もう0時か、
2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

オリキャラRPG-3

1 :名無しになりきれ:2011/12/26(月) 17:28:49.38 0
ないから立てた
>>2説明よろ

2 :名無しになりきれ:2011/12/26(月) 19:43:07.52 0
オリキャラを考えて色々する

3 :名無しになりきれ:2011/12/26(月) 20:36:34.63 0
オリキャラRPG-2のメンバー!気づけ!!!

4 :名無しになりきれ:2011/12/26(月) 20:36:53.26 0
上げ

5 :名無しになりきれ:2011/12/26(月) 20:37:18.09 0
上げ

6 :名無しになりきれ:2011/12/26(月) 21:04:42.53 O
上げ

7 :名も無き精霊の導き:2011/12/27(火) 03:35:53.09 0
竜や精霊や魔法が存在するどこかの世界。
勇者が魔王を倒してから200年の歳月が流れ、平和な時は終わりを迎えた。
大魔王の野望を打ち砕くために旅立った、勇者のかつての仲間達。
新たな仲間を加えながら、彼らは旅を続ける――――。

オリキャラRPG2
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1268399888/

オリキャラRPG2-U
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1294671549/

避難所(仮)
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1304692443/

……そして、勇者一行は長い冒険の果てに大魔王を倒した。

8 :名も無き精霊の導き:2011/12/27(火) 03:37:28.12 0
【キャラ紹介用テンプレート】

名前:
職業: (剣士、魔法使いなど)
種族: (人間、モンスターなど)
性別: (モンスターならメスかオス)
特徴:
性格:
風貌:
使用武器: (剣、杖、斧など)
備考:

9 :ヨルムンガンド:2011/12/27(火) 04:05:22.33 0
【カリナ山】
(広大に連なった山脈地帯の高原に、巨大な黒竜が倒れていた)
(それを見て、竜と同じくらい巨大な大蛇が、ズルズルと死闘の跡が残る草地を這いながら近づてゆく)

ようやく大魔王ニュクスを倒しましたか。
旅は本当に長かった……峡谷の洞窟街、東方の水塞都市、時計の墓場、幻灯花の園、色んな所を巡ったものです。
敵も強かった……廃英雄の亡霊、偽世界樹、地獄の道化師、魔力喰らいの妖獣、魔界の貴族、そして大魔王。

……と言うか、本当に大魔王は死んでるんでしょうね?

ふむ、確かめる為にちょっと一齧りしてみましょうか。
竜の血や心臓と言うのは高い魔力を秘めていた気がしますし、何より美味しそうです。
そういえば、伝承には竜の心臓を口にして、獣の言葉が分かるようになった英雄なんてのもいましたっけね。
(巨蛇は大きく口を開けるや、黒竜の胸に辺りに牙を突き立てて、がぶっと齧りつき、その肉を噛み千切らんとする)


名前:ヨルムンガンド
職業:水の聖獣
種族:世界蛇
性別:オス
特徴:何かあると解説する
性格:善良、荒事を嫌う
風貌:体長60mを持つ暗緑色の大蛇
使用武器:牙、体当たり
備考:一回の食事シーンにつき、体長が倍々になってゆく蛇。

10 :クヴォレー:2011/12/27(火) 13:08:41.64 0
参戦させてもらいたいのだが質問
「ドラクエ」みたいな職業じゃないとダメ?(例えばガンナーとかはダメ?)

11 :名無しになりきれ:2011/12/27(火) 16:08:53.96 0
(どこからの部屋にてローブを着こんだ男が水晶玉を覗き込んでいる)
「このまま出されてはわが政権も危うくなる。ここで死んでもらうとしましょうか」

>>9
(肉が牙によって引き裂かれ、心嚢が空気に触れる。心嚢の周りには膜がある。膜は無色透明。赤く染まった毛細血管と鳥のハートのような色合いをした筋肉のようなものが見える。ヨルムンガンドは欲望の赴くまま牙を筋肉につき差した)
ガリッ
(牙の先端に何かがふれた。同時に黒いオーラのようなものが集まりだす。ヨルムンガンドが牙を抜けば、心嚢の裂け目から黒い結晶のようなものがのぞいていることに気付くであろう)
イジョウナ マリョクエネルギーヲ カンチ
(アナウンスともに一行たちのいる前線基地の周囲で結界が発生した。点を見上げれば空に柴電のようなものが流れているのが目に入るであろう)
(爆発までカウント5)

>>10
ダイの大冒険で魔力銃みたいなものがあるので大丈夫ですよ
(ドラクエはどうみても中世ヨーロッパがベースなので、中世にあるようなものなら何でもいいかとw)
ただ、終わりが近いので、参加するなら待った方がいいです



12 :名無しになりきれ:2011/12/27(火) 16:39:54.01 0
>>11
【補足。先ほどの爆発で中枢部分はぶっ飛びましたが、外郭の防衛装置だけはいまだに生き残っています。先ほどのアナウンスと結界の展開もそれによるものです。
また、この防衛装置は閉じ込められていた大魔王の暴走にも考慮されたしようとなっており、異常な魔力が検知された際には大魔王を閉じ込める結界を貼るようになっています】

13 :クヴォレー:2011/12/27(火) 18:11:51.97 0
現代的な武器はダメですか?

14 :名無しになりきれ:2011/12/28(水) 18:01:28.42 0
>>13
ゲームベースだとちと厳しいかもしれません
でも、個人的な意見ですが、戦後自衛隊のように現代から飛ばされ、弾薬にも限りがあるというシュチュエーションならありだと思います


15 :名無しになりきれ:2011/12/28(水) 19:52:01.96 0
頻繁に出てくる雑魚敵キャラやってもいいですか?

16 :アイラ:2011/12/28(水) 21:05:52.67 0
【>1さん>7さんスレ立てありがとう!】

名前:アイラ・フォーチュン
種族:ハーフエルフ
性別:♀
特徴:アラ240歳
性格:お宝やお金が好き且つ自然を愛する
風貌:少し尖った耳、外見は若い
使用武器:魔法の杖
備考: 古代エルフの末裔らしい

>13
アタシも最近参加したばかりなので何とも言えないんですが
過去ログ見てきた限りだと何でもアリのようですw

>15
もちろんいいですよ
もう少しで今の章が終わるから待ってね〜。

17 :アイラ:2011/12/28(水) 21:49:05.51 0
あれ? 何も起こら……ない?

>前スレ524《エミル》
>なでしこじゃぱんじゃっ
勝ったの――? アタシ達勝ったんだね!

>前スレ525 >9 《ヨルムンガンド》
>そう言えば、竜の鱗や牙って高価で取引されてましたっけね。
>せめてもの収穫に、ゲットしておきましょうか。
そりゃあもう高いのなんのって!
めいっぱいもぎ取って帰りましょう!

>……と言うか、本当に大魔王は死んでるんでしょうね?
気を付けて!

>11
>イジョウナ マリョクエネルギーヲ カンチ
ひぃいいいいいい!? 言わんこっちゃない!!

大変、爆発するわ! キメラの翼で脱出しましょう!
(天を見上げると、結界が展開されている)

そんな、閉じ込められた――!? このまま爆死するわけにはいかない――!
やっぱりあの魔法を使うしかないのね……。
エミルちゃん、今から結界を壊すけどすごく危険な攻撃魔法なの。
結界が壊れた瞬間にキメラの翼を投げるのよ!
ヨル君、万が一流れ弾が来たらその牙で破壊しちゃって!

幾星霜の時を駆ける星空の旅人よ、天理の基に終焉をもたらせ――

――メテオストーム!

(隕石が結界に降り注ぐ!)

18 :エミル:2011/12/29(木) 00:21:53.15 O
名前:エミル
職業:宝石姫
種族:ドワーフ
性別:女
特徴:あほ
性格:無邪気
風貌:身長120センチ。ロールのかかったツインテール(綺麗なシルク色)
使用武器:ヨワルテプストリ(夜の斧)+闘気
備考:ラビリスの鎧(バトルアックスが髪飾りや篭手に分解したもの)
を装備しており魔法攻撃を無効化できる
地上の植物や生き物が大好き


【名無しさんスレ立てありがとねー】

19 :エミル:2011/12/29(木) 00:23:15.06 O
>―― メテオストーム!

(アイラのメテオストームが発動し、天に轟音が響く。
結界に衝突する隕石群は、この世の終わりか、まるで天地創造だった)

あ!穴が開いたのじゃ!

(エミルが指し示す結界の一部には穴が開いていた。隕石は次々に結界を突き破り大地に大穴を穿ち続けている)

む〜、メテオストームがまだ終わらぬ
しかし爆発までは時間がない
やむを得ぬ!強行突破するのじゃ!!
(エミルは全身に闘気のバリアを張り、キメラの翼を使う)

死んで生まれ変わるには、まだ早いのじゃ
みんなで生きて帰るのじゃ!!
(降り続く隕石群を逆流し、斧を振り回しながらエミルが飛んでゆく。
行き先はエミルと一行が初めて出会った場所だった)

20 :ヨルムンガンド:2011/12/29(木) 03:58:45.05 0
>>11-12 〈自爆装置〉
(大魔王に喰らいつくと謎の黒いオーラが集まり始め、自爆装置のカウントも始まった)
さすがは大魔王の本拠。自爆装置まで念入りに作ってある……と言う事ですか。
結界を張って爆発の範囲内からは逃さない。
しかもカウント5とか言ってますし、時間的余裕もありません
さて……どうしたものでしょう。

>>10・13・15 〈新規加入の声〉
(どんな職業の方でも歓迎ですよ。
想像力の豊かさを感じさせるものやら、珍妙極まりないものまで。
ここは短めに冒険が終わると思いますが、それでも良ければ是非とも歓迎したいところです。
現代的武器は……マスケット銃辺りまでなら、それほど違和感も無いような。
飛空船っぽいものや、工場っぽいものもあるような気もしますしね。
頻繁な雑魚敵についても、特に問題はありませんよ)

>>16 〈ハーフエルフの魔術師〉
(今まで共に冒険を続けていた仲間の一人、アイラが隕石の魔法を唱えて結界を打ち砕く)
流れ弾……?
結界を破壊するような隕石が当たれば、普通に僕も死にます……常識的に考えて。
地面に落ちて飛び散った隕石の破片の事ですかね。
ともあれ、普通に防御体勢を取っておきますよ。

>>19 〈ロリドワーフ〉
(アイラと同じく、今まで共に冒険を続けていた仲間の一人、エミルがキメラの翼を使う)
おおっ、キメラの翼がまだ残っていたとは。
それは移動の魔力を持つアイテム。
キメラの翼を使えば、何とか爆発の危機も脱出できそうですね。
しかし、これほどのメテオは三百年前のギガンテス座流星群以来でしょうか……ぐあっ!ぐえっ!ぬがっ!
(降り続く隕石でダメージを受けながら、ヨルムンガンドもエミルの後に続く)

うむむ……酷い目に遭いました……。
ところで、ここはどこでしょうね?まったく見覚えがありませんが。
(謎の建築物の前に降り立ったヨルムンガンドは、不審そうに辺りを見渡す)

21 :名無しになりきれ:2011/12/29(木) 17:56:03.63 0
(天から赤いほうき星が降り注ぐ。それは結界と衝突し、火花を散らす。ほどなくして、外郭にある装置から煙が立ち上り結界が消えた)
(爆発までカウント4)
(黒の核晶の大きさは魔物の国で見たあれと同じぐらいの大きさがある。目を凝らしてよく見れば、遠くの方に人間の集落があるのがよく見えるであろう)

【戻らなければ、大陸一つ分消えることになります】

22 :アイラ:2012/01/03(火) 09:04:14.34 0
>19-20
>死んで生まれ変わるには、まだ早いのじゃ
>みんなで生きて帰るのじゃ!!
>しかし、これほどのメテオは三百年前のギガンテス座流星群以来でしょうか……ぐあっ!ぐえっ!ぬがっ!

(エミルとヨルムンガンドが本意不本意に拘らず体をはって隕石を防ぐ!)

エミルちゃん……ヨル君……!
そうだね、皆で生きて帰るんだもの!

>21
ここは……エミルちゃんと初めて会った場所ね。

(少し遠くに黒の核晶が見える)

ん〜、意外と近い――。って隕石でも壊れてない!? 
しかも大陸一つ消えるとかいう電波を受信したんだけど!
ここは潔く爆発エンドってわけにもいかないし……どうすんのアレ!?

23 :ヨルムンガンド:2012/01/03(火) 21:45:24.23 0
それにしても、魔物を滅そうとする勢力、それを潰そうとする資本主義者、要塞の自爆装置に大魔王……。
どいつもこいつも、主義主張に関わらず、爆発で全てを吹っ飛ばして解決しようとしますね。
爆弾という強力な力を手にした事が、彼らを狂わせてしまったんでしょうか。
もしかしたら、あの爆弾こそが僕らの真の敵なのかも知れません。
作らない、使わない、持ち込ませない、一刻も早い非爆三原則の制定が望まれます。

>>21 〈現状の把握〉
まず、現状を整理しましょうか。
ここはエミルさんと初めて会った場所、すなわちゾゾの街付近の工場です。
移動する途中に見えた集落は、きっとゾゾの街でしょう。
しかし……残念ながら、ここからカリナ山はとても近いようです。
大魔王に埋まってる爆弾が視認できるくらいには。
爆発の規模を魔物の国を吹っ飛ばした物と同じと想定すれば、この辺りも巻き込まれるでしょう。

>>22 〈アイラ〉
大陸一つが消えるですって?
あの爆弾は魔法が掛からないみたいなので、物理的な手段で移動させなければなりませんよ。
空の上の星界に打ち上げられれば良いのですが、トリアさんが行方不明の今は難しいと思われますし。
むむむ……爆発物処理班のラスボスとしては相応しいですが、ボクらの手には余りますね。

……いや、そう言えばゾゾの街には飛空挺を乗り捨てて来た気がします。
あれがまだ使えれば、何とかなるような、ならないような。
とりあえず、飛空挺を取りにキメラの翼なりルーラなりで、ゾゾの街に向かいましょう。

24 :エミル:2012/01/04(水) 20:09:14.17 O
>20-23
>ここは潔く爆発エンドってわけにもいかないし……どうすんのアレ!?

えぇー!?どうするのじゃ!?
(ヨルムンガンドは飛空艇のことを語る)

わかったのじゃ!どうせ失敗したら死ぬのじゃ。
のりのりでがんばるのじゃ!!
(ゾゾの街に移動。飛空艇に乗り込む)

発進じゃー!
(急発進した飛空艇は結界の穴をくぐり抜けて急降下。一行が侵入したとたん結界は再生をはじめる)

時間がないのじゃ!流れるような神速で、任務を遂行するのじゃ!
(エミルは体に紐をつけ、黒の核晶をつかみ取ろうとジャンプ)

ぎゃあ!!
(頭を地面に打ち付ける)

だ、脱出じゃ!
(たんこぶを作りながらも、エミルは黒の核晶をつかみ取った)

25 :ヨルムンガンド:2012/01/07(土) 17:12:15.17 0
>>24
(飛空艇は機関部から悲鳴を上げつつ空を駆け、カリナ山の地表を掠めんばかりの低空飛行を始める)
まずいですね……結界が再生しかかってます。
はっ!? 結界が戻るのなら(この紐を切ってエミルさんと一緒に)この中に爆弾を捨て行っても良いような。

……っと、いけません。
この結界はメテオ如きで壊れるような代物ですから、大爆発では耐えられないでしょうね。
一瞬、悪魔に人格を支配されてしまいました。

(操舵輪を尻尾で操りながら、咥えた紐を引っ張ってエミルを引き上げる)
よっと、首尾良く爆弾を回収できたようですね。
後は誰かが飛空艇の操縦をして全速力で星界に向かい、この爆弾を爆発させれば問題も解決ですよ。
いや、製法が残っている限り、第四第五の爆弾が現れてもおかしくありませんか。
世界を崩壊に導く爆弾を廃絶する道程は、きっと険しく長いでしょう。
そう……僕たちの戦いはこれからです!

(黒の核昌が妖しく明滅を繰り返す中、飛空挺は角度を上げ、空の頂きに向かって上昇する)
飛空艇は僕が操縦しますので、皆さんは今の内に脱出を!
爆発直前でルーラを使っても、国一つ滅ぼす大爆発からは逃れられないでしょう。
僕も死にたい訳じゃないのですが、誰かが残らなくては。
ルーラの魔力や、キメラの翼は残っていますか?
無ければ、船室に脱出用の飛行傘(パラシュート)が幾つかあります!さ、急いで下さい!

……次に僕が転生した時は闇の存在に生まれ変わるはずですが、出会った時は手加減して下さいね。

26 :名無しになりきれ:2012/01/07(土) 17:54:44.43 0
(爆発までカウント3.飛空艇内でのやり取りを知らず、ただ非常にカウントを減らし続けている)


27 :アイラ:2012/01/09(月) 01:43:07.42 0
>23《ヨルムンガンド》
秘空艇!? その手があったか――!
他に手段も無いしやるしかないわね!

>24《エミル》
>発進じゃー!
秘空艇なんか操縦したこと無いけどこうかな? えーい!

>時間がないのじゃ!流れるような神速で、任務を遂行するのじゃ!
>ぎゃあ!!
エミルちゃん!

>だ、脱出じゃ!
なんとか掴んだ――!

>25《ヨルムンガンド》
>……っと、いけません。
>この結界はメテオ如きで壊れるような代物ですから、大爆発では耐えられないでしょうね。
>一瞬、悪魔に人格を支配されてしまいました。

もう! 冗談キッツイんだから〜〜!みんなで!生きて!帰るのよ!

>そう……僕たちの戦いはこれからです!

その通り、帰ってものんびりしてられないよ!

>飛空艇は僕が操縦しますので、皆さんは今の内に脱出を!

えっ。この期に及んで冗談言ってる場合じゃないでしょう!

>……次に僕が転生した時は闇の存在に生まれ変わるはずですが、出会った時は手加減して下さいね。

……何を言ってるの。秘空艇を自動操縦にしてから皆で脱出しましょう!
自動操縦機能は……無い!?
仕方がない、何かつっかえ棒でこことここを押さえれば……
ああっ、もう! そんな都合よく棒なんてないし! ……これ以外は。

(それは、ゆうしゃの剣が変化した魔法の杖。
そっと抱きしめ、一瞬の逡巡の後……)

ゆうしゃちゃん……みんなを、守って――!

(つっかえ棒にして一か所固定した!)

早く、エミルちゃんも、その斧をこっちに……!

28 :エミル:2012/01/10(火) 01:23:22.61 O
>>25《ヨルムンガンド》
(ヨルムンガンドは犠牲になるつもりだった。転生するとか言っている)

ばかもの!みなで帰るって言ったじゃろ!
約束を破るつもりかえ!?

>>26《アイラ》
>早く、エミルちゃんも、その斧をこっちに……!

わかったのじゃ!えい!
(斧は少し長くてはまらない
エミルは道具袋からトンカチを出してガンガン叩いてねじ込む)

はまったのじゃ!
さあ逃げるのじゃヨルムンガンド!!あっ!
(眼窩に広がる美しい世界)

きれいじゃのう……
なぜ人間は、こんなに美しい世界を壊そうとするのじゃろう

29 :ヨルムンガンド:2012/01/10(火) 21:12:36.06 0
>>26 〈黒の核晶〉
(飛空艇の上昇と共に次第に空気は薄くなって行く)
まったく……物言わず、動きもしない爆弾が最後の敵とは。
確か百万馬力の少年アトゥムの伝説も、終わりはこんな感じでしたっけね。

>>27 〈アイラ〉
ええと、何をしているんですか、アイラさん。
このままでは脱出が間に合わなくなりますよ?

>>28 〈エミル〉
う……人間界では約束は破るために有るという格言がですね……。

(アイラの杖とエミルの斧とで飛空挺の操舵輪が固定された)
なんと、これなら僕が残らずとも良さそうですね。
……また、お別れの言葉は不発に終わってしまいましたか。

それはさておき、一行も早く逃げましょう!
しかし、僕の巨体では飛行傘は全くの無駄。どうしたものでしょうかね。
自分でも忘れそうですが、一応水の聖獣なので、海や湖に飛び降りれれば助かるかも知れませんが。
ふむ、近くにそれらしい地形は……?
(ヨルムンガンドは下を眺めまわした)

30 :アイラ:2012/01/12(木) 23:14:47.19 0
>28《エミル》
>はまったのじゃ!

やったあ! これでみんな助かる!

>きれいじゃのう……
>なぜ人間は、こんなに美しい世界を壊そうとするのじゃろう

本当に、綺麗……。この景色、地上のみんなにも見せてあげたいな。
そうすれば世界が少しだけ平和になるのに。

>29《ヨルムンガンド》
>なんと、これなら僕が残らずとも良さそうですね。
>……また、お別れの言葉は不発に終わってしまいましたか。

あったりまえでしょう! 
闇の側に生まれ変わられたらこっちがたまったもんじゃないっつーの!

>自分でも忘れそうですが、一応水の聖獣なので、海や湖に飛び降りれれば助かるかも知れませんが。
>ふむ、近くにそれらしい地形は……?

(眼下に、森の中の澄み切った湖が見える)

エルフの森の湖だわ――! 行きましょう!
あそこなら大丈夫、聖なる森の魔力が守ってくれる……!

31 :エミル:2012/01/13(金) 22:42:21.98 O
>>29《ヨルムンガンド》不発?イケメン超魔王に再誕してくれるのならわしはかまわぬぞ
…ぷくく、うそじゃよ

>>30《アイラ》
>エルフの森の湖だわ――!行きましょう!
>あそこなら大丈夫、聖なる森の魔力が守ってくれる……!

