったようだ。
「とおっ!」
Flyng Polypの開いた口の中に飛び込んだ!

Flyng Polypの中は、外から見た時と釣り合わない、異様に広い謎の空間になっていた。
そこに珍妙な円錐形生物、クプププの姿があった。もちろんクプププの姿をしたソフィアのシャードだ。
ソフィアのシャードはなぜか近づいた者の精神に反応して姿を変える性質がある。
Flyng Polypが近づいた時にクプププの姿になったためにそのまま食べられたのだろう。
名で相手の有り様を固定する呪の手法をもって説得を試みる。
「えーと、君はクプププじゃなくてソフィアのシャードだから。それが嫌ならド○ゴンボールでもいいよ。
とにかくそんな恰好はやめてまともな姿になって一緒に行こう!」
だが返事はない、ただのクプププのようだ。
Flyng Polypの中では、その精神の影響下を脱しきれないようだ。
意思の力の真っ向勝負……なんて効率の悪い事はやらない。
クプププ姿のまま抱えて外に運び出す。

106 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/04(火) 23:21:47 0
>>104
「中国共産党の奴隷たちか……いつか帰れるといいなぁ……?」
黒竜丸は即座にドラゴンの形態へと変身し、口の中に緑色の光球を生成し、それを吐き出して発射した。

\デデーン/

緑の光球が炸裂した結果、地平線の向こうまで、一面に荒野が広がっている。
中華人民共和国及び人民解放軍は、ぶっちゃけ次章以降も使えそうなシナリオソースにはなりそうもないので、黒竜丸の手によって破滅したのだった。
具体的な手段は、《ネルガル》のシャードを使ってエネルギーブレスの効果を国全体に拡大し、《ヘル》で威力を増幅したのだ。
つまり、「日剣が吹き飛んでしまうよ!」とか言われた、あのザビエル爆弾と同じ要領である。
中華人民共和国と呼ばれた国は、地球上から跡形も無く消滅し、13億に及ぶ人民が死に絶えた。
もちろん、数多くの兵士も、居ても居なくても大して変わらないので、巻き添えを喰って全て死亡した。
中華人民共和国は犠牲になったのだ・・・
悪役なんだから、大量虐殺くらいはやらないとねっ☆

「粉砕!玉砕!大喝采!」
それにしてもこの黒竜丸、ノリノリである。
「貴様、北海竜王ではないな!」
趙公明はやっと気付いた。
「見て気付かんかったのか馬鹿め!
 本物は創竜伝に出演するって言って旅立ったは良いが、田中芳樹が続きを書かないもんだから行方不明だ!」
黒竜丸は前足で器用にカンペを摘み、それを読みながら言った。
「しまった!そうだった!」


107 名前:PLの人 [sage] 投稿日:2010/05/05(水) 09:01:46 0
>>105
テイルがクプププ型シャードを持って、Flyng Polypの体から出てくると、
Flyng Polypはバラバラになり、溶けるように消えてしまいました。
Flyng Polypの体を破壊するにはある種の電気エネルギーが必要でした。
偶然にも武の雷帝の裁き>>103が、その種類の電気エネルギーだったのです。

Flyng Polypの精神の影響を逃れたため、ソフィアのシャードはクプププ型から形を変えます。
中に星が入っているボール。
それが新しいソフィアのシャードの形です。
ちなみにこのシャードの中には2個の星が入っています。
他のシャードは入っている星の数が違うかもしれませんね。

「よくぞ試練を乗り越えた我が精鋭達よ!」
Flyng Polypを撃破した一行の前に上機嫌の愚虞霊仙人が現れました。
簡単に試練を乗り越えたのに上機嫌なのは理由があるのですが、
それはそのうちわかるかもしれません。
「約束通り崑崙への入山許可を出してやろう。
ついてくるが良い。
歩きながらで良いなら質問にも答えるぞ。」
愚虞霊仙人様は地下道出口に向かって歩きながらそう言います。

一方、服まで少し食べられてしまったフラポリーはまだ倒れたままです。
見た目には外傷もありませんが、人間の体に入っていた精神が外に出てしまったのです。
幽霊や生き霊みたいなものとお考えください。
ただしこのままだとコミュニケーションが取れません。
便利アイテムの出番ですね。

Flyng Polypの持っていた看板の文字が消え、変わりに別の文字が現れます。
近くにいるフラポリーが干渉しているのです。
いるといっても姿は見えないし言葉も喋れません。
【どうやら頭を殴られた衝撃で体から出てしまったようです。】
【一緒について行くので看板とバッグだけ持って行ってください。】
【体はPLの人なら・・・PLの人ならなんとかしてくれる】
すみません。フラポリーの体より>>106の状況の方が興味があります。

108 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/05/09(日) 13:46:08 0
>>106
音も立てず、姿も見せず、兵士たちが黒竜丸の周囲を取り囲んだ
周りには草木が生い茂り、鳥たちがピーチクパーチク泣いているので、音がすれば気づくのだが、
兵士たちが身に着けているのはただの光学迷彩ではない
作動した瞬間、幽霊と同じ状態になり、壁すらもぬけられるすぐれものだ
音を立てることもなければ、鳥たちが気配に気づき飛び立つということはまずあり得なかった
>「しまった!そうだった!」
黒竜丸は前足でカンペを読んでいる
どうやら、その存在には気づいていないらしい
(祖国の敵!)
兵士たちは銃口を黒竜丸の頭に向け、すぐさま引き金を引いた


109 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/05/09(日) 23:56:33 0
>107
新しいシャードには2個の星が入っていた。これで3個目のソフィアのシャードとなる
「確か最初のは中に文字が入ってたよね」
最初のというのは今はテュポーンの鞘になっているシャードのことである。
「こっちはどうなってるんだろう」
今持っている2番目に手に入れたシャードを見てみると、特に何もない。
〈あのー、どっちに合わせればいいんでしょう〉
本人も困っているようだ。
「長い間バラバラになってたので足並みが揃ってないのではないでしょうか」
エメロちゃんがもっともらしい仮説を立てた。
「なるほど」
元より不定形なソフィアのシャードのこと。時が来ればうまく揃ってくれるだろう。

>【一緒について行くので看板とバッグだけ持って行ってください。】
>【体はPLの人なら・・・PLの人ならなんとかしてくれる】
「ええー、こんな所に放置したらまずいよ!」
とりあえずレビテーションかけて引っ張っていくことにした。

>106
>\デデーン/
「なんか上で音がしたような……」
「これはいかん急ぐのじゃ!」
なぜか出口へ急ぐ愚虞霊仙人。

110 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/10(月) 22:16:55 0
>>108
兵士達の放った弾丸が、黒竜丸の急所をとらえた!と思ったそのときである。
「なんだってー!」
果たして、兵士達が見たものとは!

「ヒラリ!」
銃声に反応したのか、弾丸が切り裂いた空気の流れを察知したのか。
黒竜丸は、弾丸を普通に避けた。
それを見た兵士達は驚愕した。
弾が硬い鱗で弾き返されるかも知れないという不安はあったが、まさか避けられるとは思っていなかったのだろう。
10メートルを超える巨体の竜が、弾丸をヒラリと避ける様は、怪獣映画などではまずない。
が、実はソードワールド2.0的にはおかしくない。
と言うのも、ドレイク族の隠された能力に、当たり判定詐欺というものがある。
バグなのか仕様なのか、ドレイク系のモンスターは、竜形態になると、的が大きくなったはずなのに、何故か回避判定の固定値が増える性質がある。

雨のように弾丸が飛び交うが、黒竜丸に命中する気配はまるで無い。
弾切れになるまで撃っても、黒竜丸には一発たりとて命中することはなかった。
「うわーだめだー」
逆に、黒竜丸が尻尾を振り回す攻撃に対しては、抵抗すら許されず、投げやりな悲鳴と共に襲撃者達は破滅した。
名前すらないエキストラの働きなんて、所詮はこんなもんである。

111 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/05/11(火) 06:46:56 0
>>109
『ありがとう親切な人!これで怒られずにすみます!』
レビテーションで移動中のフラポリーの体の上で、看板の文字が変わります。
怒られないといいですね。本当に。

で、場所は変わって地下道出口の崑崙山頂付近です。
そこからは一面の荒野>>106が一望できました。
「なんと・・・なんということだ・・・」
愚虞霊仙人様はがくりとひざを突いてorzのポーズを取りました。
衝撃的な事実にすぐに気づいたのです。
「なんと面倒な事になってしまったんだ!」
仙人様はショックの余り本音で叫んでしまいました。

中国4億年の歴史(少々誇張アリ)の中では、国の滅亡や大量虐殺は当たり前でした。
悪の仙人が皇帝を籠絡したりするとよくそうなったからです。
かといって、そのたびに国が滅んでは善の仙人達の苦労は甚大なものになります。
そこで仙人達は【西武老怒】(セーブロード)という宝貝を作り出したのでした。
ちなみに宝貝とは、仙人の作ったマジックアイテムの事ですね。
この宝貝。
先に使っておけば人民が何人死んでも、もう一度使えば無かったことにできる優れものです。
但し中華人民以外には使用できません。
逆に使っても勇者たちには影響しないのでご心配なく。

「・・・というわけだ。面倒だろう。」
以上の内容を説明した愚虞霊仙人は、苦虫を百匹ほど噛み潰した顔でそう言います。
要するに【西武老怒】を使うのが面倒だと考えているのです。
「【西武老怒】を使うには善悪の力を融合させる【陰陽弾】が必要だ。
しかし【陰陽弾】は最近使っていないから、この崑崙のどこにあるか・・・
イタタ!持病の腰痛が!だれか親切な人が探し出してくれれば・・・」
愚虞霊仙人様はわざとらしく腰を抑えながら座り込み、カオスの勇者達をちらちら見ます。

『探しに行くのが面倒なようだ。』
フラポリーの看板にはそう書き込まれました。

112 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/05/11(火) 23:20:55 0
浮遊霊壹「それ、前回使われたのはいつだろうね・・・」
浮遊霊貳「さあな、もしかしたら俺等が生まれる遥か以前だぜ」
浮遊霊參「じゃあ十年百年単位で戻ってやり直しの可能性が高いのか」
浮遊例肆「古代文明以来の歴史を持つ我が国で
“失われたx年”だの“他国に遅れる事x年”が頻発するのはそういう訳か・・・」


113 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/05/13(木) 22:36:34 0
>111
誰の仕業か、中国全土は荒野と化していた。
「酷い……! 黄泉の国が定員オーバーしてしまう!」
殺人現場で数人や数十人の死体が生生しく転がっていればシリアスに絶叫するところかもしれないが
ここまで潔く国が無くなっているともはや黄泉の国の定員を心配するしかない。

>「・・・というわけだ。面倒だろう。」
「そんな時間操作の道具があったとは……! 似たような話をどっかで聞いた事があるぞ。
恋愛アドベンチャーだと全ルート制覇するためにセーブデータを何個も作るとかなんとか。
でも何が面倒なんですか?」

>『探しに行くのが面倒なようだ。』
「なるほど、じゃあ探しに行こう」
探しに行こうとした時。
「ソノ必要ハ無イ!」
“陰陽弾”と書かれた魔導砲のような物を持った此花陛下が立ちはだかった。
「此花陛下……! 良かった!
でも何か雰囲気違いません? いつから片仮名言葉になったんですか?
それを渡してください」
「ソレハナラン!
せーぶナド邪道! 時ヲ操ルナドアノイケスカナイ種族ノヨウダ!
真ノ勇者ナラせーぶナドセズニブッ続ケ一発勝負セヨ!
ソレニ私ハ此花トヤラデハナイ! コノ者ノ体ニ憑依シテイルダケダ!」
「もしかしてさっき倒したやつ!?」
さっき倒したイソギンチャクが地球支配を企てて此花陛下に乗り移ったのかもしれない。
此花陛下は儀式の媒介に使われるぐらいだし、極度に憑依されやすい体質でも不思議はない。
「コレヨリ善悪ヲ融合サセル陰陽弾ヲ撃チマクリ、かおすナぱわーニヨッテ地球ヲ宇宙的恐怖デ支配スル!!」
この此花陛下の姿をした何者か、地球支配する気満々だ。
「どうしよう……」

114 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/05/15(土) 02:05:58 0
>\デデーン/

「これは…とんでもないことを…」
一つの国が簡単に滅んでしまっていた

>「【西武老怒】を使うには善悪の力を融合させる【陰陽弾】が必要だ。
しかし【陰陽弾】は最近使っていないから、この崑崙のどこにあるか・・・
イタタ!持病の腰痛が!だれか親切な人が探し出してくれれば・・・」
>『探しに行くのが面倒なようだ。』
>「なるほど、じゃあ探しに行こう」
「やるしかないでござるよ…簡単にこんな事を許してはいけないでござる」

>「ソノ必要ハ無イ!」
その声は…此花陛下!
しかし少し妙だ何かおかしい

>「ソレハナラン!
せーぶナド邪道! 時ヲ操ルナドアノイケスカナイ種族ノヨウダ!
真ノ勇者ナラせーぶナドセズニブッ続ケ一発勝負セヨ!
ソレニ私ハ此花トヤラデハナイ! コノ者ノ体ニ憑依シテイルダケダ!」
>「コレヨリ善悪ヲ融合サセル陰陽弾ヲ撃チマクリ、かおすナぱわーニヨッテ地球ヲ宇宙的恐怖デ支配スル!!」

「そんな事はさせないでござるよ!」

一瞬の隙を突いて霊符を投げ、陛下に張り付くと
金縛りにあったように身動きが出来なくなる

「動きは封じたでござるよ…さて…俺の説法をお前の恐怖で抑えられるか?」

此花陛下の瞳を不動明王の真っ赤な瞳で憑依した者の精神を憤怒の炎で焼き払おうと
瞳を覗き込む

115 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/15(土) 22:49:21 0
木っ端どもを薙ぎ払ったついでに、ルーミアも叩きのめし、先に進む黒竜丸。
彼は崑崙山をずんずん上った。
「大分、シャードの力を使ってしまったな」
実のところ、1シナリオ1回の《ネルガル》は、もう使ってしまったため、二度目の国家規模の広範囲攻撃が来ることはないだろう。
ただし、1シナリオ1回ということは、次章になったらまた使えるということである。
次章まで黒竜丸が生かしておいたら、もう一回くらい同じ規模の災厄が振り撒かれるだろう。

だが困ったことに、彼は新たなパワーを手に入れてしまった。
「これぞ、カオスの力を宿した宝貝、盤古幡!
 フハハハハ、ついに手に入れたぞ!」
珍妙なデザインの旗を掲げて、彼は勝ち誇った。
この旗こそ、カオスの力を秘めた究極の宝貝の一つ、盤古幡である。
これを奪う前に、盤古幡の持ち主である元始天尊との激しい戦いがあったが、自分で登場させたNPCと延々とバトルするなんて不毛な真似をしてもしょうがないので、戦闘シーンはカットされた。
元始天尊は破滅した。
カオスの勇者達がポリプ状生物を相手に苦戦しているうちに、黒竜丸が目的を達成してしまったのだ。

さて、この盤古幡の効果だが、まるで未知数だ。
何せ、Googleで検索しても、ジャンプで連載されていた漫画版封神演義の話ばかりで、原作の封神演義の盤古幡の話題がちっとも出てこない。
しかし、盤古とは中国神話における宇宙開闢の創世神であり、ギリシャ神話で言うところのカオスに相当する。
その名を冠するこのアイテムは、きっとすごいカオスな力を秘めているに違いない。
とりあえず、重力操作などというケチな能力ではないことは確かだ。
彼はそれを手に入れてしまった。最悪の事態である。

116 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/05/16(日) 00:29:48 0
>>114
「オロカモノメ。ソレガキクトオモッタカ」
コノハナ陛下に取りついているのは先ほど倒したフラポリーの仲間である
フラポリーの仲間はとても変わった精神構造をしているので、ありがたい説法など効くはずのなかった
「ダガコノママデハラチアカヌ」
しかし、本体は相変わらず金縛りにあったままだ
「オマエノカラダヲモラウゾ」
コノハナ陛下からの体から抜け出し、乱堂武の精神をのっとりはじめた

>>115
ルーミアはやられる瞬間、そこらじゅうにある樹木にある影と同化した
黒竜丸は本体が消えてしまったことも気づかずにのっしのっしと進んでいく
(口の中に入れば確実だが、それは無理か)
さすがにそういう展開をライトファンタジーな世界でやるわけにはいかない
影と同化した瞬間に浮かんできたプランを頭の中から消し去り、黒竜丸の翼の付け根にできた影へと移動した

>「これぞ、カオスの力を宿した宝貝、盤古幡!
> フハハハハ、ついに手に入れたぞ!」
ガイアを作った神様はこの世界にはいない
しかし、その世界にはいまだにその力が残されている
その力をもってすればガイアを消すこともできなくはない
だが、その力を利用しようとしたものはそれにおぼれ、無へと帰ってしまうのが世の常だ
(これで殺す手間が省けたか…)
ルーミアは黒竜丸の陰から離れ、ティルたちの影を探すことにした
【カオスつながりということで無の力を操るということにしてみました】

117 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/05/16(日) 01:32:08 0
× ルーミアは黒竜丸の陰から離れ、ティルたちの影を探すことにした

とはいうものの、放置していれば、ガイアひいては幻想郷が滅びることになりかねない
しばらくそのまま陰に潜んでいることとした


118 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理 [sage] 投稿日:2010/05/17(月) 08:22:46 0
>>113
>「どうしよう……」
『世界征服病にかかっています。』
悩むテイルの横でフラポリーの看板の文字が変わります。
ちなみに世界征服病とは、急に強い力を手に入れた人が世界を支配したくなる病気の事です。
さらに世界を支配するか誰かに阻止されるまでは、完治しない場合も多い難病です。
突発性の病気なのでたいてい、世界を支配した後どうするか考えていない場合が多いですけどね。

しかし、そのFlyng Polypは武の霊符で動きを封じられ>>114ました。
なんとか武の体を乗っ取ろうとしているようですが、そこが素人の浅はかさ。
もともとそんな技術は持っていないのですから、武が抵抗すればすぐ失敗するでしょう。
さらに、コノハナ陛下の体を離れたために陰陽弾も置き去りです。
今ならコノハナ陛下と陰陽弾を一度に救出できそうです。
ちなみにフラポリーは体を動かせないので、救出は無理です。

>>112
「長く時間が戻った方が、お前たちの生き返る確率があがるだろうが。」
愚虞霊仙人様は、浮遊霊たちが生まれていない可能性には触れませんでした。
どうせ自分の時間は戻らないと思えばこその言葉です。
やはり西武はこまめにしないと、後で消えた時間に後悔します。
まだいけるはもう危ない。
皆さんも抜け道を見つけたら、面倒でも一度戻って西武をお早めに。

さて、>>115で重要アイテムを持って行かれたカオスの勇者たちに、さらに試練が降りかかります。
轟音を立てて火を吐きながら、崑崙から巨大な焼き鳥の串みたいな物体が飛び出します。
焼き鳥の串はすぐに小さくなり、天高く上って見えなくなりました。
「あれはジョウガ666号ではないか。
イースは上手く発進できたようだな。」
愚虞霊仙人様は空を見上げてそういいます。
なんと! ジョウガ666号は、カオスの勇者たちを乗せずに月に行ってしまいました!


119 名前:テイル ◇ 6nXELe5RK6代理 [sage] 投稿日:2010/05/17(月) 08:25:26 0
>114 >116-118
>「オマエノカラダヲモラウゾ」
「ヤバイよ! タケル君、逃げてー!」
が、Flyng Polypにそのような能力は無かったらしく、此花陛下の体を離れた瞬間ひゅるるるぽんと自滅した!
此花陛下を揺り起こす。
「陛下ー! ご無事ですか!?」
異常な精神に侵されていあいあ言い始めたらどうしよう。
「思い出しました……。私は元々この世界の人でした。
いえ、今思えば人間であったかも定かではありません。
皇子ニニギとの婚礼を目前にトラックに轢かれガイアに飛ばされたのです。
この現象を転生トラックと言います」
「いあいあになってるー!?」
それだけに留まらず、宇宙の真理を語り始めた。
「そして見てはいけない大宇宙の真理を垣間見てしまった気がします。
無数の世界を擁する大樹……。
それは陰と陽と境界と五行と四大属性とその他諸々の属性を内包し……」
「色々折衷しすぎだよ!」
そしてタイミングよく焼き鳥の串が飛んでいく。
>「あれはジョウガ666号ではないか。
イースは上手く発進できたようだな。」
「うまく発進できたじゃねー、このジジイ!」
「わっしゃ知っらん♪」

>115
混乱はさらに続く。ヘンテコな旗を掲げた黒竜がのっしのっし歩いてきた。
「なんだよアレ!」
「これはいかん! 盤古幡が奪われてしもうた!
何しろすごいカオスな力を秘めていて効果はわしにも分らん!
勇者たちよ、どうか力を貸してくだされ!」
都合が悪くなったらといって態度をコロっと変えてすがりついてくる爺さん。
その上、手に取ったエレメントセプターを見て無茶振りまでしてきた。
「おおっ、それは陰陽の均衡を司り宇宙の真理が刻まれているという太極図ではないか!
そうかそうか、ガイアにあったとはのう」
「はあ!? もう黙っとけボケジジイ!」
「では西武老怒を使ってくるぞ。そなたらを信じておるぞー!」
爺さんはやりたい放題した挙句、陰陽弾を持ってそそくさと去っていった。

「仕方ない……みんな、いくよ!」
気を取り直して臨戦態勢に入る。ヘンテコな旗が並々ならぬオーラを放っている。
「くっ……すごいプレッシャーだ!」
エレメントセプターが反応し、空中にごちゃごちゃした理解不可能な図が現れた!
「変なの出た―――!」
此花陛下がシリアスな顔で驚いている。
「はっ、それは宇宙の真理を表した図!
陰と陽と境界と五行と四大属性とその他諸々の属性を内包し
考えられる限りのあらゆる宇宙観をカバーしている故に真理なのです!」
「そうなの!?」

120 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/17(月) 23:21:54 0
>>119
のっしのっしと歩いてくる黒竜。
愚虞霊仙人は、その近くを通ったので死亡してしまった。
「これもまた天命なり」
黒竜丸は、自分で殺しておいてそのように言い放った。
封神演義で、理不尽な死に方をした奴が居ると、頻繁に出てくるフレーズである。
彼らは何度、西武老怒を使おうかと思ったことであろうか。
しかし、彼らは都合が悪くなってもやり直したりはしなかった。
どのような悲惨なことでも、全ては運命であると受け入れるくらいに達観していなければ、仙人などできないのである。

黒竜丸は、道具袋から盤古幡とは別の宝貝を取り出した。
それは、一枚の小さな石碑のように見えた。
「これは『桜斗征武』という。元始天尊が持っておったわ」
『桜斗征武(オートセーブ)』とは、一秒ごとに刻一刻と時間を上書き保存し続ける、アンチ西武老怒とでも言うべき宝貝である。
作ったのは呂尚(生没年不詳、紀元前11世紀頃の人物)、つまり太公望とされる。
歴史上最古の軍師として知られる彼は、封神演義においては元始天尊の弟子とされ、仙人の仲間として扱われている。
また、「覆水盆に返らず(一度起きてしまった事はけっして元に戻す事は出来ないという意味)」の故事成語の語源とされる人物でもある。
この『桜斗征武』は、その諺をまさに体現するものだ。
そして、崑崙山が炎に包まれている。仙人は敗れ去った。そして『桜斗征武』により、取り返しがつかない。

さて、彼は一時間過ぎたので人間形態に戻った。
一時間過ぎれば元に戻る事ができるが、元に戻らないこともできる。
竜の姿のときに負った負傷は回復しないのに対し、人間形態から竜形態になる際には全ての負傷や呪いが完治する性質がある。
故に彼は、竜形態から人間形態へと戻ったのである。
「盤古幡の対を為す太極図は、お前が持っていたか。
 そいつは調和の象徴、この盤古幡はカオスの象徴だ。
 その二つのぶつかり合いこそ、まさしく世界の命運を決めるに相応しい戦いだ。
 だが、場違いな奴が居るなァ」
そう、人間形態に戻ったことにより、ルーミアが潜めるだけの大きさの影が無くなり、隠れることができなくなった。
「喰らえ、ルーミア爆弾ンンンンンン!」
黒竜丸はとりあえずルーミアを投げ飛ばした。
ルーミアが大砲の弾のように飛び、乱堂武の頭に突き刺さった。ギャグだから多分死なない。

121 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/05/17(月) 23:31:31 0
愚虞霊神人「むうっ、何という事を……仙人は殺されると、"仙"より一段低い"神"になるのじゃ」

122 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/05/18(火) 20:41:36 0
>>120
むんずとつかまれ、勢いよく乱堂武の頭に向かって放り投げれられた
普通の人間ならこのままぶつかるところだが、ルーミアは闇にまぎれる能力がある
頭に突き刺さる直前、その能力を使い、衝突を回避した
「人間弾丸にするつもりのようだが、それは無意味というものだ」
影から人の形が立ち上る
黒い人の形をした物体は金髪の少女へと変わり、乱堂武の前に姿を現した
「満身のあまり闇にまぎれる能力があることを忘れたか」
もはやこいつにはかったも同然といわんばかりに笑みを浮かべ、スペルカードを一枚天に向かって放り投げた
「その慢心を身に抱えたまま死ぬがいい」
カードが地面に着地するよりも早く、ルーミアが二つに分裂し、黒竜丸の方へと突っ込んでいった


123 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/05/18(火) 23:44:45 0
>116->118>119
>「オマエノカラダヲモラウゾ」
>「ヤバイよ! タケル君、逃げてー!」
両目が真っ赤になったということは宇宙の真理を見透かす目となった
そして不動明王の魂は憤怒の炎と同等であり取り付いた時点で
彼を超える精神力を持たなければ燃え尽きる
「無駄だ、貴様の根源は見切った焼き切れろ!」
たが取り付く前に陛下から乗り移ろうとしたときに愚かにも自滅し消えた

>「そして見てはいけない大宇宙の真理を垣間見てしまった気がします。
無数の世界を擁する大樹……。
それは陰と陽と境界と五行と四大属性とその他諸々の属性を内包し……」

「……」
それを聞いてもあえて何も言わずに黙っている
これを自覚するのは竜の力に目覚めてからの方が手っ取り早い
>「あれはジョウガ666号ではないか。
イースは上手く発進できたようだな。」
「俺が追っかけてってもいいが、多分あの速度で
追いかけるのは何週間か掛かるな」
ガルダを召喚し、この覚醒状態で追いかけたとしても二、三日では追いつけないのは
わかっていたためその間になにがあるかはわからないため目を離すのは好ましくない
>120>121
>「喰らえ、ルーミア爆弾ンンンンンン!」
こちらに向かってルーミアが飛んでくる
錫杖で叩き落とそうと思ったが、当人が回避してくれたようだ
「ったくあぶねぇな〜久しぶりの錫杖の出番だったのによ」
まぁ別に良いが、と呟き霊符を取り出す

124 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/19(水) 06:31:44 0
>>122
ルーミアの突進が直撃すると思った、そのときである!
なんと、ルーミアが黒竜丸をすり抜けたのだ。
「自分が今、どんな状態にあるのか知らないのか?」
どんな常態か?
ルーミアは透けている。影も薄くなっている。
「これも盤古幡の力の一つだ。
 存在を『無』が飲み込み、存在感を希薄にし、最後には完全に消し去ってしまうことができる。
 元から影が薄い奴には、致命的な効果を発揮するのだ」
>>116で無の力がどーたらこーたらという設定が追加されたため、採用した結果がこれだった。
つまり、ルーミアという存在を『無』が侵食し、肉体や生命力や精神力ではなく「ルーミアというその存在そのもの」が被害を受けたのだ。
具体的には、ただでさえ薄いルーミアの存在感が、更に薄くなった。
このままでは、ルーミアは居るのか居ないのかわからなくなってしまう。

>>123
乱堂武もまた、『無』の侵食を受け、どんどん薄くなっている。
「役目を負えるときが来たようだな、明王よ。
 苦痛は無いだろう?
 だが、待ち受けるのは、死よりももっと残酷な完全消滅だ」
明確な体力の低下などの自覚症状は無いものの、ただただ武の存在感が薄くなっている。
恐ろしい攻撃だった。防ぐ手段は「(話の展開的な意味で)目立つ」しかない。
ただ強くなるだけでは、この攻撃は防げないのである。

125 名前:テイル ◇ 6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/05/20(木) 00:01:16 0
>120
>「これもまた天命なり」
「……。絶対わざとだろ!」
しかも桜斗征武で後手キャン封じまでしやがった! なんてこった!
「世界征服病は誰かに止められるまで治らないんだよ! 必ずあなたを止める!」
世界の命運をかけた戦いが今始まる!

>122-123
「あっ、ルーミアさん! そんなところにいたの!?」

>124
「な、なんて恐ろしい宝貝なんだ……! 消えちゃう消えちゃう!」
慌てて自分の体を見回す。
レオ「いや、お前は無駄に目立ちすぎだろ!」
メル「そういえば服って存在感薄いよね。ここは服だけ消してサービスシーンを……」
エメロ「そんなサービスいりません!」
留守番組の3人が消えては大変と慌てて台詞を言う。

>121
「あれ? 神のほうが仙より下だったんだ」
愚虞霊神人が、宝貝リストと書かれた参考書らしきものを広げながら言った。
「そうじゃ、もう怒ったぞ―! お仕置きせねば!
太極図は天地を切り開き陰陽を分かち四象を治めるもの…すなわち世界そのものを操り、
いっさいの空間を任意に組み替えることが出来る宝貝……だそうじゃ!
その力をもってそいつを叩きのめせえ!」

その指示に対して、首を横に振る。
「これは調和の権化だよね……?
叩きのめすなんて気持ちじゃ本当の力は引き出せないと思う」
影が薄くなりつつある二人、いや、ついでに現在文字通り体がなくて危ないフラポリーちゃんも入れて3人に向かって語りかける。
「人が本当にいなくなるのは人から忘れられた時なんだって。
だから大丈夫だよ。ボクは一時たりとも仲間の事を忘れたりしない。
みんなもボクを信じて力を貸して! 太極図の真の力を引き出すにはみんなの力が必要だ!」

126 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理 [sage] 投稿日:2010/05/20(木) 18:23:32 0
>>120
>「これもまた天命なり」
天命なら仕方がありません。
仙人からの格落ち>>121は痛いでしょうが諦めてもらいましょう。

>>124
さて、黒竜丸は盤古幡の力で【無の力】を使い始めました。
この効果から、盤古幡の持つカオスの力がいわゆる【混沌】ではない事がわかります。
何もない状態を【混沌としている】とは言いません。
【無の力】は興味深いですが、とても危険な力です。
攻撃されている側からすれば、それどころではないでしょうがね。

>>125
> 「人が本当にいなくなるのは人から忘れられた時なんだって。
>だから大丈夫だよ。ボクは一時たりとも仲間の事を忘れたりしない。
>みんなもボクを信じて力を貸して! 太極図の真の力を引き出すにはみんなの力が必要だ!」
『おー。力を分けるです。ぷー。』
フラポリーの看板にそう書き込みがありました。
語尾からして土星人風に力を送るつもりのようですが、
正確な文字を使えていないので効果は怪しいものです。
やはり看板だけでは活躍は難しいですね。
そろそろ援軍の到着ですから、そちらに期待しましょう。

「そうはさせませんこの悪党!」
風と共に飛んできたイソギンチャクが、ドーンと黒竜丸に体当たりしました。
イソギンチャクはテイルたちの所まで飛んでいき、そこでくるりと黒竜丸に向き直ります。
「私はアズリア・ニャン!
ガイア様に仕える神官です!
訳あってこのような姿ですが、詳しい説明は後でします!
私にも黒竜丸の暴挙を止めるお手伝いをさせてください!」

賢明なROM中の方はもうおわかりでしょう。
彼女が不幸にも(笑)フラポリーと精神を交換されてしまった人物なのです。
それでも神官だけあって、フラポリーとは違って確実にテイルに力を送っています。

「微力ながら私も力をお貸しします。」
いつの間にか奇妙な物体を持っているコノハナ陛下も力を送ります。
「これはソフィアパズルと呼ばれる宝貝だそうです。
陰陽弾と一緒に持ち出していたのですが・・・何かに使えないでしょうか?」
とりあえず今は使えないと思います。
後で使ってください。

「崑崙をメチャメチャにしおって許せん!」
「仙人になるためにまた修行せねばならんだろうが若造が!」
仙人や神人たちもテイルに力を送りました。
もちろん本当に必要なのは、カオスの勇者たちの送る力です。
無の力は嫌いなのでPLの人も力を送っておきましょう。ぷー。

127 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/05/20(木) 22:00:55 0
>>124
>「これも盤古幡の力の一つだ。
> 存在を『無』が飲み込み、存在感を希薄にし、最後には完全に消し去ってしまうことができる。
> 元から影が薄い奴には、致命的な効果を発揮するのだ」
「そのようだな」
消える寸前だというのがルーミア自身は全く持って焦っていない
封印さえ解ければ、世界全体を恐怖に陥れ、いつでも自分自身の存在を強固なものにすることができるからである

>>123
とはいえ、このままでは存在が消えてしまうのも事実である
ルーミア自身は封印を兼ねている赤いリボンに触ることすらできないのだから
「お前の炎で封印ごと焼くことはできるか」
乱堂武は不動明王の力を持っているらしい
不動明王は炎で万物を破壊し、右手に持つ剣で魔を払う
魔は夜の眷属だ
基本的に夜の王であるルーミアとは相性が悪いのだが、
今は不動明王の力に頼るほかないのだ

>>125
>「な、なんて恐ろしい宝貝なんだ……! 消えちゃう消えちゃう!」
―安心しろ。あれには消すだけでなく、作る機能も含まれている。ガイアはカオスから生まれ、昼と夜が生まれた。仮に消えたとしても、同じように作り直せばいいだけのことだ
念話で3人に向かって語りかけた

>「人が本当にいなくなるのは人から忘れられた時なんだって。
>だから大丈夫だよ。ボクは一時たりとも仲間の事を忘れたりしない。
>みんなもボクを信じて力を貸して! 太極図の真の力を引き出すにはみんなの力が必要だ!」
「わかった。力を貸そう」
どこからどうみてもたんなる図すぎない
だが、もしかすると、何か力があるのかもしれない
半信半疑ながらスペルカードを一枚手渡した


128 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/20(木) 22:29:35 0
>>125
「フハハ、既に何人か消えているのに気付かないようだな!
 どれ、残る仲間も一人ずつ消し去ってくれるわ!」
最近本文に登場してないNPCは、盤古幡の力で消されてしまったのかも知れない!
主に最近本文に登場してない弁慶とか、実家に送られたまま音沙汰が無い一休とか!
ここで存在を主張しないと、本当に消えてしまうぞ!

>>127
「どうした?今にも消え入りそうじゃないか」
早いとこリボンによって封じられた力を解放しなければ危ないかもしれない。
幸いにして、黒竜丸はルーミアがどういった奴なのかを知らない。

>>126
「ぐおっ!?」
黒竜丸は体当たりを喰らい、大きく体勢を崩した。
体勢を立て直して起き上がったときには、太極図の力により、力が、人々の想いが、一箇所に集まっていく。
(馬鹿な、この俺が震えている!?恐怖しているとでも言うのか!?)
黒竜丸は震えた。武者震いか、それとも恐怖か。
どちらにせよ、侮り難しと思ったことには相違ない。

「面白い!こちらも出し惜しみは不要なようだな!」
黒竜丸が剣を掲げると、再び忌まわしい悪魔の竜へと変貌を遂げた。
先ほど人間形態に戻ったばかりの黒竜丸は、再び竜形態へと変身したのだった。
実のところ、人間形態のドレイク族は、耐久力の面で不安が残る。
竜変身を出し惜しみするあまり、変身しないまま倒されるドレイクも居るのだ。
黒竜丸の判断は的確である。

だが、黒竜丸の竜形態は、以前に空中戦を繰り広げたときよりも、更に一回り大きくなっている。
第六天魔王やデウスのシャードの力に加え、盤古幡の力までも取り込みつつあるのだろう。
「さあ、勝負だッ!」
黒竜丸の雄叫びが、空間をビリビリと振動させた。
常人なら気絶してしまうほどの、凄まじいプレッシャー!
ドレイクでは決して持ちえぬ、ドラゴン特有の強力な能力、精神を揺さぶる恐怖の咆哮である。
ドラゴンに挑んだ幾多の戦士が、この咆哮によって、なけなしの勇気を粉砕された。
だがこれは、戦いの火蓋が切って落とされたことを示す合図に過ぎない!

129 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/05/20(木) 22:45:34 0
>>124
>「役目を負えるときが来たようだな、明王よ。
 苦痛は無いだろう?
 だが、待ち受けるのは、死よりももっと残酷な完全消滅だ」
「ふっ…フッハハハハ!おもしろいことを言うなお前」
そんな事を言われても動じずむしろ楽しんでいるようだった
ここで消えるならば致し方ない
但しタダで消えてやるほど往生際は良くないその時は衛星を全力で道連れにするつもりだが
>>127
>「お前の炎で封印ごと焼くことはできるか」
「ああ…もちろんだッ!」
とりあえず今は四の五の言っていられる状況ではないので
念じると憤怒の炎がリボンを焼き払う
>>126
>「人が本当にいなくなるのは人から忘れられた時なんだって。
だから大丈夫だよ。ボクは一時たりとも仲間の事を忘れたりしない。
みんなもボクを信じて力を貸して! 太極図の真の力を引き出すにはみんなの力が必要だ!」
「仲間信じないで何を信じるんだよ!いいぜやってみせろ!」
力をテイルに送る
「ふっ、俺も力を貸そうか」
弁慶師匠が龍に乗って現れ、テイルに力を送る

130 名前:テイル ◇ 6nXELe5RK6代理投稿 [sage] 投稿日:2010/05/21(金) 01:07:56 0
>126-127
>『おー。力を分けるです。ぷー。』
>「私はアズリア・ニャン! ガイア様に仕える神官です!
訳あってこのような姿ですが、詳しい説明は後でします!
私にも黒竜丸の暴挙を止めるお手伝いをさせてください!」
>「微力ながら私も力をお貸しします。」
>「崑崙をメチャメチャにしおって許せん!」
>「仙人になるためにまた修行せねばならんだろうが若造が!」
>「わかった。力を貸そう」
>「仲間信じないで何を信じるんだよ!いいぜやってみせろ!」
>「ふっ、俺も力を貸そうか」

周囲にいた仲間のみならず、その他大勢の仙人(神人?)達も加勢。
さらに新登場再登場ひっくるめて様々な人々がにわかに集結し、にわかとは思えない団結力で心を一つにする!
デュープリズムが一層強い輝きを放つ。調和を象徴する虹色の輝き。
あまりに統一感の無い面々を見て思わず笑みがこぼれる。
「ありがとう……これならいける!」

>128
>「面白い!こちらも出し惜しみは不要なようだな!」
「ああ、手加減はいらない!」
剣を掲げ、忌わしくも勇壮な黒竜と化す黒竜丸。
奇しくもそれとまるで対照になるように、対極図を掲げ妖艶にして絢爛なる強化形態となる。

「「さあ、勝負だッ!」」
また偶然にも声が重なる。
それだけで数多の勇者達を打ちのめしてきたであろう竜の咆哮が響く中、対極図の力を解き放つ!
「宇宙の真理を司る者【対極図】よ、世界を形作る元素の支配者【エレメントセプター】よ!
暫し我に王権を!!」
展開された図が空間に浸食し、空間が……“世界”が組み替えられていく!

131 名前:語り手妖精◇ 6nXELe5RK6代理投稿 [sage] 投稿日:2010/05/21(金) 01:11:09 0
一瞬後、一同は不思議な空間にいた。一面に広がる花畑。ひらひらと舞う美しい蝶。
さらには謎の触角の付いた変な生き物達が戯れ、背中に【調和】という力強い筆文字が刻まれたフンドシ一丁のマッチョ達がオーケストラを演奏している。
予想外の事態に一同が戸惑っていると、対極図を指揮棒のように持ったテイルが思わせぶりに現れる。
「ボクの世界、名付けて“ぶっとびギャグワールド”へようこそ! 君にこの世界が耐えられる!?」
無駄に指している後光といい、仰々しく上空から降りてくる演出といい、まるで神のよう。
否、今この時においてはまさしく神なのだ!
「綺麗な音楽でしょ? みんな同じ音を鳴らしてもこうはならない。
全員が全員メロディーをひかなくていい。
縁の下に徹するベースや一曲に一回だけ魅せるシンバルがいてもいい。これが“調和”だ!
行け、マッチョ軍団! その者に調和の素晴らしさを叩きこめ!」
「「「イエッサー!」」」
テイルが指示を出すと同時に、マッチョの大群が黒竜丸を取り囲む。
「「「響き渡れハーモニー! 漢の音楽祭!!」」」
ツッコミどころ満載の技名を叫びながら黒竜丸を一斉に楽器で叩き始めた!
絵的には美青年の姿の方が面白かったかもしれないがそんな事を言っても仕方がない。

そんな地獄絵図を尻目に、テイルが仲間たちに解説する。
「ここではボクが神だ! 心に思い浮かべた事は何でも実現する!
ただし対極図の力は調和。憎しみや恨みからでは駄目。
心からみんなの笑顔を願った攻撃を頼むよ!
この世界を保つのは3分か30分か3時間が限界だ……! 急いで!」

132 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/05/21(金) 22:39:29 0
>>129
リボンに火が付き、髪の焦げるにおいが辺りに立ち込めた
「ありがとう…これで…」
言葉が途切れ、ルーミアは突然うずくまった
「う…あ、熱い」
髪が伸びた
手足も伸びた
「うぎゃぁぁぁ…」
背も伸び、ひときわ大きな悲鳴を上げた
そして、それっきりルーミアは動かなくなってしまった

>>130
空は暗く染まり、太陽はおろか月すらも輝いていない
世界のあちらこちらで明かりが消え、信号も消えた

とある交差点にて車と車がぶつかる衝突事故が起きた
が、それも音だけしかせず、炎も煙も上がらない

世界は闇に覆われ、光という光がこの世から消えた

>>131
しかし、すぐにルーミアは消えてしまった
ティルというものが対極図を使い、周りにいたものごと飛ばしてしまったからである

ルーミアは目覚めてみると、不思議なところにいた
周りでは花が咲き乱れ、蝶がひらひらと飛んでいる
天からは日差しが指し、オーケストラを演奏している男たちの筋肉はまるで宝石のようだ
(おかしいわね…闇に覆われるはずなのに)
いつの間にか口調も背丈も変わったルーミアは首をかしげていた
が、すぐに疑問は解決した
>「ボクの世界、名付けて“ぶっとびギャグワールド”へようこそ! 君にこの世界が耐えられる!?」
(高々一匹の妖精ぶぜいが神様気取り。笑わせるわ)
ルーミアはこの力によりさまざまな犠牲を払ってきた
今、目の前に立っている神はその重みがない
そして、犠牲を払う覚悟もない
>「ここではボクが神だ! 心に思い浮かべた事は何でも実現する!
>ただし対極図の力は調和。憎しみや恨みからでは駄目。
>心からみんなの笑顔を願った攻撃を頼むよ!
>この世界を保つのは3分か30分か3時間が限界だ……! 急いで!」
だが、おそらく、ティルの言うように数分とこの世界は持たない
そして、目の前には世界を壊そうと企んでいる黒竜丸がいる
その気になれば、自分一人で倒すこともできなくはないが、何かのきっかけで元に戻ってしまえば、もう一人の自分が困ってしまう
(まあ、いいわ。たまにはこういうのもいいでしょう)
黒竜丸から盤古幡を奪い、あるべきところへ戻る光景をイメージし、黒竜丸の持つ盤古幡へと手を伸ばした

133 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/21(金) 22:56:16 0
>>130-131
「神だと?神など、俺にとっては踏みつける対象でしかないッ!」
此処に来ても、あくまで傲岸不遜なのが黒竜丸である。
屈強な男たちが楽器でボコボコに殴るも、マッチョは人間サイズであり、大きさの対比の関係で、向こう脛をペチペチ殴る図にしかならない。
ギャグっぽい世界になっているのも原因の一つだろう。
黒竜丸は、周りを取り巻く男たちを尻尾で薙ぎ払ったり、足で踏んづけたりすることで応戦した。
「調和?ガイアですら実現できぬものを、その眷属に過ぎぬ妖精ごときが実現できるものか!
 間もなくこの地球は、俺のカオスに呑まれる!
 全てを原初のカオスに返した後、この俺が一から新世界を作り上げてくれよう!
 調和など、その後で作ってやる!」

黒竜丸は、前回戦った際のエネルギーブレスとは全く異なるものを吐き出した。
黒い球体に見えるそれは、虚無のブレスとでも言うべきか。
やはり、存在そのものを削り取る作用がある「無」の力による攻撃であった。
マッチョたちの影が薄くなり、もはやどのマッチョがどのマッチョだか判別できなくなっている。
「俺は神をも超える!神の被造物や、出来損ないの明王ごときなど、風の前の塵に同じ!」
黒竜丸が羽ばたくと、凄まじい突風が巻き起こり、マッチョたちは衝撃波でバラバラにされて滅びた。

モブを吹き飛ばす《トルネードブラスト》だ。1シナリオにクラスレベル回使えるので、まだまだ使える。
一山いくらの雑魚キャラを吹き飛ばすために用いられるこの技は、PCやシナリオボスなんかには全く影響が無い。
元からマッチョたちはモブであったが、無のブレスによって影を薄くされたために、より深刻な破滅を被ることになったのだ。

だが、存在感が薄くなりすぎて、その他大勢と一緒くたの扱いになった場合、たとえPCでも《トルネードブラスト》で死ぬ。
対PC用に使う即死技である《ハイパーブラスト》もあるが、そんなものを使うまでも無くモブと一緒くたに吹き飛ばされてしまうのだ。
困ったことに、虚無のブレスの影響で深刻なくらい影が薄くなり、気が付いたら生き残ったマッチョと区別がつかなくなっている者がいる。
主にヤバいのはNPCだ。
殆どのNPCは最近ご無沙汰で、再登場の際の描写がたった1、2行で済まされてしまったうえに台詞も少なかったので、しっかり存在が主張できなかったのかも知れない。
何はともあれ、まずい!次に《トルネードブラスト》が来たら!
「ぬううん!」
やはり来た。
彼の翼が巻き起こす衝撃波と竜巻が、十把一絡げな連中を中に舞い上げ、微塵に粉砕していく。
このままでは、弁慶やその他のNPCが、兵士Aのようなモブと一緒くたの扱いで死んでしまう。
PCが《トルネードブラスト》の犠牲になるのも時間の問題だろう。

134 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/21(金) 23:05:38 0
>>132
だがそのとき、完全なる闇が世界を覆った。
黒竜丸は阿呆のアイリスと違い、暗視能力持ちのくせに前が見えないとかヌカしてパニクったりはしなかった。
そのため、彼の行動の自由は暗闇の中でも全く損なわれない。
更に、ドレイク名物の当たり判定詐欺もあって、ルーミアが手を伸ばそうとも、なかなか盤古幡を奪うことができない。
彼は盤古幡の力を完全に取り込みつつあり、盤古幡と同化し始めている。
いや、今のルーミアの目には、逆に黒竜丸が盤古幡に飲み込まれつつあるように見えたかも知れない。
まさしく彼女の予期したとおりと思えるかも知れないが、果たしてこれで終わる黒竜丸であろうか。

「ほう、その闇の力……タルタロスのものとは違うな。何であったか……」
黒竜丸は盤古幡を通じて、カオスの力だけでなく、原初の神しか持ちえぬ知識を、間接的にではあるが引き出していた。
彼はそのせいか、全てを察したように落ち着き払って、長々と説明を始めた。
「なるほど、そういうことか!
 この世界(地球)で伝えられるカオスの子は、ガイア、タルタロス、エロス、エレボス、そしてニュクス!
 貴様は夜の闇の女神とされる原初の神、ニュクスだな!
 >>24の名前欄誤爆はこの伏線だったというわけだ!」
※黒竜丸は適当なことを言ってるだけです。

「面白い!
 だが、カオスの力は、それから生じた神の力をも含んでいたところで不思議ではないぞ!
 俺はエロスの力を解放する!」
黒竜丸は盤古幡の無の力を有の力へと転じ、新たなものを作る力として用いた。
そして、エロスだけにエロエロの触手を伸ばし、ルーミアに襲いかかった。
神様としてのエロスとは何の関係も無い気がするが、テイルのぶっとびギャグワールドの影響もあって、こんなものが出てきた。
ROMの人はルーミアの色気のある反応を期待しているかも知れないが、自重しないとライトファンタジーではなくなってしまう。
早く黒竜丸を止めないと、大変なことになるぞ!

