もう22時か、
2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50 [PR]萌えな犬写真。[PR]  

【TRPG】フィジル魔法学園にようこそ!5thシーズン

1 : ◆jntvk4zYjI :2010/12/02(木) 23:41:56 0
統一基準歴355年。
魔法文明は隆盛を極め、あらゆる場所、場面に魔法が活用されていた。
そんな栄華の果てにいつしか異変が起きる。
確認されたのは20年前にもなるだろうか?

ある属性の魔法に異常なまでの適性を示す。
ある魔法を生まれつき能力として有している。
未知なる力に開眼する。

今までは天才と言われて来た種類の子供たちが続々と生まれ始めたのだ。
このことに世界は大いに恐れ、憂慮した。

なぜならば、本来数十年単位の修行と研究の果てに身につけていく力を僅か数年の学習で身につけてしまうのだ。
あるいは以って生まれてくるのだ。
修行と研究は何も力を得るためだけの時間ではない。
力を振るう為の経験や知識をも身につけるための時間でもあるのだ。

そして大きな力を当たり前のように使える事への危惧は現実のものとなる。
世界各地で引き起こされる悲劇に、統一魔法評議会は一つの決定をなした。

魔法学園の開設!

魔海域を回遊するとも、海と空の狭間にあるとも言われるフィジル諸島に魔法学園を開校し、子供たちに学ばせるのだ。
己が力を振るう術を。


―――― 【TRPG】フィジル魔法学園にようこそ!5thシーズン ――――


【前回までのあらすじ】

入学式から一月経過し、今日は午前中は身体測定、午後からは【フィジルキノコ狩り大会】になりました。
不本意ながら、生徒達は強制参加みたいです。

放送で流れたルールはこんな感じ。

1、午後の授業終了の合図があるまでに、集めて講堂に持ち込んだキノコの重さで勝敗を決める。
  そのさいキノコの種類は問わない。
2、仲間と共にチームでイベントに臨むのも自由だが、与えられる報酬の内容は増えないので山分けになる。
  協力者が増えるほど分け前は減る。
3、妨害、説得工作も認められる。
  卑怯卑劣は敗者の戯言。 汚いは褒め言葉だ!
  ただし破壊された友情は戻らないかもしれない。 ご利用は計画的に。
4、申し出て認められた者以外は全員参加。
  新入生は上級生や先生に妨害されても泣かない。
5、キノコの絶対数が足りないので、追加でキノコが召喚される。
  魔法でキノコや重さを増やすのも自由だが、講堂内での魔法や能力は使用不可。
  持ち込む前に外で裏工作を済ませる事。

今回のイベントの目的は、魔法や能力を実戦で有効活用できるかどうかを調べる事なんだって。
キノコ狩りを制したチーム代表には、なんと総代になれるって話らしいよ。
でも、キノコ狩りのために生やされたパステルカラーやファンシーな色のキノコは無毒だったはずなのに、なぜかあちこちでいろんなトラブルが起きてるよ。
私達の仲間も、キノコに中った後色々あって性別が変わってしまった人もいるし。

でね、今私達はというと、キノコ狩りはいったんお休みしてるの。
性転換しちゃった友達を元に戻すため、学園の七不思議でもある「図書館にいる謎の管理人」さんを訪ねてます。
でも、性別が変わった原因って、実はひとつじゃないのよね。
手がかりになるような文献、ここにちゃんとあるのかな〜?


2 : ◆jntvk4zYjI :2010/12/02(木) 23:47:42 0
■舞台はファンタジー世界。謎多きフィジル諸島にある全寮制の魔法学園です。

■学園が舞台だからといって参加資格は学生キャラのみではありません。
  参加キャラは生徒でも、学園関係者でも、全く無関係な侵入者でも可。敵役大歓迎。
  また、舞台が必ずしも学園の敷地内で起きるとは限りません。
  いきなり見知らぬ土地に放り出されても泣かないで下さい。
  貴方の傍にはいつも名無しさんと仲間がいます。

■当学園には種族制限はありません。お好きな種族と得意分野でどうぞ。

■オリジナルキャラクターでも版権キャラクターでも参加できます。
  完走したスレのキャラを使ってもOKですが、過去の因縁は水に流しておきましょう。
  また版権キャラの人は、原作を知らなくても支障が無いような説明をお願いします。

■途中参加、一発ネタ、短期ネタ大大大歓迎。
 ネタ投下の場合、テンプレは必ずしも埋める必要はありません。
 ただしテンプレが無い場合、受け手が設定をでっち上げたり改変したりすることになります。ご了承を。

■名無しでのネタ投下も、もちろん大歓迎!
  スレに新風を吹き込み、思いもよらぬ展開のきっかけを作るのは貴方のレスかも!

■(重要)
 このスレでは、決定リール、後手キャンセル採用しています。
 決定リールとは、他コテに対する自分の行動の結果までを、自分の裁量で決定し書けるというものです。
 後手キャンセルとは、決定リールで行動を制限されたキャラが、自分のターンの時に
 「前の人に指定された自分の未来」を変えることが出来るというシステムです。

例:AがBに殴りかかった。
 その行動の結果(Bに命中・ガード・回避など)をAが書く事が可能です。
 これを実行すると、話のテンポが早くなるし、大胆な展開が可能となります。
 その反面、相手の行動を制限してしまう事にもなるので、後からレスを書く人は、「前の人に指定された行動結果」
 つまり決定リールをキャンセル(後手キャンセル)する事が出来ます。

 先の例に当てはめると、
 AがBに殴りかかった→Bはまともに喰らって受けては吹き飛んだ。
 と決定リールで書いてしまっても、受け手(B)が自分の行動の時に、
 「Bはまともに喰らったように見えたが紙一重で避けていた」
 と書けば、先に書いたレスの決定書き(BはAの拳をまともに受けては吹き飛んだ。)をキャンセル出来るのです。
 ただし、操作する人の存在するキャラを、相手の許可無く決定リールで喋らせるのは歓迎されません。要注意です。

※参加に関して不安があったり、何かわからないことがあったら、どうか避難所にお越しください。
  相談、質問何でもOKです。

3 : ◆jntvk4zYjI :2010/12/02(木) 23:48:48 0
■過去スレ
【TRPG】フィジル魔法学園にようこそ!4thシーズン(前スレ)
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1284645469
【TRPG】フィジル魔法学園にようこそ!3rdシーズン
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1278699028/
【TRPG】フィジル魔法学園にようこそ!2ndシーズン
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1273242531/
【TRPG】フィジル魔法学園にようこそ!
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1270216495/

■避難所
【TRPG】フィジル魔法学園にようこそ!避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/20066/1270211641/
(規制の巻き添えで書き込めないときは、上記の避難所か代理投稿スレ(後述)でレスの代行を依頼してください)

■テンプレ

名前・
性別・
年齢・
髪型・
瞳色・
容姿・
備考・
得意技・
好きなもの・
苦手なもの・
うわさ1・
うわさ2・

【備考】
全部埋める必要はありません。
テンプレはあくまでキャラのイメージを掴みやすくしたりするものです。
また使える技や魔法も、物語をより楽しむためのエッセンスです。
余り悩まず、気楽に行きましょう。

(参考サイト)
TRPに関する用語の確認はこちらでどうぞ
千夜万夜
PC:ttp://verger.sakura.ne.jp/
携帯:ttp://verger.sakura.ne.jp/top/top.htm
フィジル学園データまとめ:ttp://verger.sakura.ne.jp/top/genkousure/fijiru/sentaku.htm

※アクセス規制の巻き添え等、書き込めない時の代理投稿依頼スレもあります。
 自分で書き込めない場合は、代理投稿スレで代行をお願いしてみましょう。

代理投稿スレ(なな板TRPGまとめサイト、千夜万夜さん内)
ttp://yy44.kakiko.com/test/read.cgi/figtree/1277996017

4 : ◆jntvk4zYjI :2010/12/02(木) 23:50:26 0


――――テンプレは以上です。
では、引き続き当学園をお楽しみください。


5 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/04(土) 00:52:15 0
ようやくスケる衣装の衝撃から立ち直ったリリィは、気を取り直して挨拶を始めた。
「え、ええーっと・・・・・わ、私はリリィです。で、こっちは幽霊のレイヴンさんと、クリスです。
 本日は、お招きありがとうございました」
リリィは管理者の背中に、ぺこりと頭を下げた。
>「ご主人様、その本は『薬と毒の境界』です」
「ここへは友達の体を元に戻すための本を探してきました。それであの・・・・・えっと・・・・・その・・・・・・・・」
>「ご主人様、その本は『これであなたもボロ雑巾! 半永久フェロモン分泌薬の全て!』です」
「・・・・えっと・・・・・・・・・・・・・・」
>「ご主人様、その本は『酒は百薬の長にして命の水である』です」
リリィはしばらく口をパクパクしていたが、やがて意を決して叫んだ。
「パパパ、パンツ、履いてくださーい!!!」
リリィの顔は、今にも卒倒しそうなくらい真っ赤だ。
「あ、あの、出来ればその・・・・・・上のほうもなんとかして欲しいのですが・・・・・・・。
 フリード君もそのお姉さんも、目のやり場に困ってるみたいですし・・・・・・・・」
リリィは人差し指同士をつんつんさせながら、もごもごと言い募っている。
ただし、美人姉に目隠しされている当のフリードは、あまり困っているようには見えないのは秘密だ!

>「続きを読もうと思って手元に引き寄せておいたのを忘れてたわ。
>そこの少年、青葉 草介と言ったわね。その様子だと薬に詳しいみたいだから
> 『あなたが』薬を作りなさい。レシピは今用意するわ」
「すごーい!管理者さんの用意した紙、禁書の内容でも写し取れるんだ!!さすがはプロよね!」
リリィは変なところで感動している!
>「ヘマは許されませんよ。人の一生がかかってますからね」
>「さあ作業をするなら薬学部の部室か理科室…………行きたくないですけど保健室ですね」
「例の薬作った保険医さんって、レズでロリコンで変態だったもんね。
 ねえ管理者さん、ここ最近、保険医さんが目を通した本の内容もチェックさせてもらっていいですか?」
>「にゃあお?」(理科って……魔法学園だよね?)
「そうだよー。でも、解毒薬は保健の先生が作ったから、やっぱり保健室がいいのかな?
 保健室だったら、クーちゃんを寝かせて上げられるね」
狼の群れに羊を放り込むようなものである。
「ただ、青葉君の作業がやりやすい場所だと、やっぱり使い慣れた道具がそろってる薬学の部室?」
リリィとしては、青葉の意見に従うつもりだ。

――――なにやらこちらの図書館内が騒がしい気もするが、きっと気のせいだろう。
「ところで管理者さん、表の図書館の床に大穴が開いて、その中がすごいことになってるんですけど・・・・・・。
 一応穴は塞いではありますけど。
 怨霊の浄化が終わるまで、あのままにしておいてもかまいませんか?
 あ、いや!メイドさん達が片付けて下さっても、一向にかまわないんですけれど!!」

6 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/04(土) 08:10:24 0
>>243>>244>>247
>「薬のことは私はよく知らないの。…青葉お兄さん」
「そっか…残念。材料さえ分かればなんとかなると思ったんだけど…
…それにしても。お兄さん、か…それも悪くないな…」

>「根本的に解決できてないからダメよ。
…やっぱり女性として生きていってもらうしかないかもね」
>「それじゃあ意味ないじゃん」
「そうなんだよね…。だからコレはどうしてもダメだった時の最後の手段なんだ…
そうなったら一時間おきに薬を飲む、病人のような生活を強いられるだろうね…」
深刻な顔で言う青葉。尤も、この方法はマリアの言うとおり根本的な解決にはならないのだが
…とこんなやりとりをしているうちに、“姿無き図書館の管理者”が姿を現した。それはどこか…
「え…パチュリーさん? …でもここは幻想郷じゃあないと思いますし…
世の中には似たような人が三人はいるって聞いたことありますけど。魔法使いもそうなんですかね…?」
その管理者はどこかあの“動かない大図書館”に似ていた。まあ、ここまでは良い。問題は…彼女の着ている服。
“服が透けてる”か“下着を付けてない”…どちらかだけならまだ良かったろう。良くないけど。

7 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/04(土) 08:46:43 0
>>247>>251>>253
が、彼女は…“その両方だった”。つまり、“下着を付けてないのが透ける服で丸見え”ということである
 ようするに、“着衣という名の全裸”。いや、“全裸という名の着衣”か? まあどっちにしても完全アウトな格好だ
(どういうことなの…)
阿然、と言うのが青葉の率直な感想である
で、今までは姿勢によりかろうじてセウトくらいだったが…
彼女は立ち上がってしまった。立ち上がってしまった。(大事なことなので二回言いました)
それにより、もう正真正銘完全にアウト。セーフのセの字も入らない
…KENZENな青少年には剰りにも刺激が強すぎるのだが、FUKENZENな趣味を持っている青葉は平常心を保っていた。しかし…
「…こんな時、どんな反応をすればいいか分からないの」
この状況で。服が透けてる上それを他人に見られると言う状況で。それを全く気に留めない人はあまり見ない
反応に困るというのも当然である。その時、青葉の脳内にはいくつかの選択支があった
(どうするんです…?
1.女の子がそんなはしたない格好、するもんじゃありません! と言ってみる
2.『…おいおいいい加減にしてくださいよ管理者さん』)

8 :名無しになりきれ:2010/12/04(土) 10:46:00 0
(『そんなふしだらな格好』『神聖なる学び舎でしていいわけないでしょう』とどこぞの負完全風に言う
3.鼻血を出して気絶。え?血って意識して出せるものなのか、ですって? …薬を飲めば造作もありません
4.何事もなかったかのように振る舞う)
(よし、4を選びましょう。相手が気にしてないならこちらも気にしないのが礼儀です)
そういう問題なのだろうか
…とそうこうしてるうちに管理者が本を読みながら戻ってきた
>「続きを読もうと思って手元に引き寄せておいたのを忘れてたわ。
そこの少年、青葉 草介と言ったわね。その様子だと薬に詳しいみたいだから
『あなたが』薬を作りなさい。レシピは今用意するわ」
>「ヘマは許されませんよ。人の一生がかかってますからね」
「お任せください。短い間でしたが、永遠亭の八意永林師匠の下で修行をし、
ホグワーツ魔法魔術学校のスネイプ先生にも認められたこの青葉草介。
魔法薬の調合と瞬間移動にかけては生徒の中の誰にも負けない自信があります!」
管理者からレシピを受け取りながら、自信満々に言う青葉。とここでリリィが乱入してくる


9 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/05(日) 00:25:16 0
>「そうそう、青葉おにぃちゃん。私、言い忘れてたんだけど、エンドウ君が飲んだ薬はもう無いのよ。
あれは、保険の先生が作った試作品だから。
でも、どっちかというと飲んだ人を幼女化させるのがメインで、解毒がおまけのような気がするのよねー。
あっ!薬はもう無いんだけど、空の薬瓶でよかったら、ここに残ってるよ。見る?」
「おお! ありがとうございます。成分表さえあれば十分です。しばらくその瓶は預かりますね」
そう言って薬瓶を受け取った
>>251>>5
>「さあ作業をするなら薬学部の部室か理科室…………行きたく無いですけど保健室ですね」
>「にゃあお?」(理科って……魔法学園だよね?)
>「そうだよー。でも、解毒薬は保健の先生が作ったから、やっぱり保健室がいいのかな?(略)」
>「ただ、青葉君の作業がやりやすい場所だと、やっぱり使い慣れた道具がそろってる薬学の部室?」
「まあ、魔法薬調合は最も化学的な魔法ですからね。…でも魔法世界の科学は、科学世界の科学には劣るでしょうけど」
「…僕は薬学部の部室で作業しようと思います。そこが一番集中できますし。
ところで、貴方達も来るんですか? 」

10 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/05(日) 00:29:12 0
「これから僕は部室にテレポートする予定ですけど…」
テレポートの準備をしながら、みんなに尋ねてみる

11 :ノクターン姉弟 ◆cOOmSNbyw6 :2010/12/05(日) 15:42:05 P
>5>10
>「ホグワーツ魔法魔術学校のスネイプ先生にも認められたこの青葉草介。
 魔法薬の調合と瞬間移動にかけては生徒の中の誰にも負けない自信があります!」
「あの学園長が自分はゲイだと発表したことで有名なホグワーツですか!?」(公式設定)
「にゃなぁ」(世の中は間違ってるよね)
この世の中は変な性癖の人ほど強いのだろうか?いやそんな訳がない
それだとあの保険医がとんでもない猛者ということになってしまう
「ああ!だから危険を感じて転校してきたんですね!
 僕も経験あります!男性が男性に性的欲求とか間違ってますもんね!!」
初恋の女の子が実は女装少年だったという
そのショックで腰まであった長い髪をバッサリ切った
どうでもいい辛い過去を持つフリードは大いに勘違いをした

「とりあえず当人である炎道さんが行けば別に僕らが行かなくてもいい気がしますけど」
「私はとりあえず心配だから付いていきますわ
 べ、別に東方の男の子同士が仲良くなるのを見たいわけじゃありませんわよ」
とりあえずフリードは付いていかない方向でフリージアさんは付いていく方向のようだ
フリードはホッとした………これで活躍の場を奪われずに済むと

「リリィさん姉さんが居なくなったら姉さんのある事ない事色々教えてあげますよ」
「にゃあ?」(無いこと?)
「私のことが知りたいですって?………あなたまさか」
フリードと同じ勘違いをするフリージアさん……まさに姉弟である
「にゃあお」(同じネタは3度までは繰り返すよね)

「さてこれからやることはキノコ集めと没落貴族をどうヘチり倒すかという作戦会議ですね」
「にゃあお」(戦いは数だよ間違いないよ)
「僕は殺す覚悟なんてありませんが死ぬ覚悟だってありません
 そもそも殺す覚悟なんて言葉自体が嫌いです
 だから絶対に生き延びる覚悟をしましょう」
「にゃあ」(別に殺さなくても子供に連続で負けたら勝手に自害するんじゃね)
「女の子をまず狙うような奴がですか?そんな誇りとかあるんでしょうか?
 だいたい世の中には0歳児に負けた悪の大魔法使いとかいるんだから別にいいと思いますが」
「にゃあご」(ウォルデなんとかさんですねわかります)
しかもなんども再戦しては負けてるし


12 :マリア ◇sto7CTKDkA:2010/12/05(日) 19:33:30 0
前スレ244-253 >5-8 
マリアが払いのけたはずの本は、そのまま床に落ちることなく空中に静止する。
>「本を手荒に扱わないの。今貴女が不用意に払った本の中には、
> 事前準備なしで開いたら天変地異を引き起こす様なものもあったのよ。もちろん禁書だわ」
>「ちょっとマリアさん!本が傷んだらどうするんですか!!
> その本の所有者はそこの管理者じゃなくて学園のオーナーなんですからね!!」
「そんな大事なものなら、どこかに鍵をかけて隠しておけばいいのに」
管理者の忠告もフリードの抗議もマリアはちっとも気にしなかったが、管理者の服装に露骨に不快な表情になった。
なにしろ裸と変わらない服装なのだ…気にしない者の方が少ないに違いない。
>「あれ?どうしたの?マリアさんもチルノちゃんも変な顔して。フリード君、何かあった?・・・・・・・うわっ!!!」
「…別に。 ただ単に痴女を見つけただけよ」
マリアは不機嫌そうに、リリィに返事を返した。

>「え…パチュリーさん? …でもここは幻想郷じゃあないと思いますし…
>世の中には似たような人が三人はいるって聞いたことありますけど。魔法使いもそうなんですかね…?」
「知り合いなの? だとしたら、その知り合いもこんな恥知らずな服装をしているの?
 …悪かったわ。 そんなはずないわよね。
 世の中にあんな服装で人前に出て平気な人間がそう何人もいるわけないわよね」
高貴な生まれの者には、身の回りの世話を他人にまかせきりにしすぎて羞恥心を失ったような行動を取る人もいる。
図書館の管理人もあるいはそうなのかもしれないが、マリアからすればそれも言い分けにはならない。

>「……初めに言っておくべきだったわね」
>      『いいか、俺は面倒が嫌いなんだ!(CV:速水 奨)』
>「と言う事よ。そしてそれ以上に嫌いなのが……」
>「読書を邪魔される事。ここまで家主に遠慮しない厚かましい客は初めてだわ。
> やっぱり招待なんかするんじゃなかった。後悔役に立たず、ね」
「私が嫌いなのは、悪魔使いなの。
 そして同じくらい嫌いなのは、職務を部下にまる投げして遊ぶ管理人。
 後悔するより恥を覚えて、もっと肌を隠す服を着るぐらいはしたらどうかと思うの」
主人にこんな格好をされて恥ずかしくないのか的意思を込めて、マリアはメイド長に鋭い視線を送る。

>「ちょっとお待ちなさいな!!」
>「・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!」
>「…こんな時、どんな反応をすればいいか分からないの」
「…あきれてものも言えないわ…」
立ち上がって本を探す管理人の姿に心底あきれ返って、マリアはため息をついた。
服装だけならまだしも探し物の本がすぐ出てこないのも、マリアには管理人の資質を疑うための材料にしか見えない。

> 『あなたが』薬を作りなさい。レシピは今用意するわ」
>「ヘマは許されませんよ。人の一生がかかってますからね」
>「お任せください。短い間でしたが、永遠亭の八意永林師匠の下で修行をし、(中略)
>魔法薬の調合と瞬間移動にかけては生徒の中の誰にも負けない自信があります!」
>「ただ、青葉君の作業がやりやすい場所だと、やっぱり使い慣れた道具がそろってる薬学の部室?」
「こういうことは専門家に任せるものだものね。
 自室でもどこでも、調合場所の選定は青葉お兄さんの判断に任せるわ」
調合に関してはリリィの意見に賛成し、マリアは背負われているクリスの寝顔に目を向けた。
危険があれば殺すべきという言葉は、言葉足らずでも免罪符欲しさのためのものでもない。
彼女の偽らざる本心だ。
神の奇跡を待つだけではなく、必要ならばためらわずに悪を除くために”行動”する。
それが今までマリアの受けてきた教育であり、今の彼女の信念でもある。
彼女の”新しい”親や姉妹には歓迎されない考えだが、マリアは自分の信念を曲げるつもりはない。

13 :マリア ◇sto7CTKDkA:2010/12/05(日) 19:34:16 0
>「これから僕は部室にテレポートする予定ですけど…」
>「とりあえず当人である炎道さんが行けば別に僕らが行かなくてもいい気がしますけど」
>「私はとりあえず心配だから付いていきますわ
「というより、そんなに急いで調合しなくても良いんじゃないかしら」
炎道が聞いていたら大変な抗議を受けそうな事を、さらりとマリアは口走る。
「今はキノコ狩りのイベント中で、学園中がお祭り騒ぎだもの。
 集中して薬を作れなくて失敗でもしたら大変だわ。
 別に女の子に変わっていても害はないんだし、イベントが終わってからで良いと思うの」
無論これは提案であって強制ではない。
青葉がどうしても薬を調合しようとしているなら、それ以上止めようとはしないだろう。

「私が探していた本だけど、まだ見つかっていないならもういいわ。
 私はもうあんな茶番に貴重な時間を潰されたくないし、あなたも本を読むのを邪魔されたくない。
 お互いが幸せになれる選択肢ね。
 今のところ、この本だけでも何とかなると思うし」
マリアは読書中の管理者にそう言って、ちょいちょいと禁書の間で手に入れた本を振ってみせる。
返せと言われても戻せと言われても従うつもりはない。

>「さてこれからやることはキノコ集めと没落貴族をどうヘチり倒すかという作戦会議ですね」
「持っていた大キノコは禁書の間から引き上げられなかったから、別の場所で集めるしかないと思うの。
 あるいは怨霊を退治して引き上げるか。
 キノコ集めは出遅れているし、どちらも簡単ではなさそうね。
 騎士の方は待ち伏せて不意打ちか、罠を仕掛けて片付けましょう。
 悪人相手に決闘も何もあったものではないし。…それより…」
そこまで言って言葉を区切ったマリアは、再びリリィに背負われたクリスに目を向けた。

「今の話は、同じくらい重要な将来の危険処理が抜けているわ。
 クリスがどうしてあんなに大量の怨霊を体内に入れていたのかは知らないけど、また同じことは起こるのかしら。
 今回は偶然誰も犠牲にならずにすんだけど、次があればそううまくいくとは限らないと思うの。
 危険なら、何人もの人が犠牲になる前に、今のうちに退場してもらうべきよ」
退場とはつまり、今のうちに死んでもらった方が良いという意味だ。

14 :名無しになりきれ:2010/12/05(日) 23:07:15 0
理人の服装にマリアがあきれ返っているそのころ
「パチュリー様、大変です〜」
管理人の斜め後ろからメイドの声が聞こえてきた
白黒の魔法使いこと魔理沙は管理人の頭上を通り抜け、Uターン
ほんの棚に接近したところで本を一冊つかみ、図他袋の中へ押しやっている
「パチュリー、悪いが、死ぬまで借りていくぜ」
人、それを泥棒という
「魔理沙さん、頼みますから、本を返してください〜」
メイドは無数の球を放つ
放たれた弾はまるで波紋のように広がり、本棚にぶつかる
部下った球は跳ね返り、上から見るとそれそれはきれいな光景だが、放たれる方はたまったものではない
だが、魔理沙という名前の白黒の魔法使いはそれをぎりぎりのところでかわしながらUターンし、マリア達の上を駆け抜けていった

「あ、あれは昔は一人称があたいできゃははとかうふふとか言ってた魔理沙
 昔は髪の毛が赤かった魔理沙じゃ」
つるっぱげで頭に穴が開いたマッチョガイ、アドンがその姿を発見する
「本当じゃ!昔は魅魔さまぁとか言っておった魔理沙じゃ!
 4面ボスだった魔理沙じゃ!!」
全くと言っていいほど同じ姿をしたマッチョガイ、サムソンもその姿を捉えた
「「なんだか分からんがとにかく肉体で勝負じゃあああ!!」」
「アドン! わしらの肉体の凄さを思い知らせてやるんじゃあ!!」
「 よっしゃあサムソン! わしははちきれそうなくらい溜まっておるぞう!!」
メンズビイイイィィィンム!!



