1 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2007/11/23(金) 03:13:43 O
ルールなどは>>2-5

2 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2007/11/23(金) 03:15:01 O
ここは、ポケモンと一緒に冒険する場所じゃぞい。
オリジナルポケモンも、おkじゃぞ。

この場所に参加したい者は次のテンプレを使って自己紹介たのむぞ。

自分の紹介
【名前】
【性別】
【年齢】
【髪型】
【容姿】
【備考】

オリジナルポケモンを使いたい者は、このテンプレを使って自分のポケモンを紹介してくれ。
【名前】
【分類】
【属性】
【容姿】
【性別】
【レベル】
【HP】
【攻撃力】
【守備力】
【素早さ】
【特殊】
【技】
【備考】

※最初に所持できるポケモンは一体だけじゃからの。
※最強厨はダメじゃぞ。

あと、この場所のルールじゃ。

・基本sage
・荒らしは無視
・チャットは禁止



3 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/11/23(金) 03:16:23 0
あああああああ



















あああああああ

4 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2007/11/23(金) 03:17:04 0
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ このスレは他板・他スレ運営妨害の非常に悪質糞スレの為に ■■■■■■
■■■■■■■反感を買って終了しました。 皆様のご愛顧有難う御座いました■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■氏■■■■■氏■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■氏氏■■■■■氏■■■■■■■■■ねねねねねねねねねねねね■■■■
■■■■■氏氏■■■■■氏氏氏氏氏氏■■■■■■■■■■■■■■■ねね■■■■
■■■■氏氏■■氏■■■氏■■■■氏■■■■■■■■■■■■■■ねね■■■■■
■■■■■氏■氏氏■■氏氏氏■■氏氏■■■■■■■■■■■■■ねね■■■■■■
■■■■■■氏氏■■氏氏■氏氏氏氏■■■■■■■■■■■■■ねね■■■■■■■
■■■■■氏氏■■■■■■■氏氏■■■■■■■■■■■■■ねね■■■■■■■■
■■■■■氏■■■氏■■■氏氏氏氏■■■■■■■■■■■■ね■■■■■■■■■
■■■■氏氏氏氏氏氏■■氏氏■■氏氏■■■■■■■■■■■ね■■■■■■■■■
■■■■■■■氏■■■氏氏■■■■氏氏■■■■■■■■■■ね■■■■■■■■■
■■■■■氏■氏■氏■■■■氏氏■■■■■■■■■■■■■ね■■■■■■■■■
■■■■■氏■氏■氏■■■■■氏氏■■■■■■■■■■■■ね■■■■■■■■■
■■■■氏氏■氏■氏■■■■■■■■■■■■■■■■ねね■ね■■■■■■■■■
■■■■氏■■氏■■■■氏氏氏■■■■■■■■■■■■ねねね■■■■■■■■■
■■■■■■■氏■■■■■■氏氏氏■■■■■■■■■■■ねね■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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5 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2007/11/23(金) 03:17:46 0
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆☆☆◆◆◆◆◆◆◆☆☆◆◆◆◆◆☆☆☆◆◆◆◆☆☆◆◆◆☆☆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆☆☆◆◆◆◆◆◆◆☆☆◆◆◆◆◆☆☆◆☆☆◆◆◆☆☆◆◆☆☆◆◆◆◆◆◆◆
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6 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/11/23(金) 08:56:48 O
【名前】 ホワイト
【性別】 女
【年齢】 15
【髪型】 雪のように真っ白な長髪に赤十字マークの帽子を被っている
【容姿】 可愛らしい
【備考】
平和を愛する天然少女。
壮大な夢を持ち、その第一歩としてポケモンバトルで名を上げるために
家事手伝いのラッキーを連れてチャンピオンを目指し修行の旅を始めた。

7 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2007/11/23(金) 11:36:55 O
trpgってなにするの?

8 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/11/23(金) 11:57:33 O
>>7
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1193639949/

9 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/11/23(金) 13:10:47 O
TRPGスレなのにスレ主名無しで導入ストーリーもなし
立て逃げ体制だけは万全だなw

10 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/11/29(木) 13:23:02 O
【名前】ブラック
【性別】男の子
【年齢】16歳
【髪型】金髪ロングを後ろで縛る
【容姿】黒い革コートと革パン
【備考】悪タイプのポケモンを最強と信じる少年。
相棒のドンカラスと共に旅をしている。
無愛想だが実は寂しがり屋な意地っ張り。

11 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/11/30(金) 15:05:02 O
>ブラックさん
スレ主がいないみたいなんですが、やりますか?
やるならストーリーや流れを話し合いたいのですが。

12 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/01(土) 13:15:09 O
>>11
やろう。
ポケモンはダイヤしかやった事ないけど、ストーリー的にはそんなに難しく考えなくても、
タウンからタウンへと場面を変えながら、バトルよりも質雑寄りでマターリやるのはどう?

のんびり旅物って感じでさ。
本格的な話は、ある程度の人数が揃ってからでも遅くないんじゃないかな。

13 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/02(日) 21:43:42 O
【名前】 グレー
【性別】 男
【年齢】 18
【髪型】 無造作な灰色の短髪
【容姿】 それなりにいいのだが、目つきが凶悪犯ばりに悪い。
白いTシャツにジーンズというラフな恰好でいる事が多い
【備考】
目つきが悪いので誤解されがちだが、割合気ののいい青年。
四天王になる事を目指し、相棒のイーブイと共に各地を武者修業しているらしいが、いろいろと謎も多い。

14 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/03(月) 08:58:24 O
>>ブラックさん
そうですね、そんな感じでいきましょう。
ただひとつだけ、舞台の地方や町はどうします?完全オリジナルか、既存のものを使うか。
既存のものを使うなら、一番経験者が多くて馴染みがありそうな赤緑の舞台にすると、
参加者が集まりやすいかなと思います。

>>グレーさん
来て下さって嬉しいです。
これからよろしくお願いしますね。

15 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/03(月) 17:59:50 O
>>14
その問題が残ってたああああああああorz
えーと、初代赤緑の世界観て事だよね?どうしよう…オレ初代やった事ないorz
知識的には攻略本を読むとかで何とかなる…かな?

なるならオレはそれでもOKだよ。

16 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/03(月) 21:40:49 0
>>15
残念だが赤緑にお前の相棒は出てこないww
チート疑惑で叩かれる展開が浮かんでフイタwwwwww

17 名前:>゜)++++<< ◆LEVIA36jlc [sage] 投稿日:2007/12/03(月) 22:48:23 0
そう迷いなさるな。
新大陸の新設都市でいいじゃない。

新大陸発見!
そこはあらゆる気候、フィールドが混在した未知なる大陸だった。
生態系も豊富で、既存のポケモンはもちろん新種ポケモンも多く発見されたのだった。
そのほうを聞き、ポケモンマスターを目指すものたちはこぞって新大陸を目指した。
そしてここは新大陸最初の都市、【開拓としトリンシック】
ありとあらゆる人種・ポケモンがそれぞれの思いを胸に集うのであった。

こんな感じにすれば全てのシリーズが出てきても不思議じゃないし、オリジナルを含めたポケモンに対応できる。
ストーリー的にも開拓地へやってきた港からスタートすれば合流しやすい。
ジム戦してもいいし、新ポケモンを探してフィールドに出てもいい。
ロケット団もエージェント送り込んでたりして・・・などなど

と、ポケモンをアニメで二三回しか見たことない俺が言ってみる

18 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/03(月) 23:14:27 O
原作の舞台を使う場合は土地・都市の名前やジムリーダーを拝借するだけで、
ポケモンや人物は全てのシリーズから持ってきて良いと思いますよ。
カントー地方にマグマ団が現れてもいいと思いますし。
特に原作に忠実にやるわけではないので、知らなくてもほぼ大丈夫です。
町の描写が多少間違っていても問題なしの方向で。

でも、>>17さんの意見も面白いですね。ジムリーダー戦が出来ないのが個人的にネックですが、
このまま使うなり少し改良するなりして使うのも面白いかと思います。

私はどちらかといえば原作舞台派ですが、お二人はいかがでしょう?

19 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/03(月) 23:34:43 0
既存の舞台設定を使えば、舞台の把握や行動指針などがかなり楽だとおもいますが、
反面、意図せずとも原作のストーリーに縛られ過ぎて、オリジナリティが
欠けてしまうのではという不安がありますね。
後者に関しては、行動選択幅の広いストーリーを体感できるかもしれないですが、
主導者的な立場の人がいなければ、そのまま瓦解する可能性が高いのがネックです。

……そうですね、どちらも一長一短であり主導的立場の人のいない現状ならば
僕としては原作舞台が望ましいのではと。

20 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/03(月) 23:37:06 O
>>17
あ、魚の人だwwいろんなTRPGスレを見守ってるんだなwwww
新大陸ネタはアリかもね。オレ実はポケモン初心者だし。
でもいろいろ設定を作る必要があるし、大変そうかも。

>>18
最近になってダイヤを中古で買ってきたばかりの初心者でゴメンね。
しかもアニメも全然見たことない上に当然ながら過去シリーズも知らないんだ。
一応TRPGスレは4回やってるから世界観さえ決まれば何とか出来るよ。

という訳でオレは参考資料が充実している原作世界観に1票かな。
中古なら攻略本とか安く入手できるし、アニメ版ポケモンのwiki見たりすれば済むし。
なんだかんだでここは『なな板』だから、原作ありきで参加する人が集まると思うし。

21 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/04(火) 17:08:41 0
じゃあ、お二人も原作の世界観で良いみたいなので、そうしましょうか。
初代を知らないブラックさんには申し訳ないんですが、分からない部分はググったりしつつで頑張ってください。
細かい事はまた随時決めていけばいいと思いますが、今のうちに他に決めておきたいことはありますか?


22 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/04(火) 20:01:56 0
いえ、特には。

23 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/05(水) 23:53:43 O
ファイアレッド・リーフグリーンの攻略本を買ってきたぜ。
初代赤緑のリメイクらしいからたぶん大丈夫…だよな?
赤緑の攻略本は無かったし、俺は携帯厨なもんでwikiとか文字化けしてて…orz


一応質問なんだけど、手持ちのポケモンて終始1匹だけ?
増やしたりとかは処理が面倒になるからダメとか、その辺が気になるな。

24 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:49:41 0
>>23
購入乙です。気合い入ってますね!
FRとRGはやったことないんですが、多分大丈夫かと思います。

手持ちはもちろん増やしてもいいと思いますし、むしろ最初から6匹持っていてもいいと思いますよ。
>>2では最初は1匹だけと言われていますが、それではキャラの設定が限られてくるので私は無視したいです。
それだと参加者間に強さの開きが出る可能性はあるのですが、私はそれは構わないと思います。
どのTRPG系スレでもキャラの強さは均等ではありませんし。
ちなみに、ホワイトは初心者なのでどの道最初はラッキーしか持っていません。

25 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/07(金) 17:18:48 0
開始はもうちょっと先?

26 名前:携帯用参考サイト[sage] 投稿日:2007/12/08(土) 22:04:55 O
http://mobile-i.pokemon.co.jp/book/top.php?uid=NULLGWDOCOMO

27 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/08(土) 22:10:15 0
PC用参考サイト
http://www.pokemon.co.jp/whats/reference/index.html


28 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/09(日) 01:57:33 O
開始マダー

29 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 17:28:40 O
>>24
わかりました。
それならば、グレーはそれなりに経験があるという設定で
合計2〜3匹程ポケモンを所持したいと思います。

30 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/10(月) 14:02:26 0
1番道路。
カントー地方の小都市にして私の生まれ故郷であるマサラタウンと、隣町トキワシティを結ぶ道です。
基本的に長閑な小道なのですが、そこはそれ。もちろん野生のポケモンは生息しています。
しかし、彼らも人間に対しては警戒心を抱いているので、彼らのテリトリーである草叢を不用意に侵さない限りは、
追っかけ回される事は滅多にありません。
凶暴なポケモンは生息しておらず、ベテランのポケモントレーナーが足を止めるような道でもないので、
新米トレーナーの修行の場にはよく利用されています。


「今日から頑張りましょうね、ハピちゃん」
私は道を歩きながら、連れ歩いたハピちゃんに声を掛けました。
ハピちゃんも笑顔で可愛らしい鳴き声を返してくれます。

私の友達、たまごポケモンのラッキー。あだ名はハピちゃん。
うちの家事手伝いをしていたのですが、私がとある理由からポケモントレーナーになるにあたり
お父さんが最初の一匹目にすることを許してくれました。

そして今日は旅立ちの日。
住み慣れた町を離れ、カントー中を回ってポケモン修行と世の中の見聞を広める旅に出ます。
まずはこの1番道路を通ってトキワシティを目指している最中。
果てさて、これからどんな出来事が私を待ち受けているのでしょうか?
楽しみです。

31 名前: ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/10(月) 14:08:39 0
>>29
分かりました。あとポケモンリーグの詳細はどうしましょう?
アニメや漫画だとトーナメントだったりする事が多い気がしますが
それだとグレーさんの目指す四天王の設定が活きないので、ゲーム準拠にしましょうか?
個人的にはゲーム準拠の方が分かりやすくて好みです。

32 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/10(月) 21:35:47 O
「ここがクチバシティか、思ったよりは都会だな」
オレはフェリー乗場を出て、目の前に広がる街の景色を眺めそう呟いた。
パルパークで出会ったオーキド博士の故郷、カントー地方。
ポケモンマスターを目指す者にとっては避けて通れない道だ。
何故ならこのカントー地方こそが、チャンピオンリーグ発祥の地。
シンオウリーグを勝ち残ったオレも、まだまだ知らない土地がたくさんある。
「さて、これから何処に行けばいいんだっけか…」
左腕のポケッチを確認する。時間はまだ夕方の5時を回ったばかりだ。
「ボス、外の空気はどうだい?」
フェリーの中ではずっとモンスターボールに籠りきりだった相棒に話し掛ける。
こいつは『おおボスポケモン』の『ドンカラス』。オレはボスと呼んでいる。
「ドルルックァーッ!!」
何やら不機嫌な様子。オレの頭をつついてくる。

「あぁ…そうだったな、まずは博士の住んでいたマサラタウンに行くのか」
オレが目的地を思い出したのに満足したのか、ボスはつつくのを止めてくれた。
「しかしマサラタウンまでどの道を通ればいいんだ?」
困ってしまった。ポケモン図鑑にはまだカントー地方の地図を入れていない。
初めて来た土地だから、右も左も分からない。
「ドルルックァ!」
「なるほど、確かにポケモンセンターに行けば地図をダウンロードできるな。流石はボスだ」


とりあえずポケモンセンターを目指そう。
マサラタウンへの道程は……長い。

33 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/10(月) 21:43:57 O
>>31
リーグはゲーム準拠でいいと思うよ。
トーナメント形式だと相手役が複数必要になっちゃうから面倒だし。

ちなみにオレの連れてるポケモンは
ボス:ドンカラス♂:LV54
ミィ:マニューラ♀:LV48
の2匹にしたよ。どちらも『あく』タイプで、長い間いっしょに旅をしているんだ。

34 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/11(火) 00:34:37 0
トキワの森。トキワシティとニビシティの間にあるこの森は、
多くのむしポケモンの生息地であり、天然の迷路と呼ばれています。
そして、僕がその森に来たのは昨日の朝のことなのですが

「……ここはどこでしょうか?」
目の前に見えるのは、鬱蒼と茂る木々と草花。
道らしきものは一切見当たりません。
そう。どうも僕は、道に迷ってしまったようなのです。

「おかしいですね。タウンマップではそんなに深い森だとは
 描いていないんですが……マップが間違っていたのでしょうか?
 どう思いますか、ブイ君?」

草を掻き分けつつ歩きながら、昔からのパートナーであり、
僕の肩に乗って木の実を食べているイーブイのブイ君に話しかけると、
ブイ君は首を傾げます。やはり、ブイ君にも解らないようです。

「……まあ、焦っても仕方ないですね。とりあえず、もう一度タウンマップを
 確認してみましょ……おっと!」

うっかり取り落としてしまったタウンマップを拾い上げて、土を払います。
まあ、何度も見たのですからあまり役には立たないと思いますが

「えーと……あれ?」

「…………あははは、タウンマップ、上下逆に見てたみたいですね。」

トキワシティには、もう直ぐ着けそうです。

35 名前: ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/11(火) 00:38:15 0
>>31
そうですね。確かに原作設定の方が分かり易いと思います。
しかし、四天王云々は後付でどうにでもなるので、
御二方のやり易い方で構いませんよ。

36 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/11(火) 16:33:28 0
野生のポケモンが飛び出してきました。
どうやらテリトリーに踏み入ってしまったようです。

私はすかさずポケモン図鑑を開きました。
電子辞書くらいの大きさの機械のモニター部分に、目の前のポケモンの姿と種族情報が表示されます。
町の博士に貰ったこれには、他にもトレーナーに便利な様々な機能がついており、
これからの旅にとても役立ちそうです。
まだ説明書がないと使い方が良く分からないのですが。

「ことりポケモン、ポッポですね」
私の相棒、ラッキーのハピちゃんの4分の1くらいの大きさしかない、可愛らしい小鳥さん。
でも、戦う気は充分みたいです。
私も今日からはポケモントレーナーとして、掛かる火の粉はポケモンで払わないと。
「修行も兼ねて。いきますよ、ハピちゃん!」
私の掛け声と共に、ハピちゃんも戦闘態勢に入りました。

37 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/11(火) 16:34:19 0
私がハピちゃんに指示を出すより早く、ポッポは翼を広げ、空に舞い上がりました。
「あっ」
そのまま逃げる・・・気ではないようです。
私達の頭上を旋回しながら、攻撃のタイミングを見計らっています。
図鑑の画面には【そらをとぶ】の文字。どうやら、敵が今使っている技が表示されているようです。

ハピちゃんがこちらをちらりと見ました。そうだ、私が指示を出さないと。
この状況、空中対地上では明らかに不利です。そうなると、使うべき技はひとつ。
私はポッポを指さし、ハピちゃんに指示を出します。
「ハピちゃん、こっちも【そらをとぶ】!」
ハピちゃんが何故かずっこけました。初勝負で緊張しているのでしょうか。

その隙を狙い、ポッポがハピちゃんに向けて勢い良く降下してきました。
かわすには角度とタイミングが厳しいです。
そこで私は指示を出しました。
「ハピちゃん、【とける】!」
【とける】は体を液体状にすることで、物理攻撃から身を守る技です。
しかし、ハピちゃんは指示通りに溶けてくれません。反抗期でしょうか。
もちろん攻撃はクリーンヒットしてしまいました。


その後も、なかなか技を使ってくれないハピちゃんと共に悪戦苦闘しましたが、
結局途中で疲れた敵がそのまま逃げてしまい、勝ち逃げされる形で私の初勝負は終わりました。

38 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/11(火) 22:05:32 0
【名前】パープル
【性別】女
【年齢】24
【髪型】ロングの紫。
【容姿】身長は高め、サングラスにスーツ着用。
【備考】
自称そこそこベテランで全国を放浪している。
攻撃要因はゴウカザルで炎や草ポケモンを好む。

新規参加です。
よろしくお願いします。

手持ちポケモン
ダーテング♀
ゴウカザル♂
リザードン♂

遊び心がなく結構ガチガチなパーティです。

39 名前: ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/11(火) 23:13:48 0
>>33
>>35
じゃあゲーム準拠ということでいきましょう。

>>38
強そうなパーティですね、こちらこそよろしくお願いします。
このスレは適当な感じなので適当に楽しんでいってくださいね。

40 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/12(水) 00:06:16 O
人数も集まってきたしそろそろ方向性やストーリーきめておいた方がいいと思う
微妙な誤差もすぐに大きな違いになって顕在化するから

41 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/12(水) 17:07:21 0
>>39
わかりました。
ゲームと同じで各街をまわってジムめぐりですね?
リメイクはナナシとかが追加されているので、それは後々でいいでしょうね。

42 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/12(水) 18:45:10 0
「いやー、やっと着きましたねー」
あの後、無事にトキワの森を出てから暫く歩き、
ようやくトキワシティに辿り着く事が出来ました。
流石に、一昼夜以上歩き続けて少し足が痛いです。

「ポケモンセンターに行きたい所ですが、まずは目的地に急がないといけませんね。
 あ、すみませんそこの御方、少し場所を尋ねたいのですが」
『はい、いいですy…………ひ、ひゃーっ!?い、命だけはお助けーっ!!』
「え?あ……はぁ。」

目的地の場所を聞こうと話しかけた街の人は、僕の顔を見ると
悲鳴を挙げて逃げていってしまいました。
……ええ、原因は解っています。無事に森から出られたからと気を抜いて、
素の表情のまま話しかけた僕が悪かったのです。
僕の目付きは、自分でも怖いと思う程に悪いですから。
だから、普段は笑顔を作って会話する様にしているんですが……失敗でした。

「……はは、大丈夫ですよブイ君。ありがとう。」
そんな僕を心配してくれたのか、ブイ君は慰めるように頭に登ってきてくれました。
ぼくはそんなブイ君の背中を軽く撫でます。

「さてこの街で一番大きな建物という事ですから……えーと……あそこでしょうか?」

――――――――――――――――――――――――――――――――
 用事を終えてポケモンセンター
――――――――――――――――――――――――――――――――

(これから暫く忙しくなりそうですね……おや?)
ココアを飲みながら、ご飯を食べてるブイ君達を見ていた僕は、
センターの中数に数人の新人トレーナーらしき子が見えるのに気が付きました。

(……ああ、成程。そういえば、トキワシティはマサラタウンの近くでしたね。)
この世界では、ある年齢になると、ポケモントレーナーとして
パートナーのポケモンを連れて旅に出る事が許されます。
そして、その最初に貰えるポケモンを渡してくれるのが、
マサラタウンにいる、ポケットモンスターの権威であるオーキド博士の研究所なのです。
彼らは、オーキド博士にポケモンを貰ったトレーナー達なのでしょう。

「初々しいですねー。あ、ココアおかわりお願いします」
僕は、少し微笑ましい気分になりながら、21杯目のココアを注文しました。

43 名前: ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/12(水) 18:46:14 0
>>38
どうも。よろしくお願いします。

44 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/12(水) 21:57:00 O
「ちょっと待ってくれ!!オレは新型のポケモン図鑑を届けるついでにカントー地方を
少し旅行するだけのつもりだったんだぞ!?完全版全国図鑑を完成させるなんて聞いてねーよ!!」
『ありゃ?そうじゃったかな?てっきり引き受けてくれたとばかり思っておったが…』
猛然と抗議するオレに、モニター越しのオーキド博士は苦笑していた。
あれから2週間、ようやく辿り着いたマサラタウンの研究所で、預かってた荷物を渡した後だ。
ちょうどタイミングよく博士から通信があった。
パークで出会った時、この世界のあらゆるポケモンを網羅する新型図鑑を届ける仕事を
博士に頼まれた時には、そんな事何も言ってなかったのはしっかり覚えている。
『だがねブラック君、君ならきっと完成させる事が出来るとワシは直感したんじゃよ』

……この人は、何を根拠にそんな風に思ったんだろうか?謎だ…
『彼とピカチュウのコンビに優るとも劣らない君達なら、必ず全国図鑑を完成出来る!』
あぁ…あいつか。そういえば今頃どの辺にいるんだろう。
結局勝負は流れちまったからな、もう一度あいつらと真剣勝負をしてみたいもんだ。
「博士、仮に引き受けたとしてもオレには手持ちのポケモンは2匹しかいないんだぜ?」
ポケモン転送システムに互換性が無いのか、シンオウ地方に置いてきた残る4匹はいない。
クチバのポケモンセンターでパソコンを起動した時、軽く悲鳴を上げそうになったくらいだ。
『ポケモン!GETじゃよ!!……基本中の基本。初心に戻った気ぶ…ガ〜ガガガ!…』
通信がいきなり切れた。オレは納得いかなかった。

「おい博士ッ!?………クソッ!上手いこと言ったつもりだろうけどな、全然上手くねーよ!!!」
オレの叫びは博士に届かない。
兎にも角にも全国図鑑コンプリートを目指すハメになってしまった!!
図鑑は既にシンオウ地方で揃えた146匹からスタートだ。
ま、ポケモンマスターになるには図鑑コンプリートも必要になってくるかもしれないしな。


「……こうなったらもうヤケだ!やってやるよ!!」
この時はまだ、伝説のポケモンを巡る大冒険の始まりだと、オレは夢にも思ってなかった……

45 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/12(水) 22:02:54 O
ブラックの旅の理由を作ってみた。
無理矢理っぽさ全開だけど、その辺は勘弁してね。

>>38
よろしく。かなりガチなパーティーだなぁww
オレの2匹だと即死するww

46 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/13(木) 11:42:49 0
「はあ〜・・・」
初勝負を終えた私の気持ちは、少し沈んでいました。
野生ポケモンに負けたのもショックでしたが、ハピちゃんが技を使ってくれない事は深刻な問題です。

私はポケモン図鑑を開いて、少し操作してみます。
そこには【ポケモン技リスト】の題目とともに、膨大な技の名前がずらりと並んでいます。
私はそれとハピちゃんを見比べます。
「ハピちゃんはこれだけ技が使えるんですよね?どうして使ってくれないんですか?」

ハピちゃんは首を振って何かを訴えようとしていますが、私には分かりません。
やがて焦れたようにハピちゃんは私から図鑑を引ったくり、操作して渡しました。
頭のいい子です。
そこには、こんなデータが載っていました。
「手持ちポケモンの技リスト…【はたく】【まるくなる】【タマゴうみ】【タマゴばくだん】。あっ」
私は気付きました。
つまり、私がさっき見ていたのはただの技リストで、こっちがハピちゃんの使える技のリストなんですね。
「ハピちゃんはたくさん技が使えて凄いなって思ってたんですけど、
そういえば多すぎるなとは思ってたんです。勘違いだったみたいですね、ごめんね」
私がハピちゃんの頭に手を置いた、その時でした。


全身の血液が沸騰するような、異常な感覚が私を包みました。

47 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/13(木) 11:45:37 0
「!!!!!!!!!?」
私はすかさず、その方向を見ました。


――ミゅうノ気配ヲ辿っテ来てミれバ・・・


頭の中に、電子音のような奇妙な声が響きます。
風もないのに草むらがざわめき、野生のポケモン達がこの場から逃げていくのを感じます。
空間が歪むほどのプレッシャーと共に、それが宙から突然姿を現しました。


――何故、貴様かラみゅウの気配がスルのだ?