ナイスじゃアイラー!よーし脱出じゃー!
(船を捨てスカイダイビング。先に落ちていき飛行傘を開く)

ボン

わーい☆……ぎゃあ!?
(喜びもつかの間、落下中のヨルムンガンドとエミルの飛行傘が絡まってしまった)

なんじゃ!?絡まってしまったのじゃ!
何とかせいヨルムンガンド!
わしは蛇としんじゅうなんてごめんじゃー!

32 :ヨルムンガンド:2012/01/14(土) 17:23:27.50 0
>>30 〈アイラ〉
(飛空艇が星の世界にまで手が届かんばかりの高さに達すると、遥か下には宝石のように青い湖が小さく見えた)
随分高度を上げましたので、かなり遠くまで見渡せますね。
エルフの森の湖……ほうほう、確かに。
まずは、水の精霊に呼びかけてみましょう。

えー、聞こえますか?湖の精霊さん。
今からそこに飛び降りますので、水の精霊を総動員して何とか衝撃を弱めてください。
これで良いはずです……仮にも勇者の一員を見殺しにすれば、職務怠慢では済みませんからね。
それでは、あそこに向かってダイブしましょう。
(ヨルムンガンドは巨体を躍らせて飛空艇から飛び降りる)

>>31 〈エミル〉
イケメンですか……若い方は言葉遣いが乱れていていけませんね。
たまに語尾をwwとか伸ばす方もいますが、アレもイラッと来るんですよね、僕は。
良いですか、正しい精神は正しい言葉遣いに宿るものです。
エミルさんも王族として、もっと自覚を――――。

(などと言い掛けていると、落下中にエミルの飛行傘と絡まって、湖へ向かう軌道が僅かに逸れた)
何もたもたして俺の進路を邪魔してる!樽ドワーフにも劣る敏捷度1のグズめ!
クソガァァァァ!このままでは地面に激突するじゃないッカァァァァッ!
こんな死に方を後世に語り継がれるとか、どんな罰だ!
ええい!水の精霊共、すぐにこっちまで来い!スライムみたいに固まって来い!
伸縮性を極限まで強めて、さっさと水のトランポリンを形成しろォォッ!

……はっ、僕とした事が混乱して、つい汚い言葉使いを。
(ヨルムンガンドは、幾つもの巨大な水の塊が集まる地点に落下した)

33 :名無しになりきれ:2012/01/14(土) 19:46:30.58 0
(飛空艇が天へと向かっていく)
(カウントが0へと近づいていき、飛空艇が光を放つ)
(光は熱となり、空気を揺らす)
(政治家たちのもくろみは外れ、黒の核晶は天で爆発してしまった)

>>30
>>31
>>32
(精霊たちはそっぽを向いた)
(巨大な蛇やエルフ・ドワーフが湖に落下し、巨大な水柱が上がる)
(あまりの汚い言葉に精霊たちは聞く気をなくしたようだ)


34 :アイラ:2012/01/15(日) 22:34:35.23 0
>31-32 《エミル・ヨルムンガンド》
>ナイスじゃアイラー!よーし脱出じゃー!
>それでは、あそこに向かってダイブしましょう。

えーい!

>わーい☆……ぎゃあ!?

(エミルとヨルムンガンドが絡まった)

きゃー! 二人とも何やってんの!?

ヨル君、落ち着いてぇええええええ!
精霊は汚い言葉使いのお願いは聞いてくれないのよ!

>33
(水の塊がさっと解散した)
言わんこっちゃない、どうする!? どうする!?
ええい、風の魔法で湖の上に落ちるように軌道修正しましょう!
―― 秘奥義、スカートまくり疾風!

……これじゃあ間に合わない! まだ風速が足りない!

(と、スカートまくり疾風に重ねるように突風が巻き起こり、彼らを湖の上まで運ぶ。
眼下に、風の大魔法を使うエルフの姿が見える)

あれは……お父さん……!
ってアタシも巻き添え喰らって湖の上に!?

(ばっしゃーん! 全員仲良く湖の上に落ちた!)

35 :エミル:2012/01/16(月) 01:03:54.06 O
>>32《ヨルムンガンド》
えい!本性をあらわしおったな、この魔獣めが!
好感度が毎分だだ下がりじゃ!
この聖獣のなりそこないめ
(舌をペロペロ出して中指を立てて、おまけに目にパンチする)

>>33《精霊》
これ〜!逃げるでない!
わしらは勇者ぞ!
……まったく気難しいやつらじゃ。

はあ、こんど生まれ変わったら、わしは魔乳に生まれかわるのじゃ

>>34《アイラ》
ぴっきゃあー!助かったのじゃ!
でも、いたずらな風さんがアイラのスカートを…
ちじょじゃ!空にちじょがおる!
む!下にはアイラのお父さんさんとな?
まさかの変態お父さんの登場かえ!?

(じゃぼーん!ぶくぶくぶく)

ごばあごばばぶべぶぁ〜(ぷあ!溺れる!鎧が重くて泳げないのじゃ!)
(エミルは右手でヨルムンガンドの舌を、左手でアイラの服を掴む)

36 :ヨルムンガンド:2012/01/16(月) 17:41:36.75 0
>>33 〈精霊〉
(水塊となった精霊たちが逃げてゆく)
なんて精霊たちだ!
僕たちは大魔王を倒して、自然環境の汚染を防ぐ勇者ですよ!

>>34 〈アイラ〉
(アイラや地上のエルフが唱えた風の魔法で、辛うじて落下の軌道は湖に修正された)
おお、これで助かり―――。

>>35 〈エミル〉
(エミルは落下中にヨルムンガンドの目に拳を突き入れ、湖に落ちると水中で舌を掴む)
何するんですか!僕の水晶体に傷がああっ!
聖獣である僕にこんなことをして、唯では済みませんよ!
未来永劫、何度転生しても貧乳になる呪いを……ぶはっ……ぶくぶく……ぐあっ!

(舌を掴まれたヨルムンガンドは、そのままアイラとエミルを呑み込み、二人を口に含んだまま湖を泳いで岸辺に辿り着く)
ぺっ! まったく……僕が巨体で泳ぎの達者な蛇でなければ、どうなっていたことか。
この恩は一生感じ続けて欲しいものです。

さて、これからどうしましょうか?
カリナ山の砦で奪取した計画書からすると、この近くに大臣が資本主義者と手を結んでいた国があるようです。
真実を知らしめて全土に波及させるには、どこかで大きな運動を起こすのが一番でしょう。
いや、その前にエルフ族の秘薬か回復魔法を頂けたら嬉しい所ですね。
なにせ、思慮の浅い貧乳に攻撃されて隻眼になりそうなダメージを負ったもので。

37 :名無しになりきれ:2012/01/16(月) 19:00:05.68 0
参戦していいですか?

38 :ヨルムンガンド:2012/01/16(月) 19:43:48.82 0
>>37
(※いいですとも。何か不明瞭な点があれば遠慮なくお聞きください)

39 :名無しになりきれ:2012/01/16(月) 20:03:21.09 0
>>38
資本主義者と手を組んでいる国の大臣をやってもいいでしょうか?

40 :ヨルムンガンド:2012/01/16(月) 20:30:18.44 0
>>39
(※ええ、僕に異存は無いですよ)

41 :名無しになりきれ:2012/01/16(月) 20:52:41.72 0
>>40
(ありがとうございます、そうさせていただきます)

名前:ダレクト・バックス
職業: 大臣
種族:人間
性別: 男
特徴:63歳
性格:欲深い、自己中心的、実は小心者
風貌:高級な服、宝石を見にまとっている。白髪頭、太っていて背は低め
使用武器: 宝石が散りばめられた杖
備考:宝石と自分が大好き。

(ではいずれ登場させていただきます)

42 :名無しになりきれ:2012/01/16(月) 21:26:11.43 0
テンプレ先に出しちゃムダじゃね?

43 :名無しになりきれ:2012/01/16(月) 21:27:11.87 0
テンプレ先に出しちゃムダじゃね?

44 :名無しになりきれ:2012/01/16(月) 22:02:56.95 0
>>41
(よろしくお願いします)

>>34->>36
(リラの貝殻から司令官の声が聞こえる)
アイラ殿、今どこにいる?
(話しかければ、回復魔法とかをかけてもらえるかもしれない)

45 :名無しになりきれ:2012/01/16(月) 22:24:27.60 0
私も今度参加させていただきますー
機会を伺って登場しますのでよろしくお願いしますね!

46 :アイラ:2012/01/18(水) 02:31:09.83 0
>35《エミル》
こら! 人のお父さんを変態とは失礼ね!

>ごばあごばばぶべぶぁ〜
っぎゃあああああ!! ぐべばあああぁあああ!

(ヨルムンガンドに岸へ運ばれる)

>36《ヨルムンガンド》
>ぺっ! まったく……僕が巨体で泳ぎの達者な蛇でなければ、どうなっていたことか。
>この恩は一生感じ続けて欲しいものです。

ははーっ、おみそれしましたーっ!

>44
司令官さん……超久しぶり! エルフの森の湖のほとりにいます!
ヨル君に回復魔法をかけてあげてください!

【>41 >45 よろしくお願いしまーす!】

47 :エミル:2012/01/18(水) 19:52:31.10 O
>>36《ヨルムンガンド》
貧乳にしか生まれ変われないとはなんと恐ろしい呪いじゃ
どれ、あつくなりすぎたのじゃ。目玉の傷を見せてみい…
(道具袋を逆さまにしてふると、うまのフンがぽとぽと落ちる)
……ひゃあ〜すっからかんなのじゃ
ほれ。エルフの秘薬じゃよ
(にやにやしながら馬糞を差し出す)

あ〜久しぶりに街で買い物をしたいの〜爆弾の恐怖から離れてゆっくり休みたいの〜
(濡れて股に引っ付くドレスの裾をきゅっとしぼる)

>>37>>45
よろしくー

>>46《アイラ》
アイラのお父さんはどこにいったのじゃ?イケメンなら紹介するのじゃ

ん?誰と話しておる?
司令官?誰じゃ?イケメンかえ?(ワクテカ)


(ラビリスを元のバトルアックスに戻すとエミルは震え始める)

くしゅん!
(ヨルムンガンドの目にくしゃみ)

48 :ヨルムンガンド:2012/01/18(水) 22:14:58.40 0
>>41>>45 〈新規参加の声〉
(※はい、こちらこそ宜しくお願いします)

>>42-43  〈木霊〉
エルフ族の魔術ですかね……何やら、声が響いている気がしますが?
まあ、兵は神速を貴ぶもの。早めに動くのも良いと思いますよ。

>>44 〈貝殻の声〉
リラの貝殻とは、随分と古めかしい通信アイテムですね。
五百年くらい前には、割と普通に使われていたようですが。

>>46 〈貝殻と話すアイラ〉
話し相手は、魔物と組んだ資本主義者に抵抗してた組織の人ですか?
これから、この近くの国に向かうので、そちらに同士の方がいれば、話を通しておいて欲しいものです。
ところで大魔王も倒しましたし、アイラさんは元の街に帰って市長に戻られるんですかね?

>>47 〈ぽんこつ〉
(不気味な薄笑いのエミルが、うまのふんを差し出して来る)
いや、ご遠慮しますよ。
僕のデリケートな肌には、刺激が強そうですからね。
その秘薬は、ぜひともエミルさんがお使い下さい。
……幾度か頂いたメガポーションも、それと同じ道具袋に入ってたんでしょうか。

(エミルのクシャミにクシャミで返した)
ぶえっくしょぉい!!
済みません、くしゃみが移ってしまったようで。

(森の外へと向かう)
それでは、森を抜けて近くの街に向かいましょうか。
旅に必須のキメラの翼も尽きてしまったようですし、買い出しの必要があるでしょう。
この近くの国の名前は……おっと水で濡れて読めません。
まあ、行けば分かるでしょう。

49 :名無しになりきれ:2012/01/19(木) 17:46:10.33 0
しね

50 :アイラ:2012/01/20(金) 01:15:31.75 0
>47《エミル》
>アイラのお父さんはどこにいったのじゃ?イケメンなら紹介するのじゃ

アラ240歳ハーフエルフのアタシのお父さんよ! 年増の男やもめ確定よ!
イケメンならなんでもいいんかい!
いやでもエルフならイケメンだしずっと若いままだし……うん、問題ないね!

(アイラの父親エルドロン登場)

エルドロン:アイラ……よく帰って来たね。
もう危険な戦いに身を投じる必要は無い。私と一緒に森で暮らそう。

お父さん……もう少しだけ待ってて。まだ世界に平和を取り戻せてないの。
全部終わったらゆっくり話すから。

>48《ヨルムンガンド》
>ところで大魔王も倒しましたし、アイラさんは元の街に帰って市長に戻られるんですかね?

そうね、全てが終わって……世界に平和を取り戻したらね!
住民の安全を守るのが一番の市長の務めよ!

>この近くの国の名前は……おっと水で濡れて読めません。
まあ、行けば分かるでしょう。

>>49
エルドロン:この近くの国の名前は――シネ(chine)、またの名を厨華人民共和国だ。……言っておいで、アイラ。

ありがとう、行ってきます!
シネといえばラーメンチャーハン餃子が有名な国ね!

51 :エミル:2012/01/20(金) 03:49:37.50 O
>>48《ヨルムンガンド》なんじゃ?人をポンコツを見るような目で見おって。
それになにがデリケートな肌じゃ。分厚いウロコじゃろが。

>ぶえっくしょぉい!!

きゃ〜!!
(ヨルムンガンドのくしゃみで吹き飛ぶ)

>>50《アイラ》
おー!イケメンじゃ!
(くしゃみの風圧を利用してそのままエルドロンに抱き着く。そして親子の会話をうっとりとしながら聴き入った)

えー!?らーめん?
わしは腹ぺこなのじゃ。今はイケメンよりラーメンじゃ!!
アイラの父上様、また今度の!
(手をふってシネの街へ)


《夜。町の片隅にある宿屋》
ふぇ〜読んでもわからぬ。
ちんぷんかんぷんじゃ、こんなもの。
(湯浴みの直後のエミルが寝間着姿で例の資料をテーブルに放り投げる)

はあ…父上はなんと言うじゃろう
資本家たちの陰謀を暴くために協力してくれるじゃろか。
下手をすれば戦争になってしまうからの。難しいとこじゃ
(窓から見える満月が川面を照らしていた。ヨルムンガンドもアイラの姿もここにはない)

おそいの。二人とも。どこへ行ったのじゃ。
風邪も治ったことじゃし、わしも夜の街へ出たいのじゃあ!
(エミルは、ベッドの上に仰向けに転がりバタバタした)

52 :ヨルムンガンド:2012/01/21(土) 03:20:01.63 0
>49 〈呪いの言葉〉
あちこちで、自決だの死ねだの自害だの聞こえますね……?
精霊にも嫌な事があるんでしょうか。

>>50 〈アイラと父親〉
(アイラが父に別れを告げて、森を旅立つ)
ほう、厨華国にシネ国ですか……大臣が失踪しないか心配な名前の国ですね。
まあ現地の人は、別の名前で呼んでいるかも知れません。
隣接する大国が蔑称を付けるのは良くあることですし。
それでは、行きましょうか。

>>51 〈エミル〉
(ヨルムンガンドが街に入ろうとすると普通に混乱が起こった)
さすがに体長60mの大蛇ですからね。混乱も已む無しですか。
ああ……そう言えば、だいぶ食べていないのでお腹も空きますね……。
道行く人々も美味しそうに見えるくらいですよ。
僕は巨体ですから、今後食料問題は結構切実な問題として立ちはだかりそうですね。
人間が貪り喰われるような事件が起こったら、僕の所為にされないかも心配です。

(大門から街の中に入って行く二頭立ての馬車を眺め、だらりと涎を垂らす)
僕は夜の闇に紛れて街に入りますので……また後ほど。

(夜になると、ヨルムンガンドは水路から街の中に侵入し、市街中心部へと向かって行く)
さて、皆さんはどこに……?

53 :アイラ:2012/01/21(土) 23:25:26.01 0
(アイラは屋台でラーメンを食っていた)

名物の割には……微妙?

(突然、様々な機材を持った人がわらわらと入ってきた。
ナレーターがテンション高く喋り始める)

ナレーター:ビンボー脱出大作戦!
今回ビンボーを脱出させるのはシネの街の崖っぷちのラーメン屋です!

ああ、道理で美味しくない訳だわ!
……でもこれってなかなかない経験よね。
こうしちゃいられない、エミルちゃんを呼んでこよう!

>51《エミル》
(ベッドの上でバタバタしているエミルの元に騒々しく乱入)

エミルちゃーん! ホーソーキョクが来てるホーソーキョク!
背景に写り込んで変顔ピースとかやってやりましょうよ!

>52《ヨルムンガンド》
ヨルくーん、こっちこっち! テレビに映るチャンスだよー!

ナレーター:あわわわわ、きょっ、巨大な蛇がこちらに向かってきます!

(取材陣は大混乱となった。
どさくさに紛れて公共に広く情報を流すチャンスかもしれない!)

54 :エミル:2012/01/22(日) 03:51:22.63 0
>52≪ヨルムンガンド≫
>僕は夜の闇に紛れて街に入りますので……また後ほど。

そうじゃの。おぬしは歩く待ち合わせ場所じゃからいつでも適当にあえそうじゃ。
でわ、しばらくのさらばじゃな。

>53≪アイラ≫
>エミルちゃーん! ホーソーキョクが来てるホーソーキョク!
>背景に写り込んで変顔ピースとかやってやりましょうよ!

なに、それはまことか!?

(身なりを整えるエミル。到着した頃には取材陣は大混乱していた)

>ナレーター:あわわわわ、きょっ、巨大な蛇がこちらに向かってきます!

おーい、こっちじゃ。
(ぶんぶん手をふる)

55 :名無しになりきれ:2012/01/22(日) 13:55:35.21 0
>>46
(そこへ先ほどの司令官が入ってきた)
申し訳ない
着くのが遅れてしまった
(メガポーションを10個差し出した)


56 :ヨルムンガンド:2012/01/23(月) 05:42:04.21 0
>>53 〈アイラ〉
(水路に紛れて進むと、アイラが謎の物体の前で手招きしている)
はて、テレビとは? その用途の良く分からない不思議な箱の事ですか?
映ると言う事は、魔術の水晶みたいな監視装置のようなものでしょうかね。
ふうむ……しかし最近の技術革新はまったく恐ろしい。
時代に取り残されそうですよ。

……そうでした、アイラさんとエミルさんのお二人には言っておいた方が良いですかね。
僕の旅は、この土地、この街で終わる予感がしてなりません。
聖獣としての予知能力でしょうか?
仮に次の目的地が何かから示されても、僕の姿はそこには無いように思えます。

>>55 〈反乱組織の司令官〉
(ざわつく場に、資本主義者に敵する組織の司令官が入って来る)
大魔王と、カリナ山の砦にいた資本主義者の一人は何とかしましたよ
水に濡れて滲んだ部分もありますが、砦から書類も持ってきました。
内容によれば、この国の大臣は資本主義者の連合組織とつるんでいるようですね。
大魔王を利用して魔物を労働力に使い、自然破壊を推し進めていた豪商連合と。
キャピタルリーグとか、ピースメーカーとか、この豪商組織に気の効いた名前があるかまでは、まだ確認してませんが。

さて……これで貴方がたの魔物は皆殺しにするとの意にも、何か変化は生じましたかね?

>>54 〈エミル〉
(混乱する中でエミルを発見して近づくと、ヨルムンガンドは急に苦しみだした)
む、むむむっ……ぐぐぐっ!?
急に魂が吸い取られるような感覚がッ! いつの間にか何者かの攻撃を受けているッ!
い、いや、どうやら近くに精霊類に悪い影響を与える物があるようです!

(脱魂しかかったヨルムンガンドの魂魄が、微妙にテレビカメラに引き寄せられて行く)

57 :名無しになりきれ:2012/01/23(月) 16:32:43.45 0
>>56
なるほど、魔物は利用されていただけだったのか…
(しばらくの間、考え込み)
分かった。部下たちにこの話を伝えよう
(姿を消そうとした矢先)
おい、いったい何があった?
(苦しみだした理由が把握できず戸惑っている)


58 :名無しになりきれ:2012/01/23(月) 17:36:29.41 0
(物陰できらびやかな服を見に纏った老人が何かを呟いている)
くくく…卑しい毒蛇め
私の至福の邪魔はさせませんよ…
今の内に片付けてしまえば、この程度の事いくらでも誤魔化しがききますからねぇ…
くくくくくくく!

59 :エミル:2012/01/23(月) 18:50:35.20 0
>>56≪ヨルムンガンド≫
そうかえ。それは悲しいのじゃ。
それならわしの旅もここで終わりじゃの。

ん!?なんじゃ?ヨルムンガンドの魂が抜けてゆくのじゃ!!
アイラよ、これはどういうことじゃ!?

60 :アイラ:2012/01/25(水) 01:46:12.71 0
>55《ヨルムンガンド》
>57
>僕の旅は、この土地、この街で終わる予感がしてなりません。

そうなの……。でも大丈夫、ここでアタシ達の冒険は終わらせるから!
陰謀を公にし世界に平和を取り戻す!

>さて……これで貴方がたの魔物は皆殺しにするとの意にも、何か変化は生じましたかね?

>分かった。部下たちにこの話を伝えよう

さっすが司令官さん、話が分かる!

