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オリキャラ総合スレ

1 :名無しになりきれ:2013/06/02(日) 18:50:49.24 T
オリジナルキャラが集まるスレ

2 :名無しになりきれ:2013/06/02(日) 18:51:16.94 T
なりきる自信がないのでオリキャラで行きたいんです

3 :名無しになりきれ:2013/06/02(日) 18:51:41.31 T
OKならプロフィール書きます。

4 :名無しになりきれ:2013/06/02(日) 19:54:14.63 0
せめてオリキャラで何をするのか教えてくれ

質雑なのかTRPGなのか

5 :ライダーマン:2013/06/03(月) 12:05:56.12 i
OK、とりあえずやってみなって!

6 :名無しになりきれ:2013/06/12(水) 15:29:17.47 O
>>5
そーいうあんたは有名な版権キャラじゃんか

7 :名無しになりきれ:2013/06/12(水) 22:51:49.59 0
可愛い女の子のオリキャラ募集

8 :可愛い女の子:2013/06/13(木) 22:20:39.05 0
呼ばれてぇ
飛び出てぇ
じゃ じゃ じゃ じゃーん♪

9 :GM ◆qwA8EhymUM :2013/06/14(金) 00:15:56.38 0
のっとり決行

ファンタジーTRPG

テンプレ
【名前】
【年齢】
【性別】
【職業】
【容姿】
【特徴】
【性格】
【属性】
【得意魔法】
【使用武器】
【持ち物】
【特技】
【備考】

こんな感じか

10 :乗っとりGM ◆2TlaRARhhA :2013/06/17(月) 04:00:29.83 0
ageてみる

11 :名無しになりきれ:2013/06/17(月) 05:08:19.77 0
檻キャラ

12 :可愛い女の子:2013/06/17(月) 19:30:17.92 0
なーんの説明もないんだもん
手を挙げるには少し怖いと思うな〜

13 :名無しになりきれ:2013/06/17(月) 21:08:50.33 0
おっぱいもませて

14 :GMもどき ◆2TlaRARhhA :2013/06/17(月) 21:24:29.56 0
舞台設定募集age

15 :可愛い女の子:2013/06/17(月) 21:44:34.71 0
>13
あっはっはー
そういう面白くないことを云う子には
永遠にファンブルしか出ない呪いをかけてあげるね♪

16 :名無しになりきれ:2013/06/17(月) 22:16:05.81 0
おっぱいもみもみ
と見せかけてお尻もみもみ

17 :可愛い女の子:2013/06/17(月) 22:49:01.21 0
>16
やってること一緒だから!

>14
もどきでもGMを名乗るのなら自分で考えてみようよ
とりあえずはファンタジーなんでしょ?
って、あれ、よく見たら>9の人と違うのかな

18 :名無しになりきれ:2013/06/17(月) 23:01:44.48 0
ファンタジーってことは女の子が触手のモンスターに弄ばれちゃう世界ですね
いいと思いますよ

19 :可愛い女の子:2013/06/17(月) 23:39:31.70 0
>18
よくないよ!?
てか何それ気持ち悪いんだけど
割りとリアルに引くんだけど…

20 :GM@昇格 ◆2TlaRARhhA :2013/06/18(火) 00:28:09.32 0
>9-10は共に俺だ。トリを覚えてなくてだな…

さて…なら設定を考えるとしよう。
少し時間をくれ、しばらくしたら投下する。

21 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/18(火) 00:37:17.14 0
〜第1案〜

ここは剣と魔法と銃が交差する世界。
人々は時に戦い、時に助け合い、時に愛を育む。

しかし、平和な日常は突如として崩れる。
正体不明の謎の生物が現れ、人々を襲い始めたのだ。
謎の敵を前に人々の絆も崩れ始める。
他国に宣戦布告する者。人を狩り、持ち物を奪う者。

はたして、敵の正体は?崩れた世界の平和は?
人々の絆が今、試される。

22 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/18(火) 00:44:28.85 0
〜第2案〜

とある場所、とある街。
富裕層と貧困層の差が年々大きくなる街。
人々は金に飢え、一つの遊戯を生み出した。

闘技大会である。

富裕層は勝者にかけ、金を増やすギャンブルとして、
貧困層は勝ち続ける事で賞金を貰うファイターとして。

敗者は死ぬ。死ななくても生活が苦しくなり、同様の苦しみを味わう。
魔法や剣を駆使し、勝つことで生きていける世界。
君はどう生きる?

23 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/18(火) 00:45:31.23 0
ふぅ…2つ案が出来た。

投票募集age

24 :可愛い女の子:2013/06/18(火) 22:49:32.93 0
>20-23
わぉ…
へー、タイムスタンプ見てると少しの時間で2つも考えたんだ
凄いねっ

あなたがGMさんなんだし、何も決を採らなくても良さそうな気もするけど
あなたの采配しやすいほう……
ううん、あなたが描きたい世界のほうを選択しちゃってもいいんじゃないかな
あなたは…、新世界の神になるんだから──

25 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/18(火) 22:54:03.22 0
>>24
むぅ…

1案は確実に長期化する。
2案は短期間で複数の話が作れる。

どちらもいいのだが…強いて言うなら第1案が俺の好みだ。

26 :可愛い女の子:2013/06/18(火) 23:39:50.86 0
>25
そしたら1案のほうでいいんじゃない?
もともとそんなに人通りの多いところじゃないし、
ぽんっと状況を提示して、あとは人を待つしかないと思うよ〜

それに、必ずしも長期化するってわけでもないかな
だってその世界で起こるイベントだってゲームマスターの手によるもの
混乱する世界を治める王を出現させて、その王の命という形で
プレイヤーをとっととラスボスのところに追いやることだってできる

ま…、とはいえ
プレイヤーさんが参戦してくれるかどうかが当面の問題だけど
魅力化こそ、マスターの腕の見せ所だよっ
頑張って、お……おじーちゃん!

27 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/19(水) 00:06:22.65 0
>26
よし、1案でいこう。

〜詳細〜
とある国「ハジメ(仮)」とその隣国「フタツメ(仮)」は、長年友好的に接してきた。
しかし、「フタツメ(仮)」の王は「ハジメ(仮)」の土地を欲しがっており、偽の友好だった。
ある時、突如として全世界に謎の虫のような魔物が現れる。
混乱に陥る世界、この混乱に乗じて「ハジメ(仮)」に宣戦布告する「フタツメ(仮)」王。
各国は荒れ、内戦などが多発した。

「ハジメ(仮)」王によって呼び出された主人公達は、世界を旅し、各国の絆を取り戻しつつ謎の敵の正体を突き止める事を命じられる。

主人公達の運命やいかに…

28 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/19(水) 00:07:47.08 0
という訳で主人公、及び参加者募集。

希望者がいない場合俺が参加するが…

29 :名無しになりきれ:2013/06/19(水) 00:46:22.94 0
参加してもええの?

30 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/19(水) 00:57:47.26 0
>>29
もちろん大歓迎だ!
テンプレは>>9を使用してくれ!

31 :名無しになりきれ:2013/06/19(水) 05:24:59.48 0
ハジメ(笑)フタツメ(笑)

32 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/19(水) 20:53:07.09 0
>>31
そう笑うな。

(仮)だ。今名前を考えている。

33 :可愛い女の子:2013/06/19(水) 23:53:25.53 0
>おじーちゃん
いいねいいね
ちゃんと目的が明確でゲーム性アップな感じだよ
ハジメとフタツメっていうのも個人的にはありだと思うな
小難しい名前つけられても分かりにくいしね〜

34 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/20(木) 00:39:13.32 0
>>33
何故俺がおじいちゃんと呼ばれてるんだ…

まぁこのスレ自体立て逃げだからそこまで凝る必要も無いんだよな。

1日待って参加者が出なかったらとりあえず俺が参加する。

35 :リコリス ◆BcE8V1Xhag :2013/06/20(木) 01:06:05.58 0
こんな感じ?

【名前】リコリス・フーバー
【年齢】19歳
【性別】女性
【職業】作戦参謀
【容姿】やや小さめな矮躯、亜麻色の長髪
【特徴】龍の絵画が彫られた眼鏡
【性格】良くも悪くも冷静沈着、思想は保守派
【属性】衝撃属性系統
【得意魔法】衝撃による物体の破壊、風属性魔法
【使用武器】刀二本
【持ち物】作戦が記された手帳、戦闘用のゴーグル
【特技】状況を打開できる柔軟な対応
【備考】
王に呼び出され、座学の優秀さを見込んで兵達の指揮を任された作戦参謀の女性。
慎重かつ冷静な性格で、例えるのなら「石橋を叩いて渡る」ような性格を持つ。
その為思想も保守派寄りであり、何事も「そのままの状態を保ったまま解決」することを第一とする。
参謀としての腕前は中の上と言ったところで、どちらかと言えば引き際に重きをおく。
達観した性格や口調から度々年上に見られがちで、本人も身長以外は年に似合わぬ性格だと理解している。

36 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/20(木) 01:21:38.74 0
>>35
確認しました!
いいキャラっすね!

頭脳派ヒロインがいるパーティは熱血バカ主人公がいるんだよなぁ…

……あ、今のところ俺が用意してるキャラはインテリメガネ君だから。

37 :可愛い女の子:2013/06/21(金) 01:11:20.01 0
>おじーちゃん
えっとー…
おにーちゃんって呼ぼうかどうしようか迷ったんだけど
それもどうかなって思って、ジーエムさんだからおじーちゃんで!

>リコリスおねーちゃん
こんばんは!
わ…、凄い意匠の細かいメガネだね〜
ドラゴン、好きなの?

38 :GM ◆2TlaRARhhA :2013/06/21(金) 01:58:21.05 0
>37
……一応、ジムとでも呼んでくれ。
それはそうと…TRPG本編には参加するのか?

39 :リコリス ◆BcE8V1Xhag :2013/06/22(土) 01:09:24.91 0
>GM
…褒めてくれてありがとう
これからは兵を率いていく立場として、刻苦していくよ

>女の子
こんばんは、お嬢さん
……ああ、この眼鏡は特注品なんだ
私にとって、龍は両親よりも大切な存在だからね…

40 :可愛い女の子:2013/06/22(土) 02:10:30.21 0
>38 ジムおにーちゃん
えっとー…
私、この界隈のTRPGの流儀にあんまり明るくなくて
それに別に戦いの役に立つでもないから迷惑かなって思うんだけど…
そんなでも平気かな…

>39 リコリスおねーちゃん
龍はおとーさんとかおかーさんとかよりも大切なの?
わたしはねー、おとーさんもおかーさんも大切だよ〜
ドラゴンはちょっとおっかなくて怖いかも
悪い子は食べられちゃうんだよぉぉぉ
ほえぇぇぇ

41 :リコリス ◆BcE8V1Xhag :2013/06/23(日) 13:20:11.33 0
>女の子
私には、胸を張って「お父さん、お母さん」と呼べる人が居ないからね
物心がついた頃には、路頭で物を乞いつづけていたよ
そんな時に私を救ってくれて、生きる術を教えてくれたのが龍なんだ
だから、私にとって龍は両親よりも大切な存在……それだけだよ

…君は優しい子だから、食べられる心配は無いね(クス

42 :可愛い女の子:2013/06/25(火) 22:33:17.02 0
>41 リコリスおねーちゃん
ドラゴンがおかーさんなんだね〜
そうすると…、リコリスおねーちゃんも炎吐いたりできるの!?
ほわわ…

ところで、ジムおにーちゃんはどこに行っちゃったのかな

43 :GM ◇FPJ9P.6QFg:2013/06/26(水) 02:55:56.93 0
すまない…規制中だ…
しばらくは見守ってるぜ…

44 :リコリス ◆BcE8V1Xhag :2013/06/26(水) 20:41:39.43 0
>42 女の子
いや…いくら龍に育てられたとはいえ、私は人間。火を吐くなんて芸当はできないさ
まあ、その代わりと言っては何だが私は「衝撃属性」の魔法を使える
火炎放射のような魔法に比べれば、地味なものだがね……

>43 GM
了解した、早めに規制が解けるよう祈っているよ

45 :可愛い女の子:2013/06/26(水) 23:13:59.52 0
>43 ジムおにーちゃん
ありゃりゃ…
創造主とまでは云わないけど
それに近いはずのゲームマスターがこの世界にアクセスできないなんて
それはまた、いよいよ混乱の度合いが増してきたね
これも謎の虫のような魔物の所為?

そうだね
都合の悪いことはみんな魔物の所為にしてしまえばいいのかも


>44 リコリスおねーちゃん
そっかー
火を吐くのは奇術師の得意技だもんね〜
でもでも、おねーちゃんも魔法使えるんでしょ?
凄いすごいっ
衝撃魔法っていうと、んー…
例えばここのお城の壁とかどっかーんって壊せたりするの?

46 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/06/27(木) 18:16:47.18 0
うし、規制解除だ。
解除記念に俺のテンプレ投下しておくぜ。
しかしトリを忘れるという…

【名前】ジム・スイグル
【年齢】20
【性別】男
【職業】元傭兵 現大使
【容姿】若干老け顔 長身細身
【特徴】戦闘時には漆黒のマントを羽織る
【性格】大雑把だが仲間を大切にする
【属性】基本火 その他も少し使える
【得意魔法】属性弾、火炎剣
【使用武器】片手剣(所謂ロングソード)、魔導銃
【持ち物】地図 爆弾×2
【特技】軽快なステップによる回避 魔導銃による狙撃
【備考】多大な戦価をあげており、その実力を王が買い大使に任命された。
剣と銃を使い遠近両距離に対応する。

47 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/06/27(木) 18:17:36.07 0
ん、トリが合ってるみたいだな

48 :リコリス ◆BcE8V1Xhag :2013/06/28(金) 23:42:23.92 0
>45 女の子
衝撃を一点に集中出来れば、壁を破壊することは出来るだろう
ただ、こうもデカければ「どっかーん」とはいかない…
あの虫ども相手なら、派手にぶち壊せるんだけどね

……人間も、あの虫どものように脆ければ楽なのだが(ボソリ


>46 ジム
改めてよろしく、ジム・スグイル
貴方のような誉れある御方と共に戦えることを光栄に思うよ

49 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/06/29(土) 10:34:32.39 0
>48 リコリス
……スイグル、だ。

そんなに偉かねぇが…まぁよろしくな。

50 :プロローグ ◆2TlaRARhhA :2013/06/29(土) 10:46:59.26 0
〜リィン国 王城〜(旧ハジメ)

(リィン国王と従者達が書類を眺めつつ話している…)

王「ふむ…彼らが最適…と?」
従者A「はっ、我々が情報を集めた後、実際に見てきた結果、彼らが一番かと。」
従者B「満場一致でございます。」
王「ふむ…しかし若いな…」
従者C「実力は充分であります!」
王「彼らは先が長いのに…こんなに危険な旅をさせねばならんとは…」
従者A「しかし国王様、彼らにやってもらわないとこの国が滅びるのも時間の問題ですぞ。」
王「分かっておる、分かっておるんだが…」
従者B「もはや一刻の猶予もありません、ご決断を。」
王「……彼らを呼び出してくれ。」

51 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/06/29(土) 10:48:49.52 0
おっと…

>40 少女
別に問題ないぜ。

かなり最初からいるんだし、参加してくれないか?

52 :可愛い女の子:2013/06/29(土) 19:05:21.89 0
【名前】 ステラ (通称)
【年齢】 10歳前後に見える
【性別】 女の子
【職業】 不明
【容姿】 栗色の長い髪
【特徴】 僅かに青みがかった黒い瞳
【性格】 興味を持った対象に対して積極的
【属性】 不明
【得意魔法】 本人曰く使えない
【使用武器】 特に何も
【持ち物】 加護の髪飾り、と本人が云う髪飾り。効果不明。
【特技】 不明
【備考】 いつの間にか城にいた少女。
占星術師のところに入り浸っていたことから、周囲からステラと呼ばれる。
どうやら、大使一行に着いていくつもりらしいが本気か? というか大丈夫か?

53 :ステラ:2013/06/29(土) 19:10:28.48 0
>48 リコリスおねーちゃん
わっ、おねーちゃんあの魔物やっつけたことあるの!?
凄いすごーいっ
あんなおっかないのでもおねーちゃんがいれば敵じゃないね〜

>51 ジムおにーちゃん
ありがとう〜
あんまり足手まといにならないように気をつけるね!



…はぇ?
なんだろ、お城の人が呼んでるみたいだよ?

54 :従者A・B:2013/07/08(月) NY:AN:NY.AN T
ドッカン
          ドッカン
                  ☆ゴガギーン
        .______
.        |    |    |
     ∩∩  |     |    |  ∩∩
     | | | |  |    |    |  | | | |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (  ,,)  |     |    | (・x・ )<おらっ!出てこい、GM!!
   /  つ━━"....ロ|ロ   . | l   |U \___________
 〜(  /   |    |    |⊂_ |〜
   し'∪  └──┴──┘  ∪

55 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/07/08(月) NY:AN:NY.AN 0
>54
ひょえぇぇっ!?
なっ、なんかお城の人がドアガンガン叩いてるよっ!?
ど、どぉしよ……逃げたほうがいいのかなぁ……

56 :ジム ◇2TlaRARhhA:2013/07/11(木) NY:AN:NY.AN T
>従者、ステラ

……
(規制という名の金縛りにあっているようだ。)
(しばらくは動けそうにない。)

57 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/07/17(水) NY:AN:NY.AN 0
>56 ジムおにーちゃん
…うーん、目の前でひらひらしても反応ないねぇ
ヘンな魔法にでも罹っちゃったのかな
この状態じゃ、お城の人もきっとどうにもできないよね

……ここの窓から外に出られそうだし……、逃げちゃおーっと
えいっ

58 :名無しになりきれ:2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN T
∩∩
( ・x・)従者A「おっ、窓が開いたか。手間取らせやがって……さっさと謁見の間に来い。ついでにステラも」

∩∩
( ・x・)従者B「すばやく回り込んだぞ。王様がお待ちだぞ。遅れたらスライム風呂の刑だぞ」

∩∩
( ・x・)王様「良くぞ来た。この王家に代々伝わるひのきのぼうとぬののふくで世界の危機を救ってくれ」

∩∩
( ・x・)従者C「今ならサービスで、ひのきのぼうがもう一本」

∩∩
( ・x・)王様「と、冗談は置いといて……(シリアス声になり)……この王国に危機が迫っているのだ……!」

∩∩
( ・x・)従者C「……(その危機の内容は、これからGMが明かすことになるわけですが)」

59 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/07/21(日) NY:AN:NY.AN 0
>58
ふぇー……
回り込むとかずるいんだよぅ…

でもでも王様
ジムおにーちゃんも、リコリスおねーちゃんも
ヘンな魔法で動けないんだよ
まずはこれを治さないと王国の危機も何もないんだよ…!

60 :名無しになりきれ:2013/07/22(月) NY:AN:NY.AN T
∩∩
( ・x・)王様「魔法の病は私でもどうにもならぬ……」

∩∩
( ・x・)従者H「リコリスぺろぺろ」

∩∩
( ・x・)王様「GMが最後に動けた7/11から1ヶ月経過しても進展が無ければ、何か考えてみよう」

∩∩
( ・x・)従者B「それまでは、ここを自分の家だと思ってくつろごう。そうしよう。お茶でも飲もう」

61 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/07/22(月) NY:AN:NY.AN 0
>60
……あの従者の人、あとでリコリスおねーちゃんに殺されないといいけど…

さすがにジムおにーちゃんが動けないんじゃ出発もできないし
ゆっくり待つしかないかもだね
わたしにもお茶ちょーだい

ところで王様はジムおにーちゃんと一緒に行かないの?

62 :名無しになりきれ:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN T
∩∩
( ・x・)王様「王様は訪問者にひのきのぼうを渡したりと激務なのでな。城を出たりせんのだ」

∩∩
( ・x・)従者B「お茶は何飲む? グリーンティー? ブラックティー? ブルーティー?」

∩∩
( ・x・)従者H「ごくごく」

∩∩
( ・x・)王様「それに銃有りのファンタジー世界など危険すぎて出歩けぬ……ズズーッ」

63 :ジム ◆7T14iW2zik :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN 0
>>57-62
(……動けねぇなぁ…)
(ステラが手を振ってるな…反応出来ねぇ)

(……んん?従者だ。あ、やめろそこ掴むなくすぐってぇ…)
(謁見の間か…お、王様だ。)

(……ん…お茶飲みてぇ…)
グリーンティーでお願いします。……おろ?

64 :ジム ◆FPJ9P.6QFg :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN 0
【トリがおかしいな…】

65 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN 0
【うし、これが正解だ】

66 :名無しになりきれ:2013/07/24(水) NY:AN:NY.AN T
∩∩
( ・x・)王様「……っ!(王様はGMに喋らされる準備を整え、トランス状態になった)」

67 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/07/24(水) NY:AN:NY.AN 0
>62
砂糖いっぱい入れた紅茶がいいな〜

王様はお仕事いっぱいで忙しいんだね
その、ひのきのぼうって倉庫にいっぱい置いてあったあれのこと?
確かにあの棒じゃ鉄砲には勝てないかもだよね…

>63 ジムおにーちゃん
あ、動いた
おはよー、ジムおにーちゃん
何かねぇ、王様がお話があるとかって云ってたよ〜

68 :名無しになりきれ:2013/08/02(金) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「ヒソヒソ――(GMめ、一週間もスタンバってるのに遅いのう……まさか気づいたのか?)」

∩∩
( ・x・)従者A「――(何にですか?)」

∩∩
( ・x・)王様「――(GMとは神に等しい立場ながら、よくよく考えてみると、やってることは召使いと同じという真実に)」

∩∩
( ・x・)従者C「――(それはマズイですね)」

∩∩
( ・x・)王様「――(ううむ……銃の無い、剣と魔法の中世風ファンタジーなら、私ももっと力になれたのだが……)」

∩∩
( ・x・)従者B「――(もしかして、また規制? 金縛り病?)」

∩∩
( ・x・)王様「――(かも知れぬ。その場合はなるべく早く代行依頼等を活用してその旨を伝えると良いぞ)」

69 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/04(日) NY:AN:NY.AN 0
>68
おーさま、何ぶつぶつ云ってるの?
急ぐ旅じゃないんだし、ゆっくり待てばいいと思うよー
あ、お城の人、そのクッキー取って〜

70 :名無しになりきれ:2013/08/04(日) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「うむ、まずは焦らず待つとしよう」

∩∩
( ・x・)従者C「クッキーです。どうぞ」

∩∩
( ・x・)従者B「ウサギさんカットのリンゴもどーぞ」

∩∩
( ・x・)従者A「話は変わるが、我々はミフィアン(兎人)族という獣人族で、直立歩行したウサギに似ている」

∩∩
( ・x・)王様「――(良いのか……? この銃社会にそんなファンタジーな設定を加えて)」

71 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN 0
>>68-70
(……ッ…んだよ…また動けねぇ…)
(何これ?病気なの?何?金縛り病?)

(……んん?あ、りんご食べたい…)

……そのりんご俺にも下さ…あ。
………てかこのくだり二回目だな…

……ミフィアン…ねぇ…噂は聞いてたけど実在するんだな…あ、そういえばさっき言ってた王国の危機ってやつだけどよ…
あれだろ?最近出てきたあのでっけぇ虫だろ?
んでもって…あの隣の国…え〜っと名前は…ユールだっけ?あそこが宣戦布告してきたんだろ?俺も何度か呼び出されて戦ったがよ…

72 :名無しになりきれ:2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「うむ、巨大な虫のような魔物は人を襲い、作物も荒らし、我が国の大きな脅威となっているのだ」

∩∩
( ・x・)従者A「以前の奴らは辺境の土地でしか見られなかったが、最近は都市近辺でも報告例が相次いでいる」

∩∩
( ・x・)従者C「国としては棲息域や増加原因を調べて駆除しなければなりませんが、我々ミフィアンは戦闘に向きません」

∩∩
( ・x・)従者B「そこで選ばれたのが、アナタ!」

∩∩
( ・x・)王様「探索の諸経費として、ひのきのぼうと、民家の宝箱を開ける権利をやろう……頼んだぞ、ジムよ」

∩∩
( ・x・)従者A「正確には国内の資産家に対して供出要請を記した勅書だ。乱用すると王様が恨まれるので気をつけろ」

∩∩
( ・x・)王様「それと、北の大国ユールが宣戦布告してきた」

∩∩
( ・x・)従者B「ダブルパンチ」

∩∩
( ・x・)王様「仕方なく戦の準備を始めたが、銃とか新感覚すぎて私のようなオールドタイプには十全の運用ができぬ」

∩∩
( ・x・)従者C「なので、王様はユールの魔導銃兵と馬防柵を組み合わせた戦術に対し、軽騎兵の突撃で挑むようです」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、屈強な騎士のランス突撃が貧相な銃兵などに負けるはずあるまい。ジムも安心して旅を始めよ」

73 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN 0
>71 ジムおにーちゃん
あ、起きた。
おはよー、大変だね。
多分、その止まっちゃうのも、へんな魔物のせいだよ。
そう…、都合の悪いことは、皆みーんな敵性勢力のせいにしちゃえば、いいんだよ──


>70
>72
ありがとー
リンゴも美味しいね〜

って……、あー…
なんだかジムおにーちゃんと難しいお話始まっちゃった。
あ、メイドさんに遊んでもらおーっと。

74 :名無しになりきれ:2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「時にステラよ。占星術の知り合いがいるなら、そなたも占星術が出来るであろう」

∩∩
( ・x・)王様「少し、私の星回りを見て欲しいのだ」

∩∩
( ・x・)王様「100%の力を発揮できずとも、この世界の一員としてここで何かの役割を負って生きるべきか」

∩∩
( ・x・)王様「それとも、新たに銃無き剣と魔法の世界を自在に描き、そこで新世界の神として君臨すべきか」

∩∩
( ・x・)王様「その辺りの運勢を、ちと占って欲しい」

75 :名無しになりきれ:2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN P
ウサギさんは可愛いからここにいてOK
可愛いは正義

76 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN 0
>74
え、っとー…
おししょーさまのとこに遊びに行ってはいたけど、習ったわけじゃないんだよ。


その…、星の巡りは、絶対的なものじゃないの。
惑う星も、一時の逆行の後には順行に変わる。
目前の良い巡りが、遠い先にも良いままであるとは云えなくて、
悪く思える星の並びも、最終的には最良に繋がることさえ否定はできない。

おーさまは…
王様は、何を求めるの?
求めるならば、星はきっと力を与えてくれる。
星の並びは、頼るべきものではなくて、自らの糧にすべきもの。
そのために、持てる力の全てを、惜しむべきではない……と、
そんなふうに、星図盤は語っているもの……なんだって。

ただ………
天の中心を意味する星は、天球上に二つはあっても、
決して一つの空に収まることがないように、
並立する神は、夜空の安寧を脅かす。


……なんてね。
私のは、おままごとみたいなものだから…、アテにはならないよ。

あっ、ほらほら、私のなんかより、天の声が、聞こえる気がするよ。
可愛い、ウサギのおーさま、ってね♪

77 :名無しになりきれ:2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「星占いとは分かったような、分からないような難しいものであるな」

∩∩
( ・x・)従者A「それで、王様は何をお望みで?」

∩∩
( ・x・)王様「私は設定厨なので、我が黒の書の開放を望んでいる」

∩∩
( ・x・)従者C「お止めください! 今ここで黒歴史ノートの封印を解いては世界の法則が乱れます!」

∩∩
( ・x・)王様「う、うむ……まあ、ここで幼女と戯れているのも、そう悪くないとも思っているのだ」

∩∩
( ・x・)従者B「ウサギさんは可愛いの件」

∩∩
( ・x・)王様「これは王室の威厳を軽んじる発言。厳しく処罰しなければなるまい」

∩∩
( ・x・)従者A「>75の民には、どのような刑を執行しましょう」

∩∩
( ・x・)王様「ひよこの雄雌判定士として半日の強制労働に勤しんでもらう。じっくり反省せよ」

78 :名無しになりきれ:2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN P
ウサちゃんカワゆす

79 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN 0
>77
ひよこの係!?
楽しそうだよっ! 
私もやりたい〜っ!


あ、そうそう、おーさま。
あのね、私は別に構わないと思うよ。
ジムおにーちゃんの変な魔法が解けないままじゃ
旅にでかけられるのも、いつになりそうか分かんないし。

それまで、おーさまのお話、聞かせて貰うのもいいと思うよ〜

80 :夢追い人の甘き譫言 ◆QUEEN.YS/Q :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN 0
【幻想王国史★ウォーランディア・サガ】

ここは、よくある剣と魔法のファンタジー世界
貴方は、この世界で君主となって平和な治世を築こうとしても良いですし、暴君として世界征服を目指しても構いません
湖畔に踊る妖精や、霧深い森に潜む魔物となるのも自由ですし、騎士として華々しい活躍を目指すのも一興でしょう

ある日、夢の中の貴方は『この世界に大きな危機が訪れています』と誰かに話しかけられました
謎の声は『貴方が歴史を紡ぎ、あるいは旅を続け、多くの出会いを経れば、その正体も明らかになるでしょう』と語ります
やがて朝の光を受けて目覚めた貴方は、自分が夢見の境でふと掴んだものを、現実でも得ていることに気づくのでした……

――――というネタスレ

81 :夢追い人の甘き譫言 ◆QUEEN.YS/Q :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN 0
【世界観設定】
永き繁栄を誇った帝国の君主が斃れ、今まで属領だった州が次々に独立。
巨大帝国が崩壊を始めたことで、諸侯たちの群雄割拠へ移り変わろうとしてゆく暗黒時代。
未開の地では辺境の部族が力を持ち、さらに大陸全土で異形のものが現れ始めて人々を脅かしている。

【魔法文化】
魔法は神秘が保たれる程に威力を増し、逆に多数に公開されて普遍化するほど神秘が薄まり劣化してゆく。
世界中に魔法理論を広めた場合、神秘性を失った術式は単なる文字の羅列になり、二度と魔法として機能しなくなる。
従って、魔法は一般市民には普及せず、魔法使いたちが一子相伝に近い形で占有している。

【工業文化】※銃社会用にチューン
少なくとも銃の製造が可能な程度には、工業文化も発展している。
さまざまな異種族の手で鍛冶や香水、硝子工芸、茶栽培など、部分的にかなりの進展を見せる分野も有り。
魔法の道具に関しては全てがハンドメイドで製造法も非公開。あまり流通してないので入手には金かコネか幸運が必要。

【隷魔】
いわゆる怪物と呼ばれるような異形。初期状態で虫に似た隷魔(レイマ)が存在すること以外は全てが未設定。
参加者は一人につき一種族、新種の隷魔を設定できる。
つまり、参加者が増えれば増えるほど、ウォーランディア大陸にも危機が広がってゆく画期的なシステム。

【夢象具】
夢象具とは、不思議な夢の中で貴方が手にしたもので、理由は不明ながら夢から覚めても失われない。
二つと無い宝剣、固有魔法、莫大な金貨、従順な幻獣、顕官の地位、絶世の美貌、広大な迷宮……その他もろもろ。
あらゆる不合理を超えて、スレッドに参加した時点で貴方のものとなっている。原理は未設定。

82 :夢追い人の甘き譫言 ◆QUEEN.YS/Q :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN 0
―― Round Table Talks ――

http://774san.sakura.ne.jp/test/read.cgi/hinanjo/1376115941/

会議の場として使えるよう、此処に一つの円卓を設えました。
自由な行動を規制されし者、多忙にて来れなくなる者は、円卓の場で報告すれば良きように計らいます。
他にも何か質問したいことがあれば、好きなことを好きなものにお聞きなさい。

なお、円卓を置いたのは王化の及ばぬ辺境なので、訪問も義務ではありません。
不参加の場合、質問などがある時はこちらで行うと良いでしょう。

83 :名無しになりきれ:2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「少し黒の書を開いただけで、設定がドバドバ出てきてしまった」

∩∩
( ・x・)従者C「絶好調ですね、王様」

∩∩
( ・x・)王様「そうであろう。我が厨設定は実にハイファンタジーであろう」

∩∩
( ・x・)従者A「それじゃ、>78とステラを国営の養鶏場に連れてくとしよう」

∩∩
( ・x・)王様「うむ。ひよこの選別作業が終わる頃には、ジムも動けるようになってると良いのだが」

84 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN 0
>80-82
おーさまが持ってきた本なのに、
じょおーさまの署名が入ってるけど……
じょおーさまの勝手に持ってきちゃったの…?
それとも、この期に及んで恥ずかしいからってじょおーさまの名を……!?

わ、私、どーなっても知らないよ!?


>83
そ、それじゃ、わたしひよこちゃんと戯れてくるんだからっ!






わーっ!?
こ…、こんなにおっきいひよこ見たことないんだよーっ!?

85 :名無しになりきれ:2013/08/11(日) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「私も久しぶりに城下を散策するとしよう」

∩∩
( ・x・)従者C「それでは、我々もお供します」

∩∩
( ・x・)王様「ほほう、最近の養鶏場にはこのような巨大ひよこもおるのか」

∩∩
( ・x・)従者B「明らかにモンスター」

∩∩
( ・x・)従者A「あれは、マギム(魔禽)と呼ばれる凶暴な肉食鳥の雛だ」

∩∩
( ・x・)従者C「野良犬と同じ程度には危険です。おそらくどこからか紛れ込んだのでしょう」

∩∩
( ・x・)王様「……時にステラよ、我々の今の危険度を占星術で占ってくれ」

86 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/11(日) NY:AN:NY.AN 0
>85
お、おーさま!?
そんな呑気に星図盤展開してる場合じゃないんだよっ!
危険度なんて、従者さんの言ってるまんまだよ!?
野良犬 ばーさす ウサギさん! あんだすたん!?

87 :クレイ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
【名前】 クレイ・ファーニスト
【年齢】 27歳
【性別】 女
【職業】 元隠密特殊部隊の賞金稼ぎ
【容姿】 蒼い髪のポニーテール、澄んだ青い目、長身、巨乳
【特徴】 首、腕などの傷跡
【性格】 子供やかわいい動物好き、大体のことは笑って許す姉御気質、時に残忍
【属性】 斬属性
【得意魔法】 隠密、身体強化系統
【使用武器】 各種ナイフ、リボルバー一丁
【持ち物】 日記、家族や婚約者の写真
【特技】 潜入、鍵開け、サバイバル能力、格闘戦、ナイフ投げ
【備考】 ある国の特殊部隊の隊長だったが、クーデターにより部隊は全滅。主、婚約者、家族全員を失い逃亡、賞金稼ぎとなる。
訓練により恐怖を感じないが、それゆえに無謀な行動が目立つ。クーデター時のことが酷いトラウマ。王が『面白いことをしようとしている』
という噂を聞き、訪れる。

88 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
>>74-79
(占いか…後で占って貰おうか…)

>>80-83
ん、改めて状況を確認出来たな。
……夢象具?夢で得たものを現実でも…

……!!これのことか!
[テンプレ追加]
【夢象具】精霊の加護を受けし剣 (エレメンタル・ブレイド)
     夢の中で精霊から受け取った剣。
     剣に纏わせる系統の属性魔法の効果をはねあげる。

>>84-86
ん…じゃあ俺もついて行くかな…

……んで、こいつは危ないのか?何?野良犬程度?ひのきのぼうで大丈夫じゃねえの?

89 :名無しになりきれ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「いや、野良犬に匹敵する戦闘力を侮ってはなるまい。ここは誰か一人を囮にして逃げるべきだ」

∩∩
( ・x・)従者C「痛い、痛い、誰か助けて!」

∩∩
( ・x・)王様「すぐに王宮へ戻り、騎兵隊を編成するので、今は耐えてくれ」

∩∩
( ・x・)従者A「お前の犠牲は忘れないぞ」

∩∩
( ・x・)従者B「きっと、心の中で永遠に生き続ける」

∩∩
( ・x・)王様「しかし、王宮は遠い……む? ちょうど、近く(>87)に強そうな者がいるではないか」

∩∩
( ・x・)従者A「ジムと二人がかりなら互角に戦えるかもしれません」

∩∩
( ・x・)王様「そこの者よ、養鶏場にマギムの雛が現れたので退治を願えぬか?」

∩∩
( ・x・)従者B「今なら、漏れなくひのきのぼうをプレゼント」

90 :名無しになりきれ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN P
うさぎおいしかのやま〜♪
えっ!うさぎって美味しいの?ジュルリ…
(王様と従者たちを見つめる)

91 :名無しになりきれ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)従者B「……性的な意味で?」

∩∩
( ・x・)王様「街の者(>90)たちから舐めるような視線を感じる」

∩∩
( ・x・)従者A「我々を食べても美味しくないのは確定的に明らかだ。バターでソテーする妄想禁止」

92 :クレイ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
面白そうだからちょっと来てみたんだが・・・・。どういういう状況なんだい?

93 :名無しになりきれ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)従者A「ある時、突如として全世界に謎の虫のような魔物が現れた」

∩∩
( ・x・)従者B「その混乱に乗じて、隣国のユールがわが国に宣戦布告!」

∩∩
( ・x・)従者C「……ジム、助けてー! ステラ助けてー! (マギムの雛に啄まれながら)」

∩∩
( ・x・)王様「私はジムを呼び、魔物の正体を突き止める事を命じたのだが、なかなかジムが旅立たぬ」

∩∩
( ・x・)従者A「なので今はステラと王都を散策しており、養鶏場を訪問している途中。そしたらジムも後から付いてきた」

∩∩
( ・x・)従者B「でも、雛の中にマギム(魔禽)の雛が紛れ込んでて、従者Cがバッドエンド」

∩∩
( ・x・)従者C「もうダメ……」

∩∩
( ・x・)王様「と、ならないよう、養鶏場の近くにいたそなた(>9)2へ助けを請うている最中である」

94 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
ひょえぇぇ…
従者ウサギさんが食べられちゃうよーっ!?

はっ!
今なら星図盤展開できるかも…
『天球に瞬く数多の星よ かの者を導く標を照らせ!』



ステラの言葉に応えて、養鶏場の地面に、円を基調とした幾何学模様が浮かび上がる。
青白く光る星図盤は、その半径を急速に拡げ、
マギムに啄ばまれる従者Cの足元に至って、ピロン♪ と軽やかな音を立てた。



見えたっ!
従者ウサギさんに女難の相、だよ!
あの、おっきいヒヨコは、たぶんメス!

……もしかして、あれって戯れてるだけなのかなぁ……。

95 :クレイ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
>93
つまりそいつを捌いて晩飯にしろってことかい?うさぎさんたち

96 :名無しになりきれ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「マギムを捌いて晩飯にしてくれればありがたい、旅の者よ」

∩∩
( ・x・)従者A「ステラに拠れば戯れているだけのようですから、無力化して街の外へ離すだけでも良いのでは?」

∩∩
( ・x・)従者B「森へお帰り、ここはおまえの住む世界じゃないのよ」

∩∩
( ・x・)王様「しかし、外で大きく成長すれば、やがて無数のミフィアンに害を及ぼすかもしれぬ」

∩∩
( ・x・)従者C「……(野犬ほどの大きさを持った茶色い雛のクチバシで、好き放題にされている)」

∩∩
( ・x・)王様「とりあえず、我が従者が死にそうなので速やかに何とかしてほしい」

97 :名無しになりきれ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN P
マギムは野良犬くらいの大きさだけどミフィアンの平均体格はどのくらいなの?

98 :名無しになりきれ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「市井の者(>97)の声に耳を傾けるとしよう」

∩∩
( ・x・)従者C「……」

∩∩
( ・x・)王様「我々の大きさは人間の赤ん坊くらいである」

∩∩
( ・x・)従者B「もう一声」

∩∩
( ・x・)従者A「大きい奴は、人間の三歳児くらいのものもいるぞ」

99 :クレイ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
(この子達、ちっちゃいなぁ・・・・)

じゃあ、もう飼っちまったらどうなんだい?上手く調教すれば兵力になるかもしれないしな。

100 :名無しになりきれ:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)従者A「マギムは凶暴で簡単に飼い慣らせるものではないのだ」

∩∩
( ・x・)従者B「普通に軍馬を育てた方が兵力になるの」

∩∩
( ・x・)王様「うむ。とりあえず我々が雑談に興じてる間にも、従者の体力はガツガツ減っている……誰かが引き離さねば」

101 :クレイ:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN 0
しょうがないねぇ・・・。ほら、おいで。(マギムを抱きかかえる)

なんだい、結構いい子じゃないか。・・・私の眼球をしきりに狙ってくる以外は。

102 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN 0
>>89-101
(一連の展開を眺めている)
……で、まとめるとマギムにc食われて、ミフィアンはちっちゃくて、マギムは捕獲完了。ok?

ソイツ…殺るの?逃がすの?

(銃を構えながら聞く)

103 :クレイ:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN 0
で、どうするんだいうさぎさん達!早く決めておくれ!!じゃないと私が隻眼になっちまう!!
あぁ!!もう撃っちゃえ!撃っちゃえそこの人!!!

104 :名無しになりきれ:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)従者C「……きゅ〜」

∩∩
( ・x・)従者B『大地の力よ、傷ついたものを癒したまえ……ミフィム・ティドネア・ジール!』

∩∩
( ・x・)王様「魔法を使ったフリをしても治らぬ。この者は王宮で治療を施すとしよう」

∩∩
( ・x・)王様「しかし、あっさりマギムを捕獲するとはでかした! 褒美としてひのきのぼうを与えよう」

∩∩
( ・x・)王様「いや、まずは名乗るのが先であるな……私はこのリィン国の国王である」

∩∩
( ・x・)従者A「我々はその従者で、あちらの男は大使のジム・スイグル。幼女はステラ。他は労働者(>75)たちだ」

∩∩
( ・x・)王様「マギムの処遇に関しては……そうだな、リィン国の外になら離しても問題あるまい」

∩∩
( ・x・)従者B「王様、血を見ると卒倒するから」

∩∩
( ・x・)王様「ところで、そなたは(>103)は何者か? 見た限りではリィン国のものではないようだが」

105 :クレイ:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN 0
あいたたた・・・。
ん?私かい?私は、そうさね・・・脱走兵兼賞金稼ぎってとこかな。面白そうなことやってるって聞いたから来たのさ。

・・・で、国王様だよね?一つ頼みがあるんだけど・・・・・抱っこさせてください。

106 :名無しになりきれ:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「うむ。褒美として抱っこすることを許す」

∩∩
( ・x・)王様「時に賞金稼ぎよ。世界中に虫のような魔物が現れたのは、そなたも知るところであろう?」

∩∩
( ・x・)従者A「強力な力を持つが生態も総数も不明で、各国は対応に悩まされている」

∩∩
( ・x・)王様「もし、大使のジムに協力して魔物の正体や対処法を突き止めれば、そなたには莫大な賞金を与えよう」

∩∩
( ・x・)従者B「さらに、ひのきのぼうと、ぬののふくを毎月支給」

∩∩
( ・x・)王様「そろそろ、シナリオクラフトをGMに委ねるべき時でもあるが、私はユールに備えねばならぬ……」

∩∩
( ・x・)従者B「街で目撃情報を集め、現場に向かい、証拠を探し、アリバイを崩し、崖で犯人逮捕が一般的シナリオ」

∩∩
( ・x・)王様「どうかな? 腕の立つ者が大使に協力してくれればありがたいのだが」

107 :クレイ:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN 0
うわぁ!やわらかくてふっさふっさ!!かわいいーーーー!! 胸で抱きしめる
・・・・・ふぅ、堪能した。

・・・で、虫野郎だっけか。もちろん知ってるぞ。

(っていうか、そいつらの混乱に乗じてクーデターが勃発したわけだしな・・・)

賞金は置いといて、ひのきのぼうと布の服は魅力的だな・・・・。よし乗った!!

108 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN 0
>従者ウサギのしーちゃん
だ、だいじょーぶ…?
えっと、傷ついた身体を癒すには、たしか塩水で身体を……
……なんかこれは私が後で誰かに倒されそうなフラグな気がするから今のなし。


>102 ジムおにーちゃん
あ、魔法解けたんだね、良かった〜


>107
クレイおb………おねーさん、
ひのきのぼうと、ぬののふくって、賞金よりも魅力的なの…?
もしかして…、高く売れるのかな…

109 :北○の拳に出てきそうなモヒカンのチンピラ:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN P
ヒャッハー!!
オラオラオラ!!どうした!?ウサギ鍋にしちまうぞ〜!
(ミフィアンの∩∩  の耳の部分を持って釣り上げる
      ( ・x・)

110 :クレイ:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN 0
>108
あはは、まぁ年齢的にはおばちゃんかな。言いやすいほうでいいよ、おちびちゃん。  ステラの頭を撫でる
ちょうど着替え欲しかったしね、ひのきのぼうは『食料』なるし。お金なら貯蓄あるしね。

111 :名無しになりきれ:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN 0
 ∩∩
( ・x・)従者A「むむぅ〜! 離せ〜っ!」

∩∩
( ・x・)王様「鶏冠髪の者(>109)よ、そのミフィアンは王の従者。ひのきのぼうを代わりに与えるので離すが良い」

∩∩
( ・x・)従者B「悪人に武器を渡す愚行権」

 ∩∩
( ・x・)従者A「王都の人心がここまで乱れているのも、魔物の跋扈が原因だな」

∩∩
( ・x・)王様「うむ。大使は一国も早く魔物問題を解決して欲しい。さすれば民の心も良化されよう」

112 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN 0
>103-107
ん、殺さなくていいならそれが一番。
(銃を腰のホルスターに仕舞う)

で…あんた脱走兵兼傭兵だっけ?どこから逃げたの…って、それは聞かない方がいいか。

へぇ…協力してくれんのか、サンキュ。
あぁ、俺はジム、ジム・スイグルだ。あんたは?

>108
おう、一応呪い…魔法?は解けたぜ

>109>111
んん?なんだこいつ…?
っておいおい、悪人に武器渡したらダメだって。

まぁ…ひのきのぼう程度で強くはならなねぇけど…(ボソッ

113 :近所の悪ガキ:2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN P
や〜い!や〜い!
(逃げまどうミフィアンを追い詰め棒きれで叩いたりつついたりしていじめる)

114 :クレイ:2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN 0
>112
おう、よろしくな。私はクレイ・ファーニスト。見た目は若くて美人だけどそろそろ三十路だからそこんとこよろしく。
そうだね。聞いてくれない方が助かるよ。

>109、113
あ〜、ちょっと君達。その人(?)達あんまりいじめないでおくれよ。一応私の雇い主だからさ

115 :ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN 0
>110 クレイおねーさん
おち……ち、チビじゃないもん!
立派にれでぃなんだから!
って、頭撫で撫でしないでよ〜っ
うぅ〜

それより………、おねーさん、ひのきのぼう食べちゃうの……?

116 :クレイ:2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN 0
>115
あ〜、そりゃ悪かったねぇ。でも、その程度でうろたえてるようじゃ、真のレディーまでの道のりはまだまだだぞ? 

ん?ひのきのぼう?あぁ食べるよ。栄養満点って木材屋の店主が言っててそこで何本か買った・・・・

(あれ、私もしかして騙されてる・・・?)

117 :名無しになりきれ:2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)従者B「木食系女子」

∩∩
( ・x・)従者A「シロアリでもなければ、ひのきのぼうは食べられないぞ」

∩∩
( ・x・)従者C「ぷきゅう……(従者A・Bの用意した担架に乗せられる)」

∩∩
( ・x・)王様「さてと、そろそろ我々は王宮に戻らねばなるまい」

∩∩
( ・x・)王様「ジムよ、大使は先陣に立って皆を取りまとめる役割。大変であろうが遣り甲斐は必ずある」

∩∩
( ・x・)王様「クレイよ、そなたはなかなかに頼り甲斐があると見える。皆を頼むぞ」

∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、先の(>94)の功績を讃え、魔法幼女プリズム☆ステラの称号を授けよう」

∩∩
( ・x・)王様「そして少年(>113)よ……私はリィンの国王……ひのきのぼうの悪用は止めるがよい……」

∩∩
( ・x・)従者B「俺たちの戦いはこれからだ」

118 :名無しになりきれ:2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN 0
クレイ何でトリつけねぇの?

119 :名無しになりきれ:2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「言い忘れておった。そこの衛視(>118)の言う通り、この国ではトリップという本人証明の手形を発行している」

∩∩
( ・x・)従者A「入手方法は、名前欄の後ろに#と適当な文字列をパスワードとして入れるだけだ」

∩∩
( ・x・)従者C「た……たとえば“クレイ#リボルバー”と入れると“クレイ◆EFK5GMy.nw”ってなります……」

∩∩
( ・x・)従者B「トリップは装備しなくちゃ意味が無いんだぜ」

120 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN 0
>118、119
おっと、そうなのかい。
すまないねぇ、初めてなもんでさ。えっとこんな感じかい?

121 :名無しになりきれ:2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「うむ、それで良い。なかなか覚えが早いではないか」

∩∩
( ・x・)従者A「大事なものなので、くれぐれもパスは無くさぬように」

∩∩
( ・x・)従者B「ひのきのぼうと同じくらい大切にね」

122 :名無しになりきれ:2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN 0
永続的にage続けている

123 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN 0
>おーさま
わおー、やったあ♪
なんだか強そうな名前を貰っちゃった〜
おーさま、ありがとう〜

けど……魔法使いじゃないんだけどなー………

………ま、いっか
えっへへ〜♪


>クレイおねーさん
むぅー… 真のれでぃ目指して頑張るんだもん

それでね
従者ウサギさんも云ってるけど、やっぱりひのきのぼう食べられないよ…
でもでも、いっぱいあるんだったら一本貸してもらってもいい?
あのね、魔法幼女には魔法の杖みたいなアイテムが必須、なんだよっ

124 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN 0
>123
あはは、やっぱり・・・・あの爺覚えてろよ(ボソッ

え?これを使うのかい?
やっぱりそういうのはちゃんとしてるの買わないとダメだよ?かっこ悪いし。
そろそろ出発するみたいだから後で武具やで買おう。お金なら出してあげるからさ。

125 :名無しになりきれ:2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)王様「国の未来を懸念する者(>122)もいるので、冒険初心者にもう一つ王様の知恵袋を伝授しておこう」

∩∩
( ・x・)王様「E-mailの欄に sage と入れると、こっそり喋ることができるのだ」

∩∩
( ・x・)従者A「ま、もう少し人口が増えるまでは、あまり必要ない技かも知れないけどな」

∩∩
( ・x・)王様「そしてステラよ、称号を気に入ったようで何より」

∩∩
( ・x・)従者B「数年後に思い返して悶絶する可能性」

∩∩
( ・x・)従者C「ち、治療して……早く……」

∩∩
( ・x・)王様「では名残惜しいが行くとしよう。そなたらが一仕事を終えた頃にはユールとの戦も終わっているはずだ」

∩∩
( ・x・)従者A「出発!(王様と従者たちが王宮の方へ向かってゆく)」

126 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN 0
>124
うーん…、ありがと、クレイおねーちゃん。
でも、大丈夫だよ、ひのきのぼうで平気〜
私、ほんとの魔法使いじゃないし、
ちゃんとしたのなんて宝の持ち腐れかなーって…、あはは

>125
おーさま帰っちゃうんだ。 まーたね〜



あ。
従者ウサギのしーちゃんに…… 『穏やかな星のご加護がありますように』

127 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN 0
>125
おう、いろいろありがとよ〜。そっちも頑張ってな〜あと、毎月のひのきのぼうと布の服忘れんじゃねぇぞ〜〜〜。

>126
ははは、そうかいそうかい。言われてみたらそうだねぇ。
じゃぁちょっとずつでも練習してみたらどうだい?もしかしたらってあるかもよ?

128 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/17(土) NY:AN:NY.AN 0
>127
もしかしたら……かー。
そだね、おししょーさまも、魔法使えるみたいなこと云ってたし、
私も練習すればおししょーさまみたいになれるかな…。


それはそうと、ジムおにーちゃんは?
ちょこちょこ、フィールドから姿が消えちゃうんだよね。
リコおねーちゃんも王宮で眠り姫状態だし。

とりあえず、悪いのはみんな隷魔(>81)の所為ってことにしてるんだけど…、
おにーちゃんも災難だよね、変なのに見初められちゃって。
生活にも困るんじゃないのかなぁ…。

129 :名無しになりきれ:2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)街の人A「初めまして、旅の人。ここはリィン王国だよ」

∩∩
( ・x・)街の人B「我々の顔をどこかで見たことあるって? いやいや、完全に気のせい」

∩∩
( ・x・)街の人A「……さて、最初の流れくらいはGMの好きにさせたいが、こうも動けないと不安が否めないな」

∩∩
( ・x・)街の人B「そちらのお姉さんの言う通り、まずは武器屋にでも寄ってったらどう?」

∩∩
( ・x・)街の人A「銃があれば、剣とか槍とかひのきのぼうなんか時代遅れの遺物になるよ。ホントホント」

130 :コダック:2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN P
コダ?

131 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN 0
>129
やほー、街の人………人?
おーさまと同じミフィアンの人だね〜
それ知ってる! 武器のお店でそーび品とかを揃えるんだよね?
とりあえず街の外に出るんだし、えーっと……ご飯買わなきゃ、だよね?

…あれ?
えーっと……、出かけてしばらく帰ってこないとなると…、
どこで、寝たりするの……?
ほえぇ?


>130
なんだか、諸般の事情でモザイクがかかってるけど、何だろ?
なんとなく、なんとなーくだけど…、
カモノハシみたいな形してるような雰囲気だよね。
ねぇ街の人(>129)、あれ(>130)、何か知ってる?

132 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN 0
>129 
ほー、こりゃまたちっさいうさぎさんだこと。

>131
そうだね。まずは武器屋に行こう。食料品は・・・まぁ乾パンとか保存食が主体さね。いざとなればそこら辺の動物を料理すればいいし。
寝床は基本的には宿屋になるだろうけど、無ければ野宿だねぇ・・・。大丈夫!変質者が来ても私が八つ裂きにして家畜にでもやっちまうから(マジな目)

お〜。私も>130は見覚えがあるねぇけど、何か、何か危ない雰囲気がするねぇ・・・。(名前的な意味で)

133 :名無しになりきれ:2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)町の人A「いかん、あれ(>130)は早く隠さないと」

∩∩
( ・x・)町の人B「(謎のボールを投げつけてカモノハシのような生き物を消し去る)……ゲットだぜ」

∩∩
( ・x・)町の人A「おっと、少し目を放した隙に見失ってしまった。だから正体も分からないな」

∩∩
( ・x・)町の人B「バイバイ。(どこかに走り去ってゆく)」

∩∩
( ・x・)町の人A「じゃあな。(どこかに走り去ってゆく)」

134 :名無しになりきれ:2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)武器屋A「い、いらっしゃいませ……はあはあ」

∩∩
( ・x・)武器屋B「ここは武装販売店“ヴェドフレイ・ガンズ”だよ……ぜえぜえ」

∩∩
( ・x・)武器屋A「銃や弾薬の他に、軍糧や防具も扱ってるけどな」

∩∩
( ・x・)武器屋B「フリル付きの衣装がおススメ」

135 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN 0
>133
え?消えた?あ、ちょっと!おーい。ありゃま言っちまったよ・・・・・。

>134
あ、あんたら武器商だったんだ。さっきはどうしたんだい?

じゃぁそのフリル付きのを是非この子に、在庫を含めて全て買おう。 ステラを前に出す(この間わずか0.1秒)
あとは魔法少女が持ってそうな可愛らしい杖を一つ!そうだ!できれば撮影機(カメラ)も売ってくれ!!

・・・ぜぇいぜぇい・・・そうさね・・・、あとはこの銃の口径に合う弾薬が欲しい。無ければ火薬だけでもいい。 リボルバーを差し出す
軍糧か、どれ見せてくれ。

(あぁ、これ不味いやつだ。えっとこれはあんまり長持ちしないんだよねぇ。私は正直腐ってても多少はいけるんだけど。ステラにそれを食べさせるのは・・・第一ステラの好みも分らないし、やっぱり甘いものがいいのか?・・・・)  ぶつぶつ

136 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN 0
>132 クレイおねーちゃん
おおぉ…、キャンプみたいな感じだよ〜
なんか楽しそうかも〜
おねーちゃんについてけば怖い人来ても大丈夫そうだし………
……でも、なんか、自粛パネルを用意しておいたほうがいい気配だよ…。


>134 武装販売店”ヴェドフレイ・ガンズ”
おっじゃましまーす
う? ここもミフィアンさんが店番してるんだね〜 よろしくね〜
とりあえず遠出する格好になんないと……、かな?
て……、えっとー、フリル付きをなんでオススメしてくるのかなー…

って、わととっ、く、クレイおねーちゃん!?
な、なんかどんどん話が進んでくよ〜!?
まま待って待って、その服って明らかに旅装って云えない…
え? 微妙に魔法効果付きで気候の変化に対応?
しかも重くないどころか、敏捷性アップの効果あり?
何それ、誰得設計なの……
ほわわ……、知らない間に私の装備が決まってくよ…。
しかも凄い量になってるよ……。

はー……、あー、おねーちゃん、あ、ありがとう。
およ? あ、ご飯選んでるの?
色々あるんだね〜
あ、このなんかカラフルな入れ物の、なんだかよく分かんないけど美味しそうかも〜

137 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN 0
>113-133
(……旅をすればアイツも見つかるか…?)ブツブツ
(いや…そんな事を考えてる余裕は無いだろ…そんな事って言ったらいかんだろ!)ブツブツ
それにしても…まず何処に行けばいいん…あれ?おーい。

>134-136
(皆どこ行っちまったんだ?)
(王様一行は王宮だろうが…)

……武器屋?まぁ…先に装備を整えっか…

………ここにいたのか…ステラ、その格好はなんだ?んでクレイ、なんで息があがってる?

俺のはちょっと特殊だぞ?用意出来るか?
つメモ(魔力充填弾、魔力式非物理剣(所謂ビームサーベル))
用意出来ないならそれでいい。一応ストックあるからな

138 :名無しになりきれ:2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)武器屋A「われわれは武器屋。そこらの街の人や、国王の従者と間違えてもらっては困る」

∩∩
( ・x・)武器屋B「顔もぜんぜん違うでしょ?」

∩∩
( ・x・)武器屋A「さて、注文だが……」

∩∩
( ・x・)武器屋B「フリル付き衣装とワンド、撮影機、弾薬、甘いもの、魔力充填弾、魔力式非物理剣」

∩∩
( ・x・)武器屋A「ここは18世紀後半な感じかと思っていたが、はいなるはんたじー的な世界なのか」

∩∩
( ・x・)武器屋B「占めて、10万リィンドルで」

139 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN 0
>136
馬鹿者!オシャレ出来る時に遠慮するなんて、そんなんで真のレディーを目指すなんてよく言えたね!!  もっともらしい口実

>137
おぉ、ジム起きたのかい。息切れ?ま、まぁその辺は・・・(汗)
ほー、随分不思議な武器を使うんだねぇ。うちの国じゃ、見たことないよ
(さっきから何かブツブツ言ってるけどなにかあったのか?)

>138
あー、ここは私が奢るよ。ってリィンドル?あちゃー、この国のお金持ってないや。
あ、この金塊使えるかい?  金塊の山を取り出す

140 :名無しになりきれ:2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)武器屋A「金塊か、少し純度を調べてみよう……99.99%が金だな」

∩∩
( ・x・)武器屋B「謎の0.01%」

∩∩
( ・x・)武器屋A「それでは金塊の半分をもらっておこう」

∩∩
( ・x・)武器屋B「金相場は調べないように」

∩∩
( ・x・)武器屋A「それでは、またのご来店を」

141 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN 0
>139 クレイおねーちゃん
ごごごゴメンなさい!?
お、オシャレは大事、オシャレは出来るときに!
さー! いえっさー! (>ヮ<)ゝ

>137 ジムおにーちゃん
あ、あはは…
えーっと…、レディの嗜み! なんだよっ!

>139 クレイおねーちゃん
のぇ!?
き…、金塊だよ…、すごい、キラキラだよーっ
おねーちゃん、凄い、お金持ち……!



現在の装備
【魔法幼女セット一式】
暑さ寒さ対応のフリフリ衣装。敏捷性+5ぐらい。
可愛らしい意匠のワンド。魔法効果の増幅作用。
※ただし、ステラは魔法を正しく身につけていない。

142 :名無しになりきれ:2013/08/22(木) NY:AN:NY.AN 0
☆街の大通りにて☆

∩∩
( ・x・)火属性のミフィアン「暇だし、雑談でもするか……俺は火属性だが、お前ら何属性?」

∩∩
( ・x・)水属性のミフィアン「水属性」

∩∩
( ・x・)風属性のミフィアン「風属性」

∩∩
( ・x・)土属性のミフィアン「……(顔を背ける)」

∩∩
( ・x・)火属性のミフィアン「なぜ黙る? もしかして光とか闇みたいなレアな属性なのか」

∩∩
( ・x・)水属性のミフィアン「教えろよー、教えろよー(土属性のミフィアンを羽交い絞めにする)」

∩∩
( ・x・)風属性のミフィアン「そーら、くすぐっちゃうぞー(土属性のミフィアンをコチョコチョする)」

∩∩
( ・x・)土属性のミフィアン「や、やめろよ……!」

143 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN 0
属性って、見た目一緒なのに、ウサギさんたちも色々種類があるんだね〜
土属性のウサギさん、あんまり苛めると、アレかな、その…
怒って土蜘蛛みたいな怪物に変身しちゃったりするのかな?

えー……、せっかく可愛いのに、そんなのヤだなぁ…。



あ、ゴメンけど、タイムスケールであと2ターンぐらいしたら一旦抜けるね。
だいたい7ターンぐらいお休みしまーす。
うーんと…、お花畑に寄り道してくるってことで〜。

144 :名無しになりきれ:2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)街の人O「ステラよ、すっかり魔法幼女が板についた格好であるな」

∩∩
( ・x・)街の人O「おっと、私はただの街の者。決してそなたらの様子が気になって戻ってきた王様ではない」

∩∩
( ・x・)街の人B「……それはともあれ、属性の件」



∩∩
( ・x・)土属性のミフィアン「くそっ、みんなほっといてくれよ。どうせ僕は地味な土属性なんだ。人生終わりなんだ」

∩∩
( ・x・)火属性のミフィアン「あっ、土属性が逃げてくぞ」

∩∩
( ・x・)水属性のミフィアン「あっちってゼルムの森がある方向じゃなかったっけ? 大きな虫の魔物が出るっていう」

∩∩
( ・x・)風属性のミフィアン「俺たち、知ーらねっと」



∩∩
( ・x・)街の人O「(属性持ちミフィアンたちの諍いを眺める)……あれは属性カーストであるな」

∩∩
( ・x・)街の人A「属性カーストとは派手な属性を持つ魔術師が優越意識を持ち、地味な属性の魔術師を虐げる問題だ」

∩∩
( ・x・)街の人B「先日も、妹属性の優遇っぷりに嫉妬する姉属性の魔術師が暴れて大変なことに」

∩∩
( ・x・)街の人O「まさにリィン国の内憂である……」

∩∩
( ・x・)街の人O「それとそなたの師匠から宿題として分厚い書物を預かってきた。お花畑ででも読むが良い」

145 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN 0
ムハッ!!はぁはぁ・・・・一体何が・・・・?あ〜頭がガンガンする・・・、何があったんだ?  クレイの規制が解かれた!

>143
ほうほう、お花畑とな。あいよ、楽しんでおいで。  頭を撫でる


とっと、私も防具をさらしておこうかねぇ。



現在の装備
【国防軍衣装(隠密型)】
軍人時代から着ていたもので黒を基調とした装備。軽くて動きやすい。
防御+2、敏捷性+7、攻撃−4。隠密、クリティカルUP。
【ぬののふく】
リィン国の支給品。上記の装備の上に着ており、結構気に入っている。
能力変化『なし』

146 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN 0
>144
あ、おーさま〜    ……違うの? じゃあ、Oさまかな…。
おししょーさまから宿題?
うえー…、要らないよー…、ごっついし……、うー、重いー。


って…、あれ?
さっきの子、森の方行っちゃったけど、大丈夫かな。


>145
ねね、クレイおねーちゃん…、
なんか、ちょっと、心配なんだよ。
ウサギさん、森に入って行っちゃったけど……、平気かなぁ…。

147 :名無しになりきれ:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)街の人O「ステラよ、私のことはOさんでも、おー様でも、オー殿でも、好きに呼ぶが良い」

∩∩
( ・x・)街の人B「サダハルとか」

∩∩
( ・x・)街の人A「……ところで、街の南に広がるゼルムの森には魔物の目撃例があるらしい」

∩∩
( ・x・)街の人O「それは危険だ。魔物を退治するまで立ち入り禁止の看板を立てかけねばなるまい」

∩∩
( ・x・)街の人B「一足遅かった」

∩∩
( ・x・)街の人O「時にクレイよ、規制解除は一時的な可能性もある。その場合はしばらく動ける者がおらぬ」

∩∩
( ・x・)街の人O「一応、(>>82)の扉から代筆を依頼する場所へ赴けるので、気が向いたら訪ねてみるが良い」

∩∩
( ・x・)街の人B「向かなければ、ステラとお花見ということで」

148 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN 0
>147
りょーかいだよ、Oさま!
何だか森に入っていくイベントごとでもありそうな予感だけど…
予告どおり、ちょっとお花畑に寄り道してくるね〜

あー、宿題やだー……

149 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN 0
>>147 
(あいつらどう見ても王様だよなぁ・・・。よし、ちょっとおちょくってみよう)

あー、Oさん。付け髭ずれてますよ?