135 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/05/21(金) 23:32:12 0
>>130
>「ボクの世界、名付けて“ぶっとびギャグワールド”へようこそ! 君にこの世界が耐えられる!?」
>「ここではボクが神だ! 心に思い浮かべた事は何でも実現する!
ただし対極図の力は調和。憎しみや恨みからでは駄目。
心からみんなの笑顔を願った攻撃を頼むよ!
この世界を保つのは3分か30分か3時間が限界だ……! 急いで!」
「なかなかのもんだな…よくやったここまで出来れば充分すぎて
釣りがくるぜ」
力を本格的に覚醒させ、不動明王剣にも炎の龍が巻きつき更に
全身から炎が溢れ出す。
「我、正道に引き戻す者にて外道、魔を焼き払いて邪なる者を滅する」
片手で印を結び、ガルダを召喚し飛び乗る
「力・技・心…三つ揃いて」
【勝てぬものなし!】
ガルダと共に詠唱し、上空へ急上昇する
光弾と炎弾を吐きながら急速に降下しながら助けた人達の笑顔を思い出していた
(この笑顔を絶やすわけにはいかん…だから)
瞑っていた目を広げ、明王剣を振り下ろす
【「輝炎三位一体迦楼羅斬ッ!!」】
振り下ろすと同時に巨大な火柱が発生し、そのままガルダが突っ込むと同時に
火柱がガルダを包み込むようにまるで不死鳥のように全身に生命の炎が揺らめいているように見える
ガルダは雄叫びを上げながら黒竜丸に勢い良く向かっていく



136 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/05/22(土) 19:44:53 0
>>134
暗闇の中、黒竜丸に近づき、盤古幡を奪おうとした
が、しかし、相手はあたり判定詐欺で有名な忍者だ
盤古幡を手に取ろうとするたびに掻き消え、近づいては掻き消えを繰り返し、いつまでたってのルーミアの手には届かなかった
「往生際が悪いわよ。早く手渡して死になさい」
さすがにルーミアもイライラしてきたのか言葉に遠慮はない
これでもかこれでもかと言葉にとげを込めている
「くふふ…」
突然、黒竜丸から触手が伸び、服が切り裂かれた
業界用語でいうピーな所を覆っているものはもうなく、あられ内のない姿をさらしている
「よくもここまでコケにしてくれたわね…」
ルーミアのこめかみに浮かぶ青筋がぷつんと切れた
「私直々に成敗してくれるわ!」
ルーミアは縮地の要領で距離を詰め、黒竜丸の下腹に右ストレートをぶち込んだ
同時に風呂場を見られた少女が盥を投げると必ずヒットするというおなじみの法則が発動し、黒竜丸は回避することすらできない
「ふふ…その表情も素敵よ」
さらに深く拳を突き立て、手を広げる
「さあ、もっと素敵な表情を見せて頂戴」
スペルを宣言すると同時に光が黒竜丸を貫き、拳をめり込ませたところのすぐ裏側に大きな穴が開いた

>>135
「あら?邪魔するのかしら?」
ルーミアはガルダの目の前で手を伸ばし、手のひらを広げた
ガルダは羽をバタバタさせ、前に進もうとしているが、ルーミアに補正がかかっているせいか進むことができない
「邪魔をするなら…」
黒竜丸の体から右腕を抜き、両の手でガルダの首根っこをつかんだ
「おしおきよ」
そのまま首の骨をへし折るかと思いきや、大きく一回転し、黒竜丸の体に叩きつけ、さらに何度も何度も叩きつけた
このままだと、ライトファンタジーがライトファンタジーでなくなってしまう
早く止めないと大変なことになるぞ

137 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/22(土) 22:04:53 0
>>136
「ドゥアアアアアアア!」
耳をつんざく凄まじい絶叫が響き渡った。
一条の光が黒竜丸の身体を貫通すると、右肩の辺りに大穴が開き、右翼が千切れ飛び、傷口から黒い血が勢い良く噴出したのだ。
竜は大きく体勢を崩し、練技《リカバリィ》で傷を治癒し始めるが、体力が完全に戻るまでには時間がかかるだろう。
「コオオオオ……何故だ!
 俺は全てを兼ね備えた、カオスの万能の力を手に入れたはず!
 それがよもや……」
予想以上の大きなダメージに、焦燥の念がありありと見て取れる。
有効な反撃を思いつく前に、勇者たちとしては一気に追い込みをかけたいところだろう。

「おい黒竜丸、お前って確か純エネルギー属性無効じゃなかったっけ?
 ビームとか光弾とかは効かないんじゃね?」
そこに、舞台裏の人たちツッコミが入った。
そう、ルールブックによると、バイカウント(子爵)以上のドレイクは、純エネルギー属性の魔法ダメージを無効化するとの記述がある。
これはエネルギーブレスが純エネルギー属性の攻撃であることと、
子爵位以上のドレイクのブレスは攻撃範囲が自分を巻き込みうるようになったため、
至近距離の敵にブレスを吐いて勝手に自滅しないようにとられた措置である。
「ああそうだった、スマンスマン。
 でも処理を巻き戻すわけにもいかんし、今はこのままダメージ受けとこう」
というワケなので、二度目は純エネルギー攻撃が効かない。
しかし、もうこの時点で致命傷に限りなく近いようにしか見えない。

>>135
しかし、ガルダや武の攻撃は、期待したような効果は挙がらなかった。
今度はちゃんと純エネルギー属性無効であるが、炎無効ではないので彼らの攻撃も有効なダメージになりうるはずだったのだが……
「ヒラリ!」
普通に避けた。片翼を失うほどの重症を負ってもなお、当たり判定詐欺が健在だったのである。
何故、的が大きくなっているのに人間形態より回避能力が上がっているのか、不思議でならなかっただろう。
だが、データ上そうなってるから仕方ない。
この件の文句は黒竜丸ではなく、グループSNEに言わなければならない。
「なんて空気の読めない奴だ!」
「汚いなさすが忍者きたない」
渾身の必殺技を、空気を読まずにあっさり回避したことで、あちこちから野次が飛んだ。
そうこうしているうちに、ガルダはルーミアに捕まり、何度も黒竜丸の身体に叩きつけられて潰され、ど根性ガルダになってしまった。

まあ気を取り直して、黒竜丸は言いたかった台詞を言い始めた。
「いいや、まだだ!まだ終わらんぞ!
 実は俺はあと一回の変身を残している!
 この盤古幡と一つになることで、その力を完全に取り込み、更なるパワーアップを遂げてやるぞ!
 ハハハハハ、残念だったなルーミア!オーブがゆうきでみちあふれた!」
黒竜丸の身体がアメーバのようにグニャグニャと形を変えると同時に、盤古幡との融合が始まった。

138 名前:黒竜丸 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/22(土) 22:22:46 0
だが、異変が起こった。
「馬鹿なっ、カオスの力が制御できんっ!?
 うおおおおお、俺の、俺の身体が、意識が……」
盤古幡の力をここぞという局面で制御できず、肉体も魂もカオスに飲み込まれたのである。
黒竜丸が、盤古幡の力に溺れて破滅することを、ルーミアは>>116の時点で既に知っていたのだ。
そうでなくとも、どう見たってお約束な展開なので、多分誰も驚かない。

「WOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」
巨大なアメーバ状の物体から、この世のものとは思えぬ絶叫が響き渡った。
黒竜丸の魂の断末魔だった!
哀れ黒竜丸はカオスに飲み込まれ、最後は己の力に溺れて滅びたのだった。

だが、完全にルーミアの思ったとおりにはならず、黒竜丸は完全に無に帰ったわけではなかった。
確かに、以前の黒竜丸はそこには居ない。
黒い鱗の、恐ろしくもよく整った造形の、威厳ある竜の姿はそこにはない。
だが、先ほどまでアメーバ状だったそれは、おぞましい変形を遂げており、はっきりとした形を保っていた。
まだ脅威は去っていないのだ。

それは緑色だった。
身体は竜形態の黒竜丸と比べて大きく縮み、およそ2メートルほど。
手足は人間と同じく2本ずつで、やはり人間と同様に二本の足で立っているが、その外見は芋虫のようにも恐竜のようにも見える。
体つきはずんぐりとしており、手足は短く太く、一見すると運動能力に大きなハンデがあるように見える。
背中には背びれがあり、腹部は黄色とピンクの縞模様がある。
大きな頭は丸い形を保っており、瞳は虚ろで生気がまるで宿っておらず、口元からは二本の非機能的な前歯が飛び出している。
おお!まさしく名状し難きものがそこにいた!
その姿を見た者のうちの何人かが、正気度チェックに失敗して発狂し、行動不能になった。
「たべちゃうぞ」
声まで黒竜丸とは違った。何もかもが違う。

なお、この怪物の足元には盤古幡が転がっている。
かなり多くの力をあの怪物に持っていかれたようだが、この盤古幡からでも、まだかなりのカオスの力が引き出せるだろう。
だが、制御を誤ればこうなってしまうかも知れないと思うと、まあ気が引けるかも知れない。

139 名前:PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w代理投稿 [sage] 投稿日:2010/05/22(土) 22:44:08 0
>>128
「キャッ!?」
黒竜丸の恐怖の咆哮に、アズリアは悲鳴を上げて後ずさりました。
ドラゴンに挑む戦士の勇気を粉砕するのですから、アズリアの精神力で耐えることはできません。
このままだと壁の隅まで逃げていってガタガタ震える事になります。

>>131
しかし、テイルのぶっとびギャグワールド発動でその心配も無くなります。
ギャグの世界で何を恐れる必要があるでしょうか。
視覚は無くても人間より遥かに優れた感覚を手に入れたアズリアにも、その事がわかります。
「神様・・・?」
目ではなく感覚で、テイルを神であると悟ったのです。
大事な事なのでもう一度言いますが、テイルを神であると悟ったのです。

>「ここではボクが神だ! 心に思い浮かべた事は何でも実現する!
>ただし対極図の力は調和。憎しみや恨みからでは駄目。
心からみんなの笑顔を願った攻撃を頼むよ!
>この世界を保つのは3分か30分か3時間が限界だ……! 急いで!」
「時間に差がありすぎませんか!?」
生真面目なアズリアからすれば、この言葉は制限時間は3分と言われたのと同じです。
アズリアは必死で考えています。

「えーっと・・・えーっと・・・世界人類が平和でありますように!」
アズリアは実に捻りのない願いを口にしました。
彼女の脳内では、世界人類が輪になってマイムマイムを踊る姿が描かれています。
ただし、熱心なガイア星教団のアズリアの願いには、死霊皇帝や闇の眷属は含まれていません。
カオスの勇者ではなく 、光の勇者としての願いに近いでしょう。

アズリアとは違い、看板フラポリーの願いはもっと捻ったものでした。
『そんな事よりおうどん食べたい』
願いの純粋さではフラポリーの方がアズリアより上です。
早速どさどさと黒竜丸やルーミアの上に、うどんが降り注ぎます。
讃岐産の特上うどんです。落ちてきたうどんは黒竜丸と一緒に>>137盤古幡と融合を始めました。

「なんだか凄い攻撃が来そうです!
何とかしてください神様!」
それを見たアズリアは、テイルの肩を触手で掴んでガクガク揺さぶりました。
他力本願は聖職者の特権ですね。


140 名前:テイル ◇ 6nXELe5RK6代理 [sage] 投稿日:2010/05/23(日) 00:37:17 0
>133-137
神らしく仰々しく宙空に佇んでいると、ツッコミ所満載すぎてある意味笑うしかない光景が繰り広げられた。
ボクはそれを良しとした。
「これでいいのだ」
神は無責任、もといおおらかでなければいけない。

>「えーっと・・・えーっと・・・世界人類が平和でありますように!」
背景でその他大勢の仙人達や変な触角の生き物がマイムマイムを踊っている。

>138
>「馬鹿なっ、カオスの力が制御できんっ!?
 うおおおおお、俺の、俺の身体が、意識が……」
「な、なんだってー!?」
誰も驚いていない中、一人驚く。

>「たべちゃうぞ」
「な……な……」
その姿を見て、暫し言葉を失うほどの衝撃を受けた。ついでに意識を失った。
といっても宇宙的恐怖で意識を失ったわけではない。

「気を確かに持って下さい!」
一瞬後に此花陛下に揺り起こされる。
彼女は一回イソギンチャクに憑依された事で宇宙的恐怖に対する耐性がついたのだろう。
ボクは震える声で重大な事実を告げた。
「なんてこった、せっかくのイケメンが化け物になってしまった……!」
「……。見れば分ります! ってかそんな理由で気絶しないでください!
ギャグワールド解除されちゃったじゃないですか!」
見れば、確かにぶっ飛びギャグワールドが解除されてしまっている。
「まずいなあ……」

>139
>「なんだか凄い攻撃が来そうです! 何とかしてください神様!」
「もう神様じゃないからどうにもできないよ!」
此花陛下がそれらしい解説をする。
「あれは名伏しがたき者……旧支配者の一柱……!
野放しにすればいずれ全ての地球人が宇宙的恐怖で発狂します!」
「どうしようどうしよう! ……ん?」
地面に転がっている盤古幡に目がとまる。
「そうだ、あれの無の力で消せないかな!?」

141 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:39:05 0
>>136-140
だがその一撃はあっさりと回避されると
>「邪魔をするなら…」
「おしおきよ」
ルーミアにガルダの首根っこをつかまれ何度も黒竜丸に叩き付けられるが
ぶつけられると三度目に空間支配能力を発動させ、ピタリと周りの物の動きが止まる
「仏の顔も三度まで…だ」
この言葉と共に顔がケン・イシカワタッチの顔に変わり、この時に明王本来の姿に戻る
完全な憤怒の状態は誰だろうと容赦がないそして立ちはだかった者は五体満足では返さない
戦闘狂モードに入った
というよりケン・イシカワワールドの完全な暴力的な臭いがプンプンしていた
「龍の力にも認められぬ者の割にはこの強さには敬服しよう…だが…甘い」
憤怒の炎でルーミアの腕を焼き払い、強制的に離させる
こうなったら大人、子供、女など知ったことではない

>「たべちゃうぞ」

「ラ・グースにも劣る出来損ないが…その程度の気迫では奴の恐ろしさより下の下だな」

宇宙的恐怖なんぞに掛かっていたら神なんかやっていられるどころか
かの怨敵、時天空にすら勝てないだろう

>「あれは名伏しがたき者……旧支配者の一柱……!
野放しにすればいずれ全ての地球人が宇宙的恐怖で発狂します!」
「どうしようどうしよう! ……ん?」
「そうだ、あれの無の力で消せないかな!?」

「この程度で情けない…が今のこの時点の人類ではしょうがないか
しょうがない俺が取りに行くからここで使い物にならなくなるのは非常に都合が悪いからな」

名伏しがたき者と化した黒竜丸に嬉々とした好戦的笑みを浮かべて燃え上がる
不動明王剣を構え、霊符を展開しながら向かう

142 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/05/23(日) 21:28:36 0
>>138
背中が急に泡立つのを感じた
本能的に黒竜丸から離れ、すいと上を見上げる
「ぷっ…」
目の前にいるそれは明らかに幼児向け番組に出てくる緑色の怪獣だ
「なんになるかと思いきや…あれ?」
幻想郷は明治レベルの生活を送っているのだが、時たま、こちらの世界にあるのものが入ってくれる
「いくらなんでもそれはないでしょ」
腹を抱えルーミアは笑い出した
この時につぶれてしまったガルダが上から下へ何度も何度もシェイクされているのだが、それをルーミアが知ることはなかった

>>141
「あのペットはあなたのものだったのね…」
突然手が炎に包まれ、ガルダが地面に落下した
背後を見ると、乱堂武の眉が吊り上り、憤怒の表情を浮かべている
「それはすまないことをしてしまったわ」
ガルダの方を向き直り、座り込んだ
「安心なさい。殺すつもりはないわ」
ガルダがルーミアのことを見るなり、逃げ出そうともがいているが、それに構うことなく、あいている方の手をかざした
「闇よ。集まれ。汝の命の礎とならん」
闇がガルダの周囲に集まり、中に入っていく
体のあちらこちらにできた打撲痕がなくなっていき、数十秒後には元の元気なガルダへと戻り、乱堂武の方へと飛んで行った
もちろん、これにはとんでもない副作用がある
だが、それを知られてしまうと、ただでは済まないので、それはあえて伏せておくことにした

>>140
ティルが気絶したことにより、ギャグワールドは消滅した
これのより、ルーミアが展開していた闇ごと一行たちは元の世界に飛ばされ、再び、世界は暗闇に閉ざされてしまった

>「あれは名伏しがたき者……旧支配者の一柱……!
野放しにすればいずれ全ての地球人が宇宙的恐怖で発狂します!」
「それならいっそのことそれを利用して、みんなで大儲けしない?」
緑色の怪獣は幼稚園児の人気アイドルだ
しかも、それはキグルミではなく、本物だ
キグルミではとてもじゃないがまねできないこともできるので、需要もあるに違いない
仮にそれがなくとも、宇宙的恐怖を科持ち出すそれを放つと脅せば、大金を出すところがあるかもしれない
ルーミアはそう考えたのだ

143 名前:『ガチャピン』 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/24(月) 02:19:10 0
>>142
このままではフジテレビに訴えられるので、怪物の目線が黒い棒状の何かで隠された。
だが、肝心の名前欄が無修正のままである。

しかし、見た目がファンシーだからといって、侮ってはならない。
某子供向け番組に出演した人気者の彼だが、某ゲームに登場した際には邪悪な怪物の一種とされていた。
全100階程度のダンジョンでだいたい30階付近に現れる、言うなれば中盤の強敵が『ガチャピン』なのだ。
しかも、『ガチャピン』は、無対策の冒険者を完膚なきまでに瞬殺する初心者キラーとして悪名高い。
そうでなくとも、『ガチャピン』はスポーツ万能で、実際に洗練された格闘技を披露したことがあった。
事実、先ほどまでの黒竜丸には無い、不気味な気配が漂っている。

「ぼくはあのテレタビーズが超大嫌いだ……」
何の前触れも無く、ガチャピンらしからぬ問題発言が飛び出した。
やはりこれは、混沌から生じた怪物であって、断じて子供たちの人気者のガチャピンなどではない!
「その考え!人格がカオスに支配されている!」
偉い人(主に火雷天神さま、趙公明辺り)からのお叱りも入った。
「助け合い♪それは魔法の言葉!」
『ガチャピン』が魔法でヒドラを召喚した。
巨大な多頭の凶悪な大蛇は、ただちにカオスの勇者たちに襲いかかった。
もう一度言おう、こいつは良い子のみんなのよく知る『ガチャピン』ではない!

>>141
「たべちゃうぞたべちゃうぞ インフレする子は たべちゃうぞ
 サラダ油たっぷりぬりつけて お胡椒ぱらぱら ふりかけて
 焼いて炒めてできあがり 食べる子 どの子 そうだあいつだ
 じゃんけんぽんよ 勝ったら食べろ 負けたら逃げろ」
怪物は歌っている。
インフレし過ぎる悪い子は食べちゃうぞと脅迫している。
それに加え、「今後出てくるボスキャラの立場が無いから、設定のインフレはほどほどにねっ☆」という天の声が聞こえた気がした。

そして、『ガチャピン』の、あらゆる意味で危険な攻撃が武に迫る。
「ともだちになろうよ」
『ガチャピン』が放射性廃棄物のブレスを吐いた。
言動と行動が全く合っていない。

144 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/05/24(月) 23:07:40 0
「えー『フラグ立てれば最強』なのが前々からばーりばり透けて見えていて
本当にその通りになった、のでしたら、
正確には『インフレ』とは言わないかもしれませんですぞ」
という、ちょっと遠慮がちな赤茶色のもふもふした声も聞こえた気がした。

・・・いや、気のせいではない。

名状し難き者 が もう一体 現れた!

「因みに、読みは『めいじょう』ですぞ」

145 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/05/24(月) 23:55:28 0
「闇の中なのに見えるなんておかしくね」
「それなら角の生えた姐さんがホラ」

コノメニウ-ツルモノハ-

「あれがモノを殺すということなのか」
「鬼ぱねぇ!おぉ!明るくなった」

進行の都合上、ルーミアのはた迷惑な能力は殺され、ガチャピンの姿を視認出きるようになった。

146 名前:PLの人 [sage] 投稿日:2010/05/26(水) 19:08:55 0
>>140>>142
>野放しにすればいずれ全ての地球人が宇宙的恐怖で発狂します!」
>「それならいっそのことそれを利用して、みんなで大儲けしない?」
「あなたは何を言ってるんですか!」
お堅いアズリアに冗談は通じませんでした。
まあ金儲けに利用するのはやめておいた方がいいでしょうね。
支払い主まで【名状しがたいもの】になるのがお約束ですから。

>「そうだ、あれの無の力で消せないかな!?」
「あれですね!?」
目が見えなくても、盤古幡の力から在処はすぐにわかります。
アズリアは触手を伸ばして盤古幡を掴み取りました。
あわあわとすぐお手玉を始めましたが、これは無の力に取り込まれかけての事でしょう。
アズリアの精神力では盤古幡を使いきれないのは、本人が良く知っているようです。

「パスです神様!」
ついにアズリアは盤古幡をテイルに投げ渡しました。
今のテイルは神ではないといえ、初顔合わせ時に神と名乗ってしまっています。
ここは諦めて盤古幡の力を引き出してもらいましょう。

>>143
「時間稼ぎはお任せください!」
アズリアは召喚されたヒドラに突っ込むと、触手でヒドラの多頭を押さえにかかります。
今の体の特性的に拠点防衛には適任です。
アズリアはヒドラの首の一本に噛みつくと、そのままもしゃもしゃ食べ始めました。
ですが相手は再生力に定評のあるヒドラです。
アズリアの満腹中枢が刺激される前に、ガチャとヒドラを何とかしたほうがよいでしょう。

>>144
>「因みに、読みは『めいじょう』ですぞ」
「はっ!また新たな巨悪が!!」
新たに現れた名状以下略も、アズリアから見て悪に見えるようです。
見ると言っても心の目の話ですよ。もちろん。

ルーミアの闇がコノメニウー>>145されて、暗視能力を持たなくても怪物が視認できるようになりました。
『オーモーイーガー。』
フラポリーの看板の文字は気にしてはいけません。
『食べたことのない生物なので生け捕りをお願いします。』
フラポリーの看板の文字は気にしてはいけません。

147 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/05/26(水) 22:02:00 0
>>142
「仏の顔も三度まで…次はねぇぞ…」
泣く子も母ちゃんに死ぬほど縋るほどのドスの効いた声で脅すと
これまでの事は不問にしておく
地獄を見たくなければあまり刺激しないほうがいい
>>143-145
>「ともだちになろうよ」
「いいぜ…生きてたらな!」
放射能入りの吐瀉物を炎の壁で遮りながら
焼き払おうとするが
>「えー『フラグ立てれば最強』なのが前々からばーりばり透けて見えていて
本当にその通りになった、のでしたら、
正確には『インフレ』とは言わないかもしれませんですぞ」
>「因みに、読みは『めいじょう』ですぞ」
「出来損ないがもう一体か!いいぜぇ全部燃やしてやるよ
灰も残さねぇ!汚物は消毒だぁ!」
>『オーモーイーガー。』
ここに一休和尚がいればテッレッテーが聞けたでしょうが残念ながら居ません
彼は北斗神拳も習得しているからです。
ルーミアの闇が強制的に晴らされると同時に
憤怒の火柱を二体まとめて何十回も連続で発生させて焼き払う
「焼けろ焼けろ!!」
この光景を見ていたら火に異常に興奮している放火魔に見えない事もない

148 名前:『ガチャピン』 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/26(水) 22:43:51 0
>>144
「ムック!」
『ガチャピン』は、やっぱり現われた友の名を呼んだ。
「ムック!」
もう一度呼んだ。伏字はあった方が良いような気がしたが、そんなものは無い。
「ムック、これはぼくの戦いだ」
『ガチャピン』は、突如としてPC@みたいなことを言い始めた。
読者諸君は忘れてはいないだろうか。
このまま何も無ければ、12章のラスボスは『ガチャピン』であって、決して彼は主人公の類ではない。
「考えてもみてよムック!
 ラスボスをやれるなんて、滅多にあることじゃないよ。
 これは、一世一代のガチャピンチャレンジなんだ!」
『ガチャピン』はカメラ目線だ。こっちを見ている。
勇者たちに対する『ガチャピン』の挑戦、そう、まさしくガチャピンチャレンジなのだ!

なお、全くの余談だが、ガチャピンが敵として出てくる某ゲームでは、
『ムック』は「北極の聖獣ムックの毛皮のクローク」というアイテムとして登場する。
聖獣である。聖なる獣と書いて聖獣である。つまり善性の存在なのだ。
で、『ガチャピン』はというと、モンスター説明に「この自然界の邪悪なモンスターは〜」とある。

「そういえばバンドとかダンスとか得意だったよねムック!
 何だかんだ言ってボス戦なんだから、盛り上がる曲とかかけてよ!」

>>145
ルーミアの闇を消し去ったのと同時に、同じく闇そのものであった、『ガチャピン』の目線修正も殺されてしまった。
が、元から名前欄に伏字が無いので、目線だけ修正を入れても手遅れかつ無意味であることは言うまでも無い。
そして、コノメニウーという歌声が響くと、『ガチャピン』が騒ぎ始めた。
「ほらムック、あんな曲がいいなあ!」
「わかりましたぞー」
ムックは、多分とっても盛り上がる曲を演奏し始めた。

テーレッテー

149 名前:『ガチャピン』 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/26(水) 22:48:03 0
>>147
『ムック』が演奏し始めた曲は、ちょうどタイムリーでした。
火炎でもって汚物を消毒しようと躍起になっている人が居る。まさに世紀末。
『ムック』は最近のブログにて、モヒカンに興味があることを明かしているので、選曲そのもには何の不思議も無い。
だが、武の発言は、死を呼んだ。
ご存知のとおり、「汚物は消毒だー!」は、聖帝様の部下のモヒカンが言った台詞である。
つまり、先に言った方が死ぬ類の「死亡フラグ」な台詞であり、そんなことを言ったらケンシロウに消毒されてしまう。

「激流では勝てぬ」
そして『ガチャピン』は、ケンシロウよりもなお酷かった。
「ナギッナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーンテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケン」
『ガチャピン』は、相方の『ムック』を救出せんと、ものすごいラッシュでもって応戦してきた。この動きは……!
あまりにも世紀末な動きは、そいつが『ガチャピン』であることを忘れさせる。

散々暴れまわった『ガチャピン』は、天を指差した。
「見えるはずだよ!あの死兆星が!」
本当に死兆星を出しては芸が無い。
指差したそこには、死兆星どころか北斗七星も無かった。

代わりにあったのは、黒い流れ星だった。
黒竜丸だ!それはドラクエの方の!とても紛らわしい。
ちょっと前に黒竜丸によって殺されたが、原作でもダンジョンに入り直したら蘇るような奴なので、どうなんだろう。
何はともあれ、あの天翔ける黒馬は、黒い流れ星の異名を持つ、見た者に死をもたらす凶星の化身!
今夜もまた、誰かが命を落とす……!

150 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/05/26(水) 23:33:17 0
>141
「タケル君ってこんなキャラだったっけ?」

メルちゃんが解説にしゃしゃり出てきた。
「大変だ、インフレ値が危ないのかも!」
「インフレ値!?」
「宇宙的恐怖の神話では宇宙的恐怖に関する知識を得るほど狂気に近づいて行くけど
この世界では短期間に強くなりすぎると狂気に近づくという説があるんだ!
急に強くなると世界を支配する大いなる存在にとって都合が悪いからだ!
まさか本当だったなんて……!
ちなみにインフレ値が100を突破すると発狂してNPC扱いになる!」

>142
>「それならいっそのことそれを利用して、みんなで大儲けしない?」
「それはなんとなく危ないような気がする!!」

>143
「やっぱり危なかった!」

>145
明るくなって名状しがたきものが白日の下にさらされる。
「……旧支配者?」
此花陛下が申し訳なさそうに言う。
「すみません、暗くてよく見えなかったので適当なことを言ってしまったようです」

>144
>「えー『フラグ立てれば最強』なのが前々からばーりばり透けて見えていて
本当にその通りになった、のでしたら、
正確には『インフレ』とは言わないかもしれませんですぞ」
「その場合は急に強くなってもインフレ値が上がらない例外だね!」
と、メルちゃん。

151 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/05/26(水) 23:34:54 0
>146
>「パスです神様!」
「パスですとー!?」
みんなで力を合わせる大技のぶっとびギャグワールドはもう使ってしまったので二回目は出来ない。
おまけに下手に使えばカオスにのまれる可能性もある。
どうする? どうすればいい!?

>『食べたことのない生物なので生け捕りをお願いします。』
「今食べれないでしょ! ん? 食べたことのない生物……それだ!」
無の力で消してしまおうなんて考えが間違いだったのだ!
この世界には呪という法則がある。要するにダジャレシステム。
幸いにも盤古幡はこの法則が適用できる!

>147
そうしてる間にもタケル君はインフレ値突破寸前だ!
>「焼けろ焼けろ!!」
「タケル君、跡形もなく燃やしちゃうなんてダメ! 火力落として……!」

>149
>「ナギッナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーンテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケン」
「嫌ああああああああ!!」
>「見えるはずだよ!あの死兆星が!」
「誰も死なない! 必ず君を輪廻の輪に還す!!」
もう迷っている暇はない。盤古幡を掲げ高らかに宣言する。
「ディナータイムの始まりだ! “突撃! 隣の晩御飯”!!」
言うまでも無く盤古幡と晩御飯は似ている!
ゴゴゴゴゴ……! 仰々しい効果音と共に背景に巨大な鍋が現れる。
吸い込まれた敵が美味しそうな食べ物になって出てくるアレだ。
巨大な鍋が名状しがたき者達を吸い込まんとする! ……のはいいのだが。
「うああああああ!! なんで!?」
誰彼構わず平等に吸い込まんとする! やはりカオスの力は容易に制御しきれるものではなかった!
このままでは誰かが命を落とすどころか全員晩御飯になってしまう!

152 名前:名無しになりきれ [] 投稿日:2010/05/27(木) 18:22:26 0


153 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/05/27(木) 23:58:57 0
ゴゴゴゴゴゴ・・・

鍋に向かって渦巻く気流に対抗するかのような、
もう一つの気流がおもむろに立ち上がる。
その中心は、上着を脱ぎ捨て筋肉を見せびらかすようにお玉を構え仁王立ちするレオだった。
「パン粉だか餡だか知らないが、厨房器具ならオレと勝負だ!」
背景と目の中に炎−−ガスコンロの青色の−−までゆらめいている。

「ちょっとキャラ変わってない?」
レオトルネードによって鍋ストリームから逃れたメルディが無情にも突っ込む。
「いや、これは演出。少々強引だけど
飯炊きだから厨房器具テイマー技能があってもいいかって事で。
NPCだから以降の行動はPCの指示待ちだよ」

154 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/05/28(金) 16:32:29 0
>>143
「どうやらこいつを捕まえて一儲けしないようがよさそうね…」
ルーミアの顔が引きつっている
さすがのルーミアも予想画だったらしい

>>145
何やら恐ろしいものが現れた
それは頭に角が生えており、袴のようなものと白い服のようなものを身にまとっている
何用かと思っていると、目にもとまらぬ速さで詰め寄られ、喉笛に角を突きつけられた
「わ、分かった…闇を少しだけ弱めよう…」
要求がとった鬼は角を喉笛から離し、去って行った
カオスのようなものが見えていたのは気のせいだったのだろうか…

>>146
「こういうのは別の場所に飛ばすのが一番よ」
ヒドラの足元に黒いしみが浮かんだ
ヒドラがゆっくりゆっくりと沈んでいく
後、数分もすれば、ヒドラはこの世界から別の世界へと飛ばされてしまうだろう

>>149
>「見えるはずだよ!あの死兆星が!」
「チェックメイト。そのまま別世界へ飛ばされるがいいわ」
ルーミアが指をはじいた瞬間、ガチャピンの足元に黒いしみが現れた
その黒いしみは徐々に大きくなり、ガチャピンの足を完全に包み込んだ
ガチャピンの体がゆっくりとゆっくりと沈んでいく
その速度はヒドラのそれよりも遅いのだが、あと20・30分もあれば、ヒドラ同様の運命をたどることになるだろう

ちなみ、この術に即死効果はない
飛ばされた物体が別世界で暴れれば、その世界に甚大なる被害を催すこともあるのだが、ルーミアからしてみればそんなこと知ってたことではないようだ

>>151
「へ…」
突然体が持ち上がった
「ちょっと、これはいったい何なのよー!」
さすがのルーミアもこれには驚き、術の制御どころでなくなってしまった
ヒドラやガチャピンの足元に広がっていた黒いしみがティル達の周囲へと広がり、その範囲内にあるものすべてを飲み込みだした


155 名前:『ガチャピン』 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/28(金) 21:52:30 0
>>151
全てを吸い込む鍋、そして「隣の晩御飯」に、『ガチャピン』は反応を示した。
「この場で料理とは、いいチャレンジ精神……しかも愛に溢れている……ッ!
 だけど、ぼくのガチャピンチャレンジはまだ終わらないよっ!
 これでどうだっ!」
『ガチャピン』はカオスのブレスを吐き散らした。
先ほど吐いた放射性廃棄物のブレスには、身体に異変をもたらす作用がある。
例えば、マーベル社に訴えられたら負ける緑色のマッチョになったりとか。
そして、カオスのブレスもまた、身体にも精神にも異変を起こす。
喰らったら文字通り、カオスなことになってしまう可能性がある。危険だ!

>>154
カオスのブレスがルーミアにもたらした影響は、比較的軽度だったらしい。
その結果、ルーミアがかつての強敵(とも)と共有した、熱い戦いの記憶が蘇る!
『あたいは天才だ!誰もあたいには勝つことはできん!』
『俺の名を言ってみろ!この帽子の文字を見てもまだ判らねえのか!』
『我が友レミリアの剛の拳!』
『グフフ……銀のナイフから逃れることはできん!全身の血を噴き出して死ねぇ〜!』
『おれはスカーレット家の長女!死にも誇りがある!』
『てめえらごとき、おれの楼観剣の前にはゴミクズ同然だ!』
『空腹ゆえに亡霊は悲しまねばならぬ!』
『紫様は本当に頭の良いお方』
『私のようなババアがいるか!』
『椛が俺の右腕?俺の右腕はここにある!』
『持たぬ!作らぬ!持ち込ませぬ!低能に逃走はないのだ〜!』
『幻想郷に巫女は2人も要らぬ!』
『弾幕は力!いい時代になったものだ!』
『博霊究極奥義・夢想天生の前には死あるのみ』
※上記はイメージです。


156 名前:『ガチャピン』 ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/05/28(金) 21:56:17 0
そうした記憶がフラッシュバックしている間、『ガチャピン』はルーミアが足元に発生させた闇に足をとられていた。
だが、その前に!あっさり『ムック』は吸い込まれた。
「あららららら!?ひょえー」
「ムックー!」
『ガチャピン』は叫んだ!

「勇者さん、ムックとぼくは二人で一つなんだ!ぼくは友達を助ける!
 よく言うでしょ、『愛は世界を救う!』って!
 この状況でもなお相手を気遣う心意気は、きっと後で役に立つよ!
 カオスから生じた愛の神(エロス)は、きっと何処かに居て、君に力を貸してくれてるはずさ!
 短い間だったけど、最高のガチャピンチャレンジだったよ!」

怪獣の身体が沈んでゆく。底なし沼に足を踏み入れたときのそれに似ていた。
その闇の果てに、いかなる出来事がまっているかは、『ガチャピン』も『ムック』も知る由も無いことだ。
だが、『ガチャピン』は、友を助けんがために、敢えて闇へと潜っていったのだった。
『ガチャピン』の姿が完全に闇へと沈んだ。
カオスから生じた怪異は、闇へとその身を沈め、とうとう行方が知れなくなった。
こうして、『ガチャピン』がもたらすカオスの脅威は去った……

157 名前:PLの人 [sage] 投稿日:2010/05/29(土) 18:35:06 0
>「ディナータイムの始まりだ! “突撃! 隣の晩御飯”!!」
テイルの呪で巨大な鍋が現れ、ガチャピンとムックは鍋に吸い込まれそうになります。
さすがと言いたいところだが…甘いぞテイル!
>「うああああああ!! なんで!?」
元が強力な宝貝だけあって、妖精の呪だけでは縛りきれていないのです。
さらにルーミアの闇>>151の力も加わって、事態はますます混迷します。
これが本当の闇鍋です。

「ひあああああーーッ! 神様ガイア様PLの人! 助けてくださーーいッ!!」
アズリアがあわあわしていますが、別に助けません。
だって面白いですから。

>「パン粉だか餡だか知らないが、厨房器具ならオレと勝負だ!」
このまま闇鍋の材料になりそうな勇者一行を救ったのは、レオストリームでした。
やはり料理人だけあって、料理道具の使用は得意分野のようです。
駄菓子菓子(だがしかし)。今回はルーミアの闇によって、問題がややこしくなっています。
闇鍋にならなくても闇に呑まれるとまずいのです。

>>155
「あ あ あ あ ……」
さて、アズリアは何をしているかというと、はっきり言って放心状態でした。
カオスのブレスはアズリアの身体に何の影響も及ぼしません。
ですが、どうもルーミアの過去を覗いてしまったようですね。
アズリアには刺激が強すぎる映像だったようです。
いろんな意味で。

>>156
>「勇者さん、ムックとぼくは二人で一つなんだ!ぼくは友達を助ける!
な ん と い う こ と で し ょ う。
まるで正義の味方のような言葉を残して、名状しがたきものは消えていきました。
カオスの力に動かされていただけで、実際は子供に愛される素敵キャラだったのでしょうか。
皆さんも名状しがたきものにならないよう、日々注意して生活してください。
良く知らない仮面の人物からもらった蜂蜜酒を飲むなど、もってのほかです。

…話がそれましたが、視点をもう一度カオスの勇者一行に戻しましょう。
結論から言えば、一行は暴走したルーミアの闇に飲まれてしまいました。
やはりレオストリームだけでは、晩御飯は止められても闇の浸食は止められなかったのです。
しかしこのままでは『げーむおーばー』になりそうですね。
ここは助っ人に来てもらいましょう。

「慌てるでない、ここは盤古幡の中。 世界の隙間じゃ。」
闇の中にシャンハーイで出会ったリュウホウの顔が浮かび上がりました。
ただ、最初とは違い、額に【原始天尊】と書かれています。
何を隠そう、リュウホウこそ黒竜丸に1レスキルされた原始天尊だったのです。
今は神人なので直接手助けは出来ませんが、脱出のヒントは出せます。
「世界の隙間から逃れるには皆の心をひとつにするしかない。
心がひとつなれば、必ずやガイアへの道も開けるであろう。
皆、今から出す文字を心の中で強く念じるのじゃ。」
原始天尊の顔は消え、変わりに>>152の文字が現れました。
短くてわかりやすいですね。

フラポリーの看板にも『あ』と書き込まれます。
問題は文字の見えないアズリアです。
「世界平和世界平和世界平和・・・」
どうやら全然違うことを念じているようです。
ささやき いのり えいしょう ねんじろ!

158 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/05/30(日) 02:53:32 0
>>149
>「ナギッナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーンテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケン」
「がはっ!」
>「見えるはずだよ!あの死兆星が!」
「ちっ、抜かった…ならば俺も武術でお相手しよう」
不動明王剣を捨て素手になろうとしたが、奴等は消えてしまう
そしてそんな事を喜ぶどころか、状況は良いとは言えない
>>151
>「タケル君、跡形もなく燃やしちゃうなんてダメ! 火力落として……!」
「ちっ、仕方あるまい」
火力をとりあえず落とす事とする

>>157
闇に飲まれ打つ手なしかと思われた矢先、
>「慌てるでない、ここは盤古幡の中。 世界の隙間じゃ。」
「世界の隙間から逃れるには皆の心をひとつにするしかない。
心がひとつなれば、必ずやガイアへの道も開けるであろう。
皆、今から出す文字を心の中で強く念じるのじゃ。」

「ふざけてるが…まぁ虚無戦記を舐めてる輩を指導せねばならんから
致し方ないか…」

とりあえず祈る事になった

159 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/05/30(日) 21:22:07 0
>153
「レオ君、いつか覚醒すると思ってたよ!」

>154
「闇鍋らめええええええ!」

>155
>「この場で料理とは、いいチャレンジ精神……しかも愛に溢れている……ッ!
 だけど、ぼくのガチャピンチャレンジはまだ終わらないよっ!
 これでどうだっ!」
「ぬわー!」
カオスのブレスにあたり、ボンキュッボーンのグラマー美女になった!
マッチョにならなかっただけマシだがこれはこれであんた誰とツッコミが入りそうである。

>156
>「勇者さん、ムックとぼくは二人で一つなんだ!ぼくは友達を助ける!
 よく言うでしょ、『愛は世界を救う!』って!
 この状況でもなお相手を気遣う心意気は、きっと後で役に立つよ!
 カオスから生じた愛の神(エロス)は、きっと何処かに居て、君に力を貸してくれてるはずさ!
 短い間だったけど、最高のガチャピンチャレンジだったよ!」
「ガチャピーン!!」
ガチャピンは自ら闇へと飛び込んだ!
「敵ながらあっぱれですわ……!
ええ、愛の神はきっと力を貸して下さっているのよね!」
カオスのブレスにより精神にも異常をきたしてしまった。

>157-158
そんな事を言っている間に自分たちも闇にのまれた!
>「世界の隙間から逃れるには皆の心をひとつにするしかない。
心がひとつなれば、必ずやガイアへの道も開けるであろう。
皆、今から出す文字を心の中で強く念じるのじゃ。」
>「世界平和世界平和世界平和・・・」
約一名違う事を念じている人もいるが、大体の人の祈りが一つになった!
あ あ あ あ あ あ あ あ  ……“ああああ”!

光の粒が集まって人物の形を成す。
その形は定まらず、少し目を離すたびに違う人物に見える。
少年に見える事が多いが老若男女あらゆる姿を取り、時には人ですらない事もある。
その人物は静かに語りかけてきた。
「僕の名は“ああああ”。
あらゆる次元の今までに存在した勇者達の集合無意識の具現化……。
あなたみたいな綺麗なお姉さん達が“げーむおーばー”になるのは勿体ないから特別に助けてあげるね」
ああああ は 一行 に 手を差し伸べた!
噂によると、綺麗なお姉さんに弱くてぱふぱふなる物が大好きなムッツリスケベな勇者は歴代で結構多いらしい。
これはラッキー! エロスは確かに力を貸してくれていた!

