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一緒に冒険しよう!ライトファンタジーTRPGスレ6

1 :語り手妖精 ◆6nXELe5RK6 :2010/09/08(水) 00:50:56 0
星霜の時を越え存在せし、数多の世界を擁する大樹。

しかしその大樹には、遙か古より破滅の使者が巣食い、滅びの時を待っていた。

今にも引かれんとする破滅への引き金。定めに抗うは混沌の勇者。

境界が光と闇を繋ぐ時、運命を変える事はできるのか――

―― 一緒に冒険しよう! ライトファンタジーTRPGスレ6 ――

詳細はこちらを参照してください。
まとめウィキ「ぼうけんのしょ〜Light Fantasy@ウィキ」
http://www36.atwiki.jp/lightfantasy/pages/1.html

専用掲示板(避難所などがあります)
http://www1.atchs.jp/lightfantasy/

なな板TRP系スレまとめサイト「千夜万夜 」
PC:http://verger.sakura.ne.jp/
携帯:http://verger.sakura.ne.jp/top/top.htm

2 :名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中:2010/09/08(水) 01:18:18 0
レオ「おーい、みんな大丈夫か!?」
メルディ「今SF雑誌読んでるから後にして」
レオ「そっちこそ後だろうがっ!(サッ)」
メルディ「あっ、返せーー(ばたばた)」
エメロ「まじめにNPCしてくださーい!」

3 :エド:2010/09/08(水) 14:37:42 O
ブラックダイヤモンドの力を手にした私に不可能はなかった!

ミッシングヒストリー!永井賢の歴史を消す。

4 :名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中:2010/09/09(木) 00:36:54 0
エメロ「仕方ない。私が様子を見てこよう・・・えーと(カキカキ

・バルフレア 「…」
・フラポリー看板 『援軍召喚中しばらくお待ちください』
・ツクヨミ 最強の矛と究極の盾を入手
・解説天使 タレを売ってる
・アズリア ロランドにつかみかかります
・第六天魔王 剣で切り裂かれて自滅して退場
・ゴロー ハッスルダンスを踊っている
・オニオン 額にプーと書いた黄色い熊に変身
・グラム まごまごしている!
・テイル 「た、助かった……」
・ルナ 巨大化が解除されいあいあ
・ロランド ウソだドンドコドーン!
・チェシュエ 気絶状態
・ルーミア 体が真っ二つに切り裂かれ、大量のPが辺り中に散らばった
・永井賢 シュレーディンガーの猫
・フリーザー ツクヨミ様と最後の仕上げにかかる

こんなものか・・・ってちょっと!
メルディ「すぴー(昼寝中)」
レオ「・・・さっきまでテレビ見てたみたいだったんだけどねえ」

5 :ゴロー ◆u7xvaZrzLM :2010/09/09(木) 22:38:30 0
>>311>>313
へんじがなかった。
「先生助けて!チェシュエさんが息してないの!!!」
ゴローは錯乱した。先生など居ない。
それに追い討ちをかけるかの如く、チェシュエがお化けみたいに大きな蛾になってしまった。
「なんてこった……蛾になってしもうた」
呆然としている間に、蛾になったチェシュエが永井賢に担がれてゆく。
治癒魔法が使えるのは、確かテイルとアズリアがそうである。
いや、ゴローもハッスルダンスによる治療を行うことができるが、もっと高度な治療をしないと、どうにもならない気がする。
例えるならそう、HPじゃなくて戦闘不能を回復できる何かが。

「クソッ、肝心なときに俺は無力だ……!
 勇者に必要な勇気が無い、勇者にあるまじき汚い考えに走る、しかも女一人満足に助けられない!
 俺は、俺は勇者には向いてないのか……?」
まったくである。
ゴローはただちに絶望に打ちひしがれ、膝をついた。
しかし、そのままうずくまっていてもいてもしょうがないので、とぼとぼテイル達のもとに戻ってきた。
「皆、聞いてくれ。チェシュエさんが変わり果てた姿に……」
意気消沈しているゴローは、悲痛な報告をせざるを得なかった。

6 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/09/11(土) 21:53:13 O
永井に呼び出されて来たのは、どこですり替わったのかキリ番ゲッターという偽物でした。
偽物でも大きさは数キロあるわけで、こんなものが飛んできては信長も戦いに集中できません。
アタックカンタを見破れないまま攻撃を跳ね返され、哀れ信長は自滅してしまいました。
さようなら。あなたのことは多分忘れません。

それでも信長といえば天下の英雄。 ただでは死にません。
ルーミアは真っ二つ。
チェシュエはモスマンに変化。
後は・・・アズリアも真っ二つになってますね。
「ううっ! 死んだらどうするんですかー!?」
目があったら涙目になっているのでしょうが、今のアズリアは盲目のものです。
目がありませんから泣けません。
アズリアは体が別れてしまわないように、自分の触手で自分の体を押さえています。
まあ死んでいないから放置で良いですよね。

>>2-4
こちらPLの人は無事ですどうぞ。
少々連絡に手間取りましたが気にせず進めてくださいどうぞ。

>>5
>「皆、聞いてくれ。チェシュエさんが変わり果てた姿に……」
「な、なんですってー!?」
ルーミアに回復魔法をかけていたアズリアも文字通り飛んできました。
「これは・・・蛾? ・・・いや蝶でしょうか・・・
 私はまだ変身魔法を解除する力が無くて・・・すみません・・・
 ・・・とにかく回復魔法を使ってみます!」
アズリアはチェシュエに回復魔法を使って生命力を7点回復させました。

ところでフラポリーはチョウとガの見分け方を知っていますか?
『食べて美味しいのがチョウ。 食べて美味しいのがガ。』
それでは同じです。
まあ、チョウもガの一種らしいので間違いではないですけどね。
『どっちも美味しい。』
はいはい。

「どうしたらいいんでしょうか・・・ルーミアさんも真っ二つになってしまったし・・・
 テイルさん! その立派な杖でチェシュエさんを元の姿に戻せませんか!?」

PLの人がフラポリーと会話している間にも、アズリアはチェシュエを元に戻そうと必死です。
いやあ、友情って本当に素晴らしいですね。
ルナさんも いあ いあ に負けずにがんばりましょう。

さてさて、勇者たちがすっかり忘れているように見えるツクヨミは。
目立つために用意した巨大な矢型黄金エネルギーでガイアを狙っていました。
ガイアを浄化すると言いながら、集めた力で信仰を全部自分に集めようとしていたのです。
「これは、エネルギーを浴びたものを全員ツクヨミスキーにしてしまう最強兵器です。
 【アマテラス&スサノオ バイバイ! ガイアはいただき!】作戦を実行に移しましょう。
 これでようやく・・・私が表舞台に立つ事ができる・・・」
説明的なセリフを言いながら、ツクヨミはエネルギーの狙いをガイアに向けました。

7 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/09/11(土) 22:35:04 0
>5-6
盾の守備範囲から漏れていたようで約二名が真っ二つになった。
以前も真っ二つになったが再生していたから今回も大丈夫なんじゃないだろうか。
真っ二つのルーミアさんの周囲には、Pと書かれた何かが大量に散らばっている。
>「どうしたらいいんでしょうか・・・ルーミアさんも真っ二つになってしまったし・・・
 テイルさん! その立派な杖でチェシュエさんを元の姿に戻せませんか!?」
「やってみてもいいけど多分こっちが本来の姿なんじゃないかな……。
瀕死になったから変身が解けたのかもしれない。
そしてPってポーションの略に違いない!」
Pなるものを拾って次々とチェシュエさんに振りかける。

8 :語り手妖精 ◆6nXELe5RK6 :2010/09/11(土) 22:52:49 0
さて、前スレ>333にゲッターロボが来る予定だったが前スレは>327までしかないので
現行スレの>6にゲッターロボが来た事になる!
>「これは、エネルギーを浴びたものを全員ツクヨミスキーにしてしまう最強兵器です。
 【アマテラス&スサノオ バイバイ! ガイアはいただき!】作戦を実行に移しましょう。
 これでようやく・・・私が表舞台に立つ事ができる・・・」
その時。
ツクヨミの目の前に嫌がらせの様に降り立つ巨大ロボ。
何もせずに突っ立っているだけだが、邪魔な事この上ない。
「ガイアが見えない! これでは狙えないではないか……! 早く撤去しろ!」
だがしかし。
「嫌です! 私たちはルナ様に仕えているんです」
「あなたの言う事を聞く筋合いはありません!」
反抗的な天使達。
それもそのはず、天使達は黄金の矢でルナに惚れさせられているのであって、ツクヨミ自身に対してではないのだ。
「しまった……! 仕方がない、私自ら撤去するとしよう」
避けて別の場所から撃てばいいじゃないかと思うかもしれないが、完璧な計算の元に決められた発射地点を変えるわけにはいかないのである。
ツクヨミは最強の矛を使って地道にゲッターロボを撤去し始めた。
果たして撤去が終わるまでに作戦を阻止する事はできるのか!?

9 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/09/12(日) 00:06:00 0
ゴローのハッスルダンスにアズリアの回復魔法とテイルが振りかけるルーミアのPが加わると、
落ちている蛾の羽が少しだけ輝いたように見え、触覚と脚がわずかに動き、それから
頭部が少し動いて複眼が周囲の光景を捉え・・・

しばしの沈黙の後、状況の整理ができたとばかりに
チェシュエはゆっくりと口を開いた。
といっても蛾の姿なので実際には念話のようなものである。

「助けて頂いたようだの。かたじけない。わたくしはチェシュエ−−若しくは、嫦蛾13号」
皆が簡単には納得しないだろう事は承知で、チェシュエは説明を続ける。

「わたくし達は崑崙に数多い幻獣−狭義の“獣”ではないがの−−の一種だ。
19世紀初前半に月からドリトルなる医者を迎えに来た巨大な蛾の血を引く故、
宇宙空間でも翼で“エーテル”を捉えて飛ぶことが出来る。
それ故わたくしは、中華人民共和国の嫦娥計画・・・の、崑崙による裏プロジェクトにて
生体探査機「嫦蛾13号」として飼育され教育を受け月に向かった。

そして、姿勢制御が極めて困難となる−−これはご先祖と同様だ−−重力中間点で、
乱気流のような物に巻き込まれた・・・ような気がする。
どういう訳かガイアとやらに倒れていたのを巨大なぶち猫に拾われ、
そ奴の飼い主の世話を受け、異世界間の壁を越えたのであろうと聞かされた。
ああ、チェシュエという名は彼女から貰った。鱗粉のことだと言うておったの。

幾日か経って、月が見えるのに気付いた故、わたくしは再び月に向かおうと飛び立った。
しかしわたくしの航行能力は月までの距離にいささか足りておらぬ様だ。
結果的に月には着いたものの記憶を失っていたのであろう」

10 :名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中:2010/09/13(月) 19:03:58 0
y

11 :ゴロー ◆u7xvaZrzLM :2010/09/15(水) 01:30:19 0
>>9
「無事だった!いやあ良かった!
 でも無理するもんじゃありゃあせん。
 見たところ、変身が保てないほど消耗してますぜ」
ゴローはチェシュエを心配している。
何だかんだで負い目になっているのだろう。
「……えーと、ジョーなんだって?
 エーテル……有機化合物、いやMP回復するアレ?
 それで空を飛ぶのか?うもももも」
ゴローは頭がパンクしそうになっている。
一度に多くを説明されたためであるが、それにしても可哀想な脳味噌である。
「なんだか俺もおかしい気がするぜ」
おかしいのは主に出で立ちだ。
だが、無学なゴローが知りえないはずの知識が、彼自身の口から出てきている。
彼も何らかの記憶障害を患っているのかもしれない。

>>6>>8
「スゲェおっかないアイテムと、悪の陰謀の気配がしますぜ、旦那!
 それになんかデカいのと戦ってる奴が居ます――あれがエロスとかいう奴か!
 あんまりエロくないじゃないか、畜生め!」
おっかないアイテムとは、あらゆる盾を貫く最強の矛と、あらゆる物から身を守る盾のことだ。
これらのアイテムは矛盾の故事そのものだが、ゴローにそんな学があるはずがない。
とはいえ無駄な知識はある程度披露しているので、どうなんだ。
そしてエロスなのにあまりエロくない(ライトファンタジーは過度のエロ・グロ禁止なので、エロくないことは何ら間違っていないのである)ことに腹を立てている。
そのため、ゴローは彼に対して一片の情け容赦も無かった。

「うおおー、此処で戦わずしていつ戦う!
 ふっ、神殺しか……悪くねえぜ!」
ゴローは馬鹿なので、立ち直りは早かった。そして自分に酔っている。
立ち直りが早いのは結構だが、相手は神(自称)でも神(笑)でもない、カオスから生じた正真正銘の原初の神である。影薄いけど。
彼は先陣を切って突撃を試みた。
再三繰り返すが、彼の能力は後方支援向きであるため、こういうことをしたらどうなるかはお察しください。

12 :ルーミア ◆yDvhfPtzwE :2010/09/15(水) 06:47:33 0
真っ二つになったルーミアは闇へと姿を変え、再び元の姿を取り戻した
「なんてね…その程度で死んだら幻想郷では生きていけないわ」
ルーミアの言っていることは真実である
弾幕ごっこが常日頃から行われ、肉弾戦なる遊びも加わった幻想郷では常日頃から戦いが行われ、当たり所が悪ければ、即死する
この程度で死んでいては幻想郷にいる意味などないのである

>>9
「なんと…正体は蛾だったのか」
さすがにこれはルーミアも予想外だったらしく、目を真ん丸に見開いている

>>11
ゴローは先走った
気づいたツクヨミはゴローを投げ飛ばした
「馬鹿ね…」
ゴローの醜態からルーミアは目をそむけ、ツクヨミの方へと歩き出した
「まさか、自分自身の姿をこの目で見るとは思わなかったわ。このまま戦ってみるのも悪くないけど…」
似たりを笑みを浮かべた
明らかに何かをたくらんでいる証拠である
「自分を自分でいじめるのも悪くないわね」
剣で空間を切り裂き、触手を呼び寄せた
さあ、このまま放置しておくと、エロエロな展開になってしまうぞ

13 :名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中:2010/09/16(木) 12:36:16 O
触手『全力でお断りします』

空間の裂け目から現れた触手は一同を見るやシオシオに萎えて引っ込み帰っていった
どうやら触手の趣味ではなかったらしい

14 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/09/16(木) 12:55:38 0
>>6-9
ハッスルダンスと 回復魔法と Pの効果発動!

チェシュエは 目を覚ました!

>「助けて頂いたようだの。かたじけない。わたくしはチェシュエ−−若しくは、嫦蛾13号」
目を覚ましたチェシュエは、念話で会話を始めます。
話されたのは月に来た目的や名前の由来ですが、
これでチェシュエが異世界人であることがわかりました。

>「……えーと、ジョーなんだって?
「月に到着するのに大変な苦労をしたので、記憶を失っていたんですね・・・」
アズリアは感動したように言っていますが、騙されてはいけません。
単に自分にわかる所だけに反応しただけで、ゴローと同じく内容の理解は今一つです。
崑崙の幻獣による月を目指す計画は良いのですが、その目的はなんでしょうか?
ちょっと気になるところですよね。

>>11
>「スゲェおっかないアイテムと、悪の陰謀の気配がしますぜ、旦那!
「ゴローさん気をつけて!
 あのアイテムは強力な魔法の品です!」
巨大ロボがどんどん小さくなるくらいですから、言われなくてもわかりそうなものです。

>「うおおー、此処で戦わずしていつ戦う!
ツクヨミに突撃したゴローは、逆に投げ飛ばされてしまいました。
矛で突いた方が早い気もしますが、必殺技は最後に取っておくつもりなのでしょう。
「ゴローさーーーーん!!! しっかりしてください! 傷は浅いですよ!」
ゴローが後方援護タイプだとまったく気づいていなかったアズリアが、回復魔法で援護します。
まあ見た目(実際に見えているわけではないですよ)が戦士タイプですから仕方がありません。

所で今気づいたのですが、勇者パーティは後方援護が多いですね。
ゴローかアズリアに、攻撃力のある技を覚えてもらったほうが良いかもしれません。
ギガスラッシュとかプチスラッシュとか、そんな技の事です。

>>12
>「まさか、自分自身の姿をこの目で見るとは思わなかったわ。このまま戦ってみるのも悪くないけど…」
「自分自身?」
無事真っ二つから復活していたルーミアの言葉に、アズリアは首を捻りました。
「あの・・・ルーミアさんとツクヨミは、同じ人なんですか?
 だとしたら、ツクヨミを倒したら、ルーミアさんも死んじゃいませんか?」
ルーミアに聞こえないように、アズリアは仲間に相談しました。
『お腹が減ったら自分の分身食べてウマー』
フラポリーの考えは根本的に間違っている気がします。
自分と戦うなんてよくある話ですよね。
世の中には、殺人事件を調べていたら死んでいたのは自分だった、なんて面白い話もあるわけですから。

一方そのころ、ルーミアは触手を呼び寄せてツクヨミを狙っていました。 が。
>触手『全力でお断りします』>>13
これはひどい。
確かに触手にも選ぶ権利はあるのでしょうが、どんな相手が趣味なのか気になりました。
もちろん、触手が返っても狙われたツクヨミは黙ってはいません。
「お前は闇の種族のようだが・・・この攻撃が止められるかな?」
ツクヨミがそう言うと、いあいあ言っていたルナから巨大な光属性ビームが放たれ、ルーミアを襲いました。
近くにいるツクヨミも無事では済まない気がしますが、彼女は最強の盾で身を守っています。
当然このままだとダメージは 0 です。

15 :名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中:2010/09/16(木) 17:33:13 O
おいドーラ
なんで避難所消してトンズラしてんだよ
避難所で暴れてた名無しとドーラがID同じだったことにはなんか釈明はないのか?
ネットウォッチされて疲れました?
名無しで悪態吐いてたのがバレて恥ずかしくなったからだろうが
都合いいことほざいてんなクソ虫
ヘヴィに行って自分の愚行を詫びてこいよ

16 :名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中:2010/09/18(土) 16:50:47 O
コクハさんちーっす
Wikiの件はどうするんですかー?

17 :名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中:2010/09/18(土) 17:04:18 O
別人だって言ってんだろ。
しかしコクハみたいなおつむに生まれるって毎日どんな気分なんだろうな。
自分では普通かそれ以上にうまくやってるつもりなのに結果も出せず評価もされず
常にハブられバカにされイジメられ何が悪いのか本人はまったく自覚できない。
どんなに頑張っても名前を変えて他人のふりをしても笑われ続ける。
ちょっとしたホラーだよな。俺なら気が狂うよ。

18 :名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中:2010/09/18(土) 18:39:22 0
おい、とっとと雑談所に帰ってきて話の続きしろよ
トリ晒すんだろ?
そっちから持ちかけてきておいて都合悪くなったからってとんずらできると思ったのか?
本人だと確定してないから大丈夫だと思った?本スレに突撃してこないと思った?
そんな理屈が通じるわけ無いだろうがwwwwwwwww

ま、そこらは同じ肥溜めの仲間のガチャピンさんもよく知ってるだろうが
とにかくまとめサイトを作る手伝いするからコクハさんはトリ晒すこと
お待ちしてますよ^^

19 :名無しさん@自治新党スレでTATESUGI値審議中:2010/09/18(土) 18:49:29 0
95 名前:ドーラ ◆vspLe72Rlc [sage] 投稿日:2010/08/28(土) 20:23:13 0
【度重なるネットウォッチ行為により疲れ果ててしまいました。うまい具合に幕引きすべきかもしれませんが、何を書いてもバカにされるだけなので、このままやめようと思います。途中でやめて申し訳ないのですが、もう、限界です】

47 名前:ドーラ ◆yDvhfPtzwE [] 投稿日:2010/08/20(金) 16:14:11 0
http://jbbs.livedoor.jp/netgame/6775/
ヘヴィ―ファンタジー避難所

避難所を作りました

ところでルーミアさんはこのご自分で作った避難所でID丸出しのままで自分の不手際のツケをスレの同僚に回そうと名無しで工作したり名無しで同僚を煽ったり
あまつさえそれがバレると上記のようにそのことについては何の謝罪もなく被害者面してケツまくったことについてなにかコメントするべきじゃないのかな?

20 :ゴロー ◆u7xvaZrzLM :2010/09/19(日) 23:33:22 0
>>12>>13
「チッ」
人並みにスケベ心のあるゴローは、触手がお断りしたことでサービスシーンが見られなくなったので、舌打ちをした。
しかし、触手が向かった相手はルーミアではなくてツクヨミであり、そもそもこのスレでは基本的に色気よりもカオスが優先されるため、この結果は至極当然と言えよう。
第一、男か女かわからんツクヨミを触手でチョメチョメしても微妙かもしれない。
このスレではツクヨミはエロスと同一視され、そのエロスはクピド(キューピッド)と同一視される神である。
このため、ツクヨミは下手をするとキューピーちゃんかも知れない相手である。色気など期待する方が間違いなのだ。

>>14
「ホアアアア!」
けたたましい悲鳴と共に、ゴローは宙を舞った。もちろん地面に叩きつけられた。
ただちにアズリアの魔法で傷を癒されたが、それでもゴローはかなり消耗している。
「かたじげない!しっかし、アレ、どうやって倒しましょうかねえ。
 見たところ、ものすごいバリアーで近付くことすらままならねえ。
 あの矛も、突かれたら大変なことになりそうな予感がしますぜ」
若干弱気にもなっているようだ。あまりにも危険な気配が漂っているし、相手は地味だけど神である。
復活すら封じるとかいう設定らしいので、喰らったらまた新しいキャラクターシートを書かないといけなくなる。
「とりあえずアレだ……攻撃が通じないなら、せめて辱めてやろうよ!」
ヒーローらしからぬ発言だが、まったくもっていつものゴローなので、その辺は問題ない。
彼は前にもルーミアにセクハラを試みた前科があり、更にルーミアとツクヨミ=エロスが同一存在という設定が追加されたことによって、何かムラムラする要素でもあったのかも知れない。
ゴローはさしあたって、言葉どおりにツクヨミを辱めようと思ったようだった。
「おーい、ごろつきども!」
ゴローは仲間を呼んだ。
するとその辺から、頭の上に輪っかの付いた、羽の生えたパンツマスクの筋肉ダルマが大量に出てきた。
ごろつきである。どんな社会形態をとっている国家にも、ごろつきは存在する。
ごろつきという種族のモンスターだった。ゴローの亜種だろう。
「何だ、面白いもんでもあるのか!」
「エロ本でも手に入ったのか!」
これほどの数のごろつきが集まって、何をしているのか?
その答えは、単に見ているだけである。ごろつき達はツクヨミを取り囲んでじっと見つめている。
何もしていないのに恥ずかしくなってくるくらい熱い視線を、ツクヨミに向けている。
もちろん特に意味は無い。

21 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/09/20(月) 00:35:37 0
>9
「プロジェクトを立ち上げて探査機を送り込むからには月には何かあるはずだ。
月に住む何者かの妨害を受けたのかもしれない……」
そういえば以前地球に飛ばされたときに、元の世界に戻りたいなら月を目指せと言われた事がある。
「地球から見える月とここは似ているけど違う世界なんだ。
でももしかしたら繋がってるかもしれない!」 君もなんとなくそう思ったから来たんじゃない?」

>11
「うおおー、此処で戦わずしていつ戦う!
 ふっ、神殺しか……悪くねえぜ!」
「待ってー! 神殺しならルーミアさんからチェーンソーを借りて行くんだー!」
あれは神ではなく紙をバラバラにしたチェーンソーなので無理です。

>12
>「まさか、自分自身の姿をこの目で見るとは思わなかったわ。このまま戦ってみるのも悪くないけど…」
「自分自身? じゃああいつは闇の神……!?」

>13
呼び寄せられるなり帰っていく触手。
「そんなアホな!」

>14
>「あの・・・ルーミアさんとツクヨミは、同じ人なんですか?
 だとしたら、ツクヨミを倒したら、ルーミアさんも死んじゃいませんか?」
「きっと別の世界の自分ってやつだ。
世界が分かれている時点ですでに別の存在だから大丈夫……だと思う」

>「お前は闇の種族のようだが・・・この攻撃が止められるかな?」
「あぶない!」
ロランドはそう言ってボクを突き飛ばした。
と言ったらビームから避けさせてくれたみたいだが、逆である。
ビームが当たるように突き飛ばした! 間違いなく確信犯だ!
「な、なにをするきさまぬわーっ!」

22 :語り手妖精 ◆6nXELe5RK6 :2010/09/20(月) 01:21:01 0
>20
「ええい、消えろ!」
見ているだけのごろつき天使に痺れを切らし、ツクヨミは究極の矛を一閃する。
しかし何も起こらなかった! ツクヨミはこうなるのを見越していたかのように呟いた。
「やはり来たか……」
「ツクヨミ、もうお止めなさい」
と、等身が高くなって後光が差しているテイルが言った。 ガイア、またの名をアマテラスのご降臨である!
「世界の始まりの時に姉上とスサノオは自分の世界と眷属を授った。
私がそれを欲しがって何が悪い!? 止めれるものなら力ずくで止めてみろ!
どうせそやつの体では大した力は発揮できまい!」
ツクヨミはいつも持っている弓を構えた。
ただし矢は黄金の矢でも鉛の矢でもなく、光と闇が複雑に絡み合った魔力をまとっている。
「神権限で最強の矛と究極の盾を無効化しています。どうか今のうちに……!
ツクヨミは光と闇を併せ持つ神……ゆめゆめ油断せぬよう!」
一同に懇願するアマテラス。
神の割に他力本願に聞こえるが、そのままでは話が進まなくなりそうなチートアイテムを無効化しただけでも上出来だろう。
ちなみに一見真面目なシーンぽいこの間もごろつき天使がツクヨミの周囲を取り囲んだままである。

23 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/09/20(月) 02:50:49 0
「・・・やはり信じられぬであろうな」
目を伏せる−−といっても複眼だが−−チェシュエ。

>11
>「……えーと、ジョーなんだって?
>12
>「なんと…正体は蛾だったのか」
>14
>「月に到着するのに大変な苦労をしたので、記憶を失っていたんですね・・・」

「某国の計画は嫦娥、人の名。わたくしの名は嫦蛾で少し字が違う。仙人達の駄洒落だの」
気遣ってくれる周囲に応えようと説明を追加する。

「わたくしが言うエーテルとはR-O-R'な有機化合物ではなく、
昔の人が宇宙空間に存在すると考えておった仮想の物質なのだが・・・
掻く水が無いと泳げぬように、空気が無い宇宙空間は本来は飛べぬ。
しかし、わたくし達は幻獣故に、実際は存在しない仮想の物質を使える、のだそうだ」
周囲が細かい事はあまり聞きたくなさそうなのは意に介さないようだ。

「そういえば、崑崙からの指令が届いておらぬの・・・
わたくし達がどこでどんな状況になっていようとも、
およそあり得ない方法で連絡をつけてくるのが常なのだが・・・」

それもその筈、崑崙もついでに某国も
\デデーン/
その他により既に消滅している。
だが、それはチェシュエが飛び立った後の事であり、知る由もない。

24 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/09/20(月) 03:24:16 0
>21
>「地球から見える月とここは似ているけど違う世界なんだ。

「・・・やはり、そうであったか。ではやはり、わたくしは本来の月を探さねばならぬ」
一瞬、遠い目−−といっても複眼だが−−になったチェシュエだが、
目の前でテイルが神々しく何やら告げ始めたのでそちらに向き直る。

>22
>「神権限で最強の矛と究極の盾を無効化しています。どうか今のうちに……!

「・・・その矛で盾を突けば、どちらも存在が保てず崩壊する筈だがの」
チェシュエはそっと仲間に告げた。
崑崙育ちのチェシュエにとって、それは常識だ。
「無効化された上ツクヨミとやらの手が弓矢で塞がっている今ならば可能であろう
・・・念の為わたくしが囮になろうか?飛ぶ程度の能力は有る故」

25 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/09/23(木) 21:04:40 O
>>20-24
>「とりあえずアレだ……攻撃が通じないなら、せめて辱めてやろうよ!」
「その発想はおかしいですよ!」
アズリアはツッコミを入れました。

ゴロー は なかまを よんだ!
あたらしく ごろつきBCDEFGH以下略 が あらわれた!
ごろつきたちは ツクヨミを みつめている!

見たり笑ったりするのはあれで攻撃になったりします。
相手が笑ったり怒ったり麻痺したりダメージを受けたりするからです。
どうしてそうなるのかはPLの人も知りません。
世界のシステムにでも聞いてください。

>>
>世界が分かれている時点ですでに別の存在だから大丈夫……だと思う」
「なら倒しても大丈夫ですね!」
倒しても大丈夫と聞いてアズリアは突撃体制に入りました。
しかし、ルナの光の攻撃がルーミアに向かいます。
闇の種族ピーンチ!!…なのですが、ここで思わぬ邪魔が入りました。

>「な、なにをするきさまぬわーっ!」
「ああっ! テイルさんがルーミアさんをかばって!」
実際には突き飛ばされただけなのですが、まあ結果オーライということで。
おめでとう! テイルは アマテラスに しんかした!>>22

>>23-24
>「・・・その矛で盾を突けば、どちらも存在が保てず崩壊する筈だがの」
「そんな事で最強のアイテムが……? わかりました! やってみます!
 囮は助かりますが、無茶はしないでください!・・・えいっ!」
アズリアはチェシュエにそう言って、隙を見て最強の矛と盾を奪います。
ぶつかり合う矛と盾は一瞬にして砕け、後には何も残りませんでした。

「やった・・・やりましたよチェシュエさん!」
喜ぶアズリアですが、喜んでばかりもいられません。
怒れるフリーザー様とツクヨミが迫ってきたからです。

「はじめてですよ・・・ここまで私のことをコケにしてくれたおバカさんたちは。
 最初に言っておきますが、私の放つビームの温度は−53万度です。」
「矛盾を消した程度で勝ったつもりになるな!
 光と闇が備わって最強に見える矢の一撃で消え去るが良い勇者たちよ!」
フリーザー様が冷凍ビームを。 ツクヨミが光と闇の矢を。
それぞれ勇者御一行に向けて放ちました。
がんばって避けないと死んでしまうかもしれません。

26 :ゴロー ◆u7xvaZrzLM :2010/09/24(金) 01:21:22 0
>>23-24
「矛と盾だって!
 なるほど、何もかも貫く矛と、どんな攻撃もはね返す盾とあっちゃあ、どっちも成り立ちませんなあ!」
矛と盾とがぶつかり合うと、それらは両方とも跡形もなく消滅した。

>>21
「おっとそうだった!」
神殺しのチェーンソーを借りていけと言われたので、ゴローはそのようにした。
「ルーミアの姉御、ちょいと借りるぜえ!」
ゴローはルーミアの懐からチェーンソーを掠め取った。
「バウンティハンター」のスキルで覚えるぬすっと斬りである。味方に撃つなというツッコミは受け付けない。
「うおおおお、見せ場はもらったあああ!」
ゴローはルーミアから盗ったチェーンソーで切りかかった!
ツクヨミは神であり、神殺しのチェーンソーはとても有効なはずだ。
元ネタだと神どころか何でも死ぬが、問題はこれが神殺しではなく紙殺しである点だ。
また、今まで目立ってなかった奴が急に目立ち始めるのは、即ち古来より続く由緒正しい死亡フラグである。

>>25
案の定そうでした。
突出していたゴローは真っ先に光と闇が両方備わって最強に見える矢が直撃した。
「げぐぁ〜っ!!」
何処ぞの親の仇みたいな台詞と共に、ゴローはあっさり死んだ。
冷凍ビームと矢のうち、後者は彼の命で防がれたが、これが尊い犠牲かどうかは判断に悩むところである。

彼の遺体はすぐさま自動的に自走式棺桶に収められた。
しかし、彼が持っていた(何だかんだ言って)優秀な装備品や、さっき奪ったチェーンソーはまだその場に残されている。
また、大量に残ったごろつきは放置されてそのまま残っている。
彼等はおよそ何の役にも立たないだろうが、石つぶてでツクヨミ達のチマチマ体力を削る程度のことはできるかも知れない。

27 :名無しになりきれ:2010/09/24(金) 01:32:53 0
>>25
>「はじめてですよ・・・ここまで私のことをコケにしてくれたおバカさんたちは。
> 最初に言っておきますが、私の放つビームの温度は−53万度です。」

たいへんだ!この宇宙には-273度(℃)までの温度しか存在しなかった
しかし フリーザー様は-53万度のビームを放った!
ということは、つまり、

            __         ______
         ∧ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_   イ
         .V r´           ヽ、ン、
        __i ,==─-      -─==', i 
      ∠__,.ヘ イ ゝ、イ人レ/_ルヽイ i | 
‐、"'''''ー/, !/ヽレ小l(ヒ_] ,___, ヒ_ン | 「 !、i .|| 
__,.ヘヽ  /   .ーL|(/// ヽ _ン /// L」|ノ│ 
\ ', !: : ヽ、 _人人人人人人人人人人人人人人人_  
/;;`ー' : :: ::>ゆっくりの ほうそくが みだれる!!!< 
: : ; : : : : :: 、 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄  
 \ハ_ハ_,!V ハ レ'、i. |_  _|  [>r'>ソハ/ゝ‐i"`ノ〉 龍 /  
.ミ小(◯),  、(◯) 、 |_|    ・。; ;;; Y : " |,/\|  
.. |("  ̄ 'ー=-' ̄ノ-!‐ノ ! ノ|/ー!、!ノ/-‐─-='、>  ノ ̄`ヽ、  
_]彡''ー       rr=-,    r=;ァ `>ノ  )   ヽ.ノ! レ ヽ,_`ヽ7 
""`i;;i(   \////      // <     ´) Y     、(◎): ::! 
 i'ノ`i\ "  /i| U ) 'ー=-' (   `>   、_)  |,rェェェ、 " : : :iハ 
 イ// ' \ /"`|'/`  ,____, U < l  )    :ノ)r-r-|  .. : :ハ 
   ̄ ̄ ̄/つ ) i=ョ=ョ=ョ=と)>ー----‐<   ニニ´ . : : ,〈    
  i___|/   \ ____ ,⊂ノ'ー=-'     |  /|_____,,...ィ´//  

28 :ルーミア ◆yDvhfPtzwE :2010/09/24(金) 01:35:55 0
>>21
「ティル!」
なぜか知らないがティルが目の前に突き飛ばされて犠牲になった
ルーミアは光の攻撃にはとても弱く、直撃していれば、まず間違いなく死んでいた

>>22
が、ティルはすぐさま復活し、アマテラスとなった
「感謝するわ。ティル」
最強の矛と究極の盾はティルの力により無効化された
だが、ツクヨミは弓を引いた
矢は光と闇の力を持ち、食らえばまず間違いなく、死ぬ

>>24
ルーミアは少し離れた場所にいたので、何を言っているか理解できなかった

>>25
「そこの白トカゲ。これでも食らうがいいわ」
冷凍ビームとツクヨミが放った矢を回避し、フリーザとツクヨミごと闇で覆った
この闇はただの闇ではない
某吸血鬼が苦手とする精神攻撃を伴った闇である

>>26
ゴローはチェーンソーをひったくっていった
が、すぐに死んだ
装備品が辺りに散らばり、ごろつきたちはいまだに放置されている
闇を展開したまま、ゴローの近くへと近寄り、地面の方を見た

あるのは光の衣とロトの剣、ロトの紋章
勇者だったからのどから手がれるほしい代物だが、あいにくこれらはルーミアとは相性が悪く、
いまいち持っていく気にはなれなかった

29 :名無しになりきれ:2010/09/24(金) 02:51:38 0
コクハ
いろいろ伝説が多いので雑談所で話を聞いたほうが早いでしょう。


コクハの特徴としては
・時代背景、世界観無視(ファンタジーに某ビル等)
・やたらと東方ネタを説明しなければ、世界観にあわせることもせずストレートで出してくる
・キャラの行動が不安定
・時間軸の認識が曖昧[危険]
・避難所等は自分で管理しないと気がすまない。本スレ、避難所が荒れた場合は即刻削除[危険]


以上の点を含む場合、そのコテがコクハである確立は高いので注意する必要がある
特に[危険]とついた項目に該当する行動が見られた場合、嵐の前の前触れと認識してもらって結構

30 :語り手妖精 ◆6nXELe5RK6 :2010/09/24(金) 23:24:48 0
>23-24
>「・・・やはり、そうであったか。ではやはり、わたくしは本来の月を探さねばならぬ」
「イースさんが言った事が本当ならこの月のどこかに向こうの月と繋がってる場所があるかもしれない!
後で一緒に探そう!」

>25
>「ああっ! テイルさんがルーミアさんをかばって!」
「心配はいらない、これも作戦のうちだ。
……やはりそうか。表の名はテイル【Tale】、真の名はテール【Terre】……」
と呟くロランド。傍から聞くと文字無しでは何を言っているのか分からない事だろう。

>「はじめてですよ・・・ここまで私のことをコケにしてくれたおバカさんたちは。
 最初に言っておきますが、私の放つビームの温度は−53万度です。」
>「矛盾を消した程度で勝ったつもりになるな!
 光と闇が備わって最強に見える矢の一撃で消え去るが良い勇者たちよ!」
「当たると死ぬ! がんばって避けてください!」
すっかり解説役になっているアマテラス。
さすがに毎回思わせぶりにバックに君臨する光側のトップをやってきただけあって勇者達の活躍の場を奪わない術を心得ている。

>26 >28
>「げぐぁ〜っ!!」
「ああ、なんということでしょう!」
ゴローは棺桶におさまり、優秀な装備品、具体的にははおうのオノ、ビクトリーパンツ、あらくれマスク、あらくれブーツが残された。
「なんとこれは光の衣とロトの剣とロトの紋章……! あなたは本当に異世界の勇者だったのですね!」
どうやらオノとパンツとマスクがロトの剣と光の衣とロトの紋章に見えているらしい。

>27
光と闇の矢はゴローの尊い犠牲により防がれたものの、冷凍ビームは健在だ!
「ここは私が防ぎましょう!」
エレメントセプターで魔法障壁を作るアマテラス。冷凍ビームが障壁にぶつかったその時!
>ゆっくりの ほうそくが みだれる!!!
そう、この宇宙には-273度(℃)までしか存在しないのに‐53万度のビームを放ったのでゆっくりの法則が乱れたのだ!
その場所の空間が歪み、異世界との門らしきものができた!
「何!?」
「そのようなビームを放てば宇宙の法則が乱れるのは自明の理。
私は少しだけ乱れる方向性に干渉したのです」
こうして、向こうの月とこっちの月はたった今繋がってしまった。
イースがこれを予期していたのかは定かではない。
「忌々しい……、だから何だというのだ!」
確かにだから何だと一同が思った時、門の向こうから人影が現れる。蝶の翼が生えた神秘的な女性。
「妾は嫦蛾666号……お初にお目にかかる、ご先祖殿」
なんと! 近代的な乗り物だったはずの嫦蛾666号が擬人化して現れた!

31 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/09/26(日) 20:22:12 0
>25
>「やった・・・やりましたよチェシュエさん!」
「仙人達が時々こういう物を作って遊んでおったからの。
他にも、絶対に捕まらない狐と絶対に逃がさない猟犬やら、何やら」
アズリアの突撃に合わせてツクヨミの目先をかすめるように舞い上がったチェシュエが
軽く鱗粉を散らしながら上空で微笑む−−といっても蛾の姿だが。

>30
>「そのようなビームを放てば宇宙の法則が乱れるのは自明の理。
>私は少しだけ乱れる方向性に干渉したのです」
「-53万“度”であってそれが摂氏とも華氏とも絶対温度とも言っておらぬ故、
厳密には不可能ではない・・・ので参考までにその単位系における
水の融点と沸点を聞かせて貰いたかったのだがの」
崑崙では宇宙探査のため幻獣にも現代科学の基礎教育を施している。
>27の名無しとアマテラス同様、-53万という数字の呪術的意味には
微塵も敬意を払わぬチェシュエであった。


32 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/09/26(日) 20:35:35 0
>30
>「妾は嫦蛾666号……お初にお目にかかる、ご先祖殿」
「そちらが月か!」
記憶を取り戻した状態で本来の目的地を前にしたチェシュエは、
いきなり門に飛び込もうとしている。
蛾の飛行能力なので、直進速度はそれほどでも無いが、
このままなら門をくぐり、地球−−今は亡き崑崙−−の方角に向かって種々の方法で通信を試みるので、
一行やツクヨミ達の事は暫くの間念頭に無くなるだろう。

33 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/09/29(水) 17:52:35 O
>>26
「うえ〜ん! ゴローさんが…ゴローさんが死んじゃいましたー!」
死亡フラグを大量生産していたゴローは、あえなくお亡くなりになりました。
アズリアは復活魔法は使えません。
他に復活の呪文を使える人がいないと、ゴローはしばらく棺桶から出られないでしょう。
自力復活という技もありますが。
『仲間が増えた。』
死亡仲間が増えて喜んでいるのはフラポリーだけでした。

>>28
「うおおぉっ!? 私の目が! 目がーっ!?」
進化して鳥目になったフリーザーは、盲目と闇の効果で混乱しています。
無闇に飛び回り始めたかと思うと、ツクヨミにどんとぶつかりました。
「ここにいたかカオスの勇者たち! 命はもらったーっ!!」
「な、なにをするだーっ!?」
強い味方が混乱すると大惨事がおきるのは世の常です。
フリーザーとツクヨミも闇の中で同士討ちを始め、最後には両者相打ちで倒れてしまいました。
状態異常の回復アイテムを持っていないとこうなります。
皆さんも気をつけてくださいね。

>>27 >>30-32
>「そちらが月か!」
「ちょ、ちょっと待ってくださいチェシュエさん!
 安全確認もしないで行くなんて危ないです!」
前進するチェシュエを、アズリアは後ろから引き止めました。
なんとなく捕食シーンに見えますがそれは気のせいです。

「御先祖殿、これはゆっくりの法則が乱れたための非常事態。
 迂闊に通ろうとすれば命を落とすことにもなりかねませぬ。」
666号はそう言ってチェシュエを止めました。
「どうしても通りたいのなら、光の力を集めて橋をかけねばなりませぬ。
 しかしそれだけの力を集めることが、果たして出来るのかどうか・・・」

さて。 ここで一度周囲の状況を整理してみましょう。
ルナは相変わらず いあいあ 言っています。
ツクヨミとフリーザーは仲良く倒れています。
その周りをごろつきたちが取り囲み、2人を見つめています。
「はっ! 私たちは一体何を?」
「ここは誰? 私はどこ?」
ツクヨミが倒れて天使たちは正気を取り戻し始めました。
そして。
「あの〜っ! お客様の中に復活の呪文が使える方はいらっしゃいませんか〜っ!?」
アズリアはゴローを助けられる人を探し回っています。
実にカオスな光景です。

34 :ゴローの魂 ◆u7xvaZrzLM :2010/09/29(水) 22:45:28 0
>>28
しかしながら、実はゴローが持っているのは覇王の斧とパンツと覆面で、後は手紙とか大したものはない。
彼は勇者志望であり、まだ勇者ではないのだ。当然、その証となるようなシロモノも持ってはいない。
となると、この誤認は何が原因か?
「待てあわてるな、これはフリーザーの罠だ。
 フリーザーは幻術も能くする魔術師、油断めされるな!」
フリーザーはそういえば以前も幻術を使っていたはずである。
雷のような一喝と共に、幻術は解除された――その声の主は!

>>30
ゴローの幽霊でした。
「否、わたしは勇者ではない。
 まだわたしの求める勇者像に近付いてすらいないのだ」
ゴローの入った棺桶の上に浮かぶ人魂がそう答えた。
ゆらめく霊は青白く発光し、やがてぼんやりとした人型を形成した。
「わたしは勇者になり損ねた、無名の戦士の魂でしかない。
 幾度と無く転生し、あるときは学者、あるときは首狩り族、あるときはスライム、そしてあるときはごろつきへと転生を遂げた。
 だが、何度転生しようと、真の勇者にだけはなることは決してなかったのだ」
スキルの「ゆうき」にポイントが割り振られていないことが、勇者になれないことを如実に示している。
それと同時に、何度転生しても「ゆうき」のスキルは必ず保持し続けていることは、彼の勇者という存在そのものへの渇望を示している。
素養だけはあるのだろうが、何かのせいでその一歩が踏み出せないのだろう。
「願わくば来世こそ、真なる勇者たらんと欲す……だがその前に!」
彼はツクヨミとフリーザーに一矢報いるべく、なにやら呪文を唱え始めた。
しかし!

35 :ゴローの魂 ◆u7xvaZrzLM :2010/09/29(水) 22:56:47 0
>>33
「なんてこったい!何かする前に敵が自滅してしもうた!」
何かの呪文を唱えている間に、
何か気まずくなったので、とりあえず泣きじゃくっているアズリアに声をかけた。
「……エンディングまで泣くんじゃない!」
エンディングがいつになるのかは未定であり、それまで泣くなというのは結構な無理難題である。

「復活の魔法については無用だ。
 わたしは勇者になり損なった折に、より真の勇者に近い者になるために、時間を越えて無限に転生するように魔法をかけている。
 たとえ姿がどのように変わろうとも、わたしはお前達と共にあるだろう――多分。
 運命がきっと、そのように導いてくれるはずだ。
 と言うかっとカッコイイ姿にな転生したいから、後生ですんでお願いします」
どうやらゴローは転生するようです。
それに輪廻転生は確かガイアの教団が説いている教えだったはずである。
ただ、この魂は「もっとカッコイイ姿に転生したい」と言っているが、今まで転生してきたのが首狩り族とかスライムとかなので、今度はもっと酷い姿になるかも知れない。
転生先を彼が選べるわけではないが、まあパンツマスクより酷い姿にはならないだろうと思ったところで無理もない。

>>30-32
「とりあえずわたしのことより!
 彼女の様子も見てやってくれないか」
と、ゴローもとい勇者になりそこなった無名戦士の魂は、チェシュエの方を見遣った。
とりあえず目下の強敵が倒れた今、彼女の目的に協力した方が良いのかもしれない。

幸いなことに、呼び集められたごろつきどもであるが、彼らは天使の輪っかと白い翼を持っている。
つまり、こんな連中でも天使であり、紛うことなき光の眷属だ。
「光の力が必要だって!」
「俺達も力を貸すぜ!」
「ここで困っている奴を助けないとあっちゃあ、漢がすたるってもんさあ!」
「そうだ、俺達はろくでもねえゴロツキ天使だが、こういうときくらいは役に立つってところを見せてやらなきゃあな!」
「やるよ」
「やるよ」
そういうことになった。
「もうひといきじゃ パワーをゲートに」
「いいですとも!」
ごろつき天使どもが光のパワーを集中し、橋をかけようと頑張っている。

36 :名無しになりきれ:2010/09/30(木) 23:22:05 0
ルーミアの ダークパニック!
てきの フリーザーは こんらんした!
てきの フリーザーは こんらんしている!
てきの フリーザーの ピヨピヨパンチ!
てきの ツクヨミは こんらんした!
てきの ツクヨミは こんらんしている!
わけも わからず じぶんを こうげきした!
てきの ツクヨミは たおれた!
てきの フリーザーは こんらんしている!
わけも わからず じぶんを こうげきした!
てきの フリーザーは たおれた!

アズリアの まきつく!
チェシュエは アズリアに まきつかれた!
666の とおせんぼう!
チェシュエは もう にげられない!

37 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/10/02(土) 01:20:12 0
>33
>「ちょ、ちょっと待ってくださいチェシュエさん!
> 安全確認もしないで行くなんて危ないです!」
>「御先祖殿、これはゆっくりの法則が乱れたための非常事態。
> 迂闊に通ろうとすれば命を落とすことにもなりかねませぬ。」

(・・・!)
前後から止められ、チェシュエは我に返った。
「・・・済まぬ。崑崙に連絡せねばと思うた故・・・」

それを聞いて、バタフリー、否、嫦蛾666号の表情が硬くなる。
「その事ならば文字通り心配"無用"。妾が飛び立ってより少しの後、
崑崙は・・・崑崙は、某国共々、何者かの干渉により消滅した」

666号が展開する現在の地球表面のイメージを凝視するモルフォン、否、チェシュエ。
状況を認識すると、がくりと翅を垂れた−−アズリアの触手に絡められたまま。
なんとなく捕食シーンに見えますがそれは気のせいです。

38 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/10/02(土) 01:45:21 0
だが。

>35
>「もうひといきじゃ パワーをゲートに」
>「いいですとも!」

魂となってしまった元ゴロー、そして、
呼びかけに応え、橋をかけようとするごろつき天使達。

(所属先を亡くした探査機に過ぎぬわたくしを、彼らは気遣い、手を貸そうとまで・・・)
唐突に、ガイアで世話になった少女を思い出す。
(あの時も、衰弱したわたくしを、彼女は気遣い、あれこれ手当してくれ・・・
わたくしは、何処へ行っても、只管、助けられてばかりだの・・・)
自走式棺桶に複眼を向ける。
(わたくしも、いつか誰かを助けられるようにならねばの・・・
所属先を亡くした探査機風情に一体何が出来るものか、未だ分からぬが・・・)

やや気の長い決意と共に、チェシュエは僅かな鱗粉を残してアズリアの触手を滑り落ち、
鱗粉色の長衣姿で門の前に降り立った。
ごろつき天使達の集める光のパワーが長い黒髪を時折舞い上げる。

「・・・まずは、詳しい話を伺えるかの、666号殿」

39 :語り手妖精 ◆6nXELe5RK6 :2010/10/02(土) 20:01:51 0
>32
>「そちらが月か!」
「お待ちなさい、向こうの月には何があるか分かりません!」

>34
「頑張ってください、世界は変革期を迎えています。
激動の時代こそあなたのような今まで勇者になれなかった者が勇者になるチャンスです!」
アマテラスはゴローにナチュラルにエールを送った。

>33
>「ここにいたかカオスの勇者たち! 命はもらったーっ!!」
>「な、なにをするだーっ!?」
「ああ、ツクヨミ……!」
同士討ちというしょうもない敗北を喫したツクヨミに駆け寄るアマテラス。
相手はどうしようもないオバカとはいえやはり兄弟なのだ。
「ツクヨミ、しっかりしなさい!」
アマテラスの腕の中で、死に際にいきなり改心する悪役の例に漏れず、ツクヨミは犯行動機を語り始めた。
「この世界の神々は自らの”世界”を……星を持つ……。
でも私には世界が与えられなかった……。
知ってるよね、最初この世界に月は無かったんだよ。
だから天使達に私の世界を作ってもらったんだ。最初はこんなつもりじゃなかった……。
姉さまから少しだけ力を貰って夜の闇を照らすささやかな光でいいと思っていた。
どうしてこうなってしまったんだろう……」
「ツクヨミ……こんな時に何ですが時間切れです」
非情にも中途半端な所でアマテラスはテイルに戻った!

40 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/10/02(土) 21:12:02 0
>35
「一体何が起こった!?」
ビームに当たって少し意識を失っている間に事態は豹変していた。
ツクヨミとフリーザーは倒されてるしゴローさんはいつの間にか死んで転生する気満々だしいつの間にか人が増えてるし。

>37
>「その事ならば文字通り心配"無用"。妾が飛び立ってより少しの後、
崑崙は・・・崑崙は、某国共々、何者かの干渉により消滅した」
「消滅!? 崑崙は壊滅はしたけど消滅はしてないんじゃ……」
「うむ、正確には某国より少し遅れて謎の消滅を遂げた」
「まさか……」
ガチャピン戦の時の例の闇鍋に飲まれて消えたのでは!? これはまずい!

>38
>「・・・まずは、詳しい話を伺えるかの、666号殿」
「妾にも詳しい事は分かりませぬ。
妾は666号、そなたは13号……本来は会う事もなかったはず。
もしやそなたは世界の壁を越えた時に時までも越えてしまったのかもしれませぬ」
話題が崑崙滅亡の原因になっては大変まずいので質問を振る。
「あなたはどうして不安定な門を通ってこれたの?」
「妾は最も高度な技術をもって作られた幻獣にして空中宇宙両用魔導船。
元より次元の壁が薄い所から世界間を移動する能力が備わっておる。
この度はイース殿よりそなたらの力になるように言われてやってきた」
「そうなんだ、よろしくね!」
これにて一件落着……
じゃなくてこのままではチェシュエさんが帰る所がないではないか!

41 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/10/02(土) 21:13:10 0
とその時! 拡声器を通したような声が聞こえて来た。
「ククク……崑崙ならここにあるぞ!」
「崑崙は私達が乗っ取りましたー!」
「たったすけてー! あのときの混乱に乗じて変な奴に乗っ取られたよー!」
なんと向こうの方に山か島のようなものが浮いている。
闇鍋で消えたんじゃなくて良かったと思ったのは秘密である。
「お前達は……声から予想してエドと妖烏とついでに最後のは下っ端仙人の誰かだな!」
「「「御明答!」」」

3人の声が見事にハモった。
「勇者どもと相打ちになってくれれば良かったのにとんだ役立たずだな!
この波動砲……もとい原始砲でまとめて始末してやろう!」
山から遠目から見ても分かるヤバそうな砲が出現し、エネルギーが集まり始めた!
「ここで使っちゃうんですかー? それ一回打ったら当分打てませんけどー!」
「いらん事をいうな! その威力をもってすれば一回で十分だ!」

「ぎゃああああああああ!」
「人生500年、なんたらかんたらをくらぶれば……」
大混乱に陥る一同。
「そのゲートって向こうの月と繋がってるんでしょ!?
そのゲートを最大限まで広げて向こうに波動砲を転移させればいい!」
「なるほど!」
「そうか!」
「そうか!」
一斉に納得する一同。
「やっと手に入れたささやかな私の世界を壊されてたまるか……!」
今際の際のようだったツクヨミはいきなり元気になった!
「新世界の神になる……じゃなくて真犯人はお前だ!」
いあいあ言っていたルナはいきなり正気に戻った!
「お前らとは袂を分かって正解だったようだ……」
微妙な立場だったロランドはいきなり味方化した!
「よくも崑崙を……貴様らの好きにさせてたまるか!」
ジョウガ666号はやる気満々だ!
幸いな事にごろつき天使達は元から橋をかけようと頑張っている!
「1回だ……たった1回防ぎきればいい!」
心を一つにして門に魔力を集める一同。
烏合の衆でも共通の敵が現れるとこんなにも都合よく団結できるのだ!

42 :名も無き戦士の魂 ◆u7xvaZrzLM :2010/10/04(月) 23:22:21 0
ゴローの魂は大いなる意思に導かれ、今まさに新たな肉体を与えられようとしていた。
大いなる意思は、名も無き戦士の魂に問うた。
『そんな肉体で大丈夫か?』
そんな肉体とは、こんな肉体である。

名前:カトリエル
職業:パラディン
種族:天使
性別:男
年齢:0歳
身長/体重:175cm/68kg
容姿特徴:美形だ!
性格特徴:典型的な天使だ。正義感は強いが融通はあまり利かない。
技能/魔法:スキル「勇気」「戦士」「僧侶」
装備:破邪の剣、シルバーメイル、知力の兜
所持品:真鍮の鍵、手紙
キャラ解説:
勇者になりそこなった無名の戦士の魂、ゴローの次の転生先。
転生とともに前世の記憶の大部分は封印されたが、勇者の条件にしてスピリットである「ゆうき(勇気)」のスキルは継承している。
新たに生まれたばかりの天使であるが、邪悪な魔物と闘う手段を本能として身に着けている。
もちろん天使特有の融通の利かない性格もだ。
だが、まだ生まれたばかりの未熟者なので、大きな変化と成長が期待できるという点で、他の天使とは異なっている。

「大丈夫だ、問題ない」
名も無き戦士の魂がそう了承したので、新たに天使カトリエルへと転生することになった。
確かに問題ない。強そうで、しかもゴローのような悪逆非道な輩になる可能性はきわめて低いと言えた。
この男なら、普通に主人公、そうでなくとも正義の味方くらいだったら名乗っても問題無さそうに見えた。
前世とは違う、まさしく勇者の素質を備えた男がそこに居た!

さて転生して間もないカトリエルは、ただちにこの戦いの場に現れると共に、早々に名乗りを上げ、妖烏に勝負を挑んだ。
闇ではない真なる敵、悪を討てとの本能がそうさせたのだ!
「やあやあ我こそは天使カトリエルなり!
 悪逆非道なる輩め、この正義の刃を恐れぬのなら、いざ尋常に勝負せい!」
「何ですかあんたは!」
さあ、一騎打ちだ!激しい戦いが始まる!
「うっ!」
カトリエルは早速、妖烏からの痛恨の一撃を貰い、体勢を崩した。
「えっ!」
彼は体勢を崩したところを追撃を受け、重傷を負った。
「おっ!」
そこから更に、重症を追って息も絶え絶えだったところを、とどめを刺された。
カトリエルは生命活動を停止……死んだのだ。

43 :名無しになりきれ:2010/10/04(月) 23:32:28 0
都合よい団結の甲斐あって、ルナと月を繋ぐ門は順調に広がった
・・・何とかゲッターが双子用ベビーカーを挟んで立ち話できるくらいに。

ごろつき天使A「なあ、一つ聞いていいか?」
ごろつき天使B「ん、何だ?」
ごろつき天使A「あの浮き山からのビームを門の向こうに通すんだよな?」
ごろつき天使C「みたいだぜ」
ごろつき天使A「俺達は今、門のこっち側にいるよな?」
ごろつき天使D「ああ。蝶々の姐さんも門を越えたら無事じゃあ済まねえって言ってるし」
ごろつき天使A「つまり俺達はあの浮き山と門の間・・・ビームの真ん前にいる!」
ごろつき天使E「何っ・・・た、確かに・・・」
ごろつき天使F「大変だ、早く門の裏っかわに隠れねえと!」
ごろつき天使G「・・・って門がでかくなり過ぎて、裏に回れねえっ!!!」
ごろつき天使H「横でいい、とにかく、少しでも離れろっ!!!」

ごろつき天使達の間に、たちまち動揺が広がった。
大義名分より自分の身が優先するごろつき達は、散り散りに逃げ出そうとしている。

44 :名も無き戦士の魂 ◆u7xvaZrzLM :2010/10/05(火) 01:29:35 0
カトリエルはその短い生涯をあっさり終えたので、魂はまたしても大いなる意思に導かれていった。
『そんな肉体で大丈夫か?』
彼はもう一度、今度は女性型で、ちょっと頑張ればヒロインになれそうな可愛い天使を提示した。
「一番いいのを頼む」
あっと言う間にゴローの次の人生が終了したため、またしても新たな肉体に転生することになった。
そこで名も無き戦士の魂は、恐れ多くも大いなる意思に向かって、厚かましくそのように要求した。
「強くなりたい……蟹になりたい……」
名も無き戦士の魂は何を思ったのか、不意にそのように呟いた。
『わかった、そのようにしよう』
「えっ」
そういうことになった。

「何だあれは!」
カトリエルが死亡して間もなく、今度は何かがのっしのっしと遠方から歩いてきた。
「蟹だ!」
「変な蟹だ!こっちへ来るぞお!」
現れたのは、そう、黄金の蟹っぽい奴だった。
そいつはでかい。歩く度に地響きがする。この蟹こそが本章のボスキャラクターなんじゃないかと思えるほどでかい。
大きく開いた口の中には、ドラゴンクエストシリーズでお馴染みのあのスライムの顔が見える。
スラキャンサーだ。蟹になりたいなんて言った結果がこれである。
「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ。悪を倒せと俺を呼ぶ!」
蟹は見た目と全く合っていないことをヌカしながら、戦いの場へと乱入してくる。
彼は光の勇者達の方を振り向くと、安心させるように自信に満ちた不敵な笑みを浮かべた――
本人はそうしたいのだろうが、生憎とドラクエのスライムのツラであり、いかなる感情も読み取れない。
「このイョーベッ」
名乗ろうとして舌を噛んだ。
イョーベール。それが彼の名だが、あまり発音しやすい名前ではない。
「……覚悟しろ悪者め!」
気まずい怒りの矛先は、ソフィアの眷属達に向いたようだ。
とはいえ、元から悪を倒す云々との口上と共に登場したのだから、彼らと敵対することは最初から決定済みである。
変な蟹、イョーベールは境界の眷属を切り刻むべく、大きなハサミを振り上げた。
あまりにも酷い超展開のため、天使達もソフィアの眷属も目が点になっている。
変な天使を叩き殺した直後に、もっと変な奴、それも巨大怪獣と言って差し支えない奴がいきなり襲いかかってきたのだ。
もちろん、境界の眷属にしてみれば、こんな奴に襲われる理由なんて思い当たらない。
面食らったのも無理は無い。

45 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/10/06(水) 17:05:14 0
>>35
>「……エンディングまで泣くんじゃない!」
「ゴローさん・・・?」
ゴローの魂から転生システムについて説明されて、アズリアは泣きやみました。
涙は流していませんでしたがとにかく泣きやみました。
「・・・わかりました。 ゴローさんがもっとカッコイイ姿に転生できるよう私も応援します!」
今がパンツマスクですからこれ以上悪くなる確率は低いでしょうね。
PLの人とフラポリーもゴローさんの転生を応援しています。
大魔神か大魔王か大仏になりますように。
『フォワグラかキャビアかトリュフになりますように。』

>>36-38
チェシュエがひとまず落ち着いて人型に戻った(?)ので、アズリアも触手を解きました。
そのまま666号から詳しい話(>>39-40参照)を聞いている時。
空気を読まずに。 いやいや、空気を読んで境界過激派がやってきたのです!

>>41
過激派が持ち出した超強力な原始砲に対抗する方法は今は一つだけ。
心を一つにして砲撃をあちら側の月に飛ばすことだけです。
「ゲートの歪みを利用すればあちらの月への被害も最小限に抑えられます!
 もっと魔力を集めてください!」
「はいっ!」
666号の言葉でアズリアも他の人たちと一緒に魔力を送っています。
いや〜仲間って本当に良いものですね〜
せっかくなのでPLの人も援護しましょう。
開けマゴ!
『ガチョウの肝臓 チョウザメの卵 キノコキノコキノコ・・・』
フラポリーも魔力によく似た何かを送り込んでいるようです。

>>42
そのころゴローの魂は。
大いなる意思の力によってなんだか強そうな存在に転生していました。
そんな装備で大丈夫か?
大丈夫だ。 問題ない。
に近いやり取りの後、戦いの場に登場したゴローもとい天使カトリエルは。
周りから見れば 誰だお前 見たいな状態も気にせず、妖烏に斬りかかりました!
>「やあやあ我こそは天使カトリエルなり!
> 悪逆非道なる輩め、この正義の刃を恐れぬのなら、いざ尋常に勝負せい!」
>「何ですかあんたは!」
以下省略。
天使カトリエルは しんでしまった!

>>43
助けに来た強そうな天使があっさり死んでしまった事ですし、逃げたくなるのも仕方ありません。
ですが今カオスの勇者たちが死んでしまっては困るので、ここはPLの人が少し介入しましょう。
「な、なんだ!?」
「足が前に動かないぞ!?」
ごろつき天使たちは にげだした!
しかし あしが うごかなかった!
というわけで足を封じさせてもらいました。
頑張って門を維持してください。

46 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/10/06(水) 17:06:46 0
>>44
>「変な蟹だ!こっちへ来るぞお!」
>「このイョーベッ」
謎の蟹は登場して名乗りを上げようとして、噛みまみた。
失礼。 噛みました。
これには境界の眷属も驚いていますが、勇者たちも驚いています。
彼の正体を知らないのですから、当然ですね。
イョーベッなんて名前の巨大蟹が出てきて驚かない人がいたら見てみたいものです。
『その名はイョーベールの巻』
PLの人と同じく、今は世界を”離れて見れる”フラポリーが看板で解説を入れています。
名前がわかっても正体がわからないので、意味は無いかもしれません。
>「……覚悟しろ悪者め!」
ともあれ彼の行動は、境界の過激派たちの注意を十分以上に集めました。
結果、原子砲は完全に力を溜める前に発射され、見事ゲートで防ぎきることができたのです!
・・・何人か逃げ遅れた天使がいますが、そちらはできるだけスルーでお願いします。

「やった・・・?」
原始砲を止められたら過激派は次はどうするのか?
アズリアも緊張の一瞬です。
しかし。 幸いにも崑崙はガイアに向けて逃げ・・・もとい、戦略的撤退を始めました。
ルナの脅威は去ったのです。
「ルナは無事で敵は逃げました! やりましたよ皆さん!」
大喜びするアズリアです。
が、名無しのみなさんの中には「なぜ逃げるし」と思う方もおられるでしょう。
逃げたのには意味があるのです。

「原子砲を防いでいい気になっているようだが、崑崙から目的の物は回収済みです。
 ・・・この ソフィアパズル が目に入らぬか!
衛星の空に、妖烏が得意げに何かのマジックアイテムを持っている姿が浮かびます。
彼女が持っているのは、前スレ>>126辺りで登場したアイテム。
ソフィアパズルという宝貝(マジックアイテムの意)です。
「同封の取扱い説明書によると・・・これに一つソフィア様のシャードをはめ込めば!
 それだけでソフィア様が復活されるのです!」
妖烏は丁寧にアイテムの解説もしてくれました。
今まで色々なアイテムが出てきましたが、これも説明通りなら相当なチートアイテムです。
「ソフィア様を復活させるのは、私達ソフィア様の眷属!
 ガイアに残されたシャードを見つければ、光も闇もない平和な世界がやってくるのです!
 ではさらば!」
幻は消えて、崑崙はガイアに向けて飛んでいきました。

一連の流れは、アズリアにはついて行けない急展開でした。
「つまり・・・どういう事だってばよ?」
仲間に質問する言い方もキャラが変わってますが気にせずに。
そのうち元に戻りますから。

47 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/10/07(木) 01:01:58 0
>44
>「このイョーベッ」

「・・・あれは・・・あれが“カニアーマー”か?
イブセマズジーと唱えて光線を発射する・・・?!」
チェシュエは違うゲームの電波を受信していた。

>46
>「ルナは無事で敵は逃げました! やりましたよ皆さん!」

「・・・666号殿」
去って行く山を指し、チェシュエは硬い表情で問いかける。
「あの姿は・・・崑崙白色彗星化計画の第二層たる“彗星帝国”だな?
わたくし達の頃は、内部の第一層・・・原始砲を据えた巨大宇宙戦艦部分の
基本設計が始まったばかりだった筈だが・・・全て完成したのか?」
「残念ながら・・・否、今となっては、幸いにも、と言うべきか、未だ完成には至らず。
第三層となるべきガス雲部分は全く存在せず、また、
第一層も構築したのは基幹構造のみで、宇宙戦艦に足る外装は未だ無い」
666号は白色彗星化計画の進行状況資料のビジョンをチェシュエの前に展開した。

時間をかけて資料を確認したチェシュエは静かに言った。
「・・・追わねばの。崑崙を連れ戻す。叶わぬならば破壊する」

48 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/10/07(木) 23:19:42 0
>42
「ん? 誰か一人突っ込んでってやられたような」
双眼鏡をのぞきながらメルちゃんが言った。天使達は大騒ぎである。
「なんだって!? いない奴はいるか!?」
「いや、突っ込んでった奴なんていないぞ!」
「気のせいだろ」
「気のせいか」
「気のせいだよ」

>43 >45
天使は恐怖におののきながらも尊い自己犠牲の精神で踏みとどまった!
「君達、そこまでして……感動した!」

>44 >46
突如として思わぬ助っ人が現れた。巨大な蟹だ!
「ゴローさん、いや、イョーベッさん……! 強くて且つ可愛い姿に転生できたんだね!」
ごろつき天使の自己犠牲の精神とイョーベッさんの活躍により、見事原始砲を防ぎきった!
>「原子砲を防いでいい気になっているようだが、崑崙から目的の物は回収済みです。
 ・・・この ソフィアパズル が目に入らぬか!」
ソフィアパズルは確か此花陛下が持ってなかったっけ。と言う事は。
「此花陛下もそこにいるんだな……!」
いつぞやはデミウルゴスに誘拐されたりとやたらと境界の奴らに攫われる人である。

>「ソフィア様を復活させるのは、私達ソフィア様の眷属!
 ガイアに残されたシャードを見つければ、光も闇もない平和な世界がやってくるのです!
 ではさらば!」
この世界には刷り込み現象という現象がある。ロランドがその代表的な例だ。
それがもしソフィアにも当てはまるとしたら奴らが先に復活させたら終わりだ!