>>148
おーう!こっちは任せとけー・・・・・・ってそしたら私一人で行くのかい!!?
・・私あんまり魔物との戦闘得意じゃないんだが・・・・・まぁしょうがないか。死んだら化けて出てやるから覚悟しときなぁ〜〜〜。

150 :名無しになりきれ:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)Oさま「付け髭がずれている? おお、済まぬ。あやうく威厳が台無しになるところであった」

∩∩
( ・x・)街の人A「……(黙って付け髭を直す)」

∩∩
( ・x・)Oさま「クレイよ、化ける心配なら要らぬ。国の内情はこの目で見ておきたいので、我等も共に森へ行こう」

∩∩
( ・x・)街の人B「えっ」

∩∩
( ・x・)Oさま「ここまでする私が誰か気になるかな? なに、私はただのお節介好きな小麦問屋の隠居に過ぎぬ、ほっほっほ」

∩∩
( ・x・)街の人B「えっ」

∩∩
( ・x・)Oさま「さて、魔物の調査となればジムも着いて来ような? それでは皆で南の森へ出発するとしよう」

∩∩
( ・x・)街の人A「……(黙って馬車を用意する)」

∩∩
( ・x・)Oさま「ステラは宿題に励むが良い。月末が終わり、明け方になってからが真の頑張り期間であるぞ」

∩∩
( ・x・)街の人B「えっ」

151 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN 0
>150
(おい、待て・・・こいつまさか黄門様か!!?だとしたらまず・・・) 
ハハ〜〜〜!   土下座をする

あー黄門様。ここで馬車で出発するのは明らかに魔物襲われるフラ・・げふん!!可能性が高いですので危険かと・・・・
特にお傍のAかBかどちらかは確実に死にますねぇ。

152 :名無しになりきれ:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)Oさま「苦しゅうない。クレイ、そなたが馬車を危険だと案じるなら森へは徒歩で行こう」

∩∩
( ・x・)お供B「(数時間後)……着きました」

∩∩
( ・x・)Oさま「現在の状況を説明するように」

∩∩
( ・x・)お供A「ゼルムの森は丈高い木々が密生する原生林で薄暗く、地面には熱い腐葉土が積もっている」

∩∩
( ・x・)お供B「ここに人生を儚んだ土属性のミフィアン魔術師が入っていって遭難」

∩∩
( ・x・)お供A「森は巨大な虫と思しき魔物の目撃例があって危険が予想される」

∩∩
( ・x・)Oさま「うむ、どうしたものか……」

153 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN 0
なんだこりゃ昼なのに暗っ!!王様ちゃんと整地しとけよな・・・だから魔物が湧くんだよ。
ったくあの魔術師もめんどくさい場所に逃げ込みやがって・・・・・。 ぶつぶつ
〜10分後〜
おぉっと。あれ見てごらん。それにあれも 木についた巨大な爪痕と小さな足跡を示す
どうやら方向はあってるようさね。覚悟しときなよぉ? 意地悪な笑みを向ける
これで死んでたら完全に骨折り損だねぇ。
くれぐれも大きな音を出すんじゃないよ?ここはもう縄張りなんだから。

154 :名無しになりきれ:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)Oさま「これ、凛々しくて賢く強い偉大なリィン国の王様を悪く言うでない」

∩∩
( ・x・)お供A「(森に入って10分後)」

∩∩
( ・x・)Oさま「時にジムよ、ちゃんと後ろから付いて来ておるか?」

∩∩
( ・x・)お供B「便りが無いのは元気な証拠」

∩∩
( ・x・)お供A「(追跡をさらに30分)」

∩∩
( ・x・)Oさま「前を見よ、樹影の中に大きな生き物が蠢いている」

∩∩
( ・x・)お供B「しかし まものは まだ こちらに きづいていない」

∩∩
( ・x・)お供A「赤い体に黒の斑紋を持つ甲虫で、体長は象に匹敵、大顎が発達していて巨大シデムシといった風情だ」

∩∩
( ・x・)Oさま「うむ、どうやら新種の魔物を発見したようなので、まずは命名から始めねばなるまい」

∩∩
( ・x・)お供B「……」

∩∩
( ・x・)Oさま「デルミゴイ(赫蟲)と名づけよう。よし、さっそく事典に記載せねば……誰か羽ペンを用意せよ」

∩∩
( ・x・)お供A「……(黙って本と羽ペンを差し出す)」

155 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN 0
>154おいおいそんなの後にしろ。とにかく下手にやり合うのは面倒だ  小声で話す
良く見ると足元に動物の死体が転がってる。道理で腐敗臭がするわけだ・・・・。
黄門様。どうやら奴は普通のシデムシと違って『自分で死体を作って腐らせてる』みたいです。悪趣味な野郎だねぇ。

156 :名無しになりきれ:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)Oさま「攻撃的な巨大シデムシか。ならば我々を見かけたら無差別に襲ってきそうであるな」

∩∩
( ・x・)お供A「厄介ですね、帰りましょうか」

∩∩
( ・x・)Oさま「それも良いが、全員でひのきのぼうを持って突撃するのはどうか?」

∩∩
( ・x・)お供B「全滅フラグ」

∩∩
( ・x・)Oさま「ジムの火炎弾で森ごと焼き払うのはどうか?」

∩∩
( ・x・)お供A「全滅フラグ」

∩∩
( ・x・)Oさま「……誰か、他に良き戦略は無いか?」

157 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN 0
個人的に焦土作戦は好みなんだがそれだと魔術師も丸焼きになっちまうねぇ。
第一私らの今回の目的はそいつの捜索であってこのデルなんちゃらを倒すことじゃないからな

しょうがない、私があんたらおぶって木の上跳んでいけば何とかなるでしょ。
それとも私が囮になろうかい?

158 :名無しになりきれ:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN 0
∩∩
( ・x・)Oさま「クレイ、そなたはミフィアンを3人も背負って木の上を跳べるというのか」

∩∩
( ・x・)お供A「ミフィアン3人の重量は、だいたいステラの体重に匹敵する」

∩∩
( ・x・)Oさま「それなら、なんとかなるであろう……樹上移動は任せるぞ(クレイの胸元にしがみつく)」

∩∩
( ・x・)お供B「……(クレイの右肩にしがみつく)」

∩∩
( ・x・)お供A「……(クレイの左肩にしがみつく)」

∩∩
( ・x・)Oさま「それでは囮役をジムに任せ、我々は行方不明者の捜索に務めるとしよう」

159 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/01(日) 19:28:07.79 0
ははっ、大の男三人でも平気さね!・・・あんたら随分軽いんだな・・・・・・。
まぁいいか。ここは任せたよ、ジム。死ぬんじゃないよっ!!  木の枝に向かって飛び上がる

ってあいつを置いてきたはいいけど平気なのかねぇ・・・。
ところで黄門様。さすがに胸元は動き辛いので背中に移動してくださいませんかね?

160 :名無しになりきれ:2013/09/01(日) 20:31:39.70 0
∩∩
( ・x・)Oさま「ジムは気配を消すことに関して一流。陽動には適任であろう(と言いつつ、クレイの背中に移動)」

∩∩
( ・x・)お供A「枝を飛び移る際には小さく音が鳴るが、ジムの陽動で安全に移動できそうだ」

∩∩
( ・x・)Oさま「それでは、ミフィアンの足跡が向かう方向へ出発せねば」

∩∩
( ・x・)お供B「……(30分後)」

∩∩
( ・x・)Oさま「見よ、泉のそばに成鳥のマギム(魔禽)が集っているぞ」

∩∩
( ・x・)お供B「明らかに恐鳥類」

∩∩
( ・x・)土属性のミフィアン「石の甲羅よ、我が身を守れ……レモマ・ヨ・ラーコ・イタカ!」

∩∩
( ・x・)お供A「うずくまったミフィアンが背中に石甲羅を作って、マギムの攻撃から身を守っているようだ」

∩∩
( ・x・)Oさま「しかし、あれでは長くは持つまい……クレイよ、済まぬが助けてやってくれ。(背中から降りる)」

161 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/01(日) 23:24:35.33 0
黄門様、あなた自分が無理難題押し付けてるの自覚してます?・・・まぁいいですけど。  高い木の枝から飛び降り音も無く着地する。

(さてと、魔物との戦闘は久しぶりだけど・・・まぁいつも(暗殺)の要領でやればいいかね) ナイフを構え足音を出さずに群れに急速接近。

せぇぇぇぇぇぇいやっ!!! 一匹の喉元を切り裂き、返しでもう一匹の頭部に突き刺す。

はっはーー!!どんどんかかってきなぁ鳥どもぉ!!

162 :マギムA:2013/09/02(月) 18:11:34.40 0
グエェェ!
(クレイに前面から突進、胸にクチバシを突き立てようとする)

163 :マギムB:2013/09/02(月) 18:12:06.72 0
キェェ、キェェ!
(一旦クレイの傍まで近寄ると、地面を蹴って土を巻き上げ、目潰しを図る)

164 :マギムC:2013/09/02(月) 18:12:39.02 0
キギェェ!
(右翼に回り込んで羽を大きく広げ、他のマギムの動きを隠す)

165 :マギムD:2013/09/02(月) 18:13:11.36 0
クギャァァ!
(マギムCの後ろを迂回してクレイの背後に回りこむや、後頭部にクチバシを振り下ろす)

166 :マギムE:2013/09/02(月) 18:13:42.58 0
キィギィィッ!
(地を蹴って高く飛び上がり、両の鉤爪を広げて頭上からクレイに襲い掛かる)

167 :マギムF:2013/09/02(月) 18:14:23.97 0
クッガァァッ!
(左翼に回り込み、ナイフを持つ腕にクチバシで突きかかる)

168 :マギムG:2013/09/02(月) 18:14:59.79 0
ケァァッ!
(背を低くした前傾姿勢で、クレイの足元を狙って噛みかからんとする)

169 :名無しになりきれ:2013/09/02(月) 18:19:51.25 0
∩∩
( ・x・)Oさま「敵ながら見事なコンビネーションである」

∩∩
( ・x・)お供A「言い忘れていたがマギムの知能は割と高い。気をつけろ」

170 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/03(火) 19:25:34.29 0
ちょっ!黄門様!!そういうことは早く言ってくれ!!   足元のマギムの頭を踏みつけ、もう1匹の喉に突き刺すと盾に使う。
ふん!  二匹の首を両脇で抱え首の骨をへし折る
あぁ!!もうきりがないねぇ!!!って重っ!!?  魔術師を甲羅ごと持ち上げ、木に戻る。
よっしゃぁ!救出成功・・・・ぜいぜい。

あとはジム拾って帰ればいいんだよな・・・?

171 :名無しになりきれ:2013/09/03(火) 20:46:59.71 0
∩∩
( ・x・)Oさま「クレイよ。獅子奮迅の活躍、まことに大儀である」

∩∩
( ・x・)土属性のミフィアン「なんで助けた! 僕は主人公な火属性でも、ヒロインな水属性でも、クールライバルな風属性でもないのに!」

∩∩
( ・x・)Oさま「バカモノ! 東方では土と言う字は十の下に一と書くことを知っておるか? この十を支える一こそが我々の立つ大地……土なのだ!」

∩∩
( ・x・)お供A「すなわち、縁の下の力持ちとなって十人を支えられる偉大な一人こそが土属性!」

∩∩
( ・x・)土属性のミフィアン「!」

∩∩
( ・x・)お供B「控えおろう! この御方をどなたと心得る! リィン国の国王陛下である! (懐から王様の黒歴史ノートを取り出す)」

∩∩
( ・x・)土属性のミフィアン「な、なんだってー!?」

∩∩
( ・x・)王様「若き魔術師よ、これからは土属性に誇りを持つが良い。分かったな」

∩∩
( ・x・)土属性のミフィアン「……はい」

∩∩
( ・x・)従者B「寸劇終わり」

∩∩
( ・x・)王様「それでは戻るか。ジムも無事なら良いのだが」

∩∩
( ・x・)従者A「よいしょ、よいしょ。(4人のミフィアンたちがクレイの背中にしがみ付く)」

172 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/04(水) 21:08:17.12 0
は、ははぁーーーーーーーーー!!   土下座


(え、何こいつら・・・大儀な行いした人にまた運べと・・・・・別にいいけど・・・)

お、あれジムじゃないかい?おーーい!

173 :名無しになりきれ:2013/09/07(土) 23:06:04.43 0
∩∩
( ・x・)王様「この辺りにデルミゴイはいないようだな」

∩∩
( ・x・)従者B「ジムからの応答が無い……まさか……死」

∩∩
( ・x・)王様「また金縛りであろう。とはいえ、このまま放っておくわけにもゆかぬ」

∩∩
( ・x・)土属性のミフィアン「それなら僕に任せてください。土の手よ、運べ……ブコハ・ガ・ドンハドマ!」

∩∩
( ・x・)従者A「大地から無数の手がニョキニョキ生えてきて、ジムをどこかへ運んでゆくぞ」

∩∩
( ・x・)従者B「どこへ?」

∩∩
( ・x・)土属性のミフィアン「たぶん、森の外へ」

∩∩
( ・x・)王様「では我々も続こう。そろそろステラの宿題も終わっていれば良いのだが」

174 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/10(火) 21:27:18.89 0
そうさね・・・、って結構返り血でベトベトだよ。  頬の血を拭う

お〜、そういやそうだな。帰ってきていたらいいんだけどねぇ

175 :名無しになりきれ:2013/09/11(水) 00:35:39.19 0
∩∩
( ・x・)王様「クレイよ、早く宿に戻って湯浴みするが良い」

∩∩
( ・x・)お供A「王様は血が苦手だからな」

∩∩
( ・x・)お供B「……(数時間後、みんなで王都に戻った)」

∩∩
( ・x・)街の人「こんにちは旅の人、ここはユール王国だよ」

∩∩
( ・x・)王様「何を言っている」

∩∩
( ・x・)街の人1「ユール兵が攻めてきて、あっという間に首都が陥落したから、ここはユール王国の一部になったのさ」

∩∩
( ・x・)街の人2「非常時なのに王様も行方不明だったから、みんなユール王国に降伏したよ」

∩∩
( ・x・)お供B「急転直下」

∩∩
( ・x・)元王様「むむ……では、今日から元王様と名乗らねばなるまいな」

176 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/11(水) 20:37:10.34 0
                無言で王様をチョップ

あんた一体何してんのさ!!?敵国の状況ぐらい把握しとけって!!偵

第一噂によれば最新の魔導銃を装備してる敵兵にランスの騎兵隊で突撃しようとしていたらしいじゃないか!!兵士の命が無駄に散るところだったじゃないか!!

・・・まぁ、その点で言えば無血開城されて良かったかもねぇ・・・・・。

で、どうするんだい?敵国の王が今ここにいるから、『暗殺』してこようかい?  手に付いた血を舐め取りながら笑う

177 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/09/11(水) 21:14:06.85 0
……なんか、町の様子が前と違うけど、
っていうか、国の名前が変わってる…?
ちょっと状況から離れてる間に随分なことになっちゃったなぁ…。
おししょーさま、大丈夫かな。

>もとおーさまとクレイおねーちゃん
ただいま〜
って…、クレイおねーちゃんが何か怖いことになってるけど。
おーさまは、元おーさまになっちゃったんだね。
お城とか取られちゃったら…、私も帰るとこなくなっちゃうよ…

ただでさえ…、宿題のことで頭が痛いのになぁ……。

178 :名無しになりきれ:2013/09/11(水) 22:52:00.14 0
∩∩
( ・x・)元王様「ステラよ、よくぞ花畑から戻った」

∩∩
( ・x・)お供B「ステラが次のレベルになるには、あと3の経験が必要みたいね」

∩∩
( ・x・)お供A「王城にはユール兵が居座ってるらしいが、従者やステラの師匠の安否は不明だ」

∩∩
( ・x・)元王様「それは心配だ……しかし、まさか敵の強さがこれほどとは」

∩∩
( ・x・)お供B「歴史的大敗」

∩∩
( ・x・)元王様「ランス騎兵が魔導銃兵に劣るとは思えぬが、リィン国の敗因は何か?」

∩∩
( ・x・)お供A「ランス騎兵が魔導銃兵に劣っていたからです、元王様」

∩∩
( ・x・)元王様「……とりあえず宿屋にでも移動しよう。(クレイにチョップされた頭をさすさす)」

∩∩
( ・x・)お供B「……(そして、宿屋へ)」

∩∩
( ・x・)元王様「クレイよ、暗殺で歴史は変わらぬ。ここは外交での平和的解決と魔導銃の国際管理法案が必要だ」

∩∩
( ・x・)お供A「それはともかく、数千の兵士を掻い潜って暗殺するなど可能なのだろうか」

∩∩
( ・x・)元王様「地方都市にでも逃れた方が、安全ではあるまいか」

∩∩
( ・x・)宿屋の主人「……(扉の外で聞き耳を立てている)」

179 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/11(水) 23:25:06.44 0
>>177
お〜!ステラ!良かった無事だったのかい!!抱きしめてあげたいけどこの通り返り血まみれでさぁ。

帰るところねぇ・・・まぁ私もないし・・・・・。平気平気!大して気にならないから!!お師匠さんもきっと無事さね!


>>178
黄門様よ・・・。首都を完全制圧された状態で話合いなんてできるはずないだろう?
しかも国王が逃げたと思われてこっちの兵士の士気はだだ下がり。完全にお手上げさね。

あっはっは。伊達に隠密部隊の隊長をしちゃぁいないよ。

ところで・・・・・扉の前にいるお客さんはどちら様だい?   リボルバーの銃口を向ける

180 :名無しになりきれ:2013/09/12(木) 20:47:41.76 0
∩∩
( ・x・)宿屋の主人「私は宿屋の主人。お食事をお持ちしてきただけでございます」

∩∩
( ・x・)宿屋の主人「メニューはレンズ豆入りのソーセージ。パン。ジャガイモとキャベツのスープ。ベリーのジュース」

∩∩
( ・x・)宿屋の主人「それでは、ごゆっくり……(そそくさと去ってゆく)」

181 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/09/12(木) 22:49:31.77 0
そっか、そうだね
お城がなくてもどうにかなるねっ
おししょーさまも、殺したって死ななさそうだもん
うん、きっと平気、だね

それはそうと、これからどうするの?
まぁ……、正直、追われる可能性があるのって、おーさまだけだけど。
とりあえず、ここを臨時の王宮にして、
はんげきののろしを上げるとか〜

182 :名無しになりきれ:2013/09/12(木) 23:44:31.01 0
∩∩
( ・x・)お供A「ジャガイモもキャベツもベリーもウサギには毒」

∩∩
( ・x・)元王様「下のホールに張り紙があったが、私の首にも5000万リィンドルの賞金が掛かっておった」

∩∩
( ・x・)お供B「……(お供Bの目に冷たい光が宿った)」

∩∩
( ・x・)元王様「そうだ、反撃の狼煙を上げるべき臨時王宮はジムの自宅にしよう。そこで国を取り戻す案を練るのだ」

∩∩
( ・x・)お供A「――(変装して宿屋を脱出し、場面はジムの自宅へ)」

∩∩
( ・x・)元王様「うむ、なかなかに広い……いかがわしい本は隠してないか?(ベッドの下を覗き込む)」

∩∩
( ・x・)お供B「王宮に近い一等地で、三階建ての6LDKといった所ね」

∩∩
( ・x・)元王様「とりあえず暗殺より敵の内情を知るのが肝要。王城へ潜入して調べてきてくれるか、お銀……いや、クレイよ」

∩∩
( ・x・)お供A「それなら、まずは王城の間取りが必要だな。(地図を広げる)」

183 :名無しになりきれ:2013/09/12(木) 23:49:59.64 0
∩∩
( ・x・)元王様「(>>182)の最初に抜けている一文があった……」



∩∩
( ・x・)元王様「ステラよ、ここは危険だ。この食事を見るがよい」→(>>182)

184 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/13(金) 00:22:02.10 0
>>181
反撃の狼煙を上げるって言っても、この兵力じゃぁ無理だろうねぇ・・・・・

>>18あんた子供の前で何やってんだい      ベッドの下を覗いている黄門様に踵落とし

あぁ、平気さね。私はいろいろあってその3倍は掛けられてるし、まず私が狙われるねぇ。
え?私はあんなお色気お風呂シーンはできないぞ?
・・・まぁそれは置いといて、忍び込むのかい?

185 :名無しになりきれ:2013/09/13(金) 21:51:49.19 0
∩∩
( ・x・)元王様「うむ、王宮に忍び込んでユール軍の内情を探って欲しい」

∩∩
( ・x・)お供A「可能なら暗殺込みで」

∩∩
( ・x・)お供B「報酬はひのきのぼうが百年分」

∩∩
( ・x・)元王様「われわれは足手まといになるであろうから、ジムの家でくつろいでいるぞ」

186 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/09/14(土) 03:42:23.15 0
はうぅぅ…
せっかくのご飯を前に逃げ出す羽目になるなんて……

ジムおにーちゃんの家、保存食ばっかりだし…
むー、仕方ないか、この燻製みたいなの貰って大丈夫かな

187 :名無しになりきれ:2013/09/14(土) 07:45:03.88 0
∩∩
( ・x・)元王様「だいじょうぶだ、ステラよ。遠慮せずに食べるがよい」

∩∩
( ・x・)お供B「戸棚の奥にマカロン発見」

∩∩
( ・x・)元王様「そうだ、久方ぶりに星占いでクレイの運勢を占ってくれ」

∩∩
( ・x・)お供A「その結果によっては、潜入捜査で得るものも変わってくるかもしれないぞ」

188 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/15(日) 11:16:57.13 0
【名前】ミケ
【年齢】20
【性別】男
【職業】ユール兵
【容姿】人間の青年
【特徴】猫っ毛
【性格】やりたいことに一直線
【属性】なし
【得意魔法】なし
【使用武器】剣
【持ち物】ねこじゃらし
【特技】第二形態
【備考】
世界征服を企む小憎いあんちくしょう。
大願成就のため、まずは出世したいと考えているぞ。

189 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/15(日) 11:41:01.14 0
一方、王宮サイドではユール兵が城を占拠。
城で働くみんなは捕虜として手厚く保護しているぞ (解説)


はーっはっはっは!! リィン王国も大したことないな!
城は落とした! 後は国王の首さえ持って帰ればおしまいよ!!
この気持ち、まさに幹部昇進支部長就任いいかんじッ!
笑いが止まらんな! せいぜいウサ公どもには俺の踏み台になってもらうぜー!

さて、やる事も特にねーしカードでもやろうか。これが勝者の余裕……! 俺のかわいい部下集合ーッ!

190 :名無しになりきれ:2013/09/15(日) 17:06:06.20 0
∩∩
( ・x・)捕虜A「可愛い部下とは我々のことに違いないな」

∩∩
( ・x・)捕虜B「ミケ様、カードはここにっ! (カードの束を差し出す)」

∩∩
( ・x・)従者C「私たちミフィアンの従者たちは以後、全員がユール国の召し使いとして粉骨砕身いたします」

191 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/09/16(月) 01:22:36.00 0
>187
…星占い、か……
ちょっと、ちゃんとしたのは、今は、できそうにないから、
簡単なものだけで、いいかな…

星の巡りは時の移ろい
変わらずと見える空は二晩と同じくならず
先は読めるようで見えず
計れぬように思えども予め推して知られる…

クレイおねーちゃんの未来を予見する色は、赤…
その赤は掴むべき色か、降り掛かる色か
そこまでは、見えないよ……。



お城の皆、どうしてるのかな。
わたし…、おししょーさまに、訊かなきゃいけないことがあるのにな…。

192 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/16(月) 07:43:36.78 0
>>191
赤・・・赤・・・・血?はてさて、それは私の血か、それとも奴らの血か・・・・確かによくわからないねぇ。
まぁいいや!!行ってくるよ!!   窓から飛び出す

>>189-190
ー10分後・・・・

・・・予想以上に楽に侵入出来ちまった・・・・。どんだけザルなんだいここの警備は。
お?下に誰かいるねぇ。よっこらせ。       足を天井に掛け、蝙蝠のようにぶら下がる。
ありゃーー何だいあの一兵卒、、随分余裕だねぇ。あんなに窓際でやって、狙撃されてもしらないよ・・・。

って、あれはCか・・・?ありゃ〜〜完全に寝返ってるよあれは・・・。下手なこと喋らなきゃいいんだが・・・・・。

193 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/09/16(月) 09:15:04.96 0
>192
んー…、どうかな、必ずしも血の色じゃないのかもしれないよ
もしかしたらウサギさんの目と耳の色なのかもしれないし…
情熱の赤、なのかもしれない

けど……、うん、とりあえず気をつけて



……さて、私もお城に向かったほうがいいかな
おーさまたちも一緒に行く?
大丈夫、私にはね……
お城なら、そこにいても違和感のない属性が付与されてるんだ (>52備考)
誰かに話しかけられたりしない限りは、たぶんバレないよ

194 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/09/16(月) 09:16:38.93 0
あ、違う違う
「誰かに話しかけたりしない限りは」、だね
黙ってる分には、向こうがよっぽど注意して見ないと、
おーさまだとは気付かれないよ

195 :名無しになりきれ:2013/09/16(月) 12:21:04.90 0
∩∩
( ・x・)元王様「おお、ステラがそのような特技を持っていたとは」

∩∩
( ・x・)お供A「それに加えて、ただでさえ人間にはミフィアンの個体識別が難しい」

∩∩
( ・x・)元王様「ならば、名札と服装を変えれば堂々と入っても分かるまいな」

∩∩
( ・x・)従者O「(変装する元王様)……これより従者Oと名乗る」

∩∩
( ・x・)従者A「従者A、ここに」

∩∩
( ・x・)従者B「従者B、ここに」

∩∩
( ・x・)元王様「それでは我々もステラと共に城へ行くとしよう。居室に戻って見られたくない私物も持ち出さねばなるまいしな」

∩∩
( ・x・)従者A「元王様、変装が解けてる。気をつけてくださいよ」

∩∩
( ・x・)従者O「年の所為か、たまにうっかり名札間違いをやってしまう……気をつけねば」

∩∩
( ・x・)従者B「……(そして、リィン王城へ向かう元王様たち)」

∩∩
( ・x・)従者A「ジムの家の食料を台車に乗せて持ってきたから、食材搬入にでも見せかけて入り込むか」

∩∩
( ・x・)従者O「うむ。幸いにも城のユール兵はあまり忙しく仕事をしていないようであるな」

196 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/16(月) 14:32:27.44 0
>>190
はーっはっはっは! 愛いやつらじゃのう! さては世渡り上手だな。
言っておくが俺はポーカー強いぞ。いやホントホント。

案の定、金をむしり取られるミケ (解説)

こいつら割と容赦ないな。もう一戦交えたいが財布の慟哭が聞こえる。やめとこ。
あ、ところで知ってるか? 俺って実はリィン国侵攻を任されてるエライ人なんだぞ。
ほら!! プロフィールには『ユール兵』としか書かれてないだろ! 階級その他は不明だっただろ!

だから俺がうっかり死ぬとまずい。そんなヘマはしねーけどな! はーっはっはっはっは!

197 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/16(月) 17:16:37.99 0
>>196
ず、随分まぁ自分のことをペラペラしゃべる兵だねぇ・・・・。
ってあの捕虜達随分強いねぇ。ポーカー勝負しなくて正解だったよ  ←何か勘違いしている

ふむ・・・じゃぁあの男を殺す・・・。いや、とっ捕まえた方がいいのかねぇ。まぁどちらにしろ、あいつらが出ていくのを待った方がいいねぇ。
この態勢のままなのは・・・・辛い・・・けど・・・・ね・・・。   顔を引きつらせながら

198 :名無しになりきれ:2013/09/16(月) 18:22:21.98 0
∩∩
( ・x・)捕虜A「ははーっ。(ミケがリィン国侵攻の指揮官と聞き、大仰に拝礼する)」

∩∩
( ・x・)捕虜B「始めてあった時から、ミケ様には高貴な相を感じておりました」

∩∩
( ・x・)従者C「家臣をマギムの囮にする冷酷な王より、よほど王の器があるというものです」

∩∩
( ・x・)捕虜A「ん……? (ミケを見上げ直したミフィアンたちは、全員が視線の先に天井のクレイを発見)」

∩∩
( ・x・)捕虜B「……女が密かに眺める色男、それがミケ様」

∩∩
( ・x・)従者C「ところでミケ様、もうじきお食事の時間のようです。(窓の外に食材搬入の光景を眺めて言う)」

∩∩
( ・x・)捕虜A「我々も大食堂へ向かいましょう」

199 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/16(月) 22:21:04.08 0
>>198
家臣を囮に? 何て野郎だ。王の器ってもんがねえぜ……!
こりゃあ尚更世のため人のため俺のため国王を殺らなくっちゃあな!
今日はえらく気分がいい。景気良くパーッとしようじゃねーか。パーッとな。

食材搬入ご苦労! 小さい女の子まで働くたあ感心だな! 将来きっと美人になるぞ。
それにしても保存食が多いな。王宮の人間が食うにしちゃあえらく質素すぎねーか……?

……お前ら怪しいな。ちっとばかしご同行願おうかッ! なーに悪いようにはせん。
取調室という名の密室でにゃんにゃんするだけだからなーッ! (そう言ってステラの手を掴む悪役の鑑)

200 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/09/16(月) 22:58:54.11 0
………何か、天井にクレイおねーちゃんがぶら下がってるように見えるのは、
うん、きっと気のせいだよね。
私、疲れてるのかなぁ……。

あ、しーちゃんだ。
良かった、あの様子だと、怪我治ったみたいだね。
それにしても……、良く訓練された家臣さんたちだよね………。

>199
え? あ、ううん、ちょっとした独り言だよ?
私、怪しくなんかないよっ!?
ちょっ、離してよ、痛いってば!



その時、ハーフアップに束ねた髪を後頭部で彩る髪飾りが、
ステラの叫びに呼応するかのように、キュオンと起動音を鳴らした。
加護の髪飾り(>52持ち物) の発動に、
けれど、ステラ本人は慌ててミケの手を振り解いて髪飾りを押さえつけた。



だだ駄目ダメダメ、今のなし、キャンセルっ!
発動、ダメ、ゼッタイ!!

201 :名無しになりきれ:2013/09/17(火) 00:15:10.36 0
∩∩
( ・x・)従者O「保存食が質素とは心外な。ミフィアンの食事にペレットは至高のものであるぞ」

∩∩
( ・x・)従者B「――(との言い訳も虚しく、ミケの手で取調室へ連行されそうになるステラと従者たち)」

∩∩
( ・x・)従者O「ステラは10才くらいのはずだが、これはアレか」

∩∩
( ・x・)従者A「あのユール兵は20才くらいのようですから、まず間違いないでしょう」

∩∩
( ・x・)従者B「ロリコン」

∩∩
( ・x・)従者O「ステラの髪飾りから何やら不穏な音を感じるので、我々は退避するとしよう」

∩∩
( ・x・)従者B「おー、いえーす、すたこらさっさー。(柱の影に避難する従者たち)」

202 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/17(火) 07:02:18.22 0
>>198
やばっ!ばれた!!?・・・あ、普通にスルーされた。

ん?誰だあの4人・・・どっかで・・・ってステラじゃないかい!!?
でも、正体はばれてないみたいだし・・・もうちょっと隠れて・・・。

>取調室という名の密室でにゃんにゃんするだけだからなーッ!
よし決めた。あの下衆野郎は今すぐ殺す。    天井から飛び降りミケの後ろに音を立てずに着地し、ミケの喉にナイフを突き立てる


よう若造。よりにもよってステラに手を出すなんていい度胸してるじゃないか・・・・・

203 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/17(火) 23:50:15.17 0
>>200
謂れの無い謗りを受けようと仕事を果たすがユール兵ッ!
抵抗しない方が身のためだぜお嬢ちゃん! いざっ、俺の灰色の脳細胞が事件を解決へと───

>>202
なにィ!? 器用な真似しやがって! この曲者ッ!
俺への反逆は即ちユール国への反逆と知っての狼藉か!? 舐めやがってーっ!!

瞬間、喉元のナイフを人外の膂力でへし折ると即座にクレイと距離を置く。
そして余韻たっぷりに腰の剣を抜き、不敵に笑ってみせた。 (解説)

はーっはっはっは! 俺をナイフ程度で止められると思うてか!
おっと他の兵どもは手を出すなよ。食前の運動に俺が貴様ら全員まとめて牢屋送りの刑だ。
その後洗いざらい吐かせてかわいい部下共の好き放題にさせてやるぜーッ!

さっすがーミケ様は話がわかるッ! 大食堂のユール兵一同、拍手喝采。 (解説)

さーて曲者ねーちゃんは後回しにして弱い奴から片付けてこ。まずはお前だッ! (迷いなく従者Oに斬りかかるミケ様)

204 :名無しになりきれ:2013/09/18(水) 00:37:52.73 0

( ・x・)従者O「ぐふっ! (ミケの一閃で片耳を刎ね飛ばされる従者O)」

∩∩
( ・x・)従者A「あの男の身のこなしと腕力。ただの人間ではなさそうだぞ」

∩∩
( ・x・)従者B「なんだかとても猫っぽい。(従者Oの耳を拾う)」


( ・x・)従者O「ま、待て、ユール兵よ。これ以上の抵抗はせぬ。三色昼寝付きの牢屋なら喜んで行こうではないか」

∩∩
( ・x・)従者C「……ミケ様、その偉そうなミフィアンは元リィン国王です」

∩∩
( ・x・)捕虜達「間違いありません。(ぞろぞろと大食堂に入ってくるミフィアンたち)」


( ・x・)従者O「むむむ、我が命運もここまでか」

205 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/18(水) 07:15:01.67 0
>>203
おっと。ちょっとまった。私はある辺境のクーデターに敗れた国の敗残兵でねぇ。
よっぽど殺したいらしく、この国の通貨だと一億以上の賞金がかかってるのさ。

まぁ私も自分の身が大切さね。そっちを先にやるならとんずらここうかねぇ。
私を引き渡せばあんたの認知度はうなぎ登りだっただうに・・・・・

206 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/09/18(水) 21:36:11.88 0
ひえぇっ!?
わ、わっ、危ない危ない、今のうちに私も逃げなきゃ
って……

>204

お、おーさま!?
だ…、だ、駄目えええええええええぇぇぇっ!!!



ステラの絶叫が大食堂いっぱいに響き渡ると同時に
髪飾りから大量の星図盤が吐き出される。
幾何学模様に彩られた青白く輝く円環が、幾重にも重なり合い
その拡がりは、大食堂を埋め尽くし、最外周はお城の外にまで至った。

星図盤の中心には、ファンシーな流れ星の紋様が浮かび、
遥か上空には、嫌な予感しかもたらさない白い輝きがいくつも煌いていた。



あ──、やば…、お花畑みたいに…、お城、なくなっちゃうよ…。
え、えと、あの、その………、
ちょ、ちょっとおししょーさま探してくるね!?
たぶん、止めかた知ってるはずだから…。

10ターン後ぐらいまでには戻ってくるから
それまで星が落ちてこないように願ってるけど
みんな……、ゴメン、逃げてーーーーーーっ!

207 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/18(水) 23:01:26.72 0
>>204
はーっはっはっは! 飛んで火に居る夏のウサギだぜーッ!
まさか自分から捕まりに来るとは……ある種潔い野郎だ。

>>205
い、意外とクレバーなやつだな……! お前が優しいのは幼子相手だけか!?
だが懸賞首だと聞いて黙ってる俺じゃないぜ。国王と一緒に捕まえて上司に有能アッピルしてやらぁ!

>>206
──な、なんだぁっ!?

髪飾りの魔道具……いや、あの子ども自身の力か!? よく分からん!
効果範囲は城どころの騒ぎじゃなさそうだが……! なんつー規模だよッ! どんな大魔法だ!?

クソーッ! 折角国王を見つけたってのに!! 悔しい! ああ悔しい! でも逃げるしかないッ!
総員に伝達! 王城は放棄する! 瓦礫の山に埋もれたくなきゃこの魔方陣の外を目指して突っ走れーッ!

(スタコラサッサと逃げていくユール兵たち)

208 :名無しになりきれ:2013/09/18(水) 23:22:42.53 0

( ・x・)元王様「クレイよ、国内掌握を最優先とする軍人を金銭で誘引するのは難しくあるまいか」

∩∩
( ・x・)従者A「問題ない。策ではなく本当に元王様を見捨てるつもりなら」

∩∩
( ・x・)従者B「そして、お城に謎のプラネタリウム現象が発生」


( ・x・)元王様「ステラよ。お城が無くなるとはどういう意味か?」

∩∩
( ・x・)従者A「ステラなら、もう行ってしまった


( ・x・)元王様「まったく、最近の若者は……。出したら出しっぱなしの片付けられない女では結婚できぬぞ」

∩∩
( ・x・)従者B「――(不意に空に輝く星の一つが落下し、激突した城の中庭には瞬時に大穴が開く)」


( ・x・)元王様「いわゆる一つのメテオか、これは」

∩∩
( ・x・)従者A「あの星全てが落下すれば王城崩壊の危機。もちろん命中すれば即死」


( ・x・)元王様「ならば、我々もユール兵のように一刻も早く逃げねばなるまい」

∩∩
( ・x・)捕虜達「押すな押すな。(わらわらと大食堂から出てゆくミフィアンたちで大食堂の出入口は混雑)」


( ・x・)元王様「これでは危険地帯から脱出できぬ」

209 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/09/19(木) 02:16:23.18 0
………どわぁっ!やっと喋れる!!
ある程度割愛させてもらう、すまないな。

>>158-159
え?俺が囮?…ってちょっと待っ…んむむ…火炎弾が使えないとなると…

(気配を消してデルミゴイから距離を置く。

あんまり使わないが…『水冷弾』!
(水の魔力弾を放つ
続いて『雷鳴弾』!
(雷の魔力を纏った魔力弾を放つ。
(すると水に濡れたところに雷の魔力が入ったため、感電し動きが止まる。

今だ…!
(素早く距離を詰め、火炎剣で両断する。

ま、作戦勝ちかな…っ!?
(また体が動かねぇ…んだよこれ…!!

>>172-208
(お…帰ってきたな。んん!?なんだ、魔法か…後で礼しとかなきゃな…

(ん…宿屋…え?もう出る?俺の家!?

(ちょっ…漁らないで!うわっ!俺のマカロン!

……(んだよ…今回の金縛りなげぇなぁ…あぁ…ねむ…Zzz…

………はっ…なっ…!動ける…はっ!?
(動ける事に驚き、食料が根こそぎない事に驚く
ちょっ…どこ行った!?ん?
(地図を見つけ王城が目的地だと分かると即座に走りだす

潜入とか絶対バレるって…!!

(その時、王城上空にキラキラと輝く物を見つける

……あの規模の流れ星って凄いなー、願い叶いそー。[現実逃避]

あああああもう!何が起きてるんだよ!!!(走る速度を上げ、更に風魔法の補助も足して全速力で駆ける。道中、見張りのユール兵をがいたが、薙ぎ倒しつつ進む。

おい!どうなってんだ!!
(大食堂の窓を破り中に飛び込む。

え?何?メテオ!?ちょっ…師匠待ちって…
(出入り口でつっかえる大量のミフィアンを見付ける。
さっさと逃げろ!(風の魔力で切れ味を増した剣で横に道を作る。

王様と従者ABCも早く!クレイはステラを探して師匠の特徴を聞いてきてくれ!!
(素早く周囲に指示を出す

210 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/19(木) 19:14:50.36 0
>>208
なんなんだい?これは・・・・。  中庭に大穴が空くのを目撃。
・・・・・・・。         大量の汗

211 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/19(木) 19:25:07.42 0
>>207
おっとそこの腰抜けロリコンはちょっと待ちな。  ミケの首根っこをつかむ
ちょっとゴメンよ?    近くの花瓶をミケの頭に叩き付けて気絶させる
あちゃー。花瓶もったいなかったねぇ。地味に高そうだったし。まぁいいか。

>>209
あっ!!ジム一体何してたんだい!!!まったくもう!!
え!!?ステラ!!?あぁもう!!!     走り出してすぐ止まって振り返る
あぁそうだ。おいC。お前兎鍋な。      真顔で言い放ってすぐにまた走り出す

212 :名無しになりきれ:2013/09/19(木) 20:56:39.73 0

( ・x・)元王様「ようやくジムも到着したか」

∩∩
( ・x・)捕虜達「脱出ーっ。(ジムが突き破って開いた窓から、ミフィアンたちが逃げてゆく)」


( ・x・)元王様「クレイよ、慣れてないものには城の構造は複雑だ。ステラを探しても容易には見つけられぬだろう」

∩∩
( ・x・)従者B「あと9ターンは見つけられないはずなので、8ターン目(9/27)に探すのが吉」


( ・x・)元王様「ああ見えてステラは強かである。師匠捜索の件はステラに一任しても良かろう」

∩∩
( ・x・)従者A「では、我々はすぐに脱出を」


( ・x・)元王様「いや、我々は宝物庫に赴き、リィンの国宝を持ち出す」


( ・x・)元王様「玉座の後ろの隠し階段から宝物庫に行けることは、ユール兵たちも気づいていまい。この機会は逃せぬ」

∩∩
( ・x・)従者A「――(そして元王様は城の二階へ。大広間でも廊下でも、事情の分からないユール兵たちが右往左往している)」

213 :名無しになりきれ:2013/09/19(木) 20:58:16.06 0
∩∩
( ・x・)従者C「……(人の去った大食堂で、従者Cはミケの介抱を始める)」

∩∩
( ・x・)従者C「ご無事ですか、ミケ様? ここで眠っていては死んでしまいます。お早く脱出を」

214 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/19(木) 23:53:40.99 0
ごつん。鈍い音が後頭部に響く。平衡感覚を失ったように自分の立ち位置がつかめない。
嫌に良く聞こえる雑音のさざめきだけが脳を引っかいている。
「この俺がしょうもない一撃で」 「あのクソアマ覚えてろよ」 「常識がねぇのか」
あぶくのように浮いては消えていく意識の断片を手放してミケは昏倒した。 (解説)

………………

くそっ……いたいじゃねーかッ! あの冷酷女!!
しかしウサ公、お前も律儀なやつだ。ありがとよ! だが先に逃げな!
俺はあのステラって女の子を捕まえるか……殺す。最優先だ。
単独で戦況をひっくり返せる───そんな子を敵に保有させちゃイカンでしょ。
ついでに冷酷女も猫パンチしておく。

俺のかわいい部下たちは優秀だ。副官あたりが指揮とって逃がしてるだろ。たぶん。

215 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/20(金) 00:47:44.16 0
>>212
そうさね。じゃぁ私もそっちを手伝うよ。その前にあの男を連れて行かないと・・・・  下に降りる
!!?いない!!?おいジム!!ここにぶっ倒れてた奴しらないかい!?あいつは貴重な情報源なんだよ!!

216 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/09/20(金) 01:14:19.24 0
>>211>>213-215
急げ急げ!!ん?何?ぶっ倒れていたやつ?知らんが…(cと目が合う
………まぁとりあえず今は逃がしてやろう。情報はいつでも手に入るが命は消えたらそれまでだ。

(そして右往左往しているユール兵に向かって叫ぶ

お前らの指揮官は逃げたぞ!お前らも早くここから離れろ!!!

くっ…だんだん近付いてるな…俺はここでステラを待つ!クレイ!王様達は任せたぞ!

「間に合ってくれよ…ステラ…!」

217 :名無しになりきれ:2013/09/20(金) 07:04:39.79 0

( ・x・)元王様「後ろはジムに任せ、我々は先を急ぐとしよう」

∩∩
( ・x・)従者B「どっかーん☆」

∩∩
( ・x・)従者A「――(突如として城に激震が走った)」


( ・x・)元王様「どうやら城の尖塔が一つ、流星の直撃で崩れ落ちたようだ」

∩∩
( ・x・)従者B「流星はステラのお師匠様が止めるまで、2ターンに1個が落ちてくるっぽい」

∩∩
( ・x・)従者A「――(そして三階の玉座の間。元王様が玉座の背もたれに鍵を差し込むと、床に階段が現れた)」


( ・x・)元王様「この下が宝物庫である」

∩∩
( ・x・)従者A「――(小さな宝物庫に降りれば、様々な謎アイテムが所狭しとひしめく)」

ΛΛ
( ・x・)元王様「おお、あった……猫耳バンドが。 うむ、これで片耳の不恰好も解消される」

∩∩
( ・x・)従者B「元王様は猫耳バンドを装備した♪」

218 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/20(金) 19:29:37.57 0
はーっはっはっは! クソー見つからねぇ!
ここじゃねーなら上階のどっかに……ッ!? (突然の震動)
いよいよこの城もヤバいな。ぐずぐずしてられん。

よーしこうなりゃヤマカンだ! 三階に向かうぞッ!

219 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/20(金) 23:09:10.24 0
>>217
(う、ウサギが猫耳バンド・・・・・・?)
えっと。これを全て私が運ぶと。あぁそうかいそうかい・・・・。

>>218
よっと。なんとか全部袋に入ったねぇ。じゃぁ早いとこおさらば。       上って来たミケと鉢合わせ。
                                     暫くの沈黙

あっ!!!        明後日の方向を指さす
よし今だ逃げろ!!!!

220 :名無しになりきれ:2013/09/20(金) 23:41:35.45 0
ΛΛ
( ・x・)元王様「この猫耳バンドは、猫の獣人族からの贈り物である」

∩∩
( ・x・)従者A「リィン国には獣人族の集落が多く、国を纏めるために各部族との友好関係は欠かせないのだ」

∩∩
( ・x・)従者B「――(宝物庫から出た所でミケと遭遇した)」

ΛΛ
( ・x・)元王様「なんと、先ほどのユール兵ではないか」

∩∩
( ・x・)従者A「――(クレイの声に続き、素早く脱出する従者A)」

ΛΛ
( ・x・)元王様「ん? あちらに何かあるのか、クレイよ」

∩∩
( ・x・)従者B「――(クレイの声に続き、素早く脱出する従者B)」

ΛΛ
( ・x・)元王様「しまった。逃げ遅れてしまった」

ΛΛ
( ・x・)元王様「こほんっ……ユール兵よ。そなた、名は何と言う。何を求めてリィン国へ侵攻してたのだ」

ΛΛ
( ・x・)元王様「今、世界には謎の魔物が現われ始め、混迷を深めようとしている」

ΛΛ
( ・x・)元王様「ゆえに各国は連携して、禍害の沈静化に一致協力すべき時だ」

ΛΛ
( ・x・)元王様「このような所で争っている場合ではあるまい」

221 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/21(土) 17:00:34.90 0
はーっはっは! ここで会ったが百年目だな。 ちょうどいいッ! さっきの礼も兼ねてぶちのめしてやろう。
ん……? 猫耳バンドだと!? ふざけやがって……! 微妙にキャラが被ってるんだよーーッ!!

ミケの怒声を伴って両腕が肥大化、異形の獣腕へと変貌する。
そして蛇のように伸縮すると逃げるクレイたちを捕縛──玉座へと叩きつける。 (解説)

ふう……知らないようだから教えてやる。ボス格と戦うときは逃げられないんだぜ。 (会心のどや顔)
ただし途中参加は赦そうじゃないか。仲間がいるなら呼んでおけよ。


さて、この国を侵攻する理由……だったか? はーっはっはっは! 愚問だぜ。
ユール国王の命令だからだ。侵略戦争以上の理由はない。
キレイなお題目しょってるのは結構だが、世界の心配する前にテメーの心配をするんだな。

さーあおしゃべりは終わりだ。俺に殺されるか! お空の石っころで死ぬか!
貴様らの選択肢は二つに一つッ! 嫌だとのたまうなら必死で足掻いてみせろぉッ!!

異形の腕を天井に強打。衝撃で崩れた瓦礫が全員を襲うぞ。 (解説)

222 :名無しになりきれ:2013/09/21(土) 20:26:29.25 0
∩∩
( ・x・)従者B「あーれー、ご無体なーっ。(戦場に引き戻される従者たち)」

∩∩
( ・x・)従者A「あのユール兵、やはり獣人族だったようだな」

ΛΛ
( ・x・)元王様「むぅ、綺麗なお題目での説得は無理か……あわあわ。(落ちてくる瓦礫に右往左往)」

∩∩
( ・x・)従者A「元王様が猫耳を着けたから怒ってらっしゃる……ふひゃ。(小さな瓦礫が頭部に直撃して昏倒)」

ΛΛ
( ・x・)元王様「ならばユール兵よ、わしの仲間になれば王国の半分をやろう」

ΛΛ
( ・x・)元王様「ミケ大公を名乗ってユール本国から独立し、自らの国を建国するのだ」

ΛΛ
( ・x・)元王様「無論、そなたの統治がスムーズにゆくように私も取り計らおう」

∩∩
( ・x・)従者B「こんな所にまさかの売国奴」

223 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/21(土) 21:05:58.38 0
>>221
っ!!?がはぁっ!!!   AとBを抱え衝撃をもろに受け、吐血する
げほっ!ごほっ!!まさかそんな化け物じみていたとはねぇ・・・もはや猫じゃないじゃないさ。それじゃ・・・
(左手がちっとばかし逝っちまってるねぇ・・・・・まぁなんとかするっきゃないねぇ)

>>222
随分と見苦しい真似するねぇ・・・・・。よく考えてみな。
こんな相手が圧倒的有利な状態でこっちの条件なんて誰が飲む?まして私らはお尋ね者。死んでようが要するに『証拠』さえもって行きゃいいのさ。
・・・・・まぁ死ぬ気はないけどね。     三人を片手で抱きかか瞬間移動じみた速さで移動する。
(これ使うと後々きついんだよねぇ・・・・・筋肉痛が。それにさっきのであちこちに結構のダメージが)


おい腰抜けロリコン!お前実は命令なんてどうでもいいんだろう?お前の目からは忠誠心ってもんが感じられない
大方ここを手に入れたら牙でも剥く気だったんだろう?元とはいえこんな奴が同業者とは我ながら情けないねぇ
助け?助けなんざ誰が呼ぶかい。ジムなら勝手に来るさ。なんせ敵すら助けようとする馬鹿だからねぇ・・・。

・・・あぁ、あと付け加えるとな。
この国にそんな魅力的なものなんざ一つもないよ!!!    腰に手を当て足を大きく開いて堂々と言い放つ

224 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/22(日) 17:16:10.81 0
な、なんだぁっ!? 冷酷女のスピード、もう人間が為しえる速度じゃないぞ……!
俊敏さに定評のある俺なんかよりぶっちぎりで速いッ! どんな手品を使いやがった……!?

(王様の科白に耳を傾けるミケ)

……な、なに? この俺が国を!?
うおおおおおおおお! 何て甘い囁き! う、うっかり乗っちまいそうだ……!
い、いやッ! 待てバカ! 今俺がリィン国の半分を手に入れても結局ユールが襲ってくるだろ!
はーっはっはっは! 危うく騙されるところだったぜ! あぶないあぶない。


腰抜けロリコンとはずいぶん真実と剥離した蔑称をつけてくれたな。
だがその後はだいたい正解だぜ。そう……俺には夢があるッ!
立身出世を果たし、一国の王となり、大陸全土を支配して──最後には世界を征服するっていう夢がなッ!

(城に大きな震動)

はーっはっはっは! またどこかに石っころが落ちたみたいだなぁ!
あのチビッ子の能力は凄いもんだぜ。あいつの力、捨ておくにはあまりに惜しい……!
出来りゃあ殺さずにとっ捕まえたいもんだぜ! おらァッ!!

(異形の両腕を鞭のように振るってクレイを強襲)

さあ、自慢の速さで避けてみなッ! こっちは無傷、お前は手負いッ!
じわじわと体力を削ってなぶり殺しにしてやるぜー!

225 :名無しになりきれ:2013/09/22(日) 19:27:00.80 0
ΛΛ
( ・x・)元王様「クレイよ、この国に魅力的なものは一つもないと? 儚く愛らしいミフィアンたちがおるではないか」

∩∩
( ・x・)従者B「……愛らしい」

ΛΛ
( ・x・)元王様「ミケとやらも、寸での所で我が誘引の計略には乗らなかったか」

∩∩
( ・x・)従者B「……計略」

ΛΛ
( ・x・)元王様「こうならば戦うしか道は無い。ナイフを折られた以上、リボルバーで戦ってもらうしかあるまいな。クレイに」

∩∩
( ・x・)従者B「儚きミフィアンたちは完全に戦力外通告」

ΛΛ
( ・x・)元王様「クレイよ、私にいい考えがある」

ΛΛ
( ・x・)元王様「狭い場所に誘い込めば、いかに俊敏な敵であろうと銃弾を回避できぬはず」

ΛΛ
( ・x・)元王様「宝物庫まで下がるのだ。運が良ければジムと挟み撃ちにも出来よう」

∩∩
( ・x・)従者B「……ジムー! カムバーック! (従者Bは仲間を呼んだ)」

226 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/22(日) 20:24:24.33 0
>>224
避ける?はは。馬鹿言っちゃぁいけないよ。    ミケの腕を片手で受け止める
私の能力は何も速さを上げるだけじゃないよ。魔力で身体能力を急激に上げるドーピング能力さ!!!   
(その代わり防御が極端に低下するけどねぇ・・・・)     ミケの腕をつかんでそのままぶん投げる。

>>225
大丈夫さね・・・。私だけでも何とかなる・・・・・あうっ!!?  脇腹を押さえ膝をつく
(や、やばい・・・・さっきのダメージが今頃・・・・・・!?)

227 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/09/23(月) 02:06:37.91 0
………(貧乏揺すりしながら待機中

>ジムー!カムバーック!

は!?何か起きたのか!?
(全速力でかけ上がる

ここか…おい!どうし…!?
(突然視界に入る化け物に怯む

お…おい!なんだこいつ!!
(そう言いつつも剣と銃を構え臨戦体制

「属性は何が効く…!?火か!?雷か!?」
(剣に炎を纏わせ、銃に雷鳴弾を込める

228 :名無しになりきれ:2013/09/23(月) 08:23:42.11 0
ΛΛ
( ・x・)元王様「ジムよ、こやつはユール王国の指揮官ミケ。どうやら自在に変身できる獣人のようである」

∩∩
( ・x・)従者B「腕力も敏捷性も戦闘力も、ミフィアンとは雲泥の差」

ΛΛ
( ・x・)元王様「しかし、これで二対一になった。古来より兵法での常道は数を集めること」

∩∩
( ・x・)従者B「すなわち、数の暴力」

ΛΛ
( ・x・)元王様「クレイと力を合わせて無事にこやつを倒したら、望みのものを授けようではないか」

∩∩
( ・x・)従者B「国王の地位でも?」

ΛΛ
( ・x・)元王様「……うむ、王様に二言は無い」

229 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/09/23(月) 08:39:09.41 0
指揮官か…!

「獣人…となれば弱点は火か…クレアが注意を引いて、その間に雷鳴弾を撃ち込み、火炎剣で…」
「……しかし、単純バカっぽいな…少し騙すか」

クレア!俺が注意を引くから、奴を倒してくれー(棒

(同時にクレアにアイコンタクト)
行くぞ!
(ミケの後ろに回り込む

230 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/23(月) 14:46:50.43 0
得意満面に振るわれた剛腕は、しかしクレイの細腕に容易く受け止められた。
女性特有の柔らかな線が丸太のように太い腕をガシリと掴み強引にミケを投げ飛ばす。
伸縮する腕がしなり、先端に位置する本体はしたたかに硬質な床に打ちつけられた。 (解説)

う、お、おおお、おおおおお……! ま、まさか魔法で身体能力を向上させるとは……!
アタマの出血が止まらん! 花瓶アタックにさえ耐えた俺の石頭だぞ……!
どうにかして体勢を整えたいが……足元が、ふ、ふらつく……!

(完全にグロッキーのミケ。そして到着するジム)

ち、チクショーッ! 馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!!
上等じゃねーかいくらでも相手してやるよ!

(クレアに「俺が注意を引くから倒してくれー」と呼びかけるジム)

こ、こいつッ! ふざっけるな! たしかに俺はやや馬鹿だが……!
そんなモンに引っかかったら馬鹿じゃなくて知恵遅れだろうがああああ!!

ミケは独楽のように回転すると遠心力を活かして獣の腕を振るった。360℃隙のない全体攻撃だぞ。 (解説)

陽動もクソもこうすりゃ意味ねーだろう! はーっはっはっは! 勝ったッ!

231 :名無しになりきれ:2013/09/23(月) 17:33:45.21 0
ΛΛ
( ・x・)元王様「凄まじい回転だ。あれでは容易に近づけぬ」

∩∩
( ・x・)従者B「近づかないでいいんじゃない? (遠巻きにミケを眺める)」

ΛΛ
( ・x・)元王様「時にクレアとは誰か。思わず昔の女の名前が出てしまったのか」

∩∩
( ・x・)従者B「――(ジムは王様の注意を引くことに成功した)」

232 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/23(月) 22:25:23.39 0
>>227
全く・・・いいタイミングで来てくれるじゃないか・・・・

>>229
って、手負いの私にとどめをささせる・・・・・・鬼かあんたは!!?
あぁもうわかったよ!!  ミケに接近する

>>230
っ!!?がはぁ!!!  ミケの剛腕が脇腹に直撃し、背中を強く打ちつけた
痛ぅ〜〜〜油断しちまったよ全く・・・・・

233 :名無しになりきれ:2013/09/24(火) 17:52:57.46 0
ΛΛ
( ・x・)元王様「むむ、クレイが負傷して形勢も不利……どうやら命乞いの文句を考えねばならぬようだな」

∩∩
( ・x・)従者B「もしくは、遺書の準備」

ΛΛ
( ・x・)元王様「しかし、あやつ実にぐるぐる回っておるが、転んだり目が回ったりせぬのか」

∩∩
( ・x・)従者B「ビー玉を床にばら撒いても転ばないか実験。(色とりどりの丸い珠をザラザラッと撒く従者B)」

ΛΛ
( ・x・)元王様「それはビー玉ではなく、国宝庫に納められていた宝石群であるぞ」

234 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/24(火) 23:57:21.20 0
冷酷女にもう一発ヒットぉ!! はーっはっはっは! 為す術ねぇようだなぁ!!

───などと余裕ぶっこいてはいるが、正味なところ俺は今超絶ピンチなのだ。
くだらねぇ作戦を叩き潰そうとつい勢いでこんなバカをやっちまったが……
頭から血ィ流しながらやることじゃねーッ! 意識が朦朧としてきやがった! (心の声)

はーっはっはっは! 俺の靴を舐めるくらいすりゃ国王以外は生かしておいてやるぜー! はっはー!!
そして宣告しておこう! このミケスピントルネードに弱点などないッ! 目が回るのを期待しても無駄無駄ァー!

目が回るどころじゃねーよ! 意識までぶっとびそうだわーーッ!!
正直さっさと回転止めてトドメ刺しに行ってもいいんだが勝利宣言をしちまった手前それはカッコがつかん!
耐えろッ! 耐えろ俺ッ! こんなところで終わる男じゃねーだろミケ!? 今までだって修羅場を越えてきた俺だろ! (心の声)

(そして無情にも撒かれたタマタマに足を滑らせるミケ)

!!? い、いかん! 頭がボーッとしてて足元に注意がッ……!! (転ぶ御姿も豪快なミケ様)
こ、このウサ公ども……! 余計な真似を……! (しかし膝が笑って立てない)

235 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/09/25(水) 03:46:49.65 0
>>230-233
「うっし…俺が囮の不利をしてクレイの方に注意を向けてから俺が斬って…あれ?」

え、ちょっ…大丈夫かクレイッ!!!
「クソッ…味方にも作戦が伝わらなかった…!」

>>234
(その時、豪快に転ぶミケ)

…!勝機!!

(即座に剣を構え直し、ステップで距離を詰める)
炎剣…翔火竜!!(しょうかりゅう)
(腕の付け根に剣を突き刺し、そのまま逆手に持ちかえ飛び上がる。)
(更に反対側の腕の付け根に向かって振り下ろす。)

「……ふぃぃ…ちと魔力を流しすぎたか…やべ…フラフラする。」
(すぐにバランスを取り直し、ミケに向き直る)
…ミケ…だっけか?アンタも下の兵士まとめて逃げろ。じきにメテオの本陣が来る。アンタも生きたいだろ?
んでもってもう侵攻してくんな、次仕掛けて来たら腕じゃ済まさねぇぞ?
(剣を左右に振ってから腰の鞘に仕舞う。)
……王様、クレイ、宝の回収は終わったか?俺は食堂でステラを待ってるからさっさと逃げろ。

236 :名無しになりきれ:2013/09/25(水) 21:10:00.92 0
∩∩
( ・x・)従者B「実験大成功」

ΛΛ
( ・x・)元王様「おお、ユールの指揮官を倒したか。みな大儀である」

ΛΛ
( ・x・)元王様「しかし、脱出はできぬ……」

ΛΛ
( ・x・)元王様「指揮官一人を倒しても、城の周囲にはユール軍が居座っているのだ」

∩∩
( ・x・)従者B「一言で言うと、危険」

ΛΛ
( ・x・)元王様「この上は、雰囲気に呑まれたミケが兵を連れて撤退するのを期待するしかあるまい」

ΛΛ
( ・x・)元王様「……とりあえず、諸問題はクレイの傷を癒してから考えるとしよう」

∩∩
( ・x・)従者B「クレイ、ポーションよ。(謎の水薬が入ったビンをクレイに渡す)」

237 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/25(水) 21:57:47.04 0
>>236
ん。ありがとよ。   ポーションを飲み干し。投げ捨てる。
ユール軍ねぇ。あ。  何かを思いついたように倒れたミケに近づく。
なぁロリコン。ちょっと頼みがあるんだけどねぇ。外にいるあんたの部下引き下がらせてくれないかい?
・・・・・あぁそうやだ・・・。じゃぁね・・・・・・    ミケの耳もとに口を近づけ心が折れんばかりの罵声を囁く
そうそう、次ステラに手を出したらただじゃおかないからね?    手のひらを自分の首に近づけ首を切る動作をする

分かったらとっとと行きな!!!


・・・・・・万事解決!!    溢れんばかりのいい笑顔

238 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/09/27(金) 00:40:34.65 0
放たれた剣は男の肩を穿った。振り下ろされた剣は男の腕を奪った。
雪のように白い刀身を緋色に染めて地に這い蹲る。指揮官ミケは、今ここに敗北したのだ。 (解説)

う……こ……このままでは……

乾いた唇を動かしてミケは何かを紡ごうとした。
片腕を切断されてなお表情に苦悶の色は浮かばない。否。浮かべないよう、努めている。
赤子のように泣き叫ぶことも激痛で意識の回路を閉じることもしなかった。
この男が常人でないのもそうであろうが、やはりある種の精神的強さが起因しているだろう。 (解説)

ぐ……腕がすっとんで行きやがった……ヘマッたぜ……こんなチョンボはあの日以来かッ!?
し、しかし痛ぇ……ッ! 誰もいなけりゃ泣きたいぐらい。上手い具合に逃げたいが……頼むぜ動け俺の身体ッ! (心の声)

(死にかけのゴキブリのように地面でピクピクしていたところ、クレイ「とっとと行け」。鬼畜の所業)

は……はーっはっはっは!!!! 仕方ないヤツだな!
今日はノーカンということで後日、あらためて再戦といこうじゃないか。まったくしょうがないやつだぜ……!

(全身全霊の減らず口を叩いた後、ナメクジの如くズルズル床を這いつつ撤退するミケ。恥も外聞もない)

し……仕方あるまい。俺も命は惜しいのだ。
それに奴らがあのチビっ子と合流すると……あの流星群でユール軍、壊滅ッ! となりかねん。
そうなる前に何とかしようと頑張ったが結果このザマだ。だから王都から撤退してもしょーがない。いやホントホント。 (心の声)


────この戦い、圧倒的にリィンの勝利である!

239 :名無しになりきれ:2013/09/27(金) 19:10:00.03 0
ΛΛ
( ・x・)元王様「おお、ミケと共にユール兵も撤退して行きそうな感じであるな」

∩∩
( ・x・)従者A「しかし、ステラの師匠が流星を止められなければ城は崩壊」

ΛΛ
( ・x・)元王様「いや、私はステラを信じてここで待つ」

∩∩
( ・x・)従者B「どかんどかーん☆。(小さな隕石で王様の居室が崩れ落ちてゆく)」

∩∩
( ・x・)従者A「とりあえず、俺は脱出して外で待機していよう」

∩∩
( ・x・)従者B「私も」

ΛΛ
( ・x・)元王様「やはり、私もそうしよう。(王様たちは慌てて外へ脱出してゆく)」

240 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/09/27(金) 21:52:29.13 0
──りせっと。



星図盤自体が声を発したように、静かな声が、王城の至る所で囁いた。
大食堂に浮かぶ流れ星の紋様が、くけ、と間抜けな音を立てたかと思うと、
王城を貫く無数の星図盤が、さらさらと崩れ始めた。
円環状の意匠の全てが、光の粒となって、溶けるように消えていき、
空に輝く禍星が、パン、と軽い音をたてて弾け飛ぶ。

王城一帯に、白く煌く光の雨が、柔らかに降り注ぐ。
屋根に、壁に、床に、大地に、そして人々に、
雨粒は、触れたはしから軽やかに弾けて消えた。


【敵味方を問わず、属性を付与されていない魔法の散乱】
【体力、気力、魔力その他諸々の回復効果(つまり、元気が出る)】
【ただし、怪我は治りません】



大食堂。
流れ星の紋様が消えたその場所に、ゆらりと浮かぶ少女の影。
ふんわりと床に降り立つと、ステラは膝から崩れ落ちた。
意識が暗闇に落ちる中、彼女はぽつりと呟いた。



……間に、合った………かな………

241 :名無しになりきれ:2013/09/29(日) 05:49:45.85 0
∩∩
( ・x・)従者B「光の星図盤がスパーキング! (光の雨粒を眺める元王様たち))」

ΛΛ
( ・x・)元王様「うむ、私は無事にやり遂げると最初から信じておったぞ、ステラよ」

∩∩
( ・x・)従者A「とりあえず、城に戻って戦後処理だな。(城の中へ入ってゆく元王様たち)」

ΛΛ
( ・x・)元王様「ユールの暴虐に苦しめられていた国民よ、我が元へ集うが良い」

∩∩
( ・x・)従者達「リィン国永遠の忠臣たち、ここに。(何十人ものミフィアンたちが王様の前に跪く)」

ΛΛ
( ・x・)元王様「この世界は混迷の極みにある」

ΛΛ
( ・x・)元王様「周辺諸国や魔物から領土を守り、国を富ませ、平和を作るには皆の力が必要だ」

ΛΛ
( ・x・)元王様「皆、私に力を貸してほしい」

∩∩
( ・x・)従者達「わーパチパチパチ! (元王様が王様に復位してしまった!)

ΛΛ
( ・x・)王様「まずは軍事力を増強するため、騎兵の扱うランスの長さを1.2倍にする所から始めようではないか!」

∩∩
( ・x・)従者達「わーパチパチパチ! (歓声を上げるミフィアンたち)」

ΛΛ
( ・x・)王様「ユールとの国境にも、たくさん落とし穴を掘って防備を強化する!」

∩∩
( ・x・)従者達「わーパチパチパチ! (熱狂するミフィアンたち)」

∩∩
( ・x・)従者A「……ベッドを用意しといたから、誰かステラを寝かせといてやれ」

∩∩
( ・x・)従者B「――(そして、戦勝の夜は更けてゆく)」

242 :名無しになりきれ:2013/09/30(月) 17:48:24.09 P
戦闘も一段落したんだし王様もいい加減回復魔法かなんかで耳治してもらえよw
ミフィアンがいつまでもネコ耳じゃカッコがつかんぞ…

243 :名無しになりきれ:2013/09/30(月) 20:08:58.24 0
ΛΛ
( ・x・)王様「民(>242)から、ミフィアンのアイデンティティを問われてしまった……」

∩∩
( ・x・)従者A「ここは民の進言を入れ、治癒術師に王様を治療させよう」

∩∩
( ・x・)治癒師「なんぢゃ? 王に治すべきところなどあるまい」


( ・x・)王様「実は片耳を切られたのだ。(王様は猫耳バンドを外した)」

∩∩
( ・x・)従者B「治してね。はぁと。(拾っておいた耳を王様の頭に貼り付ける)」

∩∩
( ・x・)治癒師「よかろう。裂されし生命の器は癒えん……リード・トモレオ・ナレオナミーミ!」

∩∩
( ・x・)王様「おお、くっついた! 魔術とは偉大なものであるな」

∩∩
( ・x・)従者A「――(そして、夜は明けて翌日)」

∩∩
( ・x・)王様「国の発展には民の力が必要である。城門に目安箱を設置して民の投書(レス)を募集せよ」

∩∩
( ・x・)王様「噂話、昔話、近隣の情勢、蟲情報、店の告知、名あるものへの質問、仕官希望、国への上訴などを募る」

∩∩
( ・x・)従者B「いえっさ。(城門の前に箱を置く)」

244 : ◆nnRHj/5RSo :2013/09/30(月) 21:39:49.68 0
その日、目安箱に一通の手紙が投じられた。
書き出しはこうである。

『メリアドールに蟲の如き魔物がはびこりつつある。』


───西風のメリアドール
リィン国に存在する地方都市のひとつ。
緑に溢れた穏やかな場所で周辺の村や町では盛んに農業が行われている。
川は澄み、木々で小鳥が歌い、空気は透きとおって吹きつける西風が豊穣をもたらす。

老後に暮らしたい街不動の一位である。

蟲型魔物の調査を行おうとするならばこの地方都市に赴いてみるのも良いだろう。

245 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/09/30(月) 22:15:06.10 0
ん、う………

うー……
なんだろ、何か、よくわかんないけど、
身の危険を感じる変な夢を見たような気がする……



ここ、は…、誰かの寝室かな。
ベッドふかふかー…
…とりあえず、起きなきゃかなー………んしょ。

えっと、おーさまは、玉座の部屋にいるのかなー


>243
あ、おーさまいた!
………あれ?
おーさま、耳ついてる…?
んと、えと、あれ?
……ウサギさんの耳って、切れても、また生えてくるの!?

246 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/09/30(月) 23:33:54.00 0
翌朝。
いで、いたたたたたたたたた!!!   技の反動の筋肉痛にもだえ苦しみ、ベッドから落っこちる
お、おぉ。ステラかい・・・・・・・大丈夫かい?