160 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/05/31(月) 00:05:06 0
俺の名は、はぐりん。
倒すと莫大な経験値を得られるという、さすらいのメタルモンスター。

「勇者パーティーに入りたいけど、私まだレベル1。
 このままメンバーに加わっても、きっと空気になっちゃうよ…」

そんな悩みを持った奴らが、今日も俺を探しているようだ。
しかし、俺もこの界隈では少しは名が知れた兵(つわもの)。
ひよっこどもにむざむざやられるつもりは無い。
俺のスピードとディフェンスは、生物の限界を振り切ってやがるんだからな。
一撃も当てられず、歯噛みする雑魚どもを尻目に今日も華麗に逃げ切ってやるさ。

ん?
おっと、誰か来たようだ…。

161 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/06/03(木) 01:43:06 0
闇の中。
よく見ると、背景に、ぎりぎり判別出来るかどうかな暗い色ばかりで構成された
歪んだ気流みたいなものがうごめいているような気もする中。
カオスな勇者一行は足下にマス目があるかのように
“ああああ”を中心に隊列を組んで等速で歩き続けていた。
どこに向かって?
わからない。どころか、本当に隊列を組んで歩いているのかも確信が持てない。

時折、どこからともなく、声やイメージや思念が現れる。
「急に魔物が城を襲ってきたのです。王と王妃は殺され、姫は行方不明に・・・」
「男の子はいつか旅立つのね・・・」
「この地を守っていた宝玉が奪われてしまいました・・・」
「***がユニコーンに触ったの!」
「うわーだめだー」
「コノ惑星ノ生物に告グ。降伏セヨ。サモナクバ最後ノ一匹マデ滅ボシ尽クス」
「・・・・・・(ただのしかばねのようだ)」
「おろかもの!正直に冒険を進めている者がこの章に来る筈が無い!本を閉じること」
「自爆装置作動まであと4分50秒」
舞台も文化も時代も種族もまるでバラバラに思われるそれらの中に、
いまのところ一行のよく知る世界は含まれていないようだ。

162 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/06/04(金) 02:47:37 0
気が付けば、周囲は巨大な書架の立ち並ぶ空間になっていた・・・ような気がした。
書架も飾られた本も、イメージだけは明確なのに位置も大きさも定まらず、
何かに注意を向ければそれが目の前にあるかのように確かに感じられ、
見回せば書架の列は辺りを覆い尽くしているようでもあり、
歩く一行の横を限りなく流れ去っていくようでもある。

そして、それまで時折現れていた声やイメージや思念は、
書架に飾られた本の一つ一つから発しているものだった事が察せられ、
そう思って意識を向けると飾られた本の表紙は動く映像のようでもある。

「ここは、勇者や冒険者を必要としている小さな世界達が集う場所なんだ」
ああああ が説明してくれる。
「小規模な世界の物語は、出入りの敷居が高くない。
そして物語の最後には、使命を終えた者達は別の世界へ旅立ってゆく。
旅立つ先はあなた達次第だよ?」

「・・・闇を抜け出し普通の世界に戻るには、
ミニ世界のどれかに入って次の移動の伏線張りつつミニシナリオ達成しろですねわかります」
身もふたもないメルディ。

「そういうこと。じゃ、頑張ってね」
ああああ は苦笑したようだ。急速に存在感が薄くなる。
代わりに、書架に飾られたいくつもの本がぐんぐん大きくなり
−−書架に「14」と書かれているのがちらりと目に入る、気がする−−
目の前に迫ってくる本はどれも大きさの割に厚さがない雑誌か絵本のような形で、
動く映像がはめ込まれたようなその表紙は扉のようでもあり・・・

ああああ の好意に従えば、
一行は、まあまあの総意として手頃な、あるいは気になる世界の本に引き寄せられ、
表紙をくぐる事になるだろう。

163 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/06/04(金) 18:07:03 O
>>161-162
「ここは・・・どこなんでしょうか?」
うねうね触手を動かしながらアズリアは言いました。
ここは感覚の世界ですから、目が見えなくてもイメージは伝わります。
どうやら、カオスの勇者たちは世界の隙間に入ってしまったようですね。
本は世界を表すイメージです。
試しに1つ開いてみましょう。

>「おろかもの!正直に冒険を進めている者がこの章に来る筈が無い!本を閉じること」
残念。怒られてしまいました。
ライトファンタジー〜最終章〜と書いてあったのですが、今は行くことが出来ないようです。
カオスの勇者たちには、ほかの場所を選んでもらいましょう。

>「ここは、勇者や冒険者を必要としている小さな世界達が集う場所なんだ」
>ミニ世界のどれかに入って次の移動の伏線張りつつミニシナリオ達成しろですねわかります」
「全然わかりませんがとにかく本を開けば良いんですね!」
言葉の意味はわからなくても、何をすれば良いかはアズリアにもわかったようです。
迫る14と書かれた書架の本に、アズリアは触手を伸ばします。
絡め取ったのは・・・ガイアに近い世界が映る本ですね。
やはり知っている世界に近いものに引かれたようです。
フラポリーならもっと楽しい世界を選んだでしょうが、まあこんなものでしょう。

表紙をくぐると盛大にファンファーレが鳴り響き、勇者一行を迎えました。
空には【ファイナルドラゴンクエスト14〜カオスの勇者たち〜】の文字が映ります。
これはすぐ消える演出ですからご心配なく。
PLの人のちょっとした演出です。

さて、御一行の到着したのは、近くに城の見える草原でした。
近くで魔物>>160がこちらを見ています。
「はっ!あれは倒せばすぐに強くなる上に、頭も良くなる伝説のモンスターはぐりん!
もしかしてガイアに戻ってきたんですか!?」
違います。あのようなモンスターが様々な世界で存在して居るだけです。

「はぐりんを一匹倒せば、死霊皇帝もすぐ倒せるほど強くなれますよ!
世界の危機を救うチャンスです!」
アズリア のこうげき!
ミス! はぐりんは すばやく みをかわした!
アズリア のこうげき!
ミス! ダメージを あたえられない!
アズリア の(ry
「見てないで一緒に攻撃してください!」
はぐりんを倒せないアズリアは なかまを よんだ!

164 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/06/04(金) 19:27:46 0
>>155
何やら胸の熱くなる記憶がよみがえってきたが、このようなことをした覚えはない
きっとこれはおそらく気のせいだ
ルーミアはその記憶をシャットアウトすることにした

術が失敗し、変な所に飛ばされた
あたりは暗く、初老の老人がいた
>「世界の隙間から逃れるには皆の心をひとつにするしかない。
>心がひとつなれば、必ずやガイアへの道も開けるであろう。
>皆、今から出す文字を心の中で強く念じるのじゃ。」
どうやら、念じればガイアに戻ることができるらしい
ちょうどいい機会なので一緒に祈ることにした

>>161
”ああああ”に連れられ、歩いていると、本棚がある場所にたどり着いた
>「ここは、勇者や冒険者を必要としている小さな世界達が集う場所なんだ」
ここをたどれば世界から世界へたどることができるかと思いきや、すべての世界をたどることはできないらしい
(どうやらガイアに戻ることも、ルナに直接行くこともできなさそうね…)
あたりを見回したところガイアと書かれてた本はなかった
フラグを経てないと進むことすらできないらしい
ルーミアは14と書かれたほんの表紙の方へと歩みを進め、別世界へと旅立った

>>160
世界にたどり着くとゲル状の生き物がいた
すぐ強くなれるなどとわけのわからないことをのたまいながらアズリアが攻撃する
だが、そのゲル状の生き物は攻撃に合わせて体を変形させ、攻撃を受け流していく
(物理攻撃は効かないようね)
そう判断したルーミアは懐からスペルカードを取出し、放り投げた
「闇符 原初よりいずるもの」
ゲル状の生き物の周囲に闇が集まり、ゲル状の生き物は闇に閉ざされることとなってしまった
【スペルの効果:精神攻撃+盲目】

165 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/06/04(金) 21:52:09 0
>161-162
>「そういうこと。じゃ、頑張ってね」
「ありがとうなのですわ!」

>163
「うーん……」
気付けば見知らぬ世界。
カオスの力が抜けてグラマー美女状態は解除され、いつもの小さい姿に戻っている。

>【ファイナルドラゴンクエスト14〜カオスの勇者たち〜】
「ファイナルドラゴンクエスト14……14?」
メルちゃんがぼうけんのしょをめくりながら言う。
「順番通りにいくと次は13章だよ」
「そうだよね。第じゅうさ……14章開始!」
なんでだろう、13章と言えない!

>「はぐりんを一匹倒せば、死霊皇帝もすぐ倒せるほど強くなれますよ!
世界の危機を救うチャンスです!」
そういえば世の一般人達は死霊皇帝がラスボスの地位から脱落した事を知らないのね。
説明すると話が長くなるからまあいっか。
>「見てないで一緒に攻撃してください!」
「ほいっ!」
ルーミアさんの ターン!
>「闇符 原初よりいずるもの」
はぐりんは 恐怖に 駆られた! はぐりんは にげだした!

166 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/06/04(金) 23:07:35 0
>>163
アズリアは なかまをよんだ!
「へっへっへ、メタル狩りなら任せておくんなせえ。慣れたもんでさあ」
ごろつきが あらわれた。

凄まじい筋肉ダルマがそこに居た。
そいつは横に太い。だが、デブではない!
太いのは主に腕や脚で、腹筋も見事に割れているのが伺える。
彼は素肌をあまり隠そうとしない。
覆面とビキニパンツ、手袋、ブーツのみのいでたち。
それはまさしく伝説の大盗賊、あるいは某アリアハンの勇者に酷似していた。

そんな覆面の怪人が、さも当然のように仲間に加わり、はぐりんを攻撃し始めた。

>>164
「ルーミアの姉御!
 はぐりんには、魔法が全く効きやしねえんです!
 ここは面倒でも、殴った方が確実ですぜ」
彼、ゴローという名のごろつきは、そのように助言した。

>>165
「テイルの旦那!はぐりんが逃げていきますぜ!」
まるで以前からパーティに居たかのように振舞っている。
アレだ、12章でマッチョの軍団を呼ばれた際に、生き残った奴なのかも知れない。
いや、ひょっとすると「失われた13章」で仲間になったのかも知れない。
何はともあれ、ごろつきのゴローが仲間になった。いや、「なっていた」!

167 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/06/06(日) 02:07:26 0
>>161-162
「ここは……」
周りを見渡すがさっきとはまるで違う場所に来ていた
書物庫いや曖昧な何かでそれですらないのかもしれない
>「ここは、勇者や冒険者を必要としている小さな世界達が集う場所なんだ」
「そうなのでござるか…」

>>163-165
>「全然わかりませんがとにかく本を開けば良いんですね!」
本を開くと先ほどとは別の世界に居た
自分達が居たかつて居た世界に似て非なる世界だった
しばらく移動すると目の前にモンスターが現れた
>「はっ!あれは倒せばすぐに強くなる上に、頭も良くなる伝説のモンスターはぐりん!
もしかしてガイアに戻ってきたんですか!?」
>「闇符 原初よりいずるもの」
だがさすがに生存本能が危機を察した様で即座に逃げ出すが、
「逃さん!」
久しぶりのモンスターであり、修行の一環として捕らえ
錫杖の関節が外れ、逃さないように絡めとり、元の錫杖に戻すと鋭い一撃を与える


168 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/06/06(日) 08:32:06 O
「ここは過去の世界だ!!!」
何故か天の声が聞こえる

169 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/06/06(日) 19:00:12 0
>166
>「テイルの旦那!はぐりんが逃げていきますぜ!」
「【スネア】!」
地面を隆起させてはぐりん躓かせて(?)足止めする。
……あれ? そういえばこんな露出の多いマッチョが仲間にいたっけ。
いや、何を思ってるんだろう。前からいたいた!

>167
「逃さん!」
タケル君がとどめを刺そうとしたその時!

>168
>「ここは過去の世界だ!!!」
なぜか時が止まったようになり、天から外野の導きの声が聞こえた。
「過去の世界……!?」
「正確にはガイアを含む幾つもの世界が共通に持つ過去……。
様々な世界の基盤になっている基幹世界だ。
はぐりん一匹倒しただけでも影響は計り知れない!」
つまり天の声ははぐりんを倒すなと言っている!

170 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/06/06(日) 23:23:51 0
>「ここは(ry」

牽制する者、足止めする者、助言する者、攻撃する者。
皆の素晴らしい連携によって、はぐりんは倒れた、と思われた時。

「よろしい。あなた方には確かに勇者の素質がありますね。
では、これを差し上げましょう・・・この世界でしか通用しない物ですが(ボソ」
声と共に、一行の前に、“Ex”と書かれたピンポン玉のような物がばらばらと降ってきた。
玉は大量に−−全員が欲しいだけ取れる程度に−−ある。

「はぐりん、ご苦労でした」
見れば、倒れた筈の銀色ゲルは、
錫杖に貫かれた穴を塞ごうとゆっくり体を動かしていた。

「では、城で待っています」
辺りの景色は先程までと同じ草原なのだが、
一行は透明な壁に阻まれているかのように
城へ向かう以外の方向へ進めなくなってしまった!

171 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/06/07(月) 17:32:09 O
>>166
「ありがとうございますゴローさん!」
当然のように仲間に加わった怪人に、当然のようにアズリアが呼びかけました。
目が見えなくても、ゴローのモンスターの気配に気づきそうなものですが。
もしかすると、ゴローの持つ勇者の素質がそうさせているのかもしれません。
一流の勇者ともなれば、知らない人の家に上がり込んで宝物を持ち出しても、なぜか許されるからです。

さて、>>164-165で逃げだそうとしたはぐりんは、武の錫杖で 会心の一撃! を受けます。
本来ならこれでレベルが30ほど上がる所ですが。
>「ここは過去の世界だ!」
>「よろしい。あなた方には確かに勇者の素質がありますね。
謎の天の声がして、経験値の元がどさどさ降ってきます。>>170
「これを食べればみるみる強くなれるはずですよ!
どんどん食べて強くなりましょう!」
経験値の元を触手当たり次第に掴んで食べるアズリア。
しかしFlyng Polypの体はすでにレベル上限に達していて、これ以上強くなりません。
「うーん・・・今なら大木もへし折れるくらい強くなったような気がします!」
元々です。
どうせこの世界でしか強くなれないので、これで良かったのですが。

謎の天の声は城で待っていると告げ、御一行は城に行く以外の選択肢を奪われます。
これで嫌でも城に行かなければならなくなりました。
「今の声は・・・誰のものだったんでしょうか・・・」
アズリアが心配そうにいいました。
心配しなくても城に行けばわかりますよ。

さて、城に到着すると、そこは城下町でした。
「ハージマリの町にようこそ!
ハージマリ城には、この道を直進すれば行けるよ!」
親切な町の人が聞きもしないことを教えてくれます。
ごろつきゴローにもイソギンチャクアズリアにも動じないのは、勇者チームの特権です。

「お城には道をまっすぐですね!ありがとうございます!
それでは皆さん、急いでお城に向かいましょう!」
張り切って進もうとするアズリアには、近くに立つ看板が見えていません。
代わりにフラポリーが同じ内容を看板に書き、ひらひら看板を振っています。
『虹の龍ソフィアを探し出し、邪神デミウルゴスを倒せる人を募集中。
簡単ですぐに儲かるお仕事です。
詳しい情報はお城の王様まで』

172 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/06/09(水) 18:38:05 0
>>168
「過去の世界…ということは…」
今と過去は一つにつながっている
過去を変えれば、今は変わる
つまり、ガイアを消そうとしているものをここで殺せば、ガイアが消えることもない
「ガイアを消そうとしているやつを殺せばガイアが消えることもない」
それはつまり下手するとティル達も消えるということなのだが、
ガイアを消そうとしている奴がティルの両親ということはどうもなさそうなので、
それは考えないことにした

>>170
EXと書かれたピンポン玉が降ってきた
が、ルーミアはそれに触れることができない
(レベルはすでに99か…)
穴がふさがっていくはぐれメタルを恨めしそうな目で見つめた
(せめて、落とすなら金がたねにしなさいよね…)

>『虹の龍ソフィアを探し出し、邪神デミウルゴスを倒せる人を募集中。
>簡単ですぐに儲かるお仕事です。
>詳しい情報はお城の王様まで』
そのまま導かれるようにしてついていくと、こういう内容の看板があった
(いったいどういうことだ…デルゴミルスは機械神であって、邪神ではないなず)
ティル達がいた世界とは微妙に違うのだろうか
どうも、よくわからないので、王様に話を聞いた方がいいのかもしれない

「おい、そこのものどもちょっと止まりなさい」
入ろうとしたティルたちの前に数人の兵士が近づいてきた
理由は至極単純で、ルーミアが裸で、街を歩いているからだ
この世界では裸で歩くことは禁止され、違反すると罰金もしくは牢屋いきとなる

173 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/06/09(水) 22:37:15 0
>>170
ゴローは レベル35に あがった!
12ポイントのスキルポイントを 獲得!
スキルポイントを振り分けてください。

バウンティハンター 48
あらくれ 53→65
ゆうき 0

ゴローは ハッスルダンスをおぼえた!
「ぬふーっ、この俺様の肉体も更なる磨きがかかったわけだーっ!
 これでパーティ全員を回復できるぜーっ!」
相変わらず「ゆうき」に全く振ろうとしない勇者志望であった。
しかし、何だかんだ言ってハッスルダンスでの味方全体回復は有用なので、あまり強く責められまい。

>>171
「へっへっへ、俺たちは仲間じゃないですか。いいってことよ」
礼に対して、豪放かつ快い口調でに応じた。
ところで、いつ、彼が仲間になったのだろう。

さて、城下町の広場か何処かにあった看板に「邪神デミウルゴス」の討伐クエストが掲示されている。
「旦那、これは『クエスト』です!
 それもストーリー上の重大な展開があるっぽい『ストーリークエスト』でさぁ!
 それに、ソフィアっていう虹の龍を見つけ出すのは、俺たちの目的だったはずですぜ!」
13章で加わった彼は、どうやら11章で激しい戦いを繰り広げた機械神デミウルゴスのことは知らないようである。
「デミウルゴスには『死の剣』ってアイテムが有効らしいと聞き覚えがありやす!
 初期装備のダガーで、冥界の門を守護する10柱の魔神のうち5柱以上倒せば、ダガーが『死の剣』になるそうでげす」
それは今盛り上がってるドラクエとは全く別のゲームで、しかも物語の核心に迫る重大なネタバレだった。
ゴローはただちに謝罪をするべきである。
ただ、尺の都合もあるので、恐らく5回もボス戦をやることは叶わないだろう。
何より、ダガーが初期装備のキャラクターが居ない。

174 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/06/09(水) 22:44:15 0
>>172
素っ裸でうろついて、ポリスメンに逮捕されそうになっているルーミアが居る。
窮地に陥っている仲間が居る!
これを助けずして何が勇者、いや漢であろうか!
「姉御!姉御!せめて服くらい着てくだせえ!」
そう言うゴローが身につけているのはビキニパンツと覆面、あとは長靴と手袋のみである。
そんな彼が、何故、ポリスの追及を逃れているのか?
それは、彼は惜しげもなく大胸筋や割れた腹筋を晒しているが、御逸物と素顔だけは死守しているためだ。
要は「隠すべき場所を隠して18禁になることを避け」「最悪、誰だか判らなければ」無問題というわけである。
「お巡りさん、どうか見逃してくだせえ!彼女は病気なんです!
 今から走って服を買ってきやすから!
 どうかこれで……」
言わんでいいことを口走りつつ、彼はお巡りさんに賄賂を握らせて、ちょっと待ってもらった。
あらゆる意味でライトファンタジーらしからぬ行為であるが、ゴローがちょっと金を持っているただのヤクザ者だと思えば、全然不思議ではない。
そして、お巡りさんにちょっと待っててもらう間に、ゴローは急いでその辺の店に駆け込んだ。

「いらっしゃい、ここはぶきとぼうぐのみせだ」
「これで買える女性用の防具を頼むぜ」
どっさりと金貨袋を店のカウンターに置いた。
かなりの大金だ。金だけはかなり持っていたらしい。
「さっそく そうびしていくかい?」
「はい」
ゴローは あぶないみずぎを そうびさせてもらった。

「はっ、いけねえ!俺様の肉体がいくら美しいからって、俺様のお古を姉御に着せるわけにはいかねえ!
 ……まあバレなきゃいいよね!ぬはーっ!ハアハア」
いそいそと木陰で危ない水着からビクトリーパンツへと装備を変更し、そのまま危ない水着を持っていった。
「姉御、間に合わせの品ですが、こいつを着て隠すもんだけは隠してくだせえ!」
ライトファンタジー史上最悪のセクハラがルーミアを襲う!

175 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/06/09(水) 22:53:26 0
>>169
>「ここは過去の世界だ!!!」
>「正確にはガイアを含む幾つもの世界が共通に持つ過去……。
様々な世界の基盤になっている基幹世界だ。
はぐりん一匹倒しただけでも影響は計り知れない!」

「今更遅いでござるよ」

ヤバイと思った矢先、

>「よろしい。あなた方には確かに勇者の素質がありますね。
では、これを差し上げましょう・・・この世界でしか通用しない物ですが(ボソ」

卓球で使われるピンポン玉にEXと書かれた物が落ちてきた
貫いたはずのはぐれメタルは穴が塞がっていく
>「では、城で待っています」
他の道は塞がれ、結局は城に行くしか選択はないようだ

>『虹の龍ソフィアを探し出し、邪神デミウルゴスを倒せる人を募集中。
簡単ですぐに儲かるお仕事です。
詳しい情報はお城の王様まで』

確か奴は機械であったはず邪神とはパラレルワールドの彼なのか
それとも名前は同じで別の存在なのかそんな考えが過ぎる

>「おい、そこのものどもちょっと止まりなさい」

「なんでござるか?」
立ち止まろうとするとルーミアの格好が目に入る
「うわっ!!なんで裸ござるか!」
すぐに周りを見てなにか着せるものを探すが当然あるわけがない

「頭でも沸いてるのか?裸でうろつくなんてなに考えてるんだ」

兵士はまるで薬物中毒の患者を診るような目でルーミアを見て
としょぴこうとする
ここはもう暴れたところで余計に立場を悪くするだけだ
おとなしく縄に付く事になった

176 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/06/10(木) 00:20:50 0
>170
>「よろしい。あなた方には確かに勇者の素質がありますね。
では、これを差し上げましょう・・・この世界でしか通用しない物ですが(ボソ」
Exと書いた玉がたくさん落ちてくる。

ギャグメーカーレベル 12→14
ヒーローレベル 0→0

よく分からないけど強くなった気がした!

>173
>「ぬふーっ、この俺様の肉体も更なる磨きがかかったわけだーっ!
 これでパーティ全員を回復できるぜーっ!」
「すごい! 君はもう立派な勇者だよ!」
色んな意味で。

>171
『虹の龍ソフィアを探し出し、邪神デミウルゴスを倒せる人を募集中。
簡単ですぐに儲かるお仕事です。
詳しい情報はお城の王様まで』
「ソフィア!? それにデミウルゴスってこの前倒した奴!?」

>「デミウルゴスには『死の剣』ってアイテムが有効らしいと聞き覚えがありやす!
 初期装備のダガーで、冥界の門を守護する10柱の魔神のうち5柱以上倒せば、ダガーが『死の剣』になるそうでげす」
「ダガーが初期装備の人はいたはずなんだけどちょっと今は見当たらないなあ」
パーティーメンバーがさりげなくいなくなったり現れたりするのは勇者の冒険には付きものなので気にしてはいけない。

>172
>「おい、そこのものどもちょっと止まりなさい」
「あれ? なんで裸!?」
確かに前章で裸になったが、普通はシーンが移り変わるとどさくさにまぎれて服を着ているのがお約束である。

>174
>「姉御、間に合わせの品ですが、こいつを着て隠すもんだけは隠してくだせえ!」
「うんうん、早く着て!」
人間界の機微は複雑で、下手に隠すと余計にエロくなる事もあるらしいが気にしない!

>175
>「頭でも沸いてるのか?裸でうろつくなんてなに考えてるんだ」
結局タイーホされた!
こんな時は城の地下の牢屋にぶち込まれると相場が決まっている。
想像していたのとは少し違うが一応城に向かってはいるのでルートを外れてはいないだろう。

177 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/06/10(木) 22:21:03 O
>>172
「な、なんですか! 私は怪物じゃありませんよ!」
ルーミアを職務質問する兵士にそう言うアズリア。
見えないのだから、ルーミアが裸だなどと知りません。
自分の姿が怪しいからだと勘違いしたのです。
話を聞けばすぐ誤解も解けますけどね。
すぐにゴローがルーミアを助けて勇者の素質を示そうと・・・

役人に 賄賂を渡す 勇者かな
思わず575口調で語ってしまう光景がそこ>>174にありました。
賄賂を渡すのだから、待ってもらうより見逃してもらった方が良い気もしますが。
そもそもルーミアなら闇ですぐに隠せそうな気もしますが。
人の趣味に口出しするのはいけません。
ここはゴローが丸く納めてくれるでしょう。

>「姉御、間に合わせの品ですが、こいつを着て隠すもんだけは隠してくだせえ!」
こ れ は ひ ど い
「良かったですねルーミアさん、これなら捕まらずに済みますよ!」
どんな服か見えないアズリアはそう言いました。

>>175
>「頭でも沸いてるのか?裸でうろつくなんてなに考えてるんだ」
実に一般的反応ですね。
兵士たちも同じように考えたようで、一行は牢屋送りになりました。
場所はもちろんお城の地下牢>>176ですよ。

城の地下牢は薄暗くて、フラポリーの生息にぴったりの場所でした。
フラポリー以外の人に住みやすいかどうかは知りません。
「お前ら何をやったか知らないがGは持ってないのか?
Gを牢番に握らせればすぐ出してもらえるぜ。」
牢の中で親切な先客がそう教えてくれます。
ちなみにGはこの世界のお金の単位で、読みは【ゴキブリ】です。

178 名前:名無しになりきれ [] 投稿日:2010/06/11(金) 07:18:20 0
城の地下牢は薄暗くて、声をかけてきた親切な先客の姿は見えません。
そういえば、石で出来た牢の床も壁も天井も扉にはまっている格子も、
ずいぶんドットが荒く色数が少ない気がします。
ついでに勇者一行の衣服や装備品もさりげなく単純化されているようです。

しばらく不自然な間があって、やがてどこからか声が聞こえてきました。

「古の昔、勇者が悪い魔物を退け、世界に平和を取り戻しました。
それから世界は安定した発展を続けていくかと思われたのですが
・・・残念なことに容量が足りませんでした」
何だか嫌な話になりそうです。

「街の建物や店やアイテムや服やセリフのバリエーションが増える度に、
王は城のタペストリーや玉座や宝箱や壁の燭台を削っていきました。
城の殆どを通行止めにし、兵士の配置をやめ・・・
が、世の発展の勢いには全然間に合いませんでした」
・・・嫌な話です。

「今この世界は、容量を奪い合って何とか成り立っています。
動いている者のために止まっている者は簡略化され、行く先を描くために来た道は消され、
そのための待ち時間に皆じっと耐えています。いや、耐えるしかないのです」
そういえば、勇者一行が地下牢への階段を降りる時も、
ずいぶん意味不明な時間がかかっていた気がします。

「世界の未来を憂えた王は、通行止めにした城の奥深くに籠り、
王自らの姿を削って禁呪“離目異区”の魔法陣を描きました。
世界をもっと広いプラットフォームの上に丸ごと作り直そうとしたのです」
薄暗い地下牢の天井に、魔法陣らしき小さめのイラストが浮かびます。

「しかし、それを嗅ぎ付けた魔物“野巣多流爺”が執拗に攻撃を繰り返し、
遂に“離目異区”の起動鍵は奪われてしまいました・・・」
天井のイラストが、ミトメナイミトメナイと喚く魔物の姿にろのろと描き替わりました。

「この世界は狭いです。起動鍵を奪った魔物を見つける事は難しくないでしょう。
鍵を取り返し、魔法陣を起動してくれるなら、このGをあげましょう」
空中に、昆虫を象ったコインのような物がいくつか浮かびました。
断ると襲いかかってくるかもしれませんね。

179 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/06/11(金) 21:31:16 0
>>174
>「姉御、間に合わせの品ですが、こいつを着て隠すもんだけは隠してくだせえ!」
「人の着た者をきれと?」
ルーミアは断固としてそれを拒否した
理由は至極簡単で木陰でその水着に着替えているごろーの姿が目に入ったからである

>>175
そして、ルーミアは捕まらずに済むせっかくのチャンスを失い、
パーティともども収監されてしまった

薄暗い城の地下
ろうそくで照らされた部屋は格子で仕切られ、その隅にティル達一行がいた
さすがにルーミアも自分自身が原因となり、一行たちを巻き込んでしまったという自覚があるのか、支給された毛布に顔をうずめている
>「お前ら何をやったか知らないがGは持ってないのか?
>Gを牢番に握らせればすぐ出してもらえるぜ。」
ルーミアは顔を上げた
Gというものがあれば一行を巻き込んでしまった罪をあがなうことができるかもしれない
だが、Gというものはもっていない
どうしたものかと考えていると、声が聞こえてきた
>「この世界は狭いです。起動鍵を奪った魔物を見つける事は難しくないでしょう。
>鍵を取り返し、魔法陣を起動してくれるなら、このGをあげましょう」
「わかった。そいつの手掛かりを教えてくれないか」
それについての詳細が分からなければ、狩りようがない
ルーミアはできる限りの情報を聞き出そうとしだした

180 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/06/12(土) 09:51:53 0
>179
>「わかった。そいつの手掛かりを教えてくれないか」

ルーミアの問いの後、少しばかりの間を置いて、
具体的な数値以外のモンスターデータが読み上げられました。

「“野巣多流爺”は普段の見た目はヒューマノイドですが、
戦闘になると懐古厨という虫形態に変化して古い蘊蓄を吐くのが特徴です。
この世界が最初に作られた時の姿をほぼ暗記しており、
かつて誰もが通り、しかし皆それを忘れてしまったような小イベントの跡地を好みます。
新要素は頭ごなしに嫌うため、変化の多い町中には滅多に現れません」

・・・少し偏見が入っているようにも思えますね

181 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/06/13(日) 21:49:15 0
>>176
ゴローもまた、逮捕された。賄賂の払い損である。
今、彼らは監獄の中へと押し込められている。
「社会戦ダメージ21番は身体に染みるぜ……」
社会戦ダメージ21番とは、要するに「社会的に完全抹殺される」ことである。
こうなると、終身刑とか死刑とかいう以前に「あらゆる圧力によって存在そのものを闇に葬られる」ことになる。
主にストーリー上の黒幕に近付きすぎた奴が受けるものである。
当然、わいせつ物陳列罪如きで21番ダメージを受けることは(多分)無いし、実際、まだ21番は受けていない。

>>179
「何で着なかったんです、姉御!」
それはゴローが変態だからである。それ以上の答えなど不要。
「まあ、過ぎちまったことは仕方ねえ。娑婆に出る方法を考えませんとなあ」
マスクの下では、悪巧みが行われている。

>>177
賄賂を渡すことを提案されたが、もはやこの手は使えないのだ。
「うーむ、賄賂として通用しそうな額のゼニはもう無いぜ」
幸い、RPGのお約束として、この手の牢屋はザル警備であるため、武器・防具の没収は無い。
ドラクエ9の某悪役は、主人公を牢屋に入れる際には武器防具はただ単に脱がせただけで、道具袋にちゃんと入っていた。
しかも、脱出に必要なアイテムすらも没収しないという失態をしたのだ。
これらはもはや、RPGにおける牢屋のお約束なのである。
さて、13章の途中で手に入れた覇王の斧を売却すれば、まとまった金になるだろう。
だが、売りに行こうにも店まで歩いていけない。
「さて、どうしやしょうかねえ」

>>178>>180
「野巣多流爺!それに懐古厨だって!」
野巣多流爺の名を聞いたゴローは、異常なまでに取り乱した。
「そいつはいけねえ!『ごろつき』が『さつじんき』に戻っちまう!」
彼の言うとおり、『ごろつき』は大人の事情で『さつじんき』に代わって登場したモンスターである。
その辺のごろつきがどうなろうと知ったことではなかろうが、全てのごろつきが殺人鬼へと変貌を遂げたら大変だ。
とはいえ、もう一回ドラクエ3がリメイクされても『さつじんき』のままかも知れないので、“離目異区”の発動によって、彼の懸念する事態が発生するかも知れないが。
「ここはやるしかねえぜ!殺人鬼と一緒の部屋で寝られないだろ、皆!」
しかしながら、どの道、これと一緒の部屋で好き好んで寝たがる人だって居ない気もする。

182 名前:乱堂武(武不王) ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/06/14(月) 02:04:25 0
その後、素直にお縄に付き城の地下牢に収監されてしまいました

>>177
>「お前ら何をやったか知らないがGは持ってないのか?
Gを牢番に握らせればすぐ出してもらえるぜ。」

当然金なんぞもっていないそれどころかこの一行が使っている所を
あまり見たことがない不思議な事ながら
しかしこの状況が長く続くのは好ましくない
>>178
>「この世界は狭いです。起動鍵を奪った魔物を見つける事は難しくないでしょう。
鍵を取り返し、魔法陣を起動してくれるなら、このGをあげましょう」
「わかった。そいつの手掛かりを教えてくれないか」
「“野巣多流爺”は普段の見た目はヒューマノイドですが、
戦闘になると懐古厨という虫形態に変化して古い蘊蓄を吐くのが特徴です。
この世界が最初に作られた時の姿をほぼ暗記しており、
かつて誰もが通り、しかし皆それを忘れてしまったような小イベントの跡地を好みます。
新要素は頭ごなしに嫌うため、変化の多い町中には滅多に現れません」
するといつの間にか入っていた者確かゴローと言う奴が騒ぎ始める
>「そいつはいけねえ!『ごろつき』が『さつじんき』に戻っちまう!」
>「ここはやるしかねえぜ!殺人鬼と一緒の部屋で寝られないだろ、皆!」

「だったら皆殺しにするだけでござる、毎日死闘かたまんねぇでござるな」
神隼人のように目がグルグルなりながらさも楽しそうに言ってのけます
普段なら絶対言わないことですがどうやら憤怒状態になったことで
竜の力の影響もあり若干好戦的になったようです
このままの環境では本当に毎日周りには屍が積み上げられるでしょう
「でもまぁどの道この状況じゃでれないでござるなぁ」
レッドゾーンに入るまでに出ないと本当に流血沙汰ではすまないかもしれません


183 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/06/15(火) 23:59:52 0
>177
>「お前ら何をやったか知らないがGは持ってないのか?
Gを牢番に握らせればすぐ出してもらえるぜ。」
「Gなら一応持ってるよ」
「何だそりゃ? 玩具じゃ駄目だぞ」
略称は同じGでも、さすがにこれ程時代が違うと通貨が同じであるはずはない。

>178
「あれ? なんだか平べったい?」
いつの間にか世界が極限まで記号化され、立体感が無くなって平面で表現されている。

>「この世界は狭いです。起動鍵を奪った魔物を見つける事は難しくないでしょう。
鍵を取り返し、魔法陣を起動してくれるなら、このGをあげましょう」
「それがここでのGか。面白いデザインだね!」

>181
>「そいつはいけねえ!『ごろつき』が『さつじんき』に戻っちまう!」
「それはまずい!」
名前が物の有り様を縛る呪という法則がある。
名前がさつじんきになったら本当に凶暴になるかもしれない!

>182
>「だったら皆殺しにするだけでござる、毎日死闘かたまんねぇでござるな」
「それもまずい!」
ここにも危険人物予備軍が!

>179-180
「かつて誰もが通って皆忘れてしまった小イベントねえ……」
御近所トラブルを解決していた時の初々しい初期の記憶を引っ張りだす。
「酒場で仲間集め……」

――回想シーンここから
「ちわーっ!」
ドアを開けて入った瞬間。なぜかマスターが血相を変えた。
「うわ!? オコサマが来るんじゃねぇ!」
「駆け出し冒険者でっす! 情報収集に来ました!」
「冒険者ごっこは他所でやってくれ!」
ガチャッ、ポイッ、バタンッ! 閉め出されてしまった。
――回想シーンここまで

「うんうん、誰もが通って忘れてしまうよなあ」
と、納得しかけたが、そこである事に気づく。
「ん!? でもGを貰わなきゃ外に出れなくない!?
でも起動鍵を取り返さないとGを貰えない……って事は外に出ずに起動鍵は取り返せる!」
周りをよく見ると、牢屋の格子側と反対の壁が黒く塗りつぶされている。
表面の世界ならではの仕掛けだ!
「黒い壁に向かって進むんだ! どこかに抜け穴があって隠し部屋に通じてるはず!」

184 名前: ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/06/16(水) 01:09:16 0
オニオン「ごめん、このままだと意味変わってしまうのでカンペ出すお」
つ【>183 下から二行目 ×表面の世界 ○平面の世界】

185 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/06/16(水) 02:20:58 O
>「何で着なかったんです、姉御!」
「まあまあ、いいじゃないですか。
ルーミアさんにもいろいろ事情があったんですよ。」
毛布に顔をうずめたルーミアをかばうアズリアです。
元人間(笑)ですから、この辺りの対応はフラポリーとは違います。

>>178
>鍵を取り返し、魔法陣を起動してくれるなら、このGをあげましょう」
「この世界を救わないと、ガイアには戻れないんですよね?
ならばこのアズリア。 この世界を救うために全力を尽くすことを誓いましょう!」
野巣多流爺を倒す為に勇者一行は心を一つ>>179-183にします。
いやいや、フラポリーは違うことを考えていました。
『さつじんきと おなじへやに とまれるかよ!
おれは ひとりで ねるぞ!』
どう見ても死亡フラグ看板です、本当にありがとうございました。

>「黒い壁に向かって進むんだ! どこかに抜け穴があって隠し部屋に通じてるはず!」
「了解です!」
早速壁に体当たりを繰り返すアズリア。
何回か壁に当たる音がしてから、ついにアズリアは暗闇の壁をすり抜けます。
「抜け道がありました! こっちに来てください!」
喜んで仲間を呼んでいますが、手の代わりに触手を使うのはやめましょう。
暗闇から触手が何本も飛びだして蠢くのは絵的に危ないからです。
カクカクドット状態の今なら、何も問題ありませんけどね。

抜け道の奥では、お爺さんがスプーンで土を掘っていました。

「おお おまえさんたちも ろうやに いれられた なかまかな?
わしは ここまで あなを ほってきたのだが
いわが じゃまで さきにすすめずに こまっていた のじゃ
だれか このいわを こわしてくれたら ろうやから でられるのにのう・・・」

爺さんは勇者たちの都合を無視して、イベントを進めようとします。
君たちはこのまま牢屋脱出イベントを進めてもいいし、
謎の声に従って「ころしてでも うばいとる」しても構わない。

186 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/06/17(木) 19:28:49 0
>>181
>「何で着なかったんです、姉御!」
きまり悪そうに顔をそむけた

>>180
「忘れ去れたイベント…」
しばらく考えてみた
だが、ルーミアがいた世界ではそのようなイベントもなく、
こちらの世界でもそのようなイベントを経験したことはない
いくら考えてみても、思い浮かばず、例の生き物はここにいるとあたりをつけることすらかなわなかった

>>182
>「だったら皆殺しにするだけでござる、毎日死闘かたまんねぇでござるな」
(不動明王の化身だけあるな…)
不動明王は魔を払う力がある
いったん、彼が暴走してしまえば、ルーミアでも抑えきれないかもしれない

>>185
アズリアが壁の中に入っていった
>「抜け道がありました! こっちに来てください!」
触手が壁から伸び、つかもうとしている
(こ、これは…)
服を引きちぎった触手が脳裏に浮かび、足が止まった
だが、このまま、ここにいてはイベントが進まない
「なにもされませんように…」
神様らしくない言動しつつ目をつぶり、触手に導かれるまま、中に進んでいった

>抜け道の奥では、お爺さんがスプーンで土を掘っていました。
抜け道を進むと、爺さんがスプーンで土を掘っていた
即座に”ころしてでもうばいとる”という選択肢を選ぼうとした
だが、その前にふと手が止まった
この手のイベントで”ころしてでもうばいとる”を選ぶとあとあとよくないことが起こる
その元となったゲームでも殺してしまえば、レアアイテムが手に入らなくなるというデメリットが存在した
「あれをいいのね」
ルーミアはイベントを進める方を選択した
ちなみ、ルーミアは妖怪である
そして、それに加え、鬼と同等の力を持つ吸血鬼としての力も備わっている
このまま順調にいけば、岩はいとも簡単に壊されるものだと思われる

187 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/06/19(土) 21:44:13 0
>>182
「まあアレだ、弁護士くらい雇う権利はあると思うんだぜ」
殺人鬼=皆殺しという図式が成り立ってるっぽい乱堂くんを嗜めたが、効果が薄そうな気がしてならない。
同じ殺人鬼族のエリミネーターだって、叩きのめせばたまに仲間になりたそうに起き上がるじゃないかというのが、彼の主張だ。
本文とは違うが。
しかし、そもそも、ライトファンタジーで弁護士という言葉はまったくそぐわないという点は問題だ。
権力者達の陰謀だとかが渦巻くダークファンタジーTRPGスレでも、多分弁護士は登場していないと思う。

>>180
誰もが忘れたけど、一度は通ったイベント……
「どうのつるぎだ!あと50G!」
これらは、某破壊神を破壊した男が、最初の王様から賜った品である。
実の父親にこれだけ渡されて邪神討伐へ向かわされた王子の心境は如何ほどのものだっただろう。
だが、誰でも覚えているようなイベントなので、“野巣多流爺”を釣る餌としてはどうなのだろう。

>>183
「おおっ、こんなところに抜け道が!
 へっへっへ、どうも隙間風の臭いがすると思ったら、こんなところにあるたぁ、とんだザル警備のブタ箱だぜ!」
普通、こんな騒ぎ方をしたら、看守さんが駆け寄ってくることは目に見えている。
しかし、どれだけ騒いでも無反応な看守さん。
やはり容量不足ゆえに余計な行動をとらせてもらえないのだろう。
可哀想な看守さん……

>>184>>185
「へっへっへ。殺して奪い取って良いのは、悪党相手のときだけでさあ。
 何の罪も無い罪人からモノを掠め取るなんざ、いい大人のすることじゃねえや」
ごろつきが何を言うか、何の罪も無い罪人って何だ、といったツッコミは、容量不足及びわたしのセルフツッコミのせいで機会を失った。
今はコイツの言動の粗を逐一指摘するより、さっさとイベントを進めることが先決だろう。
「へっへっへ、姉御、きっとこの壁の向こうが、次のイベントに進むフラグですぜ!
 そうとわかれば、さっさとこんなマズい飯とはオサラバしましょうや!」

ドーン(岩を破壊した音)
ザッザッザッザッ(強引な場面転換)

「こっ、これは――ッ!」
そのとき、ゴローが見たものとは!

188 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/06/20(日) 23:49:35 0
>>187
>「まあアレだ、弁護士くらい雇う権利はあると思うんだぜ」
「しょうがねぇ救いようがねぇ野朗は強制的に地獄を見せてやる事に変更してやる」
仮にも神仏であることを思い出したので、せめてその程度で更生させる事に留めることにした。
>>183
>「黒い壁に向かって進むんだ! どこかに抜け穴があって隠し部屋に通じてるはず!」
と言われ、早速>>185で抜け道を発見し、その道を抜けてしばらく進むと
どこからか小さいが掘る音が聞こえた
>「おお おまえさんたちも ろうやに いれられた なかまかな?
わしは ここまで あなを ほってきたのだが
いわが じゃまで さきにすすめずに こまっていた のじゃ
だれか このいわを こわしてくれたら ろうやから でられるのにのう・・・」

「ご老人!しばしお待ちください今壊すでござるよ!」

老人の困っている声には黙っていられなかったので
体勢を整え、丹田に力を入れて武術の型を取り
ゴローのタイミングに合わせて寸頸を放ち破壊すると共に掘り進む

>「こっ、これは――ッ!」
なんとまだ壁が繋がっていたのだった
だが、そんな事はどうでも良く倒れている老人の方に向かう

「ご老人!大丈夫ですか!」

「どうやら発作が出たようだ…すまんが、すぐ右の牢屋に薬があるから
おぶって連れて行ってもらえぬか…」

ここでいいえと言えるほど冷たい人間ではない、今にも薄れそうな意識だったので
即座に背負って 老人の牢屋に走って向かう


189 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/06/22(火) 01:30:42 0
>185
「お爺さん、離目異区の起動鍵なるものを持っていませんか?」
「わしゃー そんなのは しらん」

>186-187
岩を壊すと、さらに通路が現れた。そしてなぜか老人が倒れる。

>188
>「どうやら発作が出たようだ…すまんが、すぐ右の牢屋に薬があるから
おぶって連れて行ってもらえぬか…」
「発作!?」
指定された牢屋に行っても、薬らしきものは見当たらない。
「薬なんて見当たらないよ!?」
老人はまるでその事を知っていたかのように語り始めた。
「通路の 先には 離目異区発動の 魔法陣がある……
自分で発動させたかったのじゃが わしには 出来ぬようじゃ
鍵を お主らに 託すから どうかわしの代わりに起動を……うああああああああ!!」
老人は苦悶の絶叫をあがながら姿を変化させていく!
人であらざる虫のような姿。そう、回顧厨だ!
「バカメ! 回顧厨ニ付ケル薬ナンテ最初カラ無イ! ミトメナイミトメナイミトメナイ……」
「爺さんの時と別人格!?」

メル「野巣多流爺さんだって離目異区が必要な事は分かっていた。
離目異区するなら自分の手でやりたかったんだね……。
だけどいざ道が開けると決心が揺らいで回顧厨になってしまったのか!」
レオ「野巣多流爺心は複雑だもんな」

190 名前:外野の導き@chs代理 [sage] 投稿日:2010/06/23(水) 22:54:58 0
「オマエラノ・・・オマエラノセイダ・・・
Ex65535が只ノ通過点ニ成リ下ガッタノモ
復活ノ呪文ヲ紙ニ書キ取ラナクナッタノモ
最初ニワケワカラン質問サレルヨウニナッタノモ
3人目ノ嫁候補ガ現レタノモ
ゼンブ・・・ゼンブ・・・オマエラノ・・・」

カイコ虫は一行に謎の言いがかりをつけてきた。
なんだかよくわからないが、とりあえず本当に恨めしそうだ。

「オマエラニ キカセテヤロウ・・・ イヤ キイテモラワネバナラヌ
ウ○ティマ ト ウィザ○ドリィ ガ ウミ ヲ ワタッテ ○ラクエ ガ ウマレルマデノ
ナガイ ナガイ レキシヲ・・・ ゼンブ カタカナ デ ナ !」

大変な事になった!