>「つまり・・・どういう事だってばよ?」
「つまり・・・まだ勝ち目はある!
今持ってるシャードは……テュポーンの鞘になった最初の物。
タコゴーレムから出てきてルーミアさんが捕まえた二つ目。
フライングポリープの中から出て来たのが3つめ。フリーザーがサービスしたのが4つ目!
ソフィアのシャードが5行説に対応しているとしたらシャードは全部で五つ!
あと一つを奴らより先に手に入れればいい!」

>47
>「・・・追わねばの。崑崙を連れ戻す。叶わぬならば破壊する」
「ご先祖様がそう言うなら協力せぬわけにはいかぬな! トランスフォーム、《宇宙戦艦》!」
ジョウガ666号さんは巨大な宇宙船に変身した! 巨大な蟹も余裕で収納可能だ!
――皆の衆、乗り込むのだ!

49 :知りえる者 ◆hfVPYZmGRI :2010/10/08(金) 00:16:15 0
―――第xxxx世界―<ジ・オリジン世界>に相当―にて大規模な世界干渉を確認
世界維持条項いずれも例がないレベルまでの現象を確認――
――早急の判断が必要
―<イエソド>による回答――
<イエソド>―未曾有の多次元世界崩壊可能性があり―結論、緊急事態令の発令
―承認…恒久戦士<ミキストリ>第66715世界にて与えられた使命―オーダー―クリアを確認
現時点を持って終了…新たな使命―オーダー―を与える
今回の使命は事態が事態であるため無期限の行動許可
自由意志の最優先――枷の解除権を一時委譲する
そして広域補助機関<サポーター>ユービックの同行を同時に転送される
異議申し立ては認められない―繰り返す異議申し立ては認められない。
なお今回は功績次第により咎からの完全解放が約束される。
肉体及び精神全情報の集積完了――目標世界転送まであと10秒―
五秒前―3…2…1…0…転送――

『監視する者としてはこの言葉許されん…だが一人の友人としてこの言葉を
言わせて欲しい頑張れよビャク――』




50 :名無しになりきれ:2010/10/08(金) 00:24:56 O
>>49
うぜぇよ。消えろ

51 :名無しになりきれ:2010/10/08(金) 09:56:19 O
>>49
なんと!転送先は別の世界の肥だめであった!

52 :名無しになりきれ:2010/10/09(土) 00:31:27 O
>>49
残念。ゲッターエンペラーの力によってこの世界への侵入は拒まれた

後先考えなかった結果がこれだよ!!
あと、永井賢は原作者の怒りを買い消滅した

53 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/10/09(土) 21:26:27 0
>>46
「何、ソフィアの復活!そして光も闇も無い世界だと!」
イョーベールは言った。雷のような声だ。
「そうか!あいつらはもっと悪い奴に騙されてるか、魂を売り渡したのだ!
 白と黒の境界線が、白と黒を完全に消失させたらどうなる?
 当然、陰陽を分かつ境界線も完全に失われることにほかならない。
 奴等が、そんな単純な事実を理解できていないはずがない。
 そうだ、奴等は世界を完全消滅させようと目論む、あの憎き魔神デミウルゴスの手先となって動いているんだよ!」
「な、なんだってー!」
驚きとざわめき!だいたいそんな感じのものが場を支配した。
イョーベールの言うことには一理あった
そもそも考えてみれば、境界の神に最も近い三顕王である彼らが、光と闇が両方無くなったときに、それを分かつための境界がどうなるかを知らないはずがない。
境界は単体では存在できないのだ。
しかし、言葉も口調も0歳児のものとはとても思えない。
「恐ろしいチート能力を持ちながらボスキャラの手先になってしまうとは、マンモス哀れなヤツ!」
ついでにいろいろ古い。二重の意味で。
ゴローの後釜であれば、このような不自然な知識や知恵の発露は存在意義に揺らぎを生じさせるはずなのだが、この蟹にはそれがない。

>>47
「そうとも、崑崙を境界の過激派に持たせておくのは実に危険だ!
 しかも彗星帝国計画とは!奴らめ、本格的に動き出したな!」
原始砲を抜きにしても巨大要塞を彼らが保有していることになる。
それが宇宙戦艦ヤマトを髣髴とさせる彗星帝国になろうとは、これは由々しき事態!
下手をすれば、ジョウガ666号も何もかも永遠の航海に旅立ってしまう。

>>48
「ゴロー!ゴローだって?」
その名を聞いたイョーベールは、こう答えた。
「パンツマスクの変態野郎のことだな!」
イョーベールにとってはその程度の認識らしい。とはいえ実に的を射た表現だ。
彼にとって自分の前世がそのような変態であることを恥じているのか、敢えて無視しているようである。
「まあゴローのことはさておき、コンゴトモヨロシク……」
挨拶と共におじぎをしようと試みたが、この蟹の体では割と無理だ。
「いざ往かん、我らが真の敵のもとへ!」

>>49
乗り込んだ!出発した!そしてずんずん次の章に進む。
「なんかすごいパワーが近づいてくる気がする!」
エネルギー測定用の計器があれば、何らかの反応を示すかも知れない。

54 :ルーミア ◆yDvhfPtzwE :2010/10/11(月) 09:32:04 0
>>41
原子砲なるものを持ち出してきた
原初より存在しているルーミアにしてみれば、そんなのくらったところで痛くもかゆくもないの
とはいえ、仲間がいる手前、そういうことをするわけにもいかない
ほかの仲間同様パワーを送り始めた

>>46
「そうはさせるものですか!ダークスフィア!」
手から黒い塊が打ち出された
>「ソフィア様を復活させるのは、私達ソフィア様の眷属!
> ガイアに残されたシャードを見つければ、光も闇もない平和な世界がやってくるのです!
> ではさらば!」
それとともに妖烏は消え、黒い塊はあらぬ方向に飛んでいく

>>53
声がする
いわれてみれば確かにその通りだ
まず世界に闇が生まれ、光が生まれ、それと同時に境界が生まれた
光と闇が生まれれば境界も無事では済まない
そのようなことを境界自身がするはずもないから誰かにあやつられていると考えるのが自然だ

>>49
ルーミアも巨大戦艦に乗り込むとリボンが勝手に動き出し、幼女のころの姿へと戻ってしまった
「あれはなんなのだ。すごい力を感じるのだー」
ルーミアの指が艦船の前の方を指している
謎のパワーはどうやら前の方にあるらしい

55 :ルーミア ◆yDvhfPtzwE :2010/10/11(月) 09:34:08 0
× リボンが勝手に動き出し
○ 焼き切れたリボンがいつのまにか一つとなり

56 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/10/13(水) 03:53:27 O
>>47>>48
>あと一つを奴らより先に手に入れればいい!」
「なるほど! わかりました!」
 ソフィアのシャードを先に手に入れれば、ソフィアも復活できませんからね!」
一度は納得したものの、アズリアはふと疑問も感じます。
「そうすると・・・ソフィアはやっぱり悪い神なんでしょうか?」
秘密です。
復活させればわかると思いますよ。

>「あの姿は・・・崑崙白色彗星化計画の第二層たる“彗星帝国”だな?
>「・・・追わねばの。崑崙を連れ戻す。叶わぬならば破壊する」
>「ご先祖様がそう言うなら協力せぬわけにはいかぬな! トランスフォーム、《宇宙戦艦》!」
>「まあゴローのことはさておき、コンゴトモヨロシク……」
「わかりましたイョーベールさん! 今後ともよろしくお願いします!」
ゴローのことはさておいて、アズリアと看板フラポリーも宇宙戦艦に乗り込みます。
薄情なようですが、本人がいいといっているので>>53問題ありません。

さてさて、ここで少し視点を転じて彗星帝国内部を見てみましょう。
カオスの勇者たちの乗る宇宙戦艦が迫っているのは、境界の過激派たちにもわかっているようです。
「自称勇者たちが追ってきますが大丈夫ですか?」
「あいつらは人の話を聞かないからな。
 大丈夫だ。 問題ない。」
そんな会話の後に、彗星帝国から勇者たちの戦艦めがけて光線が発射されました。
発射された光線は、なぜか船の形をしていました。

>>54
>「あれはなんなのだ。すごい力を感じるのだー」
「あれは・・・船・・・? ・・・じゃなくて船型の高エネルギーみたいですよ!」
アズリアがそう言った時、戦艦の中に妖烏の声が聞こえてきます。
「ふっふっふ・・・。
 自慢ですがそのエネルギーは回避不可能ですよ!
 どこまでも追いかけて行って相手を仕留める、意思を持った光線ですからね!
 名付けて・・・《かにこうせん》!
 ソフィア様の復活は私達に任せて、あなたたちは宇宙のチリと消えちゃってください!」
説明的なセリフありがとうございます。
ちなみに蟹光線であって決して蟹工船ではないですよ。

そんな説明をしている間にも、かにこうせんは神風攻撃のため宇宙戦艦に近づいています。
直撃すれば死・・・ぬ人は勇者チームにはいない気もしますが、戦艦は大破します。
当然乗っている人は宇宙空間に放り出されます。
死ななくてもガイアに戻るのは遅れるでしょう。
勇者チームのピンチですね。
大変な時ですから>>49の応援が待たれるところです。

57 :語り手妖精 ◆6nXELe5RK6 :2010/10/15(金) 00:34:31 0
――崑崙内部
捕えられているコノハナ陛下が必死に訴える。
「どうして……!? あなた達も三顕王なら分かっているでしょう!?
光と闇が消滅したら境界も消えてしまいますよ!」
エドは神妙な面持ちで答えた。
「ソフィア様の最大の過ちは概念世界と物質世界の連結点たる輪廻の大樹を作った事だ……」
「何を言っているのですか!?
概念世界である光と闇の世界と繋がっているから心持つ生命は存在できるというのに!
物質しかない世界は誰にも認識される事がない。存在しないも同然……全ての消滅そのものです!」
「その通り。我々境界の眷属の全ての苦しみは光と闇の狭間にある故……。
生きているばっかりに死の影におびえる。良心があるばかりに自らの罪におののく。
光と闇の板挟みはもうたくさんだ! 心なんていらない。命持つ者なんて存在しなくていい。
きっとソフィア様も何の苦しみもない平和な世界を望んでおられる事だろう」
「ソフィア様はそんな事を望んでいない」
コノハナは確信に満ちた様子で反論する。
「貴様に何が分かる!」
「分かります。私だって三顕王の一人ですから! ……”ソフィアパズルは私の物”。あなた達には渡さない」
それはただの宣言では無い。ソフィア三顕王の能力の一つである、境界を明確にする力が発現する。
ロランドが賢王の座を脱落して後、新たな賢王として力を授かったのはコノハナだったのだ!

58 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/10/16(土) 13:25:54 0
>48
>「ご先祖様がそう言うなら協力せぬわけにはいかぬな! トランスフォーム、《宇宙戦艦》!」

「何と、そのような事が・・・では、有り難く世話になる」
(・・・わたくしが飛ぶより格段に高機能故な)
666号の能力に驚きながらもチェシュエは乗り込んだ。
「して、ソフィアやら境界やらというのは一体・・・?」

>56
>自慢ですがそのエネルギーは回避不可能ですよ!
>どこまでも追いかけて行って相手を仕留める、意思を持った光線ですからね!
>名付けて・・・《かにこうせん》!

「カニ光線・・・むしろイョーベール殿のカニアーマーの技に見えるがの」
まだ違うゲームの電波を受信して呟いたチェシュエだが、
直ちに666号の機器も使用して探査と解析を開始する。
「流石は《かにこうせん》・・・バラスト代わりに大量の蟹缶を積んでおる。
そして意志を持つ、か・・・ならば、妖烏とやらによる不当な労働搾取に対して
団結してのサボタージュやストライキを提案しようかの・・・」
チェシュエは《かにこうせん》の進路上に“労働者の権利”云々というビラを撒いた。

59 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/10/16(土) 22:48:29 0
>>56
「何してるんですか!」
妖烏は怒鳴られた。
「え?」
「スラキャンサーだって乗ってるんですよ!」
泣いてる子もいるんですよ、的な言い方でたしなめられた。
「あっ」
スラキャンサーはドルマ系、要するに闇属性以外の魔法を概ね反射する、とても困った奴である。
これにより、多くの呪文主体パーティが涙した。
この攻撃は何か?どう見てもデイン系かイオ系かギラ系に見える。光ってるし。
案の定、丸くてガラスっぽいキラキラした円形のバリアーがイョーベールの前にぼんやりと出現し始めた。
「果たして!妖烏の運命は!」
ナレーションもノリノリである。
とはいえ、結局戦艦は破壊されそうなので、特に事態の解決にはならないっぽかった。
「とりあえずスカラスカラ!」
イョーベールはスカラを唱えて戦艦の守備力アップを図り、泥仕合の準備を始めた。
しかし、物理的な防御力を上げても、あの光線は防げない気もする。

>>58
「チェシュエ!そんなモノでアレが防げ……何ィ!?」
なんと!どうしたことか!光線はたじろいている!
「そうか!なまじ意思を持っているだけに、労働者の権利という言葉に大きく反応したのだな!」
さて、ここで光線の身になってみよう。
光線に賃金は支払われない。光線の仕事には保険が降りない。光線は使い捨てである。
このような労働条件で意思ある存在を働かせることなど、どだい無理な話である。
「そうとも!きみには労働三権の一つ、団体行動権と団体交渉権が保障されるべきだ!
 今こそ猛悪なる雇用者と戦うとき!」
イョーベールは光線を煽っている。
意思ある光線は洗脳されかかっている。

60 :名無しになりきれ:2010/10/20(水) 02:12:08 0
「それもそうだ! 無償労働なんかじゃ子供たちに夢を与えられない!」

蟹光線は、大別すれば蟹仲間と言えなくもないイョーベールの説得に応じた。
賃金が上がるまでは絶対に引かないという強い覚悟が宿る。
主に船首の辺りに。

ストライキを起こした蟹光線は、急反転して発射元の彗星帝国に戻ろうとする。
しかしながら、それを察知した彗星帝国から二発目の攻撃が発射されるのであった!
人造天使の類だろうか。
彗星帝国表面の岩肌に巨人のような影が立つ。
あえてジャイアントと形容したい。
ジャイアントは戻ってくる高エネルギー体を迎撃する為、口から大砲の如き轟音を発した。

『ほげ〜♪』

ジャイアントの口から巨大な船型の擬音、ホゲー船が発射された!
見るからに蟹光線より一回り大きい。
すぐさま衝突したホゲー船と蟹光線は、互いにエネルギーを相殺し合った。
バチバチ!バシュンバシュン!と派手に光が散る。

「次に転生するときは……かんこうせんに生まれ変わりたいな……。
 愛なんて……iなんていらない……。
 観光地で色んな旅行者を乗っけて、平和に暮らすんだ……」

こうして労働者による第一回ストライキは無事に鎮圧された。
雇用者は労働者の反抗など許しません。

61 :名無しになりきれ:2010/10/21(木) 00:36:29 0
突然ふぉぉ〜んと音叉のような音が鳴りはじめた。
なんと!一行の手元にあったテュポーンの鞘が浮き上がり、何かを探す様にクルクル回り始める。
そして……しばらくすると静止して、ビームを放ち始めるではないか!
おっと、ビームと言っても攻撃的なものではないぞ。
ラピュタの位置を指し示す、飛行石のビームに似た奴だ。
もしかしたら、ビームは何かの位置を指し示しているのかもしれない。

62 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/10/21(木) 02:25:19 O
>>57
「「な、なんだってー!?」」
三顕王の力を使うコノハナに驚くエドと妖烏でした。
とは言っても彼女たちも驚いてばかりはいられません。
このままではせっかくのソフィアパズルが宝の持ち腐れだからです。
「ニアころしてでもうばいとる。」
早速刀を使おうとする妖烏をエドが制止します。
ソフィアパズルは賢王の物。と決められてしまいましたので、これは良い判断でしょう。
殺しても手に入らないうえに、新たな賢王を探す手間もかかりますからね。

「「ソフィア様はそんな事を望んでいない」・・・本当にそうなのか?」
賢王としての力を発揮したコノハナ陛下を解放しながら、エドは問いかけます。
「お前も三顕王なら、ソフィア様を復活させるという意志は同じはずだ。
ならば世界の行く末はソフィア様にお任せしよう。
全ては封印を解き、ソフィア様を解放する・・・それからだ。」

以上。
ガイアを目指して加速中の崑崙内部から中継でお伝えしました。
それではまた視点を勇者たちに戻しましょう。

>>58-59
チェシュエは 《かにこうせん》の進路上 に“労働者の権利”云々というビラを撒いた!
イョーベール は 光線を煽っている!
「あのー・・・本当にそんな事で光線を止められるんですか・・・?」
アズリアは 疑いのまなざしで2人(人ではないですが) を見ている!
『カニ鍋カニすきカニしゃぶカニ握りカニ味噌カニカニカニ・・・』
フラポリーは ふしぎなじゅもん をかきこんだ!

PLの人も驚いたことに、かにこうせんは見事に洗脳されました。>>60
しかし境界の眷属もだてに顕王を名乗っているわけではありません。
すでに反乱への備えは出来ているようです。

なんと!水星帝国から飛び出したジャイアントにより、ストライキは鎮圧されてしまいました!
さらばプロレタリア。 そしてブルジョア万歳。
労働者は永久に搾取される定めなのでしょうか。
PLの人も笑いを禁じ得ない展開ですね。

王を夢見る平民に王は倒せず、すべてを捨てた奴隷が王を倒すのです。
SUMOUのRIKISHIはYOKODUNAを倒すためには自爆くらいするのです。
同じように、助かりたいなら刺し違えるくらいの気持ちが必要なのです。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
わかっていても出来ない事ですが、他人が迷って苦悩する姿は見ていて笑えますよね?

>>61
テュポーンの鞘から出た光は、真っ直ぐガイアに向かっているようです。
おそらく光の先に最後のソフィアのシャードがあるのでしょう。
彗星帝国も光に気づいたようで、ぐんぐん加速しながら光の先にあるガイアに降りていきます。
追いかけたいところですが、ジャイアン・・・ジャイアントはリサイタルする気満々です。
ホゲー船攻撃を防がないと、ソフィアのシャードを先に取られてしまいますよ。

63 :ルーミア ◆yDvhfPtzwE :2010/10/21(木) 12:35:03 0
>>58
「おもしろそうだから、撒く―」
ルーミアも山住になっているビラを手に取り、撒き始めた

>>60
「あ、光線が戻っていく…」
光線はくるりとターンし、発射元へと戻っていく
>『ほげ〜♪』
がすぐのその光線はほげーと変な音がする光線によって鎮圧されてしまった
合掌

>>61
「およ」
デュポーンの鞘がくるくると回り始め、ある方向を向いて止まった
さやの先からはビームが発射され、ある方向を示している
これには当然彗星帝国も気づいたのだが、ルーミアはそれを知る余地すらなかった



64 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/10/22(金) 21:02:28 0
>>61
「この光こそ次への目的地を指しているに違いない――むっ!?」
その光が指し示した場所とは!
10章辺りで次章舞台の候補に挙がったけど結局お流れになった、あの極寒の地「静謐の氷原」であった。
竜帝山脈の更に北にあるというそれは、ガイアはやはり丸かったとすれば、多分北の果て、地球で言うところの北極なのではないか。
そして地球では北極と南極が磁石のN極とS極に相当する。
ガイアでも、磁力とは違う何らかの力が、南北の果てに集中しているに違いない。
「ソフィアの神殿があるとされるのは日剣または静謐の氷原、あるいはその両方!
 きっと何かの符号だぞ、これは!」

>>60>>62
「なんという……なんという……ッ!」
自分でけしかけておいて何だが、イョーベールはとても悔しがった。
蟹つながりで、何だかんだ言って応援したくなる気持ちがあったのかも知れない。
あるいは、神の被造物は全て神にとっての労働者と解釈し、決してこの蟹光線の一件が他人事ではないと思ったのかも知れない。
何はともあれこの一件は、イョーベールの心に暗い影を落とすことになったのである。

しかし落胆などしている暇は無いのだ。
「今度はホゲー船だと!
 あれには緑色の豆が有効だと聞いたことがある!
 誰か、グリーンピースを持っていないか?」
そんなものを都合よく持っている奴は居ないような気もする。
生まれたばかりなのに「聞いたことがある」などと言うのも変な話だが、これは前世の記憶が部分的に残っているからかもしれない。

65 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/10/22(金) 21:37:07 0
>58-64
>「今度はホゲー船だと!
 あれには緑色の豆が有効だと聞いたことがある!
 誰か、グリーンピースを持っていないか?」
普通ならそんなものを都合よく持っていないだろうが、ところがどっこい。
「フラポリーちゃんの食べ物袋お願い!」
フラポリーちゃんの食べ物袋は入っていない食べ物の方が珍しいどころか食べ物じゃない物まで入っているのだ。
グリーンピースなんていう一般的な食べ物が入っていないはずはない。
NPC達「あれでもない、これでもない……あったー!」
フラポリーちゃんはいかなる理由があれ食べ物を提供などしないだろうが、今の彼女は看板なので動けない!
「元に戻ったらもっと美味しい物を食べさせてあげるから許せー!」
ホゲー船の進路上にグリーンピースをばらまく!

66 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/10/25(月) 02:14:43 O
>>63-65
>「フラポリーちゃんの食べ物袋お願い!」
「これです! どうぞ!」
テイルの考えを悟ったアズリアは、素早く食べ物袋を渡します。
『おいばかやめろ。 この世界は早くも終了ですね。』
『待て。 待ってくれ。 この金はやる!
 金はやるからグリーンピースだけは!』
『家では病気のおっかあが、おらがグリーンピースを持ち帰るのだけを楽しみに(ry』
見苦しい言い訳が看板に書き込まれていきますが、誰も見てません。
NPCたちの数の力でグリーンピースはあっさり見つかってしまいました。
>「元に戻ったらもっと美味しい物を食べさせてあげるから許せー!」
そしてばらまかれるグリーンピース。
宇宙に飛び散る緑の粒々はある意味美しいと言えるかもしれません。
『こっ! これはひどい!』
フラポリーの心・・・ではなく看板の叫びもむなしく、グリーンピースはホゲー船の進路に向かいます。

「ホゲー反対!」
「ホゲー反対!」
「ホゲー反対!」
次々に体当たりしてホゲー船の邪魔をするグリーンピースたち。
中には船に乗り込んで進むのを邪魔しようとする豆もいます。
何が彼らをそうさせるのでしょうか。
それはPLの人にもわかりません。

ともかく、ホゲー船を止めることは出来ましたが、彗星帝国の方は止まりませんでした。
ガイアに流星のごとく突っ込んだ彗星帝国は、静謐の氷原に激突。
雪の中に半分以上埋まってしまいます。
何らかの魔法を使っているのか、氷原の雪が溶けたりする様子はありません。

「追いかけましょう! 悪の手先がソフィアのシャードを手にする前に!」
アズリアが宇宙船から抜け出すと、後を追うようにフラポリーの看板も雪原に落ちました。
『ところでもっと美味しい物ってなんぞ』
看板の文字を見るに、やはりフラポリーには世界より食べ物が大事なようですね。
宇宙生物なのでしかたがありません。

67 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/10/25(月) 02:20:31 0
>60
「あ・・・」
散り逝くかにこうせんに、チェシュエは思わず声を上げた。
(まずは暫しの時を稼ぐだけで良かったものを・・・即座に敵対行動に出てしまったか・・・)

しかし、目の前の事態は感傷を容れる隙を持たない。

>65
「666号殿、あの緑豆群の振動観測から音波を解析し、逆位相の音波発射で相殺する。できるか?」
「生成できる音波の強度がいささか足りぬ・・・が、緑豆と本艦の距離が
僅かながら時間的余裕となる事を鑑みれば、効果は期待できよう」

ガイア北極を目指して飛ぶ彗星帝国を追うように撒かれた緑豆は弾幕のように広がり
やがてばらばらとホゲー船にぶつかろうとしている。
それらを観測できる位置を保てば、ヘッドホンのノイズキャンセラーさながらに
ホゲー船とリサイタルを弱音化しつつ彗星帝国の追撃が可能だろう
・・・ジャイアントそのものへの効果は全く無いが。

68 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/10/26(火) 01:47:44 0
>>65-67
「なんと、都合よくグリーンピースがあるとは!」
ホゲー船はグリーンピースの攻撃を受けて足止めを食らっている。
その隙に通過したが、やはり彗星帝国に先を越されてしまった。
「ガッデム、あの悪の手先どもめ!
 もう我慢でけん、引き摺り下ろして細切れにしてやる!」
イョーベールも凶暴化している。
そうしているうちに、彗星帝国に遅れて、勇者一行も静謐の表現へとたどり着いたのであった。

さて今日のライトファンタジーは、静謐の氷原から物語を始めよう!
辺り一面に広がる氷の世界。
「ガハハハハ、グッドだ!」
境界の眷属だ!エドの手下だ!多分レッサードラゴンか何かだ!
奴等は早速悪事を働いており、その巨体と怪力と口から吐く炎で以って大暴れしている!
とりあえず叩き殺して先に進む勇者一行!
その先に待ち受けるものとは!
【※プロモーションビデオです。実際の展開とは多少違う可能性があります。】

69 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2010/10/27(水) 03:49:22 0
――ねぇ、どうしてそんな所にいるの?
…そうかこれは過去の俺と彼女の―最愛の女―が出会った頃か…
――外が怖いの?だったら私も隣に居るからどこかに遊びに行きましょう?
今思えば彼女が居なければ俺は―
――それじゃいきましょ、自由な外の世界へ…

世界との狭間を移動していた際混濁していた意識がサッと覚醒するとそこは
辺り一面が雪の覆われた世界であった。
『全情報の収束を確認、情報転送異常なし目的地・静謐の氷原に移動完了』
毎度のように横から無機質極まりない声で現状報告する。その声の主は
基本、決まった姿を取っておらず情報の処理集合体――意志を持つナノマシンと言った方が早い。
必要に応じてその世界で活動に必要な姿をするのだ。
合理的に判断し、必要な物や与えられた使命において補助・支援する世界から与えられた案内人
広域補助機関<サポーター>ユービックである。
ユービックの姿は何もない空間から羽の生えた白い妖精として姿を顕現させた。
「次はここの世界か…とりあえず映画遊星からの物体Xみたいな場所だな
The Thingが出てこないといいんだが」

雪に包まれた世界を見ていると昔見たとある映画を思い出した。
The Thing(それ)とはその映画に出てくる正体不明の…エイリアンと言った所だろうか
その言葉に無機質な声で返事を返す

『この概念世界ではバランスが崩れかけています、それゆえ肯定も否定もできません』
温かみのない欠片もない声で返答が帰ってくる。
いつもどおりなので大して当人は気にしてはいない。

「そうだな、とりあえずこの場所の建造物・生命体を歩きながら探すから
探知を頼む」
「了解です、探知を開始します」

立ち止まっていてもしょうがないため、まずは目標に近づくために歩き始める。




70 :名無しになりきれ:2010/10/27(水) 14:01:26 O
>>69
スルー推奨

71 :名無しになりきれ:2010/10/27(水) 15:14:43 O
>>69
うるさい!
ざこ!
いなかにかえれ!

72 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/10/28(木) 00:18:17 0
>66-67
グリーンピースとホゲー線の激しい戦いが繰り広げられる!
「がんばれがんばれ!」

>『ところでもっと美味しい物ってなんぞ』
「そりゃあもう世界を救った後の大宴会ってすごいらしいよ!
エンディングのイメージが壊れるから大抵記録からはカットされるけど」

>68
そうこうしているうちに静謐の氷原に着き、ジョウガ666号が人型に戻る。

メル「第15章開始!」
レオ「結局さっきまでのは14章だったのか?」
エメロ「多分」

辺りはすごい吹雪が吹き荒れ、彗星帝国の姿は見当たらない。
幸いテュポーンの鞘のナビがあるのでそれに従って進む。
「急ごう! 奴らこの吹雪で遭難でもしてくれればいいんだけど」

やがて、吹雪の中に微かに何か見えて来た。
「あれは……城……!?」

>69
「もう来たか、境界の過激派集団め!」
メルちゃんがサッと差し出した双眼鏡をのぞく。
「んー? 違うみたい。大変、遭難者かも!」

73 :名無しになりきれ:2010/10/29(金) 00:07:55 0
『静謐の氷原』
そこに、城が一つ存在する。
壮麗な外観は吹雪に煙り来訪者に全貌の把握を許さない。

その城のとある一室―――――
その客間にしつらえてある椅子にオレは腰掛けていた。
向かい合うのは青い豪奢なドレスを着た麗人。
だが、その美しさをも上回るおぞましさを纏う闇の魔人でもある。

〈教団施設破壊蹂躙ツアーは楽しんだか?〉
「おかげさまで。連中、なんやかや口実を設けてはそこいら中で人体実験していやがった。」
5章以上も前の事にも関わらず異常な鮮明さで湧き上がる憎悪を、冷笑を装い吐き捨てる。
「しかし、六武神が一人、『静謐のベアトリーチェ』たるアンタが、
“死霊皇帝の復活”が斜め上の形で成った今更、一体何をしようってんだ?」
〈ひとをそう極悪人のように言うな。ちょっと庭掃除を頼みたいだけだ。
太古の昔に消えた筈の、光とも闇とも違う虫どもが紛れ込み、穴を掘っている〉
「んなもんどうでもいいだろ。」
椅子を蹴り、扉に向かって歩き出したオレに
〈その虫どもが、生物改造施設を操っていると言ってもか?〉
背後からそんな声がかけられる。

極力、平静を装った声で返した。
「理由はいい。依頼は庭掃除、それでいいな。」

――――――――――――――――――――
城から魔導バイクに乗った人影が飛び立つ。
〈行ったか・・・。さて、大分予定が変わったが、準備を始めるとしよう。
 インペトゥス・・・変わったな・・・主に中の人が。〉

74 :マリア ◆sto7CTKDkA :2010/10/31(日) 00:05:08 0
>66
音波攻撃を無効化しながら彗星帝国を追撃する勇者たち。
だがしかし、それは同時にソフィアの眷属に先にガイアに到着されることを意味します。
追い抜いてませんからね。
これは仕方がありません。

>67
>「ガッデム、あの悪の手先どもめ!
> もう我慢でけん、引き摺り下ろして細切れにしてやる!」
・・・なんだかゴローよりごろつきらしいセリフです。
「昔の人は言いました。
 悪人に人権無し!
 どんどん細切れにしちゃってください!」
アズリアも過激でした。
この戦艦、なにか悪い気でも出しているのでしょうか?
それとも元々こんな性格なのでしょうか?

そんなこんなで、勇者様御一行は無事?静謐の氷原に到着しました。
早速現れたレッドドラゴンを問答無用で叩きのめす一行。
>「ガハハハハ、グッドだ!」
「勝てば官軍、負ければ賊軍ですね!」
高笑いをしながら彗星帝国に迫る勇者御一行。
危うし彗星帝国。
はたしてソフィアの過激派たちは、無事に勇者たちの魔の手から逃れることができるのか!?
・・・というのはもちろん冗談であり、実際の内容とは異なる場合があります。
以下は修正版です。

そんなこんなで、勇者様御一行は無事?静謐の氷原に到着しました。
ちょうどブリザードでもおきている時だったのでしょうか。
ものすごい吹雪で視界はかなり限られています。
>「急ごう! 奴らこの吹雪で遭難でもしてくれればいいんだけど」
「こちらには行き先を教えてくれるアイテムがあって助かりましたね。
 ・・・相手もシャードのある場所がわかるんでしょうか。」
Flyng Polypなので吹雪の中でも問題なく行動できるアズリアがそう言います。
『そろそろ世界を救ったつもりになってエンディングにいきませんか。』
こちらの看板フラポリーにも、文字が見えにくくなる以外に影響はありません。
大人って汚いですね。

>「もう来たか、境界の過激派集団め!」
>「んー? 違うみたい。大変、遭難者かも!」
「人間みたいですけど、この吹雪の中普通に歩いていますよ。
 並みの人間ではなさそうです・・・ちょっとコンタクトを取ってみます。」
視覚ではない別の感覚を頼りに行動する今のアズリアには、視界の悪さもなんのそのです。
「そこのあなた! 聞えますかー!?
 止まってくださーい!
 あなたは何者で、何のためにここにいるんですかー!?」
吹雪の中、アズリアはビャクに呼びかけます。
念のために手旗信号まで送っています。
彼女の意思が伝わるかどうか、それはビャクの能力次第です。
早くコミニュケーションを取らないと、おっかない人(>>73とか)が到着してしまいますよ。

75 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2010/11/01(月) 04:35:16 0
広範囲の探知結果に沿ってユービックにより計算された確実なルートを通っていた

「Wanna take you,baby,take me higherきっと辿り着けるさ
Gonna TIGA! take me,take me higher熱い鼓動を信じて」
辺り一面は猛吹雪の中、一人暇なので歌を歌いながら歩いていると
ユービックが無機質な声で問いかける
『さっきから歌っているその曲はなんでしょうか?』
「ああこの歌?本来ならジャスラックナンバーで言えば分かるんだろうが生憎知らんが
たしかクトゥルフに関する敵を倒したある銀色の異星人の称える歌だ」
タイトルまでは思い出せなかったが、まぁ俺にとってはどうでもいいことだ。
そうですかと言ったユービックが何かを感知した
『この先に生命体の反応を確認、Flyng Polypなど多種多様な存在の反応を感知しました
どうしますか?』
「どー考えてもこの場所の住人じゃないだろうな纏まりがなさ過ぎる
…その場所まで行って見るか」
とそのまま歩みを進め、視認できる位置までやってくる
警戒をしたまま近づくと声が聞こえてくる
>「そこのあなた! 聞えますかー!?
 止まってくださーい!
 あなたは何者で、何のためにここにいるんですかー!?」
『どうしますか?返答しますか?それならば聞こえるように少し調節しますが』
見たところ、武装はしていないように見えるが目的も見えないため警戒したほうが良いだろう
「お前等こそ何者だ?人の名前を聞く前に自分から名乗れよ礼儀だろ?」
適度な距離を取りつつ、声が届くように調整しアズリア達がはっきりと聞こえる
周波数・振動数で耳に届くようにするとユービックは何かに反応し、しばし静止していたが
まさかこの後の展開に重大な事が起こっていたとは知る由もなかった…

76 :永井賢:2010/11/01(月) 15:42:16 O
>>75
生意気な奴だ!死ね
(ゲッターエンペラーを呼び出し握り潰す)
避けられたり、防御された場合シドゾーンに飲み込まれるだろう

77 :ルーミア ◆yDvhfPtzwE :2010/11/01(月) 20:47:39 0
>>68
氷点下50度
「う〜寒いのだ」
両手で自分で自分を出し決めながら歩くルーミア
ティルが持っているさやはある方向を示し、その方向をよく見るとおぼろけながら城のようなものが見えた
「早く中に入って温まろうにゃ」

>>75
「あ、人間だ」
ぐうっと腹の虫が鳴った
「人間の血ってすすると暖かいんだよね」
俄然やる気が出たルーミアは空気をあえて無視し、飛びかかった


78 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/11/01(月) 22:28:49 0
>>72>>74
プロモーションビデオの内容はやはり変更があったようだが、無事に静謐の氷原に辿り着けて何よりである。
「何とか辿り着けたが、境界の眷属が見当たらない。
 先を越されたか――むむ!」

>>69
「何か凄い奴がこちらへ来るぞ!」
果たして敵か味方か!

>>75>>77
イョーベールは ギガデインを となえた!
何故こんなものを唱えたか?
ルーミアが早速敵を作るような行いに走ったためである。
さて、イョーベールが唱えたギガデインとは、聖なる光で攻撃する魔法である。
本編だと派手な雷のエフェクトだったが、スラキャンサーが出てくる作品では、音も視覚効果もショボくなっているが、強力な聖属性呪文である。
今度は、今度こそちゃんと「ゆうき」にスキルポイントをつぎ込んだようだ。
とりあえず、ボケに対するツッコミくらいはしないといけない。ルーミアは死ぬかも知れないが。
「われわれの連れが失礼した。
 血気盛んで未熟な若い衆のしたことゆえ、広い心をもって許してやってくれるとありがたい。
 わたしはイョーベール、どう見ても蟹だ。
 そしてこの方たちは、光の勇者改めカオスの勇者、この世界に訪れた危機を救うべく戦っている」
向こうが自己紹介を求めてきたので、こちらはテンプレートな自己紹介を行った。
何処もおかしいところはない。

>>73
「ムッ、どうやらおでましのようだ。随分と手洗い歓迎だぞ」
白から魔導バイクに乗った人影が飛び立ち、こちらに向かってくる。
単騎だが、恐ろしく腕の立つ奴だと、野生の勘が告げている。
「静謐の氷原。
 ソフィアの神殿がある場所だが、今は死霊皇帝配下の六武神の1人『静謐のベアトリーチェ』が支配している。
 あれはその手下か――やや!」
手下ではない!インペトゥスだ!
「奴等め、三顕王共々、デミウルゴスに抱き込まれおったのか!?」
何でもデミウルゴスのせいにすれば良いというものではない。
しかし、繋がっている可能性が無いわけではないので、油断はできない。
まだ敵と決まったわけではないが、こちらも十分に警戒する必要がありそうだ。

79 :名無しになりきれ:2010/11/02(火) 02:44:03 0
「うううっ、寒いですねえ・・・で、地下に進めですか・・・
まずは土に辿り着かなきゃいけませんが・・・
ちまちま掘るの怠いです。ここは融かしちゃうべきでしょう」
酒の瓶を抱えた小さめの人影が、そんな事を呟きながら崑崙の刺さった氷原に特大の炎を吐いた。
炎を浴びた氷がわずかに緩み、刺さっている崑崙が自重でかすかに傾く。
「・・・これも怠いです。ていうか私が寒いです」
人影は崑崙内部へと引っ込んだ。
「機関部の出力を上げなさい。崑崙自体の温度を上げて地表まで潜りますよ」

80 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2010/11/03(水) 04:11:16 0
>>77
>「あ、人間だ」
今現在の状態はギリギリ人の分類には入るだろう外面的にはそうなるように存在自体を
書き換えていた。この時点では問題なかったが
>「人間の血ってすすると暖かいんだよね」
何かとんでもないことを口走ってこちらに向かってくるが
『接触対象の内1名、急速に接近』
「んなことは見れば分かるよ…ったくいきなりこれか
まぁ裏掻いて襲ってくるよりマシか…宇理炎」
手をかざし、データの海から拾ってきたものの劣化した本家本元とは遥かに劣るギラ並の威力しかないが
不死に類する者にはその生命エネルギーを媒介にし永遠に燃え続け精神を削り取り廃人になるまで焼き続ける
炎が幾何学上に収束を始める。
しかし飛び向かってくる 少女に光の攻撃が降りかかる
「?どう言う事だろうなこれは?」
『その答えは返答しかねます』
>>78
>「われわれの連れが失礼した。
 血気盛んで未熟な若い衆のしたことゆえ、広い心をもって許してやってくれるとありがたい。
 わたしはイョーベール、どう見ても蟹だ。
 そしてこの方たちは、光の勇者改めカオスの勇者、この世界に訪れた危機を救うべく戦っている」

『カオスの勇者照合完了…この世界では重要なピースの一つだと思われます』
「善でも悪でもない者か…面白い事になっているな」
名の通りにまさに混沌としているメンバーが揃っている探知した反応から良く分かる。
あの襲い掛かってきた少女も推測だが人間ではないだろうと思う。
大して重要でない存在と下衆な輩であれば此処で名乗らず無視して立ち去るのだが
相手も自己紹介をしてもらったのでこちらも返さなくてならない
ここは偽名を名乗ろうかと思ったが…辞めた
「…俺はミキストリ…ビャク・ミキストリだ
で、この妖精がユービックだ俺の…相棒みたいなものだ
俺も今の所の目的はあんたらと同じようなものだ
この辺りを調査している辺りだ」
嘘はとりあえず言ってない今後状況によって真逆に目的が変更される可能性がある
相手も似たような事を言ってるから後から文句は言わさせないが
出方を伺う前にどうやら奴さんと敵対する輩が出てきたらしい
今の所は部外者なので成り行きを見守っているが戦闘準備だけは整えていたが

>>79
『エリア特定、熱源反応を感知』
「こんな寒いところで幾ら小規模でも熱源反応はねぇぞ
…気になるが行って見るか?」
目的は同じだが、戦いならば自分には解決できるようで障害にならなければ彼等に任せることにした
そんな弱そうな連中ではなさそうにみえたからだ
感知した場所に向かうために方向を向けて歩こうとしたが
突如、向かおうとして正反対の方向から大爆発が起こる








81 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/11/05(金) 00:33:51 0
>74
>「そこのあなた! 聞えますかー!?
 止まってくださーい!
 あなたは何者で、何のためにここにいるんですかー!?」
「ありがたやありがたや」
手旗信号を送るアズリアさんになぜか聖母様のようなオーラを感じたような気がした。

>75 >77
「ボクは妖精のテイル、こっちはフライングポリプで中身は人間のアズリアさんと看板のフラポリーちゃん
それでこっちが妖怪の……食べちゃらめえええええええ!!」

>78
幸いイョーベールさんの迅速なツッコミによって大惨事は免れた。
だがしかし。また新たな人物が場に登場した!

「インペたん久しぶりー」
死霊皇帝軍所属のままならもう敵ではないけど、境界に寝返ってる可能性もあるから油断ならない。
>「奴等め、三顕王共々、デミウルゴスに抱き込まれおったのか!?」
「なんだって!? そうなの!?」
「デミグラスソースなんて知らねーよ。今回の任務は庭掃除だ。
お前らのお相手は……見当たらないようだな。てっきり近くにいるものだと思ったが……」
とりあえず今戦う気はないようだ。

>80
>『エリア特定、熱源反応を感知』
>「こんな寒いところで幾ら小規模でも熱源反応はねぇぞ
…気になるが行って見るか?」
「間違いない、あいつらだ! 行こう!」
としたその時! 反対側で大爆発が起こった!
振り向くと、今までは見えなかった謎の施設が見える。
「何!?」
誰に向けられたでもない問いに答えたのは、インペトゥスだった。
「奴等が操る生物改造施設だ……
爆発で結界が解けて見えるようになったのか。これ程近くにあったとは……!」
「え?」
「ベアトリーチェから聞いた。あれだけの爆発だ、余程の事故だろう。
お前たちはすぐあそこに行ってできるだけ多くの被害者を助けろ!」
「……君そんなキャラだったっけ?」
意外な言動に、思わず聞き返す。
「うるせえつべこべ言うと殺すぞ! あいつらと一緒にな!」
インペたんは鬼気迫る顔でそう言い残し、熱源の方へ飛んで行ってしまった。
「昔ボク達に向けた憎悪があっちに向いてる……」
もちろんその方が都合がいいんだけど、憎む対象が無くなったら彼はどうなってしまうのだろう。
そしてアイツが被害者を助けろなんてどういう風の吹き回しだ。
爆発を放置するわけにもいかないし、逆らうと本当に殺されかねない。
それに彼ほどの実力なら十分過激派達を足止めしてくれるはず。
「……彼の言う通りにしよう!」
爆発のあった施設のほうへ向かう。

82 :名無しになりきれ:2010/11/07(日) 18:05:07 0
『静謐の氷原』――ベアトリーチェ言うところの「庭」――
その温度と氷雪が既に生物の立ち入りを拒むに十分なその土地に、
例の騒がしい妖精一行が現れた。よりカオスな面子になって。
まあ、その事自体はどうでもいい。
あいつらが何の脈絡も無くオレの前に現れるのは毎度の事だ。

その時、計ったように近くで爆発が起き、施設の姿が露になる。

施設――生物改造施設。
遺跡とも言うべきそれが、いつから存在するものかは知れない。
異世界文明だか超古代文明だか知らんが、過剰なまでの設備を備えたソレは、
歴史の闇の中で密かに人から人へ団体から団体へと受け継がれ奪い合われ
数々の成果と惨劇を生み出してきた――筈だ。
そして、氷原を統べるベアトリーチェが、今も――おそらく何らかの取引の上で――
施設の稼働を黙認している事も想像に難くない。
まあ、それは・・・

・・・・・・。

・・・どうでもいい。
・・・どうでもいい、でなければならない。

他人が何をしてどうなろうが、オレの知ったこっちゃない。
オレが欲しい物はただ一つ・・・オレの仇の情報。

あっちは、丁度おあつらえ向きにいらっしゃる勇者様一行の仕事だろうからお任せだ。
ただ、オレを「インペたん」とか言うな。

83 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/11/07(日) 18:43:52 O
>>75-81
>「お前等こそ何者だ?人の名前を聞く前に自分から名乗れよ礼儀だろ?」
まことにもって正論です。
他人に名前を聞くときはまず自分が名乗る。
一般常識ですよね。
ですが、カオスの勇者達に常識が通用すると思ってはいけません。
>「人間の血ってすすると暖かいんだよね」
>イョーベールは ギガデインを となえた!
はい。 いきなり襲い掛かったルーミアに、イョーベールのツッコミ入りましたー。
とはいえ突っ込まなければ反撃の宇理炎でダメージは加速していたでしょうから、これはGJですよね。

>「…俺はミキストリ…ビャク・ミキストリだ
一同の自己紹介に答えて、ビャクも名乗ります。
テイルに紹介されているとはいえ、やはり自己紹介は自分でもしないといけませんよね。
「私は人間でガイア神の神官、アズリア・ニャンです。
 よろしくお願いします。」
『ワタシハ Flyng Polyp フラポリー デス。 イゴヨシナニ。』
PLの人も合わせてよろしくお願いいたします。

>「ムッ、どうやらおでましのようだ。随分と手洗い歓迎だぞ」
「なんですか!? 敵襲ですか!?」
警戒する勇者達一行の前にやってきたのは。
・・・一応敵じゃありませんでした。
>「インペたん久しぶりー」
>「奴等め、三顕王共々、デミウルゴスに抱き込まれおったのか!?」
>「なんだって!? そうなの!?」
「・・・。 ・・・?」
知り会いらしいテイルとインペの会話に入っていけず、黙り込んでいるアズリアです。
今のうちに看板を使って重要情報を教えておきましょう。
『かくかくしかじか(長くなりそうな説明は省略されました。 内容を知りたい方は ここ をクリックしてください)』
「なるほどそうだったんですか!」

>「こんな寒いところで幾ら小規模でも熱源反応はねぇぞ
>「間違いない、あいつらだ! 行こう!」
「崑崙ですねわかります!」
いざ行かん境界過激派の暴挙を止めるため!
とばかりに熱源反応のほうに行こうとした一行ですが、それを止める出来事がありました。
反対方向での大爆発と謎の施設出現です。
>「何!?」
>「奴等が操る生物改造施設だ……
「奴等って・・・境界の眷属の・・・ですか?」
こんなところで何を造っていたのでしょうか。
謎は深まるばかりでございます。

>「……彼の言う通りにしよう!」
「あの人一人で大丈夫なんですか?
 それにあの施設・・・どうしていきなり爆発なんかしたんでしょうか。
 ・・・何かの事故・・・?」
迷いながらもテイルについていくアズリアです。
迷わず行きましょう。 行けばわかります。
たぶん。 もしかしたら。 わかるといいですね。

84 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/11/07(日) 18:45:27 O
爆発のあった施設では、半分雪に埋もれた建物から次々に改造生物が逃げ出してきています。
鰤、はまち、鯵、鮭、鰹、平目、鯛、鰈、鮟鱇、鰊、海豚、河豚などなどです。
皆さんは何種類読めましたか?
漢字検定ではないので何個でも問題ありません。
要するに改造生物達は魚。 生物(なまもの)だったのです。
魚じゃない生物も混ざっていましたが、それは気にせずに。
ちなみにミイラになると彼らは乾物になります。

「あっ! カオスの勇者達の襲撃だ!
 工場の爆発もあいつらのせいに違いないぞ!」
どこからとも無く上がった声に、改造生物達の視線が勇者達に集まります。
見事な鯵テート・・・ではなくて、アジテートですね。
扇動大成功です。
「くそっ! さすが汚いな邪悪の勇者達きたない!」
「よくも俺の仲間を焼き魚にしやがったな!」
「貴様の血は何色だ〜っ!」
「お前達だけは・・・お前達だけは絶対にゆるせねえぇぇぇ!」
いつの間にか邪悪の勇者になっていますが、まあ、あちらから見たらそう見えるのでしょう。
やせいじゃない かいぞうなまものたちが おそいかかってきた!

あちら>>82はインペたんがなんとかしてくれるようなので、こちらはがんばりましょう。

85 :名無しになりきれ:2010/11/07(日) 19:17:16 0
インペトゥスが魔導バイクで上空から「虫」
――ベアトリーチェはそう言ったが、実際は山塊のようなものだ――
に近づくと、そいつはもう氷原を局所的に泥濘に変え、厚い氷の底の岩盤の上に降り立っていた。
山頂のわずかな部分だけが水面から突き出ている。

「あーあー、こりゃ中の温度がえらい事に。
乗ってる奴らはいろんな意味で普通の生き物じゃねーな。めんどくせえ」

山頂部の奇岩の間にバイクを停めると、インペトゥスは庭園風の山頂部の探索を開始し、
ほどなく東屋風の建物の中に山塊内部への通路を発見して忍び込んだ。

――――――――――

一方、崑崙底部にて。
「接地姿勢安定しました」
「過稼働による機関部損傷率約20%!出力低下中!」
慌ただしい雰囲気の中、
「直ちに周辺土中をスキャン!神殿とか・・・何かそういう奴!」
熱で蒸し鶏になりかけながら妖烏が命じる。
「ちゃんと探知できるんでしょうね?」
霧状になって温度の影響を免れたエドは冷たい視線を送っていた。

86 :ルーミア ◆yDvhfPtzwE :2010/11/07(日) 20:30:03 0
>>78
ルーミアの牙が腕に刺さるまさにその時
天が雲で覆われ、あたりに雷鳴がとどろいた
「シビビビ…」
ちょうどその真下にいるルーミアに雷が落ち、骨が透けて見える
しかし、見た目に反し、今の攻撃は聖属性である
雷鳴が終わったとたん、膝から下が雪に埋もれた
泣きっ面に蜂とはまさにこのことか
雷属性だったら死なずに死んだものの、聖属性に対する耐性はほとんどないがゆえにそのまま息絶え、1回休みになってしまった
妖精であれば復活にかかる時間はほんの一瞬だが、ルーミアぐらいの妖怪になると時間がかかる
ボケをかましたばかりに鋭い突っ込みが入り、事実上の死亡に追い込まれてしまった

【今までお世話になりました。機会があったら、また、その時はよろしくお願いします】

87 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/11/08(月) 00:02:46 0
彗星帝国と化した崑崙を追って降り立ったのは、吹雪荒れ狂う極寒の地。
同じガイアの筈ではあるが、かつて巨大ぶち猫に拾われた時とはあまりにも異なる環境に
チェシュエは冬眠しかかっていた。
そこに、突如爆発とともに現れる改造生物の群れ。

「・・・全て読める故、案ずるな」
(尤も、読めたところで、その姿に対して特段の意味を有するとは思えぬがの・・・)

水中生物がモチーフであるにも拘らず空中で戦闘態勢をとり、
見渡す限りの氷雪の中、どこからともなく大量の水を噴射し、水の輪やヴェールを纏い、
熱湯や塩水、更には滝や津波や濁流までも出現させる改造生物達によって、
氷原は忽ち奇怪な氷のオブジェが林立する現代美術の展示場と化す。

(避け損ねたら天然アイスコフィンか・・・)
手頃な氷に身を隠しながらチェシュエは仲間達を追う。
「初撃は、雷、電撃系の範囲攻撃が有効に思えるが・・・
マッギョとランターン系は残るだろうが仕方あるまい。
避雷針持ちが居れば別途通常攻撃を集中させて落とすのが良かろう」
どうやら電波を受信したようだ。

88 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/11/09(火) 00:05:01 0
>86
「ルーミアさーん!」
ルーミアさんは長めの一回休みになってしまった。なんてこった!

>83
>「あの人一人で大丈夫なんですか?
 それにあの施設・・・どうしていきなり爆発なんかしたんでしょうか。
 ・・・何かの事故・・・?」
「大丈夫、あいつとは何度か戦ったことがある。
ちょっとやそっとでくたばるような奴じゃない……。
とにかく行こう! 行けば分かる!」
分かるといいな!

>84 >87
「これが……改造生物!? なんて奇っ怪な生物たちだ! 読めないぞ!」
>「・・・全て読める故、案ずるな」
改造生物達に呼びかける。
「彼女は全て見切ったそうだ!
落ち着いて、みんなを助けにきた! この際どさくさに紛れて逃げよう!」
>「あっ! カオスの勇者達の襲撃だ!
 工場の爆発もあいつらのせいに違いないぞ!」
「は、はははは犯人ちゃうわ!」
>「くそっ! さすが汚いな邪悪の勇者達きたない!」
>「よくも俺の仲間を焼き魚にしやがったな!」
>「貴様の血は何色だ〜っ!」
>「お前達だけは・・・お前達だけは絶対にゆるせねえぇぇぇ!」

>「初撃は、雷、電撃系の範囲攻撃が有効に思えるが・・・
マッギョとランターン系は残るだろうが仕方あるまい。
避雷針持ちが居れば別途通常攻撃を集中させて落とすのが良かろう」
「これでも一応被害者だから焼き魚にするのは可哀想だよ! 魚の餌! 魚の餌出して!」
NPCズに、フラポリーちゃんの袋から魚の餌を出すように指示する。
「分かった!」
メルちゃんが何か閃いたようだ。
「鯛や鮃もいる……ここはきっと竜宮城だ……!」
「”竜”宮城ってことはもしや境界過激派の本拠地!?」
道理でこうなるわけだ!

89 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/11/09(火) 00:23:29 0
>>80
互いに自己紹介はなんとか終えた。
「調査か。今、大変なことになっている。
 境界の神ソフィアの眷属がよからぬ行動をとっているが、
 これが世界の安定を揺るがす大惨事に繋がる気がしてならない」

>>86
「たいへんだ!ザオリクの用意を――」
イョーベールがあわてて蘇生させようとした、そのときである
『神は言っている――ここで生き返らせる定めではないと』
謎の声が聞こえた。そういうことになった。
【おつかれさまです。またの機会をば】

>>84>>87
「ほう、このわたしに戦いを挑むとはな――」
イョーベールは不敵な笑みを浮かべている――ように見えたが、よくわからない。
「良いのか?本当にやるのか?
 この私――蟹座(キャンサー)のイョーベールと戦うことがどういうことか、その意味をよく考えるんだな!」
スラキャンサーとの戦いは、概ね下の動画のようになる。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10683662
http://www.youtube.com/watch?v=1cxYV9dr96s

この忌々しい蟹は、敵にひたすら不毛な持久戦を強いることで悪名高い。
戦ったことのある者の大半が、スラキャンサーを憎んでいる。
スキルの組み合わせ次第では永遠に試合が終わらないか、不毛な消耗戦を強いられた挙句に敗北することもある。
たとえ勝てたとしても、30分以上にも渡る長期戦の末の空しい勝利である。
彼と遭遇してしまったばかりに、1時間以上も蟹を相手に戦い続けなければならないことも多い。
「スラキャンサーだ……」
「テンプレの特技欄のスキル構成も典型的な耐久蟹だ……」
魚たちは尻込みして、士気がものすごく低下している。
知っている人にはわかるが、誰だって耐久スラキャンサーなんかとは戦いたくない。

>>88
「みろ、奴らの士気が下がっている!和平交渉なら今のうちだぞ!」
見れば、魚の餌で買収する準備が進められていた。
「竜宮城か――なるほど、敵の本拠地も近いのやも知れぬ」
しかし、重要なことを忘れてはいないだろうか。
イョーベールは蟹である。海産物である。
何らかの悪影響が無ければ良いが――

90 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2010/11/09(火) 03:19:36 0
>>89
>「調査か。今、大変なことになっている。
 境界の神ソフィアの眷属がよからぬ行動をとっているが、
 これが世界の安定を揺るがす大惨事に繋がる気がしてならない」

俺が派遣されるという事はよっぽどの事態であり
他世界あるいはそれ以上を揺るがす前代未聞の状態になりつつある事を知りつつも
今は話さなかった。それは余計な混乱の招く上にまだ彼等が協力者となりえるか分からなかったからだ
「境界の神スフィアか…」
境界の神という聞きなれないが引っかかりしばし思考するビャクであった。
>>81
顔見知りらしいがどうでもいいので
無視して熱源反応の場所まで向かおうとしたが正反対の方向からの爆発が起きる
「なにが起こった?」
『この領域に一部高度な隠蔽結界が貼られていたようですそれが何らかの要因で解除されたと思われます』
「しかしなんの施設だアレは…」
その答えに先ほどの男が答える。
>「奴等が操る生物改造施設だ……
爆発で結界が解けて見えるようになったのか。これ程近くにあったとは……!」
生物改造と言う部分で既にとても胸糞の悪い光景を思い出し不愉快にになっていた
周った世界のゴキブリの如く存在し、傲慢な連中――どこぞの神気取りで何でもやって良いと思い込んでいるエゴイスト共を思い出させるからだ
『どうされますか?このまま例の場所に向かいますか?』
「…ちょっと寄り道をさせてもらうやっぱ収まんないわ」
この最悪の気分を少しでも晴らすために、カオスの勇者と歩む方向に同じく進める、
そして自分に言い聞かせる決して、哀れみや同情などで引導を渡しにいくわけではないと。



91 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2010/11/09(火) 03:21:08 0
>>83
>「あの人一人で大丈夫なんですか?
 それにあの施設・・・どうしていきなり爆発なんかしたんでしょうか。
 ・・・何かの事故・・・?」
「さぁな…ソイツは見てみないと分からないだろうな
憶測でなんて幾らでもできる、真実は自分の目で見なきゃわかんねぇ
例えそれが…どんなに残酷でも…」
その時、ある少女の顔が脳裏を過ぎるが誰にも気づかれないように
そっと歯軋りをすると速度を上げて前に進む。

施設まで辿り着くと>>84のように様々な生物が逃げ出している
>「あっ! カオスの勇者達の襲撃だ!
 工場の爆発もあいつらのせいに違いないぞ!」
>「くそっ! さすが汚いな邪悪の勇者達きたない!」
「よくも俺の仲間を焼き魚にしやがったな!」
「貴様の血は何色だ〜っ!」
「お前達だけは・・・お前達だけは絶対にゆるせねえぇぇぇ!」

どごぞの阿呆の妄言に引っかかり、こちらに襲い掛かってくる
「ったく簡単にパニック起して…まぁ人間以下の知能ならしょうがねぇか」
とどこからともなく剣を召喚し、片手に持ち
まずは切り込むかと考えている矢先、

>「初撃は、雷、電撃系の範囲攻撃が有効に思えるが・・・
マッギョとランターン系は残るだろうが仕方あるまい。
避雷針持ちが居れば別途通常攻撃を集中させて落とすのが良かろう」
>「これでも一応被害者だから焼き魚にするのは可哀想だよ! 魚の餌! 魚の餌出して!」
>「みろ、奴らの士気が下がっている!和平交渉なら今のうちだぞ!」

戦わずに済ませてしまっただが拍子抜けするが
まぁ余計な力を消耗させなかっただけでも儲けものだろう

>「竜宮城か――なるほど、敵の本拠地も近いのやも知れぬ」
>「”竜”宮城ってことはもしや境界過激派の本拠地!?」

「本拠地ねぇ…まぁ馬鹿正直に正面から来たもんだが…どうせ始末なんないかもしれないなら
行きがけの駄賃だ――貰ってけ」

剣ではなく独特な禍々しさを持つ和弓に変化すると竜宮城の正面門に向かって弦を引くと
凄まじい速さで矢が放たれ、一撃で門が吹き飛ぶと再び剣に戻し竜宮城の
中に入っていく
「こんちわ〜三河屋でーす」
100%悪ふざけ全開で名乗りながら
>>86
あんま接触がないうちに消えてしまったが…
まぁ簡単には死ななさそうなので
また戻ってくるだろういつか…と思った

92 :名無しになりきれ:2010/11/11(木) 01:08:04 0
霧に姿を変えたエドは、言うだけ言うと崑崙を離脱しそのまま竜宮城に上がり込んでいた。
「私が拳王エドだ。永の留守番ご苦労だった。早速だがソフィア復活を準備しろ、鰻」
向き合っているのは、ロランドの色違いとでも言うべき、研究者風の男。
「三顕王が一といえど、竜宮城にて乙姫ソフィアの留守を預かるこの黄竜に対し無礼であろう」
庭の花を愛でるかのような穏やかな口調で拒絶する男――黄竜。
「ならば貴様等が世界に及ぼす力の基であるあの工場に、更なる不幸な事故が起きるが?」
エドのその言葉に合わせたかのように、その時、竜宮城の門が吹き飛んだ。

「こんちわ〜三河屋でーす」

「何だあれは。さっさと片付けてソフィア復活を始めろ、鰻!」
門の方を睨みながらエドが声を荒げる。
「・・・また随分と余計なお客様を連れて来られましたな」
黄竜は冷たくエドを見返した。

93 :名無しになりきれ:2010/11/13(土) 22:45:07 0
>88
>「これでも一応被害者だから焼き魚にするのは可哀想だよ! 魚の餌! 魚の餌出して!」
>89
>「みろ、奴らの士気が下がっている!和平交渉なら今のうちだぞ!」

「失礼。そちらのルールであったか」
電波を受信し直すチェシュエ。

ニア エサをなげる
  どろをなげる
  サファリボール のこり30

かいぞうアジテーターは エサをたべている!

「陸上でも活動に全く支障無いようだの・・・何と高度な改造技術・・・」
アジテーターを観察したチェシュエは素直に感嘆している。
「ん?悪の勇者のくせに知らないのか。
ここは数千年の歴史を持つ研究所、確立した技術を研究員にも適用し、
強化した能力で更なる技術を開発してるんだぞ。
お前らごときに壊されてたまるかってんだ」
アジテーターは得意げだ。
「・・・ではそなた達は、望んで改造を受けたのか?」
「当たり前だ。能力を高め研究の質を高める、こんないい事はないぜ」
アジテーターは単なる実験材料ではなく、研究員のようだ。
「・・・崑崙もこの姿勢を見習うべきやもの」
自身も改造生物と言えなくもないチェシュエは、我が身とそれを育てた崑崙を暫時思い返した。
「ああ、爆発は我等が起こしたのではない・・・まあ今のところはその立証もできぬが」


94 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/11/14(日) 00:09:19 0
>93
名前入れ忘れました。すみません。

95 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/11/14(日) 16:55:06 O
>>86
『さらば戦友よ…』
ピチュったルーミアにフラポリーからの伝言です。
PLの人からも機会があればまたよろしくとお伝えしましょう。

>>87-89
>「初撃は、雷、電撃系の範囲攻撃が有効に思えるが・・・
「すみません・・・どちらも使えません・・・」
残念ながら神官戦士のアズリアには、雷系の魔法は使えませんでした。
有効な攻撃はわかっても、攻撃できないなら意味がありません。
ですがどうやら、魔法は使わなくても良いようですよ。
>「これでも一応被害者だから焼き魚にするのは可哀想だよ! 魚の餌! 魚の餌出して!」
>「みろ、奴らの士気が下がっている!和平交渉なら今のうちだぞ!」
「餌付けですねわかります!」
『ちょwwwおwまwえwらwwww』
哀れフラポリーの麩菓子は魚の餌になってしまいました。
ちなみに>>89の時空の狭間から、蟹と城の戦いを垣間見る事ができます。
PLの人が負けるわけにはいかないとさらなるカオス化を誓ったのは、PCたちには秘密です。

>かいぞうアジテーターは エサをたべている!
>「当たり前だ。能力を高め研究の質を高める、こんないい事はないぜ」
自分の体で人体実験。
違いが体で感じ取れるわけですから、効率的と言えば効率的です。
科学者の鏡ですね。
>「・・・崑崙もこの姿勢を見習うべきやもの」
>「ああ、爆発は我等が起こしたのではない・・・まあ今のところはその立証もできぬが」
「そうですよ。 私たちはただ・・・」
アズリアがさらにフォローを入れようとした時、竜宮城の門がドカンと吹き飛び>>90-91ました。
改造人間たちの視線が痛いですね。
「・・・ほ、ほら! 爆発させたのは今なんです!
 だから最初の爆発は私たちじゃないんですよ!
 さささ、それじゃ早く行きましょう行きましょう!」
逃げるように他の仲間と共にその場を立ち去るアズリアでした。
ちなみに改造人間たちは食事に忙しいようで、追いかけてはきませんでした。

>「こんちわ〜三河屋でーす」
奥に進む一行の前に、研究者風の男が出てきます。
「当家は駿河屋さんに来てもらっているのでお帰りください。」
冗談に冗談を返すこの男が、竜宮城お留守番役の黄竜です。>>92
「冗談はさておき、遠路はるばるよく参られた。
 私はこの竜宮城を預かる黄竜だ。
 久しぶりの来客を歓迎したい所だが・・・その前に。
 この地に何用あって来られたのかな?
 我々の目的は、ソフィア様の封印を解いて古の平和をガイアに戻すこと。
 誉められこそすれ、門を吹き飛ばされるような事はしていないのだがね。
 お前たちもガイアを平和にしたいという思いは同じだろう。
 ここはお互い過去の遺恨を水に流し、協力することが双方の益になると考えるのだが?」
黄竜は勇者たちにこの地に来た目的を尋ね、協力を呼びかけます。
境界の勢力でも穏健派なのかもしれませんが、もちろん時間稼ぎの可能性もありますよね。
どう答えますか?

96 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/11/14(日) 23:08:51 0
>>90-91
「これでは境界の過激派を笑えぬな、ハハハ」
門を吹き飛ばして進入を図るビャクを、やや呆れ気味で見ていた。
とはいえ、門を壊さないと、大きさ的に考えてスラキャンサーが中に入れないのだが。

>>93
相変わらず悪の勇者呼ばわりなのが気になるところではあるが、一応は買収に成功したようである。
魚どもは戦いの手を止めたようだった。
「門のやつはともかく、その前の爆発については関与していない。
 門の弁償は、壊した者――あちらに請求書を送っていただきたい」
イョーベールはビャクを指し、門の弁償はあっちにさせようとした。
とりあえず、門を破壊した点については、破壊した者に責任を負わせて然るべきであろう。
こういった狡っからい点は、ゴローの性質が微妙に受け継がれていると言える。
なお、直前の人生はごろつきではなく、正義感の強い立派な天使である。

>>95
「これは、失礼した」
蟹は魚どもを威嚇したくらいで、門を破壊したりはしていない。
「なるほど、確かに争いの無い平和な世界は、われわれの望むところではある。
 本来ならば、われわれはこのような破壊を是とはしない、これは分かって欲しい」
とりあえず黄竜の話に耳を傾ける体勢をとった。
耐久スラキャンサーは使っている側にとっても苦痛である。
本当に回復と防御しかないので、TRPG的にも不毛以外の何物でもない。
彼は戦いは空しさを本能で思い知っているので、平和が何よりと思っている。
「しかしながら、境界の神がどのような形で復活するか、これが問題だ。
 どういった形で平和が訪れるのか、これを答えて貰わないことには同意できない。
 境界の過激派の勢力は、光も闇も消滅させて境界のためだけの世界を作ろうとしていると聞く。
 何も分かたなければ境界ではないというのに」
ごもっともな意見である。
境界の眷属だけになったので平和になりました、では済まされない。
この世界には多種多様な生き物が居て、光も闇も混在している。
「ああ、質問ばかりで済まないね。
 なにぶん、わたしは生まれて間もないのだ。
 前世の記憶をある程度受け継いではいるが、知らないことはとても多い。
 その、古の平和とはどんなものなのか、教えていただきたい」
問答を始めるが、時間稼ぎが狙いというのなら、見事にその作戦に乗ってしまっている形になる。
とはいえ、蟹が勝手に話しているだけだが。

97 :名無しになりきれ:2010/11/17(水) 23:29:00 0
「在れば前後を分ち、通ればその左右を分つのが境界。
世界が境界のみのものとなろうとも、忽ち互いに互いを分つだろうよ。
しかし、ソフィア様を境界の神と呼ぶか・・・」
黄竜はわずかに苦笑を浮かべた。
「ソフィアは智慧なり。
道理を枉げる奇跡を行う力に非ず、
不変普遍の世の真理を知る力なり」
吹雪の空を見上げ、教典を説くかのように唱えると、蟹に向き直る。
「如何なる神もその力も、何時でも何処にでも誰にでも在る訳ではない。
宇宙の大半は神の意思に依らない自分自身の法則で動いている。
さればその法則を理解する此れ即ち宇宙の大半を理解し得る事、
その法則を活用する此れ即ち宇宙の大半を活用し得る事。
我等がソフィア神を望むはより深き智慧を頂く為。
願わくは他の諸神の過干渉より我等を守り給え」

98 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/11/18(木) 00:32:12 0
>97
「先生分かりません! 世界の法則そのものが神なんじゃないの?」
「そうだな、便宜上仮に神と呼ぶことにしようか。
ソフィアとは多くの神格で一つの体を共有する神。古の時代、この世界には4つの季節があった。
木は火を生み、灰は土に帰る。土は鉱物を孕み、金属の表面には水が生じる。
そして木は水によって養われる。
世界は完璧な均衡のもとに育まれ、人間はソフィアの祝福のもとで文明を発展させていった。
しかし数え切れないほどの季節が巡ったとき、皮肉にもソフィアの賜物である文明のせいで世界の均衡は崩れた。
その結果一つの神格が暴走し、陰陽を喰らわんとした……」
「その神格とは?」
「それが私……思慮を司る智慧の神格、黄竜だ! 皆の衆、復活の準備は整った!」
黄竜はそういったかと思うと丸い宝石に姿を変えた。
「正体はソフィアのシャードそのものだったのか……!」
「行きましょう、黄竜よ」
──ああ、ただし忘れるな、昔と同じ過ちは決して犯さぬぞ
エドが黄竜を拾おうとする。
「行かせるかー! ファイアボール!」
吹っ飛ばされてアフロになりつつすごむエド。
「ぐぬぬ……! そろそろ潮時ですね。この辺で始末してあげましょう!」
黄竜争奪戦の始まりだ!
ーー私はどちらの方法で復活しようと構わない。お前たちに委ねよう!