>>243
耳生えたのかい。そりゃよかった。キャラが戻ってなによりさね・・・

247 :名無しになりきれ:2013/10/05(土) 01:14:07.77 0
∩∩
( ・x・)王様「ステラにクレイよ、ウサギの耳はトカゲの尻尾にあらず。勝手に生えたりはせぬ」

∩∩
( ・x・)治癒師「わが魔法でくっつけただけなのぢゃ」

∩∩
( ・x・)王様「時に、名も無き民(名無し)の声を聞くため、城門の前に目安箱を設置することとした」

∩∩
( ・x・)従者A「なので民は気軽に投書(レス)してほしい」

∩∩
( ・x・)王様「では、さっそく目安箱を検めよ」

∩∩
( ・x・)従者B「いえっさ。(持ってきた箱から手紙を取り出す)」

∩∩
( ・x・)王様「記念すべき最初の一枚(>244)は……ふむ、蟲の情報であるな」

∩∩
( ・x・)従者A「メリアドールで蟲の魔物が増えてるとか」

∩∩
( ・x・)王様「国内の不穏を放置はできまいが、大使の意見はどうか?」

∩∩
( ・x・)従者A「ジムは大食堂で金縛ってたので、ステラともどもベッドに運んでおいたが」

∩∩
( ・x・)従者H「……(やり遂げた顔)」

∩∩
( ・x・)従者B「ゆうべは おたのしみでしたね」

∩∩
( ・x・)王様「メリアドールを調べるために人を送らねばならぬが、たびたび持病で金縛るジムだけでは心もとない」

∩∩
( ・x・)王様「ゆえにステラとクレイも共に行ってほしい」

∩∩
( ・x・)王様「本当は私も付いて行きたいのだが、玉座を空にすると反乱や近隣国の侵攻に対処できぬ……」

∩∩
( ・x・)王様「誰か、何か良き案は無いか?」

248 :名無しになりきれ:2013/10/05(土) 14:27:58.47 P
王様のご子息の王子様(ミフィアン)を派遣されてはいかがでしょう

249 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/05(土) 17:50:32.46 0
>246
クレイおねーちゃん、おはよー
私は…、大丈夫。
でも、私のせいで、おーさまも、おねーちゃんも、ジムおにーちゃんも…
あと、あっちの兵隊さんとかも…、大変、だった……よね…

ごめん……
私………その……………            ……。


>247
おーさまの耳、魔法でくっついたの?
すごーい!
良かったー…。 本当、良かった。

次は、メリアドールってところに行くの?
魔物は…、ちょっと怖いけど………
行かなきゃ、だよね。



………ところで、
なんでか分かんないけど、
そこの従者ウサギのHさんを、すごく殴りたい衝動に駆られてるんだよ…!

あっ、待ぁぁてぇぇぇーーーーーーーーっ!!

250 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/10/05(土) 22:37:53.97 0
>>247
行くのはいいが・・・せ、せめて筋肉痛が治ったらな・・・・・

>>249
まぁ誰も死んじゃいないし、気にすることはないよ・・・・・私らは・・・・まぁそん時はそん時よ。
おいHてめぇステラに手を出しやがって・・・・八つ裂きに   ビキィ!
っつあああああああああ!!   涙目

251 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/05(土) 22:49:20.13 0
王様が調査に赴くにしろ、王城で諸問題の処理をするにせよ、代理を立てるのが妥当でしょうな

(従者の一人がそう進言した)

252 :名無しになりきれ:2013/10/05(土) 23:21:40.23 0
∩∩
( ・x・)従者H「……スタタタッ(ステラから逃げ回る)」

∩∩
( ・x・)王様「民(>248)から良案が出た」

∩∩
( ・x・)王子「それでは、私が次代の王として領内の調査へ赴きます」

∩∩
( ・x・)王様「さらに臣下(>251)からも進言があった」

∩∩
( ・x・)従者B「それでは、私は王の代行として摂政になり、玉座を司ります。(従者Bは摂政に就任した)」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、では私も王子も共にメリアドールへ行けるな」

∩∩
( ・x・)王子「スイグル大使もクレイ殿も動けない様子。移動には馬車を使うとしましょう」

∩∩
( ・x・)従者A「そら乗った乗った。(従者たちはジムや随行者を馬車に乗せてゆく)」

∩∩
( ・x・)王様「三日もすればクレイの筋肉も癒え、メリアドールにも到着しよう。(王子と共に馬車へ乗る)」

∩∩
( ・x・)従者H「……(従者Hはすばやく逃げ切った)」

∩∩
( ・x・)従者A「――(そして皆を乗せた馬車は一路、メリアドールへ)」

253 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/10/06(日) 01:26:08.18 0
>>239-252
「……あぁ…魔力使い過ぎたな…」
(階段をフラフラと降りる)

ん…?なんだ…?突然回復して…(ここで破裂音)…!!何だ!?

(空を見上げると今まさに着地しようとしていた星がキラキラと消えていく)
……という事は…ステラ!!
(全速力で階段をかけ降りるジム。)
(大食堂に着くと同時にステラがちょうど現れ、膝から崩れ落ちるとこだった。)
ステラ!!大丈夫か!!!

>……間に、合った………かな………

……あぁ、間に合ったよ、ありがとう。
(静かに寝かせる。)

…ふぅ…回復したし皆と合流しようk…!!(いつもの金縛り…よりも強力で、意識を奪われる。)
「なっ…このタイミングでか…!!しかも…今回は…意識…まで…!?」

(ステラの横で意識を失い倒れる)

〜馬車の中〜
……はっ!ここは…?
(周囲を見渡すとステラやクレイ、王様を見つけ、ホッとする)

……ふむふむ、魔物の調査…ねぇ、確かにこの持病なんだか呪いなんだか分からん奴にかかってる俺一人じゃ危ないわな…
頑張って調査すっかな…

254 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/06(日) 11:48:34.98 0
>252 従者H
はっ、はやーーーいっ!?
うぅぅ、逃げられた……
こんど見つけたらタダじゃおかないんだから…。

って…

>250
クレイおねーちゃん、大丈夫!?
えとっ、えとっ、まだどこか怪我とか痛むの?
さ、さっきのウサギのお医者さんどこー!?


☆ 閑話休題


>252
わーい、馬車〜
王子さま、はじめまして〜
おーさまも一緒に行けるんだね、やったぁ



>253
おはよー…、ジム、おにーちゃん……
さすがに…、これは…、目、覚めるよね………
……うぅ…、馬車、揺れるぅぅぅ〜〜…

255 :町民A ◆nnRHj/5RSo :2013/10/06(日) 18:40:02.69 0
やあ旅の人。西風のメリアドールへようこそ。
観光するところも特にない地方都市だけどゆっくりしていってくれよ。
しいて良いところをあげるなら……酒場のツマミ? いや、じょうだんさ。

……あっ、そういえば郊外にある大農場で蟲に似た魔物の一斉駆除をやるとか。
最近農作物を荒らされて大変なんだ。あいつら何でも食べるからね、木も家もお構いなしだよ。
腕っ節に自信があるなら参加してみたらどうだい? 報酬も出るらしいよ。

256 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/10/06(日) 21:04:44.06 0
>>254
「ステラも回復したようだし…良かった良かった。」(微笑む)

…え?あぁ…そういえば今は馬車…うっ…
(今まで意識してなかった揺れを意識したことにより、とてつもない揺れを感じ始める)
おえっ…ぐっ…やば…俺って…ちょっと…揺れによわ…うっ…
(グロッキー。)

>>255
な…何とか吐かずに耐えた…うぐ…まだ揺れてるような…
(とても顔色が悪い)

う…あぁ…こんにちは…いや、すまん…なかなか凄い移動だったもんでな…
ふむ…なるほど…農場で魔物の一斉駆除ねぇ…

(そこまで話を聞いてから一団を集めて相談する)
……どうする?あの魔物はかなり強いし…一般人の参加は止める方がいいんじゃないか?とりあえず行ってみるか…

257 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/10/06(日) 21:18:28.59 0
>>253
あぁいいねぇいいねぇゆっくり寝られて、私なんか筋肉痛でこの馬車の揺れで痛くて寝れないんだよ!!!   謎ギレ

>>254
はは、ステラは馬車が苦手かい?かわいいねぇ
(・・・やばい・・・・酔ってきた・・・)


>>255
あぁ、うぅ・・・・大分楽になった・・・・・・。寝れなかったけどね・・・・・。
なんだいこのお祭り騒ぎは・・・なるほどねぇ害虫駆除か・・・。
報酬ねぇ・・・。私は出ようかね。・・・・・宿で一眠りしてから・・・・

258 :名無しになりきれ:2013/10/06(日) 21:28:38.73 0
∩∩
( ・x・)治癒師「ところでステラに名前を呼ばれたので、うっかり馬車に乗り込んでしまったのぢゃが」

∩∩
( ・x・)王子「それでしたら、皆の乗り物酔いの治療をお願いします」

∩∩
( ・x・)治癒師「うむ……このハーブ入りの飴を舐めれば酔いなどすぐに忘れるであろう。(と、緑の飴を配る)」

∩∩
( ・x・)王様「おお、そうこうしている内にジムも目覚めたようだな」

∩∩
( ・x・)王子「それでは皆様、改めて宜しくお願いします」

∩∩
( ・x・)王様「……(ジムの相談を聞き)……ふむ、今日はとりあえず宿に泊まり、明日の朝に農場へ赴こう」

∩∩
( ・x・)治癒師「名物のツマミを食してからぢゃな」

∩∩
( ・x・)従者A「――(そして翌日、馬に一鞭を入れて馬車を郊外の大農場まで進める)」

259 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/07(月) 09:55:00.80 0
メリアドール周辺は肥沃な土地に恵まれ、育った作物は特に良質である。
ここに住む人間はいくら文明が発達しようとも代々麦藁帽子を被りなるべく自然と共に生きようとしてきた。
郊外にて大農場を経営するトムじいさんも例外ではない。

「皆さんに集まってもらった理由はすでに御存知かと思いますが、いま一度簡潔に説明しておきましょう」

麦藁帽子を被った、白髭の翁は言った。
滲んだ汗をタオルで拭く手は長年の農作業で分厚い。

「数週間前から私の農場に蟲のような魔物が溢れ返っております。
 奴らは獰猛です。育てた穀物や野菜は食い荒らされ、畑は荒野の如き大地と化しています」

加えて困ったことに虫型魔物たちが農場を巣にメリアドール内の民家や施設を襲っているのだ。
この時期、ちょうどユール国の侵略があったが住民たちはそれどころでない。

「魔物はイモムシのような形状をしており、ひどく堅牢です。報酬は魔物を倒した数に応じてお支払いしましょう」

トムじいさんによる説明が一通り終わると一同は大農場だった場所へ案内された。
『だった』とはそこが仮に大農場と呼ばれていたとは思えぬ作物だったものだけ残る荒地だったからである。
目を凝らすと見えるだろう。食い荒らされた畑の隙間からモゾリと影が蠢いたのを。
それこそがメリアドールに巣食う砂色の悪魔だ。

「全長は個体にもよりますが通常二〜五メートル、大型のものは数十メートルに達します。お気をつけてッ!」

最後の解説を早口で終えるとトムじいさんは年齢に見合わぬキレのある動きで遁走した。

260 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/07(月) 09:59:11.80 0
「オーノーッ! なんてグロテスクなんだ! デケェ虫ってのはここまで気色悪いもんなのか!?」

参加者の一人、鳥の巣頭の青年が悲痛な声を発する。
彼らは魔物退治でならしたプロの冒険者であるが、ビジュアル的にツラい外観に多少及び腰である。

「どけ、俺がやる。虫ならば火に弱いはずだ」

唯一サングラスを掛けた男のみが威勢よく前に出た。

「アンタは炎(フレイム)のウッド! 魔道士の両親を殺され復讐心で殺し屋界にデビューした裏稼業の男ッ!
 一族秘伝の炎魔法は如何なる敵をも焼殺すると聞くが……たしかに虫公どもにゃ有効かもしれねぇッ!!」

「そういう貴様はクイックドロウ・バーニィ。銃器の扱いに長け、特に早撃ちにかけて右に出る者はいないとか……」

グラサン男が鳥の巣頭の青年を顎でさすと青年は気恥ずかしそうに鼻をこすった。
「今回の仕事はもらうぞ」。ウッドはニヤリと口角をあげ、颯爽と魔物の眼前へ踊り出る!

「ぐわああああ助けてくれええええええええええ」

数秒後、ものの見事にリンチに遭うグラサン男の姿がそこにあった。

「クソッ、なんてタフな外殻なんだ! 火なんぞ効きやしない! 何より恐ろしいのはその数!! 何十匹いやがるんだァ!?
 参戦しようと思っていたが装備がショボい拳銃一丁の俺じゃ勝ち目がないぞ! 誰かあのアホグラサンを助けてやってくないか!」

鳥の巣頭の青年が鳥の巣を抱えて叫ぶ。
しかし、いつまでたってもイモムシ魔物では少々呼びにくい。
誰かゴッドファーザー(名付け親)になってくれる者がいればよいのだが……

261 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/10/07(月) 22:51:24.23 0
>>257
えぇ…俺は意識不明だったんだけど…

>>258-260
ここが今日の戦場か…
(少し悲しそうな表情を一瞬浮かべ、すぐに表情を戻し馬車から降りる)

へぇ…あれがここの主さんね…
(説明を聞きながら移動する)
ん…?あれは…炎のウッドとクイックドロウ·バーニィ…!?見つかったらめんどくさいぞ…!!
(過去それぞれと何度か戦った事があり、因縁の仲)
…って…おいおい…アイツの炎は結構なんだがな…バーニィも拳銃一丁じゃ厳しいだろう…。しゃぁねぇ、一応顔見知りなんだし…助けるか。
クレイ!!一旦俺が斬り込んでウッドを助ける!その間にここにいる人を戦力と非戦力に分けてくれ!!
(風の魔力を纏わせ、貫通力を高めた『疾風弾』を装填し、炎剣を用意し突っ込む)

2〜3体まとめて吹き飛んでくれよ…!!
(直線上に敵を捉えると3体が射線に重なる瞬間、引き金を引く)
(すると2体貫通し、その体を吹き飛ばした。しかし、3体目はギリギリでかすっただけである。)

ちぃっ…ウッド!!耐えろよ!!
(素早く残った敵に肉薄すると炎剣で斬りかかる、が…)
なっ…斬れない…!?
(斬れないと分かるとすぐにバックステップで後退し、クレイ達を見る)

くっ…クレイ!!戦力の計算はすんだか!?こっちは俺一人じゃ無理だった!今戦えるなら援護たのむ!

262 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/07(月) 23:25:46.29 0
>258
んむ。
せんせーのハーブ飴、効くね〜
今日はずいぶん馬車も楽ちんだね〜
ジムおにーちゃんと、クレイおねーちゃんはどう〜?
あと、窓から遠くの方をぼーっと眺めてると酔わないみたい〜


>258-259
うわぁ……、おっきいイモムシさんだよー……
そっかー、魔物って…、環境に応じた姿を取るもの、なのかな…


>261
っと、私もお手伝いするね!

天にまします全知の瞳よ
彼のモノの在り様を記せ──



ステラの呟きに応じて、
可愛らしい意匠のワンド(>141で装備したアレ)から、
ポンと小さな星図盤が飛び出す。

青白く輝く幾何学模様の円盤は、
そのまま、>261で引っくり返った魔物まで飛んでいくと、
そのうちの1体を包み込むように広がった。



んっ…とぉ………
お腹!
背中は硬いけど、お腹のほうはそうでもないみたいだよ!

263 :名無しになりきれ:2013/10/08(火) 00:08:11.58 0
∩∩
( ・x・)王様「激しい戦闘が始まったようだ。あれは砂槌(ザムチ)と図鑑に記載しておこう」

∩∩
( ・x・)従者A「今回は御者に専念したいので、俺は非戦闘員だ」

∩∩
( ・x・)治癒師「薬の用意なら出来ぬでもないのぢゃが、やはりわしは非戦闘員かの」

∩∩
( ・x・)王子「クレイ殿、私もひよこ程度になら負けません! 戦闘員に加えてください!(ひのきのぼうを構える)」

∩∩
( ・x・)王様「いかん、誰か王子の蛮勇を止めるのだ」

∩∩
( ・x・)王子「我こそはリィン国王太子、騎士道精神に則り、いざ尋常に勝負!(ステラの星図盤に包まれた蟲に突進)」

264 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/10/08(火) 06:21:50.16 0
>>259-260
阿呆が・・・・・仕方ない、行くさね!!

>>261
あぁ!まともに戦えるのは私とあんたくらいさ!残りはそれぞれできることをしろ!!
敵は2〜3mのが5体、いや今ので2体吹っ飛んだから3体だ!!

>>262
うぉっ!ステラかい!?あんた意外と器用なことできるだねぇ・・・。
よっし腹だな!任せな!!!

>>263
ってアホォ!!んな装備で突っ込む奴があるかい!!
全くしょうがないねぇ!! クレイは突っ走り王子を追い抜く。そして砂槌に接近し、足の間から腹に滑り込む
せぇえええええええええええいやぁあああああああああああああああ!!!    二本のナイフで砂槌の腹を切り裂く

265 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/08(火) 22:51:55.86 0
>263
えっ!?
お、王子さま、どう見てもアレひよこじゃないって、ええぇぇぇ!?


>264
ひょぇ──
な、なんだか映像化できない危険なモノを見てる気分だよ…
おねーちゃん、王子様を!

266 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/08(火) 23:49:36.42 0
鳥の巣頭「あの魔道銃……まさかッ! マジックアイテムのジム公か! 相変わらず反則級だぜ……!」

鳥の巣頭「なんで反則級かって!? 大砲にも比肩し得る携行武器なんて俺含むガンマンの存在が危ぶまれるからだよッ!」

グラサン男「貴様、わりと俺のことをどうでもいいと考えているだろう。解説に集中するな」

鳥の巣頭「アンタも意外としぶといなウッド。ジム公に感謝しとけよ」

鳥の巣頭「(ステラの星図盤を見て)おおッ! アナライザーか! 助かるッ! 弱点は腹だな、了解した!」

鳥の巣頭「しかしあのねーちゃん……クレイだったっけ? つえーなぁ……美人だし」

グラサン男「そんなことに現を抜かしている暇ではないぞ」

ズズン、と腹の底から響いてくる大きな震動と共に大農場中央から白い繭が浮上。
そして繭を護衛するかの如くゆうに十五メートルはあろう二匹の砂槌(ザムチ)が出現した。

鳥の巣頭「ゲッ! 15m級のビッグサイズじゃねーちゃんのシノビみてぇな動きで腹を切ったって大した効果はなさそうだぞ!」

グラサン男「それに、あの繭……(指を鳴らし炎魔法発動。繭が業火に包まれる)」

鳥の巣頭「まったく効果がないぜ! この役立たず!」

グラサン男「……とにかく、イモムシ魔物の外殻以上に堅固だ。現状アレを破壊する手段はない」

鳥の巣頭「そんなことよりあのデケェ砂槌二匹だ! あの質量で突進でも食らったら即死だっつーの!」

グラサン男「貴様が呑気に喋っている間に女の子とミフィアンの方へ突っ込んでいくぞ」

鳥の巣頭「オーノーッ! どうすんだ!」

グラサン男「魔法で壁を作るなり何なりで止められるだろう。その後ひっぺがして腹を露出させ、デカイ一撃を食らわせてやればどうだ」

鳥の巣頭「そーいうのを机上の空論と言うのだ! デカブツひっぺがすなんて身体能力向上系の魔法でもなけりゃあムリムリムリムリカタツムリよ!」

267 :名無しになりきれ:2013/10/09(水) 00:37:31.09 0
∩∩
( ・x・)王子「クレイ殿、お見事です」

∩∩
( ・x・)従者A「お、何やら畑から繭が湧いて出たぞ?」

∩∩
( ・x・)王様「うむ……あれが奴等の生態を突き止め、何ものかを知る手がかりとなれば良いのだが」

∩∩
( ・x・)治癒師「とりあえず、鯨みたいにデカいのがこちらへ向かってくるのぢゃ」

∩∩
( ・x・)王様「誰か、魔法やら何やらで止めよ」

∩∩
( ・x・)治癒師「治癒魔法しか使えぬのぢゃ」

∩∩
( ・x・)従者A「仕方ない。帰りは徒歩だな。(馬車を走らせて砂槌の進路まで進めると、素早く解き放った馬で脱出)」

∩∩
( ・x・)王様「おお、馬車と砂槌を激突させて止めるつもりか」

∩∩
( ・x・)王子「この好機を逃しはしてはなりません。クレイ殿、スイグル大使、三位一体の攻撃を掛けましょう」

∩∩
( ・x・)王様「誰か、王子の無謀を止めよ」

∩∩
( ・x・)王子「私がテコの原理で蟲を持ち上げますので、すばやく奴にトドメを。(またしても砂槌に向かってゆく)」

268 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/10(木) 21:48:09.54 0
>266
増えたーーっ!?
全知の瞳よ、もう1回!

んむー………
う、うそ……そんな……?
あの繭…


上 質 な 絹 が 取 れ る よ !!


絶対、高値がつくはず!


>267
王子様、一攫千金のチャンスだよ、頑張って!!

269 :名無しになりきれ:2013/10/11(金) 17:19:52.73 0
∩∩
( ・x・)王様「一攫千金のチャンスだよ、ではあるまい。ステラよ」

∩∩
( ・x・)王様「お金とは真面目に仕事をすれば、後から付いてくるもの」

∩∩
( ・x・)王様「良いか? くれぐれも将来、一攫千金を夢見るような男を旦那に迎えてはならぬぞ」

∩∩
( ・x・)王子「うほぉぉっ!(砂槌に側面から近づき、その腹の下にひのきのぼうを捻じ込むや渾身の力を込める王子)」

∩∩
( ・x・)従者A「やれるか?」

∩∩
( ・x・)王子「ちょぺぷっ。(ひのきのぼうはベキッと折れた)」

∩∩
( ・x・)治癒師「やれるわけがないのぢゃ。常識的に考えて」

∩∩
( ・x・)従者A「なら、あれに攻撃されれば耳や目を失うくらいでは済まないな。常識的に考えて」

∩∩
( ・x・)王様「王子よ、早くそこから離れるのだ。いや誰でも良い、誰か砂槌が王子を狙う前に何とかせよ」

270 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/10/11(金) 17:47:52.24 0
>>266
な、なんか誰かから変な視線感じるんだが気のせいかい?
あぁ!?身体強化魔法なんざ二度と使うかい!!←筋肉痛トラウマ

>>268
マジで!!・・・・・・って案外ステラも逞しいんだねぇ・・・・・

>>269
またあの馬鹿王子か!!!ったくもう!!! 砂槌の背中に飛び乗り甲殻と甲殻の間に器用にナイフを突き刺し、リボルバーを突っ込んで全弾撃ちこむ
これで、狙いは逸れたかねぇ・・・・・?

271 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/12(土) 02:47:03.72 0
>269
なに甘いこと云ってるの、おーさま!
労働には対価だよ!
あの繭を仕留めれば、どれだけの路銀が稼げるか…

魔物を倒したって、お金は落としてくれない
お金は…、倒した魔物を使って作るものなんだよ…!

………それに…



>270
おねーちゃん!?
ダメ…、気は王子様から逸れてるけど、
あんなに大きいと、さすがにダメージ与えられてないよ…!

272 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/12(土) 14:46:48.92 0
猛進する二匹の砂槌(ザムチ)の進路上に突如馬車が突っ込む。
馬車は無残に砕け散るが、軌道がそれた一匹のザムチがもう一匹のザムチと激突することで急停止した。
そこに王子が間髪入れずテコの原理でひっくり返そうとするが、果たせるかな失敗。

「………………」

獰猛なザムチの認識が王子を捉えた。
その巨体をモソモソと動かし方向転換───しかる後に王子を押し潰すつもりである。
瞬間。関節をピンポイントで狙った刺突と銃弾がザムチに鈍い痛みを与えた。

……自分の背に誰かが乗っている。

クレイの目論見は成功した。ザムチの意識はクレイの方へ移ったのだ。
だが、まだ問題は根本的な解決を果たしていない。
ステラの言うとおり、あの程度の攻撃では15m級ザムチを倒すことは叶わないのだから。

「いけねぇッ! 背中にしがみつけ! 美人のねーちゃん!!」

鳥の巣頭の青年が叫んだ瞬間ザムチが大きく暴れ出す。
身体を大きく左右に揺らし、大農場を大きく旋回しはじめたのだ。クレイを振り落とすつもりなのだろう。
もし振り落とされてしまえばそのまま荒れ狂うザムチに轢かれかねない。

「どうする!? やっぱり腹部を攻撃しねぇことには倒せんぜ!」

「……使ってみるか。魔法剣」

神妙な顔で、グラサン男が答えた。
聞きなれない単語に鳥の巣頭ことバーニィは頓狂な声をあげる。

「はぁ!? なんだそりゃあ!!」

「剣と魔法をミックスした特殊な技だ。この場合、俺の炎魔法を剣に使う」

魔法剣。剣に魔法を施し威力や特殊効果を付与する技術である。
例えを挙げれば、ジムがミケを倒す際に使用した攻撃がそれだ。
今回はクレイのナイフにグラサン男・ウッドの炎魔法を施すつもりらしい。

「俺の炎魔法をナイフに施せば全てを溶断する灼熱の剣となる。それなら外殻ごとヤツを断ち切ることも……」

炎魔法に関して言えばウッドはジムに勝る。そして魔法剣による攻撃は炎魔法単体の比ではない。
『イモムシにボコられてた雑魚が何を言ってやがる』などと考えてはいけない。

だがひとつ問題がある。二人で魔法剣を行う場合、炎魔法を発動させるのはウッドだが制御するのはクレイだ。
他人が発動させた魔法を十全に運用するには両者の息が合っていなければならない。
魔法剣の難しいところは、そこにある。ジムのように単独でどちらもやってのけるならば話は別だが。

「失敗すれば不発。それどころか俺の炎が彼女を襲うだろう。とはいえ、俺たちに残された方法は少ないがな」

「どうする美人のねーちゃん。今必要なのは『覚悟』だぜ。とても俺が言えた義理じゃねーが……
 何にだって必要なものは『覚悟』と『決断』……ただ、それだけだ。でも、イチバン難しいことだぜ……それでもアンタはやってくれるか?」

273 :名無しになりきれ:2013/10/12(土) 17:05:04.37 0
∩∩
( ・x・)王様「労働と対価。これが乱世に生まれた幼女の生き様だというのか」

∩∩
( ・x・)治癒師「ならば、わしも対価を貰うべく知的労働に勤しむのぢゃ……こほんっ、聞くが良い」

∩∩
( ・x・)治癒師「遥か昔、とある英雄は地面の穴に潜み、竜が頭上を横切る瞬間に剣を突き上げて倒したとか」

∩∩
( ・x・)王様「おお、伝承に習って猛進する蟲を穴の上まで誘導すれば、奴が地を這っていても腹を攻撃できような」

∩∩
( ・x・)従者A「なら、クレイが全てを溶断する灼熱の剣(笑)で一匹を仕留め、もう片方の砂槌は皆で一斉攻撃か」

∩∩
( ・x・)王様「農場主よ、シャベルや鍬を用意せよ。戦力外の皆で人ひとりが入れる程度の縦穴をたくさん掘るのだ」

∩∩
( ・x・)従者A「農場主は遁走してるから、倉庫から勝手に持って来たぞ。(バーニィやステラや王様に農具を渡す)」

∩∩
( ・x・)王様「では、皆が穴を掘る間の時間稼ぎは例によってジムに任せる」

∩∩
( ・x・)王子「私のひのきのぼうが壊れてしまいました……。(しょんぼりしながら折れた棒で穴を掘り始める)」

274 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/13(日) 10:44:52.01 0
ふえぇ…
穴掘りやーだー…
コレ重いよぉ……

あ、そうそう、おーさま
穴の中に、更にもう一つ小さい穴をちょっと深めに掘っておくといいよ
って、おししょーさまが云ってた!

275 :鳥の巣頭 ◆nnRHj/5RSo :2013/10/14(月) 18:17:30.02 0
あ……穴掘りだってェッ!? アンタら今穴掘りって言ったか!?
正気か? ミフィアンはイッちゃってるよ……あいつら未来に生きてんな。

(などとイチャモンをつけた後、鳥の巣頭を掻きむしる青年)

う〜〜〜〜〜ん……や……やっぱり有効的な作戦かもしれん。
……けど成功するか? い、いや、きっと成功する! 仕留めきるのは無理でも、動きを止めるくらいはできるさ!
考えなしに動くのはバカだが、考えすぎて動かないヤツは大バカだッ! なっ、みんな!!

(必死でザムチと追いかけっこしているジムを眺めてバーニィが一言)

……しかし、あいつも大変なんだなぁ……

と、とにかく! 俺も早撃ちバーニィと呼ばれた男だ!
力仕事に関しては平均的な成人男性程度の成果しか発揮できんが、やってやるぜ!
あと俺は頭とかぶっちゃけ大して良くないので全面的に尻馬に乗らせてもらう!!

(かつてないほどハイスピードで穴を掘るバーニィ。墓穴にならなければ良いが……)

よーし完成だッ! ザムチが潜ったりしてたおかげで土がいい感じに柔らかくて掘りやすかったな!
アドバイスどおり穴の中に小さい穴も掘ったぞ! 我ながら完璧すぎるぜ!
お、ちょうどジム公がこっちに引きつけてくるみたいだ! みんな、早く縦穴に入るぞッ!

276 :名無しになりきれ:2013/10/14(月) 21:07:53.69 0
∩∩
( ・x・)王様「ジムよ、その穴に飛び込むが良い。皆もだ。(と、言いつつ穴に下りる)」

∩∩
( ・x・)王子「とうっ! 新武装こんぼうの威力を思い知らせてやります。(脱穀用の棍棒を手に穴へ飛び込む)」

∩∩
( ・x・)従者A「この小さい穴は何の役に立つのだろうか」

∩∩
( ・x・)治癒師「狭い」

∩∩
( ・x・)王様「砂槌が頭上を通過したら、全員で下から柔らかい腹を攻撃するのだ、良いな?」

277 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/14(月) 22:44:06.71 0
>275
おお〜
はやーい、すごーい!
わーい、穴入るよ〜


>276
えとね、小さい穴は、上から爆弾を落とされたときに
その穴の中に落っことすのに使うんだってー


……あのね
今、ふと思ったんだけど………
ここから、砂槌のお腹を攻撃すると………
なんだか、穴の中が大変なことになるような気がするんだよね………

278 :名無しになりきれ:2013/10/15(火) 20:43:02.84 0
∩∩
( ・x・)治癒師「先の竜殺しの英雄は背中に張り付いた一枚の木の葉の部分を除き、全身に竜の血を浴びたのぢゃ」

∩∩
( ・x・)王様「ステラの言うとおり、我々も謎の汁塗れになりそうであるな」

∩∩
( ・x・)王子「後で農場主に浴場を借りましょう」

∩∩
( ・x・)王様「しかし、攻撃力の不足は否めぬ……何か使えるものでもあれば良いのだが」

∩∩
( ・x・)王様「む……唐突に思い出したが、確かジムは装備(>46)に爆弾を持っておったな」

∩∩
( ・x・)従者A「――(従者Aはジムに駆け寄り、バックパックから一つの爆弾を奪い取ると素早く戻ってきた)」

∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、そなたは何やら爆弾に詳しい様子なので、この危険物は任せるとしよう」

∩∩
( ・x・)王子「皆様、こちらに砂槌が来そうですよ。ちぇすとーっ。(こんぼうを振り上げる)」

279 :鳥の巣頭 ◆nnRHj/5RSo :2013/10/15(火) 21:41:53.89 0
爆弾……きみのおししょーさん、何か知識偏ってなぁい……?
ていうかよぉ……こんな密閉した空間でどうやって爆弾なんぞ使う気だよッ!? ミフィアンのおっさん!!
って、んなこと言ってるうちに……きやがったッ!!

(鳥の巣頭の上を砂槌が通過)

うおおおお!! こうなりゃヤケクソだぜーッ!!

(農業用フォークをブチこむ。砂槌は得体の知れない体液とモツを放出、怯んだ様子)

くせぇ! きったねぇ!! 俺はこの依頼にはほんのちょっとの活躍とマネーだけを期待していたのに……!
それが今や訳のわからぬ奇怪で醜悪な虫の腹を裂き、その鮮血を真っ先に浴びる苦境に立たされていやがる!

(心の中でそう叫んだがそこは冒険者。努めて平静を装いつつ勇敢にみんなを鼓舞)

───みんな、得体の知れない体液が降り注いでるが臆さず攻撃を続けろ!!
膿のように禍々しい色と異臭を放ち粘着性をそなえた体液はきっと人体に無害のはずだ!
溢れ出る内臓器官が今まさに俺の眼前を駆け抜け、洗ったばかりの清潔なシャツを汚しているが……!
だけど、絶対に、そんなことを考えて竦んじゃいけない!!

たとえこの直後に天使のように微笑む少女が更なるスプラッターな光景を生み出そうとも……!
ああ! わかっているさミフィアンのおっさん!!
きっと今日の晩飯を全部吐くことが分かっていても、俺たちはやらなきゃいけない……!

だからこそ言わせてくれッ! いつ攻撃するの!? ────今でしょ!!!!

280 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/15(火) 22:22:36.25 0
>278
え……ば、ばくだん!?
むむむ無理無理っ!
爆弾の使い方なんて私詳しく知らないよっ!?
こ、これ、このピン抜いたらいいのかなっ!?


>279
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うわー!
うわー!!
何これやだやだやだやだ         あ。



穴の中が余りにアレなことになったことに動揺したステラの手から、
ピンが抜かれたばかりの爆弾が転げ落ちて、
そのまま小さな穴に落ちていった。

この状態で爆発すると、行き場のなくなったエネルギーは、
全て穴の真上に向かって吹き上がるよ!
さぁ、さーん、にーい、いーち…



にーーーげーーーてーーーーー!!

281 :名無しになりきれ:2013/10/16(水) 19:38:52.10 0
∩∩
( ・x・)治癒師「原理は大砲と同じなのぢゃな。たぶん」

∩∩
( ・x・)王様「上は蟲の腹で塞がっておるので、隅っこで姿勢を低くして爆発に巻き込まれぬようにするのだ」

∩∩
( ・x・)王子「ちぇりおー、ちぇりおー。(虫の体液でデロデロになりつつも、こんぼうをぶんぶん振り回す)」

∩∩
( ・x・)従者A「……。(王子を押さえつけつつ、穴の隅にうずくまる)」

282 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/16(水) 21:57:37.90 0
はわわわ…
怖いよ、怖いよー

あっ、そうだ、今のうちに。
おーさま、おーさま。
爆発したら、私、3から4ターンぐらい気絶するね。
ごめんね…

283 :名無しになりきれ:2013/10/17(木) 17:30:20.80 0
∩∩
( ・x・)王様「爆弾が炸裂して幼女が気絶したとて誰にも責められまい。安心して気を失うが良いぞ」

∩∩
( ・x・)従者H「……。(遠くの木陰から温かい瞳で見守りつつ頷く)」

∩∩
( ・x・)治癒師「いかん、爆発しそうぢゃ」

∩∩
( ・x・)王子「3、2、1……0」

∩∩
( ・x・)従者A「――(ズォォォォンと響く盛大な爆発音と共に、圧縮された爆風が垂直に噴き上がってゆく)」

284 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/18(金) 22:07:55.69 0
「クッ! 隅っちょにいりゃ無事というが、かなりの威力の爆弾だぜ!
 多少の指向性があるとはいえこの密閉空間じゃどう考えても俺たちに多少の被害が及ぶッ!
 えーい! おいジム公、風魔法で俺らを守るくらいできるだろ!?
 魔法ちょっとかじってりゃできる程度のモンでいい! 無理でもやれ! 不可能でもやれ!!」

バーニィの余裕のない声色が縦穴内に響いた。
自分のもん(爆弾)の始末は自分でつけろ、と言わんばかりだ。
ジムがゴニョゴニョして風魔法の防御膜を展開すると同時に起爆し、爆風は頭上の大型砂槌へ一直線。

「きたねぇ花火だぜ……!! イヤほんとに」

爆発によりハロウィンのカボチャの如くどてっ腹に大穴を開けた砂槌。動く気配は、ない。
あの巨体だけにまだ死んではいないだろうが、かといって暴れることもないだろう。

「そっちの女の子、気絶してるみたいだぜ。あの爆発だから仕方ないけど……
 上に担ぎ上げよう。おあつらえ向きに砂槌も穴から退いてくれたみたいだしな……」

このままずっと穴の中にいると本当に何かの感染病にでも罹ってしまいそうである。
半ば妄想ではあるが一抹の不安を拭い去れない鳥の巣頭はさっさと穴っぽこから出たいのだった。


※   ※   ※


「よし……俺が合図したら炎魔法を発動させる。上手く受け止めろよ」

一方、クレイは振り落とされないよう砂槌の背中に絶賛しがみ中であった。
頑強な外殻を持つ砂槌だが、それに覆われていない腹部は一転して脆弱だ。
しかし現在の有様ではこの大型砂槌を倒すのは困難を極める。
そこでクレイのナイフに炎魔法を使った『魔法剣』でイモムシを倒そうという力技の作戦を立てたのだった。

「行くぞッ! 発動───ッ!」

パチンと指を鳴らして発動された炎魔法がナイフに灯る。
燃え盛る紅蓮はノッキングするように不規則に燃え上がりクレイの身を焦がさんと渦を巻く。
やがて要領を得たのか渦巻く炎は徐々に刀身を描きはじめ、それは一本の剣と化した。

「成功だ! そのまま一気に焼き切ってしまえ!」

荒ぶる砂槌の背中から垂直に跳躍・クレイは炎の魔法剣を振り下ろす。
業火の刃はジムの剣をも通さなかった外殻を容易く切り裂き両断。
両断された巨大なイモムシ魔物は悶えるようにのた打ち回っていたが、やがてゆっくりと停止した。

285 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/18(金) 22:08:56.61 0
二匹の15m級砂槌は撃破された。
残された小型のものも他の冒険者によってほぼ駆除が完了している。
すでにステラの分析によって弱点は判明していたため、小型砂槌は彼らでも倒すことができたのだ。
状況はほぼ終了したと言っていいだろう。

「……しかし、何だろうなあれは」

グラサン男ことウッドが独りごちる。"あれ"とは大農園中央に出現した繭のことだ。
繭というからには、中に『なにか』が入っているのだろう。
『なにか』が出てくる前に焼き払いたいところだが頑強なため破壊は困難であった。

「……ッ!? 繭がッ……!!」

糸と糸の隙間から青白い光が漏れ出す。
少しずつ膨張していく繭はやがて風船のように弾け、中から一匹の魔物が現出した。
蛾のような外観をもつそれは巨大な翅をひろげると二・三度はためく。
巻き起こった烈風が農園一帯を貫き冒険者の頬を叩いた。気を抜けばスッ転びそうな風圧である。

「完全変態……!? 砂槌がアレになったとでも言うのか……!」

繭を裂いて現れた魔物は赤い瞳を爛と輝かせ───


にゃおーん。


───突如こだました猫の鳴き声とともに何処かへ去っていった。

286 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/18(金) 22:10:10.08 0
鳥の巣頭「最後の魔物、逃しちまったな。 いや、むしろ逃げてくれてラッキーかな……」

グラサン男「こちらもこれ以上の戦闘は厳しいからな。とにかく依頼は果たした。文句は言わせん」

トムじいさん「ありがとうございました。おかげで無事、農場を取り戻すことができて……」 (しれっと再登場)

鳥の巣頭「おおっ、依頼主のじいさん。ねぎらいの言葉より風呂貸してくれ。気絶した子どももいるしよー」

トムじいさん「もちろんですとも。報酬もお支払いしますので、皆様どうぞ私の家へ着いてきてください」

鳥の巣頭「だってよ。ミフィアンのおっさん達も一緒に行こうぜ」

グラサン男「しかし、逃がした魔物が気になるな。猫の鳴き声がしなかったか?」

鳥の巣頭「さあね。俺は穴っぽこから這い出るのに必死だったんで気が付かなかったよ」

グラサン男「あの魔物……メリアドールを襲ったりしないだろうな」

鳥の巣頭「嫌な想像しないでくれ。あんなでっけえ虫が街中飛び始めたら、もう魔物じゃなくて怪獣だぜ」


依頼を終えた一同は依頼主の家へ……

287 :名無しになりきれ:2013/10/19(土) 01:01:46.24 0
∩∩
( ・x・)王様「中身の蛾は逃してしまったか」

∩∩
( ・x・)従者A「繭の糸は後で調べるので、皆は手を触れないように。(接近禁止の看板を設置)」

∩∩
( ・x・)王様「とりあえずステラはクレイに任せ、我々は風呂に入るとしよう。(浴場へ向かう)」

∩∩
( ・x・)王子「時にそこの鳥の巣頭、この方はリィンの国王。先程からおっさんおっさんと無礼です」

∩∩
( ・x・)王様「いや、良い。(湯を張った桶に浸かる)」

∩∩
( ・x・)従者A「浴槽は溺れそうなので、俺たちは湯桶を使わせてもらうぞ。(二つ目の湯桶に浸かる)」

∩∩
( ・x・)治癒師「温まるのぢゃ。(三つ目の湯桶に浸かる)」

∩∩
( ・x・)王子「まったくです。(最後に残った湯桶に浸かる)」

∩∩
( ・x・)王様「しかし、あの虫はどこから湧いて出てきた何者なのか? 皆の意見を聞かせてもらいたい」

∩∩
( ・x・)従者A「異世界から来たとか」

∩∩
( ・x・)王様「ファンタジーではあるまいし、そんな訳なかろう」

∩∩
( ・x・)王子「突然変異はどうでしょうか」

∩∩
( ・x・)王様「突然すぎる」

∩∩
( ・x・)治癒師「わしは猫の鳴き声が気にかかるのぢゃが」

∩∩
( ・x・)王様「歳のせいで幻聴を聞いたのやもしれぬ……そちらの冒険者たちの意見はどうか?」

288 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/19(土) 12:50:33.00 0
鳥の巣頭「はへ? 王様……? へっへっへっへっ、悪い冗談だぜ。王様がこんな仕事するかっての」

グラサン男「いい湯だな。おっと、貴様は浸かる前に身体をよく洗浄して除菌しろ。感染症はごめんだからな」

鳥の巣頭「アンタ俺を何だと思ってるんだ? 分かってるよ! 洗うよ!」


(王様の問い:虫みたいな魔物について)


グラサン男「虫型魔物か……たしかにウォーランディア大陸では見たことがないな」

鳥の巣頭「異世界からやって来る……は、さすがに突飛すぎるよな」

グラサン男「突然変異なら異世界よりは信憑性がある」

鳥の巣頭「じゃあアレだ。他の大陸からやってきた外来種なのかもしれないぜ」

グラサン男「なるほど。例えば東方では魔物を妖怪と呼び、こちらには存在しないタイプも多数いると聞く」

鳥の巣頭「だろ!? 海の向こうからやって来たって方がわりと『あり得る』んじゃないか?」

グラサン男「しかしな……奴ら自身が来たにせよ、誰かが運んだにせよ、航海は危険極まるぞ」

鳥の巣頭「……それもそうだ。魔獣級の天災みてぇな魔物がうようよしてるし……」

グラサン男「……虫というのはある時代から降って湧いたように突然姿を現しているそうだ」

グラサン男「奴らの特性が『虫』に限りなく近いとするなら……この話は不毛かもしれん」

鳥の巣頭「ま、虫っころがなぜ生まれて、どこから来たか……なんて考えるのは学者の仕事だもんな」

289 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/19(土) 12:51:56.34 0
鳥の巣頭「あー良い湯だった」

グラサン男「……サングラスが曇って何も見えん」

トムじいさん「冒険者の皆様。これが約束の報酬です。鳥の巣頭さんは着替えを……」

鳥の巣頭「恩に着るよじいさん、逆に世話になっちゃったな。でも人を身体的特徴で呼ぶのはどうかと思うぞ」

グラサン男「貰うものは貰った。俺はこれで失礼するぞ」

鳥の巣頭「おいおい……行っちまいやがった。なんだよ、最後だけクールに去りやがって……」

鳥の巣頭「で、おっさん達はどうするんだい? いずれにせよメリアドールには一度戻るよな」

鳥の巣頭「俺は街で色々と旅の支度をせにゃならんから、そこまでは一緒に行こうぜ」

鳥の巣頭「馬車は壊れちまったし繭の糸を運ぶのには人手がいるだろ? 手伝うよ」

鳥の巣頭「なんだかんだ言って助けてもらっちゃったからな。これぐらいはさせてくれよ」


(メリアドールに帰還:道端にて)


おっさん「そうは言っても金なぞ持っておらんのじゃ……助けてくだされ」

柄の悪い人A「そうは言ってもなぁ……俺の服を汚しちゃったオトシマエはどうつけてくれるんだ? え?」

柄の悪い人B「俺たちの気が済むまでサンドバッグになってくれるってのかよォ〜〜〜〜」

柄の悪い人C「嫌なら何でもいいから金目のモンを寄越しな!」

おっさん「無い袖は触れませぬ。見ての通り私は汚い浮浪者のおっさん……日々の食事すら残飯を漁るほどで」

柄の悪い人A「あっそう! なら俺の鉄拳をたらふくお食べッ!」

柄の悪い人B「流石だぜ。赤の他人に情をかけてやるとは」

柄の悪い人C「非情の方な」

290 :名無しになりきれ:2013/10/20(日) 07:28:27.25 0
∩∩
( ・x・)治癒師「さて、メリアドールに戻ったが治安が良くないようぢゃ」

∩∩
( ・x・)王様「実にけしからぬ。太守は何をしておるのか」

∩∩
( ・x・)王様「さっそく太守の館へ赴き、治安の安定に励むよう言い含めねばなるまい」

∩∩
( ・x・)王子「……(恐喝真っ最中の、柄の悪い人たちに近づき一喝)……お待ちなさい!」

∩∩
( ・x・)王様「いかん、また王子が暴挙に出る前に禍を回避せねば」

∩∩
( ・x・)従者A「――(ジムの足元にひのきのぼうが敷かれ、それを踏んだジムがよろけながら柄の悪い人に近づいてゆく)」

∩∩
( ・x・)王様「そこの者、今の内に離れるが良い。(と、浮浪者のおっさんに向かって言った)」

291 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/20(日) 22:40:59.30 0
鳥の巣頭「メリアドールの治安が特別悪いというか、田舎によくいる不良って感じだな」

柄の悪い人A「ウサちゃんさぁ……何様のつもりだい?」

柄の悪い人B「俺たちはこの日和った街で持て余した若者のエネルギーを発散してるだけさ!」

柄の悪い人C「のどか! 穏やか! 平和! ヘドが出るぜぇ!!」

柄の悪い人A「だからって街の人間を殴るのもアレだからよそ者のオッサンいじめようぜって話なんだよーッ!!」

おっさん「あわわ……(ビビりつつも後退りでこっそり距離を取る)」

柄の悪い人A「それとも……てめーらが俺たちの有り余ったエネルギーをはっさ」 (近づいてくるジムを前に固まる)

柄の悪い人B(ヤベェ……こいつ、ただのヒョロいガキじゃねぇ……)

柄の悪い人C(今マントの下にハジキが見えたんだけど……ナイフじゃハジキには勝てん……)

柄の悪い人A「へ、へへへ。しょうがないな。今回だけはカンベンしてやる」

柄の悪い人B「だからそこの兄ちゃんを恐れて逃げるわけではない!」

柄の悪い人C「わかったなッ!?」

(脱兎の如く逃げてゆく三人組)

おっさん「感謝します旅の人。おかげでボロ雑巾の未来は回避された」

おっさん「本来ならば礼を致したいのだが、見ての通り持ち合わせがありませぬ」

おっさん「むしろ、なにか食べ物はありませんでしょうか?」

おっさん「たらふく食えるなら豚の餌でも構わないので是非とも分けてほしいのですが」

鳥の巣頭「こ……このおっさん、ただの浮浪者じゃねぇ! 乞食だッ!!」

鳥の巣頭「どうする? この薄汚いサンタクロースみたいなおっさんにメシを恵んでやるか?」

292 :名無しになりきれ:2013/10/21(月) 19:44:43.61 0
∩∩
( ・x・)王様「今は幼女すら労働する時代。働かざるもの食うべからずである」

∩∩
( ・x・)王子「ならば陛下、しかるべき労働があれば対価として食料を与えても良いのではありませんか?」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、我々は蟲について調べているので、何か有力な情報があれば食料を与えよう」

∩∩
( ・x・)従者A「馬車が壊れたので、手持ちの食料は兎用ペレットだけだが」

∩∩
( ・x・)治癒師「む……そろそろステラも目覚めそうな感じぢゃな」

∩∩
( ・x・)王様「誰か今の状況を説明してやるが良い」

∩∩
( ・x・)従者A「虫に勝った。風呂に入った。服は染み抜きが必要な状態。街で食料を要求されている」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、実に簡潔でよろしい」

293 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/21(月) 20:44:09.84 0
はっ

……………………ん?
あれ?
ここ、どこ?
あ、おーさまいた。

んと…、ふむ、あのイモムシには勝ったんだ。
お風呂、クレイおねーちゃんが入れてくれたのかな。
服? そういえば、皆の服、汚れてるような……。
私のは、そんなでもないなぁ…。
防汚コートでもしてあったかな?
ソースこぼしても大丈夫、みたいな…。


あ、おーさま、私もおなかすいた!

294 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/21(月) 22:13:55.69 0
おっさん「そんな殺生な。私とて糊口を凌げる職があるならば望むところ」

おっさん「しかし国を動かすこと以外の仕事をしてこなかったゆえ私は何処でも無能なおっさん扱い……」

おっさん「加えて最近酔狂な人間が定職ねぇ、財産ねぇ、生きる希望もなんにもねぇ私を狙っているようで……(半泣きになるおっさん)」

鳥の巣頭「ベソかいてるおっさんなぞ気持ち悪いだけだが、どうやら元エライ人みたいだな」

鳥の巣頭「とりあえず蟲魔物について知ってることがあれば教えてくれよ」

おっさん「……そういえば戦災孤児の如く呆然と空を眺めていたら、ふと巨大な蛾が飛び去っていったような……」

鳥の巣頭「おおッ! ビンゴだミフィアンのおっさん。すごい偶然だな!」

おっさん「たしか……メリアドールにある、無人の古城へ飛んで行ったと思います」

鳥の巣頭「こいつァーくせぇーッ! 怪しい臭いがプンプンするぜ!」

おっさん「ほらほら! 答えましたよ! はやく私にご飯を恵んで下さい!」

鳥の巣頭「うわッ! 急に食の欲求を剥き出しにしてきやがった! しがみつくな!」

おっさん「そういえばこの近くにレストランがありましたね! ランチの時間にはかぐわしきソースの香りが漂うあのレストランッ!!」

おっさん「真に遺憾ながらお昼時は過ぎてしまいましたが今からでも遅くはありません!! さあさあ!!」

鳥の巣頭「やかましい! テメーなんぞ入店拒否だばっちいわ!!」

鳥の巣頭「……とは言ったが、ステラちゃんも腹減ってるらしいし、俺たちだって飯まだだし……」

鳥の巣頭「折角だからここいらで済ませとこう。アンタらも報酬は貰ってるだろ? ワリカンってことで……な?」

295 :名無しになりきれ:2013/10/22(火) 18:10:57.93 0
∩∩
( ・x・)王様「待て、その前に道具屋でネクタイとぬののふくを買うのだ。この格好ではお断りされよう」

∩∩
( ・x・)治癒師「ステラの服は魔法のかかったものなので、ほとんど汚れておらぬようぢゃな」

∩∩
( ・x・)王子「そちらの謎の男の服代は私が出しましょう」

∩∩
( ・x・)従者A「――(道具にて服は新調され、一行はレストランへ向かう)」

∩∩
( ・x・)店員「ご注文は?」

∩∩
( ・x・)従者A「ペレット4匹分」

∩∩
( ・x・)王様「皆も好きなものを注文するが良い」

∩∩
( ・x・)王様「さて……謎の男よ、そなたは何者か? 行政官だったようだが、まさかユールの者ではあるまいな?」

∩∩
( ・x・)王子「素直に答えれば、提供する料理が一品から二品になります」

296 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/22(火) 22:58:46.57 0
私、オムライスー!

297 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/23(水) 16:40:45.33 0
鳥の巣頭「メシ屋に来てペットの餌を注文するなんて奇妙な光景だぜ……」

おっさん「私はこれとこれとこれとこれとこれと……ああもうフルコースで頼もうかな」

鳥の巣頭「だから図々しいんだよ! まずはミフィアンのおっさんの質問に答えろッ!」

おっさん「ええッ!? 一品だけだなんて、まるで前戯までして本番おあずけ食らったような……!」

鳥の巣頭「子どものいる前できたねぇ例え出してんじゃねーよ。さっさと答えろ」

おっさん「そうですね……素直に答えましょう。ご推察のとおり私はユール国の人間なのです」

鳥の巣頭「だってよ。ユール国はよっぽど人材不足らしいぜ」

おっさん「手前味噌ですがとても良い国でしたよ。ユールは」

鳥の巣頭「なんで過去形?」

おっさん「前国王がクーデターによって命を落とすまでは……」

鳥の巣頭「そんなことがあったのか。社会情勢に疎い俺は始めて知ったぜ」

おっさん「新国王になってから全て変わってしまった。他国を侵略し、民は圧政に苦しんでいる……」

おっさん「……さ、薄暗い話はここまでにしましょう。食を囲う場では常に明るく華やかでなくては」

鳥の巣頭「なんだか触れちゃイカン部分だったみたいだな。もっと過去を突いたって俺は一向に構わんが」

鳥の巣頭「そう言えばステラちゃんって魔道士なのかい? え? 占星術師?」

鳥の巣頭「俺ってそっち方面よくわかんねーんだよな。良かったら占星術について詳しく教えてくれよ!」

鳥の巣頭「ほら、砂槌の弱点を見破ったりしてただろ? 普通の魔法とも違ってたりすんのかい?」

298 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/23(水) 19:22:53.89 0
………。

うんと、ね。
普通の魔法って、私、使えないからよく分かんないけど…、
私がおししょーさまから教えて貰ったのは、
さっきみたいな、モノを知るための術。
特に………、魔物には効果絶大みたいだけど、
皆の運勢ぐらいなら見ることもできるよ。

……………、
でも………、それは、たぶん、表向きの姿。
私の知らない本質が…、この、禍護の髪飾りに刻んである…。

299 :名無しになりきれ:2013/10/23(水) 20:10:39.33 0
∩∩
( ・x・)王様「ステラも知らぬ本質とは王城を滅ぼしかけた謎の現象であるな。師匠からは何も聞いておらぬのか?」

∩∩
( ・x・)店員「……兎ペレットとオムライス、それとローストチキンの香辛料入り赤ワインソースがけです」

∩∩
( ・x・)王子「料理が来たようです。頂きましょう」

∩∩
( ・x・)治癒師「こういった場は互いの親交を深める良い機会ぢゃぞ」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、では自己紹介といこう」

∩∩
( ・x・)従者A「こちらはリィン国王と王子、王宮専属治癒師と従者、大使のジムと傭兵のクレイ、魔法幼女のステラだ」

∩∩
( ・x・)王様「漂白のユールの者よ、そなたの名は何か? 簿記が出来れば書記職くらいは斡旋しても良いぞ」

300 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/24(木) 23:28:06.57 0
鳥の巣頭「……マジで王様なワケ? 冗談とかじゃなくて? 本気で言ってんの? なあジム公」

おっさん「リィンの王はフットワークが軽いですな」

鳥の巣頭「……な、なんか申し訳ないです。おっさん呼ばわりしちゃって……」

おっさん「それより自己紹介を続けませんか」

鳥の巣頭「そ、それもそうだな。俺はバーナビー・ブロウニング。皆は大体バーニィって呼んでる」

鳥の巣頭「出身はウェスプキス大陸で……ほら、こっちに銃とか伝来したところだよ」

鳥の巣頭「……俺から言うことはそんくらいかな。後は一番謎に溢れたおっさんだぜ」

おっさん「うぅむ……そうですね」

鳥の巣頭「うぅむ……って何だよ。そんな悩むようなことか?」

おっさん「そうではないのですが。では、改めて自己紹介を……(しようとしたところ、突如机にぶっ倒れる)」

鳥の巣頭「……ッ!? どうしたおっさん! おい、おい!!」

鳥の巣頭「イカン……この状態、昔毒を一服盛られたときの俺と似てる。昼飯に入ってたのか……!?」

鳥の巣頭「いや! 急に店の人間も苦しみ出しやがった……! それも老人や子どもばかり……!」

(蛾のような魔物が飛び去っていく姿が窓から見える)

鳥の巣頭「何か撒きやがったなあの野郎……! 下手するとメリアドール一帯が危ないかもしれん……!」

鳥の巣頭「ステラちゃんや王様は大丈夫だな。どうする……?」

301 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/25(金) 00:15:39.49 0
>299
うん…、おーさまゴメンね…。
おししょーさま、止め方は教えてくれたんだけど
あとは………、どうなのかな…
おししょーさまも…、よく分かってないのかも、しれないね。


>300
バーニィおにーちゃん。
毒を食らわば皿まで……、だよ。

──星よ。
引き合う力を我が身へ寄せよ。



ステラの周囲にぽわんと青く星図盤が浮かび上がる。
僅かに遅れて、周囲の空気がぞわりと引き寄せられたように動いたかと思うと、
店内に撒かれて蔓延していた何かが丸ごとステラの身体に吸い込まれていった。



ぁぐ…
は………あー……気持ち悪いなぁ、もぉ………
これは、あー、毒々しいなー、あははは、毒かなー、毒だー
麻痺だねー、麻痺するからぁ…、息苦しくなる
んふふ、あは、あはははははは
はー…、砂槌に、触れたら、抗体が、できてるから、中和、されてるけど
吸い過ぎはー、からだに、毒、ひはは、あははははははは



歪んだ笑みを浮かべる顔を覆い隠す片手の奥で
僅かだった瞳の青(>52)が、青く青く輝きを放っていた

302 :名無しになりきれ:2013/10/25(金) 03:59:46.23 0
∩∩
( ・x・)王様「これが噂に聞くアハ顔というものか。(ステラの様子を見つつ)」

∩∩
( ・x・)治癒師「単に毒で痙攣しているようなのぢゃが」

∩∩
( ・x・)王様「ならば爺よ、すぐにステラの治療をせよ。死因が笑死では浮かばれぬ」

∩∩
( ・x・)治癒師「これを飲んでしばらく経てば、おそらく正気にもどるのぢゃ。(黒い粒を取り出す)」

∩∩
( ・x・)王様「それは何か?」

∩∩
( ・x・)治癒師「……」

∩∩
( ・x・)王様「……ステラよ、原材料が何かは気にせず飲むが良い」

∩∩
( ・x・)王子「他の皆にも解毒薬を飲ませましょう。(店員の一人に解毒薬を飲ませる)」

∩∩
( ・x・)店員「げろげろ」

∩∩
( ・x・)治癒師「ちなみにそれは嘔吐感を催させて毒を吐き出させる薬ぢゃ」

∩∩
( ・x・)店員「すっきり」

∩∩
( ・x・)王様「さて、蛾の被害拡大を止めるためには対策を練らねばなるまい」

∩∩
( ・x・)従者A「街の住民(ROM)で動ける者がいれば協力されたし」

∩∩
( ・x・)王様「もう少し、大々的に人員を募りたい所であるな……何か適当な文をしたため、告知をせねば」

303 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/25(金) 20:46:06.28 0
『鱗粉』は蛾や蝶の特徴で最も重要なものである。
翅を彩る模様として。水や汚れを弾くものとして。メスに交尾を促すものとして。
蛾魔物が空中に散布したものは、まさに自身の鱗粉であった。

無論、通常の蛾は鱗粉に毒など持たない。
そもそも羽ばたくことで自発的に鱗粉を撒き散らすことはない。

だがこの蛾魔物は違う。
メリアドール一帯に撒かれたそれは呼吸器系に侵入し呼吸障害、麻痺障害を引き起こす。
毒は決して強力ではない。強靭な者ならば軽い症状で済む人間もいるだろう。
ただ、免疫力の弱い者ならば。老人や子どもならば効果は十二分である。

「お、おい……大丈夫なわけねーだろうけど……でも聞くぜ! 大丈夫か……!?」

青い星図版が拡がったかと思うと空気の中の「なにか」がステラに引き寄せられた。
これも占星術なのか──鳥の巣頭青年には分からぬが、眼前の少女の尋常でない様子は理解できる。
リィン国王お抱えの治癒師がウサギのフンみたいな薬を処方してくれたが怪しいのでスルー。

「だいたいゲロして治すなんて衛生的によろしくないだろ?」

これが彼の言い分であった。
確かに必死でモップ掛けをしなければならない店員の気持ちを考えれば……
調理したものを食事いたす場所が不潔とは何事か。

「とりあえずおっさんの症状はステラちゃんのお陰で収まったみたいだ。今は眠りこけてるが……」

隣で机に突っ伏しているおっさんに一瞥くれバーニィはステラたちに視線を戻す。
問題はこの毒がどの程度の規模撒かれたかだ。
魔物の仕業ならばこの店ピンポイントよりもメリアドール全域と考えた方が自然である。

「……あの羽虫野郎は古城にいるだろうな。おっさんの言葉を信じればだけど」

いつになく引き締まった顔であった。もとを正せば自分たちが逃した魔物である。
もしかしたらその責任を感じているのかもしれない。

「だが、まずは解毒剤とその配布だ。ステラちゃんに任せきる訳にもいかん」

その辺りは上手いこと頼む、とバーニィは言った。

304 :宣伝 ◆nnRHj/5RSo :2013/10/25(金) 20:49:50.55 0
あなたの大切な時間のちょっぴりをこのスレで過ごしてみませんか?

当スレはTRP形式のスレッドです。
通常のなりきりとは違い参加者が持ち寄ったキャラクターで一つの物語を綴っていくのを目的としています。
卓上TRPGのようにダイスロールの判定もありません。
ゲームではなく、あくまでストーリーを織り成すことが目的だからです。

ここは剣と魔法と銃が交わるファンタジー世界。
ウォーランディア大陸では突如として姿を現した虫型魔物が猛威を振るっています。
これを重く見たリィン国王は調査に乗り出しました。

集まったのは大使のジム、傭兵のクレイ、少女ステラの三人。
途中、北の大国ユールから宣戦布告されたりしますがどうにか退けます。
そしてリィン国王たちは地方都市メリアドールで虫魔物の調査を始めたのです……

これから先、話がどう転ぶかは参加者のひとりひとりに委ねられています。
それぞれのキャラクターのストーリーが重なり、掛け合うことでストーリーが織り成されるのです。
ひとりでは決して紡ぎ出せない物語を楽しみましょう。


避難所
http://774san.sakura.ne.jp/test/read.cgi/hinanjo/1376115941/


テンプレ
【名前】
【年齢】
【性別】
【職業】
【容姿】
【特徴】
【性格】
【属性】
【得意魔法】
【使用武器】
【持ち物】
【特技】
【備考】

305 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/10/26(土) 06:01:33.90 0
>>299-300(色々あって、レストラン内)
……ん…俺の名前はジム…ってか、バーニィ、貴様は知っているだろう。
まぁ…今は大使をしているんだが…そうそう、この人が王様よ。
それはそうと、あの二つ名はダサくないか?
せめて…ん〜…そだ 『属性を統べる者』(エレメンタルマスター)ジムでどうだ?

で…あんたの名前は…っおい!どうした!?
(突如倒れる謎の男に驚く、周りを見渡せば他の客達も同じ様に倒れている)

>>301-302
>毒を食らわば皿まで……、だよ。

……おい?何をする気だ……っ!?
(空気中の何かステラに取り込まれ、瞬間ステラの様子がおかしくなる。)

おい!大丈夫か!?くそ…無茶しやがって…!!すまん!ステラを頼む!!

>>303
(店の外に出て様子を伺う)
(やはり被害はかなりの広範囲に広がっているようだ。)

……むぅ…そうか…ならば…いや…
(立って腕を組み、何かブツブツ言いながら考えこむジム、解毒剤の素早い配布方法と巨大な敵の倒し方を考えているようだ)

よし、今から役割を分ける。
まず、あの巨大な魔物の居場所を調査する班として俺とバーニィでいく。
残りの人達でこのメリアドールの被害状況の調査と、解毒剤の配布だ。どうだ?何か意見があるなら言ってくれ。

306 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/26(土) 10:05:41.18 0
(♪〜  しばらくお待ちください  ♪〜)


……うぅ…
毒よりも、せんせーの薬の方が色々と酷い感じなんだよ……ぅぷ…
あ、ちょ………


(♪〜  恐れ入りますが、もうしばらくお待ち下さい  ♪〜)




部屋の隅でごにょごにょしていたステラが、
外から帰ってきたジムの言葉に、よろよろと顔を上げた。
瞳の青白い光が、暗がりに幽鬼のように浮かんで、若干怖い。



せんせー…、さっきのお薬を…
ありがと。
えぃ…!

ジムおにーちゃん…
これ、せんせーのお薬に、抗毒効果を付与したから、戦いの前に。
いっぱい、撒かれても、平気。

バーニィおにーちゃんのも、あるから…
…………ちゃんと呑んでね?

307 :名無しになりきれ:2013/10/26(土) 17:25:20.82 0
∩∩
( ・x・)王様「どうやら、ジムも毒の影響を免れたようであるな」

∩∩
( ・x・)従者A「――(ジムの意見を聞く一同)」

∩∩
( ・x・)王様「エレメンタルマスターとクイックドロウ・バーニィは古城に赴くとの事であるが……」

∩∩
( ・x・)王様「未知の敵の生態や弱点を調べるには、魔法幼女プリズム☆ステラも城へ赴いた方が良かろう」

∩∩
( ・x・)王子「……私も見栄えの良い称号が欲しいです」

∩∩
( ・x・)治癒師「わしは近くの薬屋を本拠地にして、解毒薬を大量生産するのぢゃ」

∩∩
( ・x・)従者A「出来上がったものは俺たちミフィアンで配布しよう」

∩∩
( ・x・)王子「リィン国民の健康は私たちで守りますので、街のことはご心配なく」

∩∩
( ・x・)王様「それに(>304)の宣伝文を張り紙として、街の各所に配りたい所でもあるな」

∩∩
( ・x・)治癒師「時にステラの目が光っておるのぢゃが」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、未来ある子供ゆえ、瞳も光輝いているのであろう」

308 : ◆nnRHj/5RSo :2013/10/26(土) 23:00:52.98 0
少女が解毒という名のお花摘みをしている間バーニィは一抹の不安を感じていた。ステラのことである。
占星術はステラ曰く『何かを知る術』だそうだが先程の光景を見る限りそれだけではないらしい。
まるで「悪いもの」を一人で背負い込んだような。少なくとも彼にはそのように映った。

まあ……魔法について明るくない自分が考えても仕方ないか。
そう結論付けた鳥の巣頭は意識を現実に引き戻し薬を渋々受け取る。釘もしっかり刺された。

「わかった、わかったよ。おくすりとか嫌いなんだよな、俺……!」

ぶつくさ言いつつゲロ薬を一口。抗体を取り込みつつ今日の昼飯を道端に吐き出す。
吐瀉物を公共の場に撒き終え、鳥の巣頭は表情をキリッと戻した。

「王様の言うとおり、あの蛾野郎は三人で相手しよう。あと……あんま早撃ち早撃ち言わないでください」

深い意味はない。急に二つ名で呼ばれたのでなんとなく気恥ずかしい気持ちになったのだ。
そもそもあの巨大な蟲相手に早撃ちを披露する機会が訪れるのだろうか。甚だ疑問である。

「それじゃあ古城まで急ごう。俺が案内するよ」


※   ※   ※


メリアドールの外れにある古城は過去この地域を治めていた貴族の所有だったものだ。
しかし治めていた領主は流行り病で他界。妻も後を追うように病死。
両親の死後、しばらくして三人の息子のうち次男と三男が奇病に罹ってこれも死んでしまう。
ただ一人残された長男は一家の繁栄に努めたが事業に失敗し没落。
最後には父と同じ流行り病で死に財産は没収された。ただひとつ──この城を除いては。

と、言っても事は単純明解であった。
次々と死んでいった一家の話に尾ひれが付き、気味悪がって買い手が付かなかったのだ。
以来この城には誰も足を踏み入れていない。
雑草生い茂る荒れ果てた庭。老朽化した城を彩る苔。中は蜘蛛の巣と埃で見事にコーディネートされている。
遥か昔に主を失い、置き去りにされた城の成れの果て。

「待てッ……! ビンゴだぜ。城の屋根にいるぞ……!」

足を止めたバーニィの視線の先に蛾魔物はいた。鱗粉の散布を終えて羽を休める巨大な蟲が。
幸い蛾は未だこちらに気づいていないようだ。先制攻撃の好機である。

309 :怪しい男 ◆nnRHj/5RSo :2013/10/26(土) 23:01:51.64 0
はーっはっはっは……! 街中毒ひとつで大騒ぎしてやがらあ。
しかし優秀な治癒師がいるとは誤算だぜ。おかげでおっさんを毒死し損ねたじゃねーか……!
こっちはまだ怪我も癒えてないってのによー。おかげで俺が手を煩わせなきゃならん。

くぅーッ! 俺はいつもこうなんだよな。作戦を考えると絶対どっかでボロが出ちまうんだッ……!!
どっかに有能な軍師いねーかな……俺の右腕になれるような軍師がいればきっと出世だって……ッ!!