>む、むむむっ……ぐぐぐっ!?
>急に魂が吸い取られるような感覚がッ! いつの間にか何者かの攻撃を受けているッ!
>い、いや、どうやら近くに精霊類に悪い影響を与える物があるようです!

えっ、テレビカメラに引き寄せられてる!?

>59《エミル》
>アイラよ、これはどういうことじゃ!?

テレビカメラを通じて誰かが悪い魔力を送ってるんだわ……。
アタシ達が陰謀を暴き立てるのを妨害するために――!
確かにこうなったら陰謀を暴くどころじゃないね……。

ヨルくん、今助ける!! えーい!!

(取材陣を押しのけてテレビカメラの所まで行き、スイッチを切る)

61 :ヨルムンガンド:2012/01/25(水) 21:25:35.87 0
>>57>>59 〈右往左往する司令官とエミル〉
(エミルに司令官、二人とも混乱している)
んっがっんっぐ……!
(ヨルムンガンドも混乱している)

>>58 〈群衆の混乱に紛れる不審な笑い声〉
むぐぐ……むむ? 僕の聴力が、いかにも悪そうに笑ってる声を聞き取りました。
この声は“どこか遠く”ではなく、近くの“物陰“から聞こえてきます。
具体的に言うと、あそこの牛を象った青銅の燭台と、武器屋の看板の間の小路の辺りから……。
きっと今回の事件に関わりのある者に違いありません。
皆さんは、僕の事に構わずホシを追って下さい!
(と言いつつ、きらびやかな服を纏った老人が潜む物陰に首を向ける)

>>60 〈アイラ〉
(アイラがカメラのスイッチを切ると、ヨルムンガンドは鎮静された)
ふぅ……助かりました。
なるほど、悪い魔力を送られていましたか。
その魔力を送ってた人物は、近くに潜んでいるようです。
何者かは分かりませんが、僕たちも後を追いましょう。
大臣の手先なら、城に逃げるのかも知れませんが。
(謎の老人を追って、夜の街を這い進む)

62 :エミル:2012/01/26(木) 00:36:04.78 0
>>60≪アイラ≫
>ヨルくん、今助ける!! えーい!!
>(取材陣を押しのけてテレビカメラの所まで行き、スイッチを切る)

……おぬし、わしの気のせいかじゃろか。
ヨルムンガンドのことになると必死になるのう。
お互いに独身なんじゃろ?世界が平和になったら結婚すればよいのじゃ。

>>61≪ヨルムンガンド≫
よし。追うのじゃ。
(すかさずヨルムンガンドの頭に飛び乗る)

のう、おぬしはどこで生まれたのじゃ?他に仲間はおるのか?
アイラとは長い付き合いなのじゃろ?あやつをどう思っておる?
(夜の明かりが走馬灯のように流れてゆく)

63 :アイラ:2012/01/27(金) 01:06:37.46 0
>61《ヨルムンガンド》
>ふぅ……助かりました。

当然じゃない、仲間だもの!

>なるほど、悪い魔力を送られていましたか。
>その魔力を送ってた人物は、近くに潜んでいるようです。

この近くに黒幕が――!? いよいよ本当に旅が終わるのね……!
だけどちょっと終わってほしくないような…。

>62《エミル》
>……おぬし、わしの気のせいかじゃろか。
>ヨルムンガンドのことになると必死になるのう。
>お互いに独身なんじゃろ?世界が平和になったら結婚すればよいのじゃ。

はぃ!?
(予期せぬ言葉に素っ頓狂な声をあげる)
あのね、エミルちゃんがもし同じ状況になった時だって同じ反応をするはずよ!
ヨル君がやたらと自己犠牲しようとしたり死にかける事が多いからそう見えるだけよ。
闇の存在に転生なんかされたら困るのはこっちなんだから!

第一、アタシとヨル君じゃ魔獣使いとそのペットにしかならないじゃない。
あ……でも、誰かが手綱を握ってないと絶対すぐに自己犠牲の精神で……。

64 :名無しになりきれ:2012/01/28(土) 15:42:13.39 0
(水晶玉に巨大な蛇が映っていることに気付いた大臣はコネを使い、煌びやかな服をまとった老人を送り込み、テレビカメラにも魂を吸い取るような魔法をかけるように頼み込んだ)
(だが、それもばれてしまい)
ザラキーマ!
(老人は一行に向かって死の呪文を唱えた)


65 :ヨルムンガンド:2012/01/28(土) 20:58:09.37 0
>>62 〈エミル〉
(謎の老人を追い始めると、何やらエミルが生い立ちを聞いてくる)
残念ながら、僕の出生は分かりかねます。
何しろ生まれたばかりの頃と言うと、知性を獲得する前ですから。
親がいたのか、瘴気みたいなものから生まれたのかも分かりません。
そして、世界蛇は珍しい生き物なのか、仲間も見かけませんね。
僕の知る限りでは、今の世界に世界蛇は僕一匹だけですよ。

アイラさんをどう思っているに関してはですね……変なハーフエルフだと思っています。
近所のお節介おばさん感覚で恋愛フラグおっ立てようとしても、亜人と蛇では無理じゃないですかね。
生物的な美的感覚が違いすぎて。
そもそも結婚の目的は繁殖ではありませんか?
贅沢は言いませんが、せめて爬虫類でないとどうにもなりませんよ。

>>63 〈アイラ〉
いやはや、さすがにペット扱いは御免蒙りたいものです。
僕は自立的で先進的な精神の持ち主ですからね。
さあさ、そんな事よりアイラさんも乗って下さい。
蛇の眼は生物の体温を感知できますから、夜闇の中で人間など逃しませんよ。

>>64 〈死の魔法〉
(王城に至る区域の手前で、ヨルムンガンドは謎の老人を見つけた)
街区を仕切る門は夜間には閉ざされるようですね……さて、追い詰めました。
貴方が何者で何をしてきたのか、生き証人になってもらいましょうか。

(突然老人から飛んできた魔法を受け、ヨルムンガンドの心臓が鷲掴みにされた様な衝撃を受けた)
うっ……心臓が……馬鹿な……コンナトコロデ……。

(巨体の蛇は、広路の石畳の上で痙攣している)

66 :エミル:2012/01/29(日) 00:07:43.36 0
>>63≪アイラ≫
>あ……でも、誰かが手綱を握ってないと絶対すぐに自己犠牲の精神で……。

ん〜?やはりあやつのことが気になっておるのかえ。
わしが思うにヨルムンガンドは「神聖かまってちゃん」なのじゃ。
それじゃから、ことごとく敵の罠にハマり、人の気をひこうとしておる。
どエムの甘えん坊さんなのじゃ。

>>64≪老人≫
む!なんじゃこの魔法は!?

>>65≪ヨルムンガンド≫
>残念ながら(中略)
>僕の知る限りでは、今の世界に世界蛇は僕一匹だけですよ。

不思議な話じゃの。世界に一匹だけしかいない気持ちはどんなのじゃ?
永遠の別れの前に聞いておくのじゃ。

>そもそも結婚の目的は繁殖ではありませんか?

……!!
(苦虫を噛んだような顔をしたあと、エミルはアイラに耳打ちをする)

あやつは女を生む機械としてみておる!
しょせんはハーフエルフと世界蛇、叶わぬ恋じゃったのう。
じゃが、がっかりするでないぞアイラよ。
貧乳で変なハーフエルフのおぬしにも、きっと幸せはやってくるのじゃ。
恋愛ニートをいつの日か卒業しようぞ。
(勝手なことを言ってポンと肩を叩く)

きゃあ!!
(死の魔法を受けて昏倒するヨルムンガンド。頭から落ちるエミル)

どうしたのじゃ!?血の気がひいておる!
(ぴたりとヨルムンガンドの胴体に耳をあてる)

むう〜こやつの心臓の位置がわからぬ!胴が長過ぎなのじゃ。
ピクピクとイヤらしく痙攣しておって紛らわしいし。

えーい!一か八かじゃ!ここじゃー!!
(胴体の上でぴょんぴょんジャンプして心臓マッサージ)

67 :名無しになりきれ:2012/01/29(日) 08:49:13.95 0
ザラキーマって全滅じゃ…

68 :名無しになりきれ:2012/01/29(日) 14:36:23.61 0
ザラキーマ喰らっても運が良ければ生き残りまっせ


69 :アイラ:2012/01/30(月) 01:28:04.33 0
>65《ヨルムンガンド》

>いやはや、さすがにペット扱いは御免蒙りたいものです。
>僕は自立的で先進的な精神の持ち主ですからね。
>さあさ、そんな事よりアイラさんも乗って下さい。

ふふっ、冗談よ! ではお言葉に甘えて。

(ヨルムンガンドに乗る)

>66《エミル》
>わしが思うにヨルムンガンドは「神聖かまってちゃん」なのじゃ。

神聖かまってちゃん……新ジャンルね。

>あやつは女を生む機械としてみておる!

なんてことなの、怪しからん! どこかの政治家みたいね!

>しょせんはハーフエルフと世界蛇、叶わぬ恋じゃったのう。

……でもそれはそれとしてドラゴンハーフとかスライムハーフとかいう種族も聞いた事があるし。
物事を深く考えなければいけるんじゃない?

>恋愛ニートをいつの日か卒業しようぞ。

仲○由紀絵さんェ……あんな美人が恋愛ニートなわけないっつーの!
キャスティング間違えてるよ絶対!

>64
>ザラキーマ!

皆の衆慌てるな、ザラキーマといえば全体にかかる代わりにザキより成功率は低く設定されている。
大魔王を倒した高レベルパーティーのアタシ達に効くものか、フゥーハハハー!

>うっ……心臓が……馬鹿な……コンナトコロデ……。

>きゃあ!!
約一名に効いちゃったああああああああああああ!?

(エミルと共に滑り落ちる)

どうすんのよ!? アタシ達のパーティーは回復魔法を使える人がいないのに!

>えーい!一か八かじゃ!ここじゃー!!

って何やってるの!? ――! そうか、それは……心臓マッサージね!
でもその巨体の上で飛び跳ねたぐらいじゃあ……。
ええい、どうせこのまま手をこまねいてたら死ぬ! 一か八かの大勝負よ!
エミルちゃん、のいて!

動け心臓――サンダーボルト!

(電気ショック!)

70 :名無しになりきれ:2012/01/30(月) 20:56:32.20 0
ほしゅ

71 :ヨルムンガンド:2012/01/31(火) 02:22:03.48 0
>>66 〈エミルの心臓マッサージ〉
(気絶しているヨルムンガンドの胴体の上で、エミルが何度もジャンプを始めた)
……かふっ
……かふっかふっ。
……かふっかふっかふっ
(踏みつける度に大蛇の口から空気が漏れるものの、意識が戻るまでには至らないようだ)

>>69 〈アイラのサンダーボルト〉
(ヨルムンガンドは雷撃魔法を受けた)
ぐ、ぎゃああああっ!

(強引に心臓を動かされた大蛇は、意識を取り戻すと頭をもたげて周囲を見渡す)
こ、ここはいったい……まさか、心の清い者だけが逝けると言われる天国でしょうか?
それにしては、貧相な街並みですね。
しかも、周囲には天国へ行けそうもない連中の姿までありますが。

>>67-68 〈周囲の見物人〉
ザラキーマ……?
そうでした。思い出しました。確か死の魔法を受けたんでしたっけね。
広範囲に死を与える魔法を。
どうやって蘇ったのかは、頭が霞んでよく思い出せませんが。

そちらの方が仰る通り、死の魔法は運が良ければ避けられます。
ですが、僕は日頃の善行と高い徳目に反して、何故か幸運値が低いようなんですよ。
まあ……僕が星回りに恵まれてない事は、同行者を見て頂ければ分かるかと思いますが。

>>70 〈精霊の守り〉
(ヨルムンガンドは、通りすがりの野良精霊に向かって話しかけられた)
なんですって? 貴方が即死を一度だけ防いで下さると?
それは、ありがとうございます。
死の魔法を防げるのならば、僕も安心して攻撃に移れますよ。
(雷撃でやや動きを鈍らせているものの、ヨルムンガンドは謎の老人に突進する)

72 :エミル:2012/02/01(水) 02:17:43.31 0
>>67-68≪周囲の見物人≫
(通りすがりの賢者が耳元で囁く)
ザキ、ザラキ、ザラキーマ(ザキ系)
ザラキは『II』、ザキは『III』、ザラキーマは『VI』で初登場。
相手を即死させるが、失敗することもある。ザキは単体、ザラキは1グループ、ザラキーマは全体対象である。
ほとんどの作品でザラキ・ザラキーマよりもザキの方が成功確率は高く設定されている。
ファミコン版『II』の説明書では、血液を一瞬で凝固させる呪文と表記されていた。
また、ファミコン版『II』のみ「相手の残りHPに関わらず即死」ではなく「即死するほどの大ダメージを与える」効果だったため、
掛けられた相手が瀕死の状態で生き残ることもあった。リメイク版『V』では本来存在しないはずのザラキーマを唱える敵がいるが、必ず失敗する。
『バトルロードII』では、ザラキは敵モンスターが使用し、『II』のような「即死するほどの大ダメージを与える呪文」となっている。
ザラキーマはとどめの一撃として登場。やはり即死こそしないが、敵チームに絶大なダメージを与える。

>>69≪アイラ≫
>……でもそれはそれとしてドラゴンハーフとかスライムハーフとかいう種族も聞いた事があるし。
>物事を深く考えなければいけるんじゃない?

人間かエルフのイケメンを探したほうがはやいのじゃ。

>エミルちゃん、のいて!

あい、わかった!
(ぴょんとはねたが、その場で滑って転んで電撃を受ける)

ぴぎゃあぁああああ!!

>>70≪精霊の守り≫
さんきゅーじゃ!

>>71≪ヨルムンガンド≫
>ぐ、ぎゃああああっ!

ぐげげ…や、やったのじゃ!!
(蛙のように仰向けになって、仲良くぴくぴく。)

>まあ……僕が星回りに恵まれてない事は、同行者を見て頂ければ分かるかと思いますが。

こんな可愛いエミルちゃんを捕まえて、星回りに恵まれていないとはバチがあたるぞよ!
……って聞いておるのか!?
(突進するヨルムンガンドを見て)

アイラよ!氷系の魔法の準備じゃ!
マホトーンを使ってもどうせ効かなかったの一言じゃろ。
走って逃げておるということは瞬間移動系の魔法も使えぬはず。
万が一、堀の用水路に飛び込んだらそのまま水ごと凍らすのじゃ!
これでチェックメイトじゃー!!
(エミルも謎の老人に突進する)

73 :アイラ:2012/02/02(木) 00:17:56.94 0
>71《ヨルムンガンド》
>ぐ、ぎゃああああっ!

やったああああああ! 成功よ!

>しかも、周囲には天国へ行けそうもない連中の姿までありますが。

失礼ね! そりゃあイチかバチかの荒療治だったけど……。

>ですが、僕は日頃の善行と高い徳目に反して、何故か幸運値が低いようなんですよ。
>まあ……僕が星回りに恵まれてない事は、同行者を見て頂ければ分かるかと思いますが。

うんうん、慈愛に溢れた立派な人に限って不幸な事故でよく亡くなるもんねえ……。
ちなみにアタシの幸運値は……なぜに他のステータス値から突出しとる!?

>72《エミル》
>ぐげげ…や、やったのじゃ!!

ひぃ、巻き添え!?

>アイラよ!氷系の魔法の準備じゃ!

(ヨルムンガンドとエミルが老人に突進する!)

終わりよ! ――エターナルフォースブリザード!

(相手を氷漬けにする魔法。※ 相手は多分死なない)

74 :名無しになりきれ:2012/02/04(土) 13:45:03.48 0
(ご名答。ルーラ系統の魔法は使えない)
(老人は突進を避けるために用水路の方へと走って逃げていく)
(ローブがぬれ、水が跳ねる)
(そこにアイラの魔法が決まり、水は氷となった)
(老人は動こうにも動くことができない)
た、たのむ
洗いざらいしゃべるから命だけは勘弁してくれー
(命乞いをした)

75 :ヨルムンガンド:2012/02/04(土) 23:35:39.26 0
>>72 〈エミル〉
(突進にエミルが続く)
なんと、エミルさんが珍しく知性を使うとは!
さっきのサンダーボルトの電撃が、頭に変な作用を起こしたんでしょうか?
もしも、知力上昇の影響が出ているのなら、今のうちに使い倒さねばなりません。
エミルさん、13+7×10は何ですか? 知力はちゃんと上がってますか?

>>73 〈アイラ〉
(氷結の魔法が、謎の老人を縛して足を止めさせる)
おお、これは見事な魔力制御。
てっきり「勢い余って殺っちまったぜ」と言う台詞を聞くかと思いましたよ。

>>74 〈謎の老人〉
(動きの封じられた謎の老人は、命乞いを始めた)
貴方の身柄は抵抗勢力の方々に預けられます。黙秘権はありません。
豪商連合の行状については、すでに知る所なので、この国の内情を教えてもらいましょう。

大臣は豪商連合に癒着しているそうですが、この国の王様はどうなんですか?
幼王などの傀儡政権なのか、一応権力を振るえる立場だが何も知らないのか。
それとも、実は何年も前に死んでるなんてオチじゃないでしょうね?
その辺りを話してもらいましょうか。
大臣派の一掃に理解がありそうなら、王様ともコンタクトを取りたいところですからね。

(エミルとアイラに向き直り)
豪商連合の行状は、この国の民衆の前で知らしめたい所です。王城前の広場が良いでしょうか。
人集めは抵抗勢力の方々に任せて、明日正午に決行と行きましょう。
他に王族や市長ならではの良策があれば、お聞きしたいところですが、どうですか? 

76 :エミル:2012/02/05(日) 20:41:57.54 0
>>73≪アイラ≫
さすがアイラじゃ!
ぬるいまっこい氷をだしおった!

>>74≪謎の老人≫
じゃから手加減しておるじゃろが!
とっとと喋るのじゃ!

>>75≪ヨルムンガンド≫
これ!わしを馬鹿にするでない!
(靴を脱いだエミルは、手の指と足の指をぞろぞろと動かして計算を始めた)

答えは13710じゃ!

≪真剣な顔っぽいヨルムンガンド≫
良策も島作もないのじゃ。おぬしの意見に賛成じゃ。
宿屋の主人の話によると、明日はちょうど開国記念日で祝日らしい。
豪商連合の力を見せ付けるために世界中から王族や首相を招き寄せると聞く。
全世界が注目しておるから、明日ほど演説にうってつけの日はないぞよ。

しかしまあ、油断は大敵じゃの。証人の老人が自殺などせぬよう、
抵抗勢力の方々に監視と、護衛を頼んでおくのじゃ。

77 :アイラ:2012/02/07(火) 02:17:25.38 0
>74
やった、成功! 魔力のコントロールもバッチリよ!

>75《ヨルムンガンド》
昔ながらの広場見せしめもいいけど……時代の最先端行く市長としては
ホウソウキョク……は怪しい機器に魂が吸い取られるから駄目として
サンリュウザッシキシャとかサンリュウスポーツシンブンシャとか集めて派手にやりたいわね!

(自分で言っといていまいちよく分かっていない)

>76《エミル》
>豪商連合の力を見せ付けるために世界中から王族や首相を招き寄せると聞く。
>全世界が注目しておるから、明日ほど演説にうってつけの日はないぞよ。

なるほど、それならサンリュウザッシキシャも来る!

>しかしまあ、油断は大敵じゃの。証人の老人が自殺などせぬよう、
>抵抗勢力の方々に監視と、護衛を頼んでおくのじゃ。

この人いかにも命惜しそうだから大丈夫だとは思うけど……
そうね、用心するに越したことは無いわ。
問題はいざその時になってボケ老人の振りを始められたらどうにもこうにもならない事ね……。

78 :名無しになりきれ:2012/02/09(木) 18:03:48.19 0
>>75
この国に国王はいない
治めているのは議会によって選ばれた大臣達だ
(この国は議会によって動いていることを説明し)
だから、国王とコンタクトを取ろうとしても無駄じゃよ

風のうわさによると、豪商連合が選挙のたびにロビー活動を行っているようだが、それ以外は知らん
(誰に雇われたかについては聞かれなかったので答えなかった)

79 :名無しになりきれ:2012/02/09(木) 18:18:05.56 0
>>76
「わかった。老人の面倒と人集めは我々が面倒見よう。開国記念日から2週間後には選挙の投票があるから行状を訴えるにはうってつけだしな」
(二つ返事で了承した)

(その翌日。国の首都にて世界の王族や首相を集めたサミットが終わりを迎え、豪商連合主催のパーティが開かれた。パーティに集まった人間の中には当然のことながらこの国も大臣もいて、パーティ会場周辺は武装した兵士たちによって取り囲まれている)
(会場近くの広場には抵抗勢力によって集められた人達でごった返している。演説を行うにはいい機会かもしれない)

80 :ヨルムンガンド:2012/02/10(金) 06:03:52.84 0
>>76 〈エミル〉
(エミルの計算結果を聞くと、ヨルムンガンドは目を逸らして言った)
……その明晰な頭脳の冴えに期待します。

(明日が開国記念日であるとの話を聞き)
なるほど、豪商連合の行状を知らしめるには好都合ですね。
証人に関しては、自殺よりも暗殺を心配した方が良いでしょう。
当然ながら口封じを予想されますので。

>>77 〈アイラ〉
確かに、とぼけられて証言を拒まれれば厄介ですね。
その辺りは司法取引で解決しましょう。

>>78 〈謎の老人〉
風の噂によると?
むぅ……あまり事情に通じてない辺り、こいつはもしや小物では?
この老人、豪商連合の顧問クラスかと思いましたが、どうやら大臣の個人的な手駒だったようですね……。
そのロビー活動を行っている相手、すなわち貴方の上司に関しては明日、示してもらいましょう。
明日の証言が恙なく行われれば、罪一等を減じる事を抵抗勢力の方に進言しても宜しいですよ。
少なくとも死罪にならないようには尽力致しますが。

>>79 〈翌日の大広場〉
かなり集まりましたね。まずは街の人間に訴えましょう。
(大広場の人間たちに向って)

ええ、お集まりの皆様方! 僕は水の聖獣ヨルムンガンドと申します。どうぞお見知りおきを!
さて……この国の皆様は、今の世の中をどう見ておられるでしょうか?
不況にも関わらず資本家ばかりが儲けて、貧富の差が拡大し続ける世の中を。
今日は、この資本家連中の実態についてお知らせしたく、皆様にお集まり頂いた次第でして。
噂程度には聞いた事がある方もおられるでしょうが、今から彼らの行状を全て白日の元に晒しましょう。

この資本家連中、儲けているばかりでは無く、実に横暴な真似をする連中なのです!
ゾゾの街では住民の虐殺を行い、果ては大陸一つを爆弾で吹っ飛ばそうとまでしていました!
果ては大魔王を利用して魔物を労働力に使い、今も自然や精霊の住める領域を廃物で汚染して減らしています。
そして……良いですか? この国の大臣の中には、そんな資本家連中と結託している者がいるのです!
彼は卑劣にも言論封殺に暗殺などという手段を用いてきました!ああ!何と嘆かわしい!