15 :火焔 沙也 ◆WO1DsTVMao :2010/12/05(日) 23:54:47 O
おっしゃあ燃えるぜ!
よろしくな!

名前・火焔 沙也(かえん さや)
性別・ 女
年齢・ 16
髪型・ 肩より20cmくらいの長さのオレンジ色の髪の毛
瞳色・緑
容姿・身長が149cmの為子供に間違われる
備考・彼女が魔法を使う時は熱い風が起るが一瞬だけ 男口調
得意技・手のひらに炎をだしてそのまま相手に拳ごとぶつける
好きなもの・喧嘩、遊び
苦手なもの・勉強、乗り物(極度の乗り物酔い)
うわさ1・彼女自信自分の身長のことを気にしているらしい
うわさ2・乗り物に乗ると十分くらいでビニール袋のお世話になるらしい


16 :◇70VgGM3HY6:2010/12/06(月) 07:53:50 0
>前248、>前251-253、>5-14
>「え・・・・・・今の体のままでも落とし前ってつけられるの?
> 同じ霊体同士だったら、下手に手を出したら取り込まれちゃうかもよ?
> その辺の対策とかちゃんと出来てるの?」
『……』
レイヴンは押し黙ってしまう。何しろ、対策云々など初めから考える気が無いのだから。
自分の考えを話したらこの少女は確実に猛反対すると言う確信がある。
だから、ウソをつく事にした。
『策も無く吶喊なんぞしない』と。

そして、かいつまんでだがクリスについての話を済ませる。
それはつまり、自分の過去を話す事でしかも自身も記憶があやふやな部分があり
推測交じりではあったものの……
『……以上だ。つまらない話を聞かせて悪かった』
そこで丁度もう一つの大図書館へと出る二人。

>「え、ええーっと・・・・・わ、私はリリィです。で、こっちは幽霊のレイヴンさんと、クリスです。
> 本日は、お招きありがとうございました」
二人が扉を抜けると、戸はひとりでに閉まり閂まで掛かってしまった。
どうやら今の通路は一方通行なのだろう。
「どういたしまして。あなた達がどうやら一番まともそうね」
因みに、レイヴンは後ろを向き顔に手を当てて溜め息をついている。

>「ちょっとマリアさん!本が傷んだらどうするんですか!!
> その本の所有者はそこの管理者じゃなくて学園のオーナーなんですからね!!」
「中には私の蔵書もあるわよ。さっきの本はそうじゃないけれど、
 もし表の大図書館に納められていたら禁書扱いされる様な代物も少なくない。
 まぁ……あのベッドフォードが数百万にも上る蔵書の全てを把握しているとも思えないけれど」
管理者の口ぶりから察するに、総裁の事をかなり詳しく知っているようだ。
同時に、快く思っていないらしい事も。

>「ところでこの男の子と男の子が抱き合ってる薄い本も禁書なのかしら?実に興味深いですわ!!」
メイドが土産として持ち込んだ薄っぺらい本に興味を示すフリージア。
どうも意気投合してしまったようだ。
「私達は非生産的な関係『も』イケる口です。お時間のある時にでも語り明かしましょう」
メイドの発言に呆れた溜め息をつく管理者。既に諦めているのだろう。 

17 :◇70VgGM3HY6:2010/12/06(月) 07:54:45 0
>「パパパ、パンツ、履いてくださーい!!!」
リリィの叫びが大図書館に木霊する。それに対し管理者は
「ないわよ」と一言。それを聞いたほぼ全員が「えっ」と言った顔になる。
「そんな気の利いたものは無い。ブラジャーも無ければ靴下も無い。
 この子達が用意しないから」
管理者がそう言った途端、メイド長以下全員が『ニヤリ』と笑った。
どう見てもその表情は粛々と作業を進める侍女の物ではない。
「今着ている物だって、普段着としての体裁を保っているのがこれだけだから。
 後のはどれもこれも夜の性活用の装身具よ。そちらの方が良かったかしら?」

>「私が嫌いなのは、悪魔使いなの。
> そして同じくらい嫌いなのは、職務を部下にまる投げして遊ぶ管理人。
> 後悔するより恥を覚えて、もっと肌を隠す服を着るぐらいはしたらどうかと思うの」
「……らしくないけれど、本気で忠告しておくわ。
 一元的な物の見方は止めておきなさい。絶対に後悔するわよ」
そういう管理者の、マリアを見る目には複雑な感情が渦巻いていた。
まるでその姿に何かを見ているかのような―――――。

>主人にこんな格好をされて恥ずかしくないのか的意思を込めて、マリアはメイド長に鋭い視線を送る。
マリアの視線を受けたメイド長は、あからさまな侮蔑(と僅かな憐憫)の視線を浮かべた。
目は口ほどに物を語るとはよく言ったもので、物騒な女達の視線が空中で絡み合う。
そのやり取りを背中越しに聞き、よからぬ気配を肌(?)で感じたレイヴン、振り返り大声を上げる。
『いい加減にしろマリア嬢! 人様の家に土足で上がりこんでおいてその言動は何だ!
 ……大声を出して申し訳ない。しかし、一部正鵠を得ている部分もある。
 招待された身で言うのも心苦しいのですが、些か人を招くに相応しくない気もします。
 次があるかは分かりませんが、これも経験と思って下さいませんか』
何とか場を納めようと中立の立場で物をいうレイヴン。
と言うか平謝りしている様にしか見えない。輪郭も激しく乱れており、表情もとても辛そうである。

>「お任せください。短い間でしたが、永遠亭の八意永林師匠の下で修行をし、(中略)
> 魔法薬の調合と瞬間移動にかけては生徒の中の誰にも負けない自信があります!」
草介の返事は、自信に満ち溢れていた。
「聞いた事の無い名前ばかりだけれど、その様子だと腕のいい師なのでしょうね。
 それでもこの薬はちょっと判断に迷うかも知れないわ。迷ったら薬学講師の
 ドクター・シキを頼りなさい。外はまだ昼間でしょう? ならまともな筈よ」
そう言って写しを渡す管理者。それを受け取った草介はそのレシピを見て……眉を顰めるかも知れない。
何しろそこに載っていた材料は、どれもこれもおよそ薬に限らず人が口にする物に
使用する様な代物ではなかったからだ。毒ではないにせよ、こんな材料で大丈夫か? 

18 :◇70VgGM3HY6 :2010/12/06(月) 07:56:15 0
>「私が探していた本だけど、まだ見つかっていないならもういいわ。(中略)
> お互いが幸せになれる選択肢ね。今のところ、この本だけでも何とかなると思うし」
相変わらず挑発的な態度を取るマリアに、レイヴンは頭を抱えて座り込んでしまう。
しかし管理者はまたしても短い溜め息をつくと
「既に用意してあるわよ。さっきからメイドの一人がお目当ての本を持っているのに気付いてないの?」
確かに一人のメイドが一冊の本を持って近くにいるが……マリアに近寄ろうとしない。
姿形は一際子供っぽく、また顔には不安と恐れが見て取れる。
マリアが自分達の事をよく思っていないのを感じ取って言い出せなかったのだ。
「すぐに用意させると言ったでしょう。有言実行、基本中の基本よね」
事実、メイドはマリアが本を払いのけた辺りで既に持ってきていたのだが、
管理者に気を取られていて気付けなかったのだろう……最大の原因は別にあるのだが――――。
逡巡を続けていた子供メイドは、しかしありったけの勇気を振り絞ってマリアへと本を差し出した。
「それの原本は開くのも危険だから渡すのは写本になるけれど、その分危険は無いわ。
 内容さえ読めればいいのならば問題でしょう。それを読んで、貴女がどう思うかは知らないけれどね。
 ああそうそう、その本の返却は考えなくていいわ。貴女の好きになさい」

そして管理者はマリアが『禁書の間』から拝借してきた本を一瞥し
「その本は『貴女を』待っていた。だからその本は私のでもベッドフォードのでもない。
 だから私はその本を『禁書の間』から持ち出さなかった。そして手に取った以上、
 どうするかは『貴女が』決めるの。処分するも秘蔵するも、全てを」
まるで本そのものに意思があるように語る。実際そうなのだろう。

>「今の話は、同じくらい重要な将来の危険処理が抜けているわ。(中略)
> 危険なら、何人もの人が犠牲になる前に、今のうちに退場してもらうべきよ」
マリアの発言は極めて『合理的』だった。犠牲は少ない方がいいに決まっているのだから。
レイヴンは普通にそう考えてしまっていた。既にクリスは自分じゃないとしているから
ここまで他人事のような思考ができるのだろう、と。
『……リリィ嬢に聞け。必要な事は全て話してある』
もはや自分にクリスを庇う資格はないと思ったレイヴンは口を閉ざしてしまう。
そもそも、『死人』の自分がいつまでも口出ししていいはずが無いのだ……


そして、大図書館と言う名の私室の結界に引っ掛かった気配すらなく入り込んだ
謎の侵入者と乱入者達が騒ぎに騒いでやりたい放題。これには流石の管理者もキレたようで……
「……いい加減にしなさい」
底冷えどころか絶対零度も裸足で逃げ出すほどの声が、わずかな声量にかかわらず
図書館全体に響き渡り、場の空気が凍りついた。
その豹変を見たメイド長が生徒達を庇うように立つ。
「お客様、決して私の前へは出られませんように。
 指示に従わなかった場合、『存在の保証』は出来かねますので予めご了承下さいませ」
メイド長は真剣、と言うよりも畏怖に近い顔をしている。余程の事なのだろう。

周囲にメイド達の姿は見えない。既に避難したようだ。
そして、管理者は椅子から再び立ち上が……らなかった。
「そこの白黒、貴女がその袋に無造作に放り込んだ本を全て返しなさい。
 中身全部、『今の貴女』には早い。もっと自分を磨いて、その本を開けるようになったら
 今度はちゃんと玄関から訪ねて来なさい……これは最後通牒よ」
ぼそぼそと喋っているだけなのに、空気が震えている。
マリア以上に本を粗末に扱った上メイドにまで被害が出ている為、
無用な争いを好まない管理者も厳しい対応をせざるを得ない。

「あとそこの精霊二匹。お前達を召喚した覚えは無いわ。
 ……誰に召喚されてここにいる? 正直に答えなさい……」
よく見ると、いつの間にやら管理者の服装が変わっていた。
荒事を想定して繕われた事を窺わせるそれに身を包んでいるという事は、
実力行使も辞さない意思の表れなのだろう。 

19 :ブレ ◆k4Jcxtcjwo :2010/12/08(水) 01:22:26 O
>>18
「待って!!!!!!!!」
生徒たちには聞き覚えのある野太い声が禁書の間に響き渡り
皆の行動をわずかな時間ながら静止させる、それ程の大音量であった
「私にも…私にも質問させて頂戴…
あの本…神々の遺した遺物と大いなる遺産について記した『創聖の書』の原典は一体どこに…あるのですか?」
もの凄い勢いで走ってきたのかブレの息はやや切れぎみながらどこと無しか興奮しているかのように感じられる
財団が必死になり探し求めていた原典の手掛かりが目の前にあるのだ ブレの興奮は当然かもしれない
名目上 ブレは魔法史の講師として送り込まれている為 財団との深い繋がりを疑う者は少ないだろう
学問としての純粋な知的好奇心による物と思うはずだ
「あの書はかつて数千年前に一度だけ世に出たきり それ以来誰も目にした事の無いと言われています
本当にあの本はここにあるの?いえ…写本では無い原典は実在するのかしら?」

20 :名無しになりきれ:2010/12/08(水) 19:36:31 0
「おおこわっ…」
袋から無造作に本を取出し開いて見せた
「言っておくがそんな盗人のようなまねはしてないぜ。玄関からはちゃんと入ってきた」
本を戻し、紫色の髪をした魔女とその周囲を見やる
(メイド長に、七耀の魔女、お客が数人か…)
手持ちのスペルカードは5枚
外界へとつながる窓は魔女の隣にある
「門番を倒したうえでな!」

魔符 デビルダムトーチ

スペルカードが魔理沙の手から離れた。弧を描くような軌道を描き、七耀の魔女の足元に着弾する
着弾したそれは波紋を描くようにして広がり、炎を伴った風が七耀の魔女とメイドの周辺で発生しだした

【スペルカード使用。残り枚数4枚】
【スペルカードの効果:投げつけた周囲10メートルにわたり、火柱を発生させる】


21 :20:2010/12/08(水) 19:43:41 0
今はなったスペルカードの効果はおおよそ10メートル
七耀の魔女とメイド長だけでなく、リリィやブレ、マリアなどといった面々も巻き込まれるかもしれない

22 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/08(水) 22:30:58 0
>9-13
>「今着ている物だって、普段着としての体裁を保っているのがこれだけだから。
> 後のはどれもこれも夜の性活用の装身具よ。そちらの方が良かったかしら?」
リリィはものすごい勢いで、首をぶんぶん横に振った。

>「ああ!だから危険を感じて転校してきたんですね!
> 僕も経験あります!男性が男性に性的欲求とか間違ってますもんね!!」
「???」
話が見えないリリィは、頭の上にはてなマークを浮かべた。

>「おお! ありがとうございます。成分表さえあれば十分です。しばらくその瓶は預かりますね」
青葉はリリィの「おにぃちゃん」を軽く流し、涼しい顔で薬の空き瓶を受け取る。
>「まあ、魔法薬調合は最も化学的な魔法ですからね。…でも魔法世界の科学は、科学世界の科学には劣るでしょうけど」
「魔法薬ってお菓子の作り方と同じなんだよね〜。分量間違えると大変なことになるし」
>「…僕は薬学部の部室で作業しようと思います。そこが一番集中できますし。
>「こういうことは専門家に任せるものだものね。
> 自室でもどこでも、調合場所の選定は青葉お兄さんの判断に任せるわ」
調合に関してはリリィの意見に賛成し、マリアは背負われているクリスの寝顔に目を向けた。
「疲れて寝ちゃってるの。起こさないであげてね」
リリィはマリアの複雑な内心など気づかなかったが、僅かに顔を翳らせレイヴンに目配せした。

>「ところで、貴方達も来るんですか? 」
>「これから僕は部室にテレポートする予定ですけど…」
「青葉おにぃちゃんテレポート出来るの?すごいっ!かっくいー!!
 でも、ここにいる全員を移動させることってできるの?」
空間転移にも許容量があるはずだと思ったリリィは、素朴な疑問を口にした。
>「とりあえず当人である炎道さんが行けば別に僕らが行かなくてもいい気がしますけど」
>「というより、そんなに急いで調合しなくても良いんじゃないかしら」
驚くリリィをよそに、マリアはイベント中で学園が大騒ぎな事を指摘した。
>「別に女の子に変わっていても害はないんだし、イベントが終わってからで良いと思うの」
「害・・・・・・無いのかな・・・・・?
 あ、もし調合に行くなら、エンドウ君も連れて行ってくれるかな?
 ――――あ、いくら元は男同士だからって、今は女の子なんだし大事に扱ってあげてね」
リリィは刺さなくてもいい釘を刺した。
>「私はとりあえず心配だから付いていきますわ
> べ、別に東方の男の子同士が仲良くなるのを見たいわけじゃありませんわよ」
「ああ!お姉さんがついていってくれるなら、気絶したままのエンドウ君も安心ですね!」
何が安心なのかは秘密だ!

>「リリィさん姉さんが居なくなったら姉さんのある事ない事色々教えてあげますよ」
嬉しそうな顔をするリリィを見て、フリージアがじりっと後ずさりした。
>「私のことが知りたいですって?………あなたまさか」
「あ、あの・・・・・・わ、私、お姉さんとお友達になりたくて・・・・・・」
フリージアにまっすぐ見つめられて、リリィは頬を上気させもじもじしている。
>「にゃあお」(同じネタは3度までは繰り返すよね)

>「さてこれからやることはキノコ集めと没落貴族をどうヘチり倒すかという作戦会議ですね」
「にゃあお」(戦いは数だよ間違いないよ)
「僕は殺す覚悟なんてありませんが死ぬ覚悟だってありません
 そもそも殺す覚悟なんて言葉自体が嫌いです
 だから絶対に生き延びる覚悟をしましょう」
「そうだね!うん、生き延びないとだね!
 でもさ、関係ない人も思いっきり巻き込まれてない?マリアちゃん達とかさ。なんか申し訳ないよ・・・」
>「にゃあ」(別に殺さなくても子供に連続で負けたら勝手に自害するんじゃね)
「えーっ!!」

23 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/08(水) 22:32:14 0
そうこうしている間に、マリアは管理者から禁書らしき本の写しを受け取った。

巻き込まれた自覚があるのか無いのか、マリアは禁書の間に忘れてきたキノコの話をした。
いわく、キノコを別の場所で集めるか、怨霊を退治して引き上げるか、だ。
>「騎士の方は待ち伏せて不意打ちか、罠を仕掛けて片付けましょう。
> 悪人相手に決闘も何もあったものではないし。…それより…」
「いやいや!卑怯な手はロック先生が許さない・・・・・」
>「(略)クリスがどうしてあんなに大量の怨霊を体内に入れていたのかは知らないけど、また同じことは起こるのかしら。 (略)
 危険なら、何人もの人が犠牲になる前に、今のうちに退場してもらうべきよ」
「だ、ダメよそんなの!!」
リリィが素っ頓狂な声を上げた。だがマリアの目を見れば、その程度の反論で納得するとは思えなかった。
>『……リリィ嬢に聞け。必要な事は全て話してある』
それきり、レイヴンは口を閉ざしてしまう。

「クーちゃんの怨霊は全部抜けてるから、クーちゃん自身が危険って事は無いから!」
リリィは、以前見たレイヴンの変身した姿、炎の獣人の姿を思い浮かべたが、すぐに頭をぶんぶん振って打ち消した。
「危険って事は無いから!
 それと、確かに今はクーちゃんが怨霊に狙われてるけど、クーちゃん殺してもきっと他の人が狙われるだけだと思う。
 だから、マリアちゃんのいう退場では、根本的な解決にはならないよきっと!!」
リリィは必死になって言い募った。
本当は「プロ」であるマリアにレイヴンから聞いた話もするべきなのだが、今は部外者も多い。
とても踏み込んだ説明が出来るような状況ではなかった。
「そそそ、それに怨霊は、レイヴンさんがちゃんと策を考えてあるって言ってるし!
 ねーレイヴンさん。『策も無く吶喊なんぞしない』ってさっき言ったもんね?」

>14 前>248
そんなことを話しているうちに、館内が次第に騒がしくなってきた。
メイドとは違う少女の声や、男性らしき声が切れ切れに聞こえてくる。
「――――ん?ねえ皆、なんだかちょっと騒がしくない?わっ?!」
どぉんと地響きがして、積み上げられた本がばらばらと崩れた。
何らかの攻撃魔法(メンズビームだ)が発動したためだが、残念ながら本棚に阻まれて、リリィがそれを直接見ることは無い。

>そして、大図書館と言う名の私室の結界に引っ掛かった気配すらなく入り込んだ
>謎の侵入者と乱入者達が騒ぎに騒いでやりたい放題。これには流石の管理者もキレたようで……
>「……いい加減にしなさい」
管理者の纏う空気の色が、変わった。
>その豹変を見たメイド長が生徒達を庇うように立つ。
>「お客様、決して私の前へは出られませんように。
> 指示に従わなかった場合、『存在の保証』は出来かねますので予めご了承下さいませ」
「そ、存在の保証?!」
命の保障ではないところがミソだ。
「チルノちゃん、何ぼうっとしてるの?危ないよ、下がって下がって!!」
リリィは侵入者を見据えたまま動かないチルノの腕を取り、メイドの後ろまで下がらせた。

管理者は白黒少女に最後通牒を突きつけている。
>「あとそこの精霊二匹。お前達を召喚した覚えは無いわ。
> ……誰に召喚されてここにいる? 正直に答えなさい……」
「あれっ、管理者さんの服が変わってる?!」
どうやら管理者は、招かれざる客を強制的に排除するつもりのようだ。
今の彼女と比べれば、マリアと対峙していた時の不穏な空気など物の数ではなかった。

24 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/08(水) 22:34:21 0
>19 >新規さん
「待って!!!!!!!!」
ビリビリと空気を震わせ、野太い大声が、禁書が多数並ぶ大図書館内に響き渡った。
あまりの大声に、リリィの耳はキーンと痛んだ。
この声には聞き覚えがある。
「ぶ、ブレ先生?!」
閂がかかっていたはずの扉が大きく開かれ、現れたのは講師のブレだ。
そして長身のブレの背後にも、人影が見えた気がする。
「あれ?そちらの方も・・・・・・・本を探しに来られたんですか?」

突然現れたブレは、立て板に水とばかりに本のことを質問し始めた。
内容は、リリィにとってはさっぱりわからないものだったが、なぜか心の琴線に触れるものがあった。
(あれ?なんだっけ?今のブレ先生のお話、どこかで聞き覚えのある言葉が出てきたような・・・・・・?)
――――リリィは、状況が状況のためブレを止めようと思ったのだが、なぜか実行することは出来なかった。

>20-21
一方、一同の前に現れた白黒の本盗人はというと。
>「言っておくがそんな盗人のようなまねはしてないぜ。玄関からはちゃんと入ってきた」
チルノが使っていたカードとよく似たものを取り出し
>「門番を倒したうえでな!」
管理者の足元へと放った!
>着弾したそれは波紋を描くようにして広がり、炎を伴った風が七耀の魔女とメイドの周辺で発生しだした

逃げ出す暇もあればこそ。
数少ない防御魔法も、クリスに掛けるくらいの余裕しかなかった。
「あつっ!熱いっ!!!」
このままではリリィはなすすべも無く、炎を伴った風に晒されることになるだろう。

25 :ノクターン姉弟 ◆cOOmSNbyw6 :2010/12/09(木) 01:33:07 P
>13-24
>「危険なら、何人もの人が犠牲になる前に、今のうちに退場してもらうべきよ」
「駄目ですよそんな簡単な方法で解決しようなんて!
 というよりもそんな事をしたら多分大変なことになってしまいますよ
 この世のすべての災厄が詰まっている箱を開けたいんですか!?」
フリードはクリスが生きていることによってもっと恐ろしい何かを封印しているのではないかと
クリスそのものがパンドラの箱なのではと想像したのである
クリスが死んだ時この世のすべての災厄が解き放たれてしまうのではないかと
「もしかしたらクリスさんっていわゆる霊媒体質なんじゃないでしょうか?
 だから霊体であるレイブンさんも………いえ単なる想像に過ぎないんですけどね」
>『……リリィ嬢に聞け。必要な事は全て話してある』

>「お客様、決して私の前へは出られませんように。
 指示に従わなかった場合、『存在の保証』は出来かねますので予めご了承下さいませ」
一体何が始まるのだろうか?前に出るなと言われて逆に出てみたくなったフリード
前に出ようとするフリードを押しとどめるフリージアさん
「駄目ですわよフリードちゃん!弾幕ごっこは女の子の遊び!
 たとえフリードちゃんが可愛くて女の子みたいでも男である以上参加できませんわ!!」
なにかズレているフリージアさん…………まあフリージアさんだし

魔符 デビルダムトーチ
いわゆるシューティング用語でボムである
ボムであるならば使用回数が決まっているはずだ
ちなみにメンズビームにはコマンドが必要だが使用回数制限がない………なんてこった
「フリィィジン(ry「フリィィィィジングドォォォルマリオネット!!」
フリードが氷の棺桶を生み出す前にフリージアは氷の操り人形を生み出す
その操り人形はフリージアと全く同じ姿をしており高さ約3m
氷であるにもかかわらずフルカラー着色されている
やはり年上だけにその能力は速さも威力もフリードよりも上のようだ
「お〜ほっほっほっほっほ!本来色のない氷に色を着けられるのは
 学園広しとはいえ氷の魔法使い多しといえ私ぐらいですわね!!」
ぶっちゃけ無駄だから誰もやらないだけである
フリージングドールを巧みに操り盾にするフリージア
フリージアの氷は魔法の炎以外では決して溶けることのない特性を持っている
そう今回のように相手の魔法が炎属性で無い限り
「フリージングドールが完全に溶けるまでは時間が掛かりますわ!
 今のうちに被害を受けない位置まで移動しますわよ!!」

ぽかーんと活躍の機会を奪われ立ち尽くすフリード
しょせん自分は姉の劣化版でしか無いのだろうか?
真剣に悩み始めるフリード

「お〜ほっほっほっほっほ!こっちには氷の魔法使いが1,2,3………いっぱいいますのよ!!
 炎の魔法なんて通じるもんですか!!」
駄目だこの人馬鹿だ!もしかして氷の魔法使いには馬鹿しか居ないのか?
「にゃあご」(戦いは数だよ氷の魔法使いの量産の暁にはこの世は氷河期だよ)
「そして炎の魔法使いは全力が出せませんわ!だって自分の方向に風が吹けば自分の服が燃えるんですもの!!」
フリージアさんの超理論展開!!

>「あつっ!熱いっ!!!」
「あ!リリィさんがピンチです!やっと僕の出番です!フィィィィジングコフィン!!」
リリィの前に立ちふさがり氷の棺桶を生み出すフリード
「さあ中に避難してください!!」
分厚い氷は溶け終わるまでは炎の勢いを防ぐだろう
溶け終わった後は保証することが出来ないが

26 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/09(木) 16:04:28 0
>>11
>「ああ!だから危険を感じて転校してきたんですね!
 僕も経験あります!男性が男性に性的欲求とか間違ってますもんね!!」
「なんの事かはよく分かりませんが、10歳以下なら男の子も大丈夫ですよ?
愛情までなら。性的欲求はダメです。犯罪です」
さらりととんでもないことを言う青葉。幼児趣味が深刻化してるようだ

>>13
>「というより、そんなに急いで調合しなくても良いんじゃないかしら」
「そう…ですか? では少し休憩と材料集めをして調合は後にしましょう」

>>17
>「聞いた事の無い名前ばかりだけれど、その様子だと腕のいい師なのでしょうね。
 それでもこの薬はちょっと判断に迷うかも知れないわ。迷ったら薬学講師の
 ドクター・シキを頼りなさい。外はまだ昼間でしょう? ならまともな筈よ」
「ええと…!? …た、確かに珍しいものばかりですね…。ですが薬は何時だって正直です。
間違うのはいつも服用者の方だ…。頑張ってみますね。このレシピを信じて」
普段あまり薬に使わないものが書かれていたため、少々驚くものの、レシピを信じることにした青葉

>>20-22
>「言っておくがそんな盗人のようなまねはしてないぜ。玄関からはちゃんと入ってきた」
>「門番を倒したうえでな!」
白黒魔女からなにやら炎が放たれる
「うわっ! 何すんですか! 僕攻撃魔法苦手なのに…。取り合えずテレポート!」

>「魔法薬ってお菓子の作り方と同じなんだよね〜。分量間違えると大変なことになるし」
「そうなんですよ。しかもやけにややこしい薬草がたくさんありますからね。そっくりなのに効能が真逆ってのも有りますし」

>「青葉おにぃちゃんテレポート出来るの?すごいっ!かっくいー!!
 でも、ここにいる全員を移動させることってできるの?」
「ええと、僕のテレポートの定員は16人です。あ、でもすごーくぎゅうぎゅう詰めになれば20人行けますよ。多分…」
なにやらエレベーターのような説明をする青葉。なかなかの数がテレポートできるようだ





27 :名無しになりきれ:2010/12/10(金) 00:44:47 O
敵って何の為に戦ってんの?