191 名前:ルーミア ◇ yDvhfPtzwE代理 [sage] 投稿日:2010/06/24(木) 01:15:30 0
>>188
>なんとまだ壁が繋がっていたのだった
>だが、そんな事はどうでも良く倒れている老人の方に向かう
「なら、また壊せばいい…」
息を肺深くまで吸い込み、拳を壁に突き立てた
人間離れした腕力により、壁にひびが入る
ルーミアはそれを満足そうに見つめ、もう一度壁に拳を尽きてた
「所詮張りぼてか」
ボコッという鈍い音を立て、拳が壁にめり込んだ
同時に何かが倒れる音がした
振り向くと老人がスプーンを持ったまま倒れている
武が介抱をし、ティルが薬を取に行くが、それはすべて無駄の努力に終わり…
自分の背丈ほどもある虫に変化した

>「オマエラニ キカセテヤロウ・・・ イヤ キイテモラワネバナラヌ
>ウ○ティマ ト ウィザ○ドリィ ガ ウミ ヲ ワタッテ ○ラクエ ガ ウマレルマデノ
>ナガイ ナガイ レキシヲ・・・ ゼンブ カタカナ デ ナ !」
虫が語り始めるよりも早く、無視の前に移動し、無言で自分の腕よりもはるかに太いそれに回し蹴りをぶち込んだ


192 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/06/24(木) 08:40:21 O
>>186-189
通路を塞ぐ石を砕いたものの、老人は野巣多流爺に進化しました。
野巣多流爺心と秋の空は変わりやすいものなのです。野巣多流爺は離目異区の変更点を次々にあげ>>190、恨み辛みを語ります。

「えーと・・・それはどこが悪いんでしょうか・・・」
リアルファンタジー世界出身のアズリアには理解できない話題でした。
ちなみにPLの人は、リメイクはあまり好きではありません。
理不尽な高難易度に苦しむ人が少なくなったからです。

ラスボス間近で敵の先制攻撃で全滅し、遠いセーブポイントから再スタート。
橋を渡れば敵が強くなって全滅。
渡らなくても強敵が現れて全滅。
夜に町の外を歩いていると星座に襲われて全滅。
ああっとテレポーター→いしのなかにいる。
復活の呪文の写し間違い。
おきのどくですが ぼうけんのしょは きえてしまいました。

そんな瞬間のプレイヤーの顔を見るのが、PLの人は大好きです。

さてさてそんなPLの人の趣味嗜好はともかく。
懐古虫に進化した野巣多流爺はルーミアの一撃で倒れました。>>191
声は大きくても虫は虫。
制作会社を・・・失礼、ルーミアを止める力はありません。

「みごとじゃ・・・ あとは わかい おぬしらに たくそう・・・
 だが これだけは わすれないでくれ・・・
 このせかいには 離目異区に たえるだけの ようりょうが な・・・ ぐふっ」
懐古虫は力尽き息絶えました。
点滅して消えたその体のあった場所に、キラリと光る鍵が残されています。
離目異区の起動鍵です。

「勇者様!勇者オルテガン様ではありませんか!?」
牢の外から声がかけられました。
王冠とマントに口髭の、どう見ても王様です本当にありがとうございました。
風の男が大臣らしき男と一緒に立っています。
別にイソギンチャク見学に来たわけではありません。

「申し訳ありません!新米衛兵が間違って勇者様を牢に入れてしまったようです!
通りすがりのPLの人に助言されたときは、まさかと思ったのですが・・・!
すぐに牢からお出しします!!」
王様はゴローにそう呼びかけます。
仮に違うといっても、記憶喪失で片付けられそうです。
「ゴローさんは勇者だったんですか?」
アズリアは驚いてゴローに尋ねました。

鍵が開けられて牢の扉が開きます。
カオスの勇者御一行は先に離目異区を起動しても良いし、起動しないで牢から出るのも自由です。

追記1・ゆうしゃたちは 5000G てにいれた!
追記2・また此花陛下が行方不明です。

193 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/06/26(土) 22:54:02 O
追記3

王冠とマントに口髭の男は、大仰な身振りと口ぶりで
ゴローと一行に呼びかけています。
魔法陣の在処の情報と起動鍵を手に入れた一行は、
更に牢から出る事も出来るようになりました。

あれは・・・どう見ても王様です本当にありがとうございました
なら>192へ。

・・・でも何か忘れてないか?
なら>194へ。

194 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/06/28(月) 20:54:30 0
>>190-191
懐古厨は逝った……
ゴローの心に、友を失ったが如き万感の想いが去来する。
全てのごろつきが殺人鬼となる、最悪の事態は免れたのだ。
「ざまあ見ろ!
 いい歳こいて、聞き分けの無いガキみたいなことを言うから、バチが当ったんだ。
 反省しろよ、フハハハハハハ」
正義の勇者らしくないにも程がある言動だが、セイバートロン星ではよくあることである。
「さあ姉御、あのクソッタレをぶっ殺したんです、とっととシャバの空気でも吸いにいきましょうや」

>>192
「離目異区に耐えるだけの容量が無いだって?
 チャチな記憶媒体なんか使いやがって。
 素直にPS2でリメイクすれば良いものを、DSなんかでリメイクした挙句に手抜きをするからだ、あのピザ屋め」
言ってはならんことを言うゴローであった。
そう、仲間モンスターは犠牲になったのだ……彼はそれに怒りを覚えている。
懐古厨にちょっとだけ理解を覚えるゴローであった。

「そんな訳でテイルの旦那、離目異区の発動は慎重にやった方が良いかも知れませんぜ。
 仲間モンスターが仲間スライムになっちまったら、元も子もねえ」
確かに元も子もない。
と言うのも、ゴローは仲間モンスターである。
一応、ゴローはごろつきで、今のところリメイクもへったくれも無いドラクエVIII出身のモンスターである。
元々仲間にならないモンスターなので、離目異区を発動したところでパーティから抜けることは無いだろう。

>「ゴローさんは勇者だったんですか?」
 はい
>いいえ
「わたしこそ しんの ゆうしゃだ!」
さらばゴロー、恐らく彼は14章のうちに死ぬだろう。
「だがよぉ、勇者オルテガンは、火山で邪神デミウルゴスと戦って行方不明になったはず――ハッ、まさか!」
思わせぶりに何か言った。きっと伏線だ。
だが、◆u7xvaZrzLMは自分で張った伏線をまともに拾ったことなど無い気もする。

王様との挨拶を一通り済ませた(もうそこまで進んだことにした)ゴローたちは、次の目的を一路目指したのだった。
「邪神デミウルゴスは、黒の迷宮って所に居るらしいですぜ!
 それにはまず、シャドウゲイトと呼ばれる門を通らないといけないらしい」
某フリーゲームのネタバレを、またしても自重しないゴローであった。

195 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/06/29(火) 01:02:30 0
>>190-191
老人は懐古虫に変わってしまったもののすぐにルーミアの一撃に倒されてしまう
「ご老人!!」
倒れた老人の近くに寄り、処置しようとするがすでに手遅れであった
>「みごとじゃ・・・ あとは わかい おぬしらに たくそう・・・
 だが これだけは わすれないでくれ・・・
 このせかいには 離目異区に たえるだけの ようりょうが な・・・ ぐふっ」
そう言って力尽き、死んでしまった
何も出来ず見ていることしか出来なかったがせめても事としてお経を上げた
>>192-194
>「ざまあ見ろ!
 いい歳こいて、聞き分けの無いガキみたいなことを言うから、バチが当ったんだ。
 反省しろよ、フハハハハハハ」
この言葉にぶち切れ、岩を砕き虎を一撃で殺す拳を本気で放つ
「貴様!死者を冒涜するな!」
素早く二発目を入れたところで全員に取り押さえられた


なんとか出ることに成功しゴローとやらのお陰で王様との挨拶もとりあえずは済んだ
そして彼が提案する
>「邪神デミウルゴスは、黒の迷宮って所に居るらしいですぜ!
 それにはまず、シャドウゲイトと呼ばれる門を通らないといけないらしい

「待て、なぜそんな事を知っているのでござるか?」
先ほどまで牢屋にいたはずだから情報を知っているのは不自然だ
敵の回し者かあるいは単に言い忘れていただけか……
疑問の目を彼に向ける

196 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/06/30(水) 00:19:39 0
>191-193
懐古厨は問答無用で1ターンキルされた!
>「みごとじゃ・・・ あとは わかい おぬしらに たくそう・・・
 だが これだけは わすれないでくれ・・・
 このせかいには 離目異区に たえるだけの ようりょうが な・・・ ぐふっ」
「まだ死んではダメです! 離目異区された世界をその目で見るまでは死なないと誓ったではありませんか……お爺さーーん!」
実際にそんな誓いをたてたかどうかは不明である。

>194
>「そんな訳でテイルの旦那、離目異区の発動は慎重にやった方が良いかも知れませんぜ。
 仲間モンスターが仲間スライムになっちまったら、元も子もねえ」
「そうだね、もしかしたらクエストをクリアした後なら容量があくかもしれない!」

>「わたしこそ しんの ゆうしゃだ!」
「思った通りだ、やっぱり勇者だったんだね!
だってそれはまごう事無き勇者のファッションだよ!」
ただしある意味においてである。

>195
タケル君とゴローさんは喧嘩するほど仲がいいらしい。
>「邪神デミウルゴスは、黒の迷宮って所に居るらしいですぜ!
 それにはまず、シャドウゲイトと呼ばれる門を通らないといけないらしい」
>「待て、なぜそんな事を知っているのでござるか?」
「さっき王様が言って無かったっけ?」
過去ログを見ても王様との謁見シーンはサクッと省いてあるので確証は無い。
(過去ログ……詳細な冒険の記録の事を示す専門用語)

197 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/07/01(木) 17:11:52 O
>>195
>「貴様!死者を冒涜するな!」
「ま、待ってください!仲間割れしても喜ぶのは敵だけです!
それは確かに発言内容はアレでしたけど!」
武の行動を慌てて止めるアズリアです。
見た目はアレですがフラポリーより余程まともな言動をします。
中身は普通の人間ですからね。
本人が傷つくので、指差してイソギンチャク呼ばわりするのはやめましょう。

>>195>>197
>「さっき王様が言って無かったっけ?」
さあどうでしょうか。
ROM中の皆さんのためにフラポリーに過去ログを見てみましょう。
『俺のログにはなにもないな』
・・・残念ながらフラポリーは役に立ちませんでした。
それではAボタンを一時間ほど押し続けた王様との会見を、要約してお伝えしましょう。

・この世界では光と闇と境界の眷属が平和に暮らしていた。
・ある日境界の竜ソフィアが消え、光と闇の関係が悪くなり始めた。
・さらに邪神デミウルゴスの手下と名乗るものたちが現れ、悪事を働き始めた。・この世界を構成する力『バイト』が減り始め、おかしな行動をするものが増え始めた。
・『バイト』の源、世界樹が枯れかけているらしい。
・世界樹やデミウルゴス探索に行ったものは誰も帰ってこない。
・50Gと どうのつるぎ をあげるからなんとかしろ。
以上が会見の内容です。
デミウルゴスの居場所は言ってませんね。
言ってたら武さんも知っているはずですから、そんなものでしょう。

「確かに言っていませんね・・・。
これはもしかすると・・・ゴローさんは記憶喪失になった勇者、オルテガンなのではないでしょうか!
ゴローさん! 世界樹やシャドウゲートの場所も教えてください!
人助けのため、ゴローさんの失われた記憶を取り戻すため、よろしくお願いします!」
フラポリーの看板にコピペしてあげた要約文を見て、アズリアは言いました。

198 名前:ルーミア ◇ yDvhfPtzwE代理 [sage] 投稿日:2010/07/01(木) 21:42:17 0
虫は砂と化し、虫がいた場所からカギが現れた
「なんだこれは?」
大きさは手のひらに乗る程度
南京錠に使われる鍵の形をし、銀色の光沢はみずみずしかった
>「申し訳ありません!新米衛兵が間違って勇者様を牢に入れてしまったようです!
>通りすがりのPLの人に助言されたときは、まさかと思ったのですが・・・!
>すぐに牢からお出しします!!」
でも、どこからどう見ても、ドラクエに出てくるごろつきにしか見えない
こいつ本当に勇者か?と今にも言いたげな視線を向けた
>「ざまあ見ろ!
> いい歳こいて、聞き分けの無いガキみたいなことを言うから、バチが当ったんだ。
> 反省しろよ、フハハハハハハ」
聞くに堪えない言葉ではあるが、ルーミアは華麗にするーした
こんなのに付き合っていたら、身が持たない
>「邪神デミウルゴスは、黒の迷宮って所に居るらしいですぜ!
> それにはまず、シャドウゲイトと呼ばれる門を通らないといけないらしい」
「前にも言ったことがあるのか?」
ルーミアは疑問を口にした
知っているとすれば、敵側に属しているものか、敵を討伐しに行ったもののうちどれかしか考えられない
>「確かに言っていませんね・・・。
>これはもしかすると・・・ゴローさんは記憶喪失になった勇者、オルテガンなのではないでしょうか!
>ゴローさん! 世界樹やシャドウゲートの場所も教えてください!
>人助けのため、ゴローさんの失われた記憶を取り戻すため、よろしくお願いします!」
「あら、こうした方が早くてよ」
アズリアの首根っこをつかみ、トンと地面をけった

巨大大陸アルフガレド
巨大な丸のような形をしたその大陸は大半が緑で覆われ、人が住む町はほんのわずかしかない
大陸の中央には開けた大地と大陸を横断する川があるのだが、そこには町はない
その代りにあるのは白い壁で覆われたお屋敷
洋館風の造りをしているその屋敷の周囲には毒の沼が広がり、人よりもはるかに背の高い巨人が門の前に立ちふさがっていた


199 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/07/04(日) 21:39:24 0
>>195
先ほど乱堂武の一撃によって負った傷を回復するために、ハッスルハッスル言いながら踊っているゴロー。
そして一通り回復し終わった後、彼は汗を飛び散らせながら、疑惑を即座に解消した。
「へっへっへ、スラムのごろつきは、俺に限らず、どいつも地獄耳ですぜ。
 そしてオイラは勇者志望、一通りの魔王の情報はココの中って訳でさぁ」
そう言って、彼は自分の頭を親指でトントンと叩く仕草をした。
彼の言うとおり、スラム街出身のごろつきは地獄耳で、仲間になった時点でその辺りの事情を知っていた可能性も十分にある。
どう言い繕ったところで、ゴローは単なる勇者志望のごろつきであり、決してそれ以上の存在ではない……多分。

だが、乱堂武が疑問を彼に投げかけたことで、ゴロー本人は気付いてはいないが、彼の存在意義に亀裂が入ったように見えた。
視覚的には、ガラスに入ったヒビのような光の筋が、ゴローの身体に見えたのである。
何かしら特殊な存在であることは判明したが、あくまでもゴローからは敵意が感じられない。
失われた13章に、一体何があったのか?

>>197
「俺が、オルテガンですって?
 いや、そんなはずはねえ。勇者オルテガンはあのとき……」
ゴローは何かを思い出そうとしている。
「あのとき、どうなったんだっけ?」
聞かれても困る。
ただでさえ、オルテガン本人なのではないかという仮説が立てられているのだから、ここはきっちり説明するべきであるが、何故か彼にはそれができない。
「うーむ、何かとても重大な事件が、俺の目の前であったはずなんだが……
 公式の記録では、魔王との戦いで行方不明になったことになっているのは間違いありませんぜ」

「まあそれはともかく、シャドウゲイトと黒の迷宮なら、あっちです。
 見えるでしょう、あのクソッタレの悪趣味な城が」
指差した方向には、遠くにいかにもな魔城がそびえ立っているのが見えた。
いや、よく見ると微妙に近い気がする。
これは恐らく、世界を構成する「バイト」が減っているために、世界が狭くなり、ボスキャラに至るまでの道程というかイベントというか、そういったものがカットされているためだろう。
世界が危ない。

>>198
「何だ貴様はああああああああああああああ!」
新たな一歩を踏み出した矢先、何かと遭遇した!
ゴローは思わずそいつを指差し、素性をかなり乱暴な口調で尋ねた。
そいつは、モンスターだ!
だがゴローは、初遭遇のモンスターを識別ができそうな技能を持っていない。
一体これは何なのか!?

200 名前:名無しになりきれ [] 投稿日:2010/07/04(日) 23:52:41 0
>>199
「ここはデミウルゴス様のお屋敷だ。早々に立ち去るがよい」
2体の巨人は自分の背丈あるほどもあるハンマーをくるくると器用に回し、選
択肢を一行に突き付けた
 はい
 いいえ
魔王と違い、門番は紳士的だ
はいを選んだ場合は何もせずに返すが、いいえを選んだ場合は問答無用でバトルに突入するだろう

201 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/07/05(月) 00:53:53 0
>197
王様との会見の内容をおさらいする。
「な、なんだってー!? それは大変だ!」
人の話はちゃんと聞こう! 冒険の基本だよ!

>198
>「あら、こうした方が早くてよ」
トンと地面を蹴って少し跳ぶと、あっという間にシャドウゲート前に到着した。
「もしかしたら此花陛下はあそこに行く前に通る洞窟でドラゴンに捕らえられてるのかも!」
お姫様が洞窟でドラゴンに捉えられているのは定番だからである。
此花陛下は女王様だけど。

>199-200
が、悪趣味な城は意外と近く、洞窟などもなくすぐに到着してしまった。
ああ、世界の簡略化はここまで進んでいるのか!
立ちはだかる門番は二体のゴーレム。でも何か不自然だ。
片方はオーソドックスなゴーレムだが、もう片方は……やたらカラフルで派手なデザインをしている。

>はい
>いいえ
「答える前に一つだけ聞かせて。そっちの人ってもしやゴーレムじゃなくてガ○ダムじゃない!?」
「ああ、変わったデザインだろう。最近デミウルゴス様の部下になった新入りだ」
そうこうしているうちに派手な方のゴーレム(?)が襲いかかってきた。
「答えない……と言う事は拒絶とみなして良いな!?
我が国の威力を結集した等身大ガ○ダムの威力を見よ!」
「こら、はいと答えるまで手を出してはいかんとあれ程……!」
紳士なゴーレムの制止も空しく、ハンマーが振り下ろされる……と見せかけてその場でタコ踊りを始めた。
「目を覚ましてくださいニニギ! あなたは邪神デミウルゴスに騙されているのです!」
確かに派手なゴーレムから聞こえたが、さっきとは違う、聞き覚えのある女性の声。
「此花陛下……!?」
「邪魔をするな! 勇者をコテンパンにすれば歴史が変わる!
伝説に名を刻む美しき大日本帝国が実現するのだ……!」
「大日本帝国の何がいいのですか! この馬鹿殿が―!」
「drftgyふじこー!」
これには真摯なゴーレムも唖然としつつ素朴な疑問を漏らす。
「こいつは二重人格だったのか……?」
「いや、中に人が二人入ってるんだよ」

メルちゃんが、どこで手に入れたのか日本ガイドブックを広げながら解説する。
「あれは日本国天皇ニニギ。大日本帝国の復活を目論む馬鹿殿だ!
派手なゴーレムはこの前日本のお台場に展示されていたらしい等身大ガ○ダム……!」
レオ君とエメロちゃんも便乗して解説する。
「馬鹿だから邪神デミウルゴスに付け込まれて利用されたのか!」
「おそらく人質にしようとして此花陛下を連れ込んだものの裏目に出たんですね!」

202 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/07/06(火) 03:01:31 O
「うわあああぁん・・・天照の血を引く我が、同モチーフの大日如来の名を冠して作る
美しい本の帝国計画を邪魔するなあああぁっ・・・東京都に規制されそうなあんな本から
ライトファンタジー世界では口に出来ないこんな本まで幅広く揃えた夢の帝国だぞっっっ」

>「drftgyふじこー!」
で此花陛下によほど酷い事をされたのか、いきなり泣き声のニニギ。
因みに容量節約のため、ガ○ダムは静止画でテキストだけが表示されている。
「んな下らない夢に帝国なんか要らないでしょうがっ!
一人で自分の無駄に広い屋敷の中で実現してなさいっ」
(異音)(悲鳴)

此花陛下はセリフだけ見れば割と寛容である。
が、ニニギの反応からすると、何かとてつもなく恐ろしい事が行われているようだ。

君は、
この隙に屋敷に突入を試みるなら>203
ガ○ダムに突入を試みるなら>203
改めてゴーレムに勝負を挑むなら>203
帰って他の所へ行くなら>203

203 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/07/08(木) 01:56:51 O
>198
>「まあそれはともかく、シャドウゲイトと黒の迷宮なら、あっちです。
> 見えるでしょう、あのクソッタレの悪趣味な城が」
>「あら、こうした方が早くてよ」
猫の子のようにアズリアの首根っこを掴むと、ルーミアはシャドウゲート前まで移動します。
もちろん勇者御一行も一緒です。
Flyng Polypに首根っこがあるのか?と思っているROM中の方のために補足しましょう。
Flyng Polypにも首はあるんです。
某有名海外ゲームでは、ニンジャはスライムの首をはねる事ができます。
下等生物のスライムにあるものが、Flyng Polypに無いはずがありません。
「これは凄いです! ルーミアさんのおかげですぐに移動できました!」
感心するアズリアはルーミアに礼を言って、館に入ろうとします。

>>199-201
館には門番のゴーレムが居て、一行が入るのを制止します。
しかし門番はただのゴーレムではありませんでした。
「知っているのですか神様!」
アズリアは○ンダムを知りませんでした。
一行に襲いかかろうとする○ンダムですが、急に1人仲間割れを始めます。
>「馬鹿だから邪神デミウルゴスに付け込まれて利用されたのか!」
>「おそらく人質にしようとして此花陛下を連れ込んだものの裏目に出たんですね!」

>>202
この隙に館に突入を試みる

「中の人などいない!」
真摯なゴーレムがここに来て叫びます。
「待っていろ新入り!俺がお前を助けてやる!」
真摯なゴーレムは、○ンダムハンマーならぬゴーレムハンマーで、○ンダムを殴りました。
○ンダムのHPが0になって○ンダムは倒れました。
搭乗者にも大ダメージが加速したに違いありません。
「大丈夫か新入り!気を確かに持て!」
真摯なゴーレムは○ンダムを介抱し始めました。
やはり戦闘ゴーレムに知能を持たせてもあまり役に立たないようです。
「・・・今のうちに先に進みましょうか」
呆気に取られているアズリアが、かろうじてそう言いました。
それが賢い選択だと思いますよ。

一本道を進んでいくとボスらしいモンスターが立っていました。
途中の迷宮は容量の関係で省略されたのです。
「よくぞ ここまで たどりついたな ゆうしゃたちよ・・・
まさか デウスと ミルゴを たおし このばしょを つきとめるとは おもわなかったぞ・・・」
倒していません。
世界のバイトが減ってバグが発生していますが、気にせずテキストを読み進めてください。

「だが おまえたちを デミウルゴスさまの もとに いかせはせん!
わが うでの なかで いきたえるがよい!」

ゾウマ が あらわれた!

それでは中ボスとの戦闘に入る勇者たちに、フラポリーの看板を使って助言しましょう。
『ゾウマはゾウの姿をした魔王です。
ほとんどすべての攻撃が効かないチート級のボスです。
そこでイベントで手に入れた ひかりのたま を使いましょう。
これで闇の衣を剥がすと普通に攻撃できるようになります。
以上、【大丈夫?PLの人の攻略本だよ?】からお伝えしました。
え? ひかりのたま を持っていないんですか?
バグだから仕方がありません。
別の方法で闇の衣を剥がしてください。』

204 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/07/08(木) 02:07:27 O
ゾウマを ぬがす しゅだんを せんたく?

・やきゅうけん
・だついまーじやん
・だついはなふだ
・だついぽーかー

・くどく
・さけを あおる
・メグスリン

205 名前:ルーミア ◇ yDvhfPtzwE代理投稿 [sage] 投稿日:2010/07/09(金) 08:32:13 0
>>203
「このくらいどうってなくってよ」
片目をつむり、ウィンクしてみた
しかし、アズリアは女の子であり、僧侶でもある
クリフトとは違い、効果は全くなかった

>>199-201
「そのようね…」
肩をがっくり落とし、思い切り落ち込んでしまった
門番といえば熱いバトル
そう記憶していたルーミアにとってこの展開はあまりに予想外だったからだ

>>203
>「わが腕の中で息絶えるがよい」
身長3メートル。横幅50センチの巨体が道を遮った
顔の真ん中には長い鼻があり、2本の鋭くとがった牙は天を向いている
>>204
>ゾウマを ぬがす しゅだんを せんたく?
ルーミアは触手を選択した
「○×△※…」
ティル達の顔に赤い何かがかかった
牙の先端は赤く染まり、ルーミアは動こうともしない
「あのとき わしは やられた
だが デルゴミウス様の力を得て再びよみがえった」
ゾウマは牙を勢いよく左右に振った
ルーミアの体は放物線を描き、床の上に着地した
ルーミアの体に空いた穴から血が流れ、断面はぼこぼこと不気味な音を立てている
「ほお 再生するのか。だがそのようなものなどわしには効かぬ」
やや小ぶりの木の幹と同じぐらいの太さがある足がルーミアの体を踏み抜いた
ルーミアの体は二つに分かれ、何かが周囲に飛び散った
「さあ、次にわが腕の中で息絶える者はおらぬか?」
ゾウマは不敵な笑みを浮かべ、ティル達の方へと向かっていった


206 名前:乱堂武 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/07/11(日) 02:32:16 0
>>199
>「へっへっへ、スラムのごろつきは、俺に限らず、どいつも地獄耳ですぜ。
 そしてオイラは勇者志望、一通りの魔王の情報はココの中って訳でさぁ」

回答としては無難というべきか不自然な点は見られないが
腑に落ちないので彼に対して少し警戒の念を抱くこととなる

>>200-201
館に入ることになったが、門番のゴーレムが立ち塞がるが
ここで荒廃した早乙女研究所に行って真ゲッターを弁慶と一休でパクッて虚無る予定だったが
>>203にて倒され、不本意ながら館の内部に突入することとなる
何か忘れているが、この際放っておくことにしよう

そして進むうちに先ほどのゴーレムとは違う気迫を持つモンスターが現れる
>「だが おまえたちを デミウルゴスさまの もとに いかせはせん!
わが うでの なかで いきたえるがよい!」

>>204-205
提示された選択肢に素直に従うとは思えないが
>「さあ、次にわが腕の中で息絶える者はおらぬか?」
ルーミアはやられてしまいゾウマはこちらに向かってくる
手段は選んでいられないが仕方ないので一番最後を選ぶ
「メグスリンってなんでござるか?でもなんでも良いでござる!」
とりあえずメグスリンを使った(?)

207 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/07/12(月) 00:50:19 0
>「メグスリンってなんでござるか?でもなんでも良いでござる!」

武が叫ぶと、空中に開いていたウインドウが、三角マークを点滅させてから閉じました。
そして、シンプルな効果音の後でゾウマのグラフィックが描き替わります。
纏っていた禍々しげなマントがなくなり、
金色の縁取りのついた緑色の帽子と重そうな金の首飾りと赤橙色の腰布という
エキゾチックな姿が披露されました。

「なにっ、俺様の闇の衣が消えただと?
・・・・・・大激怒ー」
ゾウマが一歩動くごとに、どん、と世界が枠ごと揺れ、
その振動に一行はフライパンの上のポップコーンのようになります。

転んだ拍子に落ちていた取説をつかんだレオ「なになに、メグスリンとは・・・
Magneto-Electric GUarding SURface INvisibler
すなわち表面の防具を電磁気的に見えなくする魔法です。
だって。へええ・・・(どん!)・・・うわあああああっ」
よくわからん魔法で浮遊中メルディ「目に見えないだけで
その物の存在自体が無くなる訳ではないので気をつけましょう」
再度転倒中レオ「・・・なんと、そんな罠が!」

208 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/07/12(月) 23:34:04 0
>>200
(考えろ、考えるんだゴロー……)
別に考えなくても良い。ここは普通に戦うべきである。
いや、そのままだったら、この門番は魔王の手下なのだし、叩き殺して然るべきであった。

>>201>>202
あれこれ考えているうちに展開が進んだ。
あれはゴーレムだったらしいが、中の人が居るようだった。
そして、中で言い争いをしている。
が、ゴローは首をかしげている。そう、彼は日剣での出来事はご存じないのです。

>>203
「ゾウマだって!」
ぼーっとしていたゴローはゾウマの名前を聞くや、それに反応した。
「へっへっへ、あんたの首には10000Gの賞金がかけられているんだ、悪いが……」
流石に者系のスキルよりもバウンティハンター(賞金稼ぎ)のスキルの方が上なだけあって、殺る気に満ち溢れている。
台詞はどう考えても悪役だが、彼は気にしない。
しかし、魔王の首の賞金としては、10000Gは微妙に安い気がしなくもない。
「しかし、あんたが前座たぁ、流石は邪神デミウルゴスってところだな!
 俺様の伝説の礎になってもらうぜ、ヘヘヘ」
さてそこで、光の玉が必要というヒントを受け取ったゴローは、即座にその情報を否定した。
「ダメージが通らない?それは何かの間違いでしょう。
 ダメージが通らないのは、杖に祈りを捧げて古の賢者の力を借りて、バリアーを破壊しないといけない醜いデブの方でしょう。
 確かに、ゾウマは闇の衣から強力な再生能力を獲得してるって話ですが、
 とりあえず火力にモノを言わせてどつきまわせば死ぬはずですぜ」
ゴローの魔王に関する知識がどこまで正しいかは疑問だ。
こいつは、頭がそれほど良くはないので、記憶力はあやふやなのだ。
が、ゾウマの元ネタのとおりだったらそうである。
ついでに言えば、魔導物語におけるぞう大魔王も、概ね正攻法でなんとかなるはずだったと思う。

>>206
「へっへっへ、そう恐い顔しなさんな。
 あれこれ悩むより、このぷよぷよした魔王を叩き殺すのが先決ですぜ」
ゴローは武の警戒心を読み取ったようだった。
そして、彼はそれを解きほぐそうと、無い知恵を絞っているのだ。

>>205
そうこうしているうちに、ルーミアが大変なことになった。
「てめえ、よくも姉御を!」
ゴローはいきり立ってゾウマに襲いかかった。

209 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/07/12(月) 23:38:22 0
>>207
襲いかかったのとタイミングを同じくして闇の衣が剥がされたゾウマは、ゴローにどつき回されて殺害された。
実は闇の衣は見えなくなっただけで、実際には消えていなかったのだが、まあ元ネタどおりだと別に剥がさなくても倒せるので、しょうがない。
それに小説ドラゴンクエストでは、アリーナ姫の武術大会が数行で済まされ、山場のバラモス戦ですら数ページで終わってしまう。
またCDシアターのドラゴンクエスト6では、ジャミラスやグラコスが戦闘開始からわずか数秒で殺されている。
つまり、ドラゴンクエストを元ネタにした場合、中ボス戦の描写が短く簡略化されてしまうのは宿命なのである。

ゴローはゾウマの死骸から、金目の物が何か無いか探っている。
ごそごそと懐を探ると、何かを見つけたらしい。
「へっへっへ、何か持ってやがっ……おお、コレは!」
斧で惨殺されたゾウマが、何かアイテムをドロップしたらしい。
それは、まばゆい光を放つロングソードであった。
この剣を見たゴローは、ゴローはゾウマのドロップ品について説明を始めた。
「こいつは間違いねえ、伝説の聖剣『ヴラグフェルド』でさぁ!
 真の勇者だけが使いこなせる聖剣で、使い手に応じて姿を変える、究極の武器って話だ。
 盗品市の知り合いから聞いた話だと、相応しい姿になる前は光り輝く長剣の形をしているらしい。
 こいつが、その聖剣に間違いありませんぜ」
思わぬところで強力な武器を手に入れた。
ひょっとすると、これは「この世界」でしか使えない武器かも知れないし、はたまた、「この世界」の規格に無い武器かも知れない。
「しかし、こいつの本当に恐ろしいところは、武器としての破壊力じゃない。
 剣に選ばれた勇者は、どれだけ拒否しても伝説の勇者になって、世界を救う戦いに身を投じることになる!
 それがたとえ魔王であっても、剣に洗脳されて、世界を救うために旅立ってしまうとかいう話ですぜ!
 おお、恐ろしい!」
訂正、どう考えても「この世界」にとっては規格外である。
そしてこの剣の元ネタになったRPGツクール3製のゲームでは、ゲーム開始時に数名の候補からランダムに勇者が選ばれる。
さあ、勇者は誰だ!
次の書き込みの秒数の一の位の数によって、それが決まるような気がするぞ!

1:テイル
2:フラポリー
3:アズリア
4:ルーミア
5:乱堂武
6:ゴロー
7:ゾウマ
8:デミウルゴス
9:PLの人
0:その他

210 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/07/13(火) 00:18:11 0
>203
>「・・・今のうちに先に進みましょうか」
「うん。此花陛下、あなたの勇気ある犠牲は忘れない!」
大丈夫、数々の修羅場をくぐりぬけて来た陛下はこんな事では死なない。

>204
「じゃあ暖房魔法を使って北風と太陽の原理で……できない!?」
なぜか出来ない。
本気で世界の容量が不足してきたのか、ついに行動の選択肢まで限られてきたようだ。

>205
選択肢に無い物を選択したらしいルーミアさんが大惨事に見舞われた!
「わ―――!!」
二つに分かれたルーミアさんの体を手でくっつけようとする。

>206-20
ポップコーンのように跳ねながら突っ込む。
「見えなくなるだけって意味なくない!?
ってかもしかして相手を怒らせただけ!?」

>208-209
ゾウマはゴローさんに1ターンキルされた!
こんな光景には既視感がある気がするが、まあよくある事なんだろう。

ゾウマの遺体からほわほわと幽霊が出て来た!
「あんさん、死体を漁るとは……感心ですなあ!
物は大切にせなあかん! 使える物を捨てるなんてもっての他や!」
「なぜに関西弁!?」
「ワテは夢をかなえるゾウマゆうてな、ちょっとした地域の神様なんや。
デミウルゴスのやっちゃ、色んな世界や時代から手下を集めて利用してはりますわ!
ワテも恥ずかしながら洗脳されてなあ……ホンマ叩き起こしてくれておおきに!」
叩き起こすどころか殺害したがいいんだろうか。
でももしかしたら召集された中ボス達はこっちの世界で死んだら元の世界に帰れるシステムなのかもしれない。
「お礼にその剣はあんさんたちにやるわ! その剣があれば必ず勝てるさかい頑張り!
このレスで使い手が決まるんか、ドキドキするなあ。 剣に選ばれし勇者は……あんさんや!」
ちなみにレスとは世界の記録を構成する1単位を表す専門用語である。

211 名前:名無しになりきれ [] 投稿日:2010/07/13(火) 16:52:49 0
>>210
ルーミアの死体?が転がっているところにはPと書かれたカードが1枚転がっている
Pと書かれたカードとは東方に出てくるスペルガードのことで、こちらの世界でいえば呪文書みたいなものである
効果は今のところ不明だが、ルーミアの属性から考える闇か光系統のスペルであるのは間違いないだろう


212 名前:PLの人 [sage] 投稿日:2010/07/14(水) 00:41:57 0
>>205
デミウルゴスの力で再生魔神となっていたゾウマの力は強大でした。
「大丈夫ですかルーミアさん! 今すぐ治療魔法を使います!」
慌ててルーミアの所に飛んでいったアズリアは、2D6+3のHPが回復する魔法を使います。
2D6とは6面体ダイスが2個の意味ですが、サイコロを振った出目は5と4。 
5+4+3でルーミアのHPが12回復しました。
元の世界ではなかなかの回復力ですが、この世界ではホイミの方が使えそうです。

>>206-207
メグスリンを使った武と、効果を解説するメルディ&レオ。
メグスリンは効果がないはずでした。
「でも効いてますよ?>>209
そう、ゴローが強すぎるのか闇の衣が本当に消えたのか。
いきりたったゴローはゾウマをフルボッコにしています。
「ルーミアさんの仇!」
アズリアも一緒になってゾウマをボコボコにします。
ゾウなのにタコ殴りです。
・・・それにしても、アリーナ姫の武闘大会、数行で終わりましたかね?

約一行時間の戦闘後、ついにゾウマは倒れました。
アズリアはルーミアの倒れた場所からPと書かれたカード>>211を拾います。
「ルーミアさん・・・あなたの仇は討ちましたよ・・・」
すっかりルーミアが死んだと思いこんでいるアズリアの横で、ゴローはお宝を発見します。
・・・伝説の聖剣。 勝手に持ち主を選ぶとはなんと恐ろしい剣でしょうか。
うっかり末尾が9になったら、PLの人が物語を高みの見物出来なくなってしまいます。
さあ!世界の選択は誰の手に!!

>>210
>210 テイル ◆6nXELe5RK6 sage 2010/07/13(火) 00:18:11 0
剣がテイルの手に収まるのを見て、アズリアは感動しています。
「テイルさん・・・あなたが世界を救う勇者だったんですね!
世界を救う勇者の誕生の瞬間に立ち会えるなんて、私幸せです!」
「剣が選んだのはあんさんや! この剣、大事に使ってや!」
なんとドラマチックな展開でしょうか。
剣が選んだ勇者は、勇者を探して旅だったはずの妖精でした。
幸せの青い鳥は探しに行かなくても近くにいたのです。
『ニアころしてでも うばいとる』
フラポリーの看板は無視してください。

「デミウルゴスはこの通路の奥にいるはずや!
この世界を絶対守ってや! 頼んだで新勇者はん!」
ゾウマ大魔王・・・もとい、夢をかなえるゾウマは消えました。
通路の奥から禍々しい気配が流れてきます。
「聖剣を手に入れた勇者が現れるたか・・・だが、我を倒すことは不可能である。
なぜなら我を倒せる唯一の武器は、この世界に存在しないのだから!」
通路の奥からデミウルゴス第一形態(イケメン)が現れました!
額に99と書かれているのは、「私は後99回変身を残している。この意味が(ry」的意味です。

213 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/07/19(月) 11:55:59 0
>>210
なんとドマラ、じゃなかったドラマチックな展開であろうか。
虚空からチッという舌打ちが聞こえた気がしたが、多分気のせいだ。
「おお、テイルの旦那が勇者だったとは!
 やっぱり、あっしの見込んだとおりですなあ!
 ……あれ、何か大事なことを忘れている気が」
そうなのだ。
ゴローは勇者志望であり、勇者になるために汚い商売から足を洗った。
彼の立場がいろいろ危うい。
「何はともあれ、ゾウマも無事に正気を取り戻したようですし、
 あとはデミウルゴスのクソッタレを八つ裂きにしてやるだけですぜ!」

>>212
「出たなデミウルゴス!」
額に書かれた99の文字。
そして、それに関する解説。
「99回も変身を残しているって?
 ってことは……バイトが減ってるのは貴様のせいかーッ!」
ラスボスだけで99パターンも敵データを用意したら、なるほど容量だって喰うだろう。
つまり、彼がこの世界を構成する『バイト』を専有することで、世界に容量不足の危機が訪れているのだ!
それ以外に解釈できない。
「あのクソッタレを八つ裂きにすれば、この世界の容量不足の問題が一挙に解決できるはずですぜ!
 とりあえず99回殺しましょう!」
しかし、ゾウマを瞬殺したのと同じ手口は使えない。
時間を置かずに同じネタを二度も使うのは良くない行為であるので、16章くらいになってからまたやろう。
そんな訳なので、
「そーれ、ハッスルハッスル!」
スキル構成的に、実は微妙に前に出られないゴローは、ハッスルダンスで味方を支援し始めた。
味方全員のHPを回復する変な踊りだ。ハッスルハッスル。

「ムッ!?」
しかし突如として、ラスボス戦じゃないBGMが流れ始めた。
なんだかやり遂げた感があるBGMだ。

『原案:>>1
 シナリオ・脚本:テイル PLの人 外野の導き 以下、敬称略
 特別出演:ガチャピン など
 ……』

「まずいことになった!スタッフロールが始まってしまったぞ!
 この世界の終わりが近付いているんだ!」

214 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/07/19(月) 19:37:01 0
>>206
二つに分かれたからだが上下左右に揺れている
あの部分ももちろん揺れているのだが、それを言ったら、全年齢板向けではなくなってしまう
>>210
「あら、ありがとう」
素直にルーミアは礼を言った
>>212,213
「あいつが世界を滅ぼす元凶なのね」
胸のリボンをほどき、リボンを握りしめた
見る見るうちに自分の半分ほどの背丈ほどもある剣に変わり、ルーミアの背中に黒いカラスのような羽が生えた
「今度は私が1ターンキルする番よ」
地面をとんとけり、切っ先を99とかかれたイケメンに向けた
「あら…」
イケメンがまるで霞になったかのごとく消え、ルーミアは後ろにある壁にぶつかった
「消える特技が使えるのかしら」
壁に刺さった剣を引き抜きつつ首をかしげていると、スタッフロールの音楽が突然流れ始めた
「はてな?」
首をかしげていると、ゴローが世界に終わりに近づいてきていると叫んだのが聞こえた
「昔の人はこういいました。パンがないならブリオッシュを食べればいい」
部屋の真ん中に立ち、呪文を唱え始めた
「世界が消えるなら消える前に逃げ出してしまえばいい。イビルゲート!」
暗黒の門が天井いっぱいに広がり、ティル達の体が浮かび上がり始めた



215 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/07/20(火) 00:42:27 0
>212
ヴラグフェルドは、剣ほどの長さがある巨大な鍵になった。
「これが……勇者の剣!?」

>213
これでデミウルゴスを倒せるらしいが
どう使っていいか分からないので手をこまねいていたらエンディングテーマが流れ始めた。
「えいっ!」
そうび
→つかう ピッ
すてる

ヴラグフェルドを天にかかげた!
しかし、何も起こらなかった、かと思われたがデミウルゴスが勝手にうろたえながら解説を始めた。
「なっ……! お前、それを持っていたのか!?
森羅万象を形作るRegistry《レジストリ》に干渉する事の出来る鍵。
決して手を出してはいけない禁断の神器!
確かにうまくいけば我が99回の変身を無かった事にし、一瞬で倒す事も可能なチートアイテムだ……。
が、失敗すれば良くて世界崩壊、悪くてもっと恐ろしい何かが起こる!
使うなよ? 絶対使うなよ!?」

>214
>「世界が消えるなら消える前に逃げ出してしまえばいい。イビルゲート!」
「まずいよ! 過去の世界が消えたらガイアやその他諸々の世界も消えるんじゃない!?」
と言った時にはすでに遅く、門がどんどん近付いてくる。
「なるようにな〜れ、おりゃっ!」
鍵の先をデミウルゴスに向けて気合を入れると、光線が発射されてデミウルゴスのデコの数字に直撃した。
「ウボォアアアアアアアアアア!」
デミウルゴス(イケメン)が断末魔の叫びをあげる。
とりあえず倒せたらしいが、果たして世界への影響は!?

そして暗黒の門の向こうには……あの離目異区の魔法陣が見える!

216 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/07/20(火) 01:57:15 0
暗黒の門−−または、訪れていない場所と会っていないNPC総出演の
回想シーン−−をくぐり抜けたその時。

一行の持つ、この世界での冒険の記録類が全て消えました。
この世界での出来事に限り、各自の記憶も、かなりあやふやになっているようです。

「50Gと どうのつるぎ をあげるからなんとかしろ」
離目異区の魔法陣の前で、王様が勇者テイルに言いました。

217 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/07/21(水) 14:06:50 0
>>213
>「99回も変身を残しているって?
> ってことは……バイトが減ってるのは貴様のせいかーッ!」
「な、なんですってー!
 世界の力を吸収して強くなっていたなんて、なんて卑怯な!」
ものは言いようとはよく言ったものです。
そういう言い方をされると一気にラスボスらしく聞こえますね。
しかし世界の終了はすぐそこまで迫っています。
エンディングテーマとスタッフロールが始まったのがその証拠です。

>>214-215
>「世界が消えるなら消える前に逃げ出してしまえばいい。イビルゲート!」
>「なるようにな〜れ、おりゃっ!」
>「ウボォアアアアアアアアアア!」
チートアイテムパワーを受けてデミウルゴスは倒れました。
ただしラスボスも一撃で倒すその力、もちろん周囲に多大な被害を出さずにはいられません。

>一行の持つ、この世界での冒険の記録類が全て消えました。
『おきのどくですが ぼうけんのしょは きえてしまいました』
はい。フラポリーの看板にある通り、冒険の記憶が大変あやふやなものになってしまいました。
世界の基盤に干渉する力を使って、この程度で済んで良かったのかもしれません。
世界がフリーズなどしたらPLの人も困ります。

>>216
>「50Gと どうのつるぎ をあげるからなんとかしろ」
どこから湧いて出たのか離目異区の魔法陣の前に立つ王様がそう言いました。
・・・こんなところまで出しゃばるとは、これだからチート種族は困ります。
こんなことならもっと早く退場していただくべきでした。
「離目異区の鍵は・・・確かルーミアさんが持っていましたよね。」
常識人のアズリアは、重要アイテムの持ち主を覚えていました。
離目異区の鍵は勝手にルーミアの元から飛び出し、意思を持ったように魔方陣に吸い込まれます。
魔方陣は光り輝き、世界は2Dから3Dの美麗グラフィックに戻りました。
今勇者ご一行が立っているのは木の中です。
それも見回す限りが木の中という、超弩級巨大樹の中です。

218 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/07/21(水) 14:07:52 0
「お疲れ様でした。みなさん。 これでこの世界の冒険は成功です。」
王様は急に口調を変えて一行に語りかけます。
「私はイースです。 以前日剣で皆さんにお世話になった商人のイースですよ。」
そら来ました。
『やあやあ、ここであったが100年目(ry』
精神体になって宿敵との遭遇に気づいたフラポリーが口上を始めましたが、イースは華麗にスルーします。
Flyng Polypの精神体に攻撃手段がないことを知っているのです。 性格悪いですね。

イースはゴローに自分とテイル達の関係を説明した後、様々な事情を話し始めます。
いわく、自分たちイースの民は時間を越えて移動できる精神体種族である事。
必要な時はほかの生物の体を借りて活動している事。
過去、現在、未来を移動してきたが、ある時一定以上未来に行けない事に気づいた事。
未来が無いとは世界の終りであり、世界が終わる原因はテイル達の時代のガイアにある事を突き止めた事。
一度は月に向かっていたが、テイル達が過去jに飛ばされたことを知って後を追ってきた事。
今いる場所はすべての時間と世界をつなぐ中心地、世界樹の中である事などなどです。
アズリア辺りは話の壮大さに圧倒されているようですが、全てPLの人は知っていることばかりです。
ストーリーなんかに興味が無い名無しの皆さんと一緒に、フラポリーの看板でもみてひまつぶししましょう。

『汚いなさすがイースの民きたない。 俺はこれでイースの民が嫌いになったなあまりにも卑怯すぐるでしょう?』
『黄金の鉄の塊のFlyng Polypが、皮装備の民に後れをとるはずがない。』
『おいやめろばか この世界は早くも終了ですね。』
『よくも哀れなFlyng Polypをだましたな!』
『地獄からの使者、Flyng Polyp!』
『100メートル先に落ちた針の音を聞き取る Flyng Polyp!』
『Flyng Polypがいてくれて本当に良かった。』
『Flyng Polypがいるだけで自分は幸せだ。』
『Flyng Polypのいない世界なんて考えられない。』
・・・かわいそうになってきたので、話を本筋に戻しましょうか。

「世界樹はもちろんガイアにもつながっています。
 皆さんが望めば、元の世界に帰れるでしょう。
 私はもう行きます。
 私がこの世界にいることを望まないものがいるのです。
 これ以上この時代に私は残れません。
 勇者御一行の皆さん、どうか私の代わりに世界が終わるのを止めてください。
 それだけが 私の願いです。」
王様の姿をしたイースの姿はかすみ、消え始めました。
望む人は質問をして答えてもらうのもいいかもしれません。
ちなみに勇者御一行が以前倒したのは、中ボスのデウスとミルゴが生き残っていたものです。
ミルゴがなぜデウスを止めようとしたかは、イースは知りません。

219 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/07/22(木) 11:32:02 0
「そうだ、肝心な情報を忘れていました。
 デミウルゴスは生きています。
 世界樹に寄生して復活のための力を蓄えているのです。
 私の記憶が確かならば、この世界を滅ぼすのは復活したデミウルゴスです。
 世界に発生した致命的バグのために、皆さんの記憶も薄れているでしょう。
 この世界は・・・」
大事な事を忘れていたイースの声も消えていきます。
この世界はどうなってしまうのか、それは今後の勇者たちの行動次第でしょう。
ななしの皆さんも、重要な情報を触る時にはバックアップを忘れずに。

220 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/07/22(木) 23:59:30 0
世界樹に茂る葉の一部には、よく見ると古代文字のようなものが浮かんでいます。
キャラに知識があり充分注意深ければ“malloc”と読み取れるかもしれません。

221 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 14:44:22 0
>>215
「へ?過去の世界…」
あ…と思った時にはもうすでに遅く、門が迫ってきた
>「50Gと どうのつるぎ をあげるからなんとかしろ」
しかし、運のいいことにリメイクの魔方陣があった
るーみはの懐から飛び出してきた鍵はリメイクの魔方陣に吸い込まれ、世界はブラックアウトした
これで世界は終わりか
ルーミアはそう思いつつ目を閉じた
>「お疲れ様でした。みなさん。 これでこの世界の冒険は成功です。」
声がしたので起きてみると、木の皮で壁の前に王冠をかぶった人間が立っているのが目に入った
>「私はイースです。 以前日剣で皆さんにお世話になった商人のイースですよ。」
イース…
といわれてもルーミアは見当もつかなかったが、どことなく見覚えがあるような気がした
どうやら先ほどのショックで記憶があやふやなものになっているらしい
>「そうだ、肝心な情報を忘れていました。
> デミウルゴスは生きています。
> 世界樹に寄生して復活のための力を蓄えているのです。
> 私の記憶が確かならば、この世界を滅ぼすのは復活したデミウルゴスです。
> 世界に発生した致命的バグのために、皆さんの記憶も薄れているでしょう。
> この世界は・・・」
どうも望めばどこにでも行けるようだ
ルーミアは某RPGよろしく世界崩壊の時へ移動するように願うことにした


222 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/07/26(月) 23:31:20 0
>216
「ここはどこ……?」
>「50Gと どうのつるぎ をあげるからなんとかしろ」
「ほいほい」
言われるままに銅の剣を受け取る。

>217-218
帰り際に何か聞いてほしそうな雰囲気を醸し出しているイースさんに聞いてみる。
「待って! 銅の剣は貰っていいの!?」
「それは聖剣ヴラグフェルドだったものです。
危険すぎて存在してはいけないものなので銅の剣にしておきました」

>220
「なんか文字みたいなのが書いてあるよ」

>219
「この世界は……何!?」
「そこに文字みたいなものがあるでしょう。それは……」
肝心なところは聞こえないという法則はここでも健在だった。
そして今度こそ本当に何も聞こえなくなった。

>221
早速風景がゆがみ、どこかの時代へ転移する。
と思ったら何も無い虚空。
「なんだなんだ!? どこの世界のどの時代だ!?」

「ここは君達の世界樹の終り……そして新たなる世界樹誕生の時。
そして私は誰でしょう」
答えたのは、どこかで見た事があるような美青年。
「あー! もしかして邪神デミウルゴスの第一形態かっこイケメン!?」
が、それにしては敵意が少しも感じられない。
「御明答、よく思い出してくれたね。そんなに警戒するな。
お前達とここでやり合う意味などない」
「そうだね。この地点に至ってはこっちが何をしようが関係ない。
滅亡の種はボク達の時代に撒かれているのだから」
敵同士とは思えない、穏やかな会話。
「惜しい。この地点に至ってはではなくどこにいようとお前達に為す術はないのだ。
ここが無数の未来が行きつく果て。道筋は無限にあれど行きつく先は一つ……
そして私が新たな世界樹となる……!」
「そんな……行きつく先が一つなんてわけないよ! 広がり続けて何が悪い!」
デミウルゴスは楽しげに笑う。
「ふふっ、そうこなくては面白くない。
せいぜい足掻くがいいさ。そして私に絶望の表情を見せてくれ!」
デミウルゴスはボク達に向かって転移魔法を放った!
次の冒険の舞台は……!?