などとブツクサ呟きながら赤子のように眠る元行政官のおっさんに忍び寄るアヤシイ男。
怪我をしているのか左腕に包帯を巻いているぞ。 (解説)


99.99%モロバレだって!? やかまわしいわッ!!

310 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/26(土) 23:24:30.68 0
>307
王子さまは、ハイリスクプリンスとかどうかな〜
え?
だーいじょーぶだよ〜
いつか素敵なハイリターンが待ってるはずだよ!

って、えぇ!?
私も行くの!?
あぁ…、さっきのお薬でまだ気持ちが………

あー
バーニィおにーちゃん…
抱えて運ばないでー……


>308
おっきい蛾だねぇ…
イモムシさんも硬かったし、身体硬そうだね。

………んう?
あれ? 星図盤展開してないのに、なんか、見える……。
なんか、変だよ。
あの子…、何かを待ってる、みたい。
私たちのこと、眼中にない、っていうより…、見えてない、見ていない。
誰かに、従ってるだけのような……。
それこそ、攻撃を受けるまで、動きさえしないのかも。

311 :名無しになりきれ:2013/10/26(土) 23:57:05.46 0
ステラに腹パンしたい

312 :名無しになりきれ:2013/10/27(日) 16:10:44.62 0
∩∩
( ・x・)従者A「――(ステラ達が古城に向かった後、残ったもの達は住民の解毒治療に当たる)」

∩∩
( ・x・)治癒師「まずは100粒ほどを症状の重そうなものに与えるのぢゃ」

∩∩
( ・x・)王子「倒れた人の口に薬を放り込むだけの簡単なお仕事ですね。(走り回って薬を病人に与える)」

∩∩
( ・x・)王様「足腰が達者な若者なら、さぞかし簡単であろう……ぜぇはぁ」

∩∩
( ・x・)従者A「ふらふらと歩く民(>311)の口から不穏な言葉が聞こえるのだが」

∩∩
( ・x・)治癒師「それは毒の影響による一時的な混乱、もしくは怨恨、あるいは個人的な性癖ぢゃ」

∩∩
( ・x・)王様「……しかし疲れて叶わぬ。レストランで人参を一齧りして休もうではないか」

∩∩
( ・x・)従者A「そのレストラン(>309)の中から高笑いが響いているぞ。(窓から中を覗き込む)」

∩∩
( ・x・)王様「一人で陰謀の解説をしている理由は分からぬが、あれは漂泊の男を暗殺しに来たユール兵であろう」

∩∩
( ・x・)王子「正義の心、我にあり! ハイリスクプリンス見参! (ドアをバンと開け、ひのきのぼうを手に突進)」

∩∩
( ・x・)王様「待て、王子よ。ここは猿と戦う蟹のように戦術を練るのだ……遅かったか」

313 :怪しい男 ◆nnRHj/5RSo :2013/10/27(日) 22:21:35.85 0
ムッ!! 何奴ッ!?

ハイリスクプリンスだと……! ふざけたネーミングしやがって……この崖っぷち野郎!!
正直このサイズ差なら怪我をしていても負ける気がせんが余裕ぶっこくとまたヘマしちまいそうだ!
三十六計逃げるに如かずッ! はーっはっはっはっは!! このおっさんは貰い受けるッ!

来い、我が忠実なる下僕……! にゃおーん!

……あれっ。おかしいな。ちょっと距離が遠すぎるか? にゃおーん! にゃおーん!!

………………。

チックショーッ! こうなりゃ基本に立ち返って走って逃げたらぁー!!


怪しい男はおっさんを右肩に担ぐとレストランを飛び出し逃走したぞ。 (解説)

314 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/27(日) 22:53:40.90 0
──!
何だかよくないことが起きてる予感!

…まっさかねぇ…
王子さまには、適当な称号云っちゃったけど、まさか名乗ったりしないよねぇ
名前は存在に反映しちゃうって云うし…
あんな称号名乗っちゃったら、ホントにリスク高い展開が降り掛かっちゃうよ〜

あははー…………

……何か、よく分かんないけど、不安になってきたー………

315 :名無しになりきれ:2013/10/28(月) 22:03:08.39 0
∩∩
( ・x・)王子「勝った」

∩∩
( ・x・)従者A「謎の男を連れ去られてしまったが」

∩∩
( ・x・)治癒師「試合に勝って勝負に負けたという所ぢゃな」

∩∩
( ・x・)王様「ふむ、ここまで手の込んだ誘拐を目論むとは……だいぶ筋書きが読めてきた」

∩∩
( ・x・)王様「どうやらあの漂泊の男、ユール国の安定の為には死んではならぬ者のようだ」

∩∩
( ・x・)王子「でしたら、すぐに追いかけましょう」

∩∩
( ・x・)王様「しばし、待て――(物陰で手紙を書いて誰かに渡している)――うむ、行こう」

∩∩
( ・x・)従者A「――(レストランを出て、謎の男を追うミフィアン4匹パーティー)」

∩∩
( ・x・)王様「しかし、あの誘拐犯。どこかで見たような気がしてならぬ」

∩∩
( ・x・)王子「あそこの路地に入っていきます。(ひのきのぼうを構えて突進)」

316 :名無しになりきれ:2013/10/28(月) 22:03:45.25 0
∩∩
( ・x・)従者H「王様の密書。(不意に古城に現われ、ステラの背中をつんつんとつつく)」

∩∩
( ・x・)従者H「――(今の王立会議場【>82】は混迷した土地に建ってておるゆえ、少々使い難いようである)」

∩∩
( ・x・)従者H「――(避難所が入り用であるか等、ジムやステラも意見を述べるがよい……と書かれた手紙を渡す)」

317 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/28(月) 22:47:08.83 0
>316
っ!!
見ぃーつーけーたぁぁぁぁ!!

て。
うん?
お手紙?

318 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/28(月) 22:55:39.05 0
んとー…
Hウサギさん、おーさまに伝えて貰える?

会議場、覗き見はできるけど、わたし入れないみたい。
また後で、試してみるね。

319 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/10/29(火) 21:37:36.92 0
むがっ!!?
・・・・・あぁ、しばらく気絶してたみたいだねぇ。私・・・・・。
はっ!!?誰もいない!!

320 :怪しい男 ◆nnRHj/5RSo :2013/10/29(火) 23:56:46.70 0
チクショー、しつけぇな! ウサギだからか!? 無駄に速ぇ!
しかもこの俺相手にひのきの棒なんぞ使いやがって……! しゃらくさいんだよぉ!!

(脚が四足獣の如き異形に変化。逃げ足アップ加速)

はーっはっはっは! スピード倍プッシュだッ! 貴様らでは到底追いつけまい!
そして所定の場所まで逃げおおせれば後は『飛んで』帰れるッ! そうすりゃ任務完了汚名返上いい感じィ!
……それにしてもあのミフィアン共、どっかで見たような……特にあの一番偉そうなやつ。
いや、深く考えるのはよそう。ウサギの見分けなんてつかねーよ俺は。

(怪しい男は古城で足を止め蛾魔物を見上げると「にゃおーん」と鳴いた)
(すると蛾魔物の瞳が赤く輝き、ゆっくりと翅を広げる)

アンド背中に着地っ! これで一安心……ん?

(古城の周囲を俯瞰。そこにはステラとジムの姿が)

や、やつらはッ……!? そうか……そうだったのか……
よーやく分かったぜ……この俺を生意気にもチェイスしやがったウサ公共の正体がッ!
更に失態! 魔物の背中に乗っちまうなんて自身の顔を晒すにも等しい行為だぞッ!?

────バレちまっては仕方ない! 俺が誰かだって!? ふふふ、分かってる癖にこのいけずッ! 懇切丁寧教えてやらぁ!

321 :怪しい男 ◆nnRHj/5RSo :2013/10/29(火) 23:58:42.31 0
天呼ぶ

地呼ぶ

人が呼ぶ

任務果たせと俺を呼ぶ

聞けい! 善人ども!!


ミケ"元"指揮官 ここに登場ッッ!!!!


(なんと! 不審者の正体はあのミケだった! 観客がいれば拍手喝采に違いない!)


はーっはっはっは!! ご無沙汰だったな諸君ッ! みんなのアイドルミケ様だよ!
本国に逃げ帰った俺は貴様らのせいで指揮官からヒラ兵士に降格、挙句ついた仇名は『弱虫ミケ』ッ!!
この屈辱、決して忘れはしまいと呪詛を吐きつつ枕で涙を濡らしたあの日の夜……!

ついに! ついに!! ついに!!! 復讐の日が来た来た来ったァ!!!!

同時に恨むぜ! 任務上怨敵を八つ裂きに出来ないこの不運! この不幸!
それもこれも今現在俺の右肩に乗っかってるおっさんが手間取らせるからだッ!!
素直にあのときザイフリートのダンナにぶっ殺されてりゃ良かったのによー。影武者なんぞ使いやがって!
呑気なツラしといて意外としたたかな野郎だぜッ!

……おっと。ちょっと喋りすぎたな。イカンイカン、俺の悪い癖だ。
つまり、そういうことだ。貴様らとの勝負はまた次回ということで。ほな、サイナラ。

(ミケとおっさんを乗せた蛾魔物は広げた翅を羽ばたかせ、移動を開始した!)

322 :鳥の巣頭 ◆nnRHj/5RSo :2013/10/30(水) 00:06:45.58 0
……なんだ? あのハイテンションバカは!
この緊張した空気感でよくもあそこまでベラベラと喋れるな!
立て板に水ってああいうのを言うんだろうな。

で、みんな。俺は事情はなんてよく分からんが……ここは逃がす手ないぜ!
ただ……厄介なことに飛行能力ってのは逃走手段にはうってつけ過ぎる……!

まず攻撃手段が遠距離に限定されるし、その攻撃もほとんど当たりゃあしない。
『飛ぶ鳥を落とす勢い』なんて言うが……飛んでる相手を倒すのは想像より難しい……!

だが、見たところ相手はそこまで速くないみたいだ。
全長12mの巨体が不利になっちまってるようだな。そのデカさで飛べること自体驚きだけど。
あと……メリアドール内にはそこそこ高い建造物がいくつもある。もしかしたら飛行の邪魔になるかもしれん。

……お、クレイのねーちゃんもお目覚めみたいだ。
俺は正直この戦闘についていけそうもない。だから……任せるぞ!

323 :名無しになりきれ:2013/10/30(水) 01:32:38.39 0
∩∩
( ・x・)王子「……謎の男を見失いました」

∩∩
( ・x・)王様「闇雲に追って迷子になっては敵わぬ。どうしたものか」

∩∩
( ・x・)従者A「近くの大通り(>319)にクレイの姿が見えるぞ」

∩∩
( ・x・)王様「おお、ようやくクレイも気がついたか。誰か今の事情を説明してやるがよい」

∩∩
( ・x・)従者A「蛾の魔物によって、メリアドール全体に毒の鱗粉が撒かれてしまった」

∩∩
( ・x・)従者A「それは元ユール高官の暗殺を狙うミケの仕業で、毒殺は失敗したものの元高官は誘拐された」

∩∩
( ・x・)王子「その巨大な蛾の魔物がふわふわと舞いながら、古城から市街地へと向かってきます」

∩∩
( ・x・)王様「クレイよ、元ユール高官を救出しつつ蛾の魔物を倒す手立ては無いか?」

∩∩
( ・x・)王様「幸いにも、街の者は毒鱗粉で痺れておるので、武器屋・道具屋のアイテムは使い放題であるぞ」

∩∩
( ・x・)王子「空飛ぶ敵なら、この水鉄砲などどうでしょう。(近くの雑貨屋を漁って水鉄砲を強奪)」

∩∩
( ・x・)治癒師「進路に煙を張れば、蛾の飛行を妨害できそうぢゃな。(近くの雑貨屋を漁って花火を強奪)」

324 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/10/30(水) 05:58:33.45 0
>>306
問題はどうやって倒すか…ん?どうしたステラ…ってそれは…!
(断固拒否するジムと静かに進めるステラとの間で若干の話し合いが行われたが、すぐにジムが折れ食事を道路に撒き散らす事になった。)

>>308>>310
……あれは破壊力すげぇな…まだ吐きそう…
(古城に向かう道中はかなりグロッキーだった。)

ほー…こりゃ完全に廃墟だな…何?何かを待ってる…ねぇ…んじゃ、その何かを待ってみようか。

>>320-322
お…何か来たぞ…アイツがこの虫を操ってんのか?
(ここで盛にな名乗りを上げるミケに対して一言、)

……あー、おっさん誰?
……ってちょっと待てよ、あれ背負ってるの謎のじいさんじゃねぇか!!あ、おいきたねぇぞ!降りてこい!!

くそ…あれを追いかけるのは厳しいか…俺はメリアドールで一番高い建物の上から狙撃する!他の皆と協力して、他の方法も用意しといてくれ!!
(そう言うとさっさとメリアドールの街に戻りだした)
(街にあるであろう一番高い建物、時計塔を探して。)

325 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/10/30(水) 06:50:52.82 0
>>321
えっと・・・どちらさんだい?
ミケ?ミケ・・・・・誰だっけかねぇ・・・・最近ぼけてきちまったようさね
>>323
それ、王様が言っていいのかい?・・・・?  顔を引きつらせる
お前ら・・・・・そんな武器で魔物を倒そうって・・・・・・水鉄砲ねぇ・・・
取りあえず、作戦はあいつを追って出たとこ勝負だ!!  バーーン

326 :名無しになりきれ:2013/10/30(水) 06:51:24.40 0
ふふふ

327 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/10/30(水) 22:46:54.34 0
>321
あ、あの人、お城のときの…
腕、怪我だけで済んだのかな……?
だったら…、良かった、かな。


>322
…お城の時みたいに、流れ星で叩き落せれば楽なんだろうけどね…。
空飛ぶなんて反則だよね、まったく。
あれだけ大きいと、大気の状態が不安定だと上手く飛べないかもだね。
都合よく、竜巻とか、台風とか来てくれればいいんだけど…
そうはいかないよね、さすがに。


>323
……水、かー。
羽を水浸しにしちゃえば、重くて当面ふらつくかも?
でもなー…、人間ふたり乗っけて飛べてるし、駄目かも?


あ。
そっか、羽…。
羽を撃ち抜いて穴を開けちゃえば、さすがに降りて来るんじゃないかな。

328 :名無しになりきれ:2013/10/31(木) 00:26:47.63 0
☆ リィン国宮廷 ☆

∩∩
( ・x・)従者B「旧会議場(>82)は老朽化で発言が失敗するから、新しい会議場を建設したの」

∩∩
( ・x・)従者B「http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/15289/1383146413/

∩∩
( ・x・)従者B「なお、ウォーランディア王立会議場の建設費用を捻出するため、涙を飲んで増税完了」

329 :鳥の巣頭 ◆nnRHj/5RSo :2013/10/31(木) 22:46:27.44 0
……王様! やっと見つけたよ。これで合流出来たな。
作戦を練るのはいいけどよぉ……そんな火事場泥棒みてーな真似奨めるなよっ!?
アンタ本当に国王か……!? また疑わしく思えてきたぜ。

うーむ……水鉄砲ってなあ……そもそも水鉄砲に限らず水は駄目だ。
鱗粉ってのは水を弾く役割があるって昔近所のじいちゃんから聞いたことがある。
だから蝶や蛾ってのは雨で羽が濡れてもすぐ飛び立てるんだそうだ。
煙……は結構いいかもしれん。ステラちゃんの案と併せればもしかしたら命中するかも……

誰か煙玉とか発煙筒とか……とにかく煙だ! 煙を大量に焚くんだ!
なんなら爆薬でもいい! 街中で使うのは危ないが……非常事態だからなっ!!

けど煙を大量に焚きつつ相手を追いかけるのはちっと無理がある……!
そこでステラちゃんには占星術で敵さんが通るであろうポイントを『予測』してもらう!

最後にクレイのねーちゃん! アンタにはもちろんアタッカーをやってもらうぜ! 方法は何でもいい!
身体能力強化でも、銃使っても、ナイフ投げでもいい。魔物の上に乗っかってるバカを狙うのも一つの手だぜ。

330 :名無しになりきれ:2013/10/31(木) 23:11:24.91 0
∩∩
( ・x・)王様「うむ、バーニィの策を採用し、“メリアドールの霧作戦”を行うとしよう」

∩∩
( ・x・)従者A「――(王子たちが手当たり次第に強奪して、発炎筒や煙玉の類が雑貨屋から消えた)」

∩∩
( ・x・)王様「ジムが時計塔に向かったようであるが、そちら側へ誘導する策はあるか?」

∩∩
( ・x・)治癒師「煙を焚いた時、わざと煙の薄い場所を作って誘導するのぢゃ」

∩∩
( ・x・)王子「ステラ殿、どこで蛾を待ち受ければ良いのでしょうか? (煙を上げる発炎筒を掲げながら問う)」

∩∩
( ・x・)王様「いとけなき民(>326)も微笑みを浮かべ、我らの雄姿を見守っているのだ……この戦いは負けられぬな」

∩∩
( ・x・)治癒師「いや、単に毒の影響で笑っているのであろう。(>326の口に黒い粒を放り込む)」

331 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/11/01(金) 00:22:05.52 0
え、ええぇっ!?
あの子の通り道!?
そんなの占えるのかな…

大地を見下ろす天の瞳よ
かの者の道行きを示……………違う
違う、こうじゃない…
使い方は……………


愛しき子に道を指し示せ──。



……おーさま…、今、時計塔に向かって、誘導路を引いたよ。
地面に、点々と置かれてる星図盤を辿って、あの子は時計塔に向かうハズ。
目くらましの煙はたくさん焚いてあったほうが、いいかもね。
あの子は、見えなくても辿れるけど、
逆に、見えてると、乗ってるあの人に怪しまれちゃう……。


ゴメン…
私、ちょっと………




そう言い残して、たちこめ始めた煙の中にステラの姿は掻き消えた。

(このまま10ターンぐらい行方をくらまします)

332 :ミケ ◆nnRHj/5RSo :2013/11/01(金) 16:49:50.42 0
完全に撒いたようだな。大体追いつけるわけねーってんだ。
まったく、なんとも甘美だぜ。勝利の美酒ってやつは! はーっはっはっは!!

は……? なんだこの煙は……?
う、うおおおお!!? 前が見えん!! あいつら、小癪な真似しやがって……ッ!!
ほとんど嫌がらせじゃねーか! ゲッホゲッホ!! 目に染みやがる!! ゲホッゲッホゴエェッ!!!!
お、おい、ちゃんと飛んでるんだろうな!? 魔物ちゃん!!

(煙攻撃に地味に苦しんでいたところ、煙が薄いところを発見するミケ)

!? しめたぜっ!! あそこだ、あそこを目指せば外に出られる!
お、言われなくても分かってるって感じの飛行だな! さっすが俺が選んだ魔物ッ! かしこいぜ〜さすがだぜ〜ッ!!

(このとき、まんまと誘導されていることをミケは知らない)

333 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/11/03(日) 04:08:49.78 0
>>325-331
よし…ハァ…ハァ…クレイも動き出したし…ハァ…ハァ…撃ち落とした所を…ハァ…ハァ…倒してもらおう…ゲホッゲホッ
(全力ダッシュの疲労と煙によるダメージがジムの体を襲う!!)

>>332
ゼホッゼホッ…やり過ぎじゃねぇか…?お、見えてきた…

(素早く魔力弾を込めようとするが、ふと思い付く。)

そうだ…火炎弾の直接火力と疾風弾の貫通性を…
(そのまま座り込み、サササッと魔力術式を組み上げ、それを火炎弾につける。)
(新しい弾が完成するのと同時にミケの操る大型魔獣が現れる)

よっしゃ!名前は…よし!

『星屑の衝撃』(スターダスト·インパクト)だ!!
(大型魔獣の翼に向かって放たれる、特殊弾。その威力は凄まじく、その弾を放った銃その物が弾けとんだ。)
(銃が弾けた事により、弾は翼の横掠めるだけで直撃はしないだろう、しかしバランスを崩し街に落ちるのには十分な衝撃である。)

くっ…!?俺とした事が魔力調節を間違え…!?
(弾けた銃の衝撃で壁際まで弾かれ、気は失わないまでも尋常ならざるダメージが体に走る)

うっ…!!クレイ…頼むぞ…!

334 :名無しになりきれ:2013/11/04(月) 17:07:25.73 0
∩∩
( ・x・)王様「む、今の音はジムの狙撃であるな」

∩∩
( ・x・)王子「煙で空は見えませんがそうでしょう」

∩∩
( ・x・)治癒師「狙撃が命中したなら、時計塔の近くに墜落するはずぢゃ」

∩∩
( ・x・)王子「では、この水鉄砲でトドメを刺しましょう。(煙の中を走ってゆく)」

∩∩
( ・x・)王様「クレイよ、地面に近い辺りに煙は無い。姿勢を低くして走るのだ」

335 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/11/04(月) 23:13:28.12 0
うおっ!何だい今のデカい音は!?
ジムの狙撃?じゃぁとりあえず私は時計塔に行けば、っておい!!あの馬鹿ウサギ!!!
うわっ!けっむ!!!姿勢を低くって私は背がデカいからきついんだよ!!!   愚痴をぼやきつつも煙の中を突っ走って行く

336 :名無しになりきれ:2013/11/06(水) 22:49:47.22 0
538 ◆nnRHj/5RSo sage 2013/11/06(水) 21:06:44.84 0
本人はどう思ってるか知らんがソーテーぐらいの方が好き
普段の触角キャラは痛いし寒い

337 :巨大蛾の魔物:2013/11/10(日) 01:17:39.58 0
ジムの砲撃は局所的に小規模な乱気流を作って魔物の飛行を妨げた。
メリアドールの空を覆う煙幕の中、蛾の巨影は何度も大きく揺らぎ、次第に高度を下げてゆく。
丈高い樹木の枝を折り、教会の尖塔を砕き、幾つもの建物の長く伸びた煙突を崩しながら、四枚翅の蟲が――墜ちる。

魔物が落下したのは、教会に併設する広々とした緑の墓地。
芝生が敷き詰められた敷地は周囲を鉄柵に囲まれており、内部に数十もの墓石が立ち並ぶ。
しかし、それらを取り囲むような花壇の花々が実に鮮やかで、墓地にありがちな陰気さを取り払っていた。

∧∧
( ・x・)「にゃー! にゃー! にゃーご!」

此処の住人、日光浴に勤しんでいた墓守のような猫たちは、唐突な空からの闖入者に不満の大合唱。
墓石の陰に隠れ、遠巻きに眺めながら、事態の推移を見守っている。

壮年の男「ううっ、ここは……ついに天国へ来たのか? しかし、なんとも貧相な」

ミケに連れ去られた正体不明のユール国の男が、墜落の衝撃で目覚めたようだった。
無論、ミケも健在――いや、頭を振りながら三半規管の乱れを修正しようとしているので、それほど健在でもないようだ。
おそらくは、蛇行する蛾の背に乗っていた事で、乗りもの酔いにでも陥ったのだろう。

338 :名無しになりきれ:2013/11/10(日) 01:18:36.63 0
∩∩
( ・x・)王様「クレイよ、巨大蛾は墓地に墜落したようである」

∩∩
( ・x・)従者A「攻撃を仕掛けるなら、今が絶好の機会だな」

∩∩
( ・x・)王子「平和を乱す魔物よ、ここが貴様の墓場だ! (水鉄砲を構えて墓場へ突入)」

∩∩
( ・x・)治癒師「わしは治療に専心するので、傷つきし者はわしを呼ぶのぢゃぞ」

339 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/11/11(月) 05:57:34.06 0
>>337-338
…状況が分からんが…こんなとこで休んでるわけにゃあいかんよな…っ!
(ボロボロの体でなんとか立ち上がり、フラフラと階段を降り始める)
「……そういえば…治療師さんがいたっけな…ちょっと回復してもらおう…」

(途中階層の窓から様子を見る)
「おっさんも起きたか…で、王様達があそこで…よし…気付かれずに行ける距離だな…」

〜数分後〜
……治療師さん、申し訳ないが…治療頼めるか?ちょっとやり過ぎちまって…

340 :名無しになりきれ:2013/11/11(月) 21:22:54.03 0
∩∩
( ・x・)従者A「――(教会付近でジムが合流する)」

∩∩
( ・x・)王様「おお、ジムがボロボロではないか。爺よ、早く回復魔術を掛けるのだ」

∩∩
( ・x・)治癒師「痛みは和らぎ、傷は封じられん……ケイデント・ノイタイ・ノイタイ!」

∩∩
( ・x・)治癒師「これで、動き回れるだけの体にはなったはずぢゃ」

∩∩
( ・x・)王様「顔が煤だらけのままなので、治ったのかどうか分からぬのが難点であるな」

∩∩
( ・x・)従者A「……(墓地を眺めて指を差す)……王子が!」

∩∩
( ・x・)王様「いかん、猫に襲われておるな。我々も救出に向かわねばなるまい」

341 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/11/13(水) 22:11:55.08 0
一方その頃。

ドタバタが始まり放置されていた繭のところへ少女の影が近づく。
繭に手をかざし、何事かを呟くと、繭を形作る糸がハラリとほどけ、
リボンの形に再構成され、少女の後頭部の髪飾りにくっついた。

【装備品追加】
絹糸のリボン

342 :名無しになりきれ:2013/11/14(木) 01:26:36.54 0
∧∧
( ・x・)猫「ふぎゃー! (ご馳走とばかりに王子へ噛みつく野良猫たち)」

∩∩
( ・x・)王子「くっ、邪悪の尖兵に為す術がありません……(猫の襲撃で立ち往生する王子)」

∩∩
( ・x・)王様「痛みに耐えて援護を待つのだ、王子よ。(と、言いつつ猫の群れには近づかない)」

∩∩
( ・x・)従者A「ミケはまだ朦朧として動けないようだ」

∩∩
( ・x・)治癒師「まるで、金縛り病に掛かったかのようぢゃな」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、今なら誰かが一撃でも入れれば容易く倒せよう」

∩∩
( ・x・)従者A「しかし、巨大蛾は翅を羽ばたかせ始めたぞ」

∩∩
( ・x・)王様「花火が尽き、ジムの銃も壊れた今、再び飛ばれれば打つ手はあるまい……即戦即決で蟲を仕留めねば」

343 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/11/17(日) 20:08:00.85 0
──おいで、あなたに名前をつけてあげる。



教会の砕けた尖塔の一番高いところで、少女がそれを呼んだ。
その言葉に、巨大蛾がその翅を大きく震わせる。
大きな翅が風を孕み、その巨体がふわりと墓地から飛び立った。
宙で姿勢を取り直すと、教会の尖塔に立つ少女にかしずくように、
巨大な蛾は、教会の平屋部分の屋根に降り立ち、翅を下ろした。

青い輝きを瞳にともした少女が、薄く微笑んだ。



いい子ね、プテラ。
プテラ……、あなたの名前よ。
怪我はなかった? そう…、大丈夫、少し休めば良くなるわ。


…おーさま。
ゴメンけど、この子に、手は出させない。
ここは…、手を引いてくれない、かな…?

344 :名無しになりきれ:2013/11/18(月) 18:58:41.71 0
∩∩
( ・x・)従者A「巨大蛾の魔物が寝返って、幼女を主君に選んぞ」

∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、昨日の敵は今日の友。ミフィアンは無益な争いを望まぬ」

∩∩
( ・x・)王様「プテラを飼うつもりなら、城の物置きを空けようではないか」

∩∩
( ・x・)従者A「どう見ても、物置きに入るような大きさじゃないのだが」

∩∩
( ・x・)王様「……時に王子はいかがしたか? (猫に襲われる王子を眺めた)」

∩∩
( ・x・)王子「こうなれば破れかぶれです。ミフィアン・ストラッシュ! (ひのきのぼうは、すっぽ抜けた)」

∩∩
( ・x・)従者A「ミケの頭にひのきのぼうが当たって倒れたぞ」

∩∩
( ・x・)王様「よし、ジムにクレイよ。今の内にあやつを取り押さえるのだ」

∩∩
( ・x・)従者A「弱らせてから、ロープで縛るか」

∩∩
( ・x・)従者H「ペロペロしたくなるようなイケメン。(従者たちも加わって、ミケの捕獲を始める)」

345 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/11/19(火) 21:58:25.01 0
ん…。

おーさま…、私、ね……
私が、一体、何なのかが、よく分からなくなってきたんだ…。
ひとつ分かったのは、この子たちと関係があるってこと。

…プテラ、先に戻ってて。
うん、いい子ね。
後で行くから…。



ステラは、プテラと名付けた巨大蛾の前に飛び降りて、その触覚をそっと撫でた。
巨大蛾は、大きく翅を震わせて、その身を空に跳ね上げて飛び去ってゆく。
それを目で追ってから、ステラは教会の屋根から墓地へと降り立った。



あの子たちは、世界に混乱をもたらした。

だったら………
私も、世界に災いを呼ぶ……の、かな…?

346 :名無しになりきれ:2013/11/19(火) 22:23:36.13 P
おおこれはステラが実は魔王とか大天使とか強力な力を持つ人外の転生した姿フラグか!?

347 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/11/20(水) 16:38:10.31 0
ふぅ…よし、これで一応戦えるか…しかし銃がないとなぁ…
(片手にしか武器がない事が不安なようだ。)

あ、そういや…あったあった
(自分のバックから魔力剣を取り出すと、魔力を流し剣を形成する)
ふぅ…やっぱ両手で武器持ってると落ち着くな…魔力剣の形成で属性剣は使えないがな…

(その時巨大な蛾が突如動きだし、教会の屋根に降りた)
……あれは…ステラか!?様子がおかしいが…

(その後、色々と話した結果ステラの意見を尊重し、巨大蛾を見送った)
……あっと…王子〜…大丈夫ですかー?
(適当に魔力剣を振って猫を散らす)
(その後ミケを捕獲し、一度集まりなおす。)
……自分が何なのか分からない…ねぇ…ステラが災いを呼ぶ?何言ってんだよ。
(ステラの頭を優しく撫でる。)
……あぁいう奴と関係があったとしても、お前はステラ、俺達の仲間だよ。…何も起きやしないさ。

「そうは言ったが…さっきから様子がおかしい…目が変だし…何が起きたんだ…?少し調べてみるか…」

…おい、そこのお前(>>346)、変な事言うんじゃねぇよ…ステラはステラ、それ以上でも、それ以下でもねぇ。

348 :名無しになりきれ:2013/11/20(水) 22:20:02.54 0
∧∧
( ・x・)猫「ふっぎゃー! (ジムの剣に恐れをなして散ってゆく猫の群れ)」

∩∩
( ・x・)王子「た、助かりました……スイグル大使」

∩∩
( ・x・)王様「ところでステラよ、そなたと虫が関係あるとは如何なることか?」

∩∩
( ・x・)王子「そもそも、ステラ殿の出生や生育環境はどのような感じなのでしょうか?」

∩∩
( ・x・)従者A「ステラの過去については、事情通の民(>346)が斬新な説を提唱してるぞ」

∩∩
( ・x・)王様「なんと、ステラが魔王の転生? ならば魔法幼女から魔王幼女にジョブチェンジといった所であるな」

∩∩
( ・x・)従者A「……」

∩∩
( ・x・)王様「まだ詳しい事情は分からぬが、王様は王様なので、いざと言う時は個人より国を優先せねばならぬぞ」

∩∩
( ・x・)従者A「ステラを軟禁するとか?」

∩∩
( ・x・)王様「いや、本当に魔王だった際にも友好関係を保てるよう、今の内にステラへの従属を宣言しておくのだ」

∩∩
( ・x・)従者A「……」

∩∩
( ・x・)王様「……時に救出したユールの男はどこにおるか?」

349 :エルドワート:2013/11/20(水) 22:23:54.57 0
(王様の呼びかけに、謎のおっさんが応える)

はいはい、ここに。
ああ、さっきは名乗り損ねてしまいましたね。
私はエルドワート・アルトリアス……以前はユールの国王をしておりました。
先程の書記の斡旋ですが、宜しければお引き受けしましょう。
正直、糊口を凌げるのならペレット作りでも、ひよこの飼育でも厭いませんが。

>>346
おや、先程の太陽のような雰囲気が今は随分と翳っておられる。
まるで何処にも属せず、ふわふわと夜空を逍遥する雲のような……いや、これは失礼。
国を失って放浪する私が言うことではありませんでした。

ところで、貴女はあの虫たちと意志の疎通が出来るとお見受けしましたが……?
いえ、祭事で巫者《シャーマン》たちが、鳥や獣と意を交わす様によく似ていましたのでね。

>>347
調べる、ええ。
ですが、その答えはステラ嬢の中にあるのではないかと思います。
それを引き出す切っ掛けとなるものと出会えれば、ステラ嬢も己を知ることが出来るかも知れません。

350 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/11/20(水) 23:20:23.46 0
>347
わっ…、ん、うん……
そう、かな…
何も、なければ、いいんだけどね…
ありがと、ジムおにーちゃん。


>348
うーん、と………
星図盤の力は、そのほとんどが、あの虫たちに関係してるみたいなの。
能力とか、弱点とかを調べたときも、そう。
それに…、さっきの毒を吸ったときに、ストンと胸に落ちた気がした。
あの後、あの子のことが良く見えるんだ。
なんでかなー…、なんでだろうね…。


>349
そだね、だいたい、あの子の気持ちとか、雰囲気で分かるみたい。
シャーマンさん…?
どうかな…。
それって、お城を壊せるような何かを喚び出したりできるモノなのかな…。


……ちょっと、眠いな。
しばらく、寝てて、いいかな…。

(火曜ぐらいまでお休み)

351 :名無しになりきれ:2013/11/23(土) 18:38:52.26 0
∩∩
( ・x・)王様「なんと、星図盤の力と虫が関係しているとは」

∩∩
( ・x・)王子「でしたら、あの虫は星の世界から来たのでしょうか?」

∩∩
( ・x・)王様「星の世界は花咲き乱れる天国であろう。あのような不気味な虫などおるまい」

∩∩
( ・x・)王子「陛下、それより捕獲したユール兵の尋問や投獄もありますから、そろそろ城へ戻りましょう」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、メリアドールの乗合馬車で王都へ戻ることとする」

∩∩
( ・x・)従者H「尋問、ペロペロ。(馬車に乗り込んでミケの隣に陣取る)」

∩∩
( ・x・)従者A「――(そして、一行は王都へと戻る)」

∩∩
( ・x・)王様「いかん、ミフィアンは四人パーティーだと思って爺を置き去りにしてきてしまった」

∩∩
( ・x・)王子「誰か良き人に拾われていれば良いのですが……」

352 :エルドワート:2013/11/25(月) 17:16:38.15 0
あれ、何か皆さんの反応が薄くないですか?
元王様ですよ? 一国の王が地位を追われて流離してるんですよ。
ここは、えええっ! そんな! とか。
まっ、まさか国王がこんな所にッ! とか。
オーバーリアクションするべき所だと思うのですが……。

>350
さて、私も魔術の専門家ではありませんからね。
ただステラ嬢が蛾の魔物と話す様を巫者的であると感じただけです。
虫を使役する一族が辺境の大陸にいるならば、あるいはそういった存在もいるのかも知れません……。
とまぁ、私には誰でも思いつくような事しか思いつきませんがね。

>351
ああ、ここがリィンの王都ですか。
古き良きというか、古臭いというか……ええと、そう! 趣を感じる街並みですね。
私は王宮の業務を拝見したいので、皆様とはまた後ほど。

(元ユール国王は王宮各所を巡り、忙しく働いてるようで働いてない、ミフィアンの官吏たちの仕事振りを見学)

353 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/11/27(水) 23:21:54.55 0
ん…
ふあ……、あれ?
お城戻ってきたんだね〜


>352
おじさんもおーさまなんだね〜
ウサギのおーさまと同じだね!
おーさまって、皆そうやってあちこち出かけてるものなの?



ところで。

……お師匠様は、どこかに、居るのかな。
ねぇ、おーさま。
ううん、、他のウサギさんでも、誰でもいいけど…。


誰か。
占星術師だっていう、お師匠様の………………姿を見たことある人、いる?

354 :名無しになりきれ:2013/11/28(木) 17:22:37.13 0
∩∩
( ・x・)王様「私は占星術師について把握しておらぬが、誰ぞステラの師匠を見たものはおるか?」

∩∩
( ・x・)従者A「俺たち従者は見たことないな」

∩∩
( ・x・)王子「長く王宮で過ごした治癒師殿なら知ってるのでは?」

∩∩
( ・x・)王様「うっかり、メリアドールに置いて来てしまった」

∩∩
( ・x・)王子「どうやら誰も知らないようなので、宰相(従者B)に召喚命令を出してもらいましょう」

∩∩
( ・x・)従者たち「宰相なら国家予算の255億リィンドルを持ったまま失踪しました」

∩∩
( ・x・)王様「なんと、そのような事になっていたとは」

∩∩
( ・x・)従者たち「資金難から国家運営が立ちゆかなくなっています」

∩∩
( ・x・)王様「まるで財政破綻国家ではないか」

∩∩
( ・x・)王子「支出を減らして、収入を増やさなければなりませんね」

∩∩
( ・x・)王様「とりあえず食事を一日二食に減らして対応するが、民(名無し)からも広く案を募るとしよう」

∩∩
( ・x・)従者A「――(目安箱の前に、財政再建案を募集する高札を立てた)」

∩∩
( ・x・)王様「それで、占星術師の姿を誰も知らぬとのことだが……まさか幽霊というオチではあるまいな?」

∩∩
( ・x・)王子「幽霊が出るとなると、夜間、トイレに行くのが難しくなります」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、私もそのような怖い話は好まぬ。皆で城をくまなく探して生身の占星術師を連れてくるのだ」

355 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/11/30(土) 22:04:33.22 0
>354
だ、大丈夫。
幽霊とかじゃ、ない……と思うよ。

おししょーさまの部屋には、
星図盤の凄いの……大きな天球儀が展開されてるんだよ。
その天球儀が、私にいろいろ教えてくれるの。

いつか……、天球儀の向こうに、
おししょーさまの影を、見たような記憶はあるんだけどね…。



それより、お城のお金なくなっちゃったの?
プテラにお願いして、繭いっぱい作って貰う?
いい絹が取れるんだよ〜

356 :名無しになりきれ:2013/12/01(日) 17:28:17.35 0
∩∩
( ・x・)王様「うむ、試しにプテラに絹糸を作ってもらうとしよう」

∩∩
( ・x・)従者A「引き続き、他の資金繰りのアイデアも募集」

∩∩
( ・x・)王子「絹糸が作られる間、占星術師を探しましょう」

∩∩
( ・x・)王様「ではステラよ、まずは師匠の部屋に案内するがよい」

357 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/01(日) 22:06:08.30 0
>356
うん。
あ、でも…、繭を作るのは幼虫の、砂槌の方だから、
……ちょっと、メリアドールの古城が、見た目がアレなことになるけど…
ま、いっか。
プテラにお願いしておくね。


さて、と。
おししょーさまの部屋だね。
でも変な話だよね。
このお城にあるお部屋のことなのに、誰も知らないなんて。
まぁ、それを云っちゃうと、私もいつからここに出入りしてるのか……
イマイチ記憶が曖昧っていうか……


あ、ここだよ。
んしょ。

あれ?
ちっちゃいほうの天球儀しかない…。



開けた扉の先、部屋の中央にある卓の上には、
小ぶりな天球儀がぽつりと置かれていた。

358 :名無しになりきれ:2013/12/02(月) 22:08:36.83 0
∩∩
( ・x・)従者A「――(壁にタペストリが掛けられ、書棚に古書が並んだ薄暗い部屋へ足を踏み入れる)」

∩∩
( ・x・)王様「おお、このような所に部屋があったとは」

∩∩
( ・x・)従者A「ドアノブに手が届かないので、ミフィアンはこの部屋に足を踏み入れなかったんだろう」

∩∩
( ・x・)王子「そういえば、王宮にはそのような扉が幾つもありましたね」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、それらはいずれ探検するとして……占星術師はどこにおるのか」

∩∩
( ・x・)従者A「――(部屋を見回しても、卓上の天球儀が蝋燭の赤い光に浮かび上がるのみ)」

∩∩
( ・x・)王子「誰かがいた形跡はあるのですが、今は留守のようです」

∩∩
( ・x・)王様「書き置きか何かを、残してはおらぬか?」

∩∩
( ・x・)従者A「探してみよう。(手の届く場所を調べ始める)」

∩∩
( ・x・)王様「ところでステラよ、その天球儀で一攫千金の方法は占えぬものか?」

∩∩
( ・x・)王様「このまま財政難が続けば、おやつを削らねばならぬ……」

359 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/02(月) 23:30:53.59 0
少女の、青く輝く瞳が、卓上の天球儀をじっと見つめる。
王様の声に、言葉を返すことなく、一歩、二歩と歩を進めたステラが、
ぼそぼそと何事かを口の中に走らせた。

途端。
卓上の天球儀から、青く輝くいくつもの円環が拡がり出た。
部屋いっぱいに広がる、青い光の天球儀の中心部、
卓上の天球儀に向かって、ステラはにこやかに微笑んだ。



ただいま、おししょーさま。
プテラって、新しいお友達ができたんだよー。
ん? うん、そう、お空も飛べるの。
凄いんだよー。
このリボンもプテラの繭から貰ったんだー。
あとねー、星図盤使わなくても、え? おーさまの? お話?

うん?
あれぇ?
おーさま、いたのー……って、いたよねぇ。
そっか、そうだ、一緒に来たんだし。

あ、おししょーさま行っちゃうの?
うん、うん、だいじょーぶだよー、またねー。


はぁぁ………、でー…、えっと、あ、おーさま。
一攫千金の、方法…?
占うっていうより、教訓みたいなのしか出せないけど…。
さまざまな事に目を凝らして、チャンスを見つけよ……としか…。
誰も手をつけていない分野を、いち早く掌握せよ……だね。

でも、ほんのわずか、兆しはあるのかも。
輝きは、東から昇る。
星と月と日の巡りに従い、暁は変わらず地平に浮かぶ。

360 :名無しになりきれ:2013/12/03(火) 20:55:15.57 0
∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、いったい誰と話しておるのだ?」

∩∩
( ・x・)従者A「空想のお師匠様とか」

∩∩
( ・x・)王様「……皆、これからはステラに優しくしてやるのだ」

∩∩
( ・x・)王子「それで財政再建ですが、新事業の開拓が必要のようですね」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、今まで誰も手をつけておらぬ新しき分野の事業として、王都にミフィアン喫茶を開店しよう」

∩∩
( ・x・)王様「これはミフィアンたちと戯れつつ、お茶を飲んでくつろげるという画期的なカフェテラスである」

∩∩
( ・x・)従者A「……」

∩∩
( ・x・)王様「また紡績業の発展を奨励し、プテラの絹糸に染色を施して錦織物とする」

∩∩
( ・x・)王子「貿易品として輸出できますね」

∩∩
( ・x・)王様「さらに当座の資金を調達するため、国債も発行する」

∩∩
( ・x・)従者A「その辺りは書記官に話を通しておくぞ」

∩∩
( ・x・)王様「それと地下牢に収監したミケは厳しく拷問し、背後関係を吐かせるのだ」

∩∩
( ・x・)従者H「ミケ、ペロペロ。(コクリと頷き、地下牢に飛んでゆく)」

∩∩
( ・x・)王様「ステラによれば東が良さそうな気配なので、さっそく王都の東区に赴き、兎カフェの出店場所を探すとしよう」

361 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/04(水) 23:12:27.13 0
え…?
や、やだなー、おーさまぁ…
ちゃんとおししょーさま居たでしょ?
いっつも天球儀の向こうにいるんだよ。

………あ、れ?
お、おかしいな…、さっき会ったばっかりなのに………
顔、とか……全然……………





───はっ!?
あ、え、う……ウサギカフェ…? ふぇ?
おーさま、お店やるの?

362 :名無しになりきれ:2013/12/06(金) 17:26:52.32 0
∩∩
( ・x・)王様「うむ、国営のカフェテラスを開店して国庫を潤すのだ」

∩∩
( ・x・)従者A「――(王様たちは賑わいを見せる街へ向かった)」

∩∩
( ・x・)建築家「この辺りにカフェテラスを建設するとなると、5000万リィンドルになります」

∩∩
( ・x・)王様「……予算が無いので、ジムの家の一階を改装して使うとする」

∩∩
( ・x・)建築家「それでは内装代、5万リィンドルでやってみます」

∩∩
( ・x・)従者A「店名は?」

∩∩
( ・x・)王様「どう名づけたものか。ステラよ、何かインスピレーションで閃かぬか」

363 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/07(土) 11:43:17.15 0
イナバの白ウサギ!

えっとねー
確か東洋の神話に出てくるウサギさんなんだよ
怪我してるところを助けて貰った人に、素敵なプレゼントをくれるんだよ
あと、百人力の力強さも兼ね備えてるとか聞いたよ〜

364 :名無しになりきれ:2013/12/08(日) 14:58:21.67 0
∩∩
( ・x・)王様「それでは、兎の良さをアピールした良き名前を取り入れて“イナバの白ウサギ”と名づける」

∩∩
( ・x・)建築家「出来ました。(部屋の内装が白を基調とした華やかなものに変貌した)」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、この様子なら冒険者の店的な情報集積の場としても機能するであろう」

∩∩
( ・x・)王様「時に……都に帰還してからジムやクレイの姿が見えぬ」

∩∩
( ・x・)王様「それぞれ繁忙を極めるようであるが、落ち着いた時にはまた顔を見せて欲しいものであるな」

∩∩
( ・x・)建築家「自宅がウサギカフェになっているのを見れば、きっと歓喜でむせび泣くでしょう」

∩∩
( ・x・)従者A「店は名無し客一人(1レス)につき、1500〜2000リィンドルの単価が見込めるくらいの価格設定が良いな」

∩∩
( ・x・)王様「年間10000000人が訪れれば、ここだけで王国の財政を賄えるではないか」

∩∩
( ・x・)従者A「従業員は?」

∩∩
( ・x・)王様「まだ募集しておらぬので、今日は我々がウサギとして客と戯れる役を勤めよう」

∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、ウェイトレスを勤めれば時給500リィンドルを支払うがいかがするか?」

365 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/08(日) 22:59:31.76 0
ウェイトレス?
はーい!
やるやるー!
何すればいいの?
お客さんきたらいらっしゃいませー、ご注文はー? ってやればいいんだよね!

って、おーさまがくつろいでお茶飲んでていいの……?

366 :名無しになりきれ:2013/12/09(月) 00:02:25.92 0
お客さんが来たら「おかえりなさいませ、ご主人様」ですよー

367 ::2013/12/09(月) 17:00:44.86 0
アイスクリームの天麩羅をお願いします

368 :名無しになりきれ:2013/12/09(月) 22:09:19.67 0
∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、ここはミフィアンとの触れ合いによる癒しの空間」

∩∩
( ・x・)王様「従って、我々は存分につくろいで可愛さを振りまかねばならぬのだ」

∩∩
( ・x・)従業員A「さっそく客が来た。民(>366)の提案を取り入れて今風の接客で応対するとしよう」

∩∩
( ・x・)王様「おかえりなさいませっ、ご主人様。(>367の客の足元をグルグル回る)」

∩∩
( ・x・)従業員A「ぷぅーぷーぅ。(ウサギっぽい鳴き声を上げながら>367の足を鼻先でツンツン)」

∩∩
( ・x・)王様「ヒソヒソ……それでアイスクリームはともかく、天麩羅とは何か?」

∩∩
( ・x・)従業員A「ヒソヒソ……異国の食べ物で、具を小麦粉の衣で包んで油で揚げる食べ物だ」

∩∩
( ・x・)王様「ヒソヒソ……冷たいアイスを揚げ物にせよとは無理難題であるな。ここはステラに任せるしかあるまい」

∩∩
( ・x・)従業員A「ヒソヒソ……食材と調理器具なら厨房にあるはずだ」

369 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/09(月) 22:59:52.87 0
ご主人様なの?
りょーかいだよ!
おかえりー、ご主人さまー。

おぉ…、おーさまがウサギっぽい動きをしてる、ような、そんな感じ。
ふおぉぉ……、私にもツンツンして欲しいよーっ!

ふぇ?
アイスの揚げ物?
無理無理、むりだよー、私料理とかやったことないもん。
て、ちょっと、なんで背中押すの?
待ってまって、まってー!?



…こっ、これ…、どうすればいいの……?
なんか、お鍋の中、すごいグラグラなってるんだけど……
あ、アイスとか、ほとんど半溶けだよ?
え? え?
だ、大丈夫なの、これ?
アイス手で持っただけでもうトロトロなんだけどこれ入れて大丈夫なの?
わっ、わっ、溶ける溶けるこぼれる落ちるわーーーーーーー!
跳ねた跳ねた!
わちゃっ、あちっ、あっつ、むり無理むりーーーーー!

370 :名無しになりきれ:2013/12/10(火) 21:16:10.40 0
∩∩
( ・x・)王様「ステラも頑張っておるようだな。鼻ツンツンで労ってやらねばなるまい」

ΛΛ
( ・x・)猫っぽい客「おい、このオムライス、虫が入ってるぞ。責任者を出せ!」

∩∩
( ・x・)王様「あの人です。(即座にステラを指差す)」

∩∩
( ・x・)王様「……虫と言えば、虫魔物の生態も探らねばならぬが」

∩∩
( ・x・)従業員A「今は戦闘員を調達できないから、危険なことを避けつつ各地の情報を収集すべきだな」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、我々は愛玩用のウサギとして愛らしく振舞いつつ、お客様の声に耳を傾けていよう」

371 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/11(水) 00:05:30.38 0
その虫は食べれる虫だよ!
貴重なタンパク源!
大丈夫、毒はないから平気だよ☆


……おーさまたちの可愛いのが噂で広まって、
いっぱいお客さん来るといいね。
そしたら……、きっと、魔物のことも……
……私のことも、何かつかめると思うんだ。

372 :名無しになりきれ:2013/12/11(水) 16:04:32.81 0
この国は秘密保護法案を成立させるべき

あと、秘密のメニューをお願い

373 :名無しになりきれ:2013/12/11(水) 17:41:22.46 0
ウサギ汁を頼む

374 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/11(水) 20:01:01.37 0
おかえりなさい、ごしゅじんさまー。

>372
秘密のメニュー?
おーさま、そんなの用意してあったかな……。
この間の失敗したまま裏に放ってある天ぷら鍋は、
確かに秘密といえば秘密なんだけど……。

>373
ウサギ汁って、ウサギさんを入れたらいいのかな。
……ん?
う、ウサギさんを〆て……ってこと……?
だ、ダメだめっ!
他所で良くてもここはダメだよ!?

375 :名無しになりきれ:2013/12/11(水) 22:56:25.34 0
ΛΛ
( ・x・)猫っぽい客「なんだ、食べられる虫だったのか……ムシャムシャ……美味い!」

∩∩
( ・x・)従業員A「どうやら満足してくれたようだな」

∩∩
( ・x・)王様「ふむ、こちらの席(>372)には政治に興味を持つ客もおるようだ」

∩∩
( ・x・)従業員A「その法案が成立するかどうかの過程、は国民に秘密としておこう。(>372に頬をスリスリ)」

∩∩
( ・x・)王様「そして、またしても無理難題の客(>373)であるぞ」

∩∩
( ・x・)従業員A「隠れよう。(隣のテーブルから様子を窺う)」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、代わりに狸汁を出してはどうか。(隣の隣のテーブルまで逃走)」

376 :名無しになりきれ:2013/12/11(水) 23:04:43.22 0
兎って性欲が強いんだよな…

377 :名無しになりきれ:2013/12/12(木) 14:20:59.49 0
ユニコーンの角のお吸い物は絶品ですよ!
しかも、清らかな心の乙女なら簡単に捕まえられるとか!

378 :名無しになりきれ:2013/12/14(土) 02:01:34.91 0
∩∩
( ・x・)王様「お客様(>376)よ。ミフィアンは寂しいと死んでしまうのだ」

∩∩
( ・x・)従業員A「この街のミフィアンの多さを見れば、欲求の強さは一目瞭然」

∩∩
( ・x・)王様「しかし、ここは健全な店ゆえ性的サービスは無い。尻尾ふりふりで我慢するが良い」

∩∩
( ・x・)従業員A「ぷぅ……(尻尾をふって、>376に甘える)」

∩∩
( ・x・)王様「そして、隣の席のお客様(>377)から気になる話が聞こえるのだが」

∩∩
( ・x・)従業員A「新メニューとして開発しようか」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、ユニコーンの角があれば売り上げアップは間違いあるまい」

∩∩
( ・x・)従業員A「材料の情報を募集」

379 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/16(月) 21:21:30.19 0
ふわ……ぁふ。
ねむーい……。
おかえりー、ご主人さまー。


ユニコーンなんて伝説上の動物なんじゃないの?
私、見たことないよー。
あ。
そしたらさ、おーさま。
ここでついでにお仕事の斡旋もしたらいいんじゃない?

そういえば、そろそろプテラにお願いしておいた繭、
いい具合に出来てる気がするから、
それ取ってきてもらうとかー。

380 :名無しになりきれ:2013/12/16(月) 23:37:47.55 0
∩∩
( ・x・)王様「うむ、実に名案。さっそく冒険者の店的にイナバの白ウサギも仕事斡旋を請け負うとする」

∩∩
( ・x・)従業員A「――(求人情報を壁に張り出す)」


 A・【ユニコーンを探せ!】 南の森で幻の一角獣を探すのだ。捕獲作業の際には幼女の貸し出しアリ。
 B・【プテラの繭を採取!】 10m級の巨大蛾の出す絹糸を採取するだけの単純なお仕事。毒鱗粉に注意。
 C・【宰相の目撃情報を!】 我が国の宰相が255億リィンドルを持ったまま失踪。怪しいミフィアンを見かけたらご一報を。
 D・【白紙地図に加筆を!】 新しい森、街、湖、山、島……何でも良いので大陸の情報を求む。


∩∩
( ・x・)王様「ステラはもうベッドで休むが良い。労働基準法違反で訴えられては閉店の危機が訪れよう」

∩∩
( ・x・)従業員A「ところで冒険者っぽい客が来ない場合は?」

∩∩
( ・x・)王様「その場合はサクラを検討せねばなるまいな……」

381 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/17(火) 21:10:52.98 0
幼女って誰のこと!?
そこはかとなく、生命の危機を感じないでもないんだよ…。

お客さん、いっぱい来るといいね〜

そいじゃ、一休みするね!
おやすみ〜

382 :名無しになりきれ:2013/12/19(木) 01:43:39.56 0
この世界も、やっぱり東の方にはサムライとかニンジャがいるの?

383 :名無しになりきれ:2013/12/19(木) 18:57:27.73 0
プテラの丼をお願いします(無理難題)

384 :名無しになりきれ:2013/12/20(金) 19:54:57.61 0
∩∩
( ・x・)従業員A「お客様(>382)から質問だ」

∩∩
( ・x・)王様「残念ながら刀を佩いたサムライやら、黒装束のニンジャなど見たことも聞いたことも無い」

∩∩
( ・x・)従業員A「…………別のテーブル(>383)から注文が入ったぞ」

∩∩
( ・x・)王様「なんと、そなたはプテラを食べたいと申すか」

∩∩
( ・x・)従業員A「これは、飼い主に許可を貰わないといけないな」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、王様はしばらくフットワークが重くなるゆえ、店の業務はステラに任せねばなるまい」

∩∩
( ・x・)従業員A「ステラを起こしに行こうか。(二階の部屋に向かう)」

∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、実に暖かそうな羽毛布団で寝ているではないか」

∩∩
( ・x・)従業員A「これは五分くらい横になりたいな。(ベッドの端に潜りこんで熟睡)」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、ミイラ取りがミイラになってはならぬ。五分きっかりと決めて眠るとしよう。(熟睡)」

385 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/20(金) 20:42:13.37 0
んぅ………
なんか、もぞもぞする………?

…………なんで、私、ウサギさんにまみれてるの……?


んしょ。
おーさまたち良く寝てるなぁ。
起こさないように、そーっと、ね。


>382
どうなんだろね?
伝説ではそういうの聞いたことあるけど、本物さんは見たことないんだよ。
アイエェェェ!? って叫んだりするんだよね?
見てみたいよねぇ〜


>383
プテラは食べれないよ!?
翅の粉とか、振り掛けたら少しは味が変わるかもしれないけど…、
メリアドールのときの感じだと、あれってたぶんよくない粉だよね。

あ、そだ。
そしたら、食材でプテラの形をつくって盛り付けてみたらどうかな?

ん、ちょっと待って。
それ以前に、まずはシェフの人を雇わないとだよ。
お城の料理の人、手伝いにきてくれたりとか平気かなぁ。

386 :名無しになりきれ:2013/12/22(日) 03:50:54.43 0
(海老を一口食べて端を置く)

この海老は芝海老ではなく…バナメイ海老だな

だめだ、これは本物の味じゃない

387 :名無しになりきれ:2013/12/22(日) 17:50:23.38 0
シェフなどいらない!
ょぅι゛ょの手作りであることが重要なんだ!(力説)

388 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/23(月) 00:27:51.70 0
やほー
おかえりなさいませ、ご主人さまー、なのですよー。

>386
エビはエビだよー。
ちょっと香辛料を多めに入れて、チリソース和えみたいにすれば、
細かい味の違いなんて分かんなくなるから、
難しいこと考えずに美味しく食べればいいと思うよ〜

>387
はわわ……
そ、そんなこと云っても、難しい料理とかできないんだよぉ…
私が給仕してるだけで付加価値は十分でしょ? ね?
そうだと云ってよごしゅじんさまっっ



おっと、忘れないうちに。
もうちょっとしたら、少し長めにお出かけしてくるから……
そうだね、うーんと…、ちょっと家に帰ってくる的な感じだよ、うん。
お店はどうしよっか。
おーさま、起きてくるかなぁ…?

389 :名無しになりきれ:2013/12/23(月) 07:40:31.46 0
∩∩
( ・x・)王様「む……店に食通の客(>386)がいるではないか。すぐにメニューの表示を改竄せよ」

∩∩
( ・x・)従業員A「芝海老のチリソース和え → 幼女の手作り風・海老チリソース和え」

∩∩
( ・x・)王様「これで良し。他の客(>387)も満足するであろう」

∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、機敏には動けぬが店に誰か来れば王様が接客しよう」

∩∩
( ・x・)従業員A「安心して有給を取るといいぞ」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、どこかは知らぬが家に帰ってゆっくりすると良い」

∩∩
( ・x・)従業員A「……城に住んでたんじゃなかったのか」

390 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/23(月) 16:56:27.07 0
にししー
私の家はお城なんじゃないかって?
乙女のヒミツってヤツだよ、ウサギのエースさん☆

…ところで、おーさま
私も一瞬忘れそうになっちゃったけど…
ここのお店って、財政支援のための一時の仮宿ってことで、いいんだよね…?
なんだか、居心地が良すぎて、このままお店で働く気になりそうだよー

391 :名無しになりきれ:2013/12/23(月) 18:51:42.02 0
∩∩
( ・x・)王様「うむ、戦闘職の不足でしばらく遠征が難しそうゆえ、質問雑談での情報収集も兼ねておる」

∩∩
( ・x・)従業員A「そういえば、最近ジムもクレイも見かけないな」

∩∩
( ・x・)王様「……長らく銃使いを見かけぬと、王様は銃廃止法案を通したくなってしまうではないか」

∩∩
( ・x・)従業員A「やるのか」

∩∩
( ・x・)王様「やるにしても、ステラが戻ってからになるであろう」

392 :名無しになりきれ:2013/12/23(月) 21:01:30.43 0
周りの奴はデートのスケジュールでいっぱいだってのに、

オレはダンジョンの宝箱にミミックを詰めるバイト(流れ作業)

393 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/23(月) 21:27:00.95 0
鉄砲使うのがいいの?
だったら、私、魔砲幼女プラズマ☆ステラでもいいよ!
なんか今なら星図盤からどかーんて魔法が撃てるような気がするし!
気のせいかもだけど!


>392
あれぇ?
お客さん元気ないねー
頑張ってればいつか努力が実るきっかけに巡りあえるはずだよ。
もっとも…、何に対してどう努力してるかによって、結果は変わってくるものだけど。
とりあえずご飯食べて元気出そーよ

394 :名無しになりきれ:2013/12/24(火) 06:17:28.51 0
ごっそさん、美味しかったよ!(食い逃げ)

395 :忍者:2013/12/24(火) 16:55:02.17 P
>>382
ニンニン!
拙者は東方の国ジパングより兄を追って旅をしている忍びの者でござる
旅の途中リィン王国に立ち寄った故最近町で噂のミフィアン喫茶に寄ったでござる
それに今日は拙者の国にはない「くりすます・いぶ」なる祭りだとか…
恋人たちで溢れかえる町の雰囲気は拙者のような影に生きる者にはいささか眩しすぎる故…

396 :名無しになりきれ:2013/12/24(火) 21:21:08.37 0
∩∩
( ・x・)王様「街の者(>392)は忙しそうであるが、ミミック梱包など誰が依頼しておるのか」

∩∩
( ・x・)従業員A「ダンジョンマスター」

∩∩
( ・x・)王様「左様か……しっかりとダンジョンマスターの元で働き、税金を収めるが良いぞ」

∩∩
( ・x・)王様「む? ところで今しがたそこにいた客(>394)はどこへ行ったか?」

∩∩
( ・x・)従業員A「いつの間にか、いなくなってるので俺たちも別のテーブルへ行こう」

∩∩
( ・x・)王様「影に生きる遠来の客(>395)よ、今日くらいは俗世を忘れて思う存分ウサギと戯れるのだ」

∩∩
( ・x・)従業員A「ぷうぷう、お兄ちゃん撫でて。(忍者の前で垂直ジャンプ)」

∩∩
( ・x・)王様「ぷーぷー、ご主人様ー。(忍者の足に顔を寄せて尻尾を振る)」

∩∩
( ・x・)王様「……疲れた時は、いつでもミフィアンと戯れに来るが良い」

∩∩
( ・x・)従業員A「ん、何やらステラが砲兵へのクラスチェンジに意欲を見せているぞ」

∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、伝統ある英雄物語に銃や大砲など不要である」

∩∩
( ・x・)従業員A「しかし、その方針で国が一回滅亡した」

∩∩
( ・x・)王様「そうであった……では時代に合わせて、次の遠征の際には魔砲幼女として頑張ってもらうとしよう」

397 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/24(火) 22:47:45.12 0
>394
>396
ふっふー、甘いんだよ……
こっちも商売なんでね、逃がすわけにはいかないよ。
さっき食べてた料理の中に星図盤の欠片をこっそり忍ばせておいたのよ!
さぁ、星よ、食い逃げ犯の居場所を暴きだすんだよ!
へぇ…、繁華街かぁ。
人ごみに紛れようったって無駄だよ、今、行くんだから! とうっ!

──見つけた! 逃がさないからね!
見敵必殺! 超魔法、しゅーてぃんぐすたーーーーーーーーーっ!!


……っていう夢を見たんだよ。
無銭飲食、ダメ、ゼッタイ。


>395
ねぇ、おーさま、この人怪しいよ……
普通、忍ぶ職業の人が自分で忍びとか云うかな。
それに、私の知ってるニンジャと違う感じだし……

……はっ、いけないいけない
お客様を疑いの目で見るなんてウェイトレスさん失格だよ。
ウサギさんは幸運を与えてくれるっていう伝説もあるし、
お兄さん見つかるといいね☆

398 :赤い服を着て白い袋をかついだ老人:2013/12/25(水) 07:39:11.63 0
ふぉぉ、どうも歳のせいか配るべき荷物が重いのぉ・・・

よっこらせっと
お前さんにも、プレゼントを差し上げよう

つ【アウリン】

399 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2013/12/25(水) 22:50:44.00 0
>398
おかえりなさい、ご主人さまー?
なんか、違うかな?

え?
ちょ、ちょっと、こんなの置いてかれても困るよぉ
ていうかタダで貰うモノほど怖いモノはないって云うからね。

そだ、そしたら私からもプレゼントあげる。
はい、これ、星図盤の欠片だよ。
進むべき道の方角を指し示すかもしれない程度のお守りみたいなものかな。
歳だなんて云ってるけど、人生まだまだ長いかもなんだし、
迷ってる暇なんて、誰にだって、ないんだから……ね?

それじゃ、おーさまとみんなと、ご来店のお客さま。
ちょっと行ってくるね!

400 :名無しになりきれ:2013/12/27(金) 06:12:30.56 0
∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、気をつけて行ってくるが良い」

∩∩
( ・x・)従業員A「行ってらっしゃいませ、お嬢様」

∩∩
( ・x・)王様「ククク、行ったか……ジムもステラもおらぬ今、この店の実権は完全に我らのものとなった」

∩∩
( ・x・)従業員A「などと意味不明の供述をしており」

∩∩
( ・x・)王様「……さてと、それでは遊んでおらずに接客するとしよう」

∩∩
( ・x・)従業員A「さっそく怪しい老人(>398)から、蛇が絡み合ったペンダントを貰ったぞ」

∩∩
( ・x・)王様「ご老人、貴重なプレゼントに感謝する」

∩∩
( ・x・)従業員A「――(王様は◆AURYNを手に入れた)」

∩∩
( ・x・)王様「答礼の品としてソリとトナカイを下賜するので、移動の際に使うが良い」

401 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/12/27(金) 17:23:02.30 0
>>400
(その時、入り口から声が響く)
……だぁれがこの家を使って良いって言ったァ…?

(フラフラと入店)
久しぶりだなぁ…"俺の家"…また改造されてるし…なんで俺が魔法銃の素材を回収してる間にこんな事になってるんだ…
魔装備の素材は面倒なんだよ…この剣のおかげで勝てたが…疲れた…俺は休むぞ…
(さっさと二階の元自室に戻り、寝る準備を始める)
そういやこの剣も夢に出て…なんだっけか、【夢象具】っていうんだっけか…まぁいい、休もう…

402 :名無しになりきれ:2013/12/27(金) 19:45:13.93 0
∩∩
( ・x・)王様「なんと、ここでジムが帰還するとは……我が野望は三日天下にすら至らなかったか」

∩∩
( ・x・)従業員A「仕方ない、店の収入から家賃を払って訴訟を回避しよう。(仄かな落胆を見せる)」

∩∩
( ・x・)王様「うむ……ともあれ、よくぞ帰ってきた」

∩∩
( ・x・)従業員A「これで、虫退治にも着手できるな」

403 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2013/12/27(金) 19:52:32.59 0
【名前】フィリーフィット
【種族】ピクシー
【年齢】8ヶ月
【性別】女
【容姿】人間の子供のような風貌、ふわっとしたウェーブの金髪、透き通るような翅、絹の服
【特徴】人の掌に乗る程度の大きさ
【武装】魔力の礫
【所持品】念信結晶(遠くの相手と話ができる石)
【特技】浮遊の粉、罠作成
【備考】“森の彼方のキアウフラム”から来た小妖精。銃の撤廃を企む

404 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2013/12/27(金) 19:53:29.72 0
(イナバの白ウサギの外壁、小さな人影が看板に座って街を眺めながら、足をぶらぶら揺らしている)

まったく……あの白ウサギったら、何してんのよ!
銃とかいう汚らしい鉄クズをぜーんぶ処理しなさいって言ったのに、まだ街のあちこちにあるじゃない!
とゆーか、ここにも!