28 :ハイド ◇eUE3h5.Nxs:2010/12/10(金) 03:10:38 0
図書館で問題が起こる数時間前、応接室にて

「……誠に不本意だが、君を我が校の臨時教員に雇いたい。
…如何だろうか?報酬なら言い値で出そう。」
眉間にシワの寄った教師と赤いコートの男が話をしている
赤いコートの男はソファーにもたれかかり、両足を土足のまま机の上に投げ出し教師の話を聞いていた
「おいおいおい、何度も言うようだが俺が先生って柄か?
もしそう見えるならあんたの目玉はガラス玉だな。
じゃなかったらビー玉か。そんなにガキどもが心配なら首輪着けておしめでもはかせて部屋に閉じ込めとけよ。」
男は全く話を取り合わない。持参したピザ一切れ掴み、食べようとするが教師に手を掴まれる。
「全て承知でこうして頭を下げている……!」
「そうかい?俺にはおまえなんかに下げる頭は無いって顔してるように見えるぜ。
はなしてくれよ、ピザは美人と違って食べ頃が短いんだ。美人は年喰った方が味がでるが、ピザは時間が経つと不味くなるんだ。」
教師の腕を振り解きピザを食べ始める
「………っ!」
業を煮やした教師はコートの男の襟首を掴み、殴りかかろうとする
男はピザを上に投げると空いた手で教師の拳を止める。
「ん〜…近くで見るといい顔してるな、お宅。」
「ふざけおって!」
「Haha〜!心外だな、俺はいつでも真面目だ。」
そのまま教師をソファーの後ろに投げ捨てる
「遊ぶ時だってな。」
上から落ちてくるピザを口でキャッチし、再び食事を始める
「…ちっ、魔人の通り名は伊達では無いと言う事か。これでも身体能力をあげる魔法なら右にでるものはいないと自負していたのだがな。」
「自負してただけだろ。まぁいいや、あんたの熱意に感服して一回だけチャンスをやるよ。」
コイン取り出し親指の上へ乗せる
「コインの裏表を当てるだけだ。簡単だろ?
もしあんたが当てれば、あんたら教師と同じ給料で働いてやる
もし、外したら…100億だな、100億で雇う権利とやっぱり雇うのを止めるって選択肢をやるよ。
どちらにしろ金はかかる、それが多いか少ないかの違いさ。自信がないならやめとけよ。その代わり俺は帰って夢の中のマダム達とR指定させてもらう。」
自信満々の男に対して教師はしばらく考えこむが
「……いいだろう、やられっぱなしで収穫無しなんてのは割に合わなすぎる。表に賭けよう。」
「おいおい、大丈夫か?One more chanceなんてのは無しだぜ?」

29 :ハイド ◇eUE3h5.Nxs:2010/12/10(金) 03:12:58 0
「わかっている。早く始めないか。」
「OK、Ready…」
男の指がコインを弾く
その結果は…

「割に合わない仕事を引き受けたもんだ…」
現在、賭に負けたコートの男が図書館に歩を進めている。
ちなみにこの男、ギャンブルは好きだが勝率は八割負けと言う男である
なぜ男が図書館に歩を進めているか、また少し過去に戻る

「…履歴書なんて人生で初めて書くぜ」
「文句を言うな。さっさと書け。」
「新人を労る気持ちって大事だと親から習わなかったのか?」
教師は答えず、顎で催促するだけである
「…一つ注文をしていいか?」
「給料の相談なら受けんぞ」
「…ここの生徒の実力を見ておきたい。俺に当てても死なないようなタフな奴を連れてきてくれ。」
教師は考えこみ
「…心当たりならある。が、お前に当てるなんてそんな危険な事…」
ここでテレパシーで他の教師から通信が入る
内容は図書館で異変発生、生徒数人が巻き込まれた事。内容を簡単にすればこんな感じだった。
「…聞いての通りだ。君の初仕事が回ってきたぞ」
「おいおい、まだこっちのお願い事は聞いてもらってないんだぜ。
ランプの魔神だって三つのお願いを聞いてくれるってのにあんまりだ。」
「先ほどの心当たりが巻き込まれている生徒だと言ったら?」
男の減らず口がピタリと止まる。
「…問題を起こした生徒に多少教育的指導をしても?」
「構わん。」
「その結果、死にかけても?」
「構わん。うちには優秀な保険医がいる。死にかけたくらいなら、半日で治す。」
バンッと机を叩き立ち上がる男
「一つ付け加えておくが死なすなよ。いくらなんでも死んだらまずい。」
「祈っときな、神様にでも」
ドアを蹴り上げて部屋を出て行く

場面は戻り、ついに図書館前に
「……」
ゆっくりと扉をあげる。
「こりゃひでぇや、ここに居た連中はどんなパーティーをやらかしたんだ。」
図書館を見て言葉とは裏腹に嬉しそうな顔をする男
「餓鬼…出てこい。」
指を鳴らすと影が集まり人の形に(かなりいびつだが)なる
「おれっちを呼んだ?呼んだ?」
「これをやった生徒共を探してこい。」
要件だけ伝えるとどかりと机に座る
「悪魔使いが荒いんだから〜」
ぶつくさと文句を言いながら消える餓鬼
向かう先は図書館のさらに奥である

30 :ハイド ◇eUE3h5.Nxs:2010/12/10(金) 03:14:09 0
>>24
ブレに続いて現れたのは人の形をした異形の影…
「ウッヒヒ…オイラ、がくえんでびゅー真っ最中。犯人見つけた、見つけた。」
なにが可笑しいのか腹を抱えて笑っている
「オイラ、いい悪魔だから教えてあげる。
魔人と学園が出会ったってこれ、でんじゃー?
魔人が外で犯人、探してる、待ってる。
魔人は怖いよ、ウッヒヒ…怖いよ、怖いよ
魔人は犯人ヤツザキだってさ。ケケケ
魔人が居るから外にはでない方がいいよ〜出たら知らないからね〜」
支離滅裂な事言っているが、要約すると外に怖い人がいるから出ない方がいいと行っているのである。
言いたい事だけ言うと外に逃げていく悪魔。

31 :ヘルミーネ ◆kUnRad7n/s :2010/12/10(金) 03:44:35 0
あれから。
眼鏡とその他携帯品の補充を理由にして、私はロック先生御一行から脱けたのでした。
ええ、口実です。命がいくつあっても足りませんもの。
キノコ狩りなら、参加するそぶりさえ見せておけば、命は保証されているでしょうから。

図書館を出て、とある木の下を歩いていたときでした。
なんということでしょう。頭の上からキノコが降ってきたのです。
足下に一つ落ちたのを見たあと、頭上を見上げたら、キノコは既に宙を舞っていました。
避けないと菌糸がかかってしまうけれど、避けきれな――

「ふみつくしてよ壺の石ぶみ!」
どこからともなく飛んできた矢が、キノコ群の一番下のキノコを射抜きました。
すると矢の羽に付いていた紙が広がって、キノコ群をすべて包み込んだのです。
紙袋は矢の飛んできたほうへと戻り、袿姿の女の子がそれを抱えました。

「ありがとう」
私は単にお礼の言葉を述べただけですが、その子は何か驚いた様子でこちらを見ました。
「暗がりになってるものでの、そなたに気づかもうさなんだ。ごめん遊ばせ」
そう言うと、姫カットの女の子はバツの悪そうな様子で立ち去るのでした。

ええ、そうでしょうとも。彼女はあくまでキノコを採ったに過ぎないのでしょう。
それでも構わなかったのです。私はキノコをかぶりたくなかったのですから。
お互いに利害関係が一致したのだから、それでいいでしょう?ねえ、ヘルミーネ?
それなのに、なんだろうこの気持ちは。

気がつくと私は踵を返し、ロック先生達のところへ戻ろうとしていました。
そう、一致したのです。利害関係がね。
私はキノコ狩りのほうが嫌だった。ただそれだけのことです。

>>15
今バッグの中にあるモノでどれくらいのことができるかしら?
そういえば、四属性系の官能環は今日持ってこなかったんだっけ――
だいぶ矯正したのですが、焦ると考え事をしながら上の空で歩く癖が出るのでした。
目の前にはそう、橙色の髪の女の子が立っていたのでした。
ぶつかる、と思ったときにはもう遅いものです。

【>沙也さん 衝突判定やその場所等は任せます】

32 :名無しになりきれ:2010/12/10(金) 08:42:52 0
「わしは韋駄天の舎弟天使アドン!」
「同じく天使サムソン!」
「わしらは韋駄天の兄貴とボディビル大会に出場するために地上に降りてきた」
彼らは神である韋駄天の舎弟である故に天使であるらしい


33 :炎道勇気 ◆hCjEHNrkek :2010/12/10(金) 14:33:46 0
長い間、眠っていた男?がついに目覚めるときがやってきた!
頭をぶつけて気絶していたのだが、本人は気持ちよく寝ていただけなのだが……
「ふぁ〜よっくねたぜ〜」
なんとも呑気なことを口に出しながら、あくび交じりに伸びをする
しかし、周りの状況はそのまま二度寝というわけにはしてくれなかった!
目の前には炎が踊り、いまにも勇気を飲み込もうとしている
……が!彼は炎の魔法武士!炎の扱いは得意中の得意だ
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
さすがに、寝起きではどうしようもなく、直撃。
なんとか彼自身の魔法抵抗力のおかげで致命傷は免れた
寝起きのドッキリにしては、激しすぎる仕打ちに彼も怒りをあらわにする
「こら!てめぇ!なにしやがる!女だからって舐めてっといた痛い目みるぞ!」
彼の怒りは有頂天、怒髪天を衝く勢いである、犯人と思わしき白黒の魔法使いをキッと睨む
その後、とても文章にできないようなすさまじく下品で、威圧的な言葉の数々を並べ、怒りをぶちまける
「このまま、やられっぱなしてい言うのも、俺の腹の虫がおさまらねぇ!ぶっ殺してやる!」
いつもは気のいい、さわやかな好青年だと思っている彼が、ここまで怒り狂っているのは単に寝起きだからであることは、この場にいる誰も知らない
「マガツカミ、ワガノリト、チカケ、テンノボル、カミコロシタル、ヨコシマナルホムラ、オカリシタマウ!」
どこぞの病気にかかったかと耳を疑うようなことをぶつぶつと唱えだす。普段は無詠唱魔法を使うが、より強力な詠唱呪文も数は少ないが使うことはできる
しかも、今は女体化して魔力が強くなっているので、普段は魔力の消費が大きく、使うことが難しい大呪文を使うことができる
「炎蛇乱舞!!」
そこかしこに大量の魔法陣が現れ、そこから炎の蛇が勢いよく飛び出し、白黒の魔女に殺到していく
「燃えろ燃えろ!燃えてしまえ!!」
彼は状況の把握がなにも出来ていないにもかかわらず、この暴れっぷりである
怒り狂った彼を止めることはできるのだろうか?彼の寝起きの悪さは普段からこうなのだろうか?さすがにちょっと空気を読めていないのではないのか?いままでいなくていきなりこれかよ?
と、さまざまな感想があるだろうがここに炎道勇気、復活である

34 :◇70VgGM3HY6:2010/12/11(土) 08:00:55 0
>19-26>28-33
>要件だけ伝えるとどかりと机に座る
ハイドが図書館に入り、机に座った途端十歩分くらいの距離にメイドが現れる。
周囲を見渡すと、同じ顔、同じ格好をした魔族がせっせと片付けや清掃を行っているのが分かるだろう。
「お客様、お座りになられるのでしたら椅子をご利用下さい。
 机は物を乗せる道具であり、人が座る物ではありません」
そう言い終わった辺りで、メイドが訝しげに首を傾げる。
……ハイドとは初対面の筈なのに、『知っている』様な違和感を感じたからだ。
「……失礼いたします」
違和感の正体を確かめる為に、メイドは一歩ずつハイドに近づいていく。


>「そそそ、それに怨霊は、レイヴンさんがちゃんと策を考えてあるって言ってるし!
> ねーレイヴンさん。『策も無く吶喊なんぞしない』ってさっき言ったもんね?」
やっちまった、とばかりに顔を覆うレイヴン。リリィは見事に口を滑らせてくれた。
……黙っているつもりだったが、ここでだんまりを決め込もうものなら
マリアは『自分の信じる正義』に従って行動を起こすだろう。
『……簡単な話だ。俺が奴の動きを止める。そこを俺ごと消せばいい。
 策を弄するつもりなど、元より無い。お陰で全部パーだ……』
諦めたのか、溜め息混じりに到底褒められた内容でない考えを語った。

>「もしかしたらクリスさんっていわゆる霊媒体質なんじゃないでしょうか?
> だから霊体であるレイブンさんも………いえ単なる想像に過ぎないんですけどね」
『……そういうもんじゃない筈だがな。まぁ、こいつには何かがあるんだろうさ』
その“何か”の正体を、もちろんレイヴンは知っている。
それを言う気になれないのは、知れば関わりたいと思わないだろう物だからだ。
お人好しを勝手に巻き込む事に対する引け目と言うのもあるのかも知れない。


>「ええと…!? …た、確かに珍しいものばかりですね…。ですが薬は何時だって正直です。
> 間違うのはいつも服用者の方だ…。頑張ってみますね。このレシピを信じて」
案の定、内容を見た青葉は面食らっている。
「レシピは間違ってないし、ちゃんと薬が出来上がるから心配しなくてもいいわよ。
 まぁ、無理も無いわ。この“三千世界薬物大全”を著したの、天使らしいもの。
 裏付けとしては、原本は全ての文字に最高位の天使しか知らないセラフ言語が使われてる。
 文字として表わせるとは思ってなかったから、解読に時間が掛かったわ」
管理者はさらりととんでもない事実を口にした。
つまり、渡されたレシピは“天使の薬”と言う事になるのだから―――。

>「駄目ですわよフリードちゃん!弾幕ごっこは女の子の遊び!
> たとえフリードちゃんが可愛くて女の子みたいでも男である以上参加できませんわ!!」
「ごっこ遊びで済めば御の字なのですけれど……無理だと思われます。
 ご主人様があの服を纏われたという事は、容赦と言う概念を投げ捨てるのと同義なのですから」
メイド長にとっても、管理者の殲滅モードを見るのはこれで二度目。
一度目の時は本当に酷かった……思い出したくないので魔法障壁を展開する。
しかし、思い思いの行動を取る客人に調子を狂わされたのか、障壁のサイズが全然足りなかった。
慌ててサイズを広げるが、その分障壁の強度は落ちてしまう。

35 :◇70VgGM3HY6:2010/12/11(土) 08:01:37 0
>「オイラ、いい悪魔だから教えてあげる。(中略)
> 魔人が居るから外にはでない方がいいよ〜出たら知らないからね〜」
ブレの後ろには餓鬼が潜んでおり、不安を煽るような言動をして外に行ってしまった。
……餓鬼の言葉を聞いた管理者はチッ、と舌打ちをする。
「魔人、ですって? ……リドル好きかパーティ好きか、
 どちらにしても関わりたくは無いわね」
口振りから察するに、管理者には心当たりがあるようだ。
が、普通に考えてどちらもこんな所にいるわけも無ければ来る道理も無い。
そして、どっちも根本的に人の話を聞かないから会いたくないのだ……

>「わしらは韋駄天の兄貴とボディビル大会に出場するために地上に降りてきた」
どこぞの精霊っぽい二体の存在は、自らを天使と名乗った。
イメージ云々に囚われる管理者ではないし、確かに神性を感じるが……
「……また随分と奇天烈で傍迷惑な天使もいたものね。
 それで、ボディビル大会とやらは人様の部屋を荒らすのが評価対象になるのかしら……!」
天使だろうが悪魔だろうが、部屋を壊した事実は覆しようが無い。
イライラしている事もあって、普段とは打って変わって辛辣な言葉を投げつける。

>「私にも…私にも質問させて頂戴…
> あの本…神々の遺した遺物と大いなる遺産について記した
> 『創聖の書』の原典は一体どこに…あるのですか?」
耳が痛くなるほどの大声量と共に現れた巨躯の男性。
最悪な状況にも怖気づくどころか、興奮した様子で男は質問をしてきた。
「……後にしなさい」
しかし管理者は怒り心頭の為、ブレの質問には答えなかった。
否、優先して解決すべき問題でないと判断しただけである。
冷静さを欠いた今の状態では、まともな問答ができるかも怪しいとも―――
この時点では、まだ管理者は理性を残していた……この時点までは。

>「言っておくがそんな盗人のようなまねはしてないぜ。玄関からはちゃんと入ってきた」
>「門番を倒したうえでな!」
……白黒は最後通牒を無視し、先手必勝とばかりに攻撃を仕掛けてきた。
怒りを抑えに抑えてきた管理者だったが、この暴挙についに―――――立ち上がった!
天井に向けた指先数p上に、黒い球体が現れたかと思うと炎が球体に吸い込まれていく。
白黒に向けて放たれた炎道の『炎蛇乱舞』、その飛び火も諸共に。
そして、炎を吸い尽くした黒い球体から何かが出てき始めた。

「……大人しく従っておけば丸く収まったものを……
 貴様、さっき『死ぬまで借りていく』と言ったな……ならば!」
黒い球体から飛び出してきたものは……巨大な斧だった!
ブレよりも大きいその斧を棒切れの様に片手で振り回し、叫んだ。
「今死ねぇ! すぐ死ねぇ! 骨まで砕けろォ!」
管理者の声が突然野太くなり、無詠唱で風と雷の高位魔法らしきものを発動した!
すぐに周囲が轟音と稲光に包まれ、ターゲットとなった白黒は否応なしに雷嵐に
呑まれてしまうのだった。
「生かして帰さんんんッッ!! ……貴様の死に場所はァ……ここだぁぁぁぁッ!!!!!」
管理者は斧頭を白黒に向け、そこから極太の光線を放った!
光線は爆炎を纏いながら白黒を消し飛ばそうと迫っていく!
その悪鬼羅刹のごとき姿は、白黒の知る“七曜の魔女”とは全く違う。
……ここに至って、ようやく白黒は悟るだろう。ここは、『別の世界』だと。


一方、メイド長以下メイド魔族たちは必死に書物や物品、客人への被害が出ない様に
障壁を張り、壊されればまた張り、他にも書物を逃がしたりなどと涙ぐましい努力を続けていた。
……理性を取り戻した管理者が自身の暴走っぷりに凹むのを予想しながら―――。
そして、管理者の理性が吹っ飛んだ事で結界に綻びができ、それが『表の大図書館』にも
影響を与え始めた……具体的には、書物が勝手に吹っ飛んだり椅子や机が引っくり返ったり―――。


36 :マリア ◇sto7CTKDkA:2010/12/11(土) 22:06:56 0
>14-35
時は少し前、マリアが管理人に目当ての本はもう要らないと言っていた時の出来事。
>「既に用意してあるわよ。さっきからメイドの一人がお目当ての本を持っているのに気付いてないの?」
今は姿を見せた管理者に言われてマリアはぐるりと周囲に視線を走らせ、そして目当ての本を持ったメイドを見つけた。
>「すぐに用意させると言ったでしょう。有言実行、基本中の基本よね」
「管理者と言うだけあってやれば出来るのね。 素敵だわ」
朗らかに笑ったマリアは、怯えながらも自分に本を差し出した幼く見えるメイドから本を受け取った。
「本を持ってきてくれたことにはお礼を言うわ。 ありがとう。
 あははっ! …そんなに怖がらなくても平気よ。
 私こう見えても、普通の常識人なの」
本人は本気でそう思っているのだが、実際の所自己評価というものは当てにならないものである。

>「それの原本は開くのも危険だから渡すのは写本になるけれど、その分危険は無いわ。
> 内容さえ読めればいいのならば問題でしょう。それを読んで、貴女がどう思うかは知らないけれどね。
> ああそうそう、その本の返却は考えなくていいわ。貴女の好きになさい」
無言のままに、マリアは手の中の2冊の本をぱらぱらとめくって内容を見。
そして書かれていた情報に満足した。
>「その本は『貴女を』待っていた。だからその本は私のでもベッドフォードのでもない。
> だから私はその本を『禁書の間』から持ち出さなかった。そして手に取った以上、
> どうするかは『貴女が』決めるの。処分するも秘蔵するも、全てを」
「ええ。 かまわないわ。
 ではそちらにもお礼を言わないといけないわね。
 願いを聞き入れてくれたことに感謝します」
マリアは得られた成果に満足し、礼を言って管理者に頭を下げる。
管理人とそのメイドが気に入らないのと、行いに礼を言うことは別問題なのだ。

>「だ、ダメよそんなの!!」
>「駄目ですよそんな簡単な方法で解決しようなんて! (中略)
> この世のすべての災厄が詰まっている箱を開けたいんですか!?」
「そんなに危ない事かしら?」
そして現在。
マリアはクリスの退場提案を全力で拒否されている最中である。
>「もしかしたらクリスさんっていわゆる霊媒体質なんじゃないでしょうか?
>『……リリィ嬢に聞け。必要な事は全て話してある』
最初リリィに向けられた視線は一度クリスとレイヴンに移動し、またリリィの上に戻ってくる。
>「クーちゃんの怨霊は全部抜けてるから、クーちゃん自身が危険って事は無いから!」(中略)
> だから、マリアちゃんのいう退場では、根本的な解決にはならないよきっと!!」
> ねーレイヴンさん。『策も無く吶喊なんぞしない』ってさっき言ったもんね?」
>『……簡単な話だ。俺が奴の動きを止める。そこを俺ごと消せばいい。
> 策を弄するつもりなど、元より無い。お陰で全部パーだ……』
リリィの言葉の乱射とレイヴンの”策”を黙って聞いていたマリアは、何かに閃いたように驚きの表情を見せた。
「……その発想は無かったわ。
 つまり…この子を囮に悪霊を根絶するのね?
 そういうことなら仕方がないわ」
鬼畜な作戦ではあるが、効率という面で考えれば非常に有効に思える作戦だ。
元悪魔退治の専門家のマリアからすれば、背負った子に教えられたような気持ちである。
それがリリィの意図した考えかどうかは、彼女の知ったことではない。

37 :マリア ◇sto7CTKDkA:2010/12/11(土) 22:08:23 0
白黒の乱入者が管理人を挑発すると、マリアはさっさとメイド長の後ろに回り込んで盾とした。
>「待って!!!!!!!!」
ブレが大声で管理人に呼びかけても、マリアはそれに構わず2冊の本を開いて中を読み始める。
自分も必要な情報はあったのだし、教師に知りたい事があった所で不思議には思わなかった。
今のマリアにとって大事なのは、手に入れた情報を結びあわせる事だ。
他の事は2の次3の次である。
「……魔人?」
ただ、餓鬼の言葉には脳裏に引っかかる何かを感じ取って眉根を寄せる。
だがそれも長くは続かない。
魔人というのが彼女が聞いた噂通りの人物なら、こんな所にいるはずがない。
そう納得して、マリアは考えるのをやめる。

>「あとそこの精霊二匹。お前達を召喚した覚えは無いわ。
>「わしは韋駄天の舎弟天使アドン!」
>「同じく天使サムソン!」
「あんな奴らが天使を名乗るだなんて…
 神の使いなら邪神の使いでも天使だと思ってるのかしら。
 場所がここでなければ八つ裂きにしてやるのに……天使。
 ……天使…天使……そう、天使ね。
 確かにあんなでも天使は天使かもしれないわ」
アドンとサムソンに毒づいていたマリアは、ふとある事を思いついた。
そしてそれを実行に移すべく、再び入手した本を開いて読み進めていく。

>魔符 デビルダムトーチ
「エイメン!」
白黒がスペルカードを使用した時、マリアは祈りの言葉を口にしながら片方の本を投げ上げた。
禁書の間で手に入れたその本は、まばゆい光を放つ壁となってマリアを火柱から守る。
「大事なのはイメージと真実よ。
 見た目にこだわらずに信じる心を持てば、道は開かれる。
 この本の作者は自分のこだわりを捨てられなかったのね」
光が収まった後には、一体の天使が立っていた。
光の羽を持って光の輪を頭上に掲げ。
光の剣を持って光の衣を身にまとい。
それは確かに天使の装いだと言えた。
見た目がアドンやサムソンそっくりでなければ、ほぼ全員が“それ”は天使だと認めたに違いない。

>「うわっ! 何すんですか! 僕攻撃魔法苦手なのに…。取り合えずテレポート!」
>「フリィィジン(ry「フリィィィィジングドォォォルマリオネット!!」
>>「あつっ!熱いっ!!!」
>「あ!リリィさんがピンチです!やっと僕の出番です!フィィィィジングコフィン!!」
>「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ある者は攻撃から身を守り、ある者は反撃し。
さながら阿鼻叫喚の地獄絵図と化した管理人室を、マリアは筋肉天使の後ろから観察した。