99 :名無しになりきれ:2010/11/18(木) 01:50:45 0
一方、崑崙内部―――――

「グガガゲー(うわーだめだー)」
レッサードラゴンが、旋回する鎖に吹き飛ばされていた。
「甘い甘い、まあモブの性能じゃあ仕方ないがな」
手甲から延びる鎖をまだ向かって来る奴の胴に叩き込みながら、インペトゥスは呟く。
既に角が見えている――ナイトメアの異貌状態だ――ので、言うほど容易な戦いではないのだろう。

レッサードラゴンの火力に脅され無理矢理働かされていた下っ端仙人達は忽ち投降した。
「邪魔だから出てけだとよ、氷原の主さまが仰せには」
つまらなそうに言い放つインペトゥスに、下っ端仙人は必死で訴える。
「し、しかし、機関部はこやつらの親玉に抑えられていまして、我々とて動かすことは・・・」
「・・・っせーなー又かよ。その親玉ごと皆殺しにされたいか?」
「ひーっ・・・い、否、我々とて帰れるものなら今すぐにでも、ですが機関部が・・・」
「あーもう煩い煩い。お前らまとめてそこにすっこんでろ。動いたら承知しねえ。
あと持ってるもん出せ。情報とアイテム」
下っ端仙人の目の前を鎖が音を立ててかすめ、床に打ち込まれるビシッという音が響く。
これまでも何部屋かで同じような戦いを経てきたようだ。

手に入れた情報を整理しアイテムである程度の回復を行うと、
「次の次あたりで最下層でボス戦ですねわかります」
独り言とともにインペトゥスは部屋の一角をぶち破り、そこから姿を消した。


そして、崑崙最下部―――――

「なんか細長い構造物探知ー。全力で掘削ー」
「これ以上の動力供給は機関部へのダメージが・・・」
「いいから言う通りにしなさい。早くしないと見張りに火を吐かせるよ」
地下深くに何かの構造物を探知した妖烏が、掘削を始めていた。

――――――――――――――――――――

それがソフィアの封じられた神殿への通じていることも、
それが竜宮城とベアトリーチェの城を繋ぐ位置にあることも、
この時崑崙の中に居る者達はまだ知らない。

100 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/11/20(土) 00:23:24 0
改造生物達に別れを告げ、アズリアを追って竜宮城に近付いた
チェシュエの前に展開されていた光景は−−

吹き飛んだ門の残骸。
黒地に白の雷に撃たれましたな骨模様になった少女。
剣を引っ提げた外套の男。
アフロなチャイナドレス。
いかにもな宝玉。
・・・どう見ても超人バトルですありがとうございました。

(お疲れさまでした・・・機会があればまたどこかで・・・)
少女に向かって手を合わせると、チェシュエは少し離れた物陰に滑り込んだ。
(・・・一体、何が起きておる?)

101 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2010/11/20(土) 02:53:21 0
>>96
>「門のやつはともかく、その前の爆発については関与していない。
 門の弁償は、壊した者――あちらに請求書を送っていただきたい」

「その爆破したお陰で入れた奴にそれを言える立場も資格もない思うんだがな?」
皮肉をたっぷり込めた口調で鼻で笑う

>>95

>「冗談はさておき、遠路はるばるよく参られた。
 私はこの竜宮城を預かる黄竜だ。
 久しぶりの来客を歓迎したい所だが・・・その前に。
 この地に何用あって来られたのかな?
 我々の目的は、ソフィア様の封印を解いて古の平和をガイアに戻すこと。
 誉められこそすれ、門を吹き飛ばされるような事はしていないのだがね。
 お前たちもガイアを平和にしたいという思いは同じだろう。
 ここはお互い過去の遺恨を水に流し、協力することが双方の益になると考えるのだが?」

この言葉に関しては基本は部外者なので、そんな事はこっちとしては知ったことではないが
「こっちが馬鹿丁寧にノックでもしたら入れてくれたか?悪いがこっちは予想以上に大変な事になってるんだよ
俺はあんた等に対して遺恨もなにもねぇし、馬鹿げた争いのなんなりは勝手にやってくれで、勝手に自滅でもしてくれ」
おっと、最後は近頃思い始めた本音が出てしまった。
「それに最後の言葉はどう考えても握手した途端後ろからズドンする悪役の台詞だぜそれは?
水に流し、協力することなんてお綺麗な言葉を使う奴等は会ったのがほとんどそうだったな
簡単に水になんて流せないんだから本当に業って深いよなぁ」
経験から言って、それが妥当と判断し陳腐な悪党の常套句として呆れていた。

>>96-98
>「しかしながら、境界の神がどのような形で復活するか、これが問題だ。
 どういった形で平和が訪れるのか、これを答えて貰わないことには同意できない。
 境界の過激派の勢力は、光も闇も消滅させて境界のためだけの世界を作ろうとしていると聞く。
 何も分かたなければ境界ではないというのに」
「ああ、質問ばかりで済まないね。
 なにぶん、わたしは生まれて間もないのだ。
 前世の記憶をある程度受け継いではいるが、知らないことはとても多い。
 その、古の平和とはどんなものなのか、教えていただきたい」

この話に興味を持ち、警戒を崩さず聞いていた



102 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2010/11/20(土) 03:24:44 0
>「ソフィアは智慧なり。
道理を枉げる奇跡を行う力に非ず、
不変普遍の世の真理を知る力なり」
「如何なる神もその力も、何時でも何処にでも誰にでも在る訳ではない。
宇宙の大半は神の意思に依らない自分自身の法則で動いている。
さればその法則を理解する此れ即ち宇宙の大半を理解し得る事、
その法則を活用する此れ即ち宇宙の大半を活用し得る事。
「先生分かりません! 世界の法則そのものが神なんじゃないの?」
「そうだな、便宜上仮に神と呼ぶことにしようか。
ソフィアとは多くの神格で一つの体を共有する神。古の時代、この世界には4つの季節があった。
木は火を生み、灰は土に帰る。土は鉱物を孕み、金属の表面には水が生じる。
そして木は水によって養われる。

なるほどね、と内心頷く
それを知る弄れるというのは間違いなく万物を握っていると言って良いだろう
黄龍の話を聞いていたが雲行きが怪しくなっていく

「その神格とは?」
>「それが私……思慮を司る智慧の神格、黄竜だ! 皆の衆、復活の準備は整った!」
「正体はソフィアのシャードそのものだったのか……!」
「行きましょう、黄竜よ」
「行かせるかー! ファイアボール!」
「ぐぬぬ……! そろそろ潮時ですね。この辺で始末してあげましょう!」

だが黄竜と名乗る男が途中で話の終わり辺りで様子がおかしくなり、その姿を宝石に姿を変える
とその場に現れた過激派と思わしき者に火の玉が投げられ戦いの火蓋が切って落とされる
予想はしていたが

「結局始まったな、だがアレなら…」

ある思惑が頭に浮かぶこれならば長年捜し求めた答えが分かるかもしれない
そうこの身に課せられた呪縛に等しい大罪から解放される方法が
だがそれはこの世界を犠牲にしてまでも手に入れるべきなのだろうか?
ふとこんな事を想い、実行を留まるかつて救う立場で戦ったとしての名残として
いや元からの性根からか常に想うようになっていた自分もお人好しだと思うが

「……まぁ所詮は欠片では断片的しかないわけだしな
完全になったらその時に考えるか」

剣の構えを変え、鞘はないが居合い抜きの形を取り
利腕上段に垂直に構える型でエドに向かい一気に走り始める
その動きに間合いを困難にさせる
後手に回ろうとするものはすれ違いに抜いて斬り、先手を取って斬ってくるものは斬撃を飛び越え宙返りしながらの抜刀で斬り捨てる
その技はまさしく魔剣であったその名は―――

「―――奈良原兵法綾瀬刈流崩れ魔剣・昼の月――」

昼の月をそのまま振り下ろし、上手い事避けても防いでもシャードを
確保できる位置に踏み込んでいた。




103 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/11/20(土) 18:37:16 O
>>96-102
>その、古の平和とはどんなものなのか、教えていただきたい」
イョーベールの質問に黄龍は>>97と答えました。
>「先生分かりません! 世界の法則そのものが神なんじゃないの?」
「はいはい! 私もわかりません!」
触手を上げて質問するアズリアですが、フラポリーはノーリアクションです。
話の内容がわかりましたか?
『わからなくてもどうということはない』
ですよねー。

>「そうだな、便宜上仮に神と呼ぶことにしようか。
黄竜は親切に解説を入れてくれました。
【敵は主人公達にわからないことを教えないといけない】の法則発動ですね。
まだわからない方はいませんか?
要約するとこういうことです。
黄竜は悪役。
だいたいあってますよね?

>「行きましょう、黄竜よ」
>──ああ、ただし忘れるな、昔と同じ過ちは決して犯さぬぞ
ソフィアのシャードとしての本性を現した黄竜を、エドが拾おうとします。
ソフィアパズルがある以上、このシャード1つで境界の眷属がソフィアを復活させられるわけです。
>「行かせるかー! ファイアボール!」
放たれた火の玉に当たって頭がアフロになるエドでした。
なにげに忘れているかも知れないROMの方のために解説すると、エドは女性です。
頭をアフロにされたらそれは怒りますよね。

>「ぐぬぬ……! そろそろ潮時ですね。この辺で始末してあげましょう!」
「それはこちらのセリフです!
 なんだかよくわからない悪事を企む悪人など、私たちが叩き潰して見せます!」
説明を理解できなかったらしいアズリアは、言いながら触手を上下させてやる気満々です。
>ーー私はどちらの方法で復活しようと構わない。お前たちに委ねよう!
さて。 勝利の女神が微笑むのは果たしてどちらでしょうか。
いやあ、わくわくしてきましたね。

>「―――奈良原兵法綾瀬刈流崩れ魔剣・昼の月――」
チェシュエのように身を隠して状況を判断しようとする者がいれば。
アズリアのように殺る気満々の者もいます。
ビャクはやる気十分の方で、刀を手にエドに切りかかります。
避けてもシャードを奪われる絶妙の間合いからの攻撃を、エドは避けませんでした。
かといってもちろん斬られたわけでもありませんよ。
ただ、ふぅと息を吹いて周囲を霧で覆ったのです。
ただそれだけで、ビャクの初撃が空振りに終わりました。
エドが全てを霧で覆う程度の能力を使用したのです。

「ああああっ!? 敵がどこにいるのかわからなくなりました!」
ビャクと同じようにエドに突撃していたアズリアが大声を上げます。
今の彼女は盲目であり、視覚に頼らず行動しているために霧で見失ったのではありません。
【霧で覆う能力】は視覚だけではなく、全ての感覚を狂わせます。
なにしろ時に記憶や事実すらも認識させなくする強力な能力です。
フラポリーの体が持つ超感覚も当然狂わされます。
中身が精神攻撃に弱いアズリアでは、霧で覆う能力を見破ることはできません。
この能力を封じない限り、エドを攻撃することはできないでしょう。

「どうだ私の能力は。 お前たちの攻撃など私には当たらない。
 これが3顕王の力だ!」
得意そうにエドは高笑いをします。
悪役も上位になると余裕を見せつける必要があるからですねわかります。

104 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/11/20(土) 18:39:46 O
【同時刻:崑崙最下部】
視点は変わって崑崙内部です。
大急ぎで採掘を続ける妖烏以下を乗せた崑崙が、異常な音を立てて動きを止めました。
無理して動かし続けた結果、崑崙の動力部がついに壊れてしまったのです。
「崑崙動力部、完全に機能を停止! これ以上の採掘は不可能です!」
「ふざけないでください! ここまで来て何もせずに帰れるわけがないでしょう!
 今すぐ何とかしなさい! いますぐに!」
「無理です! 動力部が完全に焼きついています!
 再起動には早くても2日はかかります!」
>「これ以上の動力供給は機関部へのダメージが・・・」
と言われていたのに警告を無視した結果がコレですよ。
あいつは人の話を聞きませんから。
まあインペたんが暴れて>>99機関部の人員が減ったのも原因なんですけどね。

「ええいどきなさい! 後は私がやります!」
有象無象の下っ端仙人たちを押しのけて、妖烏は崑崙最下部最先端に向かいます。
手にした刀が一閃したかと思うと、たちまち崑崙ごと土が切り裂かれました。
空間を切り裂く能力の賜物です。
斬られた先に見えるのは、細長い建物。
つまりはソフィア神殿。
妖烏の目指す場所がそこにありました。

「お前達はここに待機して敵が来たら足止めしなさい。
 この先は私が1人で向かいます。」
下っ端とその見張りに指示を出し、妖烏は再び刀を一閃して空間を切り裂き、中に何かを放り込みます。
目当ての場所が見つかったのをエドに連絡というわけです。
便利な能力ですよね。 本当に。

105 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/11/20(土) 23:15:07 0
>102
もしあいつだけでソフィアが復活したらとんでもないことになる!
ビャクさんが、まるでツクヨミとアマテラスの加護を受けたかのような一撃を放つ!
>「―――奈良原兵法綾瀬刈流崩れ魔剣・昼の月――」
「やったか!?」
これはやってないフラグである。

>103
>「どうだ私の能力は。 お前たちの攻撃など私には当たらない。
 これが3顕王の力だ!」
「はて、お主は誰じゃったかのう。婆さんや、飯はまだかいな」
もはや戦闘どころではなく意味不明になってしまった。
その時、一振りの剣がひとりでに手に収まった。
──悠久とも思える長きにわたりこの好機を待っていた、今こそお前を消し去る! 行け、暴風の化身テュポーン!
テュポーンの鞘が燐光となって解け、渦巻く暴風が霧を吹き散らす。
テュポーンの鞘は、”土”のシャードが核となって形作られたものだ。
燐光は最初の人間型の時の黄竜とそっくりな幻影を形作った。
「勇者達よ、あのシャードを破壊しなさい。あの者こそが人間を間違えた方向に導いた張本人。
世界の均衡を崩し破滅へ至る智慧の悪しき側面。
はるか昔、私はやっとの思いで自らからあやつを自らから切り離す事に成功した。
今こそこの世界から末梢するのです!」
はるか古より続く因縁の原因が目の前にある。
星霜の長きにわたり光と闇に惨劇を演じさせ続けた諸悪の根源……。
「あれはあなたの悪の部分……じゃあ最後のシャードは他の場所に……?」
「その通り! あれはこの世界に不要なもの!」
「この世界に……不要なもの……」
不思議な高揚感が体を支配し、中性的でありながら妖艶な戦闘形態へと変化する。
今のボクは妖精だけができる純粋で残酷な笑みを浮かべていることだろう。
「エド……お前の能力はこの剣の前では通じない! 貴様の野望はここで終わりだあ!」
テュポーンを構えて飛び上がり、黄竜のシャードめがけて急降下する!

106 :名無しになりきれ:2010/11/21(日) 20:24:44 0
ダークの場合

熱血ヒーロー 従士
聖女ヒロイン  フィオナ
見守るおっさん  犬
クールビューティーお姉さん マダム(若マダムのイメージで)
妹系幼女枠 ミア
弟系美少年枠 空気王 ジェイド

107 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/11/21(日) 21:03:47 0
>>101
「ふっ……そこを突かれると痛いな」
だったらそんな巨大モンスターなんかに転生しなければいいのに。
しかし、転生する生き物を選ぶ権利は、ゴローやカトリエルには無いので、ある種の悲劇とも言えよう。
次は人並みにコンパクトで動きやすい体になるんだ。

>>102>>103
奈良原兵法綾瀬刈流崩れ魔剣・昼の月とやらを見たイョーベールは、これに対抗心を燃やした。
「剣術を嗜むか!
 フフフ、こちらも負けては居られんぞ!」
イョーベールは「ゆうき」のスキルを極めて、真の勇者として覚醒した――そう、多分。

光を纏ったハサミが、雑魚敵どもを薙ぎ払う!
これぞまさしく勇者だけが使いこなせる必殺剣、ギガブレイクである。
「ハハハ、どっちが悪役かわからんね……何ィ!?」
絵的には、巨大な蟹の怪獣が人間サイズの生き物を相手取って蹂躙しているように見える。
まあエドは霧の能力を用いて無傷なのだが。

>>106
そのとき、不思議なことが起こった。
光と闇を分かつ境界が無かったら、光と闇が完全融合し、よくわからない何かが誕生する。
人はこれをカオスと呼ぶ。
見よ!>>106を!
「大変だ、光と闇が真の融合を果たそうとしている!」
これを機に、ダークファンタジーTRPGスレとのクロスオーバー企画が実現に至るなどといった怪事件が起こるかもしれない。

イョーベールは、そのような光景を幻視したが、これは何らかの天啓かも知れない。
もし、ここでいろいろ間違って、境界が完全に失われたら?
待ち受けるのはカオスだけだ!
それを望むのは他でもない、忌まわしきデミウルゴスに違いない!

まあそんなことはともかく、戦いはなおも続いた!
「ええい、ままよ!」
必殺のギガブレイクが通じないからといって、このままじっとしていてもしょうがない。
そう、勇者には行動が大事なのだ!

>>105
そこでグッドタイミング、テュポーンの神秘的なパワーによって、物事の境界を曖昧にする霧が晴れた。
「そこだァーッ!」
イョーベールは巨体からは想像もつかない軽やかさで飛び跳ねると、背中の甲羅でくるくると高速回転した。
そして元の姿勢に戻るのだが、この高速回転が物凄い竜巻を起こした。
そこだもへったくれも無い広範囲攻撃だが気にしない。
テュポーンで能力を封じられたエドは、竜巻に巻き上げられ、全身を切り裂かれるなどの大怪我を負い、大変なことになった。
どうせ死にはしないだろうが、暫く戦闘不能になっただろう。多分。
「エドェ・・・お前はまさしく強敵だった」
エドは犠牲になったのだ・・・

108 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/11/21(日) 22:28:32 0
>102
>「―――奈良原兵法綾瀬刈流崩れ魔剣・昼の月――」

エドにこそ当たらぬものの、凄まじい剣風が周囲の一般物に襲いかかる。
飛んでくる瓦礫を必死で避けていたチェシュエであったが、

>105
>テュポーンを構えて飛び上がり、黄竜のシャードめがけて急降下する!

「ロードカオスは倒すのではなくロードリブラスルスと融合させて初めて真のエン・・・」
唐突に、しかも少しシチュエーションが違う電波を受信して叫ぶチェシュエ。

これが反物質テレサとズォーダー大帝的な何かだったなら、
ライトファンタジー時空そのものが吹き飛びかねなかったが、
幸い2つのシャードの性質はそこまで極端ではなかたようだ。
シャードの接点を中心に、閃光と、地を抉る程度の爆風が生じた。

>107
>「そこだァーッ!」

広範囲を巻き込む竜巻に、離れていた筈のチェシュエの身体も浮き上がり、
爆風で抉られ露になった広く深い縦穴−−元々は、其処には
朱塗りの柱の瀟洒な井戸が設えられていた−−の壁に叩き付けられた。

「・・・っ!」
呻きながらも体勢を立て直そうとするチェシュエ。
一応蛾なので、あまりダメージを負わずに着地はできそうだ−−底があれば、だが。

109 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/11/21(日) 23:14:44 0
>106
こことは違う異世界の冒険者達の姿が垣間見えた。世界の境界が薄くなっている影響かもしれない。
「もう時間がない! 消えろ悪しき智慧!!」
テュポーンを振り下ろす。その切っ先はあやまたず黄竜の宝玉を向いていた。

>108
だが、悪しきシャードを打ち砕いた感触はなく。代わりに凄まじい反発力が生じ弾き返された。
見ればテュポーンが再び鞘の光をまとっているではないか。
これでは同一存在同志が反発しあって破壊できないはずだ。
「どうして!? あれは悪いやつなんでしょ!?」
問いかけると、テュポーンの鞘が白い狼の姿を取った。
「アテナ……ちゃん?」
―― ロードカオスは倒すのではなくロードリブラスルスと融合させて初めて真のエンディングを迎えられるのです
白い狼はそれだけ言うと、黄竜のシャードをそっとくわえ、そのまま飲み込んだ。
そして再びテュポーンに巻き付いて元の通り鞘になった。多分黄竜は再び一つになったのだろう。
「これで……良かったんだよね」
本当にいいのかどうかはわからない。
だけどなんとなくアテナちゃんが止めてくれなかったら恐ろしいことになっていた気がする。

>107
>「エドェ・・・お前はまさしく強敵だった」
気づけばエドは倒されていた。
「こうしちゃいられない! 最後のシャードを探しに行こう!」

110 :PLの人(代:2010/11/24(水) 19:00:50 0
戦いが泥沼化(霧ですけどね)しそうになった時。
一振りの剣がテイルの手に収まります。
チート武器の1つであるテュポーンです。
>「その通り! あれはこの世界に不要なもの!」
>「この世界に……不要なもの……」
誰かに操られるようにテイルは剣を構えます。
さて。 世界には沢山のモノがありますが、その中で何が不要で何が必要なのでしょう。
後世人有り、要と不要をどう決めた? といった所でしょうか。

>「エド……お前の能力はこの剣の前では通じない! 貴様の野望はここで終わりだあ!」
チート武器の攻撃によって霧は晴れ、イョーベールの範囲攻撃>>107にエドは巻き込まれています。
邪魔するものはありません。
>「ロードカオスは倒すのではなくロードリブラスルスと融合させて初めて真のエン・・・」
正確に言うとチェシュエが止めようとしていたのですが、それより先にテュポーンはシャードを打ち砕きます。
・・・打ち砕いたはずでした。

>>109
>「アテナ……ちゃん?」
残念ながら邪魔が入っていたのです。
白い狼の能力で黄竜が1つになるのを見て、恐ろしい事がおきないのを残念に思うPLの人でした。
この世界をのぞき見ているROMの皆さんもそう思いましたよね?
大丈夫、まだ先は長いのです。
さらなるカオス展開に期待しながら話を先に進めましょう。

>「こうしちゃいられない! 最後のシャードを探しに行こう!」
テイルがそう言った時、その場にはアズリアはいませんでした。
穴に落ちたチェシュエ>>108を助けに行ったのです。
PLの人の視点もそちらを追いかけてみる事にしましょう。

>「・・・っ!」
「大丈夫ですか!?」
体勢を立て直すチェシュエを、さっとアズリアは助け出しました。
空飛ぶポリプ状生物の体はこの程度の風ではものともしません。
ただし、風に逆らって上昇するのは難しいので下に降りることになります。

井戸の底には細長い建物がありました。
建物が【何】なのか迷う人は少ないでしょう。
なぜなら建物の前に、先に落ちていたフラポリーの看板が突き刺さっているからです。
看板にはこう書かれています。
『建物:ソフィア神殿
 上 :竜宮城
 奥 :ベアトリーチェの城』
どこが奥なのかよくわかりませんが、便利な看板です。 本当に。

ちなみに106の世界は、最初にフラポリーが行こうとしていた世界です。
行っていればアズリアは死亡確実の世界です。
そのアズリアがまだ生きているわけですから、世の中何がどうなるかわからないものですね。

111 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2010/11/24(水) 23:51:13 0
最初の一撃を避けられ、蟹の一撃も霧状となった奴には通じなかった
しかし、>>105の出来事により
厄介な能力が消え、>>107の竜巻攻撃でズタズタにされていた
見ているだけで相当の重症だと言う事がわかる。
その様子を見て、ユービックは進言する
『この者が後に立ち塞がる可能性がある以上トドメを刺すべきでは?』
慈悲の欠片もないその言葉にうんざりしておりコイツの言葉を当たり前に
実行するような奴になるつもりは毛頭ない
「ほっとけ、次現れたら始末すりゃいい」
適当な事を言って誤魔化す

>「こうしちゃいられない! 最後のシャードを探しに行こう!」

自らの目的に近づく者なのか否か…それは復活させた後で判断すればよい
俺の願いに適するものなのかせいぜいその力を見極めさせてもらうと内心思いつつ
どこかが崩壊する音が聞こえ始めるどうやら竜宮城が崩壊を始めたようだ
『どうやら先ほどの戦闘が原因だと思われます』
「そりゃ屋内で竜巻なんて出せば屋根だって突き破れるだろうよ」
こんな所で死ぬなんて真っ平御免なので辺りを見回し、爆風で抉られ露になった広く深い縦穴
を発見する本来なら声を掛ける必要もないのだがやはり見捨てられない性分なのだろうか
「チッ、俺はこんな所で死ぬつもりはねぇからあの穴に入る
お前等も好きにしな」
穴に向かって走り出し、勢い良く入っていった
その後、上手く着地しチュシャエ達を発見し看板を発見する
>『建物:ソフィア神殿
 上 :竜宮城
 奥 :ベアトリーチェの城』

「上つったらさっきのところだろ?
つーことは此処がソフィア神殿じゃねぇのか?」
『その可能性が88.1%と高いです』

データ上の計算と照らし合わせてユービックの判断はそう結果が出たようだった


112 :名無しになりきれ:2010/11/25(木) 00:43:28 0
崑崙最下層―――――

>104
>手にした刀が一閃したかと思うと、たちまち崑崙ごと土が切り裂かれました。

シャフトを伝って制御室の裏に回ろうとしていたインペトゥスの手甲に刻まれた文様が突然光り、
神経の一筋一筋に針を打ち込むような苦痛が腕を這い上がる。
「っ!」
(近い・・・ロランドの同類か・・・これが”虫ども”の親玉格かねえ)
牙を剥き出した口の端に、他人が見たら狂気を感じるだろう笑みを浮かべる。
「きっちり退治してやんよ・・・少々のインタビューの後でな」
手甲からのエネルギーが暴れる拳を握り、インペトゥスは壁を撃ち抜いた。
飛び込んだ先は――崑崙最下部最先端。
そこでは、妖烏の命を受けた中ボスクラスのドラゴンが一山待ち構えていた。

―――――

「モンスターハウスかよっ」
今までより二回りくらいでかいドラゴンが、
壁の破片を避ける事さえせず、いきなり炎のブレスを吹いてくる。
オレは咄嗟に防御魔法を展開するが、数頭がかりの炎の威力は完全には止まらない。
更に、突進して来た奴が牙と爪を振るう。
飛び込んだその部屋の形と、向かい側の壁に穿たれた裂け目を把握した時には、
オレは三方をドラゴンに囲まれていた。
「・・・粋な事してくれるじゃねーか。じゃ、こっちもも少し本気を出そうか。」
背後に、紫色の人形のオーラが現れる。
オレの身体からは白煙が上がっている――闇と狂気の力で得た、修復能力だ。
「らああああっ」
背に纏うオーラから紫色の球体をいくつも作り出して正面のドラゴンに放ち、更に鎖を打ち込む。
側方からの攻撃に無防備になるのは覚悟の上で、正面を突破し向かい側の裂け目を目指す――が。
数ターン削り合ったところで、裂け目の向こうの空間が不安定にゆらぎ始めた。
「ちっ・・・仕方ない・・・・・・時よ!」
ここで使いたくはなかったが、それで”虫”を取り逃がしては元も子もない。
オレは《時を停め》、ドラゴンの爪から身体を千切るように引き剥がすと、
一気に向かいの壁に走り、裂け目に飛び込んだ。

113 :フランドール ◆wZ8.0hFvO6 :2010/11/27(土) 00:37:35 O
>>111
看板の前で立ち止まるビャクにフランドールは話しかけました。

「お兄さん。ここってどこなの?」
フランドールは自分でもなぜここにいるかが分かってないようです。

「お部屋で寝てたはずなのに、ここで起きちゃったの。どうして?」
フランドールはビャク達に聞きました。

114 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/11/27(土) 16:27:46 0
>110
>「大丈夫ですか!?」

アズリアに抱えられてチェシュエは穴の底に着いた。
「・・・ああ・・特に損傷は無いようだ。忝い」
イソギンチャクの触手からそっと降り、地表に立つ。

>『建物:ソフィア神殿
> 上 :竜宮城
> 奥 :ベアトリーチェの城』

「ソフィア神殿・・・?!」
チェシュエは看板を見て建物に近付いていったが、
入口らしき所の直前で、左右と上から突如吹き付けた氷雪を浴び、飛び退いた。
更に数歩下がって長い黒髪から雪を払いながら見ていると、暫くの後に氷雪は止んだ。
「・・・ある意味エアカーテンか・・・極低温の」
(中の探索は、皆が来てからが良かろうの・・・)
振り返ると、

>111
上で剣を振るっていた男が降りて来ていた。そして、
>113
見知らぬ−−が、雰囲気だけならば見覚えが無くもない−−少女と喋っているようだ。

少女達を気にしながらも、チェシュエはとりあえず他の皆を待つ事にした。

115 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/11/27(土) 22:29:19 0
>>108>>109
爆風でえぐられて大穴が開くも、
「え、ちょっと待って」
スラキャンサーが通れるほどの大きさの穴となると、それはもう大きな穴だ。
兎にも角にも超巨大モンスターというものは不便である。
イョーベールは置いてけぼりになった。しょうがないね。

>>111
「ぬわーっ、しまったーっ!」
まあ屋内で竜巻なんか起こしたら、結果など見えている。
とはいえ、巨大怪獣みたいなスラキャンサーが戦った時点で、その攻撃手段が竜巻でなくとも、これくらいの被害は出る気がする。
スラキャンサーの大きさ的に考えて、建物の下敷きになったくらいで死ぬようなこともないだろうが。

>>110
竜宮城の崩壊をどうしたのか、どうやって追いかけてきたのか、謎だ。
だが、何はともあれ、どうやらイョーベールは追いついたようである。
「なるほど、これがソフィア神殿か!」
イョーベールがハサミでつんつんとその建物を突く。
どう見てもソフィア神殿を襲う謎の巨大モンスターにしか見えない。
「あっ!」
決して勢い余ってソフィア神殿を破壊してしまった訳ではない。
何かを察知したようである。

>>113
「そういえば、ベアトリーチェの居城も近いのだったな」
吸血鬼が居る。闇の眷属の代表例みたいな種族である。
イョーベールはそのように判断せざるを得ない。
しかしながら、どうやら気付いたら此処にいたとのことである。
「うーむ、どうやら別の世界との境界が曖昧になって、別の世界のものが流れ着いたのかも知れん。
 もしかすると、ソフィアの神の力と意思が何らかの形で暴走し始めている気もする。
 まあいい、きっとデミウルゴスの仕業だな!
 それはデミウルゴスって奴の仕業なんだ」
何でもデミウルゴスのせいにすれば良いというものではない。
とはいえ、あながち間違いではないかも知れないが。

116 :名無しになりきれ:2010/11/28(日) 02:29:01 0
(・・・ったくどこまでも迷惑な奴らだな)
妖烏が去った後の回廊――神殿の外周部にあたる――に、インペトゥスは身を潜めていた。
崑崙最先端から続いていた裂け目は、もうすっかり塞がってしまっている。
(あーあー、あの不安定な穴のせいで、余計に身体を削られちまった)
床に広がる血痕がその事実を雄弁に物語っている。
(・・・ちっ)
周囲に気配がないのを確認し、低く呪文を唱えると、
白煙を上げるインペトゥスの身体が再生のスピードを速める。
その代償は、狂気をも超える悪夢――だが、インペトゥスにとっては既にルーチンワークの一部だ。

その頃、前方、神殿の中では―――――

「あ、ありましたよ。これですねー分電盤。ぽちっとな」
がしょん。
掛け声とは裏腹の原始的な金属音を響かせ、妖烏はメインスイッチを倒した。
「えーと、後はこれとこれと・・・まあいいや、全部入れちゃいましょうですぅ」
サブスイッチを次々に倒すと、非常灯レベルの暗さだった神殿内部が明るく照らされてゆく。
「んー、祭壇まわりは暗いままですねー。他にもいくつか分電盤がありそうですぅ」
壁に視線を走らせ分電盤を探しながら、妖烏は祭壇の方に進んで行く。

再び、回廊―――――

神殿内部でスイッチが倒され動力が回り明かりが灯るわずかな気配を、ナイトメアの感覚が捉える。
(・・・”虫ども”か?)
ほんの少しの逡巡の後、インペトゥスは半ば強引に立ち上がり、気配を追って歩き出した。
(まだそうは動けねえか・・・がそれはつまり、追いつく時には修復が終わってるって事だ)

117 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2010/11/28(日) 20:09:36 0
>>114
先客が居たらしく律儀にも仲間を待っているらしい
どうやら彼等の仲間のようだが
>>113
目の前に突然少女が現れ、話しかけられる
俺も正直此処が何処かなんて確実には言えない
只者ではない事は雰囲気からというか所属世界が異なる者では明らか
背丈を少女の目線にまで合わせて腰を折り少し面倒だが答えてやることにした
「ここは恐らくソフィア神殿っていうこの世界の神様…で良かったんだよな?」
ユービックに同意を求めるがそこに存在せず、返答が帰ってこない
どうやらどこかに消えたらしい
「アイツどこ行きやがった…?まぁいいや。その神様を復活だか祭る場所だとさ
部屋で寝てたらこんな所に居たってか…お前も大変だな
ところで名前は?俺はビャク・ミキストリ
お前も俺たちと来るか?」
は無意識に反応してしまい微笑みながら撫でて名前を聞く
>>115
>「うーむ、どうやら別の世界との境界が曖昧になって、別の世界のものが流れ着いたのかも知れん。
 もしかすると、ソフィアの神の力と意思が何らかの形で暴走し始めている気もする。
 まあいい、きっとデミウルゴスの仕業だな!
 それはデミウルゴスって奴の仕業なんだ」
敵対者の名前で似たような名前が沢山いた気がするがそんな事はどうでも良い
だが奴の話を聞く限りはとてつもなくヤバイ事になっているのはわかる
近々この世界を本格的にリセットさせられる可能性が飛躍的に上がって来ているようだった
俺としてもそんな事を勘弁してもらいたいところなのだが
そんな事を思っているうちに暗かった穴の中が本格的に明るくなっていく
どうやら神殿に灯りが本格的に始動したようだった
ということはその儀式が始まろうとしていたようだった
「デミウルゴスでもなんでもいいが、早くしねぇと復活しちまうぞ?
それで俺の目的に支障がないなら構わんがそうもいかねぇし
俺は行くぜ?」
大規模な世界干渉を防ぐのが俺の役目――なのでさっさと終わりにして解放されたい
なのでさっさと通路に向かう
神殿の祭壇を目指す事にした

118 :フランドール ◆zku7EEnIjQ :2010/11/28(日) 21:39:29 O
>>114>>115>>117
>「ここは恐らくソフィア神殿っていうこの世界の神様…で良かったんだよな?」
ソフィア神殿という場所なんて、フランは聞いたことなどありません。
フランのお姉さんが聞かせてくれた外の話では、幻想郷にはお寺と神社しかないと言ってました。
ここは幻想郷じゃないんだと、フランは考えました。

>「なるほど、これがソフィア神殿か!」

「うわぁ、すっごく大きい」
フランはイョーベールの大きさに驚きました。
ここまで大きい生き物をフランは知りません。

>「アイツどこ行きやがった…?まぁいいや。その神様を復活だか祭る場所だとさ
>部屋で寝てたらこんな所に居たってか…お前も大変だな
>ところで名前は?俺はビャク・ミキストリ
>お前も俺たちと来るか?」
>「うーむ、どうやら別の世界との境界が曖昧になって、別の世界のものが流れ着いたのかも知れん。
>もしかすると、ソフィアの神の力と意思が何らかの形で暴走し始めている気もする。
>まあいい、きっとデミウルゴスの仕業だな!
>それはデミウルゴスって奴の仕業なんだ」

「デミウルゴスって人をやっつけて、ソフィアっていう神様を助ければいいのね?」
フランが思い浮かべるのは、幻想郷に住む神様達。
フランが住む館のパーティーで知り合った神様達は、みんな優しくて素敵な人達でした。
フランは神様はみんなが素敵な人だと考えています。
そんな神様が大変な目にあっているのなら、フランは助けてあげたいと思いました。

「うん!私も行くよ!
私はフランドール。フランドール・スカーレット」
フランがビャクの仲間達に名前を告げた後、辺り一面が明るくなりました。
ビャクは辺り一面が明るくなった為か、急いで建物の中に入ろうとしました。
ですが、入口付近に近付くと、侵入を拒む為に右から左から上から氷雪が吹いてきます。
フランは氷雪に向かって手をかざし、氷雪の根源の目を握り潰して壊しました。
フランのありとあらゆるものを破壊する程度の能力のおかげです。

「待ってー」
フランは建物内に入ったビャクに続いて、入っていきました。

119 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/11/29(月) 21:55:38 0
>110-111
>「上つったらさっきのところだろ?
つーことは此処がソフィア神殿じゃねぇのか?」
>『その可能性が88.1%と高いです』
「ソフィア神殿……気をつけて、何がいるか分からない……って吸血鬼イター!」

>113 >115
といってもこの世界の吸血鬼ではないようだ。
>「お部屋で寝てたはずなのに、ここで起きちゃったの。どうして?」
>「うーむ、どうやら別の世界との境界が曖昧になって、別の世界のものが流れ着いたのかも知れん。
 もしかすると、ソフィアの神の力と意思が何らかの形で暴走し始めている気もする。
 まあいい、きっとデミウルゴスの仕業だな!
 それはデミウルゴスって奴の仕業なんだ」
「ソフィアはすごい力を持った神様でデミウルゴスというのは
この世界、いや……世界樹に属するすべての世界を滅ぼそうとしている奴のことだよ」

>118
>「デミウルゴスって人をやっつけて、ソフィアっていう神様を助ければいいのね?」
「ご名答! そういうことだ!」
ソフィアが悪い奴だったという最悪の事態は考えたくはない。
黄竜が暴走したのもきっとデミウルゴスのせいに決まってる。

>「うん!私も行くよ!
私はフランドール。フランドール・スカーレット」
「ボクはテイル、よろしく……えー!?」
フランちゃんは、氷雪のカーテンを触れるだけで跡形もなく消し去った。
「すご……」

神殿の扉をばーんと開けて突入する。
「そこまでだ! 妖烏!」
「エドはやられたようですねぇ。こんな時に備えての保険です。
例の物は持ってきましたね?」
こちらが眼中に入ってないかのように妖烏が語りかけた先には、青いドレスの人影。
「ああ、想定の範囲内だ」
彼女の手の中には、ソフィアのシャード……今度こそ最後の秘宝があった。
見たことこそないが噂は幾度となく聞いたことがある、氷原を支配する恐るべき闇の魔人……。
「まさか……死霊皇帝軍六武神が一人……」
その言葉を継いだのは、インペトゥスの低い声。
「ベアトリーチェ……! 裏切り者だったか!」

120 :名無しになりきれ:2010/11/29(月) 22:51:13 0
チェシュエがアズリアの処まで戻ると、そこにはイョーベールも来ていた。
「済まぬが、力を貸して下らぬか。わたくしではあの・・・」
二人に入口の-183℃はありそうなエアカーテンの説明を始めようとした時、
男と少女とテイルが立て続けに神殿に入って行った。
「・・・参りましょうか」
二人を促して、チェシュエは神殿に向かった。

121 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/11/29(月) 22:52:56 0
名前入れ忘れました。すみません。

122 :名無しになりきれ:2010/11/30(火) 01:48:01 0
>119
>「ベアトリーチェ……! 裏切り者だったか!」

〈裏切るも何も、そなたこそ我に一片なりと信を置いた事があるか?〉
返ってきたのは何とも真っ当なご指摘。
・・・そりゃまあ、仰る通りだ。
オレが死霊皇帝軍独立工作班としてわざわざベアトリーチェの仕事を選んできたのは、
この氷原に隠されているだろう秘密・・・仇の情報に近付くため。
ベアトリーチェもそれを見透かした上で、時々の利害を共にしていたに違いない。
「あー、それじゃ言い直そう・・・オレをハメたな・・・何故だ」
闇の魔人の答えは、あっさりしたものだった。
〈その者が先程言ったであろう。保険だ〉

「そうですう。ソフィア様復活のため、その身体よこしなさーいっ」
黒髪おかっぱが、剣を構えるとカラスそのものの翼を広げて舞い上がった。

「・・・ ん だ と ぉ?」

123 :PLの人 ◇Xlm0JAgw5w代理:2010/12/02(木) 18:48:00 0
>「そこまでだ! 妖烏!」
さて、場所と時間は進んで、ここは神殿の一番奥の祭壇の間です。
そこではおなじみ烏の他に、もう一人の人物が待っていました。
それは・・・
>「まさか……死霊皇帝軍六武神が一人……」
>「ベアトリーチェ……! 裏切り者だったか!」
「そうだったんですか!? イン・・・なんとかさん!」
『お前インデックスさんディスってるのか?』
緊迫のシーンに致命的間違いをするアズリアとフラポリーでした。
ちなみに正解はインペトゥスさんです。
ここ、テストに出ますよ。

>〈裏切るも何も、そなたこそ我に一片なりと信を置いた事があるか?〉
>「あー、それじゃ言い直そう・・・オレをハメたな・・・何故だ」
>〈その者が先程言ったであろう。保険だ〉
どうやら無事にシリアスシーンは続いているようですね。
保険、とベアトリーチェが言った所で、妖烏が刀を武器に襲いかかってきました!
>「そうですう。ソフィア様復活のため、その身体よこしなさーいっ」
>「・・・ ん だ と ぉ?」
「危ない!」
アズリアが素早く2人の間に割って入ると、烏は軽く刀を振って一度引き下がりました。
「当たらなければ痛くありません!」
『当たってる当たってる。』
この場合フラポリーの言葉が正解で、イソギンチャク風アズリアの触手が何本か切れて床に落ちました。
空飛ぶポリプ状生物の辞書に痛覚の文字は無かったのです。

「今宵の名刀小烏丸は血に飢えておる!
 私に切れないものなどあんまりありませんよぅ!」
調子に乗っている妖烏は、防御力を無視する刀でインペトゥスに襲いかかりました。
その後ろでは。
祭壇上のソフィアパズルに、ベアトリーチェが持っていたソフィアのシャードをはめ込みました。
パズルというだけあってはめる場所は沢山ありますが、シャードは軟体生物のように広がり始めます。
これなら、全部のシャードを集めなくても大丈夫に思えますね。

ソフィアパズルは七色に光り始め、今にも封印が解けそうな様子です。
インペトゥスさんが殺されてしまうと、その体は復活した神の体になってしまいます。


124 :PLの人:2010/12/02(木) 20:15:12 0
【順番が前後しますが>123の前です】

>>111-122
>「ソフィア神殿・・・?!」
「・・・こんな地下に神殿があるなんて・・・。
 どうしてこんな場所に、わざわざ神殿を作ったんでしょう?」
不思議に思うアズリアですが、今はそんなことを考えている場合ではないことにすぐ気づいたようです。
神殿に近づくと、そこでは見知らぬ少女とビャクが会話を楽しんでいました。(PLの人視点的ない意味で)

>「お兄さん。ここってどこなの?」
>「ここは恐らくソフィア神殿っていうこの世界の神様…で良かったんだよな?」
「私も最近まで存在を知らなかった神様ですけれど・・・」
隠された神殿に隠された神。
いかにも物語の鍵という感じがしていいですよね。

>「お部屋で寝てたはずなのに、ここで起きちゃったの。どうして?」
『それは病気です。』
看板に、目には見えませんがそこにいるフラポリーが書き込みをします。
夢遊病ですねわかります。
どうして空とぶポリプ状生物がそんな病気を知っているのかはわかりませんけど。

> それはデミウルゴスって奴の仕業なんだ」
「たぶんそうです。 いえ。そうに決まってます!」
イョーベールとアズリアは違う考えを持っていました。
このままだと郵便ポストが赤いのもデミウルゴスのせいにされてしまいそうです。
>「デミウルゴスって人をやっつけて、ソフィアっていう神様を助ければいいのね?」
デミウルゴスからの反論はないままに、謎の少女が”事実”を知ってしまいました。

>「デミウルゴスでもなんでもいいが、早くしねぇと復活しちまうぞ?
>「うん!私も行くよ!
>私はフランドール。フランドール・スカーレット」
「私はガイア様に使える神官のアズリアです。
 こちらの看板は謎の宇宙生物のフラポリーさん。
 私は人間なんですが、PLの人と名乗る方にフラポリーさんと体を入れ替えられて困っているんです。」
『何か食べたくなって来た。 そろそろ体返して。』
敵討ちという本来の目的を忘れたフラポリーが何か言っていますが、当分その予定はありません。
お客様たちにはご不便をおかけしますが、もうしばらくこのままの体でお待ちください。

>「済まぬが、力を貸して下らぬか。わたくしではあの・・・」
チェシュエが入り口の罠の説明をしようとした時のことでした。
なんとフランちゃんが説明の前にトラップを破壊してしまったのです。
>「すご……」
>「・・・参りましょうか」
「すごいですね・・・」
圧倒的破壊力に言葉を失う3人でした。
何とも頼もしい期待の新人が入ってきたものです。

「・・・そういえば、イョーベールさんは神殿に入れませんよね・・・
 そうだ! 入り口から少しづつ壁を削り取って進むのはどうでしょうか!?
 私もお手伝いしますから!」
恐ろしいことをアズリアは言い出しました。
いくら自分の信じる神ではないといっても、神は神。
祟りや神罰が下ることなど少しも考えていないようです。
とはいえ、やはりこのままではイョーベールは中に入れそうもありません。
スモールライトかダイエットなどの進入手段を考えないといけないかも知れませんね。

125 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/12/03(金) 22:07:09 0
>>124
「さて困った。
 超巨大モンスターになんか転生したばかりに、とうとうシーンから隔離されてしもうた」
自業自得である。
「確かにソフィア神殿に入る為には、わたしの身体は大きすぎるようだ。
 何かそちらの位置を確認できるものがあれば、魔法で支援ができるのだが」

>>119
さて、ばーんと扉を開けても眼中に無いと書いてあることから、
どうやら妖烏とベアトリーチェが裏取引の真っ最中だったようである。
「しめた!
 入り口付近でなら、姿がまだ確認できるから、こっちの支援魔法が届くぞ!
 それにみみっちい単体攻撃魔法も使える!
 こりゃあハッスルせざるをえない!」
イョーベールは ギガデインを となえた!
スラキャンサーの初登場作のとおり、ベアトリーチェに聖なる光が集まって、ぴるぴると迫力皆無の音が鳴る。
初っ端から闇の眷属のウィークポイントである光属性魔法で攻撃する鬼畜だが、多分これでは終わらない。
終了はしなかったがアフロになった。
酷い不意打ちである。ヒーローのすることではない。
スラキャンサーの接近に気付かない方が悪いが。

「貴様等もデミウルゴスの手先か!
 そうだったら、この蟹座のイョーベールが容赦しないぞ!」
ド直球の質問である。
ところでイョーベールといえば、名前的にいってアルコーンの一柱、つまりデミウルゴスの同類である。
もしデミウルゴスと深く通じているなら、そう名乗った時点で何らかの反応があるかも知れない。

126 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/12/03(金) 22:43:05 0
>125
>「貴様等もデミウルゴスの手先か!
 そうだったら、この蟹座のイョーベールが容赦しないぞ!」
「デ、デデデデデデミウルゴスなんて知らないですよぅ! だから容赦してください!」
さすがの妖烏もスラキャンサーとの不毛な泥仕合は遠慮したいらしい。

>122-123
「どういう事ですか!? ソフィアの器は私という話だったでしょう!」
「コノハナ陛下……!」
祭壇の少し上空には、コノハナ陛下がいかにも生贄のように十字架に拘束されていた。
「すいませんねぇ、本当の事を言ったらソフィアパズルを使わせてくれないと思ったもので!
ソフィア様の器には少しばかりの闇と狂気が必要なのですよぅ!」
「騙したのですね……! 皆さん、どうか、どうか止めて!」
〈邪魔はさせん!〉
アフロで激怒のベアトリーチェが腕を一閃させ、身を切るブリザードを巻き起こす。
「くっ……!」
その時、胸元のペンダントが淡い光を放った。氷雪の猛威を和らげる白竜の鱗。
それは霜壁ちゃんと交わした約束の証。
「霜壁ちゃん……。約束したもんね。キミのご主人を必ず救ってみせるって!」
《ええ、インペトゥス……あなたをこれ以上の悪夢に突き落とさせたりしない!》
なんと、擬人化飛空艇のジョウガ666号さんの後ろから霜壁ちゃんが出てきた。
どういう原理になっているのかは気にしてはいけない。
「さあお乗りなさい、共に戦いましょう!」
荘厳な神殿内に美しき白竜が舞い上がる。

妖烏の刀があわやインペトゥスに届くかと思われた刹那。
音速で通り抜けざまに霜壁ちゃんの背に引っ張り上げて距離をとる。
後ろでインペトゥス君が呆れたようにつぶやく。
「お前達……なんのつもりだ?」
「勘違いするな。キミを手にかけていいのはボクだけだ」
《仕方なくです。腐っても相棒ですから!》
漆黒の翼を広げて舞い上がり、再び切りかかってくる妖烏。
「無駄な抵抗を! 三人まとめて串刺しにするだけです!」
今度は鞘に入ったままのテュポーンを構える。というより今重要なのは鞘だ。
「バカめ! この刀に切れないものは……何!?」
テュポーンの鞘は、防御力無視の刀を受け止めていた。
―― ふっふっふ……アテクシこそ満を持して覚醒した四人目の顕王! 賢・拳・剣ときて……その名も犬王!
   授かった力はキミの真逆……境界を消す力っす!
そう、彼女は黄竜を融合させたことで、分たれたものを繋ぎ合わせる4人目の顕王として選ばれたのだ!

127 :フランドール ◆zku7EEnIjQ :2010/12/04(土) 00:02:52 O
「えーっと、何がどうなってんの?」
フランには今の状況が分かりませんでした。
ソフィアという神様を助けて、デミウルゴスという人をやっつけるということしか、フランは聞いていません。
ソフィア神が復活する為には、男の人が器になる必要があるみたいです。
ですが、男の人は器になるのが嫌みたいです。

>「デ、デデデデデデミウルゴスなんて知らないですよぅ! だから容赦してください!」
デミウルゴスとの関係は無く、今行われてるのは、ただの仲間割れなのかなと、フランは考えています。
ですので、フランは仲間割れが収まるのを部屋の隅で待つことにしました。

128 :名無しになりきれ:2010/12/04(土) 13:14:25 0
>123
>「危ない!」
イソギンチャクがオレと烏の刀の間に飛び込んできた。
触手を何本か切り落とされ、にもかかわらず
> 「当たらなければ痛くありません!」
とかぬかしている。相当イカレた奴だ。

>125
>イョーベールは ギガデインを となえた!
巨大な装甲蟹が遠くから狙撃でベアトリーチェをアフロにした。
後で苦労しても知らんぞ。

>126
>「勘違いするな。キミを手にかけていいのはボクだけだ」
・・・どんなヤンデレだ。
>《仕方なくです。腐っても相棒ですから!》
霜壁――かつて、子供と夫の命を奪った人間達を滅ぼすため、ワイバーンの姿で
オレの騎獣を務めていた竜帝山脈の白竜――すっかりお人好しどもの毒が回ったか。

そして―――――

>「バカめ! この刀に切れないものは……何!?」
>―― ふっふっふ……アテクシこそ満を持して覚醒した四人目の顕王! 賢・拳・剣ときて……その名も犬王!

カラスの刀を受けたテイルの剣、いや、その鞘から、犬耳娘が現れた。
・・・喜べ霜壁。純粋な人間族はこの世界にはもう存在しない。

129 :名無しになりきれ:2010/12/04(土) 14:40:32 0
「生憎だが、オレには贄になる前にまだやる事がある」
オレの全身から紫色の霞が立ち上る。
白竜の背を蹴って、犬と睨み合うカラスの頭上高く跳ぶと、霞はオレの背後で
長い髪と角と牙と翼を持つ少女――虚霊――へと姿を変える。
気の弱い奴は目を合わせたら発狂するだろう。が、今回は警告サービス無しだ。
落下の勢いも乗せてカラスに向かい真っ直ぐに鎖を振り下ろす・・・が、これは囮だ。
カラスが鎖の軌道からわずかに身体をずらして刀を返し、逆袈裟に切り上げる
――瞬間、オレの背で「虚霊」が紫色の翼を広げ、カラスの翼を切り裂いた。

「うよよー・・・」
バランスを失い落ちてくるカラスを鎖を絡めて捕え、床に引きずり倒す。
と。

「おや、ソレはRE4637842-4723487N実験体。
加工後に奪われてしまったと聞いて案じていた・・・貴方か」

興味を抑えかねたといった調子の声の元は、白竜の背の犬耳娘。・・・さっきとキャラが随分違うが。

「ソレの元々の依頼主は、ガイア教団のリバ・ス・エンジニ学派。
教団の中でも飛び抜けて合理的かつ意欲的で、我々も気持ち良いお付き合いをしていたものだ。
が、後に実権を握ったアルトリウス派に危険視され、存在が記録ごと抹消されたのは実に残念・・・」

「妖精ーーーっ!そいつを寄越せーーーっ!!」
咆哮とともにオレはカラスを放り出すと、鎖を白竜に向ける。
鎖を白竜の首に巻き付けると、それを支点に身体を一気に引き寄せ、テイルの胸元に飛び込む。
――狙いは、ヤツの杖。
本来ならオレには触れる事もできない光の杖――だが、主神同士がgdgdな今は、
せいぜいオレの掌を焼く程度だろう。
断つ事のできない相手なら、魔力で破壊するまでだ。
(光と闇が備わり最強って奴だ・・・異論は認める)

130 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2010/12/05(日) 03:59:53 0
神殿の中に突入するとなにやら取引をしている連中が居た
こいつらとはまた顔見知りらしい
なにはともあれこいつ等の言動からすれば敵であるのは間違いないらしい
そして先ほど出会った男が復活の器である事を知る
それによく話しを聞いている内にある用語で引っかかる
>「すいませんねぇ、本当の事を言ったらソフィアパズルを使わせてくれないと思ったもので!
ソフィア様の器には少しばかりの闇と狂気が必要なのですよぅ!」
「闇と狂気だと…?これで迷う必要はなくなったな」
手に剣を出現させ、肩に軽く乗せる
「狂気なんてものを使うろくな神な訳がねぇ」
闇と光なら分かるが狂気なんて物を潜ませる神なんぞ邪神か祟り神か
世界に害する者以外何者でもない
そんな事を思っている中、先ほどの男が空を飛ぶ一体を叩き倒し
もう一体の方に鎖を持って向かう
〈させぬ〉
ブリザードを巻き起こし、近づけないようにする
そんな様子を見ていながら、戦うのが怖いと勘違いしている当人は
部屋の隅にいるフランドールの頭に手において
「こんな所で縮こまってんじゃねぇよ、俺が守ってやるよ
援護くらい…いや手助けはしてやるか…突・夢想剣ッ!」
ビャクの頭上に複数の黒い十字の剣が、円状に回りながら出現する
魔力で出来た剣四本が男の防御するためにバリアを張り残りは
杖を破壊するために直接破壊すると見せかけて杖を通り過ぎる
だがそれはフェイクで方向を変え背後から杖を狙う

131 :名無しになりきれ:2010/12/05(日) 21:07:24 0
>127
>「えーっと、何がどうなってんの?」

絶賛戦闘中のインペトゥスには、既に説明的な台詞を吐く余裕など無いので、
ここはフラポリーちゃんの看板をお借りするとしましょう。


インペトゥスの使う「虚霊」は、彼の実の妹の変わり果てた姿なのです。
彼と同じナイトメアだった妹は、ある時捕えられ、人間の不老不死への欲望のため
ライトファンタジーを確実に逸脱する実験に使われ命と魂を失いました。
彼は後に、妹の連れ去られた先を突き止め、変わり果てた姿ではありましたが、奪い返す事に成功。
仇を討つための力と仇に繋がる情報を求めて、何時の頃からか死霊皇帝軍に所属するようになりました。
不老不死を求めたがる人間、ナイトメアを敵視する光の眷属、その全てを滅ぼす事を願うインペトゥスは、
闇の勢力として、今やカオスの勇者ご一行になってしまった光の勇者達と対立する事もしばしば。

しかし、スレが進むうちに、光と闇の主神同士が対立を止めカオスの時代が始まってしまったので、
闇の軍勢として光の眷属を滅ぼす大義が揺らぎ、次第に仇討ちに重心がシフト。

そんな中で犬耳娘(の中の黄竜)から“実験体”の事を聞いたインペトゥスは、妹の仇と確信。
しかし“犬王”の力は「境界を消す」もの、現に妖烏の刀でも斬れていません。
斬れない相手を滅ぼすには・・・魔法、或は、斬るのではなく叩き潰す。
闇神官であるインペトゥスは自身でも当然魔法は使えますが、
相手の犬王の強さが尋常ではないと判断したため
まずテイルの持つ光の杖エレメントセプターを奪って、
自身の魔力に加え杖の魔力も利用して犬王を叩こうとしています。


132 :名無しになりきれ:2010/12/05(日) 21:11:18 0
白竜の背に着地したオレは、すぐさま踏み込みテイルの杖に手を伸ばす。
妖精とは魔法のスペシャリスト、裏を返せば近接戦闘には向かない種族。
奪う事はそれほど難しくない――

その時、回転しながら飛来する十字剣>130が視界に入る。
(くっ・・・テイルの仲間か・・・)
しかし今は、杖を奪い犬耳娘を滅する方が優先だ。
――が、十字剣がオレを切り裂く事はなかった・・・今のところ。

133 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/12/06(月) 00:08:22 0
>129-132
>「妖精ーーーっ!そいつを寄越せーーーっ!!」
《インペトゥス、やめなさい! 渡さないで!!》
霜壁ちゃんの懇願にも似た思念が伝わってくる。
しかしボクは何の抵抗もせずに杖を渡した。ビャクさんの十字の剣が横切る。
「……分かった。やってみればいい」
《テイル! 何を!》
「大丈夫、大丈夫だから」
そう言った直後。背後で、膨大な魔力が爆ぜた。

魔力の硝煙の中から防御結界イージスを展開させた犬耳少女が現れる。
インペトゥスの渾身の一撃は十字の剣を消滅させただけで終わったようだ。
「くそっ、なぜだ!?」
「まだ闇の眷属が憎むべき敵だったころ、その杖は大した力を発揮してくれなかった。
でも闇に堕ちたとある少女を呪われた運命から救ってあげたいと思ったとき……真の姿を現したんだ。
杖を向けるべき相手はそっちじゃない。君だって本当は分かってるんでしょ?」
振り返ってインペトゥス君に向き合う。正確には、その後ろの少女に。
「まさか……やめろ、見るな、やめろおおおおおお!!」
インペトゥス君の何かに怯えるような絶叫が響く。構わずに少女と目を合わせる。
「見せて、キミの狂気を全部……!」

134 :名無しになりきれ:2010/12/06(月) 00:43:06 O
少女の姿が変わった……アンパンマンになった!

135 :名無しになりきれ:2010/12/06(月) 22:22:07 0
純粋な光の眷属である妖精の視線に貫かれると、
人の形をした紫色の霞は徐々に色を失い、その場に広がって、
断片的な幻影を浮かび上がらせる霧のスクリーンと化した。

そして、人の形の霞があった場所には、等身大アンパンマン人形が一つ。

レオ「・・・もしかして、あれ出したの、メルディ先生?」
メルディ「うん。緊張感に耐えられなくて・・・」
レオ「そうか、“悲しい運命の兄弟姉妹”ネタはメルディ先生自身の設定にもかぶるんだった・・・」

とんっ。

レオの手刀に不意をつかれ、メルディの身体があっさり崩れ落ちる。
「ごめん。でも、少し眠ってた方がいいと思う」
アンパンマン人形は霧のスクリーンの中に溶けていった。

136 :名無しになりきれ:2010/12/06(月) 22:43:49 0
霧のスクリーンに、次々と浮かぶ映像の断片。それは―――――

こちらを見下ろし何か会話する男達―――――

禍々しい儀式と突き立てられる刃物―――――

慌ただしく行き交う男達―――――

周囲を瓦礫の山と化して暴れる少年―――――

男達に拘束された瀕死の少年―――――

魔法陣の中で「ライトファンタジーでない何か」を食いちぎる少年―――――

形の無い灰色の闇の中に響き渡る、少年の絶望の叫び―――――

137 :名無しになりきれ:2010/12/06(月) 23:05:52 O
ライトファンタジーでない何か「ゆっぐりぃぃぃじぃでいっでねぇぇぇええ!!!!!」
妹の味は饅頭でした。

138 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/12/07(火) 01:48:54 0
>134-136
一瞬あり得ないものが見えてうっかり気が狂ったかと思ったが、徐々に意識が少女の記憶とシンクロしていく。

「インペたーん、早く早くー!」
「ちょっと待ってよ〜〜!」
青空に笑い声を響かせながら草原を駆ける、よく似た顔立ちの少女と少年。
元気いっぱいな魔法少女と、優しげな神官戦士。
「竜殺しの魔槍ドラゴボルグが納められた祠……ここでいいんだよね?」
“ボク”達は祠へ入っていく。
そこにドラゴボルグが無いのを見て、愕然とするボク達。
「ちょっとどういう事!? 勇者様が来たというのに!」
「という事はオレ達より先に信託を受けた奴がいるのか?」

彼らは死霊皇帝復活の兆しが見え始めるずっと前、光の勇者として旅立っていたんだ。

咆哮が響き渡り、魔力が爆ぜる。
ボク達は異形の姿も顕に闇の魔獣ワイバーンと戦っていた。
「後ろ!」
「そこだああああああああああ!!」
振り向きざまに突いた爪が魔獣の翼を貫き、魔獣が断末魔の叫びをあげて地に堕ちる。

「魔物は全部やっつけたからね、もう大丈夫だよ!」
しかしこちらに向けられたのは怯えるような非難するような目線だった。
「来るな……化け物!!」
「さっさと出てけ、忌み子め……!」

それでもボクは寂しげに笑う。
「仕方ないね。普通の人から見たら怖いもの。
ぼく達の呪い……、世界を救ったら……死霊皇帝を倒したら解けるんだよね?
だから平気だよ!」
どうしてなの? どうしてキミは笑ってられるの?

やがて二人に襲い掛かる残酷な運命。運命の双子に魔の手が迫る。
もう逃げきれないと悟った時、ボクは追手の前に両手を広げて立ちはだかる。
「ぼくを連れてって! その代りお兄ちゃんには手を出さないで……!
インペトゥス……生き延びて! ぼくのために! 世界のために!」
「……いいだろう、とりあえず一人いれば十分だ。こいつに感謝することだな!」
「バカな真似はやめろフィリア! フィリア―!!」
叫んだ時には、すでにその場所には気配ひとつない……。

139 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/12/07(火) 01:49:56 0
朦朧とした意識の中に響く少年の絶叫。
「フィリアを……返せえええええ!」
「ああ、RE4637842-4723487N実験体の兄弟か。
丁度次の素体が必要だったところだ。まさか自分から来てくれるとはな……!」

破壊の限りを尽くした後、瀕死になって捕えられる少年。
「……何をするつもりだ?」
「随分と威勢のいい事だな。そうだな、”手を貸して”貰おうか……!」
幾度となく響き渡る、断末魔というのも生易しい絶叫。

着々と近づく運命の瞬間。二人はついに再会する。ただし、最悪の形で。

―― バカ! こんなところに来るから……!
―― バカはお前だ……。
―― 最後のお願い、聞いてくれる? 生き延びる方法が一つだけあるんだ。ぼくと”血の契約”を……ぼくの全てを貰ってほしい!
―― 最後だなんて言うな!
―― そうだね、お願いを聞いてくれたらずっと一緒にいることができる。
ぼくは明日には訳の分からない化け物になってしまうんだ……。その前に君と契約を……!
―― 契約とは……?
―― 怖くなんてない。元より同じ血を分けた双子が再び一つになるだけの事……。

そして、契約は果たされた。少年の心と、少女の魂を犠牲にして。

――ありがとう。ずっと一緒だよ。キミを傷つけるもの全てを許さない……! キミを世界の全てから守ってみせる……

残ったものは、歪んだ愛だけ……人はそれを狂気と呼ぶ。

140 :PLの人:2010/12/07(火) 20:42:31 0
>>125-134
>イョーベールは ギガデインを となえた!
「ギャー!」
聖なる光の効果で妖烏とベアトリーチェは仲良くアフロになりました。
悲鳴がどちらの上げたものかは、本人の名誉のためにも伏せておきましょう。
> そうだったら、この蟹座のイョーベールが容赦しないぞ!」
>「デ、デデデデデデミウルゴスなんて知らないですよぅ! だから容赦してください!」
「そう言うお前は蟹座のイョーベール!
 なぜお前がカオスの勇者達に味方しているのだ!」
全力否定する妖烏とは逆に、ベアトリーチェは肯定も否定もしませんでした。

>「さあお乗りなさい、共に戦いましょう!」
ソフィアパズルに関して多少敵方に意見の相違があったようですが、悪役にはよくあることです。
気にしてはいけません。
白竜が神殿内に登場し、今にも子烏丸に貫かれそうに見えたインペたんを助け出します。
その後はお決まりの空中戦です。
まさに手に汗握るシーンですが、我らのアズリアさんはどこにいるのでしょうか?

>「えーっと、何がどうなってんの?」
>「こんな所で縮こまってんじゃねぇよ、俺が守ってやるよ
フランドールに話しかけて出撃するビャクの近く。
>インペトゥスの使う「虚霊」は、彼の実の妹の変わり果てた姿なのです。(以下略)
>自身の魔力に加え杖の魔力も利用して犬王を叩こうとしています。
『どこを縦読み?』
『おいばかやめろ。 この板は早くも終了ですね。』
『荒らしにかまうやつも荒らし』
等等、どちらが荒らしだと言いたくなるフラポリーの妨害にも負けない現状説明を続ける看板の前。
「なるほどー。 そうだったんですか・・・」
アズリアは看板を撫でながら説明を読み取っていました。
世に言う点字というものです。

「あの人にそんなに悲しい過去があったなんて・・・
 いけません! だとしたら、インなんとかさんにこれ以上誰かを殺させては!」
何がどういけないのか説明せずに、アズリアが結論だけ言ったときでした。
>「妖精ーーーっ!そいつを寄越せーーーっ!!」
>「……分かった。やってみればいい」
迫るインペトゥスに抵抗もせずに杖を渡すテイル。
ビャクの剣は杖を破壊することなく、インペトゥスの攻撃で破壊されます。
杖が破壊されなかったのを残念に思ったカオス好きの方は、PLの人だけではないに違いありません。

141 :PLの人:2010/12/07(火) 20:51:21 0
>「くそっ、なぜだ!?」
>「見せて、キミの狂気を全部……!」
テイルに見つめられた少女の霊の姿は曲がり、歪み、そして・・・頭がパンの存在になりました!>>134
これは素晴らしい!・・・ではなく。 こっ!これはひどい!