(背に翅を持つ妖精はジムの部屋を覗くや、ベッドの傍らに置かれた魔法銃を見て憤慨)

あーもー、あいつどこいるのさ!
みんな同じウサギ顔でぜんぜん区別がつかない!
まさか、鎖界の大呪法のこと、忘れてんじゃないでしょーね!?

405 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/12/28(土) 20:23:55.94 0
むはっ!
ぜぃぜぃ、ようやく帰ってこれた・・・・・。
ってここどこだぁ!!?
>>404
ってなんだいあんた。一体誰・・・
(あ、かわいい)

406 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2013/12/28(土) 21:07:25.06 0
>>405
わたしはフィリーフィット!
キアウフラムから来たの。
そう……悪魔の知識を食い止めるって、重要な任務のためにねっ!

(看板から舞い降りて、クレイの瞳の高さで浮揚する)

あなたこそだーれ?

407 :名無しになりきれ:2013/12/29(日) 19:25:04.71 0
∩∩
( ・x・)王様「クレイよ、そのような所(>405)で誰に話しかけておる」

∩∩
( ・x・)従業員A「ここは、ミフィアン喫茶イナバの白ウサギ・兼ジムの家の前だぞ」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、何やら疲れている様子なので、まずはレモンティーでも飲んで落ち着くが良い」

∩∩
( ・x・)従業員A「隠し味にブランデーを入れておいた」

408 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/12/30(月) 10:43:45.99 0
勝手に使って・・・怒られても知らないよ?
>>406
あぁ、私はクレイ。とある砂漠の辺境の国の元軍人さね。まぁよろしく

409 :名無しになりきれ:2013/12/30(月) 21:56:36.60 0
てす

410 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2013/12/30(月) 23:52:32.57 0
>>408
クレイ……clay……粘土! 変わった名前!
(連呼しながら飛び回る中、ふとクレイが身に付けたリボルバーを目敏く発見)

クレイ、その不吉で危ない鉄屑を捨ててっ! 壊して、砕いて、埋めちゃって!
そんな怖いものが残ったままじゃ、この大陸を魔法で閉ざせない!

>>407
(疑わしげな目つきで、国王の顔をじっーと眺める)
あなた、国家予算を使ってこの大陸から銃を処分するって言ったウサギ? 違う?
違うなら構ってられないわねっ。
あ、でも、その美味しそうな飲み物は飲んで上げる!

(ティーカップの縁に近づき、ブランデー入りのレモンティーを一口飲む)
うん、味は悪くないわね……えっ、あれ、急に眩暈? なんで? どうして?
親切なフリしてまさか毒? ひ、ひきょうものー!

(ふらふらと飛行し、壁にぶつかって昏倒する)

411 :ジム ◆2TlaRARhhA :2013/12/31(火) 15:14:42.05 0
……騒がしい…寝れねぇ…

>>402
……家賃?受け取っておくか…

>>403
ようクレイ、ようこそ喫茶イナバの白ウサギへ…

>>410
あ?銃を不吉な鉄屑だって?
(昏倒しているフィリーを掴む)

銃に恨みがあるのか?こんなに優秀で便利な武器を鉄屑呼ばわりして…

412 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2013/12/31(火) 21:05:40.29 0
<<410
誰が粘土だコラァ!!
不吉って、一応私の国からの支給品なんだがな。
って、その紅茶私のじゃぁ・・・・・ってあんたブランデーでアウトなのかい!!?

413 :名無しになりきれ:2014/01/01(水) 07:00:14.71 0
∩∩
( ・x・)王様「その不審な妖精は、厳しく取り調べねばなるまい」

∩∩
( ・x・)従業員A「何やら大陸を魔法で閉ざすとか言ってたしな」

∩∩
( ・x・)王様「ジムよ、そやつが逃げられぬように瓶の中へ閉じ込めておくのだ」

∩∩
( ・x・)従業員A「国家予算で大陸から銃を処分するウサギって言ってたのも気になるが。(空き瓶を用意)」

∩∩
( ・x・)王様「この国に国家予算をそのようなことへ投じる愚か者などあらぬ。そうであろう、クレイよ?」

414 : 【大吉】 【1409円】 :2014/01/01(水) 23:42:21.77 P
個々のみんなの今年の運勢
そしてステラにお年玉

415 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/02(木) 15:37:55.06 0
(空のキャンバスが真っ黒に塗られ、そこへ無数の星が散りばめられる頃)
(小さな妖精は、ミフィアンの用意したガラス瓶の中で目覚める)

あ……うー……はっ!?
透明で硬い何かに閉じ込められてる?
お、おのれー、毒でだまし討ちにするだけじゃなくて、閉じ込めるなんてっ!
妖精キック!

(透明な檻を蹴ると、ガラス瓶は倒れてコロコロと転がる)
(もちろん、中のフィリーフィットも一緒に転がる)

あ、あんたたちが何をしたって、この大陸はウェスプキス大陸みたいにはさせないんだからね!
女王様の結界で大陸を閉ざせば、虫だって銃だって誰も中に入って来れないんだから!
わたしたちは、鉄の文明なんかに絶対負けない!

416 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/01/04(土) 02:21:42.53 0
>>413
あいあい…っと
(出来るだけ優しく瓶の中に入れる

>>414
おっ…ありがとよ…大吉か、いいねぇ、縁起がいい

>>415
ん…起きたか。おっと…危ない危ない
(転がった瓶が机から落ちかけ、慌てて拾う

やめとけ…怪我するし目が回るぞ。んなことより…お前名前は?目的は?銃を嫌う理由は?

417 :セフェレニア(天使形態):2014/01/04(土) 23:13:53.93 0
初めましてー。私はセフェレニアだよー。()内は悪魔形態のみだよー。

【名前】セフェレニア・ホープルビー
【年齢】320歳(人間換算)
【性別】女性
【職業】アガトーラ女王
【容姿】青髪ロングヘアー、銀の胸当て、銀のティアラ、白いレオタード、白いふんどし、白い翼(青髪ロングヘアー、銀の胸当て、銀のティアラ、白いレオタード、白いふんどし、黒い翼)
【特徴】普段はほんわかしているが、悪魔形態になると女王様になる
【性格】二重人格
【属性】光属性系統(闇属性系統)
【得意魔法】光魔法(闇魔法)
【使用武器】矛槍(大鎌)
【持ち物】ぬいぐるみ
【特技】ぬいぐるみ、お昼寝(弄り殺し、破壊活動)
【備考】
欲深な人間達が集う謎の教団の手により、生み出された人工生命体。
その心は天使と悪魔の心を持つ奇妙な女だった。人間達からは「セフェレニア様」と呼んでいる。
当初は天使形態で白い翼と頭の上の白い輪をもっており、
性格はのんびりほわほわの天然系であり考えが読みづらい。
気が向いたときしか仕事をしないため人間達に叱られることも多い。
悪魔形態と化した際の見た目は天使形態と似つかない物へと変化し、
翼が黒くなり、棘が付くようになる。
その性格は敵味方問わずいたぶる事が大好きなサディストと呼ぶのがふさわしく、
特にキレた時に悪魔化した場合は、怒らせた対象はただでは済まない。
さらに、一度受けた技は通用しなくなる。
それ故悪魔化する事を止められいるのだがストレスが溜まるらしく(ストレスが溜まると変身後の兆候が現れる)、
ぬいぐるみに八つ当たりする事で解消している。この行動はとある人物に知られてしまう。

418 :セフェレニア(悪魔形態):2014/01/04(土) 23:15:04.47 0
>>417
わからないならこれを見ればわかるわ。
http://www1.axfc.net/uploader/so/3111443

419 :名無しになりきれ:2014/01/05(日) 00:06:38.26 0
人間換算出来てない件

420 :名無しになりきれ:2014/01/05(日) 07:54:37.11 0
∩∩
( ・x・)王様「でかした、旅の占い師(>414)よ。天運を得た我が王国は不朽の繁栄を得るに違いあるまい」

∩∩
( ・x・)従業員A「さっそく幸運を運んで来そうで、そうとも限らない雰囲気の誰か(>417)が来たぞ」

∩∩
( ・x・)王様「お帰りなさいませ、セフェレニアお嬢様。(セフェレニアに近づいて一礼)」

∩∩
( ・x・)従業員A「セフェレニアって、アガトーラの女王と同じ名前じゃないか。(ヒソヒソ)」

∩∩
( ・x・)王様「あそこの女王は320のBBAと聞くが、この者はせいぜい1/10の年齢であるから別人であろう。(ヒソヒソ」

∩∩
( ・x・)従業員A「お客様(>419)、女性の年齢についての話題はヒソヒソ声でお願いします。(ヒソヒソ」

∩∩
( ・x・)王様「なお会議場(>>328)があるので、規制時などの有事には利用すると良いぞ。セフェレニアお嬢様よ」

421 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/05(日) 10:21:41.06 0
>>416
名前? 目的? 銃を嫌う理由?
いーわよ人間、ぜーんぶ答えてあげる!

わたしの名前はフィリーフィット! キアウフラムの妖精よ!
この街に来た目的は、偉そうなウサギに早く国から銃を処分しなさいって、せっつきに来たの!
銃を全部無くしたら、女王様に魔法で大陸を閉ざしてもらうよう頼んであげるって約束したものねっ。
だけど、ウサギは誰が誰だか分からないし、こんな所で人間に捕まるしで、もう最悪……っ!

そして、銃を嫌う理由なんて簡単よ!
火と鉄の文明が広まったウェスプキス大陸を見ればねっ!
あそこは人間たちがたくさん銃を作るたびに、妖精のテリトリーがどんどん削られてるの!
森の木を切り尽くして煙で空は汚すし、変な水だって川に流してるんだもの!
でもね、この大陸だけはあんたたちの思い通りにはさせないわ!

(フィリーフィットは瓶の中から喚き散らすと、ふてくされたように座り込む)

>>417
あ、誰か来た……?
お願い、助けてっ!
わたし、邪悪で野蛮な人間にジャムにされちゃう所なの!

422 :セフェレニア(悪魔形態):2014/01/05(日) 12:40:37.08 0
>>421
了解。私に断りもなく人間共を散々こき使った罰を受けてやらなければならないからねぇ。

◆元ネタ
http://www.youtube.com/watch?v=VhYeJZOPYnE
http://www.youtube.com/watch?v=6crlUdjzduU
http://www.youtube.com/watch?v=SkEz4RrjyWc
http://www.youtube.com/watch?v=LOexo9Q0p98
http://www.youtube.com/watch?v=uRIcX5wFZ_8
http://www.youtube.com/watch?v=Xgny_8IRIwI
http://www.youtube.com/watch?v=tKpocjZESzc

423 :セフェレニア(天使形態):2014/01/05(日) 16:05:18.60 0
敵の城内部では柱時計や胡椒やモップも使って戦ったりするよー。
http://www.youtube.com/watch?v=unwGQT6Prgk

424 :名無しになりきれ:2014/01/05(日) 17:51:04.87 0
∩∩
( ・x・)王様「時にセフェレニアよ」

∩∩
( ・x・)王様「ここは雑談だけではなく、ロールを行うこともあるのだが、対応は出来そうであるか?」

425 :セフェレニア(悪魔形態) ◆EPOgq.MeE. :2014/01/05(日) 21:55:41.66 0
あなた気に入った。だから、とっておきのをお見舞いしてあげる。

426 :名無しになりきれ:2014/01/06(月) 00:42:08.59 0
(アカン)

427 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2014/01/06(月) 13:48:19.52 0
>>421
それは災難だったねぇ。まぁ、この大陸は平気だと思うがね。
うちの国は周りが砂だらけで環境破壊どころじゃないし
>>417
って誰だい?あんた?
>420アガトーラ?私は田舎もんでね、どこだいそこは?

428 :セフェレニア(天使形態) ◆Q.PsktunkU :2014/01/06(月) 15:38:50.34 0
アガトーラというのは私が生まれた神殿だよー。

429 :セフェレニア(天使形態) ◆Q.PsktunkU :2014/01/07(火) 00:24:48.81 0
修正だよー。

【名前】セフェレニア・ホープルビー
【年齢】32歳(人間換算)
【性別】女性
【職業】アガトーラ女王
【容姿】青髪ロングヘアー、銀の胸当て、銀のティアラ、白いレオタード、紫タイツ、白いふんどし、白い翼(青髪ロングヘアー、銀の胸当て、銀のティアラ、白いレオタード、紫タイツ、白いふんどし、黒い翼)
【特徴】普段はほんわかしているが、悪魔形態になると女王様になる
【性格】二重人格
【属性】光属性系統(闇属性系統)
【得意魔法】光魔法(闇魔法)
【使用武器】矛槍(大鎌)
【持ち物】ぬいぐるみ
【特技】ぬいぐるみ、お昼寝(弄り殺し、破壊活動)
【備考】
欲深な人間達が集う謎の教団の手により、生み出された人工生命体。
その心は天使と悪魔の心を持つ奇妙な女だった。人間達からは「セフェレニア様」と呼んでいる。
当初は天使形態で白い翼と頭の上の白い輪をもっており、
性格はのんびりほわほわの天然系であり考えが読みづらい。
気が向いたときしか仕事をしないため人間達に叱られることも多い。
悪魔形態と化した際の見た目は天使形態と似つかない物へと変化し、
翼が黒くなり、棘が付くようになる。
その性格は敵味方問わずいたぶる事が大好きなサディストと呼ぶのがふさわしく、
特にキレた時に悪魔化した場合は、怒らせた対象はただでは済まない。
さらに、一度受けた技は通用しなくなる。
それ故悪魔化する事を止められいるのだがストレスが溜まるらしく(ストレスが溜まると変身後の兆候が現れる)、
ぬいぐるみに八つ当たりする事で解消している。この行動はとある人物に知られてしまう。

430 :名無しになりきれ:2014/01/07(火) 20:55:40.03 0
∩∩
( ・x・)王様「アガトーラとは、ザックリした説明をすると遠くの国であるな」

∩∩
( ・x・)従業員A「……」

∩∩
( ・x・)王様「クレイよ、ユール国が銃の増強を続けるなら、我が国や他国も銃の大量生産を検討するであろう」

∩∩
( ・x・)従業員A「あれだけ、銃の前にボロ負けしたら仕方ない」

∩∩
( ・x・)王様「従って、この大陸も環境破壊から完全に無縁とまでは言えぬ」




∩∩
( ・x・)王様「セフェレニアよ、先ほどからコロコロと姿が変わっておるが、いかがしたか?」

∩∩
( ・x・)従業員A「思春期特有の情緒不安定かもな」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、まあ……何か困った事が起きたら、遠慮無く申すが良いぞ」

431 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/10(金) 19:22:24.41 0
うぅ〜、うぅ〜、瓶の中から出られれば、この監禁魔たちに裁きの鉄槌を下せるのにぃっ!
あっ……そーいえば念信結晶があった!

(フィリーフィットは小指の爪ほどの小さな青い石を握り締め、誰かに向かって叫び出す)
みんな助けて! フィリーフィットが悪い人間に捕まっちゃったの!
場所はゼルムの森を越えたウサギの国! すぐに駆けつけて!

(仲間に救援を要請したらしき妖精はジムにクレイ、ミフィアンたちを不敵な笑顔で睨み付ける)
……ふふーん、これでラティア石亭の妖精たちがわたしを助けに来るわ。明日くらいに!
あなたたちは妖精を怒らせた報いを向けるのよっ!

>>427
もう、何言ってるの!
砂だらけの国なんて、ちょっとでも水や木がダメになったらお終いじゃない!
みんなで鉄と火の文明に立ち向かわないと、この大陸だってあっという間にぼろぼろになるに決まってるわ!

>>428
アガトーラ神殿で生まれたってことは、あなた神に仕える巫女なの?
うん、銃の蔓延には、きっと神様だってお怒りに違いないわ!
すぐに銃工房へ裁きの雷を降らせるよう、お祈りして!

>>430
なーにを偉そうに大量生産を検討するであろう、よ。
汚い水や煙を垂れ流してまで銃を作ったら、わたしたちが承知しないからねっ!

432 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/10(金) 19:24:54.09 0
【国名】森の彼方のキアウフラム
【君主】女王グリシュエルデ
【地理】ウォーランディア大陸の南方、幾つもの湖を持つ熱帯気候の高地
【都市】ラティア石亭
【備考】ゼルムの森を南へ越えた先に広がる湖群高原で、妖精族の一大集落が存在

★キアウフラムのイメージ
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c8/HR_-_Plitvice_%28Plitvi%C4%8Dka_Jezera%295.JPG

★フィリーフィットのイメージ
http://fast-uploader.com/file/6944903590629/

433 :セフェレニア(悪魔形態) ◆EPOgq.MeE. :2014/01/10(金) 21:17:41.71 0
>>431
あら、違うわ。私は欲深な人間共が集う異教団に生み出された人工生命体なの。
いわば『悪魔城ドラキュラ』のドラキュラ伯爵みたいなものかしら。

434 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/01/11(土) 22:28:25.12 0
──……。    ん。




>おーさま
>ジムおにーちゃん
>クレイおねーちゃん

たっだいまー!
あー!
ジムおにーちゃんにクレイおねーちゃん、帰ってきてたんだ!
おかえり〜

んよ?
私宛にお手紙…? (>414)
誰からだろ……って、わわっ、おかね入ってるよ!?
なになに? なんだろこれ、貰って大丈夫なのかな……?
えと、んと、
くれたひと、ありがとー! 大事に使うね!


>白い羽根の女の人
おねーさん、お客様?
羽根の生えてる人なんて始めて見たよ〜
凄いなー、それって空も飛べたりするの?


>ガラス瓶の妖精さん
こっちは妖精さんだねー
はじめましてー………って、なんか怒ってるー……?
ふえぇぇ…。

435 :名無しになりきれ:2014/01/11(土) 23:03:35.49 0
∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、よくぞ帰還した」

∩∩
( ・x・)王様「そちらの女は欲深な人間共に生み出されたセフェレニア、瓶詰め小人はフィリーフィットなる妖精である」

∩∩
( ・x・)従業員A「ステラが留守の間、かくかくしかじか……ということがあったぞ。(と、従業員Aは今までの経緯を手短かに話す)」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、またよろしく頼みたい」

436 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2014/01/12(日) 17:33:28.36 0
>>431
とは言ってもねぇ・・・。ここの国、軍隊が弱いらしいから戦力的均衡保つには生産するしかないのよ。
現に以前侵略受けたしねぇ・・・。
(いや、あれはどっちかって言うと王様の無断外出の方がデカかったけどね・・・(汗))
>>434
おぉ、ステラ!久しぶりじゃないかい!(抱き付く
おい、こら妖精(強く睨む
何ステラ泣かせてるんだい。その瓶の中に水を流し込まれたいのかい?

437 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/01/12(日) 22:43:26.31 0
わわっ、く、クレイおねーちゃんっ
私、泣いてないから!
平気だから、妖精さん脅しちゃダメだよぉ…


でも、そっかー
魔法は、一般化すると効力が弱まっちゃうんだよねー (>81)
神秘であるからこその、魔の法なわけなんだし、ね
鉄と火の力は、魔法を神秘に追いやるために都合が良いんだけど……
それは、ちょっと、困るなぁ…、妖精さん──?



瓶詰め妖精フィリーフィットを、青く輝く瞳で見つめてそう云うステラの口元が、
薄い笑みの形に歪んでいた。

438 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/13(月) 01:56:16.31 0
>>436
難しいこと言って騙そうったって、そーはいかないわ!
強い国が銃を持つから、弱い国も銃を持たなくちゃいけない?
だったら、みんな銃を捨てちゃえばいいのよ! ポイッと!

(睨み付けの威圧にも負けず、フィリーフィットはクレイを見上げて言い返す)
わたしを溺れ死にさせたいなら、水でも牛乳でも、美味しい蜂蜜でも流してみなさい!
この瓶の蓋を開けた時……絶望の二文字を貴方の心に刻み込んであげるわ!

>>434 >437
こんな瓶の中に閉じ込められたら、怒るに決まってるでしょ。
あなたも一度、瓶の中に閉じ込められれば、今のわたしの気持ちが分かるってものよ。

(フィリーフィットは微笑むステラに不審げな瞳を向ける)
そっちが何に困るのか知らないけど、環境の影響を受けるわたしたちは銃なんて大困り……。
明日になれば、きっと仲間が助けに来るし……。
今日の所はじっくり英気を養うとするわ……ふぁ……ぁむ……ん。

(囚われの妖精は欠伸をすると目を瞬かせ、ゆっくりと丸まって眠りに就いた)

439 :キアウフラムの妖精たち:2014/01/13(月) 01:57:08.97 0
【そして明くる日、リィン国へ百を越える妖精が襲来した】


    |\ _      .i\ /i   ♪ ,ー- ‐ヘ  ♪
    <Y   `ヽ  < '´  ̄ ヽ   /〜〜〜ヽ
  ,:`i  l .メノ人メv〉__彡ノメノノlノリ〉  《./ノノ))))〉
  ,:'';\i、ノ!゚ ヮ゚ノi .\ `ソリ!゚ ヮ゚ノi    〈《! ゚ ヮ゚ノ》
   ;' ;''` <(つO)つ  ><(つ!>つ.   ./(!⊃ll_!つ
    とく/_/__l    とく//_|l〉   とく丶-'〉
..,、____ ~∪        ∪    __  ∪..,。__、_

440 :渦風の妖精:2014/01/13(月) 01:58:10.71 0
なんと埃くさい淀んだ空気……。
わちはこんなとこ、来とうはなかった!
囚われの仲間を助け出して、すぐにキアウフラムへ帰るぞよ!

(朝日と共にやってきた妖精の一群が、鳥の群れのように舞いながら街の南区画を埋め尽くす)
(そのいずれもが、フィリーフィットと同じく手のひらに乗る程の大きさ)
(彼女らは斥候として街の路地を飛び、家々の窓を覗き、今は瓶詰めとなっている仲間の姿を探し始めた)

441 :雨雫の妖精:2014/01/13(月) 01:59:27.16 0
誰が何を企んでも、アタシらがブッ潰してやんゆ。
まずはウサギたちを捕まえて、人質の開放を要求するんにゃ!
大きいだけで愚かなるものどもめ、妖精の恐ろししゃを思い知えっ!

(風の妖精に続き、街の水路からは水に属する妖精の一団が飛び出す)
(彼女たちは水路の水を操ると、怪しく動き回る水溜りを幾つも路面に作った)
(このスライムのような水溜りは、踏んだ者に絡みついて捕らえる魔力の篭もった潦《にわたずみ》)
(街のミフィアンたちを無差別に捕らえるべく、魔法で作られた潦はズルズルと街のあちこちへ向かって這い始める)

442 :名無しになりきれ:2014/01/13(月) 12:58:41.15 0
∩∩
( ・x・)通行人1「うわっ、なんだこれは?(道行くミフィアンたちが水溜りに捕まって動けなくなった)」

∩∩
( ・x・)通行人2「ネバネバして動けないぞ」

∩∩
( ・x・)従業員A「(窓から外を覗く従業員A)――どうやら、予告通りに妖精の仲間がやってきたようだ」

∩∩
( ・x・)王様「むむ……これは、ひのきのぼうを手に取り、我々の臣民を守らねばなるまい」

443 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/01/13(月) 13:34:12.95 0
>>421
……(質問の答えを静かに聞く)

……なるほどな、お前達の事情は良く分かった。だがな、お前達の国のために銃を作るのを止めたとしよう、そしたらどうだ…その国は他の国に攻め落とされるだろう。
自分達の事がよければ他の国はどうでもいい…それって銃を作る国と一緒じゃないか?

>>434
ん…おう、ただいま

>>439-441
……あ?……おいおいおい…どういう状況だ!

……なるほど…王様!フィリーフィットを解放してやろう、コイツさえ逃がせば事態は収まる!

444 :ヴァニラ ◆DxwCZwukMY :2014/01/13(月) 14:46:05.45 0
いいか。これだけは忘れるな。私の運命は自分で決める。私の意志が自分の運命なのさ。

【名前】ヴァニラ
【年齢】20歳
【性別】女性
【職業】フェンサー
【容姿】ハードコート、レッドミニフレアスカート、ブラックソックス
【髪型】セミロングヘアー
【性格】熱血漢
【属性】火属性系統
【得意魔法】火炎魔法
【使用武器】アリン(両手剣、槍、斧、拳、ランチャー)
【声優】日笠陽子
【男主人公ファングとの相違点】
1.フェンサーとしての使命をほっぽって「抜けなかった剣を抜いたんだからお咎めナシだろう」とパンの盗み食いをやらかして投獄して3日間拘束されたりすることがない。
2.女性を面と向かって褒めるのが得意で、照れて憎まれ口を叩くことがない。
3.片手剣コンボが使用できない代わりに槍コンボが使用できる。
【備考】
『フェアリーフェンサー エフ』における女主人公。
パートナー妖聖はアリン。
自他共に認める腹ペコキャラで、フューリーを抜く動機も「剣を抜いた褒美にありったけの飯を出して」というちょっと情けない理由だが、
アリンに激怒され、容赦なくフューリー集めをする事になった所からゲームが始まる。…序盤での、「私の運命は自分で決める。
私の意志が自分の運命なのさ」という台詞も最初は「寝たい時に寝て、食いたい時に食う」と続いていてアリンを落胆させる。
それ以外にも色々とルックスの割に残念な言動が目立つが、ストーリーが進む毎に人間的にちょっぴり成長していく。
仲間のフェンサーであるティアラにはツッコミを入れられる。姉御肌の口調。ティアラと衝突するアリンには呆れている。

445 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/01/13(月) 20:04:11.95 0
んー…


えーっと、おーさま、
ジムおにーちゃんはその瓶詰め妖精さんを離したら、って云ってるけど
どーするの?

それとも、表の子たちも蹴散らしちゃう?


>444
あ、いらっしゃいませー
ごめんねー、ちょっと今、立て込んでて……
と、とりあえずご注文は?

446 :名無しになりきれ:2014/01/13(月) 20:19:47.52 0
∩∩
( ・x・)王様「いや、ステラよ。この件の解決は外交の専門家である大使、ジムに全権を与える」

∩∩
( ・x・)従業員A「それじゃ、ジムの方針に従って逃がすぞ――(従業員Aが妖精を閉じ込めた瓶の蓋を開ける)」

∩∩
( ・x・)従業員A「おっと、お客様(>>444)が来たようだ。(ヴァニラの足に鼻をスリスリ)」

∩∩
( ・x・)王様「自分の意志が運命とは、なかなか深い台詞であるな。忘れまいぞ」

447 :アリン ◆DxwCZwukMY :2014/01/13(月) 20:22:54.30 0
>>445
ねえ。この馬鹿女(ヴァニラ)を何とかしてくれないかなー?この女もファングと同じでねー。

【名前】アリン
【性別】女性
【職業】妖聖
【備考】
『フェアリーフェンサーエフ』のもう一人のヒロインであり、ファング(ヴァニラ)の妖聖。
記憶喪失で、フューリー集めは女神復活の他に「自分を知っている妖聖探し」も兼ねている。
最初はグータラで食いしん坊のファング(ヴァニラ)に呆れつつも世話をしていたが、
少しずつファング(ヴァニラ)をパートナーとしてではなく「一人の男性(女性)」として意識し始めていく。

仲間のフェンサーであるティアラとは良く衝突を繰り返すが、いいコンビ。

↓容姿ならこれを見れば分かるわ。
http://www.deviantart.com/?qh=&section=&global=1&q=fairy+fencer+Alyn

448 :スクウェアちゃん ◆JNSCIeEWL2 :2014/01/13(月) 20:42:23.39 0
私はラステイション諜報部に所属するエージェント。スクウェアよ。

【名前】スクウェア
【性別】女性
【職業】ラステイション諜報部員
【武器】緋刃‐スカーレット‐
【備考】
ノワールの侍女を務める。武器は大剣と弓矢が合体したメタモルシューター。
必殺技を持っているが名前が長いため、よく敵に反撃される。また、
必殺技を使う時はコートを脱ぎ捨てる。運動神経抜群で素早い動きでパンチ・キック・頭突き・ヒップドロップ・チョップ・張り手による格闘技も得意とする。
また、戦闘スタイルは『ファイナルファンタジー13』のライトニングに近いもの。その反面、自分が隠し持っていたSの手帳でブラックハートの秘密をバラしてしまうこともある。
明るく優しい性格で、ノワールのことを常に気遣いつつも自分のことは自分で解決する芯の強さを備えている。
だが、マジェコンヌが送り出したアナゼル・エスとの戦いで苦戦する。また、ブリッツボールでの球技も体得しており、
スクウェアの関連作品の奥義も使える。コスプレも趣味であり、スクウェア関連のキャラクターのコスプレもするらしい。
たまたま、ラステイションにある鉄棒で逆上がりしたり、尻上がりをしたりして遊ぶこともある。
【画像】
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=40571256
http://i2.pixiv.net/img82/img/hibikit/40571256_m.jpg
http://i2.pixiv.net/img82/img/hibikit/40571256_p2.jpg

449 :名無しになりきれ:2014/01/13(月) 20:43:01.95 0
>>448
他の人と話をしたければこちらへどうぞ。

クロスオーバーキャラ雑談スレ2
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1376675038/

450 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2014/01/13(月) 20:59:01.45 0
>>438
全くいい気なもんさね・・・・・。
>>445
ん〜蹴散らすにしてもいささか量が多すぎるねぇ・・・
>>443,>>446
ちょっとタンマ!!   即座に瓶のふたを塞ぐ
お二人さん、よく考えてごらん。
相手は人質をもって、こっちももってる。
ここでこいつを逃せばカードがなくなるぞ?
下手したらあいつら自分らの目的のためにこの国を乗っ取るかもしれない。
ここはこいつを人質にしたまま話し合い、つまり外交戦に持ち込むべきだと私は思うね

>>444,>>447,>>448
うおっ、いつの間にかこの店に随分客が来てるねぇ

451 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/14(火) 00:27:15.90 0
>>443
(フィリーフットはぷっと頬を膨らませるや、ぶーぶーとジムに文句を飛ばす)

もうっ! この分からずやー! 他の国も銃を使わなければいいのよー!
みんなで銃を捨てて、どこの国も新しく作らない! これで万事解決でしょ!
銃なんて千年くらい前は誰も使ってなかったみたいだし、世界から無くなってもだーれも困らないわ!
わたしたちは、断固として火と鉄の文明から自然を守って見せるからねっ!

>>450
何がいい気なもんさね、よ。
どかどかテリトリーを減らされたら新しい妖精が生まれないの。
だから、これは種の存亡に関わる死活問題だわ!
こうなったら徹底抗戦よ!

あっ!

(ミフィアンの手で瓶の蓋が開けられた瞬間、フィリーフィットはスッと飛び上がるが……)

――イタッ!

(素早くクレイが塞いだ蓋で頭をゴチンと強打、両手で頭を抱えてうずくまった)

452 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/01/14(火) 23:23:31.60 0
何なに!?
妖精さんだけじゃなくて、お客さんも千客万来なの…?
あぅぅ、ご注文捌ききれるかなぁ…。


>瓶詰め妖精さん
わちゃ、痛そう〜…
あのねー、妖精さん人質なんだって。
もうちょっと我慢してね〜

それじゃあ、私はこの膠着した状態の間に星図盤でも描いておこうかなー。

453 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/01/15(水) 07:05:37.20 0
>>450
外交戦…外交戦ねぇ…(静かにビンを取る)
俺は妖精連中と戦う気はないね、だからカードもいらない。
フィリー…だっけか、落ち着いて住める場所が必要なんだよな?王様!どこかにいい感じの森は無いか?そこを誰も入れないようにしたらいいと…俺は提案する。

>>451
悪いな…俺達が戦うのは、国だけじゃねぇんだわ…だからな、銃を無くす事は出来ない。でも、減らす事は出来る。最善を尽くそう。

454 :名無しになりきれ:2014/01/15(水) 19:39:45.85 0
∩∩
( ・x・)王様「ジムよ、森なら南にゼルムの森が広がっておるぞ」

∩∩
( ・x・)従業員A「魔法で森を閉ざして、誰も入れないようにするいうのが、ジムの案か」

∩∩
( ・x・)王様「しかし、ゼルムの森は我が国の領土である。税金を納めぬ妖精へ明け渡す訳にはゆかぬ」

∩∩
( ・x・)従業員A「今のリィンの国庫は火の車だからな」

∩∩
( ・x・)王様「それと、ミフィアンから癒し種族の地位を奪うなら、妖精は殲滅を検討せねばならぬ」

∩∩
( ・x・)従業員A「それはともあれ、妖精の話を聞く限り、銃の根絶というより環境保全が主目的のようだな」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、我々も生存の為に一定の環境を維持するが、国益を鑑みれば文明の発展は誰にも止められぬであろう」

∩∩
( ・x・)従業員A「つまり妖精への回答は……1、鎖国はキアウフラム以南だけでお願い。2、銃は減らすが放棄しない。3、癒しはミフィアンが担う」

∩∩
( ・x・)王様「うむ」

455 :渦風の妖精:2014/01/15(水) 21:20:40.76 0
フィリーフィットを発見したぞよ。
どうやら、硝子の牢獄で虜囚の辱めを受けておるようじゃな。
ならば、わちもパワーで解決せねばなるまいのう。

(イナバの白ウサギの窓に近づいた渦風の妖精が、中を覗き込んで声を上げた)
(彼女の姿は、透けるような薄い衣を纏い、青紫の髪を靡かせる小妖精である)

人間どもよ、わちは渦風の妖精!
いざ、尋常に勝負!

(渦風の妖精は、店の中へ緑に光る魔力球を放った)
(これは圧縮した風であり、何かに触れた瞬間、四方八方につむじ風を撒く代物なのだっ!)

456 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/16(木) 18:53:01.03 0
>>452
わたしは人質の即時開放を要求するわ!
そもそも、なんで捕まってるのかも分からないのにっ!

>>453
フィリーじゃなーい! フィリーフィット! 楔よ!

《フィリーフィットは妖精族の言葉で"楔"の意である》

戦う相手は国だけじゃない?
知ってるわ、あちこちで暴れてる虫でしょ。
だから、大陸全てを魔法で閉ざして、虫が入ってこれないようにすればいいじゃない!
そーすれば、空からも海からも地中からだって入ってこれないわ!
最善の道は森一つだけじゃなくて、大陸全てを魔法で閉ざすことなのっ!

>>454
もーっ、キアウフラムだけ守っても意味ないのよ!
自然の均衡は一つ崩れれば、他の全てが影響を受けるもの。
ま、頭の緩いウサギなんかじゃ分かんないだろーけどねっ!

>>455
ふっふん、どうやら助けが来たよーね!

(渦風の妖精が放った魔力弾が室内に炸裂、着弾点を中心に旋風が拡散した)
(発生した風の衝撃は、食器や瓶が吹き飛ばれる程の風速である)

……ふぁっ!

(瓶が吹き飛ばれる程度の風速である)

457 :リィン王国通信:2014/01/16(木) 22:17:18.85 0
大国、ユール王国が軍備増強を発表。
新たに魔導師団、竜騎兵隊の編成に加え多数の『銃』の存在も確認されている。
これは数か月前、我が国侵攻を失敗したことによるユール王国に敵対する国々か
らの攻撃を防ぐための牽制と思われる。

なお、現在多数の妖精が我が国上空を徘徊、国民は外出を自粛するように。
この奇襲に軍は混乱、王の対応不足にも批判が続出。以前ユール軍が侵攻してき
た際の、王の不在のこともあり、退陣を求める声もちらほらと見受けられる。
                                匿名希望の記者

458 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/01/18(土) 19:17:37.90 0
わぷっ!
何なに!? 凄い風……
あっ、妖精さん、大丈夫? (>456)
ふぅ、危ないとこだったねぇ〜

さて、と。
それじゃあ、妖精さんを、この星図盤の真ん中に置いてぇ……

大地を見下ろす天の星々よ
切欠はここに
理を同じくする姿の在り処を求めよ
誘いて来たれ
呼ぶ子の名は──マントディア


さぁ、狩りの時間だよ。



キンと軽やかに澄んだ音を立てて、青く輝く星図盤が広がっていく。
星図盤は、色と輝きを薄く薄く延ばしながら、街全体を囲むように拡がりきると、
その円周に沿うように数十体の虫を生み落とした。
それらの姿は、小型犬ほどのカマキリ。
カマキリたちは、カチカチと腕の鎌を触れ合わせながら街の中へと向かう。
狙う目標は、フィリーフィットと同じモノ……妖精たち。

459 :名無しになりきれ:2014/01/18(土) 21:06:34.72 0
∩∩
( ・x・)王様「おお、ステラが何やら悪役みたいな召喚術を使い始めたではないか」

∩∩
( ・x・)従業員A「妖精たちは思ったより脳筋のようだから、こちらもパワーで解決しなくちゃな」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、これは近頃流行りの弾幕ごっことやらかも知れぬ。ステラよ、魔法幼女の力を思い知らせてやるが良い」

∩∩
( ・x・)従業員A「ところで、外で号外(>>457)が配られてたぞ」

∩∩
( ・x・)王様「王の退陣要求とはいかん。通信社に圧力を掛けて言論を統制せねばなるまいな」

∩∩
( ・x・)従業員A「そのうち、革命を起こされるぞ」

460 :雨雫の妖精:2014/01/20(月) 17:41:47.55 0
>>458
なんなー? このカマキリ?
今は忙しいかりゃ、あっちにしっしっ!

(街の外周部には、ステラの呼びかけに応じて大蟷螂たちが発生する)
(それに不用意に近寄く雨雫の妖精は、素早く動く大鎌で即座に胴体を捕捉された)

ふにぇ!?
はなしぇ! はなしぇーっ!
さ、さてはこいちゅ、アタシに乱暴するつもりだにゃあ!

(妖精族は魔法への耐性は高いものの、物理攻撃には強くない)
(マントディアが大鎌で締め上げると、雨雫の妖精は呻き声を上げてあっさり昏倒した)

……へべっ!

(突如の襲撃に混乱した他の妖精たちも、ミフィアンたちを捕らえる水術の制御を完全に失っていた)

461 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/01/20(月) 19:13:42.53 0
さあ、妖精さん?
仲間の皆を助けたいなら、早く帰って貰うといいよ。
それとも……、このまま根絶やしにされたい?
私は、どっちでもいいけどね。

462 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2014/01/20(月) 19:54:49.77 0
>>457
あれまぁまたユールも軍事強化かい。ったく金持ちのすることはすごいねぇ。
これはまた侵略されてもおかしくないねぇ。
>>458
何だいこのちまっこいカマキリ!!?踏んじゃうじゃないか!足元うろうろするんじゃない!
ってステラもステラでなんか某宇宙の狩人みたいなことを・・・・
>>460.>>461
これもうどっちが悪かわかんないねぇ・・・・・。
ステラも意外と黒いんだねぇ。

463 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/20(月) 22:59:00.24 0
>>461
くっ……なんて奸智に長けた恐ろしい妖女なの!
こうなったら、もう人間たちの言いなりになるしかない……。

(フィリーフィットは念信の結晶を手に取る)

キアウフラムの妖精たち!
わたしのことはいいから、すぐにキアウフラムへ戻って!
妖精狩りの魔物が現れたの!
このままじゃ、みんな食べられちゃうわ!

464 :キアウフラムの妖精たち:2014/01/20(月) 22:59:41.19 0
【街の上空を舞っていた妖精たちは、フィリーフィットの念信を聞くと、これ幸いと南の空へ去ってゆく】


    |\ _      .i\ /i   ♪ ,ー- ‐ヘ  ♪
    <Y   `ヽ  < '´  ̄ ヽ   /〜〜〜ヽ
  ,:`i  l .メノ人メv〉__彡ノメノノlノリ〉  《./ノノ))))〉
  ,:'';\i、ノ!゚ ヮ゚ノi .\ `ソリ!゚ ヮ゚ノi    〈《! ゚ ヮ゚ノ》
   ;' ;''` <(つO)つ  ><(つ!>つ.   ./(!⊃ll_!つ
    とく/_/__l    とく//_|l〉   とく丶-'〉
..,、____ ~∪        ∪    __  ∪..,。__、_

465 :渦風の妖精:2014/01/20(月) 23:02:13.59 0
こ、これはなんたる悪逆非道の謀略か。
しかし、わちは退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ !

>>462
まずは、そこな大女から懲らしめてくれようぞ。
おおかた、悪しき妖女の側近に違いあるまいて。
受けるが良い……妖精パンチ!

(自らに風を纏わせて渦風の妖精は加速し、クレイ目掛けて飛行する)

466 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2014/01/20(月) 23:46:27.77 0
>>464
おぉ!去っていく去っていく!
大手柄じゃないかステラ!   頭を激しくなでまわす
>>465
あぁ?って危なっっ!!    慌ててかわすと妖精は戸棚に激突した
危ないことするねぇ・・・・・。いやま勇気は買うけど無謀すぎんでしょあんた・・・。

ってあれま、日が暮れちまうよ・・・・・。

(・・・・・あれ、今日って満月だっけ?)

ちょっと抜けさせてもらうよ。朝には帰ってくるからさ。悪いけどジムの部屋の片づけは頼んだよ!

(ふぃ、・・・危ない危ない)  そそくさと部屋を立ち去る

467 :名無しになりきれ:2014/01/21(火) 21:28:34.04 0
∩∩
( ・x・)王様「妖精族を素早く鎮圧した。これで民に国王の威厳を示したに違いあるまい」

∩∩
( ・x・)従業員A「鎮圧は100%ステラの功績だが」

∩∩
( ・x・)王様「しかしステラよ。あのマントディアやらは何者であるか」

∩∩
( ・x・)従業員A「大きさを除けば、虫魔物にも見える」

∩∩
( ・x・)王様「まさか、儚く愛らしいミフィアンたちを襲いはしまいな……?」

∩∩
( ・x・)従業員A「とりあえず、今日は後片付けをして店じまいにしよう」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、クレイは華麗に掃除を回避して逃げてしまったようであるな」

∩∩
( ・x・)従業員A「仕方ない。俺たちで掃除しようか。(戸棚に激突した渦風の妖精を素早く瓶詰めにする)」

468 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/01/22(水) 22:04:42.16 0
わわわっ
あ、頭わしわししないで〜〜 (>466)
て、わぁ!
び、びっくりしたぁ…… (>465)
あーあ、妖精さん、もう一人瓶詰めになっちゃったねぇ (>467)
他の妖精さんは、森へ帰っちゃったのかな。
じゃあ……、もういいかな。

導きの星よ
天球の底へ子らとともに一時の眠りを


……あの子たちは、そうだね、虫の魔物と同じモノ。
同じ理を拠り所にする、プテラと同じ、異形の魔物。
でも大丈夫。
今は、おーさまたちを襲うことはないよ。
とりあえず空に還って貰ったから……、掃除、しよっか。


……クレイおねーちゃん、なんだか焦ってたけど、お仕事かな…?

469 :クレイ(人狼形態) ◆TeIs7psiOM :2014/01/22(水) 22:44:26.29 0
追加
【容姿】銀色がかった白髪、青い目
【特徴】犬耳、ふさふさのしっぽ
【性格】若干犬っぽい、少し打たれ弱い
【属性】風
【得意魔法】身体強化魔法
【使用武器】爪や牙
【特技】壁昇り、嗅覚による様々な技能
【備考】
軍人時代に合成魔術の実験体となり、白狼と合成される。実験自体は進んでやったものだが色々後悔中。
変化は自由に行えるが、満月時には強制的に人狼状態となり、副作用(?)で性格が若干退化している。

470 :クレイ(人狼形態) ◆TeIs7psiOM :2014/01/22(水) 22:49:25.62 0
-町はずれにて-
あぁ、やっぱり変化じてる・・・・・。  鏡を見る
真っ白けっけじゃん、これ戻った後も地味に残るんだよなぁ。
ステラ達にばれなくてよかった・・・・・・恥ずかしいったりゃありゃしない。

471 :◆VERyqMRBw2 :2014/01/22(水) 23:25:03.77 0
ここならば版兼キャラと語れるぞ。

キャラハン総合雑談スレ
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1344760218/

472 :名無しになりきれ:2014/01/23(木) 00:37:58.45 0
【日が暮れた王都、街外れにて】

∩∩
( ・x・)淑女ミフィアン「ねぇ、こんな街外れに呼び出して何のつもり?」

∩∩
( ・x・)紳士ミフィアン「マドモワゼル、一目あった時から好きでした。付き合って下さい」

∩∩
( ・x・)淑女ミフィアン「いいわ、実は私も前からあなたのことが気になってたの」

∩∩
( ・x・)紳士ミフィアン「ああ、我が麗しのマドモワゼル。(ひしと抱き合うウサギたち)」

∩∩
( ・x・)淑女ミフィアン「待って、近く(>>470)に誰かいる……ええっ! 王都に巨大狼!?(失神する淑女ウサギ)」

∩∩
( ・x・)紳士ミフィアン「お、狼が来た〜! 人食い狼が現れたぞ〜!(相方を置いて脱兎の如く逃げてゆく)」

473 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/23(木) 00:59:01.36 0
なんか外が騒がしい……狼が来た?
こんな緑の少ない所に狼が現れるなんて、きっと人間が棲家や餌を奪ったせいに違いないわ!

>>467
きーっ! その子を離しなさい! 馬鹿ウサギ!
もし、何かしたらアンタを照り焼きにしてやるわ!

(捕まった仲間を見ると、フィリーフィットはガラス瓶の内側をポカポカ叩きながら喚き声を上げる)

>>468
巨大な虫たちと同じ理を拠り所とする異形?
なんてこと! 人間たちの中に銃使いどころか虫使いまでいたなんてっ!
というか、空の上にそんな理の世界があるなんて聞いたことないわ!

(瓶詰め妖精は瞳に不審の色を宿らせ、何かを考え込む)

……あなた誰なの?
まさか、星々の世界から墜ちてきたんじゃないでしょーね?

474 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/01/23(木) 21:56:34.63 0
オオカミ?
確か警戒心が強いから、そんなに人の近くには来ないはずだけど……
妖精さんのいうとおり、エサがなくなったのかな。
……オオカミって、妖精とか、食べるのかな。


>473
私が誰か……なんて、私が一番知りたいよ。
星図盤の使い方は、おししょーさまに教えて貰ったけど、
でも……星図盤も天球儀も、空をこの地上に映しているだけ。
偽りの、模りの空。

475 :クレイ(人狼形態) ◆TeIs7psiOM :2014/01/23(木) 22:17:56.93 0
げっ!何か騒がれてる!だからこの姿になるの嫌なんだよぉ!
めんどくさいったらありゃしない!  壁を駆け上がるように上り、屋根につく。
朝までこの姿かぁ・・・・・。妖精どもが帰った後で助かったわ・・・。
見つかったら見つかったらでまた面倒だし。

476 :名無しになりきれ:2014/01/24(金) 17:43:08.25 0
∩∩
( ・x・)王様「王都の治安を維持するため、民を脅かす狼は狩らねばなるまい」

∩∩
( ・x・)従者A「放っておけば、ひよこの飼育場とかも危ないしな」

∩∩
( ・x・)王様「しかし、ミフィアンでは百匹集まっても狼に太刀打ち出来ぬ」

∩∩
( ・x・)従者A「銃さえあれば、俺たちでも狼に勝てるかもしれないぞ」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、ならば非力なものでも銃があれば国土を守れると示すため、そこな妖精も連れて行くとしよう」

∩∩
( ・x・)従者A「――(妖精入りの瓶を抱える)」

∩∩
( ・x・)王様「大使よ、まだ起きておるか? これより狼狩りを始めるゆえ、その銃を貸してもらおう。(ジムの魔導銃を奪い取る)」

∩∩
( ・x・)王様「血に飢えた彷徨える狼よ、リィン国王の武技を示してくれようぞ。(大通りへ飛び出して行く)」

477 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/01/24(金) 23:07:24.69 0
え、えぇ?
おーさま、ジムおにーちゃんのそれとか使えるの?
銃のほうがだいぶ大きいような…

って、あ、ちょっと待っ……て………あ、あれれ……?
う…にゃ……さっきの、まだ、無理しすぎ、だったかな……
留守番、してる、ね……
ふあぁ………むにゃ…。

(水曜までお休みします)

478 :クレイ(人狼形態) ◆TeIs7psiOM :2014/01/25(土) 20:41:02.49 0
ZZZZ・・・・。むぁ?いけね、眠っちまったよ。
ん?なんかみんなうろちょろしてる・・・・って明らかに私だよねぇ・・・・・。
ってあれジムのじゃないか、・・・・・・・反動で地平線まで吹っ飛びそうだねぇ・・・
銃ねぇ、うちの国、また大量生産し始めたっぽいけど平気なのかねぇ。

479 :クレイ(人狼形態) ◆TeIs7psiOM :2014/01/25(土) 21:03:34.78 0
【国名】鉱山の国バーク帝国
【君主】グリスト皇帝
【気候】砂漠で囲まれ、度々砂嵐が巻き起こる
【首都】サンドアーク
【備考】
賞金稼ぎ、犯罪組織の巣窟とも呼ばれるほど治安が悪い。これはクーデターにより前政権が崩壊
し、圧政が行われているからである。鉱山が多くあるため、鉱物資源が豊富。ただ魔法技術が上手くいかず、昔ながらの兵
戦を行ってきたため、機動力に長け軍の錬度は非常に高い。数年前から銃の生産を行う
ようになり今では随一を誇る銃生産国とされている。
また兵士は鉄の仮面をつけているため、素顔はあまり知られない

480 :ウルトラマンノア:2014/01/25(土) 21:05:24.86 0
私はオリキャラではないが、参加しては駄目かな?

481 :名無しになりきれ:2014/01/25(土) 21:13:19.90 0
∩∩
( ・x・)王様「ヒソヒソ……(ウルトラマンノアよ、ここはファンタジー系の世界観でロールメインのスレゆえ、汝の参加は至難の業であろう)」

482 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/25(土) 21:42:50.95 0
(満月が煌とした眼差しを投げかける夜の都)
(月明りで灰色を淡く溶かされた石畳の上では、王の指揮で何匹ものミフィアンが銃を持って走り回っている)
(そんな中、瓶詰めにされたままのフィリーフィットもまた、夜狩りに付き合わされて大路小路を彷徨う)

>>478
銃なんかより、弓の方がよっぽどいいのに……。
あ、屋根の上に何か白いものが動いてるわ。

(呟いて空を見上げた妖精は、視界の端に生命の気配を"視"る)
(それは躍動感に満ちた巨狼で、しかも夜の黒とは交じり合わぬ白毛に覆われていた)

……あれは狼じゃなくて、人狼ね。
獣憑きが相手なら、千匹集まったってウサギなんか皆殺しよ!

483 :マイティ・ソー:2014/01/25(土) 21:58:55.15 0
ロキという男を知らないか?この近くに逃げ込んだ筈なんだが。

484 :名無しになりきれ:2014/01/26(日) 01:56:22.36 0
∩∩
( ・x・)王様「通行人(>>483)よ。ロキとは聞かぬ名であるが、探す理由は何であるか?」

∩∩
( ・x・)従者A「忍者なら見かけたが、たぶん違うだろうな」

∩∩
( ・x・)王様「とりあえず、屋根の上の人狼は王都の平和のために射たねばなるまい」

∩∩
( ・x・)従者A「――(乾いた銃声が街に轟くと、王様は魔導銃を発射した反動で倒れる)」

∩∩
( ・x・)王様「うむむ……やったか?」

485 :クレイ(人狼形態) ◆TeIs7psiOM :2014/01/26(日) 08:07:14.96 0
銃弾はクレイから外れ、明後日の方向へと飛んでいく。

やっぱりねぇ、訓練受けてない奴が撃ってもこうなるだけだろうねぇ。
って、何気にバレてるし!私だってバレる前に逃げないと!!    屋根を疾風の如く駆け抜けていく

486 :マイティ・ソー:2014/01/26(日) 08:36:12.60 0
ソー「クレイとやら、何やら悪さをしたようだな、逃がさんぞ!」

クレイは逃げようとするが、仮にも神の一族であるソーから逃げられる筈も無かった。

渾身の一撃を喰らわすも、ソーには全く通用しない。

逆にソーから一撃を喰らったクレイは吹っ飛び、壁に叩きつけられた。

クレイは気絶した。

487 :マイティ・ソー:2014/01/26(日) 08:40:40.68 0
王よ、私とロキについて知りたければ「マイティ・ソー」で検索するがいい。

488 :名無しになりきれ:2014/01/26(日) 18:30:15.87 0
∩∩
( ・x・)王様「知りたければ検索せよ? 旅の者(>>487)、横着はいかん。役所(>>9)の住民票にて自己紹介するのだ」

∩∩
( ・x・)従者A「ヒソヒソ――(それと、相手の動きを固定する行動は決定ロールと呼ばれる)」

∩∩
( ・x・)王様「ヒソヒソ――(決定ロールは他者の意志決定を奪うゆえ、使い方には気を付けるが良い)」

∩∩
( ・x・)従者A「ヒソヒソ――(なお、ロール系のスレでは自分の行動だけを動かすのが基本だ)」

∩∩
( ・x・)王様A「ヒソヒソ――(従ってクレイよ、一瞬気絶したがすぐに目覚める、とのキャンセルロール等も可能であるぞ」

489 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/01/26(日) 23:16:29.32 0
>>454-468
……瞬く間にステラが制圧したな…
(しかしステラが出したカマキリの魔物…確実にステラは何かあるな…星図やらなんやらややこしいな…手っ取り早いのは師匠さん取っ捕まえるか)

……っと…掃除掃除…

>>469-470>>472-478
〜♪(意外と掃除好き)

……よっし!終わり…っと…あれ?王様や皆どこいった…?フィリーも持って行って…
(机を見て、銃が無い事に気付き、遅れて銃声が聞こえる)

……おぉぉぉぉぉさぁまぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!(鬼の如き形相で銃声が聞こえた方に駆ける)

……ん?白い…狼…?ちっ…怪しいな…!
(剣に水の魔力を流し剣を鞭状にし、屋根の上に上がる

王様!銃を投げてくれ!!(屋根を走りながら要求する

490 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/27(月) 00:35:46.54 0
>>484-485
(ミフィアン従者に抱えられた瓶詰め妖精は、冷ややかな表情で国王の射撃を眺めていた)

何が非力な者でも国土を守れるよ……全然じゃないの!
やっぱり、あんたたちはヒノキのボーでも振り回してた方がお似合いねっ!

>>486
誰かいる……?
暗いし、動きも速過ぎて、よく見えないわ。

>>489
あっ、さっきの人間。
ふーん、見た目はたいしたことないのに魔法を使えるのね。
でも、人の名前を間違えるとか! 思い返しても本当に無礼な男だわ!

491 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/27(月) 00:37:00.19 0
【あ、それとクレイ、決定ロールに対しては、後手キャンセルって技法もあるわ】
【それは残像だ、と言って攻撃自体を避けちゃってた事にする方法ね】
【もちろん、そのまま受けて進めてもいいけど】

492 :名無しになりきれ:2014/01/27(月) 00:48:42.66 0
∩∩
( ・x・)王様「おお、ジムも来たようであるな」

∩∩
( ・x・)従者A「しかし、銃を投げてくれと言われてもな」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、ミフィアンの筋力でこれを屋根まで投げるのは不可能である」

∩∩
( ・x・)従者A「なので、その水の鞭で引き上げてくれ」

∩∩
( ・x・)王様「そぉい!(ジムの真下まで行き、魔導銃を高く掲げて何度もジャンプする)」

493 :クレイ(人狼形態) ◆TeIs7psiOM :2014/01/27(月) 06:55:44.91 0
ガっ!?  壁に強く頭を打ち付け、意識が飛びそうになる。
冗談じゃないよ・・・・・、あんたらが勝手にギャーギャー騒いでるだけだろうが・・・・・!
これはいったん森に言った方がいいねぇ・・・・・。      痛む頭を押さえながら森に向かって走る

494 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/01/27(月) 16:15:12.49 0
>>490
あぁ、悪かったな!でも言いやすいからフィリーだ!!

>>492
くっ…それもそうか…
(一旦戻り、銃を引き上げる

>>493
森に向かってるのか…しかし速い…!!追い付けねぇ…
(銃で光の魔力を打ち上げ、居場所を伝えようとする
(続い威力を落とした風の魔力弾を狼に当てない様に放つ

495 :名無しになりきれ:2014/01/28(火) 00:42:33.27 0
∩∩
( ・x・)従者A「狼が森に逃げてゆくぞ」

∩∩
( ・x・)王様「ゼルムの森に逃れれば、もはや追うことは出来ぬな」

∩∩
( ・x・)従者A「王都から野獣を追い払ったので良しとしよう」

∩∩
( ・x・)王様「うむ、これであの狼も人界が危険であると知り、警戒して近づかぬであろう」

∩∩
( ・x・)従者A「――(そして戦慄の夜が明ける)」

496 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/28(火) 02:42:39.60 0
>>494
そう、別に何と呼んだっていいわよっ。
そっちが人間のやり方でやるなら、わたしも妖精のやり方でやるだけだもの! いーだ!

(月下に人狼を追って遠ざかってゆくジム・スイグルを眺め、瓶詰め妖精は小さな呟きを漏らす)

……さっきの銃を減らすなんて言葉も、信用しない方が良さそーね。
言いやすいとか便利だとか、楽な方に流れるのが人間ってことなら。

>>495
(フィリーフィットはイナバの白ウサギまで戻されると、日が昇るまで眠りこける)

ぁ……ふぅ……とっても眠いわ。
こんな劣悪な場所に二日も軟禁されたせいかしら。

497 :クレイ(人狼形態) ◆TeIs7psiOM :2014/01/28(火) 07:02:45.67 0
っ!!撃って来た!?だが、  クレイは腕を横なぎに払うと、暴風が巻き起こりジムの弾を掻き消す


な、なんとか森へついたぁ・・・・・。これからは変化するときは町から出た方がいいねぇ。

-夜が明け、朝日が体を照らす。

あ、やっぱり白髪残ってる・・・・・。

498 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/01/28(火) 17:26:15.28 0
>>495-497
くっ…これ以上の追跡は無理か…

(しばらくして日が上った頃、ようやく元自宅に帰還する
……あぁ…疲れた…ちったぁ休ませて欲しいぜ…全く…王様、これを…手掛かりはないかと少し森に入ったんだが、白い毛が落ちてたんだ
さて…フィリー、銃を減らす件だが…そうだな…俺達と一緒に各国に行き、交渉してみる…ってのはどうだ?

499 :リィン王国通信:2014/01/28(火) 18:33:41.24 0
昨夜から今朝にかけて白い狼が現れた。
幸い犠牲者出なかったが、近頃軽犯罪が多発していることも踏まえて市民の間
では自警団の発足の話も出てきている。
なお、その晩市民の家の窓ガラスが割られる事件が発生、銃声や弾が発見さ
れたことも踏まえて何者かによる犯行と見て、警察は捜査を続けている。


そして昨日、銃の生産大国として知られるバーク帝国と大国ユールとの間で
軍事同盟が締結された。これはバークはユークに対し魔術師の教育を、ユー
ルは銃による戦法の教育をそれぞれ要求。先日我が国に襲来した多数の妖精
、魔物に似たカマキリへの対策へと思われる。
軍部からは我が国も軍事強化を、との声も多々上がってきている。
                            いかした記者

500 :名無しになりきれ:2014/01/28(火) 20:51:25.76 0
∩∩
( ・x・)従者A「――(朝食の席、王様が紅茶を啜りながら新聞を読んでいる)」

∩∩
( ・x・)王様「なんと、バークとユールが同盟を結んだと新聞(>>499)に書いておるぞ」

∩∩
( ・x・)従者A「確か、バークは銃の一大生産国だったな」

∩∩
( ・x・)王様「ジムよ、銃削減の交渉を行うつもりならバークから始めねばなるまい」

501 :リィン警察:2014/01/28(火) 20:58:58.28 0
王様、現在あなたに逮捕状が出ております。
容疑は銃を無断で発砲し、市民の家の窓ガラスを割った罪でございます。
どうかご同行を

502 :名無しになりきれ:2014/01/28(火) 21:10:28.44 0
∩∩
( ・x・)王様「むむ、まさか銃の所持が許可制だったとは……硝子は割ったような割らないような」

∩∩
( ・x・)従者A「――(王様が屈強な男たちに連行されてゆく)」

503 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/29(水) 23:39:00.42 0
>>498
(フィリーと呼ばれると、途端に瓶詰め妖精は不機嫌そうな様子で頬を膨らませた)
(愛称の風習が無い妖精族には、わざと名前を間違えているとしか映らないのだ)

各国と銃の削減を交渉するか、ですって?
そうね……そうさせてもらうわ!
アンタたちなんかに任せたら、どんなことになるか分からないものっ!

>>499-502
(発砲と器物損壊の容疑でリィン国王が逮捕され、店内から連行されてゆく)

あのウサギが王様? あんな冗談みたいな顔して冗談じゃないの?
あなた、きっと王様を辞めさせられるわ!
新しい王様は銃の無い国にしてくれたら、とってもいいのにねっ。

(少し気が晴れたのか、フィリーフィットは鈴の音の涼やかさで笑う)

504 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/01/30(木) 16:15:37.75 0
>>499>>503
なんと…動きが速いじゃねぇか…

さて…フィリーもついて来るって言ってるし、この瓶から出して、ちゃちゃっと用意しますかな…っ!

>>501-502
さて、これからどうすr……
(王様が逮捕されるのを眺めつつ、頭の処理が追い付いかなかった

……あー…うん、なぜ王様が自国の法を知らなかったのか、とかは聞かないぞ…

505 :クレイ ◆TeIs7psiOM :2014/01/30(木) 17:20:57.89 0
ふぅ・・・・ただいまぁ・・・・
-やつれた感じで帰ってくる。
(残った白髪を染めるのに予想以上に疲れた・・・・)

>>500>>503>>504
は・・・・?
え、あんたたちバークに行くのかい?
わ、私は遠慮しとくよ!
・・・いや私が行ったらマジで洒落にならないし(ボソッ
おっと、急用を思い出した。バークにはあんた達だけで行ってきなよ!じゃぁな!
-窓から飛び去っていく

506 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/01/30(木) 22:26:25.17 0
……むにゃ。

んー…、なんだろ。
おーさまが世界の秩序をこっそり守ってるような、そんな夢を見たんだけど、
あれ?
おーさま?

………ねぇ、ジムおにーちゃん、おーさま、どーしたのあれ?


あ、クレイおねーちゃん、おかえ……………行ってらっしゃーい…。
なんか、朝から皆忙しいねぇ……。

507 :名無しになりきれ:2014/01/30(木) 23:04:48.96 0
∩∩
( ・x・)王様「クレイよ、体が打ち身だらけであるがいかがしたか?」

∩∩
( ・x・)王様「……答えを聞く前に行ってしまったか」

∩∩
( ・x・)王様「逮捕に加え、国王が領内を離れる訳にはいかぬゆえ、各国との外交交渉はジムに一任する」

∩∩
( ・x・)王様「む、ステラも目覚めたようであるな」

∩∩
( ・x・)王様「実は……王様は発砲とガラス窓を損壊した容疑で逮捕されてしまったのだ……」

∩∩
( ・x・)王様「盗んだ銃を持って走り出した十五の夜、窓ガラス壊して回った……この支配からの卒業♪」

∩∩
( ・x・)王様「いかん、名曲が出来てしまった」

∩∩
( ・x・)従者A「――などと、被疑者は曖昧な供述を繰り返しており」

508 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/01/31(金) 02:42:06.95 0
はぁぁふぅ……。
よーやく、狭っ苦しい瓶の中から出られたっ。
また毒を飲まされたら堪らないし、どこかで木の実を探して力を取り込まないと……。

(蓋を外された瓶から飛び出すと、フィリーフィットは軽やかに宙を舞いながら天井の梁へ座った)

そーいえば、まだクレイからしか名前を聞いてないわね。
ま、別にあんたたちの名前なんて知らなくても問題ないけどっ!

509 :リィン国大臣:2014/01/31(金) 18:23:55.53 0
バーク帝国なら大陸の端にありますよ。ここから馬で行って一週間のところです。
途中で『砂漠の海』という場所に当たるのでそこからは砂上船か空からの旅をおすすめします。
ただ、現在我が国はユールとの戦時下であるためその同盟国であるバークにとってあなたたちは
『敵性異国人』となりますのでまともな待遇は期待できないでしょう

510 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/01(土) 18:08:17.35 0
おーさまは詩人も兼務してるんだねぇ
さすがだよー
さすがは……、一国の王を名乗るだけのことはあるよね。


>508
妖精さん、改めてこんにちは。
私はステラ。
とりあえず、皆にはそう呼ばれているよ。
おーさまに貰った称号は、魔法幼女プリズム☆ステラ!
名は体を表す……だから、早くその称号に見合うようにならなきゃだよね。

妖精さん。
あなたの名前は……、何に打ち込む楔なんだろうね?

511 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/04(火) 21:18:14.17 0
>>510
ステラ……変わらぬ星ねっ。
プリズムステラの方は、何を意味するのか分からないけど……。

(名前について問い掛けを投げられると、フィリーフィットは座っていた梁から飛び降りた)
(そして、窓辺近くで翅を緩やかに羽ばたかせたまま、ふわふわと浮揚を続ける)

わたしの名前は、きっと変わりゆく世界を留めるための楔として付けられたものよ!
この世界は悪い方に変わってばっかりだもの!

>>509
(国王逮捕の件で赴いたであろうリィン国大臣の言葉を聞き、次いで不満たらたらの表情でジムを眺める)

それで……どこ行くの?
そこの人間の言ってるバーク帝国?

512 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/04(火) 22:14:07.98 0
変わりゆく世界を留めるモノ……。

私の名前が、変わらない、星……?
そう、なのかな……。
星は、永遠に巡りゆくモノ。
おししょーさまは、そう云っていたけれど。


……停滞を望むモノは、世界に取り残される。

513 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/05(水) 17:06:39.96 0
>>505
あ、クレイ、丁度に今から出発しようと…

……え〜…

>>506-507
ん…起きたか、ステラ…王様は逮捕されちまったからなぁ…

>>508
俺はジム、ジム・スイグルだ。適当にジムと呼んでくれ

>>509-511
ん〜…そういう事になるよなぁ…

……閃いたわ、とりあえず旅行者として入って情報収集しよう。どうだ?

514 :リィン国大臣 ◆TeIs7psiOM :2014/02/05(水) 18:46:34.53 0
え〜〜っと、バーク帝国は現在非常に治安が悪いため旅行者は少ないですが、
まぁ大丈夫でしょう。
ではまだ日は昇ったばかりですし、今から出発ということで、
ご気を付けて、

515 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/05(水) 21:54:24.24 0
>>512
ふぅ〜ん……世界に取り残される、ね。
わたしは緑の森も綺麗な湖も無い世界だったら、取り残されてた方が幸せに暮らせそーだわ。

>>513
いーえっ。
あんたがジム・スイグルなら、わたしはジム・スイグルって呼ぶわっ!
絶対に別の名前でなんか呼んでやらない!