>「生かして帰さんんんッッ!! ……貴様の死に場所はァ……ここだぁぁぁぁッ!!!!!」
怒りが頂点に達した管理人の様子を見て、マリアは使役する天使に指示を出す。
禿マッチョの天使は怒り狂った炎道を羽交い締めにし、引きずって連れ戻そうとしはじめた。
その指令を出したマリアの方は、手招きするなり服を引っ張るなりして仲間を一カ所に集めている。
「あの管理人は怒りに我を忘れているようだから、今のうちに私たちは引き上げましょう。
 これ以上面倒ごとになんて巻き込まれたくないもの。
 お礼は次に会った時でいいわ」
自分も管理人から面倒な客と思われている事はまるで気にせず、マリアはメイド長に話しかける。
「ねえ。私たち、お邪魔にならないようにそろそろ帰りたいの。
 帰り道は来た道を戻れば良いのかしら」
質問に肯定の返事が帰ってくるのなら、マリアは待ち構える魔人の事は気にせず出て行くだろう。

38 :名無しになりきれ:2010/12/13(月) 02:05:11 0
>>35
「え!?」
魔理沙の記憶ではパチュリーというのは「持っていかないで魔理沙」とすがりついていくる実にいじらしい人物だったはず
だが、目の前にいる人間は姿こそ同じなれど、中身は全くの別人だった
>「今死ねぇ! すぐ死ねぇ! 骨まで砕けろォ!」
このままでは殺されかねないので、箒を加速し、逃げようとする
「う、うぎゃー」
雷が脳天に直撃
手足がけいれんし、ほんの入ったずた袋が手からすり抜けた
ドスン
床が揺れ、本が袋の口から散らばる
だが、それだけで魔女の攻撃が終わるはずもなく、白黒は光に包まれ吹き飛ばされてしまった

「が…ごほっ」
白黒は本棚に叩きつけられ、口から血のようなものが漏れた
(本を盗もうとしなければよかった…)
魔女とメイド長の顔が一瞬だけ映るが、すぐにかすんでいく
白黒は残り4枚のスペルカードを使う間もなく、気絶してしまった


39 :名無しになりきれ:2010/12/13(月) 10:38:18 O
「ふん、これはチャンスだな」
どこからか現れた緑色の肌のマントを着た男が、気絶した魔理沙のドロワーズを剥ぎ取って去っていった。

40 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/13(月) 16:05:15 0
>25-28 >30-39
時間は少しさかのぼったりする。
>やっちまった、とばかりに顔を覆うレイヴン。
何か悪いことを言ったのかと戸惑うリリィ。
そして観念したかのようにレイヴンが語った策は、到底リリィが納得できるようなものではなかった。
>「……その発想は無かったわ。
> つまり…この子を囮に悪霊を根絶するのね?
> そういうことなら仕方がないわ」
「へっ?!ちょ、違っ!!」
マリアは完全に誤解しているようだ。
だが、クリスの身の安全のためにも、今は誤解させておくのが得策かもしれない。
>「もしかしたらクリスさんっていわゆる霊媒体質なんじゃないでしょうか?
> だから霊体であるレイブンさんも………いえ単なる想像に過ぎないんですけどね」
『……そういうもんじゃない筈だがな。まぁ、こいつには何かがあるんだろうさ』
「それよりレイヴンさん、さっきのくっだらない作戦はどういうつもり?
もしかして、レイヴンさんに弄ばれて捨てられた女達の怨霊、とでも言いたいわけ?
何であんな大量の怨霊に取り憑かれてたか、まだ聞いてないわよ?」
もっと詳しく聞きだそうとしたリリィだったが、残念ながら状況が許さなかった。

>「あ!リリィさんがピンチです!やっと僕の出番です!フィィィィジングコフィン!!」
>リリィの前に立ちふさがり氷の棺桶を生み出すフリード
>「さあ中に避難してください!!」
「ありがとフリード君!」
スカートの裾から上がっていた煙を何とか消すと、リリィは盾のように直立している棺桶に飛び込んだ。
「ああ、借り物の服なのに・・・・・・・。あれ?そう言えば、氷って炎に弱いんじゃない?
 この棺桶、分厚いけど溶けたりしないのかな?」
まあ、たとえ溶けるにしても、ある程度の時間は稼げるだろう。

「見て!いつの間にかフリージアさんが巨大化してる!
 フリード君、お姉さんが炎浴びてるよ!何でそんな落ち着いてるの、死んじゃうよ!!」
何か勘違いしているようだ。

「あれっ、そういえば青葉おにぃちゃんは?もしかして薬を作りに行っちゃったの?」
白黒少女出現による混乱の中、リリィはテレポートした青葉の出現場所を完全に見失っていた。
「エンドウ君も連れて行ってくれたのかな?」
>「ふぁ〜よっくねたぜ〜」
>炎が踊り、いまにも勇気を飲み込もうとしている
「きゃ――――!!エンドウ君避けて――――!!」
>「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
>さすがに、寝起きではどうしようもなく、直撃。
崩れ落ちたエンドウに、リリィは声も出ない。
だがしかし!

>「こら!てめぇ!なにしやがる!女だからって舐めてっといた痛い目みるぞ!」
>彼の怒りは有頂天、怒髪天を衝く勢いである、犯人と思わしき白黒の魔法使いをキッと睨む
「きゃ――――!!エンドウ君、服!服!!服!!!」
致命傷は避けられたものの、エンドウの服も全く無傷というわけには行かなかったようだ。
まして今のエンドウは、リリィが羨望するほどの巨乳なのだ。

>27
死にたくないから、死なないようにがんばってるだけです(キリッ

>32
>「わしらは韋駄天の兄貴とボディビル大会に出場するために地上に降りてきた」
>「……また随分と奇天烈で傍迷惑な天使もいたものね。
> それで、ボディビル大会とやらは人様の部屋を荒らすのが評価対象になるのかしら……!」
「あうぅ、で、では、そのイダテンの兄貴さんはどちらに?
 もしかしてはぐれちゃって、こんな場所に迷い込んじゃったんですか?」
リリィは管理人の剣幕にびくびくしながら、ガチムチ天使に声をかけた。

41 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/13(月) 16:07:07 0
耳が痛くなるほどの大声量と共に現れた巨躯の男性。
最悪な状況にも怖気づくどころか、興奮した様子で男は質問をしてきた。
「……後にしなさい」
しかし管理者は怒り心頭の為、ブレの質問には答えなかった。
「ブ、ブレ先生、あれ見て、あれ」
リリィは、管理人が対峙している白黒少女を指差した。
「ブレ先生、今までどちらに?途中でロック先生をすれ違いませんでしたか?
 あ、ロック先生ですけど、禁断の間に居たオーク達のことを報告に、学園長室へ行かれたんです」

阿鼻叫喚の中、ブレの背後から現れた使い魔らしき者。
本人いわく、悪魔らしい。
「えっ、フリード君にブレ先生、今の話、どういうことだと思われますか?
 マジンさんって名前の人が、外の世界の図書館荒らした人を探してるって事ですよね?
 やだ、今の使い魔の口ぶりだと、まるで私達が犯人みたいな口ぶりじゃありませんか?!」
リリィは使い魔に向かって叫んだ。
「ちょっといい悪魔さん、図書館荒らしたのは私達じゃないわよ!
 そとの怖い人・・・・あ、魔人だっけ?とにかくそう伝えて!八つ裂きなんて嫌だよ――――!!」
確かに主犯はオーク達とアドラスなのだが、身を守るためとはいえ、リリィ達も派手に暴れたのだ。
(マリアにいたっては、嬉々として延焼させていた)
全くの無関係です、としらばっくれるのは難しいかもしれない。

>……白黒は最後通牒を無視し、先手必勝とばかりに攻撃を仕掛けてきた。
怒りを抑えに抑えてきた管理者だったが、この暴挙についに―――――立ち上がった!

>「炎蛇乱舞!!」
>そこかしこに大量の魔法陣が現れ、そこから炎の蛇が勢いよく飛び出し、白黒の魔女に殺到していく
>「燃えろ燃えろ!燃えてしまえ!!」
「やめてエンドウ君、あなたの服のライフはとっくに0よ!!」

だが天井に向けた指先数p上に、黒い球体が現れたかと思うと全ての炎が球体に吸い込まれていく。
>そして、炎を吸い尽くした黒い球体から何かが出てき始めた。
>黒い球体から飛び出してきたものは……巨大な斧だった!
>ブレよりも大きいその斧を棒切れの様に片手で振り回し、叫んだ。
>「今死ねぇ! すぐ死ねぇ! 骨まで砕けろォ!」
管理者の声が突然野太くなり、無詠唱で風と雷の高位魔法らしきものを発動した!
「な、何?何なのこれ??」
>「生かして帰さんんんッッ!! ……貴様の死に場所はァ……ここだぁぁぁぁッ!!!!!」
>管理者は斧頭を白黒に向け、そこから極太の光線を放った!
リリィが隠れている棺桶の前に、巨大な障壁が現れる。

42 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/13(月) 16:08:51 0
>怒りが頂点に達した管理人の様子を見て、マリアは使役する天使に指示を出す。
>禿マッチョの天使は怒り狂った炎道を羽交い締めにし、引きずって連れ戻そうとしはじめた。
「ぎゃ――――!!天使様が分裂した?!っていうかエンドウ君貞操のぴーんち?!」
などと叫んでいると、マリアが手招きしている。
「メイドさんの障壁がある今のうちね、フリード君、行こう!」
リリィは管理人を刺激しないよう、こそこそとマリアの元へ移動した。

>「あの管理人は怒りに我を忘れているようだから、今のうちに私たちは引き上げましょう。(略)」
「そ、そだね・・・・・・・でもねマリアちゃん、ブレ先生も私も、管理人さんの用事がまだ・・・・・・・。
 あ、いや何でも無いです」
マリアの強い視線に晒され、リリィは沈黙した。

>「ねえ。私たち、お邪魔にならないようにそろそろ帰りたいの。
> 帰り道は来た道を戻れば良いのかしら」
「さっきの道は閂かかってたよ?それに、図書館には魔人さんが待ち構えてるって・・・・・・・」

そんな相談をしているうちに、管理人と侵入者の決着がついたようだ。

>どこからか現れた緑色の肌のマントを着た男が、気絶した魔理沙のドロワーズを剥ぎ取ろうとした。
「い、いけませーん!!」
目にも止まらぬ早業で、リリィは緑色のマントの男に分厚い本を投げつけた!
「敗者にも尊厳を!!」補正により、投げた本はマントの男にクリティカルヒットする。
残念、ドロワーズゲットはまたの機会に!

「でも、外の魔人さんにこの白黒少女引き渡したら、八つ裂きにされちゃうんでしょう?
 外の図書館を壊したのは、オーク達でこの子じゃないよ。
 いくら侵入者とはいえ、やってないことで裁かれていい理由は無いと思うんだ」
リリィは考え込んだ。
「外の図書館で起こったことを、魔人さんに話せばわかってもらえるかなぁ?
 もしそうなら、私、説得してくる!」
だがもし本当に説得するとしたら、年長者か肩書きのある人間のほうが向いているかもしれない。

43 :フリードリッヒ ◆cOOmSNbyw6 :2010/12/13(月) 17:21:02 P
>26-42
>「ああ、借り物の服なのに・・・・・・・。あれ?そう言えば、氷って炎に弱いんじゃない?
 この棺桶、分厚いけど溶けたりしないのかな?」
「それでも木で出来た本棚を盾にするよりはましなはずですよ
 っていうか燃えやすい本のある場所で炎を使う非常識が多すぎます!
 氷の術で濡れた本は乾かせばある程度読めますけど
 火を使ったら全部消し炭ですよ!常識を疑います!!」
と普段は非常識極まりない行動をとっているフリードは
自分のことを棚に上げ激昂した

>「見て!いつの間にかフリージアさんが巨大化してる!
 フリード君、お姉さんが炎浴びてるよ!何でそんな落ち着いてるの、死んじゃうよ!!」
「よく見てくださいよリリィさん!あれは氷で創られた操り人形です!!
 雪の結晶で創られたチェーンで操られる人形ですよ!!」

突然現れたメイドじゃない悪魔彼曰く主人が図書館荒らしの犯人を探しているらしい
>「えっ、フリード君にブレ先生、今の話、どういうことだと思われますか?
 マジンさんって名前の人が、外の世界の図書館荒らした人を探してるって事ですよね?
 やだ、今の使い魔の口ぶりだと、まるで私達が犯人みたいな口ぶりじゃありませんか?!」
「図書館を荒らしたのはあくまでオーガとアドレス………もといアドラスです!
 僕の知ったこっちゃないですよ!!」
>「ちょっといい悪魔さん、図書館荒らしたのは私達じゃないわよ!
 そとの怖い人・・・・あ、魔人だっけ?とにかくそう伝えて!八つ裂きなんて嫌だよ――――!!」

>「メイドさんの障壁がある今のうちね、フリード君、行こう!」
「そうですねキノコが全部焼きキノコになる前に脱出をしましょう」

火事場泥棒が気絶した白黒の魔法使いのパンツを盗もうとしている
>「い、いけませーん!!」
それを本を頬り投げて止めるリリィ
「わお!ナイスコントロール!!まあ盗人から物を盗んだって特に問題ないような気もしますけどね
 盗賊団のアジトからお宝を奪う冒険者的に考えて」
冒険者的に考えずもう少し常識的に考えて欲しい
たとえ相手が泥棒だろうが盗んでしまえば同じ穴のムジナである

>「警察機構に引き渡すべきですわ!きっと謝礼金も貰えるはずですわ!!」
とフリージアさんは主張する

たとえ見た目が美少女でも犯罪者は犯罪者である
ジャイアンは小学生だから許されているが大人が同じことをすれば逮捕されるのと同じである
「にゃあご」(どう見ても未成年だから補導じゃね?)

>「外の図書館で起こったことを、魔人さんに話せばわかってもらえるかなぁ?
 もしそうなら、私、説得してくる!」
いくら犯罪者でも窃盗で死刑はかわいそうだと言い
魔神なる人物を説得しようとするリリィ
「こういう時は大人の人のほうが向いていると思います
 ここにいる大人…………レイブンさんかブレさんの二択になりますが」
「にゃあお」(片方は霊体で片方はオカマじゃん)
まともな常識的な大人が居ないことに絶望する一人と1匹
他に大人といえるアドンとサムソンに常識はあるはずもなく……………
マッチョの天使は今生まれたばかりである
「積んだ」
とフリードは一言漏らすのであった



44 :フリードリッヒ ◆cOOmSNbyw6 :2010/12/13(月) 17:31:34 P
「炎道さん!元に戻る薬ができるらしいですよ!だからもうしばらく待っててください」
カクカクシカジカと今までの出来事を炎道に伝えるフリード
「作る人は10歳未満大好きのショタコンでロリコンですが今までの経験上変態ほど能力は高いからある意味安心です」
むしろ能力が高いから変態でも許されているのだろうか?

>「え?服がないですって?服がないなら魔法で作ればいいじゃないの?」
服が全焼して全裸の炎道にそう話しかけるフリージア
まるでパンが無ければお菓子を食べれば良い理論である
だが彼女の創りだす服は当然色のついた氷製なので冷たい
故に避けたほうが無難であろう
「うなぁ」(男に戻ったとき女の服のままなんですねオチは見えたよ)



45 :ハイド ◇eUE3h5.Nxs:2010/12/13(月) 20:21:26 0
> ハイドが図書館に入り、机に座った途端十歩分くらいの距離にメイドが現れる。
> 周囲を見渡すと、同じ顔、同じ格好をした魔族がせっせと片付けや清掃を行っているのが分かるだろう。
周囲に現れたメイド魔族を一通り見回した後、背中に背負った剣をくるくると回し始める。
別に深い意味はない。単に手持ち無沙汰で手遊びがしたくなっただけである。
もしメイド魔族達が暴れでもしていたら剣を振るう事になっていたがメイド魔族達は片付けをしているだけ。
人に仇なす所か人の役に立っている魔族、斬る理由がないのだ。
> 「お客様、お座りになられるのでしたら椅子をご利用下さい。
>  机は物を乗せる道具であり、人が座る物ではありません」
自分の少し先に立っているメイド魔族に注意される。それを聞いて気を悪くするでも無く
「Sorry…何せ育ちが良くないもんでね。素行の悪さは折り紙付きなんだ、勘弁してくれ。
それとも母親の代わりに君がおしりぺんぺんのお仕置きでもしてくれるのか?」
改めて椅子に座り直し、これでいいのか、と言わんばかりに苦笑してみせる
> 「……失礼いたします」
> 違和感の正体を確かめる為に、メイドは一歩ずつハイドに近づいていく。
一歩づつ近付いてくるメイドに対してハイドはニヤリと笑い、立ち上がる。
そして自身もメイドへ近付いていく。
やがて、二人の距離が縮まると
「sweet…(良いね…)元は悪くない。洒落っ気を出して、後数年すればいい女になる。」
なにを勘違いしたのかメイドの顎を軽く上げて自分の方へ向かせ、値踏みを始めた。
「ん?違ったか?お嬢ちゃんがこっちを見て近付いて来たから
てっきり、愛の告白でもしてくれるのかと思ってたんだがな」
不敵に笑うハイドの顔。メイド魔族はきっと自分の故郷、魔界において人を愛した有力な悪魔の面影を見るだろう
強大な魔力と魔剣を巧みに操り、幾度と無く邪悪な悪魔による人間界侵攻を阻んだ魔剣士の面影を。
「悪いが告白なら他のに当たってくれ、あぁ、あんたが悪いとかじゃない。単に好みの問題だ。
俺はセクシーでグッとくる女性が好みなんだ。」
> そして、管理者の理性が吹っ飛んだ事で結界に綻びができ、それが『表の大図書館』にも
> 影響を与え始めた……具体的には、書物が勝手に吹っ飛んだり椅子や机が引っくり返ったり―――。
メイド魔族に向かって吹っ飛んでくる書物を掴み取る男
「サービスがいいな。暇を持て余してる客に本をプレゼントってか。
Good…(良いね…)気に入ったの。」
自分の目的以外には全く興味の無い男はひっくり返った椅子と机を元に戻し本を読み始める

46 :◇70VgGM3HY6:2010/12/14(火) 07:46:56 0
>36-45
>白黒は残り4枚のスペルカードを使う間もなく、気絶してしまった
完全な全力ではないものの、殺傷力の高い攻撃を複数放ったにも拘らず
白黒の泥棒は消し炭になるでもなく、吹っ飛ばされ気絶していた。
そんな死に体の白黒にトドメを刺すべく、管理者は倒れた白黒に近づいていくが……
血を吐いて倒れている白黒の目の前で動きを止めた。

      『パチュリー、悪いが、死ぬまで借りていくぜ』       

さっき、白黒は自分の事を“パチュリー”……七曜の魔女の名で呼んだ事を―――。
どう見ても10代半ばの小娘が何故七曜の魔女の名を知っていたのか……
しかも先ほどの態度から、かなり親しい(一方的に馴れ馴れしいだけ?)間柄と推察できる。
そう思い至った管理者は、体から雲の様な物を噴き出すと一同を振り返った。
表情はすっかり元に戻っており、怒りは収まったのだと一目で分かる。
「……我ながら、随分派手にやらかしたわね。
 お客人方、ごめんなさいね。ゴタゴタはたった今片付いたわ。
 ……まぁ、無事で済まなかった人も少数いるみたいだけれど」

そう、服が完全に燃えてなくなってしまった炎道と大暴れの余波で
吹っ飛ばされ白黒と同じように気絶してしまったチルノの事である。
「そちらの……お嬢さん?お兄さん?には替えの服をお貸しするわ。
 そんな姿で外を歩くわけにもいかないでしょうしね。そっちの妖精と……
 この白黒は気がつくまでこちらで預かるわ。
 ……この二人、同じ様な符術を使っていた。しかもこのおチビちゃん、
 どうやらこの白黒の事を知ってるみたいだし、話を聞いてみたくなったのよ」
求められる前に説明をする管理者の様子は、最初の時と違って妙に活き活きしていた。
運動が心身を活性化したのだろうか? だとしたら、いやに物騒な運動である。


>「本を持ってきてくれたことにはお礼を言うわ。 ありがとう。(中略)
> 私こう見えても、普通の常識人なの」
>「ええ。 かまわないわ。(中略)
> 願いを聞き入れてくれたことに感謝します」
「礼を言われるような事かしらね。まぁいいわ、どういたしまして」
管理者は雲の様な物を千切って口の中に運ぶ。
綿菓子の様で美味しそうに映るかも知れないが、そんな和やかな代物ではない。
なお、マリアに礼を言われた子供メイドはせっせと管理者の机を直している。
んがしかし、同じ位の年齢の子供メイドばっかり集まっていて見分けが付かなくなっていた。

>「ねえ。私たち、お邪魔にならないようにそろそろ帰りたいの。
> 帰り道は来た道を戻れば良いのかしら」
管理者の怒りの大嵐も収まり、散らかった図書館の修繕に奔走しているメイド長だったが、
マリアの申し出に律儀に立ち止まり、全身で向き直って
「こちらでの騒動の余波で、表側にも多少の影響が出ている模様でして。
 ご主人様が表側の様子をご覧に行かれるとの事ですので、準備が終わるまで少々お待ち下さい」
そう言ってメイド長は再び図書館内を駆けずり回るお仕事に戻っていった。 


47 :◇70VgGM3HY6:2010/12/14(火) 07:48:05 0
>「外の図書館で起こったことを、魔人さんに話せばわかってもらえるかなぁ?
> もしそうなら、私、説得してくる!」
>「こういう時は大人の人のほうが向いていると思います
> ここにいる大人…………レイブンさんかブレさんの二択になりますが」
そんな事を話していると、準備が終わったのか管理者が近づいてきた。
「私が話をつけましょう。大図書館内で起きた事に対する責任と言うのもあるもの。
 まぁ私は公式に任命された管理者ではないけれど、曲がりなりにも管理をしている。
 慈善事業であっても責任は発生するし、義務だってあるのだから。
 ……それに、さっきの餓鬼が言っていた“魔人”に心当たりもある事だしね」
そう言って管理者は戦闘服を脱ぎ、メイド長はそんな管理者に服を差し出した、が
「……誰か、これを『着て欲しい』人はいるかしら?」
管理者が手に取ったのは……『首』にはめる輪っかが5つ。
それは着るじゃなくて身につけるが正解なのだが……『着る』と言った以上は
今までの流れから察するに、マッパ+輪っかなのだろう。

「いい加減にしなさい。もう羞恥に耐える訓練は終わり。
 ……まったく、お前の脚本は年中むきゅーでドギツい桃色ね。勘弁して欲しいわ。
 制服あるでしょ、入学した時に支給されたの。早く持って来なさい」
チッ、とやさぐれた顔で露骨に舌打ちしたメイド長は、どこからか学園生徒用の
制服を取り出した。メイド長の豹変を華麗にスルーし、制服をふんだくって袖を通す管理者。
さっきまで大人っぽかったのに、制服を着たら何故か子供っぽく見える!ふしぎ!ついでにメガネ装備!
「待たせてしまったわね。では行きましょう」
そう言って閂の掛かっていない別の扉を開け、一同と共に学園図書館に向かうのだった。
なお、炎道がメイド長から渡された服はメイド長の替えのメイド服だった……
しかも炎道のサイズに直してあるわけじゃないから、あちこちがキツかったりする。
具体的には胸とか胸とか尻とか特に胸とか(ry ついでに借りた下着もかなりキワどい……
人格は男のままの炎道にとって、これは相当ハードルが高いだろう。


             ―――道すがら―――


先導する管理者だったが、何かを思い出したように声を掛けてきた。
「ああそうそう、今の内に未処理だった案件を片付けてしまいましょうか。
 えーと、まずは保険医の閲覧記録だったかしら?
 それは表側の管理を委任してあるメイドに聞けばすぐに見せてくれるわ」
そのメイドが今何をしているのか、管理者は知らない。
知っていたらもうちょっと動揺らしき物が見て取れただろうが……

「……『禁書の間』を焼き払った賊がいるですって?
 はぁ……これだから物の価値の分からない脳筋は嫌いなのよね。
 後片付けは私達の仕事だけれど、怨霊退治は貴方達がやりなさい。
 ……貴方達がやらなければいけない事、そうでしょ?」
結局、怨霊退治は自分達でやらなければいけなくなってしまった。
管理者側からの助力は期待できそうも無い。

「まぁ、あそこの禁書の大半は写本と摩り替えておいたから問題ないわ。
 事が済み次第修繕を行って、元の姿にしておくわ。あそこでゴタゴタがあった事が、
 いたずらに生徒や教師の間に広がるのはベッドフォードにとっても好ましい事じゃないでしょうし。
 そうでしょう、ブレ・カブル先生?」
最後に回されていた案件に取り掛かるついでとばかりにブレをフルネームで呼ぶ管理者。
じっと見つめるその瞳は全てを見透かそうとしている様だったが、数瞬して管理者は前に向き直る。

「『創聖の書』……久しぶりに聞いたわね、その単語。
 人はいつまで、『ありもしないもの』を追い求めるのかしら。
 結論から言うと、そんな気の利いた物はないわよ。少なくとも、この世界にはね。
 ああ、でも遺物と言えば『禁書の間』に一つあったわね。
 でもあっても仕方ないものだわ。それを使える者がいないのだもの」
管理者の口から語られたのは、ブレが期待した手掛かりとは真逆の物だった。
膨大な大図書館を管理している者が『ない』と言っているのだ、本当に無いのだろう。 

48 :◇70VgGM3HY6:2010/12/14(火) 08:15:41 0
            ――――― 一方その頃 ―――――

>「sweet…(良いね…)元は悪くない。洒落っ気を出して、後数年すればいい女になる。」
>なにを勘違いしたのかメイドの顎を軽く上げて自分の方へ向かせ、値踏みを始めた。
「……」
メイドはポーッとハイドの顔を見つめている。
互いに自覚の無い事だが、メイドの種族はより力の強い種に惹き付けられる特性があるのだ。
そして、恋という物を知らないメイドは、自身に起きた変化の正体に気付けずにいた。

>「ん?違ったか?お嬢ちゃんがこっちを見て近付いて来たから
> てっきり、愛の告白でもしてくれるのかと思ってたんだがな」
スッ、と半歩分離れたハイドのセリフを聞いたメイドはコホンと咳払いをし
「……お戯れを。初めていらっしゃったお客様に対して
 その様に無節操で破廉恥な事はいたしません」
強がるメイドだったが、頬を朱に染めていては説得力に欠けると言うものだ。
「しかし……やはりお客様は……」
メイドはあえてその先を言わない。壁に耳あり障子に目ありと言う東方の格言を
知っているメイドは、本当に重要な事を迂闊に口にしない様にしているのだ。