>>134-139
『という夢を見ていたんだ。』
誤解を招く発言は慎みましょう。 夢ではなくて過去です。
『アンパンマンじゃなくてまんじゅうこわい。』
>>137な展開希望で今度はお茶がこわいですねわかります・・・それはともかく。
ライトファンタジー的にはあまりに、あれがあれしてあれあれな内容の過去でした。
鬱耐性のあるPLの人やフラポリーはともかく、耐性の無いアズリアはすっかり硬直しています。
テイルが見た過去の記憶は、ある人物によって外に投影されていたのでした。
PLの人がしたのではありません。
少し影の薄かったベアトリーチェさんの仕業です。
何しろ関係のないアズリアでもショックの大きい過去です。
当人のインペトゥスにはさらに影響が大きいでしょう。
そしてそれが、ベアトリーチェの狙いだったのでした。

「今だ!」
インペトゥスの心の動揺を突いて、今まで状況を見ていたベアトリーチェがソフィアパズルを天に掲げます。
ソフィアパズルからは7色の霧が溢れ出し、インペトゥスの体を支配しようと襲い掛かりました!
「本来ならお前が敵討ちを終えたと思った時を狙うつもりだったが、まあいいだろう。
 蟹座のイョーベールと行動していたのがお前達の運の尽きだ。
 イョーベールよ! 仲間であるデミウルゴスのために力を貸したまえ!」

ベアトリーチェは あやつる をつかった!
ちなみに あやつる は、味方になっていないモンスターを操って一時的に好き勝手動かせる特技です。
耐久蟹を操ってインペトゥスの体を奪うまで時間を稼ぐつもりなのです。
邪魔をさせないという意味でも、スラキャンサーは壁役として最適ですからね。
もちろん、蟹座のイョーベールさんを操れるかどうかは別問題ですが。

142 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/12/07(火) 23:39:14 0
>>126
必死に言い訳をする妖烏に、イョーベールは更なる追い討ちをかけた。
「喰らえ!」
攻撃を行ったわけではない。
某弁護士が暴れまわる裁判のゲームよろしく、証拠品を突きつけたのである。
「この真鍮の鍵が動かぬ証拠だ!」
「その鍵は!デミウルゴスの本体を解放する封印の鍵!
 ってしまった!言っちゃった!」
イョーベールのテンプレの持ち物欄に書いてあった真鍮の鍵である。
「あれ?何で私が持ってるんだ?
 まあいいや」

>>140
「そうとも、私は蟹座のイョーベール!
 だが、数々の勇者候補の記憶と魂を受け継いで、真の正義に目覚めたのだ!
 今の私はカオスの勇……うごごぉーっ!」

>>141
しかし、ベアトリーチェの「あやつる」の影響はあっさり受けた。
残念ながらイョーベールには主人公補正は無かったらしい。
「うおおおおお……ッ!」
蟹が苦しんでいる――が、ベアトリーチェにとっても予想外だったらしい。
すんなり操れる気配はあったのだが、何者かが外部から介入しているために失敗した感じの手応えだ。
「デミウルゴスの声が聞こえる!
 旧世界を破壊して、新世界を創造せよと!」
イョーベールの目が虚ろになったのだが、元々あのツラなので、虚ろになってるのか正常なのか判別できない。
スライムの表情はわからんとのクレームがあったので、介入した者が気を利かせて黒いオーラを付けてくれた。
「とりあえず、デミウルゴスは何と言っているのだ」
突然の事態に、ベアトリーチェもよくわからないといった表情を見せている。
「デミウルゴスは言っている……×ボタンで目の前のものを持ち上げることができると」
「おい」
攻撃的なスキル構成ではない耐久蟹とはいっても、城砦ほどの巨体を誇る怪獣である。
ソフィア神殿を持ち上げることくらいは容易い。
「そぉい!」
イョーベールはソフィア神殿を持ち上げて放り投げた。
もちろんベアトリーチェも巻き添えを喰うのは間違いない。
「大変だ!
 歴代の勇者魂とベアトリーチェの洗脳とデミウルゴスパワーとその他何かが干渉し合って暴走しているんだ!」

案の定、デミウルゴスと関係のあるアルコーンの一柱だったイョーベール。
どうするカオスの勇者!

143 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/12/08(水) 00:29:23 0
>141
双子の哀しき運命を想うと同時に、ボクは情報を冷静に分析していた。
平行世界の産物に垣間見た超文明。
あの世界では、その世界で見た一般的な文明レベルと比べて明らかに高度な文明が一部の人達に秘匿されている。
天使の羽を模した架空兵装。次元すら超える転送装置。
リバ・ス・エンジニ学派……それ自体はアルトリウス派に滅ぼされたらしいが
その流れを汲む何かが姿を変え場所を変え暗躍しているとしたら?

「うあああああああああああああああああああ!!」
少年の過去の記憶と現実の絶叫が重なり、我に返る。今の記憶を見せられたようだ。
>「今だ!」
「しまった……! 杖をッ!」
本当は自分の手でやってほしかったけどもう形振り構っちゃいられない。
インペトゥス君から杖を取り上げようとする。が、彼は首を横に振りながら立ち上がる。
「守ってやってた……妹のために仇を討つ、そう思い込んでた。
ハハ、とんだ勘違いだ。
守って貰ってたのはオレの方だった。最初から今までずっと……」
彼は振り返り、少女の霊にエレメントセプターを向ける。
それは無慈悲な刃を退ける守りの杖でもあり、歪められたものを本来の姿に戻す癒しの杖でもある。
「ごめん……お前が何と言おうとオレはあいつらを許せない。
だからせめてお前を巻き込んだらいけないよな。
今までありがとう。もういい……もう十分だ!
生まれ変わって……今度こそ幸せに生きろ!!!!」
迸る光の奔流。

そこにベアトリーチェの哄笑が響き渡る。
「ククク……ハハハハ。ここまで計画通りにいくとは笑いが止まらん。
もうすぐ私の理想の世界が実現する……。氷に閉ざされた美しき世界が……!」
「あれは水のシャード。あれだけで復活しては一切の生命の無い氷点下の世界に」
アテナちゃんの中の黄竜さんが解説し終わる前に、ボクは弾かれるように動いていた。
「させるかあああああああああああああああああああああッ!!」
少女の魂が救われる事を願いながら、今は抜き身のテュポーンを掲げてベアトリーチェに向かって滑空する。
狙うはその手に持ったソフィアパズル……!
その時。
>「そぉい!」
「へ?」
神殿ごと天地がひっくり返った。

144 :名無しになりきれ:2010/12/08(水) 01:33:42 0
戦闘力皆無のチェシュエは、神殿内部は危険と判断し、
理由は違えどスラキャンサーのイョーベール共々入口に留まって中の様子を窺っていた。
案の定、祭壇付近はブリザードが吹き荒れ白竜が飛び剣と鎖が交錯する超人バトル空間と化す。
(皆、浅からぬ因縁があるようだの・・・)
過去スレダイジェストを受信してチェシュエが呟いた時、
膨大な魔力が爆ぜ、イベントムービーが流れ始めた。

(・・・ナイトメアから人間の部分を除き、能力ボーナス部分のみを抽出しようと・・・?
着想はユニークだが、人間の心身を“削り取る”という手法が不完全だったかの・・・)
実験風景を見ながら、自身も改造生物と言えなくもないチェシュエは考え込んでいたが−−

>141
>ベアトリーチェは あやつる をつかった!
>142
>「そぉい!」
>イョーベールはソフィア神殿を持ち上げて放り投げた。

チェシュエは放り投げられた神殿とは少し離れた場所にふわりと降り立っていた。
神殿の中ではなく入口に居た故に、イョーベールに持ち上げられた時点で振り落とされていたのだ。
黒いオーラを纏ったイョーベールから距離を取りながら、砂塵に煙る神殿を振り返る。

「・・・あれは!!」

神殿が投げられた先では、通路の壁が崩れ、その向こうに崑崙最下層の空間が開けていた
−−インペトゥスが討ち漏らしたボスクラスのドラゴンと共に。

145 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/12/08(水) 01:34:51 0
すみません。
>144はチェシュエです。

146 :フランドール ◆zku7EEnIjQ :2010/12/08(水) 03:42:56 O
「うん。もう私にはなんだかさっぱりだね」
インペトゥスの仇討ちのことを、フランは看板に教えてもらいました。
インペトゥスの私闘にフランは介入してはいけないと思い、事態を見守っていました。
そして、幻想郷でも有名なアンパンマンが出てきたと思ったら、インペトゥスの過去を見せられました。
悲しい過去でした。
フランの目にも涙が浮かびます。
しかし、みんなと一緒に悲しむ暇もなく、イョーベールが操られたのです。
味方だと思っていたイョーベールは、デミウルゴスと関係があったようなのです。
イョーベールはとんでもない力で神殿をひっくり返したので、みんなが宙を舞ってます。

「さっきからハチャメチャなことばっか。
実はこれって私の夢?
明晰夢ってやつ?
まぁ、面白くなってきたからいいんだけどね♪」
フランは翼を広げて空中で体勢を立て直すと、スペルカードを取り出して宣言します。

「禁忌「レーヴァティン」」
フランの手に炎が集まり、炎は敵を害する魔の杖になりました。
その杖からさらに炎が噴出します。

「お姉様が言ってた異変解決の心得の一つ。
首謀者の関係者はとりあえず叩きのめせ!」
フランは神殿から出て、イョーベールの体に炎の大剣と化したレーヴァティンで斬りつけます。

147 :名無しになりきれ:2010/12/09(木) 21:05:52 0
神殿の中では―――――

ベアトリーチェの掲げたソフィアパズルから、七色の霧がインペトゥスに襲いかかる。
魔力で出来た剣四本のバリアに阻まれ、到達したのは3色だけ――それでも、威力は十分だ。
四肢の神経が遮断され、自由が奪われる――が、
「・・・オレも少しは魔法が使えるんでな」
アンデッドを操るのと同じ要領で自分の身体を操り立ち上がる。
そして、インペトゥスは杖を虚霊に向けた。

杖の持つ光に掌が焼かれ、煙を上げながら肉が失われていく。
妖烏に斬られた傷口から滴る血が腕を伝い杖を伝い、すると光は一層激しく――

>「そぉい!」

「待ったあっ!この非常時に何やってんの!!」
ひっくり返された神殿の天井に向かって落ちていくインペトゥスを、
良く似た顔立ちの少女の生首が怒鳴りつけた!
「中断中断!その不自由な身体で自傷しながら落下ダメージ入れたら死ぬから!」

生首はそれだけ言うと即座に霞となって、天井に叩き付けられる寸前でインペトゥスの身体を抱きとめる。
「デミウルゴス・・・ぼく達が旅に出た頃にはそんなもの存在しなかった・・・
変わったのはお兄ちゃんだけじゃないんだね・・・
っていうかそんだけ世界の枠組みに何もかもぶち込んだら、そりゃ容量の危機にもなるしKISEIも出るさ」
再び、生首。
「・・・だって、霞じゃ喋れないでしょ」

148 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/12/13(月) 23:26:38 0
>>146
動きが鈍重で的も不必要にデカいイョーベールが、炎の剣を避けられるはずもなかった。
だが、スラキャンサーは大半の攻撃魔法を反射するうえ、異常に硬い殻に覆われており、生半なことでは傷一つ付けられない。
「無駄じゃあ!闇の力以外は通じ……何ィ!?」
>>59でも出たとおりの、丸い光の壁のようなものが出現――しなかった。
原作通りだと、スラキャンサーは炎の魔法は反射するが、炎のブレスは反射しない。
そして炎属性の物理攻撃を行なう火炎斬りのような特技は反射できない。
それでも硬い殻に阻まれたため、完全に相手を破壊するような効果は得られなかった。
殻には大きな亀裂が入っており、確かにかなりのダメージは与えたはずなのだが、傷は急速に塞がってゆく。
スキル構成的に、確かにイョーベールはHPもMPも自動で回復し続ける耐久仕様のスラキャンサーだが、黒いオーラがそれを助長しているかのようであった。

「私は『創世』を行なうために、この世界を一度全て無にする!
 そしてライトファンタジースレではない、ドラゴンクエストスレにするのだ!」
創世には、リジェネシスとルビが振ってある。
それは異界戦記カオスフレアというTRPGにおいて、デミウルゴスの声を聞いたとされる「ダスクフレア」と呼ばれる存在が目的とする行為である。
創世はその名の通り、世界を新しく再創造する行為である。
ダスクフレアの目論見が成功した前例は無いが、その過程で旧世界の法則を徐々に捻じ曲げられたことは多々あり、最終的に旧世界を跡形も無く破壊されるのだとされる。
なんだかドラクエっぽい奴(はぐりん等)が頻繁に出てくるようになったのは、恐らくそういう事情があったのだろう。

「邪魔をするんじゃあない、吸血鬼の小娘が!」
まず手始めにフランドールを切り裂こうと、ハサミを振り上かざした。
しかし、動きは相変わらず鈍いままであり、簡単に避けられるだろう。
お互いに決め手の無い状態がいつまでも続く、泥仕合タイムの始まりである。

>>144
だが、遠くには崑崙の最下層が見え、なんだかボスっぽいドラゴンが出てきた。
「フムウ、サイズ的には初めて私に見合うが――」
イョーベールはボスドラゴンに右のハサミを伸ばした。
黒いオーラ――プロミネンスと呼ばれるそれが、イョーベールにパワーを与えているのだろう。
ドラゴンは首根っこを掴まれ、そのまま振り回され、ソフィア神殿だった残骸にそのまま叩きつけられた。
瓦礫に埋まっていた人たちには、ドラゴンの巨体が更なる追い討ちになったかも知れない。
だが、それだけではなかった。
「お前達もこうしてやる!」
イョーベールの黒いオーラが、犠牲になったボスドラゴンを包み込んだ。
「ぬわーーっ!!」
瓦礫の上に倒れたドラゴンは、イョーベールの黒いオーラに侵食され、徐々に本質を歪められて姿形を無理矢理変化させられた。
最終的に、ドラゴンはなんだか鳥山明っぽいタッチになった。
イョーベールのオーラに呑まれると、キャラクターデザインが鳥山明になってしまい、ドラクエワールドの住人にされてしまうようだ。

149 :フランドール ◆zku7EEnIjQ :2010/12/14(火) 00:33:24 O
>>148
フランの炎の剣はイョーベールの殻に直撃しましたが、皹が入っただけに終わります。
その皹もすぐに治っていきました。

>「私は『創世』を行なうために、この世界を一度全て無にする!
>そしてライトファンタジースレではない、ドラゴンクエストスレにするのだ!」
なんと恐ろしいことなのでしょう。
そんなことが起こったら、みんなの家のタンスが勝手に開けられてしまいます。

「私はお姉様のエッチな下着の為にも、あんたを壊す!」
フランはイョーベールの振り下ろした鋏を、持ち前の素早さで避け続けます。
しかし、フランのスペルの中でも高い攻撃力を持つレーヴァティンの効果が薄いので、攻め倦ねています。

イョーベールが攻撃の手を休め、ドラゴンを神殿に叩き付けて変身させました。
鳥山デザインのドラゴンです。
と言ったら勿論神龍です。
ドラクエ3にも出てきたから大丈夫です。

「あわわわわ、大変だ!」
早く誰かが願いを叶えないとフランのパンツが、どこからか現れた奴に神龍の力で取られてしまうかも。

150 :名無しになりきれ:2010/12/14(火) 00:48:01 0
神殿の中―――――

生首、または饅頭となって宙に浮かび、まだ何か説教したそうな妹に、苦笑いを浮かべるインペトゥス。
突然ひっくり返されドラゴンまで投げつけられた神殿は、祭壇設備を中心に大混乱――だが、
ベアトリーチェが再び襲ってくるのは時間の問題だ。
贄は天然の冷凍庫に放り込み、それからゆっくり祭壇を修復すればいいだけの話なのだから。
「ああ、ぶっちゃけ、単体性能では勝ち目は無い。が、心配しなくていいぞ。
変な神に乗っ取られる前に、こっちから呼んでやるから――“オレの”神を」

コール・ゴッド“名も無き狂気の神”。魂と肉体を引き換えに、願うは――
「今度はオレがお前の後ろで虚霊やってやんよ」

151 :名無しになりきれ:2010/12/14(火) 07:33:51 0
インペトゥスは、とびきりの笑顔と共に杖を妹に向けた。

152 :PLの人:2010/12/14(火) 23:09:32 0
>>142-151
>「デミウルゴスの声が聞こえる!
> 旧世界を破壊して、新世界を創造せよと!」
「急にどーしたんですかイョーベールさん!?
 しっかりしてください! 傷は浅いですよ!」
突然のイョーベールの乱心に混乱気味のアズリアです。
>「デミウルゴスは言っている……×ボタンで目の前のものを持ち上げることができると」
『さっきと言ってること違うぞ』
突然のイョーベールの乱心にも平常心のフラポリーです。
ま、こちらは普段から乱心しているようなものですけどね。

>「そぉい!」
そうこうしているうちに、イョーベールは神殿をちゃぶ台より軽く放り投げます。
巻き添えで大変なのはベアトリーチェだけではありません。
カオスの勇者一行も巻き添えの巻き添えで大変です。
「ひあーっ! たぁすけてぇぇぇ!!」
悲鳴を上げてるアズリアは少し落ち着きましょう。
空飛ぶポリプにそんな攻撃は意味がありません。

>「・・・あれは!!」
一難去ってまた一難。
現れたのは中ボスクラスのドラゴンです。
しかしここはライトファンタジーの世界。
1レスどころか1行で死にそうな敵など怖くはありません。
そうでしょう。 そうですよね? そうだったらいいなあ(棒読み)

>首謀者の関係者はとりあえず叩きのめせ!」
>「無駄じゃあ!闇の力以外は通じ……何ィ!?」
フランドールとイョーベールは怪獣大決戦を始めました。
しかしお互い強すぎるのが災いし、どちらも決定打は与えられないようです。

>「私は『創世』を行なうために、この世界を一度全て無にする!
> そしてライトファンタジースレではない、ドラゴンクエストスレにするのだ!」
「ど、ど、ど、どうしましょうチェシュエさん!
 イョーベールさんがまるで悪役みたいですよ!」
チェシュエと同じ場所に避難したアズリアはあわあわするばかり。
いくら強い生物の体でも中身がヘタレでは意味がないですね。
攻撃した所で物理攻撃無効化同士の殴り合いで泥試合が長引くだけですが。
・・・ちなみにPLの人的には創世を見てみたい気もしますが、みなさんはどうでしょう?

153 :PLの人:2010/12/14(火) 23:10:18 0
さてさてそれはさておき、イョーベールは出現したドラゴンを神殿の上に叩きつけます。
「ふぎゃっ!?」
かわいそうなのは鎖で縛られていた妖烏です。
切っても切っても元に戻される金太郎飴・・・もとい鎖と格闘しているうちに。
哀れドラゴンと神殿に挟まれてバタンキューしてしまいました。 合掌。

>「ぬわーーっ!!」
叩きつけられたドラゴンも無事ではすみません。
イョーベールの黒いオーラに包まれたドラゴンは しんりゅう になってしまいました。
おめでとう! ドラゴンは しんりゅう に進化した!
ちなみにドラクエのしんりゅうはラスボスより強い隠しボスです。
どう考えても進化ですね。

『ギャルのパンティーおくれ!
 もしくは エッチなほん でも可!』
どこからか現れたフラポリーの願いは聞かれました。
フランちゃんのパンティーと、しんりゅう秘蔵のエッチな本がフラポリーの看板の前に落ちてきます。
パンツ履いてればの話ですけどね。
しかしフラポリーはこれをどうするつもりでしょう。
頭?にかぶったり性格を変えたりするんですか?(注:エッチな本は性格を変えるアイテムです)
『後で美味しくいただきます。』
ですよねー。

>変な神に乗っ取られる前に、こっちから呼んでやるから――“オレの”神を」
さて、再び視点を変更しましょうか。
インペトゥスは身体を乗っ取られないように、先手を取って自身の身体に神を憑依させます。
“名も無き狂気の神”
狂気こそが人の求める自由であると教える狂った神。
楽しいのは狂気と正気の狭間で揺れる姿だと思っているPLの人からすれば、少々面白みに欠けた神です。
こんな神を呼び出すなど文字通り正気の沙汰ではありません。
しかし、これではソフィアはインペトゥスの身体を乗っ取る事は不可能です。

154 :PLの人:2010/12/14(火) 23:11:03 0
ヲ ヲ ヲ ヲ ・ ・ ・ ワ タ シ ノ カ ラ ダ ガ ・ ・ ・
ワ タ シ ノ  カ ラ ダ ガ ・ ・ ・ 

地の底から響くような恨めしげな声が聞こえたでしょうか。
ソフィアは復活目前にして大きな危機を迎えたわけです。
だがしかし、天(どんな天かは知りませんが)はソフィアを見捨ててはいませんでした。
すぐ近くに、ちょうどソフィアが乗っ取れそうな体があったからです。
ソフィアは竜神で、近くには しんりゅう がいます。
ぴったりですよね?

「そぉい!」
ベアトリーチェが しんりゅう にソフィアパズルを投げつけると、虹色の煙が しんりゅう の体を覆います。
「ぬわーーっ!!」
煙の中から しんりゅう の悲鳴が聞こえ、さらにしばらくすると。
煙が晴れて中から虹色に光る竜が現れました。
黄昏の竜神ソフィア大勝利!
黄昏とか言いますと落ち目のように聞こえますが、別にそんな事はありません。
ないはずです。

「私は 黄昏の竜神ソフィア です。 今後ともよろしく・・・」
黄昏の竜神ソフィア(長いので以下たそフィアと略します)は大物らしく丁寧に自己紹介しました。
「知恵無き者達に知恵の道を教えるのが、私の役目。
 あなた方にこの世界の真実を教えましょう。
 この世界は・・・まもなく終わる定めの世界だという事を!」
態度は丁寧ですが言っている事は破壊神なみの事でした。
どすんと音を立てて、地上から地下まで木の根が突き抜けてきました。
木の根は枯れかけ、病気のような斑点を浮かべています。

「これは数多の世界をつなぐ世界樹の根。 世界を支える土台にして根幹。
 ・・・見てのとおり、世界樹は朽ち果て、枯れようとしています。
 世界樹のエネルギーを吸い取り、この世界を滅ぼすものが世界樹にkiseiしているからです!」
ここでたそフィアは言葉を切り、少し黙って勇者御一行を見回します。
十分な舞台効果を狙うために練習でもしてきたのかも知れません。

「光と闇は戦い、互いにその力を強め合って敵を倒す力を蓄えるはずでした。
 しかし、光と闇は手を組み、強くなる努力を辞めてしまった。
 これではもう、光も闇もこれ以上強くなることは出来ません。
 この世界に残された道は唯一つしかない。
 それは・・・次代のために敵と共に滅び、新たな世界に道を譲る事だけです!」
虹色に光るたそフィアの後に、後光ならぬ後闇が現れます。
イョーベールと同じく、ソフィアが闇に捕らわれていることは明らかです。

ソフィアの長話を空気を読んで待っていたベアトリーチェの姿が、ぐにゃと崩れます。
崩れた先から顔を出したのは・・・ペンギンでした。
ベアトリーチェの立っていた場所から無数の半透明のペンギン達が飛び出し、当たった場所を凍らせていきます。
当然当たれば勇者達も凍ります。
「新たな世界のために・・・! そいつをこっちによこせ!」
一際大きなペンギンがイョーベールに向かって突っ込んできました。
狙いはもちろん真鍮の鍵ですね。
キャラクターデザインが鳥山明になっているのは、気にしてはいけません。

155 :名無しになりきれ:2010/12/14(火) 23:17:26 0
「ぐおーっ」
ペンギンを大好物とする近くの白熊たちが、その匂いを嗅ぎつけて大挙して押し寄せる!

156 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/12/15(水) 23:27:46 0
>150
神殿の床で頭をぶつけた。インペトゥス君が妹に杖を向けているのが見える。
>「ああ、ぶっちゃけ、単体性能では勝ち目は無い。が、心配しなくていいぞ。
変な神に乗っ取られる前に、こっちから呼んでやるから――“オレの”神を」
「まさか……駄目だ! その魔法は……ッ!」
妖精のボクこそしょっちゅう女神の憑代になっているが、人間の身でそんな事をしたら確実に死ぬ!
>「今度はオレがお前の後ろで虚霊やってやんよ」
―― いやああああああああああああああああああッ!
虚霊の少女の魂の叫びが響いた。
そして、少女が浄化の光に包まるのを見届けた直後、インペトゥスの体に何かが降臨した……!

>154-155
> それは・・・次代のために敵と共に滅び、新たな世界に道を譲る事だけです!」
長台詞を言い終わり、満足げなソフィア。
「ふう、噛まずに言えたぜい☆」
「ええええええ!? 君そんなキャラなの!?」

>「新たな世界のために・・・! そいつをこっちによこせ!」
>「ぐおーっ」
「ぎゃああああああ!」
ペンギンと化したベアトリーチェ。白熊に襲われるペンギン。これは酷いカオス。

―アーッハッハッハッハッハッハァ!ヒーッハハハハハ!!!――
突如響き渡る、インペトゥス君登場直後を彷彿とさせるような笑い声。
復活したソフィア(?)の上にインペトゥスの姿をした何かが立っている。
しかしそれはすでに彼ではない。
全身から放つは凄まじいカオスのオーラ。まさしく名も無き狂気の神!
「この突然のカオス化はお前の仕業か……!」
「オレに体を貸してくれる輩が現れるとはな。この体もう離すものか……!
クククッ語り手妖精、お前のお伽噺を滅茶苦茶にしてやる……!
喜べPLの人、ありったけのカオスを魅せてやる!」
なんとこの神、表舞台に出れたのをいい事にこのまま居座ってレギュラー化するつもりだ!
「行こう竜神! 世界中に狂気の種を巻いてやる!
どうせ滅びるならカオスの饗宴の果てに滅びたほうが楽しいじゃないか!」
「ギャルのパンティおーくれ〜」
インペトゥス@名も無き狂気の神を乗せたソフィア@しんりゅうは飛び立った。
ベアトリーチェ@ペンギンは置いて行かれた。

「だからあれ程やめろと言ったのに!
このままでは因果律破綻《シナリオブレイク》を起こして世界《スレ》崩壊してしまう……!」
と、インペトゥス君と似た半透明の少女。
エレメントセプターの奇跡の力で、虚霊から普通の霊になったらしいインペたんの妹だ。
これでは成仏するに出来ないのは当然である。
「そんな! どうにかならないの!?」
テュポーンの鞘の中の黄竜さんに聞いてみる。
―― あの狂気に対抗できるのはやはり智慧の化身たるソフィアだけ……。
ソフィアを完全復活させるしかない。
方法が一つだけあるとすれば我々五つの神格でソフィアを復活させた後
あちらの神格1つのソフィアを取り込むことだ!――
「でもシャード5つで復活させるにはどうしたらいいの!?」
―― 確証は無いが可能性があるとすれば……
私の取引先に科学の力で神を作り出そうとしている者達がいた。
それは地球日本にある……大統合全一学研究所! ――

157 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/12/17(金) 01:07:42 0
吸血鬼がスラキャンサーに炎の刀をふるい、
スラキャンサーがドラゴンを振り回し叩きつけ黒いオーラで浸食する。

>152「ど、ど、ど、どうしましょうチェシュエさん!
> イョーベールさんがまるで悪役みたいですよ!」

「・・・『創世』は崑崙の幼獣園児が誰しも夢見る“大きくなったらしたいこと”故
それだけを以て悪役と断ずる事はできぬが・・・しかし・・・あの黒いオーラは・・・

・・・すまぬ、時間切れのようだの」

ソフィア神がドラゴンを乗っ取ると世界樹の根を呼び出し、
ベアトリーチェはびっくりどっきりメカ「ペンギン(とくせい こおりのからだ)」になり、
近所の白熊はペンギンシーソー(但しwiifitと異なりペンギンが喰われる側)に興じ、
智慧の竜はその背に狂気の神を乗せて飛び去った。

>156「だからあれ程やめろと言ったのに!
>このままでは因果律破綻《シナリオブレイク》を起こして世界《スレ》崩壊してしまう……!」

「・・・狂気が駆る智慧、此れ正にヒトの姿の真実の体現。
案ずるな。解き放ったところで世界は何も変わらぬ」
半透明の少女に平然と告げるチェシュエ。
幻獣故に、狂気の神を目の当たりにしても一切の理性的行動不能とまではなっていない。
「とりあえず、植物を癒すには、筆しらべ“桜花”。
アズリア殿、犬耳巫女を瓦礫から掘り出し、あの樹の根まで運んで下さらぬか。
デミウルゴスとKISEIに蝕まれる状況は変わらずとも、多少の時間稼ぎにはなろう・・・
それから・・・あのペンギン・・・
捕えて海に漬け、付近に生じた氷を回収すれば真水が取り放題だの」
・・・狂気の神の影響が全く無い訳でもないようだ。

158 :フランドール ◆zku7EEnIjQ :2010/12/19(日) 10:17:53 O
フランは膠着した戦いの手を止めました。
龍神ソフィアが復活したからです。
それに続き、狂気の神も降臨してしまいました。
狂気の神の威光にフランはやられてしまいます。
元々が気が触れていると言われるフランには、効果は抜群です。

「私の年齢は495よ。石〇、アグ〇ス、かかってきなさい!」
あらあら、フランは素っ裸になってしまいました。
でも、周りのペンギン達や白熊も裸なのです。
みんなで裸になれば、恥ずかしくなんてありませんね。

159 :名無しになりきれ:2010/12/19(日) 15:00:59 0
東京都の興奮を心配した研究所の魚達から「光学迷彩<mosa?que>」が差し入れられた!
フランとペンギンと白熊とイソギンチャクと霜壁(裸だもんね)と看板(パンツ持ってるし)に光学迷彩が施された!
魚達(因みに服を着ているぞw)はスラキャンサーが裸に相当するかどうか議論中だ!


160 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2010/12/19(日) 23:28:41 0
>>149>>153
ジャーンジャーン
「げえっ、しんりゅう!」
しんりゅう はスラキャンサーよりも遥かに上等なモンスターである。
原作ではランクが一つ上だ。

>>154
「フハハハハ、黄昏の竜神ソフィアも混沌の手に落ちた!
 この世界の消滅も時間の問題だな!
 この調子で他のシャードもクルクルパーにしてやる!」
イョーベールは勝ち誇っている。
「あっ、何をする!」
しかし油断していると、あっさりベアトリーチェに真鍮の鍵を盗まれた。

>>155
しかしそこで、ベアトリーチェは殺到する白熊どもに押し倒され、鍵を取り落としてしまった。
「ええい、ハサミが大きすぎて上手く掴めん!」
イョーベールは落とした鍵を拾えなくてまごまごしている。
10メートル以上ある蟹が小さな鍵を掴もうと頑張っているが、結果は明白だ。
ターン制ゲームである原作においては、鈍重な外見に似合わず1ターンに2回行動するスラキャンサーではあるが、小さなものを拾い集めるような作業に適正があるはずがない。

>>158-159
「なんと卑猥な!
 われわれをpink世界に引きずり込む気か!
 おのれ!」
ハサミを振り上げたり、竜巻を起こしたりしてツッコミ兼攻撃を叩き込んだが、結果は明白である。
しかし、幼女が突然素っ裸になるというこのイベント。
いきなり自分から服を脱ぎだすとか、それなんてエロゲ?な展開である。
あまりハメを外しすぎるとpink板でやるハメになってしまうので、イョーベールの口から警告メッセージっぽい発言が出た。
なお、攻略本によると、スラキャンサーは蟹の装甲を身に纏ったスライムとのことである。
つまりイョーベール自身は衣服と呼べるものをちゃんと着ているので、何の問題もない。

>>156-157
「新しい世界には新しい神が必要だ!」
くわっと目を見開き(スライムなのでいつも通りの表情です)、声を張り上げた。
名も無き狂気の神の狂気に当てられているのか、それとも素なのか、デミウルゴスの干渉のせいなのかは定かではないが、なんだか不穏当で頭おかしい発言が飛び交う。
残念ながら、イョーベールも例外ではないらしい。
「酔ってない、酔ってないよ」
典型的な酔っ払いの言い分である。
そんな中、神龍と名も無き狂気の神が新たな冒険の世界へ旅立とうとしている。
「待てい!私も連れてゆけい!」
飛び立つ神龍の尻尾をハサミで掴んで付いていこうとする。
鍵のことをすっかり忘れているので、このまま放置すれば落し物のままである。
「重い……」

161 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/12/20(月) 00:36:49 0
>157
>それから・・・あのペンギン・・・
捕えて海に漬け、付近に生じた氷を回収すれば真水が取り放題だの」
「おのれ、地球温暖化によって住処を奪われた我らの恨み……むぐぐぐぐ」
白熊に口を塞がれた。白熊はいつの間にかチラシを持っている。
『出来た氷は是非冷凍冷蔵庫“白熊”で』

>158
「こんな寒いところで脱いだら風邪ひいちゃう!」
「そっちかい!」

>159
魚たちが気を利かせるが残念! 見えなくしても寒いのは同じだ!

>160
>「重い……」
「それは流石に無理があると思うよ!」
すっかり落し物になっている鍵を拾う者がいた。
「鍵を落としたら家に入れないじゃないですか。
これは私が持っておきます、そうすれば絶対なくしませんからね」
コノハナ陛下だ! あろうことか色々あって救出するのを忘れていた!
「陛下! ご無事ですか!?」
「ええ、魚たちが助けてくれました」
それにしてもさっきから魚が親切だ。
「ありがとう、信じてくれたんだね」
「何、改造生物仲間のその子のためだ」
その子というのはインペたんの妹の霊のことである。この短い間に魚たちの心をつかんだとは。
インペたんの妹の方を改めて見ると、妙に存在感がある。ただの霊じゃなくないかい?
「えへへ、精霊化しちゃったみたい。そうだね……愛の精霊フィリアとでも名乗ろうかな!」
「精霊……!?」
人の霊が精霊化する事もあるのか!?
自然物に宿る力が精霊化するのなら人間が精霊化もありえなくはない……のかな?
「ちなみに後ろに熱情の虚霊インペたんがついてまーす」
「ついてるんかい!」

162 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/12/22(水) 03:44:09 0
>160
「狂気の神に悪戯した罰で体を巨大化されたイョーベールは、
渡り鳥に憧れる相棒たそフィアの尻尾にぶらさがり、氷原を出て長い冒険の途に・・・
“イョーベールのふしぎな旅”
子供達にガイアの地理をよく理解させるための物語、になるとよいの」
巨大故になかなか小さくならない人、否、竜影と蟹影を、チェシュエは事実誤認を交えて生暖かく見送った。

>161
「温暖化の原因を全て人間達の活動に帰するのは早計に過ぎようぞ。
地球気候はそもそも人間文明に関係なく周期的に変動しておりそれ以外にも突発的な要因が数多・・・
(ry
・・・大体、20年ほど前、火山が2つばかり噴火しただけで寒冷化だ米が穫れないと大騒ぎしたばかりではないか」

白熊にベアハッグされたペンギンベアトリーチェを相手に90分ペースの講義を始めるチェシュエ。
通常なら彼我の戦力差故に決して近寄らぬ筈だが、これも狂気の神の影響かもしれない。
・・・そして90分後、飽きて逃げ出したりすっかり寝たりしている一同を置いて、
チェシュエはようやく崑崙−−彼女の故郷の未来であり彼女がここまで来た元々の目的−−の状況確認に向かった。

「あの竜以外の侵入者は既に殲滅されておった。が、崑崙の機能も又、沈黙しておる。
動力の復帰に1日半。その後、簡易補修と地表までの上昇、更に航宙用の外装修復を行い
地球への帰還を試みるのは最短でも30日後となろう」
ジョウガ666号が空中に損害状況と修復プランを投影する。
「どうする。13号殿も共に地球を目指すか?」
666号に問われ、チェシュエ−−故郷崑崙で与えられた名ならば、生体探査機“嫦蛾13号”−−は
長い黒髪を揺らして視線を空中のデータから666号に向ける。
「否。
・・・以前この星に落ちた際、世話になった人間がいる。その人を探し出し、礼を言いたい。
どこを探したものか見当もつかぬ故、いつ戻るともわからぬ」
答えは、敢えて淡々と。
(今の崑崙は、わたくしより遥かな未来の存在。わたくしはわたくしの使命を、
それを必要としてわたくしを送り出した“崑崙”に届けること叶わなかった。
“この”崑崙と共に地球に行ったとて、わたくしに今更何ができよう・・・)
その想いは伏せたまま。

「了解した。では、もし機会があればまた」
666号も−−敢えてかどうかは知れない−−淡々と答えると、崑崙の内部に消えた。


163 :ビャク ◆o6eikQZ.Io :2010/12/23(木) 03:34:03 0
「これは無事解決したのか…?」
思わず疑問に思いながらも事の成り行きを見ていた
どうやらこのまま未曾有の世界干渉は防ぎ―
咎から解放されるかに見えたが…
人知れず消えていたユービックは遥か上空から密かに観測していた

『定時報告…狂気の神そして黄昏の竜神と呼ばれる神位存在が他世界に旅立った模様
多次元世界崩壊確率21%から24.3%まで依然上昇傾向にあります
ビャク・ミキストリにリセットさせる予備準備をを推奨します
報告完了…引き続き世界の観察を続けます』

誰とも知れない者に淡々と機械的に報告し、報告を終えると
また何処かへと消える
多次元への影響は着実に侵食しているようであった


164 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/12/25(土) 01:09:21 0
>162
>「否。
・・・以前この星に落ちた際、世話になった人間がいる。その人を探し出し、礼を言いたい。
どこを探したものか見当もつかぬ故、いつ戻るともわからぬ」
「ん?」
ここで以前のチェシュエさんの台詞を思い出してみよう。

前スレ291
>「わたくしは、拾われたのだった・・・ それ の巨大でぶち模様の奴に
・・・そして、そ奴の飼い主の世話になった」

「巨大でぶち模様の猫でしょ? 海洋都市オーシアかもしれない!
もうそうだとしたら飼い主の名前はルーチカ……!」

165 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/12/26(日) 17:01:40 0
666号を見送ったチェシュエ。
どれくらいその場に佇んでいたのか、気付けばテイルが側に来ていた。

「暴走する崑崙を止めるべきはわたくしだったのに、皆を巻き込んで・・・
否、全て皆に頼り、わたくしは何もできず・・・申し訳ない。
崑崙は帰還の為の修復にかかるとの事だ。
30日程かかるそうだが、作業自体は崑崙の人員だけで出来る計画故、
何か必要なら666号殿に頼んでみるが・・・
これまでの事、誠に、忝い」
チェシュエは膝を折り深く一礼した。
「・・・皆にも礼を申し上げねばの」

>164
>「巨大でぶち模様の猫でしょ? 海洋都市オーシアかもしれない!
>もうそうだとしたら飼い主の名前はルーチカ……!」

テイルの言葉に、チェシュエは暫し目を閉じて考え込む。
「・・・すまぬが、やはりわからぬ。
上空から海の煌めきを見た気もする・・・故、海の近くでは、あったように思うが・・・
記憶も曖昧ながら、意識も正常とは言い難かったようだ・・・」
やや苦しげに答えながら、チェシュエは
(しかしわたくしは、探査機の機能を悉く果たせておらなんだの・・・)
かすかに苦笑を浮かべ、しかし別の事に気付いてテイルに向き直る。
「テイル殿は飼い主をご存知なのか。
・・・というと、巨大でぶち模様の猫というのは、この星に普遍な生物ではないのか?」

(まずは其処へ行ってみよう・・・ガイアの生態系がどうであれ、
現時点ではそれが唯一の手掛かりだろう故・・・)

166 :チェシュエ ◆R.k6EM7VkY :2010/12/29(水) 13:23:10 0
「崑崙を解放して頂き、まことに忝い。
崑崙は、わたくしの故郷−−何故か今は、わたくしが崑崙から旅立ったより、
遥か後の時代のようで、従ってあの崑崙はわたくしの全く知らぬ姿なのだが−−
侵入者によって彗星帝国として暴走させられるのを許す訳にはゆかなかった・・・」

チェシュエは、必要に応じて此処までの経緯を説明したり
散乱した服を拾って着せたりしつつ、一人一人に丁重に礼を述べていった。

「わたくしはこれから、オーシアなる所に向かおうと思う。
礼を言わねばならぬ人が、其処にいるやもしれぬ故・・・
どういう訳か、急がねば会えぬ気がするのだ・・・
例えるなら、何か、世界がリセットされてしまう前に、とでもいうような」

何とはなしに遥かな上空を−−穴の底故、見えるのは僅かだが−−見上げる。

「代わりに、という訳でもないが、皆様を必要な場所に送り届けるよう、
わたくしの−−遥か後代の−−後継機で
わたくしより遥かに高機能でもある666号殿に頼んでおいた。
今は崑崙修復に携わっておるが、内容の伝達が済めば手を離せる筈故
急ぐなら1日も待たずに出発できよう。
・・・皆様の旅が実り多き事を祈る」

チェシュエは−−鱗粉を服を認めるかどうかの議論が起きぬよう、
暗くなるのを待って−−蛾の姿となり、飛び立った。

167 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/12/30(木) 18:18:46 O
>>155-166
>「オレに体を貸してくれる輩が現れるとはな。この体もう離すものか……!
>クククッ語り手妖精、お前のお伽噺を滅茶苦茶にしてやる……!
>喜べPLの人、ありったけのカオスを魅せてやる!」
ゆずってくれ たのむ! ではなく。
我々の業界ではご褒美です。 でもなく。
なんといったものでしょうか?
とりあえずありがとうございますといっておきましょう。

>「私の年齢は495よ。石〇、アグ〇ス、かかってきなさい!」
>東京都の興奮を心配した研究所の魚達から「光学迷彩<mosa?que>」が差し入れられた!
『だが断る。』
せっかくの好意をあっさり断るフラポリー。
ですが条例に引っかかっては大変なので、抵抗できないのを良いことに無理やり装着されてしまいました。
『前が、前が見えない。』
見えないのは元からです。 本当にありがとうございました。

>>このままでは因果律破綻《シナリオブレイク》を起こして世界《スレ》崩壊してしまう……!」
>「・・・狂気が駆る智慧、此れ正にヒトの姿の真実の体現。
>案ずるな。解き放ったところで世界は何も変わらぬ」
「そうなんですか。 良かった…」
一方こちらは、おとなしく迷彩装着済みのアズリアです。
説明は良くわかっていないのでしょうが、世界は変わらないと聞いて安心したようです。

>「とりあえず、植物を癒すには、筆しらべ“桜花”。
>アズリア殿、犬耳巫女を瓦礫から掘り出し、あの樹の根まで運んで下さらぬか。
>デミウルゴスとKISEIに蝕まれる状況は変わらずとも、多少の時間稼ぎにはなろう・・・
「わかりました! えーと…生命反応はこの当りから…
 あっ! いました! この瓦礫の下です!それっ!」
アズリアの目が見えない分持っている超感覚は、瓦礫に埋もれた人物を探すのに便利でした。
そのうち”災害救助犬”ならぬ ”災害救助ポリープ” も登場するかもしれませんね。
ともかく、アズリアは掘り出したアテナちゃんを世界樹の近くに連れて行きます。
これでうまくいけば時間稼ぎができそうですね。
ちなみに世界樹からは、定期的に振動が伝わってきます。
まるで誰かが世界樹を揺らしているみたいにです。

>「待てい!私も連れてゆけい!」
「よおーしわかったみなまで言うな! 黙って俺について来い!」
イョーベールを連れて飛び立つ しんりゅう ですが、重いのでまっすぐには飛べません。
それでもずっと捕まっていることが出来たなら、新たな冒険の場所に連れて行ってくれるでしょう。

168 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2010/12/30(木) 18:20:54 O
さて、すったもんだの挙句に神竜と狂気の神は去り、さらなる別れの時がやってきました。
チェシュエが人探しのために、勇者御一行と別れることになったのです。
>・・・皆様の旅が実り多き事を祈る」
「長いようで短い間でしたけど、いろいろお世話になりました。
 チェシュエさんが探している人と、無事に会えるようにお祈りしています。」
忘れがちですが、実は神官のアズリアはそう言いました。
『次に合う時は一番いい食べ物を頼む。』
食べ物の事しか考えていないフラポリーはそう言いました。
PLの人もチェシュエを応援しています。
無事にあえるといいですね。
世界がリセットされる前に。

「ところで・・・地球日本の大統合全一学研究所にはどう行けばいいんでしょうか?」
別次元ともいえる場所に移動する方法を知らないアズリアは、そう言いました。
ソフィアを元に戻す手がかりを探す場所、実は行くのはそれほど難しくありません。
『この地に現れた世界樹は、全ての世界をつなぐ存在です。
 世界樹の言葉に従って進めば、目的の場所がどこでもすぐに到着できますよ。』
フラポリーの看板に、そんな書き込みがありました。
『おいやめろばか荒らすな。 この看板は早くも終了ですね。』
次に看板に書き込んだのはフラポリーですが、そうすると最初の書き込みは誰でしょうか?
まあ、これくらいの干渉ならノーカウントでしょうね。 はい。
勇者一行が地下から出てくれば、空いっぱいに広がる大木が見えることでしょう。
これこそ世界をつなぎ、世界を支える実体化した世界樹です。
今までは行き来が難しかった多次元世界が物理的につながったわけですね。
ちなみに世界樹は、前述のように定期的に一定間隔で揺れています。

169 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2010/12/31(金) 00:37:02 0
>165
>「・・・皆にも礼を申し上げねばの」
「ううん、こっちこそありがとう!」
チェシュエさんの手を握る。

>「テイル殿は飼い主をご存知なのか。
・・・というと、巨大でぶち模様の猫というのは、この星に普遍な生物ではないのか?」
「うん、あんなに大きいのはあんまりいないと思うよ。
あの時子猫だったから今はさらに大きくなってるかも」

>166
飛び立つチェシュエさんに手を振る。
「無事に恩人に会える事を願ってるよ。元気でね!」

>167
世界樹の根本でその生命を長らえさせる役目となったアテナちゃん。
「アテナちゃん……もう少しの辛抱だからね。それまで頑張って!」

>168
「うわあ!」
空には非常識な大きさの大木が広がっていた。
そういえばこの現象はしんりゅうソフィアの置き土産か。

しばらく待っていると、ジョウガ666号さんが出てきて飛空艇の姿になった。
「さあ行きましょう、どの枝に入ったら地球に行けるか解析できるので私に任せてください!」
いよいよ出発だ!

170 :語り手妖精 ◆6nXELe5RK6 :2011/01/04(火) 01:08:31 0
―― 大統合全一学研究所 最高機密部
巨大な培養層の中に眠るは、地球では伝説上だけの生物である竜のような姿。
「もうすぐですね……」
「遥か昔に袂を分かった宗教と科学が再び一つになる時が来た。
この神が目覚める時、精神と科学の調和したすばらしい社会が実現する……!」

第16章開始!

171 :PLの人:2011/01/05(水) 19:03:24 0
>>169-170
それではここで、先行した しんりゅう と狂気の神チームに視点を回しましょう。
場所は世界樹の根元近く。(実際の根とは違いますがわかりやすくこう呼びます。)
世界樹の中心と呼べる場所の近くを彼らは飛んでいます。
そこでは。 なんと。 一人の RIKISI が世界樹の幹に向けて鉄砲突きを繰り返していたのでした。
RIKISI とは、宇宙最強の格闘技 SUMOU を行う者の総称で、相撲取りのような姿をしています。
この世界樹に負けないほど大きなRIKISIの繰り出す突きが、世界樹の揺れの原因だったのです。

「アレこそが将来この世界を滅ぼすRIKISI、時天空。(読み方は ときてんくう。 もしくはタイムヘヴンスカイ。)
 この次元全てを吸収しようとした存在の、欠片の姿です。
 昔々時天空がこの次元を吸収しようとした時。
 全ての世界を巻き込んだ大爆発によって、一度は奴を退けることが出来ました。
 その後の長い時間をかけて、この世界は時天空を倒すための方法を探るはずでした。
 ですが…やはり無理でした。
 光と闇が手を取り合っていては、いつか再来する時天空どころかその欠片さえ倒せないでしょう。」
たそフィアは手にしたカンニングペーパーをめくりながら、朗読を続けます。
長文乙といわざるをえません。

「だからこそ、私は」
「いいからカオスだ!」
な ん と い う こ と で し ょ う 。
せっかくの長話は空気を読めない狂気の神に中断させられてしまいました!
「そんな誰も読んでないような長文より、わかりやすい行動が大事なんだよ!
 そりゃ〜っ!!」
名も無き狂気の神は自分の力を世界樹に注ぎ込み、全次元狂気化計画を開始しました!
もうすぐ世界は切手を集めたり瓦を集めたり不良債権を集めたりする人であふれてしまうでしょう!

ここで視点は、カオスの勇者達の動向に戻ります。
「ダメダメ。 そんな青少年に悪影響を与える勇者達に協力なんか出来ないよ。」
666号に乗って到着した日本の大統合全一学研究所の前。
勇者達の前には研究所の所長が立ちはだかっていました。
所長の名前はシンタロー・イシハラ。
日本の若者を守るために立ち上がった男です。
「だいたいね。 カオスの勇者なんて名前がついてる人たちがいいことしてるはずがないでしょう?
 過去ログ読んでないけど。
 これはね。 協力どころか断固規制しないといけないね。
 いくら495歳でも、幼女に見えると私が判断したら即規制だから。
 テンプレ読んでないけど。」
要するに、カオスの勇者達に協力する気はないと言う事ですね。


172 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/01/05(水) 22:01:53 0
>171
> いくら495歳でも、幼女に見えると私が判断したら即規制だから。」
それならば、ボクは間違いなく規制されるだろう。
常に7頭身の戦闘形態でいないと話が継続不可能になってしまう。
「そうですか。それなら仕方がないですね」
ここは一端引き下がって作戦を練るとしようそうしよう。

「どうやって潜入しよう?」
あれ程の巨大な研究施設だ。さぞ厳重な警備が敷かれていることだろう。
その時、角から顔を覗かせて飛び跳ねながら手招きする白衣の女の子に気付いた。
「妖精さーん、こっちこっち! まさかリアルで見られるなんて!」
やたらとハイテンションな彼女は確か……。
「ヨウちゃん!?」
説明しよう! ヨウちゃんとは以前パーティーにいたハカナちゃんの助手である。
ハカナちゃんのパソコンを通して会った事はあったが、直接会うのはこれが初めてだ。

名前: 藤浦 葉(フジウラ ヨウ)
職業: 研究員(助手)
種族:人間
性別:女性
年齢:26
身長/体重:身長155cm、体重--kg
容姿特徴:童顔で外ハネショートの茶髪。
性格特徴:気が弱く人懐こい子犬体質。オタク趣味。
技能/魔法:使い走りが出来る程度の(ry
装備:カッターシャツにタイトなミニスカート、白衣。
所持品:儚の所持品と対になっている小型転送装置、サポート用通信機器
キャラ解説:浮橋 儚の助手。とことん助手。アニメ好きだったり兵器好きだったり。そんな趣味が高じて儚の『熾天』は彼女の垂れ流したイラストが元になっていたりもする。

彼女らの研究室に招かれ、かくかくしかじかと話をする。
「大体察しはついてるよ。ソフィアを復活させるんでしょ?
所長一派が秘密の部屋で神の体を作ってるらしいんだけどもう何年ももうすぐ復活するって言い続けてるらしいよ。
魂を入れてやらないと目覚めるわけないのにバカだよね〜!
所長って最近なんでもかんでも規制するとか言い出してウザいし。
でねっ、秘密の部屋への入口は突き止め済みだから案内してあげる!
でも警備ロボットとかわんさか出てくるだろうから気を付けて!」
さあ、久々のダンジョンアタックだ!

173 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/01/06(木) 01:08:22 0
>>171
狂気の神についていってしまったために、展開的・地理的に隔離されていたイョーベールが、やっと再登場した。
そう、ここは世界樹を一望できる、なんだかすごい超空間なのだ。
「時天空よ……」
イョーベールは感慨深そうにそのSUMOUレスラーを眺めた。
「正直その発想はなかった」
ケン・イシカワ的な世界な意味での時天空と、実在するスモウ・レスラーである時天空慶晃がフュージョンしたモンスターだ。
ちなみに、キャラクターが中の人の本音を代行する業務を行なうことは法に触れる。
「そうとも、行動あるのみよ!良いこと言うなお前!」
イョーベールも行動を開始した。
過去に受身姿勢を批判しといて自分から行動しないのはどうかと思うので、そういうことになった。

「とりあえず、何の前触れもなく悪役に転向したのだから、ここらでわかりやすい悪事をやろう」
イョーベールの目がギラギラと光り、世界樹の枝葉の形態をとって分かれている複数の異世界を眺めた。
こことは打って変わってヘヴィなファンタジー世界が見えた気がしたが、どっかの蝿のせいで更地になっていたので、見なかったことにした。
目的の世界はもちろん、カオスの勇者が向かった先の世界だ。
「むむ、カオスの勇者の気配がするぞ!」
蟹はそこへ飛び込んでいった。

>>172
「何が何でも規制……その考え、悪魔に人格を支配されている!」
所長のシンタローさんの助手と思しき人物が、突然金切り声をあげた。
突然何を言いだすんだ。そんな視線が彼に向けられている。
「なんてこったい、彼も狂気に支配されているのか!」
別の人物も声をあげた。
KISEIなる見えざる敵がこのスレを包んでおり、虎視眈々と極悪非道な目的を遂行しているという噂がある。
このシンタローさんも、頭脳が「規制」されて、その犠牲になったのかも知れない。
となると、どちらも正しいかも知れないし、どちらも間違っているかも知れない。

だがそんなことより!
勇者達に危機が迫っている!
秘密の突入を図ろうとしたそのとき、建物が突然揺れた。
「あけましておめでとう!
 今年もよろしくお願いします!」
頭に橙を乗せたイョーベールが襲撃してきた。
言っていることとやっていることが違うが、狂気の神に触れてSAN値がマイナスで振り切れている状態なら仕方がない。
だが、彼自身の精神状態は割とどうでもよいものの、彼が建物をハサミで掴んで揺さぶっているのが問題だ。
何が問題って、思い切りハサミを叩きつけて建物を破壊すれば良いのに、ただ揺さぶるだけであることだ。
意味がわからないが、SAN値が(ry
「もうすぐ生まれるよ!」
突如として意味脈略のないことを言い始めたあたり、彼はもう駄目かも知れない。

174 :名無しになりきれ:2011/01/08(土) 09:14:26 0
保守

175 :名無しになりきれ:2011/01/08(土) 12:21:11 0
ホス

176 :名無しになりきれ:2011/01/08(土) 13:21:25 0
レオ「また点呼しなきゃいけないかな?」
エメロ「そ、そうですね・・・」
メルディ「荒れ果てた並行世界の片隅で精霊ホスの守護によりひっそりと生き残った
ライトファンタジー幕間 “コテを訪ねて三千里〜エメロの点呼の旅〜” はじまりはじまり♪」
レオ「・・・全員の声を聞くまで帰って来られなかったりして(ボソ」
エメロ「え、えええっ!?」

177 :名無しになりきれ:2011/01/08(土) 14:07:23 0
レオ「ちょっと他所の板読んでたらまた焼け野原が広がってる気がする」
メルディ「このスレにも水撒いておこうか」

178 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2011/01/08(土) 17:22:08 0
>>171
ユービックとそして知り得る者達世界守護者委員会が
その異常と急速な崩壊確率の上昇を確認していた頃
ビャクには移動の際、勇者無意識集合体ああああから密かに指令が下されていた
その指令とは…シンタロー・イシハラの暗殺であった
困難と判断された場合、増援を送ってくるそうだ
>これはね。 協力どころか断固規制しないといけないね。
 いくら495歳でも、幼女に見えると私が判断したら即規制だから。
 テンプレ読んでないけど。」
どういう人物かは知らなかったが、多次元崩壊に関わる人物である事と分った事が一つ
コイツは殺しても心が痛まないと言う事だった
「しかし、このまま殺るのはさすがに不味いか」
経験からしてこの場でこの厳重な警備で真正面からの暗殺は愚の骨頂ここはテイル達に合わせ
機会をまた見ることとし一旦引き下がる
>>172
「しかしどうするか…入れないのでは目的は達せないぞ」
此処からどうするべきか決めあぐねていた際に
暗殺の機会はすぐに訪れ、テイルの知り合いらしき女に進入のルートを案内される
やはりコイツの人望かなんにせよコイツの傍に居ればこういった汚れ仕事がやりやすいため
付いていくのは今は得策かと思われた
しかし、入ろうとした矢先に>>73が現れる
しかも訳の分からない事を口走っている
>「もうすぐ生まれるよ!」
「ちっ、頭がやられてるなぁこりゃ
規制キチ○イにこっちはモノホンかよッ!」
暗殺の前に事を荒立てたくない
だがそれ以前に話し合いが通じないのは明白だった
「な、なんだ!?このデカイ蟹は」
この騒ぎを気づいた警備兵達が集まりつつあった
このままではイシハラを殺るのに支障が出る

179 :名無しになりきれ:2011/01/08(土) 20:08:17 0
保守

180 :名無しになりきれ:2011/01/09(日) 05:02:12 0


181 :名無しになりきれ:2011/01/09(日) 05:29:10 0
メルディ「精霊が水を撒けと言っている・・・」

182 :名無しになりきれ:2011/01/09(日) 13:39:30 0
保守

183 :語り手妖精 ◆6nXELe5RK6 :2011/01/10(月) 01:17:50 0
全力で保守ッ!

184 :名無しになりきれ:2011/01/10(月) 11:25:26 0
静謐の氷原―――――
吹雪に煙るこの地は、多世界を襲う猛火にも見放されたかのように変わらぬ時間が流れていた。
・・・厳密には、先の騒動で引っ掻き回された研究所と崑崙落下点と地下神殿を除いて。

研究所の前に開いた大穴の周囲に柵を設置しながら、魚達が空を見上げていた。
遥か彼方で幾つもの世界が焼け野原になっているのが感じられる。

鯵「世界がリセットされるって・・・“これ”か?」
鮭「だとすれば、回避方法は極めて単純。ある意味喜ばしい」
鰹「・・・こうかw」

185 :PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w:2011/01/12(水) 22:19:56 0
>>172-184
>「しかしどうするか…入れないのでは目的は達せないぞ」
「そうですね・・・なんとかしないといけません・・・」
ビャクの言葉に同意するアズリアですが、2人の目的は意味が違います。
ビャクは暗殺が目的ですが、アズリアの言う目的はあくまで内部への進入ですね。

>「妖精さーん、こっちこっち! まさかリアルで見られるなんて!」
>「ヨウちゃん!?」
「お知り合いですか?」
>説明しよう! ヨウちゃんとは以前パーティーにいたハカナちゃんの助手である。
『そーなのかー。』
アニメ好きなことまでわかってしまう必要以上に詳しい解説に、納得するアズリアとフラポリーでした。
テンプレって便利ですよね。

>「大体察しはついてるよ。ソフィアを復活させるんでしょ?(中略)
>でも警備ロボットとかわんさか出てくるだろうから気を付けて!」
内部の情報に詳しい者の手引きがあれば、進入も簡単です。
さて、すこし思い返してみましょう。
ここはあくまで、 巨大な研究施設 です。
表向き真っ当な研究施設が秘密の部屋まで作って実験しなければならないのは何なのか。
いやあ。 他人の秘密を暴けると思うとわくわくしてきましたね。

その後、ヨウの案内でカオスの勇者達が隠し通路への扉をくぐろうとしたその時。
事件は起きました。
>「あけましておめでとう!
> 今年もよろしくお願いします!」
「きゃあぁぁぁぁっ!?」
アズリアが空を飛べるのに悲鳴を上げたのも無理はありません。
急に研究所が聞き覚えのある声と共に、大きく揺れ動いたのですから。
窓の外には、研究所と同じく巨大なカニアーマースライムが見えます。
頭に橙を乗せていようがいまいが、イョーベールであることは極めて明白です。
「あけましておめでとうございます!
 今年もよろしくお願いします!」
アズリアは反射的に窓の外にそう返しました。
はい。 そんなわけで、今年もこのスレとPLの人をよろしくお願いいたします。

>「もうすぐ生まれるよ!」
>「ちっ、頭がやられてるなぁこりゃ」
「違いますよビャクさん!
 ほら! イョーベールさんは囮になってくれているんです!」
アズリアが触手を指す先では、イョーベールに釣られた警備員達が続々と集結しつつありました。
>「な、なんだ!?このデカイ蟹は」
「もう現れたか非国民め! 臆せずに立ち上がれ日本男子よ! 略して日立!
 おきしじぇんですとろいやー! 発射準備!」
略するどころか順番まで逆な気もしますが、とにかくイシハラの命令で研究所は迎撃体制に入ります。
研究所の建物が2つに割れて巨大な砲台が現れ、そこからなんだか凄そうな砲弾が発射されたのです!
ヨウと同じくオタク趣味の職員達の夢と希望が詰まった攻撃です。
こんなものが直撃すれば、いかにスラキャンサーといえども無事ではすみそうもありません。
それとも逆に、無事だった方がそれらしいのでしょうか?
煙が晴れた後に立つイョーベールの雄姿に 「無傷だと!?」 と職員が驚く的な展開とか。

「イョーベールさんの努力を無駄にしないためにも、早く奥に行きましょう!」
ともかく、イョーベールの意図かはわかりませんが、勇者達の障害が少し減ったのだけは確かなようです。
そのころ研究所の秘密の部屋の中の秘密の部屋では。
「我輩は神である。 名前はまだない。」
魂がないはずの体が動き始めていたのでした。

186 :PLの人 ◇ Xlm0JAgw5w:2011/01/12(水) 22:21:11 0
も一つおまけに、ソフィアinしんりゅうはそのころ。
>鯵「世界がリセットされるって・・・“これ”か?」
>鮭「だとすれば、回避方法は極めて単純。ある意味喜ばしい」
>鰹「・・・こうかw」
「無駄なことを。 ホスの妖精達がどれだけ保守しようと、世界の破滅は止められぬ。
 この腐りきった世界は過去も一緒に丸ごと残さず廃棄され、世界は新たな場所で生まれ変わるのだ。」
焼け野原になりつつある世界樹の中心で、満足そうに笑っていたのでした。

187 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/01/15(土) 21:56:30 0
>178
>「しかし、このまま殺るのはさすがに不味いか」
「所長はやっぱり悪い奴なんだね! 
まさか、すでにこの研究所はデミウルゴスの手中……!?」

>173
イョーベールさんが突っ込んできた!
>「もうすぐ生まれるよ!」
「何が生まれるの!? ねえ何が!?」

>185
しかしそれを確かめている時間はなかった。
>「イョーベールさんの努力を無駄にしないためにも、早く奥に行きましょう!」
「さあみんな、入って入って! 入ったら掃除当番の表の裏に隠してあるボタンを押して!」
ヨウちゃんに、掃除道具入れの中に押し込まれる。
ボタンを押すと、掃除道具入れはものすごい勢いで地下に向かう。
というと格好いいけど要するに重力に任せて落ちてるだけ。
「ぎゃあああああああああ!」
どーん! 地下ダンジョンに無事(?)到着。
そこにはいかにもSFに出てくる秘密の研究施設っぽいフィールドが広がっていた!

188 :名無しになりきれ:2011/01/16(日) 21:33:54 0
『SFに出てくる秘密の研究施設と言ったら・・・メトロイド!
ドアは撃って開き、進路はジャンプと爆弾を駆使して開拓、狭い通路はモーフボール形態でっ!?』
一行の前の空間に小さなウインドウが開き、ヨウが嬉しそうに話しかけてくる。
『あ、妖精さん達の様子見たかったので
ちょっと転送装置で簡易マーキングさせて貰いました。
話できないんじゃつまらないし、いいでギャッ・・・』
突如画面が乱れ、
“それアクションゲームだから!”
というやや遠い声を残してウインドウが消えた。
どうやら上司(?)のハカナに見つかって殴られたようだ。

189 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/01/18(火) 20:58:27 0
>>185
さすが!あのゴジラを退治した兵器、オキシジェン・デストロイヤーは一味違った!
イョーベールにもかなりのダメージを与えることに成功し、そして大きく体勢を崩した。
煙が晴れると、黄金の殻は見る影も無くひしゃげたイョーベールが姿を現した。
「よし、かなり効いている!」
「いけるぞ、もう一発打ち込めば勝てる!」
だが!一撃で仕留められなかったことが仇となった!

「フゥハハハー!」
イョーベールが目を閉じて瞑想を始めると、みるみるうちに彼の傷が塞がっていく。
そして目をかっと見開き、こう叫んだ。
「ベホイマ!」
このベホマだかベホイミだかのバッタモン臭い名前の呪文は、
ゲームバランスの問題で「HPを完全回復する呪文」であるベホマが削除されたために急遽追加されたものだ。
しかし2回行動を全部回復に使ったら、2000程度のHPなんて普通に全快するので、
結局何のバランス改善にもなっていないのが現状である。
今春発売のプロフェッショナル版では改善されていることを祈るばかりである。
ともあれ、こうしてオキシジェン・デストロイヤーで与えたダメージが全てパーになった。

「そんなぁー!俺たちは一体何の為に……」
某なな板TRPG講座では「回復系能力は上級者向け」云々の記述が見られたが、その理由がよくわかる一場面である。
案の定、研究所で応戦しているNPCの士気は休息に萎えたのであった。
しかもイョーベールの場合、スキル構成的に言ってMPまで自動回復するため、いつまでも自分の傷と体力を自分で回復し続けられる。
これは、何か回復を封じる便利アイテムなり必殺技なりを急遽登場させるべきかも知れない。

>>186
何が生まれるのか?
そう、丁度そのとき、生まれるものが確かにあった。
魂が無いはずの「作られた神」が、>>185にて動き始めている。
何かが根付いているのである。
幸い、まだ名は無い。彼を表す記号が無く、どういった存在なのか定義されていないのである。

「お兄ちゃん!もうすぐ生まれるよ!」
それとは何か関係があるのか無いのかは不明だが、イョーベールも何かが生まれると主張している。
「ばぶっふ!」
なんと、突然、イョーベールが跳んだ!
そして腹部の硬い甲羅と、自らの体重により、研究所を押し潰した。
「フゥハハハー!いいぜベイベー、この世は地獄だ!」
イョーベールは勝利の雄叫びをあげて、ドスンドスンと地面を揺らしながら飛び跳ねている。
こんなに派手に暴れたら、地盤沈下とか起きそうだ。

190 :PLの人:2011/01/21(金) 22:54:34 0
>>187-189
「ぎゃあああああああああ!」
「きゃあああああああああ!?」
『ウボァー。』
悲鳴はそれぞれですが状況は同じです。
つまりは皆様そろって地下ダンジョンへご案内〜。

>『SFに出てくる秘密の研究施設と言ったら・・・メトロイド!
>ドアは撃って開き、進路はジャンプと爆弾を駆使して開拓、狭い通路はモーフボール形態でっ!?』
「なるほど・・・。 ところでヨウさん、メトロイドって何ですか?
 ・・・あれ!? ヨウさん!? ヨウさーん!!」
哀れヨウは上司に見つかって楽しみを奪われてしまいました。
こうなっては、当分彼女の情報は期待できそうにありません。
なんとか上司の目を盗んで新たな情報をくれる事を期待しておきましょう。

さてさて、秘密の研究所の中はいきなり隔壁らしきもので道が塞がれていました。
他に目に付くものは、開かないドアと狭い通路です。
どうやらこの研究所、相当に製作者の趣味が入っているようですよ?
「早速ヨウさんの情報どおりメトロイドするときが来たようですね!
 テイルさん! 銃か爆弾かモーフボール形態はありませんか!?」
当然と言えば当然ですが、アズリアはメトロイドを知りませんでした。
もちろん知っていてもできなければ意味がありませんけどね。
『なんすかそれ食いもんすか。』
宇宙とかSFとかつながりで知っていそうなフラポリーは・・・聞くだけ無駄ですね。
ともかく、何とかして先に進まないといけないでしょう。

そのころ地上では。
「あきらめんなよ! なんでそこであきらめんだよ!
 自分にはできないって言い分けして逃げてないで!
 もっと! 熱くなれYOOOOOOOOOO!」
シンタロー・イシハラは萎え萎えなNPCたちを叱咤激励していました。
なんだか違う人が乗り移ったような言葉に、落ち込んでいた研究者達も本音を漏らします。
「所長・・・研究がしたいです・・・」
スポコンスレのような展開になってきましたが、それで終わらないのがこの世界の良い所。
>>189でのイョーベールのボディプレスで、あっさりと研究所が全壊してしまったのです。
「な・・・なくなっちゃったね。」
「ああ・・・。 俺の青春が・・・。」
今度こそ完全に戦意を喪失したシンタローとその仲間達は、がっくりとうなだれるのでした。

地上で起きたことは地下にも影響を及ぼします。
危惧されていた地盤沈下によって足元の床が崩れ。
勇者達一行はさらに下層へと落とされてしまったのです!