心臓が異常なほどに早い拍動をはじめ、私は眩暈で立っていられなくなり、へたり込みました。
開きっ放しのポケモン図鑑が地面に落ち、その『敵』のデータを示しましたが、
私にはそれを確認している余裕はありませんでした。


【No.150 いでんしポケモン ミュウツー】

48 名前: ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/13(木) 11:53:10 0
>>40
私は今日のTRPG系スレの衰退は、成熟に伴うルールの発達過剰にあると思っています。
つまり、ああしなければいけないこうしなければならないという文律不文律の法が、
かえって楽しみの幅を狭めて、プレイングを楽しみから仕事に変えていると思っています。
だから、初心にかえった、ただ世界に没頭するだけのスレっていうのを、実験的にやってみたいのです。
各自が好き勝手なことをして、その内容や居場所が重なったら一緒に行動するみたいな。
もちろん、名無しさんの想定するような問題は色々出てくるかもしれませんが、
そうなったらそうなった時、潰れたら潰れた時ということで、私はその方針でいってみたいです。
他のプレイヤーの皆さんの意見もお聞きしたいです。

>>41
ジム巡りもいいし、ポケモン図鑑を完成させるのもいいし、幻のポケモンを探すのもいいと思います。
お好きな目標に向けて旅してくださいね。

49 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/13(木) 12:17:14 0
GM無しの現状で実行したら、TRPGではなくただのSSスレなんだが
ホワイトはポケモンでオリジナルSSを書きたいのか?

50 名前: ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/13(木) 12:37:59 O
>>49
非常に申し訳ないのですが、この件に関しては埒があかなくなるので、
名無しさんからの質問や議論は受け付けません。

51 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/13(木) 13:08:46 O
人数も増えてきて軌道に乗りそうだし、避難所たてたら?
ホワイトのいうスタイルでやっていくなら避難所の最初にこういうスタイルのスレと明記しておけば誤解や摩擦も防げる

52 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/13(木) 13:26:23 0
独善的な物言いといい、自分が一番な考えといい、ホワイトって○ルーみたいだな

53 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/13(木) 13:57:50 O
>>52
誰かが舵取りしなきゃならんだろ
時には強権も必要さ
指差し出来る人間は強いけどそのぶん脆い
優しく見守ってやれよ

54 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/13(木) 14:08:08 0
>52
べつに独善的にも自分が一番にも見えんが

55 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/13(木) 14:19:38 0
思うに、ホワイトは自分一人でも話が作れるし進行できるっぽい
でも、話が作れない奴の救済案が出てないのがちょっち気になる
既に参加してるコテはどうなんだろうな?

56 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/13(木) 17:47:11 O
オレなら余裕、自分の道(物語)は自分で作るし。
そこに他人を巻き込むのもストーリーテリング技術の見せ所。
ホワイトがやりたいようにやればいいんじゃないか?
オレは賛成だよ。

57 名前: ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/13(木) 21:33:00 0
私はホワイトさんのやり方で大丈夫ですよ。
シナリオでいつ誰がどこで出会うかも楽しみで面白いとおもいます。

自分で話を続けられない人は誰かにくっついていくのもひとつの手では?

58 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/13(木) 21:58:46 0
ひょんなことから伝説のポケモン『ホウオウ』がどうやらカントーのどこかにいることがわかった。
ホウオウは常に世界中を飛び回っているポケモンである。
誰も捕まえたことのない伝説の虹色ポケモン。
炎ポケモンを扱うトレーナーなら誰しも一度はお目にかかりたいポケモンであろう。
私もそんな憧れを持つトレーナーの一人だ。

七色に輝き空を羽ばたく姿がカントーで目撃されたという情報が入ってから三日後。
空を飛ぶリザードンに乗って私はマサラタウンに降り立った。
長旅により疲労をみせるリザードンをボールに戻して研究所へと足を踏み入れる。
オーキド博士に挨拶とちょっとした世間話の後にホウオウについてたずねてみる。
しかしそう簡単には情報が得られるわけもなく、長い薀蓄を聞かされる羽目となった。

話を強引に切り上げて研究所を後にし、トキワシティを通ってトキワの森へ。
その途中で腰を抜かしているトレーナーと思わしき少女。
その目線の先には宙に浮かぶ白いポケモン『ミュウツー』の姿があった。
「ミュウツー…なんでこんなところに?」
ただならぬ状況だと咄嗟に判断して、手持ちのボールを投げる。
「ググァ!」
モンスターボールから出てきたのは草、悪タイプのダーテングだ。
低いうなり声をあげて、ミュウツーを牽制している。
「立てる?」
その間に私はいまだ腰を抜かしたままの少女に手を差し出した。

59 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/14(金) 01:13:55 O
とりあえずボスの【そらをとぶ】で今まで通った街のどこに行くか考えていると研究員が話し掛けてきた。
「あ、非常に申し訳ありませんがバッジは持ってますか?」
「バッジ?あるよ、ほら」
オレはケースに入れてあるジムバッジを見せる。と、研究員は『やっぱりか』って顔になった。
「残念ですがこのバッジはガラクタ同然ですね。秘伝マシンの技は使用禁止です」
「ハァ!?何言ってんだよ!ガラクタってどういう意味だこの野郎!!」
いきなりワケのわからねぇ事を言う研究員に、オレはキレた。
苦労して戦い抜いた末に掴んだバッジをガラクタ呼ばわりされたんだから当然だ。
「ここはカントー地方ですから、あなたがブイブイいわせてたシンオウ地方じゃないですから」

ガーン!!

なんてこった…まさかまた歩いて旅しろってか?
「郷に入れば郷に従う。人として当然でしょう?何か不満でも?あれ?何やら言いたそうですね?」
うぜえぇえええええ!!!!この研究員マジでうぜえぇえええええ!!!!!
「・・・・・・ろす」
「えぇ?何か言いましたかぁ?聞こえませんねぇ。ちゃんとはっきり言って下さーい」

ブチッ!!

「ブッ殺ろすって言ったんだよクソ野郎ッ!!!!!」
「ほぅ・・・いいでしょう。まぁ『出来たら』の話ですがね」
そう言うと白衣のポケットからモンスターボールを取り出す研究員。
「な、何だとッ!?」
「フッ、何を驚くんです?ポケモンを研究している我々がポケモンを持っていないはずがないでしょう」
バトル開始だ。研究員が投げたボールから飛び出したのはゴローニャだ。
ヤバイ!!ドンカラスもマニューラも『いわ』タイプが弱点だ!!
「おやぁ?さっきまでの威勢のよさはどうしたんですかねぇ?」
ぐ・・・チクショオオオォーッ!!!!!!!!

3分後、フルボッコにされたオレは研究所を後にした。
エンペルトさえいればゴローニャごときに・・・く、悔しいッ!!ビクビクッ


60 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/14(金) 10:14:21 0
>>58
――答えロ。貴様は何ダ?

「はぁ、はぁ・・・」
『敵』の存在に共鳴するように私の心臓は激しく高鳴り、
片手で胸を押さえていなければ耐えられないほどになってきました。
私は動悸と緊張で震える手で腰のボールホルダーからハピちゃんのボールを探り、
ハピちゃんをボールの中に戻します。
新米トレーナーの私にも、この『敵』にハピちゃんでは全く太刀打ちできないことは分かります。
抵抗は無意味。ならば、大人しくボールに入っていてもらった方がハピちゃんは安全です。

――貴様ハ・・・

もう一度『敵』が言いかけた、その時でした。
私と敵の間に、一匹のポケモンが割り込んできました。

>「立てる?」
そして駆けつけたお姉さんが、私に手を貸して起こしてくれました。
「あ、ありがとうございます」
この割り込んだポケモンは、おそらくこのお姉さんのものなのでしょう。
唸りを上げ、見るからに強そうです。

――・・・。

そのポケモンを見つめる『敵』の体の輪郭が、少しブレ始めました。

――・・・興ガ削げタ。日を改メてマた来ル。

そしてその体のブレが徐々に大きくなり、ぱしん!と突然虚空に掻き消えました。
最後に一言だけを残して。

――紫ノ髪のトレーナー。次回モ邪魔だテスレば、ソノ時は容赦セん・・・



そして、辺り一体を包んでいた緊張感が消えました。
敵が消えたと同時に、私の体を襲っていた激しい動悸も嘘のように収まり、私はまた腰を抜かしてしまいました。
照れを誤魔化して、私はお姉さんに笑いかけます。
「あはは・・・お恥ずかしいです。助けていただいて、ありがとうございました」

61 名前: ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/14(金) 10:19:52 0
>>56
>>57
同意ありがとうございます。
お二人はストーリー作りも上手そうなので、とても楽しみです。
未熟な私をどんどんリードしていってくださいね。

62 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/15(土) 00:40:54 0
「それにしても……」
僕は新人トレーナー達から目線を外し、ココアのカップを持っているのとは
反対の手で弄っていた『4つのボール』視線を向けます。
通常のモンスターボールと形状が違い、更に全体が暗灰色のボール。
どこまでも無機質で、冷たい感触のするこのボールは、
先の『目的地』に立ち寄った際、二つの指令とともに渡された物です。
その指令とは即ち、

『サンダー』『ファイヤー』『フリーザー』
伝説の鳥ポケモン3体の拿捕及び、遺伝子ポケモン『ミュウツー』の回収

「……はぁ」
僕は、無意識に軽いため息を吐いていました。
そもそも、伝説の鳥ポケモンを全て捕獲する為には、
ファイヤーがいると言われるチャンピオンロードへ向かわなくてはいけません。
しかし、そのチャンピオンロードは全てのジムのバッジを
手に入れた者しか、入る事が出来ない……
つまりそれは、カントーのジムリーダー全員を倒さなければ
いけないということを意味しているのです。

グリーンバッジは既に持っていますが、それでもあと7つ。
ジムリーダー7人への勝利は、不可能ではないと思いますが、荒行もいい所です。
それに僕にとって、公の場で目立った行動をする事を好ましくありません。
様々な条件が相俟って、僕は尚気が重くなりました。

「……でも、選択肢はありませんか。あの方の頼みであり、あの子の為です。
 待っていてくださいね――――――ミュウ」

小声で呟き、食事を終えたブイ君以外の子達をボールに戻してから、
センター内の宿泊施設の予約をしました。
まず初めの目的地はニビジム。

……またトキワの森を通ると思うと、更に気が重くなります。
まあ、とりあえず今日はゆっくり休むとしましょう。

63 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/15(土) 11:13:52 0
エスパータイプのミュウツーと悪、草タイプのダーテング。
単純に相性でみるならば、こちらのほうが有利。
しかし相手はあのミュウツーだ。
もし火炎放射や冷凍ビームを覚えていて、直撃してしまった場合は大ダメージは必須。

フィールドは陽の光を遮るほどの森林。
得意の戦法も使えなければ、木が邪魔で機動力も激減。
しかもひとたび炎が木に移れば、たちまち森が火事になってしまう。
リザードンの大暴れに期待できず、ゴウカザルは相性的に悪い。
ならばダーテングで決めなければ苦しい戦いになるのは必須だ。

>――・・・興ガ削げタ。日を改メてマた来ル。
>――紫ノ髪のトレーナー。次回モ邪魔だテスレば、ソノ時は容赦セん・・・

私があらゆる戦法を練っているところへ、ミュウツーは戦線離脱した。
緊張が和らぎ冷や汗が吹き出てきた。
ダーテングに目で合図すると軽く首を振り一鳴きする。
『ミュウツーは完全に消え去り、周囲にも危険なポケモンはいない』ということを確認できた。
この場はひとまず安全らしいのでダーテングをモンスターボールに戻ってもらう。

>「あはは・・・お恥ずかしいです。助けていただいて、ありがとうございました」
「私はなにもしていないよ。それよりどうするの?
ミュウツーのあの口ぶりだとまた君に会いにくるみたいだけど…」
歴史の闇に消えたはずの人工ポケモン。
その強力な存在に追われる少女。
何か大きなことが起こりそうな予感がするわね…。
「これから私は森を抜けてニビシティに行くつもりだけど、あなたはどうする?
日が暮れる前に森を抜けないと、スピアーの群れにでも出くわしたら厳しいわよ?」
単体で圧倒するミュウツーと違い、団体で行動する野性のスピアーのほうが厄介だったりする。
ひたすら攻撃的なスピアーは限りを知らないからね。
「ああ、そうだ。紹介がまだだったわね。
私はパープル。世界中を旅するトレーナーよ」

64 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/15(土) 13:07:58 O
あれ?白はトキワの森にいたんだっけ?

65 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/15(土) 13:53:05 0
すいません…どうやら読み間違いでトキワの森と勘違いしてしまったみたいです。

「これから私は森を抜けてニビシティに行くつもりだけど、あなたはどうする?

「これから私はトキワシティをこえてトキワの森へ行くつもりだけど、あなたはどうする?」

と台詞を変えたらうまくできそうですが?どうしましょ。
ミュウツーとのにらみ合い中の思考はスルーしてくれるとありがたいです;

66 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/16(日) 00:41:01 O
マサラタウンにサヨナラバイバイしたオレが向かうのはトキワシティだ。
ジムバッジを集めるのは面倒だったが、確かに研究員の言う事にも一理ある。
オレはカントー地方じゃ新人と変わらない。
ポケモンバトルでは実力も必要だが、それと同じくらいバッジは重要な意味を持っている。
チャンピオンリーグへの挑戦権だ。ポケモンマスターになるには絶対に必要な物。
悔しいがオレは研究員に負けた。たかが研究員と侮っていたのもある。
だけど、それ以上にオレ自身が弱かった。タイプの見極め、技の選択、どれもダメだった。
「今のオレに必要な物は…」
悔しさを噛み締める。ボールの中で瀕死になっているボスとミィに申し訳が立たない。
「…経験値だ。ポケモンの持つ力を引き出すための、オレ自身の経験値だ!」
待っててくれ、もうすぐトキワシティだからな。

ガサッ

「しまっ…!?」
最後の『た』を言い終わるよりも先に、草むらから飛び出してきたコラッタが、オレを突き飛ばす。
うっかり草むらに片足を突っ込んだらしい。更にそこにはコラッタの尻尾があったようだ。
いかにコラッタとはいえ、人間であるオレからしたら強敵だ。
手持ちのポケモンは2匹共に戦える状態じゃない。
「ぐ…はっ!!」
口の中に広がる鉄臭い味。腹にコラッタの【たいあたり】をまともにくらったのだから当然だ。
痛みを堪えて立ち上がると、オレは拳を握り締め、ファイティングポーズをとる。
ここでコラッタにすら勝てないヘタレじゃダメなんだ!!
「オレは……」
ジリジリと間合いを狭めるコラッタから目を逸さない、睨み合いが続く。
「…オレはポケモンマスターになる男だッ!!!!」

ドンッ!!!

飛び掛かってきたコラッタに、渾身の力を込めたカウンターを叩き込む!!
シンオウ地方に置いてきた手持ちのポケモン、『ルカリオ』の得意技だ!!
ポケモンと戦うのはポケモン!だがポケモンに指示を出すのはトレーナーの役割!!
そのトレーナーたるオレが、戦いの痛みを知らないでどうする!!!!
ポケモンの技を!ポケモンの痛みを!ポケモンの戦いを知らずに、どうやって勝つ!?
殴り合いなんかした時がないオレの拳は、いともたやすく砕けたが気にしない。
目の前の敵を倒す事だけを考える、集中する。
初めて経験した『本物の戦い』の高揚感が、オレから痛みを奪っていた。

30分近くコラッタと死闘を繰り広げ、互いに限界が近付いているのが分かる。
「まだやるか!?」
コラッタはビクッとして少し後ろに下がった。
「まだやるかあぁああああああああーッ!!!!?」
「キューッ!!」
オレの気迫に恐怖したコラッタは、完全に戦意喪失して逃げて行った。
「ハァ……ハァ……て、手強いヤツ…だった……ぜ…」
緊張の糸が切れた途端、全身に疲労と激痛が襲いかかり、オレの意識は遠のいた。

悪いなボス…オレはもうダメかもしれない。

67 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/16(日) 02:40:59 0
>「私はなにもしていないよ。それよりどうするの?
>ミュウツーのあの口ぶりだとまた君に会いにくるみたいだけど…」

お姉さんが、ポケモンをボールに戻して私に尋ねます。
「来る・・・でしょうね」
しかし、私は不思議な気分でした。
これだけ酷い目に遭ったのに、また『彼』に会いたい。

変な話になりますが、彼を見ている時、まるで歪な鏡を見ているような奇妙な感覚を覚えました。
彼が何らかの意味で私なのであり、私が何らかの意味で彼であるという、根拠のない確信。
恐らく、彼も同じことを感じたのだと思います。
興が削げたなんて言っていたけれど、本当はどうしたら良いのか戸惑っていたのでしょう。
突然現れた、鏡の向こう側の自分に。
でも、
「・・・次に現れた時は、間違いなく戦闘になるでしょう」
根拠はないけれど、確信を持って言えます。
他ならぬ自分自身を最も憎む目をしていた彼が、相似の存在の私を許すはずがない。
それでも私は、もう一度彼に会ってみたい。彼の事が知りたい。
だから私は、最強の彼の戦いを全力で受けなければいけない。

強くならないと。

「だからその時は、私は彼を倒します」
うん。
ちょっと燃えてきました。


>「ああ、そうだ。紹介がまだだったわね。
>私はパープル。世界中を旅するトレーナーよ」
助けてくれたお姉さん、パープルさんが自己紹介してくれました。
「私はホワイト。駆け出し1日目のポケモントレーナーです。よろしくお願いします」
私も笑顔で応じます。
「私も、トキワシティから森を抜けてニビシティに行こうと思っているんです。
道は同じですし、良かったら途中まで一緒に行きませんか?色々と旅のお話もお聞きしたいですし」

68 名前: ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/16(日) 02:55:44 0
ちなみに、ホワイトが実はミュウだったなんて超展開はないので大丈夫ですよ。
遺伝子組み換え人間とかでもないです。
とはいっても結構ありがちなオチなんですが。

>>65
気にしないでくださいね。
ああいう感じにしておきました。

69 名前:サトシ[] 投稿日:2007/12/16(日) 11:59:08 0
いくぞピカチュウ!!

70 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/16(日) 13:03:40 O
ネズミと30分死闘とかバカスwwwwどんだけ野生ポケやばいんだよwwwww

71 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/17(月) 13:23:20 0
戦闘はせずともミュウツーの強さは実感できたでしょうに。
それでも彼を倒すと意気込んでいる。
まだトレーナーになって一日だというのに…。
これは彼女の覚悟が無謀でないか確かめる必要があるわね。
それになによりあいつに狙われる理由も結構気になるし…。

>「私も、トキワシティから森を抜けてニビシティに行こうと思っているんです。
>道は同じですし、良かったら途中まで一緒に行きませんか?色々と旅のお話もお聞きしたいですし」

「OKよ。旅は道連れっていうし。
道中であなたへのアドバイスも必要のようだしね」
私は自称中級トレーナー。
初心者におせっかいを焼くのは嫌いじゃない。

『この先トキワシティ』と書かれた看板が見えた。
この目印となる看板が確認できたのならもうすぐそこである。
「あら、人が倒れてるわね」
旅の疲れか、はたまた野生ポケモンに襲われたのか。
傍らに駆け寄り心臓に耳をあてると、とりあえずは生きている。
「もうすぐトキワシティに着くはず。
とりあえずこの人をポケモンセンターへ運びましょう」
彼の腕を私の肩へとまわして運ぶかたちをとった。
まだまだ少年と思われる体つきだが、それでも男性とあってかなり重い。
「ホワイトも手伝ってー!」
トキワシティへの道のりがほんのちょっぴり長く感じた。
これならゴウカザルにやってもらえばよかったかな?