飛んできた本を読み始めたハイドに恭しくお辞儀をし、メイドは片付けに加わった。
そうして数分後、ハイドの目の前の本棚に突如扉が現れそこから多数の人間が出てくる。
扉から出てきた一行こそ、ハイドの目的そのものだろう。 


49 :ヘルミーネ ◆kUnRad7n/s :2010/12/15(水) 02:37:20 0
考え事をやめると、目の前に橙髪の女の子が立っていました。頭の底が白くなりました。
とっさに避けた私は、建物の壁面に激突しました。痛かったです。
でも、割れる眼鏡、もうないし。
「ご、ごめんなさい!」
ぶつかりかけた女の子に2、3回頭を下げると、私は足早にその場を立ち去りました。

>34-35 >46-48
>一方、メイド長以下メイド魔族たちは必死に書物や物品、客人への被害が出ない様に
>障壁を張り、壊されればまた張り、他にも書物を逃がしたりなどと涙ぐましい努力を続けていた。
>……理性を取り戻した管理者が自身の暴走っぷりに凹むのを予想しながら―――。
>そして、管理者の理性が吹っ飛んだ事で結界に綻びができ、それが『表の大図書館』にも
>影響を与え始めた……具体的には、書物が勝手に吹っ飛んだり椅子や机が引っくり返ったり―――。

再び図書館に入ると、職員さんとおぼしき方々が片付けに追われていました。
心中でごめんなさいと謝っておきます。やっぱり止めるべきだったよね。
でも、こんなに散らかしたかな――

そのまましばらく歩いていると、大きな揺れがあたりを襲った…ように感じました。
「…く!」
平衡感覚に違和感を感じバランスを崩した私は、なんとか壁にすがりつきました。
然れども床は微動だにしていません。動いているのはその上にある物のみ。
被害の出なさそうなルートに見当を付け、先に進むことにしました。
なんでこんなに必死なんだろう。

>45 >48
>「ん?違ったか?お嬢ちゃんがこっちを見て近付いて来たから
>てっきり、愛の告白でもしてくれるのかと思ってたんだがな」
>「……お戯れを。初めていらっしゃったお客様に対して
> その様に無節操で破廉恥な事はいたしません」

「聞こえて」しまいましたの。別に聞き耳を立てていたわけではなくってよ。
人に聞かれるようなところで破廉恥な言葉を交わすリアンジュー帝国人が悪いのですわ。
高士・許由に倣って耳を洗いたいところですけれども、今は他にやることがあるのだわ。
心情的には気持ちを固めたつもりでも、実際の私の歩調は確かに乱されているのでした。

50 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/15(水) 18:51:42 0
>>34
>「レシピは間違ってないし、ちゃんと薬が出来上がるから心配しなくてもいいわよ。
 まぁ、無理も無いわ。この“三千世界薬物大全”を著したの、天使らしいもの。
 裏付けとしては、原本は全ての文字に最高位の天使しか知らないセラフ言語が使われてる。
 文字として表わせるとは思ってなかったから、解読に時間が掛かったわ」
「天使が書いた本…ですか…どうりで…。成程、まさに神への挑戦って訳ですね…」
テレポートして安全圏に避難していた青葉は、管理者の言葉でかなりのやる気を出していた
>>39
何者かが白黒魔法使いのドロワーズを盗んでいる。ちなみにドロワーズとは、幼女に似合う下着のことである
「うわー…変態ですね。…といっても僕に何か出来ると言うわけでもありませんが…」
無視を決め込むことにした
>>43>>44
>「わお!ナイスコントロール!!まあ盗人から物を盗んだって特に問題ないような気もしますけどね
 盗賊団のアジトからお宝を奪う冒険者的に考えて」
「いや問題ありますよ、法律的に考えて…」
とテレポートでいきなり現れツッコミを入れる
>「積んだ」
なにやらフリード達はまともな大人を探しているようだった
「いや、そうでもありませんよ…。ここにまともな人が居るのなら、ね
 はい、『アダルティー』。これは飲んだ人を一時的に大人の体と精神に変える薬です。
お茶の味なので飲みやすいですよ。(※ただし緑茶)これをまともな人に飲ませれば万事解決です!」
こいつの何でも薬で解決しようとする性格は直らないのだろうか
>「作る人は10歳未満大好きのショタコンでロリコンですが今までの経験上変態ほど能力は高いからある意味安心です」
「ちょっと待ってくださいフリードさん! それじゃあまるでロリコンでショタコンが変態みたいじゃないですか!」
え、そうなんじゃないの?






51 :フリードリッヒ ◆cOOmSNbyw6 :2010/12/18(土) 08:58:16 P
>45−50
>「ちょっと待ってくださいフリードさん! それじゃあまるでロリコンでショタコンが変態みたいじゃないですか!」
「明らかに変態そのものじゃありませんかぁ!もうパンツは盗まれたくないんですよ僕は!!」
どうやら盗まれた過去があるようである

「さて大人に変身するのは魔法少女の役目だと昔から言われています
 というわけでリリィさんよろしくお願い致します」
深々と頭を下げリリィに頼み込むフリード
錬金術師や聖職者や霊媒や元男ではない純粋な魔法少女はリリィだけである
そう判断したのであろう

「ちょっと!フリードちゃん私はどうですの!?」
そうのたまうフリージアさん
だが彼女は格闘系魔法少女であり純粋とは言いがたい
そもそもジルベリア人である限り常識的な判断はできないであろう
「なんとなく姉さんがオトナになったらバッボイバッボイ言い出しそうなんで却下です」
そう言って切って捨てるフリード
彼にとって身内と小動物は異性に入らないのだろうか?まさに外道である

>「私が話をつけましょう。大図書館内で起きた事に対する責任と言うのもあるもの。
 まぁ私は公式に任命された管理者ではないけれど、曲がりなりにも管理をしている。
 慈善事業であっても責任は発生するし、義務だってあるのだから。
 ……それに、さっきの餓鬼が言っていた“魔人”に心当たりもある事だしね」
どうやら誰もメル○ちゃんをやらないで済むようである

>「……誰か、これを『着て欲しい』人はいるかしら?」
何故か首輪を渡される管理者
「グレンに付けるので一つください」
「うなぁお」(え?でか過ぎね?鈴もついてないしダサいよ)
猫の美的感覚は人間とは違うようである

ゴゴゴゴゴゴゴ………
と無駄に重厚な音を立て開くドア
扉の前にいたのは一人の男

「え〜とダン○さんですっけ?……いえなんでもありません」
その姿を見てメタ発言をしそうになり止めるフリード
誰しもが思っても言ってはいけない事はあるのである
「駄目ですわよフリードちゃん!それは私のことをルル○モドキとか
 ナ○ガモドキとか言うのと同じことですのよ」
元ネタが一種類だけと誰が決めた
「なぁご」(フィー坊がヒョウ○モドキなのと同じだよね)
「担任のクリスタル先生!使い魔が僕をいじめます!!」
そんな人はここにはいない


52 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/18(土) 19:10:23 0
(本スレに書き込んでごめん。通常のブラウザが瀕死状態で、ほとんど見ることが出来ません。
年末あたりまでには復旧できると思うのですが、何か急ぎで用事があるときには、
なりきりネタ板総合避難所
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1240221186/
こちらにも書き込んでもらえると助かります。勝手言ってごめんねごめんね。

規制の人乙です!
マリアさん、ブレさん、レスのこと了解です!
そして私は明日レスします。
あとフリード君、いつもありがとね)

53 :名無しになりきれ:2010/12/19(日) 04:04:53 0
炎道勇気は驚愕していた。怒りも一瞬で吹っ飛ぶぐらいには
自分が放った渾身の一撃を苦もなく、そうまるで朝目覚めて、顔を洗うようになんなく消し去ってしまったのだ
「なん…だと…」
炎を吸収した黒い球状のなにかから、飛び出して来たのは巨大な戦斧が飛び出す
それを細身の体で軽々と振り回す、そのアンバランスさが異様な威圧感を出し、勇気の背中に嫌な汗が伝う
『勝てねぇな……」
全細胞が警鐘を鳴らし、逃げろと叫んでいた
>「今死ねぇ! すぐ死ねぇ! 骨まで砕けろォ!」
その咆哮とともに雷と風の高位呪文を放つ、その轟音で声はかき消されてしまう
さらに追い打ちをかける極太の閃光に勇気はただ固まるしかなかった
>禿マッチョの天使は怒り狂った炎道を羽交い締めにし、引きずって連れ戻そうとしはじめた。
その指令を出したマリアの方は、手招きするなり服を引っ張るなりして仲間を一カ所に集めている。
「あの管理人は怒りに我を忘れているようだから、今のうちに私たちは引き上げましょう。
 これ以上面倒ごとになんて巻き込まれたくないもの。
 お礼は次に会った時でいいわ」
マリアの提案に炎道は胸をプルンプルンさせて同意した
もちろん服は焼けて素肌の多くが露出している、多くの物はその美しい体に目を奪われるだろう
本人は全く気にしていない様子
>「炎道さん!元に戻る薬ができるらしいですよ!だからもうしばらく待っててください」
カクカクシカジカと今までの出来事を炎道に伝えるフリード
「作る人は10歳未満大好きのショタコンでロリコンですが今までの経験上変態ほど能力は高いからある意味安心です」
むしろ能力が高いから変態でも許されているのだろうか?
「なるほどな、薬で戻すんだな。この姿になれて来たとこなんだけどな。やっぱり、元の姿が一番だな。
ありがとな、青葉草介!!ロリショタなら、大丈夫だな。俺とは趣味が正反対だ」
二カッと男前笑顔とサムズアップで感謝の気持ちを伝える
>「え?服がないですって?服がないなら魔法で作ればいいじゃないの?」
服が全焼して全裸の炎道にそう話しかけるフリージア
まるでパンが無ければお菓子を食べれば良い理論である
だが彼女の創りだす服は当然色のついた氷製なので冷たい
故に避けたほうが無難であろう
「うなぁ」(男に戻ったとき女の服のままなんですねオチは見えたよ)
「フリードの姉ちゃんのフリージアさんだったか?気持ちはありがてぇが、炎の魔法武士に氷は似合わねぇよ」
高笑いとともにそう答える、このすぐ後にこの発言に対して多いに後悔することになる
その後一行は管理者の案内で図書館に返ることになった
さあ、帰ろうといったところで炎道はメイド長に呼び止められた。
彼女の手には一着の服その手に持っていた
>炎道がメイド長から渡された服はメイド長の替えのメイド服だった……
しかも炎道のサイズに直してあるわけじゃないから、あちこちがキツかったりする。
具体的には胸とか胸とか尻とか特に胸とか(ry ついでに借りた下着もかなりキワどい……
人格は男のままの炎道にとって、これは相当ハードルが高いだろう。
「え、あ、う、い、お……これを俺が?」
手渡された勇気は明らかに狼狽していた
「このヒラヒラでフリフリした服を俺に着ろと?この際どい紐みたいな下着を?この炎の魔法武士である俺が?」
今日は炎の魔法武士押しである
「そうだ!フリージアさん!っ……」
彼女に助けを求めようとしたが、言葉を詰まらせた
武士に二言はない
誰に文句を言われたわけではないが、武士のプライドがそれ以上の言葉を口から出そうとはしなかった
勇気は恥を忍んで、それに袖を通した
胸と尻がキツく感じる、ふわふわしたスカートと風通しのいい下着で下半身が、妙にスースーする
「胸がやっぱり、苦しいな。ケツもキツいし全く散々だぜ。それにスカートの着心地も最悪だぜ!!」
不平をブーブーと漏らしながら、しぶしぶとその格好に甘んじていた

54 :マリア ◇sto7CTKDkA:2010/12/19(日) 06:48:43 0

>38-53
>「さっきの道は閂かかってたよ?それに、図書館には魔人さんが待ち構えてるって・・・・・・・」
>「こちらでの騒動の余波で、表側にも多少の影響が出ている模様でして。
> ご主人様が表側の様子をご覧に行かれるとの事ですので、準備が終わるまで少々お待ち下さい」
「そう…それじゃあ、もうしばらく待たせてもらうわね」
一応付きとはいえ招かれてこの場所に入った身としては、待てと言われては待つしかない。

>「い、いけませーん!!」
場所的な問題だろうか。
マリアも見たことのない緑色の肌の生物が現れ、白黒の服を着た盗人から下着を盗もうとした。
しかしその行動は成功することなく、緑色の生物はリリィの投げた本の直撃を受けて撃退される。
>「わお!ナイスコントロール!!まあ盗人から物を盗んだって特に問題ないような気もしますけどね
> 盗賊団のアジトからお宝を奪う冒険者的に考えて」
>「警察機構に引き渡すべきですわ!きっと謝礼金も貰えるはずですわ!!」
>「いや問題ありますよ、法律的に考えて…」
「盗ん だお宝はきちんと返さないと、新しい盗賊団呼ばわりされるだけよ」
マリアはフリードの問題発言に皆と一緒にツッコミを入れ、それと共に近くの本棚から一冊本を抜き出した。
目に入った中で一番堅そうな本を。だ。

>「でも、外の魔人さんにこの白黒少女引き渡したら、八つ裂きにされちゃうんでしょう?
> 外の図書館を壊したのは、オーク達でこの子じゃないよ。
> いくら侵入者とはいえ、やってないことで裁かれていい理由は無いと思うんだ」
「正直似たようなものだから別にいいんじゃないかしら。
 罪状が窃盗から器物破損に変わるだけだし。
 しっかり罪の償いをして更生すればいいと思うの」
マリアとしては常識的な発言をしたつもりだが、リリィはまだ納得しかねるようだった。
>「外の図書館で起こったことを、魔人さんに話せばわかってもらえるかなぁ?
> もしそうなら、私、説得してくる!」
>「こういう時は大人の人のほうが向いていると思います(後略)
> はい、『アダルティー』。これは飲んだ人を一時的に大人の体と精神に変える薬です。
> 「さて大人に変身するのは魔法少女の役目だと昔から言われています
>  というわけでリリィさんよろしくお願い致します」
「そういうことなら、リリィにコレを飲んでもらいましょう。
 それから、武器も渡しておくわね。」
怪しい薬ならぬ怪しいお茶と一緒に、リリィの前に堅くて重そうな本が差し出される。
「身も守る物も必要だから。 投げてよし、殴ってよしのこの本を護身用に持っておいた方がいいと思うの」

>「私が話をつけましょう。大図書館内で起きた事に対する責任と言うのもあるもの。(中略)
> ……それに、さっきの餓鬼が言っていた“魔人”に心当たりもある事だしね」
”魔人”に心当たりがあるのはマリアも同じだ。
自分がお茶を飲むのではなくリリィに飲ませようとしたのはそのためだ。
ただ、魔人がこの島に来る理由がわからない。 見当もつかない。
黙ったままで、マリアは首を何度か傾げて考え込む。

>「……誰か、これを『着て欲しい』人はいるかしら?」
「首を伸ばす趣味でもあるの?」
それが着るものだとは、マリアには理解不能な趣味である。
さすがに管理人もこれはないと思ったか、別の服を持ってくるよう指示を出す。
>「待たせてしまったわね。では行きましょう」
今回はまともな服と言えるものだった。
もっとも首輪と比べれば、どんな服でもまともに見えるに違いない。
炎道のハードル高めの服でも、まともに見えるくらいには。
>「え、あ、う、い、お……これを俺が?」
「無いよりマシだなんて、昔の人も良いこと言うわよね」
人事のような口調で、マリアはそう感想を言った。


55 :マリア ◇sto7CTKDkA:2010/12/19(日) 06:52:12 0

新たな扉をくぐり元の図書館に戻る途中、管理人は時間を利用して話をまとめている。
>「……『禁書の間』を焼き払った賊がいるですって?(中略)
> ……貴方達がやらなければいけない事、そうでしょ?」
「大丈夫よ。 こちらには切り札がいるから。 ね?」
他の話題はともかく悪霊退治の話題には反応したマリアは、リリィににこやかに笑いかける。
リリィが切り札と言っているのではなく、狙いは無論クリス囮作戦である。

扉を抜けた先、学園の図書館内には、こちらを待っているお客がいた。
そして、お客はマリアが噂に聞いていた“魔人”と同じ服装と雰囲気をまとっていた。
>「え〜とダン○さんですっけ?……いえなんでもありません」
「はじめまして。 “魔人”の噂は聞いているわ」
数瞬驚いたものの、マリアは笑顔に戻ってあいさつする。
「私はマリア。 “血まみれ修道女”マリアよ。
 魔人はこんな所に何をしに来たのかしら?
 多少おかしな所はあるけれどここは学園。 お勉強する所。
 悪魔泣かせには少し退屈な場所に思えるわ。
  …それから、こちらにいるのはこう見えて、この図書館の管理人なの。
 聞きたいことがあれば何でも教えてくれるそうよ」
疑問をストレートに聞いた後、説得は任せたとばかりに話を管理人に振る。
交渉は嫌いではないが、好きにはなれなかったのだ。
ちなみにハイドを名前で呼ばないのは、単純に名前は知らないだけである。

魔人との会話後、マリアは話があると前置きして今後の行動を皆に提案する。
「これからの事だけど、私に良い考えがあるの。
 私たちがしないといけないのは、キノコ集めと悪霊退治と黒騎士退治。
 黒騎士の方は時間に余裕があるから、先の2つを進めましょう。
 悪霊を退治すれば地下に置いてきた大キノコを持ち出せるから、一挙両得ね。
 早速クリスに囮として働いてもらいましょう。
 悪霊退治はプロの魔人もいることだし。
 あそこにいる先輩も、きっと協力してくれるでしょうし。
 そうですよね? 聞こえてますよね? ヘルミーネ先輩?」
ヘルミーネのいる方向に呼びかけてから、マリアは封印の間の方に歩きだそうとする。

「… 囮にするなら、紐で地下に吊した方が効果的よね。
 ねえ。 誰かクリスを下に下ろせそうな、頑丈な紐は持っていない?」
マリアは本気でクリスを囮にするつもりだ。

56 :炎道勇気 ◆hCjEHNrkek :2010/12/19(日) 06:54:05 0
>>53は俺だ!ミスっちまったぜ

57 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/20(月) 18:11:14 0
>43-55
>「(略)はい、『アダルティー』。これは飲んだ人を一時的に大人の体と精神に変える薬です。
>お茶の味なので飲みやすいですよ。(※ただし緑茶)これをまともな人に飲ませれば万事解決です!」
「おにぃちゃんすごーい!!こんなの初めて見たよ!ねえ、何歳くらい大人になれるの?」
リリィは目をきらきら輝かせている。

>「作る人は10歳未満大好きのショタコンでロリコンですが今までの経験上変態ほど能力は高いからある意味安心です」
ガーン!と激しいショックを受けているリリィ。
「そ、そうだったのね・・・・・・・・これは盲点だったわ。どうしたらいいの?」
>「ちょっと待ってくださいフリードさん! それじゃあまるでロリコンでショタコンが変態みたいじゃないですか!」
>「明らかに変態そのものじゃありませんかぁ!もうパンツは盗まれたくないんですよ僕は!!」
「あっ、パンツね!
 あ、いや、いくら青葉おにぃちゃんでも、本人の目の前から持ち去るのは無理じゃないかなー」
リリィのフォローはどこかずれていた。
だがエンドウは細かいことは全く気にせず、前を隠そうともせずに男前笑顔とサムズアップで感謝の気持ちを伝えた。
「エンドウ君、前!前!!」

さて。青葉が取り出したアダルティーだが、問題は誰が飲むかということだ。
>「さて大人に変身するのは魔法少女の役目だと昔から言われています
> というわけでリリィさんよろしくお願い致します」
「えっ!これ、私が飲んでいいの?でも私なんかじゃなく、フリード君でもいいんじゃない?
 今でもこんなに綺麗なんだかから、成長してもきっとかっこいいよ!背が伸びてるかも確認できるし!」
>「ちょっと!フリードちゃん私はどうですの!?」
>「なんとなく姉さんがオトナになったらバッボイバッボイ言い出しそうなんで却下です」
「バッボイバッボイって何だろ?ジルべりアの方言かな?」
フリードが「ヴ」の発音が苦手なことを思い出し、リリィは勝手に脳内補完した。
>「そういうことなら、リリィにコレを飲んでもらいましょう。
> それから、武器も渡しておくわね。」
>怪しい薬ならぬ怪しいお茶と一緒に、リリィの前に堅くて重そうな本が差し出される。
>「身も守る物も必要だから。 投げてよし、殴ってよしのこの本を護身用に持っておいた方がいいと思うの」
「あ、ありがとー」
リリィは重そうな本を引きつった顔のまま受け取った。

「か、覚悟はできたわ!とにかくいただきまーす!」
「私が話をつけましょう。大図書館内で起きた事に対する責任と言うのもあるもの。 (略)
 ……それに、さっきの餓鬼が言っていた“魔人”に心当たりもある事だしね」
管理人の発言に、盛大に咳き込むリリィ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どうしよう、もう飲んじゃったょ」
軽快なBGM(※空耳)とともに、リリィの体はにょきにょき育っていった。

制服に身を包んだ管理人は、ちょっと若返ったように見えた。
「まともな服だってちゃんとあったんじゃないですか」
ジト目でメイド長を睨むのは、金髪碧眼の20代くらいの女だ。
身長は人並みまで伸びているものの、体つきはほっそりとしていて、一言で言うとボリュームに欠けた。
「どうかしら?本当に、大人らしく見えるかしら?」
リリィは周りに率直な感想を求めたが、反応はさまざまだった。

なんだかなぁと首を振っていると、エンドウが着替えて戻ってきた。
「あら、エンドウ君ったらかわいい」
リリィは頭のてっぺんからつま先までまじまじと見つめた後、
「剣を思いっきり振ったら、ボタン全部飛びそうね。もっと大きめの服に変えてもらえたらよかったのに」
と悪気無く言った。
いくらエンドウが強くても、首輪を着替えと言って憚らない相手に口で勝てるわけが無い。
そして、魔法武士たる彼にも二言は無い・・・・・・・。
後姿に哀愁を感じたが、リリィに何が出来るわけも無かった。
しかし!である。
>「胸がやっぱり、苦しいな。ケツもキツいし全く散々だぜ。それにスカートの着心地も最悪だぜ!!」
「!!!」
リリィのささやかな同情も、これでもかこれでもかぁ!!と見せつけられるプロポーションの前に儚く吹き飛ぶ。
「い、意外と似合ってるかもしれないわ。うん。めったに出来ない体験だもの、色々満喫したら良いと思うのよ」

58 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/20(月) 18:18:35 0
>「待たせてしまったわね。では行きましょう」
そう言って閂の掛かっていない別の扉を開け、一同と共に学園図書館に向かうのだった。
>「ああそうそう、今の内に未処理だった案件を片付けてしまいましょうか。
> えーと、まずは保険医の閲覧記録だったかしら?
> それは表側の管理を委任してあるメイドに聞けばすぐに見せてくれるわ」
「恐縮です。念のため、閲覧記録にある書籍も貸し出していただけたらありがたいのですが」
閲覧記録に禁書が無い限り、リリィは望みどおりの本を手にする機会に恵まれるだろう。

怨霊退治の方はこちらで処理することになったが、ある程度予想が出来たことなので、リリィとしても不満は無かった。
>「大丈夫よ。 こちらには切り札がいるから。 ね?」
「却下よ」
意図を正確に読み取ったリリィは、こちらもにこやかに微笑み返した。
『レイヴンさん、もっといい案はないの?マリアちゃんはとっても『合理的』な子よ。
 このままだとあなただけじゃなく、クーちゃんも悪霊退治の巻き添えを食らうことになるわ』
だが、禁書の間でのトラブルとベッドフォード、ブレとの間に浅からぬ因縁があったことをほのめかされ、表情を改める。
>「『創聖の書』……久しぶりに聞いたわね、その単語。 (略)
> ああ、でも遺物と言えば『禁書の間』に一つあったわね。
> でもあっても仕方ないものだわ。それを使える者がいないのだもの」
「その遺物とやらについて、詳しくお聞かせいただけませんか?
 ここまで巻き込まれた上に禁書の間での悪霊退治をするのですから、多少の予備知識は必要だと思うのですが」
リリィは管理人にそう問うたが、返答にはあまり期待していないようだ。

数々の難関を潜り抜け、無事元の図書館へ戻ることになった一同。
扉の前にいたのは一人の男

>「え〜とダン○さんですっけ?……いえなんでもありません」
「あら、お二人ともこのハンサムな魔人さんとお知り合いなの?」
>「なぁご」(フィー坊がヒョウ○モドキなのと同じだよね)
「あら、お友達が誰に似ていようと、私は気にしないわよ」
それに、勘違いでなければクリスタル先生は講師の身分だった気がする。

>数瞬驚いたものの、マリアは笑顔に戻ってあいさつする。
そして、魔人が学園に何をしに来たのかを質問し、管理人を引き合わせる。
「こちらの管理人さん、今は学生服姿ですが、脱ぐとすごいのですよ」
リリィは大真面目に言い放った。
「初めまして、魔人さん。私は図書館でお世話になっているリリィでございます。
 禁書の間や図書館を荒らしたのは生徒達ではなく、オークとオークを連れこんだ人間です。
 ですから、八つ裂きになるのはオーク達であると確信しています。
 嘘だとお思いなら、学園長か、学園長に報告に行かれたロック先生にご確認ください・
 ・・・・・・・確かに、生徒達も身を守るために魔法を使わざるを得ませんでした。
 ですが、そのあたりはご配慮してくださると信じております」
そういって、リリィは深々と頭を下げた。
ちなみに「図書館でお世話になっている」というのは(今日に限り)事実であるので、嘘はついていない。
リリィの魔人をどう解釈するかは、相手の勝手であるのだから。