しかし、いくら嘆こうと大臣と民衆、金持ちと貧者……この上下は決して無くならないでしょう。
努力をした者や能力のある者と、そうでない者たちを同列には扱えませんからね。
その辺りを取っ払って、全てを平等とすれば国は成り立ちません。
ならば……どうしたら良いのでしょうか? 言いなり? いいえ、違います!

僕は上に立つ者に資格があるかを問うべきではないかと思います。
彼らが財力や権力を持つ者の責任と自覚を持って、誰もが納得しうる力の使い方をしているのかを。
そして、彼らが不正や独占など、不当な力の使い方をしているならば、貴方たちは解任に動くべきでしょう!
いや、今こそ動くべき時です! 労働者の怒りを思い知らせてやりましょう!
ここに全ての証拠と、証人も存在しています。
それとも、貴方たちは豪商連合と癒着する大臣を受け入れますか!?
(ヨルムンガンドは、さっそく唾を飛ばしながら民衆の扇動を始めた)

81 :エミル:2012/02/10(金) 23:53:00.23 O
>>77《アイラ》
ぼけ老人のふりなぞしたら、わしがブチコロスのじゃ

>>78-79《サミット当日》
ほぉ〜、賑わっておるの。
父上もドワーフの王族代表として、ちゃっかり呼ばれておったし…
(ツインテールをストレートに落としたエミル。パーティードレスに身を包みヨルムンガンドの頭上から双眼鏡で辺りを観察している)

うむ〜会場周辺の兵士も抵抗勢力の「一部」も互いに殺気だっておる
……血を流すことはなんとしても避けたいとこじゃが…
新しい歴史の幕開けを血で装飾するなぞナンセンスなのじゃ

>>80《ヨルムンガンド》
(演説を聞きながら眠くなったエミルは、ヨルムンガンドの頭から背中につるつると滑り落ちた)

あえ?
(民衆の拍手喝采にパチンと割れる鼻提灯)

ん!よう言うたヨルムンガンド!
あとは民衆に最後の審判を委ねるだけじゃの
(ぱちぱちと拍手)

まさか大臣たちも、この場で武力を行使することはなかろう
おとなしくしていれば、全てを失うことはないからのう

(とアイラに微笑みかけたら、抵抗勢力の人達に護衛されて例の老人が現れた。その光景にシネの国の大臣たちがざわつき始める)

星をも食いつぶす強欲な者たちの最後なのじゃ

82 :アイラ:2012/02/12(日) 18:46:23.20 0
>78
議会制で大臣が選挙によって選ばれる……なんてけしからん先進的な政治体形なの!
世襲制かコネ制市長のフロスの街とは大違い!

>79
うわ〜、賑やかねえ! お祭りみたい!

>80《ヨルムンガンド》
ボス戦開始前のありがちな熱血っぽい演説はアタシの管轄だけど今日は無血開城だもの。
政治的な演説はヨル君に任せておきましょう。
それにしても……よく湯水のごとく言葉が出て来るわね……。
選挙に出れば間違いなく大統領にでもなれそう。

(ヨルムンガンドの演説技能に感心している)

>まさか大臣たちも、この場で武力を行使することはなかろう
>おとなしくしていれば、全てを失うことはないからのう

そうね。
でも暴れ出す抵抗勢力がいないか一応警戒しておきましょう。備えあればなんとやら……ってね。

いよいよ、この時が来たのね……。

(警戒しつつ老人に注目する)

83 :ヨルムンガンド:2012/02/17(金) 20:22:24.14 0
(※ダレスト大臣は動けますでしょうか? それとも無理そうでしょうか?)
(※もしも、難しいと言う事でしたら"他の大臣"に動いてもらうことも検討して良いかと思いますが)

>>81 〈ドレス姿のエミル〉
(ドレスでめかし込んだエミルの格好を見て)
ふむ……随分と防御力が低そうで、かつ敏捷性にも欠けそうな代物ですね。
こう言った所に、服を着る種族との感性に違いを感じますよ。

(兵を引き連れた大臣たちが、民衆を割って広場に近づいてくる)
おっと、どうやら大臣連中もこちらに気づいた様子。
念のために、その服の下に何かを仕込んでおいた方が良いんじゃないですかね?
分厚い事典とか。

>>82 〈アイラ〉
えっ、無血開城? 僕はてっきり革命の一つでも起こすつもりでいましたが。

(何人かの大臣に向かって)
さあ、悪辣な資本家集団と癒着していた貴顕大公の皆様方。
この国の方々はノブレス・オブリージュの欠片も無い、貴方たちのやり方に否を突きつけたようです。
自らを省みた"資本家と結託した大臣"が速やかに辞任し、法に則った裁判を受け、刑に服するならば良し。
さもなくば……この国の在り方が根底から覆る事、も充分に有り得るでしょう。
それは、他の"清廉な大臣方"が、とても困りそうですがねえ……。

(後ろ手に縛られた老人に首を向けて)
この老人に見覚えはありますよね?
昨日に僕たちの暗殺を依頼した、この老人は?
(表情や挙動に、不審な点を現わす大臣がいないかを観察する)

84 :エミル:2012/02/20(月) 20:47:56.01 0
>>82≪アイラ≫>>83≪ヨルムンガンド≫
>いよいよ、この時が来たのね……。
そうじゃ、来たのじゃ……。
(つづきます)

85 :エミル:2012/02/20(月) 21:02:30.19 O
(つづきです)
>こう言った所に、服を着る種族との感性に違いを感じますよ。
おろかものめが!わしらはオシャレに命をかけておるのじゃ!
おぬしは一匹者じゃからわからぬのじゃろ。
世の中は便利とか不便とかそういうものだけじゃないのじゃよ。
のうアイラよ。

>えっ、無血開城? 僕はてっきり革命の一つでも起こすつもりでいましたが。
……?聖獣とは思えぬ台詞じゃの。熱でもあるのかえ?
民衆の喝采に酔うてしまうたのじゃろうか?こわいの

>分厚い事典とか。
そうじゃのう、アジトで見つけた極秘資料でも入れておこうかの
(もそもそしたそのとき)

弓兵長:人心を惑わす不埒な者たちめい!
(どっと雪崩れ込む弓兵達。彼らが一斉に弓を構えれば、負けじと抵抗勢力の人々も盾を構え剣を抜く)

これ!やめるのじゃ!!

抵抗勢力の兵士A:お止めくださるな。これは我らに巡ってきた殉教の機会ですゆえ。

なんじゃと……。

抵抗勢力の兵士B:子供たちの未来のため…、革命のために、我らは血を流すことを恐れない!

何を言うておる!人に限らず生き物すべてに与えられた使命は生きることじゃ。
どのような逆境も乗り越えて生き抜こうとする意欲が大切なのじゃ。
おぬしは己の死を美しく飾ろうとしておるだけじゃ!この場に相応しい人間ではない!

抵抗勢力の兵士C:きれいごとをほざくな!これは俺たちの戦いだ!
貧困から抜け出すために戦い続け、今までに沢山の仲間や愛する者を失ったのはこの俺たちだ!
この戦いは俺たちの手で終わらせる。邪魔をするなよそ者が!

謎の声:ええい!射殺せ!蛇も女も老人もレジスタンスも全員殺してしまえ!
暴徒と化した民衆も皆殺しだ!

86 :アイラ:2012/02/21(火) 21:06:34.34 0
>83《ヨルムンガンド》
>ふむ……随分と防御力が低そうで、かつ敏捷性にも欠けそうな代物ですね。

ところがどっこい、豪華なドレスは防御力が高くて魔法を跳ね返したりの特殊効果があったりするものよ。
有名どころだと光のドレス、とかね。

>えっ、無血開城? 僕はてっきり革命の一つでも起こすつもりでいましたが。

そうよ、これは革命――目指すは無血革命よ!

>85《エミル》
>世の中は便利とか不便とかそういうものだけじゃないのじゃよ。
>のうアイラよ。

そうね、いくら便利で物質的に豊かでも心の豊かさを失ってしまったら死も同然――。

>弓兵長:人心を惑わす不埒な者たちめい!

やめなさーい!

>抵抗勢力の兵士B:子供たちの未来のため…、革命のために、我らは血を流すことを恐れない!

やめて!!
どんな立派な目的のためでも、失われていい命なんて無い!

(抵抗勢力をエミルと一緒に必死で説得するも、通じない
何かに気付くアイラ)

これは……。
エミルちゃん、魔力を感じる! 人々をけしかけてる奴がいる――!

>謎の声:ええい!射殺せ!蛇も女も老人もレジスタンスも全員殺してしまえ!
>暴徒と化した民衆も皆殺しだ!

犯人はお前か―――――!!
今度こそ、正真正銘のラスボスのお出ましのようね!

87 :ヨルムンガンド:2012/02/23(木) 17:11:56.29 0
(※告知・ラスボス急募)

勤務期間・4〜6レス程度
募集職種・豪商連合と結託する議会制の国の大臣、等
年齢資格・不問
給与昇給・無し
中途退職・不可
勤務地・自称勇者たちが民衆の扇動を始めている広場

(ラスボスを務めて、貴方の履歴に箔を付けましょう。
内容は勇者にやられるだけの簡単なお仕事。
キャラテンプレは>>8にて。募集期間は2/24の23:59まで。
細々しく許可を取ったりはしません。いきなり入って下さって結構です。
尚、期間内に候補が現れなかった場合は、僕が兼務しようかと思います)

88 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/02/25(土) 00:02:27.60 0
>>85 〈エミル〉
謎の声「あの煩わしい小娘を殺せ! アホ面の奴じゃ! 矢衾にしてしまえ!」
弓兵長「了解いたした。あの見るからにアホ面を晒した奴を狙えば良いのですな?」
謎の声「そうじゃ、あの間抜けなアホ面じゃ!」

(謎の声の号令で、シネ国の弓兵長がエミルを弓の射程に収めた。
 限界まで引き絞られた弓の弦から、エミルの心臓を狙って矢が放たれる!)

弓兵長「シネっ」

(響き渡る殺戮の命令を合図として、群衆入り乱れる広場は激情に憑かれた。
 レジスタンスとシネ国の兵士たちは狂奔して激突し、その周囲は激昂する民衆と狼狽する大臣で入り乱れる。
 狂奔する民衆が官僚の髪を掴み、剣戟の音が至る所で響き、こちらで激突!あちらで激突!また激突!
 広場の色は親衛隊の鮮やかな赤服と、レジスタンスの雑多な服で撹拌されて混沌を帯びてゆく。
 この熱狂と騒擾で満たされた人々の坩堝を、青白い顔の男が睥睨していた。シネ国の外務大臣ライヒである)

ふむ……穏やかに事を進めたかったが、そうも行かないものだな。

名前:ライヒ
職業:外務大臣
種族:人間
性別:男
特徴:若い
性格:自信家
風貌:切れ長の青い目、黒髪、長身で貴族風の服を纏う

89 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/02/25(土) 00:08:03.82 0
>>86 〈アイラ〉
まずは領主として、財産である国民を守らせてもらおう……イルラ・アトゥ・ラーバ。

(ライヒは謎の声の主に向かって、短く謎の呪文を唱えた)

謎の声「「ほぎー!!」」

(謎の声の主は全く正体が明らかにならないまま、腹が裂けて死んだ。
 その肉の裂け目からは、巨大な口腔にびっしりと牙を生やした長虫が這い出てくる。
 体長は4m程。不気味な長虫が真っ白な体をうねらせると、逃げ散る人の群れが割れた)

静まれ、静粛に。
この虫は私が魔族の執政官より友好の証として譲り受けた、魔界の虫・アビスワームである。
私はアビスワームの卵を国中の井戸や、国賓を歓待する料理の中に入れた。
それを今、呪文で急速孵化させたに過ぎない。
そう……全国民に今日の国賓、井戸水を飲んだ兵士たちの腹にもアビスワームの卵は入っている。

(声を拡大する魔術具でライヒが告げると、あちこちで嘔吐の音が上がった。
 そして、じろりとアイラを睨みつけるや台詞を続ける)

私たちをラスボス呼ばわりする性質の悪い妄想家たちが紛れ込んでいるようだがね。
私は資源が財産である事を理解しているから、無意味な自然破壊はしないよ。
労働力が財産である事も理解しているから、人民の犠牲も望まない。
私の言う事が伝わったのなら、善良なる市民達は軽挙妄動に釣られず静まりなさい。
私の命令一つで、群衆全てがアビスワームに変わってしまうのは忍びないからね。
さあ、祭りは終わり……解散だ。

(ライヒがパンッと手を打つと、群衆が逃げる様に散って行く)

90 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/02/25(土) 00:10:14.98 0
>>83 〈ヨルムンガンド〉
さて、煽動家の諸君。
君らの要求は資本家と結託した大臣が辞任し、法に則った裁判を受け、刑に服する事だったね?
いいだろう……今日を以てシネ国の議会は解散して、全ての大臣は辞任する。
代わって、私は外務、内務、軍事の全てを統括する総統に就かせてもらうがね。

内務大臣「ライヒ、何を勝手な!」
海運大臣「然り、議会で三分の二が賛成せねば―――」

イルラ・アトゥ・ラーバ。

(反対の声を上げた大臣たちが熟した柘榴のように割れ、その中から新しいアビスワームが現れた)

法とは支配者が決める。
今、全ての大臣たちには法に則った裁判と、刑の執行が、総統である私の手で行われた。
これで要求は全て通ったわけだが、満足してくれたかね?

(ライヒは十数匹のアビスワームに守られている。
 周囲は、シネ国の兵士も含めて全員が恐怖に顔を引き攣らせ、一歩も動けない様子であった。
 それに満足したライヒは、今度は他国の王族や高官たちを睨みつける)

私は長らく外交を務めていて、腹立たしかった。
この国がシネだの厨華だのと言う、百年以上前の敗戦で列強国に強いられた卑名を使い続ける事が。
他国の高官や王族が、この国の名を口にする時の微かな嘲弄の眼と含み笑いがッ。
さんざん……さんざん馬鹿にしやがって!え?そうだろう?そこのお前たち!
自分の国の名前を言い澱む気持ちが、お前らに分かるか!?
意味を知ってて無意味にシネシネ連呼しやがって!お前が死ね!悶え死ね!死ねって言う奴が死ね!
イルラ・アトゥ・ラーバ!

(ライヒの呪文で、他国の外交官十数人がアビスワームに内側から喰われた)

ぜえっ……はぁ……今日よりシネ国は屈辱の名前を捨て、新しい国名をエールヴァルトとする。
全ての国々の王族や大臣は、エールヴァルトの成立に調印してもらおう。
資金と力を得たこの国は、もはや弱小ではない。
これからは、エールヴァルトが世界の中心となるのだ!

91 :ヨルムンガンド:2012/02/25(土) 00:20:12.26 0
>>85 〈エミル〉
ああ、そう言えば僕は色々あって聖獣になってましたね。
何やら、人界の穢れで急速に昔の魔獣の性質に戻りつつあるような気がしてまして。
ひょっとすると、聖なる属性が体質に合ってないのかもしれません。

>>86 〈アイラ〉
(広場で騒乱が始まり、アビスワームの群れが出現する)
むぅ……何やら大臣が恐怖政治を始めましたよ。
余程、シネと言う名前が気に入らなかったんでしょうか……気に入らなかったんでしょうね。
しかし、他国の要人を人質に取られた状況は厄介です。
まずは何とかしてアビスワームを封じなければ。
相手が貴族となると、金に飽かして対魔法装備を備えている可能性が高いのですが。

>>90 〈エールヴァルトの調印式〉
(広場ではライヒを中心にアビスワームとシネ国の兵で輪が作られ、レジスタンスの兵がそれを取り囲む)
これは、騎士(ナイト)とか付けられた子供がグレるようなものですかね。
そう言えば、アビスワームの卵は確か……何かに弱かったような……むう、ちょっと記憶が。

(ヨルムンガンドは考え込んでいる)

92 :名無しになりきれ:2012/02/25(土) 14:38:17.52 0
(他国の要人の中には復興し始めたばかりの魔物の国王もいた)
大魔王殿…
なぜ、そなたはあのような卑しい人間がいることを知りながら、和平を結んだのですか
(食事会で水を飲んでしまった。食べ物を口にしてしまった。体内にはアビスワームの卵が存在する。うかつに動こうものなら食い破られてジ・エンドだ)
ヨルムンガンド殿…
(気づかれないように背後に回り込み、「アビスワームの卵は氷に弱い」というメモをしっぽの上に置いた)


93 :黒マントの男 ◆YtFiiqjbeo :2012/02/25(土) 18:55:57.83 0
>>92
不味・・・・ヤク・・・バ
・・・・ダ・・・・ナイ・・・ドウ・・・

名前:???
職業:恐らく魔道士
種族:???
性別:男
特徴:なに言ってるかよくわからない
性格:なんだか冷たい
風貌:全身を覆う黒マントのせいでよくわからないが人ではない事は分かる
使用武器:杖の様な物を主体で使うが短剣も使う
備考:ある森で暮らしていたがそれ以前の記憶が無い事に気づき旅をはじめる
様々な魔法の扱いに長けている突然普通に話し始める時がある肉が好き

94 :名無しになりきれ:2012/02/25(土) 21:28:30.02 0
>>93
【セリフの意味が分かりません。どう解釈したらいいんですか】

95 :黒マントの男 ◆YtFiiqjbeo :2012/02/25(土) 21:47:55.78 0
>>94
すみません
「不味い早く何とかしなければまだ死にたくないどうすれば」
です

96 :エミル:2012/02/26(日) 23:40:46.85 O
>>86≪アイラ≫
>これは……。
>エミルちゃん、魔力を感じる! 人々をけしかけてる奴がいる――!
あやつじゃ!あ!
>「「ほぎー!!」」
……きゃあ〜!

>>87-90≪ライヒ≫
>弓兵長「シネっ」
ブスブスブス!(矢がささる)
アホとかブスとかひどいのじゃ!
(エミルは矢を何十本も浴びてよろよろと倒れこむ。でも無事だった。
ドレスの下に入れていた大きな本が盾の代わりになり矢を防いでくれた。
本を捨て、穴だらけのドレスを上手いこと纏めて縛って胸を隠す)

>>91≪ヨルムンガンド≫
なんじゃ、魔獣にもどってしまうのかえ?
そうなってしまっては本能だけの自由な存在じゃ
人の世のしばりごとなどアホらしく感じよう…
じゃが魔獣に戻るのはもう少し待って欲しいの。わしらに最後の力をかしてくれるのじゃ。

>>92≪魔物の国王のメモ≫
ん?この紙きれは……。
(メモの内容に何かを察したエミルは近くの店から大量のカキ氷を持ってくる)
冷たいものをいっぱい食べてお腹の中の虫の卵を殺すのじゃ!
(シャリシャリと頬張るとアイスクリーム頭痛で蹲る)
(そして魔物の国王にもカキ氷を手渡し人質の要人たちに配ることを依頼した)
たのんだぞよ。魔物の国の小さき王よ。

>>93≪黒マント≫
死にたくないとな?なら生きるのじゃ!

(エミルはライヒに叫ぶ)

なにが総統じゃ。おまえなんぞ支配者でもなんでもないただの人殺しのアホなのじゃ!
このように恐怖で人を支配しようなど具の骨頂!
ゆるせぬ!
(飛び出して、第一の障害であるアビスワームを殴ったり蹴ったりした)

97 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/02/27(月) 21:43:36.81 0
>>91-92 〈ヨルムンガンドと魔物の国の王のやり取り〉

(ライヒは巨体の蛇の背後で行われる怪しい動きには気付かない)

>>93-95 〈魔道士〉

(広場から去らずに残った人物の中には、漆黒のローブに身を包んだ人物がいた。
 その魔術師然とした異様な風体に目を止めたライヒは、彼に向かって話しかける)

何者だ? 風貌からして魔道士のようだが……前政権で大臣のいずれかに雇われた者か?
ならば私が継続して雇用する。エールヴァルトを脅かす反乱軍を一人残らず仕留めよ。
特に功績を上げれば、我が親衛隊として取り立てても良い。
逆らうならば、死、あるのみだ。

>>96 〈エミル〉
愚かしい……仮にも魔界の虫を素手でどうにかするつもりかね?
イルラ・アトゥ・ラーバ!