72 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/17(月) 23:01:20 O

ここは…何処だ?オレは一体どうなったんだ?
コラッタと死闘を繰り広げた後…そうだ、確かオレは倒れたんだ。
それなのに見渡す限り真っ暗な空間の中で、オレはフワフワと漂っていた。
『ヒトの子よ…』
頭の中に直接響く声に、辺りを見回す。しかし誰もいない。真っ暗なままだった。
『ヒトの子よ、我が声に耳を傾けるのだ』
何か巨大なプレッシャーが全身を覆った。
「だ…誰だ!?何処にいるんだ!?出てこい!!」
『何処にいる、か。奇妙なことを聞くものだな、我はここにいるというのに』
「……なッ!?」
気付かなかった、オレは最初から見えていたんだ。この声の主を!
ただ単に大き過ぎて何もいないように見えていただけで、そいつは最初からそこにいた!!
『槍の柱で対峙した時以来だな、ヒトの子よ』
「お前は…なんでお前がここにいるんだ!?確か『効果はいまひとつ』だから調子に乗ってボスの
【つじぎり】連発してたらうっかり急所に当たったせいでGET出来ずに倒しちゃったディアルガ!!」

『………………………』

あ、やばい。コレ触れちゃいけない内容だったっぽい。
『……時の流れが再び乱されようとしている。ヒトの子よ、我が今こうして貴様の時間に
姿を現したのは、正しき時の流れを守る力を与えるが為だ。受け取るがよい』
「断る、話がさっぱりわからないんだけど…」
いきなり意味不明な事を言うもんだから、つい断ってしまった。
そういえばギンガ団を追い払った時、ナナカマド博士も同じような事を言ってたな。
暴走したディアルガのせいで時の流れが狂って世界がどうのこうの…
…………おいおい!!それってヤバイんじゃないか!?
『ようやく理解したようだな。我は貴様に敗れ、正気を取り戻した。時の流れも正しき流れ
に戻ったはずだったのだ。しかし再び時の流れを乱し、歴史を改変しようとする者がいる』

なんかこれ以上話を聞いたら引き返せなくなる気がする。
一介のポケモントレーナーにどうこう出来るレベルの問題じゃないだろ、常識的に考えて…
まさかギンガ団の連中がまた新しい計画を企んだんだろうか?
『既に貴様には拒否権など存在しない。我を操り世界を滅ぼそうとした者達を退けたではないか』
「いや、あれは成り行きで…」
ホントにただの偶然で、別にオレは世界を救おうとかマジで考えてなかったし。
『貴様ならば出来る。先程の闘う姿を見てそう確信したのだ。ヒトとポケモンを結ぶのは絆…
貴様はその絆を己の身を呈して勝ち取った。我は貴様が持つ可能性に賭ける事を選んだまでだ』
「か、考える時間をくれ…」
『却下だ。言ったであろう?貴様に拒否権は無い。受けよ!我が【ときのほうこう】を!!』

ギュオオオオアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!

「ぐはっ!?なんで攻撃…技……なんだよ…」
全身が引き裂かれそうな激痛に、オレはまた意識を失ってしまった。
『時の流れを乱す者、其はポケモンにしてポケモンに非ず。其はヒトの子らによって…』
なんだ?何を言ってるのか聞こえねえ、つーか大事な事は先に言えよーッ!!!


>>71
身体が軽い?というよりなんか引きずられてるみたいな感じ…
って引きずられてるじゃねーか!!でも、なんだかいい匂いがする。
>「ホワイトも手伝ってー!」
女!?しかも大人なお姉さんッ!!?なんてこった!!オレはダメなんだ!!
アロマお姉さんに対戦を挑まれただけで、軽くテンパってしまう程のシャイボーイなんだぞ!?
もちろんだがミニスカートの女の子でもテンパる。余裕でテンパる。
女性とこんなに密着した時が無いオレは、頭が真っ白になってしまった…

73 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/17(月) 23:12:38 O
>紫のお姉さん
拾ってくれてありがとう。シャイなオレだけど、頑張るぜ!

74 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/18(火) 21:48:30 0
>>71
>「OKよ。旅は道連れっていうし。
>道中であなたへのアドバイスも必要のようだしね」
私の申し出を、パープルさんは快く了承してくれました。
「ありがとうございます。実は初めての一人旅で心細かったので、とても心強いです」
旅のコツやポケモンのことなど、色々と学ぶ事は多そうです。
こうして、しばしの二人旅が始まったのでした。

お話しをしたり、途中で野生ポケモンに出くわしたりしながら、道路を進みます。
お昼を過ぎて少しする頃に、ようやく『この先トキワシティ』の看板が見えてきました。
どうやら町が近いようです。
「るんるん」
私は上機嫌でした。
途中で出会った野生ポケモンを一匹ゲットできたのです。
わたくさポケモン、ハネッコのワタちゃん。
千里(チャンピオン)の道も一歩から。この子を大事に育てようと思います。

>「あら、人が倒れてるわね」
パープルさんが不意に言いました。
彼女が見る方向に、確かに人が倒れています。大変です!
「ど、どうしよう・・・!」
おろおろしている私を尻目に、パープルさんは脈を確かめて状態を確認し、
男の人に肩を貸す格好で運び始めます。

>「ホワイトも手伝ってー!」
「あ、は、はい!」
パープルさんの声で我に返った私は、パープルさんとは反対側に回って片足を肩に担ぎました。
凄く苦しそうな体勢ですが、町に着くまで辛抱してもらわないと。
「準備OKです!急ぎましょう!」

75 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/20(木) 12:09:39 0
>72>74
ホワイトは意識がいまだ戻らない男性の片足を肩に担ぐ。
えっさほいさと女二人で男を運ぶ謎の光景…。
いまだ一人も通行人に目撃されていないことが幸運だった。
もしこんなところをジュンサーさんにでも見られたら職務質問されてもおかしくない。

トキワシティの入り口前で男性を降ろして一旦止まる。
「ここからはさすがに人目があるし、しょうがないからポケモンの力を借りましょう」
ボールから元気よく飛び出してきたのは炎ポケモンのゴウカザル。
久々に外へ出られたので鬱憤をはらすかのように嬉しそうに飛び回っている。
「ゴウカザル。
そこの男性を運んで頂戴」
私の命令を理解したゴウカザルは男性の襟首を強引に掴んでそのままずるずると引きずった。
気性が荒くガサツであきらかに看護に向いていない。
そんなポケモンに気絶状態の人をやさしく運ぶ、そんな器用なことはできないことはわかっていた。
「これはさすがに死んでしまうかな?」
冗談まじりでホワイトに聞いてみる。
あちこち擦り傷だらけになるけど、さすがにこんなことで人が死ぬとは思えない。

76 名前: ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/20(木) 12:19:07 0
>68
遅くなったけどありがとう。おかげですんなり進めたみたい。

>73
よろしく〜。でも今回ちょっとひどいことしちゃったw

77 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/21(金) 15:18:37 O
>>74
>「あ、は、はい!」
>パープルさんの声で我に返った私は、パープルさんとは反対側に回って片足を肩に担ぎました。
ぎゃああ!!この体勢つらい!!股が裂ける!なんで片足だけなんだよ!?
ちょ!ちょっと待てーッ!!オレは思わず心の中で叫んだ。このままだとマジで股が裂ける。
普通は怪我人を運ぶなら…って、あれ?
この時ようやく気付いた。いつの間にか怪我が跡形も無く治ってる事に。
コラッタとの戦いで複雑骨折したはずの拳も、全然何ともないじゃないか!!
まさか…あの【ときのほうこう】は、オレの時間を怪我する前まで巻き戻すためだったのか。
なんてイイ奴なんだディアルガ!オレはちょっぴり感動しちまったぜ。


>>75
>トキワシティの入り口前で男性を降ろして一旦止まる。
>「ここからはさすがに人目があるし、しょうがないからポケモンの力を借りましょう」
>ボールから元気よく飛び出してきたのは炎ポケモンのゴウカザル。
ゴウカザル!?幼馴染みの選んだポケモンを思い出して、オレは血の気が引いた。
事あるごとに旅先で現われてはオレのポッチャマをフルボッコにしやがった記憶が甦る…

「あ、えーと、助けてくれてありがとう。オレはもう全然平気だから降ろしてくれ」
このままゴウカザルにボロボロにされる前に、2人に自己紹介も兼ねて提案する。
「お、オレの名前はブラック…いつかポケモンマスターになる男ら」
よし!噛まずに言えた!!女子を相手にちゃんと喋れた!!
おぉ!?結構やるじゃん、オレ。今のはかなり自分を褒めてやりたいぞ。


78 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/21(金) 15:22:45 O
>>76
大丈夫、オレは強い子。
だからもっといぢめて下さいww


79 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/21(金) 15:26:50 O
>>78
お前は強い子じゃない
単にイヂメられて喜ぶ変態だ!

80 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/21(金) 16:30:49 0
>>75
二人で頑張って運んで、ようやくトキワシティの入り口まで到着しました。
あとは町に入ってポケモンセンターを探すだけです。
そういえば、ポケモンセンターに預けるんだから、先にこの人を
モンスターボールに入れておいた方が運ぶのも楽だったかもしれません。
でもここまで来たし、とりあえずこのまま行きましょう。

そこからは、パープルさんが手持ちのゴウガザルを出し、引き摺らせます。
>「これはさすがに死んでしまうかな?」
「大丈夫ですよ、優しそうな子じゃないですか」
ぶっきらぼうな運び方の中にも、溢れんばかりの優しさが見え隠れしています。
ただワイルドに引き摺っているようで、ちゃんと怪我をしないように気を使いながら運んでいるのでしょう。
私がこういう評価をする時、周りの人からは大抵否定されるんですけど。

>>77
しかしちょうどその時、男の人が目を覚ましたようです。
>「あ、えーと、助けてくれてありがとう。オレはもう全然平気だから降ろしてくれ」
元気そうな声。どうやら命に別状はないみたいです。
>「お、オレの名前はブラック…いつかポケモンマスターになる男ら」
自己紹介をしてくれましたが、変わった喋り方をする人でした。
方言なのでしょうか。
「お元気そうで良かったです、ブラックさん。私はホワイト、いつかリーグチャンピオンになる女です。
お体は大丈夫そうですが、それでも行き倒れですし、一応ポケモンセンターで診てもらいましょう。
パープルさん、ゴウガザル、是非そのまま運んでいってあげてください」

81 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/22(土) 10:35:14 0
>>77
>「あ、えーと、助けてくれてありがとう。オレはもう全然平気だから降ろしてくれ」
>「お、オレの名前はブラック…いつかポケモンマスターになる男ら」

気絶から復活した男性はブラックと名乗るポケモンマスターを目指すトレーナーだった。
ちょっと話の語尾が聞き取りづらかったが、そのほかは別段怪しいところはない。

>>80
>「お元気そうで良かったです、ブラックさん。私はホワイト、いつかリーグチャンピオンになる女です。
>お体は大丈夫そうですが、それでも行き倒れですし、一応ポケモンセンターで診てもらいましょう。
>パープルさん、ゴウガザル、是非そのまま運んでいってあげてください」

そしてこちらのホワイトはリーグチャンピオンを夢見る若き少女。
私もそんな時期があったわ…。
若いっていいわね。

ゴウカザルは話は終わったことを私たちを見回すことで確認する。
私が頷くと問答無用でホワイトに呼応するように命令を遂行した。
ブラックくんは大丈夫だというけれどホワイトに頼まれると断りきれないわよねぇ…。
許してね、ブラックくん。

周囲の注目を浴びながらポケモンセンターまで到着。
ゴウカザルは不器用ながらもちゃんと命令を聞いてくれた。
それに対しての報酬として丹精こめて作った好物の味に合わせたポフィンを与える。
美味しそうに頬張ると、あっという間に食べつくしてしまった。
それに苦笑しつつゴウカザルをボールに戻す。
「ここでポケモンを回復できるから、それからトキワの森へ行きましょうね」
一番道路からトキワシティまでの道のりでホワイトのポケモンも疲労しているはず。
これから森を抜けるのに万全を尽くしたほうがいいという判断でもあった。
「それからブラックくんもちゃんと休むこと。倒れるくらいに疲労してたんだからね」
私たちが通りかかったからよかったものの、あの状態でロケット団にでも出くわしたらなにをされるやら…。

82 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/22(土) 15:28:16 0
>>62
「んー……こんなものですね。 さて、そろそろ行きましょうブイ君」
宿泊の翌日、旅の準備や荷物を整え終えたのを確認してから、他のトレーナーの方の
ヒメグマと遊んでいたブイ君に呼びかけます。
ブイ君は僕の声を聞くと、お気に入りの定位置である僕の肩の上まで駆け上がってきました。
僕は、そんなブイ君にトキワの森で採ったカムラの実を渡し、荷物を背負い歩き出しました。

>>75,77,80,81
今後の予定を考えつつ、ポケモンセンターの出入口を潜ろうとすると、
「!?」
センターの正面で何やら話していた、三人組の方の一人にぶつかってしまいました。
僕はその人物が倒れてしまう前に急いで手を延ばし支え、
「……すみません、少し考え事をしていたもので。大丈夫でしたか?」
怖がられないよういつも通りの笑顔を作り、謝罪します。
申し訳ない事をしました。やはり、考え事をしながら歩くのは危険ですね。
今度からは気をつけましょう。

83 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/24(月) 22:08:27 O
>>82
たぶんオレ含む3人は、誰がぶつかったのかを遠慮し合ってる状態な気がする…
対象指定が無い振りは受ける人が困るので、オレがぶつかった事で進めていいかな?
ひとまず用事も済んだし、夜中頃には書き込めるけど。

84 名前: ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/24(月) 22:14:40 O
把握。
了解しました。

85 名前: ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/24(月) 22:52:32 O
あ、私はぶつかる気満々だったんですけど、
順番的にブラックさんを待つべきかなと思って待機してました。
今晩は書き込めないので、どっちがぶつかるかはブラックさんにお任せしますよ。

86 名前: ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/24(月) 23:04:47 0
やはりみんな遠慮し合ってたのねw
ブラックは男の子らしく女の子を守って頂戴w

87 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/24(月) 23:59:09 O
>>80-81
>「お元気そうで良かったです、ブラックさん。私はホワイト、いつかリーグチャンピオンになる女です。
お体は大丈夫そうですが、それでも行き倒れですし、一応ポケモンセンターで診てもらいましょう。
パープルさん、ゴウガザル、是非そのまま運んでいってあげてください」
>私が頷くと問答無用でホワイトに呼応するように命令を遂行した。

「え!?いや、だからもう大丈…ぶわ!!」
急に襟首を掴まれて、オレは再び引きずられ始めた。流石は『かくとう』タイプの腕力。
どんなに暴れてみても、全然ビクともしない。
「おいコラ離せ!自分で歩けるってば!!聞いてんのか!?おいーッ!!」
つーか街中をポケモンに引きずられてるとか恥ずかし過ぎて死んでしまう!!
まさに恥命傷!!…って何上手いこと言ってんだよオレはーッ!!!

「ねぇねぇママ〜、あれなぁに〜?」
「コラ!見ちゃダメよ!!」
「…ッ!?」
聞こえた…聞こえてしまったああああああああ!!!!あの母親の目……
あれは完璧に変態を見下す目だ!!オレの事を変態扱いしている目だッッ!!!!
涙が出た。涙と一緒に、人として大切な『何か』も流れていった…

orz

ポケモンセンターに到着したオレは、↑のポーズから暫く立ち上がれなかった。
>「ここでポケモンを回復できるから、それからトキワの森へ行きましょうね」
>「それからブラックくんもちゃんと休むこと。倒れるくらいに疲労してたんだからね」
ゴウカザルをボールに戻したパープルさんがそう言ったのを聞いて、大事なことを思い出した。
ボスとミィは研究員とのバトルで瀕死になったままなんだ。
こんな所でヘタレてる場合じゃない、1秒でも早く回復させてあげないと!!
「そうだった!オレちょっと行ってくるァッ!?」

どん!
>>82
慌てて立ち上がった拍子に、たまたま通り掛かった誰かとぶつかってしまう。
「あいててて…おいコラ気をつけやが………ります」
こ、こわっ!!なんだこいつ!?
絶対に人とかブッちぎりで殺してそうな目だ!!ヤバイ!オレピンチ!!
なんで殺人鬼がポケモンセンターにいるんだよ!ありえないだろ、常識的に考えて…
>僕はその人物が倒れてしまう前に急いで手を延ばし支え、
>「……すみません、少し考え事をしていたもので。大丈夫でしたか?」
>怖がられないよういつも通りの笑顔を作り、謝罪します。

しかもオレが逃げられないようにがっしり捕まえてキターッ!!
更に笑ってる!超笑ってる!!スゲー笑顔、獲物を見つけた狩人の笑顔ッ!!!
こんな時、こんな時どうする?殺られるのをただ待ってんのか?
いいや違う!!殺られる前に殺るッ!!!
オレの後ろには女の人が2人もいるんだ…もしオレが逃げたりしたら……絶対ダメだ!!
「ど、どっからでもかかってこいや!!……………………できればポケモンで!!」

ありったけの勇気を振り絞って宣戦布告したのはいいが、手持ちのポケモンは瀕死だという事を忘れていた…

88 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 00:05:29 O
いきなり殺人鬼認定しているけど、これはあくまでブラックの主観だからね。
バトルに関してはポケモンが戦える状態じゃないから無しの方向でお願いします。

とりあえず誤解を解いて、失礼を詫びるついでに食事とかどうだろうか。
みんな目的地は同じニビシティだし、一緒に旅するきっかけとして無難だしさ。

89 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 00:20:00 O
哨戒中の下っぱ盗賊「ひぎぃ!な……て、てめえら賞金稼ぎでやんすか!?
         こんな、こんな事して親方が黙っていると思うなでやんす!!」
(両手を上げて歩み寄る)

90 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 00:20:36 O
サーセン誤爆

91 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 18:44:41 0
ぶつかってしまったのは、元気そうな少年でした。
>「あいててて…おいコラ気をつけやが………ります」
少年は一瞬怒る様な素振りを見せましたが、抑えてくれた様です。
この少年は、年齢の割に度量の大きい少年なのでしょう。
僕は内心でこの少年の評価を上げつつ、少年を支える手に力を込め、
しっかり起こしました。そして、改めて謝罪の言葉を言おうとし

>「ど、どっからでもかかってこいや!!……………………できればポケモンで!!」

「……は、はい?」
何故かポケモンバトルを申し込まれました。
これはいったい……先は許してくれたと思ったのですが…………。
ああ!
ひょっとして、倒れた拍子に少年の道具が壊れてしまったのでしょうか?
確かに、技マシン等が壊されたら怒るのも仕方ないかもしれません。
表情も何となく引きつっている様に感じますし……申し訳ない事をしました。
僕は、弁償と謝罪の意思を伝えようと少年の顔を見て頭を下げます。

「本当にすみません。壊すつもりは無かったんです。
 ……あの、もしよろしければ、近くの店まで来てもらえないでしょうか?
 出来る限り品物は弁償させて貰いますので」


92 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 18:49:58 0
>いきなり殺人鬼認定しているけど、これはあくまでブラックの主観だからね
いえ、全然問題ないです。
むしろ、そう見られる事が彼にとっては灰色にとって多いので自然でしょう。

そうですね。単独行動も考えていたんですが、合流も良いかも知れません。
では、お願いします。

93 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 21:23:37 0
>>81
パープルさんが、ゴウガザルに指示してブラックさんを運んでいってくれました。
ブラックさんもゴウガザルとのお散歩に大はしゃぎです。

そしてセンター前まで運び終えたゴウガザルに、パープルさんがご褒美にポフィンをあげました。
なるほど、ああやって躾けていくんですね。
ポフィン、私も上手く作れるようにならないと。
かき混ぜているといつも、いつの間にかほとんど全部なくなっちゃってるんですよね。

>「ここでポケモンを回復できるから、それからトキワの森へ行きましょうね」
パープルさんが言います。
「そうですね。ハピちゃんもワタちゃんも弱っているし、ブラックさんも休・・・」
>「そうだった!オレちょっと行ってくるァッ!?」
その時、ブラックさんが突然走り出しました。
センターに駆け込むほど体調が悪かったんでしょうか?

>>87
しかし、走り出したブラックさんは誰かとぶつかってしまったようでした。
何だか怖そうな人です。
人を見かけで判断してはいけませんが、あの目付きは絶対カタギじゃありません。
ブラックさんも凄く脅えています。

>>91
>「ど、どっからでもかかってこいや!!……………………できればポケモンで!!」
>「本当にすみません。壊すつもりは無かったんです。
> ……あの、もしよろしければ、近くの店まで来てもらえないでしょうか?
> 出来る限り品物は弁償させて貰いますので」
なんだか分からないけど、話がこじれてきている気がします。
こんな時は、
「えーと・・・パープルさん、お願いします」
私はパープルさんに、小声でなんとかしてくれるよう頼みました。
困った時のパープルさんです。

94 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/26(水) 16:41:17 0
私の進言に思い出したようにブラックくんがポケモンセンターの中へ。
ポケモンを持っていたようだからきっと傷ついたポケモンを回復させにいったのね。
ゴウカザルに引きずられたときにできた擦り傷はひとつやふたつではないでしょうに…。
ブラックくんのポケモン思いの優しさにお姉さん涙がでちゃう。

>>87
ポケモンセンターに入ろうとするブラックくんと目つきが悪い怖そうな人がぶつかってしまう。
人は見かけによらぬというけれどやはり男の人でも怖いものは怖いみたい。
>「あいててて…おいコラ気をつけやが………ります」
ぶつかった相手が目つきの悪い目がギョロリとブラックくんを見ている。
そのため高圧的だった態度がいっぺんして語尾が丁寧語になってしまっていた。
「ホワイトは見知らぬ人にぶつかったらちゃんと謝りましょうね」
事情が把握できずに困り顔のホワイトに苦笑する。
>「ど、どっからでもかかってこいや!!……………………できればポケモンで!!」
動揺しているのが目に見えてあきらかなブラックくん。
でも相手がちょっと怖い人だからってだけで、敵意を示してるわけじゃないのに先走りすぎかな〜。
ブラックくんに手を差し伸べようとしていたところを見ると、相手の人も悪い人じゃないみたいだし。

>>91
>「本当にすみません。壊すつもりは無かったんです。
> ……あの、もしよろしければ、近くの店まで来てもらえないでしょうか?
> 出来る限り品物は弁償させて貰いますので」
相手の人もなにか勘違いしてるみたいでブラックくんの所持品が壊れてしまったと思い込んでいるみたい。
ブラックくんは相手を敵だと勘違いして、相手はブラックくんが怒っているのだと勘違いしている。
この構図はちょっと面白いかもと思うけど、このまま傍観しているわけにはいかないわね。

>「えーと・・・パープルさん、お願いします」
「お姉さんに任せなさい」
どうやら彼らのこじれた会話は私がどうにかするしかないみたい。
まあホワイトが小声で助けを求めなくても介入する気満々だったから別にいいけど。
「はいはい。まずはお互い自己紹介しましょう。
こちらはブラックくん、あなたのお名前は?あ、ちなみに私はパープルでこっちがホワイト」

95 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2007/12/27(木) 17:34:23 0
「自己紹介、ですか?」

困っていた僕に、3人の内で一番年長であろう女性、『パープル』という方
が助け舟を出してくれました。
ありがたいのですが……しかし困りました。自己紹介と言っても、
旅の本当の目的を言うわけにはいけません。つまり、
僕は彼等に嘘を言わなければいけないのです。
……慣れているとはいえ、少年少女に嘘を付くのは胸が痛みます。

「……はい。えーと、初めまして。
 僕は、四天王を目指して武者修行をしているグレーといいます。
 こちらは僕のパートナー、イーブイのブイ君です」

バレないよう、感情を隠すための微笑みを作り、
先にぶつかった時に肩からずり落ちそうになってしまっていた
ブイ君を助けつつ答えます。

「今回はそちらの『ブラック』君の持ち物を僕が壊してしまったようで、
 本当にすみませんでした。もし購入できるものならば弁償しますので
 許してください」
そう言って、僕は頭を下げました。

96 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/28(金) 22:03:09 O
>>91>>94-95
>「本当にすみません。壊すつもりは無かったんです。
> ……あの、もしよろしければ、近くの店まで来てもらえないでしょうか?
> 出来る限り品物は弁償させて貰いますので」
???何言ってんだこいつ、これはアレか?人気の無い所に誘い込む作戦か?
ははーん、なるほどな。誰がその手に乗るかよ!
「ワケのわからねぇ事言ったってな!全部お見通しだぜ!」

>「はいはい。まずはお互い自己紹介しましょう。
>こちらはブラックくん、あなたのお名前は?あ、ちなみに私はパープルでこっちがホワイト」
え?何言ってんの?こんな時に自己紹介してどうすんだよパープルさん!?
>「……はい。えーと、初めまして。
> 僕は、四天王を目指して武者修行をしているグレーといいます。
> こちらは僕のパートナー、イーブイのブイ君です」
えぇ!?なんで自己紹介しちゃってんだ!?おかしくね?何かおかしくね!?
ヤバイ…まさかオレが早とちりしただけってオチじゃねーだろうな…
「あ、ぇーと……その…」
>「今回はそちらの『ブラック』君の持ち物を僕が壊してしまったようで、
> 本当にすみませんでした。もし購入できるものならば弁償しますので
> 許してください」
困った…場の様子を見る限り、100%オレの勘違いだったっぽい!!