223 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 01:49:45 0
>>217-218
「なるほど、世界樹だって!」
ゴローは驚きの声をあげた。
「世界樹は様々な世界の集合体で、葉っぱの一つ一つが平行世界になっているという話だ。
 此処はガイアの平行世界なのかも知れませんぜ。
 元はバイトに溢れる、豊かでバリエーションのある世界だったのかも」
本当はセージ技能を持っているんじゃないかと疑いたくなるほどの知識である。
が、モンスターの識別(魔王、邪神の類は除く)ができないので、TRPG的には微妙だ。
敵の戦力がわからないんだし。
「テイルの旦那、あっし等はガイアを救う勇者として旅立ったはずですぜ。
 今、天使が頭悪いこと言ってガイアを浄化という名目で滅ぼそうと目論んでいやがる。
 それに、境界の神とやらがいろいろ暗躍して美味しいところを頂こうとしてます。
 さっさと連中を懲らしめて、まずはガイアだけでも救いましょうや。
 ……あれ、あっしは何故、何でこの世界に居るんだっけ?
 そもそもガイア出身だったかな?うーむ、思い出せない」
13章にパーティに加わったのだが、その13章に何があったのかが不明のままである。
だが、世界に干渉する力が僅かながら使える今、この男の正体が判るかもしれない。
先ほどと同様、ゴローの存在意義に亀裂が入っているように見える。

>>219
「しっかし、デミウルゴスの野郎め、思ったとおりのことをしやがる。
 それにしても、世界樹に発生したバグとは一体……デミウルゴスがバグなのか?
 それとも別のバグが?」
自分が口から出任せに言った言葉が真実であった。
そして、世界樹に寄生して力を蓄え、新たな創造神になろうと目論む邪神デミウルゴス!
彼のもたらす危機は、単一の世界を滅ぼす程度では済まないだろう。
収集がつくのか不安なくらい、スケールが大きくなっている。ドラゴンボールが可愛く見える。
そしてバグといえば、ライトファンタジーTRPGの第13章の欠落もある。
「テイルの旦那、こいつはガイアだけの危機じゃありませんぜ。
 さしあたってガイアでいがみ合ってる光と闇と境界を一つにしないと、勝負にもなるめえ。
 デミウルゴスは配下に2億4千万の魔物を持っているって聞きます」
ゴローもますます適当なことを言っている。

224 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 01:58:38 0
>>220
「まろっく?」
ゴローはまともに読めもしない。
ファンタジー世界出身かつ無学なゴローが、C言語の関数なんか知っているわけがない。
度々、メタなことは言うが。

>>221
「しかし困ったもんですな。
 この世界の情報が初期化されちまいやしたね。
 リメイクされて綺麗になったのは万々歳なんですが」
ところでセーブデータが消えても、ルーミアには大きな影響が無い気がする。
東方projectだと、セーブデータはハイスコアとextraの出現くらいしか意味無いし。
「次は何処へ行きましょうかねえ?
 さしあたっては、ガイアに戻って山積みになってる問題を片付けて、
 デミウルゴスに対抗する手段を練った方が良いと思いますぜ」

>>222
「また出やがったなデミウルゴス!
 序盤のスライムみたいにホイホイ出やがって、ありがたみの無い奴め!」
ゴローはメタメタな悪態をついている。
ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2で、敵のテンションを下げる「わるぐち」の特性があるが、ゴローはそれを持っているのかも知れない。
ここで某アイリスだったら、空気を読まずに瞬殺して余計にカオスにするのだろうが、ゴローは彼女に比べれば空気の読める子なんだ。
台詞を喋っている間は攻撃をしかけない。発言に矛盾があるって?
「ぐわーーっ!貴様、戦わずに行ってしまうのか!卑怯だぞ!」
どっかのバラモスもどきみたいな台詞を吐きながら、ゴローは魔法に抵抗したが、状態異常耐性がカスなごろつきには抵抗できない。
さて、光(?)の勇者達は、デミウルゴスの転移魔法によって飛ばされた!
当たり前だが、ゴローもまた飛ばされている!
「ガイア、そうだガイアが見えますぜ!
 旦那、さっき言ったことは覚えてますかい!
 光と闇と境界が一丸にならない限り、デミウルゴスとまともに戦うのは、どだい無理な話です!」
懐かしのガイアに近付いていく!
が、そこにガイアの周りを公転していた衛生ルナがたまたまあって、そこに不時着するっぽい流れになる。
「ぬおーっ、クソ天使め、邪魔すんじゃねえええー!
 ぶつかるー、ルナにぶつかってしまうー!」

225 名前:名無しになりきれ [sage] 投稿日:2010/08/02(月) 02:54:32 0
転移魔法といっても、デミウルゴスが使ったそれは瞬間移動ではなかったらしい。

>「ぶつかるー、ルナにぶつかってしまうー!」

透明なカプセルに封じられ射出されたかのように一行は飛んでいた。

226 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/02(月) 22:41:00 0
>226
「第……章開始!」
猛スピードでの飛行の効果音に声がかき消された!
メル「何て言ったの!?」
レオ「今から何章になるかはもう少し後で考えようってことだ!」
エメロ「何言ってるんですか!? ぶつかりますよー!」
ルナが近づいてくる。無駄にキラキラしたバカ豪華な城が見えてきた。
このまま行くとあの辺に着地しそうだ。
「まずい! あの手の趣味の悪い城は敵の本拠地と相場が決まっている!」
レオ「何だって!? これ以上カオス化させる訳にはいかない! 気合でそらすんだー!」
皆で重心を傾けて進行方向をそらす!

227 名前:チェシュエ ◇R.k6EM7VkY代理 [sage] 投稿日:2010/08/03(火) 07:00:33 0
飛んでくる、否、落ちてくる一行をルナの地上から見上げている人影があった。
天使の住む都からは適度に離れた荒れ地で
地衣類やわずかな植物を採って暮らしているチェシュエである。
「あの飛来物…突入軌道はデタラメだが形は保持されておる…天然物ではない可能性が高かろう」
どこで覚えたのかわからない知識で妙な分析をすると
チェシュエは長い黒髪を薄い大気に揺らして落下点の方へ歩き出した。


228 名前:PLの人 ◇Xlm0JAgw5w代理 [sage] 投稿日:2010/08/03(火) 07:06:09 0
>>222-226
> 光と闇と境界が一丸にならない限り、デミウルゴスとまともに戦うのは、どだい無理な話です!」
「なんて事を言い出すんですかゴローさん!
昔から世界を救うのは光の勇者と決まっているんです!
闇と手を組むなんて有り得ないですよ!
それにもし仲良くしようとしても、絶対足手まといになるに決まってます!」
デミウルゴスに飛ばされながら、アズリアは勝手に断定しました。
すでに光と闇の勢力は和解しているのですが、そんな設定を気にするアズリアではありません。

>「まずい! あの手の趣味の悪い城は敵の本拠地と相場が決まっている!」
>レオ「何だって!? これ以上カオス化させる訳にはいかない! 気合でそらすんだー!」
「全員でこの球体の右側に行きましょう!
重心が移動すれば向きが変わるはずです!」
そう言って右側に行くアズリアは、自分が今浮いている事を忘れているようです。
『重心移動はまかせろー!バリバリ』
看板の書き込みを見るとフラポリーもやる気十分ですが、軽すぎて効果は無いでしょう。
それでもカプセル状の何かの軌道がそれていくのがこの世界の良い所。
理由もなくそれるな!とお怒りのROM中の方には、友情が起こした奇跡とでも説明しておきましょう。

さてさて、カプセル型でもそこは魔法です。
激突のショックもまるでないまま、一行はルナに到着しました。
場所は天使のすむ場所からは外れた荒れ地です。
一行のそばには“malloc”と書かれた世界樹の葉>>220が一枚落ちています。
葉っぱの側には注意書きがあり、
【この葉を使えば容量を必要な分確保できます。必要な時に使いましょう。 PLの人】
と読めます。
持っていくのも行かないのも自由です。

「これがルナですか・・・天使が住んでいるのに、ずいぶん荒れ果てていますね・・・」
アズリアは素直な感想を言いながら周囲を探知します。
視覚はなくても生命反応を知るのはわけないことです。
「あ!ルナに住んでいる人がこちらに近づいてくるみたいですよ!
少しお話を聞いてみましょう!」
アズリアは自分の今の姿をすっかり忘れてチェシュエに近づきます。
今の彼女の姿は空飛ぶイソギンチャクです。
それでも無事会話が出来れば、お互いかくかくしかじかと自己紹介できるでしょう


229 名前:バルフレア ◇4Vcfx2ArPM代理 [sage] 投稿日:2010/08/03(火) 15:56:21 0
無事着陸することが出来た勇者一行のその遥か上空では、4人の天使がある人物を護送している真っ最中であった。
「コイツ一体何者なんスか?」
新人っぽい天使が訪ねる
「さぁ俺も知らねぇな。ただルナ様が都合が悪い存在だから拉致れって言ってんだし、六武神ぐらいのポストの奴なんじゃね」
上司っぽい天使が無責任な返しをした時、鉄檻の中で黙っていたソイツが口を開いた。
「私も随分甘く見られたものだな」
その場に居た天使達は驚愕した。
何故なら、強力な睡眠魔法をかけ、神殿に着くまで何をされても起きないようにしていたからだ。
「山ほど言いたいことはあるが…まずは、質問に答えてやろう
 私の名は、バルフレア…死霊皇帝軍三将の1人だ」
「な…なんだと!?」
「貴様らがこの不毛な戦争の裏で手ぐすね引いていたのは知っている
 タルタロス様とガイアが和解し、和平へ向かおうとすれば貴様らが何か仕掛けてくるとふんでいたよ
 わざわざ此処まで道案内されるのは予想外だったがな」
「クソッもう一度眠りやが…」
バルフレアの目的を知り、もう一度魔法をかけようとした瞬間
「遅い!un………tan!!!」
鉄檻から電撃が発せられ、周りにいる天使達を痺れさせる
檻を持っていた天使達はたまらず檻を手放してしまった。

落下する鉄檻、その下には勇者一行が…気がつかないと誰かがぺしゃんこになってしまうぞ

230 名前: ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/08/04(水) 00:49:15 0
「呼んでいる…とうとうその時が来たか…さよならだ我が友よ
またいつか会おう」
不動明王こと乱堂武は着陸と別れの言葉と共にスッーと消える
行くべき所にそして戦わねばならない場所に帰っていった。

そして宇宙空間では―――
ルナの衛星軌道上
「…チッ、どこだここはよ」
大破したネオゲッター改の代わりに自分で作ったブラックゲッターの初テストの時謎の宇宙人と戦っていたはずだ
それから謎の大爆発が起こって気が付いたらここにいたようだ
「状況は……って不味いぜ引力に巻き込まれているぜ
急いで動かさねぇと!」
だが既に遅くとても強い力で引きずられ、ルナの大気圏内に突入する
そして警告音がどこもかしこも鳴り始め、操縦席は赤まっしぐらになる
「ちくしょう!!動けよおい!」
そしてそのまま突破し、それと同時に操縦桿の制御が一斉に元に戻り、
ギリギリで地面に足を付ける事に成功する。テイル達の目の前で。
誰の目にとってもその巨人は黒く、禍々しいと感じられるだろう。
そしてこの星に黒い悪魔が降り立った。

231 名前:チェシュエ ◇ R.k6EM7VkY [sage] 投稿日:2010/08/04(水) 07:00:27 0
空中を近付いて来るイソギンチャクを見たチェシュエは
(探査装置か?識別符は無いようだが…どこの国だ…)と
後方の人っぽい姿の連中に視線を向ける。
しかし、言葉を交わす間もなく上空から檻だのロボだのが相次いで降ってきた。
素早く安全な距離を取ると、チェシュエは目の前の全部に漠然と問うた。
「何だ、そなたらは?」

232 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/08/04(水) 10:51:18 0
>>227>>228
「とりあえず、なんとか無事に着地できたみてえだ。
 しっかし、天使どもが住んでる割に、辛気臭え場所ですな」
ろくに生命反応も無く、豊かな緑も無い不毛の台地が広がっており、趣味の悪い城が見えるだけ。
遠くには集落なんかが見えるかも知れないが。
「とりあえず、第一村人を探しましょうや」
天使は敵で、ガイアの衛星ルナはその本拠地だ。
このごろつきは、最初に出会った天使を強盗行為の餌食にでもする気なのか。

>>230
墜落した後だったか、乱堂武がパーティから離脱した。
「あばよ、武……俺は別に友達だった気はしねえけど」
滅茶苦茶酷いことを言ったが、どうやら殴られたのを根に持っているらしい。

>>229
「なんじゃあ、こりゃああっ!」
安全に着地し、敵の本拠地も避けたのでホッと一息吐いたのも束の間、今度はこちらに向けて戦艦が迫ってくる。
ピンチだ勇者たち!このままでは押し潰されてしまう!
「どうしよう、どうすればいいんだ……ハッ、そういえば!
 待ってろ皆、俺様にいい考えがある」
何か良い考えを思いついたらしいゴローは、ゴニョゴニョと何か呪文を唱え始めた。
「アタックカンタ!」
ゴローはアタックカンタの呪文を唱えた。
すると、ゴローの前に丸い円形の光の壁が現われた。
彼は「あらくれ」のスキルをマスターしているので、実はアタックカンタ(自分に物理攻撃反射バリアーを張る呪文)が使えるのだ。
さっきドラゴンクエストモンスターズジョーカーの攻略サイトで確認したので、間違いない。
これにより、とりあえずゴロー自身だけは助かることになった。
しかし、この呪文は他人にかけることができないので、その後にパーティの先頭に立ち、後ろに居る仲間達をかばうように仁王立ちした。
そして、本来ゴローが受けるはずだった衝撃は、アタックカンタの物理攻撃反射バリアーによって、そのまま戦艦にはね返された。
その衝撃により、墜落しかかっていた戦艦は中空に放り上げられ、放物線を描いて飛んでいった。
その進路上には――

233 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/08/04(水) 10:58:11 0
>>230
そして、パーティから抜けた乱堂武に代わって新たに登場するは、「(C)ダイナミックプロ」と書かれた黒い巨人だった。
ひょっとしたら別の提供マークかも知れない。
「何だ何だ、今度は巨大ロボだって?
 エドの差し金か?六武神のバラグの別バージョンか?それともデミウルゴスの手下か?
 最後のやつだったらもう我慢でけん、引きずりおろして細切れにしてやる」
多分どれも違う。
そして、先ほどアタックカンタで跳ね返した戦艦の進路上に、現われた黒い巨人が立っていた。
「ああーっ、ぶつかってしまうー!
 味方なら避けろ、敵ならぶつかって死んでしまえー!」
これはひどい。しかしゴローはこれがデフォである。
そして跳ね返したあとの責任を取る能力は、残念ながらゴローには無い。

>>231
向こうでは大惨事になっているかもしれないが、まあそんなことは置いといて、ゴローはチェシュエの方に振り返った。
自分の力で、とりあえず自分たちの危機は退けたので、覆面に隠されて見えないが、いわゆる「どや顔」をしているのがありありと伝わる。
繰り返すが、向こうは大惨事である。
しかし、まずは何者かという問いに答えるのが先決と、このごろつきは考えたのだろう。
「ふっ、よくぞ聞いてくれた。
 俺っちはごろつきのゴロー。
 いまは単なるロクデナシのゴロツキだが、そのうち英雄になって、世界を救った男の一人に数えられる予定さ!」
誇大妄想もいいところであるし、どう見ても覆面の怪人、と言うか変質者にしかみえない。
こんな輩が初対面の人を相手にそんなことを言うと、変な色の救急車を呼ばれるかも知れない。
が、映像的な話をすると、こちらに向かって墜落してきた戦艦を跳ね返すという離れ業をやらかしているので、多少は説得力があるかも知れない。
そして再三繰り返すが、跳ね返された戦艦と、その進路上に居た黒い巨人は大惨事になっている。
彼はそれをバックに、どや顔でキメポーズまでとっている。

234 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/04(水) 20:07:10 0
>228
>「なんて事を言い出すんですかゴローさん!
昔から世界を救うのは光の勇者と決まっているんです!
闇と手を組むなんて有り得ないですよ!
それにもし仲良くしようとしても、絶対足手まといになるに決まってます!」
「あのね、教えとかないといけない事があるんだ。経緯を話すと長くなるんだけど……」
残念! 今は長い話をしている暇は無い! また勢力図改変を解説する機会を逃した!

>【この葉を使えば容量を必要な分確保できます。必要な時に使いましょう。 PLの人】
「なるほど、死んだ仲間を生き返らせる事が出来るんだね!」
世界樹の葉を手に入れた!

>「これがルナですか・・・天使が住んでいるのに、ずいぶん荒れ果てていますね・・・」
「上空から見た限りだとさっきの城の周りにだけ高度な魔法都市が広がってたよ。
どっちにしろ極端に無機的なのは一緒だけど……首都以外全部荒野だったりするのかな」

>229
上空を指差す。
「流れ星だ、いや、隕石だ、いや、檻だ……逃げろ――!」

>230
>「呼んでいる…とうとうその時が来たか…さよならだ我が友よ
またいつか会おう」
「何言ってるの!?」
タケル君の突然の離脱に驚いている暇も無く、巨大ロボが降りてくる!

>232-233
「あ、ありがとう……」
呆然としながらとりあえずお礼を言う。

>231
>「何だ、そなたらは?」
今の騒動を前にさりげなく安全な場所に避難しているあたり、只者ではないかも!?
「天使がガイアを破壊しようとしているという噂を聞きつけて阻止するために来ました」
実際には不時着したんだけどこう言って嘘にはならないだろう。
といってもどこまでがうちのパーティーの範囲なのか分からないと思うので解説する。
「人間型の人達はもちろん、こっちの足がたくさんある人とビキニパンツも見た目は変わってるけど仲間です。
あ、あっちはボク達も知りません」
イソギンチャクとごろつきは同グループで巨大ロボと鉄檻は別枠である。

235 名前:永井 賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/08/05(木) 01:09:36 0
現在の状況を把握するためから周りの様子を見ていたその直後、
鉄檻が投げられ、こちらに向かってくる
向かってくる鉄檻より意識はむしろ投げた者に向かっていた
コックピット内からとんでもない殺気を出してソイツを見ていた
「…あんなデカイ物を投げたら唯じゃすまないってことは分かってるよなァ
投げたってことは殺される覚悟があるってことだよなァ
…殺す!!絶対に殺す!!顔は覚えた!絶対にぶっ殺す!!!」
完全に切れたようで、この面白くいえば
おめでとう!君は彼の殺害リストに入りました!
余程の事が無い限りその事は忘れず
貴方を必ず殺そうとするでしょう!!
覚悟が無いのに彼を怒らせる事は死を意味する。
逆に全速力を出し、片腕のドリルが稼動しその速さと勢いに押され
鉄檻をぶっ壊し、そのまま勢いを付けた機体はドリルを動かしたまま
ゴローの間近までドリルの稼動音が死のカウントダウンの如く響き渡る
「そこにいたかぁぁぁ死ねやァァァァァァ!!」
真上からドリルが振り下ろされる…が、僅かにずれたようで頬を掠る程度の場所にドリルは落下し
かなり大きい土ぼこりが発生してしまう。
それが収まる頃にはブラックゲッターは膝に手を載せ、傅くように沈黙する。
しばらくするとブラックゲッターの口が開き、中から一人の青年が出てくる。
「……殺るなら直接自分手で殺ったほうが手っ取り早かったな」
悪人が言うような台詞を言いながら、値踏みするようにそこにいる連中を見ていた。

236 名前:バルフレア ◇4Vcfx2ArPM代理 [sage] 投稿日:2010/08/05(木) 16:21:37 0
「クッ開かん!」
天使から逃れることが出来た私は、落下する鉄檻をこじ開けようとしていた。
しかし、魔族の腕力をもってでも檻をこじ開けることは出来ず
地面に激突しそうになった。その瞬間
「ぐへぇ!」
前触れもなく重力に逆らう鉄檻、その中に居た私は見事にシェイクされる。
普通の人間ならこの時点で死んでいるところだ。
だが、災難はこれで終わりでは無かった。
轟音と共に振るわれる巨大な何かが此方へ向かっているではないか
「ッ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
流石にアレは駄目だ。ミンチ確定だ。
声にならない悲鳴をあげ私は咄嗟に後方へ下がる
だが、所詮それは気休め程度に過ぎず
理不尽に振るわれたそれは、不快な音と共に鉄檻を砕き、私をすり潰す…はずだった。
巨大な何かはあっという間に縮み、私の横をすり抜けていった。
一瞬、家宝である指輪を見たが恐らくこれの力ではない。
指輪もとい水天の涙の効果は理不尽な攻撃の無力化
聞いただけなら反則級の効果だが、実際は虐殺やら関係ない人物に害が出る魔法やら明らかにオーバーキルです有難う御座いましたな攻撃
とまぁ、敵味方自分関係なく善良度が下がりそうな攻撃のみを無力化するだけの傍迷惑な効果だったりする
確かに先ほどのは理不尽極まりないものではあるが、残念な事故という解釈も出来る以上、水天の涙が発動するはずがないのだ

《解説さん》
説明しよう。
何故、ブラックゲッターが縮んだのか?
簡単な話である。
デミウルゴスにより世界樹の残りバイト数はかなりギリギリな状況下に
ただでさえオーバースペックな永井賢とただでさえオーバースペックなブラックゲッターの存在により
世界樹が限界に達し、それによりこれまであまり機能していなかった世界樹の防衛機能が働き
永井賢とブラックゲッターは問題ないぐらいの大きさに縮み、かなり弱体化してしまったのだ。
因みに現在の大きさはブラックゲッターがおおよそ15cm前後、当然搭乗者である永井賢は小蟻ぐらいの大きさに縮んでいる
以上

そんな深い理由を知る由も無いまま、鉄檻は今度こそ、自然の法則に乗っ取って大地に激突した。
私はというと、落下の衝撃により鉄檻から放り投げ出され、酷く間抜けな格好で地面に突っ伏していた。
「…し…死ぬかと思ったではないかぁぁぁ!」
心からそう叫び、私は立ち上がった

237 名前:チェシュエ ◇R.k6EM7VkY代理 [] 投稿日:2010/08/06(金) 06:25:38 0
話を聞いている内に目の前は部分的にかなり賑やかな事になっていたが、
特に気にする風もなく、チェシュエは平然と答えた。
「わたくしの名はチェシュエ。それ以外の事はわからぬ」

アズリアの知覚になら、チェシュエは
普通の人とは少しだけ違うものに感じられているかもしれない。
まあ妖精や明王や看板に比べたら
決して特段の違和感にはあたらない程度だが。

そしてチェシュエはテイルに視線を向ける。
「そなた先程『ガイア』と言うたな。それは何だ?」かすかに覚えがあるようなないような、そんな表情だ。


238 名前:ルーミア ◇ yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/08/06(金) 20:44:28 0
>>222
>「惜しい。この地点に至ってはではなくどこにいようとお前達に為す術はないのだ。
>ここが無数の未来が行きつく果て。道筋は無限にあれど行きつく先は一つ……
>そして私が新たな世界樹となる……!」
某ゲームでは滅びの直前に移動し、その原因をつぶすことで歴史を変えることができた
だが、この世界は、なぜかしらないが、歴史を変えることができないようだ
「なんだと…!」
それでは何のために願ったのかわからない
ルーミアは悔しさをぶつけるようにデルゴミウスをにらみつけた
>「ふふっ、そうこなくては面白くない。
>せいぜい足掻くがいいさ。そして私に絶望の表情を見せてくれ!」
抵抗するまもなく、丸い球体みたいなものでティル達ごと被われ、デルゴミウスの姿が霞となって消えてしまった
同時に足元に闇が広がり、下へ下へと下がっていく
下がっていった先には闇が広がり、星々が瞬いている
足元には豪奢な城が広がり…
>「まずい! あの手の趣味の悪い城は敵の本拠地と相場が決まっている!」
妖精たちと力を合わせ、軌道をずらした
あんなものにぶつかってしまえば、死んでしまう
仮に死ななかったとしても衛兵に見つかって袋のネズミだ


球体から外に出たルーミアのまえには無数のクレーターが広がっている
集落らしい集落もなく、生命らしい生命はどこにもなかった
「なんだこれは…」
mallocと書かれた葉っぱが何枚か落ちている
それにはご丁寧も注意書きが書かれており、容量を広げることができると書いてあった
「こんなのいらないわね」
意味が分からない上に特に興味をそそるものではないのでぽいと荒れ地の上に捨てた

>>229
僧服の男は別れを告げ去って行った
不動明王の化身というのは相当忙しいらしい
「どこかの神様とは大違いね…」
青のあほ毛の垂らしている神様の姿を思い出し、どこか懐かしむような姿で後姿を見送った
あの神様は今どこでどうしているのだろうか
>>230
!!
巨大な何が迫ってきている
トンと飛べばいいと脳が命令しているのだが、体がなぜか動かない
もどかしく思っていると、目の前にバリアのようなものが広がり、鉄の檻がバスケットボールのように転がっていた
「礼を言うぞ。ゴロー」
仁王立ちされてなかったら押しつぶされていかもしれない
もっとも、ルーミアの場合、再生能力があるので、この程度で死ぬはずはないのだが…
>>231
「デルゴミウスというやつらに飛ばされ、気付いたらここにいた」
目の前にいる人間の素性は果たして敵なのか味方なのかよくわからない
が、悪い人間ではなさそうなので、正直に打ち明けることにした
>>235
「ゴロー!」
ポンと突き飛ばそうかと思ったが、結局飛ばすのをやめることにした
バリアみたいなものが展開され、ドリルが弾き飛ばされる
弾き飛ばされたドリルはぽとりと荒れ果てた大地の上に落ち、コクピットの中から一人の人間ができた
>「……殺るなら直接自分手で殺ったほうが手っ取り早かったな」
が、その背丈は小蟻ぐらいしかない
「あらら?その姿で殺すの?数をそろえれば殺せないこともないけど、たった一人のちっぽけな存在でどうやって殺すのかしら?」
ある種のありは人間を集団で殺すことができる
このちっぽけな人間も数がまとまれが脅威になるだろう
だが、今は一人しかない
どこからどう見ても殺すだけの力があるとは思えなかった

239 名前:永井 賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/08/06(金) 23:49:42 0
吹き飛ばされて、さらにイライラしながら見るその光景は
全てが大きく見える世界だった。
「あん?他の奴等がデカイな…どうなってやがる?」
>>236で防衛機能のせいで縮んでいることに気づいていなかった
「鬼に恐竜そして神の次は巨人かよ…」
なぜかゲッター線に関わる者はその類の者達が敵となる
まぁそれは必然なのかもしれないその力はとても見るものによっては危険な代物に変わりない。
>「あらら?その姿で殺すの?数をそろえれば殺せないこともないけど、たった一人のちっぽけな存在でどうやって殺すのかしら?」
その言葉の意味がようやく分かった、奴等が大きいのではなく
こちらが小さくなったのだと
「なるほど…そーいうことか。オイオイ小さいからって舐めるなよ体内に入ったら
こっちのもんなんだよ」
このサイズなら相手の体内から攻撃してズタボロにしてやる事はできる…が
入る以前にリスクが高いのはわかる
「仕方ねぇ…がやるしかねぇだろうが!!」
コックピットから勢いを付けて飛び上がるが、ここで視点が大幅に大きくなっていき
最終的に元の身長にまで戻ることになる。本人は気づいていないというより破棄しているに等しいが
ゲッター線が加護として元に戻るように力を与えたらしい。
「…どうやら元に戻ったらしいなゲッター線かこの世界の力か知らんが今回は感謝しなきゃな
あーあブラックゲッターがおもちゃになっちまったなおい」
プラモデルになってしまった黒いゲッターを懐に入れる
視線をテイル達の方向に向け、悪鬼のような形相で睨みつける。
「おい、俺の方向にあの鉄檻を投げた奴を指しだせ
そうしたら皆殺しは勘弁してやる。弁明もあれば一応聞いてやる
納得できる内容だったらな
それともお前等全員同意で俺に喧嘩売ったんなら話は別だけどよ」
素手の状態で構えると手にオーラらしき物と殺気が目を通して集まるのが分かるだろう
一触即発状態であり、返答次第では即戦闘に入るだろう
全ての物を引き換えにしててでも全滅させる覚悟がそこにあった。


240 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/08/07(土) 00:28:31 0
永井賢
ライトファンタジーTRPGスレ屈指の最強厨、タケルちゃんの後継。
14章が終わって、どういう理由があったのかは不明だが、とりあえず乱堂武が何かと決着をつけるためにパーティから離脱し、代わりに新キャラで参加し始めたのだが……

+ 吹いたら負け
250 : 永井 賢 ◆ hfVPYZmGRI 2010/07/30(金) 02:23:24 ID:zhq4A6LY

ええといきなりですが次章からから別キャラで登場させてもらいます
長年のお付き合いありがとうございました
また機会があれば使うと思うので
では次のキャラのプロフィールを

名前:永井 賢(奪取王)
職業:竜の力に選ばれし者 
種族:人間(ゲッター線との混血児?)
性別:男
年齢:自称まだ二十歳にもなっていない
身長/体重:183/ 86
容姿特徴:黒髪と白髪が入り混じったの短髪、頭にゴーグルを巻きつけている
顔が神隼人と流竜馬を足して割って二くらい口をマフラーで覆う
服装はズタボロのマントで全身を包み中身はボロボロのジャケットで
ヴィンテージのジーンズ
性格特徴:普段は穏やかだが、感情の起伏が激しく
曲がったことや筋が通らないことが嫌いでとても切れやすく話し合いで解決できる分
本気で怒ったら誰にも止められない
敵対者相手には一切の容赦は無い
意外にも義侠心や情に篤い一面も持つ。

技能/魔法:流殺人実戦空手:但し劣化爆裂拳の領域まで達している。
空間支配能力:本気形態限定。文字通り空間を支配する
吸収能力:魂・霊体・生物・特殊能力限定。本気形態以外では一部が使用可能
獣の勘、ゲッター線の加護、ゲッター線との同化
鍵の使い手、ゲッターエンペラーの召喚
装備:ゲッターブレイド(複製九龍覇剣)、敷島博士改造銃火器類等の隠し武器など
所持品:銃器の弾薬、及び自身の発明品等
キャラ解説:流竜馬同様ゲッター線に選ばれし者にしてその宿命に抗いし者。
その正体は、ゲッターチーム(隼人、竜馬、弁慶、武蔵)が融合した存在だとか神隼人の息子とも言われるが詳細は不明。
名前も数ある偽名の一つである。
なぜか虚無戦記に関わる特定人物の能力が使えたりするためその人物も一つになったのではないかと言われている。
義と言う言葉が嫌いで呟いたものに唾を吐きかけるほどであるが、知らず知らずにその行動が善に近い事をしている事に気づいていない。
戦闘狂の気があるものの暴力は嫌いなのだが、手が先に出てしまう。
彼が現れるところは必ず地獄を見せられる。

ライトファンタジーは世界を救う旅の話なのだが、何故かこのキャラ単体で簡単に世界を滅ぼすことができる設定で参加している。
どこを読んでも俺tueeeeすること以外の目的・願望が全く見えてこないテンプレには、もはや敬意すら覚える。
このため、テンプレを見ただけで吹くレベルと揶揄されたが、本当に恐ろしいのは、彼自身は恐らく大真面目だということである。
そして喧嘩っ早くて凶暴と、性格面でも前のキャラと全く見分けがつかないので、キャラを替える意義も微妙。
当然、避難所ではガチャピンどころか触角すら微妙な反応を示しており、同時期に登場した別のキャラクターに対するそれとは明らかに違う反応をしていることから、どう思われているかが伺えるだろう。
唯一、イソギンチャクだけは「楽しそうなキャラですね」とコメントしており、一見すると好意的なように見えるが……


241 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/08/07(土) 02:28:35 0
>>239
勇者一行に脅しをかける直前、何の前触れもなく永井賢は消滅した。
正しく言うならば、元の狂気渦巻く世界へ戻ったというほうが語弊がないだろう。
元の世界に戻った彼は思うだろう。「さっきのは嫌な夢だった」と
もし、仮にこの世界に彼の意識が残っているならば、それは彼が見ている夢の続きにすぎず
勇者一行とその他諸々には認識も出来ないし、お互い影響を与えることもない。

改めて言おう。

 永 井 賢 は 自 分 の 世 界 へ 帰 っ た

242 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/08/07(土) 13:25:01 0
>>234>>238
「へへっ、いいってことよ!
 困ったときはお互い様でさあ。
 それより……」
彼は黒い巨人に視線を移した。
見たところ、とても悪役っぽい。
ああいう主人公機を黒く塗ったような機体は、悪役とかライバルキャラが乗っているものと相場が決まっている。
「あいつ、敵ですかねえ?」
テイルとルーミアに意見を促す。

>>235
「おおっと、危ない!」
ゴローは ひらりと みかわした。
と言うかアタックカンタの効果が持続中なので、ドリル攻撃なんかを本気で当てたら、ブラックゲッターがどうなるかはお察しください。
「アイツは……」
そして姿を現したのは、なんだかすごい凶悪な面構えをした、一人の青年であった。

先ほどまで、この黒い巨人を敵か味方か察しかねていたが、明確な敵意を前に身震いした。
そして、黒い巨人の中から姿を現した永井賢を見たゴローは、すぐさま仲間達に耳打ちをする。
「テイルの旦那、それにアズリアにルーミアの姉御、見てくだせえ。
 あの凶悪なツラ、そしてあの悪役っぽい黒いロボ、あの凄まじい殺気!
 きっと敵に違いありませんぜ。俺っちのことを殺すとか言ってますし」
ゴローは慎重に、テイル達に相談を持ちかけた。
無理もない。
永井豪が描いた主人公――デビルマンになった後の不動明みたいな凶悪な面構えの男が、
これまた悪の大ボスやライバルキャラによく似合いそうな、黒くてかっこいいロボに乗って現われたの。
しかもそれが、凄まじい殺気を放ちながら、あたかも悪人のような言い草で、値踏みをするようにこちらを眺めているのだ。
このままだと、勇者達にとっては、どう見ても永井賢は敵にしか見えない。
ゴローでなくとも、そう判断せざるをえないだろう。
それもこれも、元はと言えばゴローが悪いのだが。

>>236
「あ、縮んだ。と、そうだ!」
急に縮んで無力化した永井賢の相手をするよりも、とりあえず怪我人の救出が最優先と思い立ち、墜落した戦艦まで駆け寄った。
そう、勇者たる者、困っている人を捨て置くことは許されない。
そして、その心構えをよく実践することこそ、真の勇者の第一歩となるのだ。
たとえば戦艦から放り出された人(バルフレアだね)が見えたが、もしかしたら彼女は、身体を強く打って怪我を負っているかもしれない。
「おい、大丈夫か、しっかりするんだ嬢ちゃん!
 そーれ、ハッスルハッスル!」
パンツマスクの怪人ゴローは、そう言って、情熱的なダンスを踊りながら近付いてきた。
これはふざけているわけではなく、ハッスルダンスであり、HPが回復する特技であり、つまり怪我人の治療なのだ。
何だか元気が湧いてくると同時に、負傷が回復していく。

243 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/08/07(土) 14:07:09 0
「ふう、良い事をした後は気持ちがいいぜえ」
ハッスルダンスによる治療で良い汗をかいたゴローは、自分にうっとりしている。醜い。
彼は汗を飛び散らせながら、とりあえず萎んで小さくなった永井賢を見遣った。

>>239
「ああん、俺様を殺すだあ?
 ふざけやがって、何だてめえは。
 大きくなったり小さくなったり忙しい奴だ」
萎んだり、元の大きさに戻ったり、また萎んだりを繰り返す永井賢。
彼が多量のバイトを専有しているという事実には変わりは無いので、防衛機能は断続的に働き続ける。
その結果、大きくなったり小さくなったりを断続的に繰り返す、歪な現象が起きている。

「あ?よく見りゃあ、てめえ、あのクソッタレのデミウルゴスみてえに、やたらとバイトを専有していやがるな。
 アレか、てめえはデミウルゴスの手先だな!」
世界樹のバイトが不足しているのは、デミウルゴスが引き起こしている異変であり、重大な世界の危機である。
そして永井賢は、存在するだけでものすごい容量を喰っており、世界樹の防衛機能が勝手に働くくらいにはバイトを専有している存在なのだ。
きっとデミウルゴスの手下に違いないと、ゴローが判断したところで、何の不思議があろうか。

「おっと、俺より先に片付けるべき問題は山積みだぜ。
 へへっ、アレを見なよ」
だがそれよりも、もっと目先の問題が発生したので、ゴローの注意はそちらに向いた。
その間に、永井賢は帰ってしまったかもしれないし、帰らなかったかも知れない。
だがそんなことより、とりあえず勇者達には危機が迫っている。
「天使だ!この騒ぎを聞きつけてきやがったんだ!」
悪趣味な城のある方向から、新たに天使たちが大挙して押しかけてきた。
無理もない。
重要人物を護送していた戦艦の墜落、謎の黒い巨人の出現、世界を構成するバイトの異常。
これだけ事件が一箇所で固まって起これば、天使が騒ぎを聞きつけてやってくるのは、自明の理である。
「袖の下とかは通じないんでしょうねえ。
 どうします、下手に戦えば、天使どもとの和解が難しくなりますぜ」
相手は俗な人間の兵士ではなく、自らを至高の光の種族と位置付けている、高潔な天使達である。
これは、袖の下は通じないかもねっ♪

244 名前:永井賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/08/07(土) 16:14:45 0
>>241
しかし残念、大いなる意思とゲッター線が許さなかった!!
消えたかに見えたが、すぐに戻ってくる
???「張ったフラグは回収・履行するまで次の世界へ行く事は許しません!」
というようにゲッターエンペラーの世界移動機能が制限されてしまった!!
強制的に返そうとするとまた強制的に戻ってくる機能が追加されました
目的を果たすまでは解除する事はできなさそうです。
>>243
>「ああん、俺様を殺すだあ?
 ふざけやがって、何だてめえは。
 大きくなったり小さくなったり忙しい奴だ」
この野朗か、俺を殺そうとしたクソ野朗は
そう思ったとき思わず前に出る。
「ほう、俺にあんな物投げたのがテメェだな?
前に出てきたことは褒めてやるが、名前を聞く前にテメェが名乗るのが礼儀だろ?
人殺そうとしたんだ、お前も殺される覚悟は出来てるんだろう。出来てなくても殺すけどな
まさかあんなことしておいて只で済むと思ってたのか?尚更潰す必要があるな」
怒気が増し手をポキポキ鳴らしながら、また一歩踏み出す。

>「あ?よく見りゃあ、てめえ、あのクソッタレのデミウルゴスみてえに、やたらとバイトを専有していやがるな。
 アレか、てめえはデミウルゴスの手先だな!」
「ああ?テメェ何言ってやがる!?デミウルゴス?なんじゃそりゃ?
テメェが俺の命狙ってきたんだろうが!!」
何を言っているのか理解が出来ていない模様である。
>「おっと、俺より先に片付けるべき問題は山積みだぜ。
 へへっ、アレを見なよ」
>「天使だ!この騒ぎを聞きつけてきやがったんだ!」
どこぞのキリスト教の聖書やらに載っている天使とそっくりな格好をした
異常な肌の白さと羽と頭に輪を乗せ、そして手には武器を持った奴等が
ゴキブリのようにウジャウジャと出てくる。
「ケッ、俺は宗教が大嫌いなんだよぶっ潰したいくらいにな」
天使達を見て思わず、ポロっと漏らしてしまうが幸いにも聞こえていない。
そして天使達は墜落した戦艦に気づいたようで、途中で止まる。
「我等の同胞が操縦している戦艦が打ち落とされている!これは我等に対する敵対行為である!
即座に排除せよ!!」
天使達は戦艦が墜落している事に自分達に攻撃を仕掛けてきたという事で反撃をしてきたようだった。
「どうやら奴さんは俺達の事を敵だと思ったらしいぜ、仕方ねぇ今は奴等を潰す
お前を殺すのはまた後でだ、俺を殺そうとした対価は払ってもらう首を洗っておけ」
ゴローを殺す気満々なのだが、目の前の天使共をぶっ殺すほうが先だった。
「恐竜、鬼、昆虫人類、インベーダー、神…そして天使と来たかまったく
どーしてそーいう奴等に縁があるんだろうな!!」
マントの中から改造ロケットランチャーを取り出し天使達に放つと盛大に爆発する。


245 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/08/07(土) 18:37:09 0
>>>244
着弾する直前、天使たちは一斉に飛び上がった
それを追いかけるように火の玉が手を伸ばすが、天使一人一人が身にまとっているバリアにより足先すらつかむことがかなわない
「そのような攻撃が効くと思ったか」
天使たちは左右に広がり、手に持っている扇をふるった
風が発生し、土煙が舞う
>>236
土煙は納めるべきものを失った鉄製の檻にも到達し、鉄製の檻は粒子となって消えた

ありとあらゆるものをかき消す土煙はティルや永井賢、ゴローを含めた面々たちの前にも迫り、
その存在そのものを消そうとし始めていた


246 名前:チェシュエ ◆R.k6EM7VkY [sage] 投稿日:2010/08/07(土) 21:50:52 0
>238-242
「・・・立ち話もなんだ。まずは日陰に移ろうではないか、のう?」
ケンカやら治療やらそれぞれに大忙しの者もそれを呆然と見守る者も含めて、
チェシュエは目の前の一群に大雑把に声をかけた。
「日向の地表は温度が高い。化学エンジンならば全損しかねぬ」
やっぱりどこで覚えたのかわからない知識で妙な発言をすると
チェシュエは長い黒髪を軽く翻し、近くの適当な−−偶然にも
ちょっとしたシェルターめいた構造の−−岩陰へ歩き出した。
実際に誰かが後についてきたかどうかはあまり気にしていないようだ。

そしてしばらくの後。
>245
土煙が地表の異物をかき消していった。
岩は土煙による消去の対象ではなく
岩陰に完全に隠れてしまえば被害はないようだ。
誰かついてきていればチェシュエのこんなつぶやきが聞けただろう。
「・・・こんな物騒な土地だったか?」

247 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/08/07(土) 23:34:38 0
みなさんは最強の格闘技SUMOUをご存じでしょうか?
その最強の格闘技SUMOUの中でも最強のSUMOUレスラーなのは誰か。
という問題は、昔からファンの間で議論を呼んでいます。
古くはサンダーエレクトリックにサウザントイヤーリッチサムライ。
最近ならモーニングブルードラゴンやホワイトビッグバードの名前が上がるでしょう。
しかし、実は一部のマニアしか知らない最強最狂最凶SUMOUレスラーが存在するのです。
そのレスラーの名は・・・ 時間がないので、又今度のお楽しみという事にしましょうか。

>>230
それではまたの会う日を楽しみにさようならです。
そして新たな出会いにこんにちは。
戦っていた謎の宇宙人とは誰か気になりますね。

>>231
「私たちは世界を救う光の勇者です。
 こちらはごろつきのゴローさん。
 こちらは光の勇者テイルさん。
 こちらは看板のフラポリーさん。
 私はガイア神の神官アズリアです。」
『わたしは うちゅうせいぶつ フラポリー いごよしなに』
アズリアと看板フラポリーが自己紹介しているのでこちらも自己紹介しましょう。
私は    PLの人です。 今後とも よろしく。

>>232-233
「凄いですゴローさん!
 もしかするとやっぱり、ゴローさんも勇者の末裔だったりするのでは!?」
アタックカンタで物理攻撃を反射したゴローにアズリアは感動しました。
あれだけなんでも跳ね返せる魔法を使うにはかなりのメタル狩りが必要でしょう。
やはりこのごろつき、ただのごろつきではありません。
ちなみに知らない人のために付け加えると、メタル狩りとは強くなる為の特殊な修行の事です。
本来絶滅寸前の生物キングメタルを狩る修行なのですが、
最近では無限に湧いて出る洞窟があったりするのでありがたみがありません。


248 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/08/07(土) 23:37:00 0
>>234
「これは足ではなく手だと思います。
 それから私は好きでこんな恰好をしているわけではありません!
 本当はちゃんとした人間なんです!」
足がいっぱいとテイルに言われたのは、アズリアには気にいらなかったようですね。
見た目的な意味で事実だから仕方ありません。
多いのは触手なので手が多いというのが正解でしょうが、見た目うねうねは一緒ですしね。

>>235
>「……殺るなら直接自分手で殺ったほうが手っ取り早かったな」
「ええと・・・どちら様でしょうか・・・
 ああ!もしかして【がんだむ】とか言われていた方ですか?
 それにしても随分小さいですね・・・最初見たときはもっと大きいように思ったんですけど・・・
 はっ!? もしやこれは邪神デミウルゴスの呪いでは!?」
違います。 世界樹のバグのせいです。
「安心して下さい! これから私達光の勇者が邪神を倒して世界平和を取り戻して見せます!
 そうすればあなたもきっと元の大きさに戻れるはずです!」
アズリアの勘違いは続いていますが、デミウルゴスを倒せば世界のバイト数も元に戻るかもしれません。
もちろん他の方法でも戻れるかもしれませんが。

>>236-237
>「わたくしの名はチェシュエ。それ以外の事はわからぬ」
「テイルさん、この方は普通の人とは何か違う気がします。
どこが違うかはうまく言えませんけど・・・」
アズリアはテイルにこっそりそう伝えました。
「私は檻に入っていた方の様子を見てきます。
チェシュエさんの事はお願いしますね。」
そう言ってからアズリアは困っていそうな人の所に向かいます。
檻から放り出されて突っ伏している人の所です。

>「…し…死ぬかと思ったではないかぁぁぁ!」
「大丈夫ですか? どこかお怪我はありませんか?
 ゴローさん、よければ回復ダンスをお願いします。」
アズリアはバルフレアが死霊皇帝軍の人間だとは全く気づいていません。
ゴローのハッスルダンスが終わった後、かくかくしかじかと自分たちの自己紹介を終えると言いました。
「天使がガイアを破壊するという噂もありますが、心配しないでください!
 私たちガイア神の加護を受けた光の勇者が、必ずその計画を止めて見せます!」

>>238-239 >>242
「ルーミアさんダメですよ仲良くしないと!
 私達は天使を止めに来ていて、この人は天使じゃないんですよ!
 もしかしたらこの人も天使をとめに来た仲間かも知れないじゃないですか!」
まずはそう言いますが、ゴローに永井賢が悪人みたいと言われると決心が揺らいだようです。
「・・・そう言われればそんな気もしてきました・・・
 でも天使ならもっと違う姿で現れそうな気もしますけど・・・
 はっ!もしかして先回りしていた死霊皇帝軍では!?
 でも、大きくなったり小さくなったりしていますけど・・・」
小さかったはずの永井賢が目の前で、急に大きくなったことにアズリアは戸惑っています。

>「あ?よく見りゃあ、てめえ、あのクソッタレのデミウルゴスみてえに、やたらとバイトを専有していやがるな。
> アレか、てめえはデミウルゴスの手先だな!」
>「ああ?テメェ何言ってやがる!?デミウルゴス?なんじゃそりゃ?
>テメェが俺の命狙ってきたんだろうが!!」
「そもそも檻を投げたというのはあなたの勘違いで、私たちは・・・。
 こ、こ、こ、今度は体が透けてきましたよ!?
 大丈夫ですか!? 気を確かに持ってください!」
>>241の効果で永井賢の体が透け始めます。
>???「張ったフラグは回収・履行するまで次の世界へ行く事は許しません!」
しかし大いなる意思とゲッター線は永井賢が消えるのを許しませんでした。
彼にもまた、この世界でなすべきことがあるのです。

249 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/08/07(土) 23:39:48 0
>「天使だ!この騒ぎを聞きつけてきやがったんだ!」
>「・・・立ち話もなんだ。まずは日陰に移ろうではないか、のう?」
「あの、えと、あの、天使たちは何とかしないでいいんですか?」
チェシュエは天使も戦いも気にせず、すたすたと歩いていきます。
アズリアも振り返り振り返りしながら、後を追いました。
科学エンジンについては意味が分からないようですけどね。
「チェシュエさんは天使と関係がないみたいですね・・・
 お願いがあるんですが、私たちは【光の勇者】として天使の破壊行為を止めに来たんです。
 よろしければお力を貸していただけませんか?」
アズリアは思いっきり【光の勇者】という部分に力を込めて言いました。

「そうだ、今天使と戦っている人は、私たちに力を貸してくれるかもしれません。
 後で勇者パーティに勧誘してみましょう。」
そんなわけで、天使と戦い終わった方は、アズリアから自己紹介と勧誘を受けるでしょう。

ちなみに>>240をアズリアが見たらきっとこう言うでしょう。
「誰がイソギンチャクですか! 私は見た目はこんなでもちゃんとした人間なんです!」
そしてフラポリーはこう突っ込むでしょう。
『見た目がイソギンチャクなら仕方がない。』
ですよねー。


250 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/08(日) 00:39:00 0
>235-242
>「テイルの旦那、それにアズリアにルーミアの姉御、見てくだせえ。
 あの凶悪なツラ、そしてあの悪役っぽい黒いロボ、あの凄まじい殺気!
 きっと敵に違いありませんぜ。俺っちのことを殺すとか言ってますし」
「そうみたいだね! あれ?」
が、ロボから出て来た青年は小さくなったり大きくなったり消えたりまた現れたりしている。
「大変だ! すでに世界はここまで不安定になっているのか……!」

>「おい、大丈夫か、しっかりするんだ嬢ちゃん!
 そーれ、ハッスルハッスル!」
向こうでゴローさんがハッスルダンスを踊っている。これであの人は大丈夫だろう。
元よりあの気配は高位魔族だしねえ、簡単には死なない……これはまずい!!
アズリアさんはまだ闇の眷属は敵だと思っている!