(アビスワームを殴打し続けるエミルに向かって、ライヒが呪文を唱えた。
 しかし、エミルの腹から虫が孵化する事は無く、目論見の外れたライヒは頬を歪める)

卵を飲まぬ者がいたのか……? まあ良い。
ドワーフの女よ、力が無ければ人民の統治は不可能なのだ。結果として力が恐れられる。
しかしね、独裁と言うのも悪くないものだよ? トップが優秀であればね!
さあ、アビスワーム共! 愚かな前時代の遺物どもを喰らえ!

(ライヒの命令で、動きを止めていたアビスワームが、戒めを解き放たれたように猛り狂う。
 彼らの攻撃手段は強靭な牙での噛みつき攻撃と、自分よりも小さい生物への押し潰し攻撃。
 正面から三匹、左右からニ匹。限界まで口を広げた巨大な長虫たちがエミルに襲いかかる!)

98 :名無しになりきれ:2012/02/27(月) 21:52:38.56 0
>>97
【腹の中にいる卵の扱いですが、どうしましょうか?普通に氷を食ったとしても位の中で溶けてしまうので、卵には影響がないような気がしなくもないですが】


99 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/02/27(月) 22:50:25.23 0
>>98 〈卵の設問〉

(基本的に私は打ち合わせを好まない。穴や隙間を考えるのも醍醐味である、と考えるのでね。
 何れにせよ、私は事細かにそれはダメ、あれはダメと言うつもりは無いよ。
 ……が、他の参加者が困っていると言うのなら、幾つか手段を提示してみよう。
 まずは魔法で容易には溶けない氷を作る。ヒャド辺りでかな。胃も多少痛みそうではあるけどね。
 他には只の氷ではなく、聖水なんかを凍らせたものを使う。これは結構効果的かも知れない)

(魔法に頼らない場合は、ブロックアイスを何個か丸呑みかな。
 魔物に寄生するらしきアビスワームは、元々人間を苗床とするのには適さない。
 卵にとって人間の体内は過酷な環境である、とする考え方もあるね。
 その場合は冷えた胃の中の僅か数度の違いが、卵にとっては致命的であるとして良いんじゃないかな。
 人間だって、僅か数度の体温の違いで死に至る事もありうるしね)

100 :名無しになりきれ:2012/02/27(月) 22:55:11.47 0
>>99
【了解しました。あと、いろいろとヒントを下さり、ありがとうございました】


101 :アイラ:2012/02/28(火) 00:39:58.03 0
>88
ああ……みんな、やめて! 落ち着いてください!
もう! 仕方ない、スリープクラウド行こうかな!?

>89《ライヒ》
>謎の声「「ほぎー!!」」

ぎゃぁああああああ!! キショい! 何アレ!?

>そう……全国民に今日の国賓、井戸水を飲んだ兵士たちの腹にもアビスワームの卵は入っている。

えっ、この国でラーメン食ったよ!? い、いやぁああああああ!!

>90《ライヒ》
(アビスワーム続々孵化)
ぎゃあああああああああ!! いやぁああああああああ!!(半狂乱)

>91《ヨルムンガンド》
>そう言えば、アビスワームの卵は確か……何かに弱かったような……むう、ちょっと記憶が。

何!? 早く思い出して、さっさと思い出してとっとと思い出して!

>92
はっ……! コールドパック!
(エミルが持ってきたかき氷に、溶けにくくする魔法をかけて食べまくる)
これを皆にも配るのよ……!

>93《黒マント》
早くあなたもこれを食べて!
(特性かき氷を渡す)

>96《エミル》
>なにが総統じゃ。おまえなんぞ支配者でもなんでもないただの人殺しのアホなのじゃ!
>このように恐怖で人を支配しようなど具の骨頂!
>ゆるせぬ!

そうだそうだ! やっちゃいなさ〜いエミルちゃん! バイキルト!
(アビスワームに殴る蹴るの暴行を加えるエミルに、攻撃力上昇の魔法をかける)

>97《ライヒ》
>さあ、アビスワーム共! 愚かな前時代の遺物どもを喰らえ!

エミルちゃんが危ない!
卵が氷に弱いって事は……弱点属性は冷気ね!? ――アイスストーム!
(極寒のブリザードがアビスワームたちに襲い掛かる!)

102 :ヨルムンガンド:2012/02/28(火) 04:55:06.73 0
>>92 〈魔物の国の王〉
貴方は魔物の国をお任せしたゴブリン王では?
復興の始まった今は、重要な時期です。
ここで倒れることの無いように気を付けて下さい。
む、それは……ふむ……。
(ヨルムンガンドはメモの置かれた尻尾をそっとエミルたちの前に動かして、内容を伝えた)

>>93 〈謎の男〉
台詞は不明瞭で魔物にも見える黒ずくめ……。
いや、いっそ清々しいと思える程に怪しい人ですね。
とりあえず、おかしな攻撃をしてこないとも限らないので警戒しておきましょう。

>>96 〈エミル〉
人には人のルールがある様に、獣には獣のルールがあります。
なので、魔獣に戻っても、必ずしも自由な存在であるとは言い切れませんけどね。
そんな魔獣にも人間と同じルールはありますよ。
仲間と見なした者は殺さない、とか。

……まあ、気付けば結構長い付き合いですからね。
仲間意識も無いわけではありませんし、害虫駆除と虫下しに付き合う位、なんてことありませんよ。
大魔王とも戦ったのに、今さら虫如きに食われてしまうのも、勿体ない感じがしますしね。
それにアビスワームを飼い慣らす人間なんて、魔物にとっても危険極まりないです。

>>97 〈ライヒ〉
(複数のアビスワームがエミルに迫るのを見て、ヨルムンガンドは彼女の右側に迫る一体へ喰らいついた)
腹の中から食い破られては敵いませんし、流石にこれを飲み下すのは止めた方が良いでしょうね……。
エミルさん、こちらですよ!
そろそろアイラさんが全体攻撃魔法を掛けそうな気がしますので、迅速な退避を!
以前のサンダーボルトと言い、メテオと言い、僕たちも巻き込まれる可能性が大です!

>>101 〈アイラ〉
(エミルに向かって警告した直後、冷気の嵐がアビスワームを包んだ)
ふぅ……流石に何度も巻き添えを喰らえば、僕も学習します。
ああ、冷気で思い出しました! 確かアビスワームの卵は氷に弱いはずです!

……さて、ところでエミルさんの自慢の斧は宿屋に置いて来たんでしょうか?
バイキルト状態の素手よりは攻撃力も高いでしょうし、ちょっと取って来ましょう。
さあエミルさん、僕の頭に乗って下さい。
(広場に面した宿屋の二階に向けて頭を伸ばし、そのまま窓をぶち破る)

103 :黒マントの男 ◆YtFiiqjbeo :2012/02/28(火) 18:52:37.49 0
>>96
ナ・・・・レ・???
『なんだこれ?』
<シャクシャク・・・・・・
%#>%£■¢%!!!!!
(かき氷特有の頭痛が襲う)

>>97
ゼ・・・・ン・・・・?・・・・ン・・・?ナン・・・・コ・・・・
『前政権?大臣?何のことだ・・・』
<死あるのみだ
ナ・・・・ト!!!
『なんだと!!!』
(大きな火の玉を出しはじめる)
マホウ・・・・ソル・・・・

>>101
モガ!?
(ロにかき氷を突っ込まれる)
▲%£■&£¢%&!!!!

>>102
・・・・へ・・・・ビ・・・蛇・・・・蛇蛇蛇蛇蛇蛇ィ!!!!!
(杖を向け叫び始める)


104 :エミル:2012/02/29(水) 21:48:45.88 O
>>97《ライヒ》
ドワーフの女じゃと?
耳穴をかっぽじってよく聞けい!
わしの名前は宝石姫エミルじゃー!
(アビスワームのあごにパンチ!)

>>101《アイラ》
サンキューじゃ!
(当社比で二倍になったパンチ力でアビスワームの体を連打)
うりゃりゃりゃ!
(しかしゴムみたいな皮膚に包まれている内臓や血管は、体内でぬるりと衝撃をいなすからダメージは半減)
魔法じゃアイラー!

>>102《ヨルムンガンド》
言われてみたら長い付き合いかの…
大地の神殿の洞窟で、ドラゴンと一緒にかっちょよく死んで終わろうと思っとったのに
あれからずいぶんと生きながらえてしもうた

……暗い地底から一歩踏み出したわしに世界は変わるという可能性を示してくれたのは地上の花じゃったし
思えばドワーフの王宮で孤独じゃったわしは、おぬしたちに出会うことで仲間というものを教わった気がする…
(ヨルムンガンドの頭に乗ったエミルはペッタリと抱き着いている)

おぬしの言う通り、あやつは強敵じゃ
大魔王ニュクスとは別の強さを持っておる。気をつけるのじゃ
(宿屋につくとヨワルテプストリの片手斧を手に持つ。軽鎧に変化するラビリスの大斧は激戦をくぐり抜けてきたために修理中)

>>103《黒マント》
不気味な男じゃの。もしや毎度お馴染みの強力爆弾を持っておるのではないのかえ?


たあー!
(アイラの冷風で凍結したアビスワームを斧で叩きあげ無数の氷片をライヒ側に飛ばす)

ライヒよ。力と恐怖で縮こまされた民が果たして充分な労働力を発揮できるのかえ?
例え優秀なおぬしが独裁で国を発展させたとしても、おぬしの死後はどうなるのじゃ?
人は永遠には生きられぬの。今さえよければ良いとかはジコ虫な考えじゃ
しょせんおぬしはカリスマ性のない、恐怖で民を操ることしか出来ぬ自分勝手な能無しなのじゃ!
(氷のかけらは凍ったアビスワームたちを粉々にしてキラキラと美しく散らせた。エミルはアイラとヨルムンガンドとともにライヒを取り囲む)

105 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/03/01(木) 06:44:28.94 0
>>101 〈アイラのアイスストーム〉

(エミルを喰らわんとしていたアビスワーム達が、不意に動きを止める。
 アイラの突き出す魔法の杖からは、銀白に輝く凍気が放射されていた。
 吹き荒れる魔術の冷気は、アビスワームの滑った表皮に薄氷の膜を張る。
 しかし、幾つもの封魔の護符を見に付けるライヒは、氷雪の中でも表情一つ変えない)

誰かと思えば、200年近くフロス市長を続けたアイラ・フォーチュンではないか。
10年ほど前、下級官吏であった頃にお目に掛かっていたはずだが、御記憶にはあるまいな。
貴女が武力を以て、エールヴァルトに内政干渉すれば侵略と見なす。
即刻攻撃を止め、退去して頂こう。
これは、魔王退治に名を残す貴女に最大限の敬意を表しての最後通牒である。
従えないと言うのなら、遺憾ながら此方も武力を行使させてもらう。

>>102 〈蠢く大蛇〉
蛇魔の怪物が、政を騙って我が臣民を扇動するとは片腹痛い。
貴様が統べるべきは、地獄の底を這う蠎(うわばみ)の群れだよ。
さあ、内側から喰われてアビスに墜ちたまえ……イルラ・アトゥ・ラーバ!

(ライヒはヨルムンガンドに向かい、アビスワームを急速孵化させる魔術を唱えた)

>>103 〈漆黒の者〉

(黒いマントで体を覆った人物は、ライヒを牽制する様に魔法の火球を生み出す。
 が、彼はヨルムンガンドを見ると、突然驚愕した様に杖を振って叫び始めた)

……体内に死を内包する恐怖で錯乱したか?
或いは、心の内に狂乱する精霊を飼う者かね。
いずれにしても、言葉が通じないと言うのも厄介なものだ。
まあ反乱軍と潰し合うならば良し、心行くまで大蛇と戯れたまえ。

106 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/03/01(木) 06:47:04.79 0
>>104 〈エミル〉

(エミルの名乗りを聞き、ライヒは己の記憶から他国の王室関係者の名を探る。
 そして、即座に記憶の泉からエミルの名前を掬い上げた)

宝石姫エミル……ドワーフ族の姫御前か。

(エミルは手にした斧で凍結したアビスワームを砕き、そのまま砕氷をライヒの方向に飛散させた。
 それを迎えたのは、金に飽かせてライヒが掻き集めた最高品質の防護装身具。
 マントにブーツ、指輪、首飾りに腕輪……魔力を持つ装身具が防護結界を発生させて氷片を邀撃する。
 パンッと軽い破裂音が響き、氷塊は一瞬にして銀雪の粒に変わって散らばった。
 明確な敵対の意志を受けたライヒは、自分より頭二つ分は低いドワーフ族の王女を睨みつける)

王女エミル、貴女の疑問に答えよう。
我が臣民の労働力だが……彼らは必要な働きをしてくれると信じてるよ。
妻子に親兄弟が、私の庇護下にあるのだからね。
一人ひとりが死兵として決死の働きをしてくれるに違いない。
そうではないかね? 忠勇なるエールヴァルトの強兵よ!
君たちは、建国の障害を排して忠誠を示してくれるね!?

(ライヒは親衛隊に対し、彼らの親族を人質に取っている事を匂わせた。露骨に。
 その意味を察した兵士長たちは、急展開の自失から立ち直って各々の配下に命令を飛ばす)

親衛隊長ビッグ・べン「……し、然り。ぜ、全軍、総統閣下を守れ! と つ げ き!」
弓兵隊長リトルジョン「分かりました……全軍、反乱軍に斉射を!」

(長槍を手にした親衛隊達が、ライヒを取り囲む者たちに突撃を始める。
 彼らの顔は蒼ざめていた。鮮やかな真紅の服に身を包んでさえ、死の蒼白さを纏っていた。
 周囲の弓兵隊は震える手でレジスタンスに照準を付けて、矢継ぎ早に攻撃を放ち続ける。
 シネ国の兵は、アビスワームの脅威が除かれるまでは絶対にライヒを裏切らない。
 いや、反抗したくても裏切れない。死ぬまで戦う死兵としてライヒを守るしか選択肢が無いのだ)

エールヴァルトの行く末まで心配して頂いて、申し訳ないけどね。
私の作る革新的な制度の数々は、国の未来を確実に素晴らしいものにするだろう。
だから、例え私が死のうとエールヴァルトは崩壊しない。
私は特別な人間だ、私なら国を盤石に出来る。

(突撃する親衛隊の背後でライヒは傲然と言い放った。その表情に一切の迷いは無い)

107 :アイラ:2012/03/03(土) 23:12:23.35 0
>102《ヨルムンガンド》
>そろそろアイラさんが全体攻撃魔法を掛けそうな気がしますので、迅速な退避を!
>以前のサンダーボルトと言い、メテオと言い、僕たちも巻き込まれる可能性が大です!

もう結構長い付き合いになるのね……。
華麗な連携ってやつが出来るようになったじゃない!

>103《黒マントの男》
そっちじゃない、杖を向けるのはあっち! 気持ち悪いイモ虫の方!
爆弾でも爆発魔法でも何でもいいわ! 
冷気で冷えた所にどか〜んとぶつけるのよ〜!

>105《ライヒ》
>従えないと言うのなら、遺憾ながら此方も武力を行使させてもらう。

馬鹿言わないで!
芋虫に人間を内側から悔い破らせるような奴にまともな国が築けるわけがないでしょう!
根拠? 生理的に受け付けないからに決まってるじゃない! この変態め〜〜!!

>14《エミル》
>たあー!

>人は永遠には生きられぬの。今さえよければ良いとかはジコ虫な考えじゃ

そうよ、あの虫! ああ気持ち悪い……!

>さあ、内側から喰われてアビスに墜ちたまえ……イルラ・アトゥ・ラーバ!

これ以上あんな虫を孵化させてたまるかああああ――アイスストーム!!
(ヨルムンガンドにアイスストームをかける)
蛇は変温動物だから冷気には耐えられるはず……!

>106
>親衛隊長ビッグ・べン「……し、然り。ぜ、全軍、総統閣下を守れ! と つ げ き!」
>弓兵隊長リトルジョン「分かりました……全軍、反乱軍に斉射を!」

こ・い・つ〜〜〜!! 卑怯野郎め!
――ミサイルプロテクション!

(飛び道具を防ぐ風の魔法を展開し、突撃してくる兵たちに名乗りをあげる)
まずは貴方達からね……かかってきなさい!
フロス市長アイラ・フォーチュンがお相手するわ!

(無謀にも接近戦を迎え撃つような構えをとる。杖に纏わせるは冷気の魔力)

アビスワームの弱点は、氷!
ものはついでよ、貴方達もめいっぱい食らいなさい!

(宣戦布告しているようだが、向かってくる兵たちにはそうではないと視線で訴えかける)

(どさくさに紛れて口に魔法で生成したかき氷を突っ込んでやる!
お願い意図に気付いて……!)

108 :ヨルムンガンド:2012/03/04(日) 00:13:31.70 0
>>103 〈黒マント〉
(黒マントの人物が、ヨルムンガンドに叫んでいる)
ええ……僕は蛇ですが、何か御用ですか?
ふむ、そう言えば以前貴方と似た方を見たような気がします。
トリア=ゼイルという方で、何やら魔族っぽい所もあった方なのですが。
貴方も、何やら人では無い感じがしますし、ちょっと御尊顔を拝見させて頂けませんかね?
(黒マントの男のフード部分を咥えて、ひっぺがそうとする)

>>104 〈エミル〉
そうでしたか。孤独でしたか。
まあ、王族ともなると庶民は気楽に話しかけられませんからね。
国に戻られたら、身分を隠して庶民と交わってみるのも、良いかも知れませんよ。
僕は、体長的な問題でいずれは海で暮らさねばならなくなるでしょう。
ですから、そうなれば洞窟住まいのエミルさんと会う事は無いやも知れませんね……。

>>105 〈アビスワームの孵化〉
(エミルと共にライヒを取り囲むと、ライヒからアビスワームを孵化させる呪文が飛んでくる)
僕はこの国で飲食はしていないので無駄で……ぐ、げぼぉぉっ!
ぐっ、そ、そうか、どうやら用水路を通った時に……アビスワームの卵を……飲んでいたようです!
巨体なので即死は免れましたが、ちょっと、内側から胃が喰われてるようで……ぐぎぁぁああ!

(ヨルムンガンドは孵化したアビスワームが内側から掛ける攻撃に、のたうちまわった)
(倒れるヨルムンガンドにエールヴァルト親衛隊が突撃して来て、ザクッ、ザクッと鱗に槍を突き刺す!)
(その槍で付けられた傷跡を食い破って、新たなアビスワームが体外に這い出て来た!)

>>107 〈フレンドリー・ファイア〉
(アイラのアイスストームが、ヨルムンガンドを凍結させる)
ぐ、が、が、巻き添えどころか直で攻撃とは!
変温動物なら冷気に耐えられるですって?
いや、冬眠程度の冷気ならともかく、攻撃用魔術の冷気なんて無理に決まってるでしょう!
傷口が凍結して血は止まりましたが……そろそろ、ダメかも知れません。
後一撃、耐えられるかどうか……こうなれば、死なばもろとも! さっ、潰されたくなければどいて下さい!

(ヨルムンガンドはライヒに向かって突進。兵士の群れを割って道を作る)

109 :エミル:2012/03/04(日) 21:42:48.74 0
>>106≪ライヒ≫
(銀雪の粒が煌いて散ると、ライヒの冷ややかな双眸がエミルを射る)
恐怖で兵をあやつり人形にしおって…。むなしいのう…
おぬしのことを特別な人間と心から思ってくれるものはおらぬのかえ?