「べ…別に何も壊れてなんかねーよ!あぁオレが早とちりしただけだよ!!ちくしょうごめんなさあぁい!!!!
ちなみにオレはポケモンマスターになる男だからそこんとこヨロシク頼むぜうおぉオオオ!!!!!!」

もう何が何やら分からない感じで、オレはダイビング土下座した。
紛らわしい見た目とは裏腹に普通の人みたいだしな。流石に悪い事してしまった。
「ふう、落ち着いたぜ。叫んだらなんかスッキリした〜」
立ち上がると背伸びをして、背骨をポリポリ鳴らす。ダイビング土下座の反動だ。
「まぁオレが酷いこと言った詫びに、これからメシとかどうだい?もちオレの奢りでさ」
ポケッチを見ると時刻は12時前。センターでポケモンを回復させてからでも、昼の混雑までには間に合う。
「こう見えても一応オレは金持ってんだ。カビゴンでも連れてない限りは平気だからな」
グレーと名乗った男に握手を差し延べて、ホワイトとパープルさんの方を見た。

実は単にオレ自身腹ペコだっただけなんだけどな。そこはそれ、タイミングってやつだ。

97 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2007/12/28(金) 22:05:33 O
ちなみにダイビング土下座とは…華麗に跳ね上がり、空中で土下座したまま着地する荒技だ。
土下座初心者は危ないから真似すんじゃねーぞ?怪我するからな。

98 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2007/12/30(日) 09:37:32 0
>>94-96
困ったときのパープルさん。見事にこの場を収めてくれました。
怖そうな人も、どうやら悪い人ではなかったようです。
やっぱり人は見かけで判断しちゃいけませんよね。

それにしても、四天王を目指す方ですか・・・。
詳しくお話を聞いてみたいところです。

>「まぁオレが酷いこと言った詫びに、これからメシとかどうだい?もちオレの奢りでさ」
ブラックさんがグレーさんに提案しました。
これは、ゆっくりお話ができるチャンスかもしれません。
こちらを見たブラックさんに、私はいっぱいの笑顔で返します。
「それなら、私達も是非ご一緒させてください。ご馳走様です♪」

99 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2007/12/30(日) 23:24:32 0
>>95
紹介をしようという私の提案に快く応じてくれる彼はやはり思ったとおり悪い人ではないみたい。
>「……はい。えーと、初めまして。
> 僕は、四天王を目指して武者修行をしているグレーといいます。
> こちらは僕のパートナー、イーブイのブイ君です」
肩から落ちそうになっている進化ポケモンのイーブイは必死に主人にしがみついている。
あの必死ぶりからしてよっぽどお気に入りの場所なのね。
ポケモンに好かれる人は、ポケモンを好きな人だ。
そしてポケモンを好きな人に悪い人はいないと誰かが言っていたのを思い出した。
私は彼が本当にポケモン思いのいい人だと確信した。

>>96
>「まぁオレが酷いこと言った詫びに、これからメシとかどうだい?もちオレの奢りでさ」
二人の食い違いも解決したところでブラックくんが昼ごはんをご馳走してくれるみたい。
時計をみればもう少しで12時に触れる時刻になっている。
>「それなら、私達も是非ご一緒させてください。ご馳走様です♪」
奢ると言ったブラックくんにホワイトが元気よく続く。
その様子に苦笑が漏れるが確かに一人で食べるよりみんなで食べたほうが楽しいものね。
「そうね。それじゃあ私も折角だからご馳走になりましょう。
場所はどうしましょうか?私はセンター内にある食堂でもかまわないけど…」
ポケモンセンターには人が飲食できる空間も設けられている。
人だけじゃなくポケモンも食事ができて、多くのトレーナーが手軽に利用できるので結構おすすめ。

100 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/03(木) 00:41:18 0
ブラックに質問なんだが、マニューラはどんな技を覚えさせてる?


101 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2008/01/03(木) 09:20:32 O
>>100
なんでそんな事を聞くのか分からないけど、さほど特徴的なものじゃないぞ?

ミィ マニューラ♀ LV48
・こごえるかぜ
・れいとうパンチ
・わるだくみ
・なげつける

こんな感じだ。特に変わった技とかは覚えていないし、よくいるパターンだと思う。
実はシンオウ地方に置いてきた手持ち4匹が主力メンバーだったからな。
エンペルト、ルカリオ、ロズレイド、エレキブル…あぁ、なんでオレはこいつら置いてきたんだ…

102 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/03(木) 18:00:05 0
>>101
いや、俺もマニューラかわいいから使ってるんだが、なかなか技が決まらなくてな
対戦では使っている人がいないし、参考例がなかったんだよ
答えてくれてありがとう、気合いパンチの技マシンあるから最後の1つはそれにするわ

103 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2008/01/03(木) 22:13:20 O
>>102
なるほど、そういえば対戦では見ないな。覚える技と種族値が噛み合ってないしね。
ガチでやるならスタメン入りは有り得ないな。オレは趣味で入れるけど。
つーか【きあいパンチ】羨ましいなぁ…オレも【ゆきなだれ】と差し替える予定だよ…


ところでグレーが来ない。もう先に進めちゃっても構わないだろうか?
一応明日まで待つつもりだけど、このスレは◯日ルールとか無いからなぁ。
決定リール使用の是非も不明瞭だから判断に困る。

どうしたもんかな。

104 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2008/01/03(木) 22:45:27 0
「ああ、頭を上げてください。あの、僕の方こそスミマセンでした。
 何やら勘違いをしてしまっていたようで……本当にスミマセン」

凄い姿勢で謝罪してくれているブラック君に慌てて頭を下げます。
どうやら、僕とブラック君の間には何か相互認識の違いあったようです。
それにしてもポケモンマスターですか……いい夢です。
これだけ真っ直ぐに夢を語れる彼は、やはり良い人なのでしょう。
(僕とは大違いですね)
そう考え、心の中で軽く苦笑しました。

>「まぁオレが酷いこと言った詫びに、これからメシとかどうだい?もちオレの奢りでさ」
>「そうね。それじゃあ私も折角だからご馳走になりましょう。
 場所はどうしましょうか?私はセンター内にある食堂でもかまわないけど…」
>「それなら、私達も是非ご一緒させてください。ご馳走様です♪」

そうこうしている内に、ブラック君とパープルさん、ホワイトさんと
食事をする流れになっていました。
私とブイ君達は先ほど食事を摂ったのでそれ程空腹ではありませんが、
断るのも失礼ですし、何より一般のトレーナーと会話する良い機会なので
話を受ける事にしました。

「そうですね……ええ。では、御言葉に甘えて御一緒させて貰いましょう。
 ですが、ブラック君。今回ぶつかってしまったのは僕なので、ここは僕に
 奢らせて貰えないでしょうか?」

今回迷惑をかけたのは僕が原因なので、僕は謝罪の意味も込めて提案し返しました。
僕は余り資金を使わないので所持金はかなりの額になっています。
食事代程度は問題なく払える筈です。

「はい。場所は、ポケモンセンターで構いません。
 それに、皆さんはここに用事があるんじゃあないでしょうか?」

僕は、最初に出会ったときに何やら急いでいた皆さんの様子を思いだしながら
パープルさんの提案に賛成しました。

105 名前: ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2008/01/03(木) 22:48:45 0
レス遅れてスミマセンでした。
年末からPCのない僻地に移動し、忙しくて
先ほど帰って来るまで此処に書き込む事が出来なかったんです。
私事で迷惑をかけてしまい、本当にすみません。

106 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/03(木) 23:17:04 O
やはり正月帰省だったか。
ROM名無しとしてはFOじゃなくて安心した。

107 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/03(木) 23:32:15 0
黒「いやオレが払うよ」
灰「いえいえ、ここは僕が払いますよ」
黒「いやいやオレが払うってば!」
灰「いえいえ僕が」
白「じゃあ私が!」
黒&灰「どうぞどうぞ」

108 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/03(木) 23:50:07 0
ポジション的にはこうじゃないか?

灰「僕が払いますよ」
白「いえ私が」
紫「私が払うよ」
灰「いえいえ僕が!」
白「私が払います!」
紫「私だってば!」
黒「じゃ、じゃあ俺が!」
灰&白&紫「どうぞどうぞ」

109 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/04(金) 18:58:22 0
保守しなくても落ちないですから、ageるのを止めてください

110 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2008/01/04(金) 22:41:31 O
>こちらを見たブラックさんに、私はいっぱいの笑顔で返します。
>「それなら、私達も是非ご一緒させてください。ご馳走様です♪」
>「そうね。それじゃあ私も折角だからご馳走になりましょう。
>場所はどうしましょうか?私はセンター内にある食堂でもかまわないけど…」
カントー地方のポケセンには食堂もあるのか、そりゃ便利そうだなぁ。
とりあえずよかった。2人はご飯食べるのに賛成のようだ。後は…
>「そうですね……ええ。では、御言葉に甘えて御一緒させて貰いましょう。
> ですが、ブラック君。今回ぶつかってしまったのは僕なので、ここは僕に
> 奢らせて貰えないでしょうか?」

ガガーン!!

まさに青天の霹靂、あまりにもショックでオレは意識がブッ飛びそうになった。
なんてイイ奴なんだ…今回悪いのはどう見てもオレの方なのに!!
実はこの人、顔で人生の90%くらい損しているんじゃないか?てか損してるだろ…
マジで言動は普通に善人みたいだし、この殺人鬼系の人相の悪さが無ければ幸せな生活だったんじゃ…
残酷過ぎる!!運命って残酷過ぎるーッ!!!
こんな不幸っぽい星の下に生まれ落ちた人にご馳走される訳にゃいかねぇよオレ!!
「いや、ここは是非ともオレに支払わせてくれ!ぶつかった上に失礼な事を言ったんだしな」

ここは引き下がる訳にはいかない。
ママが言ってたんだ。『人の痛みを知ることが出来る人間になりなさい』って。
オレには分かる!分かるぜッ!!グレーが今までに受けてきた苦難の日々がッ!!(←分かってない)

111 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/04(金) 22:43:48 0
ちょwwwwwwママっておまwwwwwwwwwww

112 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2008/01/04(金) 22:47:36 O
>>105
まさかオレの書き込みからすぐ後に来てたとは…orz
今回はちょっとオレが心配し過ぎただけだからさ、気にしないでくれ。
まぁ特にルールも無いスレだし、のんびりやって行こうよ。

>>107-108
なんでダチョウ倶楽部なんだよww
面白かったからネタに取り入れちまったじゃないか!!

113 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/05(土) 10:02:59 0
黒は変態のようで、実は真面目な少年?なんだか中途半端な感じ
もっと変態路線で頑張ってほしい

114 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2008/01/05(土) 21:23:43 0
>「いや、ここは是非ともオレに支払わせてくれ!ぶつかった上に失礼な事を言ったんだしな」
そう言って、ブラック君は僕の提案を受け入れませんでした。
これだけ人を思いやれる人間は、僕の周りにそうはいませんでしたね……。
……本当に真っ直ぐないい少年です。少し感動してしました。

なにやら視線に同情が含まれているような気がするのは……気のせいでしょう。

僕はブラック君に向けて出来る限り温和な表情を作り、
(決して、『俺に従わねぇたぁ、糞生意気なガキだ。簀巻きにしてクチバの海の
 コイキングの餌にしてやろうかあ"ぁ!!?』となどとは考えてもいない)

「……分かりました。けれど、ぶつかってしまったのは僕も同じなので、
 せめて半値は出させてください。さあ、立ち話もなんですし、皆さん中に入りましょう。」
そう提案して、返事を聞く前にポケモンセンターの中に入りました。
このまま続けても、彼は拒否すると思ったで、討論の前に行動してしまおうという戦略です。
少々ずるいですが、まあ、そこは気にしないという事で。

115 名前:ホワイト ◆4r9jExu.5k [sage] 投稿日:2008/01/08(火) 09:09:18 0
そんなこんなで、お食事に向かう事になりました。
まずは手持ちのポケモンを預けて、それからセンター内の食堂へ。
しかし、向かう途中に窓の外に少し怪しげな人影がちらりと見えました。
少し気になります。

「あ、ごめんなさい。ちょっとお手洗いに寄っていくので、先に行っていてください」
私はそう言って三人から離れ、小走りでセンターの外に向かいました。

116 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2008/01/08(火) 18:13:34 0
>>110>>114
>「いや、ここは是非ともオレに支払わせてくれ!ぶつかった上に失礼な事を言ったんだしな」
グレーくんが支払いはこちらがすると言うのに対し、ブラックくんがいえいえ僕に奢らせて欲しいと言う。
このように会計をしたがるのは自分のほうが立場が上だ…という主張ではなく本当に非礼を詫びたいのだろう。
>「……分かりました。けれど、ぶつかってしまったのは僕も同じなので、
> せめて半値は出させてください。さあ、立ち話もなんですし、皆さん中に入りましょう。」
ブラックくんの強い押しに根負けしたのかグレーくんが支払いは折半で行おうという所で決着がついた。
みんなそれぞれにやることがあるみたいなので、先に四人席に座って紅茶を注文する。

運ばれてきた暖かい紅茶の香りを味わい、砂糖を控えめにしたやや甘口の味を一口いただく。
鑑賞用に設置されている大きなテレビ画面にはニュースが流れていた。
荒らされた家屋に盗まれたモンスターボール。
犯人はやはりカントーで悪事を働く集団『ロケット団』であると目撃者が語っている。
自分の眼が鋭くなくのが自覚でき、自身が奮い立つのを必死に抑える。
やがて私の過去を逆撫でする記事は終わり、ポケモンと仲良く戯れる子供たちが画面に映し出された。
「…ふぅ。」
やっと収まったところでおいしい紅茶を口に含む。
みんなが帰ってきてなくてよかった。
もし今のをみんなに見られていたら怖い人だと嫌われてしまうかもしれない。

117 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2008/01/09(水) 21:27:43 O
>>114-116
>「……分かりました。けれど、ぶつかってしまったのは僕も同じなので、
> せめて半値は出させてください。さあ、立ち話もなんですし、皆さん中に入りましょう。」
まぁオレも意地を張ることでもないし、グレーさんもそう言ってるし、そうしようか。
べ、別に『俺に従わねぇたぁ、糞生意気なガキだ。簀巻きにしてクチバの海の
 コイキングの餌にしてやろうかあ"ぁ!!?』的なオーラにビビった訳じゃないからな!!
「じゃあ半々てことで、行きますか。」
こうしてオレ達はポケモンセンターに入って行ったんだ。
もちろん最初にボスとミィを回復させた。あくまで食事はオマケみたいなもんだし。

>「あ、ごめんなさい。ちょっとお手洗いに寄っていくので、先に行っていてください」
あ〜…女のトイレって結構長いんだよなぁ。買い物とかも長いよな。
こりゃ先に席を取っておいてあげようか。注文までは流石に無理だけどさ。
「そんじゃあ席取っておくぜ?」
走り去るホワイトの背中に声をかけた。ちゃんと聞こえてるかな?
なんか慌ててるみたいだから、かなり我慢してたんだろうか。

>「…ふぅ。」
パープルさんの紅茶を飲む仕草が、オレの知っている人にダブって見えた気がした。
その人は強くて、優しくて、厳しくて、そしてオレが唯一テンパらずに話せた女性だ。(ママは除く)
元気にしているかな、シロナさん。

『〜♪バトルでケリつけるぜ!!♪』

ケータイの着メロが空気読まずに鳴り響いた。どう聞いてもオレのケータイだ。
チャンピオンになった記念にママが買ってくれた最新の機種で、モンスターボールカラー。
画面に表示された名前は…シロナさん!?
ちょうど今シロナさんの事を考えてた矢先の着信に、オレのハートが少しドキドキした。


118 名前: ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2008/01/09(水) 21:29:41 O
ゴメン、携帯止められてた…orz
料金の払い忘れには気をつけるよ…ハハハ…

119 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2008/01/10(木) 22:11:36 0
>「あ、ごめんなさい。ちょっとお手洗いに寄っていくので、先に行っていてください」
ポケモンセンターに入る前に、ホワイトさんはそう言って小走りで去っていきました。
(……年頃の少女に対して詮索するのは失礼ですね)
僕は、何となく覚えた違和感を無視して、とりあえず、先に行く事にしました。

手持ちのポケモンが負傷しているというので、僕は肩のブイ君と一緒に、
ポケモンを預けているブラック君を待っていると、
>賞用に設置されている大きなテレビ画面にはニュースが流れていた。
>荒らされた家屋に盗まれたモンスターボール。
>犯人はやはりカントーで悪事を働く集団『ロケット団』であると目撃者が語っている。
どこからか、そんなニュースが聞こえて来ました。
音源の方向に目をやると、それはどうも、観賞用のテレビの様です。
此処からは画面が見えませんが、恐らく現場の映像などが流れているのでしょう。
と、そこで僕は、自分が条件反射的に興味の無いような作り笑いを作っている
事に気付きました。条件反射でそんな行動を取る様になったとは……はは
……おや、ブラック君は預け終わったようですね。
僕は、何事も無かった様にブラック君と合流し、席に向かいました。


パープルさんが確保してくださっていた席に付くと、彼女は紅茶を
飲んでいました。僕は先に食べているので、飲み物を……そうですね
カフェオレを頼む事にしましょう。
>『〜♪バトルでケリつけるぜ!!♪』
注文したカフェオレを待っていると、近くからそんな着信音が聞こえてきました。
周りの様子を見ると、どうもブラック君の携帯電話だったようです。
僕は、黙ってブラック君に「どうぞ」と促します。

120 名前:ブラック ◆zQ8ighWicA [sage] 投稿日:2008/01/11(金) 22:16:56 O
>>119
どどどどうしよう!?出なきゃマズいよな?せっかく電話してくれてるんだし…
でもなんだか緊張する…密かに憧れてる人から突然電話がかかってきたら普通ビビるよな?
あああああああああぁオレはヘタレだよ!!チクショーッ!!
>僕は、黙ってブラック君に「どうぞ」と促します。
電話に出るかどうかで悶々としているオレに、グレーさんが気を遣ってくれた。
やっぱり良い人なんだなぁ、ホントに殺人鬼呼ばわりして申し訳ないよ…
「あ、オレちょっと電話してきます」
気持ちを無駄にはできない。急いで席を立つとグレーさんに小さく会釈する。
小走りで出口近くまで離れて、ケータイの通話ボタンを押そうとした瞬間…

『〜♪バト…』

うぼあああああああああああぁ!!!着信切れたあぁあああああああああぁッ!!!!!!!
遅かった!チクショーッ!!あと1秒ッ!!あと1秒だったのにいいいッ!!!!!
気まずいってレベルじゃねーだろ!最悪だよ!!
急いでかけ直さないと!!シロナさんに嫌われるかも!!

ピポパポピピ………プルルルルル

『はい、もしもし』
シロナさん出たーッ!!!そりゃ普通出るだろうけど、出たーッ!!!!
「あ、あの!さっきはすみばせッ!?」
緊張のあまり舌噛んだ!!いてええええええぇッ!!!!
『…大丈夫?もしかして取り込み中だったかしら?』
「いえ…らいりょうるれふ(大丈夫です)…」
耐えろ!痛みに耐えるんだ!!オレ!!!
例えこの命を燃やし尽くしてでも!!!!
『そう?ならいきなり本題に入るけど、キミは今何処で何をしているのかな?新チャンピオン君』
「………ぇ?」
『…「え?」とか言ってる時点でアウトな気もするけれど、来月のリーグ戦には間に合うわよね?』
「えぇええええぇッ!?」
来月?何それ、そんなの初耳だよ!?てか今月って残り4日しか無いじゃん!!!
「あ…いや…えーと、えーと…………出なきゃヤバイっすよね?」
『当たり前でしょ!キミは自分の立場をちゃんと理解しているの!?チャンピオンなのよ!?』
ぶべらッ!!キビしいーッ!!でもそれがイイ!!……そうじゃねーだろオレ!!!
「実は…今重大な事件に巻き込まれてるんです。ギンガ団の時みたいに」

そうだ、オレはディアルガに頼まれたんだ。時の流れを乱す奴を何とかするって。
チャンピオンに就任して速攻リーグ戦バックレるのは問題だけど、そんなの関係ねぇ!!
「シロナさんは確か伝説とか詳しかったですよね?聞きたいことがあるんです。」


121 名前:パープル ◆zAMzJxrFkE [sage] 投稿日:2008/01/13(日) 22:13:40 0
>>117
どこからか聞いたことがある音楽が流れている。
テレビではなく音源はもっと身近なところ。
ブラックくんが音楽に反応して、自分の携帯を取り出したが…。
時すでに遅くて、相手が待ちきれずに切ってしまった。

>「あ、あの!さっきはすみばせッ!?」
慌ててすぐにかけなおした彼は焦って何を言っているのかわからない。
敬語を使っているようだから相手は年上か…。
彼と相手の情事は少し興味があるけどこれ以上はさすがに悪趣味ね。

>>119
「イーブイすごく懐いているわね」
いまだ肩に乗ってその場を離れようとしないイーブイ。
「相当ご主人様のことが好きみたいね。その子とは長く旅をしているのかしら?」
彼がどんな旅をしてきたのか、そしてどんなポケモンと出会ってきたのか興味がある。
もしかしたらホウオウに関する何らかの情報が得られるかもしれないと期待が膨らんでいた。

122 名前:グレー ◆T4wufrvSYw [sage] 投稿日:2008/01/14(月) 13:27:36 O
>「イーブイすごく懐いているわね」
>「相当ご主人様のことが好きみたいね。その子とは長く旅をしているのかしら?」
僕が急いで駆けていくブラック君を見送ると、パープルさんがそう話し掛けてきました。
「ありがとうございます……ええ、そうですね。ブイ君達とは僕が四天王を目指して武者修業にでた頃に、ある研究所で出会いました。
その研究所はポケモンを実験道具に使っているような研究所で、僕はそれが許せず、
研究所から告発用の資料と一緒に、ブイ君達を連れ出したんです。そしてその研究所は廃棄されて……
まあ、それからの縁です。一緒に、ジョウトやカントー地方を何度も回って武者修業の旅を続けています。
そして、今回はポケモンリーグに挑戦する為にバッジ集めをしているんですよ」
僕は造った笑顔を崩さず、懐から取り出したグリーンバッジを見せ、そう返答します。
……今の会話は全部嘘ではないですが、半分は嘘です。
資料を奪ったのと各地を回っているのは、任務だから。研究所からポケモンを連れ出したのは抵抗する力を奪う為、
そして、僕はトキワジムのジムリーダーと戦っていない。
パープルさんは鋭そうですから、下手に嘘をつくより、
嘘を混ぜた事実を語る方が安全だとの判断です。
……あまり、嘘を付きたくないというのもあります。

「それで、パープルさんは何故カントーにいらっしゃったんですか?見た所大分旅慣れているようですが」
気分を変え、自分の事から話題を逸らす為に、僕はパープルさんに逆に尋ねてみることにしました。

123 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/14(月) 14:21:58 0
ポケモン板コテハン対戦スレッド@現行スレ
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/poke/1200157056/


ポケモンの対戦をメインに取り扱うコミュニティ
まだまだ若輩スレ、対戦も雑談もokなユーモラスな新フェイス受付中!