>>514
そーね、出発しなくちゃ。
バークって国は大陸の端で、途中に砂の海があるのよね。
自然の力が少ない場所だと元気が出なくなるから、それまでにたくさん力を蓄えておかないと……。
ジム・スイグルも、さっさと準備をするといいんだわっ。

(フィリーフィットは窓からサッと出て行き、王都の西門まで飛んでゆくと、ふわっと城壁を越える)
(街の外には緑の平野が広がっており、轍の跡が刻まれる土の街道が遠くまで長く伸びていた)
(ジムが到着するまで、この小妖精は近辺の野草や花から、自然の霊気とでも呼ぶべきものの採取を続けている)

516 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/05(水) 23:37:26.33 0
>妖精さん
望む世界と一緒に、別世界へ永遠に固定されるならそれもいいんだろうけどね。
でも、妖精さんは、どっちかっていうと、そこにある自然から発生するんじゃないの?

……だとすれば、
あなたは、まさに今を永続たらしめんとする意思から生まれたのかな。



>ジムおにーちゃん
ふあ……
あぅぅ、ちょっとまだ眠いみたい……
出かけるなら、ぅんしょ、
この禍護の髪飾り、荷物に入れて持ってってくれるかな。
これで、大体の場所は分かるから、後で追いかけるよ。

ふわわ……
じゃあ、ちょっと、寝るね。 おやすみー……。
あ、そうそう、レディの、お部屋は、覗いちゃ、だめなん、だから、ね…………



そう云い残して、少女は寝室の扉をパタンと閉じた。
ジムの手には、絹糸のリボンに彩られたステラの髪飾り(>341)。

(持っていくかどうかはお任せします)
(一週間ほどお休み)

517 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/07(金) 18:59:37.17 0
>>514
あぁ、少し休みたいが…あんまりもたもたしてられんしな…
(とは言っても…少し疲労が溜まってきたな…)

>>515
はいはい…フルネームで呼ぶ方がめんどくさくないか…

……あいよ、さっさと準備して追いかけるよ

>>516
ん…持っとくだけでいいのか?了解…


さて…と…確か砂漠に囲まれてるんだったな…飲み水と携帯食料は多めに…それとテントか…あとは…
(手早く必要な物を買い集める)
さて…フィリーと合流するか

518 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/08(土) 18:24:56.16 0
(城門を潜ってジムが現れると、フィリーフィットは翅を羽ばたかせ、軽やかに舞い上がった)

もー、遅いっ。
陽が沈みきって、月夜の旅になるかと思ったわ。
馬でも一週間かかるって話なんだから、もっときびきび動きなさいよねっ。

(一応、城門近くには大使の移動用としてリィン国が支給した馬が繋がれている)

それじゃ……急ぎましょ。

(フィリーフィットは草原の絨毯を泳ぐように飛び回り、西を目指して進み始めた)

519 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/08(土) 18:52:49.31 0
数日行くと一行はオアシスへとたどり着いた。巨大なオアシスだ。

このオアシスはバークへと向かう砂上船の港のような役割もしており、常にバークへと向かう定期便

であふれかえっている。はずなのだが、どういうわけか一隻も見当たらない。

港長に話しかけると苦笑して答えた。

「いやぁ。バークが戦争状態に突入してから定期便を制限するようになったんですよ。
それに最近は蟲の活動が活発になってまして、それも影響しているのでしょう。
申し訳ありませんが数日待つという事に・・・・・」

そう話し終わり立ち去ろうとしたところで港長が「あ」と足を止めて振り返る。

「そういえば数時間後にサンドアークへと向かうスパイスの輸送船が来ますが、それで
良ければ便乗させてもらうように手配しますよ?」

520 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/08(土) 21:09:27.44 0
>>518
悪い悪い…でも砂漠はなめたらヤバいからな…

あんまり忙しい旅は嫌だ…っと!

>>519
数日待つかスパイスの輸送船に便乗…か…
あんまり時間をかけると食料とかが不足しそうだな…便乗させてもらおうか

521 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/09(日) 07:24:31.06 0
(砂の帝国を目指す二人組は、風吹き渡る緑の草原を一路、日が沈む方角へ進む)
(やがて砂色の荒野に入ると、オアシス港の長から砂上船についての説明を受けた)

ジム・スイグルが乗りたければ、船でも何でも好きに乗るといいんだわ。
砂漠を歩いて渡ったら、バークに着くのもいつになるかわからないもの。

(船が来るまでの数時間、フィリーフィットは爽涼な泉の冷気に触れ、心落ち着かせた様子で寛ぐ)

……ここから先は自然の力が弱いから、ゆったり出来るのも今の内だけね。

522 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/09(日) 11:32:09.88 0
港長の好意のおかげで無事、輸送船へと乗ることができた。

日中のため、気温は非常に高いが風のためにあまり気にならない。周りは一面砂だらけでキラキラと
光っており眺めもよい。だが、ここは普通の砂漠ではなく、『砂の海』だ。ここら辺一帯は流砂の
ようになっており、ここに落ちれば1分もたたずに砂へと飲み込まれる。バークを守る『天然の要塞』とも言えるだろう。

「お客さんも気を付けて下さいね。落ちたらまず助かりませんから」

砂に汚れた船員が警告する。この船には自衛用の大型の弩が2門配備あるが、
一門は根こそぎなくなっている。それだけではない、よく見るといたるところに
鋭い爪で引っかかれた跡や、血痕すらある。

「実はですね、この船。数日前に蟲に襲撃されたんですよ。その時に船員の4割もってかれち
まいまして」

船員の話によれば、ここに出没する蟲は空から襲ってくるという。それに襲われれば
空中へと連れ去られ、巣で喰われるか、投げ捨てられ、砂に飲み込まれるしかないと言う。

523 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/09(日) 17:03:33.03 0
>>521
……あぁそうか、妖精は自然が無いとダメなんだっけか…
(ここから戻ったらとりあえず自然が多い所に連れて行くか…)

>>522
何…!?蟲が出るのか…しかも空中から攻めてくる…と…
(この場にステラはいない…クレイもいない…久しぶりの一人で戦闘か)

……やっぱりコイツが必要だな(腰にぶら下げた銃を軽く叩く
フィリー、奴らが来たら乗組員を連れて船内に入ってくれないか?守りながら戦うのとただ殲滅するのじゃ勝手が違うからな…

524 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/09(日) 18:38:15.40 0
(フィリーフィットは砂航する船の縁に腰掛け、風を受けながら悠遠の彼方を眺めていた)
(しばらくすると、髯も顔も砂の灰色に覆われた一人の船員から警告を受ける)
(船から落ちたら流砂に呑まれて助からず、飛行型の蟲も出没する――と)

こんな所にも蟲が出るのね。
魔法で大陸を閉ざせば、虫なんかに怯える必要なんてないのに……。

>>523
守りながら戦う?
ふふんっ、わたしは別にジム・スイグルに守られる必要なんて無いわよ。
むしろ、空を飛べないあんたの方が危ないんじゃないの?
それに妖精が戦えないとか思ってるみたいだけど……わたしを甘く見てたら痛い目見せてやるわ!

(フィリーフィットは得意げに宙を旋回しながら言った)

船の人間だって、別にわたしが連れていく必要なんてないでしょ?
虫や獣だって危険を感じたら勝手に逃げるもの。

(実際、この時期にバーク帝国へ赴く人間や旅慣れた船員なら、異国の妖精に避難誘導されるまでも無いだろう)

525 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/09(日) 19:42:20.38 0
「はっはっ、心強い人たちで助かるよ。妖精さんも危なくなったら逃げるんだよ?最もあいつらが出てくれなければいい話だがね」

その時だ。ドウンという大きな音が遠くから響いてきた。ここの地域では珍しくはない、『砲撃音だ』。
地平線に目を向けると、これと同じぐらいと思われる砂上船に対し、その倍はあろう大きさの砂上船が
2隻、挟み撃ちにし、砲撃を行っていた。

「ありゃぁバーク砂軍の『砂上艦』だな、相手は誰だ?砂賊か?いや、ただの密輸業者か。」

そうこうしているうちに集中攻撃を食らっていた密輸業者の船は大爆発を起こし、砂の中へと沈んでいく。
爆発に巻き込まれ宙を舞う人々も確認できた。

砂軍の船はこちらに気が付いたのか徐々に向かってくる。

「まずい、臨検が入るぞ・・・・。弩から降りろ!!武器は全員しまえ!!
敵だと勘違いされたらたまんねぇ!手形を早くもってこい!」

近づくにつれ、兵士の姿がはっきりしてくる。

砂まみれの鎧着、その上に砂まみれの上着をはり、砂まみれの長身の銃を持っている。そして何より特徴的なのが
『鉄の仮面』だ。口はなく、頬の部分が若干へこみただ目の部分に穴が空いている程度の仮面。
全員が同じ装備のため、全員同じに見える。

それが不気味だった。

526 :巴羅綾牙:2014/02/09(日) 19:46:05.20 0
読み はら りょうが
性別 男
年齢 17歳
職業 高校生
容姿 胸ぐらい髪が長く下の方でツインテール
   色は赤
   セーターの制服を着ていて色は水色
   ネクタイではなくリボンをしている
   目付きが悪く下まつげがある
   目の下には紫色の逆三角形が描かれている
   爪には青いマニュキュアが塗ってある
   色白

性格 男前だがチャラい
   歯が浮く様なことを言ってしまう
   やるときはやる子

常に笑っている

527 :巴羅綾牙:2014/02/09(日) 19:54:53.28 0
誰か俺と喋らない?
あーでも返事遅れるかも(笑)
一応学生なんでね♪

528 :名無しになりきれ:2014/02/10(月) 08:08:20.42 0
∩∩
( ・x・)船員「巴羅綾牙なる旅の方」

∩∩
( ・x・)船員「ここはファンタジー世界を舞台としたロールスレですが、やれそうですか?」

529 :巴羅綾牙:2014/02/10(月) 18:26:47.11 0
ファンタジーか。
うん!面白そうじゃん(笑)やるやる!
それにしても君の顔、僕の友達の闇砦兎一に似てる(笑)
あ、関係無いからスルーして(笑)

530 :名無しになりきれ:2014/02/10(月) 19:27:41.76 0
∩∩
( ・x・)船員「架空のファンタジー世界のキャラとして意志決定し、行動する」

∩∩
( ・x・)船員「その行動で状況が変化したら、それに合わせて新しい行動を取るのがロール系スレの基本的な遊び方です」

∩∩
( ・x・)船員「不明な点の質問は、下記の会議場にて受け付けておりますので、どうぞ」

∩∩
( ・x・)船員「http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/15289/1383146413/

531 :巴羅綾牙:2014/02/10(月) 20:10:47.84 0
う〜ん。よく分かんないね(笑)
でも、とりあえず旅をしながらいろんなのと戦えってことか!!
なんか楽しそうだな!

よし!じゃあそこのウサギ!さっそく出かけよう!!

532 :名無しになりきれ:2014/02/11(火) 07:13:37.85 0
∩∩
( ・x・)船員「お待ちください。スレには>>525以前の状況があって現在も継続しています」

∩∩
( ・x・)船員「それを把握していないようでしたら、一度会議場の方に目を通して頂けませんか?」

533 :巴羅綾牙:2014/02/11(火) 09:00:02.80 0
大丈夫!
≫1から全部目を通しておいた!だから大体の事は分かっているはず!!(苦笑)

534 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/11(火) 09:56:51.62 0
>>525
(密輸船を砂に沈めたバーク帝国の軍艦が、接舷のために此方へ近づいて来る)

あれも鉄と火の武器?
まったく、人間はろくなものを作らないわね……。

>>533

【あなたは砂上船に乗ってるってことでいいのかしら?】

535 :巴羅綾牙:2014/02/11(火) 10:25:28.98 0
≫534
うん、おっけー(笑)

536 ::2014/02/11(火) 11:31:16.24 0
もし雑談が目当てであれば雑談メインのオリキャラなりきりスレがいろりろとありますので
こちらよりそちらの方が宜しいかと。

537 ::2014/02/11(火) 11:33:33.90 0
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1366816150/301-400
ここなどがありますよ
オリキャラなりきり雑談交流スレ

538 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/11(火) 22:16:16.31 0
砂上艦が輸送船の両舷につき片方4門の大型の連装弩、片方2門の大砲が輸送船へと
向けられる。バーク砂兵は銃を乗組員へと構えた。

「全員動くな!」

砂上艦から飛び移って来た数人のバーク海兵がそう告げる、仮面をつけているせいで声がこもっている

「手を頭の後ろに組め!早く!」

言う通りにした乗組員を荒っぽく甲板の隅へと集める。

「この船は貿易船だぞ!!何すんだ!」

「黙れ、我々は皇帝陛下からこの海域での船舶に対しいかなる攻撃も認められている。
命が惜しければ静かにしていろ」

するとバーク軍の砂上艦から一人の兵士が降りてくる。普通の兵士と違い仮面の目の部分に
青いラインがつき、マントをはおっていた。どうやらこれの指揮官のようだ。

539 :巴羅綾牙:2014/02/12(水) 18:11:38.95 0
「砂軍・・・」
こっそり乗って他の船に乗り継ぐつもりだったのだが臨検があるなんて予想外だった
もし今、俺が見つかったら牢獄にぶち込まれるだろう

でも何かが違う

「砂賊?」
いいや、そんなはずは・・・

脳内では俺の思考回路がフル回転していた

そんな時
種族でいうピクシーと目が合った

540 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/12(水) 18:39:51.66 0
>>538
あっちの船も銃を持った人間がたくさん……。
こんな暑い場所で息苦しそうな仮面までつけてるし、まったく何を考えてるのかしら!

(砂上艦の甲板に鉄仮面を被ったバーク砂兵の影を認め、浮揚する妖精の瞳は胡乱げである)

臨検が何かは知らないけど、あんなのの相手はジム・スイグルがするといいんだわ。
とりあえず、わたしは様子を見させてもらうからっ。

>>539
(ジムに背を向けた所で、フィリーフィットは巴羅綾牙と顔を突き合わせる)

あら、変わった……と言うより変な格好の人間ね。
魔術師? 道化師?
ま、あなたが誰でも別にいいわね。
わたしはここに隠れてるから、しばらく静かにしてて。

(帝国の砂上艦が接舷する直前、フィリーフィットは甲板に置かれた木箱と木箱の隙間に素早く潜り込む)
(小妖精のサイズは人間の掌に乗るほどに過ぎず、簡単には見つからないはずである)

541 :巴羅綾牙:2014/02/12(水) 19:23:08.15 0
≫340
「あっ」
ピクシーは素早く木箱と木箱の間に隠れた

随分砂軍の船が近づいてきた

とりあえずこのピクシーと隠れてるとするか
「あ〜君名前は?俺は巴羅綾牙だよ。ちなみに学生ね(笑)パイロキネシス使いの道化師さ」
小声でそう言うと妖しく笑って見せた

542 :巴羅綾牙:2014/02/12(水) 19:29:33.58 0
≫541
≫340ではなく≫540です

543 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/14(金) 18:07:53.38 0
「この船の船長はどこだ!」

指揮官が大声で聞くと、船長は一歩前にでた。船長に多数の銃口が向けられる。

「この船の目的はなんだ?」

「ユールからの輸入品であるスパイスの輸送です」

船長は通行手形を渡す。それを確認すると指揮官はハンドサインで物資を調べるように送る。

「貿易船だとすれば護衛船が何故いない?規律では貿易船は砂上艦一隻以上の
護衛を付けるのがきまりだ」

船長は顔を司令官に近づけ小声で話す。

「やられました」

「何だと?」

「蟲の襲撃で沈んだんです。どうやら『子持ち』が紛れ込んでたみたいで。私たちだけ
命からがら逃げてきたんです」

指揮官は黙り、少し考える。

「いいだろう。我々がサンドアークまで護衛しよう。元々我々も帰還途中だったからな」

「ほんとですか!?助かります!!」

指揮官は周りに撤収のサインを送ると部下を引き連れ砂上艦へと去っていく。

544 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/14(金) 18:18:53.21 0
バーク兵は周りの物資を開け、中を確かめている。中身は胡椒、唐辛子などのスパイスだ。
どうやら正規の貿易船のようだ。

用が済み、立ち去ろうとしたその時。

ガタンと音が鳴った。

「!」

バーク兵は銃口を向ける。音が鳴ったのは木箱と木箱の間、
『巴羅とフィリーフィットが隠れている場所』だ。

もしかしたらネズミかもしれないが、一応確認しておくことにした。

手が箱へと伸び、木箱を掴んだ。

「おい、何してる?撤収だ」

反対側から別のバーク兵から声をかけられた。

「今行く」

木箱を掴んでいる手をじっと見つめる。そして静かに手を放し、その場を去った。

545 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/14(金) 20:27:47.78 0
>>541
ハラリョウガ? とっても言い難くて変な名前ね。
わたしはキアウフラムの妖精、フィリーフィットよ。
……あっ、ちょっと! 人間がこんな狭い所に入ってこれる訳ないでしょ!? むぎゅぅうっ!

(身を隠す場所に巴羅綾牙が入ってきた事で奥に追いやられ、フィリーフィットは窮屈そうな呻きを上げる)

>>543
(物影に隠れた妖精は、バーク指揮官と船長の会話に耳を傾けている)

子持ちの蟲? 女王蟲が群を率いてるのかしら……?

>>544
(フィリーフィットは臨検の兵士が去ると、荷物の隙間から抜け出し、再び砂海の熱風を受けて浮揚した)
(そして、今まで隣に潜んでいた密航者へ冷たい視線を向ける)

はぁぅぅ……!
ハラリョウガのせいで、危うく見つかる所だったわ!
ま、見つかっても空を飛べばどうってことないけどっ。

(そう言い放つと、フィリーフィットは空の色に溶ける砂の地平に視線を転じた)

……それにしても、よくこんな自然の少ない所で暮らそうなんて思えるものね。
人間って生き物は何を考えてるのか分からないわ……。

546 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/14(金) 20:59:46.68 0
>>524
ま…それもそうか、杞憂だったようだな…ただ乗せて貰うのも悪いし護衛でも引き受けないとなぁ

>>525-545
臨検…?あぁ…武器を見せるとマズイか…
(素早く銃と腰の剣をマントで隠す)

(船長が対応する間、目立たないように隅で砂を眺め、静かにしている。)
(いざというときはリィンの大使の証である手帳を見せれば…と考えたが)
(バークに向かう船にリィン国大使が乗っているのもそれはそれで問題なので、絡まれないように静かにしている)
(なにやらフィリーが誰かと話しているようだが…今は相手出来ないので、これも静観する。)

…護衛まで付くのか…至れり尽くせりだな…
それはそうと船長…悪いが『子持ち』とやらについて教えてもらおうか…あ、高圧的で申し訳ないが…職業柄絶対に聞いておかないといけないんでね…

547 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/14(金) 21:48:47.90 0
ふぅと船長は息をつく、その後巴羅とフィリーフィットをにらむ。

「ちょっとそこのお前。いつから乗ってたんだ?それにそこの妖精さんも、なんで隠れたんだ?
もしばれたらあんたらはもちろん俺たちの首だってあぶねぇんだから・・・・」

>>546
「『子持ち』?別にいいけどもう夜になるぞ、早く中に入んな。夜の砂漠をなめない方がいい」

ーー夜、船内にてーー

「ほら、飲めよ、あったまるぞ」

船長はジムたちにシチューを手渡し、やれやれとため息をつく。

「正直参ったね、奴らには。まぁそのおかげで俺たちは見張りも立てる必要がなくなったんだがね。
おっとそうだった『子持ち』についてだったな。正直あんまりよく分かってないんだ。『翔蟲(フライハンター)』
の特異体ってやつさ。だがな、子持ちっつてもなんか孕んでる訳じゃねぇ、『持ってやがんだ』。
そのもってるやつを落としてきてな。あっという間に火の海さ。恐らく爆弾か何かの類だとは思うんだけど
それ以上はわからねぇ、でも威力は格別だ。なんつったって砂上艦が一瞬でへし折れたんだぜ?」

そういってシチューを一気に飲み干す。

「さぁさぁもう寝た寝た。じゃねぇと明日の熱砂に耐えらんねぇぞ。見張りは
砂軍の奴らがやる。だからちゃんと寝ときな」

大あくびをしながらジムたちに背を向け寝てしまった。

548 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/14(金) 22:01:16.70 0
名前 翔蟲(フライハンター)
全長 約2m(大型のは3mを超える)
容貌 巨大なトンボのような姿をしているが、目は鋭く頭はトンボとは似つかない
   ほど恐ろしい。足も獲物を捕らえるために進化している
備考
主に10匹〜20匹の群れで行動する。
知能が高く人間顔負けの連携攻撃を仕掛けてくることも多い。
主に人間を食べるが、まず足で獲物を掴み、攫ったあと地面に叩き付けてから捕食する。
また、砂の中にいる獲物も海鳥が魚を捕えるように潜って捕まえる姿も確認されている。
非常に学習能力が高いのも大きな特徴。
最近では『子持ち』と呼ばれる個体も多数確認されている

549 :巴羅綾牙:2014/02/14(金) 22:45:00.69 0
≫545
静かに・・・
ちょっと位我慢しろ(苦笑)
見つかるよりマシだろ?

≫547
うん?あー・・・(苦笑)
悪かったよ
(そう言ってチラチラと船長の方を見ると少し反省したように苦笑いした)

こんなこと、本当は法に背くことだけど・・・
まぁ他の場所に移動するための船を調達出来ないから貿易船とかに忍び込んで一緒についていくっていうのを繰り返してたんだよ

そしたらたまたま砂軍の臨検がひっかかりバレそうになったってわけ
この妖精ちゃんも巻き添えにするところだったよ
ごめんね
(今までの経緯を話したあとフィリーフィットに向き合って謝った)

それから俺の名前は巴羅綾牙
東洋人だから名前が変なんだ(笑)
パイロキネシス使いの道化師をやっているよ(妖笑)
(軽く自己紹介をすると自分がパイロキネシス使いということを証明するために手のひらから小さな、淡くゆらゆらと燃える炎を出した)

550 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/15(土) 03:02:53.09 0
>>547-548
……あぁ…

食事まで…本当に何から何までありがたい…感謝する。
(シチューを啜りながら話を聞く)
子持ち…文字通り子を持っている訳ではなく、爆弾の様な物を持っている…と…ふむぅ…
(話を聞きながら手帳に要点を書き留めていく)
……ソイツは見つけ次第叩き落とすしかないな…種類が増えてきたなぁ…
見張りは砂軍がやってくれる…か…
(少し考える素振りを見せる)
いや…正直不安なんでな…最近疲労が溜まっているが…どっちにしろ休めないさ…

>>549
……それで、だ。貴様…東洋人と言ったな…そのパイロキネシスとやらといい…その名といい…東洋人は不思議だな…
……ハラリョウガ、…発音は合ってるか?
(一時かも知れないが船の旅を共にする仲間だ、名前をちゃんと言いたいようだ)

……俺は周囲と砂軍を見張ってくる。フィリーは休めよ?妖精は自然が無いとダメなんだろ?

551 :巴羅綾牙:2014/02/15(土) 08:30:04.23 0
≫550
う〜ん・・・
まぁ東洋人全員こういう超能力が使えるとは限らないけどね(笑)
(手のひらにあった炎を握りしめて消してしまった)

発音はあっているよ
それにしても言いにくそうだね(笑)

552 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/15(土) 17:10:16.21 0
>>547
なんで隠れてたかですって?
あんなに怪しい奴ですもの! 警戒するのは当然でしょっ!

(船乗りにそう返し、フィリーフィットも船内へ続いた)
(やがて陽が落ちると、砂上船は月灯りを頼りに零下の砂漠を行く)
(大地に敷き詰められた砂も月の睥睨によって蒼く染められ、まるで本物の海を思わせる光景だ)

シチュー? わたしは毒入りじゃない水があれば、それでじゅーぶんよ。
それにこの匂いって……。
(食性が人間と違う妖精族は、夕餉として出された器にも不可思議な瞳を向けるのみ)

>>550
虫が爆弾……?
まさか人間たちが火と鉄の武器を造り続けるから、虫たちも真似して同じ武器を作り始めたんじないでしょーね?
(船員とジムの会話を聞き咎め、何やら疑わしげなジト目でジムを睨み付ける)

>>551
パイロキネシス使いなんて言うから、なにかと思ったわ。
あなた、火の精霊使いだったのね。
(巴羅綾牙が生み出す小さな炎を見つめ、フィリーフィットは納得したような表情となる)


ふぁぅ……それじゃ、わたしは朝が来るまで寝てよーかしら……。
(フィリーフィットはベッドの下で丸まると、寝息を立て始めた)

553 : ◆nXZxSTELLA :2014/02/15(土) 17:21:17.04 0
髪飾りの中でひときわ大きな宝玉の中に、淡い光がぼんやりと浮かんでいた。
深い青を湛える宝玉に浮かぶ、青白く輝く小さな星図盤の群れ。
刻み込まれた紋様にも見えた大小様々な星図盤が、不意にゆらりと配置を変えた。

(復帰ポイントの確認をします。)
(ジム大使、ステラの髪飾りは今どこに?)

554 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/15(土) 19:53:56.83 0
>>551
ハラリョウガ…まぁ…異国の発音だしな…

>>552
蟲共にそんな知能はねーよ…多分…
(フィリーの視線をさらに疑わしくするであろう曖昧な答えを返しながら甲板に上がる)
……さっむ…

>>553
(見張ると宣言したものの、日々の疲労には逆らえない。)
(段々うとうとしてきて集中力はほぼ切れているが、精神力で寝るのだけは避けている。)
(しかしそんな状態で腰の後ろに置いたバックから漏れる光には気付くはずもなかった)

【背後に置いたバックに適当に突っ込んであります。】

555 :巴羅綾牙:2014/02/15(土) 20:32:49.30 0
≫552
まぁパイロキネシス使いって珍しいからね
(フィリーが炎を見つめているのを見て顔がほころんだ)
寝るのか?おやすみー
さぁて俺も休もうか
(フィリーがベッドの下に入ったのを見るとろうそくに火を灯して座ったまま寝た)

≫554
そりゃそうだよね
何か別のニックネームで呼んでもいいよ

556 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/15(土) 20:33:10.17 0
こんでぃしょん さいれんと
あーみらりすふぃあ しすてむおーるぐりーん

──再起動! 魔法幼女プリズム☆ステラ 顕現せよ!



髪飾りが、押し殺した声でぽそりと叫ぶ。
髪飾りの宝玉に浮かぶ星図盤の光が強さを増したかと思うと、
紋様に彩られたいくつもの円環が、宝玉からこぼれ出した。

青白く輝く星図盤は、そのまま船を包み込むほどに拡がったが、
空気に触れた端から、夜陰に紛れるように色を落としたため、
遠目には、甲板でいっとき灯りを点した程度にしか見えなかっただろう。

拡がった星図盤は、数瞬後には転じて収束に向かい、
ジムのバッグの隣で、一人の少女の形を組み上げた。



……ジムおにーちゃん、こんばんはー。
こんなところで寝てると、風邪引いちゃうよー?

557 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/16(日) 05:52:56.13 0
>>555
(ニックネームねぇ…思い付かないな…)

>>556
(うとうとしつつも、ギリギリのところで耐えるのも限界に近付いてきた頃)
(突如横からよく知る声に話かけられ、一瞬思考するが、眠たいので頭も回るはずなく…)

……あぁ、ようステラ…ちょっと寒いかなって思ってた頃だ…

(それほど疑問は感じず、現在の状況をそのまま受け入れる事にした。)

558 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/16(日) 09:28:00.16 0
>557
あれあれ?
ジムおにーちゃん、相当お疲れみたいだねー。
これで温かくなるかどうか微妙だけど……、かけとくね。



髪飾りに結わえられていた絹糸のリボン(>341)をしゅるりと外して一振りすると、
一反ほどの大きさに広がった。



うあ、細長すぎるかな。
まいっか、ぐるぐる巻いとけば平気だよね、んしょ、よいしょ。
よし、こんなもんでしょー。

さて、砂の海って云ってたかな? どれどれー?
わお、ほんとだー……、青い……、きれー……

559 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/16(日) 11:23:54.75 0
バーク砂兵は見張り台から辺りを見渡す。海のような砂の海が広がっているが
気にも止めない。ただ、ひたすら辺りを見張るのみ。

(ん?今一瞬光ったような気が・・・・。いや気のせいか?)

キョロキョロと光源を探すバーク兵の目にあるものが映った。地平線の彼方から
来るたくさんの『点』である。

腰についている双眼鏡を取り出し、レンズの砂を払うとそれを覗いた。

その正体は『群れ』だ。巨大なトンボのような姿をした蟲。『翔蟲』の軍勢だ。

バーク兵は反射的に動いていた。置いてあった小型のハンマーを持ち、鐘を叩く。
緊急事態の合図だ。

船内から指揮官が飛び出してきた。見張り員へと怒鳴る。

「何事だ!?」

「蟲です!10時の方向から翔蟲多数!!」

「数は!!?」

「200を超えます!!」

「200だと!!?いつもの10倍以上の数じゃないか!!!回避できそうか!?」

「奴らまっすぐ向かってきています!!回避は不可能!!」

「総員戦闘配置!!!武器を取れ!!!」

指揮官の掛け声で兵達は銃を取り、目標へと構える。計8門の連装弩も全て10時の方向へと向けられる。

560 :巴羅綾牙:2014/02/16(日) 12:14:53.61 0
「〜〜!」
パーク兵の話声で目が覚めた
何事かと思い見張り台に行くと何やら武器を構えていた
「何が起きたんだ?」
「あれが・・・!」
パーク兵が指さした方を見ると沢山のフライハンターがこっちに迫ってきていた

あんな数・・・
衝突したら死ぬのは確実だ・・・

「俺が全て焼き尽くしてやるよ」(妖笑)
人が変わったように笑った俺は身体に火を纏い向かってくるフライハンターを蔑んだ目で見つめていた

561 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/16(日) 12:36:28.70 0
な、なぁに……? この頭がキンキンするような煩い音ったら!
まるでアルセラッカが調子外れの歌を歌ってるようだわ……!

(夜空に響き渡る鐘の音を耳にして、フィリーフィットは眠りから目覚める)
(音の原因を捜して薄暗がりの中を飛び、部屋の入り口まで行くと小さな妖精はノブに抱きついて扉を開けた)
(そして、甲板に出たフィリーフィットの瞳がジムの傍らに佇むステラの姿を捉える)

……あら、ステラ。
確かウサギの国に残ったような気がしてたけれど、虫にでも乗って追いかけてきたの?

(そう問い掛けつつ、妖精は輸送船の甲板と臨戦体勢のバーク砂軍を見て、蟲の襲来を察する)

どうやら、空飛ぶ虫が来たよーね。
あなた、前に虫を操る術を使ってたでしょ? あの群を追い払ったりはできないの?

562 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/16(日) 14:25:46.66 0
わわわっ、何なに、何の音!?
戦闘準備が始まってるけど……、ふらい、はんたー?
あれのことかな、なんかいっぱい飛んでくるよー!?

ちょ、ちょっ、ジムおにーちゃん、起きて起きてーっ!


>561
あ、やっほー妖精さん
そうそう、プテラに運んで貰った的な、そんな感じだよ〜
えとねー、あのフライハンターさんはぁ……、波長が合わないのかなぁ
なんだか上手く捉えられないんだよ。
今までの魔物とは、少し違うみたい。

……進化、しているのかな。


ところで妖精さん。
あそこの、燃えてるおにーちゃん、誰? (>560)

563 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/16(日) 19:00:17.08 0
>>558
ん…ありがとな…
(いよいよ眠ってしまいそうになるが、根性で耐える)

>>559-562
(その時、警鐘が鳴り響く。)
……っ!?
(一瞬で脳を覚醒状態まで戻し、戦闘準備を行う)

ステラ、どうする?中に入ってるか?
フィリー、あまり無理はするなよ?
ハラリョウガ、その炎を使うのはいいが…船に燃え移ったりしないだろうな?まぁ…お手並み拝見だ…!

(素早く状況を把握し、全員に指示、提案をする。)
よし…閃光弾、上げるぞ!!
(光の魔力を銃に込め、上空に打ち上げてしばらくしてから魔力を爆発させ、少しの間だけだが辺りが昼のように明るくなる)
早く準備を!!船員達は安全な場所で待っててくれ!!
(船員達の方にを振り返り)
……俺たちはそんじょそこらの砂軍一小隊よりははるかに強いと思うんで、安心して下さいな!
(そして蟲達の方に向き直り)
さぁて…やりますか!

564 :巴羅綾牙:2014/02/16(日) 19:41:00.72 0
≫563
んな事分かってるさ(妖笑)
(ジムが閃光弾を投げると少しだが辺りが明るくなったその間にフライハンターの位置を確認する)
中心に密集してる・・・
て事は端を攻撃してもっと中心に集めりゃいい
(一瞬で作戦を立て上げるとジムに作戦を説明した)

俺は端のフライハンターを始末から中心に集まったのを片づけてくれないかな?
そっちの方が効率がいいからね
(説明を終えると身体に纏っていた炎に触れた)
(するとその炎は形を変えていき一人の騎士と化した)
(さらに右腕に一匹の龍を造り上げた)
さぁ沢山遊んでおいで?
(綾牙が騎士と龍に話しかけると一人と一匹はフライハンターに向かって行った)

俺があんな虫に負けるわけないだろ?
(向かっていった火の精霊を見届けながら静かに呟いた)

565 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/16(日) 22:56:16.75 0
「司令!敵の中に動きが鈍いのが何匹かいます!!足に丸い物体を所持しているのを確認!
『子持ち』です!!」

「構わない、蟲どもは奴らの攻撃で中心によって来ている。一気に叩くぞ。」

「奴ら何者でしょうか?」

「さぁな。そんなことは今は気にしていられない。射撃用意!!」

指揮官が腕を上げる。翔蟲達は炎の騎士の攻撃を受け、中心へと集まっていく。

「撃てぇ!!!」

指揮官が腕を勢いよく降ろすと。砂上艦二隻に搭載された弩から放たれた矢が雨のように降り注ぐ。
さらに小銃から放たれた弾丸も向かっていく。

弾丸、矢、さらにジムと巴羅の攻撃を食らっては翔蟲達も堪らない。ぼとぼとと落ちていく。

「いけるぞ!撃ち続けろ!!」

「「イエッサーーーー!!」」

だが奇妙なことに子持ちは一匹も落ちてはいない。
なぜなら他の翔蟲が子持ちを庇っているからだ。それほど重要なのだろう。
だがそれも時間の問題である。

566 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/16(日) 23:03:25.27 0
「キキキキ・・・・・」

だが、突如翔蟲の群れは金切声を上げ始める。そして、

「キキキキ・・・・・・・キィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!」

耳をつんざくような金切声は衝撃派のように周りに広がる。その衝撃派は炎の騎士が危うく
掻き消されそうになるほどだ。

その高周波の金切声はバーク兵、船員、ジム達へと襲い掛かる。

「畜生なんだこいつは!!?」

耳を塞いでも鼓膜が破れてしまいそうだ。

567 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/16(日) 23:34:18.03 0
わぉ、凄いすごーい
バタバタ落ちてくね〜
あの炎のおにーちゃんもだけど、あっちの戦艦も強いねぇ

おっと、こうしちゃいられない
私もちゃんと観測しない、と──って、何この音!?
ふえぇ、耳痛い耳痛いぃぃっ!

はわわわ、音……ってことは、空気の振動。
だったら、これで少しはやわらぐ筈……

──プテラに倣え、風を孕め!



ジムの身体からほどけ落ちていた絹糸のリボンを拾い上げて、
フライハンターの集団がいる方角へぽいっと投げる。
ステラの文句に呼応し、ばふんと音を立てて、大きな一枚布に変じて広がった。
空中で、船の帆のように空気を掴んで柔らかな壁を作り上げると、
響き渡る金切り声のエネルギーをふんわりと吸収して、金属音を減じさせた。

ただ……、船とフライハンターの間に広がったので、明らかに邪魔である。

568 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/17(月) 00:43:13.50 0
>>562
この変な格好の人間は、炎の精霊使いでハラリョウガ。
船に忍び込みながら旅をしてるらしーわ。
翅が無い人間って、旅をするのも大変よね。
(フィリーフィットは巴羅綾牙に瞳を向けながら、ステラの問い掛けに答えた)

……それで、その進化? って、わたしたちが幼体から成体になるよーなものかしら?

>>563-565
ジム・スイグルに心配されなくたって、だいじょーぶですよーだ……!

(ジムの閃光弾と、続く巴羅綾牙の操炎の術)
(さらに数十にも重なるバーク砂軍の火砲と弩弦の音を号砲として、翔蟲との戦闘が始まった)

>>566-567
わわたたっ……イタイイタイっ!
(超音波の合唱を受けると、フィリーフィットは叩き落とされた蚊のように甲板に転げ回る)
(が、即座にステラが絹の幕を張ったことで痛みも和らぎ、頭を押さえながら立ちあがった)

まだ頭の中がわんわん鳴ってる……。
爆弾を落とす間の時間稼ぎなんでしょーけど、よくもやってくれたわねっ。
あ、そうだ、爆弾を何とかしなちゃ……。

(フィリーフィットは甲板の荷箱を漁り、備品のロープを見つけると鮮やかな手際でハンモックを作り始めた)
(そして船上を縦横に飛び回って、網をマストの横棒や船の縁へ張り渡す)
(これは、マントレット――翔蟲が落とすであろう爆弾の船体直撃を避けるべく張られた防御網だ)
(妖精の仕掛けた罠網には魔法的な力が込められているので、爆弾の威力もかなり軽減できる……かも知れない)

569 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/17(月) 13:20:13.27 0
「おい煙幕張った馬鹿はどこのどいつだ!!?しかたない、大砲で煙幕を吹っ飛ばせ!!」

「イエッサー!主砲、撃t-」

発射の合図を出す直前、翔蟲の方が先に動いた。煙幕を避けるように散らばる。ただ散らばったのではない、
『3匹で1チーム』をとっている。非常に統率がとれた動きだ。

50以上のチームは船団を覆うように展開する。

「あぁ、まずいぞ・・・・・」

船長は後ずさった。

「必要な奴以外、船内に入れろ!!奴らの十八番、『包囲攻撃』が来るぞ!!!」

570 :巴羅綾牙:2014/02/17(月) 18:43:58.67 0
≫565
子持ちが厄介だな
(炎の拡散弾を使用している銃の弾を入れ替えながら言う)
(正確に子持ちに向かって打つが親がかばうため子供には当たらない。拡散弾さえかなわないのだ)

≫567〜569
刹那
(辺り一面に金切音が響きわたる)
ぐ・・・っ!!エフリート!!
(火の精霊の騎士エフリートが高周波に耐えきれず掻き消されてしまった)
くそっ・・・!ジャンヌ!!   ぐあああっ!!!
(金切音が魔術の邪魔をするため炎は形が定まらず宙に浮かんだままだ)

(しかし、小さな女の子が煙幕の様な物を張ったため少しの間だが音が和らいだ)
今しかない!!
ジャンヌ!
(ジャンヌと呼ばれた炎は少しづつ女性の形を造り上げていき鎧を着て馬に跨っているなんとも凛々しい騎士を造りだした)
コイツら絶対に許さねぇ・・・
(フィリーフィットがマントレットを張ったため爆弾をしのぐ事が出来た)

(恐れていた事態が起きた)
包囲攻撃だ・・・
(誰もが衝撃の顔をしていた・・・)

571 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/17(月) 21:03:22.16 0
>>564
その様だな…任せろ!

>>565-570
よし…新型の魔導銃…「レクイエム2」のスペック…試させてもらいますか!
(中心に集まった翔蟲を炎弾で確実に狙撃していく)

……ッ!!あれが例の『子持ち』か…!?優先的に叩き落とすぞ!!!
(その時、翔蟲達が音を放つ)
…!!ぐ…あぁ…!!?
(艦首付近で射撃していた為、なかなか近距離で音を聞いてしまった)
(しかしステラが幕を張ってくれたおかげでなんとか立ち直る)
ぐ…うぅ…ステラ…サンキュ…「風の精の保護」!(エルフィン・フィルム)
(自分の周囲に風の幕を張り、音を防ぐ)
(その間にフィリーがマントレットを作り上げ、設置する)
……でかしたフィリー!!後は俺が爆弾を撃ち落とせば…!!

(新しい弾の準備をしつつ砂軍の船を見ると…なにやら様子がおかしい)
(周囲を見渡すと翔蟲に包囲されていたが)
……包囲されたのはキツイが…何もそこまで絶望する事ぁないんじゃないか?
(包囲攻撃…もといフライハンターの知識すら無いジムには今の状況が絶望するほどなのかが理解出来なかった)
(だが、周囲が警戒している以上こちらも備えておいた方がいいだろう…と判断する)

……よし…ステラ!こっちに来てくれ!砂軍の様子がおかしい!集まった方がいい!!

572 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/17(月) 22:54:03.16 0
妖精さん、ありがとー (>568)
精霊使いなんだね。 精霊って妖精さんとは違うモノなの?
あ、それで、進化っていうのは………って、

あー……、やっぱり明らかに邪魔だよねー…… (>569)
リボン回収〜、もういいよー、戻っておいでー。
あれ?
船の皆の様子が変だけど……なんか、囲まれてる?
ふぇー……、ほいほい! ジムおにーちゃん、りょーかいだよ!
そっち行くね〜 (>571)



んー……
船の人も、炎のおにーちゃんも、青ざめてるし、
十八番の包囲攻撃、ね。

……戦術を記憶してるの?
それとも……、組み上げているのかな?



ジムのそばで身をかがめながら、沈思する。
思案顔のまま、右手はデッキに落書きをするかのように忙しなく動き、
青白く光る星図盤を描いていた。

573 :長文失礼 ◆TeIs7psiOM :2014/02/17(月) 23:16:51.20 0
「畜生、完全に包囲された!!」

「とにかく撃ちまくれ!!!」

二隻の砂上艦のうち、一隻は完全に統率力がなくなっていた。そうなればもう翔蟲の
思うがままである、一人また一人と砂漠へと落とされる。それは輸送船も同じだ。
甲板で迎撃に当たっていた船員も半分以上がすでに砂漠の海へと消えている。

バーク砂軍指揮官はサーベルで獅子奮迅の働きをするもすでに部下は何人も死んでいる。
僚艦は完全にパニックに陥っている。あれでは長くは持たないだろう。

指揮官はあたりを見回して気が付いた。

(子持ちがいない!?一体どこに!!?)

答えはすぐに分かった『僚艦の上空』だ。五匹ほどの子持ちは一斉に砂上艦へと急降下を仕掛ける。
気が付いた僚艦は一斉に弩で迎撃するも3匹落とすのが限界だった。

子持ちから放たれた2つの丸い物体は形を変えると砂上艦の甲板へと『張り付いた』。

子持ちの持っているものは爆弾ではなかった。いや、普通に考えれば気が付いたはずだ。
蟲にそんなものを作る技術などはない。その物体の正体は『蟲』だったのだ。

体長が1mほどのダンゴムシのような蟲は甲殻の隙間からガスのようなものを放出する。

「なんだこいつは!?」

バーク兵は疑問に思う。ダンゴムシのような蟲はカチカチと顎を鳴らし始める。
そして兵たちは思い出した。『それに襲われた船がどうなるか』を。

「まずい殺s-」

カチリと火花が散る。その瞬間。

ー砂上艦は大爆発を起こし、船体は中心からへし折れた。その爆風は輸送船へもおよび、
危うく転覆しそうになる。

574 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/17(月) 23:23:10.54 0
名前 爆蟲(ファイアーボマー)
全長 約1m
容貌 大型のダンゴムシ
備考 
甲殻の隙間から可燃性のガスをまき散らし、それを口で発生させた火花で
起爆させ大爆発を引き起こすという大変危険な蟲。
主に翔蟲と一緒にいるところを目撃されていることから共存関係にあると思われる。
甲殻は自らの爆発で焼かれないため、火耐性が非常に高い

575 :巴羅綾牙:2014/02/17(月) 23:48:17.07 0
≫573
向こう側に見えた船体がへし折れた
「ファイアーボマーか、目には目を!歯には歯を!火には火を!」
巴羅は大きな炎の円を造りだし爆風を跳ね返す
が、威力は想像を越していて危うく転覆しそうになる

「くそっ!」
ほかの船が壊滅していく度に爆風が来る
「爆風を防ぐには・・・っ!!」
熱風と魔術の使用により体力は大幅に削られ意識が朦朧とする

火の精霊も同じだ
精霊と精霊を生み出す創造者は一心同体
こちらの威力が弱ってきているためジャンヌも消えかかっていた・・・

576 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/18(火) 00:52:05.18 0
あっ、翅付きの蟲があっちの船に何かを落としてるわ。
爆弾じゃなくて虫みたいだけど……あれが子持ちってこと?

(フィリーフィットが爆蟲の投下を確認した直後、砂上艦は爆音を上げ、紅蓮の炎に包まれた)
(体重の軽い妖精に爆風など耐えられるはずも無く、フィリーフィットは夜空の彼方へ吹き飛ばされてゆく)
わっ、たっ、わきゃぁぁっぁわああ……わぁぁ……あゎぁぁ……っ!

(独楽のように回転しながら艦上から放り出され、しかし翅ある妖精が砂の海へ沈む事はない)
(フィリーフィットは中空で静止すると、頭を振りながら輸送船と自分の位置を確認する)

ううっ、だいぶ船から離されたわ……。
な、なんなのよ、あの爆発する蟲は!
あんなのに巻き込まれたら、一巻の終わりじゃない……!

577 :名無しになりきれ:2014/02/18(火) 18:27:56.88 i
オリキャラなりきりと聞いてキマスタ

578 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/18(火) 21:06:44.99 0
>>572
よし…あまり離れるなよ…

>>573-57576
くっ…墜ちろ…!!
(風の魔力弾でガンガン狙撃するものの、広がった翔蟲は難なく避ける)
くそ…!こういう事なのか…!?
(その時、横の船から熱を伴う爆風が広がる)
ば…爆発!?っ…子持ちか!!ぐっ…ステラッ!!
(爆風で傾く船から落ちないようにステラを捕まえ、そのまま積み荷の箱にもたれる)
ぐぅ…!!ハラリョウガ!フィリー!!!
(ステラは素早く確保したが、吹き飛ばされるフィリーを目撃し掴もうとするが手が届かない)

……蟲…爆発も蟲なのか…!それなら…!!
(ステラを安全な(と思われる)場所に移動させ、ハラリョウガに近付く)
ハラリョウガ!!その精霊…コイツに纏わせる事は可能か!?
(ハラリョウガに自らの剣を見せる)
(この剣は夢象具と呼ばれる物で、剣に纏わせた属性魔法の効果を桁違いに跳ね上げる(>>81>>88))
出来るなら…コイツが切り札になるかも知れん!!

579 :巴羅綾牙:2014/02/18(火) 23:22:28.51 0
≫578
(訴えかけるジムの目は真っ直ぐ、俺だけを捉えていた)
あぁ、出来ないことはない
ただ・・・
(火の精霊ジャンヌを見る
襲ってくる敵にやられ消えかかっていた
今の彼女をこの剣に纏わせてもジャンヌ本来の力は十分に出るとは考えにくかったうえ桁違いに威力を上げて彼女が耐えきれるかが心配だった)

(しばらくするとジャンヌが意を察したのか俺のもとへ戻ってきた)
『私ハ大丈夫デス
ダカラ私ヲ・・・貴方達ノ為ニ戦ワセテ下サイ』
(ジャンヌは息を切らしながら言った)
・・・わかった
(ジャンヌに触れると火の玉になり剣に纏った)
今の俺にはこれしか出来ない
だから俺と彼女の分まで戦ってくれないか
頼む・・・っ!!
(今までにないプレッシャーと魔術の使用により身も心もボロボロだった
だから今の俺に出来ることをやって少しでも俺達の勝利に繋がればいい、そう思った)

580 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/19(水) 15:56:58.34 0
爆発!? (>573)
ひょええぇっ!?
わぷっ……!
ふにゃあぁぁ〜、お、おにーちゃん、ありがと…… (>578)

おっ、おにーちゃんたち、頑張って! (>578-579)



それはそれとして……
これ、マズいなぁ……



ジムと巴羅の視界の外側で、顔に冷や汗を浮かべたステラの後頭部。
髪飾りの宝玉の中で、青白く輝く星図盤が、その数を急激に増していた。
ご存知、ステラの緊急防衛機構(>206参照)が発動しようとしているのだ。
悲鳴の声量が足りてなかったのと、ジムに守られて熱風の直撃を避けたため、
完全な起動には至っていないものの、溢れそうな力が光となって漏れ出していた。

581 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/19(水) 20:38:56.08 0
>>579
……いい精霊だな…力、借りるぞ。
(通常よりも良質な魔力を一度抑えて構える)

……ジャンヌ、君の力…存分に解放してくれ!!
(そして一気に解放する!)
(ジャンヌの力、それとジムの魔力を同時に使用することにより桁違いの魔力を放つ炎剣)
(しかしその魔力は強すぎて、出力の調整が出来なかった)

いかん…!船が燃える…!なら…!!
(一瞬風の魔力を足元に噴射し飛び上がる)
これで…The、endだァァァァァッ!!!
(全力で周囲を凪ぎ払う)
(全開で放った一撃は翔蟲全体を巻き込んでさらに遠くまで伸びるほど大火力、広範囲である)
ぐぅ…ジャンヌの魔力は残ってるな……くっ…
(全ての魔力を出しきったジムは浮遊魔術を維持出来ず甲板に落ちていく)

582 :巴羅綾牙:2014/02/19(水) 21:47:25.02 0

(ジムの勇ましく戦う姿を見て自分がいかに無力か痛感した)
俺は・・・
(自らの拳を見つめる
その手には火の精霊を操る者にしか刻まれない黒い龍を纏った女性が存在した)

呪われし炎の騎士よ
その縛られし運命に抗え
封印されし力をさらけ出せ
その力戦う全ての者達に与えその姿抗う者達に乗り移れ
今ここに再誕する
冷酷であり情熱に燃える騎士ジャンヌ!!


(精霊を覚醒させる呪文を唱えると戦っていた兵士達の目に一瞬だがジャンヌの力が宿った)

583 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/19(水) 21:55:20.78 0
ジムの業火は翔蟲を焼き尽くしていく。8割以上が墜落していく。
煙が晴れる。そしてその先にいたのは、

『一際巨大な翔蟲』だった。それを守るかのように大きめの翔蟲が数匹飛んでいる。

6m近くはある。そして、一気に急降下、輸送船へと向かう。

ネットをいとも簡単に突き破り、前甲板に衝突、いや『着地』する。
船は大きく傾き、危うく前から沈みそうになった。みしみしと船体が軋み、へし折れそうだ。

巨大翔蟲は至るところに傷があり、体は分厚い甲殻で覆われていた。
威圧するような雰囲気は普通の翔蟲とは明らかに違う。

巨大翔蟲は鋭い視線であたりを見渡す。

<ふん、猿が数匹に・・・・・>

テレパシーで話しかけてきた。そして戻ってきたフィリーフィットを見つける。

<蝿が一匹か、貴様ら見かけない奴らだな。何しに来た?>

584 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/19(水) 22:19:02.85 0
わ、凄い…… (>581)
みんな炎に呑まれちゃった
て、わあぁ! ジムおにーちゃん、落ちてる!?
リボンよ、もう一回!



落下するジムの直下に、白い布がハンモックよろしく広がる。
落下を食い止めるほどの浮力はなかったが、
ジムの身体をばふんと受け止め落下速度を殺していく。

と、その様子を見守っていたステラの目の前で、青白い火花が飛び散った。
ジャキンと、何かがぶつかるような音が響き、
ステラの身体が大きくのけぞる。



ッ!
なに今の……防げたけど、何かが干渉してきた……? (>582)

て、わわわわわっ!
ここ、今度はなにーーっ!?
でっかいの! でっかいの来てる!? (>583)
喋ってるーーー!!

585 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/19(水) 22:40:58.44 0
(ジムと巴羅綾牙が炎を用い、群を為す飛蟲を駆逐してゆく)
(墨のようなものが散乱する甲板にフィリーフィットが戻ると、巨大な飛蟲が思念で語り掛けてきた)

……念信?
あっ、普通の虫や獣と同じように意志が通じたのね。

《わたしは蝿じゃなくて、妖精のフィリーフィットよ!》
《他の人間たちの思惑は知らないけど、わたしはこれからバークって国に行くの!》
《鉄と火の文明が自然を破壊してるから、すぐに止めなさいって言いにね!》
《ま、交渉するのはお供のジム・スイグルだけど!》
《そっちこそ、なんで人間の船を襲ってるのよ!》

(フィリーフィットは己に向けられた思念を捉え、同じように思念話で返答した)

586 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/19(水) 23:57:30.68 0
>>584
く…そ…動けよ…俺の体…!!
(魔力とそれを制御する体力、精神力全てを使い果たしなす術もなく墜落するジム)
(このまま落ちて甲板に頭から衝突するか、はたまた砂に落ちて残った蟲の餌食になるか…)
悪い…フィリー…クレイ…王様…ステラ…!!

(その時、突如減速した己の体に驚きを隠せず、唯一動かせる首を動かし周りを見る)

>>582
(最初に目に入ったのはリョウガ、自分を見つめ直し、力を解放したようだ)
(その解放した力により、砂軍の残存兵や輸送船の乗組員達が立ち上がる)
(先ほどまで何も感じなかった彼らに炎の魔力を感じる…ジャンヌの魔力だ)
……やったな…リョウガ…

(次に目に入ったのはステラ…持っていたリボンが無い。おそらく助けてくれたのはステラであろう)
(ゆっくりと着地した直後ステラがのけぞる)
……!?大丈夫か…!?
(声も上手く出せず、掠れた声で叫ぶ)
(その後ろからフィリーが戻り、全員の無事が確認できたと安心したのも束の間)
なん…だ…!?
(先ほどまで見えなかった大型の翔蟲が現れ、甲板に降りる)

>>583
俺達…は…平和の為に…来た…
(ボロボロの体で剣を杖にして立ち上がる)
平和の為に…進む俺達の事を…助けてくれる…輸送船の人達を…守る為…
(バランスを崩し倒れる)
(しかしすぐに立ち上がろうとするが、力が入らず立てない)
悪い…こっからはフィリー…頼むわ…

587 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/20(木) 18:00:02.03 0
<食事だ。それ以外に襲う理由はない>

隣の砂上艦のバーク兵がこちらに気付き銃を向けるも、すぐに護衛の翔蟲につかまり、
砂漠へと落とされる。

<ほう、自然を守るためにか。嘘をつけ、貴様らの国から結界の準備をしているの感じる。それを
火と鉄が邪魔をしているのもな。大方、我々を追い出したいのが上手く行っていないという事だろう。
それを貴様らは自然を守るためともっともらしい理由をつけているだけではないのか?姑息な妖精らしい
考え方だ>

フィリーフィットを煽るように散々暴言を吐いた後、巨大翔蟲はまぁいい。とステラの方を向き、近づいて行く。
巴羅達が反応するも、護衛の翔蟲が間に入り威嚇。近づけさせない。

<貴様だな小娘、俺たちに話しかけてきたのは。貴様は何者だ?>

そう、ステラの呼びかけに翔蟲は応えなかっただけで、届いていたのだ。

588 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/20(木) 21:36:49.38 0
巨大な翔蟲の接近に合わせて後退しながら、立ち位置を少しずつ調整する。
途中で、ジムの救出に使った絹糸のリボンを手に呼び戻すと、
白いリボンは、ひとりでに髪飾りを彩る形に収まる。



>587
話しかけた?
意識的には、そういうつもりはなかったんだけど、そういう風に捉えられるんだね。
でも、それでわかった。
プロトコルは、変わってないんだね。
そして、アナタは、意図的に応答を返さないでいられるんだねぇ……。

やっぱり、進化、かな?
それとも、アップグレード、とでも云えばいいのかな。



……何者かと問われていたね。

構造の名は天球儀
固有の名はステラ
星図盤の彩りを求め、天の頂を臨むべし、と定義されているわ。

ふふっ
人を食べると云っていたわね。
残念、食べられるのはアナタの方よ。
星図盤の糧となりなさい!
禍つ星の光の下に起動せよ、標本化《サンプリング》──



巨大翔蟲が、甲板に放置されていた星図盤(>572)を踏んだところで、
ステラはそれを起動させた。
合わせて、髪飾りの中で行き場を求めて増大していたエネルギーを叩き込む。
甲板の星図盤から、大小様々な円環が吐き出され、
瞬く間に、巨大翔蟲の身体を包み込み、その動きを制限する。

床面に展開したひときわ大きな円環が、ゆっくりと回転しながら上昇していく。
巨大翔蟲をスキャンするような挙動が一段落すると、
肢体を拘束していた円環が、翔蟲ごと、元の星図盤に戻ろうと収縮を始めた。

589 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/20(木) 22:20:46.55 0
巨大翔蟲は甲高い悲鳴を上げる。

<何だ!?ちぃ、謀ったな小娘ぇ!!>

ピシリと、円環にヒビが入る。巨大翔蟲が力で無理やりこじ開けているのだ。

<なめるなああああああああ!!!>

拘束していた円環がガラスのように砕け散る。それがキラキラと月の光で反射している。

<俺はバーシャ、この一族を統べる王だ。そうそうやられはしない>

バーシャは興味深そうに首を傾げた。

<貴様・・・・人間ではないな?別に貴様が何だろうと構いはしない。だが、人間には気を付けることだ。
奴らは臆病で自分勝手な種族。自分らが理解できないことには恐怖を覚え、軽蔑し、
迫害する。俺ら蟲のようにな。俺らは比較的穏健な種族だ。必要以外に殺しはしない。
だが人間は全く害のない仲間たちも構わず殺す。お前も同じ道を辿るのかもしれない>

バーシャは皮肉めいた声で言う。

<そう考えると貴様も俺たち蟲も対して変わらないのかもしれないな。安心しろ、今回は貴様らを
殺すつもりはもうない、久々に面白いものが見れたからな。

周りを見てみると他の翔蟲は接近はしているものの、一匹も襲ってはいない。
最も、船員やバーク兵は気が付いていないようだが。

590 :巴羅綾牙:2014/02/20(木) 23:13:20.45 0
(目の前に6m程のフライハンターが現れた)
・・・。
(綾牙は黙って虫達をあざ笑う様に眺めていた
笑うことにより感情を読まれないようにするためである
隙をみて攻撃を仕掛けるつもりだったからだ)

(しばらくするとフィリーとステラが何かフライハンターと話しているようだった)
今なら行けるんだけどなぁ?
(ジロジロと見ながら声に出すが他の兵士達やジム達が余計な手は出すな、と目で訴えかけていた)
目は口ほどに物を言うだね〜
まぁ乗ってあげないことも無いんだけど

591 :ロスト ◆xj5aoi8gEM :2014/02/20(木) 23:41:23.65 0
>>590
(仕掛けようとするリョウガを睨み付け止める)
(このまま戦闘が中止出来ればそれでいい…だが…今このまま戦闘が再開したら…)
(そう思い静観を決める)

>>587-589
くっ…今は…魔力の回復を…
(自然回復する魔力を溜めながら状況を観察する)

(その時、答えるステラの様子がおかしい事に気付く)
…ステ…ラ…?
(ステラが起動した星図盤が翔蟲を拘束し、そのまま収縮していく)
(大翔蟲が苦痛の声をあげる、大きなダメージが通っているようだ)
(その絶大な威力の攻撃を見ていると、いままで感じた事の無い感情をステラに向けている事に気付く)
(それは…)

……恐怖…か…そうか…俺は…怯えているのか…仲間に…
(皆が苦戦する翔蟲…それの王と名乗る個体にあそこまでダメージを与える事が出来るステラに怯え、その事実に気付いて情けなく感じる)
……ダメだな…これじゃ…

(ジムの何かが変わった)
(体の奥から力が沸き上がる…そう、ステラに怯えないため、さらに強い存在であろうと思う心…)
(それと、ステラの事を良く知ろうという決意が生まれた)
(その為にも、今死ぬわけにはいかない)

……よし…動けるな…
(失った魔力が回復し、立ち上がる)
そうだな…バーシャ、だったか…
お前らは人間以外…生物以外で生きる事は出来ないのか?

592 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/20(木) 23:42:47.22 0
【上の名前はミスだ、気にしないで欲しい】

593 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/20(木) 23:46:51.54 0
>589
名前があるなんて、あなたこそ人間の真似事でもするつもり?
せっかく標本を貰ったんだもの。
もうひとつ面白いものを見せてあげるわ。

禍護の光よ
星の並びの瞬きを影と写せ
星座の名をこれへ、翔蟲の王、バーシャ



頭上に掲げた手のひらの先に星図盤が青く広がる。
そこに、目前の巨大翔蟲と同じ姿かたちの像がゆっくりと結ばれようとしたが、
いきなりパシュンと音を立てて、星図盤ごと掻き消える。
力が抜けたように、膝から崩れ落ちたステラが苦々しい顔を浮かべていた。



うぅ、さすがに二連発は無理かぁ……
ふにゃあ……
あ、 あと、 任せるよぉ〜……  (>590-591)

594 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/20(木) 23:47:23.72 0
(大型翔蟲との対話後、ステラは星図盤の光を檻として用い、捕捉した蟲を押し潰さんと圧縮させる)
(しかし、バーシャと名乗った翔蟲の王は収縮に抗って光を破砕)
(続けて、ステラに興味を抱いた様子のバーシャは彼女に向かって人間への警句を残す)

……あら? 妖精を姑息呼ばわりしたこと以外は割と普通の奴じゃないの。
少なくとも、鉄と火で自然を根こそぎ破壊するような奴らよりは、ね。
食べるために襲うのは獣なら当然のことだし、そこはわたしがどうこう言うことでもないわね。

(フィリーフィットは甲板の縁に立ち、バーシャを見つめる)

あ、でも!
結界を張りたいのは、それが自然を守るのに一番良い方法に違いないからってだけよ!
嘘でも無ければ、もっともらしいことを言ってるつもりも無いわ。
わたしたちは自然さえ保たれれば、どの種族が繁栄してても困らないもの。
人間でもウサギでもあんたたちでもねっ。

……で、もう殺すつもりが無いってのは、充分な食べ物を確保したからでしょ?
それなら、さっとさと立ち去った方がいいんじゃない?
食べられる側が逃げたり、身を守るために反撃するのだって、獣なら当然のことだもの。

595 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/21(金) 21:42:26.97 0
<別に人間じゃなくても他の動物でも生きてはいける。だがこの辺りでは人間が一番手頃なのだ。
それに名前があるのは人間だけではない。俺たちだけでなく、小さな虫一匹一匹にも名前があるのだ。
ベラ、ライド、ブリー、アイヤ・・・・それが先ほどお前らが殺した俺の同胞の名だ。別に責めるつもりはない、
お互い様だ。
・・・・・ふむ、まぁ貴様の言葉を信じてやろう、妖精。今のところは、な。
では俺たちもそろそろ去るとしよう、早くしないと俺たちが危ない>

バーシャは頭で方向を示す。その先には『城壁』があった。サンドアークを守る防御壁だ
いつの間にかすぐそこまで来ていたらしい。
バーシャが飛び立とうとしたところで、止まって振り返る。

<そうそう、皇帝に会うなら気をつけろ。あのクソガキは俺ほど物わかりはよくないぞ。
頭はキレるがな>

そう言い残すとバーシャは再び高周波のような声を上げると飛び立つ。他の翔蟲たちはそれに
呼応するかのように続いていく。
翔蟲の軍勢は朝日へと消えていった。その直後、

轟音とともに数匹のワイバーンが上空を飛び去った。ただのワイバーンではない。鎧のようなものをまとっており
背中には鎧を着た人間も乗っている。

ー『ユール軍竜騎兵隊』である。

バークが翔蟲の軍勢を見つけ、それを駐留していた竜騎兵隊に追撃させたのだ。

596 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/21(金) 23:54:30.05 0
>>593
あぁ…ステラはゆっくり休んでてくれ…

>>594-595
なんだ…もの分かりがいいじゃないか…忠告ありがとう、覚えておくよ…

(バーシャが飛び去り、それを追って竜が飛び去る)
ありゃあ…竜騎兵隊か…もう…一段落…か…
(突然ジムが電池の切れた機械のように倒れる)
(蓄積した疲労に加え、今回の戦闘でかなり消耗した…)
(ずっと張り積めていた気を緩めた瞬間、気を失ってしまったようだ)

597 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/22(土) 19:05:09.14 0
(翔蟲王バーシャは皇帝に警戒するよう言い残すと、群を引き連れて東へ飛び去ってゆく)
(彼らの行く手に目を向ければ、空漠とした砂の海にも塗り替えが始まっていた)
(夜明けの蒼色だった砂が払暁の光に焼かれ、キラキラと金色に輝いている)
(そして船首の先、帝都サンドアークを振り返れば、飛竜を乗騎とする一軍が翔蟲追討へ向かう様が目に映った)
(食料自給が難しい砂の帝国だけに、交易船を襲撃する蟲は生かして置く訳にいかないのだろう)

……ここがバーク?
物分りの悪い皇帝がいるみたいだし、先行き不安ね。

(フィリーフィットが同行者に視線を転じると、ステラは脱力、ジムも失神している)

ジム・スイグル、バークに着いたみたいよ……って、何寝てるの? さっさと置きなさい!
起きなさいってば! むー、なかなか起きない……。
このままじゃ重くて運べないし、仕方ないわね。

(フィリーフィットは自分の翅から鱗粉にも似た魔力片――妖精族に浮力を与えている浮遊の粉を撒き散らす)
(ふわりと浮き上がったジムにロープを括りつけて引っ張り、小さな妖精は入港準備を始める場所へ向かってゆく)

これで、わたしでも運べるから、ステラはハラリョウガに任せるわ。

598 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/22(土) 19:15:35.89 0
……王だけじゃなくて、すべての個体に名前があるっていうの?
おししょーさまの推測どおりだけど……いくらなんでも早すぎる。
やっぱり、人為的な進化が促されているとしか思えないなぁ……。



甲板に座り込んだまま、飛び去る翔蟲たちとワイバーンを目で追いながら呟く。
やがて、考えても仕方ないと思ったか、かぶりを振って船上に目を戻す。
幽鬼のように青白く輝く瞳に、船員たちが小さく息を呑む音が聞こえた。

その様子に、小さく嘆息すると、
右手をまっすぐ真上に伸ばして、大きく息を吸った。



はい!
私、おなかすいた!
朝ご飯をよーきゅーするよっ!

599 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/22(土) 20:06:41.71 0
ーサンドアークー

何とか入ることができた。というのもここに来たのは名目上は旅行だ。
だがあのような力、特にステラに対しては国内に入れるのは強い抵抗があったようで
時間がかかってしまったのだ。結局、あれはステラではなく。偶然ステラの近くで
発生した『謎の現象』として処理された。

何とか入ることは出来たが、結局ステラの要求している朝食にはありつけていない。

サンドアークはいたって平和そうな感じの街だ。だが、ちょくちょく砲撃音や銃声、
爆発音がある辺り、治安が悪いというのも本当なのだろう。

リボルバーを発砲しながら逃げている男集団が前を通り過ぎ、それを砂兵と同じく仮面をつけた、
バーク憲兵が小銃を構えながら追いかける。

そのような状態に圧倒されていた時、鐘が鳴り響く。

その途端、周りの店が一斉に店じまいを始める。

「やばいぞ、砂嵐だ!」

「この時期はよく来るなぁ」

等という声が耳に入る。

すると目の前に酒場を見つけた。砂嵐をしのぐにはちょうどいいかもしれない。

600 :名無しになりきれ:2014/02/24(月) 00:53:04.45 0
age

601 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/24(月) 19:03:33.42 0
(宙に浮き上がったジムをロープで牽引しつつ、フィリーフィットはサンドアークに入り、雑然とした市街を進む)

それにしても煩い街っ。

(無法者と憲兵との抗争音を何度も聞き、フィリーフィットは辟易したように空を見上げた)
(すると、すぐに吹き付ける風の僅かな音色の違いを感じ取り、小さな呟きを漏らす)

あら? 空がざわついてる?
強い風が来そうだから、とりあえず避難できそうな場所を見つけた方が良いわね。
ここには、木の洞も洞窟も無いけど……。

(妖精の感知に数分遅れて街の警鐘が鳴り響き、周囲の店が商品を片付け始めた)
(思わず、フィリーフィットが手に持つロープを離すと、ジムの体もドサリと地面に落ちる)

>>598
ステラ、どこかに風避け出来て休めそうなところは無いの?
わたし、人間の街のことはよく分からないわ。

602 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/24(月) 20:30:53.01 0
……ぐぅ…ネーナ…!
(悪夢を見てうなされてるようだ)

>>599>>601
……ぐふぇっ!?
(フィリーが手を離した事により落下、その衝撃で目が覚めたようだ)
……ててて…ん?船の上じゃねぇな…まさかもうバークの中か?