>>108≪ヨルムンガンド≫
なんじゃ?おぬしもこの世にたった一匹の世界蛇じゃろ?寂しくはなかっ…
……そうじゃの。世界に一匹しかおらぬのならいっそせいせいするのじゃろうな。

>僕は、体長的な問題でいずれは海で暮らさねば
そうなんじゃ。海にゆくのか。じゃがそれはただそばにいないだけのこと。
アイラもトリアも…あと、誰じゃったっけ。度忘れしたのじゃ。
名前が一文字も出てこないのじゃ。スラぼうじゃったっけ?
とにかく、みな永遠のお友達じゃ。
わしは大きな海を見るたびに、おぬしのことを思い出すであろう……。
(ひしと抱きつく)

>ぐ、げぼぉぉっ!
きゃああああ!!きもちわるい!(押しのけ気味にすぐはなれる)

>>107≪アイラ≫
>これ以上あんな虫を孵化させてたまるかああああ――アイスストーム!!
>(アイラのアイスストームが、ヨルムンガンドを凍結させる)
>ぐ、が、が、巻き添えどころか直で攻撃とは!
(ヨルムンガンドはライヒに向かって突進。兵士の群れを割って道を作る)

うむ、みごとな連携じゃ!わしも手伝おう!
勇者ちゃんよ、、力をかしてくれるのじゃぁあぁ。
てやぁー!ビクトリーソーサー!!
(片手斧ヨワルテプストリを地面すれすれ、高速回転させながらライヒに投擲。
闘気が込められコントロールされたそれは、兵士たちの足元を縫うように進み
ヨルムンガンドの突進よりも先に、ライヒに到達することだろう)

おぬしの死後、エールヴァルトに残るのは革新的な制度ではない!
気色の悪い犯罪歴史だけなのじゃ!(びしっとライヒをゆびさす)

110 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/03/05(月) 07:36:26.28 0
>>107 〈乱箭、風に阻まれて砕け、術士、杖で相対する〉

(降り注ぐ矢の雨は気流の壁に突き刺さるや矢柄を砕かれ、散り散りに砕けて地面に落ちた。
 明らかに強力な防護魔術が働いている。それを察した弓兵隊長は配下に新たな命令を出す)

弓兵隊長リトルジョン「全隊、剣を持て!弓矢は魔術で防がれる!フロス市長、覚悟せよ!」
親衛隊長ビッグ・べン「待て!奴は俺が殺る!他の奴は手を出すな!」

(親衛隊長はアイラの醸し出す違和感を察した。
 大臣の護衛を主な任務として、宮廷生活の長い彼は他者の感情を読むのに長けていた故に。
 同僚に先駆けて大地を蹴った親衛隊長は、アイラに接近すると低く囁く)

親衛隊長ビッグ・べン「……何だ?最初は強く当たって、後は流れでお願いします、か?」

(聞きながら、親衛隊長がアイラに剣を叩きつける!
 命中する寸前に手首を返し、剣の腹が当たるように計らう。威力を極力殺して。
 官僚であるライヒは、何十もの怪物を操れようとも戦闘には慣れていない。
 遠めなら今の一撃でも充分に斬ったと欺ける。つまりは猿芝居。策があるなら聞くぞと言う意思だった)


>>109 〈小女、気炎を吐き、躍斧、戦陣を潜る〉

黄口の孺子が知った口を聞く。
恐怖が無ければ、容易に堕する人間をどうやって規範に従わせる。

(エミル投げた斧が兵の群れを縫ってライヒの足元まで至り……急速に軌道を変えて跳ねる!
 闘気を纏った刃は、絢爛なる防護装飾の守りを突き抜け、ライヒの胸に強烈な一撃を入れた。
 そして、空に大きな弧を描きながらエミルの手元へと戻って行く)

ぐ……がッ……き、貴様の親族を人質に取っている事を忘れたかッ!
ええい、何をしている! 誰か私を守れ!
兵士に代わりは利くが、中枢たる私が失われれば国が崩壊するのだぞ!

弓兵隊長リトルジョン「……ハッ」

(弓兵隊長は鞘から剣を抜き、その視線を、ひたとエミルの顔に据えた。
 老いとは無縁の大地の妖精族の瞳は、鍛えた鋼が光る様に清々しい。
 その迷いの無さに、弓兵長の心に一瞬の狼狽が生まれた。
 ―――ライヒは暴戻の禍君。しかし、彼に叛けば皆の命を無為に捨てさせてしまう。
 ―――外の患いよりも、内の憂いが深いとは……この国はどうなるのか……。
 ―――いやいや、迷うな。戦場ではいかに敵を殺傷するかに専心すべきだ!
 ―――今まで私自身が配下に教えて来た事ではないか! その私自身が第一に惑ってどうする!
 内なる困惑を即座に収束させた弓兵隊長は、抜刀した短剣でエミルに斬りつけながら咆哮する)

弓兵隊長リトルジョン「今度こそ覚悟しろ、アホ面ァァ!」

111 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/03/05(月) 07:43:52.45 0
>>108 〈巨蛇、猛進して奔り、総統、傷じて遁走する〉

チッ……チッ……チッ……!

(舌打ちするライヒが、乱戦の場から離れようとする。
 足取りは重い。傷は大したことは無いのだが、本来は非戦闘員なので痛みに慣れないのだ。
 その逃げるライヒを巨大な蛇が迫う。
 群がる兵士が表皮の鱗に槍や剣を何本突き刺さしても、ヨルムンガンドの動きは止まらない)

反乱軍を止められないとは、何と言う無能ッ。
こうなれば、招いた王族どもを全員アビスワームに変えるしかない……!
それで、足りなければ今度は住人も変える!
ともあれ全員の口を封じれば、他国にアビスワームの卵を仕掛ける時間は充分に取れるはずだ!

(招いた国賓たちの前まで辿り着くと、彼らに向かってライヒは叫ぶ)

皆様、もう調印式は結構!
不甲斐無い我が配下の穴を埋める為、皆様にはアビスワームに変わってもらう事にした!
イルラ・アトゥ・ラーバ!
く、く、あっははははは!どうか私を恨まないでいただきたい!

(戦闘の始まる前には晴れていた空が、今は灰色の濁りを帯びている。
 空の変化は、如実に示す。
 魔物の国の王が何らかの措置を講じるには、充分なだけの時間が経過していた事を)

112 :黒マントの男 ◆YtFiiqjbeo :2012/03/05(月) 18:34:38.44 0
>>104
バ・・・ダン?・・・・ジミ・・・ナ・・・・?
『爆弾?お馴染み?何のことだ?』
オ・・・・イイ・・・ツカ?・・ラ・・・・テ・・・・ル
『お前いい奴か?なら手伝ってやる』

>>105
お前の魂は薄汚れている・・・ギギギ・・・
・・・ギゲゲゲゲゲ!!!!
『旧支配者よ呪われし物の血により目覚めよ・・・・』
(突然凄いスピードで詠唱を始める)

>>107
・・・・・マホウ・・・ツンドラ・・・
(氷の槍が次々と床から発生する)
コ・・・・イイ・・・?
『これでいいのか?』

>>108
メゲッ!!!!
(ヨルムンガンドにフードを取られまいと押さえ始める)
・・・・・リフレクト・・・・
(障壁で弾き飛ばす)

>>111
逃がさないよ・・・・・
(後ろから抱きつき拘束する)
・・・何を企んでいる・・・・・?

113 :アイラ:2012/03/07(水) 01:38:20.11 0
>108《ヨルムンガンド》
>ぐ、が、が、巻き添えどころか直で攻撃とは!

我慢して、虫退治のためよ!
ヨル君が海に行っても、時々会いに行くから! 気合いで生き残るのよ!

>109《エミル》
エミルちゃん、そっちは撒かせた、頑張って〜〜!!

>110《ライヒ》
>親衛隊長ビッグ・べン「待て!奴は俺が殺る!他の奴は手を出すな!」

(親衛隊帳が斬りかかってくる)

ひぃいいいい! やっぱダメええ!

>親衛隊長ビッグ・べン「……何だ?最初は強く当たって、後は流れでお願いします、か?」

痛……くない!?

(親衛隊長は察してくれたようだ! 杖を構えながら囁き返す)

氷を食べてやればアビスワームの孵化を防ぐ事が出来るのよ。
――喰らえッ! 頑張って飲みこんで……!

(攻撃魔法を放つような動作で、隊長の口に魔法で生成したかき氷を突っ込む)

―― サンドストーム!

(続いて砂を巻き上げ、ライヒから見えないように目くらましをする。
そして、大声を張り上げて残りの兵達を呼び寄せる)

さあさあ、みんなかかってきなさーい! 早く来ないと隊長の命はないわよ〜〜!!

>111-《ライヒ》
>イルラ・アトゥ・ラーバ!
ひぃ、頼むからその魔法は唱えるな!

>112《黒マントの男》
>逃がさないよ・・・・・
そうよ、ナイス! 後は呪文を唱えないようにさるぐつわでも噛ませといて!


114 :エミル:2012/03/08(木) 21:49:49.77 O
>>110≪リトルジョン≫
>黄口の孺子が知った口を聞く。
>恐怖が無ければ、容易に堕する人間をどうやって規範に従わせる。

快楽をエサにすれば従うのでないのかー?
(パシ!天に翳した右手に片手斧が納まる)

>ぐ……がッ……き、貴様の親族を人質に取っている事を忘れたかッ!

……ふん、このような謀略を許すわけにはいかぬ。すべては大義のため!そのための死なら父上も喜ぼう!
おぬしはわしらドワーフの戦を知っておるか?
敵を滅ぼすまで、親の屍を子が越え子の屍を親が越え猪突し続けるのじゃー!
(エミルは嘘をついた。言葉とは裏腹に、内心では魔物の国の王がどうにかしてくれているはず、そう信じていた。
そこへ現れたのは弓兵隊長。鞘から剣を抜き、その視線を、ひたとエミルの顔に据える)

>「今度こそ覚悟しろ、アホ面ァァ!」
「アホはおぬしじゃ。戦場での遅疑逡巡は命取りなのじゃ!」
(斬撃に怯むことなく、懐に飛び込んだエミルはしばらく交戦すると、隙を見つけて体術を使い
文字通りの出足払いでリトルジョンを地面にひっくり返す)

氷を食べればアビスワームの孵化を防ぐことが出来るぞ!
ライヒはわしらが何とかするゆえ邪魔をするでない!

>>112≪黒マントの男≫
>『お前いい奴か?なら手伝ってやる』

こんな可愛いらしい悪人がおるわけないじゃろが
……はっ!おぬし、まさか!?
あの爆発で生きておったのか!?

115 :エミル:2012/03/08(木) 21:52:38.27 O
113《アイラ》
>エミルちゃん、そっちは撒かせた、頑張って〜〜!!

よし!撒かせるのじゃ!愛の種を撒き散らし、この地上を幸福であふれかえしてみせようぞ
(ライヒを探すため戦場を見渡せば、兵隊たちがヨルムンガンドの体に槍や剣を突き立てている)

…きゃあぁ〜〜!ヨルムンガンドが。
アイラよ、ヨルムンガンドが死んでしまうのじゃ〜〜!
(エミルは慌てて走ってヨルムンガンドに追い付いた)

大丈夫かえ?よく見たら傷は浅いようじゃの?
引っこ抜いたら血が出るからそのままにしておこうの。
(傷ついた大蛇を守るため平走しながら斧を振るう。兵隊たちの動きはアイラの陽動によって迷いが生じているようだった)

>>111《ライヒ》
>イルラ・アトゥ・ラーバ!

ぎいゃー!(悶絶するドワーフ王)
ぎゃ…ぎゃ…ぎゃは、ひひ〜!
(じつはお腹を抱えて笑っている)

うう!?父上!?あれはわしの父上じゃ。かき氷は食べなかったのじゃろうか?

ええい!ライヒめ!ゆるさぬ!
(ヨルムンガンドに突き刺さっている槍を引っこ抜きライヒに投げようとした)

むぅ!
(手が止まる。黒マントの男がライヒに抱き着き何かを仕掛けようとしているからだ!)
ま、まさか…自爆!?

116 :ヨルムンガンド:2012/03/09(金) 21:08:49.79 0
>>112 〈黒マントの男〉
(黒マントのフードを取ろうとすると、魔法の障壁で弾き飛ばされる)
むむ……シャイではありますが、貴方は大臣に組する者ではありませんね?
それならば、ぜひ御尊名を窺いたいものですが。
前に敵対していた人物を"スーツの男"と呼び続けて、今一つ締まらない感じだったもので。
何か事情が有って名乗れないのなら、仮にハセオと名乗るのはどうでしょう?
……気に入ってもらえれば良いのですが。

>>111 〈ライヒ〉
(全身に矢と槍が突き刺さりながら、ライヒに向かって突進する)
一撃一撃は大した事無いんですが、これだけ喰らうと中々のダメージですね……。
さて、追い詰めましたよ。総統閣下殿。
頼みの魔法も不発のようですが、如何なさいますか?

(混乱の最中、ライヒは黒マントの男に抱きつかれていた)
ハセオさん、いったい何を?

>>113 〈アイラ〉
いえ、今の僕に必要なのは気合ではなく、回復魔法やポーションの類です。
気合で何とか出来れば、いくらでも気合を入れますけどね。
今にして思いますが、仲間に回復魔法の使い手が居ないのが悔やまれます。

>>114 〈エミル〉
(エミルがヨルムンガンドに刺さった槍を引き抜くと、さながら詮を抜いたワイン樽の様に血が噴き出る)
うっ、眩暈……。

(遠のく意識の中で、組んず解れつに揉み合っているライヒと黒マントを見て)
いや、こんな街中で自爆は無いと思いますよ……ぐふっ。

117 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/03/10(土) 20:15:11.90 0
>>112 〈氷槍、広場を蔽い、黒衣、総統を捉える〉

(黒衣の人物の詠唱と共に魔力が解き放たれ、凍結した大地から氷の槍が生える。
 変化する戦場の地形に、親衛隊とレジスタンスの戦いも一時中断した)

弓兵「おい、何が起こった!?」
兵士「氷の魔法のようだが……誰の仕業だ!」

(ライヒは戦場からの逃走を試みるが、周囲全ては氷槍で阻まれていた。
 黒マントの男に背後から抱きつかれたライヒは、己を拘束する人物に反論する)

魂が薄汚れているだって……それは誤解も甚だしい。知っているかね?
この国はシネや厨華と言う馬鹿げた名前を付けられる前は、エールヴァルトという名だったのだ。
私は滅びたエールヴァルトを復活させ、祖国を貶めた国々に思い知らせたいだけだよ。
政治の根本を議会制に改めさせ、他国の文化が流入し、いくら通婚を重ねてもエールヴァルトの血統は絶えない。
エールヴァルトは、百年間近く復讐の牙を砥いでました……とね。

私は国の為、民の為に心血を注いでいる救世主なのだ。私心など微塵も無い。
短絡的に考えるな。遠大なる目で俯瞰せよ。これは偉大なる民族闘争!
だから離せッ!私の邪魔をするなッ!

(ライヒは身動きを取れない。黒マントの男に抑えつけられたまま叫ぶ)


>>113 〈砂塵、戦場を隠し、魔卵、氷結に散る〉

(強烈な突風が地面の砂を掃き、舞い上げ、周囲の人間から目と耳と鼻を塞ぐ。
 濛々と立ち込める黄色の闇の中で、親衛隊は隊長の命が無いと叫ぶアイラの声を聞いた)

親衛隊員「隊長を救え!相手は魔術師だ。騎士道精神は無用!全員で掛かれ!」

(砂の煙幕の中に突入した数十の親衛隊は、その中に立ちはだかる隊長の姿を認める。
 親衛隊長は槍を横一文字に構え、アイラに攻撃しようとする配下を制止した)

親衛隊長「……全隊待て、アビスワームの孵化を止める方法が分かった」

(アビスワームの孵化を恐れるのは親衛隊とて同じ。隊長の声に彼らが動きを止める。
 そして砂塵の中で全員が氷塊を呑み下した。彼らの心は離反する。エールヴァルトから。ライヒから。
 いや、元からライヒへの忠誠は薄く、薄まり切った忠誠心が消えただけだった)

親衛隊長「総統の目的はともあれ、その手段は容認できるものではないなぁ。虫だぞ、虫。冗談じゃない。
      今から俺は親衛隊長を止めて野に下る。只のビッグだ。お前たちも己の思う事を為せ。
      フロス市長、その氷は量産できるのか? 広場に集まった人間全てを助けられるだけの」

(エールヴァルトの親衛隊は隊長の意を汲んだ。まずは住人を助けるのが先決だと。
 彼らはアビスワームの対処方を持てば、砂煙の街を縦横に奔走するだろう)

118 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/03/10(土) 20:22:05.22 0
>>114-116 〈総統、窮して惑い、変心、猛火を生ず〉

弓兵隊長リトルジョン「うぐっ」

(体勢を崩された弓兵隊長は、石畳に頭を打って昏倒した。
 薄れゆく意識の中で彼は、エミルの姿を見て、声を聞き、一瞬羨ましさを感じた。
 ―――真っ直ぐな瞳だ、私もこう在れたらどんなに良かった事か、と)

氷を飲めば、アビスワームの孵化を防げるだと?

(!を付けて叫んだ為、エミルの声はライヒの耳にも届く。
 必然的にライヒはエミルが、引いては反乱軍がアビスワームの対処法を知る事を知った。
 同時にアビスワームを用いた民衆支配の目論見が崩れた事を)

無能な弓兵隊長め、なぜ蛮族如きを討ち取れないッ。
イルラ・アトゥ……う、ぐッ。

(ライヒが呻き、弓兵長に掛けようとした呪文が中断する。
 黒マントの男の腕がライヒの胸を締め上げており、呪文の詠唱を妨げられたのだ)

何故だ……何故私がこんな酷い目に? 私は一片の私心無く国に尽くしているのにッ。

(ライヒは己に非を認めない。何かが間違っているのなら自分以外に原因がある。それを思考の内に探す。
 ―――おかしい……私の計画が上手く進まないのは陰謀としか考えられない。
 ―――そうだ、何者かが私を陥れようとしている!
 ―――誰だ、誰が悪い! 私を陥れようとしている者は何者だ!)

そうだ!そもそもの発端は……豪商連合だ!奴らだ!
奴らが魔族との提案を受け入れろと言う愚策を勧めて来たのが、全ての元凶だ!
愚策を良策と見せかけて!私を唆して!全ての非は奴らにある!

第二の悪は魔族の執政官!奴がこんな力を与えなければ……ッ!私を狂わせた悪魔め!
第三の悪は私を止めてくれなかったシネ国の大臣たち!暴走を防ぐ為の議会ではないのか!
第四の悪はシネ国なんて名を付けた過去の侵略国だ!そうだろう!?

(ライヒは護身用の短剣を抜いて黒マントの男の腕を切りつけると、束縛から脱した。
 そして、自らを取り囲む者たちに向かってライヒは叫ぶ)

……何をしている!真の敵は奴らだ!魔族を操る商人達だ!
お前たちの求めていたラスボスは奴らなのだ!
共に討ち果たそう!私の愛国心に付け込んで、利を貪らんとした死の商人どもを!

天なる神よ、このライヒの心を照覧あれ!
魔物に惑乱させられはしたが、真には穢れていない青雲の志を!
私はこれより、真の敵を討つ!
もしも、このライヒの行いが御心に叶わぬならば、天意の雷を持って裁きたまえ!

(全ての非と罪を他者に押し付けた結果、ライヒは変心した……ように見えた。
 賓客の中に交じる豪商達に向け、ライヒは護身の刃を振る。
 この短剣も、サラマンダーの牙と呼ばれる最高品質の魔術武器。
 秘められた力を開放した短剣からは炎が渦巻き、直線状に走って行く。
 巻き込まれる者には頓着しない。ライヒの目には入らない)

119 :名無しになりきれ:2012/03/10(土) 21:45:18.33 0
(アビスワームの卵が与えられたのは大昔の話だ。魔族の執政官はとうのとっくに死んでいるので、炎の対象となることはなかった)
(海を汚し、森を破壊した豪商のトップはすでに死んでいる。その活動を見てみぬふりをしていた大臣もアビスワームによって腹を破られ、ご覧のありさまだ)
(そして、魔族の国と和平を結んだ宰相もすでにあの世へと旅立っているし、侵略した国の宰相も既に存在しない)
「な、なんだこれは!?」
「た、助けてくれ」
(だが、その豪商以外にも環境破壊にかかわったものがいる。その者達は炎にまかれ、息絶えてしまった)

120 :アイラ:2012/03/11(日) 00:34:58.30 0
>115《エミル》
>…きゃあぁ〜〜!ヨルムンガンドが。
>アイラよ、ヨルムンガンドが死んでしまうのじゃ〜〜!

落ち着いて! 血が出るから慌てて槍や矢を抜いたら駄目よ!

>116《ヨルムンガンド》
>うっ、眩暈……。

あーれー!? 抜けちゃってる!?
ぐふっ、言うなよぐふっ! どうにかするから!

>117
>親衛隊長「……全隊待て、アビスワームの孵化を止める方法が分かった」

みんな、騙されたと思ってこれを食べて欲しいの!
(全員分にかき氷を生成して食べさせた)

>親衛隊長「総統の目的はともあれ、その手段は容認できるものではないなぁ。虫だぞ、虫。冗談じゃない。
      今から俺は親衛隊長を止めて野に下る。只のビッグだ。お前たちも己の思う事を為せ。
      フロス市長、その氷は量産できるのか? 広場に集まった人間全てを助けられるだけの」

全員分の氷――とんでもない魔力が必要ね……! 
よし、なんとか頑張るからアタシからもお願い! 
貴方達の中に回復系の魔法が使える人、もしくはポーション使い、薬草使い、の類はいる!?
もしいたらヨル君……あの大蛇を助けてあげて!

>118《ライヒ》
乱心した!? 手を組んでるはずの勢力までも攻撃し始めた……!
でも……これってもしかしなくても好都合!?

――ウォータースプラッシュ!

(水噴射魔法で、飛んできた炎の餌食になろうとしていた豪商を助ける)

あなたたち! これで分かったでしょ、アタシ達に協力して!
金持ちなら魔晶石の一つや二つ持ってるわよね!?
他にも戦闘に役立ちそうな物を持ってたら全部渡して!

121 :エミル:2012/03/11(日) 19:11:19.04 0
>>116《ヨルムンガンド》
きゃあぁ〜!ぐふって簡単に倒れるでない。しっかりせいヨルムンガンドよ!
(血が噴き出す傷口に栓をするべく槍を突き戻す)
くぺぺぺ…血まみれなのじゃ

>>117-119《ライヒ》
>共に討ち果たそう!私の愛国心に付け込んで、利を貪らんとした死の商人どもを!

おー!!(のりのりで拳をつきあげるが)
……はっ!だめじゃ。死の豪商たちを裁くのはおぬしでもわしらでもない。
民衆なのじゃ!いまは民衆に立ち上がらせるときなのじゃ!