ひたすら対戦のために利用するもよし
たまの顔出しや新戦術のためしにするもよし
馴れ合いするも運営参加もコミュニティ対抗戦に携わるのもよし

とにかく自分とフィットしそうだ、成長に一役買ってやれそうだと思ったお方
名無しでの仮参加、発言は自由なので一度足を運んでみてはいかがかな

124 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/18(金) 12:18:23 0
age禁止令

125 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/01/18(金) 14:05:00 O
だがageる

126 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 23:43:20 0
その時、大移動をしていたポッポの群れから一匹ポケモンセンターに入っていった
ブラックの携帯を狙っているようだ

127 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/22(火) 11:37:38 0

    \           ヽ         |         /             /
     \          ヽ         |           /           /
      \       ヽ           |        /        /
       混 沌 と し た ス レ に 鋼 の 救 世 主 が ! !
           \      ヽ               /      / ‐、、          
  `−、、          ┌─────────┐            _,,−''
      `−、、       |                |         _,,−''
         `       |                    |
             !`ヽ  |. ●            ● .| i⌒!
───────‐  ヽ、 \|:.    ├──┤    .:|ノ ノ   ───────‐
              \_|:::...    ヽ、  ノ     ...:::!_/
                  |::::::::::...     ̄   ...:::::::::::|
           _,,−''     |:::::::::::::::........    ......:::::::::::::::::|    `−、、
        _,,−''         l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!         `−、、
 ,'´\           / |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| \           /`i
 !   \       _,,-┐  \:::::;‐、:::::::::::::::::::::::::::;‐、:::::/     r‐-、、      /   !
 ゙、   `ー--<´   /      ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄       ゙、  >−一'′   ,'
  y'         `ヽ/     /  | |        | | ヽ      ヽ '´         イ



128 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/22(火) 14:40:46 O
誰かまだいる?

129 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/22(火) 21:11:31 0
皆召喚に移動したんじゃね?

ただ終るなら終るできちんと幕引きくらいしようや
キャラがかわいそうじゃん

130 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/23(水) 00:57:14 O
幕引きとまで言わないから、一言あった方がいいわな
白以外は違うスレでガンガッテクレ

131 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/23(水) 01:40:56 O
>>130
白関係なしに全員ただのFOやがな
灰と紫は二人で会話してたし黒は一人で電話してた
全員白を待たずに書ける状態だった
白がFOの口火を切ったのは確かだがな

132 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/01/23(水) 16:09:33 0
なんかしらんがほしゅするお

133 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/01/24(木) 23:03:57 0
皆あれだ、壷持ってないんじゃね?

134 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/02/08(金) 11:19:49 0
    \           ヽ         |         /             /
     \          ヽ         |           /           /
      \       ヽ           |        /        /
       混 沌 と し た ス レ に 鋼 の 救 世 主 が ! !
           \      ヽ               /      / ‐、、         
  `−、、          ┌─────────┐            _,,−''
      `−、、       |                |         _,,−''
         `       |                    |
             !`ヽ  |. ●            ● .| i⌒!
───────‐  ヽ、 \|:.    ├──┤    .:|ノ ノ   ───────‐
              \_|:::...    ヽ、  ノ     ...:::!_/
                  |::::::::::...     ̄   ...:::::::::::|
           _,,−''     |:::::::::::::::........    ......:::::::::::::::::|    `−、、
        _,,−''         l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!         `−、、
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 !   \       _,,-┐  \:::::;‐、:::::::::::::::::::::::::::;‐、:::::/     r‐-、、      /   !
 ゙、   `ー--<´   /      ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄       ゙、  >−一'′   ,'
  y'         `ヽ/     /  | |        | | ヽ      ヽ '´         イ

135 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/02/09(土) 23:36:54 0
【名前】ミスティ
【性別】♀
【年齢】15
【髪型】
黒髪のショートヘアで、
耳の横の髪を後ろでくくりピッグテールにしてある。
【容姿】ミスティブルーのワンピースを着ている。
【備考】
アメタマを連れている。
おくびょうで、ものおとにびんかん。
あまいものと曇り空が好き。

こういうの初めてなんですけど、よろしくお願いします。

136 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/02/11(月) 02:08:32 O
頑張れよ

137 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage こんなのでいいのかな…] 投稿日:2008/02/12(火) 00:32:12 0
>>136

「頑張れよ」

振り返ると、お隣のレクサスさんが笑みを浮かべて立っていた。
レクサスさんは、この村じゃ名の知れたカウボーイで、
なんでも過去にシロガネやまという超 難所を突破し、
歴代チャンピオンを打倒したとかいう噂。
あの人はそんなこと、いっさい口にしないけど…。
お見送りに来てくれたっていうことは、旅の先輩として
私のこと応援してくれているのかも。

「はい!頑張ります!」
そしていつか、レクサスさんのようなかっこいいトレーナーにならなくちゃ。


…さて。
そう決意したのはいいんだけど……。



うああああ!どうしよう!
マップもなければモンスターボールもない!
おうちにあったきずぐすり一個で大丈夫かな…;
「ね、アメタマ。もし私が倒れた場合は…」
「ア、アッ♪」
まかせといて♪と言わんばかりの笑顔で、私の手をぽんと叩く。
この子がいるおかげで、いつも私は落ち着きを取り戻せるのだ。


「よし。」

それじゃ、とりあえずコトキタウンまで…… ぜんしんっ!

138 名前: ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/02/13(水) 21:57:32 0
コトキタウンに向かう山中。
晴れ渡っていた空が急に曇りだし、不穏な音が響かせ始める。
それに気づいた時には既には、ミスティの鼻の頭に最初の雫がはじかれた。
次々に振ってくる雨粒はミスティの足元の地面の色を変えていく。
雨粒はあっという間に大粒になり、すぐ先も見えないような土砂降りとなった。

重く立ち込めた雲と雨の為、すっかり暗くなった道が一瞬光に照らされて浮かび上がる。
直後鳴り響く雷鳴。
そしてドーーーンという轟音。
どうやらすぐ近くに雷が落ちたようだ。

更に立て続けに二階、三回と雷が落ちる。
  「ギャァァァァ!」
雷鳴にまぎれてミスティの耳の叫び声が届いた。

139 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/02/19(火) 23:39:10 0
「な、なに?!今の声…」
空耳なんかじゃない、確かに、誰かの叫び声だった。
もしかして、この雷で……。
「アッ、アー!」
「どうしたの、アメタマ………っ!」

アメタマが指す方向には、蠢(ウゴメ)く怪しい物体が。

私は恐る恐る、その物体へと近づいてみることにした。
すると……。

140 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/02/20(水) 21:06:38 0
雷鳴轟く土砂降りの中、ミスティがが恐る恐る近づいていくと、突然視界が赤色に染まった。
ミスティが目線を上げてみると、目の前に男が立っていることに気づくだろう。
赤で統一されたコートに鍔広帽子、年齢は40歳を超えているだろうか?

雷の光に浮かび上がるその表情は険しく、瞳には悲しみを湛えている。
ゆっくりと男は視線を下ろし、ミスティを見る。
「こんな土砂降りの雨の中、かわいらしい女の子がいるとは思わなかったな。」
穏やかな声で呟き、何かに気づいたのか、男はしゃがみこんだ。
片膝をつき、ミスティと目線の高さを合わせる。
「拙僧はロッソと申す。ポケモン寺の和尚をしておる。
そのアメタマは・・・君のポケモンかい?
とすると・・・ポケモンマスターを目指している旅の途中、かな?」
優しい笑みを浮かべながらロッソは自己紹介をし、ミスティに語りかけた。

ポケモン寺とは、死んでしまったポケモンのお墓を提供したり、供養をするところである。


【名前】ロッソ
【性別】男
【年齢】40代
【髪型】スキンヘッド
【容姿】渋いナイスミドル。赤で統一されたコート・鍔広帽子を被っている。大きな数珠を首に下げている。
【備考】
謎の男。瞳には深い悲しみが湛えられている。
・ネイティオ
・ドータクン
・ジバコイル
・????

141 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/02/20(水) 21:36:41 0
間違いなくロッソ ◆OSYOOWyZgM はミスティ ◆Y14ydmiStY を犯す

142 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 22:24:30 0
>>140
「…わぁっ!」
いきなり目の前が真っ赤になった。
ホラー小説によくある、恐ろしい事件の描写のようだった。が違った。
顔を上げるとそこには、赤いコートを着たおじさんがいた。

「こんな土砂降りの雨の中、かわいらしい女の子がいるとは思わなかったな。」

え…。いっ、いま可愛らしいって…。私が?私って可愛いの…? え…っ?
私が戸惑っている間、おじさんはしゃがみこみ、私に目線をあわせてくれた。

おじさんの名前はロッソといい、ポケモン寺の和尚をしているらしい。
それでスキンヘッドなのかぁ、と呑気なことを考えてしまった。
ロッソさんは続けてこう話す。
「ポケモンマスターを目指している旅の途中、かな?」

……せ、正解です…。どうしてわかっちゃうんだろう?
「はい、そうなんです!でもこれからどうすればいいのかわかんなくて…。
 とにかく近い町に行ってみようと思って来たんですけど……ひゃあっ!」
そのとき、すぐ近くに雷が落ち、木が倒れた。

「…あ、あの、ロッソさん!ここはひとまず、どこかに避難しませんか?」
雷が苦手な私は、震えながら必死に言った。

>>141
う……ん? 今……。
いや、今のはたぶん空耳だろうな。

143 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/02/24(日) 23:10:51 0
>142
>「はい、そうなんです!でもこれからどうすればいいのかわかんなくて…。
> とにかく近い町に行ってみようと思って来たんですけど……ひゃあっ!」
ミスティが応えた直後、すぐ近くに雷が落ち樹が倒れた。
その一瞬、稲光にロッソの殺気じみた表情が浮かび上がったが、すぐに土砂降りのカーテンに遮られてしまった。

>「…あ、あの、ロッソさん!ここはひとまず、どこかに避難しませんか?」
震えながらいうミスティにロッソの大きな手がゆっくりと伸ばされる。
その手には確実に殺気が込められていた。
が・・・
***ピチャ・・・ピチャ・・・***
ロッソの背後から水溜りを踏みつけ近づいてくる足音が一つ。
そこにはネイティオが佇んでいた。
振り返るロッソは、そのどこを見ているか判らぬ謎めいたネイティオの目と視線を合わせる。
「・・・この者が・・・そうだというのか・・・?」
ロッソの問いかけにネイティオは無言で頷いて答えた。

しばしの逡巡の後、ロッソはいきなり立ち上がり、ミスティから離れていく。
「安心しなさい。この雷はすぐに止む。あちらの男を手当てしてやるといい。」
そういい残し、ロッソはネイティオと共にコトキタウンの方向へ去っていった。
ロッソの言葉通り、その後姿が見えなくなった時には雷は止み、雨足も弱まってきた。
もうすぐ雨も上がりそうだ。

そして少し向こうに、蠢く怪しい物体があるのに気づくだろう。
それは黒焦げになった男で、辺りには壊れたモンスターボールが散乱していた。

144 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/02/25(月) 00:33:32 0
>>143
「ロッソ……さん?」
どうしたんだろう。なんだか様子が違うみたい…。
わけも分からないまま突っ立っていると、向こう側から
ぴちゃぴちゃと誰かの足音が聞こえて来た。
あれは……。ポケモン?
ロッソさんは振り返り、訊ねる。
「・・・この者が・・・そうだというのか・・・?」
人間のようで鳥のようなそれは、どうやらロッソさんのポケモンようだ。
何の話をしているのか、私にはまったくわからなかった。

ふいにロッソさんは立ち上がり、歩む方向を変えた。
「安心しなさい。この雷はすぐに止む。あちらの男を手当てしてやるといい。」
そう言い残すと、あのポケモンを連れコトキタウンへと向かい、去っていった。
「………っ。」
あまりに突然のことで、言葉を失ってしまった。
しばらくぼんやりしていたが、雨がやんだことに反応して
気を取り戻し、ロッソさんの言葉を思い出す。

『あちらの男を……』

ロッソさんが指した方向を見ると、確かに誰かがいた。
「そういえば…!」
こちらに来る直前、私は叫び声を聞いた。
早くいかなきゃ!もしかしたら手遅れになるかも…!
私は駆け寄り、様子をうかがう。
「……っ!」

そこには、真っ黒になってしまった男の人が、
破壊されたモンスターボールと一緒に横たわっていた。
今度こそホラーかも知れない…!
私の額から、冷や汗が流れるのを感じた。

「だっ、大丈夫ですか…?!」

145 名前: ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/02/25(月) 23:34:56 0
>144
「うぅ・・・だ・・・」
ミスティが駆け寄り声をかけると、男は小さく呻く。
そして力を振り絞るように・・・
「大丈夫ですかやあらへんやろぉ!パッと見でわからんかぁ?
ワシ黒焦げやねんで!ホレ、頭だってアフロになってもぉて。
常識で判断せえっちゅうねん!」
とりあえず大怪我をしているという事を伝えたいようだが、手ともそうには思えない元気さでミスティに捲し立てた。

服はぼろぼろで、全身黒焦げになっている。
そして髪の毛は見事なアフロ。
見た目は17.8歳くらいだろうか。
少年は言うだけ言うと、力尽きたように突っ伏した。

その後、意識を回復した少年は事情を語る。
「ポケモンゲットしにきたんやけどな、いきなり赤いコートのおっさんが襲ってきてん。
ポケモンバトルならワイかてやるで?
あのおっさんジバコイル連れてたからワイはダグトリオ出したんや。
相性的にばっちりやさかいな。
したらいきなり雷ドーン!ワ イ に や!こんなんポケモンバトルやあらへん!
そんでワイが目ぇ回してる隙にワイのポケモン全部野性に戻しよったんや!
ほんまエゲツナ過ぎるで!」
話しているうちに少年は悔しさのあまりうがーと転がりまわるのだった。

146 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [いつも本当にすみませんorz sage] 投稿日:2008/02/29(金) 19:23:47 0
>>145
「な……っ」

いきなりあれこれ言われて、少しむっとしてしまった。
ひとが心配して声かけたのに…!と言いたいところではあったが、
喧嘩を売る勇気がないので心に止めておいた。
とにかく今は、看病してあげなきゃ。
こてん、と力尽きてしまったその人に、
ポケモン用ではあるがキズぐすりをつかってあげた。

気がつくと、その人は私に何があったのか話してくれた。
やっぱり、落雷してあんなことになったんだ……。
でも、かみなり……?そういえばジバコイルって、
でんき系のポケモンだったような……?
じゃあその赤いコートのおじさんが…………あ!も、もしかしてロッソさん?!
でもとてもそんなことするような人には……。
人違いかなあ? それともこの人がすごく悪い人だったり…?

というようなことを3秒ほどで考え、脳内で状況を整理してみた。
でもやはりよくわからない。"ポケモンを奪う人"なら聞いたことがあるけど、
"人を倒してポケモンを逃がす人"だなんて…。

「……言っちゃ何ですけど、なにかポケモンに悪いことしたんじゃないんですか?」
反論が怖いが、一応言ってみることにした。

147 名前: ◆OSYOOWyZgM [sage ん?どしたの?] 投稿日:2008/02/29(金) 22:06:39 0
>146
>「……言っちゃ何ですけど、なにかポケモンに悪いことしたんじゃないんですか?」
その言葉にギロリとミスティを睨む少年。
しかし手当てをしてもらった事もあってか、すぐに睨むのをやめた。
「はぁ・・・自己紹介がまだやったの。ワイはクラウン。
ポケモンマスターを目指しとる。
どのポケモンも苦しいバトルを乗り越えて一緒に旅してきた仲間や。
胸張っていえるで!悪い事なんかしてへんってな。」

自己紹介をしてポケモンぜんこくずかんを取り出した。
しかし雷の影響で壊れてしまっているようで、動く事はなかった。
クラウンは諦めてミスティに説明を始める。

最近ネットの裏サイトで噂になっている事。
ロケット団は人のポケモンを力づくで奪ってしまうが、更に過激な思想が台頭してきた。
それは【ポケモン原理主義】
ポケモンを神聖視して、ポケモンを使う人間に制裁を加えるという。

「ネットの都市伝説やとばかりおもっとったが、身をもって知ったわ。
そうではないっちゅう事をな。」
まだ傷が痛むのか、ポケモンを離されてしまった悔しさか、クラウンは俯いて搾り出すように呟いた。
暫くの沈黙。
そして思い立ったように顔を上げた。
「嬢ちゃん、ワイはまだ暫く動けそうにあらへん。
せやからすまへんけどコトキタウンへいってくれへんか?
ジュンサーさんやポケモンセンター、それにポケモンジム。
みんなにポケモントレーナー狩りをやるアブナイ奴がここらをうろついてるって知らせてほしいんや。
ワイみたいなもんがもう出ない様に・・・頼むで!」
クラウンは真剣なまなざしでミスティに頭を下げた。

148 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [かなり返すの遅いのにお相手して頂けて凄く感謝しています; sage] 投稿日:2008/03/01(土) 22:16:33 0
>>147
私が悪いこと言っちゃったみたい…。

「どのポケモンも苦しいバトルを乗り越えて一緒に旅してきた仲間や。
 胸張っていえるで!悪い事なんかしてへんってな。」

……見た目は荒っぽそうだけど、本当はこんなにまっすぐな人なんだ。
ボロボロのずかんを眺めているクラウンさんを見て、少し心が痛んだ。

その後クラウンさんは、私の疑問を解決してくれた。
そんな思想が生まれて来ているのか…。
でも、私も一度は思ったことがある。
所詮、戦っているのはポケモンで、人間はただ指示を送るだけ。
それって、人間がポケモンを"利用"しているということなんじゃないだろうか。
……アメタマは、ずっと私のパートナーだった。
そのアメタマを私も、"利用"することになるんじゃないだろうか、って…。
アメタマは……。どう思っているんだろう……?

「ア……?」
ふと見ると、アメタマが不思議そうに私の顔を覗き込んでいた。
はっと我に返り、私はクラウンさんの話へと意識を戻した。


「ネットの都市伝説やとばかりおもっとったが、身をもって知ったわ。
そうではないっちゅう事をな。」
そう言うと、クラウンさんは悔しそうに頭を垂れてしまった。
クラウンさん…、ポケモンのこと、凄く大事にしていたんだな。
……やっぱり、よくわかんないや。
クラウンさんは、ポケモンを道具扱いしていたわけじゃない。
本当に、パートナーとして一緒に歩んでいたのに…。
どうして……。

「嬢ちゃん、すまへんけどコトキタウンへいってくれへんか?
みんなにトレーナー狩りをやるアブナイ奴がここらをうろついてるって知らせてほしいんや。」
自分のようなトレーナーがもう出ないように、と、クラウンさんは付け加えた。
初めて頼られた嬉しさと母性本能で、私はすっかり乗り気になってしまった。

「もちろんです!必ずその人たちから町を守ってみせます!」

そうだ。絶対に守ってやる。
もうこんな辛そうな人はみたくないもの。

私はすぐに出発の用意をした。
クラウンさんはまだ怪我をしてらっしゃるので、
近くの親切なおばさんたちに知らせて、そこで寝泊まりしてもらうことにした。



「さて。それじゃあ、コトキタウンへ再出発しよっか!」
「アッアー♪」
こうして私は、ふたたびコトキタウンへと歩みだした。

149 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/03/01(土) 23:15:21 0
>148
ミスティがコトキタウンに着くと、そこは土砂降りだった。
そう、山の中でロッソと出会ったときと同じように激しい雨と雷が鳴り響いている。
そして最初に目に入ったのはポケモンセンター前。
それは凄惨な光景だった。

三人の人影が見える。
一人は赤いコート、鍔広帽子、大きな数珠を首にかけた大男。
見間違えるはずもない、ロッソだ。
一人はクラウンのように、黒焦げで倒れている。
「うぅ・・クソ!卑怯な!いきなりバトルを挑んできてこれかよ・・・!」
倒れている男が呻きながらロッソに吐き捨てる。
それに続き、倒れる男を庇うように女が叫ぶ。
「酷いわ!ポケモンはマスターの指示なしじゃ戦えないのに!
いくらジムリーダーでもこんな事やられたらバトルにならないじゃない!」

そう、黒焦げになっているのはコトキタウンのジムリーダーなのだ。
突然現れたロッソはバトルを挑み、クラウン同様ジムリーダーに落雷を浴びせたのだった。
そして次々とポケモンたちを放していった。

ジョーイさんの叫びにロッソの顔が怒りに歪む。
「そうだ!ポケモンは自分では戦わない!
お前達がポケモンを洗脳し、戦わせているのだ!
そしてお前達は何だ!?安全な所で指示を出すだけ!
静かに暮らしているポケモンを襲い、モンスターボールで洗脳して戦いの道具にする!
その罪深さを身をもって知れい!!」
雷鳴をかき消すかのようなロッソの叫びが響き渡る。

###########################

(中の人)
遅いとは感じないし、二人だけだし、気にする事無いよ。
無理しない程度にのんびり掛け合いが楽しめればいいな、と。
ついでに謝っておきたいけれど、実は私、ポケモンの事よく知りません。
アニメでニ、三回見た位なの。後はネットで図鑑見る程度で。
だからジムリーダーの名前知らないから、今回名前出さなかったのだったり。
色々補完してもらいたいし、おかしなとこあったら教えてくれると嬉しいな。

150 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/03/02(日) 23:21:48 0
>>149
「雨雲……移動して来たのかな?」

コトキタウンにつくと、先ほどと同じような土砂降りの雨だった。
「まあでも、雷さえなければ雨は好きなんだけどね♪」
「ア、アッ♪」
みずポケモンであるアメタマは、目も開けられないような豪雨の中で
のんきなことを言っているマイペースな私に賛同してくれた。
…とりあえず、あのときクラウンさんと約束したことをやらないと。
これ以上、あんなふうな犠牲者を出すわけには………



……って、もうでてた!

意気込んだ矢先に私が見たものは、真っ黒になって突っ伏している男の人と、
その側に寄り添うジョーイさん、そして…。

「…! あれは……」
間違いない、ロッソさんだ。
どうして…?どうしてロッソさんが……あんな……。
気が動転して、思考が一瞬止まってしまった。
ぼんやりとしている私の耳に、ジョーイさんの叫び声が届いた。
「酷いわ!ポケモンはマスターの指示なしじゃ戦えないのに!
いくらジムリーダーでもこんな事やられたらバトルにならないじゃない!」
じゃあ、本当に……、本当にロッソさんが、あの人にかみなりを…?

「そうだ!ポケモンは自分では戦わない!
お前達がポケモンを洗脳し、戦わせているのだ!
そしてお前達は何だ!?安全な所で指示を出すだけ!
静かに暮らしているポケモンを襲い、モンスターボールで洗脳して戦いの道具にする!
その罪深さを身をもって知れい!!」

「!」
はっとした。そして、さあっと血の気が引いていくのが分かった。
"洗脳"という言葉に、ひるんでしまったのだ。

確かに私とアメタマは、昔から友達だった。
でも、それは、お母さんが私のためにアメタマを捕まえて来てからの話だ。
それまでアメタマは、他のポケモンと同じ野生だった。
アメタマが自ら望んで、私と過ごすことになったわけじゃない。
どんなポケモンでも、モンスターボールと相応のバッジがあれば、
大抵トレーナーの言うことを聞くようになる。
私とアメタマをつなぎ止めているのは、絆じゃなくて……。


私の頬を、雨とは別のしずくが伝っていくのを感じた。
どうすることもできない私は、しばらくそのまま突っ立っていることしかできなかった。

151 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/03/02(日) 23:34:53 0
ありがとうございます、そう言って頂けると嬉しいです。
なんだか私が主人公みたいな形になってしまって申し訳ないなと思うのですが…orz
そうだったんですか、了解です。
一応ポケモンには詳しい方かと思いますので;

ジムリーダーについてですが、実は"タウン"にはジムはないのです…。
でも、アニメでも実際にはない建物やイベントが存在したりするので、
どこにジムがあっても、ジムリーダーの名前がなんであっても
いいんじゃないかなと思います♪

ではこれからもよろしくお願いいたします…!