191 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/01/25(火) 00:19:33 0
>188 >190
>「早速ヨウさんの情報どおりメトロイドするときが来たようですね!
 テイルさん! 銃か爆弾かモーフボール形態はありませんか!?」
「普通に爆発魔法でいいじゃん! 【ファイアボール】!」
どごーん!
その途端、足元が崩れてさらに下方に落ちた!

「うーん……何ィ!?」
気が付くと、怪しげな集団に取り囲まれていた。
体形は小太りもしくはガリガリでメガネ率が異様に高く
リュックを背負っているかポスターがショルダーバックから飛び出している。
要するにヲタクの理想的なフォルムである。
「何者だ!?」
ヲタは、無駄に芝居がかった口調で答えた。
「ふっふっふ、よくここが分かったな。我々はガイア星教団のリバ・ス・エンジニ学派!
日本の地下で活動している秘密組織だ! キャッチフレーズはガイアが俺を呼んでいる!」
「うぇええええええええ!? 何をどう間違えてこうなった!」
「伝説によると、遥か古に異界より流入した宗派で
人間に猫耳を生やす実験をやったあたりから変な方向に流れていったそうだ」
見ると、向こうの方では魔法陣の中で軽快なダンスを踊っているヲタ達。
「あの人たち何やってるの?」
「ああ、あれはヲタクダンスといって悪しき規制に対抗するために
萌神様が降臨してくれるように祈りを捧げているのだ! 規制断固反対!」
「何だよ萌神様って!」

192 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2011/01/25(火) 00:31:46 0
>>185
>「イョーベールさんの努力を無駄にしないためにも、早く奥に行きましょう!」
機会が出来たのならば何でもいい
目的を果たすため内部へと潜入する
しかししばらく歩いているうちに一瞬とてつもなく膨大な力を感じる
>「我輩は神である。 名前はまだない。」
丁度生まれた頃、その力に善も悪もない―ただ純粋たる力だった
「なんだ…?」
直感で感じていたがそれはなぜか真っ白過ぎて気持ち悪かった
良き者も悪しき者も飲み込み塗りつぶすその力が
だがその感じもほんの一瞬であった為なんであったかは分からなかったが
>>187
>「さあみんな、入って入って! 入ったら掃除当番の表の裏に隠してあるボタンを押して!」
「ちょ、ちょっと待て!」
イシハラ暗殺の作業に移る為この場で別れようかと考えていた矢先、強制的に押し込められ
着いた先は某美人有名バウンティハンターの世界に出てくる施設のようだった
しかしふと思う
「外の奴等と技術のレベルが明らかに異なっているぞ?」
外の連中の装備は実銃に実弾でありまだまだ発展途上だったがここの技術を見る限り
ある程度完成された技術でなければならないそれでこそ外の連中がレーザー銃やら熱光線銃で合ってもおかしくない
しかしこの疑問が解消されそうになかった
>「フゥハハハー!いいぜベイベー、この世は地獄だ!」
地面も盛大に何度も揺れ、足元がふらついたその時
通路の地面がヒビが入り、あっさりと崩壊する
「盛大に暴れやがったな!?」
更に下層へと落とされ益々目的達成に遠のく
地面を突き破り、着いたその場所はどうやらタコ部屋のような施設のようで
最初に目にしたのは
福本伸行が描く鼻と顎が尖った複数の男達が小汚い作業服を着て呆然とこちらを見ながら
地下チンチロリンをやっていることだった…

193 :名無しになりきれ:2011/01/26(水) 00:49:00 0
『当研究所は完全なセクト制を敷いていましてっ!
いろんな方面に特化しすぎたいろんな部署があるんですよ。素敵でしょ』
一行の近くの空間にウインドウが開き、ヨウの囁き声がした。
損傷した白衣と頬の絆創膏が扮装にしか見えないのは人徳だろう。
『私たち地上の研究員は生き残りを集めてレジスタンスを組織中です。
・・・所長には、茶山賞の選評を書くっていって拒否されたんですけど
それって酷くないですかぁ?
ともかく、クライマックスでお会いしましょう!』
ヨウの敬礼と共にウインドウは消えた。

194 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/01/28(金) 18:34:47 O
>>191-193
「ふっふっふ、よくここが分かったな。我々はガイア星教団のリバ・ス・エンジニ学派!
>日本の地下で活動している秘密組織だ! キャッチフレーズはガイアが俺を呼んでいる!」
>「うぇええええええええ!? 何をどう間違えてこうなった!」
「ふぇええええええええ!? なんですかこの怪しい人達は〜!?」
ヲタたちが魔方陣の上でヲタ芸を披露するその姿は。
…どう見ても謎の邪教集団です。 本当にありがとうございました。

かと思えばその横では。

ざわ・・・  ざわ・・・

な皆さんが、どんぶりとさいころを手に驚きの顔でこちらを見ています。
実にカオス極まる場所です。

>『当研究所は完全なセクト制を敷いていましてっ!
>いろんな方面に特化しすぎたいろんな部署があるんですよ。素敵でしょ』
「明らかにおかしいですよ!?」
アズリアのツッコミはヨウに華麗にスルーされました。
素敵だと思いますけどね。 感性は人それぞれです。
ちなみに。 聞かなくてもわかるフラポリーの感想は。
ちんちろりんサイド: 『不味そう。』(痩せてる的な意味で)
ヲタサイド:『美味しそう。』(太ってる的な意味で)
でした。

「それにしても・・・踊ってる皆さんの目的はわかりましたけど。
 さいころ遊びの皆さんは何をしてるんですか?」
賭け事のことなど知らないアズリアには、すごろくでもしているように見えたのでしょう。
ところがどっこい彼らからすれば、これは遊びじゃありませんでした。
「ばかやろうっ・・・! これはあそびじゃねえ・・・遊びなんかじゃねえんだっ!!」
「この地獄から抜け出して外に出るには、勝つしかねえ・・・!」
「ククク・・・キキキ・・・カカカ・・・ココココ・・・」
全員目が血走っていて尋常な雰囲気ではありません。

思わずドン引きするアズリアにヲタ達が事情を教えてくれました。
彼らはKISEIされた人たちで、ちんちろりんに勝てばKISEIを解いてもらえるのだとか。
KISEIされた人は解けるまで運営(この施設のですよ)に牛馬のように働かされるのだとか。
そんな事情です。
ちなみにちんちろりんとは、簡単に言うと丼の中にサイコロを投げ込んで出目合計を競う賭事です。

「おう新入り。 そんな所に突っ立ってないでこっちに来てサイコロふれや。」
世紀末な世界から来たウイグル獄長みたいな超巨体の胴元が、勇者たちに言いました。
どうも勇者たちをKISEI仲間と勘違いしたようですね。
「君たちKISEIされた人だったのか…。
 せっかくだからこの萌サイコロを使うと良いよ」
親切なヲタ達は美少女キャラの顔入りサイコロを渡してくれました。
「フラポリーさんがこんなサイコロを持っていました!
 これを使いましょう!」アズリアは骨で出来たサイコロを持ち出してきました。
ちなみに骨サイコロは全面1しか書いていない欠陥サイコロです。
『それはおやつの楽しみにしていたステーキの骨…』
フラポリーの抗議をアズリアは無視しました。
これはひどい。

まあそれはともかく。
勇者達はどちらかのサイコロでちんちろりんしても良いですし。
あるいは他の方法でこの場を切り抜けるのも自由です。

195 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/01/29(土) 22:10:36 0
>>192>>194
「……」
壊れた天井から、イョーベールが覗き込んでいる。
何処から沸いたのかはよくわからないが、彼は熱い視線を注いでいる。
「なんという熱い視線……!」
そうなのだ。

だが、そのときふしぎな事が起こった。
「双六……!!これはどう見ても双六……!!」
そう、床に人間すごろくを行うためにマス目が出現し、すごろく場に変化させられたのだ。
これこそまさにデミウルゴスの声を聞いた電波ことダスクフレアの能力、プロミネンスだ。
ダスクフレアは身に纏う黒いオーラ、プロミネンスによって旧世界を否定して新世界を作ろうと動く。
それは現実を侵食して、世界の在り方を変えてしまう力がある。
以前にも述べたが、発狂しているイョーベールは、ライトファンタジー世界をドラクエワールドに変えようとしている。
すごろく場は、そのために出現したのだろう。

なお、ドラゴンクエストシリーズでは、すごろくのミニゲームがしばしば登場する。
かの地獄の帝王エスタークも、すごろくに夢中である。
この間抜けな設定は、エスターク自身の口から「密かな楽しみだったすごろく場を開放してやろう」という発現があったので、純然たる公式設定である。

そしてイョーベールが宣言した。
「決着をつけるぞ、カオスの勇者ども!
 此処は私が最も得意とする殺人スポーツ、エクストリーム・すごろくで勝負だ!
 どちらがサイコロを振るのか、まずはジャンケンだ!」
もうすっかりすごろくで勝負する気マンマンである。
「だが、先に賽を振るのはこの私だッ!
 負かしてやるぞッ!ジャアーーーンケンッ!」

196 :名無しになりきれ:2011/01/31(月) 01:36:26 0
最初のマスではあまり強くなさそうな四匹のモンスターが待ち構えている。

じごくのハサミAはスクルトをとなえた!

じごくのハサミAのしゅびりょくが110あがった!
じごくのハサミBのしゅびりょくが110あがった!
じごくのハサミCのしゅびりょくが110あがった!
じごくのハサミDのしゅびりょくが110あがった!

じごくのハサミBはスクルトをとなえた!

じごくのハサミAのしゅびりょくが110あがった!
じごくのハサミBのしゅびりょくが110あがった!
じごくのハサミCのしゅびりょくが110あがった!
じごくのハサミDのしゅびりょくが110あがった!

197 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/02/01(火) 23:46:18 0
>>195
>「だが、先に賽を振るのはこの私だッ!
 負かしてやるぞッ!ジャアーーーンケンッ!」
「なんのっ! 【芸術的なストーンサーヴァント】!!」
葉っぱ一枚を装備したダビデ像が現れた!
なぜKISEIされないのかって? 葉っぱがくっついているからセーフだ。
芸術的なストーンサーおヴァントは猛烈な勢いで拳を突きだした。
古来よりハサミと石tは石が勝利すると相場が決まっている。晴れて先行だ!

>196
「よし、石が鋏に負けるわけがない。一人ずつ止めを刺せ!」
【ダビデ像の攻撃! じごくのハサミAを倒した!】
が、紙のようにペラペラなものはハサミに負ける
【じごくのハサミBのこうげき! つうこんの いちげき!】
「あっ」
葉っぱがはさみにバラバラにされてハラハラと落ちた。
【芸術的 な ストーンサーヴァント は KISEI された!】
「普通のストーンサーヴァントにしとくべきだった……」
そしていつの間にかナレーターがどんどんドラクエ化している。これはまずい!

198 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/02/05(土) 13:14:11 O
>195-197
>「だが、先に賽を振るのはこの私だッ!
> 負かしてやるぞッ!ジャアーーーンケンッ!」
>「なんのっ! 【芸術的なストーンサーヴァント】!!」
イョーベールとテイルの召喚したストーンサーバントの対決は、石像側の勝利でした。
イョーベールはカニ型の中に入っているので当然の勝利に見えますが、そうでもありません。
何しろグーしか出せないように見える猫型ロボットでも、チョキを出せたりするのです。
イョーベールが”ハサミ以外のもの”を出してきても何もおかしくありません。

それはともかく、先行は勇者チーム。
最初のマスに待ち構えていたのは じごくのハサミ。
イョーベールを小さくしたような、堅い甲羅を魔法でさらに堅くする嫌な敵です。
ですが魔法がよく効くのでここはライトファンタジーらしく魔法で・・・
>【じごくのハサミBのこうげき! つうこんの いちげき!】
>「あっ」
「あっ!」
大事な葉っぱを切られてKISEIされるサーバント。
石なのにハサミに負けるとは石像一族の恥晒しです。
恐るべしKISEIルール。

「ここは私に任せてください!」
テイルに続いてアズリアが じごくのハサミ に立ち向かいます。
魔法がよく効くのでここはライトファンタジーらしく魔法で・・・
「えいっ!!」

アズリア の こうげき!
アズリア は じごくのハサミA を 食べた!
じごくのハサミA を たおした!

「どうですか! この体になってから歯がとても堅くなったのです!」
守備力無視の攻撃の前に、じごくのハサミたちは次々に食べられていきました。
なんだかアズリアの性格が変わった気もしますが大丈夫ですか?
『カニって美味しいよね。』
そしてやっぱり、食べることしか考えていないフラポリーでした。

「さあ! 今度はイョーベールさんの番ですよ!」
じごくのハサミを食べ終わってすっかり乗り気になったアズリアはそう宣言しました。
イョーベールの前には10面体さいころがでんと置かれます。
せっかくなので出目は次の投下をした方の秒数の末尾で決めましょう。
自演も結構なので皆様ふるってご参加ください。

1:なんと! じごくのハサミがあらわれた!
2:なんと! ヲタクの呼び出した萌神様があらわれた!
3:なんと! 邪神デミウルゴスがあらわれた!
4:なんと! ソフィア合体の方法がわかった!
5:なんと! アズリアは萌神様になった!
6:なんと! しんりゅうが勇者達の仲間になった!
7:なんと! 次の展開は次に書き込む人が決めれるようになった!
8:なんと! 名も無き狂気の神があらわれた!
9:なんと! 地獄の帝王エスタークがあらわれた!
0:なんと! イョーベールは正気に戻った!

199 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2011/02/05(土) 15:34:02 0
>>195-197
ジャンケンはこちらが勝ったが、わざわざそんな事しなくても勝てたはず
「ハサミしかだせねぇんだか普通にグー出せばいいだけじゃねぇか」
しかし気づいたところでもうどうしようもなかった
大量に現れたじごくのハサミの方を相対する
だが彼はドラクエ派ではないそれは…

「俺は女神転生派なんだよ残念だったな、ムドラ!」

ドラクエなど知ったことかと言わんばかり女神転生では防御が幾ら高かろうが
一撃で呪い殺す呪殺攻撃を詠唱する
じごくのハサミB >>> HIT
 じごくのハサミBを倒した
じごくのハサミC >>> HIT
  じごくのハサミCを倒した
じごくのハサミD>>> HIT
 じごくのハサミDを倒した

「呪いには弱かったみたいだな…」

コロッと呪殺攻撃沈んだじごくのハサミ達を見ていた
まだ完全にはドラクエには染まりきっては居ないらしい


200 :魔王マーラ:2011/02/05(土) 20:20:21 0
魔法陣から無数のプラズマが迸り、スゴロクのフィールド上に降り注ぐ。
なんと! ヲタクの呼び出した萌神様があらわれた!
しかし、ビャクが女神転生に登場する魔法、ムドラを唱えた影響だろうか。
本来ならDQ5の王女の姿を取って顕現しようとした萌え神は、残存魔力の影響を受けてしまった。

「ぐわーはっはっは!よくぞ、この魔王マーラを呼び出したのう!」

轟くのは野太い大声。
プラズマに打たれたマス目の一つから、グロテスクな緑の肉塊が生えてくる。
盛り上がった肉塊は棒状に伸びて天を突き、地に接した部分には無数の触手がうねる。
圧倒的な威圧感を伴って、魔王マーラが顕現していた。
仏教においては、解脱に至ろうとする修行者を妨げる魔物がいるとされる……それが魔王マーラだ。
この魔王は女神転生の人気投票で一、ニを争う。

「さあっ、存分にワシに萌えるがよい!」

マーラの一睨みによって、萌えオタたちは全員気絶した。

「ぶわーっはっはっは!ヤワな奴らめ!次はどいつだ?」

進路上のマスに魔王マーラが陣取って哄笑していた。
このマスを越えねば、ゴールにはたどり着けないだろう。


名前:魔王マーラ
種族:萌え神
容姿:緑の茎状の胴体に触手の下半身を持つ、強いて形容するなら……イカやキノコ……にも似た魔物
特技:誘惑の霧(女性を魅了)、押し潰し、体当たり
備考:萌え神が、何らかの影響によって魔王マーラの姿で具現化してしまった存在。
    スゴロク参加者全員がマーラのいるマスを越えるとフィールドに沈む

201 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/02/06(日) 23:26:03 0
>>197
「しまった!」
中の人的には、もちろん自分がカニであることを承知の上でやったボケである。
ツッコミ不在の悲しさは此処で思い知ることになったが、イョーベールは本気であったため無関係である。
ショックを受けてはいるものの、それは別の要因によるものに相違なかった。
「落ち着け、ここで勇者よりも大きい目を出せば……」

>>198
そして、?の文字が書かれたマスに止まった。
これはランダムイベントのマスである。
「10面体だと!面白い!
 ところで0って10と数えるのか0でカウントするのかどっちだ?」
その出目だけ進むわけではないので、特に意味は無い。
ダブルクロス的には10としてカウントするのだが。

>>199
「ムドラだと!」
女神転生の魔法によって、瞬く間にじごくのハサミが殲滅された。
イシス周辺の砂漠地帯における難敵を、こうも容易く蹴散らす魔法は恐ろしい。
だが、このままだと、イョーベールと同じダスクフレアになってしまうかも知れない。
と言うのも、ダスクフレアの原動力は、「今の世界が気に入らないから新しい世界に作り変えてしまおう」というエゴである。
蟹のプロミネンスを「自分は女神転生派だ!」というようなやり方で食い止める行為は、結局、多くのダスクフレアと同様のエゴで跳ね返しただけともとれる。
つまり、我を通し続けて世界を否定するようになってしまえば、ビャクが第二のイョーベールになってしまうかも知れないのだ。
その方が燃えるような気もするが。

>>200
さて、マーラ様の原型はインド神話の愛の神だったはずなので、萌え神がアノ姿で現れることには何の問題もない。
問題は、マーラ様とイョーベールとの相性が、見た目的にとても悪いという、その一点にあった。
「我がハサミを喰らええい!」
その行為は危険だ。マーラ様にハサミで攻撃だなんて、縁起でもない。
あなたの脳裏にパイプカットという言葉が思い浮かんだ。

202 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/02/06(日) 23:35:50 0
>>198
秒数の1の位が3だったので、邪神デミウルゴスが降臨なされた。
まさかのイベント、そして勇者達に襲い来るかつてないピンチ!
「まさか3が出るとは、自分でも思ってなかったぞ!
 幸運の女神というものが居るのなら、それはどうやら私の味方のようだな!
 ワハハ」
「うみみゃあ?」
奇妙な声が聞こえた気がするが、きっと気のせいである。
「さあ、この世界を新たに作りかえる為に!」
デミウルゴスがすぐ近くに現れた影響で、イョーベールのプロミネンスが更に強烈になった!
彼が身に纏う黒いオーラが、更におぞましい波動になっているのが目に見え、肌で感じるほどだった。
しかし、強烈になったのは良いが、もうサイコロを振ったので、次は他の人がサイコロを振る番だ。

203 :魔王マーラ:2011/02/07(月) 00:22:23 0
>201
雄々しく立ち誇る魔王マーラに対し、巨大蟹は恐るべき鋏を振りかざし、斬り裂かんとしていた。
それはまるで交差する一対の死神の鎌。

「ぐ、ぬ、ぅおおぉぉおお!」

圧倒的な圧力でマーラの胴体をちょん切らんと掴む大鋏。
全身に力を溜めた魔王は、咆哮を上げて抵抗する。
……が、その咆哮はすぐさま哄笑へと変わった。

「ぶわははっ!そんな小手先のテクで昇天などするものか!
 貴様に男の一番の楽しみを教えてやろう!
 それは……歯の食いしばりと、血の滲みだ!
 追い詰められて苦しい時にこそ、あえてニヤリと笑って余裕を見せる。
 敗北を認めぬ己の心を頼もしく思いながら、な。
 これこそ真のハードボイルドというものよ!」

魔王マーラは我慢強く耐えているが、どこまで持つだろう。

204 :名無しになりきれ:2011/02/09(水) 21:16:04 0
研究所・秘密の部屋―――

タロー・オカモトの太陽を模した直径2mはあろうかというオブジェの前にイシハラの姿があった。
イシハラは太陽の口に茶山賞候補作品のゲラを突っ込むと
顔を取り囲む炎の形の突起をあちこち捻ってゆく。
「“現代への適当な苦言”に“タイトル批判”と“作者の人格否定”と
・・・今回は“文章技巧に対する嫌悪”を多めに入れようか。
それで“ベテランらしい諦観に基づく妥協”に“わずかな期待”を添えて締め、と」
設定を終え腕組みをして待つイシハラの前に、太陽から原稿用紙が吐き出された。
「・・・いつもながら反骨精神に満ちた良い選評ですな」
原稿用紙はそのまま雑誌社に送られるようだ。

選考委員なのに作品をロクに読みもしないとの噂が絶えなかったイシハラだが
実際には読むどころか選評すら書いていないのだった。
「選評を書かせるなんてのは単なる実験だからね。本当は・・・」
何故かカメラ目線で独り言を言うイシハラであった。

205 :魔王マーラ:2011/02/10(木) 00:00:50 P
じょっきん!
デミウルゴスの力で刃に禍々しいオーラを加えたイョーベールのハサミが、魔王マーラの胴体を断つ。
どうやら、マーラは全員の通過を待ち切れずに逝ってしまったようだ。

「ぐぬぅ……見事だ!
 この魔王マーラを昇天させるとは!
 ワシが魔王の地位にある事も、女にもてる事も、人気投票で上位である事も、
 このスゴロクのフィールド上では無意味だということか!」

倒れたマーラの後ろにはゴールが見える。
ゴールとは目標であり、そこへの到達。
ゴールに到達すれば、今までの苦難と喜びが押し寄せ、どんな者でも少なからず満足を感じるだろう。
真の男以外は!

「ええい!ゴールが見えたくらいで安堵を感じるな!
 真の男にはゴールして立ち止まる暇などない!
 なぜなら……男ってのは目標にゴールした瞬間、また新たなゴールが先に見えてしまうからだ!
 貴様らの甘えを断つため……いや、真の男にするためにワシから新たなプレゼントをやろう。
 そう、新たなるゴールを!」

魔王マーラの力でスゴロクのフィールドがさらに延長される。
ゴールは遥か先になってしまった。

「ぐふっ」

気のせいか、死に際の台詞が少しドラクエっぽい。
イョーベールの力が増した影響だろうか?
そしてマーラの体は、スゴロクのフィールドに沈んでいった。

206 :テイル ◇ 6nXELe5RK6:2011/02/10(木) 23:29:08 0
>200
さて、魔王マーラのテンプレには”女性を魅了”と書いてある。
一方、久しぶりにボクのテンプレを見ると、”無し、強いて言うなら種族全員幼女”とある。
これは生物学的には男は女の突然変異なので、性別が無い種族は強いて言うなら全員女なのだろうという判断によるものである。
GMも判断に迷うところなので、とりあえず棒読みで言っておいた。
「まおうマーラもえー」

>205
どうやら”真の男”とは”変態紳士”と似たような叙述トリックのようだった。別にどうでもいいけど。
>「ぐふっ」
「おおマーラよ、死んでしまうとは何事じゃ。
みんな気を抜くな、マーラが死んでも第二第三の萌え神が現れるかもしれない……!」
とにかくサイコロを振って進む。
「何々? >204か。イベントが書いてあるぞ」

>204のイベント
【所長イシハラの不祥事が三流週刊誌にスッパ抜かれた!
だってカメラ目線で言ったのだから仕方がない。
【イシハラ、読むどころか選評すら書いていない!】
騒然とする研究所の研究員たち。一気に所長に反対する勢力が膨れ上がる。
「ヴォクの投稿した萌え萌え小説を読みもしないとは許さん!」
「そうだ、読んでさえいればヴォクの作品は入賞確実のはずなのに! 萌えに対する冒涜だ!」
「KISEI反対! KISEI反対!」】

ふと延長されてしまったゴール地点に目をやると、竜の姿をした神がいた。
彼は萌え萌えな声で言った。
「早くここまでおいで! ボクのことはリュウちゃんって呼んでね!」
自分の事をリュウちゃんと呼ぶように求めるのはドラクエ2の竜王である。
「なんてこった、ドラクエと萌えが混然一体となって萌え竜神王が爆誕してしまった……!」

207 :◆t7kjAY7URg :2011/02/13(日) 16:59:19 0
>「早くここまでおいで! ボクのことはリュウちゃんって呼んでね!」

目が覚めて数秒かかってから、萌え萌えな声だと気がついた。
茶碗を転がるサイコロの音が部屋中で鳴り響き、室内のこもった空気は男の人の匂いで充満している。

>「なんてこった、ドラクエと萌えが混然一体となって萌え竜神王が爆誕してしまった……!」

白っぽく濁った意識の表層で男は聞くともなしに鼓膜に馴染んで心地よくすらあるその萌え声に耳を傾けていた。
何か夢を見ていたような気もするが、疲労感が残っているだけで内容は覚えていない。

「ここはどこだ……?」(ていうか、なんで俺こんなところで寝てんだ?)
考えているうちにかくんと首が折れてまた意識が遠のきかけたとき背後に人影が立つ気配がした。

208 :◆t7kjAY7URg :2011/02/13(日) 17:05:04 0
参加してもいいですか?
ルールがあったら教えてください。

209 :名無しになりきれ:2011/02/14(月) 00:56:17 0
男の背後に立った人影はかさかさと紙を広げるような音をさせると語りかけた。
「えっと、ルールは>>1のwikiにあるんだけど、ざっと引用すると

  ジャンル: 君と一緒に冒険するTRPG!
  コンセプト: 全年齢対象の明るく健全な冒険活劇……のはず!
  エロネタ、極度のグロテスク描写や残虐描写、並びにあまりに救いのない鬱展開は自重。
  それ以外なら何やってもよし!
  期間(目安): 1章あたり1〜2ヶ月の短編を無期限長期連作(延長あり)
  長期連作前提なので打ち切りの危機にある連載マンガのような駆け足展開はしないこと。
  舞台: よくあるRPG風ファンタジーをベースにしつつ何でもアリの異世界

  GM:(なし) NPCは誰が操作してもOK。
  決定リール・後手キャンセル:(あり)
  ○日ルール:(なし) レス順もなし。
  版権・越境:(あり) 異世界出身のキャラもあり。
  名無し参加:(あり) むしろ参加しる。NPC操作時の注意点は参加者と同じ。
  敵役参加:(あり)というか勢力固定はしていません。
  避難所の有無:(あり)専用掲示板を使用。

あと
・板のガイドラインに抵触しない事
・参加しようという意思がある事
くらいの事が言われてるけどある意味ルール以前の問題だよね。

因みに結構歴史が長いんで、世界観とかNPCとの因縁とかいろいろ埋まってまーす。
わからなかったらどんどん聞いちゃうといいと思うよ」

そこまで言うと人影――声からは少女のように思える――は、
軽い羽ばたきのような音を残して気配を消した。

210 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2011/02/14(月) 01:52:55 0
>>201
ダスクフレアになる事を指摘されているが
確かにその可能性は無くはないが限りなく低い
彼自身というより恒久戦士という存在が既にどの世界からも独立しており
望まれ派遣される事はあっても受け入れられることはないに等しい
どの世界に置いても部外者であり、ゆえに基本善や悪などの属性を持たず完全に何者かに染まる事はほとんどありえない
強制的に介入し、その事実すら捻じ曲げる情報操作能力があるのなら話は別だが

>>205で去勢されたマーラ様は消えた
「あんなものが呼ばれるとは思ってなかったがな」
とはいえビャクも男なので切られる光景はあまり良かったとは言えないが

>「ヴォクの投稿した萌え萌え小説を読みもしないとは許さん!」
「そうだ、読んでさえいればヴォクの作品は入賞確実のはずなのに! 萌えに対する冒涜だ!」
「KISEI反対! KISEI反対!」】

「阿呆がお前等の小説とは言えない物で入賞できたら全国のライトノベル作家を目指す者は全員売れっ子作家だ
真剣に志しているものに対して土下座をして謝れ」

これに関してはさすがに許せないと思ったのか珍しく切れた
やはり夢を守って居た者としての名残なのだろうか
それが無意識に出ていた

>「早くここまでおいで! ボクのことはリュウちゃんって呼んでね!」
>「なんてこった、ドラクエと萌えが混然一体となって萌え竜神王が爆誕してしまった……!」

リアル描写なら間違いなく子供なら泣いてしまうような竜王が気色の悪い萌え声を出していたので
思わず寒気と鳥肌が立つ
まだ赤ちゃんくらいに小さいならそれでいいがこれは…

「こんな物を萌えというのなら貴様等の目は腐ってるぞ…」

と眼をそらした矢先、>>207に視線が向けられる
どうやら突然現れたようだ

「誰だ…?そこで何をしている」

先ほど居なかったはずなのにあからさまに怪しい男に
警戒しながら問う


211 :◆t7kjAY7URg :2011/02/14(月) 15:50:23 O
>209
背後に人影が立つ気配がした。はっとして振り返ろうとした刹那、耳元で少女の囁き声。
男は姿勢をそのままに首だけをぎくしゃくと背後に振り向け少女らしき者の話を聞く。

−−しばらくして、男が少女の話をすべて聞き終えると、少女はタコ部屋の壁と天井に羽音を反響させ遠ざかっていった。
追い掛ければ追いつけたかもしれないがそういう思考回路が働かずに唖然として立ち尽くす男。
羽音が完全に聞こえなくなってからようやく頭の歯車がまわりだしたが、なんだか男は、理想の男に少しだけ近づけたような気持ちになって…

「ありがとう!」

開口一番、顔に喜色を浮かべ天を仰ぐ。蜂蜜色というのが近いくすんだ金髪が風に揺れる。

212 :◆t7kjAY7URg :2011/02/14(月) 15:52:56 O
>210
男はビャクの土下座して謝れという言葉に男らしく土下座する。

男は土下座には慣れている。お客様をお出迎えするときは何時も三つ指をついてお出迎えしている。少なからず男の勤務先はそういうシステムだった。

「おゆるしくださいませ。ご主人さま」
土下座をして顔を近づけたスゴロクフィールドの床からマーラの匂いがした。床に接吻をして顔を見上げるとビャクと視線がかさなる。

>「誰だ…?そこで何をしている」

「見ればお分かりでしょう?土下座をしております。俺は男になるために土下座をしております。俺には名前はございません。何故なら、真の男になるために……」




「捨てました!!」

無駄にためたあと男はカッと目を見開き叫び返した!

【お返事ありがとうございます。了解しました。何かあったら聞きます。変なところがあったら教えてくださいm(._.)m携帯から失礼しました】

213 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/02/14(月) 17:02:50 O
>>200
>「ぐわーはっはっは!よくぞ、この魔王マーラを呼び出したのう!」
なんと! まおう マーラ が 一体 あらわれた!
ちなみにマーラは”ご立派なお方”の異名を持つ大変ご立派なお方です。
いったい何が”ご立派”何でしょうか?
見ればわかると思いますが、とりあえず性格もご立派ですよ。 性格も。

さてこのマーラ様、見た目も問題ですが特技も問題です。
なぜならアズリアは今でこそイソギンチャクですが、中身は立派な女の子なので。
「ああ・・・。 なんて凛々しいお姿・・・」
このようにあっさり魅了されてしまいました。
あんなであんなであんななマーラ様を、ハート型のオーラを出して見つめる?イソギンチャク。
実にカオスです。
このままだとマーラ様への攻撃を、物理無敵のアズリアがかばったりして大変なことに・・・
>「我がハサミを喰らええい!」
あ。

>>201 >>203  >>205
>「ぐぬぅ……見事だ!
> この魔王マーラを昇天させるとは!
度重なるカット攻撃を受けてついにマーラ様は双六場に倒れました。
「いやぁぁぁぁぁぁ!? マーラ様! マーラ様しっかり!」
倒れたマーラ様の所に悲鳴を上げて駆け寄るアズリア。
この場面は映像カットしないと危ないかも知れません。
>「ええい!ゴールが見えたくらいで安堵を(以下略  ぐふっ」

まおう まーら は ちからつき いきたえた

おお まおう よ たおされてしまうとは なさけない

「わかりました・・・! マーラ様の最後のお言葉、私は忘れません!
 絶対にゴールしても立ち止まらな・・・! ・・・あれ?
 私、どうしてこんなに熱血してるんでしたっけ・・・?」
どうやらアズリアにかかっていたマーラの誘惑も消えたようですね。
めでたしめでたし。
『ところで”あれ”美味しい?』
しーっ! 面白そうだからもう少し放置しておきましょう。

214 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/02/14(月) 17:05:48 O
>>204 >>206 >>210
さて、マーラの襲撃にもめげずに進む勇者達の次のイベントは。
所長イシハラの不祥事すっぱ抜きでした。
怒る所員たちとそれに怒るビャク。
まあ確かに、”確実”に入選するとは限りませんから。
怒られても仕方がありません。

>「早くここまでおいで! ボクのことはリュウちゃんって呼んでね!」
>「なんてこった、ドラクエと萌えが混然一体となって萌え竜神王が爆誕してしまった……!」
>「こんな物を萌えというのなら貴様等の目は腐ってるぞ…」
「なんとなくリボンをつけた竜の姿が見えるような見えないような・・・
 感覚でしかわかりませんが、あまりかわいい生き物ではない気がします・・・」
触手をうごめかせてゴールの様子を伺うアズリアですが、近くには他にも人がいました。

>「ここはどこだ……?」(ていうか、なんで俺こんなところで寝てんだ?)
詳しくは>>1>>209に書かれていますので挨拶だけ。
私はPLの人で、一緒にいるのは空飛ぶイソギンチャク姿のアズリアです。
彼女と体を入れ替えた後、現在看板姿なのはフラポリー。
看板への書き込みは 『』 で表記中です。
今後ともよろしく。

>「誰だ…?そこで何をしている」
ビャクに返答する土下座の男いわく。
>「捨てました!!」
真の男になるために名を捨てて土下座していると、男は誇らしげに言い放ちます。

「え〜と・・・大丈夫ですか? どこか痛みませんか? 記憶喪失とかじゃありませんか?」
現れた謎の人物>>207を何気に失礼な言い方で気遣うアズリア。
さすが聖職者と褒めてあげたいところですが、他にも大事なことを忘れているので褒めは無しです。
忘れ物が何なのか、この世界を見ている皆さんにはお分かりですよね?
正解は。

>>202
「無視すんなゴラァ!」
さっきまで寂しく想像上の浜辺で砂に字を書いていた、”あれ”こと邪神デミウルゴスさんです。
一応ラスボス候補なのに勇者達が驚きもしなかったので、ついにデミウルゴスの怒りが有頂天になりました。
「あー! そーかそーか!
 せっかく呼ばれたから出てきてやったのに、俺はこのスレには要らない子ってわけか! わかったよ!
 ラスボスらしく2段階変身とかして戦ってやろうと思ってたけどもうやめだーっ!
 こんな世界は、今からこの俺がぶっ壊してやる!」

一方的にまくし立てた後、デミウルゴスが両手を振り上げるとBGMが【勇者の挑戦】に変わりました。
ラスボス戦らしい音楽です。
「よく来たな! カオスの勇者達よ!
 時天空と戦うために世界を作り変えるのを口実に、我が意のままに世界を変える作戦を良くぞ見破った!
 だが、お前達は大きな思い違いをしている!
 俺を倒すのに特別なアイテムかフラグが必要だと思っているようだが・・・別に無くても倒せる!
 そして俺が倒されたら、ソフィアも元通りになるようにしておいた!
 後は俺を倒せば世界が平和になるZE☆! ははははは!!!」

な ん と い う こ と で し ょ う 。
これではまるで打ち切り最終回のようではありませんか!
双六の次のマスに陣取ったデミウルゴスを回避するのは容易ではありません。
【このマスを通過する時は一度止まらなければならない効果】が絶賛発動中だからです。
自暴自棄になった邪神デミウルゴスは両手を高く掲げたまま仁王立ちしています。
いわゆるノーガード戦法です。
「さあこい勇者ども! 実は俺は一回刺されただけでしぬぞぉ!」

215 :テイル ◇ 6nXELe5RK6:2011/02/15(火) 00:44:15 0
>214
放置プレイをくらっていたデミウルゴスがキレた!
「ボクは超強化ガラスに閉じ込められてるせいで自分ではここから出られない! そいつを乗り越えてここまで来て!
一緒にKISEIと戦おう!」
リュウちゃんが萌え萌えなで言った。
世界樹にKISEIして、2chへの書き込み…もとい世界への干渉をKISEIするデミウルゴス許すまじ!
ボクは、正体は魔剣ウラグフェルドである銅の剣を構えた。
今は力を封じられているこのチート剣だが、このすごろくワールドなら力の一端を発揮するかもしれない!
いかにもソードマスターヤマトの打ち切り編な流れだが、そのまま直球でやるのは芸が無さすぎる。
そこで……ソードマスターヤマト誤植編だ!
「現れたなデミウルゴス……パンツだけは許さない! ボクの肉シミは消えないんだ!
お前はトマトか? ボクはポテトだ! ボクの新しい脇を見せてやる!」
剣の先から、超必殺技(笑)を放つ!
「まそっぷ!!」

メル「これは酷い誤植……もしや担当の語り手妖精に恋人が出来て浮かれたあまり……!?」
レオ「そんな訳はない、万が一そんな事が起こったら世界はお終いだ! だって担当は“妖精”だぞ!
魔法使いとかいう次元じゃない人間を超越した存在だぞ!」

「フハハハハ! 効かん、効かんぞー!」
余裕たっぷりで笑うデミウルゴス。
「フフ、デミウルゴス……、自分の頭上を見てもそう言えるかな?」
「何ィ!?」
デミウルゴスの頭上には3という文字が浮かび上がっていた。
「死の宣告……! お前の命はあと三秒!」


216 :テイル ◇ 6nXELe5RK6:2011/02/15(火) 01:45:10 0
(時間軸が前後しますが>215の前です)
>207  >212
謎の男が現れた!
「パーティー加入希望の方かな? 一緒に冒険しよう! ボクはテイル、この物語の語り手さ!
というかよくある導きの妖精ポジションだね! デミウルゴスは現時点のラスボス最有力候補だよ!今の章の目的は竜神ソフィアの復活だよ!」
なぜか男は土下座している。
「えぇええええええ!? そんなにかしこまらなくていいよ!」
>「見ればお分かりでしょう?土下座をしております。俺は男になるために土下座をしております。俺には名前はございません。何故なら、真の男になるために……」
>「捨てました!!」
「なんだってー!? じゃあ何て呼ぼう。とりあえず男さんでいいかな!?」

217 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/02/15(火) 10:12:23 0
>>205
「貴様のモノは確かにデカかったが……
 ワシの奥義「パイプカッター」の前では、どんなご立派なモノもイッパツなのだ!
 グワッハッハッハー!」
マーラ様は萎えてフニャフニャになって(※実際にはそれよりも無残です)倒れたようだった。
が、今度はイョーベールの口調や言い回しがマーラ様になっている。
何だかんだ言って認める部分は多々あったのか、要らんところで魂を受け継いでいるらしい。
ところでイョーベールが危ない。スレのローカルルール的な意味で。

>>206
「おお、竜神がついに生まれたか!
 しかもワシが望む世界に相応しい姿でだ!
 今日はなんとも幸先が良いぞ!
 こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて!
 もう何も怖くない!」
イョーベールは竜神の誕生を素直に喜んでいる。
ちなみに萌え萌えの声とは、ちゃんとCDシアター版ドラゴンクエストで竜王を演じた、加藤精三さんの声である。
巨人の星の星一徹、ウルトラマンのメフィラス星人、トランスフォーマーのメガトロン等を演じたことで知られるベテラン声優さんだ。
中でもメガトロン様はトランスフォーマー屈指の萌えキャラである。
もちろん台詞は>>206のままだが、大丈夫だ。問題無い。

>>211-212
「名前が無いのか!
 だが、名前は無くともまずは自己紹介からだ!
 さあ、名前を言ってごらん!」
イョーベールは、男に向けて自己紹介の紙を発射した。
男になるために名前を捨てた者に対して、名前を言ってごらんと要求するとは、なんと残忍な!
流石は悪役に転向したイョーベールである。

名前:
職業:
種族:
性別:
年齢:
身長/体重:
容姿特徴:
性格特徴:
技能/魔法:
装備:
所持品:
キャラ解説:

218 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/02/15(火) 10:39:10 0
>>215-216
「デミウルゴスよ!あれこそが聖剣ヴラグフェルドだ!」
デミウルゴスが聖剣で一通りどつきまわされた後に、イョーベールが後ろから言った。

誰が知ってるのかわからない元ネタにおいて、ヴラグフェルドは魔王を倒す勇者を選ぶ聖剣だ。
その剣は選ばれし勇者に相応しい姿へと姿を変える。
また、使い手が拒否しようとも洗脳し、無性に勇者になりたくなる力がある。
しかし、それ以外は、実は単に攻撃力が高いだけの武器である。
「別になくてもわれわれは倒せる!」
そうなのだ。
ヴラグフェルドの元ネタの勇者候補はノーヒントだと見つけられない奴ばかりで、
先代勇者や騎士団長はともかく、その辺の町娘だとか売店員だとか、果ては魔王本人だったりもした。
これらの見つけにくい勇者候補がプレイ毎に変わるため、勇者が見つからないまま魔王と戦うことが大半である。

「えっ、ちょ、おま」
邪魔すんなと言いたげなデミウルゴス。
いや、むしろ、頭の上のカウントを何とかしろと言いたかったのかも知れない。
「ところでデミウルゴスよ!
 別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」
イョーベールから、ダスクフレアのプロミネンスよりもおぞましい「死のオーラ」が漂っている。
もちろん死亡フラグ的な意味であり、彼に対して有益なものでは断じてない。
しかし、テイルとデミウルゴスの言動や、いきなり立ったイョーベールの死亡フラグ的に考えて、
KISEIと並ぶ世界の脅威「ウチ・キリ」の魔の手が伸びていると考えられる。

ウチ・キリとは、アステカ神話における神であり、ケツァルコアトルの取る一形態とも言い伝えられている。
その名は古代ナワトル語で「物語の果て」を意味し、実際にその名の通り、終焉をもたらす性質を持っている。
アステカの神話においては、現在の世界の前には4つの時代があったとされるが、
それぞれの時代に終焉が訪れた背景には、必ずこのウチ・キリ神の存在があるという。
最近では、某ヘヴィなファンタジーの世界が、ウチ・キリの見えざる手によって葬り去られた件が記憶に新しい。
また、先ほど「うみみゃあ」などという奇声が聞こえたのも、ウチ・キリ=ケツァルコアトル神の一面とされるエヘカトルの鳴き声である。
つまり!ウチ・キリの見えざる手は、確かに近付いているのだ!

「グアアアアアアア」
あれこれ言っている間にデミウルゴスの頭の上のカウントが0になってしまったので、彼は死んでしまった。
本来なら強大なラスボスであったはずのキャラクターが、こうもあっさり死ぬ。
これも恐るべきウチ・キリの見えざる手の仕業である。
まあ、あまりにもストーリー的にマズかったら復活するかも知れないが。
「デミウルゴスウゥゥゥ!おのれカオスの勇者め!
 まあそんなことより、カオスの勇者達よ!
 そんなご立派なモノ(※聖剣ヴラグフェルドのことです)を持っているなら、連続で二回戦あろうとかまわんだろう!
 まだまだ元気なようだが、ワシの激しい攻めで一発で昇天させてやるわー!」
なお、彼は自信満々だが、デミウルゴスが(一時的かも知れないが)死んだので、ダスクフレア特有のオーラ「プロミネンス」が、急激に弱まっている。
「とりあえずギガブレイクを食らえ!」
イョーベールは雷をまとったハサミを振り上げ、勇者達を薙ぎ払おうとした。

219 :◆t7kjAY7URg :2011/02/17(木) 17:14:18 0
>214
>「え〜と・・・大丈夫ですか? どこか痛みませんか? 記憶喪失とかじゃありませんか?」
「ご心配めされるな。どこも痛みませぬゆえ。俺は生来の健康優良児。記憶喪失以外に問題はありませぬ」
男は元気のあかしとして、土下座の姿勢から美しい三点倒立をしてみせました。
>216
>「えぇええええええ!? そんなにかしこまらなくていいよ!」
「それもそうですね」
男は三点倒立の姿勢から寝そべると、チーザをつまみに梅酒を飲み始めます。
>「なんだってー!? じゃあ何て呼ぼう。とりあえず男さんでいいかな!?」
「はい。真の男になれる日が訪れるまで、俺のことは男と呼んでください」
>217
>「名前が無いのか!
 だが、名前は無くともまずは自己紹介からだ!
 さあ、名前を言ってごらん!」

「ちょ…!きさまは残忍なおとこなのだな!!紙だけでペンらしきものもよこさないとは!
だが俺は受け止めよう!ふりかかる試練はぜんぶ受け止めてみせよう!だってそれが男ってものだもの!」
男は飛んできた紙を受け取ると親指を噛んで血を滲ませ血で紙に文字を書きました。

>「とりあえずギガブレイクを食らえ!」
「あ!あぶなーい!!」
男は勇者たちを守るために盾となりました。手に大切に持っていた紙がひらひらと下に落ちました。
紙にはこう書いてあります。

名前:男
職業:いちごのヘタ切り
種族:人間
性別:男
年齢:19
身長/体重:177/56
容姿特徴:蜂蜜色の金髪(おかっぱ)碧い瞳。
白色系の綺麗な顔立ち(ハ○ルの動く城のハウ○似)
性格特徴:おっちょこちょい
技能/魔法:母性本能をくすぐる男泣き
装備:くたくたのシャツ。赤のジャージズボン
所持品:虫キャンディー塩味(体温で溶けてねっちょねちょ)
キャラ解説:男のなかの男、超男になるために生きてる
記憶を失い過去を捨てたぽんこつ

ギガブレイクを喰らって倒れた男は力を振り絞って床に血文字を書いています。

“おレだケデハしトメキれなイ、だレカてをカしテほシイ”
(それはどこかのスレで誰かが書いた血文字のコピーでした)

220 :名無しになりきれ:2011/02/18(金) 00:22:44 O
男の血文字に反応したのか、魔界より阿修羅が応えてくれた。
男には新たに四本の強靭な腕が生えてきた。
これで阿修羅バスターもできるようになったぞ。

221 :名無しになりきれ:2011/02/19(土) 21:38:06.28 0
今は瓦礫と化した研究所地上部を世間と隔てる広大な山野の一角に、
テントを張ってキャンプ用のコーヒーメーカーを囲む人影があった。
「異世界間の壁が薄くなってますね、一層」
崩壊した研究所から持ち出したいろいろを組み上げた謎装置に視線を向けたまま
そう言ったのは研究員のヨウ>172。
空になった自分のカップに3杯目のコーヒーを注いでいるのがヨウの上司のハカナ、
そしてもう一人、ミルクと砂糖をたっぷり入れたカップを抱えた、
紫色の翼と長い髪を持つ、直線断ちの簡素過ぎるワンピース――手術用患者衣――の少女。

「その節は愚兄がお世話になりました」
愚兄、と口にした瞬間、少女の左手――正確には、その手に着けられた
ゴツい手甲に刻まれた眼の形の禍々しい意匠――が青白い燐光を忙しく点滅させる。
それに気付いたヨウが目を輝かせた。
「あっ、ちょっと待ってて下さいね。今いいもの作りますから!」

しばらく電子部品や裁縫道具をかき回していたヨウは、やがて少女の手を取ると、
その手甲にピンポン球ほどの大きさの黒い毛玉人形を取り付けた。

『あーあーあーあー・・・コールゴッドの仕様を根本から無視かよ、ったく・・・』
某ス○ワタリそっくりの無表情な毛玉人形から合成音声が流れる。
ヨウが、接続成功、と小さく手を叩き、
「どう見ても愚兄インペたんです本当にありがとうございました・・・後でスイッチの切り方教えて下さいね?」
少女は一瞬眼を丸くして、それから笑い出した。

「因みに愚兄はあんな事言ってるけど」
少女が毛玉人形のぶら下がった左手を目の前にかざし、ヨウ達に説明する。
「この手はぼくが実験体にされる前夜に愚兄に預け、それからずっと愚兄の身体だった」
具体的な描写はライトファンタジーに抵触するのでお察し下さい。
「コールゴッド・・・身体と魂の破滅と引き換えに願いを叶える魔法・・・
その発動直前に、愚兄はこの手をぼくに返してくれた」
具体的(ry
「ぼく本体の魂は実験によって破壊されたけど、
愚兄が手を持っててくれたからぼくは今こうしていられる。
そして愚兄本体の魂もコールゴッドによって破壊されたけど、
この手がぼくに残されたからこうしてNPC漫才ができる」
『ちょ!兄さんはアナタをPCに育てた覚えはありませんよ?』

「・・・ま、まあいいや。
そうそう、地下でテイル達と一緒だったんだけど、
そこに突然知らない男の人が降って湧いたの。
やっぱり異世界間の壁ってやつの影響なのかしら」
『ていうかまずアナタがここに居る事自体問題だと気付きなさーい!』
「だってそれは愚兄が“人の心を殺した”キャラになった反動で
関わったあちこちに無意識のうちにある種の“情”を残して歩いたせいで
精霊となったぼくはその痕跡を伝って移動できたり痕跡に引き寄せられたりする仕様だから」
『ナチュラルに後付け設定を語るなーっ』

222 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2011/02/19(土) 23:26:37.95 0
>>210
>「見ればお分かりでしょう?土下座をしております。俺は男になるために土下座をしております。俺には名前はございません。何故なら、真の男になるために……」
「捨てました!!」

先ほどの言葉を真に受けて本当に土下座をしているようだが
関係が無いと思われる者に実際やられてもこちらとしても正直困っていた

「名前がない?じゃあ名無しの権兵衛とでも呼ぶ事になるかそれで良いか?」
【とりあえず、一応はよろしく私も若輩者ゆえそう言う事は他の聞いたほうがいいと思いますよ】

>>217
>「おお、竜神がついに生まれたか!
 しかもワシが望む世界に相応しい姿でだ!
 今日はなんとも幸先が良いぞ!
 こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて!
 もう何も怖くない!」

「あれは救いようがないな…」
この様子を見ていたとある老人の研究員が
「これはねえ、やっぱり狂ってますよ。この蟹は。顔見てご覧なさい。目はつり上がってるしね。顔がぼうっと浮いているでしょ。
これ気○いの顔ですわ」
と言ったそうだ

>>214-215辺りでデミウルゴスが秘密を告白、死の宣告を受け
もうじきくたばりそうな雰囲気なのはデミウルゴスだけではなく
>>218

>「ところでデミウルゴスよ!
 別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」

死亡フラグという名の補正建てたイョーベール
というより全国の弓兵ファンが何が何でも自分たちが何もしなくても殺しに来るのではないかと
ビャクは予想していた

「ケツァルコアトル…?いやあれとは別の力か…」
彼の知っている世界守護者委員会において戦士に等級がある
もっともこれが過去の姓との決別のために当人を象徴する力を名付ける場合も多い
ビャクは名前の通りミキストリ以上は…これは実戦に送り込まれる上で常時ではないが完全に意識を持ち行動できる質で認められている存在である
最下位はベルセルクと呼ばれ、完全に意識が失われている状態で意思が統一された数で押す存在である
ケツァルコアトル以上は司令官クラスに値する階級であり、強大な力を持っていることが明白の存在
わざわざ姿を見せる必要がないほどの強さを持つ者が与えられる名である
彼等にあのような死の面影を近づける能力を持った能力者がケツァルコアトル級にいると
ビャクに一瞬そう思わせるほど恐ろしい存在なのである
>「とりあえずギガブレイクを食らえ!」
「あ!あぶなーい!!」

こちらを庇い自ら犠牲になったそして血文字を残したのを見る
「見知らぬ俺達を助けるからそんな事になる…だが」
左手に剣を出現させた上で、男に手を伸ばし掴む動作をすると
すぐに男を背負う

「俺は手の届く範囲は救うと決めた…貴様に協力してやる」

しかし背負ったままの攻撃手段はある程度限られる
それを覚悟した上で男を背負い戦う意志は微塵も失せていない
ビャクの周囲に大量の黒い十字の剣が出現する
「突破口は開く、受け取れ!!」
黒い十字の剣先がイョーベールに向き一斉射撃の如く大量の剣が襲い掛かる
そして接触と同時に爆発するのであった

223 :名無しになりきれ:2011/02/19(土) 23:53:13.66 0
「と突然現れた言い訳も済んだんで、地下に戻ります。
コーヒーごちそうさまでしたー」

少女はふわりと翼を広げ、軽い羽ばたきの音を残すと姿を消した。

「・・・ヨウちゃん?」
それまで黙っていたハカナが厳しい視線を向ける。
「はいっ?あ、どさくさに紛れてカメラとデータロガーと転送器付けたのバレてました?」
「・・・・・・」
「すいません後グラビティブラストニードルとディストーションフィールドランチャーも載せました」
「相変わらずのセンスね・・・まあいいわ。データは私にも転送するように」

224 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/02/21(月) 11:29:39.44 O
>>215-219
>「死の宣告……! お前の命はあと三秒!」
>「グアアアアアアア」
たった3秒で夜も寝られず。
 …ではなくて、3秒では何もできずに デミウルゴスは ちからつき いきたえた。

ラスボスがこのようにあっさり死んでしまうのは、【宇馳錐】現象だと思われます。
【宇馳錐】(ウー・チキリ)は古代中国の作家で、彼の作品は基本的に犯行声明でした。
未来改変者であった宇馳錐は、自身の犯行を先に本にして出版。
その後未来を自分の書いた本と同じように改変するという自演乙を繰り返します。
巨大な帝国や世界が1日で滅んだりするのは大抵 宇馳錐 の犯行であり。
以後唐突に物事が終了することは【宇馳錐】と呼ばれるようになりました。
この 宇馳錐 が変化して 打ち切り となったのを知るものは、今では少数の人だけです。
この事は【言葉の起源〜嘘八百大全〜】なる本に詳細が書かれています。
さらに詳しく知りたい方はこちらの本を是非お読みください。
以上解説終わり。

さてさて、デミウルゴスが死んで世界は平和になるはずでしたが、そうもいきませんでした。
なぜならデミウルゴスはイョーベールについては何も言わなかったからです。
いくらソフィアが元通りになってもこれではいけませんね。
>「とりあえずギガブレイクを食らえ!」
>「あ!あぶなーい!!」
イョーベール は ギガブレイク を はなった!
男 は なかまを かばった!
男 は たおれた!

「男さーん!?」
倒れた男の側にアズリアは飛びよります。
そこにはテンプレと血文字がありました。
>“おレだケデハしトメキれなイ、だレカてをカしテほシイ”
「…わかりました…! あなたの犠牲は、無駄にはしません!」
血文字を触手で触読したアズリアは、男の心意気をしっかり感じ取って叫びます。
男はまだ死んでないですよ。
死ぬどころが腕が増えて(敵が)多い日も安心ですよ。>>220

>>222
>「突破口は開く、受け取れ!!」
「アズリア行きます!」
爆発する十字剣の後から突っ込んでいったアズリアは、ガブリとイョーベールにかみつきました。
甲殻の部分にではありません。
カニアーマーの顔周辺、本体のスライムが露出している部分にガブリとかみついたのです。

「ほにゃにゃにゃ! ほにゃ! ほにゃにゃにゃにゃにゃにゃ!」
(訳:テイルさん! 今です! ヴラグフェルドで攻撃を!)
噛みついてグルグル回転しながら、アズリアは攻撃要請を出しました。
無くても倒せる剣ならあったらもっと倒しやすいだろうと考えたのですね。
わかります。

さて、ここで視点を転じて>>221 >>223の現場をご覧いただきましょう。
研究者たちがのんびりしているキャンプ地を、突然大きな揺れが襲います。
これは時空震といいまして、時天空が世界樹でSUMOUの稽古をすると発生する衝撃です。
世界樹は世界の土台であり、そこへの衝撃は世界すべてを揺るがします。
力の弱い世界のいくつかは今の衝撃で滅びてしまったかもしれませんね。

そうしているうちにまた大きな時空震が発生しました。
迷惑な事に稽古熱心な時天空を放置していると、やがて世界すべてが滅びてしまうでしょう。

225 :名無しになりきれ:2011/02/21(月) 15:36:58.06 O
しかし、時天空は八百長疑惑がかけられています。
大きな時天空のもとに警察がやって来て、事情聴取のための任意同行をお願いしました。
これには時天空も相撲取りとして、相撲界の名誉を守るために、小さくなって警察に同行してしまいます。

226 :レヴィア=メルビレイ ◆666/MyrH6U :2011/02/22(火) 00:19:12.37 0
名前:レヴィア=メルビレイ
職業:学生
種族:人間
性別:女
年齢:17歳
身長/体重:やや高め/やや軽め
容姿特徴:銀に近いブロンドの髪にダークブルーの瞳、妙に白い肌の、出来の良い人形みたいな美少女。
性格特徴:軽薄で嫉妬深い
技能/魔法:不思議な力
装備:青黒い9房の鞭、聖ソフィア学園の制服
所持品:携帯電話
キャラ解説:市内のミッションスクールに通う生徒。貿易商の娘で幼少から不思議な力を発揮する

「くすくす、あんなとこでボッチになるなんて……お姉ちゃんったら、ほぉーっんと可哀そっ。
 今頃、机の下に潜って泣きながらハムでも齧ってるのかしら〜ぁ」

広々とした公園のベンチで一人ポツンと座る少女、レヴィア=メルビレイが呟く。
柔らかな風に揺れる銀の髪に深い青の瞳、顔の造形からしてアジア系の人種では無い。
着ているのは市内のミッションスクール、聖ソフィア学園の制服。
一目見た感じでは、外国からの留学生といった印象を受けるだろう。

彼女が見入る携帯電話のディスプレイには、地震に揺れる異国風の廃墟で狼狽している修道女が映っていた。
おそらくは画面内に映っている修道女が姉なのだろう。
しかし、レヴィアの小馬鹿にしたような笑みからは、姉と呼ぶ肉親に対する情愛は一片も感じられない。
修道女を映すディスプレイの画像も、すぐに興味を失ったようだ。
細い指を器用に動かして、無造作に携帯電話を閉じようとした。
その時、耳鳴りと共に空間が振動する。
常人であれば風と勘違いするほどの微かな震え。

「あーらーらー……どうやら招きもしない異物がこっちの世界に混じっちゃったみたいね。
 こういうの困るのよねぇ。異界の法則に混じられたらどんな不都合が起こるか分かんないし。
 う〜ん、これはちょっとお掃除しないといけない?」

スッとベンチを立ったレヴィアは遊歩道を歩きながら携帯電話を開き、
軽薄さを感じさせる甲高い声で誰かに通話を始めた。

「あっ、パパ〜? わ、た、し☆
 いきなりだけど、もうすぐ市内の株が暴落するかも。
 混乱は市外に広げさせないけど、中では何が起こるか分からないわぁ。
 損する前に、ちゃ〜ぁんと手を打っておいてね〜っ☆」

通話を終えたレヴィアは公園内の池へ近づくと、目を細めて水面を見つめ、ぶつぶつと低く呟く。
そのうちに水面が漣に揺れる。
風で揺れたのでは無い……黒い影が水中に幾つも幾つも現れ始めたのだ。
魚と呼ぶには歪過ぎる形状をした奇怪な生物たちの影が。
公園内には少なくない人物が散策に興じてるのだが、その異常に気付く者は誰もいない。

「今、市内の水脈を通じて呼べるのはこれだけみたいね。
 日本の固有種ばっかりと思ったけど、外来種もこんなにいるなんて。
 まぁいいわ、あんた達は水脈や下水道を使って私に付いて来なさい。
 街が霧に包まれたら、地上に出てきても良いわ」

硬質の声で命令を投げかけると、池に蠢めく無数の影たちは水底へと消えて行く。
それを見届けると、レヴィアは異国の言葉で呪文を唱えた。
たちまち水面は泡立ち、池から濛々と吹き上がった水煙が霧となって辺りを漂い始める。
霧は公園の池と水脈を同じくする全ての水場でも同時的に発生していた。
このまま30分もすれば、市内全域は白霧に覆われることになるだろう。
次第に視界を悪くしてゆく公園内から出たレヴィアは、軽やかな足取りで歩き出した。

【>>ALL Player ちょっとだけ、よろしく☆】

227 :レヴィア=メルビレイ ◆666/MyrH6U :2011/02/23(水) 00:24:24.28 0
レヴィアは駐輪場に置いておいたオートバイに跨ると、エンジンスイッチにキーを差し込み駆動させる。
動かすのはヤマハ・LF-400サーペント。
ダークブルーのカラーリングで排気量399ccの普通自動二輪車。
女主人を背に乗せて公道へと出たバイクは、時速40キロでアスファルトの上を走り始めた。
目的地は、市の中心区域から外れた未整備区画の多い山林地帯。
彼女の超感覚は、先程からその辺りに、この世ならざる力の発生を強く感じさせるのだ

「そろそろ良いかしらぁ」

霧が街を覆い始めた頃合いを見て、レヴィアはアクセルグリップを勢い良く捻った。
途端にエンジンが猛然と唸りを上げ、加速したバイクが霧を割り砕いて疾走する。
速度計が示すのは162キロ。LF-400サーペントの出せる限界速度。
10m先の視界も効かない市街地の道路で、標識による制限速度を122キロもオーバーする暴走
常軌を逸しているとしか思えないが、まるで濃霧の中でも目が効くかのようにレヴィアの運転は迷いが無い。
霧での事故を警戒して減速走行する車の間を稲妻のように蛇行してゆく。
それは、さながら大地を這う一匹の毒蛇。

次第に建物の姿が疎らになってゆく中、走行中のレヴィアは数q先の山上に鉄塔を“視”た。
濃霧をも見通す超視眼で。
鉄塔からは街と離れた方角に高圧線が伸びている。
あの先に大電力を必要とする施設があるのは間違いなかった。

傾斜のきつい峠の車線減速しながら登り、頂上近く。
濃霧に混じる粉塵を視て、レヴィアはバイクをさらに減速させる。
視線の先には瓦解した大統合全一学研究所。

「すでに崩れてる……いえ、地下ね」

レヴィアは崩れ落ちた建物の下から感じる、強い神的エネルギーに眉根を顰めた。
地下の空間は何らかの原因によって、内部の法則が著しく狂っていた。
これを放っておけば外へと広がり、現世の法則に干渉して飲み込むのは必定。
自らとその眷属の暗躍を望むレヴィアにとっては望ましくない展開と言えた。
レヴィアは中を処理する事を決めると、地下に近じる穴から、ふわりと飛び降りた。

「……これは何?」

地下では蟹に、名状しがたい生き物、妖精、腕を複数持つ男、多くの人間。
彼らが揃ってサイコロを振りながら盤面を進むという理解し難い光景が繰り広げられていた。
理解し難いことを理解するため、レヴィアは当然の如く質問をした。

【>>ALL スゴロク場の面々を見て詰問】

228 :テイル ◇ 6nXELe5RK6:2011/02/23(水) 02:08:01.71 0
>218-219
>「とりあえずギガブレイクを食らえ!」
>「あ!あぶなーい!!」
なんと、男さんが身を呈してボク達をかばった!
彼こそボクが探していた世界を救う勇者かもしれない!
ボロボロな服を着ているからアレだけどよく見ると顔はかなりの美形だ。
装備を整えれば十二分に正統派勇者ができるビジュアルだ!

>“おレだケデハしトメキれなイ、だレカてをカしテほシイ”
「俺だけでは止めきれない、誰か手を貸してほしい……?
どうしたの? 何があったの!?」

>220
「うそおおおおお!? いきなりパワーアップイベント!?」

>222 >224
>「突破口は開く、受け取れ!!」

>「ほにゃにゃにゃ! ほにゃ! ほにゃにゃにゃにゃにゃにゃ!」
「もうちょっとだけ続くんじゃよ!」
アズリアさんの意図を汲んだボクは、そう言いながら、剣の先からか○はめ派を放った!
これでしばらくの間はウチ・キリの魔の手から逃れる事が出来るだろう。

>227
>「……これは何?」
ただでさえダスクフレアが弱まっていたところにこの言葉である。
「……はっ、ボク達はなぜすごろくをやっているんだ!?」
すごろくパート終了なるか!?