>>120《アイラ》
さすがはアイラ!
(ライヒの短剣から放出された火炎とアイラの水噴射魔法とがぶつかり合い相殺され周りには水蒸気が立ち込めていた。
余って地面に撒かれた熱湯と暗雲によって太陽が隠され気温が低くなってしまったため地面から湯気がもくもくとたっている)

ほれ商人たちよ、役に立ちそうなアイテムを出せい。
紛争に環境汚染とおぬしらは色々なものを傷つけ奪った。
それは永遠に返って来ぬものじゃ。
わしはおぬしら商人たちに、剣を持ち贖罪のために戦えとは言わぬ。
ただ、今からでもできることがあるはず。
おぬしらの我欲によって生まれたあやつ(ライヒ)を打ち倒すためにわしらに力を貸せい!

122 :エミル:2012/03/11(日) 19:15:16.21 0
ははーーー
(したたかな豪商たちは煌びやかな衣装に泥をつけ土下座した。
しかし隠されたそれぞれの顔にはニッパーと歪んだ笑みを浮かべていた。
敵意のないことをアピールし、立ち上がり、魔晶石や高価なアイテムを放り投げれば、それはヨルムンガンドの目の前で山になる。
ここでライヒを斬り捨て、今の地位を捨てたとしても自分たちは他国でもう一度商人としてやり直し返り咲くこともできるだろう)

「……へへ、これでおゆるしくだせえまし。市長さまに王女さま
(……フン。我ら数人の商人たちだけで環境汚染や紛争などを実行したわけでもあるまい。
すべては同調した愚民どもがやったことではないのか。まあよい。この場はな)」
(豪商たちは手もみしぺこぺこしたあと、アイラの後方に下がり、養豚でも見るような視線でライヒに視線を移したが)

「…おや?ライヒが見当たりませんな?」

むむむ…。
(ヨルムンガンドが復活するまでの時間稼ぎと、兵隊が氷を市民たちに配り終える時間稼ぎのために
辺りには水蒸気が立ち込めていた。そして――)

霧が…晴れるのじゃ……
(ぽつ…ぽつ……程無くして天から雨が降ってきた)

123 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/03/12(月) 22:12:17.47 0
>>119 〈商人、灼熱に消え、総統、内心に息を吐く〉

諸悪の根源たる痴れ者どもめ!裁きを受けよ!

(ライヒの剣から放たれた紅蓮の炎が宙を走り、招かれた豪商たちを灼熱で焼き尽くそうとする。
 唸る猛火に巻かれ、憐れ豪商達は一人残らず息絶えた……かに見えた。
 豪商どもに罪を担わせ、己の失態を白紙に返せるだろうと、ライヒが思い描くほどに)

>>120 〈急転、猛火は阻まれ、商人は安堵して嗤う〉

(が、豪商を焼き尽くす筈だった猛火の渦は……標的の直前で噴き上がる白煙に変じる!
 アイラが魔術の水を噴射して、寸前で魔術の炎を消されてしまったのだ)

何故、そいつらを助ける!悪いのは全部そいつらだぞ!
さては……共謀していたのか!? そうか、そうだな、最初から私を陥れる為に!

(精神に渦巻く猜疑。ライヒは射殺す様な視線でアイラと豪商を睨みつける。
 今や、ライヒの心には全員が共謀しているようにしか感じられなかった。孤立無援である。
 選択肢は殆ど無い。逃走して再起を図るくらいしか。白煙に紛れてライヒは広場を逃れる。
 が、彼の心は自分の非を認める事に堪えられず、またしても他者の糾弾を始める。
 ―――こんな……こんな筈では無かった!私は偉大な業績を残す筈だった!英雄になるはずだった!
 ―――魔族も敵、商人も敵、民衆も兵士も反乱軍も敵、何もかも私に刃向かう!
 ―――高邁な理念を理解しない豺狼共に愚物共ッ!奴らが全てをぶち壊しにした!
 ―――ああ、爆弾が……私の手にも、あの爆弾があれば!今日と言う悪日を全て白紙に返せるのに!)

チッ……チッ……チッ……そうだ、爆弾だっ!エールヴァルトに爆弾は無いのかッ!?

124 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/03/12(月) 22:16:34.76 0
>>121-122 〈総統、鉄竜に乗り、万人を敵として邀撃する〉

(愁雨が静かに街路を撫でる中、兵士たちが慌ただしく駆け巡る)

兵士「四方の街門を閉鎖!」
兵士「住民が呑まされた卵も大部分を除去!」
兵士「六ヶ所の井戸に聖水を流し終わった!」

(一方、全て吹っ飛ばしてリセットするとの思考に至ったライヒは、爆弾を求めて宮殿の呪具庫を探す。
 入り口で守っていた衛兵を問答無用に斬り伏せて。
 しかし……当然ながら、都市を破壊する規模の爆弾など豪商連合が他国に渡すだろうか? 否!渡さない)

なぜ無い!?エールヴァルトには爆弾が無いのか!?
無能な奴らめ!なぜ爆弾を手に入れておかなかった!
くそ……他に無いのか!爆弾に代わるものは!私にも使える強力な武器は!
魔力を使う物は駄目だ……先程のサラマンダーの牙で魔力は尽きた……他の物でなければ。

(焦るライヒの眼に鉄の竜が目に入った。竜頭を模した大筒に太い胴体を持ち、脚部に車輪を設えた"竜火砲"が。
 呪具庫には幾多の魔術武器が収蔵される。竜火砲もその一つ。他国との戦争に使う事を想定して造られた兵器だ。
 胴部の中に兵が乗り込み、竜の口を模した大筒から圧縮した火球を吐く兵器である。
 これは本来なら街中で使うような物では無い……無いが、ライヒは迷わず乗り込む)

竜火砲か……ゾゾから送られた鉱石を利用したものだったな。
威力はどれくらいだ。これならば反乱軍どもを殲滅出来るか?
そうだ!まずは反乱軍を撃退すれば後はどうとでもなる!
無知な民衆どもは、私の様な優れた指導者を必要としているのだからな!

(ゴォーーーーン!!と王宮に数回の轟音が響く。
 竜火砲の攻撃は、数度の火球で宮殿の城壁をも破壊した。
 ライヒは、そのまま宮殿の庭で待ち構える。狙うのは宮殿敷地内に入る為の城門。
 兵士に民衆に反乱軍、全てを敵と認識するライヒは城門を通る者があれば無差別に撃つ!)

これが、人の叡智が作り出した結晶だ!今までの文明発展の集大成だ!くっく……ははははっ!

(着弾と共に火柱を噴き上げる火球が、鉄の竜の口から噴き出す!)

125 :ヨルムンガンド:2012/03/12(月) 23:14:46.28 0
>>120 〈アイラ〉
綺麗な花畑が……遠くに見えますね……。
うっ……川の向こうで誰かが僕を呼ぶ……。

(失血で遠のく意識が、エミルに槍を刺し直された痛みで急速に戻った)
ぐわっ! ちょっと……元より深く刺さってるじゃないですか!

(そこで、アイラの要請を受けた何人かの兵士が、ヨルムンガンドに薬草を使い始める)
助かりました。普通に感謝します。良いですよね、普通って。

>>121-122 〈エミル〉
(完全に意識が戻れば、媚び諂った商人達がヨルムンガンドの前にアイテムや魔昌石を放り投げてきた)
これはありがたいです。
久しぶりに質の高い食事が出来そうですよ。

(ヨルムンガンドは、それらを瞬く間に喰らい尽くす)
(そして15cmから始まった体長も、ついに100mを超えた)
ふう……これで体力も万全です。もう人間など蟻みたいなものですかね。
ライヒなど僕が一人で捻り潰してやりますよ。

>>123-124 〈ライヒ〉
(宮殿で轟音が響く)
あの爆発音は何でしょうか、もはや逃れ難いと見て自爆したんでしょうかね?
秘密の抜け穴的なものから脱出して、脱出口を塞いだ音とも考えられますが。
まずは何が起こったのか様子を見に行きましょう。油断は禁物ですよ。

(シネ国宮殿の城門を潜り抜けようとすると、赤色に輝く炎の塊が飛んで来る)
ぅぐわっ……罠です!気を付けて下さい!
何やら鉄のドラゴンみたいなものが、爆発する火球を吐いてきます!

(次々に飛んでくる火球にヨルムンガンドは、のた打ち回って、炎の飛沫を散らす)

126 :アイラ:2012/03/15(木) 03:22:59.74 0
>121《エミル》
>くぺぺぺ…血まみれなのじゃ

エミルちゃん! 抜いたらいけないからってまた刺せばいいってもんじゃ……
いや、ちょっと元気になったし正解だったのか?

>122《豪商たち》
よーし、それでよろしい!!
さすが商人、変な意地をはらずに冷静に損得勘定で動くだけあって物分りがいいのね。
でもこれで懲りたでしょう、もう怪しげな勢力と結託するんじゃないのよ。
悪ささえしなけりゃあなた達が他の地で返り咲こうが何しようがいいわ。

>123-124《ライヒ》
と言っている間に……何処にいった!?
まさか爆弾でも取りに行ったんじゃないでしょうね!?

(辺りを見回して探していると、轟音が響き渡った)

出たぁああああ、毎度おなじみの爆弾! きっと乱心して爆弾ばらまいてるのよ! ライヒ、お前もか!

>125《ヨルムンガンド》
(100m越えとなったヨルムンガンドに暫し見とれる)
良かった、もうけがは大丈夫なのね……。
すごい迫力だし綺麗……これが――伝説の世界蛇!

>ぅぐわっ……罠です!気を付けて下さい!
>何やら鉄のドラゴンみたいなものが、爆発する火球を吐いてきます!

(そして、鋼鉄のドラゴンは遂に姿を現した。
奇しくも、科学文明の粋を迎え撃つ伝説世界の住人達の構図である)

>これが、人の叡智が作り出した結晶だ!今までの文明発展の集大成だ!くっく……ははははっ!

――ウォータースクリーン!

(のたうちまわって火消しをするヨルムンガンドに、水の膜を張る防御魔法をかける)

人間の叡智は正しい心を持つ者が使わなければ世界を滅ぼす凶器でしかないのよ!
本当の敵は大魔王なんかじゃなかった。アタシ達が今まで戦ってきたのは、人間の”狂気”――。
このパーティーに人間がいないのは必然だったのね……。
人間が間違った方向に行かないように見張るのは、人で非ざるアタシ達の役目――!
科学文明の粋がどうした、神話の住人なめんな!!

―― メドローア!!

(開戦の合図がごとく、今やすっかり普通の魔法扱いになってしまったメドローアを放つ)

127 :エミル:2012/03/15(木) 19:09:43.97 O
>>123-124《ライヒ》
(火球。火柱。機械仕掛けの竜。城門に潜むエミル)
あやつめ…せっかくこの世に生まれてきたのに、何をやっておるのじゃ
単に人殺しをするために生まれてきたんじゃろか

>>125《ヨルムンガンド》
(まぼろしの花畑を見ている大蛇)
む〜?あの世でおぬしのことを待っとるものなどおるのかえ?生まれるまえからボッチじゃろが。まだこっちにおれ
傷口に塩詰め込まれなかっただけでもありがたく思うのじゃ

……もう、なんじゃかわからんの
(巨大化したヨルムンガンドを見上げても立派な下顎しか見えない)

きゃあ〜!地震じゃ
(城門で火球を受けたヨルムンガンドがのたうちまわる)
駄々っ子か!城が壊れるのじゃ!
それにあれは噂に聞く竜火砲じゃ。
ドワーフ国で採掘されたミソチル鋼もどこかの部品に使われておるという噂の代物じゃ

>>126《アイラ》
(水魔法で鎮火するヨルムンガンド。メドローアを繰り出すアイラ)

むむ〜大丈夫かえ?
メドローアは反射能力があるものならば容易に反射することができるのじゃろ?
あれが人のエイチを集めて造られたものならば、あれを造った者は普通に賢いはず…
いやな予感がするの。

ふむ、狂気、とな…
この街も、魔界のアビスワームの卵が生存出来るほどに水が汚れていたということじゃろうし
その水を平気で飲んでいるわしらももはや魔界よりということか?
あのような殺戮兵器を造り出し自滅の道を歩む人類は、もしかしたら正気なのかも知れぬ…
じゃがそれほど慌てて自滅の道を歩むこともなかろうの。まだ遅くはないはずじゃ。
そうじゃ、あの天空からみた下界の美しさはまだ星の命が輝いている証拠。
絶望するにはまだ早い。それほど世界はやわではないのじゃ。
(虚無の光を盾代わりにエミルは中庭に侵入。さらに奥の呪具庫でゾゾの国で採れる鉱石を発見する)

これは…!そうじゃ、ヨルムンガンドに食べさせるのじゃ
もっと大きくなれば火球などお灸みたいなものじゃろ
くらえぃヨルムンガンド!
(エミルは近くにあった投石機に鉱石の塊(1トン)を入れてヨルムンガンドに向け放つ。
その後、先端にドリルのついたモグラのような乗り物に乗り敵の尻に突っ込む)

ゆくのじゃ土竜車!尻に穴あけてやるのじゃ!

128 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/03/17(土) 02:20:37.81 0
>>125 〈巨蛇、炎に狂奔する〉

邪悪な蠎よ、魔物よ、これからは兵士ではなく兵器が戦場を駆けるのだ!
いかなる者であろうと、鉄の竜で軍団を構成すれば敵わない!全ての敵は平伏す!
アビスワームの卵など無くとも……私は民衆に支持される!

(ライヒの声は拡声呪具で響き渡った。存在しない国家、エールヴァルトに。
 やがて雨が石畳を打つ音と火柱の爆ぜる音、それに時折の雷鳴が、ライヒの残響を掻き消す)

>>126 〈術士、滅波を放つ〉

(アイラの左腕が灼熱の炎で赤く燃え盛り、右腕は青白い凍気で冷たく輝く。
 あらゆる物質を消滅させる破壊術法、メドローアの予備動作である。
 文献によればメドローアの光条は推定で太さ30〜40m、射程は数百m。さらに接触した全ては消滅。
 明らかに竜火砲以上に街中で使う攻撃手段では無い……が、アイラは使った。お前もか)

片手に炎、別の手で冷気……その魔法ならば私も知っているぞ!
ゆうしゃの伝説で魔王に止めを倒した魔法なのだ。三歳の童子でも知るだろう。
流石にそれを受けるわけにはいかないなッ! 竜火砲の機動力を見るが良い!

(ライヒが操舵輪を全力で回すと、機体下部の車輪は横向きとなった。
 その瞬間、側面の円筒から発した爆発的な噴射が、竜火砲の機体を急加速させる!
 鉄の竜は急進して石畳の上を疾走! 直後に竜火砲の座していた空間を強烈な白光が駆けた!)

旧き大艦巨砲主義め、当たらなければどうと言う事は無いッ! 
機体を軽量化して、機動性によって攻撃を回避するとの設計思想!
将来、この思想は全ての戦場を席巻する……素晴らしい成果だろう?

(メドローアの光は、竜火砲の側面を僅かに破壊しただけで終わる。
 すなわち、側面に設置された加速装置の破壊を為しただけで)

>>127 〈土竜車、走行せり〉
来たか……旧きものよ。
さあ聞くが良い、エールヴァルトに轟き渡る歴史の咆哮を!

(竜火砲の砲身たる口が赤く輝き、火球を以て吼え猛る!
 火球の標的は前面全て。着弾点には幾本も爆発の火柱が上がった。
 宮殿の庭、城門付近、外の広場までが火柱で燃え上がり、さながら周囲は火焔地獄の様相を示す)

ハハハッ、いつまで耐えられる!

(前面の敵に気を取られるライヒに、背後から忍び寄る物があった。
 土竜車。掘削用の作業呪機である。乗り手はエミル。彼女は何と竜火砲を掘削する!)

チッ、どいつもこいつも……私を理解できない愚物ばかりだ!
だがな、モグラ如きが竜火砲の機動力に及ぶものか!

(ライヒは再度、竜火砲に回避命令を出す……が、機体は反応を示さない。
 破壊音すら伴わず、メドローアが回避装置を消滅させていた故に)

動かないだとォォッ!何故だァ!

(回転しながら迫る突起。竜火砲は後部を砕かれて破壊され、ライヒは竜火砲の中から逃げ出す。
 鉄の竜の背から見えるのは、雨の中で散乱する赤や紅の飛沫。瓦解する城壁)

お前がッ、お前達がッ!こんな小娘がッ!アホが!私の理想を阻んだと言うのか!
チッ……チッ……お前たちさえいなければッ! 許さん!絶対に許さんぞオオッ!

(短剣を手にしたライヒは竜火砲の背から土竜車の背に渡った。憤怒の形相も凄まじく。
 彼は開閉口を開けてエミルが土竜車から出れば、即座に短剣を振り上げて斬り付ける!)

129 :ヨルムンガンド:2012/03/17(土) 17:41:48.31 0
>>126 〈アイラ〉
(炎上するヨルムンガンドは水魔法で鎮火された)
僕の体長だと、ほぼ全弾命中しますから、水の防御はありがたい所です。

(アイラがメドローアを放つと、竜火砲が横方向に加速してメドローアを避ける)
なかなかに器用なものですね。
しかし、メドローアの巻き添えになった人間がいないか心配な所です。ちょっと様子を見てみましょう。

(ヨルムンガンドは長い首を縦に伸ばして、メドローアの攻撃軌道上を調べた)
ふむ……竜火砲は城門の直線状に陣取ってますから、その背後は宮殿正門が聳えていますね。
シネ国の宮殿は街の中心に位置しており、東西南北の四方には大通りが伸びています。
すなわちメドローアの光は宮殿一階を直線に消滅させた後、ちょうど背後の大通りに抜けて行くわけですね。
折からの雷雨、さらにアビスワームや竜火砲を恐れてか、どの通りにも営業していた店は無いようですよ。
となると、犠牲者もいなかったのではないでしょうか……希望的観測ですが。

>>127 〈エミル〉
(呪具庫に向かったエミルは、投石機から鉱石を発射した)
(ヨルムンガンドは鎌首を擡げ、放物線を描く鉱石の塊を空中で呑み下す)
これで体長は200m近く。だいたいクジラ七匹分の体長でしょうか。
う、ぐ……そろそろ、自重で地上にいるのが辛くなってきました。

>>128 〈ライヒ〉
(メドローアを避けた竜火砲は、火球の連射で攻撃してきた)
旧きものと言われれば、確かにその通り。
爆弾やらカメラやら竜火砲やら、軽く世代間の違いに戸惑ってますから。
こう言ったものを生み出す人間の知恵を、叡智と呼ぶのには僕も異論などありませんよ
貴方自身に叡智があるかは、かなり怪しい感じがしますが。

(城壁を越えて民家に落ちそうな火球を首で叩き落としていると、不意に竜火砲の攻撃が止まる)
む、またしても怪しげな機械が……あれはいったい?

(竜火砲を掘削する土竜車! エミルはドリルを用いて竜火砲を後部から破壊した)
(壊れゆく竜火砲から脱出したライヒは、短剣を振り上げてエミルを攻撃しようとする)
この期に及んで、まだ悪足掻きをするつもりですか!

(ヨルムンガンドが軽く土竜車に体当たりすると、ライヒの足元をぐらつかせるくらいには機体が揺れる)
巨体は範囲攻撃しか出来ないのが欠点ですね……。
さあ、みなさん、後は決着をつけるだけです!

130 :アイラ:2012/03/20(火) 02:56:47.78 0
>127《エミル》
>ゆくのじゃ土竜車!尻に穴あけてやるのじゃ!

さっすがエミルちゃん、やる事が豪快だわ! いっけえええええ!

>128《ライヒ》
メドローアを……避けた!? でっかいくせにそれ程の機動力があるとはッ!
当然当たるつもりで行ったから……後ろの市街地が消滅しちゃった!? ヤバイ!

>129《ヨルムンガンド》
>となると、犠牲者もいなかったのではないでしょうか……希望的観測ですが。

ええ、そう信じましょう……!

>う、ぐ……そろそろ、自重で地上にいるのが辛くなってきました。

ヨル君……、そっか、あなたは伝説の世界蛇……海に還らないといけないのね。
でも、最後に力を貸して!

>お前がッ、お前達がッ!こんな小娘がッ!アホが!私の理想を阻んだと言うのか!
>チッ……チッ……お前たちさえいなければッ! 許さん!絶対に許さんぞオオッ!

エミルちゃん!?

(ヨルムンガンドが土竜車に体当たり)

エミルちゃん、今のうちにこっちに……!

>巨体は範囲攻撃しか出来ないのが欠点ですね……。
>さあ、みなさん、後は決着をつけるだけです!

(風の魔法でヨルムンガンドの上に飛び乗る)

エミルちゃん、あなたは考え無しに突撃してばかりだったけど
誰よりも怯まずにまっすぐに目の前の問題にぶつかっていった。
あなたのおかげで、アタシ達はここまで進んでこれたんだよ。
そう、あなたは、岩をも打ち砕く”拳”。

ヨル君、散々腹黒とか言ったけど……いつも冷静に犠牲を最小限に抑える方法を考えてくれていた。
あなたのおかげで、アタシ達はここまで生き残れたんだよ。あなたは、導きの”賢”者だった――。

そしてアタシは――ゆうしゃの”剣”を受け継いだ者――!
ゆうしゃちゃん、見ててね……。一人一人はあなたみたいに立派じゃないかもしれないけど……。
異種族ばかりで勇者のいない歪な勇者パーティーが、今こそ勇者になってみせる!!
勇者とは――みんなで力を合わせる事なんだ!

今から唱えるのは、古より伝わる勇者だけが使えるという魔法……
でも、必ず使える。だって、アタシ達は勇者なんだから!
その名は“ミナデイン”――皆で作り上げていく新しい時代の始まりを飾るにふさわしい魔法よ――!

(ミナデイン詠唱開始! 二人が応えると発動します!)