152 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/03/03(月) 22:49:14 0
>150
*ぴしゃり・・・ぴしゃり*
呆然と立ち尽くすミスティに近寄る水溜りを歩く音。
それは・・・ネイティオ。
穏やかに、静かに、それでも雨音や雷鳴にかき消される事の無い声でミスティに語りかける。
もしかしてそれはミスティの脳裏に直接語りかけられた声なのかもしれない。

『予言ノ子ヨ 無知ナル者ヨ ソレ故 無垢ナル者ヨ
彼ハ 終焉カラノ使者 ダ
人 ト ポケモン ノ未来ハ 汝ニニ決断ヲ 迫ルダロウ
忘レルナカレ 自分ノ力ヲ』

ネイティオは左の目で過去を見、右の目で未来を見るという。
殆ど動かず太陽を見続けているのは、右の目に映る恐るべき未来に怯えているからとも言われる。
そのネイティオが何を思いミスティに何を伝えたかったのか。

その答えを出さぬまま、ネイティオは去っていく。
土砂降りの中消えていくロッソと共に・・・。

だが、ロッソの顔はすぐに見る事になる。
数分後、コトキタウンの全ての画面にロッソが映ったのだから。
画面だけではない。
投影機なども使い、町のあらゆるところにその映像が映し出される。
そしてその映像は衛星を介して全世界に映し出される。

画面の中のロッソは名乗った後、先程の主張を繰り返す。
ポケモンを洗脳し、戦わせる事への怒りを。
その事に無自覚にいるポケモンマスター達への断罪を。
そして最後に付け加えた。
「今すぐ全てのポケモンを野に戻すのだ。
でなければ、第二、第三のコキトタウンが生まれるだろう!」

その宣言と共にポケモンセンターに雷が落ちた。
落雷による強力な電撃に、ポケモンセンターのコンピューターは壊れ、預かられていたポケモンが全て逃げ出した。
また、保管してあったモンスターボールも全て壊れてしまう。
それを確認したように上空にいたジバコイルがいずこかへと飛び去っていった。


「・・・そ、そんな・・・ロッソって・・・あのロッソ博士なの!?」
雨が上がり雷雲が去った後、呆然としていたジョーイさんがポツリと呟く。
どうやらロッソについて何か知っているようだった。

##################################
(中の人)
いや、ミスティさんが主人公で無くて誰がやるのん?ってところなので安心してください。

それにしても・・・やってしまった。
ジムリーダーの名前どころかジム自体に無いのね。
ダッテサトシ君ハ町ニ着クト必ズジム戦シテタ印象ガアッタノダモノ・・・orz
まあ、そこら辺は流して流してw
これからもよろしくお願いしますね。

153 名前:レン[sage] 投稿日:2008/03/05(水) 09:42:04 0
【名前】レン
【性別】男
【年齢】20
【髪型】黒のショートカット。73に分けたとんがりぎみの毛先
【容姿】少々胸がふくらんでいる。比較的細めの体系。黒シャツに黒と赤がチェックになった襟付きの羽織りシャツに、黒のカウボーイハットをかぶってる。ジーンズの色は紺。銀のブレスレットを両腕にはめている。
【備考】
目的は不明。ただ、一緒にいたいから、トレーナーとなり、旅をしている。銀のブレスレットはポケモンと共にいる証。ポケモンがダメージを食らうごとに自分自身もそれ相応の傷を負います。

【名前】ノーン
【分類】精霊ポケモン
【属性】悪
【容姿】毛先がとんがった黒髪に細めの手足を少年のような顔つき。見た目は人間そっくりです。
【性別】なし
【レベル】50
【HP】80
【攻撃力】50
【守備力】80
【素早さ】130
【特殊】130
【技】
・おいうち(あく属性の攻撃。逃げようとした相手に使うと威力がバイになる)
・さいみんじゅつ(5割の確率で眠らせる)
・あくむ(一定間隔ごとに体力を8分の一ずつ削っていく)
・カウンター(物理攻撃を倍にして返す)

【備考】
特性は鋭い目。命中率が下がらなくなります。
普段は温和だが、戦闘中になると冷徹な性格に変化します。

154 名前:http://adsl-1088.okym.enjoy.ne.jp.nijikata.com/ [middle] 投稿日:2008/03/05(水) 17:44:44 0
guest guest

155 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/03/05(水) 21:33:51 0
>レンさん
ようこそ。
とりあえずトリップをつけることをお勧めします。
よろしくお願いしますね。

156 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/03/05(水) 21:54:23 0
>>152
真っ白になった私の頭の中に、ふいに誰かの声が聞こえて来た。
それはとても優しく、穏やかなものだった。

『…… 人 ト ポケモン ノ未来ハ 汝ニ決断ヲ 迫ルダロウ
忘レルナカレ 自分ノ力ヲ』

「え……っ」
なんのことを言っているのか、私にはさっぱりわからなかった。
私が、決断を?
私に、なんの力があるっていうの…?
そう訊ねたかったが、動揺しているせいか言葉が出てこなかった。
やっとのことで状況を把握し、その声があのポケモンのものだと分かった時には
もうロッソさんたちは視界にはいなかった。


「はぁ…。一体なんだったんだろう…。」
私はずぶ濡れのままベンチに座り、さきほどのポケモンの声を思い起こしてみた。
『予言ノ子ヨ 無知ナル者ヨ ソレ故 無垢ナル者ヨ ……』
予言の子…?私が? でも私、別に超能力が使えるわけじゃない…。
『 …… 彼ハ 終焉カラノ使者 ダ』
しゅうえん……? 演技の終わり…じゃないよね。どういう意味なんだろう…。
考えてみても、まったく理解ができない。
何が言いたかったのだろう。私なんかに、何が出来るというのだろう…。


そう思いうなだれていると、突然町が騒がしくなった。
見ると、ポケモンセンターが破壊され、その衝撃のためか
ポケモンたちがいっせいに逃げ出していった。
人々は焦り、子供たちは泣き叫びながらもポケモンを逃がしている。

おいうちをかけられた気分だった。
何が正しいのか、なんの味方につけばいいのか、もはや何もわからない。
このまま、クラウンさんとの約束を果たせずに終わっちゃうのかな…。
そんなふうに諦めかけていたその時、ジョーイさんのひとりごとが耳に入った。

「あ、あの…!ロッソさんのこと、何か知っていらっしゃるんですか?」

157 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/03/05(水) 21:57:57 0
勝手ながらこんなものをつくらせて頂きました。
もしよろしければご利用ください。
http://yy62.60.kg/pokemon/

>>153
レンさんですね、よろしくお願いします♪

158 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/03/05(水) 22:35:47 0
>156
>「あ、あの…!ロッソさんのこと、何か知っていらっしゃるんですか?」
「え、あ・・・あなた、ロッソ博士を知っているの・・・?」
ミスティの問いにジョーイさんは驚き、逆に問いかける。
だが慌てて咳払いをして、ミスティの問いに答えてくれた。

「ポケモン研究の第一人者オーキッド博士は知っているわよね。
昔、オーキッド博士には助手がいたの。
優秀な助手で、オーキッド博士の後継者と見られていた。それがロッソ博士なの。」
そこまで話したところで、話はいつの間にか来ていたジュンサーさんに受け継がれる。

「15年前、ロッソ博士は突然研究所のポケモンを逃がして失踪したわ。
貴重なポケモンも数多くいたのに・・・
おかげでポケモン研究は10年遅れたとも言われているの。
【予言の子は誕生した。予言の子が降り立ちし時、全てのポケモンを開放するために私は再び現れる】
この謎めいた言葉を残して、以降、ロッソ博士を見た物は誰もいなかった。
・・・今日までね。」
ジョーイさんやジュンサーさんが15年も前の事をこれほどしっかり覚えているのかという疑問は持ってはいけない。
女性の年齢は永遠の謎なのだ。

突然の異常行動と、あまりにも謎めいた言葉の為、自体は公表される事は無かった。
一部のポケモン保安関係者と博士達だけに伝えられてきたのだ。
そして今、ロッソは言葉通りに再び現われたのだ。
全てのポケモンを解放するために。

「ところで、あなた。ロッソ博士のポケモンと何か話していたようだけど・・・?」
ジュンサーさんが鋭い目でミスティを見つめる。
それに習うように、ジョーイさんも不安そうな目で見つめる。
15年前に失踪した以降、誰も見る事がなかったロッソを知っている。
最初のジョーイさんの驚きの声もその為だったのだ。

159 名前:フリーザー[sage] 投稿日:2008/03/07(金) 21:40:49 O
(バサバサ)
突如フリーザーが現れた。

「ほっほっほ・・・私のレベルは53万です。・・・それでは失礼します。」

(バサバサ)

フリーザーは意味の分からない事を言い。そして飛び立っていった。


160 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/03/07(金) 22:10:40 0
>>158
「【予言の子は誕生した。予言の子が降り立ちし時、全てのポケモンを開放するために私は再び現れる】
この謎めいた言葉を残して、以降、ロッソ博士を見た物は誰もいなかった。・・・今日までね。 」

ジュンサーさんたちの話を聞き終えた私は、しばらく唖然としていた。
なんでそんなに詳し……ロッソさんがあのオーキド博士の助手だったなんて!
それに、あのポケモンも予言の子って言ってた…。
やっぱり、私のこと……なの?
【予言の子が降り立ちし時】
……私がミシロを旅立った今日がそのとき……。
偶然なんかじゃなくて、今日のこの日がまさに……。

トレーナーズスクールの授業時間ほどの間にいろんなことが起こり、
夢なんじゃないかという思いが何度も頭をよぎった。
しかし、私にはこんな高度な想像力はない。
それになにより、こころなしか胸が痛かった。


「ところで、あなた。ロッソ博士のポケモンと何か話していたようだけど・・・?」
ジュンサーさんの声にはっとし、意識をふたりに戻した。
私は、今日あったできごと全てをふたりに話した。
あのポケモンが言っていたこと、一人目の犠牲者と思われるクラウンさんのこと、
ロッソさんと初めてあった時のこと、そして、その時のロッソさんが、
なんだかとても悲しそうな瞳をしていたことを……。

>>159
「え……?」
なんだったんだろう今のは。ポケモン…?
とても不可解ではあったが、疲れていた心がなんだか癒された気がした。

161 名前:レン[sage] 投稿日:2008/03/08(土) 11:55:06 0


所変わって、102番道路。
アスファルトの両脇に草色のカーペットが広げられ、警官たちがあたりを封鎖している。
センターの周りには立ち入り禁止の帯が貼られ、そこから少しはなれ場所に野次馬が「なんだ。なんだ」といわんばかりに詰め掛けている。
「参ったな・・・」
野次馬が並んでいるほうをみると、入り口の部分には大人が数人並んで入れるぐらいの穴が開いてる。
あたりには窓ガラスが散乱し、ジョーイさんとかと呼ばれる白衣姿の人間はぼんやりと穴の開いたほうを見つめている。
穴のほうに目を凝らすと、液晶ディスプレイの首の部分はひしゃげ、タワー型のパソコンは上下さかさまになった状態で転がっているのが見えた。
カウンターの部分こそぶじだが、観葉植物とかソファーとかといったものには足跡がいくつもついてた。
これじゃあ、回復なんて無理だ。
傷薬を買いにフレンドリーショップに足を運ぼうとしたところ・・・

162 名前: ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/03/09(日) 21:29:55 0
>160
ミスティの話を聞きジュンサーさんとジョーイさんは顔を見合わせた。
半信半疑だった事が今、目の前で起こっているのだ。
ジュンサーさんは素早く携帯電話を取り出し、どこかに電話をする。

「あ、もしもし、コキトタウンのジュンサーです。
はい、特別事態1−5です。はい、お願いします・・・
・・・あ、どうも、オーキド博士。
はい。今ここに・・・。
ロッソ博士の連れていたネイティオに確かに言われた、と。
15歳くらいで名前をミスティ。アメタマをつれています。
はい。判りました。はい、そのように・・・。」

どうやらジュンサーさんはオーキド博士に電話をしているようだった。
全世界に配信されたロッソの宣言。
実際に被害にあったコキトタウンはパニック状態に近いが、遠く離れた町ではそれほど実感がわいていない。
だが、ポケモン研究者達はこの事態に備えていたようだ。
素早く連絡は行き届き、直接オーキド博士に報告する事ができた。

携帯電話をしまうと、ジュンサーさんはミスティの前に向きかえる。
「色々大変な目にあったわね。
でも・・・
ロッソ博士のネイティオがあなたに【予言の子】と言ったのよね。
だったらあなたはこれから事態の中心に巻き込まれていくわ。
望むと望むまいと・・・。
それでね、今オーキド博士と連絡が取れて、明日にはコキトタウンに来るそうよ。
博士と色々お話したほうがいいと思うし、今日はコキトホテルに泊まっていって?」
ミスティに向かい、にっこりと微笑んだ。

>161
コキトタウンとトウカイシティを繋ぐ102番道路。
ロッソの襲撃のあったコキトタウンの近くということもあり、その連絡はすぐに行き届く。
『コキトタウンでポケモントレーナーを狙ったテロが発生しました。
赤い服装をした大男には近寄らないでください。大変危険な人物です。
ポケモントレーナーはコキトホテルへ避難してください。』
広報車が避難を呼びかける。

ロッソ博士の犯行声明はコキトタウンを中心に波紋が広がるように全国へと広がってゆく。

163 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/03/09(日) 23:28:57 0
>>162
(あの鳥みたいなポケモン、ネイティオっていうんだ…。)

オーキド博士との電話をし終えたジュンサーさんは、
ふたたび私に目を向け、話し始めた。
「ロッソ博士のネイティオがあなたに【予言の子】と言ったのよね。
だったらあなたはこれから事態の中心に巻き込まれていくわ。
望むと望むまいと・・・。 」

私が事態の中心に…。
考えられない、実感が湧かない。でも、事実なんだよね。
これから私は、戦わなきゃいけない。
何が正しくて何が間違ってるのか、ちゃんと白黒つけなきゃ。
約束したんだもん。
必ず守ってみせるって……。

「…それでね、今オーキド博士と連絡が取れて、明日にはコトキタウンに来るそうよ。
博士と色々お話したほうがいいと思うし、今日はコトキホテルに泊まっていって?」
そう話を続け、ジュンサーさんはにっこりと微笑んだ。
あたりはいつのまにか薄暗くなっている。
服も汚れてしまったし、お腹も空いてきた。
文字通り宛てのない旅なので、ホテルを用意してもらえるのはかなり嬉しいことだった。
「はい!そうさせて頂きます!」

ジュンサーさんたちと別れた後、私は今までの惨劇をすっかり忘れ、
鼻歌でも歌いたいくらいの気持ちでチェックインした。
はじめての一人旅。ちょっぴり大人になったような気がする。
真っ白なベッド。広々としたお風呂に、ルームサービスのおいしそうなご馳走の写真。
窓からは町の光がきらきらと輝いていた。
「最高だね、アメタマ!」「ア、アー♪」
と、しばらく贅沢気分を満喫していた。

だが、異変が起こったのは真夜中のことだった…。

(…? なんだろう、これ…)
私はいつのまにか、蜃気楼のようなもやの中に立っていた。
(へんだな………あ!わかった。そうか、ここは夢の中なんだ!)
(でも気をつけなきゃ、夢だって気づいたらすぐに醒めちゃうもんね…)
できるだけ夢だと意識しないように、私はもやに身を任せた。
もやの先に、ゆらりと何かが映る。

(……!)
そこには、人間とポケモンたちの戦う姿が映し出されていた。
あるポケモンはライフルで撃ち殺され、ある人間は腹に穴をあけて倒れている。
みたことのない服装、建物であることから、未来世界であることがわかった。

あまりの悪夢に早く醒めてと願ったが、こういうときに限ってなかなか醒めない。
やっとのことで目を覚ますと、まだ外は暗くシンとしており、アメタマも眠っていた。
「…なんであんな夢を………」
心臓が高鳴り、体全体が小さく震えている。
嫌な気分が残ったまま、私はもう一度ベッドにもぐりこんだ。

164 名前:レン[] 投稿日:2008/03/10(月) 07:23:25 0
>>162
ワゴン車が脇を通り過ぎた。
ワゴン車の正面と側面にはスピーカーがつけられている。
―テロか。
ボールから光がもれ、人の形を取った。
先端が尖がった黒髪に切れ長の瞳。
白のシャツに黒のレザージャケットと紺のジーンズ。
ジャケットからのぞく白い手は雪のような白さ。
なんだこいつは?そういわんばかりに道行く人たちが覗いている。
中には見とれてる人もいたが・・・まあ、多分、これは気のせいだ。
「ああ、つい先ほど、センターが破壊された。ロッソとかというものがやったらしい」
ジュンサーと少女が話しているのも耳にした。
あえてボールにしまうようなことはせず、フレンドリーショップの中に足を運んだ。
「お客様、申し訳ありません。ただいま、傷薬は切れておりまして」
足を運ぶなり、店員が出てきた。
深々と頭を下げている。
仕事の都合でこういうことをしているのだろうが、申し訳なさそうなことがつたわってくる。
くるりと背を向け、店の外へと歩き出した。
相変わらず広報車が走り回っている。
空はオレンジいろに染まり、端のほうは青色に染まりつつあった。
急に外気に触れたのか、ノーンが震えてる。
自分の上着を脱ぎ、体の上にはおった。


165 名前: ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/03/10(月) 22:26:46 0
ミスティが目覚めると、ホテルが騒がしい事に気づく。
コトキホテルには周辺のポケモントレーナー達が集められていたのだ。
ロッソとの不意の遭遇を防ぐため、ホテルを避難保護場所に指定。
ホテルの周囲は警備隊が並び、まさに厳戒態勢がとられていた。

そしてその日の昼に、ニュースが飛び込んでくる。
カナズミシティがロッソの襲撃にあったというのだ。
ロッソは雷鳴と共に現れ、ジムリーダーや警備隊に重傷を負わせ、ポケモン関連施設を破壊していった。
そのニュースが広がるや否や、ホテルにいたポケモントレーナーの3割がポケモンを野性に戻し、家に帰っていった。
コキトタウンとは規模の違うカナズミシティに壊滅を受け、ロッソへの恐怖は最大限に高まった結果だった。

その日の夕方、ミスティはジュンサーさんに呼ばれホテルの一室に来ていた。
豪華な絨毯が敷かれ、重厚なテーブルが並ぶ会議室にその人はいた。
「やあ、はじめまして。
待たせてすまなかったね。ロッソ博士の動きがこちらの想像以上に早くてねえ。」
そういって出迎えたのは、誰あろうオーキド博士だった。
ロッソ博士によるカナズミシティ襲撃にを受け、対策会議に出ていたことを明かす。
昨日の犯行声明から開けて一日。
実際に被害を受けたコキトタウンから離れたカナズミシティでは殆ど警戒されていなかった。
しかし、今回の襲撃で全世界的にその危機感は広がり、急遽対策会議が開かれたのだ。
そして各地のジムリーダーや四天王が集い、ロッソ討伐隊を組織する動きがあるということも。

「ポケモン協会の対応の速さは頼もしいが、私たちは既に15年前からその手の会議を繰り返してきたのじゃ。
残念じゃが・・・力づくではロッソは止められん。
ミスティ君・・・君は彼に【予言の子】と言われたのじゃな?
とすると、彼を止める鍵になることは間違いない。
ぜひとも協力して欲しいし、その為に知りたい事があれば教えよう。
ポケモンと人類の未来のために・・・たのめんかの?」

166 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/03/12(水) 23:32:54 0
>>165
ロビーのテレビに、襲撃されたカナズミシティの惨状が映し出された。
カナズミシティといえば、トレーナーズスクールや
商品開発に優れていることで有名なデボンコーポレーションもある、いわば先進都市だ。
そんな大きな町が今、人々の混乱と絶望で満ちあふれている。

それを受けて、ホテルから出て行く人がひとり、またひとり。
あの人たちは、あのポケモンたちは、本当にあれでいいのだろうか……。


今日の私は、まるでコダックのようにぼーっとしていた。
静かな部屋のベッドの上でゴロゴロしている私の耳に入ってくるのは、
微かに聞こえるさざ波の音、アメタマが浴槽でこうそくいどうを練習している音、
廊下で泣き言を言っている人たちの声、そして……。

ーートントン



ジュンサーさんに連れられ、私は会議室へと足を運ぶ。
扉の先にいたのは、テレビで何度も目にしたあのオーキド博士だった。
「本物だ……」
昨日からわかっていたことなのに、いざ会うとやっぱり緊張してしまう。

「やあ、はじめまして。待たせてすまなかったね。」


オーキド博士はこれまでの出来事を語られた。
いまや全国各地に危機感がひろがり、ついには四天王までもが
討伐隊という形でロッソさんに挑もうとしているらしい。
「残念じゃが・・・力づくではロッソは止められん。
ミスティ君・・・君は彼に【予言の子】と言われたのじゃな?
とすると、彼を止める鍵になることは間違いない。
ぜひとも協力して欲しいし、その為に知りたい事があれば教えよう。
ポケモンと人類の未来のために・・・たのめんかの?」

そういえば今朝、夢を見たんだっけ。未来世界の地獄絵図……。
私が予言の子ということは、今日見た夢は一種のみらいよちだったのかも知れない。
ポケモンと人類の未来。もしもそれを、私の手で変えることができるのなら。

「もちろんです!博士、ぜひ協力させてください!」

これはきっと、私の宿命だから……。

167 名前:レン[] 投稿日:2008/03/14(金) 05:48:46 0
>>166
ホテルの正門にはジュンサーさんが数人。
ベルトの左にはモンスターボールが6つ。
ロッツという奴のために用意しているのだろうが、おそらく役にはたたまい。
遭遇すればほぼ確実に手持ちのポケモンを奪われるからだ。
銃とかがあれば話は別かもしれないが・・・

―外はどうだ?