229 :レヴィア=メルビレイ ◆666/MyrH6U :2011/02/23(水) 13:38:27.31 0
熾烈な戦いの影響で、遊戯場の盤が破砕されてゆく。
法則を変化させる魔力、プロミネンスの影響力低下がスゴロクのフィールドを脆くしているのだ。
そしてフィールドのゴールに目を向けると、笑みを浮かべていた彼女の口元が軽い驚きに引き攣る。
鎮座する萌え竜王が放つ異様な気配を感じて。

「竜……いえ、神?」

遥かな昔に、この世界に置かれたソフィアの分身。
それに萌え神様が憑依したのが萌え竜王であった。
萌え神様は人の信仰心が生み出した“偽神”。
今は邪気に当てられて気絶しているリバ・ス・エンジニ学派が生み出した存在である。
偽神は、生み出したものたちにとって都合の良い託宣だけを下して力を振るう。
レヴィアは萌え神様の正体までは看破できなったものの、その神的エネルギーは感じ取った。
そしておそらくは“これ”が元凶であろうと推測する。

その推測を裏付けられる相手を探し、対象の絞りを始めた。
最初に目を向けたのは、人とは異なるヒューマノイドたち。
ケルト起源らしき妖精族に、阿修羅を想起させる多腕の男。
テイルに男、彼らに対してはただ冷たい目を向けるのみ。

「(日本に妖精……?もう一人はアスラ神族?気ままに動く妖精なんかに期待はできないわねぇ)」

ただ一瞥を加えただけで他に視線を移す。
今度はフィールド上で激突している、異形のイョーベールとアズリアへ。
こちらは明らかに現世に存在してはならないもの。
レヴィアはまず最優先で彼らを隠蔽すべきと判断した。
すでに交通がマヒした以上、何をしても周辺に目撃者は出ない。
どつき合う彼らに冷笑しながら、聞こえるか聞こえないかの声で吐き捨てる。

「くすくす、仲が良さそうねぇ。とおぉっても楽しそうだわぁ。
 でもね……この世界に貴方たちみたいな異物はいちゃいけないの。
 異界の魔物は、元の異界にお帰りなさいな。
 何なら、お姉さんがお手伝いしてあげても良いわよぅ?」

そしてビャクにフラポリー。
この世界においては多少扮装じみた格好をしているものの、外見的には人類と言っても良いだろう。
レヴィアは、彼らが一番交渉の通じるグループであると踏んだ。
仮に化生のものであっても、姿を偽る程度の思慮はあるはずだと推測して。

「ねぇねっ、貴方たちはどこから来たの?
 随分珍しい格好をしているみたいだけれど……。
 ここで何をしているのかお姉さんに詳しく教えてくれなぁい?」

つかつかと歩み寄ったレヴィアは、媚の混じった声でビャクとフラポリーを交互に見つめがら語りかけた。
暴力に訴えるのは最後でも良いのだから。

「わたしぃ?もちろんこの世界の住人よ……うふふっ。
 名前も名乗った方が良いかしらぁ?
 レヴィア=メルビレイよ、よろしくねっ☆」

【>>ビャク、フラポリー 近づいてご挨拶】

230 :◆t7kjAY7URg :2011/02/24(木) 14:03:57.05 0
>220>228
>「俺だけでは止めきれない、誰か手を貸してほしい……?
どうしたの? 何があったの!?」
「ぎゃあああああ!!これをみてよ!手が生えてるじゃないか!!
たしかにボクは手をかして欲しいって言ったけどこれじゃ蜘蛛男だよ!
ボクは菅原文太じゃないんだから!!もう!心を何に例えたらいいんだよ!?
いのちを大切にしない人なんてだいきらいだー!!」
>221
異世界間の壁の影響で半狂乱の男の顔にメガネがかけられた!すちゃ。
「わーい。めがねめがねー」男は泣き止んだ。
>222
>「名前がない?じゃあ名無しの権兵衛とでも呼ぶ事になるかそれで良いか?」
「へー。それじゃあ「男」と「権兵衛」の二つ名ってやつじゃないか!えへへ。かっこいいね」
>「俺は手の届く範囲は救うと決めた…貴様に協力してやる」
「…え!そう?ありがとう。君の男度って高いね。すてきだね」
男の頭の中は今、あらゆる感情が嵐のように渦巻いている。
瞳は振り子のように落ち着きなく左右に揺れている。
ビャクと目を合わせていられない。体温が上昇してゆくのを実感している。
>224
>「…わかりました…! あなたの犠牲は、無駄にはしません!」
>「アズリア行きます!」
>「ほにゃにゃにゃ! ほにゃ! ほにゃにゃにゃにゃにゃにゃ!」
「PLの人ーーーー!!」
男はキャラが知らないはずのコテ名を叫んで両肩を震わせた。
ちなみに今の男には肩が六つある。涙が頬を伝った。男の涙でビャクの背中が濡れた。
男が濡れた瞳で見た世界。
それは鬼子母神と化したアズリアがイョーベールの剥き出しのスライムに噛み付くという幻視。
男は超感動した!!
「たーーかーーはーーなーーだーーッ!!」
テイルが放ったかめは○波に続けて男は奥義「鷹派灘」を放つ。
技名というか人名みたいだけどこの言葉には意味はなかった。
じつは叫ぶと同時に異世界から飛んできた不思議メガネをイョーベールにこっそり投げつけていたのだ!
六本の腕を巧みに使い投擲したために、時速100キロ×腕6本で合計時速600キロのメガネが
イョーベールの顔面に装着されようとしている。
>229
男はビャクの背中越しにレヴィア=メルビレイをのぞきみる。
>「わたしぃ?もちろんこの世界の住人よ……うふふっ。
 名前も名乗った方が良いかしらぁ?
 レヴィア=メルビレイよ、よろしくねっ☆」
「高い位置から失礼するよ。ボクは男。男のなかの男。超男になるために生きてるんだ。よろしくね」
男はビャクの背中からおりると握手を求め三本の手を差しのばす。
「ぎゃああ!」男は自分の腕と連動して差し出された己の多腕にあらためて驚愕したが
持ち前の男気で焦燥を心の奥に封じ込むと少女にむかって微笑んだ。

231 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/02/25(金) 00:10:14.75 0
>>219
「自己紹介ご苦労だったな!
 なるほど「おとこ」という名前なのか!
 うむうむ、ちゃんと仮名4文字以内に収まっているな!
 よろしい、お前を素晴らしいドラゴンクエストの世界に迎え入れようではないか!
 ……ん?」
ドラゴンクエストシリーズといえば、名前は平仮名と片仮名で4文字までと相場が決まっている。
最近の作品では5文字、イョーベールの初出作品に至っては8文字まで入力可能なのは秘密だ。
が、彼はギガブレイクを喰らって血塗れになって倒れていた。
「来て早々に、死んでしまうとはなにごとだ!」
死んではいないのだが、この巨大蟹には脈を計ったり、心拍音を聞いたりして生死を確認するような、器用な真似はできない。
そのため、倒れて動かない=死んだと判断したのだろう。

>>222
これは効果的な一撃だ!相手がイョーベールでなければ。
と言うのも、黒鍵は「接触した瞬間に爆発した」ために、イオ系(爆発の呪文)扱いになったのがマズかった。
前述のとおり、スラキャンサーはドルマ系(=闇属性)以外のほぼ全ての魔法攻撃を反射する性質がある。
このため、全くダメージにならないどころか、威力はそのままビャクに跳ね返ってきたのである。
あれだけ死亡フラグを立てたくせに死ぬ気配が無いが、攻撃手段の選択ミスでダメージが通らないのはどうしようもない。

>>224
だがそのとき、事態が一転する出来事が起こった。
「何をする!」
そう、カニアーマーに覆われていない部分にアズリアが侵入したのだ。
無敵の防御能力を誇るイョーベールのカニアーマーも、中のスライムはぷにぷにである。
これこそまさに、データ的な処理が一切無い、なな板TRPGならではの解決法だった。
「ええい、はなれろー!」
ハサミを殻の隙間から突っ込んで、アズリアをつまんで引っ張り出そうとする。
が、ここで小回りが全く利かない巨体の欠点が浮き彫りになり、なかなかアズリアを上手く掴めずにいた。
イョーベールはまごまごしている。

>>226-227>>229
そんな彼に追い討ちをかけるかのように、すごろく場を踏み砕いて来襲する人物がいた。
「ぬぬっ、これはどういうことだ!
 我がプロミネンスで作り上げたエクストリーム・すごろく場が破壊されてゆく!
 おのれ、“ヤツ”か!“ヤツ”の仕業か!」
伏線のような何かをばら撒きつつ、目に見えてうろたえ始めた。
すごろく場が消滅したのはその直後のことで、あとはドラクエっぽい要素と言えば、萌え竜王くらいである。
「我がプロミネンスが弱まっているのか!」
実のところ、プロミネンスが弱まっているということは、自らの望む新世界への固執が弱まっているとも解釈できたりする。
単にデミウルゴスが死んだから弱まったと書いたが、そういう解釈もアリかも知れない。
それはそうと、スライムの顔がアズリアにかじられて、若干小さくなっているように見えた。

232 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/02/25(金) 00:40:41.37 0
>>228
か○はめ波の光の濁流が、イョーベールを包み込む!
が、先述のとおり、闇属性以外の魔法っぽいものを反射する都合上、か○はめ波も黒鍵と同様に反射された。
「おっと、私にか○はめ波は通じんぞー!
 だが、、中の人はそうでもあるまい!」
現在、アズリアが中身のスライムとぷにぷに格闘している。
巻き添えを喰ったら大変だが、身体が空飛ぶポリプ状生物なので、案外大きなダメージにはならないかも知れない。
ちなみに、中身のスライムはそのまま噛みつき攻撃を続けていた場合、順調に減っている。
そろそろ形が崩れてグロいことになっている頃合だろうか。

>>230
「貴様、生きていたのか!腕まで増やしおって!」
不思議な眼鏡はこっそり投げたつもりだったかも知れないが、気付かれたようだった。
何故か?
イョーベールに装着されようとしているということは、
つまり、イョーベールにピッタリなサイズの眼鏡が飛来したということである。
飛んでいる間に巨大化したのかも知れないが、そんなものが飛んできたのなら、いくらなんでも気付く。
時速600kmなので、こんな悠長に台詞が言えるような状況でもないのだが。
「ぬおおお!何だこの眼鏡は!」
反応できていても、鈍重なイョーベールに、華麗なステップで飛び道具を避けるなどといった芸当は、全く期待はできない。
攻撃を受け切って耐えることに特化したイョーベールに、回避の二文字は無いのだ。
気付かれもしたが、案の定、不思議な眼鏡がイョーベールに装着された。

どうなるイョーベール!

233 :レヴィア=メルビレイ ◆666/MyrH6U :2011/02/25(金) 00:49:01.79 0
>>231-232
「ごめんなさい。また後で、ね。
 私って水泳は得意だけど、空気を吸ったり吐いたり、読んだりはちょっとだけ苦手なの」

こちらに構う余裕は無いと判断して、大蟹の反射した爆発が襲うビャクに軽く手を振る。
辺りを見渡したレヴィアは一見すれば遊技場にも見える、この施設を危険と判断した。
そこかしこに散見される、この時代にそぐわない異常な物。
利用できれば良いが、扱いきれない可能性もある。
それに彼女にとって超科学など、それほど必要が無いもの。
レヴィアは、いざという時の為にこの施設をすぐ壊滅させられるよう、手筈を整えることとした。
この研究所に限らず、人の使う建築物には排水と吸水のパイプが必ずと言って良いほど設置される。
さらに地下という構造……水が逆流して排水されなければ水没は容易い。

「lvjtn mkhtyb dgym nkhsh shykhym(渦巻く蛇が命ず。魚よ、蛇よ、泳ぎ回れ)」

地の底を覗くように俯いて、口から聞き取り辛い韻律の言葉を吐く。
その呪文によって、下水路の排水口付近には怪魚達が続々と集まった。
すでに幾つかの水場では、何かで詰まったかのように排水が止まったかもしれない。
後は命令一つあれば、怪魚達は噴き出す汚水と共に地下研究所を飲み込むことだろう。
レヴィアが再び顔を上げると、スゴロク盤はすで消滅していた。
剥き出しのタイルで、猶も大蟹と異形の者との戦いらしきものが繰り広げられている。
どこからか巨大眼鏡が投擲されたようだが、位置的にポリプ状生物の影になっいててレヴィアには見えない。

『ボク、悪い竜王じゃないよ。ピキー』

そしてゴール地点では、萌え龍神王が苦悶の唸り声を上げていた。
有名なゲームに登場するアレフガルドという架空世界の竜。
その姿を見たレヴィアは、萌え龍神王をゲームに登場する魔物の姿を借りた何かと認識した。
おそらくは己を呼び出した人間の共通認識を取りこんで、その姿を取ったのだろうと。
些少ながらあるゲームの知識で、そのように判断を下す。
悪魔や悪霊といった存在は、よくそういった手段を使うと思いながら、冷やかに苦悶する龍から視線を切った。

>>230
不意に視線を感じたレヴィアは、そちらに目を向ける。
すると六腕の阿修羅めいた“男”がレヴィアを見て、超男になるために生きている。宜しくと挨拶を述べた。
何に驚いたのか、唐突に奇怪な叫びをあげながら。
レヴィアは、握手を求めて伸ばされた三本の手は握り返さずに、やんわりと微笑み返すだけ。
それからたっぷり二呼吸程も置いてから、返事を返す。

「ええ、こちらこそよろしく。
 腕が何本もあるなんて、ずいぶん個性的なのねぇ。
 いかにもデキる男って感じだわぁ。
 アナタなら、きっとすぐに超男にもなれそうねっ☆」

【>>男 握手を固辞しつつお返事】

234 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2011/02/25(金) 02:34:52.95 0
>>230
>「へー。それじゃあ「男」と「権兵衛」の二つ名ってやつじゃないか!えへへ。かっこいいね」
「…え!そう?ありがとう。君の男度って高いね。すてきだね」
こっちとしては皮肉で言っているのだが真面目に受け止められても正直困るのだが
最後の言葉に関しては悪意はないのだろうがやはり心の奥底にこびり付いた過去の残滓
いや傷口が疼くとっくに失われていたと思っていた感情が湧き上がりボソリと呟く
「……所詮は自己満足だ犯した咎には足らん贖罪だ」

>>224>>227>>231>>233
放った魔力の込められた黒き十字の剣が届き、アズリアが巧に攻撃を続けた際に
どこからともなくその女はやってきた
そして目的を聞いてくるがそんな事を今応えられる余裕が無い
無視をしているとこちらに近づき自ら名を名乗る

>「わたしぃ?もちろんこの世界の住人よ……うふふっ。
 名前も名乗った方が良いかしらぁ?
 レヴィア=メルビレイよ、よろしくねっ☆」
「高い位置から失礼するよ。ボクは男。男のなかの男。超男になるために生きてるんだ。よろしくね」

背中から男が離れ、多少は自己紹介が出来るほどの余裕を取り戻せたと判断し、とりあえずこの少女に名乗る

「ビャク=ミキストリ、とりあえずある男を暗殺するために世界から選定されたしがない使い走りさ」
言葉を変えながらもありのままで答えるが

>「ごめんなさい。また後で、ね。
 私って水泳は得意だけど、空気を吸ったり吐いたり、読んだりはちょっとだけ苦手なの」

「まぁなんでも構わないが、巻き添えを食わないように気をつけてくれたまえ」
そんな余裕の表情でいたのも束の間
イョーベールに傷一つ付かず寧ろこちら側にその威力が帰ってくることを察知する
「封・夢想剣で防ぎきれるか…?超人刻印(ツァラトゥストラコード)を解除したほうが良さそうだな」
即座にその次に投下されるされるはずだった魔力で出来ていた黒い十字の剣が切っ先を地に変えて
防壁の如く立ち並び爆風がこちら側に間髪要れずに襲い掛かってくる
その爆風の威力は今防御展開に回した数倍の剣数であり到底防ぎきれる物かどうかはわからない
そして爆風に耐えられず、黒い十字の剣はあっと言う間に消滅し、ビャクを包み込む
しかし―――

『全てには創造から開拓に始まり終焉ならば灰燼に終わる
 死と生は同一なりゆえに相克する
 死は生を求め生は死を求める
 無限と虚無に囚われる者よ求める物はと問えば
 解答せし言葉それは―――』

与えられし枷を放つその言葉は創られた意義を持つ超人にとっては与えられた特性にして方向
解放者達にその力とあり方の膨大な奔流の内ほんの一部を扱う鍵を与えられる
与えられた先からはその者個人に問われる
それが―――超人刻印(ツァラトゥストラコード)

爆風が失われたその跡に立っていたのは肌が赤く染まり、髪は白髪に変わる
オッドアイだったその瞳は黄金の瞳に統一されていた異様な雰囲気を発する
一人の超人。

「超人刻印――解放(ブースト)、固有名『』構築完了」

煙を振り払い、ゆっくりと歩きながら高らかに周囲を見る

「ギリギリで間に合って幸いか…中々面白い事になって来ているな」



235 :名無しになりきれ:2011/02/25(金) 18:37:28.00 0
軽くひねってやんよ

236 :レヴィア=メルビレイ ◆666/MyrH6U :2011/02/26(土) 23:43:07.61 0
>>234
世界から選定されたしがない使い走り、そう名乗った男の雰囲気が一変していた。
肌が燃えるような緋色に変質し、瞳には黄金の輝きを灯している。

「世界の使い走り?世界の癌細胞を除去するお仕事ってところかしらぁ。
 それは、邪魔しちゃ悪いわねえ……くすくす」

レヴィアはまだ続く戦いの場から離れると、床に倒れるリバ・ス・エンジニ学派の集団に目を付けた。
リュックにTシャツ……センスはともあれ、彼らの服装は現代人のものだ。
おそらく、彼らはこの施設に帰属する者たちなのだろう。
体格からすれば、研究者かプログラマーが妥当。
そう判断したレヴィアは、一人の男の顔元近くに近寄って足を止めると澱んだ沼のような声で囁く。

「そうねぇ、あなたでいいわ。色々教えてね☆」

レヴィアのスカートの中から、血の様な滴が垂れて床を濡らした。
いや、血の滴と見えたそれは、小指よりも細い鮮紅色の蛭。

「tsljlh(潜れ)」

ピチョピチョと床を濡らして這いながら、蛭が倒れた研究所員の耳に入り込む。
しばらくすると、彼は電気に撃たれたように一度大きく痙攣して身を起こした。
肉を食い破って脳内に侵入した蛭が、前頭葉と大脳辺縁系をつなぐ経路を噛みちぎって切断した。
このロボトミー手術によって、彼は意のままに動く。
虚ろな目を宙空に彷徨わせる彼から、レヴィアはこの施設や彼らの目的を聞き始めた……。

『キセイ断固反対!萌神様ァァ!どうかお救いをッ!』

要約すると、彼らリバ・ス・エンジニ学派の一部はKISEIという現象を消滅させようと目論んでいるようだった。
その手段として、研究所で培養されている龍に目を付けたのだ。
龍を依り代に萌神様を降臨させれば、KISEIを何とかしてくれるに違いないとの妄想を抱いて。

「ふぅん……さすが八百万の神の国ねえ。
 萌神なんて訳の分からないのもいるなんて。
 でもねぇ、今の世界に神なんていらないの」

大体を把握したレヴィアが、苦悶する萌え竜王に近づく。
レヴィアが萌え竜王の口腔にズブリと腕を突っ込み、何かを掴むと勢い良く引き抜いた。
現れたのは、20cm程のティアドロップの水色の塊で、大きな目と口を備えた生物。
それは有名なゲームに登場する“スライム”と呼ばれるモンスターに酷似していた。

『ピキー(やめろよう)』
「あらぁ、これが萌神様の正体?くすくす……確かに萌えねぇ。
 もしかして、何かに憑依しないと力を発揮できないのかしらぁ?ボクぅ?」

レヴィアがスライムを乱暴に床に投げつけた瞬間、萌神様を体内から出した萌え竜王の姿が膨れ上がった。
肌を鉄の鱗とし、四肢を膨らませ、胴を恐竜の如く太く伸ばす。
憑依していた萌神様が抜き出されたことで、萌え竜王が神格(シャード)無き神龍の肉体に戻ったのだ。

【>>ALL 萌神様と龍の肉体を分離】

237 :◆t7kjAY7URg :2011/02/27(日) 16:54:50.16 0
>>234
>「……所詮は自己満足だ犯した咎には足らん贖罪だ」
「……」男はその言葉には返さずに静かに微笑むとビャクの背をおり少女と言葉を交わす。
>>233
>「ええ、こちらこそよろしく。
 腕が何本もあるなんて、ずいぶん個性的なのねぇ。
 いかにもデキる男って感じだわぁ。
 アナタなら、きっとすぐに超男にもなれそうねっ☆」
「ふふっ…。君みたいなきれいな女の子にほめられると照れちゃうな」
男は行き場を失った手で少女を指差し照れ笑い。

だが次の瞬間男の顔から笑みが消える。
なんとテイルの放った光の濁流とビャクの攻撃が、反射されこちら襲い掛かって来たのだ。
目の前で爆風に包まれるビャク。もう一つ、光の濁流の行き先は眩しくて確認できない。
「ビャクさーん!!テイルくーん!!」
>>232
ビャクが爆風に包まれる一方で巨蟹に装着される不思議メガネ!
なんとイョーベールのまもりが3あがった!
かしこさが2あがった!萌え度が6あがった!
イョーベールはメガネ萌えの称号を手に入れた!

「似合いそうだねそのメガネー。顔に合うまでちょっと時間がかかりそうだけど。いや。顔がメガネにあうまでといったほうが正確かな?
いまから君のメガネは、この世界の光や影や色を食べてゆっくりと君の顔の一部へと変わっていくんだ。
そう。いつの日か君がメガネマスタートンボってあだ名をつけれらるその日まで…」

男が語り終えると煙からビャクが出てきた。

>「超人刻印――解放(ブースト)、固有名『』構築完了」
>「ギリギリで間に合って幸いか…中々面白い事になって来ているな」
「ちょ!超おとこ!?」

アズリアの決死の攻撃で大蟹の中身のスライムも消耗しつつあるようだった。

>>236
遠くを見るとレヴィアが萌神様と龍の肉体を引き離している。
「……!!」
神龍があらわれた!果たしてどうなってしまうのか!?

238 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/02/27(日) 17:20:15.04 O
>>225
こちらは世界樹の中央部前です。
今、時天空が警官に付き添われて移動を始めました。
どうやら任意同行に応じたようです。
任意ですから行かなくても良さそうなものですが、意外に律儀なようで。
・・・ともかく、さすがは市民の平和を守るのが役目の警察。
これなら時天空の疑いが晴れるまでは、世界崩壊もないでしょう。
新規加入もあるようなのでPLの人にとっても嬉しい展開です。

>>229
場所は戻ってこちらは地下。
「はにゃ?」
イョーベールに噛みついている時に現れた人間に、アズリアは最初に頭に?マークを浮かべました。
次にそれは怒りマークに変わりました。
> でもね……この世界に貴方たちみたいな異物はいちゃいけないの。
なんて言葉を聞きつけてしまったからです。
耳が良すぎるのも問題ですね。

「ほにゃ! ほにゃほにゃほにゃにゃ! にゃ〜〜っ!!」
(訳:失礼な! 私は中身は人間なんです! 人を見かけで判断しないでくださ〜〜いっ!!)
信じてもらえるかどうか以前に、訳が通じているかも怪しいですけどね。
ちなみにアズリアの空飛ぶポリプ状の体を破壊できるのは、特殊な電力のみ。
攻撃に巻き込まれても被害はありません。

で。 もう片方の現在は看板姿のフラポリーの精神(みたいななにか)。
どこから何をしに来たかと聞かれて、こう書き込みました。
『私はフラポリー。 星から来ました。』
『今は体をアズリアに乗っ取られてご飯が食べられません。 困った。』
『早く事件を解決して美味しい物を食べるためにここにいます。』
レヴィアの望んだ答えとは違うかもしれませんが、
嘘はつかないフラポリーでした。
一族丸ごと食べ物があれば星の名前に興味は無かったのです。

>>230
>「PLの人ーーーー!!」
はい。 呼びましたか?

・・・呼んだだけのようですね。
ともかく男の投げた眼鏡は見事イョーベールに命中。
イョーベールは眼鏡っ娘ならぬ眼鏡っスライムになりました。
視界が狭まったり視力が変化したりというステータス異常が発動します。
さらに詳しい効果を知りたい方は>>237をご覧ください。
ついでに眼鏡装着の衝撃で、噛みついていたアズリアがイョーベールから離れました。
・・・噛まれた跡はちょっとグロいですが、再生魔法とかつかうのでしょうか?

239 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/02/27(日) 17:22:41.55 O
>>234
反射された黒鍵の爆風の後から変身したビャクが現れました。
爆発による影響らしき物もなさそうで、この強化は頼もしい限りですね。
「おおっ! 変身ヒーローですか!?
 なんだか格好良いです!・・・あれ?
 さっきの女の人は・・・?」
アズリアがレヴィアの居場所を探知した先で見た物は!
ロボトミー手術と萌え神さま分離の真っ最中なレヴィアでした。
視力がないぶん感覚が強いので、見えないはずの脳手術もバッチリわかります。
グロいのでアズリア本人は知りたくなかったでしょうけどね。

「な。 な。 何してるんですか〜〜っ!?
 頭の中をかき回したり萌え神さまを倒したり普通じゃないですよ!?
 あなたは一体何者で、何が目的なんですか!!!」
ビシッと触手でレヴィアを差して詰問するアズリアです。
『軽くひねってやんよ』
横で看板にフラポリーがそう書き込みましたが、今は物理介入できないですよね?
『軽くひねられてやんよ』

240 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/02/27(日) 23:31:19.76 0
>229
謎の少女が現れた!
>「くすくす、仲が良さそうねぇ。とおぉっても楽しそうだわぁ。
 でもね……この世界に貴方たちみたいな異物はいちゃいけないの。
 異界の魔物は、元の異界にお帰りなさいな。
 何なら、お姉さんがお手伝いしてあげても良いわよぅ?」
「普段なら来ないよ!
でも今は世界は全次元を巻き込んだ危機なんだ! 世界樹の根幹に悪い奴がKISEIしてる!
ってか君誰!?」

>232
イョーベールさんにメガネが装着された!
視力矯正されたのだとしたら、これは彼が正気を取り戻すチャンスかもしれない!
「イョーベールさん、よく見て! ボク達友達じゃないか! 共に数々の試練を乗り越えてきた仲間じゃないか!」

>233-234
>「lvjtn mkhtyb dgym nkhsh shykhym(渦巻く蛇が命ず。魚よ、蛇よ、泳ぎ回れ)」
>『ボク、悪い竜王じゃないよ。ピキー』
レヴィアさんは怪しからん事を企んでいるようだ!
それを察したビャクさんが覚醒する!
>「ギリギリで間に合って幸いか…中々面白い事になって来ているな」

>236
が、レヴィアさんは覚醒したビャクさんを放置して明らかに悪役っぽいグロい事を始めた!
>「tsljlh(潜れ)」
「ぎゃああああああああ!?」

>『ピキー(やめろよう)』
>「あらぁ、これが萌神様の正体?くすくす……確かに萌えねぇ。
 もしかして、何かに憑依しないと力を発揮できないのかしらぁ?ボクぅ?」
投げ捨てられたスライムを抱き上げる。
「大丈夫!?」
スライム は 仲間になりたそうに こちらを 見ている! 仲間にしますか?
→はい ピッ
いいえ
スライム(萌え神様)が仲間になった!

>237
それはいいのだが、問題は残された神龍のほうだ!
>「……!!」
すごい逞しい姿になった竜は……轟音を立てて倒れた。
憑依して動かしていたものが抜かれたのだから、当たり前と言えば当たり前だが。

>「な。 な。 何してるんですか〜〜っ!?
 頭の中をかき回したり萌え神さまを倒したり普通じゃないですよ!?
 あなたは一体何者で、何が目的なんですか!!!」
レヴィアさんがアズリアさんに気を取られている隙に恐る恐る龍神に近づき、ソフィアのシャードを龍神の口の中に投げ入れた!
そしてピンポンダッシュのようにすぐ退散して成り行きを見守る。
「これで……いいはず……!」

241 :レヴィア=メルビレイ ◆666/MyrH6U :2011/02/28(月) 18:44:15.85 0
>>238-239
フロアに床に濡れた雑巾を叩きつけたような音が響き、レヴィアは音のする方向へ首を向けた。
視線の先にいたのは、見ただけで理性を蝕まれるような異形の怪生物。
生物の内臓を裏返して無数の触腕をでたらめに付けたら、このような姿になるのだろうか。
内臓の粘膜や剥き出しの肉璧を連想させるピンクの表皮を持つ巨大な肉腫が、
膿色の粘液に塗れる触腕でふよふよと宙を掻いている。
レヴィアを見た不気味な怪生物は喚き、人語で問いかける……何者で何が目的なのかと。

大蟹に噛みつきながらアズリアが言い放った、人間であるとの主張はレヴィアには聞こえていない。
フラポリーも良く見れば只の看板。
先程は黒髪の少女が看板を持っているようにも認識したのだが、おそらく錯誤だったのだろう。
看板が独立して動くはずが無い、という常識に囚われた危険な思い込みが幻視を見せたのだ。

>>240
そして大蟹と戦っていたはずの妖精も、レヴィアの行動をはっきり感知していたようだ。
この世ならざる超自然の生物だけに、彼ら独自の感覚で察知したのかもしれない。
アズリア同様、妖精もレヴィアに何者かと問い掛けてくる。
両者の問いに対してレヴィアが浮かべたのは、人を苛立たせるような笑みだった。

「わたしぃ?レヴィア=メルビレイ17才でーす☆
 アメリカ人の父と日本人の母を持つ貿易商の娘で、ミッションスクールの二年生。
 後、付け加えるなら善良な市民といったところね……うふふっ。
 おかしな気配を感じてここに来てみたら、神様を造り出すなんて馬鹿なことしてるじゃなぁい。
 だからぁ、頭がおかしな人達を止めに入ってるだけよぉ?」

笑みを張りつかせたまま答えるレヴィアだったが、ふと気付けば彼女の前に居るのは触手付き肉塊のみ。
妖精はレヴィアが投げつけた萌神様を抱きかかえ、横たわる龍に何かを投げつけている。
それを見て、レヴィアの笑みが侮蔑を含んだものに変わった。

「あらあらぁ、すばしっこいのねえ。
 でも、さっきソレに触ってみて分かっちゃったの。
 そのスライムみたいなモノは、とぉっても危険な願望器。
 ソレを創り出した人間達の願いを叶えようとする、ね。
 それをそのままにしておけば、きっと良くないことが起きるわぁ。
 だって、ここの人間達……ちょっと頭がおかしいでしょお?
 ソレはお姉さんがぷちゅんって潰して上げるから、さっさとお放しなさいな。ねっ☆」

【>>テイル 萌神様を離すように要求】

242 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/02(水) 22:29:55.46 0
>>234
「フフフ、そう来なくては面白くない!」
黒鍵の反射ダメージを結局無効化してパワーアップしたのを見て、イョーベールはライバル心を刺激されたらしい。
「ならばこちらも、通信対戦で遭遇すると最高にウザいことに定評のあるスラキャンサーとしての意地だ!
 どんな攻撃にも耐え切ってみせよう!
 スカラ!あとマジックバリア!」
スカラ。案外普通の、防御力を上昇させる呪文だ。
マジックバリアはまんまである。どんなものかは言うまでも無い、単なる対魔法防壁だ。
「グワッハッハッハー!
 ギンギンに硬くなった私には、どんな攻撃も通じんぞー!」
あくまでスカラとマジックバリアである。
間違ってもバイキルト(攻撃力を上げる呪文)やバイアグラ(知らない人はお母さんに聞いてみよう)ではない。念のため。
「さあ来いビャク!私は実はあと1回刺されただけで死ぬぞオオ!」
せっかくの鉄壁の防御が台無しである。

>>236
防御力には絶対の自信があるので、とりあえず不審人物であるレヴィアの方にも気を向ける。
というよりも、自分の計画の要とも言うべき竜王にいろいろ手を出されたとあっては、そちらに注意を向けざるを得ない。
「ぬぬ、造物主の不在で力が弱まっているとはいえ、プロミネンスを打ち破るとは……
 何者だ?最近できたあの世界からの刺客か?」
イョーベールはそう言いながら、CEROのレーティングみたいな紙を投げつけた。
結構高めだった。17歳以上対象とか書いてあるかも知れない。

>>237
スカラで守りを固めている間に、なぜかイョーベールは眼鏡萌えの称号を獲得した。
そして、男の発言によると、眼鏡がそのうち似合うようになるとか言われたので、イョーベールは何か勘違いしたようである。
「フフフ、驚いたか!
 今の私が、まだ眼鏡が馴染むまで時間がかかるとな?
 違うぞ、青年!
 古来よりのお約束といえば、地味な眼鏡っ子が眼鏡を取ると美人になることだ!
 そうら、メガネ・パージっ!」
それもまた、ひとつの眼鏡萌えの形であるため、これだけなら間違ってはいないはずである。
彼がそう言って眼鏡を外したところ、彼の言葉どおり、顔だけ美人のスラキャンサーになったので、とてもキモくなった。
利発そうな顔立ちなので、賢さは維持されているものと思われるが、萌え度はとても下がった気がする。
こうなると、彼は造物主とか打ち切りとかよりも、もっと恐ろしいモノに憑かれている気がしてならない。
そういえば、ただ今健在っぽい主要な神といえば、名も無き狂気の神とかカオスとかばかりだ。
そんな神々の加護しか得られないとなれば、こうなっても仕方ないのかも知れない。

>>238
イョーベールのスキル構成的に言って、毎ターンHP自動回復の特性があるので、噛み痕は割となんとかなる。
が、眼鏡を取って美しくなった顔はどうにもならない。
イョーベールのたいへん美しい顔のどアップだ。
それを見たアズリアはSAN値チェックを行っても良いし、そのことには触れないであげる優しさを発揮しても良い。

243 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/02(水) 22:46:14.83 0
>>240
>「イョーベールさん、よく見て! ボク達友達じゃないか! 共に数々の試練を乗り越えてきた仲間じゃないか!」
「おお?そういえばそうだったな。コンゴトモヨロシク……」
微妙にメガテンっぽくなったが、イョーベールはあっさり仲間に戻った。
ドラマ性もへったくれも無かった。
一方その頃、ビャクがパワーアップして新しい必殺技を出そうと張り切っていた。
それは無駄になってしまったが、もし憤りが収まらないというのであれば、渾身の一撃をそのままお見舞いしても良いし、今日のところは矛を収めても良い。

「そうだ、われわれの冒険はまだ始まったばかりだ!
 行こう、我らの真の敵のもとへ――!」
イョーベールは正気を取り戻したかもしれないが、恐るべきウチ・キリの魔の手は去っていなかった。
新たな冒険へと誘うイョーベールの激励は、ウチ・キリ的な意味で、実に不吉な言葉だ。
ところでイョーベールが仲間になり、デミウルゴスが死んだままである現状だと、真の敵って誰になるのだろう。

>>241
「むむ、いたいけなスライムを虐待するとは、なんという残虐行為!
 それも単に戦って倒すのではなく、サディスティックにも陵辱と破壊の限りを尽くそうとしている!
 だが、ある意味すばらしい!
 ライトファンタジーの世界そのものに挑戦するとは、なんというアレだ!
 しかも、後ろ暗い設定や秘密が沢山あるように見えるその態度と胡散臭さ!
 まさに理想的な黒幕系の悪党(ヴィラン)!
 そういうわけだから、えーと、レヴィアたんだっけ?
 ボスキャラの座はお前に任せたぞ!」
何処ぞの怪人黒ダイヤ男みたいなことを言いながら、イョーベールはレヴィアにボスキャラの座を無理矢理押し付けようとしている。
いくら有名な大悪魔であるレヴィアタンを連想させる名前だからって、レヴィアたん呼ばわりとは、我ながら使い古されたネタで恥ずかしい。

244 :レヴィア=メルビレイ ◆666/MyrH6U :2011/03/03(木) 20:57:59.70 0
>>242
イョーベールが、どこからか取り出した紙片をレヴィアに向かって投げつけた。
最近できたあの世界からの刺客か、と問いながら。
投げつけられた紙片はフリスビーの様に回転することで遠くへ飛び、レヴィアの手元に渡った。

「17才以上を対象とする表現内容が含まれていることを表示しています……?
 くすくす、確かに私がこの世界に顕現したのは17年前よぉ?」

口の端を釣り上げながら、手に持つ紙片をクシャリと握り潰す。
言葉遣いこそ柔らかなままだったが、イョーベールを見るレヴィアの眼つきは汚れた動物を見るようなもの。
この大蟹からはアッシャー界(現実世界)を狙う何者かが、地上に遣わした走狗という感じはしない。
アズリア同様、正に正体不明の存在だった。

>>243
黄金の甲羅を持つ大蟹の顔は、僅かな時の間に人面と化す。
さらに妖精の言葉によって、理性の光を取り戻したようだった。
レヴィアタンにボスキャラの座は任せて、真の敵の元へ行こうと息巻いている。
レヴィアは、その言葉に含まれる死の匂いを敏感に嗅ぎ取った。
ボスキャラとは、ゲームの用語でプレイヤーの難関となるよう設計された登場キャラクターの事。
ゲームの進行上で倒されるべき存在と位置づけられている。
それを譲ると言うのは、取りようによってレヴィアへの宣戦布告とも取れた。
いや……もしかしたら、この大蟹は何かのゲームをしているつもりなのかもしれない。
常人には解し難い独自のルールに基づいた……。
先程までは、このフロアにスゴロクを思わせる巨大な盤が存在した事もあり、レヴィアはそのように推測した。

「あらあら、どこに行くって言うのかしらぁ?
 貴方に行くべき所なんてあるの?
 もしかしたら、ここが貴方のゴールじゃなくって?
 それにね……私ぃ、レヴィアタンなんて知らないわぁ」

大蟹に向けてそう言い放った時、微震のように微かな空間の揺れを感じて、レヴィアはテイルへ顔を向ける。

「うぅん……さっきそこの妖精ちゃんが言った通り、確かに次元は不安定みたいねえ。
 何をしに来たのか分からないけど、貴方たち短期間のうちに何度も次元を越えたりしてるでしょ?
 それも正しい手順を踏まないで。
 それってね、次元崩壊を加速させちゃうの。知ってたぁ?
 うふふふふっ、今どきの女子高生なら常識よぉ?」

次のレヴィアの行動は、異物を速やかにテリトリーから排除すること。
所詮は異なる世界で異なる常識に生きる者。どのみち互いに理解し合えそうもない。
それにレヴィアには、この世界が滅びるなどJHVH(神)の意思以外にあるわけが無いという余裕があった。
よしんば彼らの言うことが本当であっても、この世界は壊れない。壊れる筈が無い。
そして安全な場所からなら、異世界の崩壊など楽しい見世物に過ぎない。
彼らに協力しようなどという気には、さらさらなれなかった。
彼ら異物を排除すれば、この異変はお終いなのだから。

「lvjtn mkhtyb mjm pshyth!(集まりて襞をなす者が命ず。水よ、襲え!)」

レヴィアが叫んだ時、激しい震動が地下フロアを襲った。
足元のタイルが砕けて歪み、硬い床がゼリーのように波打つ。
伸縮に耐えきれなくなったコンクリートには、抉るような亀裂が幾つも走った。
給水タンクや下水に繋がるパイプは破裂して、コンクリートの亀裂から水が染み出す。
同時にトイレや排水管からも、悪臭を伴った下水が噴き出してきた。
怪魚や蛇や、無数の得体の知れない鱗ある生き物たちを伴って。

【>>ALL 地下フロアへ濁流に乗って無数の怪魚や蛇が入りこむ】

245 :天使長ルナ@NPC ◆666/MyrH6U :2011/03/03(木) 21:02:41.66 0
【衛生ルナにて】

天使たちの住まう人工衛星ルナには、巨大なガイア神殿があった。
しかし長きに渡ってガイアは天使の元へ降臨せず、天使たちの間でもガイアへの信仰が薄れていったからだろうか。
造られた当初こそ壮麗だったガイア神殿も、すでに忘れられて久しく、幾分か朽ちた様子を見せている。
この静寂の空間で祈る者がいた。
六枚の翼を持つ熾天使――天使長ルナだ。
ルナは以前の戦いで精神に受けた傷を癒す場として、このガイア神殿を選んでいた。
彼女は狂える者の眼でガイア像を見つめ、今日も物言わぬ像へ語りかける。

「ガイア……ああガイアよ。
 なぜ、我らには言葉をお掛け下さらない……もはや我らを見捨てたと言うのか。
 光と闇の入り混じるカオスこそ、貴女の意だというのか!」

ルナの心はガイアから産み出された頃の心と、
他の光の種族達と袂を分かち、長くこの衛星で族長を続けた後の記憶が渾然一体となっていた。
一端は砕けた心が、正気と狂気の間でせめぎ合っているのだ。
彼女は狂おしいほどに求め、天に向かって長い祈りを捧げる。
そして――その祈りは効き届けられた。
不意に聖堂が光で満たされ、ルナを優しく包むように厳かな声が響き渡る……。

≪天使たちよ、私の御使いたちよ。
 真にして正しき言葉を聞きなさい……私は真なるガイア。
 これから私に残された最後の力で、貴方がたに真実を伝えましょう。

 “光の神ガイアはすでに滅んでいます”
 
 かつての大戦の折、私は邪神の姦計に墜ちて呪いを受けたのです。
 私と邪神の魂を徐々に入れ替えるという呪いを……。
 その呪いは私の眼すら欺き、数万年もの時を掛けて私を蝕んでいきました。
 全世界を遍く照らす今のガイアは……もはやデミウルゴスそのものなのです。

 彼は世界の希望たる光の勇者になるべき者たちを籠絡し、異質なる混沌の使徒へ変容させてしまいました。
 その上タルタロス、エロスを懐柔し、今またソフィアまで取り込もうしています。
 このままデミウルゴスが世界を動かし続ければ、世界は滅亡するでしょう。
 魂の一部を切り離して世界樹へ移した私では、世界を救うことはできません。
 カオスの勇者も、もはや地に墜ちたる偽救世主。
 今や、デミウルゴスを……偽りのガイアを阻止できるのは貴方たち光の使徒のみなのです。
 御使いたちよ……世界の真の守護者として、残された最後の光として……この世界を照らしなさい≫

威厳と優しさを備えた声は、慈雨の様にルナの心に浸み渡ってゆく。
そして長い時をただ立ち尽くして、今の言葉を反芻していた……。
やがて神殿から出たルナの瞳からは、狂気が完全に拭い去られていた。
迷い無き聖者の如き足取りで都へ戻ったルナは、出迎えた天使たちにこう宣言する。

「全天使を招集せよ!これより冥界へ進攻する!
 ケルビムたちも、今すぐ目覚めさせるのだ。
 次元の揺らぐ今ならば、彼らに乗って遠き幽世の果てにも赴く事ができよう。
 まずは彼の地を掌握して、全ての脅威がニ度と我らの前に現れる事ができぬよう、死者蘇生と転生のシステムを封じる!」

246 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/03/04(金) 01:30:56.51 0
>241
オニオン「萌えちゃんは渡さないにゃ!」
ボクのペットのオニオンは、記念すべき第一話で仲間になったイミテーターである。
元々は偽ドラゴンとして暴れていたということもあり、親近感を感じたのだろう。
「そうだ、萌え、それすなわちKISEIに対抗する力……!」

>243-234
>「おお?そういえばそうだったな。コンゴトモヨロシク……」
【イョーベールが再び仲間になった!】
ついでに美人になった!
>「そうだ、われわれの冒険はまだ始まったばかりだ!
 行こう、我らの真の敵のもとへ――!」
「それはウチキリフラグだ! 焦らずに目の前の中ボスを着実に倒していくべきだ!」

>ボスキャラの座はお前に任せたぞ!」
>「あらあら、どこに行くって言うのかしらぁ?
 貴方に行くべき所なんてあるの?
 もしかしたら、ここが貴方のゴールじゃなくって?
 それにね……私ぃ、レヴィアタンなんて知らないわぁ」
「むっ、それはボスキャラ就任宣言ととっていいんだな!? だがまだゴールじゃなくて通過点だ!
ラスボスに就任するにはまだちょっと早いわあ!」

>「lvjtn mkhtyb mjm pshyth!(集まりて襞をなす者が命ず。水よ、襲え!)」
辺りは怪魚や蛇の舞い踊りになった!
「ぎゃあああああああああああ!」
そんな中、ゆっくりと立ち上がる者がいた。
先程5つのシャードを投げ込んだ龍神である! それは厳かな声で言った。
「吾輩は神である。名前はソフィア六分の五……!」

247 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/04(金) 01:47:24.48 0
>>244
「その考え!人格が悪魔に支配されている!」
ついさっきまで、人格が名も無き狂気の神とデミウルゴスの絶妙なブレンド具合でカオスになっていた蟹に言われてはオシマイである。
が、事情を全くご存知でないカオスヒーローズにしてみれば、
自分の素性をぼやけて覆い隠しつつ侮蔑的な視線でこちらを見、しかも攻撃まで仕掛けてくるような輩と来れば、
そういう風に認識したとしてもおかしくない。
少なくとも、極端から極端に走りがちなイョーベールにとっては。

さて、レヴィアは汚水の濁流やら怪魚やらをけしかけて攻撃してきた。
「いや、海産物モンスター相手に水攻撃って普通やらないだろう、ぶくぶく」
しかし、イョーベール自身はスカラの効果時間中は怪魚の肉弾戦でダメージがまともに通らないので、とりあえず、気になるものについて議論を投げかけることにした。

>>246
「ところで素朴な疑問なのだが、あの竜は本当にソフィアなのか?
 私が思うに、アレは目の前のお嬢さんのバックに居る黒幕とかの巧妙な策略で、
 中身がアドーナイオス辺りと摩り替わっている気がしてならないのだが」
アドーナイオスとは、デミウルゴスと同様の悪しき霊であるアルコーンの一柱、『竜の顔をしたもの』である。
蟹座兼射手座担当のイョーベールと同様、黄道十二宮のアルコーンであり、獅子座に対応しているとされる。
もしそうなら、イョーベールと同様、あるいはそれ以上の迷惑を振りまく存在と見て間違いない。
そもそも元ネタのソフィア自体が竜とあまり関係なかった気がするので、ひょっとするとひょっとするかも知れない。
「そこんとこ、どうなんだ?」
「うにゅ?」
推定ソフィアだがイョーベールの指摘のせいで実はそうではない可能性が出てきた竜神様と、何処かで見たようなやりとりを交わす。
メガフレアでも吐いてきそうだ。
それはファイナルファンタジーだが、そういえばあれの初代ラスボスもカオスである。

カオスを超えて週末が近づく……

248 :◆t7kjAY7URg :2011/03/04(金) 22:39:05.95 0
>>ALL 
ビャクがぼわーんって変身して、アズリアがイョーベールから離れたら
レヴィアが竜の口からスライムを引っこ抜きました。
テイルはスライムをなかま。美人になったイョーベールもなかま。

そして、落ち込んだりもしたけれど、地下フロアから濁流に乗って無数の怪魚や蛇がきました。
もちろん男は男の料理を始めます。男は、みなと触れ合うきっかけが欲しかったから…。

「あのー…みなさん。つくりすぎちゃいました。もしよかったら食べていただけませんか?」
巨大鍋には怪魚の肉がごろんごろん。よく見ると働くおじさんらしきものも浮いています。
でもね。安心して。それはきっと錯覚。百歩譲ったって人魚の肉、ぜったい人魚のお肉です。

「きっとビャクさんなら男らしく背骨ごといっちゃうかな?テイルくんは魚はきらい?
好き嫌いしてると大きくなれないぞ。アズリアさんとイョーベールさんはどっちかっていったら具ね。
食べられる側じゃない?うふふ。じょうだんよ。レヴィアタンもいっしょにどう?コラーゲンたっぷりよ。
あ、名無しさんもぜひぜひ食べてくださいな」

男は頭が変になりかけていました。

249 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/05(土) 19:15:08.72 P
>>246
レヴィアの背後で目覚めた龍が人の言葉で紡ぐ。己こそは神であると。
龍が口にしたのはレヴィアが萌神を引き摺り出した際、入れ替わりに仕込んだモノとは異なる名前。
レヴィアは、先ほど妖精が何かを竜に向かって投げていたことを思い出す。
それで仕込んだモノは、龍の脳内を侵す前に投げられた何かの影響で逆に滅されたのだろうと判断した。

その妖精は萌えやKISEIといった単語を発していたが、
レヴィアにとって、それらの言葉は現実世界で使われる以上の意味を持たない。
喚く妖精は混乱しているのだろうと判断したレヴィアは、代わって新たに出現した脅威に話しかける。

「ソフィア六分の五?あらあら、誰かしらぁ?
 さっきまで虚ろな肉の塊だったのに、己を神に伍すなんて。
 名前からしてグノーシス主義が崇める売女ってことでいいの?うふふっ」

『否、この世界は吾輩の世界に非ず。
 吾輩の属する世界は、異なる次元にてガイアと呼ばれる世界。
 汝の言う女神ソフィアと吾輩は、ただ根を同じくするのみ。
 吾輩は古き神、六柱にして一。境界を司る智慧の神』
 
「ふぅん……六つの相を持つ異世界の知識神ねえ。
 その割には、全然知性が感じられないわぁ?」

『龍の姿は本質に非ず、吾輩らは六つの姿を持つ。
 龍はその一つ、水の形質が強く現れた時の姿なり』

やり取りの合間にも、水魔が躍る濁った水はレヴィアの腰までを浸す。
用途不明の機器たちが濁流に押し流され、渦巻く水に砕けた硝子や金属片が混じり、さながら凶器のようだ。
これで地下施設の機械はシェルターにでも守られていない限り、大半が使用不能となったことだろう。
そして研究所の男たちが倒れていた辺りには、怪魚の群れがピラニアの様に群がり、濁る水に紅を混じえている。

250 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/05(土) 19:16:47.47 P
>>247
濁流が襲いかかる中、イョーベールはレヴィアに向かって悪魔に人格が支配されていると激昂していた。

「悪魔に支配?そうねえ、ある意味間違ってないかしらぁ。
 この世界は悪魔ばっかりだもの。
 独裁者に政治家、宗教家に資本主義者、みぃんな悪魔。
 この世界は悪魔が支配しているのよ☆」

揶揄するようような口調。
大蟹には何匹もの怪魚が纏わり付いているが、堅い甲羅に阻まれて怪魚らの攻撃は効果を上げないようだ。

「うふふっ、確かに蟹に水は無いわねえ。
 それに貴方とっても堅そうじゃなぁい。うふふ。
 でも“硬いものは、もぉっと硬ぁいもので貫けば良い”んじゃなくって?」

狙いとは異なることを口にしながら、レヴィアが魚群に短く命令を発する。
すると20mはあろう燐光を纏う海蛇が水の中から現れて纏わり付きながら、鋭い牙で大蟹の甲羅に噛み付き始めた。
しかし、甲羅など破らずとも構わない。
ただ巨大な大蟹の全身を汚水で浸すだけで良いのだ。
ここに来る際に見たアレを使えば、如何に大蟹の甲羅が硬かろうと関係は無い。
しかし、アレは自分を倒す手段にもなり得た。
異形の魔物が科学的な知識を持ち合わせているかは不明だったが、こちらの考えは悟られないに越したことは無いだろう。
そう考えを巡らせるレヴィアの耳が、大蟹の口にする言葉を耳聡く聞きつけた。
グノーシス主義に伝えられる天使の名を。

「アドーナイオス?私、あの継ぎ接ぎパッチワークたちとは宗派が違うの。
 ところで、貴方グロテスクな外見の割に随分流暢な日本語を喋るのね。
 もしかして、あの智慧の神の力でも借りて言語理解の魔術を使ってるのかしらぁ?
 それとも脳味噌を食べたり、他の生物と同化して知識を得るクチ?」

>>248
大蟹を見上げながら嘲笑うレヴィアが、視線を下方にずらした。
この混乱によって心に隙を出した者を見出したのだ。
取り残されたように、一人懸命に魚を捌く“男”を。
理解し難い異形ばかりで、こちらに取り込む可能性など微塵も期待していなかったのだが、この男は可能性がありそうだ。
レヴィアが滑らかに、まるで水の抵抗など存在しないかの如く“男”の傍まで移動する。

「くすくす……現実逃避はダ、メ☆
 そんなんじゃ、超男にはなれないわぁ。
 殻を破るには本当の自分と向き合わなくっちゃ。
 心の奥に秘められたイケナイ欲望と、ね。
 それを曖昧なままにしちゃダメよぉ。
 さあ、私に言ってごらんなさいな……なんで超男になりたいのかを。
 渇望するモノを全部曝け出してみて」

熱っぽい微笑みをしながら、レヴィアは“男”の耳元で囁く。

【>>男 接近して言葉を掛ける】

251 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2011/03/06(日) 03:43:13.15 0
>>242-244
>「グワッハッハッハー!
 ギンギンに硬くなった私には、どんな攻撃も通じんぞー!」
「さあ来いビャク!私は実はあと1回刺されただけで死ぬぞオオ!」

「…そんな安々と言われて信じると思っているのか?」
厄介な防御能力の上に更に上書きをした上に顔だけ美人になった奴が言う言葉にたいして
どうするべきかしばし思考していたがあっさりと解決する

>「イョーベールさん、よく見て! ボク達友達じゃないか! 共に数々の試練を乗り越えてきた仲間じゃないか!」
>「おお?そういえばそうだったな。コンゴトモヨロシク……」
【イョーベールが再び仲間になった!】

必要に迫る怪魚たちを振り払いながら
「…一度狂気に犯され裏切った輩をもう一度仲間に入れるなど正気の沙汰じゃないぞ!!
獅子身中の虫を飼うつもりか?いつ後ろから刺されるか分からん居場所など御免被るからな
意図が不明とはいえ彼女の側に付かせてもらうそちらのほうがまだマシだ」

こうまであっさりと手の平を返す輩など当然信じる事など出来るわけがない。
あきらかにインスマウス辺りに居る半漁人どもも混じっているがそれを召喚する彼女に味方したほうがいいと判断する
今のテイル達に命を賭してまで信じられる価値があるとは思えず、テイル達側からレヴィアの味方をすると宣言し
彼女の居る方向に怪魚たちを掻き分け飛翔し、テイル達に背を向ける方向で交渉をする
現地の人間である彼女を味方にできればユービックがいないこの状況でかなり有利だ
「という訳だ、用が済めば私は消える短い間とはいえ組まんか?
私はイシハラを暗殺できれば構わないし、余り馬鹿げた事などをしなければ
裏切るつもりもない、どうだ?」

今持てる誠意を全て込めて跪き、様子を見る

>>248
>「あのー…みなさん。つくりすぎちゃいました。もしよかったら食べていただけませんか?」
「きっとビャクさんなら男らしく背骨ごといっちゃうかな?テイルくんは魚はきらい?

ついていけず頭が混乱どころか崩壊寸前になっている
当然だろう私だって付いていけないところだ
そこをなにやらレヴィアが囁いている

「気をしっかり持て!こんな所で己を見失えば命も失うぞ!!」

何を言っているのかは気にしていないため、あくまで自己を保つために活を入れる




252 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/06(日) 12:54:54.43 0
>>249-250
「日本語が流暢?
 おいおい、和製のフィクションにそういうツッコミは無しだろう。
 お前は何を言ってるんだ?」
いつもメタメタなことばかり言っている気もするが、流石にそこまでメタな発言はなかった。
「それは、前世の記憶の残滓かも知れんな。
 私の前世は天使で、その前はごろつきだった。そこまでは覚えている。
 大昔には日本人とやらだったこともあったかも知れんが、何もかも覚えているわけではない」
そもそもドラクエのモンスターが日本語を喋ったところで、何ら不思議ではない。
アイリスみたいに「タング(どんな言語も話せるようになる魔法)」が使えるような奴は例外として、ちゃんとしたガイア人がどうかは知らない。

また、>>248で心に隙を見せた(それどころかSAN値チェックに失敗した)男が、誘惑されている。
それを見たイョーベールは、まずはツッコミを入れた。
「やり口がますます胡散臭くなってゆくな。
 だが、タイミングを誤るようでは、できる誘惑も成功せんぞ。
 そういうことは、単に今の状況に混乱しているときにやるよりも、われわれに対する不信感が芽生え始めた頃にでもやっておけばよい。
 つまりやり方が効果的とは言いがたいわけだが、もしそれで上手くいかなかったら、今度は無理矢理洗脳なり脅迫なりするのか?
 まさかそんな典型的過ぎる小悪党みたいなことはすまいとは思うがね。
 もしかしてきみは、悪魔に操られてるとかいう以前に、元からただ単にダメな小悪党じゃないのか?」
上記は全て、さっきまで心の隙を突かれて操られていた0歳児の発言ということに留意しておくべきだろう。
いくらメインウェポン(?)である怪魚でダメージを受けないからって、まさに言いたい放題である。

しばらく不毛な問答を続けているうちに、イョーベールはどんどん水浸しになっていった。
レヴィアの作戦の準備は、おそらく整っているだろう。
本来の作戦を実行してイョーベールを一気に倒しにかかっても良いし、何かしらの隠し玉があることを警戒して様子を見るのも自由だ。

>>251
「どいつもこいつも裏切り者ばっかりだ!」
当の裏切り者に言われるようでは、ビャクも今後の身の振り方を考える必要があるだろう。
とはいえ、カオス勇者パーティは、イョーベールにビャクと、短期間に2人も裏切り者が出ている。
「お前が言うな」と言いたくなる発言ではあっても、内容そのものはあながち間違ってはいない。
見ている側としては、次は誰が裏切るのか楽しみでならない。
「狂気に冒されて裏切った奴など信用できないとは言うがね、
 神二柱がかりで洗脳されたら、抵抗などできるわけがないだろう。
 それに、われわれの目的は明白だが、あちらは態度からして腹に一物抱えているのが明白ではないか。
 見えている地雷を自分から踏みに行くのを勇気とは呼ばないし、そんなことをしても誰も褒めてはくれんぞ。
 それでも本当に行くのか?後悔してからでは遅いが、そうなってからでは、どうしてやることもできないかも知れんぞ。
 まあ、決意が固いなら止めはしないが」
そう、イョーベールがデミウルゴスと名も無き狂気の神の二柱に操られていたのは明白だ。
デミウルゴスも名も無き狂気の神も、両方とも現状ではラスボス格で、まぎれもない神である。
そんな奴らの洗脳に抵抗できるのは、主人公か最強厨くらいだろう。
ビャクの言い分は、神の力ごときで操られるような奴なんか信用できないと言っているようなもの。
イョーベール相手だからまだ良いが、彼相手でなかったらあんまりな物言いである。

253 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/06(日) 13:12:13.04 0
「そうだ!そういえば名も無き狂気の神は何処へ行った?
 すっかり忘れていたが、今のところ真の敵はヤツじゃないのか?
 わけのわからん萌え神をでっち上げたりとか、規制だ規制だとわめき散らしたりとか、どう考えても全部あいつのせいじゃないか。
 それに私を洗脳から解放したということは、もっと良くない目的のために力を割き始めたと考えるのが自然だろう。
 ビャクよ、とりあえず、きみはもっと冷静になった方が良いぞ」
イョーベールが信用できるできない以前に、当面の敵の一柱だった名も無き狂気の神の存在を忘れてはならない。
つい先ほどまで操られていた0歳児に冷静になるよう言われるとは、さしものビャクも想像していなかったに違いない。

とはいえ、いくらカオスの勇者が信用できないとは言っても、ここでのイョーベールの言い分まで否定し始めたら、
ビャクは自分の目で見たものすら信用できない可哀想な子ということになってしまうので、
たとえどれほどこの蟹スライムのことが気に入らなくとも、まずは一考する必要はあるかも知れない。
ちなみに、もっと良くない目的といえば、具体的には>>245などが挙げられるが、それはまだ知る由も無い。

>>248
男を指して、イョーベールは言った。
「見ろ!そんなこと言ってる間に、私よりも深刻な影響を受けている者が居る!
 デミウルゴスが関わっていない分だけ、よりおかしなことになっているぞ。
 私は物理的な傷なら治せるが、心の傷までは治せん。
 どうしたものか」
この蟹の言うとおり、なるほど男は名も無き狂気の神の影響が全く無いとは言いがたい状態だ。
もし無関係だったら、それはそれで厄介だが。

また、イョーベールはデミウルゴスと同様のアルコーンでもある。
精神的な成長を妨げるために物質界を形作った霊と同質の存在だ。
そのため、精神的な分野はやや不得手で、名も無き狂気の神の影響を取り去るような魔法は扱えない。
単にスキル構成的に言ってステータス異常治癒魔法を持っていないだけでもあるが。

254 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/03/06(日) 16:11:58.70 0
>248
「ああ、なんてワイルドで素敵な料理だ。フラポリーちゃんに是非食べさせてあげたいなあ!」

>250
海蛇が現れ、イョーベールさんに襲い掛かる!
ここまでされたらそろそろ本格的なバトルパートに入っていいだろう。
海蛇に距離を取りながらファイアボールを打ち込んでいく。

あろうことかレヴィアが男さんを籠絡しはじめた!
さてはこの物語を敵同士の2つのパーティーの冒険が同時進行するザッピングストーリーにするつもりか!
伝統あるライトファンタジーに流行の最先端を取り入れるつもりか!?
ホモやアニオタや腐女子が活躍する世界がちらっと見えた気がした。
「長寿スレの秘訣は伝統に凝り固まらずその時々の参加者と流行に合わせて柔軟に変化していく事……!
なかなかいい目の付け所をしているなレヴィアさん! だが断る」

>251
>「…一度狂気に犯され裏切った輩をもう一度仲間に入れるなど正気の沙汰じゃないぞ!!
獅子身中の虫を飼うつもりか?いつ後ろから刺されるか分からん居場所など御免被るからな
意図が不明とはいえ彼女の側に付かせてもらうそちらのほうがまだマシだ」
ビャクさんまでもレヴィアさん派に転向しようとしている。
「それは違うよ。誰だって過ちを冒すことはある。増してや神に籠絡されたら操られるなって言う方が無理だ。
勇者なら過ちを許してあげなきゃ。裏切られてもまた信じるのが勇気だ!」
久しぶりに正統派ファンタジーっぽいことを言ってしまった。
「そいつだっていつ君を裏切るか分からない。目的のために利用して使い捨てるかもしれない。
よく考えて! それでもそっち側に行くっていうなら止めないよ」

>252-253
イョーベールさんも大体似たような事を言って説得している。
語り手妖精はザッピングストーリー化もやぶさかではないと思っているかもしれないが、ボクと語り手妖精は一応別人である。

>「見ろ!そんなこと言ってる間に、私よりも深刻な影響を受けている者が居る!
 デミウルゴスが関わっていない分だけ、よりおかしなことになっているぞ。
 私は物理的な傷なら治せるが、心の傷までは治せん。
 どうしたものか」

『その程度なら智慧の神である私の力でどうとでもなる』
ソフィアが男さんに正気に戻す魔法をかけたようだ。
『ところで話の収集がつかなくなってきたことはないか?
ここは一番身近な共通の敵であるシンタロー・イシハラを倒してから今後の展開を考えてはどうだ?』
ボク達にとってはKISEIを推進する悪しきデミウルゴスの手下だから敵だし、ビャクさんもシンタローイシハラの暗殺を連呼していた。
一方レヴィアたんにとってもこの訳の分からない研究施設の所長なんだからやはり敵だろう。
さすが智慧の神! シンタロー・イシハラをシナリオボスにしてとりあえずこの章の収拾をつける事を提案してくれたぞ!

255 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/06(日) 17:10:05.08 P
>>251
イョーベールと斬り結んでいたビャクは妖精から背を向けると、レヴィアと手を組むことを提案した。
レヴィアは探るような瞳をして、彼を見つめる。
その鷹の双眸には、目的の為に手段を選ばぬ強い意思の炎が見えた。
世界の使い走りと名乗った彼の役割がレヴィアの推測通りなら、ビャクは清廉潔白なだけの人間ではないだろう。
同盟とまでは言わずとも、不戦の選択肢は成り立つかもしれないと考え、レヴィアはビャクに艶然とした笑みを向ける。

「貴方が正義の味方でなく、均衡の守護者なら仲良くできると思うわぁ。
 だって、私はこの世界に在らざるモノたちを排除したいだけなんだもの。
 そうね……私の意図をエレガントに表現するなら、この世界を守る事、かしらぁ?
 きっと、利害だって対立しないんじゃなぁい?うふふ。
 よろしくねっ、ビャク=ミキストリ☆」

続いてビャクと“男”に敵意が無いことを現す為、水魔たちに彼らへの攻撃を停止するよう命令を下す。
lhgn(守れ)と、レヴィアが短くヘブライ語を発すると、波が引く様にビャクと“男”の傍から怪魚が離れて行く。

「これで貴方たちが、お魚さんたちに傷つけられることは無いわ。
 研究所の人間の話だと、イシハラって研究所の所長で文学の選考委員だったかしらぁ?
 このフロアには居ないようだけど……水の振動から、この下にも不自然に広い空間があるみたい。
 百を超える水魔の眼を逃れるなら、そこしかないんじゃなぁい?
 でも、隠し扉やエレベーターの正確な位置までは分からないわ。
 探すのが面倒なら床に穴の一つでも開ければ、水がなだれ込んで溺死したりして……くすくす」

256 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/06(日) 17:21:28.13 P
>>252
ビャクから大蟹に目を戻すと、首を傾げるような奇怪な言葉を吐く。
レヴィアは、彼らが日本語で語ったのでガイアをパラレルな地球なのかと思っただけ。
並行世界の在り様に本気で関心を持って問い掛けたわけでは無いのだ。
さらに男の傍に寄るレヴィアを見て、イョーベールは巧みに挑発をかけてきた。
どうやら裏切りについては一家言あるようで、レヴィアの勧誘の手際について詰り始める。

「うふふっ、随分な言い草ねえ。
 誘惑は不信感を抱いた時にって言うけど、それ以前に貴方たちに対する信頼なんて持てるのかしらぁ?
 異なる世界に生きる貴方たちは、結局はガイアって世界の利益が最優先。
 ガイアと地球を天秤に掛けたら選ぶのはガイア。
 それは良いわ、私たちだって地球の利益を優先するもの。
 でもね、貴方たちは地球の秩序を脅かしているわ。
 この世界に必要なのは、そこの妖精の言う世界樹に寄生してる奴を退治する事じゃなくて自立じゃなぁい?
 世界樹から切り離されて新たな芽として生きること。
 デミウルゴスやら狂気の神とやらの干渉を断ってね。
 そのためには、異次元から持ち込まれたものは一掃しなければいけないわ」

挑むような目で不敵に睨む。
イョーベールの足は、あまり前後の移動に適したようには見えない。
レヴィアは、大蟹の挑発はこちらを懐に誘うことが目的なのかもしれないと考えつつ、言葉を続ける。

「それに私が無理矢理洗脳なり脅迫をしそうですって?
 やだ、酷ぉい……論理を飛躍させて仮定の話で人を威圧するなんて……」

レヴィアは大蟹の暴言に絶句した様子を見せて“男”の腕をギュッと掴む。
イョーベールの狂化中に行われた研究所員の洗脳は、指より細い蛭が十数秒経たぬ間に耳ノ中へ入りこんだだけ。
高い感知能力がなければ察知しえないし、まさか脳を開けて証明するわけにもいかないので、それに関して心配していない。
それよりは奥まった位置からだと仕掛けにくいので、大蟹を外璧に近い位置まで誘導する必要があった。
仕掛ける直前には、手駒も全て地下フロアから引き揚げさせた方が良いだろう。
小魚程度なら捨て駒でも良いのだが、ビャクは悪戯に敵に回した所で得になりそうもない。
仕掛けるのはイシハラ暗殺が終わった後でも良いと考えたレヴィアは、大蟹の様子を窺いつつ移動することにした。
レヴィアは“男”へ向かって鰐程の大きさはある、オオサンショウウオの背に乗るよう促す。

「さあ乗って男さん、あんなバケモノの言葉を信じちゃダメよ」

>>254
轟音が地下フロアの空気を振動させる。
妖精の放った火球がイョーベールに纏わり付いた海蛇を焼き払っていた。
伝統に凝り固まらず、柔軟に変化することが長寿の秘訣と語りながら。
ドロリと肉を溶かした海蛇は、イョーベールの体から剥がれて汚水の中に沈んでゆく。

「あらあら良いのぉ?味方まで巻き添えよ。
 それも伝統に凝り固まらないやり方ってやつなのかしら?怖ぁい」

“男”に聞かせるように、妖精に向かってわざとらしく脅えの声を投げかける。
妖精がビャクに向かって思いとどまるように話しかけた時、ザーザーと水が流れ込むフロアに唸りにも似た声が響いた。
ソフィアと名乗る龍が、イシハラを倒してから今後の展開を考えてはどうかと問いかけたのだ。

「イシハラ?くすくす……倒したいなら倒せばぁ?私は別に止めないから」

自爆装置でもあれば好都合なのにと思いながら、レヴィアは大山椒魚の背に乗って妖精らと距離を獲る。
彼らが、近づいてくるならばそれも良い。
この位置なら迎え撃てるのだから。

【>>ALL オオサンショウウオに乗ってフロアの端まで移動】

257 :◆t7kjAY7URg :2011/03/06(日) 21:09:50.47 0
>>250
>「くすくす……現実逃避はダ、メ☆
 そんなんじゃ、超男にはなれないわぁ。
 殻を破るには本当の自分と向き合わなくっちゃ。
 心の奥に秘められたイケナイ欲望と、ね。
 それを曖昧なままにしちゃダメよぉ。
 さあ、私に言ってごらんなさいな……なんで超男になりたいのかを。
 渇望するモノを全部曝け出してみて」

扇情的にせまるレヴィアに記憶の底から幻が、
懐かしい少女が浮かび上がり重なりあって見えました。

「…心の奥に秘められた…イケナイ欲望…。う…あたまが…いたい…」

男は断片的に過去の自分を思い出します。何かのプロジェクトに参加していたみたいです。
同僚の女の子の恋心を利用してプロジェクトの反抗勢力を潰そうと考えるようなイヤなやつ。
過去の自分はそんな男のようでした。記憶の底で白い歯を見せ半眼で笑いながら舌をぺろぺろています。

「こ、こんなの、ボクじゃない!ボクじゃない!」

>>251
>「気をしっかり持て!こんな所で己を見失えば命も失うぞ!!」
「ビャクさん…。ボクはどうしたら…」(もぐもぐ。泣きながら鍋を頬張ります)
>>252-253
>「見ろ!そんなこと言ってる間に、私よりも深刻な影響を受けている者が居る!
 デミウルゴスが関わっていない分だけ、よりおかしなことになっているぞ。
 私は物理的な傷なら治せるが、心の傷までは治せん。
 どうしたものか」
「ひっく…ひっく…あたまがいたいよ…こころがいたいよ…おなかもいたいよ…」
(お腹が痛いのは食べすぎです)
>>254
>『その程度なら智慧の神である私の力でどうとでもなる』
>『ところで話の収集がつかなくなってきたことはないか?
ここは一番身近な共通の敵であるシンタロー・イシハラを倒してから今後の展開を考えてはどうだ?』

男にかけられる魔法。シンタロー・イシハラをシナリオボスにする!