>魔人との会話後、マリアは話があると前置きして今後の行動を皆に提案する。
キノコ集めと悪霊退治と黒騎士退治のなかで急ぎである前2つを先に済ませようというものだ。
悪霊退治と地下に置き忘れたキノコ回収に反対する気は無い。そして――――。
>「(略) そうですよね? 聞こえてますよね? ヘルミーネ先輩?」
「だから囮は却下だとあれほど――――え、ヘルミーネさん?!
 いつからそこに?もう、補充する品々はお手元にそろったのですか?」
ヘルミーネの表情に気づいたリリィは、ああ、と微笑んだ。
「いやだ、リリィですよ。ちょっとイメチェンしただけですわ」
10代から20代に成長することを普通はイメチェンとは言わないのだが、
今の姿のリリィが、魔人の目の前で細かい説明が出来るはずも無かった。

59 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/20(月) 18:19:44 0

>「… 囮にするなら、紐で地下に吊した方が効果的よね。
> ねえ。 誰かクリスを下に下ろせそうな、頑丈な紐は持っていない?」
「そのへんになさいな」
手にしていた『武器』で、リリィはぽかりとマリアの頭を小突いた。
「そんなに囮が欲しいのなら、私がなるわ。
 私は直接接触以外の方法では、テレパシーを受信することが出来ない体質なの。
 だからきっと、今のクーちゃんよりは悪霊への耐性もあると思うし。それで問題ないでしょう?」
囮役に採用された場合、リリィはクリスをフリージアに預けることになるだろう。
「・・・・・・・・・紐は無いけど鎖はあるのね・・・・・・」
もちろん、フリージングドールについている鎖のことだ。

【アダルティー服用、金髪碧眼、分厚い本を武器に持つ、ボロボロの服を着た華奢(貧弱)な20代女性姿に変身。
 ハイドに挨拶。図書館関係者のような顔をして、管理人が行った状況説明の補完をする。
 怨霊退治(+少数生き残っているオーク)の囮役を買って出る。
 紐がなくても氷に鎖はあるなとぼんやりと考えている←今ここ】

60 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/20(月) 19:47:31 0
>>51-59
>「明らかに変態そのものじゃありませんかぁ!もうパンツは盗まれたくないんですよ僕は!!」
「ええ!? 盗まれたんですか!? でもこれだけは覚えておいてください。
あなたのパンツを盗んだそれはロリコンでもショタコンでもありません!ただのペドです!
僕たちロリコンが掲げるスローガンはYesロリータNoタッチ! 
幼女とは崇拝すべき存在であり愛すべき存在であり守るべき存在なのです!
幼女を性的な目で見るような奴はただのペドです! 一緒にしないでください!」
ロリコンとは何か、をフリードに説く青葉。いつもとどこか雰囲気が違う
>「ありがとな、青葉草介!!ロリショタなら、大丈夫だな。俺とは趣味が正反対だ。」
「どういたしまして。ところで僕と正反対ということは…炎道さんって熟女好きなんですか?」
素朴な疑問を口にしてみる
>「胸がやっぱり、苦しいな。ケツもキツいし全く散々だぜ。それにスカートの着心地も最悪だぜ!!」
>「!!!」
「やっぱ苦しいのは嫌ですよね、炎道さん。ですがご安心ください!
この『ドロリップ』を嘗めれば一時的に体と精神が10歳程度の子供になります! さ、嘗めましょうね?」


61 :ハイド ◇eUE3h5.Nxs:2010/12/20(月) 23:48:55 0
本を読みつつ出てくるであろう、生徒たちに想いを巡らせる
(どんな奴が出てくるんだろうな…
タフさは勿論、ガッツも十分な奴じゃなきゃ燃えねぇよな……)
ガリガリとテンションを上げるハイド。
しかし、ハイドの予想は裏切られる事になる
>そうして数分後、ハイドの目の前の本棚に突如扉が現れそこから多数の人間が出てくる。
ハイドは唖然としたのちそして愕然とした。
屈強で不良そうな男子生徒が出てくるのかと思っていたのだが出てくるのは女、子供(生徒なので子供なのは当然だが)
「Ha……ガセネタかよ」
大きくため息をつく。
>「え〜とダン○さんですっけ?……いえなんでもありません」
「誰だよ、そりゃ…」
テンションが一気に落ちているためいつもの軽口もでる気配が無い
>「はじめまして。 “魔人”の噂は聞いているわ」
マリアの声にピクリと反応を示すハイド
>「私はマリア。 “血まみれ修道女”マリアよ。
>魔人はこんな所に何をしに来たのかしら?
>多少おかしな所はあるけれどここは学園。 お勉強する所。
>悪魔泣かせには少し退屈な場所に思えるわ。
>…それから、こちらにいるのはこう見えて、この図書館の管理人なの。
>聞きたいことがあれば何でも教えてくれるそうよ」
マリアの顔を見ると再び不敵な笑みが戻ってくる
「こちらこそはじめまして、血まみれ修道女
ここに来たのはちょっとしたお仕事でね。
まさか、こんな場所で同業者に会えるとは感激だな。
俺が女だったら奇跡に感謝しつつ頬を赤らめてる所だ」
同業者の匂い、そして風の噂で聞いた2つ名…
「ま、ここで会ったのも何かの縁だ。一つデートにでも誘いたいんだが…」
殺りあって楽しくないハズはないと言わんばかりにマリアに殺気を叩き付けるハイド
背負った剣に手を伸ばす……
>「こちらの管理人さん、今は学生服姿ですが、脱ぐとすごいのですよ」
「……Ha………」
大真面目に話すリリィに再び毒気を抜かれるハイド
「……とっても貴重で重要な情報をありがとう、Lady(お嬢ちゃん)」

62 :ハイド ◇eUE3h5.Nxs:2010/12/20(月) 23:50:10 0
>「初めまして、魔人さん。私は図書館でお世話になっているリリィでございます。
>禁書の間や図書館を荒らしたのは生徒達ではなく、オークとオークを連れこんだ人間です。
>ですから、八つ裂きになるのはオーク達であると確信しています。
>嘘だとお思いなら、学園長か、学園長に報告に行かれたロック先生にご確認ください
>・・・・・・・確かに、生徒達も身を守るために魔法を使わざるを得ませんでした。
>ですが、そのあたりはご配慮してくださると信じております」
>そういって、リリィは深々と頭を下げた。
深々と頭を下げるリリィをじっくりと見るハイド
やがて、ため息を一つ
「駄目だ。Lady(お嬢ちゃん)はLady(お嬢ちゃん)って事か
凹凸が少ない、鯉のぼりみたいな体型でセクシーさもなけりゃグッとも来ねぇ…出直しな。」
すっかり毒気を抜かれたハイドにもう戦闘意欲は残っておらず
もう事件の内容にも興味が無かった。
ゆえにリリィの言った内容には全く興味を示さなかった
「………ん?」
そのハイドの目を引く人物がいた
「sweet…(良いね…)。Very Good…(すごくいいぜ…)。グッときた。」
ハイドが次に目を付けたのは、そう、現在女性になっており、バツグンのスタイルを持っている炎道である
「sweet Baby(可愛い子チャン)…ぜひ、俺とデートしてほしい…」
こうなったハイドにはもう管理人の姿など目に入っていないだろう

63 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/21(火) 00:31:41 0
そう言って『ドロリップ』…嘗めた者を子供に変えるドロップを差し出す青葉の目は、どこか輝いていた
「あ、そうそう言い忘れてましたけど、僕の作る薬には総じて副作用があるので注意して下さいねリリーさん」

64 :フリードリッヒ ◆cOOmSNbyw6 :2010/12/21(火) 21:46:15 P
>53>55>59>63
>「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どうしよう、もう飲んじゃったょ」
ヘアッとかシュワッとかいう勢いで成長するリリィ……だったが
胸が全然成長していないというまさに悲劇!!
「同志よ!!」
あまりのことにリリィに握手を求めるフリージアさん

>「胸がやっぱり、苦しいな。ケツもキツいし全く散々だぜ。それにスカートの着心地も最悪だぜ!!」
「あら?それは私達に対しての嫌味かしら?」
とフリージアさん
彼女はぶっちゃけ貧乳である
アナザーワールドの異次元同位体とは違うのだ

>「やっぱ苦しいのは嫌ですよね、炎道さん。ですがご安心ください!
この『ドロリップ』を嘗めれば一時的に体と精神が10歳程度の子供になります! さ、嘗めましょうね?」
「このロリコンめが!精神まで子どもにしてどうするんですかぁ!!
 って言うか早くもとに戻す薬を作りなさいってば!!」
全力で突っ込むフリード
>「あ、そうそう言い忘れてましたけど、僕の作る薬には総じて副作用があるので注意して下さいねリリーさん」
「なあお」(だめじゃん)

>「これからの事だけど、私に良い考えがあるの」
とマリアどうやらクリスを囮にするつもりらしい
>「・・・・・・・・・紐は無いけど鎖はあるのね・・・・・・」
「私こう見えてもSMの趣味なんてありませんのよ?
 私はお嬢様であって女王様じゃないんですもの」
自分は嫌だと主張するフリージアさん

>61
>「sweet Baby(可愛い子チャン)…ぜひ、俺とデートしてほしい…」
「その子男の娘だよ?本当にそれでいいの?」
事情を知らなければ仕方が無いだろう
炎道を見て誰が本当は男だなんて思うのだろうか?
「フリードちゃん説明が足りませんわ!
 その子は元々男の子なのに事故で女体化しちゃった可哀想な子ですのよ
 まあでも魔法学園ではよくあることですわ去年なんか…………」
と割と日常的に性転換、変身等の事件があるように語るフリージアさん
「で、七面鳥になったその生徒は危うく救星主誕生日のパーティーのメインディッシュに…………」
いったい去年何があった!?
ちなみに救星主とは星を救うもののことであってイ○ス様とは関係ない
そもそもキリ○ト教なんて存在しない世界なのだ
「なんとか元に戻ったけど…………もう七面鳥はこりごりですわ」
どうやらフリージアさん本人の話だったようである
「まあまだ性別が変わっただけで済んで運が良かったというべきかしら?」
本当に運がよかったらそもそも性転換やキノコの毒に当たったりはしないだろう
「人生どんな風に変わるかわからないものですわ
 私だって今は小さくても明日には大きくなる可能性も無いとは言えませんのよ」
もちろん胸の話である
「実は僕たちは今から図書館の悪霊を退治に行かなければいけないんですよ
 あのままにしておくと関係ない人まで被害に会いますからね
 情けは人のためならず、やらぬ善よりする偽善です」
「にゃあご」(見返り目的ってどうよ?)


65 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/22(水) 17:09:14 0
>>64
>「このロリコンめが!精神まで子どもにしてどうするんですかぁ!!
 って言うか早くもとに戻す薬を作りなさいってば!!」
「ちょ…人聞きの悪いこと言わないでくださいよ!
確かに僕はロリコンだしロリ化した炎道さんにお兄ちゃんって呼ばせようなんて考えてましたが…
精神も子供になるのは仕方ないんですよ。これって『アダルティー』の反対の薬なんですから」
弁解になってるかどうか分からない弁解をする青葉
「ああ、ちなみに『アダルティー』の副作用は効果が切れた後しばらく若干変態的になってしまうこと、
『ドロリップ』の副作用は効果が切れた後しばらく我儘になってしまうことです」
ついでに『アダルティー』と『ドロリップ』の副作用の説明をする
「では、僕はそろそろ薬の調合に取り掛かりますね。テレポート!」
そういって青葉はテレポートしていった

66 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/24(金) 19:01:59 0
>60-65
フリードに対し、ロリコンとは何か、を熱心に説く青葉。いつもとどこか雰囲気が違う 。
「つまり、おにぃちゃんの愛は、恋人でなくお父さんの愛って事なのね」
>「あ、そうそう言い忘れてましたけど、僕の作る薬には総じて副作用があるので注意して下さいねリリーさん」
「え?・・・・・・・・・・・・ええええええ!!!!副作用で何?」
>「ああ、ちなみに『アダルティー』の副作用は効果が切れた後しばらく若干変態的になってしまうこと、
>『ドロリップ』の副作用は効果が切れた後しばらく我儘になってしまうことです」
「へ、変態的・・・・・・・・?」
>「では、僕はそろそろ薬の調合に取り掛かりますね。テレポート!」
絶句するリリィを残し、青葉はさっさとテレポートしていった

>「駄目だ。Lady(お嬢ちゃん)はLady(お嬢ちゃん)って事か
>凹凸が少ない、鯉のぼりみたいな体型でセクシーさもなけりゃグッとも来ねぇ…出直しな。」
ピシャーンっ!!!と、リリィの頭上に雷が落ちたようなエフェクトが見える人には見えただろう。
(幸か不幸か、リリィは、【コイノボリ】がどんなものかを知っていたのだ。)
「・・・・・・・・・・・・」
返す言葉も無い。
しかも外見年齢20代で10代、しかも元男にお色気で負けているのだ!!
リリィは無言で、同志であるフリージアに泣きつくしか出来なかった。

そして現在。
怨霊に対しての囮役を買って出たリリィだったが、今の論点は、囮をつるすための紐の事であった。
>「私こう見えてもSMの趣味なんてありませんのよ?
> 私はお嬢様であって女王様じゃないんですもの」
「もちろん本当に縛ったり吊るしたりしなくても大丈夫。吊るされたふりをするだけですから」
リリィは、自分のおんぼろ箒を振って見せた。
「吊るされたように見せて、実は箒で浮いている、とすれば問題解決です。
 これなら万が一の時には、飛んで逃げられますしね」
悪霊にも囮を選ぶ権利があるのだが、どうもリリィはその辺を勘定に入れていないようだ。

>「sweet Baby(可愛い子チャン)…ぜひ、俺とデートしてほしい…」
>「その子男の娘だよ?本当にそれでいいの?」
>「フリードちゃん説明が足りませんわ!
> その子は元々男の子なのに事故で女体化しちゃった可哀想な子ですのよ
> まあでも魔法学園ではよくあることですわ去年なんか…………」
フリージアは、危うくパーティのメインディッシュにされそうになった過去を語った。
「かわいそうなフリージアさん、でも、食べられなくて本当に良かった」
リリィは目を潤ませながら、フリージアの脱線話に聞き入っている。
>「人生どんな風に変わるかわからないものですわ
> 私だって今は小さくても明日には大きくなる可能性も無いとは言えませんのよ」
「そうですわね!アダルティーが見せた未来派これでも、真実の未来はまだ決まっていませんわ」
同じ苦しみを持つもの同士、リリイはフリージアと固く手を握り合った。

67 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/24(金) 19:02:58 0

「――――でも、ちょっと意外です。そちらの方は魔人さんなのに、男の娘を男だと見抜けないだなんて。
 もしかして、俺はノンケでも喰っちまうんだぜ系の魔人さんなのかしら?」
着々と死亡フラグを立てているリリィであった。

>「実は僕たちは今から図書館の悪霊を退治に行かなければいけないんですよ
> あのままにしておくと関係ない人まで被害に会いますからね
> 情けは人のためならず、やらぬ善よりする偽善です」
>「にゃあご」(見返り目的ってどうよ?)
「偽善でも遣り通せば善です。あ、管理人さん。保険医の先生が読んだ本は、フリード君のきのこと一緒に入れてくださいませんか?
 フリード君、囮役の時に痛んだりしたら嫌だし、お願いしてもいいよね?」
ちゃっかり重い荷物をフリードに持たせるリリィだった。

「あ、それと、悪霊退治の時の囮役は私です。
 鎖で吊るされるふりをしながら、悪霊がいる元禁書の間へゆっくり降下する予定でぇす。
 もしよろしかったら、魔人さんも私達と悪霊退治に行きませんか?
 エンドウ君を口説くよりは建設的で、退屈しないと思うんですけれど」
零体であるレイヴンの背後に隠れつつ、リリィは魔人を誘ってみた。

「ではフリージアさん。囮用の鎖の用意お願いします」
リリィは重ねてフリージアに頼んだ。
メイド長に頼んだら嬉々として出してくれそうなものなのだが、本能的に危険だと悟っているのかもしれない。

【アダルティーの『元に戻ったら一時的に変態的になる』という言葉におののく。
 ハイドのコイノボリ呼ばわりに大ダメージを受け、フリージアに泣きつく。
 囮役の鎖は本当に縛り上げるものでなく、鎖はフェイクで箒で空をホバリングすることで吊るされた囮を演じるつもりだと説明。
 魔人も悪霊退治に一枚買わないか、と誘う。フリージアにおとり用の鎖を所望】

68 :◇70VgGM3HY6:2010/12/24(金) 22:10:31 0
>50-67
>「その遺物とやらについて、詳しくお聞かせいただけませんか?(中略)
> 多少の予備知識は必要だと思うのですが」
「詳しく、と言われてもね。アレは月の神々が旧神に贈った、『太陽の欠片』を制御する為の物。
 その片割れよ。もう一つも最近学園に持ち込まれたらしいけれどね。だから言ったでしょう、
 あっても仕方ないって。『太陽の欠片』も旧神も存在していないのに、制御も何も無いわ」
そう言って管理者は肩をすくめる。
「『禁書の間』にあった遺物は……そこの幽霊が手に持っている、それよ。
 私が見た時は六角柱の何かだったけれど、形を変えられるなんてね。
 何か特別な意味でもあるのかしら?」
話を振られたレイヴンは、じっと左手で握る刀を見る。
その様子から、どうやらレイヴンはこれが何なのか初めから知っていた様だ。
そして『太陽の欠片』……記憶の片隅に追いやっていた単語が意外な所で出てきた。

>『レイヴンさん、もっといい案はないの?マリアちゃんはとっても『合理的』な子よ。
> このままだとあなただけじゃなく、クーちゃんも悪霊退治の巻き添えを食らうことになるわ』
無理難題を吹っかけてきたものだと嘆息する。
案があるならとっくに言っているし、考える気がないのは相変わらずなのだ。
レイヴンはリリィに触れ(霊体なのに)テレパシー的なもので返事した。
『だから言ってるだろう、俺ごとやれと。人の話を聞かない奴ばかりで困る。
 マリア嬢は何故かクリスを囮にしようとするし、リリィ嬢は俺が人殺しだって
 言ったにも拘らず……俺の事は放っておけばいい、クリスの面倒だけ頼まれてくれれば』
レイヴンはいまだに捨て鉢な考えに囚われている様だ。
突き放した様に言い放ち、再び口を閉ざしてしまう。

>「… 囮にするなら、紐で地下に吊した方が効果的よね。
> ねえ。 誰かクリスを下に下ろせそうな、頑丈な紐は持っていない?」
が、合理的過ぎて手段を選ぶつもりの無いマリアの言動に、
レイヴン自身己の青臭さ、甘さを感じながらも荒い声を上げた。
『……いい加減にしろマリア。人はモノじゃない。
 目的達成を第一に考え、効果的な手段を模索し行動に移す。それ自体は否定しない。
 ……だが、お前の今の言動はもはや合理的じゃない。利己的、独善的……そう、やり過ぎだ』
代案を用意しようともしない者が言うセリフじゃない、自分でもそう言う。
それでも我慢ならなかった。そして気付かされる、自分が自身の存在をモノ扱いしているという事に―――。

69 :◇70VgGM3HY6:2010/12/24(金) 22:11:15 0
>「え〜とダン○さんですっけ?……いえなんでもありません」(略)
管理者はハイドを見るなり、顔に手を当てて溜め息を吐いた。
(「あー、パーティ好きの方かぁ……リドル好きよりもここにいる理由が分からないわ。
  そして、あの様子だと私が誰だか気付いてないみたいね」)
管理者は以前ハイドに仕事を依頼した事があり、故に知っている。
もちろんハイドの趣味嗜好も調査済みで、ハイドを乗り気にさせる為に姿を変えて
依頼した経緯がある。そう提案したのはメイド長だったが……

当のハイドと言えば、男と知らずに炎道にコナを掛けている。
確かに今の炎道はハイドの好きそうな体つきであり、基本的に軽いノリのハイドが
反応を示さないなど、あるわけもないのだ。
「久しぶりね、その節は助かったわ。あなたにとっても、退屈凌ぎにはなったんじゃない?
 ……で、ハイド。何であなたがこんな所にいるのかしら。
 どうせしょうもない賭けで負けたからなんでしょうけれど……一暴れしたいなら
 そこのお嬢さんの言う通り、一緒についていくといいわよ。
 ……巨獣の名を冠する魔竜の古代種討伐の時よりは退屈かも知れないけれどね」
この魔竜とは、とある禁書に封じられていた魔の眷属であり
管理者は禁書開封に際し、万全の準備をしたにも拘らず逃げられてしまったのだ。


その後、管理者はどこか恨めしそうに炎道をを見つめているメイドに閲覧記録と本の貸し出しや
復旧指示などを行う為場を離れ、一向は悪霊退治の算段を整えている中ようやくクリスが目を覚ました。
「う……っぅん…あれ、ここ、どこ……?」
眠そうに目を擦るクリスだったが、ふと聞こえてきた『歌声』に目を見開く。
レイヴンもまた同じ様な表情で、信じられないと呟き頭を振った。
『……この声に、歌は、まさか……そんな……!』
「おかあ、さん……? ……!」
そう呟いたクリスは、リリィの背から降りて声のする方へと走って行ってしまう。
『待てクリス! 一人で行くんじゃない!』
レイヴンは叫びつつクリスを追いかけていく。方向は……『禁書の間』だ!
全速力で走るレイヴンがクリスに追いつけない。クリスの走り方は、普段の鈍くさい物ではなかった。


70 :フリードリッヒ ◆cOOmSNbyw6 :2010/12/25(土) 17:59:29 P
>65-69
>「偽善でも遣り通せば善です。あ、管理人さん。保険医の先生が読んだ本は、フリード君のきのこと一緒に入れてくださいませんか?
 フリード君、囮役の時に痛んだりしたら嫌だし、お願いしてもいいよね?」

フリードリッヒの背中の行李(こうり)に本の重量が追加されました
「まあ僕はどうせ霊体にダメージを与える術はありませんからいいんですけどね
 どちらかというと悪霊を払うのは炎属性のほうが適してますから」

「果たして本当にそうかしら?氷の魔法使いでも何か……………」
しばらく考えこむフリージアさん
魔法使いの本当の武器は強力な攻撃魔法ではなく知恵なのである
どんな能力を持っているかではなく持っている能力をどう使うかが重要なのだ
故に考える………どうすれば悪霊にダメージを与えられるのかと
フリージアも腐っていても魔法使いなのだ
「私にいい考えがありますわ!たとえ氷使いでも聖水を原料に氷を作れば悪霊にもダメージを与えられるはずですわ!!」
だがそんな大量の聖水をどこから調達するつもりだろうか?
「ちょっと姉さん水を聖別するのにどんだけ時間が掛かると思ってるんですか!
 それに水って結構重いんですよ!背中に背負ってる本やキノコとは比べ物にならないぐらい」
そもそもそんなに大量に聖水があったら直接地下に流し込んだほうが早いだろう

>「では、僕はそろそろ薬の調合に取り掛かりますね。テレポート!」
「ええい医療関係者は変態しか居ないのか!!」
とまるで赤い3倍の人のようなセリフを言うフリード
たまたまそんなのばかりに出会っただけです

>「ではフリージアさん。囮用の鎖の用意お願いします」
「あんまり趣味じゃないのよね…………」
としぶしぶチェーンを生み出すフリージア

>『……この声に、歌は、まさか……そんな……!』
>「おかあ、さん……? ……!」
途轍もない速さで禁書の間に走っていくクリス
>『待てクリス! 一人で行くんじゃない!』
「歌!?セイレーンの歌は破滅を呼ぶと聞きます
 この歌は身を滅ぼす滅びの歌か、それとも?」
「にゃあご」(格好付けてる暇があったらとっとと追いかける)
「もし相手が滅びの歌をうたうなら僕はそれを打ち消す生の歌を歌わざる負えないでしょう
 大丈夫です!呪歌の選択科目は取りました!!」
だがフリードはど音痴である
「準備も何も出来ていませんが行くしかありません!グレン!ソウルユニオンです!!」
「にゃあお!」(合体だ!)
グレンと合体して猫の素早さを得た猫耳猫尻尾のフリードはクリスを追いかける
「フリードちゃん大丈夫かしら?ソウルユニオンしたら人間の言葉が喋れなくなるのに
 あ、私ちょっとお花摘みに…………」
そう言っていなくなってしまうフリージアさん
はたして猫語で歌は歌えるのだろうか?

「にゃにゃなぁ!!」(クリスさんお待ちなさい!!)
クリスを追いかけ悪霊だらけの禁書の間に飛び込むフリード
はたしてそこで見たものとは!?


71 :名無しになりきれ:2010/12/27(月) 14:12:55 0
ベリー苦しみます!!