背後に銀髪の少年が立ってる。ノーンだ。

「相変わらずだよ。ジュンサーさんが警備してる」

息を吐き、肩をおろした。これじゃあ、外に出たくても出れない。
鳥ポケモンがいれば別だが、手持ちにはいない。

―出るぞ。

ノーンの足が窓枠の上に乗っている。両手は窓枠のところにあり、いつでもOKと行った感じだ。

「って―」

外にはジュンサーさんがいるという暇もなく、窓枠から外へ出て行ってしまった。桟のところに土がこびりついている。靴を履いているせいだ。

下の方からジュンサーさんの声が聞こえてきた。
厳戒態勢の途中です。奪われたらどうするのですか。
とか口々に言ってる。ノーンはそんなことお構いなしに進んでる。
相変わらずマイペースなやつだ。そう一人ごちると、自分もノーンと同じように窓枠に手をかけ、足を乗せ、踏み切った。
風で上着が舞い上がり、髪が上へ上へとなびいているのが分かる。でも、すぐにその感覚もやみ、足の裏から衝撃が伝わってきた。


168 名前: ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/03/14(金) 22:58:19 0
>166
決意に満ちたミスティの返事を聞き、オーキド博士は複雑な表情を浮かべる。
引き受けてもらえた安堵。
ミスティに託さなければいけないという申し訳なさ。
その二つの入り混じった表情だ。

考えてみれば無茶な話である。
ロッソはコトキタウン、カナズミシティと壊滅させている。
その力は尋常ではない。
そのロッソにまだ15歳の旅に出たばかりの少女を相対させなければいけないのだから。

オーキド博士は大きく息を吐き、訥々と話しはじめた。
「昔、ロッソはわしの助手じゃった。
優秀なだけではなく、とても心優しい青年でな。
ポケモンとトレーナーの信頼関係を何よりも大事にしておったんじゃ。」
オーキド博士とロッソは共に研究のため珍しいポケモンを探したり、生態を調べていた。
そんな日々が何年も続いたが、徐々にロッソに変調が現れて来たのだ。
「しかしロッソは優しすぎたのじゃ。
ポケモンバトルは本来トレーナーとポケモンの信頼関係によって成り立つものじゃ。
相手のポケモンとの強さの比較ではなく、信頼関係を深めるためなのじゃが・・・
ロッソはそう思えなかったのじゃろう。
何がそうさせたかはわからぬが、ロッソは15年前、謎の言葉を残して失踪した。
そして今、15年前の言葉通り、また現われた。」

都市を壊滅させ、トレーナーに怪我を負わすほどの力を身につけて、だ。

そして話はカナズミシティ壊滅の話へと流れていく。
報告によれば、協力者はおらず、ロッソ一人でカナズミシティを壊滅させたという事。
たとえ四天王であってもそんな事はできはしない。
いや、もはやバトルの概念が違うから、四天王やジムリーダーが戦いを挑んでも勝てはしないだろう。
そういい、ミスティに改めて尋ねる。
「だからこそ、知りたいのじゃ。
奴の残した謎の言葉・・・予言の子について。
何か思い当たる節や、変った事などないかの?」


>167
コトキホテルの窓から飛び出したノーンとレン。
着地した瞬間、真横に何かが降ってきた。
「ちょ、兄ちゃん、逃げるのなら見つからないようにしてくれよ!」
年の頃10代後半の少年。
強気そうな吊目が特徴だった。
レンが飛び出た窓の下の階の窓から飛び降りてきたのだ。

「俺はグリン。ほら、行こうぜ。ジュンサーさんに【保護】されちまう。
お前も一緒なんだろ?
守られているほどやわじゃねえ。
ロッソとか言うおっさんを殴り倒しによ!」
グリンもレンと同じく、コトキホテルに来ていたが、保護という事実上の軟禁に我慢できなくなっていたのだ。
ポケモンマスターを目指し、自分の強さにも自身がある。
だからこそ、我慢できないのだ。
自分自身の町を破壊するロッソを倒すために、飛び出してきたのだ。
レンに来るように腕を回し、走り始めた。

169 名前:レン[] 投稿日:2008/03/15(土) 09:09:41 0
>>168
足の裏がびりびりする。
一方のノーンはというとジュンサーたちの目を見つめてる。
その目は淡い紫色の光っていて―
催眠術でもかけるつもりなのかと思ったら、自分の背後から人の降りる音が聞こえてきた。
ノーンの目の色が元に戻ると同時に振り向くと、とんがった目の少年が立ってる。
―ああ、それもそうだな。
ノーンが珍しく他の人の言うことを聞いている。
こりゃ、雨でも振るかなと思ったら、次の瞬間には走り出した。
自分だけ伝っているわけにも行かない。
「GPSの親機です。ロッツと遭遇したら知らせます」
無線機みたいなものをジュンサーさんに放り投げ、地面を蹴った。
ノーンのすぐ後ろにはグリンという少年。そこから少しはなれたところに俺がいる。
ジュンサーさんは目をまん丸に見開き、あっけに取られていたが、すぐに追いかけてきた。
小さかったジュンサーさんがだんだんと大きくなっていき、目は血走っている。
挙句の果てには土気煙まであがってる。
こりゃ、やばいかも。
追いつかれたら、せっかくの脱走がパーだ。
俺は俺でできるだけ早く走ることにした。

170 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/03/16(日) 20:22:21 0
>>168
私が決意を確かにすると、オーキド博士は複雑な表情を浮かべ、考え込んでしまった。
やっぱり私じゃ心配なのかなあ…。
それもそうだ、だって私は、まだバトルもしたことのない超新米トレーナーなんだから。

やがて博士は大きく息を吐き、語り始めた。
ロッソさんは昔オーキド博士の助手で、心優しい青年であったこと。
しかし優しすぎたために、ポケモントレーナーというものに嫌悪感を抱き、
謎の言葉を残し失踪、そしてこのような事件を起こす力をつけ舞い戻ってきたこと。
カナズミシティの襲撃時には、誰一人協力者はなくロッソさん一人であったこと。
そのロッソさんに四天王が束になって挑んでも、太刀打ちできないであろうことを。

>「だからこそ、知りたいのじゃ。
>奴の残した謎の言葉・・・予言の子について。
>何か思い当たる節や、変った事などないかの?」
その言葉に私は俯き、黙り込む。
…やっぱり、言うべきなのかな。今朝のあの夢……。

予言の子として誕生したミスティが、15年の時を経て、その能力に気づいた。
そういうことなのだろうか。…本当に?
あのネイティオっていうのがエスパーポケモンなら、みらいよちを使えるかも知れない。
それに今日の朝、突然あんな夢を見たんだ。ネイティオの影響っていう可能性は十分にある。
……いや、もしかしたら、ネイティオと接触したことで私の予知能力が目覚めたのかも…。
とりあえず、話しておこう。なにかの手がかりになるかもしれない。

「…実は今朝、夢を見たんです。
未来世界の人間とポケモンたちが、戦っている夢でした…。
私が見る夢にしてはかなり恐かったし、未来のことというのもあるので、
もしかしたら、『予言の子』というのに関係があるかもしれません。
思い当たることは、それぐらいしか……。」

171 名前: ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/03/17(月) 22:25:49 0
>169
走って逃げるグリンが後ろを振り向いて驚いた。
レンがジュンサーさんにGPSの親機を渡し、連絡すると叫んでいる。
当然その分逃走速度が遅くなるわけで・・・
ジュンサーさんが鬼気迫る勢いで追いかけてきているのだ。
「ああ、もうなにやってんだよ!ドガース!イトマル!」
グリンが逃げながらモンスターボールを投げる。
現れたドガースが煙幕を張り、イトマルが煙幕のに紛れさせて糸を吐く。
二重の足止めを施し、ジュンサーさんの追撃を巻く事に成功したのだった。

コトキタウンから出た茂みの中で、三人は息を切らせて座り込んでいた。
「あー・・・流石に疲れたな。
さて、昨日コトキタウンで今日カナズミシティ・・・
次に奴が現れるのは・・・どこだ?」
地図を開きながらうなるグリン。
どうやらグリンはロッソを倒すつもりで出たが、当てはないようだった。


>170
ミスティから夢の話を聞き、オーキド博士は考え込んでいた。
「うーむ、ネイティオの未来予知がが影響を与えたのじゃろうか・・・
ミスティ君が【予言の子】であるが故に?
いずれにしろ、この状況でその夢を見たということは無関係ではあるまい・・・。」
深く考え込むオーキド博士。
トレーナーとポケモンの信頼関係を研究してきたオーキド博士にとって、ポケモンと人間が殺しあうという未来は夢であっても強い衝撃を与えた。
しかもそれが未来予知に基づいた夢であるという可能性が高いのであれば尚更である。

「もしその夢が予知夢だとすると・・・ロッソは一体・・・?」
人とポケモンが戦う未来。
そしてロッソはポケモンを開放するために町を壊滅させている。
未来と現在を繋ぐ、ロッソの目的とは・・・?
考えあぐねたオーキド博士はミスティの意見を促すように目配せをした。

172 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/03/18(火) 00:22:43 0
>>171
>「もしその夢が予知夢だとすると・・・ロッソは一体・・・?」
そうつぶやき、理解に苦しんでいる様子の博士は私に目で問いかけた。

ロッソさんはポケモンにとても優しかった…。

「私が、思うには……。」
言いかけて尻込む。私の憶測は適当すぎる気がした。
なぜなら、それはあまりにも大規模でSFじみていたからだ。
でも、今ロッソさんがしていることは、それに繋がる可能性がある…。

「…もし、このままこんなことが起き続けて
ポケモンと人間の信頼関係が完全に断たれてしまったら、
人間は生きていけなくなるんじゃないかと思うんです……。

この世界を創りだしたのはポケモンだと、聞いた事があります。
現に炎、電気、氷、海、雨、陽、空、宇宙、時間、空間、霊界までもを
ポケモンが司っているらしいし…。
人間はその世界の中で、ポケモンの協力のおかげで生かされている。
ポケモンセンターの自家発電にピカチュウの電力が使われていたり、
ポケモンたちのひでんわざなしでは町の移動ができないことからしても、
人間はポケモンに頼り切って生活しています。
その人間たちがポケモンに信頼されなくなっちゃったら、
どうなるんでしょう…。

ジムバッジはポケモンを懐かせるためのものだけど、
肝心のポケモンを逃がしちゃったら、まったく意味がありません。
それに今回の事件で、トレーナーに逃がされたポケモンたちは
今まで大事に育てられていた親に急に野に放たれて、混乱しているんじゃないかと思います。
もしかしたらそのことを憎んで、復讐してくるポケモンも出てくるかもしれません。

どちらにしろ、どんな武器を持っていようが、ポケモンには勝てない気がします。
そうして人類が滅亡すれば、野生ポケモンだけの平和な世界になる。
食物連鎖や生態系も、何者にも干渉されずにバランスを保ったまま。
ロッソさんは、そんな世界にしたいと思っておられるんじゃないでしょうか…。
…あ、これはあくまで私の妄想なので、参考程度にお願いします……!」

最後に言い訳を付け加え、一息ついた。
言い終わったあとは、なんだかとても気分が悪かった。
やっぱり、私たち人間はポケモンを"利用"しているだけなのだろうか…。

173 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/03/22(土) 19:00:09 0
pokemoso

174 名前: ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/03/22(土) 22:11:12 0
>172
ミスティの話を聞いていたオーキド博士の目が驚きに見開かれた。
半生をかけて研究してきたポケモンについて、目の前の少女がその答えの片鱗を話しているのだから。
そしてそれは遠い昔にも繰り返された言葉でもあった。
それを思い出し、オーキド博士の頬が緩む。
「うむ・・・素晴らしい。
旅を始めたばかりとはとても思えぬの。
我々人間の生活にポケモンは欠かせぬものとなっておる。
世界そのものを司っているといっていいじゃろう。
ミスティ君のいう通りじゃ!」
その意見の鋭さに驚き、感心するオーキド博士。
ポケモン談義ならばそれで終わる話なのだが、今はそれだけで終われない。
その先があるのだから。

「ロッソはポケモンと人間の間に溝を作り、戦わせようと・・・か。
それがミスティ君の見た夢に繋がるのかも知れんな。
ポケモンと人間が戦い、人類を滅亡させる・・・
それも恐ろしいが、そもそもポケモンと人間が戦う事などあってはならんのじゃ!」
力強く拳を握り締め、ミスティを見つめ、言葉を続ける。
「じゃが一つ思い違いをしておるぞ?
ジムバッジはポケモンを懐かせる為のものではないのじゃ。
あれは・・・」
「オーキド博士!大変です!」
突然部屋の扉が開き、ジュンサーさんが入ってきてオーキド博士の台詞は途切れてしまった。
息を切らしながらジュンサーさんが驚くべき事を告げる。
「ロッソ博士が現れました!アクア団のアジトを壊滅させ、負傷者が多数でているようです!」
その知らせに、オーキド博士は立ち上がる。
すぐに対策会議が開かれる事になるだろうからだ。

「ミスティ君、残念じゃが今日はここまでじゃ。
恐らく力ではロッソには勝てない。
鍵を握るのは【予言の子】である君なのじゃ。
力以外で、ロッソを止めるためにも・・・君はもう一度ロッソの前に立たねばならん。
ロッソの居場所が特定できたらすぐに教えるからの!」
早口でまくし立てると、オーキド博士は走っていった。

175 名前:レン[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 05:06:10 0
ちょっと体調が悪化してます。下手したら乳井するかもしれません。
居ない間は自分抜きで進めてほしいです。

(by 中の人)

176 名前:レッド[] 投稿日:2008/04/01(火) 05:13:19 0
・・・。

177 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/04/02(水) 20:12:26 0
>>175
「あ……えっと………。はい………」
いきなりのオーキド博士の熱血的な口ぶりに驚き、私はしばらく呆気にとられていた。
褒められるのは嬉しいけど、なんだか照れるなあ……。

>「じゃが一つ思い違いをしておるぞ?
>ジムバッジはポケモンを懐かせる為のものではないのじゃ。
>あれは・・・」
>「オーキド博士!大変です!」

突然ジュンサーさんが現れ、博士の言葉を遮った。
>「ロッソ博士が現れました!アクア団のアジトを壊滅させ、負傷者が多数でているようです!」

「……!」
アクア団を……?!アクア団って言ったら、海を広げようとしてるっていう
あの大きな団体だよね?それがこんなに簡単に……。
アクア団はわるだくみもしていたけど、マグマ団の野望を阻止する役割を果たしていた…。
これから、どうなっちゃうんだろう。このままじゃこの地球さえも…。

気づくと、オーキド博士はすでに出発の用意をしていた。
>「鍵を握るのは【予言の子】である君なのじゃ。
>力以外で、ロッソを止めるためにも・・・君はもう一度ロッソの前に立たねばならん。
>ロッソの居場所が特定できたらすぐに教えるからの!」
そう言い残すと、オーキド博士は足早に去っていった。

「……とりあえず、出発しよう………。」
現実逃避してしまいそうな私の、体だけが運命に従い歩き出した。
もう、後がないのだ。急がないと。急がないと…。
心配そうなアメタマを抱き、私は次の町へと向かうため
102番道路へと歩き出した。

178 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/04/02(水) 20:21:01 0
>>175
【それは大変ですね…。
 お大事になさってくださいね。】

>>176
「ん……?あ、あれはっ!」
もしかして、伝説のトレーナーの……?
でも、あの人は幽霊かもしれないって噂だし……。って、あれ?

もう一度そちらを見てみると、少年の姿はなかった。

179 名前:レン[sage] 投稿日:2008/04/04(金) 18:47:38 0
背後で何かがはじける音がした。
振り向くと赤と白のボールが二つに割れて、光が周囲を覆った。
突然の光に驚いたのか、ジュンサーさんは目元を覆ってる。
ドガースが黒い霧を噴出し、イトマルが糸を吐くのが見えた。
どうやら、念には念をということらしい。

すまない。
心の中で詫びを入れ、コトキタウンから離れたところにある茂みへと走っていった。

茂みの中にはポケモンの気配はない。
レンもあの少年も肩で息をしている。
僕も流石に疲れた。手を地面につき、あごを少し上げ、息を整えた。
心臓が早鐘を打ってる。水分を要求している。
水筒を口につけ、中の水を少しだけ飲んだ。
渇ききった体に水がしみこんでいくのが分かる。
少年はという地図を広げ、う〜んとうなり声を上げている。
ノーンは目をつぶりぶつぶつとなにやらつぶやいてる。
少年の意図はわかるが、ノーンの意図はよく分からない。
悩みが有るなら言えばいいのに・・・
ため息をつくと、携帯ラジオから音が聞こえてきた。
”ロッソ博士 アクア団襲撃!”
状況は分からない。でも、何が起こったかはつかめた。
「ノーン、グレン。マグマ団へ行くよ。多分、次はそこへ向かうはず」
語りかけると同時に立ち上がり、ポケナビの行き先をでこぼこ山道にセットした。


180 名前: ◆OSYOOWyZgM [sageレンさん名推理!] 投稿日:2008/04/04(金) 22:15:22 0
>177
ミスティが102番道路を歩き出してから数日。
運命と銘打たれた割にはロッソと出会うことはなかった。
アクア団のアジトを潰した後、ロッソの行方はぱたりと途絶えていたのだ。

しかしミスティはロッソに直接会わずともその影響をそこかしこで目の当たりにすることになる。
悔し涙を流しながらポケモンを放す幼い兄弟。
カナズミシティから搬送されてきたのだろうか?怪我をしたトレーナー達。
姿は見えなくとも皆恐れ、怯えていた。

そんな時、ミスティのポケモン図鑑にオーキド博士からメールが届いた。

『ロッソがマグマ団のアジトを襲う情報が入った。
ポケモン協会のジムリーダーや四天王はマグマ団と協力してロッソを迎え撃つ事になった。
至急マグマ団のアジトまで来て欲しい!』


#######################################

>174
数日後、レンとノーン、そしてグリンがでこぼこ山道に到着したとき、その活気に驚くだろう。
普段は危険なマグマ団のアジトが今や対ロッソ合同対策本部になっていたのだから。
レンが推理したように、アクア団の次はマグマ団を襲うとポケモン協会でも結論を出していたのだ。
各地のジムリーダーや四天王、アクア団の残党までいる。
それぞれ対立する勢力同士だが、今は一致団結している。

「こいつ!ロッソだ!皆!ロッソが着たぞ!」
どこかから叫び声がすると、全員がその声の元へと殺到する。
そこには確かに巨躯に赤い帽子、赤いコートを着たロッソが立っていた。

集まってくるジムリーダー達をぐるりと眺めると、厳かに口を開く。
「無知なる者どもよ!天罰を下してやる!」
両手を広げ宣言すると、ロッソの背後からドータクンが現れた。
その出現と共に空には急激に雷雲が渦巻き始める。
一方、ジムリーダーや四天王、マグマ団たちも一斉にモンスターボールを投げる。
だが、ロッソは既に戦闘準備を終えているのだ。
上空の雷雲からジバコイルが現われ・・・
「天 罰 覿 面!!!」
ロッソの声と共に無数の雷が地面へと落ちる。
雷を無効化するタイプのポケモンが並ぶが、そんなもの関係ない。
なぜならば、標的はポケモンではなくトレーナーなのだから!

なり続ける雷鳴。
迸る閃光。
爆発!

レンのすぐ隣に見雷は落ち、運悪くグリンは直撃し吹き飛んでいった。
ロッソの圧倒的な力がマグマ団を、ジムリーダーを、四天王を蹂躙していく!

181 名前:レン[sage] 投稿日:2008/04/04(金) 22:43:15 0
>>180
予想通りだ。
ロッソというやつが襲ってきやがった。
グリンの姿はない。雷で吹き飛ばされたらしい。
自分の真後ろ―がけの辺りだろうか―で横たわっていた。
頭部には雷によってできたと思われる跡が一つ。服は裂け、その裂け目からは赤い、漣を思わせるような文様が浮かび上がってる。
体は小刻みに震え、唇は紫色に染まり・・・ショック状態であることは間違いない。

できることなら手当てをしたいところだが・・・
ロッソ博士の背後にはドータクが一体。上空にシバコイルが浮遊してる。
残っている戦力は四天王とマグマ団の幹部と部下が数人。
ポケモンを所持しているのは間違いないが、おそらく役には立たない。
当然のことながら、ノーンも・・・

―忘れたか。我と汝は・・・
ああ分かってる。だから、このリングをつけてる。
お前がダメージを受ければ傷つく。同じように僕が傷つけばお前も傷つく。

さいみんじゅつ。ジバコイルの動きを封じて。あとはいつも通り。
そんな感じの指示を出すと、ノーンの目が上空に向けられ、紫色に光った。
腕がピリピリと痛い。
もしかしたら、また・・・
いや、今はそんなことを気にして入られない。
手ぢかにあった石ころをつかみ、背後に浮かんでいるドータクに向かって投げた。

石ころが日の光を反射し、きらきらと光ってる。
上へ上へと上昇し、しばらくたったころには下のほうへ。
石ころの真下には銅鐸に腕をつけたような感じの物体が浮かんでいる。

182 名前:レン[sage] 投稿日:2008/04/04(金) 22:49:59 0
>>178
1週間入院して見事復帰しました。



「手ぢかにあった石ころをつかみ、背後に浮かんでいるドータクに向かって投げた・・・」のところを以下のように訂正します。

ドータクがロッソ博士の背後に浮かんでる。
確か、あいつは催眠術が使えたはず。
ノーンが眠らされるか、自分たちが眠らされる可能性が高い。
受け取れるかどうか分からないけど、ハッカの実を何個かノーンに向かって放り投げた。

183 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage無事退院おめでとうございます。] 投稿日:2008/04/07(月) 22:37:56 0
>181
無数の落雷で討伐隊に壊滅的なダメージを与えた後、更に止めを刺さんと行動を開始していた。
四天王とマグマ団幹部達が一斉に攻撃をするが、それを一身に受け止めるネイティオ。
ダメージだけでなく、あらゆる状態異常を浴びせられ瀕死に見える・・・
が、それこそがネイティオの策だった。
サイコシフトで一身に受けた状態異常を四天王やマグマ団幹部のポケモンに移して動きを封じる。
そのポケモンたちの頭上を駆ける一閃が四天王やマグマ団幹部達を打ち払った。
ジバコイルの電磁砲が炸裂したのだ。
放電が落雷に強化されたように、雷雲を頭上に電磁場が広がる中で強化された電磁砲である。
残っていた数人をまとめて薙ぎ払う威力があるのだ。
黒焦げになって吹っ飛ぶ四天王やマグマ団幹部達。

しかし、ここで誤算があった。
それがレンとノーンの存在である。
マグマ団幹部や四天王に比べればレンは一般のトレーナー。
最初の無差別落雷で攻撃をしたものの、本来ロッソの眼中にない。
ジバコイルは特殊防御が高いポケモンではあるが、全く警戒していないところからのさいみんじゅつに抵抗する術はなかった。
上空で動きを止めるジバコイル。
それにいち早く気付いたのはドータクンだった。

意外な反撃に対応するために、ドータクンもさいみんじゅつを放ち紫色に光る。
何ゆえさいみんじゅつであり、他の攻撃手段ではないのか?
なぜならばロッソにとってポケモンは攻撃対象ではない。
極力ポケモンは傷つけずにその操り手を攻撃するのだから。

ジバコイル、ネイティオ、ドータクンが戦っている間、ロッソは一歩も動いていなかった。
落雷と電磁砲で吹き飛ばされた討伐隊を厳かに見下ろしながら何かを唱えている。
この戦いの中で耳を澄ますことができるのであれば、それが念仏だという事がわかるだろう。

184 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/04/08(火) 16:51:27 0
>>180-183
102番道路も、コトキタウンとさして変わらない情景であった。
ここ数日歩き続けているが、一向にロッソさんの姿は見えない。
ただ、人々の嘆く声が風に流されてゆくだけ…。
「はぁ……お腹空いたなあ……」
今の自分の立ち位置を忘れ欲望にくじけそうになっていた時、
ポケモン図鑑からピピピ…と着信音がなった。


私は足早にアジトへと向かう。
そっか、非常事態だもんね。マグマ団もそこまで極悪じゃないよね。
あのマグマ団が一緒ならなんとかなるかも……、そう思っていた。
だが、目の前に広がったのは、血を流し這いつくばる人々。
その中には、マグマ団や四天王と見られる人たちも多く混ざっていた。
「だいじょ……」
いい加減学習しなきゃ。どうみても大丈夫じゃない。

中心にはやはり、あの人が立っていた。
もうほとんど全てのトレーナーを倒している。
次の行動を起こすためにまたどこかへ去っていくかも知れない。
どうすればいいの?私になにができるっていうの…?
俯いた私の耳に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
なんと言っているかはわからない。が、どうやらお念仏のようだ。

「…ぐっ……」
うめきをあげたときにはもう、遅かった。
私はその場でガクンと倒れ、意識を手放した。



わからない。私は誰?なぜここにいるの?
いや……わかってる。私はミスティ。やらなければいけないことがあるんだ。
やっと目が覚めた……本当の私。
私は、赤いコートに身を包んだその人のもとへと歩み寄った。

「…ロッソ様。お一人では大変でしょう。
あなたの望む未来のために、この身を尽くさせて頂きます」

185 名前: ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/04/08(火) 17:07:25 0
もしかしたらレンさんが見ておられないかも知れないので、
一応載せておきます(避難所です)。
http://yy62.60.kg/pokemon/
退院おめでとうございました!