>>255-256
>「さあ乗って男さん、あんなバケモノの言葉を信じちゃダメよ」
>「あらあら良いのぉ?味方まで巻き添えよ。
 それも伝統に凝り固まらないやり方ってやつなのかしら?怖ぁい」
>「イシハラ?くすくす……倒したいなら倒せばぁ?私は別に止めないから」

しばらく考えて男は大山椒魚に走っていくと、背中によじ登ってレヴィアのすぐ後ろに座りました。

そして…。抱きつきます。強く。息が出来ないくらいに。

「君の意見は正論だ。だけど君はあぶない人だ。大山椒魚にあの人たちも乗せてやれ。人と異形。双方生きる道があるはずだ」

男は男らしいかなってちょっと思いました。

258 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/03/08(火) 15:20:13.80 O
>>240-257
>「わたしぃ?レヴィア=メルビレイ17才でーす☆
「嘘をつかないでください!」
レヴィアの言葉を聞いてアズリアはきっぱりと断言しました。
「善良な市民はぷちゅんと潰すなんて事は言いません!
 テイルさん! 絶対に渡してはいけませんよ!」
…判断材料は言葉だけのようです。 決め付けは良くないですね。
世の中には、ヒャッハー言いながら老人介護をするモヒカンだっているかも知れないのですから。

>「イョーベールさん、よく見て! ボク達友達じゃないか! 共に数々の試練を乗り越えてきた仲間じゃないか!」
>「おお?そういえばそうだったな。コンゴトモヨロシク……」
「よ、よ、よ、…よろしくお願いします・・・」
帰ってきたイョーベールを直接見ないで、アズリアは腰砕けにあいさつしています。
どうやらSAN値チェックに失敗したようですね。 
目があったらもっと精神に大ダメージを受けていたかもしれません。
「・・・実は私、眼鏡萌え何です。
 それでですね。 イョーベールさんも眼鏡かけませんか〜?
 眼鏡ありの方がかっこいいデスヨー。」
目は無いので触手がキョドキョド挙動不審に動きます。
これは怪しい。

> うふふふふっ、今どきの女子高生なら常識よぉ?」
「がーん!!」
年齢的にそう離れていないように見える相手から知らない事実を指摘され。
アズリアは【今どきのじょしこーせー】の実力に激しくショックを受けました。
もちろんそんな事をしている場合ではありません。
どっぱんと水が押し寄せて、激流と共に危険な魚が大量に押し寄せてきたのですから。

>「吾輩は神である。名前はソフィア六分の五……!」
>「ところで素朴な疑問なのだが、あの竜は本当にソフィアなのか?
「本人がそう言ってますから、そうなんではないでしょうか・・・」
自信なさげにアズリアは答えました。
ちなみに流れてきた障害物も怪魚も、今のアズリアには障害にはなりません。
今の彼女の体はある種の電気エネルギー以外には無敵の王者なのです。
食物連鎖のピラミッド的な意味で。

>「あのー…みなさん。つくりすぎちゃいました。もしよかったら食べていただけませんか?」
「人魚はいってますよ!? ジュゴンとかマナティじゃないんですか!?」
人間はダメで人魚は大丈夫というのもどうかと思いますけどね。
>「ああ、なんてワイルドで素敵な料理だ。フラポリーちゃんに是非食べさせてあげたいなあ!」
『おなかすいた。 おれさま りょうり まるかじり。』
看板が流されてしまったので、フラポリーは流れてきた板にそう書き込みました。
古巣の地球に戻ってきて食欲が出たのでしょうか。
ま、こんな事言ってますが元の体に戻らない限り無害なのでご安心を。

259 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/03/08(火) 15:20:54.94 O
>「という訳だ、用が済めば私は消える短い間とはいえ組まんか?
>「どいつもこいつも裏切り者ばっかりだ!」
>「そいつだっていつ君を裏切るか分からない。目的のために利用して使い捨てるかもしれない。
「気をしっかり持って正気に返ってくださーい!
 レヴィアは絶対まともじゃないですよ!
 限りなく黒に近い黒です!」
いい加減カオス勇者に愛想を尽かしたように見えるビャクを、アズリアも引き留めようとします。
きっぱり黒と断言しない辺り、あれで気を使っているつもりのようですね。
ちなみに、アズリア的にはイョーベールの行動は裏切りに入りません。
味方になったのは裏切りではなく改心だと思っているからです。
さらにちなみに、PLの人的には、ザッピングでも裏切りでもなんでもこいですよ。

>『ところで話の収集がつかなくなってきたことはないか?
ソフィアの言葉を待っていたように、広がる水の中央に渦巻きが発生します。
“床に”穴が開いて、水や水魔たちがどんどん地下空間に吸い込まれているのです。
「言論の自由・・・ 表現の自由・・・ そんなものは、この私がKISEIする!」
渦巻きの中心から出現したのは、巨大化したシンタロー・イシハラでした。
イシハラは名も無き狂気の神の力を借り、大魔神化したのです!

「KISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEI!
 私は今期限りで所長を辞任する・・・。
 その前にこの有害スレをKISEIしなければいけないのだーーーっ!!!!」
スレとはイシハラ流に世界を表した言葉ですので、あしからずご了承ください。
「障子に押しつぶされてKISEIされるがいい! 有害キャラども!」
巨人イシハラの叫びで、巨大な障子が落ちてきてカオスパーティーを押しつぶそうとします。
その場にいるレヴィアやビャクや男も、当然このままだと押しつぶされるでしょう。
なお、イシハラは特殊能力によって障子紙を突き破ることができます。
自分の攻撃で被害は受けないはずです。

カオスをこえて終末が近づく。
果たして終末は近づいているのでしょうか?

260 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/08(火) 19:40:12.29 P
>>277
“男”が背後から抱きしめるとレヴィアの肺が圧迫され、桜の唇から苦しげな息を漏らす。
熱い抱擁で束縛を受けるレヴィアは、腕の先を動かしてスカートを捲り、大腿部のホルダーに備え付けていた棒状の物体を掴んだ。

「けふっ……うふふっ、ダメよ……女の子はもっと優しく抱きしめなくちゃ…………ヒュドラッ!」

レヴィアの握る青黒い棒が先端からバサリと音を立てて枝分かれし、柄に九つの房を垂らす鞭と化す。
多肢の鞭は、キャットオブナインテイルという拷問具にも似ていたが、一つだけ明らかに違う点が有る。
鞭の一本一本が生ける蛇で出来ているのだ。
ギリシア神話の九頭蛇、ヒドラの尾を持った様と表現すれば近いかもしれない。
多頭蛇は鎌首を男に向けると噴水の様に伸び上がり、その首に絡みついてギリギリと絞首紐の如く巻き付く。
締め上げる鞭に緩んだ“男”の腕を振り解いてレヴィアは諭すように言う。

「残念ねえ……憐憫に目が眩んで誤った選択をするなんて。うふふっ。
 全てを救うなんて誰でもできる甘い夢想は凡夫のもので、超人の選択じゃないわぁ。
 世の中を動かしてきたのは、いつだって果断な選択を下せる超人たちよ。
 アナタの目指してるのは超男でしょお?
 選ばれた人間になりたいのなら、犠牲を恐れちゃダメ。
 誰かを傷つけることをひたすら恐れる様な羊が、真の男になれて?」

>>259
“男”を締め上げる蛇の鞭が不意に緩んだ。
渦巻く波が、たちまち水位を下げる。
レヴィアは予期せぬ異変の発生に鞭を手元に戻し、渦の中心を凝視して様子を窺う。
フロアから水が引くと、床に現れた大穴の縁を掴んで、下階から巨大な男がフロアへ登って来た。

「また訳の分からないものが現れたわねぇ……。
 見なさい“男”さん、あれが異世界に魂を捧げた売国奴の末路。
 異界の浸食を排除しない限り、こんな脳幹の弱い劣化した人間が無数に生み出されるのよぉ?」

烈火の如く怒る巨人の口から轟音が発せられると、黒い影が地下フロアに入りこむ光を遮る。
KISEIを叫ぶ巨人が、虚空にフロア全体を覆うほどの巨大な障子を出現させていた。
彼の咆哮は条理を超えて、狂った果実を現世に顕現させる。
狂気の神の加護によって、イシハラは自らの著書で創作した物を召喚する魔力を備えたのだ。
突如出現した巨大障子もその一つ。
頭上の影を見た瞬間、レヴィアが床を駆けた。
駆ける先は巨人が這い出てきた大穴。
レヴィアは階下からも強い力の波動を感じていた。
そして、ハイテクか魔術なのかは分からないが、彼が先程まで居た隠し部屋に異界の中継アンテナとなる物が有ると考えた。
奇怪な力の媒介となるものが。
すぐに破壊するにせよ利用するにせよ、他の者より先に抑えなければならない。

大蟹を今、自らの手で葬るというのは諦めた。
レヴィアは、強い魔法耐性と装甲を持つ魔物でも、魔法に依らない物理現象なら生物としての反応を期待できると考えていた。
水で電気抵抗を下げた所で、切断された送電線ケーブルから体内へ大電力を流せば、感電死の可能性が高いと。
しかし、ここからさらに地下では研究施設に電力を送る為の送電線ケーブルは届かないだろう。
見に徹したのが仇となって、一手遅れたのだ。
イョーベールを一瞥し、口元が微かに悔しげに歪む。

走るレヴィアは手に持つ鞭を一閃させて大穴の縁に絡め、己の身を牽引させた。
加速しながら地を蹴って水平に飛び、大穴の中心へ飛び込む。
レヴィアに怪物たちと共同戦線を張るつもりは無い。
異界勢力同士で戦い合ってくれるなら、それに越したことは無いのだ。

「生きてたらまたね〜。チャオ☆」

そう言い残してレヴィアは階下へ飛び降り、このフロアから姿を消した。

【>>ALL 穴の中へ身を躍らせて障子を回避し、階下へ】

261 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/08(火) 22:55:27.77 0
>>254
「むむ、私の勘違いだったか」
この竜神は、デミウルゴスを除く多くのアルコーンが苦手とする精神分野への介入を行っている。
ということは、やはりこの竜神はアルコーンのアドーナイオスではなく、本当にソフィアの分霊と見て間違いはないのかも知れない。

「いろいろ思い出してきたぞ――アルコーンとしての記憶と知識を。
 だが、ソフィアの叡智にまでは届きそうにないから、結局意味は無いな。
 後でいろいろ質問して情報をまとめよう、良いかな」
『いいとも』
「よし」
そういうことになった。

>>257
レヴィアに心の隙を上手いこと突かれてピヨピヨしている男に、イョーベールは言葉を投げかけ、彼の正気をつなごうと模索した。

「青年!男にとって、美女は酒と同じだ。
 酒は呑めども呑まれるなと言うだろう?
 男の中の男たる超男だったら、美女は食っちまうものだ。
 逆に女に食い物にされるような男は男として二流、そんな奴は超男とは呼べんぞ。
 超男を目指すなら、まずは肝に銘じておけよ」
顔だけ美形のスライム蟹が何か言っている。
容貌と言動がまるで噛み合っていないが、わたしのキャラではいつものことである。

「それに――物語の基本は、全てが丸く収まるハッピーエンドだ。
 彼女のように、大事な何かを切り捨てて不完全な結末で満足してしまうのは、それこそ、きみの目指す超男から遠ざかる道だ。
 ああいう一種の『あきらめ』は、夢も希望も捨てて現実に満足した大人を気取っている、 頭の可哀想な子供にでもやらせておけばいい。
 大丈夫だ、全てを丸く収めてハッピーエンドに導く『超男』は、必ず実在する。
 そうだろう?」
とりあえず、明確な意思を持って成長しかけている男の背中を後押しするようなことを言ってみる蟹であった。
どんなにカッコイイことを言ったって、蟹は蟹である。
何度も言うが、発言者はヘンテコな蟹スライムであり、0歳児である。

ちなみに、この発言だが、実はビャクの心の地雷を絶妙な力加減で踏んでいる気がするのは秘密だ。
彼は全てを救いたくても何かを切り捨てざるを得ないような設定だったはずだが、生憎、イョーベールは彼のことをよく知らない。
そう、蟹に悪気は無いんだ。

262 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/08(火) 23:41:55.63 0
>>260
「外見と出自だけでモノを判断した挙句、異界の存在を何もかも十把一絡げにするとは、まったくもって見識の狭い奴だな。
 そもそも、単なるヒーローを超えたスーパーヒーローならば、
 全てを助けたいと思って、それが最後には実現できるのが当たり前ではないか。
 それに、いくらいきなり抱きついてきたからといって、
 真摯に歩み寄る姿勢を見せた相手に蛇をけしかけるなんて、きみには常識が無いのか?」
コイツに常識を語られては、もうオシマイである。
イョーベールは、蛇に噛まれて傷を負った男に回復魔法をかけた。
さっきまでアホなことばかりしていた奴には見えない。

「口振りからするに、きみは『この世界の』神の意志の体現者でも気取っているようだが、
 その神の程度が知れるようなことは控えた方が良いぞ。
 何処の世界でも、常識より神の意思を優先するようになった奴は、ロクデナシとして扱われているからな」
言わんでもいい余計な一言を付け加え、またしても地雷を踏みにかかるイョーベール。
先ほど「見えている地雷をあえて踏むのは云々」と言ったが、それを自分でやっている気がしてならない。
いや、PCの持つ知識とPLの持つ知識を別として考えるのは当たり前なので、イョーベールにとっては「見えていない地雷」なのだが。

そして、レヴィアは勇者パーティとイシハラさんを互いに争わせようと画策し、逃げた。
これぞまさしく、俗に言う二虎競食の計である。
とはいえ、勇者達は目の前のイシハラさんをどうにかしなければならないので、この計略には乗らざるをえない。
「……むう、行ってしまったか。
 絡む相手が居なくなって、一人で延々とSSを書くハメにならなければいいが」
まったくもって余計なお世話である。
「とりあえず、目先の問題を処理しないといけないな」
キャラクターとしては、あくまで逃げた敵よりも目の前のイシハラさんの処分を優先せざるを得ないので、無理に追いかけたりはしない。
と言うか蟹は鈍重なので、追いかけても追いつけないので、目先のことに集中せざるを得ないのだ。

>>259
「アレの扱いは、とりあえずイシハラを殺処分してから考えよう」
こんな人でなしみたいなことを言う異界生物が居るから、異界の生き物は信用できない、などと言われるのだ。
だが、今は蟹で本当に良かった。
もしゴローのままだったら、わいせつ物を常に陳列しているような輩が居るスレなど有害なスレだと言われても、全く言い訳ができないからだ。
「ぬわっ!?」
さて、イシハラさんが振らせてきた巨大な障子は、一番背が高くて大きいイョーベールに真っ先に引っかかっている。
障子は上手いこと蟹の口の辺り、つまりスライムが顔を覗かせている辺りに、綺麗に乗っかってしまった。
このため、イョーベールは前が見えない。
「何打これは、前が見えない!」
そう。だから何度も言っているだろうに、前が見えないのである。
つまり、アイリスが第六天魔王を殺っちゃったときと同じパターンである。
彼は視界が封じられてもがいているが、巨大な蟹がじたばたしているこの状況は、単に障子が振ってくるよりも危険だ。
この巨大蟹に踏まれると、障子に押しつぶされどころではないかも知れない。

263 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2011/03/09(水) 02:57:16.96 0
252-259
>そうね……私の意図をエレガントに表現するなら、この世界を守る事、かしらぁ?
 きっと、利害だって対立しないんじゃなぁい?うふふ。
 よろしくねっ、ビャク=ミキストリ☆」
男と共に寄って来ていた怪魚共がこちらを守る姿勢になるとレヴィアの口から
イシハラの所在を聞かされる
後ろでは思いとどまるようにという声がしていたが
「交渉成立だな…感謝するレヴィア=メルビレイ」

>「どいつもこいつも裏切り者ばっかりだ!」
「狂気に冒されて裏切った奴など信用できないとは言うがね、
 神二柱がかりで洗脳されたら、抵抗などできるわけがないだろう。
 それに、われわれの目的は明白だが、あちらは態度からして腹に一物抱えているのが明白ではないか。

「そうだな、二柱の神に洗脳されれば抗える訳がない…が逆に考えてみろそれゆえ簡単に解放されるとは思えん
本人も気づいていないが正気に戻ったと見せかけて操っているのかもしれない
故に貴様が正気が確実だと言える?お前か?お前の仲間が保証してくれるのか?
貴様等と関わってからそうは経ってないゆえに信頼関係が成り立ってない以上貴様を露ほども信じていない」
確かに強大なラスボス格に当たる神の洗脳を自力で解けるとは思えない
だが、それゆえに簡単に解ける事がおかしいのだましてや相手は神だどんな力を持っているのかすら想像がつかず
洗脳を緩めているだけかもしれないという考えも出来る
>勇者なら過ちを許してあげなきゃ。裏切られてもまた信じるのが勇気だ!」
「気をしっかり持って正気に返ってくださーい!
 レヴィアは絶対まともじゃないですよ!
 限りなく黒に近い黒です!」

「ふん勇者かそんな肩書きでは飯も食えんよ…その判断を勇気と無謀を履き違えてないといいがな
過去の俺だと受け入れただろうがそれに俺はもうじきそちら側に居てはいけない者となる」
皮肉を交えた直後、警告とも別れとも取れる発言をする
外見ではわからないだろうが彼の中ではすでに兆しが見えている
そしてカウントダウンも

>「そうだ!そういえば名も無き狂気の神は何処へ行った?
 すっかり忘れていたが、今のところ真の敵はヤツじゃないのか?
 ビャクよ、とりあえず、きみはもっと冷静になった方が良いぞ」
 
「…奴は共通の敵なのは確かだな狂気など撒き散らされても困るからな」
その意見には賛成だった。

>「ビャクさん…。ボクはどうしたら…」(もぐもぐ。泣きながら鍋を頬張ります)
「……お前の信じる道を行けばいい、あの蟹も言っているが大事な何かを切り捨てて不完全な結末で満足してしまうのか
どうかはお前が決める事だ。俺は愛した女すらも救えなかった男だ…
そしてそのために一つの世界を犠牲にしてしまった」

正しき道を進める青年に対し自らの犯した罪の一部を告白する
愛する女が全ての元凶であることと
世界が同一であり天秤に賭けたとある男の末路を

「そしてこんな運命を敷いた全てを憎みこの様…お前はこのような道を辿るな
俺はハッピーエンドを導く事もできなかった半端者だこれでも足掻き続けてるがな
それが後悔する道だったならばそれまでと言う事だ俺と同じでな
そう感じる前に死ねる事が出来たのならばお前は――目指していた物になれたと言う事だ」
それを言い終えると背中を向けた

264 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2011/03/09(水) 03:14:43.48 0
>『その程度なら智慧の神である私の力でどうとでもなる』
>『ところで話の収集がつかなくなってきたことはないか?
ここは一番身近な共通の敵であるシンタロー・イシハラを倒してから今後の展開を考えてはどうだ?』
「その前にこの有害スレをKISEIしなければいけないのだーーーっ!!!!」
「生きてたらまたね〜。チャオ☆」

イシハラが話の都合上巨人となりシナリオボスとして出てくるとレヴィアは穴の中に消えていった
そして巨大な障子が落ちてきた

「いちいち面倒かけるなよイシハラァァァァ!!」

命令を受けていた対象イシハラが出現した同時に手には剣を持ったまま
降って来る障子に対抗するためビャクの周囲に夢想剣が大量に出現させる同時に射出
こちら側に向かってくる障子をひたすら爆破していた
だが彼という存在に組み込まれたカウントダウンはこの時も蝕んでいた確実に

「あと少しなんだ…わざわざリセットする必要はなくなるはずなんだ
頼む…施行は遅らせてくれ…」

誰かに祈るように哀願するように何者かに呟く


265 :◆t7kjAY7URg :2011/03/09(水) 17:00:38.14 0
>>258>>261
>「人魚はいってますよ!? ジュゴンとかマナティじゃないんですか!?」
鍋の具を見てアズリアがびっくりしていると、迷っている男にイョーベールがこう言いました。
>「青年!男にとって、美女は酒と同じだ。
 酒は呑めども呑まれるなと言うだろう?
 男の中の男たる超男だったら、美女は食っちまうものだ。
 逆に女に食い物にされるような男は男として二流、そんな奴は超男とは呼べんぞ。
 超男を目指すなら、まずは肝に銘じておけよ」
「イョーベールさんは綺麗な女の人を食べてしまえって言ってる…。
だから、人魚くらいなら食べても平気なんじゃないかなぁ?えへへ」
>>263
>「……お前の信じる道を行けばいい、あの蟹も言っているが大事な何かを切り捨てて不完全な結末で満足してしまうのか
どうかはお前が決める事だ。俺は愛した女すらも救えなかった男だ…
そしてそのために一つの世界を犠牲にしてしまった」
>「そしてこんな運命を敷いた全てを憎みこの様…お前はこのような道を辿るな
俺はハッピーエンドを導く事もできなかった半端者だこれでも足掻き続けてるがな
それが後悔する道だったならばそれまでと言う事だ俺と同じでな
そう感じる前に死ねる事が出来たのならばお前は――目指していた物になれたと言う事だ」
「…信じる道。そうだね。男の道は一本道。ボクは自分を信じる!誰かを切り捨てたりなんかしない。
信じた道のさきが、たとえ地獄だって、ボクは笑いながら歩いていくよ!だってそれが男の道だから!!」
>>260
抱きしめたレヴィアからは甘い香りがしました。
男も落ち着きを取り戻していて、色男っぷりをいかんなく発揮しています。
男の腕が6本もなければ美男美女のなかなかよい絵です。
>「けふっ……うふふっ、ダメよ……女の子はもっと優しく抱きしめなくちゃ…………ヒュドラッ!」
「君がいいこじゃないからさ。…ってヒュドラって何?」
レヴィアはいつの間にか多肢の鞭を握っていました。
鞭の先から飛ぶ青黒い筋。風を切る唸りと首に巻きつく冷やりとした感覚。
「…くはっ!!」
見る見るうちに男の顔に朱が昇りはじめます。
6本の腕からは力が抜け、レヴィアはスルリと男の腕から抜け出します。
>「残念ねえ……憐憫に目が眩んで誤った選択をするなんて。うふふっ。
 全てを救うなんて誰でもできる甘い夢想は凡夫のもので、超人の選択じゃないわぁ。
 世の中を動かしてきたのは、いつだって果断な選択を下せる超人たちよ。
 アナタの目指してるのは超男でしょお?
 選ばれた人間になりたいのなら、犠牲を恐れちゃダメ。
 誰かを傷つけることをひたすら恐れる様な羊が、真の男になれて?」
「………」
>>259>>260>>261>>262
蛇の鞭が緩んだ隙に男は大山椒魚の背中から水に飛び込みました。
でも水位が下がっていてフロアの床に強く頭を打ちつけます。
首をやって男は虫の息となりました。白く濁っていく意識の表層で男は巨人の爆誕を見ます。
>「KISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEI!
 私は今期限りで所長を辞任する・・・。
 その前にこの有害スレをKISEIしなければいけないのだーーーっ!!!!」
現われたのは巨人となったシンタロー・イシハラでした。
>「また訳の分からないものが現れたわねぇ……。
 見なさい“男”さん、あれが異世界に魂を捧げた売国奴の末路。
 異界の浸食を排除しない限り、こんな脳幹の弱い劣化した人間が無数に生み出されるのよぉ?」
「…みえるよ…楽園が…。光の大地の真ん中に大きな木が一本見えるよ。
木には沢山の木の実がみのってる。でも幹が細いから折れそうなんだ…。もう…。折れちゃうのかな…」
男には向こう側の世界が見え初めています。はっきり言って瀕死でした。でも。
先ほどまで「超男」の存在を熱く語っていたイョーベールが魔法でキズを治してくれました。

266 :◆t7kjAY7URg :2011/03/09(水) 17:03:06.02 0
>「生きてたらまたね〜。チャオ☆」
レヴィアは逃げたというか落ちたというか先に進みました。
イョーベールさんはSSを書く羽目にならないといいが。と、とても心配しています。

「彼女なら独りでも逞しく生きれると思う」
男は、レヴィアを野良猫みたいに言いました。とっても失礼です。

>「いちいち面倒かけるなよイシハラァァァァ!!」
同時に色々なことが起きます。巨大な障子が落ちてきてイョーベールの視界を奪います。
イョーベールの足下にはアズリア。ビャクはさらに降って来る無数の障子をひたすら爆破しています。

「アズリアさんがあぶない!今、助けるぞー!」
男は無数に落ちてくる障子を避けつつ爆発の下を掻い潜り、イョーベールに走ります。
「イョーベールさんの視界を回復させる!!とー!!」
落下中の障子に足をかけて二段ジャンプする男。イョーベールの顔を覆う障子に6本の腕をさしこみます。
ズボ!ズボ!ズボ!ズボ!ズボ!ズボ!
障子には六つの穴。
「壁に耳アリ!障子に目ありぃーーー!!」
きっと開いた穴からイョーベールの目には素晴らしい世界が映ることでしょう。
でも、男の6本の腕のうちの2本の手の先が真っ赤になっています。
「……血…?」
果たしてイョーベールの目は無事でしょうか。足下のアズリアは?
男は怖くなって震えています。

267 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/10(木) 18:31:42.72 P
大統合全一学研究所の最下層。
奇怪な魚たちが転がる床を踏み締めながらレヴィアが通路を進み、奥に設置された頑丈な扉を開ける。
テロやクーデター、実験の暴走など、不測の事態を想定して造られたシェルターの扉を。
汚水は、すでに完全に下水へ排水され、扉を開けても流れ込む事は無い。
レヴィアが入った部屋の中にはシンプルな内装にコンピュータが並び、中央で太陽を模したオブジェが鎮座している。
目に見えぬ針のような妖気が漂う中を歩き、彼女は部屋の中央へ進む。
太陽のオブジェはイシハラと完全に同調しているようで、彫刻の瞳には彼の見るものが映っていた。
現在も地下フロアで行われている戦いの様子が。
それをレヴィアが覗きこむ……。

「あらあら、どうやらあの男は大蟹に垂らし込まれちゃったみたいねえ。
 空を飛べると信じさせて、無垢な幼児にビルの飛び降りを勧めるなんて残酷な蟹だこと……くすくす」

嗤いながら、レヴィアは部屋に備え付けられていたテーブルの引出しからサインペンを取り出す。
屈んだレヴィアは、細い指でペンを器用に操って床に複雑な紋様を描き始めた。
それは異界から流れる力を制御して呼び込み、隣界との接点をここに集約するための魔法円。
彼女は異次元の通路となっている太陽のオブジェを媒介として、
阿弥陀クジの様にバラバラにこの次元へ伸びる異次元の接点を、ここへ集約し、捩り合せて一本に束ねるつもりなのだ。

【>>地下フロア】
地下フロアでは、レヴィアが去った後も戦いが続いていた。
ビャクが面倒を掛けるなよイシハラァァァァ!!と叫びながら、魔力の剣を無数に出現させた。
飛翔した彼の剣は次々とイシハラに突き刺さり、流れる飛沫が床をどす黒く染める。
血みどろの巨人は攻撃して来たビャクを、にこやかな顔で見下ろして言う。

『わかった、面倒は掛けないよ。無採決で法案を通してKISIするからね』

支離滅裂だった。
狂気に憑かれた者の言葉には、筋も脈絡も無い。
迷走する竜巻の様に、得て勝手に狂った感情をぶちまけるだけなのだ。
そして気が移ろったのか、いきなりテイルに首を向けたイシハラは恐ろしく不興げな顔だった。

『もう新旧交代の時期じゃありませんか。
 神や妖精のように、前頭葉の退化した一億才の老人に世界を任せる時代は終わったんじゃないですか』

イシハラが筋肉を収縮させると、体に刺さった剣が盛り上がる。

『非実在青少年をKISIする』

巨人に刺さっていた数十の魔剣は、肌を逆撫でる兇風を伴ってテイルに向かって撃ち出された。

『不法入国した多くの魔物が凶悪な犯罪を繰り返しており、
 大きな災害が起きた時には騒擾すら想定される……よって魔物もKISEIするよ』

続けての彼の奇行は、狂気が生み出したインスピレーションによるものなのだろうか。
突然ジャンプしたイシハラは外壁にしがみつくと、上に手を伸ばして研究所崩壊の際に断線した高圧線を掴んだ。
大統合全一学研究所は、現在の科学力を超える高度な研究施設であり、通常の施設の数倍の電力が供給されている。
そして、その数十万ボルトの大電力は、まだ送電を止めていないようだった。
イシハラがケーブルを振り回すと、地面に触れたケーブルの先端からバチバチと激しいスパークが散る。

『ここは処刑の部屋だからね』

イシハラが釣り糸の様に投げたケーブルは、宙を飛翔してイョーベールとアズリアのいるであろう辺りに投げつけられた。

268 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/11(金) 01:13:41.26 0
>>263-264
まだ洗脳が完全に解けていないのではと言われているが、こればかりは言い訳のしようがないので黙るしかない。
イョーベールは解放されたつもりであるが、何を仕掛けられているかはわからないのだ。
それはともかく、障子に視界を阻まれてもがいていると、ビャクが何か祈り始めた。
「おいどうした、さっきからリセットとか何を言ってるんだ?
 まさか、この世界が爆発するのか?
 もしそうなら、この世界の産地をちょっと確認する必要がありそうだな」
チャイナボカンシリーズで検索すると分かるとおり、中国製品はよく爆発するらしい。
とはいえ、この世界が中国製品ということはまずないので、流石に爆発はしないだろう。多分ね。

>>266
男の勇気ある行動により、イョーベールは救出された。
超男になる日も近いかも知れないが、それは本人がどの辺りまで男を上げて満足するかにもよるだろう。
「むむ、コレは障子だったか!
 穴が開いて少しは見えるようになったぞ、よし助かった!
 ……おい、どうしたんだ、その血は?」
男の腕に付着している真っ赤な鮮血だが、これの正体がまるでわからない。
アズリアは今や立派な空飛ぶポリプ状生物、イョーベールは青い色のゼリー状のスライムである。
どちらも赤い血が流れているのか、甚だ疑問であると言わざるをえない生物だ。
「それはひょっとして、聖痕とかいうやつか?」

>>267
とうとうイシハラの頭がおかしくなってしまった。元からだが。
そして、何故か主張が先ほどのレヴィアと驚くほど類似している。
「何だ、こいつまで!
 言っている事が先ほどの小娘と同じではないか。
 この世界がこんな連中ばかりなら、『枝切り』をしてしまっても良くないか?」
安易に何かを切り捨ててハッピーエンドを放棄するなと言った舌の根も乾かないうちにこれである。

『ここでイョーベールの言う『枝切り』について解説しよう。
 そもそも世界樹の枝は、ある方向性を持った世界の基幹で、葉っぱや木の実はその世界の分岐した可能性を表しているんだ。
 枝切りというのは、世界樹の枝を切ってパラレルワールド(≒平行世界)ごと滅ぼすことで、
 別の枝に属する世界に効率良くエネルギー――主に、世界を構成する『バイト』が行き渡るようにすることを言うんだ。
 こうした行為は、主に自分の世界が深刻なバイト危機に陥っていることを察知した人が仕方なくやることが大半だ。
 もちろん、イョーベールの言うとおりに、この世界に対して『枝切り』を実行しようものなら、
 レヴィアの言葉にあらゆる角度からの説得力が生まれてしまうことになって、本当に悪役になってしまうよ。
 ところで、デミウルゴスが新しく世界樹を作るために今の世界樹を滅ぼそうとする行為も、枝切りの延長と言える。
 デミウルゴスやイョーベールのようなアルコーンの多くは、この壮大な『枝切り』に関わっている可能性が高いんだ』

以上が叡智の神ソフィアによる、わかるようでわからない『枝切り』の解説である。
ちょっと前までの天神様のようなポジションが定着しないか心配になるくらいの解説っぷりだ。
いつの間にかソフィアの口調がNHKか何かのお兄さんみたいになって深刻なキャラ崩壊が起きているが、
残念ながら内容そのものはNHKの教育版組のようには優しくない。

269 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/11(金) 01:48:40.74 0
「さすがは叡智の神!見事な解説だと関心はするがどこもおかしくはない。
 そうか、枝切り――ハッ、まさか!?」
イョーベールは何かひらめいたらしい。
「そうだ、さっきからこの世界はやたらイベントが濃ゆい、
 と言うかさっきの女を筆頭に、さっきまでチンチロリンをしていた博徒どもとか、やたらとキャラがクドい奴が多かったな。
 これは、ひょっとすると嫌な予感が的中するかも知れないぞ。
 この世界の『バイト』はどうなっている?」

バイトとは、世界を構成する力のことである。
確かに、この世界を満たすバイトの量を知ることで、レヴィアたんの目的をほぼ全部読める。
だが、それは誰に聞けばいいのだろう?
そもそも、解説さんことソフィア神の言うとおりであるならば、
こういうことは、アルコーンであるイョーベールの専門分野である気がしてならないが、誰かが答えてくれるさ。きっと。

「ううむ、だんだんと全ての謎が一つに繋がってきている気がするぞ。
 今日の私は一段と頭が冴えている。いい感じだ。こんな気分で頭を動かしたのは初めてだぞ。
 名も無き狂気の神についても気になる。
 そうだ、デミウルゴスと同様のアルコーンとしての知識によれば、
 確か名前を呼ぶ事が許されない神が、何処かの世界にいると聞いたことがある――
 そして、名も無き狂気の神は名前が無い――
 なんということだ、どちらも『名前を呼ぶことができない神』という点で共通している!
 これは果たして偶然だろうか、いやそんなはずはない。
 ということはつまり――!」
だが、いろんな疑問や推理の答えが返ってくる前に、例の神を動かす大電力を持ったケーブルが、イョーベールの背後から襲いかかる。
イョーベールはただでさえ回避に適性が無い巨体の持ち主なのに、その上長ったらしい説明台詞で忙しいので、反応することさえできない。
「ぬわーーっ!!」
これはいけない。多分致命傷だ。なんてこったい。

270 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/03/11(金) 06:54:09.15 0
>257
>「君の意見は正論だ。だけど君はあぶない人だ。大山椒魚にあの人たちも乗せてやれ。人と異形。双方生きる道があるはずだ」
「君はもしや……」
平和共存を願う心。記憶喪失といういかにもな設定。そしてボロボロの身なりで身をやつしているが実は美形な顔立ち!
世界を救う勇者を探すという固い決意を胸に旅立った日の事を思い出した。
全然やる気なかったじゃんというツッコミは禁止である。
「そうだ、ボクは本来勇者を導くナビゲーターポジション志望だったじゃないか。
なれるよ、キミなら超男になれる! キミこそがボクが探していた勇者かもしれない!」
いや、その、アズリアさんも性格は勇者として申し分ないのだが、なんというか外見があまりにも斬新すぎる。

>259
>「言論の自由・・・ 表現の自由・・・ そんなものは、この私がKISEIする!」
ついにシナリオボスが登場した!
>「KISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEIKISEI!
 私は今期限りで所長を辞任する・・・。
 その前にこの有害スレをKISEIしなければいけないのだーーーっ!!!!」
「させてたまるかああああ! 言論の自由と表現の自由は決して侵してはならない恒久の権利!
それをKISEIするなんて心の死だ!」

>「障子に押しつぶされてKISEIされるがいい! 有害キャラども!」
「なんのっ、寄らば大樹の陰!!」
ボクは障子攻撃から逃れるため、巨大なイョーベールさんの影に隠れた!

>260
「生きてたらまたね〜。チャオ☆」
「あっこら! カオスなもの同士に戦わせて潰しあいさせる気だな! なんてこった!」

>262
>「何打これは、前が見えない!」
「これはまずい!」
こんなところにいては真っ先につぶされてしまう。
全くの別人のはずなのに、今のイョーベールさんはなんとなくアイリスさんを彷彿とさせた。

>264
>「いちいち面倒かけるなよイシハラァァァァ!!」
ビャクさんが障子を爆破する。


>267
>『もう新旧交代の時期じゃありませんか。
 神や妖精のように、前頭葉の退化した一億才の老人に世界を任せる時代は終わったんじゃないですか』
「ボクに言わせれば逆だね。キミ達の世界はもう随分と長い間神や妖精を忘れすぎてたんじゃない?
とても豊かだけどどこか息苦しい。
でもヨウちゃんみたいな人はボク達人で非ざる者の事をずっと覚えててくれたんだ……!」

『非実在青少年をKISIする』
「くっ! どうすればいいんだ!」

その時! ソフィアが動いた!
―― 今こそ汝の剣に我が加護を与えましょう!――
テュポーンが眩い光を放ち、鞘が解ける。
同時にボクは戦闘形態に変身した! 涼やかな美形の顔立ちとすらりと伸びる手足に、豪華絢爛な翼。
これで非実在青少年KISEIからは逃れられる!
テュポーンの柄の部分を見ると、太極図の白と黒の間に線が入っていた。
つまり一応テュポーンを制御できるようになったということか!
「鼻息真拳、超ミサイルプロテクション!」
激風に乗った魔剣を阻む突風の防波堤を展開する!

271 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/12(土) 17:34:34.78 P
>>268-269
巨大な生き物たちの発する声は、亀裂の入ったコンクリートを通じて僅かながらも地下に届くようだった。
開け放たれたドアから、ソフィアとイョーベールの声が微かに漏れ聞こえてくる。
世界樹、枝切り、バイト……レヴィアは彼らの話を半信半疑にではあるが、おおまかに理解した。
疑念が残るのは異世界人との数度のやり取りで、言葉は同じでもそこに込められる概念に異なる部分を感じていたためである。

「うふふっ、要は地球で起きている問題と同じじゃないの。
 人口爆発が齎す環境破壊、資源枯渇、人種暴動、犯罪増加、内乱、戦争……。
 エネルギーが有限なら、持ってる奴から奪わなくちゃ、ねえ?」

レヴィアは目的に一つ手順を加えることとした。
異次元からエネルギーを収奪した上で、宇宙樹からこの次元を切り離す。
唯一の懸念はJHVH(造物主)の怒り。
本気で止めようと思えば、この世界の造物主は今すぐ全てのものを消滅させることが可能なのだから。

「私を止めたいなら……今すぐ徴を示しなさい」

天への問いは静寂に吸い込まれる。
何も起こらない事に安堵を見せたレヴィアは微笑し、次元の揺らぎを集約させる儀式を遂行することとした。

「――KATOLIN LEPAC――OMET LEPAC――RAMALATZ LOMIOL――」

レヴィアの口から奇怪な句が発せられると、魔法円が陽炎の様に揺らぎ、内に異界の光景が現出する。
それは砂漠になり、次の瞬間には城となって、揺らぎが像を掻き消すと新たに草原の景色を創り出していた。
こちら側に集約された異次元への通廊が熊手状となった影響なのだろう。
例えるならЖ形の溝を埋め立てて、Ψ形にしたようなもの。
見知らぬ次元である以上、ガイアと呼ばれる世界なのか、別の世界なのかは判別はできないが、
魔法円の中に現れたのが地球と隣接する次元であることに間違いは無い。
仮に世界樹をA、この次元をZの位置に置くなら、Yに位置する異世界。
後は向こう側に渡り、地球側に通じる複数の次元通廊を束ねて、Ψ形の通廊を一本の線に束ねる。
そして残った通廊を裁断して破壊すれば、この次元は完全に世界樹から切り離されるのだ。
異次元の高エネルギーを取得するという目的を加えたが、おおよそのプランはこれで良いはず。
しかし、この揺らぎを留め置いて維持するのは容易いことではない……向こう側では魔術に長けた協力者が不可欠だろう。

>>270
轟という風鳴り。
爆発音にも似た音が、姿を変じた妖精が颶風を生み出したことをレヴィアへ報せる。
風の壁は魔剣を吹き散らし、両者の間に剣の嵐とも言うべき空間を作り出す。
数瞬の合間に宙を踊り狂う刃たちは暴風神に薙ぎ払われるが如く一本残らず叩き落とされ、無機質なコンクリートを仮の鞘としていた。
“男”の目の前の床にも、ギンッと音を立てて数本の夢想剣が突き刺さる。

【>>ALL Player シャローム。サーバーの回線は昨日から通じてたのね。こちらは無事よ☆】

272 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/03/13(日) 01:39:00.75 O
>>259-271
>「……血…?」
>「それはひょっとして、聖痕とかいうやつか?」
「そういえば聞いたことがあります!
 神に選ばれた像は夜中に血の涙を流すという伝説を・・・!
 きっと男さんが超男に近づいた証拠ですよ!」
自説を披露するアズリアですが、像が泣くのはあまり関係ない上に微妙に怖い話です。
正痕か否か、それは今後の男さんの活躍ではっきりするでしょう。

>「ううむ、だんだんと全ての謎が一つに繋がってきている気がするぞ。
「な、なんですってー!? それはいったいどんな答えですか!?」
先ほどから“普通の”異世界人アズリアには理解不能の話ばかりでしたから、仕方ありません。
イョーベールの言葉にアズリアは食いつきました。
レヴィアが逃げたのも、イシハラを倒すことも忘れて食いつきました。
・・・前者はともかく後者は忘れてはいけませんでした。
イシハラは高圧電線を掴むと、アズリアとイョーベールに向けて投げつけたからです。

『アッー!』
見ていたフラポリーが木の板にそう書き込んだのも無理はありません。
一方のアズリアは身体強度に自信があるのか避けずにケーブルを受け。
・・・弾けてしまいました。
ようするにポリプ状の身体がバラバラになってしまったのです。
イソギンチャクをバラバラにしたような光景は、グロいと感じられる人にはグロいかもしれません。
それはともかく。
これでアズリアもフラポリーも干渉能力が限られてしまったわけですね。
戦いは他の方に(>>270とかにです。)がんばっていただきましょう。

さてさて。
しばらくするとアズリアは霊体になって、落ちている板への書き込みを始めました。
『なんで体が壊れちゃったんですか!?
 ある種の電気エネルギー以外には無敵です。って言ってたじゃないですか!』
だから、あの線が偶然その【ある種の電気エネルギー攻撃】だったんですよ。
いやあ。 偶然って恐ろしいですねえ。

『とにかく! 今は大切な時期なんです!
 今すぐ私を自分の体かフラポリーさんの体に戻してください!』
そうは言われても、フラポリーの身体は見ての通りバラバラですからねえ。
・・・そうそう、そういえば身体を壊してしまった事、フラポリーに謝らなくていいんですか?

『はっ! そうでした!
 すみませんフラポリーさん! 大事な体をバラバラにっ・・・?
 ・・・あの。 フラポリーさんはどこに行かれたんですか?
 あれ? PLの人まで・・・。 みんなどこに行っちゃったんですか〜〜〜!!!?』
もちろん、皆さんはこの漫才もどきを聞いていてもいなくても構いません。
確実な事は1つ。
フラポリーがどこかに行っちゃった事です。

・・・ああ、もう1つ確実な事がありましたね。
枝切り。とイョーベールは表現しましたが、事態がもうちょっと深刻な事です。
>木には沢山の木の実がみのってる。でも幹が細いから折れそうなんだ…。もう…。折れちゃうのかな…」
男さんは実に良いものを見ました。
実はこれ、今の世界樹のイメージ映像なんです。
木の実はそれぞれの世界で、幹は世界を繋ぐライフライン世界樹。
幹が折れたら実はどうなるか?まともな植物を知っている方なら末路はご想像のとおりです。
しかも世界樹を折ろうとしている輩がいるわけですから、さあ大変。

・・・この世界の危機的状況が、ROMの皆様にもおわかりいただけたでしょうか?

273 :◆t7kjAY7URg :2011/03/13(日) 06:09:52.87 0
>>270
>「そうだ、ボクは本来勇者を導くナビゲーターポジション志望だったじゃないか。
>なれるよ、キミなら超男になれる! キミこそがボクが探していた勇者かもしれない!」

「そうかな?ボクは君の探しているような立派な勇者ではないと思うけど…」

可愛い妖精のテイルに誉められて男は頬を赤く染めました。
>>268>>272
>「それはひょっとして、聖痕とかいうやつか?」
>「そういえば聞いたことがあります!
 神に選ばれた像は夜中に血の涙を流すという伝説を・・・!
 きっと男さんが超男に近づいた証拠ですよ!」

イョーベールとアズリアは聖痕について詳しいようです。

「せいこん…。それは君がみた光。ボクがみた希望…。あ!それは青雲だね」

>>271
“男”の目の前の床にギンッと音を立てて数本の夢想剣が突き刺さりました。
ビャク。テイル。イシハラの三人の攻防の凄まじさがうかがわれます。

「聖痕に魔剣。これは神がボクに与えた啓示なんだろうか…」

呟く男の目の前で、アズリアが爆ぜました。

「うああああああああ!!!!!!アズリアさぁあぁあん!!!!!」
気がつけばフラポリーの姿もありません。
>「ぬわーーっ!!」
おまけに「ぬわーーっ!!」とイョーベールが悲鳴をあげています。
アズリアが盾となってくれた御蔭でイョーベールとケーブルの接触までには
ほんの少しの時間差が出来ました。男はその時間差を見逃しませんでした。
夢想剣を投擲しケーブルを切断します。

世界樹、枝切り、バイト。男の心の奥で蠢動する不安。

「もしかしたら世界樹はボクたちの血を求めているのかもね」
男は考えているうちに鬱になってきて変なことを口走りました。

274 :ビャク ◆hfVPYZmGRI :2011/03/16(水) 20:01:45.74 0
>>265
>「…信じる道。そうだね。男の道は一本道。ボクは自分を信じる!誰かを切り捨てたりなんかしない。
信じた道のさきが、たとえ地獄だって、ボクは笑いながら歩いていくよ!だってそれが男の道だから!!」
後ろから清々しいほど気持ちのよい希望と決意に満ち溢れた声が聞こえた
振り向けばきっといい眼をしているだろう
久しぶりにいい物を見れた気がする
実に気分が良かった。せめてこの者夢ぐらいは守れる者であろうと
そう心の中で誓った

>>268
>「おいどうした、さっきからリセットとか何を言ってるんだ?
 まさか、この世界が爆発するのか?
 もしそうなら、この世界の産地をちょっと確認する必要がありそうだな」

「………聞こえたかならばさっさと逃げろこの世界はもう…」
そこから先は口にはしなかった
なぜならばそこには辛い選択しかなく改めて口にすれば
自分の立場と役割を嫌でも自覚してしまうからだ

>「…みえるよ…楽園が…。光の大地の真ん中に大きな木が一本見えるよ。
木には沢山の木の実がみのってる。でも幹が細いから折れそうなんだ…。もう…。折れちゃうのかな…」

「そうか…この世界にも終幕が近いというわけだな」
一刻も早くしなければ――この世界はいや全ての分岐世界は終わるだろう
もう自身が居られる時間は限りなく短かったのがすでに分っていたから

>>267
>『わかった、面倒は掛けないよ。無採決で法案を通してKISIするからね』
剣山のごとく魔力の剣が突き刺さりながらもなんら顔色変えずに放ったこの一言
もはや狂っている――ただその一言に尽きる
ならば言葉は要らぬ
居るのは死を与える決定的な過程と一打
意志は確実にこの世界に終幕を与え、帳尻を合わせるための地上げ屋
永久闘争存在と変えられつつも
この世界が終わりを告げようともせめて理想を夢見
世界を変えられる希望と運命を持つ者達
生き残らせるという想いだけを胸に一歩を踏み出す

>>272-273
>「もしかしたら世界樹はボクたちの血を求めているのかもね」

状況はすでにそうなっていたが、自身の最後の意志でそれを意地でも
否定させてみせるそのために自身で居られる時間も幾ばくもない最後の言葉を発する

「……そんな事はさせん…お前たちは早く向こう側の世界に行けそして止めるんだ
俺は…此処で奴をイシハラを倒す。無命剣よ!我が命の輝きで道を照らせ!!」

ビャクの持っていた無命剣フツノミタマから自身の持つ全ての力を捧げた事により
金色の炎の嵐を巻き起こしイシハラに捨て身同然に近づき
そして殆ど零距離で女神転生では問答無用の最強魔法を死力を尽くして放つ

「お前は此処で果てるんだ!メギドラオンッ!!」

この言葉と共に光に包まれ大爆発を起こした
そしてその衝撃により地面にヒビが入り地面に大きな穴が空くと
「じゃあな…男よ…守るべき者だけは違えるなよ」
その暗い奈落の底の様な穴にイシハラと共に落ちて行った。



275 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/16(水) 23:09:16.37 0
>>272>>274
一瞬遅れ、コードが切断されたことにより、イョーベールは事なきを得たようだった。
「あれ、死んだと思ったら生きていた……むっ、他は!?」
他はといえば、とりあえずアズリアin空飛ぶポリプ状生物が危篤、それどころか聖天していた。
「とりあえずザオリクだな……」
ザオリク。DQシリーズではお馴染みの死者蘇生の魔法である。
とはいえ、どのような形で蘇生されるのかは知らない。
アンデッドということはないが、元のアズリアかも知れないし、フラポリーの身体がそのまま再生されるだけかも知れない。
ひょっとすると>>245で活動を始めた天使軍団が一晩でやってくれたために、死者蘇生の魔法が効力を発揮しないこともありうる。

「クソッ、このまま守り続けても埒が明かない!
 こうなったら防御を捨てて、アタック・フォームに変形するしかないか!」
先ほどボスキャラの座を降ろされたので、そのままお蔵入りになるかと思っていたが、そう、イョーベールは形態変化を残していたのだ!
突然出てきた形態変化の設定だが、元ネタにおけるイョーベールは蟹座担当のアルコーンであると同時に、何故か射手座も担当している。
よって、キャンサー形態からサジタリウス形態に変形する理由が、一応ある。

さて、その変型過程は謎だ。物理的にありえない変型をしている。
あの巨大蟹が、何故か同じくらいのサイズのケンタウロスのような形状のメカに変型した。
そいつはモノアイを赤く光らせ、四本の腕にそれぞれボウガンを装着している。
蟹だったときに甲羅の中に居た巨大スライムは何処へ行ったのか?それは誰も知らない。
ともあれ、この射手座を模したロボは、元ネタのドラクエシリーズではサージタウスといって、いかにも攻撃的なヤツだ。

「どうだ!サジタリウス・フォームになったことで、攻撃的になったぞ!
 耐性がいろいろ残念になったがな!
 だが、守りを固めるばかりで打って出ずして、何が勇者か!
 これからは攻撃的に行くぞ!」
いろいろ説明台詞である。
また、同時に、聖闘士星矢的な意味でも地位が向上したが……
「この一撃で――!」

>>276
四本の腕に装着されたボウガンを構え、矢の弾幕をご馳走しようとした矢先のことであった。
「えっ」
ビャクがイシハラを道連れに奈落の底へと落ちていった。
誤射するといけないので、とりあえず呆然と見送った。
「ビャク……無茶しやがって……」

276 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/03/17(木) 00:04:48.77 0
>268-269
「どこかで聞いたことがあるぞ。原初にこの世界を支配していた神々の宇宙的恐怖の神話。
その神話の名はクdrftgyふじこー、あれ?なぜか発音できない!」

>272
「アッー! アズリアさんがいつの間にか死んどる!」
といってもイソギンチャクは本来アズリアさんの体ではないわけで幽体は無事だからまあよしとしよう。

>273
>「もしかしたら世界樹はボクたちの血を求めているのかもね」
「自らが生贄となって世界を救う悲劇の英雄譚……美しくて実に素晴らしい! だが断る。
犠牲にはしないよ。誰一人犠牲になっていい人なんていない!」

>274
>「……そんな事はさせん…お前たちは早く向こう側の世界に行けそして止めるんだ
俺は…此処で奴をイシハラを倒す。無命剣よ!我が命の輝きで道を照らせ!!」
>「お前は此処で果てるんだ!メギドラオンッ!!」
「ちょ、おま!」
誰一人犠牲にしないと言った矢先死亡フラグが全開だ!

>275
>「ビャク……無茶しやがって……」
ケンタウロス型のメカになったイョーベールさんがビャクさんを呆然と見送る。
「行こう、ビャクさんの想いを無駄にしないために!」

その時ボクはある事に気付いた。
世界の命運を託され夢想剣を手にした美青年。勇者のナビゲーターポジションの凛とした妖精。
かっこいいケンタウロス型のメカ。
あとはアズリアさんが元の美少女の姿で生き返ればまごう事なき正統派勇者パーティーだ!
ボク達が正統派勇者パーティーになれるかどうかはアズリアさんにかかっている!

>271
「行こう、ビャクさんの言ってた”向こう側の世界”へ! おそらくそこに真のシナリオボスがいる!
もっと地下から次元の揺らぎを感じる!」
次元の揺らぎを追ってさらに地下に向かう。

277 :◆t7kjAY7URg :2011/03/17(木) 16:40:25.70 0
>「……そんな事はさせん…お前たちは早く向こう側の世界に行けそして止めるんだ
>俺は…此処で奴をイシハラを倒す。無命剣よ!我が命の輝きで道を照らせ!!」

「…ビャクさん。まさか…死ぬ気じゃ?…やめて!やめるんだ!ビャクさん!!」

男が止めるのも聞かずビャクは金色の炎を纏いイシハラに近づいていきます。

>「お前は此処で果てるんだ!メギドラオンッ!!」

ビャクの放った光は大爆発を起こし、地面に大穴を穿ちました。

>「じゃあな…男よ…守るべき者だけは違えるなよ」

「ビャクさぁーーーーーーーーーーーーんっ!!!!!」

深い奈落。

男が叫ぶビャクの名は、黒で塗りつぶされた漆黒の闇の底に吸い込まれるだけでした。

「ありがとう…。ビャクさん。君がいてくれてよかった。…君に会えてよかった…。
…とおく…とおく、時の輪の接する場所で、…まためぐり会おうね…」

>「ビャク……無茶しやがって……」
サジタリウス・フォームになったイョーベールも悲しみにくれています。

>「行こう、ビャクさんの想いを無駄にしないために!」

「うん」
6本の夢想剣は男の手の聖刻の力で刃鳴りをしていました。
漲った闘気が魔剣に呼応しているのです。

* * * * * * *

男は幽体のアズリアさんがどんな感じになるのかと心配しながらも
みんなと一緒に地下へと進みます。

しばらく進むと核シェルターの扉のように大きく分厚い扉が見えました。
扉は開いていました。

「この先にレヴィアがいる」
男が恐る恐る入って見ると、部屋は只ならぬ妖気で充満しています。
中にはシンプルな内装にコンピュータが並び、中央で太陽を模したオブジェが鎮座していました。
塔の傍らには魔法円を媒体とし宙に浮かびあがって見える蜃気楼の様な風景。

「…これは」瞠目する男。

天井からは小石がパラパラと落ちて来ます。よく見れば部屋には無数の亀裂。
きっとビャクのメギドラオンの影響でしょう。残された時間はあと僅かのようです。

「レヴィアさん!そこにいるのか!?ここは危険だ!もう帰ろう!」

ゴゴーン!天井の一部が崩れ落ち太陽のオブジェを潰しました。
同時に魔法円から浮かぶ蜃気楼が、狂ったアメーバーの様にまわりに飛び散ります。

>>ALL
アメーバに飲み込まれてしまったら異世界に飛んでいってしまうことでしょう。

【アメーバはシナリオボスの前のちょっとした前菜です】

278 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/17(木) 19:46:25.87 0
>>276-277
詠唱を続けていたレヴィアが気配を感じて精神の集中を切る。
地下室の扉を開けて、妖精や“男”が室内に入って来ていた。

「……どうやら貴方達も生き残っちゃったみたいね。
 ボスキャラがどうとか言ってたけど、お楽しみのゲームはクリアできて?」

レヴィアは薄く笑い、片手で床の紋様を指し示す。
床には青白く燐光を発する魔法陣が描かれ、その内側には無数の景色が重なり合っていた。

「うふふ……これ?
 これはね、異界から送られてくる力の流れを利用して空間の歪みを集束したのよ。
 今、次元の通路はとても安定していて、次元崩壊に影響を与えず安全な行き来が出来る状態。
 異次元の地理は分からないけど、ナビゲートしてくれれば、多分望みの場所にも繋げられるわ。
 そっちは安全に帰れて、こっちの世界は異次元の魔物に消えて頂ける……。
 あら、これって良いこと尽くめじゃないの?そうね、そうだわ。すごぉい!」

わざとらしく声を上げた後、レヴィアは思案するように軽く握った右手を頬に当てる。

「さて……それでここからが本題、ね。
 この次元から異次元の影響を一掃するには、宇宙樹から切り離さないといけないみたいなのよねえ。
 そのためには、隣の次元に渡って同じ作業をする必要が――」

遮る様に危険を叫ぶ“男”の声。
鼓膜を震わせる轟音にレヴィアの笑みが凍り付いた。
轟音は“男”が発したものでは無い。
天井の一部が崩落し、地下室に大量の石片と溶け爛れた肉塊を降らせたのだ。
グズグズに崩れた肉塊は、狂気を静かに閉ざしたイシハラだった。
おそらくは、その質量によって何度も中間で崩落を繰り返し、この地下室まで達したのだろう。
彼の落下した場所は、狙い澄ましたかのように太陽のオブジェの上。
押し潰された彫刻は砕け散って、もはや次元間の通廊を安定させる魔術アンテナの用は為すまい。

「……運が無かったわね。たった今、こちらの交渉カードが潰えてしまって。
 シンボルも流れ込む力も無しに、この規模の次元通廊を造り出すには長い時間が掛かるわ。
 つまり、また次元間の移動をして欲しくない状態になってしまったってことね。
 アナタたち、私が何ヶ月も儀式を行うのなんて悠長に待てないでしょ?
 残念だけど平和的な解決は諦めてちょうだい」

冷気を帯びた冬の声で宣告すると、レヴィアが右腕から黒い影を伸ばす。
多頭蛇の鞭は宙を疾り、九本の黒雷を描きながら、一行の先頭にいたテイルと“男”に向かってゆく。
このヒュドラを模した鞭に巻き付かれれば、鋼鉄のワイヤーで締め上げられる程度のダメージはあるだろう。
もし噛みつかれれば、毒蛇に噛まれた程度の影響もあるかもしれない。

【>>男、テイル 蛇の鞭が襲ってくる】

279 :◆t7kjAY7URg :2011/03/20(日) 16:28:40.04 0
>「さて……それでここからが本題、ね。
 この次元から異次元の影響を一掃するには、宇宙樹から切り離さないといけないみたいなのよねえ。
 そのためには、隣の次元に渡って同じ作業をする必要が――」

「……宇宙樹から切り離す?それって「枝きり」だよね?
ボクの予想だと切り離された世界はエネルギーの供給を失って停止してしまう。
時が凝結されてしまうんだ…。つまりは宇宙の記憶に閉じ込められてしまって
終わりも始まりもない死んでるような状態になるんだよ!」

男は悲しそうに語りました。(でも嘘かも知れません)

そして雪崩の様に押し寄せる轟音。石片。肉塊。

>「……運が無かったわね。たった今、こちらの交渉カードが潰えてしまって。
 シンボルも流れ込む力も無しに、この規模の次元通廊を造り出すには長い時間が掛かるわ。
 つまり、また次元間の移動をして欲しくない状態になってしまったってことね。
 アナタたち、私が何ヶ月も儀式を行うのなんて悠長に待てないでしょ?
 残念だけど平和的な解決は諦めてちょうだい」

レヴィアの双眸が“男”の目を射ります。静かな激昴を宿した瞳。
語尾に冷気の籠もった言葉を発しレヴィアの右腕から黒い影が飛びました。

「く!!」
男の周囲で風が唸り、一瞬のうちに体中に黒い溝が走ります。
じわじわと肉に食い込み深みを増す黒い溝。男の身体は見る見るうちに赤く染まっていきます。
鋼鉄のワイヤーの如き毒蛇の締め上げが、肉を食い破り鮮血を噴かせたのでした。

「…これで良かったんだよ。レヴィアさん。
仮に宇宙樹からの枝切りに成功したとしても、もしもその切り離されて見捨てられる世界が
君の住むこの世界のほうだとしたらそれでも君はそれを良しとしたの?
君が異形と見下しているものが宇宙の本質であり、混沌こそ真実だったとしたら…」

「KI…SEI……TEN…BATU…」
血臭漂う血の沼からイシハラの声が聞こえてきます。
それは絶望と呪いを孕んだ血塗れの声でした。なんとイシハラは生きていたのです。

「KI…SEIッ!!!!」
ぐずぐずに崩れた肉を撒き散らしながらイシハラは血の沼をバタフライで跳ねました。
宙に舞った巨体は空間を押しつぶしながらレヴィアに迫ります。
ビャクの攻撃は勝つことだけを徹底的に教育された戦後エリートたちの矜持を著しく傷つけたのです。

「イシハラー!!」
男は叫び、夢想剣で鋼鉄の鞭を斬断すると、イシハラの下敷きになりかけたレヴィアを突き飛ばしました。
轟音が部屋に響きます。イシハラは沈黙しました。男はイシハラの下敷きになりました。

(…ビャクさん…ボク…超男になれたかな…。
…また…会えるよね。…時の輪の接するあの場所で…)

280 :名無しになりきれ:2011/03/20(日) 19:57:54.83 O
その時、男に超パワーが流れ込み、潰されても無傷ですんだ。
その超パワーの名は ろ り こ ん ぱ わ ー
力の代償に男はロリコンになってしまった!

281 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/03/21(月) 02:06:44.03 O
結論から言いましょう。
>>275で使われたザオリクは問題なく効果を発揮しました。
ザオリクは名前を指定する魔法であり、この場合アズリアが対象となります。
さらに言うなら>>276の期待通り、アズリアは元の姿で復活しました。
仮に美少女ではなかったとしても、それはPLの人の責任ではありません。
元々の姿ですからね。

問題は。 復活した“場所”です。
御存じない方のために説明しましょう。
アズリアとフラポリーは身体を交換しています。
このためアズリアの元の体は、以前フラポリーが動かしていました。
ところがある事件がきっかけで、フラポリーはアズリアの身体から飛び出てしまったのです。
抜け殻になった身体の方は、当時カオスパーティーの行動起点だった飛行艇に収容されました。
で。 今は身体は。 こんな事もあろうかとPLの人が回収しています。

つまりしばらくは、アズリアは戦線復帰出来ないのです。
・・・この事実をどうやってカオス勇者に伝えるかですが・・・
やはりアズリアが使っていた板に書き込むのが一番ですね。

アズリアが使っていた板を見た人がいれば、そこには次のような書き込みが増えています。
『現在アズリアはそちらに向けて移動中です。 しばらくお待ちください。』
勇者たちはこの書き込みに気づいても良いし、気づかずに板を踏み割るのも自由です。
尊い犠牲者(>>274とか>>280とかです)が続出していますが挫けず頑張りましょう。
世界の命運は勇者たちにかかっているのですから!

・・・ちなみにロリコンは病気です。
「もうロリコンでいいや」と考える人は末期症状ですのでお気をつけください。

282 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/03/21(月) 13:21:19.47 0
>277
>「レヴィアさん!そこにいるのか!?ここは危険だ!もう帰ろう!」
レヴィアさんは魔法の儀式のような事をしていたのでした。
「それは何……!?」
レヴィアさんによると、異次元間を繋ぐ通路らしい。

>「あら、これって良いこと尽くめじゃないの?そうね、そうだわ。すごぉい!」
ソフィアが復活して目的は果たされた訳で、そう言われてみればその通りだ。

>278-279
問題はその次だった。
「宇宙樹から切り離すだって!? そんな事をしたら何が起こるか分かんないよ!
最悪その瞬間に消えちゃう……!」
この世界にはヨウちゃんやハカナちゃんがいるのだ。見過ごす事はできない。
が、議論するまでもなく、イシハラの残骸が落ちてきた。太陽のオブジェは砕け散った!
「あ」

>「 アナタたち、私が何ヶ月も儀式を行うのなんて悠長に待てないでしょ?
 残念だけど平和的な解決は諦めてちょうだい」
蛇の鞭で締め上げられる!
>「…これで良かったんだよ。レヴィアさん。
仮に宇宙樹からの枝切りに成功したとしても、もしもその切り離されて見捨てられる世界が
君の住むこの世界のほうだとしたらそれでも君はそれを良しとしたの?
君が異形と見下しているものが宇宙の本質であり、混沌こそ真実だったとしたら…」
「男さんを離せえ! エアリアルスラッシュ!」
レヴィアさんの手から伸びた蛇の根本めがけて真空刃を放つ。

>「KI…SEIッ!!!!」
>「イシハラー!!」
なんと、イシハラが最後の足掻きで動きだし、男さんがレヴィアさんを庇って犠牲になった!
「男さん……!」

アズリアさんは一向に生き返る気配はないしどうなってんだ!
このままだとパーティーメンバーがボクとイョーベールさんだけになってしまう!
「どうして!? どうして皆犠牲になるの……!?」
ソフィアが厳かに言った。
『彼の者が勇敢なる戦士を必要としているのだ』
「彼の者……? 死霊皇帝!?」
『左様。冥界は今天使の軍勢の侵略を受けている……!』
「な、なんだってー!? 天使編はもう終わったはずじゃあ!?」
『境界の力を司る私なら冥界への扉を開くことができる。
ただし何が起こるか分からないし帰ってこれる保証もない。それでも行くか?』

>280
その時! 男さんに超パワーが流れ込んだ!
「なんて神々しい力だ……!」
それはまさに、表現の自由を縛り付け心に死をもたらすKISEIに対抗する者にふさわしい力。
そんな気がした。色んな意味で勇者覚醒である(!?)
といってもロリコン効果は数ターンで消えるとかいうことにしても一向に差し支えない。

>『現在アズリアはそちらに向けて移動中です。 しばらくお待ちください』
アズリアさんも実は生き返っていたようだ。

ボクは一同とアズリアさんの看板に向かって問いかけた。
「冥界が大変らしいんだ……! あそこを敵に抑えられたら輪廻の生命システムが崩壊する!
せっかく生き返ったばっかりのところ何だけど行く気はある!?」

283 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/21(月) 21:47:00.85 0
>>279-282
九匹の蛇が“男”と妖精に絡みついて締め上げた。
全身に蛇を食い込ませ、貌を赤に膨らませた“男”は、それでも苦しい息の下でレヴィアに問い掛けてくる。
切り離され、見捨てられる世界が此方側でも構わないのかと。
妖精も何が起こるか分からないとの警告を下す。

「うふふ……私、鶏口牛後が主義なの。
 自分の世界が枝葉末節の末端だなんて耐えられないわぁ。
 だから、この世界を宇宙樹から切り離すのは止めてあげなぁ〜い。
 もちろんエネルギー問題は解決しなくちゃいけないけれど、ね。
 もし、この試み自体が大いなる錯誤なのだとしたら――その時はこの世界ごと滅びるわ☆」

事も無げに語り、笑みを妖精にも向ける。
テイルの放つ怒りと敵意の波動は、レヴィアにも容易く感じ取れた。
そう……敵意であって殺意では無い。
それ故に、放たれる攻撃の威力も範囲も死を齎す程の物では無いとの憶測が容易にできる。
無風の地下空間に発生した風を感じた瞬間、レヴィアは柄から手を離して数歩の距離を横に飛ぶ。
一瞬の後、宙に放り投げられた鞭の柄が無数の傷で裂けた。
しかし荒れ狂う真空の刃は、レヴィアの服や肌を浅く裂いただけ。

「手緩いこと……。殺す気でかからないと後で後悔するわよぉ?」

己の優位を確信して悠然と立つレヴィアの背後で、巨大な肉塊が宙を跳ねた。
見上げるレヴィアが思わぬ攻撃に身構えると、誰かに背中を強く押された。
背後で響く激突音。
振り返った先に“男”の姿だけが無い。

「……大蟹が言ってたわね。
 スーパーヒーローなら全てを助けたいと思えば、最後には実現できるのが当たり前って。
 でもね、全てを助けられるスーパーヒーローは物語の中にしか存在しない空想の産物。
 人は言葉を使う生き物だから、存在しないものでも有るように思い込めるのよ。
 それは出来る事と出来ない事を履き違えて妄想の全能感に浸った代償……おとなしく受けなさい」

妖精の悲嘆に龍が答える。
彼は彼らの世界の話をしていたが、レヴィアには関わりの無い事。
冷淡な表情を崩さず、歩きながら彼らに近づいてゆく。

「冥界へ侵略?貴方たちの世界も、一枚岩では無さそうねえ。
 故郷の危機には同情するけど、次元の歪みには余計な事をしないでちょうだい。
 死後の世界へ逝きたいのなら、この世界の冥界に送ってあげるわ」

レヴィアの手に武器は無い。
“男”に切断された多頭の蛇鞭は、妖精の周りの床で無惨に転がっているのだから。
……それぞれの切り口から新たに二本の首を生やして。

「ヒュドラは意志持つ鞭、手元から離れても動き続けるのよ……さあ、遊んでおあげ」

ヒュドラの如く首を増やした蛇鞭は、包囲した獲物たちを紅玉の様な眼で睨み付けると一斉に飛びかかった。
それと同時にレヴィアが床を蹴る。
レヴィアは妖精が投げた何かを抜き出せば、龍を元の抜けがらに戻す事が可能だろうと判断していた。
狙いは龍神ソフィア。
蠢く蛇の群れを横目に龍の巨体の前に達したレヴィアは、そのまま勢い良く跳躍し、龍の頭部にしがみつく。
もし彼女がソフィアの体内に入れば、シャードを奪うだけでは飽き足らず、龍の肉体そのものを破壊するかもしれない。

【>>テイル、イョーベール 包囲した蛇が襲いかかる】

284 :名無しになりきれ:2011/03/21(月) 22:05:49.29 O
大変だ! 包囲している蛇はお尻を目掛けて襲いかかってくるぞ!