>237 >248
>「わたくしの名はチェシュエ。それ以外の事はわからぬ」
「ボクはテイル。この物語の語り手さ!」
語り手とは何かだって? 何も意味はナインダヨ!
>「テイルさん、この方は普通の人とは何か違う気がします。
どこが違うかはうまく言えませんけど・・・」
「キミもそう思う? 危険回避能力的になんとなくそんな気がしてたんだ」

>「そなた先程『ガイア』と言うたな。それは何だ?」
「え? ガイアを知らないの!?」
が、すぐにそれどころではなくなる。

>243
>「天使だ!この騒ぎを聞きつけてきやがったんだ!」
「ああ、このままでは情報を集めて作戦を練り練りして万全を期してから本拠地へ潜入するという完璧なプランが水の泡だ!」
こういうのをノープランともいう。
>「袖の下とかは通じないんでしょうねえ。
 どうします、下手に戦えば、天使どもとの和解が難しくなりますぜ」
「隠れて巨大ロボの落下による騒動という事にしてしまおう!」
でもどこへ?

251 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/08(日) 00:39:45 0
>246
>「・・・立ち話もなんだ。まずは日陰に移ろうではないか、のう?」
この人は飛びぬけた生存能力を持っていると見た! ついていけばまず間違いないはずだ!

>244
「ほらキミも意地張ってないでこっちに……残念だけど巨大ロボは諦めて」
>「恐竜、鬼、昆虫人類、インベーダー、神…そして天使と来たかまったく
どーしてそーいう奴等に縁があるんだろうな!!」
「何やってんの!?」
ロケットランチャーぶっ放す青年を尻目に岩陰に駆け込む。

>245
「はわわ……」
下っ端天使ですらこれ程の力を持っているとは、先行きが不安になってきたぞ。

>「・・・こんな物騒な土地だったか?」
「さあ……」
暫し呆然としつつ、先ほどの質問を思い出す。
「そうだ、ガイアは……空に青い星が見えたらそれがガイアだよ。
こことは違って海があって森があって……様々な種族に溢れた鮮やかな星。
天使はその全てを破壊して乗っ取ろうとしてる。
ルナは天使が移住するまでは命ある者が住まなかった地……。
君は見た所天使じゃないからもしかしたら君の故郷もガイアかもしれない」
毎回「一緒に冒険しよう!」じゃ芸がないので今回は遠回しな勧誘です。

>249
駄菓子菓子。
>「チェシュエさんは天使と関係がないみたいですね・・・
 お願いがあるんですが、私たちは【光の勇者】として天使の破壊行為を止めに来たんです。
 よろしければお力を貸していただけませんか?」
思いっきりストレートに勧誘した――! それにさりげなく付け加える。
「いや、この前まで光の勇者だったんだけど
実はちょっと前に闇の勢力と和解が成立してカオスの勇者になったりしたんだよ」

>「そうだ、今天使と戦っている人は、私たちに力を貸してくれるかもしれません。
 後で勇者パーティに勧誘してみましょう。」
「うん、ちょっと物騒だけど敵の敵は味方って言うし!」
正直ちょっとどころかかなり物騒なのだが、天使の力を間の当たりにした今となっては少しでも多くの戦力が必要だ!

252 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/08/08(日) 17:19:33 0
>>247-248
「……」
本当に勇者なのではと褒められて、ゴローは露骨に目を逸らした。
何度も言うが、ゴローは勇者のスキルである「ゆうき」に、スキルポイントを一切振っていない。
アタックカンタは「あらくれ」スキルの技であり、勇者とは何の関係も無い。
つまり、勇者としての素質はあれど、無意識のうちにそれを伸ばそうとしていないのである。
「ゆうき」スキルで覚える特技のうち、ギガデインやらギガブレイクやらは単なる攻撃だから良いとして、いくらなんでもベホマズンはマズい。
何でも一発で負傷を完全回復するなんて、最強厨以外の何者にもならないので、あえて習得させていないのだ。
この辺りは、何者かが干渉して勇者としての力を伸ばすことを阻害しているとか、無意識のうちに勇者になりたがってない部分があるとか、そういう設定だろう。

>>245
「なんつー威力だ……」

>>246
ゴローもまた、岩陰に隠れた。
そこで、初めてチェシュエと顔を合わせることになる。
「あんたは、見たところ人間のようですなあ。
 どうしてこんな所に居るんで?」
そう言うゴローも、格好はともかく見たところ人間のようだが、こいつはごろつきというモンスターである。
そう考えると、ますます13章に何があったのかわからない。

>>251
どうやら永井賢はテイルの呼びかけに気付いていないようで、一人で天使と戦っている。
ロケットランチャーを発射しながら戦っているのだから、爆発音により、ある程度離れた岩陰からの声が届かなくても無理はない。
「テイルの旦那、ここはアイツが引きつけてるうちに逃げるのが得策なようですぜ。
 なあに、あの男なら心配要りませんって。
 あの様子だとどうせ死にはしませんし、敵意とか殺意をこっちに向けてくる以上はあいつも敵。
 むしろ死んでくれた方が好都合でさあ、へへへ」
これだからごろつきはと、このスレを見ているキミは思うかもしれないが、
永井賢の殺意が自分に向けられたものである以上、ゴローにしてみれば、彼を敵以外のものとして見れないのは当然である。
身に迫る危険は排除したいと思うのが人情ってもんだ。

「さあて、とっととズラかりましょうや……あっ」
逃げようとした矢先、ゴローは何かを見つけたらしい。目新しいものだ。
果たして、ゴローが見たものとは!

253 名前:永井賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/08/09(月) 19:00:37 0
>>245
天使達のバリアで特製ロケット弾が塞がれそして
土煙で鉄檻が消える光景を見て
「厄介な物持っているじゃねぇか、それにあれに当たるのはヤバイな…だがよ」
ロケット弾の種類を代え、背後に走りながらわざと外すように天使達に撃ち続ける
そして防ぐまでも無いと感じた天使達は、回避をする
だがそれが裏目に出る。天使達の背後に達すると
ロケット弾は途中で分離し、その中から小型の焼夷弾が大量に天使達の背後に襲い掛かる
背後まで気づけなかったバリアを張れず多数の天使達は背中の羽が燃え盛り、全身に回りながら
地上へと火達磨になって落ちていく。
一部の気づいた天使達はバリアで防ぎ、怒りを全開でこちらに攻撃を仕掛けてくる。
「気づいたお前等にはコイツをプレゼントするぜ!」
さらにロケット弾を放つと当然防がれるが、その瞬間強烈な閃光が天使達の視覚を襲い
平衡感覚を失い落ちて行く。
「敷島のジジイ特製閃光弾だ、悪いがねんねして貰うぜ」
そしてその隙にこちらも岩陰に隠れ、息を潜める。
その際またもやテイル達と出くわすが殺意は無い
「ここは一時休戦だな…あんな厄介な奴らと戦ってお前等を敵に回す
なんて分が悪すぎる、それにお前等の事がなんとなく気になるから連れて行ってもらうぜ」
休戦を宣言し、テイル達と同行することとなった。


254 名前:チェシュエ ◇R.k6EM7VkY代理 [sage] 投稿日:2010/08/10(火) 07:48:17 0
チェシュエは岩陰に集まってきた面々に
「わたくしの名はチェシュエ。それ以外はわからぬ。
知らぬのか覚えておらぬのか、とにかくわからぬ」
順次さらりと挨拶を繰り返す。

>252
>どうしてこんな所に居るんで?」
「・・・それも、わからぬ。何故かここにいた」
これまで全くと言っていい程気にしていなかった事だが
他人に問われ続けてその不自然さに気付く。
(そういえば、何故だろうの・・・)

>249
>お願いがあるんですが、私たちは【光の勇者】として天使の破壊行為を止めに来たんです。
>よろしければお力を貸していただけませんか?」
「確かに、宇宙開発は表面上だけでも平和目的で行わねばならぬもの・・・
しかしわたくしの本分は・・・」
言いかけて言葉に詰まる。
「・・・兎も角、破壊行為に直接対抗する力は備えておらぬぞ?」

>251
>君は見た所天使じゃないからもしかしたら君の故郷もガイアかもしれない」
「ガイア・・・星・・・?」
テイルの説明を思い返す。
(海・・・と呼び得るものは、ここにもあろう・・・
種族、は今のわたくしの目の前だけでも様々と言えそうだがの・・・
ごろつき、看板は兎も角、天使、宇宙生物・・・)
改めて見回した一点で目が留まる。
「ガイアとやらに それ の巨大で模様付きの奴はおるか?」
指差した先は、テイルの肩。子猫スタイルのオニオンだった。


255 名前:バルフレア ◇ 4Vcfx2ArPM [sage] 投稿日:2010/08/10(火) 07:49:22 0
立ち上がったのと同時に私の視界に入ったのは
汗を流し、自己陶酔真っ只中の筋骨隆々な怪人の姿であった。
そのあまりの醜さに私はつい拳を握り、殴りかかろうとした瞬間、ある異変に気がつく
「…体が」
全く痛くない…いや、むしろ軽い。いくら魔族でもあんな目に合えば、
まともに動くことも叶わない状態になっても不思議ではないのに
この男が治癒魔法でも使ったのだろうか?人は見た目でわからないというしな。
と目の前にいる怪人に感謝しようとした瞬間、謎の触手生物が自己紹介を始めた。

「………」
私は唖然とした。
まさかこんな辺鄙な所で、探していた一団を見つけることが出来たことに驚きを隠せなかった。
それは置いといて、触手は話を続けた。
「…なるほどな、道理で」
しかし、この生物はなんというか…光やらガイヤやらと主張しているな
いや、今はそんな些細な事を気にしている場合ではない
「そういう話ならば、余計に見逃せないな。私にも手伝わせてくれ!
 あぁ、それとそこの怪人、何をしたかは分からないが感謝する」
と怪人と触手に微笑んで見せるが、彼らにはどう見えているだろうか、少し心配だ。

そう思った瞬間、無差別に向けられる殺意に対し、私の目つきが鋭くなる。
あの男か、目に付くもの全てに対して、敵意と殺意を向けている。
獣いや獣以下だな。早死にするタイプだ
「命の恩人に手をあげるのは私が許さない」
と割って入ろうとしたが、獣以下の男の姿が無い。
ポカンとする間も無く、怪人が天使達を襲来を告げる。
しまった。色々ありすぎて逃げることをすっかり忘れていた。
「おそらく奴らの狙いはわt」
自分を囮にして、その場にいる者を逃がそうとした瞬間、あの訳の分からない男が攻撃を仕掛けた。
武装からして異世界人のようだが…期待するだけ無駄か
即座に他の連中と同じように隠れた。

隠れている間、勇者一行は勧誘を始めていた。
相変わらず、あの触手の言うことは若干傾いている気がする。
そんなことを思ったとき、あの妖精が最近の光と闇の関係を話した。
これは丁度いい
「そうだ。もう光だ闇だなんてことで争う必要性は無くなった。
 名乗るのが遅れたな。私の名はバルフレア・ユィウィ、死霊皇帝軍三将の一人だ
 彼らの計画の邪魔になるらしくてな、ここまで連行されて来たんだが…こうなってしまってな。」
名乗った後、勇者一行の様子を見る。
「私に敵意は無い、むしろ、力を貸してほしいと思っているし、
 協力したいと思っている。闇の軍勢としてではなく、同じ星に住まうものとして」
精神誠意をこめて勇者一行に自分の意気込みを語ってみたがどうくるかな

とあっちの反応を伺っている時、あの男もやってきた。
「貴様……」
男の身勝手な言い分につい言葉がこぼれた。
「散々先ほどまで此方に殺意と敵意をむけていた癖に連れて行けだと?
 少々虫が良すぎるんじゃないのか?せめて、もう一言何かあるんじゃないのか
 一応、聞くが、貴様に対して殺意を向け、執拗に殺すと言っていた奴が急に態度を変えて
 一緒に行動したいと言って来たらどうする?」
侮蔑と疑いが篭った目で男を見た瞬間、いきなり足場が抜け、下半身がずっぽりと嵌ってしまった。
「しまった!コレも罠か」
と思い足をバタつかせてみると、あることに気がつく
「?もしかして」
と何とか自力で脱出し、その穴の中をのぞいてみる
そこには
「地下通路だと!?どこへ繋がっているか分からないが…天使をやり過ごすには丁度いい
 どうする?行くか?」


256 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/08/10(火) 19:40:25 0
>>245
「さすがにあれを食らうのはまずいわね」
ゴローたち同様岩陰に隠れた

>>246
「さあ?」
月には一度も行ったことはないので、ルーミアには答えようがなかった

>>247-248
>「ルーミアさんダメですよ仲良くしないと!
> 私達は天使を止めに来ていて、この人は天使じゃないんですよ!
> もしかしたらこの人も天使をとめに来た仲間かも知れないじゃないですか!」
あのような人間は幻想郷にはいないし、幻想郷にもまずいない
外の世界から来たと推測するのは至極正しいことである
なぜならこの世界は幻想郷と同じように外の世界のものが流れ込んでくることがあるからである
「先ほどやったことを忘れたの?彼は言いがかりをつけて襲ってきたのよ」
火の粉を払うのは当然である

>>253
>「ここは一時休戦だな…あんな厄介な奴らと戦ってお前等を敵に回す
>なんて分が悪すぎる、それにお前等の事がなんとなく気になるから連れて行ってもらうぜ」
「…ええ、いいわ」
あまりにも虫が良すぎるので拒否しようかと思っていたが、仲間は多い方がいいそう判断したのだ

>>254
「記憶喪失なのかー」
ルーミアも簡単に自己紹介をしました

>>255
>「私に敵意は無い、むしろ、力を貸してほしいと思っているし、
> 協力したいと思っている。闇の軍勢としてではなく、同じ星に住まうものとして」
「ルーミアだ。よろしく」
ぺこりと頭を下げました

>「地下通路だと!?どこへ繋がっているか分からないが…天使をやり過ごすには丁度いい.どうする?行くか?」
バタ足に吹き出しそうになるのをこらえつつ穴の中へ飛び込んでいった


257 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:17:03 0
固い地面の上に天使たちがうずくまっている
天使たちのほとんどは身動きらしい動きすらしていないが、うめき声をあげているものが一人だけいた
その近くに赤い房の付いたセンスが落ちている
助ければ情報が聞けるかもしれないし、うまくいけば非常に強力なアイテムを強奪することもできるかもしれない


258 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/08/11(水) 16:30:20 O
>>250-256
>「いや、この前まで光の勇者だったんだけど
>実はちょっと前に闇の勢力と和解が成立してカオスの勇者になったりしたんだよ」
>「そうだ。もう光だ闇だなんてことで争う必要性は無くなった。
「ガガーン!」
今明かされた衝撃の事実にアズリアは驚いています。
今まで死霊皇帝軍は超絶悪人であり、憎むべき敵と教えられてきたのだから無理もありません。
ところがどすこい。ではなくてどっこい。
バルフレアと名乗る死霊皇帝軍の女性は見ると聞くとは大違いでした。
礼儀正しい上に誠意を込めて「星を守りたい」と協力を求めているではありませんか。
さらに悪人風に見える永井賢にも毅然と対応しています。
これで断ったらアズリアの方が悪人にしか見えませんよね?

「ま、まあまあ良いじゃないですか。
 永井さんのおかげで天使たちも倒せたようですから。
 ここにいる全員天使の敵なんですから、お互い協力しましょうよ。
 あ。でも仲間になったからにはケンカはダメですよ。
 仲良く行きましょう。」
ここは寛大な所を見せようと考えたのか、アズリアはゴローとバルフレアをなだめます。

>>254
「はい。いろいろカラフルな猫はいますけど・・・それが何か?」
チェシュエにとって気になる猫の事をアズリアは答えました。
アズリアはオニオンは猫だと信じて疑っていません。
ちなみにガイアにはいろいろなぬこ・・・猫がいます。
バスになりそうな猫や直立歩行する猫もいるくらいです。

さてさて、ゴローとバルフレアが見つけたのは怪しい怪しい地下通路でした。
「少し待っていてください。 あちらに倒れている天使を一人連れてきてみます。
 もしかしたら新情報が手にはいるかもしれませんから。」
先に行ったルーミアに声をかけ、アズリアは>>257に向かいます。
うめいている天使を引っ張り上げ、落ちているセンスを拾ってから戻ってきました。
「とりあえず敵の増援がくる前に、入り口を閉めてしましましょう。
 これでしばらく大丈夫なはずです。」
全員地下に入ったのを確認し、アズリアは天使とセンスを床におきました。
「それでは回復魔法を使います。 うまく行けば大事なことを教えてもらえるかもしれません。」
アズリアは回復魔法を使います。
天使のHPが5回復しました。

この地下道の壁には文字が書かれています。
鋭い人ならフラポリーと同じく文字を読みとれるでしょう。
一部文字を消して、新たに書き直した部分があるようです。
『【この先グランギニョルのエネルギー集積場につき、関係者以外立ち入り禁止】』
フラポリーは看板にそう書き込みました。
『行くなよ? 絶対行くなよ?』

259 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/11(水) 23:18:06 0
>252
>「テイルの旦那、ここはアイツが引きつけてるうちに逃げるのが得策なようですぜ。
 なあに、あの男なら心配要りませんって。
 あの様子だとどうせ死にはしませんし、敵意とか殺意をこっちに向けてくる以上はあいつも敵。
 むしろ死んでくれた方が好都合でさあ、へへへ」
「うーん、いきなり襲いかかってきても困るしねえ。アズリアさんどうしよう」

>253
が、検討する間もなくサクッと天使を一掃してきてしまう。
「す、すごい……」
>「ここは一時休戦だな…あんな厄介な奴らと戦ってお前等を敵に回す
なんて分が悪すぎる、それにお前等の事がなんとなく気になるから連れて行ってもらうぜ」
「えーと、とりあえずよろしく」
なし崩し的にこう答えてしまった。味方にするのは物騒だが敵に回すともっと物騒だ!

>254
オーシアで会った巨大な子猫を思い出した。
「うん、いるいる! ぶち模様の猫!」
オニオンがぶち模様の猫に変化して見せる。
「正確には僕は子猫の姿をしたイミテーターだけどにゃ」

>255
>「そうだ。もう光だ闇だなんてことで争う必要性は無くなった。
 名乗るのが遅れたな。私の名はバルフレア・ユィウィ、死霊皇帝軍三将の一人だ
 彼らの計画の邪魔になるらしくてな、ここまで連行されて来たんだが…こうなってしまってな。」
メルちゃんが驚いたような声をあげる。
「三将!?」
「どうかしたの?」
「オーシア魔法学校の情報網によると六武神よりも上に位置する死霊皇帝の側近中の側近だとか!」
「ほえー」
しかし、やたら好戦的な六武神とは大違いだ! リムとかバルトールとかバルトールとか。
実際には勢力図改変後に会ってないから以前のイメージを引きずってるだけなんだけど。

>「私に敵意は無い、むしろ、力を貸してほしいと思っているし、
 協力したいと思っている。闇の軍勢としてではなく、同じ星に住まうものとして」
「ありがとう、一緒に頑張ろうね! ボクはテイル、ガイアの娘だ」
にっこり笑って手を差し伸べる。

>「散々先ほどまで此方に殺意と敵意をむけていた癖に連れて行けだと?
 少々虫が良すぎるんじゃないのか?せめて、もう一言何かあるんじゃないのか
 一応、聞くが、貴様に対して殺意を向け、執拗に殺すと言っていた奴が急に態度を変えて
 一緒に行動したいと言って来たらどうする?」
言ってる事は最もなのだが、乱闘は勘弁してほしいところである。

260 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/11(水) 23:35:29 0
>258
>「ま、まあまあ良いじゃないですか。
 永井さんのおかげで天使たちも倒せたようですから。
 ここにいる全員天使の敵なんですから、お互い協力しましょうよ。
 あ。でも仲間になったからにはケンカはダメですよ。
 仲良く行きましょう。」
アズリアさんが止めに入ってくれた。
「天使がまた騒ぎを聞きつけて第二群が来たら困る。今はここを離れるのが先だ!」
そして青年の肩をぽんっと叩いて言う。
「まあアレだ、インフレ値には気を付けて」
インフレ値システムはインフレ値が100を超えるといあいあになってしまう大宇宙の法則の事である。
もしかしたら、強すぎる人は世界のデータ容量であるバイトを食うからなのかもしれない。

偶然にも地下通路ハケーン。
>「地下通路だと!?どこへ繋がっているか分からないが…天使をやり過ごすには丁度いい
 どうする?行くか?」
ルーミアさんに続いて穴の中へ飛び込む。

>257-258
>「少し待っていてください。 あちらに倒れている天使を一人連れてきてみます。
 もしかしたら新情報が手にはいるかもしれませんから。」
「大丈夫かな!? ルナ様バンザーイと叫んで自爆したりしない!?」

>「それでは回復魔法を使います。 うまく行けば大事なことを教えてもらえるかもしれません。」
微妙にHPが回復した天使が口を開く。
「ルナ様バンザー……むぐぐぐ」
メ○ンテでもされたら大変なので慌てて口を塞ぐ。
「言わんこっちゃない! ……ん? 矢傷?」
首筋に不自然な矢傷があるのに気付く。明らかに今さっきの戦いのものではない。
「もしかして……」
試しにエレメントセプターを向けてみる。
ソフィアの魔石デュープリズムは魔法防御や魔法の解除はお手の物だ。
「【パーフェクトキャンセレーション】!」
虹色の光が天使を包み込み、矢傷が消えていく。
心なしか表情も憑きものが落ちたような感じがする。

「あなた達が助けてくれたのですね。ありがとうございます」
なんということでしょう、というべきかやはりというべきか天使は人が変わったようになった。
「ルナ様は昔は優しい方だったのです。
それが弓矢を持った男か女か分らないほど美形の変な奴が現れてからおかしくなってしまって……」
「そいつはおそらくガイアとタルタロスの兄弟神……
アマテラスとスサノオの兄弟神って言った方が分かりやすいかな?」

>『【この先グランギニョルのエネルギー集積場につき、関係者以外立ち入り禁止】』
>『行くなよ? 絶対行くなよ?』
「大変です、グランギニョル発射の条件のグランドクロスは間もなくです。
早く止めなければ、ポチッとな!」
と、立ち入り禁止区域に入っていく天使。

261 名前:永井賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/08/12(木) 04:06:34 0
正直な話、ここで話が通用しなければ持っているありったけの手榴弾をこの場で転がして
皆吹き飛ばすつもりだった。まぁその程度で死ぬ玉ではない野朗共なのは分かっていたが。
殺そうとした相手に対してこんな事はどう考えても虫が良すぎるのは自分自身良く分かっている。
というより事故であれなんであれ敵対するのなら死んでもらうだけだった。
呉越同州のつもりで申し出をしたというのが本音だ
相手方も分かっているらしく納得はしていないものの利害が一致するため許可はされた
一部の者以外は
>「散々先ほどまで此方に殺意と敵意をむけていた癖に連れて行けだと?
 少々虫が良すぎるんじゃないのか?せめて、もう一言何かあるんじゃないのか
 一応、聞くが、貴様に対して殺意を向け、執拗に殺すと言っていた奴が急に態度を変えて
 一緒に行動したいと言って来たらどうする?」
「んなこたぁ分かってるんだよ、ふざけるなよ命を狙っておいて奴等に味方するならそっちにも言えることだろうが
まぁそれはこれを飲むなら無かった事にしてやってもいい、水に流す。
信用はしねぇ…が状況によるわな、生きるためには協力しなきゃなんねぇ
まぁ今はそんな事言ってる場合じゃねぇが…敵になるならしょうがねぇ
ここで片を付けるっきゃねぇな」
マントに手を掛け手榴弾の塊をいつでも投下できる動作をする。
皆殺しにする気全開でまさに一触即発の険悪の雰囲気に切り込むように
>「ま、まあまあ良いじゃないですか。
 永井さんのおかげで天使たちも倒せたようですから。
 ここにいる全員天使の敵なんですから、お互い協力しましょうよ。
 あ。でも仲間になったからにはケンカはダメですよ。
 仲良く行きましょう。」
>「天使がまた騒ぎを聞きつけて第二群が来たら困る。今はここを離れるのが先だ!」
自分の名前をなぜ知っていたのかという事に気づかなかったが
運良く殺気 だった雰囲気は緩和された。しかし信用のしの字もなく警戒し、
助けられるどころか殺されそうになったためギラついた目で彼等を観察していた。
>「まあアレだ、インフレ値には気を付けて」
「………ケッ、気安く触るんじゃねぇ」
手を振り払い、内心自分のこの世界に来て弱体化にして来ていることに
気づいたのかと感心と警戒を抱いた。

侮蔑と疑いの篭った目で見ていた俺を見ていた女が地下通路を発見した。
とりあえず奴等が突入したが、最後尾の俺の番だと天使達の大軍が見えてきたので
同じ方法で戦えないとわかりきっていたので地下通路の中に入る




262 名前:永井賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/08/13(金) 00:30:55 0
そして先に進むと>>257で倒れている天使を発見する。
>「少し待っていてください。 あちらに倒れている天使を一人連れてきてみます。
 もしかしたら新情報が手にはいるかもしれませんから。」
「吐かなければ拷問でも何でもして吐かせればいいじゃねぇかやり方が温いんだよテメェ等は」
相変わらず物騒な事を言うが、同意する者はいない。
>「それでは回復魔法を使います。 うまく行けば大事なことを教えてもらえるかもしれません。」
>「ルナ様バンザー……むぐぐぐ」
やはり言われたように天使は自爆をしようとするその前に頭を吹き飛ばしてやろうと
銃に手を素早く伸ばそうとするが上手く防ぎ阻止される。
「手間が省けたな」
手を遠ざけて様子を見る。
>「言わんこっちゃない! ……ん? 矢傷?」
「【パーフェクトキャンセレーション】!」
>「あなた達が助けてくれたのですね。ありがとうございます」
とりあえず元気になったようで、奴等に対して礼を述べていた。

>『【この先グランギニョルのエネルギー集積場につき、関係者以外立ち入り禁止】』
>『行くなよ? 絶対行くなよ?』
>「大変です、グランギニョル発射の条件のグランドクロスは間もなくです。
早く止めなければ、ポチッとな!」

とあの天使は飛び出していき、わざとらしく書いてある文字を無視して行ってしまう
どうするべきか決めあぐねていたがなにやら後方が少しずつ騒がしくなって来ていた
考えられる事は一つ天使達の第二波がこちらに向かって着ているということだ
「もう見つかったみたいだな、此処で戦うのは面倒だからなお前等はどうする?速くした方がいいぜ」
と素早く前方に居た奴等に警告して立ち入り禁止区とやらに先に入る
但し途中で立ち止まり、行くなら天使達が来た時に足止めをするつもりだった
本人は気まぐれと言うだろうが、案外味方には気を使う人間である。
「どうする?時間がねぇんだ速くしろ!」
足音が大きくなっていく中で選択を迫る。

263 名前:チェシュエ ◇R.k6EM7VkY代理 [sage] 投稿日:2010/08/13(金) 07:12:39 0
チェシュエも促されるままに穴に向かうと長い黒髪を垂らして地下通路を覗き込み、
(温湿度、大気組成に地表との有意差は認められぬようだの・・・)
ふわり、と地下通路に軟着陸した。

>258
>「はい。いろいろカラフルな猫はいますけど・・・それが何か?」
>259
>「うん、いるいる! ぶち模様の猫!」

チェシュエは周囲の諸々のゴタゴタは半分しか視野に入らぬ風で、
今まで気にしていなかった、どころか、失われている事に気付いてすらいなかった
自分の記憶に繋がりそうな「何か」を探っている。

>「正確には僕は子猫の姿をしたイミテーターだけどにゃ」

(!?)
ぶち模様のその姿に、チェシュエの体が一瞬、怯えたように凍り付く。
(・・・つまり、わたくしは それ を知っている?)

「・・・ならば、わたくしは、その、ガイア・・・に、滞在したことが・・・」
チェシュエの思考は、しかし、そこで新たな騒ぎに遮られた。

>260
>「大変です、グランギニョル発射の条件のグランドクロスは間もなくです。
>早く止めなければ、ポチッとな!」
>262
>「もう見つかったみたいだな、此処で戦うのは面倒だからなお前等はどうする?速くした方がいいぜ」

(まあよい、いずれまた機会もあろう・・・さて)
天使の行った先の方の気配を窺いつつ、少しずつ通路を進んでゆく。
「・・・しかし今日は本当に物騒だの」


264 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/08/13(金) 16:47:48 0
>>253
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
 『殺す殺すと鼻息を荒くしていたヤツが居たと思ったらいつの間にか仲間になっていた』
 な…何を言ってるのかわからねーと思うが
 俺にも何をしてるのかわからなかった…
 頭がどうにかなりそうだった…
 『なんと○○がおきあがり なかまになりたそうに こちらをみている!』とか
 『やったー!○○をつかまえたぞ!』とか
 そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」

>>255
「まあそんなことより、死霊皇帝軍!それも三将のうちの一人だって!」
ゴローは驚きの声をあげた。
六武神以上の地位と実力を誇る三将軍――二柱神の和解前に出会っていたらと思うと、恐ろしい話である。
それとは別の理由で、覆面越しではわからないが、彼の顔が青くなった。
と言うのも、仲間には闇の勢力にものすごい偏見と憎悪を持った方が居て、その人物の反応が容易に想像できたのであった。
「今は光だ闇だで争ってる場合じゃありやせんし、一応神様同士が和解したんだから、気にすることじゃあありませんなあ。
 コンゴトモヨロシク……」
チラチラとアズリアに目配せをする。

>>258
『アズリアの姉御、ここはぐっと堪えてくだせえ。
 今は一人でも多く、あのデミウルゴスに立ち向かえる力が必要なんだ。
 光だの闇だので争ってたら、ヤツの思う壺ですぜ』
予想通りの反応に、ゴローがそんな感じのフォローを入れるつもりだった。
が、こちらから彼女をなだめる必要は無く、逆に彼女が仲裁をなされた。

「へっへっへ、というわけで、しばしの間、呉越同舟と行きましょうや。
 どうやらあんた、他所の世界からこっちへ来たようですがね、何か目的でもあったんだろう。
 まさか、何の目的も無く来たわけじゃあないでしょう?」
いきなり永井に対して馴れ馴れしくなったゴロー。
胡散臭い。ますますもって信頼度低下に繋がりかねない。

265 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/08/13(金) 17:26:18 0
>>254>>263
>>どうしてこんな所に居るんで?」
>「・・・それも、わからぬ。何故かここにいた」
>「・・・ならば、わたくしは、その、ガイア・・・に、滞在したことが・・・」
「へえ、そうなんですかい。
 どうも、異世界から迷い込んだような人が多いですねえ。
 でもガイアに居たこともあるって?」
永井賢にしても、ゴローにしても、正確な出自は不明な部分が多い。
ガイア原産の生き物かどうかすら不明である。
「ひょっとすると、異世界間の壁が薄くなってるかも知れませんぜ」
前の章の舞台はガイアじゃない世界だったはずなので、ありえない話ではない。

>>260
救助された>>257の天使が言うには、美形キャラのせいで天使長は頭がおかしくなったらしい。
「なんてこったい!ガイアとタルタロスの兄弟神だって!」
天使たちのバックには、やはり何か居たらしい。きっとツクヨミだろう。
そういえばツクヨミ絡みで黒竜丸の伏線を回収し忘れたが、大したネタではないので、どうだってよかった。

「おう、旦那に続くぜ!
 グランなんとかが発射されたら大変なことになる!
 こうしちゃあいられねえぜ!」
ゴローもまた、立ち入り禁止区域に入ってゆく。
ずんずん進む。

そして進んだ先には、広い空間があり、奇妙な装置があった。
「なんぞこれぇ。まさかこれがグランなんとかってやつに違いありませんぜ!
 とっとと破壊しちまいましょう」
これが、例のグランギニョルとかいうやつなのか!
「しっかし、不気味なくらい上手く敵の急所に忍び込めましたなあ。
 そりゃあもう、完璧すぎて裏がありそうなくらい!
 ん?何か上を通っていったような……」
足下を真っ黒な影が横切っていったのが見えた。
上に何か居る!

266 名前:フリーザ [sage] 投稿日:2010/08/13(金) 21:04:31 O
上にいたのは、なんとドラゴンボールでお馴染みの最終形態のフリーザ様だった。

「この僕に何かようかな?」
今のところは戦意は無さそうだが、対応次第では襲ってくるような姿勢を見せているぞ!
星を壊すほどの力は失われたが、まだまだ強敵なはずだ!

267 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/08/14(土) 13:04:40 O
タケルちゃん支離滅裂だろw

268 名前:チェシュエ ◇R.k6EM7VkY代理 [sage] 投稿日:2010/08/16(月) 06:57:14 0
>265
>「ひょっとすると、異世界間の壁が薄くなってるかも知れませんぜ」

(・・・異世界間の壁・・・その言葉、かつて何処かで聞いたような・・・)
通路を進みながら、チェシュエはまた考え込む。
逆光で黒塗りの人物の絵に所々しか聞き取れないセリフが流れる回想シーンといったところだ。
カメラが少し引かれると、黒塗りの人物の隣には何か別の大きな影が・・・

>「なんぞこれぇ。まさかこれがグランなんとかってやつに違いありませんぜ!
> とっとと破壊しちまいましょう」

回想シーンはしかし、先行するゴローの声で中断された。
(・・・まあよい、いずれまた機会ry)
部屋には入らず通路の終わり付近で隠れるように立ち止まり、
(これがその“破壊行為”の装置か?一体どのような・・・)
凹面鏡やレンズを備えた奇妙な装置の機構を何とか推測しようと構造を目で辿り始めた。
>266のフリーザ様とは今のところ互いに死角だ。


269 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/08/16(月) 08:28:48 O
>>259-260
>「ルナ様は昔は優しい方だったのです。
>「そいつはおそらくガイアとタルタロスの兄弟神……
>「なんてこったい!ガイアとタルタロスの兄弟神だって!」
「な、なんですってー!? それじゃあ天使も被害者だったんですか!?」
洗脳の解けた天使の告白を聞いてアズリアは驚きました。
先刻からただの1神官の身のアズリアには驚きの連続です。
今までの情報を教えていなかっただけなんですけどね。

>>261
なぜ自己紹介もしていない永井賢の名前を、アズリアは知っていたのでしょうか。
それはこのスレの特徴【全自動説明機能】のためです。
特に理由がない限り仲間の名前程度知っている事になる楽・・・素敵機能ですね。
この世界をROM中のみなさんも【行間を読んで】いただければ嬉しく思います。

>>262
>「どうする?時間がねぇんだ速くしろ!」
「もちろん急いでグランギニョルを止めに行きます!
 永井さんもあまり無理はしないでください!」
後ろからくる敵を任せて前進するアズリアですが、>>263急いでいる人ばかりでもありません。
>「・・・しかし今日は本当に物騒だの」
「チェシュエさんは急いでくださーい!!!!」
ぐるぐるその場で回転しながらアズリアはチェシュエを急かします。
「グランギニョルが発射されたらガイアが無くなってしまうんですよ!?
 ガイアが消えて、チェシュエさんの記憶がたどれなくなったら、どうするんですか!!」

>>265
>「なんぞこれぇ。まさかこれがグランなんとかってやつに違いありませんぜ!
「破壊活動はお任せです!」
神官にあるまじき事を言いながらアズリアは謎の装置に取り付きます。
しかしゴローが心配するとおり、天使がこんな重要装置を放置しているわけがありません。

>>266
「あれはグランギニョルの精霊フリーザ!
 今は星を壊す力はありませんが、力を蓄えればガイアを破壊できる恐ろしい精霊です!
 グランギニョルを破壊して、力を蓄えるのを止めなければ!」
解説役の改心天使がフリーザの説明をしました。
なんとも恐ろしい存在が出てきたものです。
こんなのがいるなら、立ち入り禁止なのも見張りがいないのもうなずけます。

>>267
支離滅裂ではありません。
『べっ、別にお前のために負けたやったわけじゃないんだからね!』
フラポリーが看板に書いているように、いわゆるツンデレというものです。

『ところでなんぞこれ』
フラポリーの看板の側に天使が持っていたセンス>>257が落ちています。
誰か振ってみればわかると思いますよ。

>>268
異世界の壁を誰かが薄くしているのかもしれませんね。
良い時代になったものです。
ところでこの装置は、天使たちの力を吸収蓄積増幅するようです。
よく調べるとエネルギー充填量もわかるかもしれません。
この数字が53万に達すれば。
『フリーザ様の力でガイア滅亡』
知っている方はドリフターズの【盆回り】を聞きながら滅亡をご覧ください。

270 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/08/16(月) 13:26:47 0
ルーミアは空を飛ぶことができる
そのまま地面とキスなんてことはなく、足先からふわりと着地して見せた

そのまま通路を歩いていくと、巨大な装置が目に入った
巨大な凹面鏡とレンズを備え、はた目から見ると天体望遠鏡にも見えなくない
しかし、そのような物体はルーミアの世界にはまだ入ってきてないのでルーミアとしても構造はよくわからない
とりあえず、スペルカードを一枚放り投げ破壊することにした
闇符「破壊するもの」
スペルの宣言と同時に闇が四つ生み出された
生み出された闇は四方へと散り、壁に当たる
壁に当たった球はさらに四つに分かれ、グランギニョルに向かっていく
その玉もバウンドし、四つに別れ…数分もしないうちに部屋全体が無数の球で覆われ、足の踏み場もないような状態になってしまった
ちなみにこの玉一つ一つの威力はものごく低く、一つ当たっただけではボールが当ぐらいの痛みしか感じない
しかし、今は部屋の中に無数にある
もう少したてば、部屋の中にいるフリーザごと装置も破壊されるだろう

271 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [sage] 投稿日:2010/08/16(月) 13:27:57 0
>>270
すみません。トリップを忘れてました

272 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/16(月) 15:11:09 0
>265-268
>「なんぞこれぇ。まさかこれがグランなんとかってやつに違いありませんぜ!
 とっとと破壊しちまいましょう」
奇妙な物体をロッドでコンコン叩く。
「丈夫そうだなあ。全員で壊れるまで爆撃するしかないか」
>「破壊活動はお任せです!」
アズリアさんが謎の装置に取りつく。うまくいけば触手で分解できるかもしれない。
>「しっかし、不気味なくらい上手く敵の急所に忍び込めましたなあ。
 そりゃあもう、完璧すぎて裏がありそうなくらい!
 ん?何か上を通っていったような……」
「いやはや、常識的に考えたら罠ですよねー! ん?」
何かいる!

>266 >269
>「この僕に何かようかな?」
宇宙人のような物体が現れた!
>「あれはグランギニョルの精霊フリーザ!
 今は星を壊す力はありませんが、力を蓄えればガイアを破壊できる恐ろしい精霊です!
 グランギニョルを破壊して、力を蓄えるのを止めなければ!」
「グランギニョルの精霊……そんなのいるの!?」
といってもところてんの精霊がいるぐらいだがらグランギニョルの精霊がいても何らおかしくは無い。

>『ところでなんぞこれ』
「それは【扇子オブワンダー】という武器です」
と、解説天使。どうでもいいけどネーミングが微妙にダジャレだった。

>270
ルーミアさんが魔法の球体を作り出し、部屋一帯を埋め尽くす。
「なかなかやるね。でもいいのかな? キミ達はこれを探しているんだろう?」
フリーザは余裕の笑みを浮かべながら球体を取りだした。
「これはドラゴンボールというものだ。君達の呼び名では確か……」
「まさか……ソフィアのシャード!?」
「御明答!」
ドラゴンボールとは元々、アテナちゃんがソフィアのシャードに適当につけた通称名だが
偶然にも一致してしまった!