(周囲を見回し状況を確認する)
……なんだ?警鐘?……いかんな、砂嵐が来るのかそこの酒場に入ろう

603 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/24(月) 21:21:09.81 0
あ、あれれ?
何なに? 嵐でも来るの?

どこか休めそうなとこって云われても…… (>601)
私もこの街は初めてだから、あんまり分かんないけど、
うん、とりあえず目の前のお店はご飯を出してくれそうな気がするよ! (>599, >602)

……でも、なんか、なーんか、中で喧嘩でも起きそうな気がするのは、
雰囲気のせいなのかなー……

604 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/24(月) 22:17:55.12 0
扉を開けると客の視線が一斉に集まる。柄の悪い視線だ。
中は煙草の煙であふれ、硝煙のにおいすらする。

見た感じ、賞金稼ぎがほとんどだろう。現に多くの賞金首の張り紙が張られている。

あちらこちらで小声で話し声が聞こえる。「捕まえる」だの、「高値」、「売る」だの
と物騒なことを言っている。

「いらっしゃーーい。お、見ない顔だね、カウンターが空いてるからどうぞそちらに」

一人の給仕の女性が声をかけてきた。背が高く、やや汚れたメイド服に身を包み、
長い髪を後ろで束ねている。

驚くべきことは、非常にクレイに似ていることである。
髪が黒いことと雰囲気が違う事を除いては。

605 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/25(火) 00:06:36.29 0
>>603
まぁ…なんかあったら俺が相手するさね…
(スタスタと入って行く)

>>604
わあ…タバコくせぇな…硝煙の匂いは懐かしいが…
(キョロキョロとしていると声をかけられる)

>「いらっしゃーーい。お、見ない顔だね、カウンターが空いてるからどうぞそちらに」

ん…あぁ…悪…い…
(振り返り給仕の女の顔を見た瞬間10秒程停止する)
……クレイ?
(顔は瓜二つだが雰囲気と髪型が違うからそっくりさんか本人か見分けがつかないようだ)

606 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/25(火) 21:00:05.43 0
(フィリーフィットは、ジムに続いて酒場の中へ入ってゆく)
(室内に漂う煙は体の小さな妖精には耐え難い量のようで、入店とした瞬間から不快な表情を隠さない)

けほっけほっ……カウンター?
と、とりあえず、これだけは言っておくわ。
ここ、毒のような空気で澱んでて……あ、う、頭も胸も痛くなってくるって。

(文句を返しつつ、フィリーフィットは給仕の女性が指し示すカウンターに向かって進む)

>>605
何言ってるのよ、ジム・スイグル?
クレイとは全然毛の色が違うでしょ……けふんっ、けふっ。

(ふらつき、蛇行しながら飛び回り、ようやく案内された席に辿り着くと、小妖精はカウンターの上に倒れ込んだ)

607 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/25(火) 21:33:49.10 0
んしょ。
ここはケムリがもくもくだねー
妖精さんもグロッキー? (>606)

さてー、ごっはん〜♪
朝ごはんをよーきゅーするよ〜
ねぇ、おねーちゃん、ここは、何が美味しいとこなの? (>604)

608 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/25(火) 21:54:30.02 0
「おい、ここはいつからファミレスになったんだ?」

カウンターの前には白髪の50になるであろう男がいた。どうやらこの男が主人らしい。

「ここは酒場だ。お子様に食わす飯はねぇ」

「パフェが得意なやつがよく言うよ・・・・・あだっ!」

口を挟んだ給仕の女性は頭を叩かれる。

「で、兄ちゃん。あたしはクレイじゃなくてアレックスだ。クレイはあたし
の姉だよ姉。んでこっちのおっさんがマスターのバームだ」

バームはふんと鼻を鳴らす。どうやら気難しい性格らしい。

「クレイだけど、ここじゃ重犯罪人だから気をつけな。この国で一番高額の
賞金首だし、狙ってる輩も多いからちょっかい出されないようにね。・・・・
え?あたしは平気なのかって?あぁ平気平気、そりゃあたしだって最初はちょっかい
出されてたよ?この通り美人だし、でも今はそんな奴らは一人もいないよ」

「ねぇ〜〜」と後ろを振り返ると酒場の客全員が一斉に顔を背けた。どうやらアレックスは
この酒場ではかなり恐れられているらしい。

「美人かどうかは知らないがあんなことされて恐れられない奴はいないだろ」

「おい、美人かどうかはってどういうことだこら」

609 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/25(火) 22:09:13.96 0
【名前】 アレックス・ファーニスト
【年齢】 24歳
【性別】 女
【職業】 酒場の給仕
【容姿】 黒い髪のポニーテール、青い澄んだ目
【特徴】 基本的にメイド服(薄汚れ、フリルなどはないごくごく一般的なもの)
【性格】 非常に残虐で狂暴、子供や小さい動物などを好む、非常に大食い
【属性】 不明
【得意魔法】 身体強化、隠密
【使用武器】 不明
【持ち物】 不明
【特技】 酒場の連中を一発で黙らせること
【備考】
クレイの妹。姉妹の中は最悪で互いに互いを殺したがっているほど(理由は非常にくだらない)
革命時に正規軍にいたクレイと違い、そこらへんを放浪していたため、革命後特に罪には問われ
てはいない。
現在は酒場で働いて(ただ飯を食って)おり、その気の強さと恐ろしさから『姉御(姐さん)』
と呼ばれ恐れられている。ただ店主のバームには度々反抗するもすぐに鎮圧される。

610 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/25(火) 23:44:53.76 0
>>606
おいおいフィリー…大丈夫か?…と言っても大丈夫じゃなくても行く所無いんだよな…

毛の色が違う…だよな…

>>608
マスター、この国には初めて来たんで何も知らないんだ…何か作れる物でいいから食事をお願い出来ないか?料金は提示された分だけ出そう。

……アレックス…クレイの妹かぁ…クレイが賞金首……
(なるほど…バークに行くと言った瞬間逃げた理由がそれか…)
俺はジム…ここにはちょっとした旅行で来ている。連れは妹のステラ、友人のフィリーだ
(二人に話を合わせろと耳打ちする)

酒場の連中はアレックスには頭が上がらないようだな…

……アレックス、初対面で悪いが、この国の首都に向かうにはどうしたらいい?目的地は首都なのだが行き方も調べず来てしまってだな…

611 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/26(水) 00:09:49.54 0
おじちゃん、パフェ得意なの!? (>608)
これはもう目の中にキラキラと星が輝かざるを得ない状況だよ!
私、デザートはパフェだからね、ジムおにーちゃんには譲らないんだからー!

612 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/26(水) 20:03:26.01 0
>>608
けほんっけほっ……。
あんたがアレックスで、そっちがバームね……えぷっ。

(腹這いのまま、フィリーフィットは僅かに首を擡げる)

アレックス、一つだけ言っておくわ!
ジム・スイグルの言ってることは間違いだらけよ!
アリクイをアリって呼んで、ローズマリーをローズって呼ぶくらいのデタラメばっかり!
わたしはキアウフラムの妖精でフィリーフィット!
断じてフィリーなんかじゃないわっ。

>>610
ステラはジム・スイグルの妹だったの? ぜんぜん知らなかったわ!
あんまり似てないけど、人間ってそーいうものかしらね?

(ジムが話を合わせろと耳打ちするものの、妖精に意図は通じておらず、そのままアレックスに向けて言葉を継ぐ)

そう、わたしたちは分からず屋の皇帝がいるところに行きたいの……けほっ。
これ以上、ドカドカ銃を作られたら森も湖も霊気を失っちゃうわ……けほほっ

613 : ◆TeIs7psiOM :2014/02/26(水) 22:08:37.77 0
「ガキが調子乗って朝からパフェなんて食うんじゃねぇ」

バームはそう言って、適当にあるもので作った食事を用意する。野菜炒めや炒飯などだ

「あいつなりに気ぃ使ってるから気にすんな。あぁ、バーム、あたしにも-」

「てめぇは30分前に食ったばっかだろうが、しかも10人前もよ」

「ちぇ〜〜〜」

アレックスはフィリーフィットが咳き込んでいるのを見つけた。

「あ、煙い?ちょっと待ってな、おい!!てめぇら!!!煙草吸うの止めろ!!!」

そう怒鳴ると即座に全員が煙草を灰皿に押し付けた。アレックスはさらに命令する。

「ついでにそこのお前とお前、換気のために窓開けてこい」

「「は、はいぃ!!」」

屈強な賞金稼ぎもどうやらここでは形無しらしい。
アレックスはジムに向き直る。

「はっ、首都はどこかってあんたらほんとになんも調べてないんだねぇ。ここだよ首都は、
他の国からしたら治安は悪いだろうがここにしちゃぁいい方なんだよ?」

その時、後ろで突風が吹くと同時に悲鳴が複数。振り返るとさっきの賞金稼ぎが10m程
吹っ飛ばされていた。

「あ、そういや砂嵐なんだっけか」

「そんなことより早く店内の砂掃除してこい」

614 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/02/26(水) 23:24:54.38 0
えー、パフェはー、などとぶーたれるステラの前に、
ドンと山盛りの炒飯が登場した。
さすがにお腹がすいていた様子で、瞳に文字通り星が煌いた。



いっただっきまーす!
もぐもぐもぐもぐもぐ、んぐ。
ん、そーそー、ジムおにーちゃんはねー、おにーちゃんなんだよ (>612)
妖精さんも食べる?
いらない、あ、そうだっけ。
美味しいよー、もぐもぐもぐもぐ……



背後で激しく風が砂を巻いていたが、 (>613)
ステラは一度振り向いただけで再びスプーンを動かし始めた。
やがて、満腹になって満足したのか、カウンタに突っ伏した。
ぷはーとか云いながら口元に笑みを浮かべて、しばらく動きそうにない。


(4、5日間ログアウト。移動の際は適当に連れてって下さい。)

615 :巴羅綾牙:2014/02/27(木) 21:06:07.54 0
やっふー☆
(グッフォ!!!
(いきなり現れた巴羅に飯を吹き出す仲間達)
え?何で何で(爆笑)何でそんなに驚くし(爆笑)
(てっきり仲間達は姿を見せない巴羅をどこかで発ったのだろうと思っていたのだ)
(実際には迷子になっていただけである)

【しばらく来れなくてすいません】

616 :名無しになりきれ:2014/02/27(木) 22:47:52.39 i
今からでも参戦は可能であろうか

617 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/02/27(木) 23:43:39.24 0
(砂の海を荒々しく引き裂いた風が、砂塵を引き連れてサンドアークを覆っている)
(カタカタと細かく震える酒場の扉が開けられると、突風は店の中を駆け抜けて煙の濃度を薄くした)

う、んぅ……風が来たせいかしら。
ちょっとだけマシになったみたい。

そーだ、アレックスに聞いていい? この国の皇帝って、どんな人間なの?
頭が良いのに物分りが悪いって、きーたけれど……。

>>614
そーね。
わたしは自然の霊気を糧にするから、人間の食べ物は食べないわ。
……それにしても、冬眠前のリスみたいな食べっぷりっ。

>>615
あら、ハラリョウガじゃない?
てっきり、どこかに行ったかと思ったわ。

>>616
【世界観にあったキャラなら問題ないと思うけと、バーク軍側ならGM次第ってことになるかしらね】
【とりあえず、テンプレートは>>9よ】

618 :名無しになりきれ:2014/02/28(金) 01:25:08.78 0
世界観って>>21のかな?

619 :名無しになりきれ:2014/02/28(金) 18:01:07.48 0
∩∩
( ・x・)酒場の客「そうでやんす、(>618)の方」

∩∩
( ・x・)酒場の客「一応(>328)の避難所にも改訂版があるけど、21でも特に問題は無いでやんす」

620 ::2014/02/28(金) 18:02:11.32 0
>>618
それでもいいですが
>>81のも参考にするとよいでしょう

621 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/02/28(金) 20:57:00.20 0
>>611-614>>617
あー…正直言うと俺も甘い物食いてぇ…ま、まずは食事だ
>ステラはジム・スイグルの妹だったの? ぜんぜん知らなかったわ!
……ああ、言ってなかったか
(勘違いしてるがそのままの方がいいか…)

>「ついでにそこのお前とお前、換気のために窓開けてこい」
……窓開ける!?おいやめr…
(止めるのは間に合わないと判断し、せっかくの料理に砂が入らないように風のフィルムで覆う)

……ここが首都だったのか…なら王城…とかそれと似たような役割の建物はどこにある?少し用事があるんだ…

>>615
>やっふー☆
ん……おぉ、ハラリョウガまだ居たのか…

>>616
【俺はいつでも歓迎だぜ!】

622 :巴羅綾牙:2014/02/28(金) 21:42:40.30 0
みんな冷たいねー
それより・・・
(皆の座席の隣に座りこそっと話す)
気をつけた方がいいよ
沢山の賞金首取りがこっち見てる
俺達のことを首だと思ってるみたいだし(笑)

623 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/01(土) 01:45:12.81 0
「随分チャライね〜あんた」

「最近の若いのはみんなそうだぞ?」

「え、マジでか!?」

>>617
「あ?皇帝?あぁあいつか、物わかり悪いっていうか、自分勝手っていうか
まぁ傭兵や賞金稼ぎにとっては天国だがな。でも、頭がキレるのは確かだ」

>>621
「ここの中枢は宮殿だな。砂嵐がやめば見える筈。でも今は戦時中だから中には入れないよ?
あそこの警備は厳重、入るんだったら憲兵にでもとっ捕まって行くんだね」

コップの水をあおる。

「そういや昔、隠密特化の魔導士が忍び込んだことがあったっけ?」

アレックスが仰け反るようにバームを見る。食器を洗っていたバームは、
そんなこともあったな、と言っていた。

「朝っぱらからバラバラにされたやつだろ?」

「あっはっは、そうそう。目覚め悪かったわぁあれは。ここの住人は基本
怪しいやつらの通報義務があるっていうのに馬鹿やったよねぇ。あんたらも
下手なこと考えない方がいいよ?めんどくさいことになりたくなければ」

などと爆笑している。

>>622
巴羅の言葉を聞いてアレックスは軽く吹きだす。

「え?あぁ。大丈夫大丈夫、ここのはみんな腕っこきだからね、
大体の手配者は暗記してるよ。大方そこの子と妖精が気になんだろうさ、それに
あんたの外見目立つしさ」

624 :巴羅綾牙:2014/03/01(土) 11:24:35.73 0
この服そんなに目立つ〜?
(自分の服を見ながら呟く)

625 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/01(土) 17:44:26.78 0
(アレックスの応えを聞き、フィリーフィットは小さな小さな溜息をつく)

人間が自分勝手なのは、どこでも変わらないみたいね。
これじゃ、銃を作らないよう頼みに行っても知らんぷりされそーだわ。
宮殿に忍び込んでも、肝心の皇帝に聞く気がないんじゃ意味も無さそうだし……どーしたものかしらね。

(ユールとの同盟を破棄させるにせよ、銃の生産を停止させるにせよ、それ以上の国益なくばバーク皇帝は応じないだろう)
(そもそも外交交渉とは相手が困っていて、こちらがその解決手段を提示できてこそ有利に事が運べる)
(鉱石や材木などが希少となれば、資源国が輸出国の足元を見て取引できるように)
(が、そんなことなど政治に疎い妖精は思い至らない)
(やる事と言えば、両足を広げてカウンターに座り直し、頬を膨らませながらぷーぷーと息を吹くだけである)

……そーいえば、さっきはあちこちで銃の音がしたり爆発の音がしてけど、あれはなーに?
自分勝手な皇帝がいるような街だから、乱暴者も多いってこと?
それとも、皇帝のやり方に不満を持ってて反抗する人が多いのかしら? 

(フィリーフィットは政権崩壊に一縷の希望を込めてか、アレックスに第二の問い掛けを発した)

>>624
それ、とーっても変な格好よっ。
着るなら、わたしみたいに蜘蛛の糸を編んで作った服にするべきだわ。

626 :巴羅綾牙:2014/03/02(日) 12:01:10.69 0
≫625
何気に失礼だね★
(片手に炎を出しながら問う)
俺の世界では俺ぐらいの年頃ならみんなこの服装をしてるぞ
(どこか懐かしそうに目を細めた)

627 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/02(日) 21:15:47.33 0
>>622-623
>沢山の賞金首取りがこっち見てる
>俺達のことを首だと思ってるみたいだし(笑)

>「え?あぁ。大丈夫大丈夫、ここのはみんな腕っこきだからね、
>大体の手配者は暗記してるよ。大方そこの子と妖精が気になんだろうさ、それに
>あんたの外見目立つしさ」

……ま、そうらしいな…何かあってもアレックスが止めてくれるだろう…

>>623
宮殿か…なるほど…
>「そういや昔、隠密特化の魔導士が忍び込んだことがあったっけ?」
>「朝っぱらからバラバラにされたやつだろ?」

……それは凄いな…バラバラか…
(どうしようか…リィン国大使証を見せても相手にしてくれるかわからない…下手すると敵国の人物として処刑されかねん…)
(と、かなり難しい顔で思案していると…)

>>625
>それとも、皇帝のやり方に不満を持ってて反抗する人が多いのかしら?
(……それだ!もしも皇帝反対派の人物が多いなら…何かしらの行動は起こせる…!)
(反対派が居た場合の作戦を規模、個々の能力別に複数考えたり、いなかった場合の打開策などを再びしかめっ面で考え始める)

>>626
>俺の世界では俺ぐらいの年頃ならみんなこの服装をしてるぞ

(大規模な撹乱作戦だと…こう動いてこう動くのが定石だが、ここの地形を理解していない俺が考えるのも無理か…?)
(巴羅綾牙の発した"自分の世界では"という不可思議な台詞はジムの耳には届かなかった)

628 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/02(日) 22:39:45.10 0
>>625,>>627
「ん?あぁ無理無理、この国はあちこちにスパイがいるからね、まぁこの辺は
いないけど。そんなことになる前に潰されるよ。あちこちの戦闘は犯罪組織、
要するにギャングだよ」

すると、まぁ、とつまみ食いの手を止める。

「入れないこともないけどね」

ほれ、と後ろを指さす。そこには

不気味な鉄仮面で顔を隠した20人ほどのバーク憲兵がいた。

唖然しているすきに憲兵は接近し、巴羅、ジムの頭を銃床で殴る。
ふらついたとこを即座に取り押さえた。逃げようとしたフィリーも
瓶で閉じ込める。ステラもつかまってしまった。

「貴様らを逮捕する」

憲兵は静かに言った。アレックスを見ると苦笑し、バームも呆れていた。

「ごめんねぇ、さっき言ったようにここの住人は『怪しい奴らの通報義務』
があるんだよ。あんたら明らかに怪しいし、私らも死にたくはないんでねぇ。
でも宮殿には入れるんだし、結果オーライってやつだよ」

「俺は店が無事ならどうでもいいがな」

ま、頑張ってねー。と笑顔で軽く手を振っていた。

629 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/02(日) 23:21:51.32 0
……これで二回目ね。
人間に近付き過ぎたのが間違いだったわ。

(身体を折り曲げた窮屈な姿勢で硝子瓶に閉じ込められ、ぶつぶつと文句を述べるフィリーフィット)
(憲兵が歩いて揺らされるたびに硝子瓶へ身体をぶつけ、憤激に堪えないといった表情を作る)

う〜、逮捕なんて冗談じゃないわ。
わたしをどこへ連れてくのっ。
何をしたって言うのよ〜っ!

630 :巴羅綾牙:2014/03/02(日) 23:38:37.68 0
≫628
(鈍い音と共に頭を強く硬いもので殴られる)
っっ!?
(少しバランスを崩した
すぐに体制を立て直そうとしたが6人ほどの兵士に取り押さえられて動くことが出来ない)
ちっ!
クソっ離せ!!
(拘束された手に炎を纏い威嚇するが意識が朦朧とするため威力は強くない)
フィリー!ステラ!ジム!
(瓶に閉じ込められたフィリーは瓶の内側から必死に叩くが息がしづらそうにしている
ステラはきゃあきゃあ反抗するが恐怖で足が竦んでいた
ジムは頭を殴られた衝撃で目の焦点が合わないようだった)

631 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/03(月) 00:18:42.90 0
>>628
>「入れないこともないけどね」
何…?それは本当k……ッ!?

(鈍い痛みと共に視界がボヤけ、意識が飛びかける)
ぐぁっ…!?何者…憲兵…だと…

(しかし、当たり所が悪く、フラフラしたまま何も抵抗出来ない)
ふ…はは…通報義務か…仕方ないな…アレックス、色々ありがとう…バームさん…料理旨かったですよ…

(そこで意識は途切れ、憲兵二人で担ぎ上げられ連行された)

632 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/03(月) 20:24:00.67 0
ーバーク宮殿内ー

「うぁ〜〜やっと終わったよ書類ぃ〜〜〜」

金髪の青年、バーク帝国皇帝『マルス・グリスト』は力尽きたといわんばかりに机に突っ伏す。

「さすがに2日完徹は無茶があったか・・・・・だが、ようやく寝れる」

「閣下」

ベッドに向かおうとしたグリストを側近が止める。

「あ゛ぁ?」

眠いので機嫌がかなり悪いようだ。

「先ほど怪しい輩数名を捕えました。そのうち1名はリィン王国大使を名乗り
閣下との会談を要求してー」

「殺せ!!知るか畜生!!!ようやく寝られると思ったらこの有り様だよ!!!
もうやだ!やってらんねぇ!!!!」

散々わめいたあと沈黙し、「ごめん」と素直に謝った。

「あぁ〜〜じゃぁ応接室によんどいて、すぐ行くから」

「かしこまりました、あ、あと」

「まだ何か?」

「そのうち1名は『例の少女』で、」

「あーあの『何か髪飾から流星群まき散らして城半壊させた』って子?分かった
じゃぁ全員の武器取り上げたついでに、その子の髪飾も押収しといて」

「分かりました」

側近が去った後、グリストは大きくため息をついて、手のひらで顔を覆った。

(うちの入国審査どうなってんだよ・・・・・・・)

633 :巴羅綾牙:2014/03/03(月) 21:35:45.23 0
(とても綺麗な装飾が施された部屋に連れてこられた)
はぁ?何だここ?無駄にすげぇ(笑)
(武器は全て取り上げらたが巴羅は武器というより身体そのものに魔術が染み込んでいるためとくに何も取り上げられなかった)
何か超神経使った気がする(笑)
(届くことのない天井に手を伸ばした)

634 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/03(月) 21:45:51.92 0
ステラは、酒場でとっ捕まって以来、ずーっと不機嫌そうにしていた。
無理もない。
満腹で幸せな午睡(朝だが)を貪っていたところを強制連行である。
まったく、無理もない。



>632
いったーい!
ちょっと、髪引っ張ってるって、痛い痛いっ!
あぁもう……、髪ぐちゃぐちゃだよぉ……



…………禍護の髪飾りを持ってった…………?
ジムおにーちゃん。
ここの人、お城のときのこと(>206)、知ってるのかも……。


>633
りょーがおにーちゃん、何してるのー?

635 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/03(月) 21:49:41.75 0
>>632
(連行されてそうそう切り札の大使証を使ってしまった…いくら殴られたダメージで判断力が鈍っていたとはいえ、短絡的過ぎたな…)
……あぁ、武器ね、丁重に扱ってくれよ?その銃はまだ新しいからよ…

(くそ…大使証を見せたのはいいが…結局殺されるのか…?丸腰での戦闘訓練…もう少ししておけばよかったな…)
【素手での戦闘は魔力を使って少し強化する程度しか出来ないジムは少し不安になったようだ】

……ここは…応接室か…
(大使だということを信じて会談に応じてくれたのか…?)
【周囲を警戒しながら待機】

636 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/03(月) 22:05:16.55 0
(フィリーフィットが連れて来られたのは、バーク宮殿の応接室)
(豪華な調度品で飾られた部屋に一行が押し込められると、見張りを残して憲兵の一人は報告へと向かってゆく)
(机上の硝子瓶に囚われた妖精はと言うと、蓋を押し上げつつ抗議の声を上げていた)

なんて硬く蓋を締めたのよ!
さっさと開けなさいっ! 開けなさいってば!

>>633
いい気なものね、ハラリョウガは。
ま、この部屋の飾りが無駄ってことは同感だけど。
こんなゴテゴテした場所より、土の壁と草の寝床の方がよっぽど良いわよ。

>>634-635
とりあえず……この蓋を何とかして欲しいものねっ。

637 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/03(月) 22:07:26.88 0
>636
あ、ごめんね妖精さん
んしょ…………………うーぎぎぎぎぎぎ
か、かったーい……

638 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/03(月) 22:26:21.73 0
ガチャリと音を立て、グリストは応接室の中に入る。
護衛は見た感じいないようだ。

「どうも、バーク帝国皇帝。グリストです」

作り笑いを浮かべるも内心ちょっと戸惑っていた。

(えっと、明らかに軍人気質な奴とチャラい子どもと幼女に妖精。え、何この
面子。どれが大使だよおい)

取りあえず、誰に話しかけるわけでもなく話しはじめる。

「我が国に来た目的は何でしょうか?ユールとの停戦協定の仲介役をして欲しいとか
でしょうか、だとしたらあまり期待しないでください。わざわざ遠いリィンまでいく
つもりもありませんし




639 :巴羅綾牙:2014/03/03(月) 23:01:20.64 0
≫634
うん?特に意味は無いんだけど、さっき居た場所とは世界がまるで違うと思ってね(笑)

≫635
随分と不安そうだね。顔にでてるよ(笑)
(逆にこの様な状況でヘラヘラ笑っている方がおかしいだろうと全員が思った)

≫636
やっぱり失礼だよね君(笑)
(瓶の中に居るフィリーを軽く睨みつける)

≫637
ちょっと貸してみ
んしょ。
ギギギ・・・
(瓶は少し硬く閉められていたが巴羅は少し力をいれると簡単に開いた)

≫638
うん?何故ここに来たかって?


何でだ?
(迷子だった巴羅はイマイチ状況を飲み込めないでいた)

640 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/03(月) 23:11:57.19 0
>>638
(……ふむ…コイツが皇帝か…噂と印象が違うが…)
すいません、お忙しい時にこんな形で伺ってしまって…貴方がバークの皇帝、グリスト様ですか。自分はリィン国大使、ジム・スイグルと申します。こちらが証明出来る物です
【大使の証である手帳を手渡す】

……では、単刀直入に言いましょう。こちらは他の国と戦う意志はありません。
今、この世界は魔物が現れ混乱しています。故に戦力を一つにまとめ、魔物達から自らを守る為に協力しなきゃいけない…と、私達は思うのです。自分は、それだけ伝えに来ました。

……そしてもう一つの案件です。こちらの妖精はフィリーフィット、自分の友人です。彼女からも話と頼みがあるらしいので…

641 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/03(月) 23:25:59.85 0
>>640
【案件より用件の方が正しい気がしてきた】
【脳内補完お願いする】

642 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/04(火) 06:21:00.36 0
>>637 >>639
(瓶詰め妖精からの救援依頼でステラが瓶開けを試みるものの、硬く締まった蓋は微動だにせず)
(続いて巴羅綾牙が試みると、蓋は小気味良い音を響かせ、拍子抜けする程に容易く開いた)

ようやく出られたわね……ありがと。
一応、お礼だけは言っとこうかしら。

>>638 >>640
(蓋を開ける間に応接室へは皇帝が到着しており、会談を始めたジムがフィリーフィットにも話を促す)

そっ、わたしはキアウフラムの妖精、フィリーフィット。
それでグリスト、あなたがこの国の皇帝?
ま、期待はしてないけど言うだけ言ってみるわ……!

(人間の階級や身分制度に疎いフィリーフィットは、皇帝相手にも敬意を取り繕うことが無い)
(宙に浮遊して逃走準備を保ちつつ、小さな声を張り上げる)

わたしがここに来た目的は、この大陸から銃を無くして自然を守ること!
隣のウェスプキス大陸は知ってる?
自然の霊気が衰えて、妖精のテリトリーも削られてる大陸のことは!
これは銃なんかを作るために森の木を切り尽くして、煙で大気を汚して、おまけに腐った水を川に流したからよ!
要するに火と鉄の文明が広まったせいと言っても過言じゃないわ!
だから、バークもユールも含めて、この大陸全ての国が銃を作るのを止めて欲しいの!

(※ウェスプキス大陸の工業発展地域の環境は、現在の北京や産業革命時代の英国がイメージに近いだろうか)

643 :巴羅綾牙:2014/03/04(火) 18:11:54.45 0
≫640 ≫642
そういう事だったんだな
(二人の話を聞いて珍しく深刻な顔をした)
魔物が荒れている・・・か
俺みたいな能力が使えるのも同類なのかな?魔術を使える同じ生き物だからね〜

644 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/04(火) 22:33:19.97 0
おぉー
りょーがおにーちゃん力もちだねー (>639)

でもー、りょーがおにーちゃんは、魔物とはちょっと違う感じだよ。
仕組みが違うっていうか……
よく分かんないけど、心配しなくても、あの子たちとは違うんだよー

645 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/04(火) 22:49:45.77 0
>>640,>>642
「まぁ無理な話でしょうね」

グリストはきっぱりと言い放つ。

「まず、世界的な同盟の話ですが、あなたのおっしゃる通り蟲の被害は深刻です
しかし、我々は自国の防衛で精一杯です。バークは割とマシな方ですよ。酷いと
こだと内乱にまで発展してますし」

では聞きますが、とジムに質問を投げかける。

「『協力』と言いましたが、あなた方の国は対等な協力関係を結ぶだけの軍事力を
有しているのでしょうか?
バークとユールの同盟は技術交換とさらに防衛能力強化の目的で我が国からは陸軍一個大隊が、
ユールからは竜騎兵隊一個大隊をそれぞれ派遣されています。リィン国は以前ユール
の侵攻の時に無血開城したらしいではありませんか。緊急時に我が国でそのようなことが
あれば足手まといになってしまいます。リィン国に部隊を派遣した分、我が国の戦力が下がるのです」

次にフィリーフィットへと顔を向ける。

「キアウフラムと言いましたね。それはここから遠い場所にある森の妖精の国のキアウフラムですね?
ではあなたも『大使』という扱いををさせていただきます。
では問わせていただきますが。仮に我が国が銃の製造、及び使用を完全撤廃したとして、『見返り』は何を
貰えるのでしょうか?
銃の製造は我が国の誇る技術です。取引相手は大国だけではありません。魔導士の育成が難しい小国にも輸出
しています。
もしそれが廃止されれば我が国の収入は激減します。
年間で20兆クレジンド(200兆円)をゆうに超える金をあなた方は用意できるのでしょうか?
もちろん一時的ではなく、『毎年』です。世界を救う前に自分自身をまず救わなければいけません」

「今回は特例措置ということで余計なことをしない限り、身の安全を保障します。
どうかお引き取りを」

そういって立ち上がる。

(命あるだけありがたいと思えよ。これがばれればユールからまた小言が飛んでくる
・・・・・・・いやもう多分ばれてるわ)

646 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/05(水) 00:34:44.76 0
>>645
【グリストの最もな返答を聞きながらジムは内心困り果てていた】
(無血開城したのって王様のせいじゃん…!!)

そう…ですね…その通りです。では、二つ頼みがあります
こちらの行動をある程度黙認していただきたいのと、こちらに侵攻しないでいただきたい。
無論、こちらもそちらに侵攻する事はありません。侵攻の準備をするつもりもありません。こちらにそれほど兵力がないのはそちらもお分かりかと思います故に…

【フィリーと皇帝の会話が終わってから…】
今回はこれで引き上げる事にしますか…折角ですから、少し観光していってもよろしいですか?

647 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/05(水) 20:02:56.73 0
(グリストの問い掛けを聞き、フィリーフィットは宙に浮揚したまま答えを返す)

国……大使?
うーん……そーね、キアウフラムは大きな力を持った妖精がいる土地よ。
そこから多くの妖精が生み出されて、それぞれが司る領域を求めて旅立つの。
そして、成体として土地の主になったら、其処の精霊同士を調和させて、土地に霊力を作り出す。
ま、キアウフラムじゃなくても豊かな土地であれば妖精は生み出されるけど……数は少ないわね。

(敏い皇帝なら、この拙い答えからでも妖精が土地の造成や生育を司る自然霊と解すかも知れない)
(すなわち、キアウフラムに人間と交易できるような政治機構が無いに等しい事も)

それで20兆クレジンドって……あっ、お金ってのは人間たちが使ってる金属の欠片のこと?
わたしたちは、そんな変なもの使わないわよ。
それに見返りなんて、土に緑が茂って泉が清浄さを保つなら、それ以上に良い事なんて無いでしょ?
いーえっ、無いわっ!
自分自身を救うって言うのなら、まず土台となる土地のことを考えるべきよっ。
立ってる地面が無くなれば、生き物は奈落に墜ちてゆくしかないんだもの。
今は持ってても、そのうち土地が枯れればお終いになっちゃうわ。

648 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/05(水) 21:40:23.72 0
>645
歳若い皇帝が、立ったままジムとフィリーフィットの言葉に耳を貸す。
その姿に興味もないのか、豪華な部屋の調度品の一つに目を止めたまま、
ステラは、ぼそりと呟いた。



──リィン王国は、限定的ながら、
あの子たち……虫の魔物と意思を通ずる術を得た。

649 :巴羅綾牙:2014/03/05(水) 23:01:47.16 0
もう終わった〜??

(ヘラヘラと笑いながら真剣な話をしている3人の間に口を出す)
ステラちゃんも飽きちゃってるし観光してこようよ〜
難しい話はパスしたいんだけど(笑)

あと俺はフィリーが正しいと思うな
(長いテーブルに手を掛ける
そして、浅く座ると3人の方を見て話し出す)
生産して輸出しているのって銃だけなんだろ?だから「見返り」よこせって言うんだろ
最先端の技術かどうかは知らないけど今この国にもっと必要なモノがあるんじゃない?
お前もさ「見返り」だとか何だとか言う前に自分の進んだ道を振り返ってみろって

振り向いたら此処を発展させるために犠牲になった奴は沢山居るだろうな

人間が都合の良いようにあらゆるモノを犠牲にして

居場所を無くした奴等がいっぱいいて

世界は自分中心で回ってるんじゃないんだよ
(長いテーブルに腰掛けながら一つ一つ下を向いたまま言葉を紡いでいく巴羅は何処か怒気を含んでいた)

(しかし、我に戻ったようにいつもの少し憎たらしい笑顔を見せて)
ん?あぁ・・・俺何かヤバいこと言った?言ってたら全部無しにして?悪いね
(と、目を伏せた)



《俺の首、ついに飛んじゃうのかな?(汗)》

650 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/05(水) 23:43:40.93 0
「私はですね、遊びで皇帝やっているんじゃないんですよ。
確かに私は多くの人間を処刑しました。前代の皇帝やその家臣も、
しかし、その死を糧にして私は国民を幸せにすると自分自身に誓いました。」

それでも食い下がるでは、私の故郷の話をしましょう。と続ける

「私の故郷はかなりの田舎でしたよ。駐留軍すらいないほどのね。ですから
私たちは自分らで銃を持って自警団を結成していたのです。しかしある日、
妖精たちがやってきました。キアウフラムかどうかはしりませんが、彼女たちも
あなたと同じく銃の撤廃を要求しました。村長は戸惑いながらもそれを了承、
銃は妖精たちが持っていきました。
ちょうどその夜でしたね。『翔蟲の軍勢が私の村を襲った』のは。死にましたよ
。私以外ね。私の母も、父も、祖父も、祖母も、妹も、弟も、全員ね。
なすすべなくみんな食い殺されましたよ。武器がなかったためにね」

グリストは立ち上がると先ほどまでとは様子が一変していた、殺意に満ちた目をしていた。

「分かりますか?私が今あなた方を殺してやりたいのを必死に我慢しているんです。
あなた方のその無茶な要求のせいで何人死んだと思います?あ゛ぁ!!?何人殺した!!!
俺の村だけじゃない、他の村もだ!!!あの時武器があれば俺は家族を守れた!!!
貴様らが銃を使う事が人間の身勝手というならば弱いやつらから銃を奪っていく貴様らも
身勝手だろうが!!!」

興奮しているため、非常に息が荒い。

「今回は命は助けてやる。武器も返してやろう。だが金輪際俺の国に干渉するな。
おい、ジムとか言ったなバークはユールに対しての銃の輸出は続けるが、バーク軍が侵攻しないことは
保証してやる。
観光?勝手にしろ、但し、余計なことはするな。もし何かしでかせば先ほどの保証は
無しだ。バークは全戦力をもってリィンとキアウフラムを焼き払う。それを肝に銘じて
おけ、憲兵!連れてけ!!」

そういって立ち去った。

651 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/06(木) 19:27:27.19 0
>>650
……おいフィリー!ハラリョウガ…!!
【しかし止めるのが間に合わなかった。皇帝は自分の過去の話をし、激昂していた】

……えぇ、分かりました…お時間取らせて申し訳ありませんでした。
【深く頭を下げたまま憲兵に連れていかれる】
……フィリー、分かったか?人にも人の事情があるんだ…銃の生産を止めるなんて無理なんだ…
それとハラリョウガ、お前の言いたい事は分かった、最もだと思う…だが、少し分をわきまえた発言をしてくれ。相手は皇帝、お前は出所も分からない風来坊…格の差は瞭然だろう?
お互いに事情があるんだ…ただ正論を振りかざしても意味がないんだ…

……さぁってと…嫌な事は忘れて、アレックス達の店にもう一度寄るかな!

652 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/06(木) 20:54:17.79 0
あーあ、怒らせちゃったねー
せっかくこーてーに会えたのに残念

まあでも……、収穫はゼロじゃあなかったね、ジムおにーちゃん。
私たちを無事に帰したこと、侵攻しないって約束……
これって、リィンと事を構える余裕はあんまりない、ってことだよね。
国内事情か、対外的なことかは分からないけど。

それに、国外追放じゃなくて、観光していいなんて……冗談かと思ったよ。
敵性相当の国の大使に、国内で自由にさせるなんて、
どこの、誰に対する、何のアピールなんだろうねぇ?
ふふっ、こーてーさんも、色々とお悩みのタネが尽きなさそうな感じだね〜


さてさて、それじゃー
もう一度、ごはんの続きだ〜♪

653 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/06(木) 21:14:15.63 0
な、な、な、なんですって!
キアウフラムを焼き尽くす? そんなこと出来はしないわっ!
きっと数え切れないほどの妖精が、霊域を踏んだ砂の一族を阻んで、悉く土に変えてしまうもの!

(フィリーフィットは皇帝の激昂に激昂で返した)

あなたが言う弱いものたちだって、木を切り倒して煙を撒き散らすし、土を掘り返して奪うじゃないの!
土地が枯れて消え去った妖精の数だって、数え切れないわ!
わたしたちだって、あなたたちが土地を荒らすのをそーとー我慢してたのよ!

(皇帝の命令で掴みかかろうとする憲兵の手をフッとすり抜け、フィリーフィットは応接室の扉まで向かう)

摘み出されなくったって、こんなとこ出て行くわよっ。
そのうち、泉も山野も枯れ荒れ果てて、大陸全てが砂の海に呑まれたら、人間はどーするのかしらねっ。

>>651
(ジムより一足先に宮殿を抜け出ると、フィリーフィットは宙に浮いたまま冷たい声を漏らす)

……分かったか、ですって?
ええそうね、まったくの徒労だってことだけは分かったわ、ジム・スイグル。
この国が火と鉄の文明を広げ続けるなら、魔法で大陸を閉ざそうにも無意味ってことが。

>>652
あの穢れた空気の店に寄るつもり?
わたしはあんな所に行く気なんてなれないけど……うー……船を使わないと砂の海を越えるのは難しいし……。
もうしばらくだけ、一緒にいるしかないわね……。

654 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/06(木) 21:34:39.48 0
>653
はっ! そうだった!
あのお店、煙凄いんだー……
うぅ、でも、おじちゃんのごはん美味しかったし
まだパフェ食べてないんだもん!

655 :巴羅綾牙:2014/03/06(木) 22:11:59.51 0
≫651
分かっているさ身分の違いなんて
彼奴、ただ現実に目を向けるのが怖いだけだ
正論を認めたくない、逃げてるだけだ
(摘み出された応接室の扉を見て言った)

人間は弱いから武器を持つ

だけど武器を取られた人間は戦力外だ

生きたいが為に必死に命ごいをして手に入れた自由

自由がどれほど素晴らしいものか

彼にはまだそれが解らないんだ・・・

俺は知ってしまったからね
嫌って程に(笑)

暗い話はおしまい!
さっ観光観光♪

656 :巴羅綾牙:2014/03/06(木) 22:29:28.22 0
≫651
分かっているさ身分の違いなんて
彼奴、ただ現実に目を向けるのが怖いだけだ
正論を認めたくない、逃げてるだけだ
(摘み出された応接室の扉を見て言った)

人間は弱いから武器を持つ

だけど武器を取られた人間は戦力外だ

生きたいが為に必死に命ごいをして手に入れた自由

自由がどれほど素晴らしいものか

彼にはまだそれが解らないんだ・・・

俺は知ってしまったからね
嫌って程に(笑)

暗い話はおしまい!
さっ観光観光♪

657 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/07(金) 16:19:39.22 0
「あれま、生きてたんだ。お帰り〜〜」

店に戻ると、アレックスは何事もなかったかのように出迎える。
反省も後悔もないようだ。

バームはバームで、

「さっきの勘定まだなんだが」

と図々しく金を要求してくる。これがこの国の感覚なのだろう。

店は賞金稼ぎであふれかえっていた。

「おい、軍のやつらが翔蟲の巣穴を一つ潰したらしい。300ほど殺ったらしい」

「まじか、今奴らに掌握されてる町は6つ。いや、この間奪還したから5つか」

などと話している。

658 :巴羅綾牙:2014/03/07(金) 18:05:21.50 0
バグったかな?
ごめんね!

659 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/08(土) 07:31:53.57 0
>657
おじちゃん!
今度こそパフェー!

660 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/08(土) 21:54:55.81 0
>>657
そーよ、生きてたわよ。
今度は捕まんないよーにしなくちゃねっ!

(アレックスに言い返すと、フィリーフィットは酒場の窓辺に座り込む)

……ま、もういいけど。
砂海渡りの船さえ来れば、この国とはお別れだもの。

それまで観光するらしいけど、見るべきものと言えば緑地や水源くらいね。
この国の環境はどうなってるのかしら?
地と水の精霊が、死に絶えてなければいいのだけれど……。

(テーブルの端々では翅蟲掃討の話が交わされているが、妖精にはあまり関心がなさそうである)

ふーん……翅つき蟲と人間が争ってるよーね。
でも、土地を荒らさないなら蟲の方がまだマシってものよ。

661 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/09(日) 01:28:52.71 0
>660
めぇめぇ、ようへいひゃん
てふと火でひれんが荒らされゆって云っへゆけよ……もぐ、んぐ。
鉄と火の妖精さんは、発生しないものなの?
それか、妖精さんも、鉄と火から、力を得るように……はふ
その、在り様を、変えたりとか、できないの……?
ふわ……むにゃ…………ぐぅ………



バームの作ったご飯を美味しく頂いたステラは、
先ほどは憲兵の乱入で中断を余儀なくされた午睡を再び開始する。
フィリーフィットに投げた質問の回答に、傾ける耳は既に夢の中。


(一週間ほど寝ます。 移動の際は適当に連れてって下さい。)

662 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/10(月) 00:23:36.89 0
>>652
あぁ…そうだな、とりあえずはユールに集中するか…それとも他の国からか…ん〜…

>>653
……妖精、か…
(妖精と人間…簡単には共存出来ないのかな…)

>>655
……魔物相手にコミュニケーションが取れるなら命乞いも出来るかもな。
(少々投げやりに言うと移動を再開する)
……魔物とコミュニケーション、か…

>>657
おう、普通に生きて戻ってきたぞ、アレックス…もう不審者じゃないからな?

あっと…すいませんバームさん、もう一食お願いします。代金も…はい。

……なんだ?ここの軍が翔蟲の巣穴を潰したのか?へぇ…なかなかやるんだな…
(バークとの戦争が回避出来たのは大きいか…ま、よしとするか…)

>>660-661
……っと…そうだそうだ…食料とか補給しとかないと…ステラ、フィリー、ハラリョウガ、ちょっと買い物行ってくるから待っててくれよ。

663 :巴羅綾牙:2014/03/10(月) 17:30:04.19 0
≫657
生きて帰って来て当たり前だろ(笑)
まぁちょっとやらかしたけど

≫662
ん?あぁ気をつけてね〜
(ひらひらと手を振りながら言った)

664 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/11(火) 00:34:46.77 0
「観光ねぇ、うちにそんな名所あったっけかねぇ・・・・。自然なら中継所
のオアシスだね。妖精は死滅してるっていうかもともと住み着いてないんだよ
ここには」

「こんな辺境の場所に住むなんざそれこそ人間ぐらいだ」

アレックスは宮殿での出来事を尋ねると、腹を抱えて笑い出した。

「え、ちょっマジで?あっはっはっはっは、この非常事態に銃の廃止を求めたって
あんたらよく生きて返されたねぇ」

目のふちにたまった涙を指で拭う。

「あぁおかしい。でも外から来たなら知らなくて当然だねぇ。
一応説明しておくとだね、この国今翔蟲の奴らと『戦争状態』なんだよ。
狩って、狩られてじゃなくて殺るか、殺られるかだよ。あいつらの頭は
他の連中とはくらべものにならなくてね、そこらの軍隊指揮官よりも
ずっと頭がいいのよ。うちもいくつかの街制圧されてるしねぇ・・・・
そんな中で有効な戦力になりうる銃の廃止を求めたって、
その場で首はねられても文句は言えないよ?あんたら。
あ〜〜久々に笑わせてもらったわぁ。あたっ」

バームに頭をはたかれる。

「笑いすぎだ馬鹿」

665 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/11(火) 19:43:11.68 0
>>661
成長した妖精がするのは、土地の造成や生育。
司る土地の精霊同士を調和させて、土地の霊力生成と環境保持を行い続けるの。
管理領域を持たない小妖精は自分の霊力を失うと消滅するけど、成体になったら司る領域と一心同体。
泉や丘や樹木なんかの核となるものが存在する限りは不死で、土地の霊力が枯れれば一緒に死ぬわ。
だから、何かを食べて(燃焼させて)る間だけしか世界に存在できない火を司っても、すぐに消えちゃいそーね。

在り様を変えたりなんてのも、わたしは聞いたことないけど……。
そんな事が出来たら、人間が川に流す毒液の妖精とか、タバコ煙の妖精なんてのも現れるに違いないわね。

>>662
ジム・スイグル。
蟲に人間の言葉が通じても、蟲が人間と同じ考え方をするとは限らないわ。

(ジムが酒場の入り口に近づくと、フィリーフィットは素早く窓辺から飛び上がる)

あっ、外に行くならわたしもそーする。
ここに漂う煙っぽい空気を吸ってるより、外にいた方がマシだもの。

>>663
ハラリョウガ、わたしもちょっと外の空気を吸ってくるわね。

>>664
妖精は住んでない?
そう……砂の海には住めないし、渡ることも難しいから、きっとそうでしょーね。
オアシスにはいるかもしれないけど、土地と一体化した妖精だと他の生物の前に姿を現さないし……。

(バークの環境について話し、続いて翅蟲との交戦状態を説明するアレックス)
(ひとしきり語った後に笑う彼女に対して、フィリーフィットは不可解な表情)
(それも当然、自然霊である妖精は自然こそを最上に置く)
(それは自分すらも例外ではなく、どのような急場であっても、彼女らは自己保存より環境保持を上位とする)
(どんな状況であれ、大気や森林を汚す源を無くそうと動くのは、妖精にとって特に可笑しなことではないのだ)

わたし、何か変なこと言ったかしら……?
どんなに有効な武器でも、自然を壊すようなものなら作らないで欲しいってだけだけど。
ま、何がおかしーのかは知らないけど、つまりバークは蟲と縄張り争いしてるってことね。
わたしは、勝つのが土地を汚さない方であることを願ってるわ。

666 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/11(火) 23:12:28.56 0
>>664
……他の連中より頭がいい…軍の指揮官より…上か…
(それならば余計に団結すべきだ…といいたいが…世の中そんな簡単にはいかないか…)

>>665
……ま、その通りだな…話が通じない奴とは争う、それが普通か…


……さて…っと…まずは飲み水と携帯食料かな…

(市場に向かって移動を始める)

667 :巴羅綾牙:2014/03/11(火) 23:27:43.65 0
≫665
おっけー。
いってらっしゃーい(笑)

668 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/12(水) 22:08:27.58 0
「買い物か、おい、アレックス。お前もちょっとお使い行って来い」

「あんたが行きゃいいじゃないのさ、あたし店番してるから」

「お前は客脅すことしかできないだろうが。それだったら店主脅してまけてもらえ」

チッ、と舌打ちをするとバームのメモを奪うようにとる。

「ほら、あんたら何ちんたらしてんだい行くよ」

ー市場にてー

「ったくうちの旦那も扱い酷いんだから全く。あ、言ってなかったけ?あたしたち夫婦
なのよ。この前うちのクソ姉に言ったら腕一本へし折られたんだよ」

あの野郎、とアレックスからわずかだか明らかに濃い殺気が出ている。

「まぁあたしもあいつの肋骨一本やってやったけどね!」

殺気が一気に引っ込み、満面の笑みを見せた。

「あ、そうだ。ここらに来たついでに武器屋によってもいいかな?」

669 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/12(水) 23:10:26.60 0
>>666
魚が鳥と言葉を交わせても、魚は飛べないものね。
鳥も水の中には住み続けられないし。

(風にたゆたう妖精は冷たげな鈴の声を発し、大通りの人々から頭一つ高い位置を飛び続けている)

>>668
武器屋……そーね。
そーいえば、まだ近寄ったことはなかったかしら?
まずは、そういった所の人間から説得しなくちゃだわ。

(砂塵に塗れた家屋や、張り直される商店の天幕を眺めつつ、フィリーフィットは言う)

アレックスはクレイと争ってるのね。
クレイが砂の海の外まで出たってことは、縄張り争いには勝ったよーね。

670 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/13(木) 23:17:38.07 0
>>668-669
ちゃっちゃと準備して砂上船を手配しないとね…

えっ?アレックスとバームさんって夫婦だったのか…クレイとはそんなに仲悪いのか…
(姉妹仲良く出来ないのかね……妹…か…)

武器屋か…フィリーも寄るって言ってるし、行くか。

671 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/14(金) 16:56:47.53 0
「お〜〜い、ムサシ〜〜〜。来たぞ〜〜」

アレックスが店に入るや否や。すると奥からエプロン姿の青年が顔を覗かせた。
髪は黒くやや童顔で全体的に少し幼い感じがする。青年、ムサシはアレックスを
見ると意外そうな顔をした。

「あれ、アレックスさん。今日はメイド服なんですか。あ、さぼりですか?」

「失敬な!買い出しのついだだ。つ・い・で!!あとほら、あたしの友達だ」

ジム達の姿をみるやいなやムサシは驚愕した。

「え!?アレックスさん僕以外に友達いたんですか!!?」

「そんな驚かなくてもいいだろおい!!?」

辺りにはサーベルや槍、レイピア、バスターソード、そして東洋の主流武器である刀もある。

こほんと、軽く咳払いをすると改めてムサシは自己紹介する。

「えーっと、まぁ見ての通りここの店主のムサシ・ミネクラです。まぁしがない武器屋ですが
どうぞよろしくお願いします」

フィリーフィットは一直線に銃へと向かっていく。

「妖精さんは銃に興味持ってるんですか?最新式のやつは連射までできますからねぇ。
って言っても十秒に一発程度ですけど。あ、裏には爆薬もありますよ。持って来ましょうか?」

672 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/14(金) 21:18:15.77 0
(フィリーフィットはアレックスの後から武具店に入って行き、店主から一通りの説明を受ける)

ムサシ・ミネクラ、ね。
銃に興味を持ってるかですって!?

持ってるなんてもんじゃないわ。
山が掘り返されて、無数の木が乱伐されて、焼かれて空が煙で満ちて、川に穢れた水が流されて。
その行き着く先がこれなんですものっ!

(そう言って、フィリーフィットは陳列棚の前まで飛んで行き、怒り顔のまま銃を指差す)

わたしは幾つかの国を見てきたけど、人間の文明には二種類あるよーに思えるわ。
木を切り倒して畑を広げて、獣を放牧する、火と鉄の文明。
もう一つは水の畑を作って採集や漁をする、森と水の文明。

この砂の海に住むのは、どーやら火と鉄の方ね。
火と鉄の種族にかかれば、肥沃な大森林も千年で草原へ変わって、次の千年で荒野になり果てて、最後の千年で砂の海!
銃を作り続けるために大地の力を奪い続ければ、いずれ世界は砂に埋もれるわ!
あなたたちは、すぐさま銃を手放すべきよっ!

673 :名無しになりきれ:2014/03/14(金) 21:32:18.65 0
>>667

∩∩
( ・x・)酒場の客「見慣れぬ奴、暇ならオイラと酒飲み勝負をするでやんす。(客の一人が巴羅綾牙に近寄る)」

∩∩
( ・x・)酒場の客「酔い潰れたら懐から財布を頂こうなんて、全く考えてないでやんす」

∩∩
( ・x・)酒場の客「マスター、ウィスキーを二杯! さあ、どうするでやんすか?」

674 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/14(金) 21:35:10.46 0
むにゃ……
んっ、うーーーん……
はふ、おじちゃん、おはよー

……あれ?
ハラリョーガおにーちゃん。
ジムおにーちゃんと妖精さんは、どこかにでかけちゃったの?

675 :巴羅綾牙:2014/03/14(金) 22:37:46.27 0
≫673
え?酒飲み勝負?
(いきなり声を掛けられ吃驚する)
懐から財布を?あー全部自分で言っちゃってる(笑)
まぁいいよ〜俺強いしさ
(ヘラヘラ笑いながらポケットから金貨を5枚程と銀貨を少し出す)
盗んだ?違う違う(笑)ちょっとお借りしてるだけ(笑)
(明らかに盗んだお金をテーブルに置く)
俺が負けたらこのお金全部あげるね
その代わり君たちが負けたら何か奢って(笑)

≫674
あ。起きた?おはよう♪
あの二人は買い物に出かけたよ(笑)

676 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/15(土) 00:48:18.31 0
「あ、あぁそうなの?まぁ僕もこれ商売だからなぁ。捨てろって言われても・・・
親への仕送り減っちゃうしなぁ。君が全部買ってくれるなら話は別だけど・・・」

そんなこんなをしてるうちにアレックスは物色を開始する。

「ん〜〜これ微妙。これもいらん」

と次々にポイ捨てする。

「アレックスさんそれ売り物だから!!投げないで!!!」

すると突然、売り物のリボルバーをムサシに向けて発砲した。
弾丸はムサシの頬をわずかに掠め、尻もちをついた。

「・・・・・・!!?」

「おい、ムサシ。これ銃身まがってんぞ」

「あ・・・・・はい・・・・・直しておきますね・・・・・・・」

(曲がってなかったら僕、頭吹っ飛んでだのかなぁ・・・・・・・・・)

「あーお前らも遠慮せずに物色していいぞ」

677 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/15(土) 00:52:42.33 0
「あ?飲み比べだぁ?別にいいが。兎が酒飲んでいいのか?」

バームはどでかいボトルを取り出す。

「ウォッカはねぇがこれがうちで一番度数の高い奴だ。並みの奴だったら
下手したら死ぬレベルのな」

グラスに注いで、二人に差し出す。

「当然だが死んでも俺は責任取らねぇぞ」

678 :名無しになりきれ:2014/03/15(土) 01:04:15.18 0
∩∩
( ・x・)酒場の客「オイラが負けたら、マハラベイヤでもカターイフでもぺレットでも好きなだけ頼むでやんす」

∩∩
( ・x・)酒場の客「奢れるものは久しからずでやんすからね。(マスターが琥珀色の液体をグラスに注ぐ)」

∩∩
( ・x・)酒場の客「ごくごく……うぇっぷ! ごくごく……うぇっぷ!(酒場の客は一気に酒を飲み干した)」

∩∩
( ・x・)酒場の客「ふぅ……四分の一も飲めた、勝った。(勝ち誇った顔でグデンと倒れる)」

679 :巴羅綾牙:2014/03/15(土) 15:53:05.74 0
≫677-678
兎はお酒大丈夫なんだね(笑)初耳〜

(グラスに注がれるお酒を珍しそうに見る)

これ飲んで死んだら面白いよね!!ある意味有名になれんじゃん(笑)
まぁ死なないけどね〜
勝ったら此処に居る皆に奢ってあげるね(笑)

(酒場の客が一気に四分の一を飲み干したのをニコニコしながら見つめる)

すごいね!
倒れちゃってるけど(爆笑)

(倒れた酒場の客を見て爆笑する)

あー腹痛い(笑)
じゃ俺も貰おうかな!

(腹を抱えて目には薄い涙を浮かべながらグラスに口を付ける)

・・・っは・・・んぐ

ダンっ!!

(勢いよく飲みおもいっきりグラスをテーブルに置く)

あれ。俺勝ったんじゃない?ほらほら!結構いったよ!!

(巴羅のグラスの中のお酒は酒場の客より少し少なかった
しかし、一気飲みしたせいかそのままテーブルに突っぷして寝てしまった)

680 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/15(土) 17:37:09.69 0
>675
えー、ふたりでお買い物なんてずるいー
ぶー。


>677-679
あれー?
こんなとこにもウサギさんいたの。
どこにでもいるんだねぇ〜。
お酒の呑み比べなんて……りょーがおにーちゃん大丈夫かなぁ




……どっちも倒れちゃったよ!?
このお酒って、そんなに凄いの?
どれどれー、ペロ……んく……ぅべ……な゛に゛ごれ゛マ゛ズい゛ー……

681 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/17(月) 01:54:55.28 0
>>671-672>>676
あぁ…そうさせてもらおう

(店内の武器を色々物色している)
(刀の所に行くと一本の刀を持ち上げ、観察する)

……ムサシさんだったか、この刀…どうやって打ったんだ?
俺の知り合いに腕のいい鍛冶屋がいるんだが…ここまでいい刀を打った事は無いぞ…

……あぁ、ここは銃も扱ってるのか…なら火薬を入れる前の弾薬をいくらかもらえないか?そろそろ弾薬が尽きそうなんだ

682 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/17(月) 05:09:54.48 0
>>676
人間は誰も彼もお金なのね。
この国には、土地の環境を考える人は一人もいないのかしら……。
ま、いないようなら蟲が勝てばいいんだわ。
少なくとも、彼らは鉄の武器を造りはしないみたいだし。

(ツンと澄ました顔でムサシに言葉を返すと、武器を物色するアレックスには背を向けて窓辺に向かう)

>>681
銃を欲しい人ってがいるから、銃を造るのよね。
誰も銃を必要としなければ、銃を造ろうって人間もいなくなるのかしら……。

(ぶつぶつと不満めいた呟きを言いつつ、フィリーフィットは窓辺に留まり、ジムの買い物が終わるのを待っている)

683 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/17(月) 21:58:17.67 0
「え、あぁ。それ打ったのは僕の両親ですね。すごいですよ、気合いがあればなんでも
出来るって思っててこの間なんか気合いで流行り病直してましたよ」

ムサシは軽く呆れながら笑う。

「弾薬ですか?バラせばなんとかなりますけど手数料が発生しますよ?」

流石に商売上手である。

「僕彼女に嫌われるようなこと言いましたかね?」

「相変わらず肝っ玉ちぃせぇなぁ、ほい。これあたしのな」

ドンと山のように武器がカウンターに乗せられる。流石のムサシも顔が引きつっていた。

「相変わらず買っていきますね・・・・。お金はありますよね?」

「あったりまえよ。この前の『仕事』でたんまり稼いだからな」

「ほんとにいつか死にますよ?」

「そんときゃそん時よ。奥借りるなぁ」

そういって山のように買った武器を両手で持って店の奥へとアレックスは消えていく。
ちょっとバランスが取れないようでゆらゆらしながら。

684 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/17(月) 22:03:03.06 0
「アホか。飲み終わっても互いに寝ちまったら引き分けだろうが」

そういって二人の懐から財布を取り中身を見る。

「ふん、まぁこんなとこか」

そういって勝手にお金を取っていった。半分近く。

「馬鹿が、ガキが酒なんざのむんじゃねぇ」

パンとトレイでステラの頭を軽く叩く。

「ほれ、口直しだ。それ飲んでおとなしくしてろ」

そう言って、ジュースをさりげなくステラの前に差し出す

685 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/17(月) 22:25:29.42 0
>684
うに゛ゃっ
ふえぇぇ〜 おいちゃんありがとぉー……
ちゅー……ぷは、ふぅ。
うー、少しまだくらくらするかも……


…………あー、マズいなぁ、これは
再構成かけた方がいいのかなー……



ぶつくさと独り言を紡ぐステラの、
ジュースのコップを持つ両手が、
床に着かなくてぶらぶらさせていた両足が、
半眼に座った瞳の青い輝きが、
ちらちらとノイズが入るように輪郭をぼやかせ始めていた。

686 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/18(火) 01:03:07.41 0
>>682-683
……ほう、ご両親が打ったのか…

(ここまでの業物は見たことがない…どうするか…)
(自分の財布…リィン支給の経費財布ではなく、自分の財布を覗き少し絶望する。)
(弾薬を買う分は…手数料が異常じゃなければ足りるが、刀を買うには少し足りない。)
(どうしようか…ここで一つ仕事していこうか…と真剣に悩み始める。)

……あぁ、フィリーは銃という存在自体が嫌いなんだよ、まぁ気にしないでくれ。

687 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/18(火) 02:18:14.02 0
銃がキライって言うより、自然を破壊するものがキライなだけよ。
この大地に活力を与えるものだったなら、きっと銃も好きになってたわ。

……ジム・スイグル。
魔法が使えるのに銃を持って、さらに他の武器まで欲しいの?

(フィリーフィットは刀を持つジムを一瞥し、続いてアレックスが向かった店の奥に視線を投げる)

アレックスもなんだか長く掛かりそーね。
どーせ戻る場所は同じなんだし、用が済んだならさっさと行きましょ。
うん、わたしはそーすることにするわ。

(ふわりと翻った妖精は店内の扉を出ると、乾燥する大気の中へ身を躍らせた)

688 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/18(火) 21:46:18.49 0
「そうなんですか、なんか悪いことしちゃいましたね」

そんなこんなしているうちに、アレックスが奥から出てきた。

「おっ待たせ〜〜〜」

だが先ほど山ほど持っていた武器が見当たらない。

「よっし、じゃぁ帰ろうか。お金置いとくよムサシ」

「分かりました。って全部小銭ですかぁ!!!?」

「悪い、小銭減らしたかったの」

「うっわ数えるの面倒だなぁ、そっちの人は決まりましたか?300発で1万クレジンド(10万)
になりますけど」

689 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/18(火) 23:41:17.41 0
んー……
お酒に対する耐性には一考の余地あり、だね、これはー。

おいちゃん、ごちそーさまでしたー。



ステラのその言葉に、返すでもなく適当に応えたバームがふとカウンターに目をやる。
そこには、少女の姿はなく、白いリボンのついた髪飾りだけが残っていた。

(1週間ほどお休み)

690 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/22(土) 00:11:35.40 0
(ジムを武器店に残して、フィリーフィットは酒場まで戻った)
(店内を一瞥すると、酔い潰れた巴羅綾牙と酔客の姿があるのみで、ステラの姿は無い)

あら、ステラがいない?
ステラも買い物に行ってて、ハラリョウガは……疲れてるのかしら。

(フィリーフィットは煙い空気を横切ってカウンターの上に降り立つと、バームを見上げる)

この国って本当に砂だらけねっ。
船や鍛冶に使う木や、銃の材料を、どこから手に入れてるのか疑問だわ。
大きな森も見かけないし、近くに山も無さそうなんだもの。

691 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/03/22(土) 16:08:31.79 0
>>687-688
ぐっ……刀は諦める…か…!!
弾薬は…経費でいいか…

(買い物を済ませアレックスと武器店を出るが、そこでフィリーがいないことに気付く)

……あれ?フィリー!どこいった?…まぁ、アイツ妖精だから自分で帰れるか…

……っと、買い残しがあった…アレックスは先に帰っててくれないか?

……さて…と…噂だとこっちらしいが…会いに行ってみるか…
(人通りの少ない裏通りを進んで行く)

692 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/23(日) 21:46:55.67 0
バームはテーブルに目をやると、リボンだけが残っておりステラの姿はなかった。

「ったく、あちこちネズミのようにふらふらと・・・・」

フィリーフィットが帰ってきて質問を投げかけられる。

「あ?木だって?あぁ、植民地だ殖民地。この国は木が大量にある国を植民地に
持っていてな。そこに鉱物を提供する見返りに大量の木を輸入してる。ここは鉄鉱石
以外にも希少鉱石がごまんと取れるからな」

693 : ◆TeIs7psiOM :2014/03/23(日) 22:29:53.94 0
「はいはーい。ちゃぁんと頂き・・・・・ってこれリィンドルじゃないですか!!
え、ちょっ、換金とかしてこなかったんですか!!?あぁ〜〜う〜〜〜はい、
分かりました(涙)」

(あとで換金しなきゃぁ)

「ん?まだ用事あるのかい?なんならついて行ってもいいけど。
分かった。先に帰ってるね」

694 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/24(月) 21:45:11.36 0
植民地……?
まだ木々が残った土地があるのなら、そっちも見てみた方がいいのかしら。
暗澹たる気持ちが増すだけのような気もするけれど……。

(フィリーフィットは諦めからか、石のような瞳である)

今は無尽蔵にあるかのような鉱石だって、いずれは取り尽くしてしまうんだわ。
人間は鉱石を掘ることは出来ても、作り出すことは出来ないものね。

ま、色々教えてくれてありがとう……とは言っておくわ。
いずれにしても、砂の海に残っていてもわたしのやるべきことはなさそーね。
自然を守る意志を持つものがいない場所は、妖精が根を下ろして守護すべき土地ではないもの。

(机に突っ伏すハラリョウガを起こしてみようと、頬を突っついた所で思い出したようにバームの方へ振り返る)

あっ……まだ聞くことがあったのを忘れてた。
砂海渡りの船が次に来るのはいつかしら?
そうね、きっとその船でこの国を去ることになるんだわ。

695 : ◆nXZxSTELLA :2014/03/27(木) 22:45:19.80 0
マズったなー……
気分はすっきりしてきたけど、こんな人目のあるとこじゃ再構成できないよ。
なんで何も考えずに機能停止しちゃうとか……
ほんと、アルコール耐性はどうにかしないと……

……それにしても、どうしたもんかなー。
妖精さんとか、持ち出してくれないかなー……。
くれないよねー……。



カウンターに放置された髪飾りの宝玉の中で、
小さく輝く星図盤群が、ふわふわと揺らめいていた。

696 :名無しになりきれ:2014/03/28(金) 03:10:34.40 0
∩∩
( ・x・)酒場の客「……どうやら、酒飲み勝負はオイラの負けでやんすね。(むくりと起き上がったミフィアン族の客)」

∩∩
( ・x・)酒場の客「仕方ないから、約束通り勘定は支払うでやんすよ。(小銭の山をカウンターに置く)」

∩∩
( ・x・)酒場の客「……む、なんか高そうなアクセサリーがあるでやんす。(ステラの残した髪飾りに目を止める)」

∩∩
( ・x・)酒場の客「――(バークが支払いの勘定で目を逸らした隙に、さりげなく懐へ髪飾りを仕舞って店を出てゆく)」」

∩∩
( ・x・)酒場の客「ふむふむ、これは闇市に売れば1000クレジンドにはなりそうでやんすね。(路地裏で確かめる)」

697 :名無しになりきれ:2014/03/28(金) 03:15:39.19 0
∩∩
( ・x・)酒場の客「そういえば、酒場の主人はバークじゃなくてバームでやんした……うぇぷっ、酔ってない酔ってない」

698 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/29(土) 01:39:11.27 0
残念だけど。
そうは問屋が卸さないんだよ──



人気のない路地裏に少女の声色が流れる。
きょろきょろと辺りを見回すミフィアンの手の中で髪飾りが煌めきを増し、
こぼれ出した星図盤の青白い輝きが、薄暗い路地を明るく染めた。
転じて収縮に向かった光は、ミフィアンの頭上に一つの少女の像を結び、
現れたステラがそのまま落下してミフィアンを押し潰した。



あ……。
ご、ごめんね、ウサギさん!?
だ、だいじょぶ……?