285 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/22(火) 00:00:06.51 0
>>279
「なんてこった!」
男が異形と化したイシハラに押しつぶされていた。
とりあえず上に乗っかっているイシハラを蹴飛ばして除去し、あわてて手当てを開始しようとする。
が、サジタリウス・フォームになってスキル構成が攻撃重視に変わったため、ここでは回復技が使えない。
「しっかりしろ!物語の途中で死ぬスーパーマンがあるか!」
身体が大きすぎて、男を揺さぶったりできないので、とりあえず怒鳴る。

>>280
「むぅ、この力は……エロスか!?」
誤解を招くような言い方だが、エロス(愛)はカオスより生じた原初の神で、確か前章でも敵として登場した。
もちろん、単なる異常性癖としてのロリコンは重大な病気であり、早期の治療が必要である。
だが、それを純粋な愛へと昇華することによって、KISEIに対抗する大きな力にすることができるだろう。
愛は勝つ。愛の力が問題を解決する物語は山ほどある。
「どうやら、まだ希望は失われていないらしい。
 しかし『男』め、お前は何処までデカくなるんだ――?」
イョーベールは安心して微笑んだような気がするが、今のヤツの顔には真っ赤なモノアイしか付いていない。
先ほどまでのスライム以上に表情の変化がわからない奴である。

>>283
「スーパーヒーローは物語の中にしか居ない。
 なるほど、そいつはお前の言うとおりかも知れん。だが」
イョーベールは四本の腕のうちの一本でレヴィアを指差して言った。
「この馬鹿騒ぎだって、全てが終わった後で振り返れば、一つの壮大な物語に見えるだろう。
 その中に、一人くらいはそういうスーパーヒーローが居ても良いじゃないか。
 ――彼は、まだ諦める気は無いんじゃないか?」
そう言って、倒れ伏す男を指す。
何もかもが終わったと決め付けるには、男は致命的な状態ではない気がする。
たとえこの場は死んでいたとしても、>>282で提示された新たな冒険の舞台・冥界で、装いも新たに再登場する可能性もある。

さて、それはともかく、レヴィアとの戦いはまだまだ続く。
「ヒュドラか!厄介な――」
ヒュドラとは、ギリシャ神話に伝わる多頭の蛇の怪物だ。
ファンタジー的には、複数の首による連続攻撃と、首を切り落としてもすぐに再生する生命力で悪名高い。
勇者達がかつて戦った混沌の魔獣『ガチャピン』が召喚してきたことは、記憶に新しい。
もっとも、以前戦ったものと同じ種類のヒュドラとは限らず、どちらが強いかはわからない。
イョーベールは応戦しようと弓を構えるが、こちらのヒュドラは様子が変だった。
「これは!?」
何も起きない。勇者達の尻を目掛けて襲いかかったヒュドラが、突然、微動だにしなくなったのである。
そして、この世界が急激に色あせてゆくのが、誰の目にもはっきりとわかる。

286 :イョーベール ◆u7xvaZrzLM :2011/03/22(火) 00:19:24.23 0
「なるほど」
元々がデミウルゴスの下で枝切りを行うアルコーンだったイョーベールは、その原因を理解した。
「演劇において、物語を強制的に終わらせる手法を『デウス・エクス・マキナ』というが――
 たった今、『この世界』が、世界樹から切り離されたらしい」
デウス・エクス・マキナは、少し前に名前が出た『ウチ・キリ』や『宇馳錐(ウー・チキリ)』、つまり打ち切りとも類似した手法でもある。
つまり、打ち切り臭の漂う諸展開や台詞回しも、無慈悲なるデウス・エクス・マキナの手によって、この世界が世界樹から切り離されつつあったからこその現象だったのだ。
そして、以前登場したデウス・エクス・マキナは、デミウルゴスと深い関わりがあった。

「どのような世界であっても、そこに住まう一つ一つの生命が物語を紡ぐ。
 世界を満たすバイトの本質は、『新たな物語を作り出す』エネルギーということだ。
 一人でそれを占有する者は、単に強い力を有しているというわけではない。
 たとえ力が弱くとも、複数の物語に強い影響を及ぼす、いわゆる『重要人物』になるのだ。
 そして、それが完全に尽きた世界は時が止まり、何も起こらなくなる。
 何も起こらない世界では、新たな物語が決して生まれえない。
 それこそが世界の完全なる死か――」
つまり、この時間停止現象は、何者かの手によって、この世界が世界樹から切り離されたために起こった現象だというのだ。
バイト供給を立たれたことによる、物語の強制終了。まさにデウス・エクス・マキナである。
もちろん、この恐るべき打ち切り旋風は、全て真の敵の仕業であることは言うまでもない。

>>282
そして、ソフィアが新たな冒険の世界へと導こうとしている。
次の舞台は冥界らしい。
イョーベールがソフィアの開いたゲートの傍に立った頃には、この世界の殆ど全部が灰色になって、時が止まっていた。
「この世界は、もはや新たな物語を紡ぐことはない。
 となれば、まだ無事なガイアの冥界へ、早々に移るしかないな。
 ――世界樹からこの世界が切り離されることがお前の希望だったようだが、どんな気分だ?」
イョーベールはレヴィアを見遣って、この世界の完全な破滅という現実を突きつけた。

だが、レヴィア自身はそれでも色あせないかも知れない。
彼女自身が多量のバイトを占有する『重要人物』であるかも知れないからだ。
もちろん、このまま現実に絶望して足踏みをするだけであれば、レヴィア・メルビレイの物語はそれ以上展開されない。
そうなれば、彼女には完全な死が訪れるだろう。

イョーベール自身は、この世界に早々に見切りをつけて、ソフィアに従って次章の舞台へと移動しようとしている。

287 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/22(火) 18:23:05.84 0
>>285-286
世界が色を失い、あらゆる物が動きを止める。
レヴィアもまた、龍の首に掴みかかった姿勢で空中に静止していた。
ソフィアが彼女を引き剥がして離れた後も、そのままの位置で。
いち早くレヴィアが動きを止めたのは、黄昏の龍神が境界の力で干渉した為なのだろうか。
ソフィアは憐れむような眼でレヴィアを見つめ、時を経た者だけが備える重い声を出す。

『吾輩も受肉した神。異界の魔人よ、易々と汝の思い通りにはさせぬ。
 いや、汝の企てを望まぬのは吾輩だけではあるまい。
 この星に住まう、どれだけの命が汝に賛同すると言うのか?』

「……」

『では行こう、カオスの勇者たちよ。
 宇宙樹からこの世界が切り離された以上、
 次元の扉は何時切れるとも知れぬ細い糸で繋げているに等しいのでな』

ソフィアがカオスの勇者一同に語り、自ら作りだした異界へ通じるゲートへ入りこむ。
イョーベールやテイルに“男”、ソフィアに続く者もいるだろう。
しかし、全身を灰色に染めたレヴィアに動く気配は見られない。
ただ虚ろに時を凍らせるだけ。
時間が停止している以上、もはや何かの物体を動かしたり、攻撃して損壊できるのかすら不明だった。

灰色の世界が赤子を寝付かせるように音も消して行く。
次元の扉は次第に狭まり、静かに異界への道を閉ざすだろう。
そして後に残るのは永遠に静寂する世界……。

――――。

【>>ALL 空中で時間停止】

288 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/22(火) 18:29:12.21 0
ソフィアたちが異次元に去った後、どれぐらいの時間が経ったのだろうか。
1秒?1時間?それともアイオーン(永劫)?
時の秤が動かぬ以上、経過時間は誰にも分からない……。

「――我思う、故に我在り」

秒の時も流れないはずの世界に、微かな呟きが漏れる。
呪詛にも似た言霊は、レヴィアの口から発されていた。
イョーベールが語る世界の本質の説明は、時を止めたレヴィアの脳をも駆け抜けていたのだ。
無論、謎の人馬が語る言葉が真実とは限らない。
しかし今のレヴィアには、この時間停止現象に得心の行く説明がつけられなかった。
もし、あれが真実ならば根本的な錯誤を認めざるを得ない……。

レヴィアはエネルギーの供給が絶えることを、エントロピー増大による宇宙の熱的死をイメージしていた。
物理的な現象としてエネルギー供給が絶えることを。
それが世界を動かすエネルギーの本質は物語そのものですって?
なら私を物語として動かし、観測するのは誰だって言うの?JHVH?水槽の脳?
……そんな概念を受け入れるのは屈辱としか言えない。
それ故にレヴィアはイョーベールの言葉を否認する。
あんな馬鹿げた話は事実として認めない!承認しない!
たまたま起きた現象を、さもそうであるかのような迷盲で粉飾しただけ!

「はっ、なにがバイトよ!?物語よ!正しいのは私!
 この時間停止は、異次元から流れ込んだ法則で汚染されたまま、次元が切り離されたせいよ!」

こみ上げる怒りに、レヴィアの長い髪がゴルゴンの様に空をのたうつ。
もはや、彼女の時は止まっていなかった。
怒る神も及ばぬほどの怒りを込めて、レヴィアはソフィアたちが消えた空間を睨みつける。
異界の扉はすでに貝の如くピッタリ閉じて、宙に煌めく微かな線として痕跡を見せるのみ。
床に着地したレヴィアは、肺の中でまで水飴の様に絡みつく止まった空気の中で、手足を掻いて歩く。
人馬の言葉を否定する為に外の様子を確かめたかったが、閉じた扉も、天井の穴を塞ぐ瓦礫の山も微動だにしない。

「……同盟の期限をイシハラの暗殺が成功するまで、にしておいて良かったわね。
 全ての時間が停止している以上、時が動くまでイシハラは生死不明なシュレディンガーの猫よ」 

破砕されたオブジェの傍には、姿を変身前に戻したビャク=ミキストリが倒れていた。
手首を掴むと停止した物体とは違い、ぎこちなく動く。
呼気を感じないのは時間停止で空気が静止した影響なのか、或いはすでに死神に連れ去られたせいなのか……。

「この世界を次元の根源に直接繋げれば、時と空間は正常を取り戻すわ……。
 いいえ、そう在らねばならない!」

ビャクを左手で引き摺ったまま、レヴィアは線の如く狭まったゲートの前に立つ。
呪いと瘴気を込めた右腕で空間の痕を穿って強引に押し広げると、異次元へのゲートは再現された。
毒々しい七色の光芒を伴って。
パシュ!一瞬小さな音がするものの、動かぬ空気はすぐさま振動を止めて反響を残さない。

「かっ……ぁあっ……!」

異次元に繋がるゲートを強引に開けた影響なのだろう。
レヴィアの右腕は跡形も無く蒸発していた。
たちまち焼ける鏝で捻じ切られ続けるような苦痛を朱色の断面が作りだす。
レヴィアは神経が焼き焦げる痛みを無理やり怒りで押さえつけると、
灰色の世界を網膜に焼きつけるように見つめ、己が抉じ開けた道に向かって一歩を踏み出した。
僅かに体を捻じ込める程度の隙間から、虹の光芒を洩らす狭き門の中へ。
五感を押し潰すような圧倒的な量の光に浸されて意識が途切れ掛けた瞬間、レヴィアの瞳は茫漠とした荒野を映し出した。

色褪せたブレザーに包まれた彼女の姿は、もうここには無い。

【Followed by Chapter18 (http://www1.axfc.net/uploader/Img/so/109052)

289 :??? ◆hfVPYZmGRI :2011/03/22(火) 21:49:15.83 0
咎に囚われし青年いや―憐れな少年は自身の意識が失われる前に
奈落に落下しながらもこれで何度目かの走馬灯を見ていた
それでも結構の間が空いているが、それでも何度見てもいい物じゃない
だがこの世界を越えて出会った者達―特にこの身を全てを肯定し認めてくれた
守りたかった人の顔が思い浮かぶその中でも苛烈な争いとは無縁な平和な世界で出会った
片腕に障害を持ちながらも賢明に働く男と健気で病弱なその男の伴侶その二人から生まれた顔だった。
少年が守りたかったのはありふれた幸せを受けるべきとても平凡な人達である
それを見ているだけで少年は胸から熱い物が込み上げとても幸せだった
「……益々会えそうにないな…お前達には…」
自我が失われるあと数刻に裏切られながらも愛した女の名を口にする
「イ…リュー…シア…」
力尽き瞼がゆっくりと閉じていくその最期にもう一人の女性の姿が思い浮かんだ
かつて闇の中から救い自分を主と呼んで慕っていた忍びの女―かつての仲間を
「く…く…まさか静葉を思い出すとは…ね」
完全に閉じ終わると力尽きた。


290 :??? ◆hfVPYZmGRI :2011/03/22(火) 22:28:20.70 0
【↑訂正生まれた子供の顔だった】

レヴィアが消えた直後、この世界ではワームホール状の空間ゲートから狼の毛皮をかぶった大量の武装した兵士達が出現し
同時に彼らは異常な破壊力と根幹と構成情報を破壊する兵器を持ち入りこの世界を破壊していった
みるみる内にこの世界は全て火の海で溢れ帰り、世界は勢い良く削られ破壊されていく
その中で一人だけ灰色の外套を纏い
奇妙な装飾を施された仮面をかぶった男がその光景をただ見つめていた
崩壊している見下ろしの良いビルの上から

『不要世界項目に則り、第348961073世界の排除を実行中』

破壊に回っている狼の毛皮をかぶった兵士達―ベルセルク達の報告を聞いて
そのまま続け、完全に消滅させるように最終指示を下し
自身は最初から居なかったように姿を消す
次の脅威が広がりつつある世界とその脅威の排除を目指して


291 :◆t7kjAY7URg :2011/03/24(木) 16:27:04.41 0
男は夢をみていました。

満ちた月が大地に銀の涙を降らせ
枝で眠っていた繭たちは
光り輝く蝶となって虚空に舞います

蝶たちはどこへむかうのでしょう
それは誰にもわかりません。
でも、これでみんなが救われる
そう男は安心しました

しかし、次の瞬間。悲劇は訪れたのです

羽化しかけた繭を次々と燃やしていく狂気の出現

男は絶叫し、目を覚ましました。


目覚めたての白んだ意識の表層には、呪詛にも似た言霊が響いています

ぺったんぺったんつるぺったん♪
ぺったんぺったんつるぺったん♪

割れるように痛む頭

「みなさん…おは幼女ぉ…」

おはようの挨拶もまま成らぬまま男はソフィアに導かれていました。

「…ここはどこ?」
男が目の前の風景に驚いていると。

「わたしたち、今、天使と戦っているの!」
なんだかよくわからない生き物が忙しそうに空を飛んでいきます。

292 :イョーベール@NPC ◆666/MyrH6U :2011/03/27(日) 11:33:51.80 0
>>288
「真っ先に時間が止まるとは、どうやらあいつはたいしたバイトの持ち主では無かったようだな。
 いわゆる口だけ番長とか、プロ市民とかいう、明らかな脇役に違いあるまい。
 では、あんなのは放っておいて冥界に行くぞ!待っていろ冥王ハーデス!」

ソフィアに続いてイョーベールが、異次元ゲートに入りこむ。

「む、どういうことだ?急に体が軽くなったぞ?まるで中に入っていた何かが抜け出て行ったようだ」

イョーベールは困惑したように語ったが、そもそもサージタウスの中に何かが入っていたのかなど余人には窺い知れない。

「もしやサジタリアスフォームと次元移動の影響で、私の魂に何らかの影響が出たのかもしれん。
 人格と芸風の修復は困難なので、今後は多重人格的になるが仕方あるまい。
 或いは不定期で何度か元の人格に戻る事ならあるかもしれないが、
 今この瞬間に喋っている人格が表象に現れることはもう無いだろう」

>>291
「うむ、今はあまり明るくないので夜のようだ。ロリこんばんはと言ったところだな」

“男”に挨拶を返すとイョーベールは周囲の様子を窺う。
さて、カオスの勇者の出現先はどこかというと街だった。
奇異の念を覚える前に、さっそくソフィアが冥界の説明を始める。

『ここは物理的に存在する街では無く、無数の霊たちが思念によって、かつて在りし日を再現する空間。
 忘憂の街ネペンテスとでも呼称しようか。
 少なくとも永らく滞在する霊たちにはそう呼ばれているようだ。
 ここで自らの死を受け入れた霊たちは、ネペンテスを出て魂の穢れを清める旅を始める。
 そして冥界に湧く12の泉に沐浴することで、罪は徐々に洗われ、未練や妄執の無くなった魂は冥界から去るのだ』

しかし今や忘憂の街の空には、翼有る獅子に跨った有翼の人が飛び回り、地では人とも獣とも付かぬ生き物たちが逃げ惑う。
とても、死の痛みが和らぐまでのモラトリアムとして機能するとは思えない有様であった。

「なるほど、つまり天使の襲撃で街があちこち壊れているのも霊魂達が傷けられて、思念の街を保てなくなっていると言うわけか。
 だが問題無い、こちらには神がいる。先生お願いします」

『……済まぬが太古に神々の間で取り決めた領域の盟約により、黄泉と高天ヶ原に於いて吾輩の力は10分の1に減衰する。
 新たな盟約を結び直さぬ限りは』

「つまりカオスの勇者たちにも頑張ってもらおうと言うわけか。勇者の出番を奪わないとは分かっているな!
 よし、みんな頑張ってくれ!私もみんなの出番を奪うつもりは全く無い!いくぞ男よ!聖衣分解!」

1マイクロ秒の間に鉄の体をバラバラのパーツに分解したイョーベールは“男”の周りに集まるや鎧を再構成して“男”に装着された。
なぜかサイズはピッタリだ。
余った部品がどこに消えたのかは、やはり誰にも窺い知れない。

【>>イョーベール シャローム、いつかまたどこかで】

293 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/27(日) 11:43:27.09 0
次元を移動する際の、空間ごと圧し潰さんとする感覚にもレヴィアは意識を失わなかった。
肉体を持つが故の痛みが、絶え間無く右腕に襲い続けるから。
この苦痛は神経の一部を麻痺させて感覚を遮断すれば、容易く取り除けるだろう。
レヴィア・メルビレイの肉体とて自らが問題無く行動する為に、大脳の一部を麻痺させているのだから行うのは容易い。
しかし、レヴィアはそれを望まなかった。
己が怒るほど、憎むほど、嫉むほど……魂に受けた傷が深いほど力を増す存在であると自覚するが故に。

「そう、今から行うのは単なる生存競争では無いわ……私の!宇宙の尊厳を賭けた戦いよ!
 例え万象を砕こうとも私は私の宇宙を取り戻す!他の世界なんて知った事じゃないッ!」

レヴィアが立つのは、シナイ半島の荒野を思わせる薄暗い茶色の大地。
辺りには仄かに光る灯火たちが、暗い大地を照らしながら彷徨していた。
彼らは冥界を漂う無数の霊魂。
まだ人の形を保っている者もあれば、鬼火のような塊として在る者もいる。
暗天の空には、一つの影が舞う。
レヴィアが空の影を超視眼によって凝視すると、それは自らの世界で天使と呼ばれる存在に酷似していた。
彼が天使であれ、異世界の神に仕える存在であるばレヴィアと関わりは無いのだが、無性に苛立ちを掻き立てられた。

「ごめんなさいね。私今とってもイライラしてて……押さえられる自信が無いわぁ!」

地面に転がる石を左手で掴み、投擲する。
弾丸の勢いで投げつけられた石は天使の頬を掠め、彼にレヴィアの存在を気付かせたようだ。
たちまち槍を手にした天使がレヴィアの元へ降下してきた。
それを見ながらレヴィアは息を吸い込み、肺に溜めた空気が燃え上がる様をイメージする。
天使が目前に迫るとレヴィアは口を大きく開き……一瞬の後、その場は燃え上がる紅蓮の炎に輝いた。

――――。

火傷に呻きながら倒れる天使に馬乗りになって、堅い石で顔を殴打する。

「ちょっと質問いいかしらぁ?
 手駒の水魔たちを連れてこれなかったから、手荒な訊き方になるけど許してね?」

レヴィアは嗤いながら訊く。
この世界について。貴方たちは何者なのか。何をしているのか。世界樹について。神について。
質問を続けながらも石による殴打を止めない。
三、四十回は繰り返しただろうか。
訊きたかった事を全て訊き終えた時には、膨れ上がった天使の顔は、もはや元の麗しかった面影を留めていなかった。
最後にレヴィアは天使に“貴方は物語の存在なの”と問う……。
歯を全て叩き折られた天使の口から、か細い声が漏れる。
ガイアよ、救いたまえ……と。
返ってきたその答えを聞くと、レヴィアは天使の脳天に石を振り下ろしてから立ちあがった。

目指すのは万物なるカオスが発祥する世界樹の根源。
レヴィアは、根源に至る高次元への通廊を開くのに十二の霊泉を触媒に使う事に思い至る。
この次元も強く揺らいでいる以上、この地から宇宙樹の根に至るのも不可能では無さそうに思えたのだ。
それには冥界各地に散って要所を押さえる天使たちに先んじて、霊泉を抑えねばならない。
黄泉界を統べる神族と天使たちとの争いに乗じて。
霊泉へ向けてレヴィアが歩き始めると、恐れるように近くの鬼火たちが離れて行った。

294 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/03/27(日) 12:12:58.65 0
>283
>「手緩いこと……。殺す気でかからないと後で後悔するわよぉ?」
そう言われてはっとする。そういえばいつからこうなったんだろう。
最初は光の女神の刺客として敵対勢力を殲滅する冷酷な刃だったはずなのに。
いつの間にかすっかり牙を抜かれたものだ。

>「ヒュドラは意志持つ鞭、手元から離れても動き続けるのよ……さあ、遊んでおあげ」
意思持つ鞭ヒュドラが迫りくる!

>284
「せっかくシリアスっぽくなってんのにくだらんネタを振るなあああああ!!
これが本当の尻アスパート、じゃねーよ!」
ボクが妖精で心底良かった。なぜなら尻の穴が無いから。

>285-286
突如として時間が停止する。世界が止まる。
>「これは!?」
>「この世界は、もはや新たな物語を紡ぐことはない。
 となれば、まだ無事なガイアの冥界へ、早々に移るしかないな。
 ――世界樹からこの世界が切り離されることがお前の希望だったようだが、どんな気分だ?」
「そんな……酷いよ! ヨウちゃんは!? ハカナちゃんは!? この世界に生きてた人達はどうなるの!?」

>287
>『では行こう、カオスの勇者たちよ。
 宇宙樹からこの世界が切り離された以上、
 次元の扉は何時切れるとも知れぬ細い糸で繋げているに等しいのでな』
もはやソフィアに続いて冥界への門をくぐるより他に選択肢はない。
「レヴィアさん、争ってる場合じゃない。とにかく行こう!」
ゲートの途中から話しかけるも、レヴィアさんは動かない。
「レヴィアさん!? レヴィアさ――ん!」
次元の扉はゆっくりと閉じた。レヴィアさんを時の止まった世界に残したまま。

>291-292
【第17章開始】
「ここが……冥界……」
>「みなさん…おは幼女ぉ…」
「うん、おハロー」
時間帯がよく分からないので朝でも昼でも使える便利な挨拶をしておいた。
幼女といえば、気付けば章が変わった影響でまた3,5頭身に戻ってしまっている。
>「うむ、今はあまり明るくないので夜のようだ。ロリこんばんはと言ったところだな」
「イョーベールさん、どこがどうとは言えないけどなんか雰囲気違う事無い?」
具体的には専門用語で言うところの中の人が。

>「つまりカオスの勇者たちにも頑張ってもらおうと言うわけか。勇者の出番を奪わないとは分かっているな!
 よし、みんな頑張ってくれ!私もみんなの出番を奪うつもりは全く無い!いくぞ男よ!聖衣分解!」
イョーベールさんは、男さんの鎧と化した!
ボクはなんとなく事情を理解した。これはきっと俗に言う所の大人の事情ってやつだ。
「安心して! 君の想いはボク達が受け継いだ!」
そして立派な鎧を装着した男さんはますます勇者っぽくなってしまった。

295 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/03/27(日) 17:32:32.61 O
ここがどこかと聞かれたら。 さてさてなんと答えるべきでしょうか?
世界の裏側。 実の影。 大樹の根。 視線の死角。 あるいは舞台裏。
・・・どれも違う気がします。
要するに普通は見えない場所、行けない側なのです。 それで十分ですよね。
その普通は行けないはずの場所で、1人の少女が安らかに眠っています。
こうしていると最初に彼女を引き上げた時のようですね〜。
綺麗な顔してるだろ。 生きてるんだぜ。 これで。
・・・反応が返ってこないのも大変なので、そろそろ起きてもらいましょうか。
アズリアさん。 アズリアさん。 朝ですよ、起きてください。

しばらく呼びかけながら体を揺り動かすと、ようやくアズリアの閉じていた目がゆっくり開きました。
ん〜、・・・どうやら電気ショック時の記憶も残っているようですね。
説明の手間が省けてありがたい限りです。
「・・・ここは・・・。 ・・・私、また死んじゃったんですか?」
いえいえ。 今回はちゃんと生きてます。
それどころか(×少し残念な)とても嬉しいお知らせもありますよ。
こほん。 ・・・なんと、イョーベールさんの魔法で、あなたは無事元の体に戻れたのです!
その証拠にちゃんと自分の目で”見える”でしょう?
今までは感覚で感じていただけでしたからね。
いやぁ、良かった良かった。

言われて始めて元の体に戻れた事に気づいたようで、アズリアはじつと自分の手を見つめました。
次に弾かれたように立ち上がると、急いで自分の体をあちこち触り始めます。
「ほんとだ・・・。 私の体だ・・・。 私、元の体に戻れたんだ・・! ・・・やったーーーー!!!」
しばらくの沈黙の後、雪に喜ぶ猫みたいにアズリアは喜びを爆発させました。
あんなに喜んでもらえると、わざわざフラポリーと体を交換してあげた苦労も報われますねえ。
個人的には 働けど働けど我が暮らし楽にならざり の方が見ていて面白いですけど。
「・・・? 何か言いましたか?」
いえ別に。
それより自分の体と感動の再開も果たしたことですし、そろそろテイルさんからの伝言でも聞きますか?

>「冥界が大変らしいんだ……! あそこを敵に抑えられたら輪廻の生命システムが崩壊する!
空中に大写しになったテイルさんの顔から(看板から見た映像です)衝撃の事実(笑)が明かされました。
・ ・ ・ こ れ は た い へ ん だ!
冥界のシステムが壊れたら、あれとかこれとかそれとか色々大変な事になるかもしれません!!

「そうなんですか?! わかりました! 私も皆さんと合流して冥界を助けに行きます!
 PLの人さん! ここから冥界にはどうしたら行けるんですか?!」
あちらに黒と赤の光がぐるぐる渦巻いている場所があるのが見えますか?
あれが冥界へと通じる次元の狭間です。
一方通行になっていますので、それだけはお気をつけて。

「ありがとうございます! このお礼はいつか必ず! では!!」
いえいえ。 こちらも楽しませてもらっているので。 それではお元気で〜。

・・・言い忘れていましたが、今のあなたはゴブリンなら倒せるくらいの強さでしかありません。
行っても足手まといになりそうなので行かない方が・・・もう行ってしまいましたね。
引きとめたのですが仕方ありません。
それでは再び、視点をカオスの勇者たちに戻すとしましょうか。

296 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/03/27(日) 17:34:06.90 O
>>291-294
それでは皆様お待ちかね。 やってきました冥界編。
冥界編2とか 真!冥界編とか表記した方が間違えなくていいかも知れません。
>「わたしたち、今、天使と戦っているの!」
男と話をした冥界の住人が、戦争中でもあまり危機感が無いのは仕方がありません。
なにしろ死んでもすぐ生き返れるのですからね。
この太古の昔からの”決まりごと”がある以上、冥界に攻め込んで成功したものはいまだいません。
・・・まだいないからと言って、これからもいないわけではないのがこの話のポイントでしょうか。

「お久しぶりですみなさん!
 アズリア・ニャン! ただいま帰還いたしました!」
ばーん!と効果音が鳴り響き、何も無い場所に現れたドアからアズリアが現れました。
見た目はアズリア 中身もアズリア。
別におかしなところは無いのですが、普通の人間に戻っていますのでお間違えのないように。
これで正統派勇者パーティーの完成ですね。
フラポリー? その辺に居るんじゃないですか? たぶん。
ちなみにドアは一方通行なので、アズリアが出てくるとすぐ消えます。
移動制限がかかりますからこれは重要情報ですよね。

ソフィアの現状説明の後、大人の事情でイョーベールは男の鎧となりました。>>292
>「安心して! 君の想いはボク達が受け継いだ!」
「イョーベールさんの思い、決して無駄にはしません! 任せてください!」
残念ながらこの場にいないフラポリーは別れの言葉を言えません。
なのでPLの人が変わりにお礼の言葉を言わせていただきましょう。
いままでありがとうございました。 どうかお元気で。

「勇者達よ。 戦いの前にお前達に伝えておかなければならない言葉がある。」
さてさて、そんなこんなで男さんが勇者男に改名できそうな姿になった後。
重々しい口調でソフィアは勇者達に、>>245の”ガイアの言葉だけ”を伝えました。
重々しい口調でソフィアは勇者達に、>>245の”ガイアの言葉だけ”を伝えました。
大事なことなので2回言いましたよ。
「真実がいずれにあるのか、もはや知恵の神である私にも見通せぬ。
 1つだけ私にわかることがあるとすれば、それはお前達の行動が世界を左右するだろうということだ。
 天使の軍勢と戦い輪廻のシステムを守るか。 ガイアの言葉を信じて死霊皇帝と戦うか。
 あるいはどちらでもない別の方法を選ぶのか。
 よく考えて、己の進むべき道を進むが良い。
 私もお前達と同じ道を歩むとしよう。」

他力本願っぽいですが、ソフィアは勇者達を指示するつもりのようですね。
もちろんPLの人も全力で勇者達の散り際・・・もとい、戦いを見守る所存です。
勇者達はこのまま天使の軍勢と戦っても良いし、ソフィアの話は聞かなかった事にするのも自由です。
で。 またまたちなみにアズリアは。
「えっ・・・?」
出てきていきなりの話のスケールの大きさに思考停止しています。
神話大戦に一般人が紛れ込んだようなものですから気持ちはわかります。 が。
あちこち冒険してきたのだから、少しは精神的成長が見られても良さそうな気もしますけどねえ。
もっとがんばりましょう。

297 :◆t7kjAY7URg :2011/03/27(日) 22:24:14.14 0
>「うん、おハロー」(>294)
>「うむ、今はあまり明るくないので夜のようだ。ロリこんばんはと言ったところだな」(>292)
「えー!?おハローとロリこんばんはって!!楽しい仲間と再会出来るって評判のおまじないだよ!
いい?唱えてみるね。おハロー。おはローゼン。ロリこんばんは。ロリこんばんハマタ。
まーほーおーの言葉で、楽しい〜仲間がポポポポーン」

ばーん!

冥界に効果音が響き、ドアからアズリアが現われました。
(おまじないの効果ではなくただの偶然です)

>「お久しぶりですみなさん!
 アズリア・ニャン! ただいま帰還いたしました!」(>296)

「うわあ!アズリアさんだー!!かわいいねー!今の姿のアズリアさんのほうがステキだよ!
でも、下腹部には今も小さなアズリアさんが棲んでいるんだよねっ!?」
男は男らしくサラッと下ネタをとばしました。

そしてソフィアの説明が終わるとイョーベールは男の鎧となります。
>「安心して! 君の想いはボク達が受け継いだ!」(>294)
>「イョーベールさんの思い、決して無駄にはしません! 任せてください!」(>296)
「イョーベールさーーーーん!!!!のっきゃあああああああ!!!!」
男は自分の体に装備された鎧にむかって叫びました。しかし鎧は静かに光っているだけでした。
悲しむ男でしたが、なんだか捨てるところのない魚みたいとも少し思いました。

「えぐっ。えぐ…。ありがとうイョーベールさん…アナタのことは、ずっと忘れません。
イョーベールさんの思いのこもったこの鎧。ボクは一生大切にします…」

でも。くんくん。鎧は蟹のにおいが…。

「くさい!くさい!なんだこれぇ〜!!カニくさい!てか重いし!なんだよこれーーーーっ!!」

たまらなくなった男は鎧をあっさり近くの泉に投げ捨てます。
すると泉の底から超きょにゅうのダイナマイトバデーの神族の女が出てきました。
「あなたの落した鎧はローズの香りのする鎧ですか?無臭の鎧ですか?それともこのカニ臭い鎧で…」
「ローズの鎧です!!」男が食い気味に言うときょにゅう女は激怒しこう言います。

「嘘つきは許しません!!!同僚ともども汚れた心を洗い流しなさーい!!婆棲炉曼(バスロマン)!!」
きょにゅう女は超きょにゅうを泉に叩きつけるように沈め、ざばーんを起こします。

ざばーん!!このざばーんの衝撃は遥か銀河の果ての地球からも観測出来たといいます。

【よくわからなくなってしましました〜。自分は頭がおかしいのでサラッと流してください】

298 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/29(火) 00:49:28.94 0
冥界は知識の宝庫である。
よく何かの名人が死んだ際、墓場まで業を持って行ったと称される事もあるが、そのような秘伝すらも冥界には存在する。
なぜなら、ここには今までに死んだ全ての者の知識が集積されているのだから。
当然、蘇生を含む禁術秘術や高等呪法、結界の使い手も少なくない。
生者とは戦力の量が桁違いなのだ。
それが何万年にも渡って冥界が侵略者から守られてきた理由である。

レヴィアにとって、黄泉界を統べる死霊皇帝と天使たちとの戦いは拮抗しているに越したことは無い。
両者の力を削ぎ続けて、限りなくゼロに近づけるには、弱い勢力に加担する方が良いのだ。
それには強大な存在であると考えられる冥界の支配者より、天使に協力するのが良さそうだった。
しかし、話を聞く限り天使の目的は魂の一極化のようである。
己が受け入れられるとは到底思えない。
それに霊泉を用いて高次元への通廊を作るという目的自体、結局どちらとも相容れないのだ。

「この世界の住人にとって、所詮私は異次元の魔物。
 決して分かり合うことは無いわ……」

冥界側に付いて内部から喰らおうにも、論理的に考えて得体の知れぬ者をいきなり仲間に引き入れたりはしない。
おそらくは身分保障が必要だろう。
冥界の者たちに信頼させるだけの有力者による。
ならば窮地に陥っている所へ加勢する、という形が良いのではないだろうか。
それには両者が戦い会う場に赴かねばならないのではあるが。
最も激しい戦いの行われる激戦区へと。

「冥界の力有る神族……さっきの天使によればイザナミ、ヒルコ、スサノオと言った所かしらぁ?
 名前だけは此方の世界の神を模して……本当に粉い物の世界だこと。
 これじゃ、下手をすると私にも遭いかねないわね」

不意に空の色が白んだ。
日が昇ったのではない。
レヴィアの前方に見える長い山脈の峰には、無数の天使が集っている。
彼らの光の魔法が昏い空を輝かせているのだ。
何かが起こっているようだった。
しかし、何が起こっているのかを確かめようにも徒歩の移動力など多寡が知れている。
おそらくは着くまでに数日かかるだろう……。
まずは移動手段を確保しなければならない。

「文明の利器も水魔も使えない以上、魔術で水を動かすしか無いでしょうねえ。
 水魔は生けるものと交われば産み出せるでしょうけど、さっきのは殺してしまったし。
 この世界でヘブライの魔術が発動すればいいんだけれど……」

レヴィアは地面に左手を当てて水脈の流れを調べる。
荒涼とした外見とは違って、冥界の地下は豊んでいるようだった。
無数の生き物の鼓動に混じって、地下に強い水の流れを感じる。
レヴィアは、その水を引き出すべく高い声で呪文を唱えた。

「lvjtn mkhtyb mjm ltsat!(引き出される者が命ず。水よ、出でよ!)」

呪文は沈黙しか齎さなかったが、それでもレヴィアは瞑目して待つ……。
やがて大地が微かに振動を始めた。
揺れは次第に大きくなり、突如ゴォン!という音を立てて地面に亀裂が走った。
割られた大地は、そこから勢い良く水を噴き出させ、数十メートルはあろう巨大な蛇の姿を形作る。
レヴィアのいた世界で、神の作った最強の生き物と呼ばれる海の魔物を模して。
彼女は水で出来た大蛇に乗ると、長く連なった山脈に向けて己が騎獣を向かわせた。
大蛇は鉄砲水の如く大地を抉りながら、大地をうねってゆく。

299 :天使長ルナ@NPC ◆666/MyrH6U :2011/03/29(火) 21:53:31.84 0
霊泉の一つが湧くニルヴァーナ連山の山頂では、天使長ルナとイザナミが対峙していた。
その周りでは無数の上級天使、下級天使たちが、聖歌トリスアギオンを歌いながら舞う。
聖歌が作りだす力場によってルナの理力は何倍にも増幅され、その体には輝ける黄金のオーラを纏わせていた。
血塗れのイザナミは、岩肌に縋りながらそれを睨みつけている。
両者の勝負は、すでに決しているようだった。
天使長ルナは勝ち誇ったようにイザナミを見下ろし、諭すような口調で語りかける。

「貴女は勘違いしているようですが、何も我々は新たな命の誕生まで阻もうと言うわけではありません。
 全ての死せる魂から、悪しき闇を払って光に染め直すだけです。
 さすれば、今後生まれてくる命は全てが正しき光の種族となる。
 全ての邪悪なる者は、最初から生まれてこなくなるのですから。
 蘇生についても同様、闇の者の魂は冥界で洗礼して光へと導く。
 これこそが、世界を蝕む邪神デミウルゴスに対抗する唯一の道。
 ガイアの命を一つに束ねて強く輝く光で満たし、全世界の人々の祈りの波動によってデミウルゴスを滅ぼすのです。
 神や勇者の様に一部の力ある者では無く、無数の力無き人々の思いが一つになる事で世界は守られるでしょう。
 そして、それを執行できるのは真の光の使徒である我々のみ。
 これはガイアの意思なのです……黄泉の女神よ、己が過ちを認めて冥界を開け渡しなさい」

『それがガイアの、アマテラスの意思?
 とても、そうは思えませんが……しかし、その真偽について今は問いません。
 貴方の取る手段について問いましょう。
 貴方も天使ならばセフィロトの樹を知っていますね?世界樹の象徴を。
 魔術理論に於いて、セフィロトの樹は世界が二つの根本原理で成り立っている事を教えます。
 陰と陽、太陽と月、男と女、闇と光……。
 完全なる世界は、この対極なる二つが完璧に一つになった時にこそ創造されるもの。
 貴方の創る光の世界は完全なものと言えるのですか?デミウルゴスにも崩壊させられぬ強固な世界だと?』

「無論」

『……盲信に取り憑かれ、言葉は通じませんか。
 されど、黄泉で魂を統制するなどという蛮行を許すわけには行きません。
 これから私は貴方たちを止める為に全ての魔力を解放します。
 口惜しや……この姿を晒す事になろうとは……!』

瞬間、奔流する魔力がプラズマとなって、女神の全身に蛇の如き八柱の雷神を纏わせた。
イザナミの貌を覆う仮面は、魔力に耐えかねたように砕け散り、醜く腐敗した顔を外気に晒す。
腐肉のこびり付いた髑髏の貌を。

「それが黄泉の女神の正体か!おぞましい闇の眷属め!」

黄金の天使と黄泉の女神が、魔力の雷と聖なる光輝をぶつけ合い、長く連なる山脈が朝陽を受けたかのように照らされた。
響き渡る噴火の様な激震は遥か遠くにまで轟き、両者の戦いの激しさを聞く者全てに知らしめるだろう。

300 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/03/29(火) 21:54:52.38 0
イザナミの投げかける八雷をルナの聖剣が真っ二つに切り裂く。
白色の炎を噴き上げる聖剣が空に閃く度に、熱風の竜巻が紙一重で致命傷を避けるイザナミの肌を焦がす。
数千の天使によって増幅されたルナの力は強大であった。
元々傷を負っていたイザナミは、体力も尽きかけている。
さらにルナの聖剣を捌くイザナミの横から、背後から、頭上から、天使たちの光の魔法が間断無く飛ぶ。
戦いが長引く程に女神は傷つき衰えて行った。
イザナミが、その体を大きく傾がせた瞬間、勝利を確信したルナの剣が迫る。
しかし、その剣は届かない。
戦い合うイザナミとルナの間に、洪水の如き波濤が押し寄せていたから。

「ここは引けばぁ?死んじゃったらどうしようもないでしょ?
 なんなら、私が運んであげてもいいわよぉ」

轟々と音を立てる水流は生きているが如きで、その先端には人間の姿。
水蛇の頭部に腰を埋めているのはレヴィアだった。
ルナは怜悧な容貌を突然の闖入者に向けると、聖なる剣を突きつける。

『見た所人間のようだが、この数の天使から逃げ果せるとでも?』

「できるわよぉ……こうすれば、ねっ☆」

レヴィアが水蛇の胴体に向かって炎を吐きかけると蒸発した水が、濛々とした蒸気を生んだ。
立ち上った濃い霧は、辺りに白い闇を作りだしてゆく。
レヴィアは、さらに呪文を唱えて地下から呼びだした水で霧の範囲を広げながら、ダミーの水蛇たちをも作りだす。
魔力消去の魔術で霧を解除しようとした天使もいたが、白霧が消えることはなかった。
霧は魔力で作られているのではなく、水を直接操って作り出しているのだから。
これを消すには物理的に吹き飛ばさねばない。
天使たちがそれに思い至った時、すでにイザナミを連れたレヴィアは天使たちの攻撃範囲外へと逃れていた。
イザナミは歯を剥き出した口を震わせて、ユーティリス大湖へ向かうよう、レヴィアに細い声で頼む。
そこにはスサノオ……死霊皇帝の宮殿が有るから、まずはそこへと。
向かうべき目的地を指さすと、イザナミは力尽きたのか血を吐いて昏絶した。
彼女たちは、やがて蒼茫たる大湖の中島に浮かぶ、死霊皇帝の宮殿に辿りつくだろう。

――――。

イザナミたちが去って後、ニルヴァーナ連山で暴風が吹き荒れる。
魔術の風によって霧を吹き飛ばした天使たちは、イザナミと水蛇を操る者を追うかとルナに問う。

『その必要は無い。
 相手にも反魂の術を用いる者がいる以上、敵を倒すという行為は一時的な効果しか上げないのだから。
 まずは、この泉を洗霊の泉として造り変える。
 打倒した魔なる者は、この泉で魂を聖別して啓蒙し、我らの尖兵と為す』

天使長の号令で、光の軍勢が大合唱を始めた。
ホーリー・ナイト……かつて地上にて鋼鉄のバラグというゴーレムに光の属性を付与し、転生させた魔術にて。
ルナが、その聖なる理力を一つに収束して泉へと向ける。
霊泉そのものに光の属性を付与すべく。
天使たちの作りだす揺らめく光輝のオーロラは、仄暗い冥界に光の宴を催していた。

301 :永久闘争存在―ストッパー― ◆hfVPYZmGRI :2011/03/30(水) 02:30:00.08 0
それは閃光と雷鳴と共にワームホール上の空間ゲートを通してやってくる
まずは一人―
奇妙な装飾を施された仮面をかぶり灰色の外套を纏った一人の男と小鬼のような
この世界での姿に変わった独立支援機関ユービックが出現し、すぐにゲートは閉じる。

『死の終着点冥界ポイント64388到達』

男は周囲を見渡すがほとんどが朽ち果てているこの場所に特に珍しい物など
存在し得ない

『輪廻の生命システム根幹に重大な崩壊現象が確認されています
このままでは多次元に多大な影響が見られますどうなされますか?』

ユービックはやはり何の感情も込められない無機質な声で支援を命じられている主に問う
しかしその返答は返ってこず、ただ歩みを始める
アマテラス、イザナミ、ヒルコ、スサノオ
そして天使長ルナなど知った事ではない
彼に課せられ、その身を動かしている理由は一つ
数多くの世界を揺るがす戦い・出来事を阻止する事のみ
邪魔をする存在は一切を排除する
例え何者であろうとも――かつて共に戦った者でも

302 :テイル ◆6nXELe5RK6 :2011/04/02(土) 02:00:48.25 0
>296-297
>「えー!?おハローとロリこんばんはって!!楽しい仲間と再会出来るって評判のおまじないだよ!
いい?唱えてみるね。おハロー。おはローゼン。ロリこんばんは。ロリこんばんハマタ。
まーほーおーの言葉で、楽しい〜仲間がポポポポーン」
「いやあ、それで再開できたら苦労はしないよハハハ」

>「お久しぶりですみなさん!
 アズリア・ニャン! ただいま帰還いたしました!」
「うそお、再開できた――ッ!?」
フラポリーちゃんの外見でアズリアさん。つまり元のアズリアさんの体にアズリアさんが入っている。
正真正銘のアズリアさんだ!
「良かったね、生き返ったんだね!」
美青年主人公と美少女神官戦士と妖精魔法使い。冒険開始以来でも例を見ない王道勇者パーティーがここに誕生した。
そういえばフラポリーちゃんはどこに行ったんだろう。まあフラポリーちゃんの事だからその辺にいるだろう。多分。

>「勇者達よ。 戦いの前にお前達に伝えておかなければならない言葉がある。」
かくかくしかじか云々かんぬん

「うーむ、どうしたものか……」
この言葉を信じるなら天使の味方をして死霊皇帝と戦うべきである。
でもこれ自体がデミウルゴスの罠という可能性もあるのだ。
「よし、後で考えよう!」
困った時は決断を先延ばしにする、これ先人の知恵。

>「くさい!くさい!なんだこれぇ〜!!カニくさい!てか重いし!なんだよこれーーーーっ!!」
「アッー! 何やってんだ!」

>「嘘つきは許しません!!!同僚ともども汚れた心を洗い流しなさーい!!婆棲炉曼(バスロマン)!!」
「なるほど、天罰ってわけだね!」
津波に流された! ような気がした!

気が付くと、見知った顔がボク達は覗き込んでいた。
「なーんてね、びっくりした? 今の巨乳女はリムよん」
ちなみに今の彼(女)はゴスロリの幼女にしか見えない。
妖精に7頭身形態があるのだから妖魔にもあって当然だが、妖精は変身しても巨乳にはならない。
「キミは……幻妖のリムじゃないか! 久しぶりすぎてもう口調とか忘れちゃったぞ!」
説明しよう! 幻妖のリムとは死霊皇帝軍六武神の一人。
つまり当初の敵勢力の四天王の6人バージョンのうちの一人みたいなポジションだった人だ。

「これより皆様には12の霊泉を巡っていただきまーす」
リムの後ろにはツアーのようなまとまりのない一団がいた。
「なんでパックツアーのガイドやってんの!?」
「まあ湯治みたいなもんね。テイルちゃん達も行くぅ?」
なぜか温泉ならぬ冷泉パックツアーに誘われた。

303 :◆t7kjAY7URg :2011/04/02(土) 16:06:16.07 0
>「うーむ、どうしたものか……」
「君は導く者でしょ」
>「よし、後で考えよう!」
「えーーーー!」

>「嘘つきは許しません!!!同僚ともども汚れた心を洗い流しなさーい!!婆棲炉曼(バスロマン)!!」
>「なるほど、天罰ってわけだね!」
「天罰だなんてそんな、照れますなー。がぼごぼぼ…」

メイルシュトロームが一同を襲いました。しばらくして男はびしょ濡れで目を覚まします。
気がつけばイョーベールの鎧も再装備されていました。
霊泉の力で、しっかりファブリーズされた鎧はもうカニくさくありません。
腰から下も馬くさくもありませんでした。

>「なーんてね、びっくりした? 今の巨乳女はリムよん」
「リム?」
>「キミは……幻妖のリムじゃないか! 久しぶりすぎてもう口調とか忘れちゃったぞ!」
「忘れちゃった?記憶喪失なの?ボクと同じだね。でもそれってテイルちゃんが言うセリフ?」
>「これより皆様には12の霊泉を巡っていただきまーす」
>「なんでパックツアーのガイドやってんの!?」
「まさかリストラ!?武神なのに!?」
>「まあ湯治みたいなもんね。テイルちゃん達も行くぅ?」
「はーいはーい!ボクも行くよ!行くよ!」
男はテイルとリムを両脇に抱えて嬉しそうに歩いていきます。
男にとっては楽しい楽しい幼女誘拐ツアーの始まりでした。

それとこれは余談ですがリムの後ろのまとまりのない一団の中には坂上○郎の姿もありました。

水戸黄門式に漫遊していればきっと何かが起きる。男は楽天的に考えていました。

304 :名無しになりきれ:2011/04/03(日) 00:19:39.35 O
ワインを拾った

305 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/04/03(日) 17:09:38.39 P
ユーティリス大湖の水面に映る無数の篝火が、激流で作られた水蛇によって掻き乱される。
宮殿を取り囲む湖は、それ自体が霊泉。
篝火と見えたそれは転生を望む無数の霊魂たちであった。
ニルヴァーナ連山の戦いから一昼夜、イザナミを連れたレヴィアは死霊皇帝の宮殿へと到着する。
この辺りの空域では蝙蝠の如き羽を持つ魔族たちが、白き翼の襲撃者を警戒しており、まだ天使の軍勢も寄せ付けていないようだった。
死霊皇帝軍にイザナミを引き渡したレヴィアは、彼らにルナの脅威を説き、次に己の境遇を語り、ここへ留まれないものかと問う。

『次元の漂泊者よ、我が母イザナミを救ってくださったのは感謝する。
 己の帰属する世界を失った汝の境遇にも同情しよう。
 しかし、我らが眷属ならぬ汝を長くスサノオの居城に留め置くことは出来ぬ。分かるな?
 とはいえ恩人を無碍にも出来ぬ。もし汝にスサノオの眷属となる心積もりがあれば……。
 そうであれば、ここに身を寄せるのも許されよう』

「それなら喜んで教義と戒律を同じくするわ☆
 だって、帰るべきお家が無い、家なき子なんだもの」

スカートの左裾を軽く摘み上げたレヴィアが畸形の男に答えた。
畸形の男の顔は醜く、足は折れ曲がり、自ら黄泉界の神族であると名乗らねば、魔族と呼んでも疑う者はいまい。
彼の名はヒルコ……イザナミの実子にして日剣以外の地ではヘパイストスとも呼ばれる、黄泉界の造営や技術を司る長。
鷹揚に頷いたヒルコは、レヴィアに死霊皇帝軍への一時受け入れを許可すると、話題は黄泉界を襲う大乱に移った。

『今、この冥界にスサノオの魂は顕現していない。
 時折、巫女や神官を通じて切れ切れな託宣を下すのみ。
 アマテラス殿との融和を果たした時から、スサノオは冥界に帰って来ないのだ。
 もしや高天原にいるのではと思い、使者を何度か送ったが、全員が行方不明となり唯の一人も戻って来ない。
 大規模な次元震の影響で断絶したのか、自らの意思で戻らないのか、或いは他の原因に寄るのか……。
 天使の襲撃に対しては、各地に点在する霊泉へ精鋭たる六武神や三将を守護に当たらせたが、何しろ敵の数も多い。
 それに英霊達の霊魂の中には、天使へ同調する者まで出始めたようだ。
 母上も属性の近い地上や冥界の者に神託を下して戦士を募ってはいるが、手が足りぬのは如何ともし難い』

「うふふっ……守護者が足りないなら、ここにもいるじゃなぁい?」

微笑したレヴィアが名乗りを上げると、ヒルコはしばしの思案を見せた後、それを許可する。
但し、光の軍勢に対抗する守護兵団の一兵卒として。
ある程度の力が有るのは認められても、当然ながら指揮権を与えられるほどの信用までは無いのだ。

「そういえば、ソフィアってこの世界の神よねえ?」

『然り。太古の時代、彼の者はアマテラス殿とスサノオを滅ぼさんとした恐るべき龍王』

「その龍……たぶん、この世界に来てるわよぅ?受肉して、ね」

瞳に妖しい煌めきを灯したレヴィアが、己の世界で見聞きしたものを語る。
ヒルコはそれに動揺を受けたようで、すぐさま配下に偵察兵を編成し、調査するよう指示した。
さらにスサノオの魂を神降ろしの儀で呼び寄せるべく、儀式の準備をせよとも。
ルナだけならともかく、ソフィアまで現れるとなるとスサノオ無しでは対抗できないと判断したのだろう。
不穏な空気が漣の様に広がる中、レヴィアは一度龍神を目撃している自分も偵察に同行してはどうかと提案する。
そして、それは受諾された。

ユーティリス大湖に架かる大橋を渡ったレヴィアの姿は、黄泉の大地を駆けるべく造られた砂航船に吸い込まれる。
この巨大な木造船体は、中世ヨーロッパ時代のガレオン船を思わせた。
しかし黄泉の技術によって造られた船は、船底にスケート靴を思わせる三つの長大なブレードが付けられている。
このトリャンドリア号は人の船に似るが、生命炉を内燃機関とし、金属製ブレードで大地に線を刻みながら進むのだ。
レヴィアを乗せた砂航船は、砂飛沫を立てながら滑るようにして大地を駆けて行く。

306 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/04/03(日) 17:11:58.46 P
トリャンドリア号の部隊が受けた命令は、ソフィアの動向を確かめる事。
二つの敵に同時に当たる事を避ける為、可能なら一時停戦の申し入れ、無理ならば牽制と監視を。
欲を言えば撃破だが、下手に攻撃して天使と共闘されても困る。
スサノオの魂を帰還させるまで、ソフィアには大人しくしてもらわねばならないとの事だった。

膨らんだ帆が風を受け、船底は土を斬り裂き進む。
舵輪は山羊の頭部を持つ魔族が操っていた。
彼の腕なのか、砂航船の性能なのか、揺れも殆ど感じない。
甲板に上ったレヴィアは風で流れる髪を抑えながら前方を眺める。
遠くには燃え盛るオレンジの空。
霊泉の一つ、霊魂の煩悩を焼き尽くすと言うフレーゲル炎湖は近いようだった。
ここを目指したのは、情報が錯綜して未確認ながらもネペンテスで龍を見たとの報告が入ったからである。
フレーゲル炎湖は位置的にネペンテスに最も近いのだ。

「陸を走る船なんてどうかと思ったけど、意外に乗り心地も悪く無いわねえ?」

『グゥェェ』

操舵士の魔族は人語の発声ができないようで、潰れた山羊の声を返すのみ。
砂航船は大地を進み続け、やがて前方に黄泉界の生物と思しき異様な集団が見えた。
先頭には巨大な龍の姿。妖精と“男”の姿も見える。

「あれがソフィアを名乗る龍よ。船をあの集団の横に着けて」

操舵士が舵を切り、魔族の船員たちが帆が畳むと、次第に砂航船のスピードが緩む。
熱の無い炎を噴き上げる、紅の水を湛えた湖の手前で船は止まった。
船の甲板上から顔を覗かたレヴィアは、カオスの勇者に声を掛ける。

「あらぁ、お久しぶりねえ?妖精ちゃんに“男”さん?
 顔ぶれは少し変わったみたいだけれど、お元気そうで何よりだわぁ。
 私はちょっとばかり、お元気じゃ無くなっちゃったけどね……うふふっ」

そう言って蛇の様な眼で笑う。
レヴィアの右腕は肘から先が鉈で斬り落としたかのように失われ、断面はどす黒い瘡蓋に覆われている。

「私ね、今は死霊皇帝軍の庇護下に入ったのよ。
 だから今は闇の勢力の一員なの。
 それで……貴方たちが行動を共にしてるドラゴンだけど、太古に光と闇の神に牙を剥いた邪龍って言うじゃない?
 何でそんな怖〜いドラゴンと一緒にいるのかしらぁ。
 冥界側はソフィアをとても恐れているみたいだけど、目的はなぁに?
 もしかしてスサノオの不在と天使の襲撃を、これ幸いと冥界を侵略しに来たんだったりして?うふふ」

【>>テイル、男、アズリア 挑発混じりに挨拶】

307 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/04/04(月) 17:23:59.37 O
>>302 >>303 >>306
>「よし、後で考えよう!」
>「えーーーー!」
「いいんですか!? 後が長すぎて時間切れになったりはしないんですか!?」
真面目人間アズリアの発言には一理ありますが、だまされてはいけません。
アズリアも意見を言っていないので同じ穴のムジナです。

前略>婆棲炉曼(バスロマン)!!」
>「なーんてね、びっくりした? 今の巨乳女はリムよん」
「ええっと・・・誰・・・でしょう・・・?」
下っ端ガイア神官のアズリアは、リムの顔を見たことがありませんでした。
仕方がないので、ここはソフィアに助けてもらいましょう。
「実はあの女は『かくかくしかじか』」
「なるほど! そーだったんですね!」
ちなみに『かくかくしかじか』とは説明魔法の一種です。
どんな長い説明文でも一瞬で説明できて、PCは満足 PLの人も満足。
いや〜魔法って本当に便利ですよね。

>「まあ湯治みたいなもんね。テイルちゃん達も行くぅ?」
>「はーいはーい!ボクも行くよ!行くよ!」
「混浴じゃないですよね? ないですよね?」
何気にアズリアも乗り気です。
こうして、水戸黄門的漫遊を始めるカオスの勇者御一行であった。
めでたしめでたし。
・・・当初の目的を完全に忘れているようですが、まあ面白いから許しましょう。
「ワインを拾った。>>304
おおっと! ソフィアが落ちていたワインを拾ったようです!
カオスの勇者にノリが似てきたようですが、それで良いのか知恵の龍神!
まあ面白いから許しましょう!

で。
「ここがフレーゲル炎湖。 効能は肩こり冷え性ロリコン・・・ん?」
ガイドのリムに連れられて、やってきましたフレーゲル炎湖。
どうみても熱そうなのに熱くないのがこの湖の見所です。
今は一般公開はされていませんが、隠れた観光スポットとして冥界では大人気。
なんて説明を続けていた(こんな六武神で大丈夫か?)リムの近くに、陸を走る船が横付けします。
甲板から顔を出したのは・・・。
次元の向こうであったばかりのレヴィアたんでした。
世界樹が物質化したせいでつながってはいますが、次元の向こうであることに間違いはありません。

> 私はちょっとばかり、お元気じゃ無くなっちゃったけどね……うふふっ」
「レヴィアさんじゃないですか! どうしたんですかその腕は!
 早く魔法で治療しないと駄目ですよ!」
腕を無くしたレヴィアに、アズリアは大きなお世話を言いました。
まあ冥界ですから、それぐらいの魔法が使える人もいるでしょうしね。
特別な理由が無ければ治療くらいはするものでしょう。
「あ、レヴィアさんにはまだ自己紹介してませんでしたね。  私、アズリアです。
 以前の姿は仮の姿で、本当はご覧のようにちゃんとした”人間”何ですよ!」
ちゃっかり自己紹介も済ませるアズリアでした。
レヴィアにとっては、さして重要では無いでしょうけどね。

308 :PLの人 ◆Xlm0JAgw5w :2011/04/04(月) 17:24:36.19 O
> もしかしてスサノオの不在と天使の襲撃を、これ幸いと冥界を侵略しに来たんだったりして?うふふ」
「そうなんですか・・・? そんなに邪悪な神様には見えないですけど・・・?」
アズリアはソフィアを見ました。
ソフィア@しんりゅう はワインを手に持っていました。
秘蔵の えっちなほん は持っていてるかもしれませんが、邪悪な龍という印象はありません。

「ぼく わるいかみさま じゃないよ。 ぴきー!」
なんと! とつぜんソフィアがひらがなで話し始めました!
ドラゴンクエストの呪いではないはずですから、これは何かをごまかそうとしているに違いありません!
「おお そうじゃ! おまえたちに ワインを あげよう!
 ワインを のんで おんせんに はいって けんこうに なろう!」
ソフィアの前に人数分のグラスが現れ、そこに(拾い物の)ワインが注がれます。
勇者達とレヴィアはワインを飲んでもいいし、相手にしないで話を進めるのも自由です。

「ちょっと! スサノオの不在ってどーいうこと!?
 リム聞いてないんですけど!!」
『グゥェェ』
一方、トリャンドリア号では操舵士の魔族が上司のリムに首を絞められていました。
実にカオスな光景です。

309 :レヴィア ◆666/MyrH6U :2011/04/06(水) 23:59:05.33 P
>>307-308
カオスの勇者一行の中でさっそくアズリアが口を開き、レヴィアに腕の治療を薦めてくる。
言葉遣いからして、元の世界で見た魔物のうち大蟹では無い方と思われた。
彼女の言葉からは、この世界では治癒魔術が発展している事が窺える。

「治療ねえ……でも、私忘れたくないのよ。魂の痛みをね」

曖昧な答え方で言葉を濁す。
レヴィアは魔に連なる者とは言えるが、ガイアの魔族達とは違って生物の一種族と言うわけでは無い。
己の概念が崩れれば、ケルトの偉大なる神々が小さな妖精に堕した如く、矮小化する事も有り得た。
従って、常に呪詛を生み出し、それを纏い続けるのだ。
呪詛は力を増すと言うより、力を減じない為に持つと言った方が正確かもしれない。

さらにレヴィアには得体の知れぬ異界の魔術に対する嫌悪感もあった。
元の世界と断絶した自らの存在は、体内に現存するバイトとやらだけで賄われているのではないか。
異界の法則と概念を受け入れれば、それが減じて行くのではないか……。
無論そのような怖れなど、意識の表層に上っても認めはしない。
しかし否定したはずのイョーベールの言葉は、拭っても消えない浸みの様にレヴィアの魂を汚していた。

「よろしく、アズリアちゃん。以前の醜い姿、お似合いだったのに……くすくす」

レヴィアからソフィアが再び他界の侵攻を企てているのではないかと聞き、アズリアが同行している龍の姿を見る。
それに対し、ソフィアは愚者を装うかのような態度を見せるのみ。
取り繕うように温泉やワインを勧める龍をレヴィアは冷ややかに鼻で笑う。

「あらあらぁ、冥界の侵攻やイシハラのボス就任がどうのこうのと、余計な事ばっかり言う割に肝心な事には口を紡ぐのね。
 貴方は、スサノオとアマテラスに牙を剥いて三界を我がものにしようとしたって聞いたわよぉ?
 だから冥界側はソフィアと一時不戦はしても、同盟まで結ぶつもりは無いみたい。
 うふふっ、当然ね。何を考えてるか分からない相手なんて信用できないものねえ?」

ソフィアの存在が明らかになった以上、幻妖のリムも不審の念を抱く事だろう。
死霊皇帝による地上侵攻の意思は、そもそもソフィア打倒の為に光と闇を一つの戦力に纏め上げる事を念頭に置いたもの。
光と闇が融和を果たしても、境界は未だ光と闇の混じり合うカオスの外側の存在なのだ。
まして、ソフィア自身もスサノオやアマテラスと争っていた理由を語らないとなれば尚更である。

「ま、いいわぁ……こちらは一時不戦の提案を伝えに来ただけ。
 そちらが受け入れようと受け入れまいと構わないわ。
 おかしな動きを見せるようなら、それなりの対応を取るだけよぉ?」

カオスの勇者たちの傍を通り過ぎ、レヴィアは紅の湖へと近づく。
湖畔には寺院を思わせる木造らしき建築物が幾つか建ち、集落を形成していた。
建物の作りは古代日本の様な趣で、見た所釘の様な金属類は一切使われていない。
おそらくは、冥界の住人たちが霊泉の管理などの為に造ったものなのだろう。

『リム、今日はもう食べて飲んで温泉に浸かって寝るっ!』

魔族から死霊皇帝が帰還していない経緯を聞いたリムが寺院風の建物の中へ消えてゆく。
続いて入ろうとするカオスの勇者たちを見て、レヴィアが口の端を吊り上げた。

「ここは死霊皇帝軍御用達よ?
 ソフィアと同行する貴方たちと寝所を同じくは出来ないもの。
 そうね。貴方たちは地面にでも寝っ転がって地虫や雑草でも齧ってればぁ?
 とっても豪勢な温泉ツアーじゃないの。うふふっ」

カオスの勇者たちに背を向けると、レヴィアも建物の戸口を潜ってリムへ続く。

【>>ALL 建物の中へ】

310 :天使長ルナ@NPC ◆666/MyrH6U :2011/04/09(土) 21:17:36.18 P
「用意は整った……これより進軍を開始する
 獄炎のバルトールにはプレアデス七姉妹が当たれ。
 首座使徒アルタイルとリュラは、上級天使を率いて速やかに疾風のアルベルを撃破せよ。
 光鉄のグラムは鏡楯騎士団が迎え撃て。指揮は聖騎士ミルファクに任せる。
 残る六武神三名の所在は、はっきりしない……中級天使は捜索と伝令に務めよ。
 プレセペ連星隊はケルビムを使って魂狩りを行え。
 下級天使は捕獲した敵の魂を洗霊するように。
 聖歌隊は私と共にスサノオ宮へ進軍する」

ルナの命令を受けた無数の天使たちが空に舞い上がり、命令を受けた各所へと散った。
暗い空に白の翼が雲霞の如く流れ、空の色を塗り替える。
山脈に陣取ったままなのは下級天使たちと、天使には似つかわしくない黒の法衣を纏うプレセペ連星隊と呼ばれた一団のみ。
隊長であるプレセペは、大鎌を天秤の様に肩に担ぎながら傍らで待機する無数の白猫たちの一匹に近づく。
そして小柄な体と可愛らしい顔には似つかわしくない下品な言葉遣いで、白猫の一匹へぞんざいに声を掛けた。

『そーらっ、グラエル、行くぜぃ。これから楽しい楽しい魔族たちの魂狩りなんだからよっ!
 反魂で蘇生させた手間分ぐらいは、しっかり働いてもらうからな!』

無数の白猫たちは背に翼を生やし、瞳には獣らしからぬ知性の光を宿す。
翼有る小さな獣は、プレセペ連星隊の天使たちに真名を呼ばれると次々に唸りを上げ、巨大な有翼の白獅子へと変貌する。
普段は猫の姿を取る彼らこそが天使の位階の第二座、智天使たる有翼獣ケルビムなのだ。

『ホヨトホー!駆けろ!』

天使たちがふわりとケルビムの背に跨る。
彼らの向かう先は、六武神が守護していないと思われる霊泉。
その途中に遭遇した全ての者の魂を刈り取りながら、死の天使たちを乗せたケルビムは弾丸の様に空を駆けてゆく。

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