273 名前:永井賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/08/17(火) 00:13:24 0
>>264
>「へっへっへ、というわけで、しばしの間、呉越同舟と行きましょうや。
 どうやらあんた、他所の世界からこっちへ来たようですがね、何か目的でもあったんだろう。
 まさか、何の目的も無く来たわけじゃあないでしょう?」
最悪の出会いによることと、一番最初に自分を囮にして逃げた彼等の事など信頼していない
まさに信頼度は底辺のためこれ以上下がるはずもない
まぁこのままでは守る価値のないと判断しているためゲッター線との同化後人類のみを保護し、その他の生命体はゲッターエンペラーに
滅ぼされる可能性があった。
そして馴れ馴れしい男に対し、指を2本突き出して無防備な目を僅か数センチで寸止めする。
「おいサンピン竿師崩れ、目玉抉られたくなかったら黙ってろ」
警告し、指を収めた。

とりあえず全員が向かったようで後ろを見ながら散弾銃を持って歩く。
途中遅いのが居たので守りながら歩く
幸いにも気づかれる前に通り過ぎ、部屋に辿り着く事が出来た。
だが、その先に待っていたのは
>「この僕に何かようかな?」
「厄介な野朗が来たものだな、フリーザとかいったか」
ゲッペラーの中で資料で見たことがある星を破壊するほどの力を持つ存在とか
だが、>>270で部屋全体が囲まれ奴はピンチに陥っていたが
余裕の表情を崩さない。
>「なかなかやるね。でもいいのかな? キミ達はこれを探しているんだろう?」
「これはドラゴンボールというものだ。君達の呼び名では確か……」
「まさか……ソフィアのシャード!?」
「御明答!」
とりあえず訳の分からないやりとりを観察しているとなにやら不穏な空気になる
「これを知っているという事は君達も持っているのだろう?
なら取引をしよう私はこの部屋から出ることが出来ない上に力も全力が出せない
どうだろうかこの装置だけを壊してもらうというのは?
もちろん君達には攻撃もしないし、出してくれるならこのドラゴンボールをあげよう
どうだね?」
「嘘だなお前はこいつ等殺してそのシャードって奴を奪う気なんだろ?」
その提案を否定し、腕を構えたまま相手を見据える。
「ほうどうしてそう思えるんです?」
「俺はお前の事を知っているからさ大方この装置で封じられてるのは嘘じゃないだろうが
ぶっ壊そうと思えば壊せるだろう?宇宙の帝王(笑)さん?」
「この世界では私の事を知るものが居るとは…それなら
仕方ありませんよね!」
左手を開いて上げる動作をする直前に、警告する
「お前等、伏せろ!」
完全に開き終わるとエネルギーが解放され、自分の周囲を装置と部屋ごと吹き飛ばされる。


274 名前:フリーザ [sage] 投稿日:2010/08/17(火) 00:50:06 O
>「これを知っているという事は君達も持っているのだろう?
>なら取引をしよう私はこの部屋から出ることが出来ない上に力も全力が出せない
>どうだろうかこの装置だけを壊してもらうというのは?
>もちろん君達には攻撃もしないし、出してくれるならこのドラゴンボールをあげよう
>どうだね?」
>「嘘だなお前はこいつ等殺してそのシャードって奴を奪う気なんだろ?」
>「ほうどうしてそう思えるんです?」
>「俺はお前の事を知っているからさ大方この装置で封じられてるのは嘘じゃないだろうが
>ぶっ壊そうと思えば壊せるだろう?宇宙の帝王(笑)さん?」
>「この世界では私の事を知るものが居るとは…それなら仕方ありませんよね!」

「こいつは一人で何をぶつぶつ言ってるのかな?」
このフリーザは宇宙の帝王ではない。
グランギニョルの精霊フリーザなのである。
フリーザは冷めた目つきで永井を見ている。

275 名前:チェシュエ ◇R.k6EM7VkY代理 [sage] 投稿日:2010/08/17(火) 01:10:54 0
装置に突撃していったイソギンチャクが空中でぐるぐる回転していた場所に、
何かが落ちていた。

>272
>「それは【扇子オブワンダー】という武器です」
>269
>誰か振ってみればわかると思いますよ。

チェシュエは扇子を拾い上げた。扇子を持った姿は衣装的にはまあまあ似合っている。
はらりと開くと、扇子には巨像によじ登る青年と佇む駿馬が描かれていた。
そのまま舞うように扇子を持った手首を返す。と、

ガコン!

足下に缶コーヒーが転がり出た。

「・・・わたくしが持っても武器にはならぬようだの」
チェシュエはそう言うと、たまたまチェシュエと同じく通路に留まっていた人−−どことなく
解説役と共通する雰囲気が感じられなくもない−−に、ぽい、と扇子オブワンダーを渡してしまった。

レオ「・・・それ両方ともワンダーじゃなくてワンダだろ」

276 名前:バルフレア ◇4Vcfx2ArPM代理 [sage] 投稿日:2010/08/17(火) 03:49:42 0
「…グラン・ギニョール」
何かが引っかかったまま、一行と共に私も急いだ。
グラン・ギニョール…確かどこかの言葉だったはずだ…確か意味は「荒唐無稽な」「血なまぐさい」芝居を指す
だったはずだが…何かを忘れている気がする。

皆がグランギニョルを破壊する中、私は先ほどからの違和感について考えていた。
フリーザという珍妙な精霊が視界に入るが、それどころではない。

かなり大事な話になっているというのに、相変わらず私は上の空のままだった。
そんな中、ヅカヅカと訳の分からないことを言いながら割り込む永井の姿が見えた、その瞬間である。

「思い出した!!!グラン・ギニョール意味は「荒唐無稽」「血なまぐさい」そして・・・「こけおどし」
 すっきりしたぁ…ってあら?」
見事に会話においてかれてしまっている私に先ほど同行することになった天使が説明する。
「なるほど、すまないな大事な話の最中に割り込んでしまってな」
敵か味方かはっきりしていない状態ではあるが、フリーザに謝ってみせるも
フリーザの様子がおかしい。
「あぁそうか、グランギニョルつまりこけおどしな訳だから、もしかして、この装置は実はガラクタっだったとか
 ん?でも、そうなるとおかしいぞ?何故こけおどしの精霊に53万パワー溜まったら不味いのだ?」
様子のおかしいフリーザはほっといて、周りの仲間に意見を求めた。


277 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/08/19(木) 01:28:32 0
>>266
フリーザだ。
ゴローが何故か何かのキーアイテムみたいに共鳴している。
「あんたとは、どうも起源を同じくする生き物な気がするぜ。
 だが、敵として俺たちの前に立ち塞がるってぇのなら、お互い容赦は要るめえよ!
 で、実際のところどうなんです?」
メタな話をすれば、起源が同じ気がするのは、ただ単にキャラクターデザインが同じ人というだけである。
ドラクエもドラゴンボールも、基本的にキャラクターデザインは鳥山明先生だ。
しかし残念ながら、こうした事実は伏線でも何でもないのであった。多分。

>>269>>272
フリーザがここではグランギニョルの精霊だと聞き、ゴローが補足説明を入れた。
「グランギニョルは『モノ』ですが、それにも魂やら精霊やらが宿るわけです。
 光の神様であるところのガイアも、ガイアって星に宿った、偉大な精霊とも解釈できますからねえ、へっへっへ」
『あなたのセキュリティ・クリアランスには開示されていない情報です』な情報が垂れ流しになった。
このネタを知らない人は、パラノイアでググってみよう。
つまり、ゴローが知らないはずの情報が、ゴロー自身の口から自動的に垂れ流されているのである。
「しっかしアレですね、どうもグランギニョルに元から宿ってた精霊じゃあないっぽい感じですなあ。
 別の精霊を何らかの契約で縛って護衛させてる、いわゆる守護精霊って奴ですかね」
ごろつきらしからぬ知識と、大胆な仮説を披露するゴロー。まるで学者みたいだ。
そして、やっぱり「存在意義に亀裂が入っている」のが、視覚的に認識できる。
「ごろつきのゴロー」としての役割に相応しからぬ振る舞いをしたりするなどで、このように亀裂が入っているのが、周囲に見えるようになるのかも知れない。

>>275
センスオブワンダーというか、扇子オブワンダと巨像はレオに手渡された。
これは天使が使っていた凶悪兵器の扇子ではなく、ただのキャラクターグッズではなかろうか。
しかし、先ほどの天使のパワーとは違う力が宿っているような気もする。
「レオさん、とりあえず使ってみましょうぜ。
 駄目だったら、とりあえず別の人に回しましょうや」

>>276
「こけおどしですって!でも、なんか変なアンテナみたいなの付いてますぜ。
 きっと、この先からビーム出すんでしょう」
と思いきや、突然、元の頭の悪いごろつきに戻った。
「もうぶっ壊しちまいましょうよ。
 どうせロクな装置じゃないんです、何を躊躇うんで?」

>>269>>270
「ほら、あんな風に」
早速破壊しようと頑張っているルーミア。
さあ、ゴローも破壊を始めようとした。しかし!
「あっしはどうすればいいんで?派手な技はありませんぜ」
スキルを見直してみると、実は実戦で強い技がアタックカンタとハッスルダンスだけである。
「ゆうき」に振らなかった結果がこれだよ。

278 名前:永井賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/08/19(木) 02:48:46 0
>「こいつは一人で何をぶつぶつ言ってるのかな?」

「事実を捻じ曲げやがった…まぁいいや」
訳の分からない力で捻じ曲げられるとすぐに手榴弾を投げようとしたが思い留まる。
勝手に痛い子判定しやがった奴等に対して
内心こいつらが今すぐかできれば早く死んでくれる事を願いながら
ある事が疑問として浮かぶ
「………ところでこれは何の装置だ?」
装置に近づき、何か無いかと探し近くに情報端末がある場所を発見する。
自分の世界には有り得ないものであるのは技術面から明白だが基礎の部分は変わっていないようでキーボート式に近かった。
「おいおい、こっちの技術か…でもまぁ俺の知っているのと変わらんか?」
数分戸惑ったがでも段々とそれを慣れた手つきでやり始める
機能が破壊されて多くのエラーが出るが、弄るつもりはないので放置する
そしてエラーの嵐を掻い潜って少しずつ全容が見えてくる
「……コイツはまさか…この惑星のメイン動力じゃねぇか?」
宙に浮く映像が指し示すのはこの惑星のバイパスラインがこの場所に
全て繋がっている事が映されていた。



279 名前:外野の導き@chs代理 [sage] 投稿日:2010/08/19(木) 23:24:18 0
つ【扇子オブワンダと巨像】

「えーと・・・?」
レオは困惑気味に受け取りました。
が、格闘系キャラのレオは扇子の絵柄が割と気に入ったようです。
「振ってみればいいのか。どりゃっ!」
閉じた扇子を短剣か何かのように振り下ろすと、
落ちて来たのは白く光るトカゲの尻尾でした。
「???」
拾おうとしたレオが触った瞬間、尻尾は掌に吸い込まれるように消えていきました。

「それは“ワンダと巨像”の腕力強化アイテムだね。
崖とかテラスとかにぶら下がっていられる時間が少し延びた筈だよ」
メルディが解説してくれます。
「NPCの能力強化してもなあ・・・」
苦笑してレオは扇子をメルディに渡しました。

「ふふふんふん♪ふふーふふんふん♪ふっふん♪」
でたらめに歌いながらメルディが扇子を開いて触角にかけ、頭ごとくるくると回します。
すると、辺りにバラバラと錠剤の箱が飛び散り、
箱達はそれぞれ針金のような手足を生やし風呂水を求めて方々によちよち歩き出しました。
「はい次ー」
その光景に満足したらしく、メルディは扇子をゴローに渡します。

280 名前:バルフレア ◆4Vcfx2ArPM [sage] 投稿日:2010/08/20(金) 15:53:57 O
「うむぅ…まぁ確かにそれもそうだな
 こけおどしにしろなんにしろ、ろくな物ではないのだからな」
ゴローの意見に納得した私は早速、グランギニョルを破壊しようとした時、あるものが目に入った
先ほどゴローが指をさした変なアンテナだ。
否、アンテナにあらず
「ギー…じゃなかった。ゲイアサイル!持っていかれたと思ったら何故そんな面白い所に!」
魔弦鎗ゲイアサイル、あたしが愛用する武器であり、天使達に捕まった時に没収された武器でもある
「えぇい!細かいことなど気にしている場合ではない」
ルーミアの弾幕が展開されている中、あんな場所に置いてあっては修理不能になりかねない
すぐさま私は壊れかけのグランギニョルをかけ登る。
だが、この時、ルーミアの弾幕はゲイアサイルに直撃しかけている
「ッ〜〜〜〜!!!」
何かが吹っ切れたのか火事場のクソ力が発動したのか、先ほどとは段違いのスピードで登り、寸での所でゲイアサイルの回収に成功した
「どう見てもご都合主義でした。ごめんない」
ギターを持っている描写が無かった為、やむなくこうなってしまったようです。

ゲイアサイルを回収した途端、グランギニョルは音を立てて崩れ落ちた。
ゲイアサイルが重要なパーツだったのか、それともルーミアの弾幕で限界を超えたか
恐らく、後者であることに間違いはないだろう
「いささか疑問は残るが…まぁこれでガイアは守られたのか?…ん?」
視界にガラクタと化したグランギニョルをいじる永井の姿が入る
完全に破壊され、機能のほとんどが駄目になった状態で有益な情報が得られる訳もなく
唯一移る画面には、大きくエラーの文字しか出ていない
「…」
あぁなるほど、彼は元から正気ではなかったのか
それなら、今までのは合点がつく
彼の精神では虚構と現実を理解するのは不可能なのだろう。
可哀想ではあるが、これからは何の期待もせず、居ない者と考えたほうがよさそうだ。

とそんなことを考えている最中、フリーザに恐るべき変化が起きていることを知らなかった
次回は、まさかのポロリの予感か

281 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/08/20(金) 18:17:16 O
なんと、フリーザが女の子に!

282 名前:チェシュエ ◇ R.k6EM7VkY [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 01:17:30 0
チェシュエは再び前方の部屋の様子を窺った。
謎の装置はいろいろな攻撃の成果で残骸に近い姿となり、内部も見えている。
静かに動いていた何かの表示も“0x81588”で止まっているようだ。

「これは・・・
単純な光学的観察装置と見せかけて、実は逆にエネルギー線の射出も可能な代物、か・・・
それに、この地下でエネルギーの蓄積が行われている・・・?」

どこで覚えたのかわからない知識で誰にともなく語りかけ、

「しかし・・・それだけでは実用には効率が悪過ぎよう・・・
何か・・・エントロピーを逆流させる存在が必要な筈・・・」

フリーザに視線を移そうとして、そこで何かに気付き、
目の前の光景 >278 を観察し、
ちょっと首を振って、もう一度目の前の光景 >280 を観察し、
そして、部屋に踏み込み >281
どこで覚えたのかわからない知識でフリーザに問うた。

「お主・・・マクスウェルのデーモンだな?
ガイアとやらに射出するエネルギー線の反復増幅の為の、
熱力学第二法則を捩じ曲げるデーモンの力が連続して使用できる条件として、
グランドクロスの重力場が必要だったのであろう?」

「そしてまた、量子力学的確率をニュートン力学世界にまで広げる
シュレディンガーの猫でもある。違うか?」

(・・・どこで覚えたのかわからない知識・・・しかし、わたくしはそれを知っている・・・?)

283 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 01:38:27 0
>273-274
フリーザが部屋ごと吹っ飛ばす!
>「お前等、伏せろ!」
「うわー!」
伏せる……が、何も起きていなかった。

>「こいつは一人で何をぶつぶつ言ってるのかな?」
「あれ? 今破壊光線したよね!?」

>276-277
フリーザの正体に関する推理が繰り広げられる。
>「しっかしアレですね、どうもグランギニョルに元から宿ってた精霊じゃあないっぽい感じですなあ。
 別の精霊を何らかの契約で縛って護衛させてる、いわゆる守護精霊って奴ですかね」
>「あぁそうか、グランギニョルつまりこけおどしな訳だから、もしかして、この装置は実はガラクタっだったとか
 ん?でも、そうなるとおかしいぞ?何故こけおどしの精霊に53万パワー溜まったら不味いのだ?」
「別の精霊……こけおどし……、これって明らかに偽物じゃない!?」

>278 >280
>「……コイツはまさか…この惑星のメイン動力じゃねぇか?」
ルーミアさんの破壊球体が炸裂し、崩れ去るグランギニョル。
メイン動力の真上で大規模な破壊活動を行ったらどうなるか。
動力に誘爆してルナ滅亡!
ttp://www.youtube.com/watch?v=WOrsP767ER0
「なんてこったー!」

>「…」
が、ルナ滅亡は気のせいだったようで、バルフレアさんが永井さんを可哀想な目で見ている。
「そうか、分かったぞ! 犯人はお前だ!」
フリーザをびしっと指差した。
「まさしくこけおどし。幻術を使って錯乱させていたな……!」

>282
ほぼ同時に、チェシュエさんが別の角度からフリーザの正体を言い当てた。
>「お主・・・マクスウェルのデーモンだな?
ガイアとやらに射出するエネルギー線の反復増幅の為の、
熱力学第二法則を捩じ曲げるデーモンの力が連続して使用できる条件として、
グランドクロスの重力場が必要だったのであろう?」
>「そしてまた、量子力学的確率をニュートン力学世界にまで広げる
シュレディンガーの猫でもある。違うか?

>281
フリーザの姿が変化していく!
『よくぞ我が正体を見抜いた……! 我が名は人工精霊マクスウェル!』
そこには、長い翼と尾を持つ神々しい青い鳥がいた。
「えー? その姿は伝説の霊鳥……氷の大精霊フリーザー(♀)じゃない?」
さっきまで扇子で遊んでいたメルちゃんがすかさずツッコむ。
『人工精霊は固有の姿を持たぬゆえ、どのような姿を取っていいか分らぬ。
お前達の戦力、とくと分析させてもらった。
目的は果たした故、早々に退散させてもらうとしよう! ガイアを救いたければ都に来い!』
フリーザーは翼をはためかせ、天井を突き破って飛び去っていく。
メル「次は女の子になって読者サービスするといいよー! まあ鳥でも一応女の子だけど!」
レオ「何を言ってるんだ!」
すると、フリーザーはドラゴンボールをポロリと落としていった。これはいいサービス!

284 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 02:13:20 O
かわいそうな永井にゲッター線が降り注ぐ!

285 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 02:29:14 O
行動は支離滅裂だし存在は空気、実際に中の人は虚構と現実を区別できていない
>>280は何か間違っていたか?
でも大丈夫
きっとゲッター線が守ってくれるよw

286 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 22:21:27 0
>>280
>ポロリの予感か
すると、何者かの邪悪な波動により、ゴローのビキニパンツがポロリした。
「ぬおっ!?これはどうしたことか!
 まさか、更なるエロスを求める愛の神エロスの仕業では!?」
ゴローはブラブラさせながら責任を他者に求め始めた。二重の意味で見苦しい。
やはり無学なごろつきらしからぬ知識を披露したことで、存在意義に亀裂が入っているが、とっとと砕けてしまえと思う人も多かろう。
しかし、ゴローの出番はもうちょっとだけ続くんじゃ。
その前にお巡りさんのお世話にならなければの話だが。
「そうだ、俺は、俺は……」
実はこいつも記憶喪失で、何か凄い秘密がある。
凄い秘密について何か思い出したのかも知れない。
「とりあえず、わたしはさしあたって、パンツを履くことから始めなければならない」
まさしく的を射た発言であり、結局何かの記憶が戻ったようなことはなかったらしい。
そうした経緯であるから、ゴローはただちに替えのパンツを履き始めたのだった。
ゴローがパンツを履いているうちに、>>283では、もっとちゃんとした形でポロリの予感は拾われた。良かったね!
しかし、一人称が変なのも災いし、ゴローの存在意義にはヒビが入ったままだ。

>>283
「何だあの鳥は!
 ちくしょう、あのときの俺のトキメキはマヤカシだったのか!
 道理で、いつもよりカオスになってるわけだぜ!」
パンツを履き終わったゴローは激昂した。
相手はフリーザではなくフリーザーだったので、結局ゴローとの共鳴もまた幻覚ということになったのだ。
しかし、今度はポケモン登場フラグな気もするので、よりネタの裾野が広がって喜ばしいことである。
ポケモンでも相当ヤバいインフレをしている奴が居るが、その辺は自重すれば大丈夫だろう。
「ふっ、だがマヤカシが解ければこっちの……あれー?」
逃げられた。
本来動けたはずのゴローが、もたもたとパンツを履いていたせいもある。

>>282
「……?」
無学なごろつきであるゴローには、物理学はとんと理解できなかったようである。
「あっしは教養はねえもんですから、ごちゃごちゃした専門的なことはよくわかりやせんが、
 要はガイアのエネルギーを吸い尽くしてウマウマする兵器ってことですかい?」
しかし、概ね的は射ている気もする。


287 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/08/22(日) 10:52:21 0
>>272
「ソフィアのシャード!? それは確か超重要アイテムだったような…
 ルーミアさん! 壊しちゃダメですよ!」
フリーザの取り出した重要アイテムを見て、アズリアはルーミアを止めます。
もちろん装置を壊す手…もとい触手はお休み中です。
もしシャードを壊して、数が足りなくなったらどうなるんでしょう。
それはそれで面白い気もしますね。

>>273-274 >>276-278
「良く分からないのでとりあえず破壊してから考えましょう!
 私が力一杯装置を投げますから、ゴローさんはアタックカンタで跳ね返してください!」
アズリアもゴローと同じく、こけおどしでもなんでも破壊すれば大丈夫と考えたようです。
早速装置を投げようとしますがそうも行きません。
永井がこの装置が惑星のメイン動力だと言ったからです。

「え。 それはもしかして壊すとまずいのでは・・・あ!」
だがしかし。
その時にはバルフレアがゲイアサイルを引き抜き、謎の装置は壊れてしまいました。>>280
まあ壊れてしまったものは仕方がありません。

>>281-284 >>286
「ポロリはやめてくださーーーい!!
公序良俗違反で逮捕されますよ!」
謎の悪の力でポロリを果たしたゴロー。
見えなくても感じる事はできるアズリアは、触手をぶんぶん振り回して抗議します。
見えていたらもっと大変な事になっていたでしょうから、盲目も悪いことばかりではないはずです。

>「お主・・・マクスウェルのデーモンだな?
>『よくぞ我が正体を見抜いた……! 我が名は人工精霊マクスウェル!』
「マ? シ・・・猫?」
アズリアにはまるで理解できない用語です。
しかし、事実は事実。
フリーザはフリーザーに しんかしました!
考えようによっては退化かもしれませんが、そんなことは誰も気にしないでしょう。
「チェシュエさん。 今の言葉はいったい・・・?」
アズリアも気にしていませんでした。
チェシュエが、なぜそんな言葉を知っていたかが気になるようです。

>目的は果たした故、早々に退散させてもらうとしよう! ガイアを救いたければ都に来い!』
> 要はガイアのエネルギーを吸い尽くしてウマウマする兵器ってことですかい?」
「それでは、集めたエネルギーはどこにいったんでしょう。
 ガイアに戻ったんでしょうか・・・ それとも何か別の事に・・・?
 とにかく都という場所に行ってみましょう。
 そしてみんなでガイアの危機を救うんです!」
フリーザーがポロリしていったドラゴンボールをテイルに渡し、決意を新たにするアズリアでした。

それでは少し場所を移動して、グランギニョル破壊されるの報告を受けた都の状況を見てみましょう。

288 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/08/22(日) 10:53:41 0
「何だと!? グランギニョルが侵入者たちに破壊された!?
 ツクヨミ! お前は『強そうな精霊を縛って護衛させたから大丈夫』と言っていたではないか!」
都ではルナが報告を聞いてものすごく怒っていました。
美人が怒ると迫力がありますが、怒られているツクヨミに気にした様子はありません。
なかなか大物ですね。
「グランギニョルは破壊されても、蓄えられたエネルギーは残っています。
 その力を使い、ご自分で腐った世を浄化されれ良いのです。
 このように・・・!」

ツクヨミの言葉を合図に、グランギニョルに蓄えられていた力がルナに流れ込みます。
「な、なんだこの力は!? お前たちがちっぽけな存在に見える!」
「ルナ様! お体が! お体が大きくなっていきます!
 物理的な意味で!」
それは下級天使たちがちっぽけな存在に見えますよね。
ルナが都から飛び出して外に出た時、もうその体は都で一番大きな建物の半分くらいありました。
「試し撃ち!」
ルナが宇宙に向けて魔法を放つと、巨大な光線が闇を切り裂いてどこまでも飛んでいきます。
当ると大変な事になるのは間違いありません。
「すごい・・・すごい力だ!!
 私は光の神になったんだ! これで世界は私の思いのままだ!!!」

「キャールナサーン!」
「破壊なくして創造無し!」
「焼き払え!」

天使たちの思い思いの歓声が上がる中。
そちも悪よのう越後屋。
いやいや、お代官様にはかないません。
そんな言葉が似合いそうな顔で、ツクヨミとフリーザーはによによしていたのでした。


289 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [] 投稿日:2010/08/22(日) 23:07:03 0
>>278
>>280
「もう手遅れだ。やめろっ…」
弾幕ごっこの時ですら当たり所が悪ければ人間は死ぬ
ルーミアは手でつかみとめようとしたが、それよりも早く飛びこんでしまい、止めようがなかった
が、飛び込んだ人間は安全地帯がわかっているかのごとく、するりするりとよけていく
(止める必要はなかったか…)
この回避能力は霊夢と同等だ
有効になりそうな武器は持っていなさそうだが、敵に回すと厄介かもしれない

そして、その渦中にいても平気な人間がもう一人いた
(もう一人いるとはな…今日は厄日か)
ルーミアは己の不運さを呪い、ため息をついた

>>282
訳の分からない言葉が聞こえてきた
しかし、ほかの人同様物理学のぶの字も知らないので、これらの言葉は右から左へと駆け抜けていった

>>283
「それは知らなかったわ」
ティルに投げキッスを飛ばし、とどめとばかりにスペルカードを一枚取り出した

闇符「ムーンライトレイ easy」

一番弱いスペルカードの名前を唱え、発動しようとした…
しかし、その前にフリーザは青い色の鳥となり飛び去ってしまった

>>286
「気色悪い!」
あえてスペルの発動を止める真似はせず、そのまま顔を背けた
悲鳴が聞こえようが、この一撃で死のうが知ったことではない

>>288
グランギニョルに用はなく、そのまま元来た方へと戻ってみると、光線がルーミアの真横を駆け抜けていった
(血…)
指で触れてみると、指先には赤い血がついている
どことなくルーミアは羽がざわめくのを感じつつ羽を広げ、大空へと飛びあがった


290 名前:チェシュエ ◇ R.k6EM7VkY [sage] 投稿日:2010/08/24(火) 07:03:19 0
鳥の姿に変じて精霊が去って行った後、チェシュエは

>286
>「……?」
>287
>「マ? シ・・・猫?」

その他の無言の人達も含めた疑念の視線と触手を一身に集めていた。
(・・・ではこれは、ガイアとやらの一般教養という訳ではないのか・・・)

>287
>「チェシュエさん。 今の言葉はいったい・・・?」

「何故か知っていたようだ・・・正しいかどうかはまた別として。
しかし知っていた事にわたくしは先程まで全く気付いていなかった。
故に他にも何か知っていて気付かぬ事が何かあるのやもしれぬが
あってもそれに気付かぬ故、今のわたくしには知りようがない。
そして、わたくしがそれらをどこで知ったのかは・・・やはり、わからぬ」

考えながら、というかほぼ考えそれ自体をそのままチェシュエは口にする。
隠すつもりは全く無いのにさっぱり要領を得ないのは
チェシュエ本人にも訳がわかっていないが故のようだ。

>289
>闇符「ムーンライトレイ easy」

「!」
明後日の方を向いていたチェシュエに小さな流れ弾が命中し、
説明にならぬ説明と考え事は強制終了される。
ダメージは殆ど無いものの、チェシュエはバランスを崩して床に倒れ込んだ。

291 名前:チェシュエ ◇R.k6EM7VkY代理 [sage] 投稿日:2010/08/27(金) 06:45:09 0
(この床はわずかに暖かい・・・やはり地下に何かあるのか?)
起き上がりかけたチェシュエの目に、
テイルの肩のオニオンの姿が映った−−見上げる形で。

倒れている己。見下ろす猫。シルエットの回想シーン的光景が重なった。

(!!!)

「わたくしは、拾われたのだった・・・ それ の巨大でぶち模様の奴に
・・・そして、そ奴の飼い主の世話になった」
記憶を辿りながら、突き破られた天井の向こうに青い星を探す。
「それがガイアならば、わたくしには恩がある。
危機を見過ごす訳にはゆかぬ・・・」
チェシュエはゆっくりと立ち上がった。
(といっても、わたくしには特別な力は無い・・・
が、まあ、何かの役に立つ事もあろう)

292 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/08/27(金) 22:57:54 0
>>287
「すみませんすみません」
平謝りしている。神に許しを請うかのように土下座を始めた。
ここで言う神はガイア、つまり月から見た地球の方向、そちらに向けて土下座をしている。
ポロリをアイリスでやっていたら、ついいつもの癖で克明に描写してしまうかも知れないので、そうなったら致命傷を負うところだった。
あまり羽目を外し過ぎると、pink板で遊ばないといけなくなるが、そういった色気は此処とは別のあのスレが担当するべきである。
少なくともライトファンタジーにおいては自重しなければならないという、神の声が聞こえたのだった。

>>289
「どわーっ!」
ルーミアの弾幕がゴローを倒した。
ゴローは何かのアイテムを落とした。鍵と手紙のようだった。
しかし、ただ単に倒れただけなので、また起き上がって活動を再開した。
彼はそれをすぐさま拾い上げて、荷物袋の中に入れた。
パンツの中に突っ込まないのは最後の良心である。
「姉御、気をつけてくだせえ。
 そりゃあ、乙女にアレは刺激が強かろうとは思いますけどねえ」

>>288
凄い光がすぐ近くを横切っていった。
「なんというデカさ、なんという凄そうな威力!
 あれがルナだってのか?巨大化は悪役の専売特許だってのに、天使がやって許されるのか!?」
月の都で最も大きな建物の半分くらいもある物体が、空を飛んでいれば、遠目にも確認できそうなものである。
果たして、巨大怪獣と化したルナが遠目に見える。
「テイルの旦那、あれは全部光っぽいパワーですぜ。
 でも、ガイアから吸ったパワーなら、それも道理ってもんです。
 闇の力で中和すれば小さくなるかも知れませんぜ。
 旦那、確か闇の聖杯とかいうアイテムがあったでしょう。それに第六天魔王のシャードも」
そういえば、あったはずである。
第六天魔王が事故死した章の最後の辺りで、確かアイリスが落としていったはずだ。
そして第六天魔王のシャードも、多分まだ持っているだろう。
これで中和するより、単品で魔力を普通に引き出した方が勝率は高いかも知れない。

293 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/30(月) 00:32:57 0
>286
>「ぬおっ!?これはどうしたことか!
 まさか、更なるエロスを求める愛の神エロスの仕業では!?」
「あいつなら気取った美形キャラだから間違ってもそんな事はしませんよー」
ゴローの仮説をあっさり否定する解説天使であった。

>287
>「それでは、集めたエネルギーはどこにいったんでしょう。
 ガイアに戻ったんでしょうか・・・ それとも何か別の事に・・・?
 とにかく都という場所に行ってみましょう。
 そしてみんなでガイアの危機を救うんです!」
「えいえいおー! 都に潜入だ!」

>289
「ほげーっ!」
いきなりルーミアさんすれすれを光線が通り抜けて行く。
空へ飛び上がるルーミアさん。
「待ってよー!」

>290-291
転んでいるチェシュエさんに駆け寄り、声をかける。
「大丈夫?」

>「わたくしは、拾われたのだった・・・ それ の巨大でぶち模様の奴に
・・・そして、そ奴の飼い主の世話になった」
「猫に拾われた……!?」
>「それがガイアならば、わたくしには恩がある。
危機を見過ごす訳にはゆかぬ・・・」
「急ごう! 危機はすぐそこまで迫っている!」
普通なら大ボスは玉座で気長に勇者が来るのを待っているものだというのに、はや巨大化して暴れまわっている物体が見える。
文字通り危機がすぐそこまで迫っているのであった。

294 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/30(月) 00:38:01 0
>292
>「なんというデカさ、なんという凄そうな威力!
 あれがルナだってのか?巨大化は悪役の専売特許だってのに、天使がやって許されるのか!?」
「つまり自らが悪役だという事を認めたという訳だな! そして巨大化した悪役は必ず負ける!」

>「テイルの旦那、あれは全部光っぽいパワーですぜ。
 でも、ガイアから吸ったパワーなら、それも道理ってもんです。
 闇の力で中和すれば小さくなるかも知れませんぜ。
 旦那、確か闇の聖杯とかいうアイテムがあったでしょう。それに第六天魔王のシャードも」
「そういえばそんなものが……! よく知ってたね!」
「あれでもないこれでもない……闇の聖杯と第六天魔王のシャードー!」
メルちゃんが、何でも入る謎の道具袋から闇の聖杯と第六天魔王のシャードを取りだした。
道具袋の中身はこまめに整理整頓しないとお蔵入りするアイテムが続出するので注意が必要だ。
確か第六天魔王のシャードの持ち主はフラポリーちゃんという事になっていたはず。
「フラポリーちゃん、制御手伝って!」
そう言って、第六天魔王のシャードを闇の聖杯の中に投入する。
闇のアイテムを闇のアイテムの中に入れる事によって相乗効果を狙う作戦である。
すると、予想外の事が起こった。
闇の聖杯からもくもくと靄のようなものが出てきて形を為す!
「あ! 瞬殺くん!」
『変な名前で呼ぶな! 第六天魔王信長だ!』
なんと! 第六天魔王の思念体が出てきた!
『よくも1ターンキルしやがったな……!』
「その折は大変申し訳なく思っています。 お詫びとして格好の相手を用意しました! あれです!」
『いけすかない光のオーラ……! 相手にとって不足なし!』
出番欲しさのあまり(?)召喚獣化した第六天魔王が、巨大怪獣ルナに突撃する!
第六天魔王とは略して魔王。傍から見るとどっちが悪役なのかさっぱり分からないのは気にしてはいけない。

295 名前:永井賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/08/30(月) 02:29:08 0
だが一瞬でその表示はモニターがすぐにエラーで埋まってしまう。
その間に完全には破壊されてしまったが大きな爆発は起きないようだ
>>288
巨大化し、その放たれた力に身体が反応する
目がゲッター線に魅入られた特有の人間の目に変わる
要するにグルグル目である
「その力に手を出しちまったか…もう引き返せないぞ
お前等は滅ぶ道を選んだか弄んだ者の末路は…」
その結末を知っている者としてこの様子をただ黙ってみている訳にも行かなかった。
マントの中から一振りの剣を取り出し手に持つ
>>291
倒れた奴がいるので面倒くせぇなと思いつつ
「立てるか?」
手を貸そうと手を差し出そうとしたとき

>「わたくしは、拾われたのだった・・・ それ の巨大でぶち模様の奴に
・・・そして、そ奴の飼い主の世話になった」
>「それがガイアならば、わたくしには恩がある。
危機を見過ごす訳にはゆかぬ・・・」
「…そうかなら絶対に生き残れよなにがなんでもな
死んで恩返しなんてされた方も後味が悪いだろうが」
らしくない叱咤をして全力でルナまで駆け抜ける。
>>294で巨大化した第六天魔王と盛大なバトルが始まる
(ゲッターエンペラーを呼び出すにはデカすぎるしな…)
全銀河サイズどころかとんでもなくでかい上になにやら制限が掛かるので
召喚は無理である
「……エンペラー内で作っているあのゲッターを出すしかねぇか」
この世界では呼び出すのに時間が掛かるがしょうがない
「あんま頼りたくねぇんだが…しょうがねぇ来い醒ゲッター1ッ!!」
指を鳴らし、虚空に響き渡る
「何時間ぐらいで来るか……」

296 名前:語り手妖精 ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/08/31(火) 00:19:05 0
>288
>「キャールナサーン!」
>「破壊なくして創造無し!」
>「焼き払え!」
歓声をあげる天使たちの中、ツクヨミを睨みつける人間の少年がいた。
「どうしましたか? 輝ける光の世界はあなたの望みでもあるのでしょう?」
ツクヨミがわざとらしく尋ねる。
「ルナ様を操り人形にして……何を企んでいる!?
【Grand】大きな【guignol】人形……これこそがグランギニョルだったんだ!」
「本当の意味に気付きましたか。さすがは1000年の時を生きる大賢者ロランド・ランズ……
それともその姿なら先代勇者ロランと言った方がいいですか?」
「ロラン、こいつぶっ飛ばそうか?」
と、ロランドの傍らにいる白銀のゴーレム。死霊皇帝軍六武神……だったはずの光鉄のグラム。
勢力移動後のロランドが修理した時に改造したのだろう。
やはり死霊皇帝軍を脱走してロランドの仲間になっていた!
「いや、ルナ様をお助けするのが先だ! 彼女には傷一つつけさせない!」
「ラジャ!」
駆け出すロランドとグラム。
ツクヨミの真意に気付いていながら、勇者達を迎え撃つために……!

二人を見送ってからフリーザーがツクヨミに心配そうに言う。
「大丈夫ですか? あれじゃあすぐ勇者達と手を組んで我々を倒しに来ますよ?」
「大丈夫だよ、彼には黄金の矢を打っていない。
だからこそ勇者どもには解く術がない。恋という名の呪いをね」
片や常に恋の病でオバカな事をやり続けている大賢者。片や猪突猛進系アホの子のゴーレム。
確かに一筋縄ではいきそうにないぞ!

297 名前:PLの人 [sage] 投稿日:2010/08/31(火) 07:13:06 0
>>290
「チェシュエさんの失われた記憶に関係しているのでしょうか・・・」
アズリアはしんみりと言いました。
記憶関係の回復など、下っ端神官のアズリアには到底不可能な芸当です。
ところがその時、チェシュエはルーミアの流れ弾に当たって倒れてしまったのでした。
思えば不幸な事件でしたと言っておきましょう。

>>291-292
「!? お二人とも大丈夫ですか!? ケガは・・・特に無い。 ようですけど・・・」
アズリアは駆け寄って(正確には飛び寄って)ケガの様子を探ります。
Flyng Polyp族の超感覚スキャンでも、ゴローにもチェシュエにもケガは見つかりませんでした。
ただしホッとするアズリアをよそに、チェシュエはさらに何かを思い出したようです。

>「わたくしは、拾われたのだった・・・ それ の巨大でぶち模様の奴に
>・・・そして、そ奴の飼い主の世話になった」
「ぶち猫・・・?」
アズリアは巨大なぶち猫に抱え上げられるチェシュエを想像しました。
『ぶち猫・・・!』
フラポリーは巨大なぶち猫料理を想像しました。
これはひどい。

>「急ごう! 危機はすぐそこまで迫っている!」
>「…そうかなら絶対に生き残れよなにがなんでもな
「行きましょう! ガイアを救えるのは私たちしかいないんです!」
共にガイアを救うため、一行は協力して危機に立ち向かいます。
危機は巨大な天使のような姿をして、自分の力に御満悦のようでした。
強い自分に酔っているので、飛んでいるルーミア>>289にも気づかないようです。

>>294
> あれがルナだってのか?巨大化は悪役の専売特許だってのに、天使がやって許されるのか!?」
>「つまり自らが悪役だという事を認めたという訳だな! そして巨大化した悪役は必ず負ける!」
「巨大化しなくても悪は負けます! 正義が悪に負けるはずがありません!」
アズリアは言い切りました。
最近は結構いろんな世界で負けてるような気もしますが、どうでしょうね。

>「フラポリーちゃん、制御手伝って!」
『制御はまかせろー!バリバリ』
やめてー!と言ってしまいたいほど不安なフラポリーの制御です。
幸い第六天魔王は召喚されましたが、この先どうなるでしょうか?
いやあ、ワクワクしてきましたね。

そういえばアズリア的に悪人を使役するのはどうなんでしょうか。
ちょっと聞いてもらいましょう。
『アズリア的に悪人を使役するのはどうよ?』
「悪人に人権無しです!」
どう見ても危ない答えです本当にありがとうございました。

298 名前:PLの人 ◇Xlm0JAgw5w代理 [sage] 投稿日:2010/08/31(火) 07:14:15 0
>>290
「チェシュエさんの失われた記憶に関係しているのでしょうか・・・」
アズリアはしんみりと言いました。
記憶関係の回復など、下っ端神官のアズリアには到底不可能な芸当です。
ところがその時、チェシュエはルーミアの流れ弾に当たって倒れてしまったのでした。
思えば不幸な事件でしたと言っておきましょう。

>>291-292
「!? お二人とも大丈夫ですか!? ケガは・・・特に無い。 ようですけど・・・」
アズリアは駆け寄って(正確には飛び寄って)ケガの様子を探ります。
Flyng Polyp族の超感覚スキャンでも、ゴローにもチェシュエにもケガは見つかりませんでした。
ただしホッとするアズリアをよそに、チェシュエはさらに何かを思い出したようです。

>「わたくしは、拾われたのだった・・・ それ の巨大でぶち模様の奴に
>・・・そして、そ奴の飼い主の世話になった」
「ぶち猫・・・?」
アズリアは巨大なぶち猫に抱え上げられるチェシュエを想像しました。
『ぶち猫・・・!』
フラポリーは巨大なぶち猫料理を想像しました。
これはひどい。

>「急ごう! 危機はすぐそこまで迫っている!」
>「…そうかなら絶対に生き残れよなにがなんでもな
「行きましょう! ガイアを救えるのは私たちしかいないんです!」
共にガイアを救うため、一行は協力して危機に立ち向かいます。
危機は巨大な天使のような姿をして、自分の力に御満悦のようでした。
強い自分に酔っているので、飛んでいるルーミア>>289にも気づかないようです。


299 名前:PLの人 [sage] 投稿日:2010/08/31(火) 07:15:03 0
>>295
『援軍召喚中しばらくお待ちください』
永井の呼び出しを感じ取ってフラポリーは看板に新しい書き込みをします。
でもあまり時間がかかると出番が無くなりますよ?

「瞬殺された我が眷属の怨みの力を集めた剣を受けよ!」
「おまえたちの好きにはさせん! その怨みごと私がお前を浄化してやる!」
怨みの剣と光の剣で、第六天魔王とルナはチャンバラを始めます。
こんな場面はカオスの勇者の面目躍如といったところでしょうか。

「あ!あんな所から敵の新手が!
私が強そうな方を食い止めますから、もう一人の方を誰かお願いします!」
向かってくるロランドとグラムのうち、アズリアはグラムに飛びかかりました。
「あの巨大邪悪天使を倒す邪魔は、絶対させませーん!」
精神はともかく、今のアズリアは宇宙生命体の力を得ています。
ゴーレムの怪力をものともせずにガッチリ押さえ込みにかかりました。
さあ盛り上がってきましたよー


300 名前:チェシュエ ◇R.k6EM7VkY代理 [sage] 投稿日:2010/09/01(水) 17:51:57 0
>293
>「急ごう! 危機はすぐそこまで迫っている!」
>295
>「…そうかなら絶対に生き残れよなにがなんでもな
>297
>「行きましょう! ガイアを救えるのは私たちしかいないんです!」

「あ・・・ああ・・・努力しよう・・・」
(とんでもない事態に過ぎて、却って現実味が薄く思えるの・・・)
飛び出して行く者達の先に、対峙する巨大な白と黒を発見したチェシュエは、
(・・・来年のポケモン映画か?)
一瞬、中の人らしき電波を受信した。

光と無の剣が交わる度、そこから衝撃波が生まれ周囲に拡がってゆく。
(何というエントロピーの浪費・・・)
髪が衝撃波に吹かれるのをやや迷惑そうに払いながら、
チェシュエはふと気付いて床にかがみ込む。
「温度が下がっておる・・・エネルギーの急激な流出か?・・・どこへ?)
破壊されたグランギニョルの残骸から何方向かの壁に向かい
床に殆ど埋設されて伸びているパイプを1本1本確かめる。
「これだ」
方向を確認するとチェシュエはグランギニョルの残骸を足場に−−
いささか高さに苦労しながら−−部屋から出た。

「この先で、地下に蓄えられたエネルギーがあの白いのに伝送されておる筈。
止めれば平衡化−−チャンバラ終了−−も早まろう」
方向を見定めると、チェシュエは缶コーヒー>275を手に、
伝送装置が地上に現れている場所を探して駆け出した。


301 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/09/02(木) 18:35:18 0
【都にて】

一方その頃、戦いを見守るツクヨミの前には翼ある白猫が現れていた。

「初めましてツクヨミ様〜。
 俺はグラエルって猫天使です。どうぞお見知りおきを。
 まずはこれをお納めください……並行世界ナナイータから取り寄せた献上品です」

○いかなる盾をも絶対に貫き通す矛
持ち手にデフォルトで光速の突きを可能とさせる。
多重次元屈折現象を起こし、全く同時の瞬間に1〜255回の攻撃が可能。
敵の装甲・防御力を無視し、如何なる概念と物質をも貫く。
触れただけで結界、魔術障壁を破壊。
投擲されれば何処までも追尾。
因果逆転の呪いを起こし、運命操作による回避を無効化。
癒えない傷を与え、再生、蘇生を封じる。
魔力解放で都市破壊規模の爆発。

○どんな矛でも絶対に貫けない盾
全属性防御、及びステータス変化の無効化。
究極的な防御。いかなる物質、概念でも破壊不可能。
全方位を防御する亜空間結界の構築により流星の直撃にも耐える。
幻想破壊――魔術消去領域を展開可能。
空間操作及び、時間操作による攻撃を無効化。
盾の所有権を奪われない。
攻撃に反応して光速度での自動防御。
使い手に再生能力及び、蘇生能力を付加する。

『ほう……両方とも伝説級の武具のようですね。ふぅむ、これを手土産に私に取り入ろうというわけですか?』
「はい! あんな無駄に性的な体をしているだけで頭空っぽな女よりも、
 ツクヨミ様に付いた方が将来が有りやすからね〜」
『ふふっ、なかなか見る目があるようですね……しかし、まずはこの矛の試し突きをさせてもらいましょう』
「試し突き……? ふぅぎゃああああぁぁああああ!! ぐふっ」
『天使を一撃で滅殺とはなかなかの威力! クク…ハハハハッ! 大儀です、グラエルとやら!』


【猫天使グラエル死亡。ツクヨミ、最強の矛と究極の盾を入手】

302 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/09/04(土) 00:04:31 0
>299-230
>「あ!あんな所から敵の新手が!
私が強そうな方を食い止めますから、もう一人の方を誰かお願いします!」
「じゃあボクは美少年の方だ!」
この美少年を一瞬どこかで見た事があるような感じがしたが、多分気のせいだろう。
美少年は容赦なく破壊光線を放ってきた。
「うわ!?」
展開したエレメントセプターの防御壁ごしにも純然たる破壊の力が伝わってくる。
「【ヴァルキリージャベリン……】!?」
「これはヴァルキリージャベリンではない、エネルギーボルトだ」
エネルギーボルトとは、本来は大した威力のない初級魔法。
この事実は、美少年が半端ない魔力を持つことを物語っていた。
「分かったらそいつを引っ込めろ、テイル!」
「嫌だ! 引いたらガイアが破壊されてしまう! 君は何者だ!? なぜボクの名をしっている!?」
「哀しい思い出しかないガイアなんて消えてしまえばいい……!
私が誰だか分からないか? ロランド・ランズ……黒い魔道士だ!」
「あ――! 今度は天使の側についたのか!? 落ち着きが無い奴め!」
「黙れ! 私が夢見た真の光の世界を作ってくださるのはルナ様しかいない……!
ガイアの使者はもう不要。お前達の旅はここで終わりだあ!」
完全に何を言っても無駄な状態に突入してしまっている。これは厄介だ。
その時、チェシュエさんがいい事に気付いた。
>「この先で、地下に蓄えられたエネルギーがあの白いのに伝送されておる筈。
止めれば平衡化−−チャンバラ終了−−も早まろう」
「……だってさ! 破壊活動を止めてさえくれればそれ以上攻撃しないから一緒に止めに行こうよ!」
「な……!?」
一瞬迷うような素振りを見せたロランド。駄菓子菓子。
「生憎ガイアの使者の残酷さはよく分かっている! 力の供給を絶ってからフルボッコにするつもりだろう!」
ダメじゃこりゃ。ロランドは高らかに呪文の詠唱を始めた。
「やばい、【デス・クラウド】!?」
デス・クラウドとは死の霧を発生させる最高位魔法の一つである。発動すれば死ぬ!