699 :名無しになりきれ:2014/03/29(土) 22:00:25.55 0
ここってSFありなの?

700 :名無しになりきれ:2014/03/29(土) 22:45:56.44 0
∩∩
( ・x・)酒場の客「>699の人、ここは銃が存在するけどファンタジーな世界でやんす」

∩∩
( ・x・)酒場の客「>81辺りを見るに、きっと産業革命が始まったくらいの世界観でやんす……パタッ(気絶)」

701 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/29(土) 22:58:19.39 0
>700
わーっ!?
う、ウサギさん! ウサギさん、死んじゃやだーーっ!?

>699
はうはうはわわ
そ、そこの人!
この世界はたぶん Science Fiction じゃないけど
Science Fantasy には対応してるかもしれないんだよ
だから舶来の科学的な何かしらでウサギさんを助けてあげてくれてもいいんだよ!?

702 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/03/30(日) 10:56:41.94 0
砂渡りの船が来ないなら、今日はこの国で夜明かししなくちゃいけないわね。
近くには茂みも木も無さそうだし、地面に窪みを掘って寝るところを確保しなくちゃだわ。
こんな煙臭いところじゃ寝られないもの。

(フィリーフィットは窓の外を眺め、空の色を瞳に写す)

>700-701
これは……確かステラの声ね。

(狼狽するステラの声が耳に届くと、妖精は窓を開けて外へ出てゆく)
(そして、ふわふわ宙を漂って近くの路地裏に至ると、倒れ込んだミフィアンとステラを捉えた)

あら、こんなところにいたの。
人通りが少なさそうだし、穴でも掘って休むには丁度良さそうな場所じゃない。
ま、そこのウサギに先を越されたようだけど……。

703 :名無しになりきれ:2014/03/30(日) 11:08:57.23 0
SF物で押しかけるってのは無しですかすいません

704 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/30(日) 13:23:24.18 0
>702
はっ、妖精さん!?
ど、どうしよう、ウサギさん目を覚まさないんだよ……
このままじゃ私、殺ウサギ犯人になっちゃうよ!
って、なんで妖精さんそんなに落ち着いてるの?
穴掘ったりしてる場合…………

……ウサギ?

この、ウサギさんは、一体何者なんだろうねぇ?
リィンにも、たくさんいたけど、おーさまもウサギさんだけど……
あのお城自体は、人間サイズ……なんだよね。

……モノは試し、って、おししょーさまも云ってたんだよ、確か。

星の象りはただの意匠にあらず
在り様を包み天に線を引け



詠唱に応じて、地面に横たわるミフィアンを囲むように円形の星図盤が描かれる。
ゆっくりと浮上する星図盤から、中央のミフィアンに向かって、
まるで構造を走査するように、何本もの細い輝線が照射される。
ミフィアンの姿形を写し撮り終えた星図盤は、パシュンと軽快な音を立てて掻き消えた。




>703
私が、りょーがおにーちゃんの精霊からの干渉を受け付けなかったみたいに、
あなたの持つ道具は、この世界では上手く構成できないかもしれないね。
でも、そっちの世界には、空飛ぶ船とか、巨大な鉄の兵隊さんとかがいたりするのかな?
もし、私も行けるなら、そんな世界も見てみたいとは思ってるんだ。
だから、いつかまた、どこかで一緒に遊ぼうね!
約束だよ!

705 :名無しになりきれ:2014/03/30(日) 21:54:09.22 0
次スレってあるかな?

706 :名無しになりきれ:2014/03/31(月) 19:15:21.54 0
∩∩
( ・x・)酒場の客「――(ステラの術で不思議な力を受けると、気絶中のミフィアン族が無意識のまま喋り始める)」

◆酒場の客
酒場の客――とは、ウォーランディア大陸に多く棲息するウサギのような獣人、ミフィアン族の一人である
本名はピーター、年齢6才、残り寿命14年、性別オス、毛皮は白、瞳は黒、身長65cm、体重7kg。
出生地はリィン王国メリアドール、職業はシーフ。
成獣となった3才の時に一旗上げようと旅に出たものの、力の限界を悟り、今はバークで飲んだくれる毎日。
故郷の郷愁には暮れるものの、颯爽と街を出て言った手前、帰るに帰れない日々を過ごす。

∩∩
( ・x・)酒場の客「……ハッ、ここはどこでやんすか? (喋り終えると同時に酒場の客は起き上がった)」

∩∩
( ・x・)酒場の客「そこ(>703)の人、世の中は色々なことがあるけど、あまり気を落とさないでやんす」

∩∩
( ・x・)酒場の客「そっちの人(>705)、オイラは未来のことは何も考えてないでやんす」

∩∩
( ・x・)酒場の客「ただ、多くの意志が集まれば、新しい史書が綴られる予感がするでやんす」

707 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/03/31(月) 21:10:42.67 0
ぎゃーーーーーーーっ!?
なんかウサギさんが寝たままなのに凄い勢いで喋ってる! (>706)
怖い恐いこわいコワイコワイ!!

……って、お……収まっひあっ! お、起きた……?
う、ウサギのピーターさん、お、おはよー……?

708 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/04/01(火) 17:28:03.92 0
(ステラの星図盤の光が、倒れ込んだミフィアン族の身体を走り抜けてゆく)
(続いて、無意識のままに喋り始める彼の姿を、フィリーフィットは怪訝な顔で眺めていた)

……相変わらず怪しげな術ね。
前は術で蟲の群を操ってたけど、今度は何の術?
そのウサギを調べてたようにも見えたけど。

>705
そーね、あと50KBほどで纏められそうなら1スレでフィナーレでもいいかもね。
無理そうなら……どうしようかしら?
とりあえず、発起人のジム・スイグルとGMの意見待ちなのだわ。

709 :名無しになりきれ:2014/04/01(火) 17:38:20.44 0
戦闘開始に備えよ

710 :名無しになりきれ:2014/04/01(火) 18:23:26.44 0
∩∩
( ・x・)酒場の客「な、なぜ見知らぬ幼女(>707)がオイラの本名を知ってるでやんす?(ステラを不審な目で眺める)」

∩∩
( ・x・)酒場の客「寝てる間に何かいかがわしい事をされた予感がするでやんす……。(自分の身体を確かめた)」

∩∩
( ・x・)酒場の客「オ……オイラの髪飾りが無くなってる! 誰かに取られたでやんす!(意気消沈した顔だ)」

711 : ◆TeIs7psiOM :2014/04/01(火) 21:09:11.36 0
「あ?何してんだいあんたらこんな暗いとこでさ」

帰りがけのアレックスが立ち寄る。

「ありゃ、あんた最近ちょくちょくうちに来てる飲んだくれ兎じゃないの。
一体何凹んでんだい?」

>>709
「え、何!?殺し合い!?殺し合いなのかい!!?」

目を輝かせる

712 :天の声 ◆TeIs7psiOM :2014/04/01(火) 21:11:26.50 0
次レスと言っても自分はGM代理に過ぎないのでジムがいないといかんとも
言い難い。

713 :名無しになりきれ:2014/04/01(火) 21:17:07.30 0
テーレッテテーレッテテレレレテッテッテー♪(ポーリシュカポーレ)

714 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/01(火) 22:35:56.73 0
>708
うーん……
調べるっていうか、複製を作るための型取りみたいなものなんだけどね。
ほら、船の上でバーシャって翔蟲のおーさまにもかけたのと同じだよ。 (>588)
まさか、自分のプロパティを全部吐き出すなんて思ってなかったけど……
少し、虫の魔物とは、バージョンの違うプロトコルが組み込まれているのかな。

でも……それなら……。


>711
あ、アレックスおねーちゃん。
んとね、ちょっと、外の空気に当たりたくてねー。
ウサギさんは、少し残念なことがあったみたい。
大丈夫、私がちゃんと慰めてあげるんだ〜♪


>710
ね、ウサギのピーターさん。
世の中には、不思議なことが、たくさん、たーくさんあるんだよ。
髪飾りだって、そんなもの、初めからウサギのピーターさんは、
持ってなんていなかった……そうでしょ?



ピーターに顔を近づけて、噛んで含めるように語るステラの瞳が、
路地の暗がりに浮かび上がる幽鬼のように青白く輝きゆらめく。
まるで暗示をかけるように、ステラの声がゆったりと流れた。



ほーら、なにも不思議に思うことなんて、なーんにも、なーんにも……

715 :巴羅綾牙:2014/04/02(水) 18:05:23.83 0
随分間を空けてすいませんでしたっ☆
(反省する気が全くない彼は何処からか出てきて謎のテンションである)

何が起きていたのかな?酔い潰れちゃってたからわかんないや(笑)

716 :名無しになりきれ:2014/04/02(水) 18:46:55.43 0
∩∩
( ・x・)ピーター「……オイラも酔ってる間のことは、よく覚えてないでやんす〜。(あっさりとステラの暗示に掛かった)」

∩∩
( ・x・)ピーター「凹んでた理由は……たぶん飲み代がなくて凹んでたんでやんすよ。(アレックスに答える)」

∩∩
( ・x・)ピーター「それに、また明日になれば、どこかの街や船に飛蟲が襲来するでやんす」

∩∩
( ・x・)ピーター「こんな世の中じゃ、ポイズン♪ 凹まずにはいられないでやんす、オゥオッ♪(まだ酔ってるのか歌う)」

717 : ◆2TlaRARhhA :2014/04/03(木) 05:00:22.65 0
【サーバーの変化に気付けずにかなり時間が立ってしまった…申し訳ない】

718 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/03(木) 23:17:29.10 0
>716
ウサギのピーターさん、色々と悩みは尽きないんだねぇ。
私も、ちょっとまだ、お酒がぶり返してきちゃったみたい……
起きぬけに力使うことするんじゃなかったな……
悪いんだけど、ちょっとこの髪飾り、預かっててくれるかな?
大事なものだから、なくしたりしないでよ?
じゃあ、お願いしたからね!

え? どこ行くかって、もう……デリカシーないなぁ
お花摘みに行ってくるから!



ピーターに、髪飾りを半ば無理矢理押し付けて、
ステラは小走りに路地の向こうに姿を消した。

(一週間ほど留守)

719 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/04/04(金) 18:17:38.69 0
(買い物を終えて酒場近くの路地を横切ったアレックスが、此処に屯する目的を一行に問う)

ここで何してるかって?
わたしは地面に穴を掘って、寝床を確保するつもりよ。
今日は色々あって遅くなったし、砂の海を渡る船だって来ないでしょう?

(フィリーフィットはそう答えて地面に降り立つと、ステラの説明を聞きつつ魔力の礫を飛ばして穴を掘った)

蟲やウサギの複製を創る。
ふーん、それではあなたは差し詰め人形師って所ね。
プロパティとかプロトコルみたいな呪文は分からないけど。

(話し声を聞きつけたのか、巴羅綾牙も路地裏に現れる)
(フィリーフィットは、それを人の掌ほどの窪みに入って見上げた)

ハラリョウガ、たいしたことは起きてないわ。
それより、あなたは寝床の確保はしたの?
そこのウサギが言うように、この土地はいつ空から来る蟲に襲われるか分からないのよ。

……歌歌いや酔いどれがいるのは、そのせいかしらね。

720 :名無しになりきれ:2014/04/04(金) 23:38:22.25 0
∩∩
( ・x・)ピーター「……どこかで見たような、やっぱり見たことないような髪飾りを貰ったでやんす」

∩∩
( ・x・)ピーター「きっと、またオイラはレディの心を奪ってしまったでやんすね」

∩∩
( ・x・)ピーター「とりあえず、今日は宿で休むでやんすよ」

∩∩
( ・x・)ピーター「アレックスの姉御、旅の人にも宿を紹介してあげるといいでやんす」

721 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/04/05(土) 21:39:08.92 0
うぃ〜…ただいま…

(翌朝、かなり疲労している様子のジムが酒場に戻ってくる)
ちょっとな…用事があって…ふぅぅ…

んで…砂上船はいつくるか分かったか?

722 :名無しになりきれ:2014/04/05(土) 22:12:04.99 0
カンカンカンカン!敵襲ぅーッ!!!カンカンカンカン!!

723 :巴羅綾牙 ◆npj8TUxVrE :2014/04/06(日) 00:51:34.83 0
≫722
はぁ!?敵襲!?
直ちに戦闘準備せよ!!

724 : ◆TeIs7psiOM :2014/04/06(日) 12:05:22.00 0
>>716
「はっはー酒代がない、そうかいそうかい。よし、今夜は兎鍋だ」

ピーターの耳を掴んで酒場へ戻ろうとする。

「あぁ、そうだ。宿ならうちの酒場の二階が空いてるから勝手に寝てくといいよ。
そこの妖精も砂嵐が来たら一発で飛んでっちまうよ」

一行は酒場へと戻ってきた。

「おや、ジムじゃないか、帰ってきてたんかい。え、砂上船?あぁ、明日には来るんじゃないかね。
早朝には来ると思うがねぇ・・・」

街中に警鐘が鳴り響く。だが酒場の連中は全く慌てないどころか席すら立たない。

「大丈夫だよ、ちょくちょく翔蟲どもが小規模でちょっかい出しにくるだけだから。
砂軍が追っ払ってくれー」

「アレックスさぁぁぁぁぁぁん!!!」

すると突然ムサシがバタンと勢いよく戸を開け入って来た。明らかに切れている。

「ど、どうしたー」

「どうしたじゃないですよ!!代金全部小銭で払っといて全然足りないじゃないですか!!
それにそこの人!」

びしっとジムを指さす。

「なんでリィンドルで支払ったんですか!それ換金しにいったら敵国の通貨持ってるっていって
危うく僕処刑されそうになったんですよ!!?」

「あれまそれはご愁傷様ですこと。あー大丈夫だよジム、こいつやんやかんやで世渡り上手だからよ」

725 :ヒルデガルト ◆1FgF6ehpzk :2014/04/06(日) 12:17:06.54 0
ふぁーあ、魔導の実験してたらこんな時間かー……

726 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/04/06(日) 13:31:55.29 0
そっ……どうも、ありがとう。
でも、砂嵐が来そうになるまでは遠慮しておくわ。

(先のバーク兵たちによる拘束を警戒してか、フィリーフィットはやや冷たくアレックスに答えた)
(砂嵐が来ない限りは、やはり地面に掘った穴を夜の寝床とするつもりのようだ)
(穴を掘った位置は、酒場の二階の部屋から窓を開けて見れば、ちょうど真下に当たる場所である)

>721
(帰って来たジムを見ると、フィリーフィットは話し合いのために酒場の中へ入ってゆく)
(そして、アレックスとの間で交わされた会話から砂上船の予定を聞くと、ふわりと舞ってジムの耳元に寄った)

砂の海を渡れる船が来るのは、明日の朝のようね。
やるべき事が無い以上は、長く留まるところでもなさそうだし、日の出近くに街を出ましょう。

>723
ハラリョウガはどうするの?
もし、この砂の国に永住するつもりなら、別に止めはしないわ。

>725
あら、だれかしら?
何か他の人たちとは、雰囲気が違うよーね。

(人の掌ほどの大きさの小妖精、フィリーフィット)
(彼女は宙をふわふわと浮きつつ、欠伸を漏らしながら歩く人物に視線を向けた)

727 :名無しになりきれ:2014/04/06(日) 13:44:33.95 0
(ちょっとRF-4Eに乗って偵察)

728 :名無しになりきれ:2014/04/09(水) 13:57:50.47 0
∩∩
( ・x・)ピーター「……酒場よ、オイラは帰って来たでやんす(耳を掴まれて酒場へ帰還)」

∩∩
( ・x・)ピーター「とりあえず、人目の無い部屋で一休みしなくちゃいけない気がするでやんす」

∩∩
( ・x・)ピーター「なので、オイラは二階で休んでるやんすよ。(そう言うと、階段を登って二階へ向かう)」

∩∩
( ・x・)ピーター「溜まってるツケなら一仕事してドーンとデカく払うでやんすから、何も心配いらないでやんす」

729 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/09(水) 20:48:35.61 0
りこんすとらくとー♪



ピーターの持つ髪飾りから軽やかな声が転がり落ちる。
白い光を纏いながらあふれ出た星図盤が、転じて一点に収束する。
部屋を満たす輝きが収まると、ピーターの背後に一人の少女の姿があった。



ウサギのピーターさん、預かっててくれてありがとう。
お礼に、その一山、当たるかどうか占ってあげ…………
……うーん……
ねぇ、その一仕事って、何も考えずに云ったでしょ……。
何にも、良い未来が見えないよ……!

730 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/04/12(土) 21:28:26.55 0
ジム・スイグルは、噂の金縛り病かしら……。

(フィリーフィットは酒場のホールから離れると、建物の隣に掘った小さな穴へと飛んでゆく)
(そして、窪んだ寝床に横たわろうとした時、聞き慣れた声が上空から届くのを聞いて、静かに舞い上がる)

>729
あら、いないと思ったら二階にいたのね。

(酒場の二階、空いた窓から妖精が室内を覗き込み、ステラとミフィアンの姿を確認した)

良い未来が見えない……ですって。
あなた、蟲を操ったり、人形を作るだけじゃなくて、未来を見通す眼も持ってるの?
それなら、この国や世界の行く末も見えるのかしら。

731 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/13(日) 08:29:10.15 0
>730
あ。
あー……。
おししょーさまって、一応、占星術師なんだ。
それで、私も何となくそれらしいことを、できないでも、ないんだけど……、
自分で云うのも何だけど、占いとしての精度はどーなんだか、だねー。

732 :名無しになりきれ:2014/04/13(日) 23:07:54.41 0
∩∩
( ・x・)ピーター「国の未来と言えば、王様の逮捕でリィン国の王政が終わったって聞いたでやんす」

∩∩
( ・x・)ピーター「オイラには関わりない話でやんすが」

∩∩
( ・x・)ピーター「それと>328に会議場の扉があるので、金縛り病に罹ったものは遠慮なく使うでやんすよ」

733 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/14(月) 20:22:16.92 0
>732
え?
ええええぇぇっ!?
おーさま、確かに窓ガラス割ったとかって捕まってたけど (>507)
え、おーさま失脚しちゃったの……?

……マズいな。
妖精さん!
ジムおにーちゃんを叩き起こして、船に急ごうよっ

734 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/04/15(火) 00:11:22.93 0
……砂渡りの船は出てるのかしら?
ま、港には行ってみるだけ、行ってみても良いかも知れないわね。

(ステラの話を聞き、フィリーフィットは酒場の一階に舞い降りてゆく)
(そして、ジムを叩き起こすべく頬をペチペチと叩き始めた)

ジム・スイグル、いつまで寝てるの?
港の様子を見に行くから、さっとと起きなさい……妖精パンチ!

735 : ◆TeIs7psiOM :2014/04/15(火) 21:14:13.82 0
「おい」

突然バームがステラ達に話しかける。

「ほら」

バームは何かを手渡す。それは砂上船のチケットだった。

「俺の知り合いに頼んで便をとってやった。国がやばいんだろ?とっとと帰れ。早くしないと乗り遅れるぞ」

「うわっ、優しいねぇ。・・・・・・あたしにはそんな優しくしてくれたことないのに」

「お前にやさしくする必要あるのか?」

「さすがに傷つくぞ」

736 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/15(火) 21:59:22.65 0
>735
ふえ?
……お、おいちゃん! ありがとーっ!
さすがにあの砂をジムおにーちゃん連れて渡るのは大変だなって思ってたんだ。
助かるよ〜

あ、そだ。
お礼って云うのもなんだけど……
商売繁盛のおまじない、かけておくね!



ステラが両の手を軽やかにパンと叩く。
手のひらから、小さな火花のように、輝きが舞い、店内に染み入るように消えた。

(バームのお店全体に、少しだけ人寄せの効果)



>734
妖精さん、ジムおにーちゃん起きなかったら、
ここに来たときみたいに浮かせて運んでもらえるかな……?

737 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/04/16(水) 19:06:56.11 0
広い砂の海を越えるのは難しいから……ありがとう、とは言っておくわ。
砂の民が森羅を望んでくれれれば、もっと良かったのだけれど、ね。

(バームに礼を述べると、浮遊の粉を振りかけたジムにロープを括りつけて牽引し、港の砂上船まで運んで行きます)

これで、この国ともお別れね。
渡航の際に飛蟲に襲われなければ良いのだけれど。

738 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/16(水) 20:23:34.01 0
相変わらず、その妖精さんの謎の技って、不思議だよね〜
というか……絵面が不可思議っていうか……
ジムおにーちゃん、なんか道化師みたい……


あ……
そーいえば、ハラリョーガおにーちゃんはどーするんだろ?

739 :フィリーフィット ◆AURYNw658I :2014/04/20(日) 05:10:03.06 0
>738
浮遊の粉は特別な技じゃなくて、わたしたちが浮くためのものよ。

(フィリーフィットは港で乗船すると甲板にジムを置き、船縁へ腰掛けた)
(やがて出発の時刻になると船長の号令の元、砂上船はバークを離れ、乾燥した大気の中を駆け始める)
(護衛艦を伴って船は順調に旅程を進め、数日の航海後に終着点のオアシスへ至った)
(その先の草原地帯を越えれば、リィン国の街並みが見えて来る)

皇帝に国王に大使、武器屋から酒場の下働きに至るまで、銃の廃止に賛同する人間はいないみたいね。
多分、もっと自然が壊れないと人間には分からないのだわ……。
わたしの試みは無駄なようだから、これからは妖精の本性に従って根付けそうな土地を探さなくちゃ。
だから、あなたたちとはここまで。

あっ、そういえばハラリョウガはわたしが正しいって言ってくれたわね。
ジム・スイグルはハラリョウガが東の生まれって言ってたし、東の方なら希望もあるのかしら。

(舞い上がったフィリーフィットは草原を飛びながら遠ざかり、その姿も次第に草の緑へ溶けてゆく)

……いつか、どこかで楔のような木を見つけたら、伐り倒さないでくれるとありがたいものね。

740 :名無しになりきれ:2014/04/20(日) 07:12:40.88 0
∩∩
( ・x・)街の人1「ようこそリィン自治共和国へ。(王都に入った一行を見かけると、市民が挨拶してくる)」

∩∩
( ・x・)街の人2「ここは古い王制が終わって、共和制に変わった新しい国だよ」

∩∩
( ・x・)街の人3「よく分からないけど共和主義ってものになったから、きっとこれから何もかも良くなるよ」

∩∩
( ・x・)街の人4「うんうん、逮捕された王様も有罪が決まって、火炙りの刑になるらしいよ」

∩∩
( ・x・)街の人5「それとね、今から革命の傑士が広場で演説するみたい」

∩∩
( ・x・)議長(元従者B)「――(王都の広場では、数百の衛兵に囲まれた一人のミフィアン族が壇上に陣取っている)」

∩∩
( ・x・)議長「強力なユール・バーク同盟を相手に国土防衛を為せるのは、我がミフィアン党だけっ」

∩∩
( ・x・)議長「軍拡が進む国々から祖国を守るのは至難……しかし、心配ご無用!」

∩∩
( ・x・)議長「我々は蟲を隷属させる研究、ステラ計画を推し進め、完成の暁には敵国壊滅も間違い無し」

∩∩
( ・x・)議長「国民よ立て! 今こそ食欲や眠気や恋心を怒りに変えて、立てよ国民! ジークリィン!」

∩∩
( ・x・)街の人たち「ジークリィン! ジークリィン! ミフィアン党バンザーイ!!」

741 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/20(日) 23:00:13.95 0
>739
ちょっ、えっ?
妖精さん……、行っちゃった……。
ちえー……、せっかくならサンプル貰っておけば良かったかな。
ていうか、楔のような木ってどんな木なのか気になる木だよね。
見たこともない木だもん。


……って、ちょっと、こんなとこでジムおにーちゃん放置していかないでよー!?
私ひとりじゃ運べないよ……。


>740
あれ? あのウサギさん、どっかで見たことあるような。
蟲を隷属させる、ステラ計画?
何それ、誰がそんな研究してたって……あ。
まさか、天球儀を使うつもりなの……?

742 :名無しになりきれ:2014/04/23(水) 20:48:06.88 0
∩∩
( ・x・)議長「まずは、ステラ計画の一端を照覧あれ」

∩∩
( ・x・)議長「――(広場の壇上で議長が青い輝きに満ちた天球儀を掲げると、南に広がるゼルムの森が蠢動した)」

∩∩
( ・x・)街の人1「南に蟲が!」

∩∩
( ・x・)街の人2「超でかい!」

∩∩
( ・x・)街の人3「リィン国終了!」

∩∩
( ・x・)議長「うろたえるな小僧ども! あれは冥宮蠍《メガロキュクロス》!」

∩∩
( ・x・)議長「リィン国の生きた要塞として、これより冥宮蠍が政変に乗じて南下してきたユール軍1万を迎え撃つ!」

∩∩
( ・x・)議長「――(冥宮蠍はゼルムの森を出ると、巨大な節足を動かして草原を北上してゆく)」

∩∩
( ・x・)議長「諸君、ステラ計画が完成すれば、我々パラ……じゃなくてミフィアンは霊長の頂点!」

∩∩
( ・x・)議長「しかし、計画の要たる少女は王党派に加担していたスイグル大使が誘拐している」

∩∩
( ・x・)議長「見かけたものは速やかに我々に報告を――(言いかけた所で、広場の隅で佇むステラと目が合う)」

∩∩
( ・x・)議長「……ものども、あの少女を捕らえなさいっ」

◆冥宮蠍《メガロキュクロス》
黒光りする外殻を持つ蠍にも似た蟲。大宮殿にも匹敵する最大種。

743 :名無しになりきれ:2014/04/23(水) 20:50:41.60 0
∩∩
( ・x・)騎士L「我はミフィアン党が誇る四騎士が一人、究極炎刃剣・フランベルジュのラビ!(ふらふら)」

∩∩
( ・x・)騎士E「無限水晶剣・クリスタルブレードのイースター!(ふらふら)」

∩∩
( ・x・)騎士M「滅殺霊光剣・ミセリコルデのマーチ!(ふらふら)」

∩∩
( ・x・)騎士G「断罪斬魔剣・エクゼキューショナーズソードのジャビー!(ふらふら)」

∩∩
( ・x・)四騎士「議長より授かりし聖剣は、全てのものを切り裂く」

∩∩
( ・x・)四騎士「観念せよ、我ら四騎士から逃れられはせぬ!(重い剣を構え、ふらふらと身体を揺らしている)」

744 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/23(水) 22:51:26.75 0
蠍座を降臨させたの……?
それにしては……、まだ、完全じゃない。
天球儀の使い方は──って。

>743

ひょえぇぇっ!?
か、囲まれちゃったよ!
ジ、ジムおにーちゃん、まだ起きないの!? ねぇ!?

あぁ、もう!
詠唱省略、バーシャ、顕現!



呪文を省略して、召喚を命ずる。
頭上に掲げた右手の先に、速やかに星図盤が展開し、すぐさま輝きを減じた。
入れ替わるように、砂上船の上で型取りした翔蟲の王、バーシャの姿が浮かび上がる。
バーシャは、脚にジムを抱え込んで、ふわりと宙に浮き上がり始めた。



わわ、ちょっと待って、置いてかないでよ!

745 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/04/25(金) 00:18:02.16 0
>>743-744
……なんなんだこの状況は…もう嫌だこの呪い…ッ!

どうすりゃいい?ステラ。あいつらを殺すのは…良心が痛いんだが…

(ふと、四騎士の持つ剣を見る)
……おいおいおい!!あれ本当に伝説の剣じゃねぇか!!おいおい…なんでそんな貴重な物持ってんだよ…一本位くれよ…

746 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/25(金) 01:07:11.39 0
>745
おっ、おにーちゃん!
起きたぁぁっ!
バーシャ、ジムおにーちゃん放してあげて。 ありがと。

ジムおにーちゃん。
ウサギさんたち相手なら、そんな無理しなくても突破できる?
もし、できるならお城まで連れてってくれないかな。



ジムにそうお願いすると、ステラは召喚したコピーのバーシャに視線を移す。
次いで、壇上の議長に目をやり、僅かに逡巡してからバーシャにそっと触れる。
小さく何事かを呟くと、バーシャの姿が宙に溶けるように掻き消えていった。



……天球儀を、あのウサギさんが持ってる限り、
呼び出した子たちに与える影響がよく分かんない……
戦力としては勿体ないけど、まずはおししょーさまの部屋を確認してからじゃないと。

あとは、
プテラ、来てくれるかな……。

747 :名無しになりきれ:2014/04/25(金) 06:10:44.22 0
∩∩
( ・x・)四騎士「大使に少女……見るが良い、聖剣の力を!(ステラに向けて剣を掲げる)」

∩∩
( ・x・)騎士L「うわぁ、熱っ!(刀身に灼熱の炎を宿らせた剣を手放す)」

∩∩
( ・x・)騎士E「マ、ママー!(幻影を作る魔力で、ライオンの幻を作り出して失神)」

∩∩
( ・x・)騎士M「こっちは眩しいっ。(輝く剣に目が眩んで目を閉じる)」

∩∩
( ・x・)騎士G「ていやっ。(騎士Gは剣を振った拍子に転び、同時に空間を越えて斬撃を放つ力が群集を切り裂く)」


( ・x・)街の人1「なんだなんだ、突然耳が切れたぞ」

∩∩
( ・x・)四騎士「――(四騎士は兎も角、周囲に集う人間の兵を抜いて王宮へ行くにはそれなりの撹乱が必要だろう)」

748 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/04/25(金) 20:24:19.04 0
>746-747
ほうほう…突破…ねぇ…
(四騎士や他の兵達を見据えて、ため息を一つ)

……めんどくさいが、怪我させてもいいなら突破は容易…だな。
だけど、俺は怪我させたくないからなぁ……なら!
(屈んで足に力を込め、低空でステップするのと同時に風の魔力を足との接地面に発生させ、一気に距離を詰める。)
(瞬間的に近付いた対象は…)

……んじゃ、取り敢えずこいつ貰ってくぞ。
(失神しているイースターからクリスタルブレードを奪い、周囲に幻影を見せる)
んじゃ皆、好きな物についていきな…!
(各々の好物の幻影を見せ、王城までの道が空くように遠ざける)

まだか…!
(続いてエクゼキューショナーズソードを奪い、近くの建物を崩し気を引く)
次…!
(さらにミセリコルデも奪い、道の中央で発光、目眩ましをする。)

あぁもう!あれあぶねぇなぁ!
(最後にフランベルジュを水の鞭で消火しつつ奪い取る)

よし、道は開けた!走るぞ、ステラ!

749 :名無しになりきれ:2014/04/25(金) 20:47:32.60 0
◆リィン国・旧王宮

宮殿内にも革命派の兵士が少なからず集っている。
しかし、構造を把握しているジムが先導すれば、ステラが目的とする部屋に辿り着くのも不可能ではない。
二階、天球儀の置かれる観星室では、中央に糸のようなもので包まれた大きな天球儀がある。
天球儀を包む糸の一端は天井へ伸びており、天井には全身から青い燐光を放つ一匹の大蜘蛛が張りついていた。

『宮殿の主要人物は、我が王が掌握したはずだが……』

さながらマリオネットのように天球儀に糸を伸ばす大蜘蛛は、複眼を侵入者に向け、声ならざる思念の声を発する。

『そちらは蟲ならざる身で渾星塵を保持し、蟲を操ったという女だな。
王の新たな器としてもミフィアンよりは上質であろう……まずは捕獲させてもらおうか』

ステラを見つめた青蜘蛛は口から粘着性の糸を吐きかけ、投網のように広げた。

750 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/26(土) 03:55:16.23 0
ジムおにーちゃん、さっすがー……
鮮やかなお手並みだね〜
これならおししょーさまのとこにもすぐ──


>749


な、なにこれ……?
これじゃ、おししょーさまが……ひゃあっ!?



大蜘蛛の吐く糸がステラとジムの眼前に広がる。
迎撃姿勢を取ったジムを、ステラが予想以上の力で扉の外に押し出すと、
迫る蜘蛛の糸に、ステラは自ら手を伸ばした。
少女を絡め取る糸をぐっと握り締めると、
構成も出鱈目で乱雑な攻撃術式を、糸を通して闇雲に叩きつける。

瞳には、青白い輝きが灯り、
髪飾りの宝玉には、無数の星図盤があふれていた。



手持ちの構成式のどれが効果あるか分かんないけど、
力押しでも、精神負荷は与えられるでしょ。
王だかなんだか知らないけど、
観察対象に品定めされるのはゴメンだよ!

751 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/04/26(土) 17:01:07.81 0
ぜぇ…ぜぇ…くそ…流石に…剣…多すぎるか…
(腰の両側に二本ずつ四騎士の剣、腰の背中側に魔力剣、そして背中に夢象具の剣)
(流石にこの数の剣を持っていると動きは鈍い)

>749-750
よし…ここだな…
(扉を開け、中に入ると大蜘蛛が待ち構えていた。)

おいおい…コイツの相手しなきゃいけないのかよ…
(一歩前に出て、夢象具である『精霊の加護を受けし剣』を構えるが、)
なっ!?

(蜘蛛が糸を吐き出してから、ステラがジムを扉から押し出す)
(目の前の少女が出したとは思えない強い力に驚き、そのまま押し出されてしまう)
おい!ステラ!!大丈夫なのか!?

752 :名無しになりきれ:2014/04/26(土) 20:08:45.98 0
◆観星室

ステラの魔力が虚空に光の微片を撒き散らし、無数の星の煌きを室内へ幻出させる。
それと同時に、蒼い大蜘蛛も糸に絡みついて遡り、己を撃とうとする力を嗅ぎ付けた。
即座に危険を感知して糸を切り離したものの、八脚の内の二つを稼動不可とされて蟲は天井からストッと落ちる。

『やはり、お前の性質は我等にこの姿を与えた力と同質か、極めて近い力のようだな。
いかにお前が拒もうと、我等が仲間を増やし、さらなる進化を遂げるには天の光は不可欠。
かつて地上を這う小さきものであった我らに、高度な知性と強靭な躯体を与えたる渾星塵は』

いかなる感情も読み取れない十六の複眼でステラを凝視しつつ、異形の蜘蛛は伝心にて宣告した。
続けて、先端に鎌の如き爪を備えた右前列の歩脚を振り上げ、麻痺毒に濡れた爪を横薙ぎに一閃。
格別の速さはないものの、歩脚の稼動範囲は広く、機械のように正確な動作だ。

『お前の肉体は播種蟲が操る……動きを止めても構うことはなかろう』

753 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/26(土) 22:01:28.09 0
進化を促したのが、天の光?
それが渾星塵っていう何かだって云うんだね。
じゃあ……、私は、天球儀というシステムは──



ジムを押し出した扉を背に、ステラは大蜘蛛の言葉を反芻する。
蟲の存在と、その源。
そして自分という天球儀の目的。
それらの可能性を脳裏に巡らせて、視線が天球儀に向いたその隙。

大蜘蛛の麻痺毒の爪が、ステラの身体を横殴りに吹き飛ばした。
攻撃の衝撃で扉が揺れ、ジムの目にステラの姿が映り込む。
壁に激突したステラが、苦悶の表情を浮かべていた。
爪に薙がれた傷口から、赤い血ではなく、青白い輝きを散らしながら、
少女は、うわ言のように呟いた。



だ……め……
ジムおにーちゃんを、まきこむ、わけには……。

754 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/04/27(日) 00:58:32.56 0
よし、扉があい…た…

>攻撃の衝撃で扉が揺れ、ジムの目にステラの姿が映り込む。
>壁に激突したステラが、苦悶の表情を浮かべていた。

ステラ!!くそっ…!!
>だ……め……
>ジムおにーちゃんを、まきこむ、わけには……。
んなこと言ってる場合か!!待ってろ、すぐに終わらせる!!

(『精霊の加護を受けし剣』を鞘に仕舞い、四騎士の剣からエクゼキューショナーズソードとフランベルジュを抜き、大蜘蛛と対峙する)
……よくもやってくれたな、手加減は無しでいくぞ、いいな!?
(エクゼキューショナーズソードを使い自分から遠い場所にある脚から斬っていく)

755 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/27(日) 10:32:02.79 0
違……うの。



霞む視界に、大蜘蛛との戦闘に突入したジムの姿が映る。
髪飾りの自動防衛機能が起動して、キンと甲高い音を発する。
そして、呼応するように、
観星室の中央で蜘蛛の糸に巻かれていた天球儀が、
ガゴンと、配置を変えた。

天球儀の礎台から青白く輝く星図盤が拡がりはじめる。
星図盤の紋様が床を埋め、壁を這い上がる。
戦闘中のジムもろとも、観星室そのものが、世界から隔絶されようとしていた。

756 :名無しになりきれ:2014/04/28(月) 01:39:49.87 0
◆観星室

ステラにゆるりと近づく巨大な青蜘蛛。

『今から十数年前、天より墜ちた流星があった。
墜星ではなく、殻や巣や化石のようだったと評するものもいるが、どうでも良いことだ。
渾星塵とは、その中に含まれていた物質とも光ともつかぬもののこと。
我が王が付けた名を知らずとも、お前も力の一端は理解しているはずだ。
己の身中に扱い難い何かを感じた事は幾度もあるだろう』

確認するように問うた瞬間、星見の間へジムが入り込み、剣を構えて反撃を布告する。
巨大な青蜘蛛も、対面する男へ不気味な複眼を向けた。

『己の望む世界を創るには、抵抗があるものだ。
まして、我らが望むのは万物の霊長たる座』

ジムの剣から空間を裂する斬撃が放たれ、大青蜘蛛の脚に一筋の亀裂が生まれる。
しかし、この蟲に痛覚は存在しないのか後脚を意に介した様子はない。
斬撃の毀傷に移動速度を落とす程度の効果があったとしても。
そして、不意に戦場の眺望が彩りを変える――氾濫する星へ。

『……この力を己が物とすれば、この大地に脅威とする種族は無い』

大蜘蛛は再びカッと口を開くや、蜘蛛の糸をジムに、ステラに、部屋全体に吐き出す。
今度は蜘蛛の糸に紛れるものがあった。
人の口腔に入り込もうとする白色の蟲の群が。


◆播種蟲《パラサイト》
生物の体内に寄生し、宿主となった生物の生活や行動様式を変えてゆく紐状の白い蟲。
自分に都合の良い種族に寄生して、それを操ることで自種の繁栄を図る。
現在は一部のミフィアンに寄生。

757 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/04/28(月) 20:42:12.93 0
くそ…効かねぇのか…!!ちっ…糸…っ!

(蜘蛛の吐く糸を間一髪で横に飛び、避ける)
(避けた時、糸ではない何かが紛れている事に気付く)
くっ…!?何かはわからんが…!!

(両手のエクゼキューショナーズソードとフランベルジュを使い、近くの糸はフランベルジュで焼き払い、ステラに近付く糸はエグゼキューショナーズソードを使い、切り払っていく)
(だが、自分の周りとステラ、両方に気を配りながら戦うこの戦いかたは、かなり無理をしており集中力が削られていく)

758 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/28(月) 22:12:05.62 0
青白く燐光を放つ数多の星図盤が、天井をも埋め尽くす。
観星室の開口部から見える空は、昼間であるにも関わらず、太陽の光を失い、
漆黒を背に、見えるはずのない昼の側の星々が瞬いていた。



……おにーちゃん。
絶対に、その白いの、身体に入れないで。
巻き込まれちゃう、から。
私は、大丈夫。
ヒトを模しただけの、インタフェースに過ぎないこの身体は、私の本質じゃない……。

……神秘は、知る人の少ないほど、深みを、力を増すの。
昼の側に浮かぶ星々は、日食の奇跡でもなければ、目にできない神秘。
その神秘を、この部屋にだけ広げさせて貰ったよ。

蜘蛛の王を名乗るモノ。
人も、手をこまねいてばかりではない。
力を知り、御し、もって身を守るために私は作られた。
天球儀の星座にその姿を連ね、人智の礎となるがいい。

昼は太陽の影に沈み
夜は大地の影に沈め──。



観星室に広がった星図盤の全てがひときわ強く輝き、
部屋の中心に据えられた天球儀に、その全てが引き寄せられて行く。
星図盤は、接触した播種蟲や蜘蛛の糸を片っ端から巻き込んで、縮んでいく。
ジムの持つ剣先に残った蟲や糸の痕跡をも引きずり込み、
つられて剣さえも呑み込もうとしていた。

759 :名無しになりきれ:2014/04/29(火) 02:01:49.94 0
◆観星室

星図が散りばめられた奇妙な空間。
室内に昼の光を差していた青い空は、日食のように黒く塗り替えられ、星影が隙間無く周囲を覆う。
ジムの振るう炎の剣は蜘蛛の糸を燃き払い、白糸の檻を瞬時に炎色へ変えていた。
燎原の火の如く広がった赤い光は燃え広がり、巨躯の蜘蛛にすら赤い燈火を纏わり付かせ始める。

『人が造ったモノ……お前は生物ではないのか』

焔を纏わり付かせた大蜘蛛は問い掛け、しかし答えを聞く事は無かった。
ステラの命で数百の星図が縮み、強力な引力で全てを引き寄せながら、天球儀へ飲み込まれていったから。
蜘蛛型の蟲は歩脚の爪を床に突き刺し、かつてのバーシャのように体内に満ちる力で抗う。
常ならば、自らを蝕む魔力を阻んだかも知れない。
しかし、周囲の空間が強力な神秘に満ちた今、ステラの力は蟲の抵抗を撃ち破った。

『ク、天なる光が身体から抜ける……』

ジムの斬撃で裂傷を刻まれた脚が枯れ枝のような音で折れ、大蜘蛛を床から引き剥がす。
星図盤は絡め取ったものの姿を歪め、青い光で溶かして、天球儀へ飲み込んだ。
一つ残らず。

そして、全てが収まる。
占星の部屋に青い大蜘蛛の姿は無く、代わって天球儀に幾つかの新しい星座が描かれていた。
八脚の蜘蛛を模す星座、紐の如き星座、四本の剣が重ねる星座が。

760 :名無しになりきれ:2014/04/29(火) 02:03:19.74 0
◆大広場

∩∩
( ・x・)議長「蜘蛛王ルスルドゥルが星の渦に墜ちたか」

∩∩
( ・x・)騎士L「どうかしましたか議長? ルスルドゥルって誰ですか?」

∩∩
( ・x・)議長「星の光を支配する力があれば、私では無く、あれが蟲の女王として君臨しかねない」

∩∩
( ・x・)議長「しかし、全てのミフィアンを一つの宿主に集めれば、渾星塵の総量は我らが上回る」

∩∩
( ・x・)議長「播種蟲《パラサイト》王、レァレュヴャが命ずる……全てのミフィアンは北上せよ」

∩∩
( ・x・)四騎士「yes mylord。(一部のミフィアンが夢見る表情となって議長に付き従い、ぞろぞろと街を出てゆく)」


( ・x・)街の人1「みんなが街を出てくぞ」

∩∩
( ・x・)街の人2「なになに、これって何の行列?」

∩∩
( ・x・)街の人3「よく分からないけど、議長命令だし付いて行こう」

∩∩
( ・x・)街の人4「うんうん、議長が巨大蟲を操ってるから平気だよね」

∩∩
( ・x・)議長「――(リィン国内にいた大勢のミフィアン達も、己の運命を知らぬままに北上した)」

∩∩
( ・x・)議長「――(冥宮蠍が向かうリィン国北部、対岸に一万ものユール軍が陣取るデルフィア大河を目指して)」

761 :名無しになりきれ:2014/04/29(火) 02:04:58.70 0
◆地下牢

∩∩
( ・x・)元王様「む、何やら急に静かになったではないか? なぜか知らぬが看守も消えておるぞ」

∩∩
( ・x・)元王子「ひのきのぼうさえあれば……こんな鉄格子くらい一撃で破れるものをっ!」

∩∩
( ・x・)従者A「鍵が無いと普通に牢屋から出られないと思うぞ。(一連の騒動を他所に、王党派のミフィアン達は地下牢で佇む)」

∩∩
( ・x・)治癒師「しかし、帰った途端に牢屋とはリィンも老人に厳しい国になったものぢゃ」

762 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/04/29(火) 08:09:33.83 0
ジムおにーちゃん
デバイスを、残──




>759

観星室のあらゆる異形、渾星塵でできた何もかもが、
星図盤の群れに曳かれて天球儀に呑み込まる中、
ジムの耳に微かに声が聞こえたような気がした。

天球儀が本来の配置に戻るガコンという音が妙に大きく響く。
新たな星座を刻んだ天球儀の座す室内に、昼間の太陽の光が差し込まれた。

そこに、
動くものの姿は、ジムをおいて他にはなかった。

天球儀の突起に引っかかるように、ステラの髪飾りがぶら下がる。
結わえられていたはずの、絹糸のリボンも消え、
深い青に澄んだ宝玉に、浮かぶ星の姿は一つとして残っていなかった。




【ステラの髪飾り】
渾星塵対策のために作られた自律進化型研究システム『天球儀』の、
持ち運び可能な入出力デバイス。
髪飾りそのものに、渾星塵は含まれておらず、
宝玉に蓄えられていた分は、天球儀本体に呑まれたため、枯渇している。
今は、近くの渾星塵を回収する自動復旧モードに切り替わっている模様。
(だけど、そんな効果は、今のジムが知る由もない)

763 :名無しになりきれ:2014/05/01(木) 21:05:52.86 0
∩∩
( ・x・)元王様「どうやら外で異変が起きたと見える。ジムやクレイやステラが来るかも知れぬし皆で助けを呼ぶとしよう」

∩∩
( ・x・)元王子「だれか助けて! 我々は牢屋の中です!」

764 :天球儀 ◆nXZxSTELLA :2014/05/02(金) 23:02:07.29 0


こんなときに眠ってしまうなんて、ジム大使の呪いにも困ったものね……。
ステラの起動には足りないけど……
お城に残った星の欠片で、どうにか足りるかしら?



地下牢に続く薄暗い廊下が、僅かに淡い光を帯びる。
無数に漂い始めた、小さな小さな星の欠片が、
牢の鉄格子に向けて一気に凝集していく。

ぱきょんと、気の抜けたような音がしたかと思うと、牢の錠前が砕け落ちた。

765 :ジム ◆2TlaRARhhA :2014/05/03(土) 10:42:56.37 0
(……っ…今回は意識が残るタイプの金縛りか…!)
(ダメだ、今止まってるわけにはいかない!!)

……らぁぁああっしゃぁ!!よっしゃ!動けるぞ!!

……動けるがこれからどうすれば…!!

766 :名無しになりきれ:2014/05/03(土) 12:01:08.35 0
∩∩
( ・x・)元王子「牢の鍵が外れた……これぞ天の加護、脱出しましょう!」

∩∩
( ・x・)従者A「――(元王様一行は城の中を走り巡り、ジムを発見する)」

∩∩
( ・x・)元王様「おおジムよ、バークから戻ったか。この国で革命が起きたのは知っておるか?」

∩∩
( ・x・)元王子「国内のミフィアンは、残らず議長に掌握されてしまいました」

∩∩
( ・x・)元王様「うむ、民主主義なる怪しげな思想で洗脳されておる」

∩∩
( ・x・)治癒師「いや、あれは旅先で見かけた、生物の体に入り込んで宿主を操る蟲が原因かも知れぬのぢゃ」

∩∩
( ・x・)治癒師「色々試したところ熱水に弱く、寄生された者にお湯を飲ませれば体内の蟲は死ぬようぢゃが」

∩∩
( ・x・)元王様「なんと、我が臣民が蟲に操られているのなら、命を賭して蒙を払わねばなるまい」

∩∩
( ・x・)従者A「――(城を出て、こそこそと広場の様子を窺う)」

∩∩
( ・x・)元王様「ミフィアンが一匹もおらぬ」

∩∩
( ・x・)従者A「残った住民に話を聞いたが、ミフィアンは全員が超巨大蟲の後を追って議長と共に北上したらしい」

∩∩
( ・x・)元王様「議長が何を考えているかは知りませんが、リィン北部には大勢のユール軍が陣取っています」

∩∩
( ・x・)元王様「ならば、追うとしよう。一匹でも多くの臣下を救出せねば」

∩∩
( ・x・)元王様「しかしジムよ、汝が付いてくる必要は無い」

∩∩
( ・x・)元王様「超巨大蟲と一万近いユール軍が激突する場に向かえば、歴戦の大使とて無事では済まぬ」

∩∩
( ・x・)元王様「さらに今の私は王位を廃され、貴公への地位も報酬も用意できぬからな」

∩∩
( ・x・)従者A「――(元王様達は、何かを期待するかのようにチラチラとジムを振り返りながら街を出てゆく)」

767 :名無しになりきれ:2014/05/05(月) 17:23:07.21 0
◆デルフィア大河

ユールとの国境を隔てる青い大河。
北上する魔蠍と南下するユール軍は、この日、この場所で相見えた。
悪夢のような巨躯の蠍を対岸に認め、ユール軍は圧倒されながらも臨戦体勢に入り、砲撃を準備する。

「あのように巨大な蟲などいるはずも無い。おそらくリィンの魔術師が軍勢に蟲の幻を被せたのだ。
全軍、我が方に向かって来る呪わしい幻影を撃てッ」

将軍たるザイフリートの指示の元、四個師団が川面に無数の火線を描いて饗応した。
四方から、八方から、耳を劈く轟音で。
だが、冥宮蠍の巨大と堅牢はあらゆる戦術を無効にする。
鉄薔薇の紋章旗を掲げた一万の軍勢は、猛進する蟲の前に僅か数分間で陣形を砕く。
無数の屍骸が大河に呑まれて鮮血の色彩を宿し、川岸にも殺戮の記念碑が無数に築かれた。
かつてない規模の敗北を刻まれ、ユール軍は恐慌を来たして、総大将の指示を待たずに敗走を始める。

∩∩
( ・x・)街の人1「遠くに蟲が見えてきた」

∩∩
( ・x・)街の人2「デカくて怖い」

∩∩
( ・x・)街の人3「議長、我々はどうすれば?」

∩∩
( ・x・)議長「冥宮蠍に喰われるのだ」

∩∩
( ・x・)街の人4「むゃ?」

∩∩
( ・x・)議長「播種蟲が寄生する全てのミフィアンが冥宮蠍に喰われることで、我らは蟲の王となるのだ」

∩∩
( ・x・)議長「――(怖気づいて脱落するミフィアンが現れ始めた中、議長の一団は死の行進を続ける)」

768 :名無しになりきれ:2014/05/09(金) 19:13:34.02 0
∩∩
( ・x・)元王様「いつまでも街の近くに留まっている訳にはいかぬ。急ぐとしよう」

∩∩
( ・x・)元王子「私に策あり! こたびの寄生虫型の蟲は温泉で一網打尽に仕留めましょう」

∩∩
( ・x・)治癒師「デルフィア大河に温泉など無いのぢゃが……」

∩∩
( ・x・)従者A「――(元王様一行は四足の格好を取り、ユール軍と冥宮蠍の戦闘が続く北へ、跳ねるように駆けてゆく)」

769 :天球儀 ◆nXZxSTELLA :2014/05/12(月) 22:52:52.05 0
呼ぶ声は、届くものなのですね…… (>746)
あなたは、確か、プテラと云いましたか
ステラが、嬉しそうに、お友達ができたのだと、云っていましたよ (>359)

……それは、あなたの身体を蝕む障り
気持ちはありがたいですが…………そう、ですか
ならば、それを、国王陛下のお手元へ──



疾走する元王様一行の目前に墜落するように一匹の巨大蛾が姿を現した。
前肢に提げたステラの髪飾りには、小さく星が瞬き、
その輝きが一つ増えるたびに、巨大蛾の身体が朽ちていく。
飛び上がることさえ難しそうなその巨大蛾は、
ミフィアンの王に向かい、髪飾りを捧げ持つように差し出した。

770 :名無しになりきれ:2014/05/13(火) 19:38:37.12 0
∩∩
( ・x・)従者A「――(大河に着いた元王様は、近くに墜ちる巨蛾を認めた)」

∩∩
( ・x・)治癒師「あのボロボロの蟲(>769)はプテラぢゃな。ステラの髪飾りを持っているようぢゃが」

∩∩
( ・x・)従者A「そういえば、城でステラを見なかったな」

∩∩
( ・x・)元王様「ステラに何かあって髪飾りを運んで来たようだが……そなた、大丈夫か?(髪飾りを受け取る)」

∩∩
( ・x・)元王子「それは不思議な力を発揮して、流星を呼んだ代物では?」

∩∩
( ・x・)治癒師「あの術なら超巨大蟲も倒せるかも知れんが、肝心の術者がおらぬのぢゃ」

∩∩
( ・x・)従者A「戦場を突破して議長に近き、熱湯を飲ませて正気に戻して蟲を操る手段を吐かせるしかないな」

∩∩☆
( ・x・)元王様「無理ゲーだが、やるしかあるまい。(元王様は髪飾りを装備した)」

∩∩
( ・x・)街の人1「元王様、議長がとち狂ったのか蟲に喰われるとかぬかしてます」

∩∩☆
( ・x・)元王様「皆は安全な所に逃げよ、あやつらは蟲に操られておるのだ」

∩∩
( ・x・)従者A「――(元王様は民に避難を促し、自らは議長の元へ向かう)」

771 :名無しになりきれ:2014/05/13(火) 19:40:19.36 0
◆大河の畔

ミフィアン議長に寄生した播種蟲の王は大河の畔に立ち、小天球儀を持って冥宮蠍に呼び掛ける。

「我らに禍なす忌まわしい力が近づいてくる……セルラウよ、来たれ、我らを喰うのだ。
播種蟲の一匹一匹がお前の全身の神経となれば、我らは最も強き輝きの星となる」

対岸でユール軍を蹂躙する冥宮蠍が動きを止めた。
魔蠍は己に呼びかけたミフィアンへ赤眼を向けると、命ぜられるままに大河を割りながら近づいてゆく。
その企みを阻むべく、元国王が大河の畔に向かうが此処は戦場。兵士も少なくない。
冥宮蠍の攻撃で恐慌し、錯乱し、手には銃と言う武器を抱えたままのユール軍の兵士が。

「蟲が此方に来るぞ!」
「化け兎どもめ! 妖術で蟲を支配して軍用に使ったか!」
「逃げろッ」
「いや、撃てッ、一匹残らずミフィアンを殺せば蟲も止まるかも知れん!」

一人の兵士が、元リィン国王に銃口を向けると引き金を引く。
またしても戦場に不吉な音が生まれ、放たれた銃弾は死を運ぶべく、血臭漂う大気を貫いた。

772 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/05/15(木) 00:09:28.37 0
緊急起動!



元王様に迫る危機を察して、髪飾りの宝玉が僅かに輝きを点す。
だが、プテラから吸い取っただけの渾星塵では、少なすぎた。
避けられない危難に、悲痛な叫びが微かに漏れた。

773 :名無しになりきれ:2014/05/17(土) 23:33:44.73 0
∩∩☆
( ・x・)元王様「ぷはっ。(元王様の胸を銃弾が抉り、鮮血の飛沫が散った)」

∩∩
( ・x・)元王子「父上!」

∩∩
( ・x・)治癒師「いかん。動脈が切れたようぢゃ」

∩∩
( ・x・)従者A「やはり、俺たちだけで来たのは無謀だったな」

∩∩☆
( ・x・)元王様「わ、私もここまでか……む、無念。(元王様の足元に血溜まりが広がってゆく)」

∩∩☆
( ・x・)元王様「ぐっ、ス、ステラの髪飾りが微かに光を放っておる?」

∩∩☆
( ・x・)元王様「どうやら巨大蠍が近づくのに合わせて、ほんの僅かに髪飾りの光も強くなっている(>772)ようだ……」

∩∩☆
( ・x・)元王様「この感覚は、ステラが謎の光を放った時に似ておる」

∩∩☆
( ・x・)元王様「も、もしや、窮地に陥る事で私に秘められた力が覚醒したのではあるまいか?」

∩∩☆
( ・x・)元王様「い、今なら、私にもメテオが使えるのでは……この命を魔力に替えて……」

∩∩
( ・x・)従者A「夢見てないで、じっとしてろ」

∩∩
( ・x・)治癒師「じっとしてても、この失血量では五分持たぬぢゃろう」

∩∩☆
( ・x・)元王様「王子、我が従者に爺よ。もはや私は助かるまい……隙を作るゆえ、そなたらは逃げるが良い」

∩∩☆
( ・x・)元王様「――(掌で胸元の血を掬い、近づいてくる兵士に紅霧で目くらまし)」

∩∩☆
( ・x・)元王様「五分の命なら、む、息子や臣民が安心して過ごせる未来を切り開くまで! 星《stella》よ、来い!」

∩∩
( ・x・)元王子「ち、父上〜!」

∩∩☆
( ・x・)元王様「――(元王様は岸辺に陣取るミフィアン……いや、彼らに寄生する播種蟲の王に向けてダッシュ)」

774 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/05/18(日) 00:31:45.73 0
…………ぁああああああああああああ────!!!
起動! 動いてよっ! なんで!? どーして動いてくれないの!



元王様が凶弾に身を貫かれ命の灯火が消えようとしている中、
なおも髪飾りの星々は溢れようとはしない。
ステラの慟哭に応じるかのように、僅かな星図盤が揺らめくばかり。
しかし、元王様の決死のダッシュによって、蟲たちに髪飾りの手が届き始めた。



でも、こんなんじゃ、とても間に合わない……
…………おししょーさま、ゴメン。
安全装置……ぜんぶ解除。
覗いてごらん、奈落の底を。



ビシッという音とともに、髪飾りの宝玉がひび割れる。
一輪だけ、淡く輝く星図盤が戦場に広がって、そして急速に収縮に転じた。
星図盤は収縮に際して、小さな播種蟲たちを道連れに引き寄せる。
バラバラの光に砕けながら大量の渾星塵が髪飾りに集中し、
流入負荷に耐えられず、宝玉が砕け散る。
砕けた宝玉から大小数多の星図盤がこぼれ出し、
収まるべき場所を探して、眼前の生命に殺到した。

光の奔流が収まると、
ミフィアンの王の瞳には、青い輝きが力強く揺らめいていた。



おーさま! 聞こえる!?

775 :名無しになりきれ:2014/05/19(月) 19:15:14.72 0
◆大河

体内から蟲を引き摺り出されたミフィアン達は次々と意識を取り戻し、虚ろな瞳に正気の光を取り戻す。
が、蟲の王が宿る議長だけは星図盤に吸われない。
右手に握られた小さな天球儀が放つ、微細な青の燐光が星図盤に引き込まれるのを防いでいるのだろう。

「我らに用意された天敵か」

瞳におぞましく光る青を宿し、議長は戦場に転がっていた銃を左手で拾う。
播種蟲の王の瞳には、憎悪も敵意も無い。
しかし、殺意はある。

「時さえあれば、我々はいずれ魔術や機械をも自在に扱うだろう。
種の繁栄の為には、今、ここで破れるわけにはいかない」

冥宮蠍が此方側に来るよりリィン元国王の接近が早いと見て、議長の体は向かってくる相手へ銃口を向けた。

776 :名無しになりきれ:2014/05/19(月) 19:16:18.90 0
∩∩
( ・x・)元王様「議長の持ってる天球儀が何やら怪しい。あれを奪えば巨大蟲を止められると見た」

∩∩
( ・x・)元王様「む、この現象(>774)はいったい? やはり私に何かの力が秘められていて、ついに覚醒したというのか」

∩∩
( ・x・)王様「まずは国王として命じる。我が臣民は安全な場所に逃げよ。(正気に戻ったミフィアンたちに命じる)」

∩∩
( ・x・)王様「今度はどこからかステラの声が聞こえるが……ステラよ、どこにおるのだ?」

777 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/05/19(月) 21:49:02.31 0
おーさま!
あ、あの、その、身体、変なとこない?
依代の宝玉が壊れちゃったから……おーさまの身体、勝手に、借りちゃった
修復に、少し、星の欠片も充てたから……



王様の脳内に流れるステラの声が、何事かを言い淀む。
ただ、流れ続けていたはずの血が止まり、
髪飾りから流れ込んでくる力を知覚できてしまっていることに、王様は何を思っただろうか。
宝玉の抜け落ちたウロの向こうに、更に大きな力の存在が感じられた。



おーさま。
髪飾りと天球儀のコネクションを開いたよ。
私には、よく見えてないから、おーさまの方で目標位置をイメージして。
今なら……、どこにだって星を落とせる──。



王様の周囲の空間に、大小様々な星図盤が展開される。
きゅろん♪ と軽やかな音が響き、王様の頭上にファンシーな流れ星の紋様が浮かんだ。

778 :名無しになりきれ:2014/05/21(水) 17:35:13.48 0
∩∩
( ・x・)王様「これは私の力ではなかったか……うむ、実は密かにそんな気はしていたが」

∩∩
( ・x・)王様「ステラよ、ミフィアンの歩幅で百歩(15M)ほど先に議長、六百歩先(90M)に渡河してくる巨大蠍の頭がある」

∩∩
( ・x・)王様「議長は右手に天球儀を持ち、左手で持った銃をこちらに向けておるようだ」

∩∩
( ・x・)王様「クレイが居れば、投げナイフで議長の銃を落とせたたかも知れぬ」

∩∩
( ・x・)王様「ジムもいれば、火術で熱した河に議長を突き落として体内の蟲を引き摺り出せたかも知れぬが……仕方ない」

∩∩
( ・x・)王様「巨大蠍に流星を落として、その間に相討ち覚悟で議長へ突撃するのが最善であろう」

∩∩
( ・x・)王様「――(王様は流星の着弾点を脳裏に描き、王子が残したひのきぼうを槍のように構えて突撃)」

779 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/05/21(水) 20:21:09.50 0
がってんしょーち!



走り出した王様の背後で、設置された星図盤群が弾けて無数の輝きに変わった。
その全てが、王様のイメージに従って冥宮蠍へと向かう。
多数の直撃弾に煽られて、巨大蠍が転覆し、耳障りな金切り声を立てる。

足止めを喰らってもがく蠍を尻目に議長へと向かう王様が構えるひのきの棒。
最弱であるはずのその武器が青い光を纏うのを、王様は見た。

780 :名無しになりきれ:2014/05/22(木) 19:46:55.70 0
◆デルフィア大河

煌く星々の疾走が冥宮蠍を穿ち、地面を震動させ、大河を散らせて驟雨を作る。
大地の激震は議長の体が持つ銃を揺さぶって狙いを逸らし、鋼鉄の弾丸を空の彼方へ導いた。
続く水飛沫の煙幕がリィン国王の姿を見失わせる。

「グフッ」

死角から飛び出した来た王様の突撃で腹部への刺突を受け、議長が呻きを受け、天球儀を取り落とす。
同時にひのきの棒が纏う蒼白い輝きが議長の体内へ入り込み、肉体を支配する播種蟲の力とせめぎ合った。
ミフィアンの喉を通して蟲の絶叫が漏れるが、それも次第に弱くなってゆく。

「闘い……勝利を収めた種族の手で世界は統べられ、破れたものは滅び去るのが自然の摂理。
この戦いの勝者はお前たちで、敗者はこのレァレュヴャだ。
それゆえに播種蟲が滅び去ることは受け入れよう。
だが、蟲滅の力については衆目が知る所となった。
いつか、より進化した蟲が現れ……彼らの手でお前たちは打ち破られるだろう」

ミフィアンのお尻からズルリと地面に落ちた播種蟲の王は、不吉な遺言めいた言葉を残す。
そして、静かに破裂しながら身中の渾星塵を光の微片として撒き散らした。
制御する者を失った冥宮蠍も、完全に動きを止めたようだ。
ユール兵は戦況の変化を逃走の好機と捉え、自国への帰還を計って戦場から遠ざかってゆく。

∩∩
( ・x・)従者B(元議長)「わたしは しょうきに もどった!」

議長だったミフィアンは会戦の終結を示すかのように、そう宣言した。

781 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/05/22(木) 23:42:16.47 0
はー……、とりあえず、どうにかなった、のかな?

おーさま。
おーさまの身体に使った星の欠片が安定するまでは、
そこの小さい天球儀でいいから、身近に置いておいて。
あとは、なるべくお城から離れないでいてくれれば、
たぶん、おししょーさまが、どうにかしてくれると思うんだ。

じゃあ、わたし、いつまでも、おーさまの中にいるわけにもいかないから、
いったん、お休み貰うね。

あ、そうそう
おーさま、格好よかったよ



王様の体内からステラの気配が外れて、髪飾りの向こう側へ抜け落ちる。
最後に、原形を留めていた髪飾りが砕け落ち、開いていた奈落の扉が閉じる。
王様の瞳に淡く揺らめく青い光だけが、星々の痕跡を残していた。

782 :名無しになりきれ:2014/05/23(金) 19:57:01.43 0
∩∩
( ・x・)王様「うむ、王様たるものカリスマを備えていなければならぬ」

∩∩
( ・x・)王様「髪飾りが砕けてしまったが、ステラはこの天球儀の中に移ったのであろうか」

∩∩
( ・x・)王様「そういえば、蟲が始めて確認された頃、先代の王が何か対策を練るよう命じたと聞く」

∩∩
( ・x・)王様「研究を進めていた人物が逝去して、計画は頓挫したとも聞いたが……」

∩∩
( ・x・)従者B「研究者が死んだ後も、残された天球儀は自律進化を続けて密かに結実?」

∩∩
( ・x・)王様「しかし、この世界から天敵たる蟲が消えたら、果たしてステラはどうなるのであろう」

∩∩
( ・x・)王様「ともあれ、まずは王都に帰還して臣民に犠牲が出ておらぬか確かめねばな」

∩∩
( ・x・)従者B「革命失敗、チッ」

∩∩
( ・x・)従者A「――(王様たちはリィン王都へ帰還。そしてデルフィア会戦から月日は過ぎ、収穫祭の日となった)」

783 :魔法幼女プリズム☆ステラ ◆nXZxSTELLA :2014/05/24(土) 20:47:03.67 0
収穫祭、かぁ
町は随分盛り上がってるみたいだねー
おーさまも、みんなと一緒におおっぴらにお城を抜け出してる頃かな?
私も早く核を作り直さないと……この観星室から出れやしないよ


やれやれ……

神は天にいまし
全て世は事もなし、か

784 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 19:04:25.53 0
∩∩
( ・x・)従者A「――(祝祭の歓喜に湧く街。ミフィアン達が群集に紛れて歩く)」

∩∩
( ・x・)従者C「至る所で兎が跳ねており、ひとときの平和を感じます」

∩∩
( ・x・)治癒師「どの為政者も民に平和を示すとの目標は同じぢゃ」

∩∩
( ・x・)従者B「でも、世界は争いばかり」

∩∩
( ・x・)王子「私が世界を変えてみせます。今は変えられないものでもいずれ私が」

∩∩
( ・x・)王様「王子よ、任せるぞ。それではイナバの白ウサギで今日の喜びを謳歌しよう。皆も来ると良いが」

∩∩
( ・x・)従者H「人参ケーキ、ペロペロ」

∩∩
( ・x・)従者A「――(王様達はジムの家に集まり、陽が沈むまで宴を続けるのであった……)」

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