131 :エミル:2012/03/20(火) 16:48:05.41 0
>>128《ライヒ》
>動かないだとォォッ!何故だァ!
ぬははははは!天罰じゃぁ、観念せい!
(ドリル直撃。竜火砲大破。脱出するライヒ。土竜車の上に移動)
……?土竜車も止まってしまったのじゃ
(ドリル機関故障。土竜車沈黙。少し上蓋あければライヒの足見える。上蓋すぐ閉めなおす)

>>129《ヨルムンガンド》
(石食べる。すくすく育つ。安上がり)
>さあ、みなさん、後は決着をつけるだけです!
けほけほ…
(世界蛇体当たり。揺れる土竜車内、管折れて白煙充満。たまらず蓋あけるエミル)

>>130≪アイラ≫
エミルちゃん、今のうちにこっちに……!
(外に出たエミルはアイラの風の魔法で浮遊。ライヒの鬼の形相を一瞥し
声のする方向に視線を移せばヨルムンガンドの勇姿と優しいアイラの笑顔があった)

>勇者とは――みんなで力を合わせる事なんだ!
(今や、雷鳴轟く天に届かんばかりの世界蛇の頭部でアイラはミナデインの詠唱を始めていた。
眼下には、兵士や民衆が城に大挙して押し寄せて来るのが見える)

そうじゃ、力を一つに。
(エミルは群集に向かって叫ぶ)
みなのものも天に拳を突き上げ、せーののあとに叫ぶのじゃ!“ミナデイン”と!
拳と賢と剣、三つのケン。そして最後の四つ目のケンは権利の”権”じゃ!
権とは物事を行う資格。また、他に対して物事を主張・要求する資格。権利。
みなの願いを魔法に変え、本当の敵、国賊ライヒを打ち倒すのじゃ!

(少し間を置き、せーののあとにエミルは叫んだ!)

――ミナデイン!!


132 :ヨルムンガンド:2012/03/21(水) 04:00:34.44 0
>>130 〈アイラ〉
(風魔術で浮遊するアイラが、ヨルムンガンドの背に飛び乗って語りかけて来る)
いやはや、導きの賢者とは過分な賞賛。何やら面映ゆい。
出会った最初の頃は、本当に……巨大化するために利用していましたからね。
そして、やはり今も本質は蛇であって、人間と相容れない部分は少なくないとも思います。

(アイラの呼びかけで、ミナデインが詠唱開始される)
ただ、今の世界は魔物にとっても棲みやすいとは思えませんね。
自分以外の全てを道具とか見ない人物の作る世界は!
うっ……言っていて難ですが、急にライヒが別の道を辿った僕の姿に思えてきました……。
奴にも仲間と呼べるだけの人物がいれば、何か違ったんでしょうかね。

>>131 〈エミル〉
(宮殿に向かってくる兵士や民衆に、エミルが力強く語りかけた)
おお、何やら上手い演説を。
王族としての資質が、一気に開花したかのようです。
民衆の心が燃え上がる様は、僕にでも感じ取れますよ。

豪商の方々も、その目に焼き付けて置くと良いでしょう……今の光景を。
エールヴァルトの滅亡を。
人心を得ない方法で掴んだものは、いつか必ず失うことを。
いや、もう失ってるかも知れませんよ?
カリナ山で押収した書類には、貴方がたの名前も記載されている筈ですからね。
10万のレジスタンスの口から、それは各地に広まるでしょう。
信用が命の商人が、その信用を失ったら、どうやる事やら。はて。

……雨が、止みましたね。天上の雲が呪文に呼応しているようです。

(少しの間の後、ヨルムンガンドもせーのと叫ぶエミルに続いて叫ぶ。雷を呼ぶ呪文の名を)

――ミナデインッ!

133 :ライヒ ◆QHcV8xCYHI :2012/03/21(水) 07:36:09.45 0
>>129-132 〈天雷、華国に落ちる〉

(ライヒが振り下ろす刃の先に、突き刺すべき柔らかい肉は無かった。
 エミルはライヒの焦げ気が終わる前に、間髪を入れず土竜車内部に戻っていたのだ。
 短剣は鋼鉄の蓋に阻まれ、硬く硬い音を上げるさせるだけである)

ぐッ、出て来い!切り刻んでや……ぐあぅっ!?

(土竜車に向けて放たれたヨルムンガンドの体当たり。不意の振動にライヒは体勢を崩す。
 そして、土竜車から余儀なく転げ落ちたライヒは、アイラの口からミナデインの存在を聞く)

ミナ……デイン?
勇者にしか使えぬ雷の呪法を、事も有ろうに貴様らが私に使うだと!馬鹿な!

(華の国では雷が天の裁きと見なされ、雷に撃たれて死ぬ事は最大の恥とされている。
 ましてや、国主たる者が雷に撃たれたとなれば、その施政は明確な誤りであった事をも示す。
 ライヒは両手を広げて天を仰いだ。最後の武器。天雷は己に味方する筈だと信じて)

天よ、人の全てが叛こうとも、貴方だけは真贋を見極める眼を持っている筈だ!
このライヒの行いは、全てが義心から出たもの。
民を惑わす奸物は奴ら! 勇者を騙る者ども!
愚昧の砂で民の眼を覆い、英雄の誉れを掠めんとする邪佞の輩に裁きを!
勇者は私、私こそが勇者、どうか私の願いを聞き届け、真なる悪に雷を落としたまえ!

(不意に雨と風が止む。天の妨げとなる事を怯むかの様に。
 エミル、ヨルムンガンド、ミナデインに応えた二者の身体には、呪文の影響で光が宿り、力強く輝き始めた。
 魂を揺さぶるような光。それに照らされた群衆は、誰もが己にも勇気が秘められている事を思い起こす。
 呪文を端として、高揚した魂が抑圧されていた勇気を呼び起こさせる。戦う勇気を。
 民衆やレジスタンスはもちろん、シネ国の兵士も、魔物の国の王や他国の王族にも。
 皆、拳を突き上げて高らかに雄叫びを上げている。
 清冽な光は、堕した豪商や暗殺者の老魔術師、邪な心を持つ者にすら、一瞬だけ若き日の志を思い出させた)

異種族如きに、ここまで虚仮にされ、良いように踊らされるとは!
天よ、奴らを裁けッ! 一人残らず………………裁けッ!!

(刹那、渦巻く灰色の雲の中から一条の光が落ちる! 天の星座、二十八宿全てを撃ち砕く様な烈しい雷が!
 光の速さで破られた空気は轟きを上げて雷鳴を響かせ、ミナデインの雷が大地に落ちた事を告げた)

――――

―――

民衆「……どうなった?」

(最初に沈黙を破った民衆が、宮殿の庭を覗きこむ。
 天の裁きが選んだのはアイラでも、エミルでも、ヨルムンガンドでもない。
 民衆にも落ちず、豪商を標的としたものでもなかった。
 雷が落ちたのはライヒの佇んでいた空間。そこには深い穴が開く。
 雷と共に地獄に連れて行かれたかの如く、ライヒの姿は何処にも無かった)

民衆「ライヒが倒れた……俺達を恐怖で支配する暴君は倒れたぞ!」

(一瞬遅れて歓声の波紋が沸き、それは吹く風よりも速く群衆の間を浸潤していった)

134 :アイラ:2012/03/22(木) 00:12:10.52 0
>131《エミル》
(呪文が完成し、魔力が満ち満ちる)

>権とは物事を行う資格。また、他に対して物事を主張・要求する資格。権利。
>みなの願いを魔法に変え、本当の敵、国賊ライヒを打ち倒すのじゃ!

そう、一部の権力者が世界を動かす時代は終わり――。
これからは皆で世界を作っていくの!

>132《ヨルムンガンド》
>うっ……言っていて難ですが、急にライヒが別の道を辿った僕の姿に思えてきました……。
>奴にも仲間と呼べるだけの人物がいれば、何か違ったんでしょうかね。

ヨル君……。そうだね、そうかもしれないね――。でも……アタシはあいつを倒す!
彼がいる限り、みんなが力を合わせる事はできないから――。

――ミナデイン!

>133《ライヒ》
>勇者は私、私こそが勇者、どうか私の願いを聞き届け、真なる悪に雷を落としたまえ!
>異種族如きに、ここまで虚仮にされ、良いように踊らされるとは!
>天よ、奴らを裁けッ! 一人残らず………………裁けッ!!

(悪あがきをするライヒを、複雑な表情で見つめるアイラ)

そうね、きっとあなたの行動は全て義心だったと思う。
だからこそ、こうなってしまったんだ――。

(そして下される審判。炸裂する雷!
激しい閃光に、思わず片腕で顔を覆い伏せる。顔を上げると……)

やった――のね……!

>民衆「ライヒが倒れた……俺達を恐怖で支配する暴君は倒れたぞ!」

敵ながらあっぱれだったわ……。
あなたはきっと、どこかでほんの少し道を踏み外して勇者になりそこねた勇者だった――。

(沸き立つ歓喜の声の中、アイラは静かに両手を組んで祈った。
初代にして最後のエールヴァルト国王の魂に冥福あれと)

135 :エミル:2012/03/24(土) 20:26:40.28 0
>>132≪ヨルムンガンド≫
>うっ……言っていて難ですが、急にライヒが別の道を辿った僕の姿に思えてきました……。

なんじゃ?おぬしは蛇じゃろ。
おぬしと同じというのなら逆にライヒが可哀そうじゃ。
じゃがわしは、百歩踏み外してもあやつのようにはならぬ自信があるぞ。
アホじゃからの。ぶくく

>人心を得ない方法で掴んだものは、いつか必ず失うことを。

……そうじゃの。それだけはあやつに教えられたのじゃ。
ライヒの行いは、悪い教訓として永遠に生きるじゃろう……。
みなで協力して、あやつのようなものを生み出さない世界をつくってみせようぞ。

>>133≪ライヒ≫
>異種族如きに、ここまで虚仮にされ、良いように踊らされるとは!
>天よ、奴らを裁けッ! 一人残らず………………裁けッ!!

この期に及んで……。まだ気がつかぬとは!現実をみるのじゃ夢想家よ。
そうやっておぬしは現実から逃げ変わろうとしない。
ちっぽけな自我で己の命さえ捨てさろうとしておるのじゃ。
天から授かった命を大切に慈しむ心を持ち、つまらぬ矜持を捨てさえすれば、
おぬしとて生きたまま変わることができたじゃろうに……。
それではの。また来世じゃライヒよ!

>>134≪アイラ≫
>敵ながらあっぱれだったわ……。
>あなたはきっと、どこかでほんの少し道を踏み外して勇者になりそこねた勇者だった――。

少しではないじゃろうが、考えてみればかわいそうなやつじゃった。
(歓声の中、アイラと一緒に大穴を拝む)

……おわったのう

136 :ヨルムンガンド:2012/03/25(日) 08:36:03.65 0
>>133 〈ライヒ〉
(ライヒにミナデインの雷が直撃する)
ふむ、どこまでも自己愛の肥大化した人物でしたね。
住民に魔物の卵を飲ませ、街中を爆撃しても、最後まで自分こそが正義であると盲信できるメンタル。
ある種、羨ましい性格とでも言いますか。
地獄への道は善意で舗装されている、と言う言葉を思い出しましたよ。

>>134 〈アイラ〉
(ヨルムンガンドの頭上で瞑目するアイラを、しばらくの後に地面に降ろす)
さて、議員を全員失ったこの国は、これからどうなるんでしょうかね?
官僚が居なくなった訳では無いでしょうから、若手が台頭するんでしょうか。
何にしろ、これ程の大事件です。もはや隠し通すこともできません。

環境汚染、虐殺、大陸破壊爆弾、大魔王クローン、それにアビスワーム……。
豪商連合と癒着してた事が明らかになった政治家は、常識的に考えて他国でも失脚を免れないでしょう。
常識外の奴らは、とち狂ってライヒみたいな事をしでかすかもしれませんが。
まあ、一度革命が起きた以上、この流れは波及するでしょうね。

>>135 〈エミル〉
アホだから道を踏み外さない……無知の知ですか。なるほど。
まあ、生きている以上は多かれ少なかれ、生き物は自分の都合を他者に押し付けあうものですよ。
頭が回らないと言う意味で言ったのなら、間違っても彼のようにはならないでしょうが。

(歓呼に沸く街の様子を見ながら、大通りを進んで街の外へと向かう)
終わりましたね。
それでは、僕たちは行きましょうか。
街の復興や行政、首長の人選。それらの戦いはこの国の人たちがやるべき事です。
彼らはライヒを反面教師として生かすでしょうから、あまり心配する事もないでしょう
ふぅむ、しかし誰か忘れているような気もしますが……黒い服の……ああ、残念ながら思い出せません!

――――。

(巨大蛇がシネ国の街道脇を這いながら進むと、行き交う馬車や旅人は一人残らずギョッとする)
しかし、思ったよりも長い旅でしたね。
アイラさんに、エミルさん。他にはミシェルさんや、イリアさん、トリアさん、ムラサメさん……え〜と。
後は名前がよく思い出せませんが、旅を共にすることになった方も何人かいましたし。

エミルさんは山に戻ってプリンセスですか?
実を言うと出会った頃の、強力なまでの牽引力は密かに頼もしく思ったものです。
そこら辺の長所を伸ばせば、阿呆でも国主は務まるんじゃないですかね。
アイラさんは市長職を続けるより、引退してパートナーを見つけた方が良いと思いますよ。
長寿のエルフ族が何百年も市長を続けると、後進が育たない気もしますので。

(やがて、十字路に至る)
む、道が分かれています……。
西の方からは微かに潮の香りが漂ってきますから、僕はそちらを行かせてもらいましょうか。
それでは、お二人ともお元気で。

(地表を削りながら西へ、ヨルムンガンドは巨大生物の棲む大巨海を目指して這って行く)

137 :エミル:2012/03/26(月) 21:34:06.65 O
>>136《ヨルムンガンド》
ふーん。世の中は都合の押し付けあいなのじゃな。
言われてみればそうじゃの。
ヨルムンガンドは大きくなりたい。わしは世界を知りたい。
アイラは勇者ちゃんを見つけたい。
じゃが、わしらは自分の都合を押し付けあって喧嘩になったことはないのじゃ。
押し付けあっても、おしくらまんじゅうみたいに楽しく、ぽかぽか暖かくなるだけじゃったのう。

※ ※ ※

〜♪
(街道を進む一行。ヨルムンガンドはエミルに国に帰還するのかと問うてくる)

ばかものが!わしの冒険はまだまだこれからなのじゃー!
(ぽかんっとヨルムンガンドの背中を叩いたエミルは、小道を一人駆けて行き、小高い丘の上で振り返る)

さらばじゃ!ヨルムンガンドよ!もうおぬしとは、二度と会うこともあるまい。
そしてアイラ。早く良いお婿さんを見つけて幸せになるのじゃぞー!
(エミルは手をぶんぶんふって駆けて行き、丘の向こうに見えなくなった)

【ヨルムンガンドさん。アイラさん。みなさん。お疲れ様でした〜。楽しかったー!またどこかのスレでお会いできたらいいですねー!でぇわ】

138 :アイラ:2012/03/26(月) 22:07:03.98 0
>135《エミル》
>……おわったのう

終わったのね……。新しい世界が始まる予感がするわ――。

>136《ヨルムンガンド》
>ふぅむ、しかし誰か忘れているような気もしますが……黒い服の……ああ、残念ながら思い出せません!

あら、そういえば……! どうしたのかしら、思い出せない!

>アイラさんは市長職を続けるより、引退してパートナーを見つけた方が良いと思いますよ。

余計なお世話よ!!

>長寿のエルフ族が何百年も市長を続けると、後進が育たない気もしますので。

……それも一理あるね。――そうだ、いい事考えた!
(アイラは何かを閃いた)

>西の方からは微かに潮の香りが漂ってきますから、僕はそちらを行かせてもらいましょうか。
それでは、お二人ともお元気で。

ヨル君、出会った時はあんなに小さかったのに、本当に大海に住まう神話の世界蛇になるのね……。
アタシ達の世界を見守っていて。時々は会いに行くからね!

>137《エミル》
>そしてアイラ。早く良いお婿さんを見つけて幸せになるのじゃぞー!

エミル、お前もかぁあああああ!!
エミルちゃんも……元気で。時々は家に帰るのよ。あんまりお父さんお母さんを心配させるんじゃないのよ!

139 :アイラ:2012/03/26(月) 22:34:29.63 0
―― それから少し後

さーあ、ついにやってきました、フロス市長総選挙戦!
候補者たちが最後のお願いに回っております!

(ホウソウキョクのビデオの前でノリノリで実況するアイラがいた)

リポーター:長らく世襲制だった市長を急に選挙で決めようと思ったのはまたどうしてなんですか?

――世襲制の時代は終わったのよ。これからは、みんなで作っていくミンシュシュギの時代なの!
(※ 相変わらずいまいち意味がよく分かっていない)

リポーター:市長は出馬されなかったのですか?

アタシ? 
ぶっちゃけ最近の政治は難くてよくわかんなくなったし、もう市長も長い事やったし森に帰って隠居するわ!
どうせ時間はたくさんあるから今後の事は食っちゃ寝ーの生活をしながらゆっくり考えるわ。

リポーター:あ、あはは。ありがとうございました!

(そして――新市長の誕生を見届けると同時に、アイラはひっそりと街を出た。
向かった場所は、もちろん故郷のエルフの森)

140 :アイラ:2012/03/26(月) 22:36:02.97 0
お父さん――約束通り全部終わらせて帰ったよ!
いろいろ聞かせて欲しいな、お母さんとの事とか……それからアタシは古代エルフの末裔なの?

エルドロン:ああ、それも実はただの末裔じゃない……。

???:我らが新たなる女王、アイラ女王陛下のご帰還で御座います!!

エルフ達:ははーっ!!

(エルフ達がずらりと整列して跪いていた)

ぎゃぁああああああああああああ!! なにごと!? びっくりカメラだろ!

エルドロン:今まで隠していたが、私はエルフの王なのだ。
お前はハーフエルフ故に遠ざけざるをえず、王座も継がせることは出来なかった――今までは、だ。
だが人間の血が入っているからどうこうという閉鎖的な時代はもう終わった。我々も新たな時代に進まねばならぬ。

にしては世襲制はしっかり続けるのね……。

エルドロン:うむ、そこだけは譲れん!

とにかく、アタシは嫌よ! せっかくのんべんだらりと隠居生活をしようと思ったのに。
王様って要は政治のトップでしょ!? 勇者と魔王の時代ならともかく現代の政治は難しくてついていけないわ!

(侍女たちにたかられてせっせと戴冠式の準備をされながら、ダダをこねる)

エルドロン:何、私がしっかり院政するから心配するな。
早速最初の公務だが――ドワーフ国との友好条約締結に行ってもらおうと思う。

嫌よ、夢のニート生活が……え、ドワーフ国って今言った……?
行く! 行くよ!!

(数日後、エルフ王室専用飛空艇にてドワーフの国に向かうアイラ。――ドワーフの国が見えてきた)

エミルちゃーん! 会いに来たよ――ッ!!

(満面の笑みで手を振るアイラ。エミルはいるのだろうか。それともどこかを放浪中だろうか。
これからアイラが歩むのは、王族達の織りなすほのぼの日常劇だろうか。
それとも各国の陰謀術数渦巻く波乱万丈の政治劇に巻き込まれていくのだろうか。
それはまた、次の機会としよう――)

141 :アイラ:2012/03/26(月) 22:58:01.18 0
【アイラ編――完!!
思えば最初はほとんどドラクエのパロディスレだったのに政治的なネタが入った斬新な話になりましたねw
でも巨大蛇と化したヨル君の頭の上に乗ってミナデインするラストシーンは本当にドラクエそのものの素敵な絵だったと思います!
予想の遥か上を行く斬新且つ王道な本当に素晴らしい物語をありがとうございました!
エミルちゃん、本当にノリがよくて勢いがあって楽しかったよ―っ! またどこかで一緒に漫才しましょう!
ヨル君、白いバージョンも腹黒バージョンも味があって大好きでした! またどこかでオバカな私を導いてやってください!
ライヒさん、見事なラスボスっぷりでした! 本当にありがとうございました! またどこかでラスボスをお願いします!
第一部創始者のゆうしゃちゃん、歴代参加者さん、名無しGMさん達各位、みんなみんなありがとう!
誰が欠けてもこのラストには辿り着かなかったと思います。このスレに関わった全ての人へ感謝を!】

142 :参加予定者:2012/03/28(水) 13:29:10.35 0
新しい物語はどういう設定にするの?

143 :アイラ:2012/03/29(木) 22:28:11.68 0
>>142
アタシはキャラとしてこれでお暇を貰おうかなと思っています。
でも新シリーズを始める人がいるなら名無しGMの一人として参加しようと思ってます。
なので設定は新しくキャラをやる方が決められるのがいいと思います〜。
でも御入り用なら相談に乗らせて戴きますよー

144 :ゆうしゃ10歳:2012/03/29(木) 23:38:29.94 0
完走おめでとう
お疲れさま

145 :ヨルムンガンド:2012/03/30(金) 06:06:45.47 0
>>142 〈参加予定者〉
(僕も新しい設定と旅は新しい方に任せて、巨大蛇は舞台から退場させたいと思います。
新しい設定は今の世界の延長でも、過去でも、全く別の世界でも良いかと思いますよ)

158 KB [ 2ちゃんねる 3億PV/日をささえる レンタルサーバー \877/2TB/100Mbps]

新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail (省略可) :


read.cgi ver 05.0.7.9 2010/05/24 アクチョン仮面 ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)