72 :炎道勇気 ◆hCjEHNrkek :2010/12/27(月) 17:07:10 0
フリフリのメイド服に身を包み、腕を組み仁王立ちでたたずむ
>「無いよりマシだなんて、昔の人も良いこと言うわよね」
人事のような口調で、マリアはそう感想を言った。
「クールな女だな。全く」
相変わらずな反応にやれやれと思いつつも、顔をほころんでいた
とはいえ、この格好に違和感を感じ、なんとも気持ちが悪い、異国の女中の格好などと武士であるが俺が……
と、すくなからず武士のプライドがある。しかし、いまは体は女、本能が求めている……
そう、乙女としての本能が!
とりあえずクルッと一回りして見る。スカートがふわりと舞う
「どうだろうか?」
小首をかしげて皆に解いてみる
>「ありがとな、青葉草介!!ロリショタなら、大丈夫だな。俺とは趣味が正反対だ。」
「どういたしまして。ところで僕と正反対ということは…炎道さんって熟女好きなんですか?」
素朴な疑問を口にしてみる
>「胸がやっぱり、苦しいな。ケツもキツいし全く散々だぜ。それにスカートの着心地も最悪だぜ!!」
>「!!!」
>「あら?それは私達に対しての嫌味かしら?」
「やっぱ苦しいのは嫌ですよね、炎道さん。ですがご安心ください!
この『ドロリップ』を嘗めれば一時的に体と精神が10歳程度の子供になります! さ、嘗めましょうね?」
「正反対は言い過ぎたな。俺が好きなのは年上には違いないが熟女趣味ってほどじゃねぇよ
それとな、ただでさえ女のなりになって苦労してんだぜ?これ以上の厄介はごめん被るぜ!」
女の趣味について語っている場合ではないが、軽口を叩いてしまうのが炎道勇気
「フリージアさんに嫌味を言ってるつもりはねぇが気を悪くしてしまったらごめんな。別に貧乳が悪いとはいえぇねよ。
俺は巨乳派だけ世の中には貧乳派の人間もいるはずだぜ!プラスに考えようぜ!プラスに!」
>「い、意外と似合ってるかもしれないわ。うん。めったに出来ない体験だもの、色々満喫したら良いと思うのよ」
そこで、見慣れた金髪の少女がレディーに成長して話しかけて来た
「うん?あれ、リリィ!いつの間にか背が伸びてるじゃねぇか!身長が伸びる薬でも青葉にもらったのか?」
身長が伸びたのではなく、年齢を重ねたことに気付かないのは勇気にデリカシーという物が欠如しているのは明白である
近い将来、フラグクラッシャーの名を欲しいままにすることだろう
「なあ、ところでリリィよ。なんでみんなあんなおっかない管理人さんに気軽に話しかけれるんだ?へたすりゃミンチだぜ?
ファーストコンタクトでぶち切れモードの『管理人』に必殺の攻撃を無効化され、その後の無双乱舞をみたら、さすがの勇気もちょっと恐れている
「いや、別にビビっちゃいねぇよ!ただお前みてぇなか弱いのばっかりだからさ、心配になっちまってな!」
どう見てもビビっています。本当にありがとうございました
その証拠に勇気は常に管理人から一番遠いところにいる


73 :炎道勇気 ◆hCjEHNrkek :2010/12/27(月) 17:07:55 0
さて、図書館に戻って来た一同を出迎えたのは、黒いロングコートに身を包み、身の丈ほどもある大剣を携えた男
一目でただ者ではないと分かる雰囲気を持っている
学園に来てからというもの、強い人間にばかり合う。勇気は血が熱くなっているのは感じずにはいられなかった
その男が勇気のほうに歩いてくる。そして開口一番
>「sweet…(良いね…)。Very Good…(すごくいいぜ…)。グッときた。」
ハイドが次に目を付けたのは、そう、現在女性になっており、バツグンのスタイルを持っている炎道である
「sweet Baby(可愛い子チャン)…ぜひ、俺とデートしてほしい…」
ところどころ何を言っているか、分からない部分もあったがおそらく自分を口説いているというのは分かった
「お誘いありがとうございます(ニコッ。しかしながら、私どもはいまから悪霊退治に向かわなければ、今あなたのお誘いを受けるわけには行きません。またのお誘いをおまちしていますわ。」
勇気はいたずら心で、そのまま女の振りを通してこの黒い剣士にいっぱい食わしてやろうと思ったのだが……
>「その子男の娘だよ?本当にそれでいいの?」
>「フリードちゃん説明が足りませんわ!
 その子は元々男の子なのに事故で女体化しちゃった可哀想な子ですのよ
 まあでも魔法学園ではよくあることですわ去年なんか…………」
ここでネタばらし、これには仕掛人も苦笑い
その後のフリージアさんにより苦労話を聞いて、自分も元に戻れるという希望が湧いて安心する。
そのあとの胸のはなしは心底どうでもよかった

>「私こう見えてもSMの趣味なんてありませんのよ?
> 私はお嬢様であって女王様じゃないんですもの」
「もちろん本当に縛ったり吊るしたりしなくても大丈夫。吊るされたふりをするだけですから」
リリィは、自分のおんぼろ箒を振って見せた。
「吊るされたように見せて、実は箒で浮いている、とすれば問題解決です。
 これなら万が一の時には、飛んで逃げられますしね」
「まあ、待てよ。クリスもリリィも囮になる必要はねぇ。いまさらだが俺が囮になるぜ!
昔から囮は女装した男がするもんだって相場がきまってるだろ?」
彼の故郷の女装した神様が巨大な多頭蛇を倒した逸話に由来していることはここにいる何人がしっていることだろうか
と、そんな話をしていたときレイブンが大きな声を上げた
>「おかあ、さん……? ……!」
そう呟いたクリスは、リリィの背から降りて声のする方へと走って行ってしまう。
『待てクリス! 一人で行くんじゃない!』
レイヴンは叫びつつクリスを追いかけていく。方向は……『禁書の間』だ!
「おい、クリスどこ行くんだよ!!」
いち早くクリスを追う勇気だったが、猫とシュートインしたフリードの早さには勝てず、禁書の間に突入したのはフリードよりも一瞬おくれてのことだった
「クリス!!大丈夫か!!」

74 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/27(月) 18:32:49 0
「おおーっと忘れてました!」
慌てた様子で戻ってきた青葉
「僕としたことが炎道さんを連れて行くのを忘れてました…」
どうやら炎道を連れに来たようだ
「では炎道さん。薬を作りに行きま…えぇ!?
ちょ…どうして炎道さんが男性にナンパされてるんですか!? まさかそういう…?
いや、僕は薔薇とか百合とかあまり詳しくないのでよく分かりませんが…
あ、でも百合は嫌いじゃないかも…
というか何故リリィさんの顔に涙の跡があるんです? 僕が居ない間にいったい何が…」
イマイチ状況を理解していない青葉
「まずは落ち着きましょう…。ええと、まず炎道さんは今女性の姿。それを男性がナンパしてるということは、
恐らくその人は遠藤さんが元男性と気づいていない。で、今の遠藤さんは胸が大きい。つまりこの男性は巨乳好き。
つまりここから導き出される答えは…。なるほど。もしかしてリリィさん。
そこの男性に『体に凹凸が少ない』だとか『メリハリがない』だとか言われて泣いてたんですか? 大丈夫ですよ! リリィさんみたいな体型が好きな人も居ますって!
少なくともレモンティーの果汁くらいは」

75 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2010/12/27(月) 19:59:15 0
青葉は気づいていない。その言葉がリリィに追い打ちをかけていることに。こいつにはデリカシーと言うものが無いのだろうか
「それにいざとなったらドーピングすれば良いんですよ! 
作れと言われれば胸を大きくする薬くらい作りますし。気は進みませんが」
>>72
>「正反対は言いすぎたな。俺が好きなのは年上には違いないが熟女趣味ってほどじゃねぇよ
それとな、ただでさえ女のなりになって苦労してんだぜ? これ以上の厄介はごめん被るぜ!」
「ちっ」
あからさまに舌打ちする青葉
>「うん?あれ、リリィ!いつの間にか背が伸びてるじゃねぇか!身長が伸びる薬でも青葉にもらったのか?」
「ちょっと炎道さん。貴方にはデリカシーと言うものが無いんですか? 僕がリリィさんに渡したのは大人にする薬ですよ!
ほら、良く見て下さい!明らかに以前より老けてるでしょうが!」
この発言も十分デリカシーが無いのではないだろうか?

76 :マリア ◆sto7CTKDkA :2010/12/28(火) 16:39:15 O
>57-75
>『……いい加減にしろマリア。人はモノじゃない。
> 目的達成を第一に考え、効果的な手段を模索し行動に移す。それ自体は否定しない。
> ……だが、お前の今の言動はもはや合理的じゃない。利己的、独善的……そう、やり過ぎだ』
「私が利己的で独善的?
 あっはははは! おっかしい!」
レイヴンに言われて、マリアは楽しそうに笑った。
「人はモノじゃないわ。 自分からモノになる道を選ぶの。
 植物の種は地に落ちなければ育たない。
 要するに…」
>「そのへんになさいな」
ひとしきり笑った後、マリアが披露しようとした自説はリリィの攻撃でさえぎられた。
彼女が連れていた筋肉天使は、ハイドが剣に伸ばした手を戻した時にその姿を消している。
リリィがマリアの頭を小突くのを邪魔するものはいない。

>「そんなに囮が欲しいのなら、私がなるわ。
> 私は直接接触以外の方法では、テレパシーを受信することが出来ない体質なの。
> だからきっと、今のクーちゃんよりは悪霊への耐性もあると思うし。それで問題ないでしょう?」
「別にかまわないわ。
 あなたがダメなら私がなればいいんだし」
演説を中断されたマリアは、少し不機嫌そうにリリィに答える。
マリアがクリスを囮にしようとしたのは、もともと悪霊が彼女から出てきたからという理由が大きい。
今回の悪霊退治に関しては、獲物が餌に食いつくのなら囮は誰でもかまわないのだ。

>「・・・・・・・・・紐は無いけど鎖はあるのね・・・・・・」
>「私こう見えてもSMの趣味なんてありませんのよ?
>私はお嬢様であって女王様じゃないんですもの」
>「まあ、待てよ。クリスもリリィも囮になる必要はねぇ。いまさらだが俺が囮になるぜ!
>昔から囮は女装した男がするもんだって相場がきまってるだろ?」
炎道の提案を聞きながら周囲を見回していたマリアはそこで、聞こえてきた歌声に気づいた。
「……歌?」

>『……この声に、歌は、まさか……そんな……!』
>「おかあ、さん……? ……!」
>『待てクリス! 一人で行くんじゃない!』
>「おい、クリスどこ行くんだよ!!」
歌い手の声に聞き覚えがあったらしいクリスは、レイヴンや炎道の制止も聞かずにその場を飛び出していく。
>「歌!?セイレーンの歌は破滅を呼ぶと聞きます
> この歌は身を滅ぼす滅びの歌か、それとも?」
「悪魔は人を騙すためにその姿や声を変えるもの。
 さっきクリスは『お母さん』と言っていたわ。
 歌の主が本物か、それとも偽者か。
 行ってみればわかることよ」
マリアはそう言って、青葉やハイド。 そしてヘルミーネに問いかける。
「聞いてのとおり私たち、これから禁書の間に行く用事が出来たの。
 もしあなた達が悪霊退治に興味があるなら、一緒に行きましょう。
 面白いものが見れるかもしれないから」
伝えたいことは伝えたマリアは、後を振り返ることなくクリスを追ってその場を離れた。

>「にゃにゃなぁ!!」(クリスさんお待ちなさい!!)
>「クリス!!大丈夫か!!」
「クリスはどこ!?」
先行者に少し遅れて禁書の間に戻ってきたマリアは、周囲を見回してクリスの姿を探す。
油断があった、というとマリアは否定するだろう。
しかし、注意がクリスの居場所に向けられすぎていたのは確かだ。
>ベリー苦しみます!!
「うっ…!あ……!!」
その場にいた悪霊の言葉と同時に、マリアは胸を押さえて苦しみだし、その場に膝をつく。
蒼白になった顔には汗が浮かび、今にもその場に倒れてしまいそうに見える。

77 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/28(火) 23:57:49 0
>68-76
時間は、少し遡る。
>「詳しく、と言われてもね。アレは月の神々が旧神に贈った、『太陽の欠片』を制御する為の物。
> その片割れよ。もう一つも最近学園に持ち込まれたらしいけれどね。だから言ったでしょう、
> あっても仕方ないって。『太陽の欠片』も旧神も存在していないのに、制御も何も無いわ」

管理人から聞いた『禁書の間』の遺物の話は、ブレだけなく、リリィにとっても衝撃的な内容だった。
なぜなら、リリィは『太陽のかけら』と呼ばれる存在を知っていたからだ。
入学式の夜、ベッドフォードの邸宅。
当時まだ生きていた青年『レイヴン』が、大鴉の怪人になり、そして今の幼女姿の『クリス』に姿を変えた時のことだ。
(ただしその話を知る者は。学園でもごく限られているのだが)

リリィの動揺を知ってか知らずか、管理人は『禁書の間』にあった遺物は、レイヴンの持っている刀だと語った。
> 何か特別な意味でもあるのかしら?」
「ええ、とても――――特別な意味があると思います」
そういいながら、リリィは意味ありげにレイヴンに視線を向けた。
「でも、今『遺物』を一番必要とする人は、彼だけじゃないと思います」
彼女の態度は明らかに不自然で、遺物について何か知っていると暗に語っていた。
また、レイヴンと遺物には深い関係があることも、この場に居る全員悟ったに違いない。

>「うん?あれ、リリィ!いつの間にか背が伸びてるじゃねぇか!身長が伸びる薬でも青葉にもらったのか?」
>「ちょっと炎道さん。貴方にはデリカシーと言うものが無いんですか? 僕がリリィさんに渡したのは大人にする薬ですよ!
>ほら、良く見て下さい!明らかに以前より老けてるでしょうが!」
黙ってじっと聞いていたリリィが、さっと手を振り上げた!

リリィの でんこうせっか!
ちょうおんそくの ひらてが くうを きる!
こうかは いまいちのようだ!

「年上になってもエンドウ君の好みに掠りもしなくて、わぁるかったわね!
 私みたいな女の需要が、レモンティーの果汁並みと教えてくれてありがとう!
 でもね、あなた達、大事なこと忘れてない?」
リリィは息を整えた後、自分の胸を、ぐっと親指で差した。
「一番大事なのはここでしょ!ここ!」

>「なあ、ところでリリィよ。なんでみんなあんなおっかない管理人さんに気軽に話しかけれるんだ?へたすりゃミンチだぜ? 」
リリィは、器用に肩眉だけを吊り上げて見せた。
>「いや、別にビビっちゃいねぇよ!ただお前みてぇなか弱いのばっかりだからさ、心配になっちまってな!」
「大丈夫だよ〜、もしミンチにされるなら、マリアちゃんあたりがとっくになっちゃってるって〜。
 でも、心配してくれてありがと。
 ねえ、今から悪霊を退治しに行くんだけど、エンドウ君のこと、あてにしてもいいかな?
 ほら、炎には邪気を浄化する力があるって言われてるでしょ?」

その後、話題は悪霊に対する囮役の件に移っていった。
クリスの代わりに囮になる、ということで話が纏まりかけたのだが
>「まあ、待てよ。クリスもリリィも囮になる必要はねぇ。いまさらだが俺が囮になるぜ!
>昔から囮は女装した男がするもんだって相場がきまってるだろ?」
「女装じゃなくて女そのものじゃないのよ!っていうか、まだ女の体に慣れてないでしょ?危ないよ!」
完全に自分のことは棚上げである。

78 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2010/12/28(火) 23:58:32 0

「う……っぅん…あれ、ここ、どこ……?」
「あれ、ごめんクーちゃん、起こしちゃった?」
>「……歌?」
遠くからの旋律を聞いたレイヴンとクリスが、血相を変えた。
>「おかあ、さん……? ……!」
「あ、ちょっと待って!」
とめる暇もあればこそ、リリィの手をすり抜け、レイヴンや炎道の制止も聞かずクリスは飛び出していく。
>「歌!?セイレーンの歌は破滅を呼ぶと聞きます
> この歌は身を滅ぼす滅びの歌か、それとも?」
>「悪魔は人を騙すためにその姿や声を変えるもの。
> さっきクリスは『お母さん』と言っていたわ。
> 歌の主が本物か、それとも偽者か。
> 行ってみればわかることよ」
マリアは一同を悪霊退治に誘った後、後を振り返ることなくクリスを追ってその場を離れた。
「ヘルミーネさん、乗ってください!青葉君、テレポート先は禁書の間よ!魔人さん、こっちです!」
リリィは箒にまたがり、皆の後を追った。

>先行者に少し遅れて禁書の間に戻ってきたマリアは、周囲を見回してクリスの姿を探す。
リリィも時を同じくして、禁書の間に戻ってきていた。
「皆、クーちゃんはっ?!クーちゃんどこっ?!」


>ベリー苦しみます!!
>「うっ…!あ……!!」
「マリアちゃん?!」
>その場にいた悪霊の言葉と同時に、マリアは胸を押さえて苦しみだし、その場に膝をつく。
>蒼白になった顔には汗が浮かび、今にもその場に倒れてしまいそうに見える。
「青葉おにぃちゃん、ヘルミーネちゃん!マリアちゃんが!!
 いったい何がどうなってるの?!もしかしてこれが、呪歌とやらの効果なの?!
 あっ!呪歌なら確か、逆さに歌えば解除できるって聞いたことが――――」
リリィはソウルユニゾンしたフリードに目を留めると
「さあ歌って!今すぐ!さあさあさあっ!!」と急かした。

「そうだ!レイヴンさん、あの悪霊の群れ、その刀で何とかできないの?
 だってそれ、もともと遺物って、太陽のかけらって呼ばれた膨大な力を制御するためのものなんでしょ!」
リリィは悪霊を指差し
「あれだって立派なエネルギー体だわ!しかも、太陽のかけらから出てきた力じゃない!」と言った。

偶然か、故意か。
リリィは遺物の真の使い道を良くわかっていないだけでなく、
聞かれてはいけない相手の前で『秘密』を喋ってしまった!!

79 :フリードリッヒ ◆cOOmSNbyw6 :2010/12/29(水) 14:38:12 P
>71-78
呪いの言葉により倒れ伏すマリア
>「さあ歌って!今すぐ!さあさあさあっ!!」

「にゃあお!に”ゃ〜に”ゃ〜に”ゃに”ゃ〜♪」(僕の歌を聞け!ボエ〜ボエ〜ボエボエ〜♪)
なんというジャイアンボイス!
なんという音痴
彼に歌わせてはいけなかったようである
だが何ということでしょう!一部の悪霊は苦しんでいるではないか!!
なんで効いてんの?と中のグレンは思った
「にゃおんにゃおにゃあ!」(僕が美形だからです美形キャラに不可能はないんです!)
…………何というひどい理由
「にゃにゃなぁ♪にゃごにゃご♪」(勇気奮い起こせ♪苦しみに負けないで♪)
再び歌い出すフリード
やっぱり音痴である

>「そうだ!レイヴンさん、あの悪霊の群れ、その刀で何とかできないの?
 だってそれ、もともと遺物って、太陽のかけらって呼ばれた膨大な力を制御するためのものなんでしょ!」
「にゃ?」(え?太陽の王子?ブラックサン!?)
どうやら言葉の意味を理解していないフリード
リボルケインは杖だよ剣じゃないよとどうでもいいことをフリードにささやく中のグレン

「わしの名は凶悪魔サタンクロース!!」CV若本
焼けた本の中から醜悪な黒いサンタクロースが現れた
禁書に封印されていた悪魔は自分の名を名乗る
「12月24,25日には無敵の力を持つ悪魔よりも強い凶悪魔!ベリー苦しみます!!」CV若本
だがもうすでに遅しその時期はとっくに過ぎている
「にゃあお」(季節ネタは時期過ぎたら意味無いんですよ)
つまりもうすでに単なる雑魚である
「にゃあご!」(さあみんなで囲んでタコ殴りです!)
唐突に登場した悪魔をフルボッコにし始めるフリード
もうどっちが悪魔かわかりゃしない

「私の名は凶悪魔カァレンダァ!このあたりの半径5m付近の日付を12月24日に変えてやる!!」
焼けた本の中から顔の部分が日捲りカレンダーになった燕尾服とシルクハットそして杖を持った紳士が現れる
「にゃあお!?」(戦う交通安全!?)
早いとこ倒さないとサタンクロースが究極最強無敵状態になってしまうだろう
「にゃあご!」(誰でもいいから早くやっつけてください!)
グレンは思った………あの顔のカレンダー捲りぬいたら死ぬんじゃね?と

80 :◇70VgGM3HY6:2011/01/02(日) 10:00:30 0
>70-79
                〜〜〜時は遡り〜〜〜

>「ええ、とても――――特別な意味があると思います」
>「でも、今『遺物』を一番必要とする人は、彼だけじゃないと思います」
リリィの、まるで何か知っているような口振りに管理者はリリィの目をじっと見つめる。
「その含んだ物言いが気に掛かるけれど、そこまで心配するような事じゃないと思うわよ。
 『太陽のかけら』なんて、聞いた事も無いもの。以前遺物を調べてみたけれど、
 存在を証明する様な物は何一つ見つからなかった」
つまり与太話よ、と管理者は肩をすくめて言い放つ。
……管理者は知らないのだ。『太陽のかけら』が実在する事も、リリィがそれと
直接話をした事も、その存在がクリスの中で今も眠っている事も――――。

>「なあ、ところでリリィよ。なんでみんなあんなおっかない管理人さんに気軽に話しかけれるんだ?
> へたすりゃミンチだぜ?
炎道のひそひそ声が聞こえたのか、管理者は炎道を見て
「そこまで怯えられるとは心外だわ……何故かしら?
 しかし、あなたみたいに奥ゆかしい人ばかりなら、私もそうそう昔を思い出すようなマネは
 しないで済むのにね。“英雄殺し”に執念燃やしてた時代もあったわ。
 もし叶うなら、あの頃の自分を抹消したいものね」
……この管理者、昔はぶるぁぁぁぶるぁぁぁ言いながら英雄(志願者含む)のケツを
追っかけ回してたのだろうか……? と言うか、同一人物?
仮にそうだとして、何をどうしたらあのガチムチの強面が
こんな一見華奢で大人しめな女子に変わると言うのか……

>「人はモノじゃないわ。 自分からモノになる道を選ぶの。
> 植物の種は地に落ちなければ育たない。要するに…」
本題部分はリリィに中断させられたが、それ以前の部分を聞いたレイヴンの顔は
ひどく歪んでいた。理性と感情が鬩ぎ合い、二の句を告げられぬほどに……
蒸し返して話の腰を折るのも良くないと、再び黙ってしまうレイヴン。
……そんな精神状態に呼応するかのように青白い光が薄れ、若干だが赤黒い光が混じる様になった。
奇しくも怨霊の色と同じ―――しかし自身の変化に、レイヴンは気付かなかった。
気付いていれば、後の愚考を犯さなかっただろうに……

                〜〜〜そして〜〜〜

指示を終えたところで、『禁書の間』から聞こえてくる歌に眉根を寄せる管理者。
「……歌、ね。それも子守唄。強い悲しみの情が途切れ途切れなのにも拘らず感じられるなんて……
 しかし誰かが悪さしている様ね。精神に作用する様に細工してるわ。
 お陰でバンシーの泣き声と化してる……止めた方が、いいかしらね。
 こんな物聞きながら作業できないわ、本当にいい迷惑よ」
管理者はこめかみ辺りを指で押さえながら、『禁書の間』へと跳躍した。

>「うっ…!あ……!!」
>「そうだ!レイヴンさん、あの悪霊の群れ、その刀で何とかできないの?
> だってそれ、もともと遺物って、太陽のかけらって呼ばれた
> 膨大な力を制御するためのものなんでしょ!」
マリアが悪霊の呪詛で苦しんでいるのも、リリィの言葉も、レイヴンには届いていなかった。
『……そういう、事だったのか……! だから、今まで……!』
周囲の耳に届くのは、要領を得ない呟きだけ。

『禁書の間』に飛び込んだ一行の目の前には、今だマリアの張った結界の中で
大人しく座り込んでいる……女性の姿をした怨霊がいた。その女性は虚ろな表情で、
虚空に視線を投げ出したまま子守唄を歌い続けている。
「……悪さをしているのは、集まってきた悪霊達ね。
 歌に勝手に悪意を混ぜ込んでいるから、聞く者を無差別に苦しめる……
 歌い手の意思も、聞く者の心身も関係なく。頼みの綱は影響下で本領発揮は難しそうだし、
 さてどうしたものかしら」
いつの間にかやってきていた管理者が、律儀に状況を解説してくれたが
それを聞いていた者がどれだけいたか。

81 :◇70VgGM3HY6:2011/01/02(日) 10:01:15 0
「おかあ、さん……!」
結界近くまで近づいていたクリスが呼びかけると、女性の虚ろな瞳が大きく開かれ
錆びた蝶番の様なぎこちなさで首ごと視線をクリスに向け……一気に崩れた。
『……クリス……!』 「……おかあさんっ!」
結界など、まるではじめから無いかのごとく踏み込んで女性に抱きつくクリスと
そんなクリスを強く抱きしめる女性……どちらも大粒の涙を流している。
同時に、歌うのを止めた事で悪霊によって引き起こされたマリアの苦しみも
悪霊の活性化によって姿を現した凶悪魔の力も大分和らいだようだ。
……凶ランクなら何とかなるけど、狂ランクまで行くと、ねぇ。

『……何故クリスが、あれだけの数の怨霊に憑かれていながら今まで
 何事も無くいられたか、ようやく分かった……母さんが、ずっと……
 一人で抑え込んでいた……そう、ずっと……』
そう呟くレイヴンの顔も、今にも泣き出しそうだった。
「母の愛は強し、か……
(でも、それだけで1000体もの怨霊を抑え込むなんて事が本当に出来るのかしら?
 私には、それ以外の要因も関わっている、そんな感じがするわ。
 ……一人じゃなかった、のかも知れないわね)」
管理者は、自身の推察が一切根拠が無く、また場の空気を乱すだろうとして心の内に留めた。

「おかあさん……お母さん……!」
『ごめんね……ごめんね、クリス……あなたを、残して、逝ってしまって……
 苦しかったよね、寂しかったよね……私、あなたに、何も、してあげられなかった……』
「……そんな、こと、ないよ……! ずっと、守って、くれてた……!
 だから、いいの……」
『ごめんね……本当に……』
ひとしきり泣き合った後、女性は離れた場所に立っているレイヴンの方を見て

母『……レイヴン、あなたもこっちにいらっしゃい……』
鴉『! ……断る。俺は、人殺しで……それ以上に、親不孝者だ。
  貴女をそんな姿にしたのは俺だぞ、そんな奴に、貴女の傍に行く資格なんか無い……!』
自身の所業を理由に母の言葉を拒絶するレイヴン。
そして先程から混じり始めた赤黒い光の割合が増していく……