186 名前:レン[sage] 投稿日:2008/04/09(水) 02:13:20 0
>>183
>>183

―サンキュ
ジバコイルが動きを止めた。同時にノーンの手が広げられ、ハッカの実が2・3個吸い込まれる。
その隙を突くようにドータクが紫色に光り始め、ノーンの体が少しだけ傾いた。
そのせいかしらないけど、目の前がぼやけ始めた。
まぶたが重い。
どこでもいいから寝たい。
体を斜面に預けようとしたところでハッカの実を食べる音が聞こえてきた。
それと同時に目が覚めた。
視界が鮮明になり、脳がせわしなく動き始めた。
ノーンの体が紫色の光っているのが見える。
少し後ろに居るので表情まではうかがい知ることができないが、瞳が紫色になっているのは明らかだ。

!?。
突然、ノーンの体から光が消えた。
かすかだけど声が聞こえてくる。
大変でしょうとか。お供しますとか。
どこから聞こえてくるかは分からない。
でも、これだけはいえた。
すごく不利。
下手すると、一人で二人の相手をしないといけないかもしれない。

ノーンに撤退することを告げるが、一歩も動こうとしない。
微動だにせず、ドータクを見つめている。
ノーンの腕をつかみ、意地でも連れて行こうかと思ったがやめた。
隙を突いて攻撃される可能性もあるし、ロッソ博士が無理やり連れて行く光景を見て激怒する可能性がある。
奥歯をかみ締め、GPSのボタンを押した。


187 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/04/09(水) 21:45:48 0
>184>186
落雷による爆発。
渦巻く炎に立ち上る黒煙。
それらはドータクンの呼び寄せた雷雨が血と共に流していく。
そこかしこで上がるうめき声と共にかき消されていった。

今この場に立っているのは僅か二人。
ロッソ和尚とレン。
ジバコイルはノーンのさいみんじゅつで眠り、ネイティオも状態異常こそないがダメージは大きい。
動けるポケモンはそれぞれノーンとドータクン。
双方微動だにせず睨みあう中、それは現われた。

【予言の子】ミスティ。
ノーンには見えただろう。
ロッソの身体から溢れる湯気のように立ち上る紫のオーラが。
そのオーラが念仏と共に触手のように伸びてミスティを絡め取る様が。

ミスティは一瞬倒れたが、すぐに起き上がりロッソの元へと歩み寄る。
現われたときからは全く違う雰囲気特徴で口を開いた。
>「…ロッソ様。お一人では大変でしょう。
>あなたの望む未来のために、この身を尽くさせて頂きます」
「く・・・くっはっはっはっは!予言の子はこちら側に倒れた!
もはや止める者はいない!!」
その場の空気が震えるがごとき笑いと共にロッソは勝利宣言をする。
終焉からの使者は、今その分岐を獲得したのだ。

ここにいたりてようやくロッソはノーンとレンの方向へと向きかえる。
「予言の子の選択はなされた!
人とポケモンがその絆を永遠に別つ時が来たのだ!
そこな少年よ!君のポケモンを解放し去れ!そしてオーキド博士に伝えるがよい!
私 の 勝 ち だ ! とな!」
ロッソから発せられる紫のオーラは留まる事を知らず、辺りを覆いつくそうとしている。
まるで意思を持つかのように、ノーンを取り込もうとその範囲を広げていく。

188 名前:レン[sage] 投稿日:2008/04/10(木) 00:27:32 0
聞こえたきたのは不愉快な笑い声。
どういうわけか知らないが例の少女がロッソ和尚と一緒にいる。
この少女は予言の子で鍵を握るらしい。
ポケモンとの絆がなくなる。
一緒にいられなくなる。
それだけはいや。
ずっと一緒にいたい。
首を左右に勢いよく振った。
「絶対に絆は壊させない。ノーンが一緒に居たくないといわない限り!」
ロッソ和尚をにらみつけようとしたが、ふと、思った。
ノーンは自分と一緒にいたいのだろうか。
一緒にいて楽しいのだろうか。それとも辛いのだろうか。
どちらかというと振り回されてばかりでよく分からない。
ノーンと僕がはめている銀の腕輪もノーンにとっては重みかもしれない。
はずしたほうがいい?
ロッソ和尚の言うとおり開放したほうがいい?
ノーンに視線を向けた。
でも、ノーンがその視線に気づくことはない。
相変わらずドータクをにらみつけてる。

そこまで嫌いなの?僕と一緒にいることが重みなの?
目頭が自然と熱くなり、雫が一つ二つ赤茶色の地面に落ちた。
でも、その雫は先ほどから降り続いている雨によって流され、頬を伝った涙の跡も掻き消えてしまった。

189 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/04/12(土) 00:16:42 0
>>187-188
>「予言の子の選択はなされた!
>人とポケモンがその絆を永遠に別つ時が来たのだ!
>そこの少年よ!君のポケモンを解放し去れ!そしてオーキド博士に伝えるがよい!
> 私 の 勝 ち だ ! とな!」
そう、勝利者はあなた。
もう誰も、あなたに刃向かいはしない…。


>「絶対に絆は壊させない。ノーンが一緒に居たくないといわない限り!」

意外にも返ってきたのは、自信と決意に満ちた声だった。
だがすぐに男の表情が曇りはじめる。
どうやら自分のポケモンを信じられないようだ。
「…絆? そんなものが、ポケモンと人間の間にあるわけないでしょう?
あなたはそうやって、ポケモンを縛り付けているんです。
いい加減にわかりなさい。可哀想なのは、ポケモンなんだと……」

「アッアー!」
ボールからアメタマが飛びだし、私の言葉を遮った。
「どうしたのアメタマ。雨降りなのに不機嫌だなんて珍しいね」
ちょうどいい。アメタマの大好きなこの雨の中、自然に帰してあげよう。
「さ、アメタマ。今日はいいお天気だよ。お散歩でもしておいで」
「ア……。ア、アァッ!」

全身に、水のような強い衝撃。
野生のアメタマでは覚えているはずのない技、「みずのはどう」だ。
瞬間、幼少時の記憶が走馬灯のように流れだした。

アメタマは、母に捕まえられて家にやってきた。
レベルが高いわけでもないのに、まったく懐かない。
アメタマがやってきてからは、毎日家の中が水浸しだった。
町で一番ポケモンに詳しかったレクサスさんに訊ねてみると、
アメタマは他のトレーナーに捨てられたらしかった。

人間不信のアメタマと打ち解け合えたのは、
ちょうど今日のような、土砂降りの雨の日だった。
あの日も、こんな風に不機嫌なアメタマから、みずのはどうを見舞わされて…。

「あ……アメタマ……」
そう、そうだ。ボールのせいなんかじゃない。
私とアメタマには、ちゃんと『絆』が……。
「アメタ…………うぅっ!」
再び、"自分"を押し込められる。
紫色のオーラが、さらに強く私を締め付けていた。
(嫌だ……私がやるべきことは、こんなことじゃないのに……!)

「…違うよアメタマ。あのボールに向かって……。みずのはどう!」
いまにも泣き出してしまいそうな表情を浮かべ、
アメタマはレンのボールへと攻撃を放った。

190 名前:レン[sage] 投稿日:2008/04/12(土) 01:18:07 0
「そうだね。あなたの言うとおりだ。銀の腕輪で縛り付けてる。ボールなどという生半可な方法ではなく、この腕輪の力で」
腕輪に手をかけた。
なぜかしらないけど、指が震えてる。
また、独りぼっちになってしまうのがすごく怖い。


「仕事に行ってくるわね」
薄暗い部屋の中で2・3ぐらいの男の子が20代後半の女性を見上げてる。
女性の手には銀のショルダーバック。
すこしぼやけた感じのする茶のテーラードジャケットに同色のパンツ。
茶色の靴がパンツのすそから覗いてる。
「いってらっしゃい」
熊のぬいぐるみを片方の手に持ち、空いたほうの手でひらひらと手を振った。
女性も同じように手を振り、ドアが開いた。
外気が部屋の中に入ってくる。暗がりの玄関に光が入ってきて、すこしだけそまった。
でも、それはすぐになくなり、元の薄暗い部屋。
「さみしい・・・」
くまのぬいぐるみが胸のところで抱きしめられている。
部屋には子供が一人。時計の針がちくたくと音を立て、時を刻んでいた。


バシャン!
腰の辺りに衝撃を感じた。
腰のほうを見ると、ボールのところどころにひびが入っていた。
靴紐やズボンは水でぬれ、自分とアメタマの間には一直線に線が引かれてる。
「だから、ボールを壊しても無駄。この支配から逃れることはできない。ノーンが嫌だといわない限りね」
沈んだ気持ちのまま、目の前に居る少女に告げた。


191 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/04/14(月) 21:51:10 0
>189>190
「惑わされてはいかぁああん!!!」
突如として響く叫び声。
それはレンとミスティの頭上から響いていた。

見上げればジョーイさんの操縦するヘリコプターからオーキド博士が飛び降りてきていた!

オーキド博士はロッソ和尚とミスティの間に着地。
その衝撃にあたりに立ち込めていた紫色のオーラは散り、ミスティはノーンの正面に吹き飛ばされる。
「正体を現せ!ロッソから離れるのじゃ!」
ロッソの指を突きつけるオーキド博士。
それを見たロッソは首を振りながら溜息をつく。
「邪魔をされては困りますな。あなたは本来舞台に上がっていい人ではない。
大人しく見ていてもらいましょう。」
ロッソの背後に佇んでいたドータクンがその言葉を受け、真っ二つに割れた!
ドータクンはまさに銅鐸そのもので、中は空洞になっていた。
左右に割れたドータクンはそのまま移動し、オーキド博士を挟むように位置した。
狙いは勿論、オーキド博士を閉じ込める事。
徐々に左右のドータクンの距離が縮まっていく。

「おのれー!ミスティ君!レン君!
ジムバッジはポケモンを懐かせる道具ではない!
共通の言葉を持たないポケモンと心で対話できるという証なのじゃ!
ジムリーダーとの戦いを通してその絆の強さを・・・・」
オーキド博士の台詞は最後まで綴られる事はなかった。
それより前にドータクンは元通りにくっついて、その体内にオーキド博士を閉じ込めてしまったのだから。

「ふん、余計な事を!
まあいい。見よ!この姿を見てもまだ絆などと言えるか!」
閉じ込めたオーキド博士を横目で見ながら、ミスティとレンに言い放つ。
そしてそこに現われたものは・・・
ロッソ和尚の首にかけられた大きな数珠から紫のオーラが色濃く立ち上る。
やがてそれは一つの形をとり、姿を現した。

体長が10m以上にもなろうかという【ミカルゲ】だった。
通常のものの10倍以上!
ロッソの首にかけられた数珠は封印石だったのだ。

「見よ!私がポケモン寺に入り15年間供養を続けてきたがそれでも大きくなる事は止められなかった!
このミカルゲは日々戦わされていたポケモンの恨みや苦痛の集合体なのだ!
このまま大きくなればやがて世界を覆いつくすだろう!
その結果どうなるか!予言の子よ、お前は見たはずだ!
今ここで人とポケモンの絆を断たねばならんのだ!」
言葉を発しながら一歩、また一歩とロッソ和尚はミスティとレンに迫っていく!



192 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/04/15(火) 00:05:01 0
「どうして絆を断とうとするの?この炎を鎮めたいから?」
ロッソ博士の背後で丸い炎が浮かんでいる。
高さは2階建てのアパートとほぼ同じぐらい。ミカルゲという名前のポケモンらしい。
炎の色は紫色。
それがゆらゆらとろうそくの炎のようにゆれている。
口元は口裂け女のようにさけ、鋭くとんがった瞳はものすごく冷たい雰囲気を漂わせている。
でも、その瞳はどこか悲しそうに見えた。
絆がなくなってしまえば、ロッソ和尚とミカルゲの絆もなくなってしまうのだろうか。
目的を達成した瞬間、ロッソ和尚もミカルゲを手放すのだろうかと思った。
ノーンが吹き飛ばされたミスティを受け止めているのがいるのが視界の端に見えたけど、そんなことはどうでもよかった。
「そんなにポケモンのことが大切?離れて寂しいという思いはどうなるの?トレーナーの気持ちは置き去りにしたまま?」
突然、銀の腕輪にひびが入った。
―お前も結局一緒か。他の奴らと同じなんだな。自分のことしか考えてない。
ノーンの声が聞こえてくる。
―痛みを背負うというから期待していたのに、見損なったよ。
ノーンの腕にはめられている腕輪にも同じようにひびが入り、赤茶けた地面にチリンという音を立てて落下した。
ノーンはミスティから離れ、ミカルゲの前に進んでいく。
―お前も俺と同じなんだな。同じように苦しい思いをしたんだな。
ノーンの手がミカルゲのほほの部分に触れた。
ちりちりという焼け焦げる音がし、ノーンの顔が苦痛で歪んだ。
痛みは伝わってこない。
でも、同じぐらい僕も痛かった。
なぜかは分からないけど、痛かった。

193 名前:レン[sage] 投稿日:2008/04/15(火) 00:05:31 0
>>192
名前忘れてました。


194 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/04/19(土) 00:20:49 0
>>190-192
>「だから、ボールを壊しても無駄。この支配から逃れることはできない。
>ノーンが嫌だといわない限りね」

「……っ」
悔しい。悔しい、はず。
でも、心のどこかではほっとしていた。
忌々しい……。この期に及んでまだ私は……!


>「惑わされてはいかぁああん!!!」

その声にはっとして、空を仰ごうとした瞬間には
私はもうその場にはいなかった。


「わぶっ」
何かにぶつかったかと思うと、真っ白な手が私を支えてくれていた。
「あ、ありがとう……ございます…」
"さっきはごめん"という言葉も頭には浮かんでいたが、
なんだか恐いのでデリートしておいた。
「…あ!そうだ、博士は……!」

一瞬、目を疑った。
見るとそこには、きれいに2等分されたドータクンが。
しかもそのペアドータクンは、オーキド博士を徐々に包み込もうとしている。
……こ、これってアート……?
そんな中でも、博士は必死に何かを伝えようとしていた。
>「ジムバッジはポケモンを懐かせる道具ではない!
>共通の言葉を持たないポケモンと心で対話できるという証なのじゃ!
>ジムリーダーとの戦いを通してその絆の強さを・・・・」

「ポケモンと、こころで……」
>「ふん、余計な事を!
>まあいい。見よ!この姿を見てもまだ絆などと言えるか!」
その直後、私の視界は紫に埋め尽くされた。
これ、ポケモンなの?!おっきな火の玉みたい……。

>「このミカルゲは日々戦わされていたポケモンの恨みや苦痛の集合体なのだ!
>このまま大きくなればやがて世界を覆いつくすだろう!
>その結果どうなるか!予言の子よ、お前は見たはずだ!
>今ここで人とポケモンの絆を断たねばならんのだ!」

私たち人間は、こんなにもポケモンに恨まれていたんだ。
でもだからって、絆を断ったところで、根本的になんの解決にもならない…。


>「そんなにポケモンのことが大切?離れて寂しいという思いはどうなるの?
>トレーナーの気持ちは置き去りにしたまま?」

「え?」

男の人の言ってること、わかるけど…。
……違う、なにか違う気がする。
瞬間、ぱりんと音を立て、男の人の手首から銀色の腕輪が外れた。
「うそ……」
これが……絆だっていうの?
こんなにも絆って、もろく出来てたの?
……………。

195 名前:ミスティ ◆Y14ydmiStY [sage] 投稿日:2008/04/19(土) 00:21:20 0
………いや、そんなはずないっ!

「今のは悪い例!」
失敗した体育教師のものまねではない。
「レンさん、あなたは……。
トレーナーとして忘れちゃいけないことを忘れちゃっていると思います!
早くそのことに気づいてください!」
そう言い捨て、ロッソさんの方に向き直った。
「ロッソさん!あなたの仰ることは正しいけど、間違ってます!
やるだけやって逃げるなんて…。
絆を断つとか言う前に、まずは謝罪と賠償です!
そんなのジョーシキじゃないですか!」

人にこんなに反論したのも、初めてだろう。
声が震えていたかも知れない。
赤くなった顔のまま、私はミカルゲたちのところへと歩み寄った。
「…ごめんなさい。
私たち馬鹿だから、気づけなかったの。
どうすればいいかな?許してもらえなくてもいいから、
私たちに出来ること、なにかないかな……」

いい終えて私は、アメタマをノーンの横におろし
ミカルゲの中へ入り込んだ。
「痛っ……」
全身に刺すような痛みが走る。
「これが……ポケモンたちの感じていた痛み……」
息苦しさとめまいに倒れそうになったが、
その痛みの空間のなかでは、私が倒れ伏すことも許されなかった。

196 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/04/20(日) 00:07:28 0
>「そんなにポケモンのことが大切?離れて寂しいという思いはどうなるの?
>トレーナーの気持ちは置き去りにしたまま?」
「まだ判らぬか!このままポケモンと人が共存すれば、このミカルゲはいつか世界を覆う!
それが何を意味するのか!!!」
ミカルゲはポケモンの恨みや苦痛の集合体。
ポケモンを捕獲するために戦う。
傷つき捕獲されたポケモンの恨み。
捕獲されたが戦闘以外にボールから出してもらえないポケモンの苦悩。
ミカルゲそのものである負の感情が世界を包む!
その結果はミスティの夢で見た世界なのだ。
人とポケモンがお互いを憎み、殺しあう世界。

そんな終焉の到来を防ぐ為に、これ以上ミカルゲを大きくしないために。
ロッソの出した結論は人とポケモンの絆を断つことだった。
人とポケモンが関わらなければミカルゲはこれ以上巨大になる事はないのだから!

そんなロッソを前に、ノーンとミスティは予想外の行動にでる。
お互いのパートナーであるレンとアメタマを置き、まるで示し合わせたようにミカルゲに入っていくのだ。
ミカルゲは怨念の集積体。
その中に入れば凄まじい負の感情の嵐に晒される事になる。
紫の炎に焼かれるような感覚に襲われるだろう。

・・・・・・・・・しかし・・・
それはミカルゲにとっても同じ事だった。
>―お前も俺と同じなんだな。同じように苦しい思いをしたんだな。
>「…ごめんなさい。
>私たち馬鹿だから、気づけなかったの。
>どうすればいいかな?許してもらえなくてもいいから、
>私たちに出来ること、なにかないかな……」
友愛・寛容・信頼・憐憫・贖罪・・・
ミカルゲの存在そのものと相反する気持ちで触れるノーンとミスティに苦しみ、形を歪ましていく。
『恨め!憎め!否定しあえ!!!』
ノーンとミスティに流れ込んでくるミカルゲの思考の奔流。
そして苦しむミカルゲは、身体から渦のような触手を伸ばしてレンとアメタマに襲い掛かる。
強い気持ちを持ち接触するノーンとミスティより、置いていかれたレンとアメタマを憑き殺そうと!

197 名前:レン[sage] 投稿日:2008/04/20(日) 01:39:30 0
何が間違ってるんだろう。
父親も母親も道具としか思ってない。
他のみんなも・・・
いや、違う。そうでない人もいる。
戦いにも出すけど、一緒にお茶を飲んだり、遊びまわったりする人もいる。
同じようにすればいいのか。
でも、それは、もうすでにしてる。
いつも、ノーンは外に出てるから。
自分もボールに入れるつもりはもうとうない。
あんな狭いところにいれたくない。
どうせなら、いろいろな世界を見てまわりたい。
だけど、それは・・・もう・・・

丸い炎の玉に凹みが一つできた。
大切にされたことないのに。
どうして、そんなことを説くの。
また一つできた。
さらに一つできた。
3つ、4つ、5つ・・・6つ。
ミカルゲの面影はない。
丸かったはずの球体には無数の凹みができ、その凹みが元に戻りそうにない。

!。
突然、ミカルゲの体から触手が伸びてきた。
でも、その触手は透明そのもので、今にも消えそうだった。
そんなに助けがほしい?
なら、助けてあげる。
人間で言えば手首に当たる部分を片方の手でつかみ、胸で当てた。
ミカルゲの体は炎で包まれている。
だから、触手も熱いのかなと思ったけど、意外に冷たかった。

触手を胸に当てたまま、空いているほうの手でカバンを探った。
スペアのリングが2つ指先に触れた。
リングを指でつまみ、カバンから取り出し、その一端を唇で押さえた。
もう片方の手でリングを広げ、自分の腕にのせた。
パチンと小気味のいい音がする。
あと少し。あと少しで。悲しみも消える。
触手にも同じようにリングをのせ、閉じようとした。
でも、なぜか、閉じることができなかった。


198 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/05/01(木) 07:54:36 O


199 名前:ロッソ ◆OSYOOWyZgM [sage] 投稿日:2008/05/18(日) 22:17:48 0
自分の腕にリングを嵌め、ミカルゲの触手にもリングをつけようとするレン。
そしてアメタマに襲い掛かる触手に身を挺して庇おうとするミスティ。
それはロッソの、ミカルゲの思考には存在しない行動だった。

「ば・・・ばかなあああ!!!」
「ぎゃ嗚呼ああああああ!!!!」
ロッソとミカルゲの叫びが重なり、辺りは光に包まれる。

何も見えない光の中、レンとミスティ、そしてノーンとアメタマは見た。
ロッソの苦悩を。
ポケモンを捕獲することで戦いは生じる。
更にポケモンを育成し、旅をすると戦いは付きまとう。
そこで傷つくポケモンたちの苦しみ。
体は癒せても心は癒せない。
その恨みはミカルゲとなって現われる。

このままミカルゲが大きくなり、世界を覆えば全てが憎しみに染まるだろう。
結果、起こるのはポケモンと人間の戦い。
最悪の終焉を防ぐためにロッソは決意したのだ。
どのような手段を使ってもポケモンと人間を分離させる事を。
それが終焉を回避する唯一の手段だと信じて。

「だが・・・君達は私では見出せなかった選択を既に実行しているのだな。」

優しげに語るロッソが光に包まれ消えていく。
そしてレンもノーンも、ミスティもアメタマも・・・・

######################################

***テスト終了、機能停止します***
機械音と共にカプセルが開き、そこに座るレンとノーンとミスティとアメタマが姿を現した。
そして目を開くと最初に映った者は・・・レッドだった。
「二人ともよくやったね。合格だ。」
ポカンとする四人にロッソがおかしそうに笑いながら説明をした。

ここはポケモンスクール。
四人は最終試験のシュミレーションを受けていたのだ。
ポケモンスクールを卒業すればポケモンと共に旅に出ることになる。
そこで一番大切なことを学ぶためにこの最終試験を受けたのだ。
あまりに身近すぎてともすれば忘れがちな事。
ポケモンは戦いの道具ではなく、心の絆で繋がるパートナーだという事を。

「旅に出ていろんな戦いや困難に当たる事もある。
でも、今の気持ちは忘れないでくれよ。
ん?気付かなかったかい?イタリア語でレッドはロッソって言うんだぜ?」

レンとミスティは見事にその試験に合格したのだ。
今から四人のポケモンマスターへの旅が始まるのだ!

200 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/05/19(月) 23:33:22 O
 


201 名前:レン[sage] 投稿日:2008/05/29(木) 22:18:55 0
遅れてごめんなさい。ようやくかくことができました。

機会の音声が聞こえてきた。
何がなんだか分からない。
合格だとか何とか言ってる。
そういえば、テストを行うとか何とかいっていたような気がする。
ノーンも目を何度となくしばたたかせてる。
合格といわれてもピンとこなかった。
寂しさを埋めるために縛ったのに・・・

でも、それに対し何もいえなかった。
旅立ってほしい。そう、レッドさんが言ってたから。
装置のほうから、よろめきそうになりながらも立ち上がり、ノーンに手を伸ばした。
ノーンが自分の手を取った。
俺はノーンが立ちやすいように引っ張った。
ノーンの腕には銀のブレスレットがはめられている。
俺の腕にもはめられている。
絆は壊れてなかったんだ。
自然と目頭が熱くなり、ノーンの手の甲の上に落ちた。

それから数日後。
今、俺とノーンは式典のようなものに出席していた。
まだ、トレーナーになったのかは実感が持てなかった。
でも、始まるということだけは理解してた。

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