303 名前:チェシュエ ◇R.k6EM7VkY代理 [sage] 投稿日:2010/09/04(土) 03:50:05 0
地表の様子を目で探りながら駆け出して数分も経たずに、チェシュエは探していた物を発見した。

点在する岩の一つを利用して、地下から伸びるパイプと繋がれた
煙突ともアンテナとも見える物体が立てられている。
その先端には子供の頭ほどの球体が被せてあり、
上空で続く白い光と黒い霧のチャンバラに呼応するかのように、
時折プラズマのような光を纏い、周りの大気をわずかにゆらめかせる。
アンテナの内部には、球体内部まで通るベルトや歯車の類が見て取れる。

「ここからあの白いのにエネルギー転送が行われているようだの・・・さて」
チェシュエは適当に足場を見繕うと、おもむろに缶コーヒーを取り出し、
球体の表面に−−時折生じるスパークを避けながら−−ゆっくりと注ぎ始めた。
(球体の隙間から水分糖分等々がアンテナの基部に入れば
電気的・機械的な不具合が起こせよう・・・いささか時間はかかろうが)

組み合ったゴーレムvsイソギンチャクに加え、
魔導師vs妖精の睨み合いが緊迫の度を増す様子が聞こえてくる中。
缶コーヒーはようやく半分程注がれ、アンテナ内部から微かな異音が聞こえ始めた。

そして。
上空でチャンバラを続ける巨大ルナの光り輝く姿も又、
如何なる訳か、ゆっくりと淡いカフェオレ色に変じていた。
振るう剣や放つ魔法の光までもがカフェオレ色になっている。

「!?」
見上げたチェシュエの手が暫し止まる。
(が、元々の狙いは効いておるし、阻止されるまではとりあえず続ける他なかろう・・・
もう少し糖分脂肪分の多い銘柄であれば尚良かったのだが・・・)
一口だけ味を確かめると、チェシュエは再び残りのコーヒーを球体に注ぎ始めた。


304 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/09/04(土) 04:04:45 0
>>294
「これは!」
毒を以て毒を制すとはまさにこのことで、かつての強敵(笑)だった第六天魔王を、ルナにけしかける形になっている。
第六天魔王は一生懸命戦っている。オート戦闘である。
果たして、ルナの運命は!

>>296
一方その頃、新たな危機が迫っていた。
ロランドだ。自分で殺しといてなんだが、すっかり存在を忘れていた。
「なんてこったい!あいつは死んだのでは?」
彼はちゃんと周囲のフォローで生存しています。
が、それらは当時のPCの居ない場面での出来事なので、真相は知らないのである。
そもそもゴローは消される場面にすら居なかったし。
「ともかく、今度はルナの手先になって現われたってわけかい。
 光の勇者だったり、境界の眷属だったり、ルナの下僕だったりで忙しい奴だ!
 二度も主君を代えた不義不忠の士め、大人しくいたせ!」
ゴローは不安定だ。
『知るはずの無い情報』を知っているばかりか、今度は知識人ではなく武士になっている。
またしても彼の存在意義に亀裂が入るのだが、何者かがそうさせているのかも知れない。

>>299>>300>>302
「……旦那、悪いけどあの子を一人にはしちゃあおけねえ」
そりゃあ非戦闘要員のチェシュエを単独行動させるのは、常識的に考えてありえない話だろう。
彼女の狙いがルナへのパワー供給を断つことだが、それを天使達が阻まないわけがない。
ゴローはチェシュエと同行した。
「気をつけてくだせえ、何があるか……」
巨大化して、割と暴走気味のルナはともかく、天使の大半がツクヨミとフリーザーの手に落ちた今、味方になりうる奴がほとんど居ない。
「天使どもが来る前に仕事を済ませて、とっとと戻りましょうや」
天使が来たら大変だ。>>245の描写により、実は普通の天使が今のルナより強いという珍妙な事態になってしまっているためである。

>>301
一方その頃、その流れを変える出来事が起こったのだ。
>>260で助けた天使だ。こいつが放った弾が、ルナに傷を負わせたのだった。
「バターロール!!タレを売ってる!プーさん蹴るなああああああ!」
これは本当は「馬鹿野郎、誰を撃ってる、ふざけるな」と言っているのだが、あまりにも感情が篭りすぎて別の言葉に聞こえてしまったのだろう。
突然手下だったはずの天使に撃たれたルナは、激しく狼狽しているが、その姿は別の意味で新世界の神だった。
天使長のモデルは間違いなくデスノートの夜神月で、このスレは「ライト」ファンタジーだ。
だから、このネタはやらないと嘘だと思った。反省はしていない。
しかしながら、これを見たロランドは、エロスが直接黄金の矢をブチ込んでない限り、どう考えたって百年の恋も冷めるだろう。
しょうがないね。
そしてゴロー達は知らないが、黄金の矢はロランドには使われていないと明言されている。

305 名前:PLの人 ◆Xlm0JAgw5w [sage] 投稿日:2010/09/05(日) 17:42:10 O
>>301
ツクヨミ の こうげき!
ねこてんし は しんでしまった!

お宝:無敵の矛と無敵の盾

その頃ツクヨミは無敵の以下略を手に入れていました。
超強力なアイテムです。
果たしてカオスの勇者たちに勝ち目はあるのでしょうか!?

そうそう、勇者側を見に行く前に大事なことをしておきましょう。

おお グラエル よ
しんでしまうとは なさけない

>>302
>「やばい、【デス・クラウド】!?」
「そんな危険な魔法は使わせませーん! とうっ!!」
場所は変わってこちらは勇者側です。
デスクラウドと聞いたアズリアは、グラムを放り出してロランドにつかみかかります。
デスクラウドほど最上級の魔法となれば、発動に時間がかかるので妨害はできそうです。
でも、ゴーレムことグラムも強力な技を持っていた気がします。
例えば当たれば死ぬビームとかです。
放置して大丈夫でしょうか?

>>303
コーヒーを全て注ぎ込むとボンと音がして、アンテナの内部から白い煙が上がりました。
チェシュエの作戦は無事に成功したようですね。
みなさんもPCや携帯の前でコーヒーを吹くのはやめましょう。
煙が上がらなくても壊れてしまうかもしれません。
精密機械に糖分や水分は天敵です。

>>304
>「バターロール!!タレを売ってる!プーさん蹴るなああああああ!」
ルナの怒りの声は激しく誤聴を誘うものでした。
感情が入りすぎた時には良くあることです。
「私は・・・パンツめくりたいんです!」などがそうですね。
せっかくの緊張感が台無しです。
『オンドゥルルラギッタンディスカー! ウソダドンドコドーン!』
そんなのもありましたね。
滑舌は大事です。

アズリアは「何この人こわい」的な視線でルナを見ています。
ですが【あばたもえくぼ】と言うように、恋の力は人を盲目にします。
ロランドが恋から目を覚ましたかどうか、それはすぐに明らかになるでしょう。
・・・盲目といっても、恋をすればFlyng Polypになるわけではないのであしからず。

さてさてその時。
ルナのカフェオレ色の剣は白い煙を上げると、急に消えてしまいました。
チェシュエの活躍で光のエネルギー供給が途絶えたためです。
「な、何が起こった!? 私の光の力が消えていく!?」
剣が消えて慌てるルナの隙を、信長が見逃すはずないですよね。
「好機は今ぞ!」
信長の持つ剣が一気に大きくなり、“カオスの勇者ごと”ルナを斬り殺そうと降られます。
巨大信長の持つ剣が大きくなったわけですから、多少離れていても勇者たちを巻き込めるのです。
まあ、あんな事(詳しくはWikiをご覧ください)をした後では、勇者たちも恨まれてますよね。

306 名前:永井賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/09/05(日) 18:42:41 0
>『援軍召喚中しばらくお待ちください』
>「あ!あんな所から敵の新手が!
私が強そうな方を食い止めますから、もう一人の方を誰かお願いします!」
>「じゃあボクは美少年の方だ!」
ご丁寧に看板に書いてもらった所感謝した所で
襲ってきたデカイ人型とその肩に乗っている奴を死ぬ気で食い止めようとしていたが
その途中
>「この先で、地下に蓄えられたエネルギーがあの白いのに伝送されておる筈。
止めれば平衡化−−チャンバラ終了−−も早まろう」
との事で収まるかに見えたが
>「生憎ガイアの使者の残酷さはよく分かっている! 力の供給を絶ってからフルボッコにするつもりだろう!」
>「やばい、【デス・クラウド】!?」
相手は辞める気はなく、ヤバイ呪文を唱え始めた
だが、その時空からキュピーンという音が聞こえる
そしてその光は光速を遥かに凌駕した速度で三つの光がこちらに向かってくる
地面スレスレで飛行しながらあまりの速度によりその速度によりソニックブームで地面を削り、大規模な砂塵を後方に散らす
「予想していたより速かったな待ってたぜ!!お前等気をつけろよ」
向かってくるそれ、普通の人間の反射神経ではとても追いつけないを見計らうようにジャンプして一番最初の機体に乗り込む
そうダイナミック乗車である。その乗り込む際に竿師崩れがソニックブームに巻き込まれた気がしたが
喧嘩を売るわ礼がなってないわ(人の事はいえないが)気のせいかもしれないし
嫌いな奴だったので死んでいることを願いながらコックピットで操縦桿を潰れそうなGの中で握る
「随分と久しぶりだなこの感覚も…んなことは言ってられねぇな
チェンジ!醒ゲッター1スイッチオン!!」
レバーを前に全力で押すと自動操縦の後ろの二機が順番突っ込んでくると同時に全機合体し
禍々しく刺々しい四本の翼を持ったが悪魔――数kmの人型が出現する。
サイズとしては真ゲッターよりは少し大きいが大した差は無いが
但しその能力は確実に上に行くゲッターの中で創られたゲッター…それが醒ゲッターである。
「じゃあさっさと仕事を終わらせるかねゲッタートマホークッ!!」
肩の部分から伸縮自在な巨大な斧が出てくると光速を凌駕する速さで
光と闇の戦いに割り込む。


307 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/09/05(日) 19:29:54 O
だが、永井は勘違いしていた。
永井が乗ってしまったのは、醒ゲッターによく似た装甲と武装がダンボールと和紙のキリ番ゲッターロボ。
永井が浴びたのはキリ番ゲッター線という偽物だったのだ。

>>333に向かってゲッターは飛んでいく!

308 名前:チェシュエ ◆R.k6EM7VkY [sage] 投稿日:2010/09/05(日) 22:23:22 0
「一体、何が伝送されておるのやら・・・」
カフェオレ色を次第に濃くして行く巨大ルナと手元の缶コーヒーとを見比べ、
チェシュエは首を傾げていたが、

>304
>「天使どもが来る前に仕事を済ませて、とっとと戻りましょうや」

ゴローに言われて初めてチェシュエは危険を認識した。
確かに、アンテナを立てるような場所である故に見晴らしは良く、
それは同時に、敵がらの見通しも良い事を意味していよう。
「戦闘のことはよくわからぬ。問題あるようなら、済まぬが教えて欲しい。
わたくしの本分は探査と分析・・・尤も、所謂常識の通用せぬ事も多々あるが・・・あ」
本人も覚えていない"本分"を口にした事に後から気付いたチェシュエ。

しかし、直後にアンテナが煙を上げ、チェシュエは急いで距離を取る
・・・筈が、勢い余りバランスを崩して、岩陰に落ちて行った。
(・・・まあ、致命傷を受ける程の高さではなかろう)

309 名前:ゴロー ◆u7xvaZrzLM [sage] 投稿日:2010/09/06(月) 02:10:17 0
>>305
第六天魔王の剣が迫る!
そういえば黒竜丸が中国人どもを13億人殺したときも、ザビエル爆弾で日剣が危うく吹き飛びそうになったときも、
第六天魔王のシャードの力が利用されたが、どちらもルール上は《ネルガル》の加護が用いられていた。
つまり、この第六天魔王の剣の攻撃も《ネルガル》を使ったシーン攻撃として扱われ、このシーンに登場しているキャラクター全てが対象となる。
全ての破壊を望む第六天魔王なら、迷わずそうするだろう。
しかしながら、うっかりミスをして他の加護と併用されていなかったので、それは明確な物理攻撃として扱われた。
アタックカンタは火炎斬りなどの属性剣くらいまでなら反射するが、岩石落とし等ははね返せないので、基準はよくわからない。
何はともあれ、他の人はともかく、アタックカンタがまだ効いているゴローにも剣で攻撃したところ、そのダメージが反射されたのであった。
結果、第六天魔王は剣で切り裂かれて自滅して退場した。再生怪人の扱いなんてこんなもんである。
だが、ルナはパワー供給を断たれてしぼんでいくものの、この剣でくだばっていなければ、未だ健在である。
どうするカオスの勇者!

>>306>>307
「もうついたのか!」
「はやい!」
「きた!盾きた!」
「メイン盾きた!」
「これで勝つる!」
来るのに何時間もかかるかと思っていたゲッターロボがすぐに来たので、皆スタンディングオベーションを送っている。
皆っていうのが誰かは知らないし、盾扱いについても記憶にございません。
しかしながら、何kmもあるようなロボだと、例によってバイト制限やインフレ値に引っかかりそうである。
そういえば、インフレ値に引っかかるといあいあ状態になってしまうらしい。
バルフレア・ユィウィが永井賢を見る目に憐憫の意が含まれていたのは、いあいあ状態の彼を見ていたためかも知れない。
とりあえず>>333に起こる出来事に期待しよう。

>>308
「大丈夫ですかい?」
さっき第六天魔王の攻撃はシーン攻撃だと言ってしまったので、チェシュエも当然ながらその脅威に晒されていたのだった。
ここに来てゴローやチェシュエに襲いかかる予定だった天使にも当ったから良かったものの、チェシュエも危険に晒されている。
そうでなくとも、バランスを崩して岩陰へと落ちていき、怪我を負った可能性がある。
「とりあえずハッスルハッスル!しっかりしてくだせえ!」
ゴローはハッスルダンスを踊っている。
最近踊ってばかりの気がするが、これがセールスポイントの支援型キャラだからしょうがない。

310 名前:テイル ◆6nXELe5RK6 [sage] 投稿日:2010/09/06(月) 21:22:36 0
>303-304
ルナが茶色っぽくなってきた。
「カフェオレ……?」
>「バターロール!!タレを売ってる!プーさん蹴るなああああああ!」
意味不明だが、バターロールにタレとハチミツをつけて食べたいのだろうか。

>305
「プーさんは蹴ったらいけないのか……ならっ! 変化だオニオン!」
額にプーと書いた黄色い熊に変身するオニオン。
「うおっ、プーさん蹴れない……!」
グラム は まごまごしている!

>「な、何が起こった!? 私の光の力が消えていく!?」
>「好機は今ぞ!」
ルナを倒すついでにその場にいる全員を巻き込もうとする第六天魔王!
どうやら看板フラポリーちゃんに食べ物を思い出させてしまったため気が散って制御が緩んだようだ。
「ムセテンナヨ!」
ふざけんなよ!と言ったのである。別に誰かがバターロールを急いで食べてむせた訳ではない。
でもチャンスだ! 所属勢力がコロコロ変わりやすいロランドなら……こうすれば落ちる!
ロランドの前に立ち、エレメントセプターで迫りくる巨大な剣を迎え撃つ! 別にどこに立ってもいいけど演出だよ演出。
「バターロール!(馬鹿野郎!) 何をしている!」
「君はオンドゥルルラギッタン!?(本当に裏切ったの!?) 
違う……ただ世界の平和を願っただけだ! いつか平和な世界を一緒に見ようよ!」
が、ロランドの返答は非情且つ予想外のものだった。
「そうじゃなくてあれは物理攻撃扱いだ!」
「へ?」
ちなみにエレメントセプターが絶大な防御力を発揮するのは魔法的な力に対してです。残念!
「「嫌だあ! 死にたくない!」」
断末魔の叫びが響き渡る。

>306-307
がっ!!
>「じゃあさっさと仕事を終わらせるかねゲッタートマホークッ!!」
「新世界の紙が降臨した……!」
神じゃなくて紙のような気がした。なんとなく。
たとえ紙だとしてもこれだけ大きければこの一撃を防ぐ盾としては十分だ!
そして第六天魔王は自らの攻撃を跳ね返されて自滅した!
「た、助かった……」

巨大化が解除されたルナはというと……
「いあ いあ はすたぁ はすたぁ くふあやく ぶるぐとむ ぶるぐとらぐるん ぶるぐとむ
あい あい はすたぁ ふんぐるい むぐるうなふ」
巨大化して絶大なバイトを食いながら暴れまわった後遺症でいあいあになっていた。
もはや戦う必要はなさそうだ。
「ウソだドンドコドーン!」
とロランド。それにしても最近聞き間違いが多いのはここの大気のせいだろうか。

311 名前:チェシュエ ◆R.k6EM7VkY [sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:48:08 0
落下したチェシュエを信長の斬撃と、ついでにソニックブームの砂嵐が襲う。
シーン攻撃に岩陰は無意味だ。
チェシュエは生死判定が期待値で失敗する程度のダメージを受け倒れた。

>309
>「大丈夫ですかい?」

へんじがない。

>「とりあえずハッスルハッスル!しっかりしてくだせえ!」

ゴローが踊ると、チェシュエの姿が砂煙のように−−アンデッドではないらしく
色はそのままで−−霞み始め、やがてそれは、翼開長が人の背丈程の一匹の蛾へと変じた。
蛾の体には外傷は無いようだが、今の所は気絶状態で動く様子は無い。

312 名前:ルーミア ◆yDvhfPtzwE [] 投稿日:2010/09/06(月) 23:30:05 0
>>294
下手に攻撃すれば、こっちが逆にやられてしまう
どうすべきか悩んでいたところ、かっぱはげが現れた
「カッパハゲ後は頼んだぞー」
ルーミアはティル達の後ろに隠れ、観戦することに決めた

>>298
「気色悪いものを見せるな」
ルーミアはぷいっと視線を明後日の方に向けた

>>305
「そ、そんな馬鹿な…」
さすがにこれは予定外だ
ルーミアの体が真っ二つに切り裂かれ、大量のPが辺り中に散らばった



313 名前:永井賢 ◆hfVPYZmGRI [sage] 投稿日:2010/09/06(月) 23:52:29 0
「ちっ、来るのがやけに速いと思ったら…だったらしょうがねぇ」
コックピットをぶち破って脱出する
醒ゲッターのパチ物は勝手に第六天とルナの所へ突っ込んでくる
そしてこの根底をネジ曲げる発言とどのような形であれパチ物扱いをしたゲッター線は激怒した
>>307の及びその他の存在自体を目を付け敵視し始めた次に同様の行為があれば……
二度と許しはしない誰であろうと

その後無事着陸後(当然普通の人間なら死ぬ高度と速さで)、双方の内片方は攻撃を跳ね返させられ消滅しもう片方は巨大化を解除されて
見るも無残な姿になっていたあの小僧もへたり込んでいる
「終わったみたいだな…」
醒ゲッターの出番は無くなったようです用済みとばかりに帰還の合図を出して少し考え込む。
たまたま落ちた場所が少し離れた場所であったのでどうするべきか決めあぐねていた時
目の前で>>311が突然姿が一匹の蛾に変わってしまった
「…………」
一瞬放置して帰ろうかと思ったが、死なれるのも目覚めが悪いので担いでテイル達の方向に向かう。


314 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/09/07(火) 00:14:52 0
>>313
まあそんな怒るなよw
二度と許さないっつっても何ができるわけでもないだろ
カルシュウム足りてないのか?
ゲッター線に選ばれその力を享受しているのにゲッター線の宿命に逆らってんでしょ?
そりゃタダ乗りいつまでもさせとく程ゲッターさんも優しくないべ
いつの間にかゲッター線がパチモンのキリ番ゲッターロボになっているくらいありだろ、なあみんな!
おっと、俺は先日アメリカザリガニやゲンゴロウとの権力闘争に打ち勝ち湿地同盟の盟主になったタニシだ!
よろしくな!
ちなみに俺の部下のオオサンショウウ王はハンパねえぜ?
信じられるか?存在自体おちょくったやつがへヴィーな世界に突撃しちまってんの
ああいうキレた奴も部下にしちゃう俺の器量がすごいって話なんだけどなw
ゲッター線がパチモンになったら賢ちゃん何か困るの?
あれか?賢ちゃん単体ではただのチンピラになっちゃう?
でも安心しなよブラザー!
このタニシがアメリカザリガニの脱皮した皮をやるからさ
奴が屈服した証拠に巻き上げたんだけど、お前の為ならくれてやるぜ?

315 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/09/07(火) 05:55:19 O
>>313-314
永井の頭に響き渡る突然の声。
タニシと名乗る謎の人物は周りにはどこにもいない。
ただの幻聴なのだろうか?
いや、違う。
この世界においてはゲッター線よりも遥かに強力な力にして意思。
ナナシサンと呼ばれるものに、永井は選ばれて干渉されているのだ。
その影響は様々である。
今のように謎の声が頭の中に聞こえてくることもあれば、因果律すら無視して何かをすることもある。
この力の目的はこの世界の人間達には理解できないし、知ることもできない。
ましてや、操ることなどとても不可能であるだろう。

316 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [] 投稿日:2010/09/07(火) 14:43:02 O
永井豪「なぁこの永井賢って奴知ってる」
石川賢「え…何スかコイツ」
永井豪「いや、なんか俺らの信者っぽいんだけど…」
石川賢「信者?貶めているようにしか見えないんですけど」
永井豪「あ…やっぱり、そう見えるよな」
石川賢「なんか俺らが伝えたいことを曲解してるっていうか」
永井豪「俺なんてバイオレンス漫画しか描いてない感じになってるけどさぁ」
石川賢「ハレンチ学園とか馬鹿馬鹿しい漫画も描いてましたよね」
永井豪「お前のとこのキャラクターと関係してるって書いてるけど」
石川賢「荒れる原因だっつ―の!」
永井豪「…消すか」
石川賢「そうですね。純粋に俺らの作品が好きな人を侮辱しているような奴なんて」
永井豪「ボツキャラ以下だよな」

永井賢、完全抹消


317 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [] 投稿日:2010/09/07(火) 14:51:14 O
どかーん!!!

永井賢 爆☆死

318 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/09/07(火) 14:54:17 O
(スペランカーがやられた時の音)

永井賢 滑☆落☆死

319 名前:ゲッターエンペラー [sage] 投稿日:2010/09/07(火) 15:04:53 O
ウチの精神病院から逃げ出したキチガイを探していますが…
>>313
あっ居ましたね。じゃあ、連れて帰りますね
大変ご迷惑をおかけしました

永井賢 再☆入☆院

★脱★出★不★可★能★

事実上、再起不能

320 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [] 投稿日:2010/09/07(火) 15:26:20 O
永井賢もといタケルちゃん

お前もうTRPGやめろ
マジで向いてねぇし、長い目で見てきた奴に対してそういう目でしか見れないなら
もう荒らしとかわんねぇからマジで
実際、荒らし呼んでいる原因はお前な訳だし
いい加減わかるよな。もう止めろ

321 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [] 投稿日:2010/09/07(火) 16:08:12 O
突撃してる時点でクズ以下

322 名前:名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中 [sage] 投稿日:2010/09/07(火) 23:35:51 0
「・・・冷凍庫、否、シュレーディンガー、そこにおるのだろう?何を企んでおる」
「瀕死のキャラがいたので幽体にしてやった。ほれ、観測してみるがよい」
「・・・わ・・・蛾が担がれておる」
「もう一回観測」
「・・・湿地・・・螺・・・」
「もう一回観測」
「・・・蛾が落ちておる」
「そう、誰も*担いでいない*からな。ではもう一回観測」
「・・・蛾がばらばらになって焦げておる」
「至近距離で爆発があったからな。ではもう一回観測」
「・・・蛾が地下に投げ出されておる」
「だれも*担いでいなくなった*からな」
「・・・また随分な事象を重ねたものだの・・・数だけは」
「我が能力の凄さを親切に教えてやったのだから感謝せい。
さて、ツクヨミ様と最後の仕上げにかかるから、以下何事も無かったように続けてよいぞ」
「・・・・・・」

323 名前:乱堂 武 ◆1skDDOBcpU [sage] 投稿日:2010/09/08(水) 00:01:59 0
『ハローハロー。異世界の皆様、聞こえますでしょうか?
 我々は貴方々と時空の異なる世界の住民でございます。文字通りの異世界ですね。
 そしてこの通信が示すように、我々はつい先日、かねてより開発を進めていた異世界間通信を完成させました。
 無論、ある程度の技術を有した世界でなければ受信が出来ないと言う真に残念な、改善すべき点もある技術なのですが。
 ともあれ今はこの通信の主旨を述べましょう。
 異世界の皆様、我々の世界へいらっしゃいませんか?
 と言うのも実のところ、この通信技術は一人の天才によって齎された天啓のような物でして。
 我々の世界は全体的な技術は、高いとは言えないのです。
 しかし勘違いなさらぬよう。我々は決して、貴方々の技術を無償で頂戴したいなどと言う訳では御座いません。
 我々は代わりに、この世界を提供いたしましょう。この世界に訪れた、異世界の皆様に。
 見てみたいとは思いませんか? 貴方々とは全く異なる技術体系、想像すらしなかった科学の在り方。
 それらがこの世界を器として、混ざり合うのです。
 その器の中に描かれる模様が一体如何なものなのか、気になりませんか?
 
 ……さて、これで我々の通信は終了です。
 もしこの提案をお受け頂けるのならば、『合意』の意を送信して下さい。
 何処へ、とは言いません。送信さえして頂ければ、我々はそれを何としてでも受信致します。
 猶この通信は様々な異世界へ、無節操に送信しております。
 でなければ意味がありませんし、少なからず、我々が一方的な侵略を受ける事に対する抑止策の意味合いもあります。
 我々が皆様が望むのは未知の世界の構築であり、植民地の作成ではありませんので、不快感を覚えるかもしれませんが、悪しからず。
 それでは皆様、『まだ見ぬ世界』でお会いしましょう。猶この通信は、概念言語なるものを使用しております』

「……と、これが初めての異世界間通信の原文です。この通信から、この世界の基準で一世紀。
 この世界は通信文の内容にあった通り、変わりました。様々な技術体系を持つ科学が集い、『まだ見ぬ世界』を作ろうとしました」

長々しい教科書の例文をつらつらと読み上げ、一呼吸置いた女性はそう述べた。
学校、教科書、教師、どれも旧時代のものではあるが、様式美などの意味を有して、この世界に現存している。
学校関連だけではなく、異世界それぞれの、昔の街並みを保存した住宅街だってあるくらいだ。

「この世界が元々有していた技術は二つ。一つはさっきの異世界間通信ですね。
 そしてもう一つは、異世界人を誘致する技術でした。ただそれだけの技術から始まったこの世界は、
 文字通り『まだ見ぬ世界』へと変貌を遂げました。そしてそれは今もまだ、続いているのです」

多種多様で高度な技術が集いながらも、この世界は何処か、ちぐはぐな様相を示す所がある。
まだ集まった技術同士が混ざり合っていなかったり、また技術と技術の隙間が存在するからだ。
         
「ですがそれは決して悪い事ではありません。それらを含めて、『まだ見ぬ世界』なのです。
 この先、この世界はまだまだ変化していくでしょう。進化していくでしょう。新たな姿を見せるでしょう」

一旦言葉を切り、女性は視界に並ぶ生徒達をおもむろに見渡す。
視界を左右に一往復させてから、彼女は言葉を再開した。

「貴方達もいつか、どんな形でも構いません。その『まだ見ぬ世界』を築き上げる一助となりましょうね」

《こちらドール01、こちらドール01。誘導を感謝する》

前方の機械へ、解放した通信で連絡する。反応はない、原始的な誘導機械だったのだろうか?それ以上の思考を
中止し、大気圏への突入を開始するためにスラスターを吹かせ、角度を調整する。

《ドール02より、幸運を祈る》
《ドール03より、同じく》
《ドール01より、有難う。これより大気圏に突入する。突入時には通信が途絶することが予想される。アトゥ》
《こちらアトゥ、了解。これより衛星軌道から貴船の後方支援に入る。最適の健闘を》

プツリ、と通信が切れる。突入開始したのだ。機体の表面温度が跳ね上がるのがグラフから見て取れる。この後、
無事に大気圏を突破できたら迷彩を展開させ、データ収集に入らなければならない。恐らく休む暇は今しかない。
オートパイロットに切り替え、投薬量を調整し、一時的な休息に身を委ねる。
意識を閉じる瞬間にふと、思考に引っ掛かった数値……元素の比率の異常を示す数値に、自分は今、確かに違う
宇宙に居るのだと実感する。
我々よりも原始的で、豊かな資源を持つ宇宙へ。

324 名前:乱堂 武 ◆1skDDOBcpU [sage] 投稿日:2010/09/08(水) 00:04:27 0
「博士?博士〜もう朝ですよ。起きてくださいよぅ」
博士、と呼ばれる人を揺する人影。
小柄なその人物はボサボサの頭で全裸に引っかけるように着た白衣の人物を必死に揺り起こしていた。
しかし、その「博士」はわがままな事でも有名である。
「眠いからヤダ」
「ヤダって……ご飯冷めちゃいますよ?」
「朝から白米とかどこのザパニーズよ。絶対食べないんだから」
                                         
そういうと博士は布団に潜り込むと目を閉じる。
大丈夫。いつものことだ。
                                        
「ハニートースト」
                                         
ピクリと布団が蠢く。大丈夫後は、勢いで押し返せる。
                                         
「チョコレートドリンク。後……」
                                        
「おk。服来てぐから用意しといて」
                                         
撃沈。これがこの家の毎朝の光景である。
                                                  
「早く来てくださいね?」
そう言い扉を開けたとき、ゲートが開かれたのだった。
「あれ?」
                   
気付かずに扉をくぐったのは幸か不幸か……
くぐった先に広がるのはみたことのない世界。
「どうしよう。どうしよう……」
中心世界で最も高いと称されるビルがあった。
とは言え形状はビルと言うよりも、塔――地表から天へ伸びる針のそれに近い。
異世界間通信が成されてから初めに集った四つの世界、
彼らの各様な科学によって建てられたそのビルは名を『未知への指標』と言い、程無く建築百周年を迎える。
にも関わらず、百年間依然変わる事の無い銀色を湛えていた。
当時の科学技術の粋とも言えるこの建築物は、『異世界人同士の変わらぬ親交』のモチーフなのだ。
そして『未知への指標』の最上階、宙空に浮かぶ無数のモニターによって仄明るい部屋があった。
モニターは尖塔の先端とは思えぬ程広い部屋の中を暇無く、球形を描くようにして並んでいる。
球の内側には一体如何なる原理によってか、浮遊する円卓と、椅子が一脚だけ。
巨大な卓と見比べれば不釣合いな、しかし十分に大きく優雅さを醸す椅子には、一人の男性が腰掛けていた。
姿は標準的な『中央世界人』のナリを、上等な――合成でない天然のウールを用いたスーツで包んでいる。
更に彼の隣には、一人の女性が凛と澄ました態度で佇んでいた。
長い睫毛に縁取られた目を瞑り、薄い唇を真一文字に結んで屹立する彼女は、男性と同じくビジネススーツを纏っている。
すらりと細い頭身の彼女は容姿も相まって、クールビューティと呼ぶに相応しい。
ただ人によっては、スーツやスカートに覆われていない四肢に、薄い線が幾重にも走っている事に、目が行くかも知れないが。
不意に軽やかな電子音が二つ、重なりながら室内に響く。
伴って、球を成すモニターが二枚、朧気な赤色に染まった。
女性の切れ長な目と唇が開かれる。
『大気圏外にて、未知の通信を確認しました。また新たな『来訪者』のようです』
「へえ、随分と久しぶりだね。それも同時に二つとは……動向は分かるかい?」
『来訪者』と言うのは、異世界から訪れた何者かの呼称だ。
100年前に発せられた通信は今も異世界の狭間をさ迷っている。
故にこうして、新しい『来訪者』が来る事も有り得るのだ。
『片方は街中に現れたようです。危険は今の所ありません。
 もう一方は……どうやら迷彩を展開したようです。大気流動、熱源、その他全ての感知要素から捜索中……見つけました』
「ありがとう……。ふむ、しかし降ってくるとなれば急いで近隣の一般人を避難……いや、まずはエネルギー拡散力場の展開だね」
                                                         
滔々と語る男性は一度言葉を切り、それと、と繋ぎの一言を挟む。
                                                      
「『私』の手配を早急に頼むよ、ジェリー君」
『既に向かっております』
ジェリーと呼ばれた女性はそう報告したきり、再び目を閉ざした。

325 名前:乱堂 武 ◆1skDDOBcpU [sage] 投稿日:2010/09/08(水) 00:06:36 0
「やれやれ、力場展開が間に合ったようで何より。……それにしても、避難勧告を出した筈なのに、全く何だねこれは」
視界に広がる人々の群れに、『男性』は嘆息を零す。
意を決して人混みに飛び込むと、前の人達に断りを入れながら押しのけ、進んでいく。
人垣の向こうでそそり立つ、流線型の『来訪者』へと。
                                                  
「……さて、ようこそ『来訪者』さん。私はこの『中央世界』の『議長』、
 クロウン・アイソトープだ。私は、我々は君と君の世界を歓迎しよう。……これは、聞こえているのかな?」
                                                    
普段の癖から握手を求めようと差し出された手は、しかし巨大な金属の円筒を前に中を泳ぐ。
そして彼とその仲間がもしも、目の前での出来事を確認していて、尚且つ通信を再開していたならば。
各々の前に『まったく同じ姿をして、同じ名を名乗った男』がいる事を理解するだろう。
慌てふためく『C』は瞬く間に、押し寄せた周りの人々に取り囲まれてしまう。
彼らは口々に「ようこそ」だとか「歓迎するよ」等と言った事を口走っているのだが、
果たして混乱を窮めている『C』にそれらの言葉は届いているだろうか。
言語の壁に関しては、『中央世界人』に生きる者は皆『概念言語変換機』を所持している。
それにより言葉の概念のみを抽出して送り出しての会話を行っている為、通じるには通じる筈なのだ。
                                                   
「やれやれ、こちらも一応避難勧告は出したんだけどなあ。体内の大気とか、本人にその気が無くても危険な場合だってあるのに」
そこに再び『男性』が、クロウンが訪れる。
「……さて、ようこそ『来訪者』さん。私はこの『中央世界』の『議長』、
 クロウン・アイソトープだ。私は、我々は君と君の世界を歓迎しよう。……これは、聞こえているのかな?」
                                                   
奇しくも『他の三人』と同じ事を口走りながら、ひとまず彼は目の前の、少年の姿をした『C』に握手を求めた
                                       
偵察を開始して数時間。なんとも意外な形で機体を表に晒す事になった。

《ビーコンを受信しました》

機体に積まれた対話学習型のAI、YITHが私の意識上に二次元的なウィンドウを展開した。ウィンドウに表示され
た地図には、予測されるビーコンの発信源が表示されている。

《それがどうした》

元々偵察に来たのだ、交信すべき相手がいるとは思えない。

《“貴殿が見えない、後十時間で事故と処理し、捜索隊を派遣する”ビーコンから発信された内容です》
《……無視することは?》
《あまり推奨できません、こちらの存在が既に気付かれていた、と考えるのが妥当でしょう。それに》

我々の母艦と隊員達は未だ気付かれていないようだ、とYITHは推測した。気付かれているのなら、既に隠れる意
味はない。むしろ捜索隊を組織されて、母艦や隊員達を発見される可能性を無闇に増やすよりは、こちらから接
触に応じた方が幾分マシだ、と。

《選択の余地は無いようだな》
機首を旋回させて、全ての迷彩を切る。ビーコンで指定された周波数に無線を合わせ(ごく原始的な方式の電波
だった)通信を開始した。
《こちらドール、只今機体の不調によりレーダーに写らなくなっていたようだ。そちらに着陸願う。繰り返す》
何度かの反復の後、着陸の許可が下り、ドール01はゆっくりとその体を巨大な都市の交差点へ降ろしていった。

「……さて、ようこそ『来訪者』さん。私はこの『中央世界』の『議長』、
 クロウン・アイソトープだ。私は、我々は君と君の世界を歓迎しよう。……これは、聞こえているのかな?」

僅かな驚きと共に、画面上に写る男の姿を眺める。姿形が我々とそっくりだ。と言っても脳の摘出手術を受ける
前、と言う意味でだが。

《人形へ、ドール01の意識をインストール完了しました。並列化しますか?》
《いや、しなくていい。“私”とは分けてくれ。次にドール01に乗る機会があれば、その時にでも》
《了解しました。これよりYITHはドール01の人形へのコピー、“ドール01”の支援に入ります》

そうして、戦闘機に乗る“私”は船外活動用の人形にインストールされた“私”の二人になった。

326 名前:乱堂 武 ◆1skDDOBcpU [sage] 投稿日:2010/09/08(水) 00:08:58 0
戦闘機のハッチが開き、中からは宇宙服のような形をした人形、ドール01が出てくる。戦闘機の前で立つ男、ク
ロウン・アイソトープに向き合い、無造作に自己紹介をした。

《こんにちは、私はドール。この国の文化は知りませんが、私は貴方達に敬意を払うつもりだし、貴方達が私に
敬意を払う事を望んでいます》
状況が分らずにただおろおろと周囲を見渡す。
そんな「彼」をよそに彼を取り囲んだ人物たちは奇妙なニュアンスの言葉で接してくる。

「あ、あう……」

実のところ、Cには人と接した経験が全くない。その原因は保護者である所有者にあった。
彼の所持者である「博士」は尋常ではない程の独占欲の持ち主であり、彼女の意志のもとCは外界から隔離された存在だった。
そのため彼に与えられた世界は「博士」と自分。それから時折、顔を見せる「アケミチャン」という人物で構成されており、
このような人だかりは初めての経験であった。
混乱を通り越して思考停止に陥ったC。その時だ。そんなCの様子に気づいた人物が現れる。

「……さて、ようこそ『来訪者』さん。私はこの『中央世界』の『議長』、
 クロウン・アイソトープだ。私は、我々は君と君の世界を歓迎しよう。……これは、聞こえているのかな?」
Cの周辺の人をのかしながら現れる壮年の男性。その差し出された手は何処となく温かみを感じさせるものだった。
「クロウン・アイソトープ?」

名前。と思しき内容の部分を抽出すると言葉として発してみる。
そして、そこでCはとんでもない事に気がついた。
今、自分が何をしていたのか?と言う事だ。
いま、じぶんははかせのしょくじをつくっていたのではないだろうか?
「……うわわわあぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!!」
「博士?は〜か〜せ〜?」
「どうでした?」
「ダメです。こうなったらこの人は誰にも止められませんよ……」
                                            
薄暗い研究室の一角に備え付けられた小さな食事台。
その上にはもう冷めてしまったチョコレートドリンクとハニートーストが並んでいる。
その前にペタリと女の子座りで座ると何もない空間を見つめている人物がいた。
                
「にしても、不思議な話ですよね。あの子犬君が出て行ったなんて……」
「ですねぇ。でも家出とは限らないんじゃあないかな?」
「まぁな。普通ダッチは家出とかはしないからな。捨てられるならあるけど」
「つまり、それだけ条件付けをしてなかったんでしょうね。博士。あの子にベッタリだったし」
「本当、皮肉なもんだよ。本来なら依存しなければ生きていけないダッチに依存していたなんてな」
切れかけの蛍光灯の明かりの中、彼女は飽きることなく幻想に浸っていた。
銀色の円筒から現れた、ドールと名乗る宇宙服めいた姿の――恐らく男にクロウンは改めて握手を求めた。
ドールは概念言語変換機を持っていないが、クロウンも伊達に『議長』をしている訳ではない。
これまでに中央世界を訪れた異世界人達の言語体系から、ドールの挨拶に近いものを想起する。
「恐らくあっていると思うのだが、間違っていたら申し訳ない。ようこそドールさん。
 勿論、我々は『来訪者』の皆さんをおしなべて歓迎し、経緯を払います。
 ……ところで、こちらの世界へ来られたのは貴方だけですか? 」

実のところ、クロウンは既に彼の同胞達が来ている事を把握している。
初め一つだった反応は途中から三つに別れ――しかし迷彩を展開した為捕捉出来たのはドール1のみだったのだ。
とは言え発見は、捜索を続ければ時間の問題だろう。
だが、もしもここで『ドール01』が嘘を吐いたのならば、その時は彼らに『来訪者』ではなく。
『侵略者』と認識を改める必要が、少なくとも警戒心を抱く必要が出てくる。
おしなべて歓迎するとは言ったが、敵意の香りが僅かにでもするのならば用心するのも、また重要な仕事だ。
「もしも同胞の皆様がいるのなら、そちらにも出迎えが必要ですから」
「えぇ、私の名前です。私は貴方を歓迎致しますよ。……ところで、こちらの世界へ来られたのは貴方だけですか?
 もしも同胞の皆様がいるのなら、そちらにも出迎えが必要ですから」
握られた手から返ってくる微かな温度を感じながら微笑み、しかしクロウンは『C』にも同胞の確認を怠らない。
だが『C』は何やら呆然とした様子で、押し黙っている。
隠し事かと一瞬考えたクロウンは、しかし過去に何度か彼のような『来訪者』がいた事を思い出す。
直後、狼狽を顕にした叫び声が上がる。

327 名前:乱堂 武 ◆1skDDOBcpU [sage] 投稿日:2010/09/08(水) 00:10:58 0
絶叫の瞬間に脳裏を駆け巡るのは阿修羅をも凌駕するような形相の主の姿。
絶望。と言うには大げさかも知れない。
しかし、これは彼にとって地獄に落とされたのよりも絶望的なことでもある。
なぜなら、道具には持ち主が、玩具には使用者が、奴隷には所有者が、必要なのだから。

(どうしよう!どうしようどうしようどうしよう。どうしよう!!)

「やはり……! っ、ひとまず落ち着いて下さい。貴方は望まずしてこの世界に来てしまった。そうですか?
 もしそうならば、我々は貴方を全力で援助します。この世界での暮らしは勿論、貴方の故郷とのアクセスもです」

そう言うアイソトープの声。しかし、もう遅い。圧倒的なまでに遅いのだ。
いくら、Cが世間知らずであろうともここが見たことのない場所であることは理解できる。
そして、彼の主はそれをよしとする事は今までの人生で置いて一度もなかった。
図らずとは言えそれを破ったのだ。「博士」はもう着替えを終わらせたところだろう。
となれば当然Cが居ない事にも気づいているはずである。
つまる話、必要のない道具は捨てられる。そう言う事だ。
「僕…どうすれば良いのでしょう。
 多分、捨てられる……そうなったら、……うぁ」

そう呟きながらCはくず折れる。
握りしめた掌の感触だけがこの瞬間がリアルだという事を物語っていた。
                      
「恐らくあっていると思うのだが、間違っていたら申し訳ない。ようこそドールさん。
 勿論、我々は『来訪者』の皆さんをおしなべて歓迎し、経緯を払います。
 ……ところで、こちらの世界へ来られたのは貴方だけですか? 」

《そうですね、“私”は確かに一人ですよ。“ドール”は一人しかいません》

さしのべられた手を無視する。それが挨拶なのだとしても、残念ながらこの人形では過出力過ぎて握りつぶして
しまうのが関の山だろうから。目の前の男も、それくらいは察してくれるだろう。
《ドール01、指示を》
YITHが“感づかれている”と言う内容の警告文を意識内にモニターする。
(嘘は一つも吐いていない。後は相手方の認識次第だ。仮に私に対して攻撃してきたとしても、帝国にとって戦
争への良い口実になるだけだ。“分裂を当然の事とする種族としての意識の違いを認識せずに、主観によって判
断され、国民を殺された”とかな)

どちらにしろ、何も問題はない。気づかれていたことは意外だったが、逆に言えばそれは迷彩状態は全く補足で
きなかったと言うことになる。
愛機は単独で星間航行が可能であることが強みであり、迷彩についてはそこまでではない。この時点で、軍事力、
情報戦についてはこの世界とミスト03ではかなりの開きがあることがほぼ確定できた。もっとも警戒しなければ
ならないはずの異世界の戦闘機を、こちらが近づくまで完全にロストしていたのだ。
《はい、こちらの状況は常に観測されています》
と言うことは、迷彩が補足できなかったと言う事実はアトゥにも当然観測されている事になる。
(これをもって主要任務を達成。これより補足の情報収集に入る)
あとは自身の生死など問題ではない。完全なる蛇足だ。帝国は侵略を確定し、そう遠くない未来にこの世界に攻
め込むことだろう。
《さて、私が提供できる技術は微々たる物だが。この世界の発展に役立ててもらいたい》
私は目の前の男、アイソトープにそう言った。取り敢えず何らかの手続きが必要だろう。私はそれについての指
示を仰いだ。
呆然と絶望の同居した表情で、『C』は譫言を零す。
過去に意図せずこの世界を訪れた者達も程度の差はあれど、元の世界での人との繋がりを憂慮していた。
家族に、恋人に、身を置く組織にと、対象もまた多様だった。
「……ですが、大丈夫ですよ。我々は貴方の生涯をバックアップ致します。そのような規約があり、過去の貴方と同じ境遇の人々にもそうして来ました。
 貴方の世界にアクセスする事が出来たのなら、時間跳躍技術の使用解禁許可も出ます。これも規約で決まっている事です。」
クロウンは『C』を何とか安心させようと、クロウンは希望を連ねていく。
だが彼の言葉には一つ、意図的に開けられた穴があった。
時空跳躍により人生のやり直しが可能とは言ったものの、それはあくまで『目的の異世界にアクセスが出来たのならば』なのだ。
過去に『C』と同じく望まずこの世界に来た人間は数多といる。
しかしその中で生涯の内に故郷に帰る事の出来た者はほんの一握り、一摘みだけだった。
無論帰れなかった彼らが不幸な一生を終えたかと言えばそうではないが、それにしても無念があったにはあっただろう。

一緒に冒険しよう!ライトファンタジーTRPGスレ5

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