82 :ハイド ◆eUE3h5.Nxs :2011/01/02(日) 12:04:27 O
>「お誘いありがとうございます(ニコッ。しかしながら、私どもはいまから悪霊退治に向かわなければ、今あなたのお誘いを受けるわけには行きません。またのお誘いをおまちしていますわ。」
「つれないな…
こんな色男の誘いを断るなんて、君はもっと男を知るべきだ。」
あくまでデートに持ち込みたいハイド。そこにまさかの凶報が!
>「その子男の娘だよ?本当にそれでいいの?」
「Ha?」
>「フリードちゃん説明が足りませんわ!
>その子は元々男の子なのに事故で女体化しちゃった可哀想な子ですのよ
>まあでも魔法学園ではよくあることですわ去年なんか…………」
「What!?(な、なんだってー)」
ハイドは炎道を二度見ならぬ、三度見する。
フラフラとよろけるように後ろに数歩下がる。
「Oh…Shit!(くそ!)…最悪だ…」
頭を抱えて悶えるハイド。そこに追い討ちの一言が
>「――――でも、ちょっと意外です。そちらの方は魔人さんなのに、男の娘を男だと見抜けないだなんて。
>もしかして、俺はノンケでも喰っちまうんだぜ系の魔人さんなのかしら?」
キッとリリィの方を向くと
「その男の娘に体つきで負けてるまな板お嬢ちゃんには言われたくなかったな。
お嬢ちゃんは逆に男になった方がいいんじゃねぇの?」
リリィにそのつもりは無かったのだろうがハイドの心に深々と刺さってしまった台詞
自然と口調もトゲトゲしくなってくる
「それに魔人さんってのは止めてくれ、俺にはハイドって名前がある。
魔人ってのはあくまで二つ名であって本名じゃない。お嬢ちゃんだってまな板さんって呼ばれるのはパスしたいだろ?」
言いたい事を言うとブスッとした表情で黙り込むハイド
>「実は僕たちは今から図書館の悪霊を退治に行かなければいけないんですよ
>あのままにしておくと関係ない人まで被害に会いますからね
>情けは人のためならず、やらぬ善よりする偽善です」
>「にゃあご」(見返り目的ってどうよ?)
「Ha…?」
どうやらハイドは悪霊退治に誘われているようだ。
>「あ、それと、悪霊退治の時の囮役は私です。
>鎖で吊るされるふりをしながら、悪霊がいる元禁書の間へゆっくり降下する予定でぇす。
>もしよろしかったら、魔人さんも私達と悪霊退治に行きませんか?
>エンドウ君を口説くよりは建設的で、退屈しないと思うんですけれど」
さらにリリィから駄目押し
「まぁ、待てよ。一応俺はその道のプロだ。それが生業で飯を食ってきたんだぜ?
そんな人物を相手に友達を誘う感覚で誘うんじゃねぇよ。
そうだな…俺を動かしたきゃ。」
リリィたちの目の前に指を三本立てる
「ピザ三枚だ…それ以上はまからねぇ。」
ハイドが交渉していると

83 :ハイド ◆eUE3h5.Nxs :2011/01/02(日) 12:05:43 O
>「久しぶりね、その節は助かったわ。あなたにとっても、退屈凌ぎにはなったんじゃない?
>……で、ハイド。何であなたがこんな所にいるのかしら。
>どうせしょうもない賭けで負けたからなんでしょうけれど……一暴れしたいなら
>そこのお嬢さんの言う通り、一緒についていくといいわよ。
>……巨獣の名を冠する魔竜の古代種討伐の時よりは退屈かも知れないけれどね」
横合いから話しかけられ一瞬怪訝な顔をするハイドだったがしばらくすると
「一瞬誰だかわからなかったぜ、ラクトガール。いや、七曜の魔女って呼んだ方が的確か?
巨獣?…あぁ、あのBig monsterの事か。力だけはあったが脳みそ空っぽそうな奴だったな、確か。
ここにきたのは仕事でね。…賭に負けたせいで教師なんぞやる羽目になった。笑ってくれよ、悪魔泣かせが先生だってよ。
ひと暴れしたいのはやまやまだがよ、雑魚潰したってこっちの燃料が余っちまう。
それともあんたがピザ三枚払ってくれるのか?俺は誰からでもかまわねぇよ。誰が払おうがピザはピザだ。」
一息に喋ると返答を待つように目をつぶるハイド
>「一番大事なのはここでしょ!ここ!」
「やっぱり胸か?よく理解してるじゃないか
女性のセクシーさを際立たせるのは胸だ。御名答、そんなLady(お嬢ちゃん)の胸の将来に幸あれ。」
返答を待っている間に聞こえてきた会話を茶化すハイド。

悪霊退治の算段をたてている一同をぼんやりと見ているハイド。すると
>「……歌?」
「……随分とのれなさそうな曲が流れてきたもんだ。」
不機嫌とも哀愁とも取れる表情を浮かべるハイド
>「おかあ、さん……? ……!」
>「あ、ちょっと待って!」
クリスが禁書の間へ駆けていく様子を視界の端で見ている
>「聞いてのとおり私たち、これから禁書の間に行く用事が出来たの。
>もしあなた達が悪霊退治に興味があるなら、一緒に行きましょう。
>面白いものが見れるかもしれないから」
「面白いもの……斬新な叩き伏せ方でも見せてくれるのか?
…わりぃがあんまり興味は…」
>「ヘルミーネさん、乗ってください!青葉君、テレポート先は禁書の間よ!魔人さん、こっちです!」
「Hey!まだおれは行くなんて…」
>「……歌、ね。それも子守唄。強い悲しみの情が途切れ途切れなのにも拘らず感じられるなんて……
>しかし誰かが悪さしている様ね。精神に作用する様に細工してるわ。
>お陰でバンシーの泣き声と化してる……止めた方が、いいかしらね。
>こんな物聞きながら作業できないわ、本当にいい迷惑よ」
「……お前までいくのかよ……」
頭を掻きやれやれと頭を振る
「まぁ、掃き溜めの屑共は生かしちゃ置けねぇし…
わかった、行きゃあいいんだろ」
トロトロと禁書の間に足を運ぶハイド

>「……悪さをしているのは、集まってきた悪霊達ね。
>歌に勝手に悪意を混ぜ込んでいるから、聞く者を無差別に苦しめる……
>歌い手の意思も、聞く者の心身も関係なく。頼みの綱は影響下で本領発揮は難しそうだし、
>さてどうしたものかしら」
「ほんとにどうしたもんかな…こんなサービスは業務内容に入ってなかったんだが?」
管理者の横に立ち、状況を見ているハイド。早く働けよと言いたそうな管理者を見ると
「おいおい、前座ぐらい生徒に任せたって罰は当たらないぜ
最初から俺が出て行ってもパーティーが白けるだけじゃねぇか」
おどけるように言うと腕組みしながら観察している

84 :青葉草介 ◆UeaUYwi1Nw :2011/01/02(日) 17:49:56 0
>>77>>78>>79
>リリィの でんこうせっか!
ちょうおんそくの ひらてが くうを きる!
こうかは いまいちのようだ
「うわぁ! ちょ、何すんですか!? 危ないじゃあないですか!」

>「年上になってもエンドウ君の好みに掠りもしなくて、わぁるかったわね!
 私みたいな女の需要が、レモンティーの果汁並みと教えてくれてありがとう!
 でもね、あなた達、大事なこと忘れてない?」
「あはは、でも電車とかで痴漢されにくいですよ! …たぶん。そしてロリなら需要が跳ね上がります! ジュースくらいになります!」
必死でフォロー(?)する青葉
「一番大事なのはここでしょ!ここ!」
「…性格(キャラクター)って事ですか? 一理ありますね。でもやっぱり大事なのは幼さですよ。あと髪の毛」
相変わらずロリコンである

>「ヘルミーネさん、乗ってください!青葉君、テレポート先は禁書の間よ!魔人さん、こっちです!」
「了解! 行きます、テレポート!」
禁書の間までテレポートする
>「青葉おにぃちゃん、ヘルミーネちゃん!マリアちゃんが!!
 いったい何がどうなってるの?!もしかしてこれが、呪歌とやらの効果なの?!
 あっn!呪歌なら確か、逆さに歌えば解除できるって聞いたことが――――」
「大変ですね…どうしましょう…! 何か薬は…え、呪歌ですか? すみません、呪歌は専門外なんです…。
呪いの効果を予防する薬ならありますが、もう罹ってしまっているし…」

>「にゃあお!に”ゃ〜に”ゃ〜に”ゃに”ゃ〜♪」(僕の歌を聞け!ボエ〜ボエ〜ボエボエ〜♪)
>「にゃにゃなぁ♪にゃごにゃご♪」(勇気奮い起こせ♪苦しみに負けないで♪)
あまりにも音痴なフリードの歌を聞き、
「ちょ…いくら何でも酷すぎるでしょう! ええと何処かに…ありました! 『変声キャンディー』!
この中から…これにしましょう、『ストロベリー味(ロリ声)』!
これを歌ってるフリードさんの口に…テレポート! 」
『変声キャンディーストロベリー味(ロリ声)』を歌っているフリードの口の中へテレポートさせる青葉。
フリードの声をロリにして多少マシにしようという狙いである。決して疚しいことはない。たぶん
「さらに! チート薬、科目(音楽)! これでしばらく物凄く音楽が得意になります! 飲んでくださいフリードさん!」
さらにテレポートでチート薬を渡す青葉。

85 :ヘルミーネ ◆kUnRad7n/s :2011/01/03(月) 05:18:58 0
>>55
>あそこにいる先輩も、きっと協力してくれるでしょうし。
>そうですよね? 聞こえてますよね? ヘルミーネ先輩?」

誰かに呼ばれたような気がしたけれど、私にはやることがあるの。
目指すべき道に向かって進む私は、聞かなかったことにしてその場を通り過ぎました。
うん?
目指スベキ道ッテ、何ダッタロウ。
一瞬遅れて気づいた私は、そのままの体勢で進めた歩を戻しました。
ムーンウォークは乙女の嗜みです。

「ああ、いたいた。それにしても、揺れるね」
部屋に帰る前にきびすを返したので、遅れましてとは返せません。適当にごまかしました。

>>58
>「だから囮は却下だとあれほど――――え、ヘルミーネさん?!
> いつからそこに?もう、補充する品々はお手元にそろったのですか?」
>「いやだ、リリィですよ。ちょっとイメチェンしただけですわ」

「ええ何とか。ご機嫌麗しゅう……」
彼女のボロボロな服装がその意に沿うものだとはいえないでせう。
ここではよく似合ってますとは言えません。
そういえば、私も先の先の騒動で、私の服もところどころ端が焦げていました。
リリィと名乗る女性は私のことを知っているようなのですが、記憶にありません。
しかしご存じないとも言えないので、適当に調子を合わせるのでした。

そうこうとしているうちに話は進んでいきました。

>>78
>「ヘルミーネさん、乗ってください!青葉君、テレポート先は禁書の間よ!魔人さん、こっちです!」
>リリィは箒にまたがり、皆の後を追った。

「ふぇ……?あ、うん。ありがとう」
事態を呑み込むのにいっぱいいっぱいだったので、少々間の抜けた返事になりました。
ハンカチに細工をするとリリィの箒の後側に広げて、クッション代わりにします。
『おしりはハンカチの上に置きなさい―トップ侍女長がやっている小さなルール』の通り。
……それ以前の問題として、私のバランス感覚では箒の上に座ると色々問題なのです。
禁書の間には割合早くついたと考えられますが、ずいぶん長かったように感じました。

86 :ヘルミーネ ◆kUnRad7n/s :2011/01/03(月) 05:20:02 0
>「青葉おにぃちゃん、ヘルミーネちゃん!マリアちゃんが!!
> いったい何がどうなってるの?!もしかしてこれが、呪歌とやらの効果なの?!
> あっ!呪歌なら確か、逆さに歌えば解除できるって聞いたことが――――」

「落ち着いて……」
そう言っている私こそ、頭の中が絶体絶命フルスロットルなのでした。

>>79
>「わしの名は凶悪魔サタンクロース!!」CV若本
>「12月24,25日には無敵の力を持つ悪魔よりも強い凶悪魔!ベリー苦しみます!!」CV若本
>「私の名は凶悪魔カァレンダァ!このあたりの半径5m付近の日付を12月24日に変えてやる!!」

悪いことは重なるものです。
一つ一つ考えなければ、手を打てることも解決しないでしょう。
しかれど頭の中はぐるぐると回るばかり。
「逆さに歌えば、ね……」

そっと大鎌に手をかけると、輝石にチークを少しまぶして組成しなおします。
その赤みが輝石を丸く包み込むと、部屋に紅い月が昇るのでした。
「秋の日は定めなく落ちて 地は北に黒く 月は南に赤く 流れる涙もまた月を映して」
月は次第に部屋に溶け、ついにはなくなるのでした。

次に丸いガラス片を取って緑色のシェードをまぶし、力をこめます。
すると指先大のホトトギスとなって上へ舞い上がるのでした。
「石は白く 風も白く 人々はただ閑かに ホトトギス鳴く 夏の葬列」
クオリアを持たないホトトギスは、しばらくすると塵に帰るのでした。

次はパールピンクのハイライトとコロンを少々振りまいて魔法をかけます。
粉の落ちた場所から沈丁花が咲き乱れ、お香に似た匂いが立ち込めるのでした。
「春の風は麗らかに流れて からたちの花は甘く 沈丁花はなお強く香り ただ心のみ取り残されて」
沈丁花の花もまた、時間が経つとふっと消えるのでした。

「天順逆行……季節を逆に辿ってみたけれど」
詩才もなくては効果もそれなりかもしれないけれど、何もしない訳にもいきません。
鎌の適正が<<カース>>なので、呪い返しにはちょうどいいとは思うのだけれど。
ちょっと根が暗かったのですが、事態が事態だけに仕方ありません。
好転することを祈りながら、様子を見守りました。乾坤無住同行二人。

87 :フリードリッヒ ◆cOOmSNbyw6 :2011/01/05(水) 01:13:48 P
>80-86

>悪霊の活性化によって姿を現した凶悪魔の力も大分和らいだようだ。
それが証拠にフリードにサタンクローッスはボコ殴りにされている
基本的に季節ネタキャラはその季節を過ぎると力を失うのだ

>「さらに! チート薬、科目(音楽)! これでしばらく物凄く音楽が得意になります! 飲んでくださいフリードさん!」
「にゃにゃあ!にゃあお」(だが断る!どうせ副作用付きなんでしょ)
フリードは青葉に自分の声を変えられたことを怒っているようだ

「にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ」(君が死ぬまで殴るのを止めない)
かない○かっぽい声でにゃあにゃあ言いながら
サタンクローッスを殴るのを再開するフリード
まさにORETUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE状態である
グレンは思った……………これいじめじゃね?と

だがこのままカレンダー男を放っておけば逆転ORETUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEされてしまうだろう
彼には日付を操る力があるのだから
「いかんこのままではサタンクロースがやられてしまう!?
 だが顔のカレンダーを捲れば私の寿命も縮んでしまう」
そうこの世界でも1年は365日しか無いのである
そしてカレンダーを12月24日にしてしまえば残り7枚しか残らないのだ
その最後の一枚がちぎられた時それはカァレンダァの死を意味する
「ええい悪魔にも友情はあるのだ!!」
と言いながら自分の顔面のカレンダーをちぎり始める凶悪魔カァレンダァ
誰か奴を止めてくれ!!

>「天順逆行……季節を逆に辿ってみたけれど」
引きちぎったカレンダーが元に戻って行くのに気がついた凶悪魔カァレンダァ
季節が逆にめぐるのならば日付も逆に戻るというのであろうか?
原因は不明だがとにかくカレンダーは元に戻って行く
「私のカレンダーが1月1日にまで戻った……………だと」
それはサタンクロースフルボッコタイム継続決定の瞬間であった
「にゃあ!」(これは好きになった子が女装した男の娘だったときの怒り!)
「にゃあご!」(これは女の子に間違えられないように髪の毛を切ったら魔力が減った怒り!)
「にゃにゃあ!」(これは誕生日に男なのに何故かおままごとセットを貰った怒り!)
「にゃにゃにゃん!」(これは姉さんにむりやり女装させられた怒り!)
「にゃにゃにゃ〜ご!」(これは姉さんの描いた薄い本のモデルにいつの間にかされてた怒り!)
かないみ○っぽい声でにゃあにゃあ言いながら素手でぼこり続けるフリード
だからせめて魔法か剣使おうぜ魔法剣士
「にゃにゃあ!!」(そしてこれはクリ○ンを殺された怒りだァ!!)
フリードの中のグレンは思った……………誰だよと

88 :マリア ◇sto7CTKDkA:2011/01/05(水) 18:04:22 0
>77-87
>「にゃあお!に”ゃ〜に”ゃ〜に”ゃに”ゃ〜♪」(僕の歌を聞け!ボエ〜ボエ〜ボエボエ〜♪)
>「さらに! チート薬、科目(音楽)! これでしばらく物凄く音楽が得意になります! 飲んでくださいフリードさん!」
>「天順逆行……季節を逆に辿ってみたけれど」
「世の中には…便利な薬や魔法があるものね……。
 おかげで…かなり楽になったわ。 ありがとう」
青葉の魔法の薬の援護を受けたフリードの歌のおかげか、あるいはヘルミーネの天順逆行の効果か。
苦しみが和らいだマリアは、弱弱しくではあるが顔を上げて笑って見せた。
少しよろけながらも立ち上がって後に下がり、壁に背中を預けたマリアは周囲の状況を確認する。
お世辞にも良いとは言えないが、最悪と言えるほどには悪くはないと思えた。

>『……クリス……!』 「……おかあさんっ!」
>「私のカレンダーが1月1日にまで戻った……………だと」
歌が止み、悪霊と悪魔の力が弱まったのを見て取ったマリアは、右手だけで剣の形を取ったクロスを投げる。
狙いは過たず、投げられたクロスは凶悪魔カァレンダァの顔の日めくりを1月1日で縫いとめた。
これで凶悪魔がさらに強くなる事はないだろう。
マリアは苦しんではいたが、周囲の会話はしっかりと聞いていたのだ。

>鴉『! ……断る。俺は、人殺しで……それ以上に、親不孝者だ。
>  貴女をそんな姿にしたのは俺だぞ、そんな奴に、貴女の傍に行く資格なんか無い……!』
「…本当に悪かったと思っているなら。
 本当に過去の行いを悔いているなら。
 あなたは母親の元に行くべきなの。
 汝の罪血のごとく赤くとも、其は雪のごとく白くされる。
 贖罪をしたいのなら、自分から歩み寄らないと意味がないわ」
レイヴンにそう言ったマリアだが、”彼女”がクリスやレイヴンの母親だと信じ込んではいない。
ただ仮に彼女が偽者だとしても、レイヴンが側に近づくのは決して無意味ではないと思っての言葉だった。
それは母親のためにはならなくても、鴉が前に進む第一歩にはなるかもしれないのだ。

「…それよりあなた、その”色”は何?」
増して行く赤黒い光に気付いたマリアは、眉根を寄せてレイヴンにそう尋ねた。




89 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2011/01/06(木) 15:41:56 0
ERROR:本文が長すぎます!==4096==

ホストntnigt033207.nigt.nt.ngn2.ppp.infoweb.ne.jp

名前: リリィ ◆jntvk4zYjI
E-mail: sage
内容:
またまた時はさかのぼって。

>「それに魔人さんってのは止めてくれ、俺にはハイドって名前がある。
>魔人ってのはあくまで二つ名であって本名じゃない。お嬢ちゃんだってまな板さんって呼ばれるのはパスしたいだろ?」
怒ったリリィの攻撃は、最小限の動きで全て避けられてしまった。
ぜいぜいと息を切らしているリリィとは対照的に、ハイドは涼しい顔でみんなの話に耳を傾けている。

>「まぁ、待てよ。一応俺はその道のプロだ。それが生業で飯を食ってきたんだぜ?
>そんな人物を相手に友達を誘う感覚で誘うんじゃねぇよ。」
「そっか、プロを雇うにはお金がかかるんだ・・・・・・」
>「そうだな…俺を動かしたきゃ。」
リリィはごくりと生唾を飲み込んだ。命がけの仕事だ、どれだけ吹っかけられることk・・・・・。
>「ピザ三枚だ…それ以上はまからねぇ。」
「や・・・・・・・・・・・安っ!!!!!」

ハイドは管理人とは知り合いのようだ。
彼は管理人にもピザを請求している。
「あ、あの。テーブルに載るサイズのピザ3枚ですよね?
わかりました、払います。請求書はこちらのきょにゅー娘にお願いします」
なんとリリィは、エンドウに支払いをさせる気だ!
「仕方ないでしょ!私、苦学生なんだから!!エンドウ君はさっきまでずっと寝てたんだからいいじゃない!
 エンドウ君の国にはピザなんて無いんでしょう?だったらハイドさんと一緒に一緒に食べてみれば?美味しいわよ」
いくらドーピングで強制的に成長したとはいえ、いい大人のやることではない・・・・・・。
男の娘に体つきで負けてる、と言われたことがよっぽどショックだったのかもしれない。

そして。
ヘルミーネを箒に載せたリリィは、精一杯の速さで飛んでいった。
管理者も先に行ってしまいハイドは置いてけぼりを食らった形だが、彼の足なら問題ないだろう。

リリィ達がたどり着くと、クリスが見知らぬ女性と抱き合い、涙を流していた。
もれ聞こえる会話をつなぎ合わせてみるに、彼女はクリスの母親のようだ。
(ということは、レイヴンさんの母親にもなる・・・・・・・んだよね?)
レイヴンの話はリリィには難解すぎて、半分くらいしか理解できていないようだ。

色々考えたいこともあったが、庄も言っていられない。
禁書の間のあたりでは魔本からは悪霊の影響を受け、二体の悪魔が実体化していたからだ。
>「にゃ?」(え?太陽の王子?ブラックサン!?)
「俺は炎の王子!炎の力は、俺のエネルギーだ!!・・・・・・ってちゃうわ!
 エンドウ王子・・・・じゃなくてエンドウ君とフリード君、出番よ!!」
>「わしの名は凶悪魔サタンクロース!!」
>「12月24,25日には無敵の力を持つ悪魔よりも強い凶悪魔!ベリー苦しみます!!」
「なんでサタンクロースがこんな場所に!私達そんな悪い子じゃありません。
 それに、禁書の間を散らかしたのはオーク達で・・・って、あれ?」
・・・・・・・無敵の力を誇るはずのサタンクロースは、フリード達にタコ殴りにされていた。
12月24,25日以外には、本当に能力が落ちるらしい。
「よかった、これなら勝てる・・・・・・」
>「私の名は凶悪魔カァレンダァ!このあたりの半径5m付近の日付を12月24日に変えてやる!!」
「また新手が!
 しかもこの悪魔がいたら、サタンクロースが無敵の力を取り戻してしまうじゃない!!」

90 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2011/01/06(木) 15:44:56 0
>「にゃあお!に”ゃ〜に”ゃ〜に”ゃに”ゃ〜♪」(僕の歌を聞け!ボエ〜ボエ〜ボエボエ〜♪)
合体してるせいだろうか?ひどい音痴である。
だが一部の悪霊は苦しんでいるので、リリィは「ジルべリアの呪歌はこうなのだ」と信じ込んでいた。
その後突然声変わりしたフリードは青葉となにやら揉めていたようだが、リリィはクリス達が気になって戦いに集中していなかった。
(ひしと抱き合い感動の再会を果たしているクリスとレイヴン邪魔はしたくないんだけどな・・・・・)
悪霊がクリスを狙っている以上、クリスを結界の向こう側にいつまでもおいておくわけには行かないのだ。
それにあそこには、少ないがまだオークも残っているはずだ。
レイヴンは「悪霊はクリスを狙っているのだ」と話していた。
今のところ姿が見えないが、このままで終わるとはとても思えない。

>「いかんこのままではサタンクロースがやられてしまう!?
> だが顔のカレンダーを捲れば私の寿命も縮んでしまう」
「悪魔のくせに寿命一年なんだ・・・・・・・じゃああの顔のカレンダー毟ったら消滅するってこと?!」
リリィはようやくグレンと同じ考えに至った。
>「ええい悪魔にも友情はあるのだ!!」
「きゃーやめてー!毟らないでー!」

次の瞬間、ヘルミーネは幻想的な美しい魔法を発動させた。
走馬灯のように巡る季節が、狭い空間に再現されていく。
>「天順逆行……季節を逆に辿ってみたけれど」
>「私のカレンダーが1月1日にまで戻った……………だと」
「寿命が延びた・・・・・・ってことかな?」
歌が止み、悪霊と悪魔の力が弱まったのを見て取ったマリアは、右手だけで剣の形を取ったクロスを投げる。
狙いは過たず、投げられたクロスは凶悪魔カァレンダァの顔の日めくりを1月1日で縫いとめた。
これでめでたく、ソウルユニゾンタイム延長確定である。

「もう気が済んだでしょう?
 悪魔にも友情があるというなら、命まではとりません。サタンクロスを連れてもとの場所にお帰りください。
 これ以上暴れたら、あの魔人さんや修道女さんも黙っちゃいませんよ!
 ・・・・・・・と、こちらの猫さんがおっしゃっています」
虎の意を借りる何とやら。
ちなみに『魔人』ことハイドはこの状況にもかかわらず、管理人と一緒に高みの見物である。

>鴉『! ……断る。俺は、人殺しで……それ以上に、親不孝者だ。
>  貴女をそんな姿にしたのは俺だぞ、そんな奴に、貴女の傍に行く資格なんか無い……!』
「待ってよ、あの女性が亡くなったのもクーちゃんの羽根とか毟ったのも、レイヴンさんじゃなくて ならず者達だったでしょう?
 管理人さんのお部屋に行く前に、そう話してくれたじゃない!!」

「・・・・・・・レイヴンさん、私も親の顔は知らないけど、育ててくれたおばあちゃんは、こう言ってたよ。
 子供の幸せのためなら、親はどんなことでもやれるんだって。
 たとえ血の繋がりがあろうが無かろうが、その覚悟と愛が無ければ、人様の親になれる資格はないんだぞって!
 私は、クーちゃんのことをクーちゃんの背後霊から託されてる。
 親なんてたいそうなもんじゃないけど、この子のために出来るだけのことはしようって思ってる。レイヴンさん、あなたは?」

>「…本当に悪かったと思っているなら。
> 本当に過去の行いを悔いているなら。
> あなたは母親の元に行くべきなの。(略)」
「待ってマリアちゃん、あの女性の霊が、本当にレイヴンやクーちゃんの」
母親だとは限らない、という言葉を、リリィはあわてて飲み込んだ。
そんなことは、クリスはともかくレイヴンも気づいているに決まっているからだ。
>「…それよりあなた、その”色”は何?」
リリィは今頃になって、レイヴンの体が変色していることに気づいた。
「レイヴンさん、なんか顔色悪いわよ。色が邪霊みたいになってる。
 はっ、まさか、まだあの大量の邪霊達に特攻しようとか思ってないよね?
 ダメだよ、そんな姿見せるなんて、これ以上の親不孝はないよ!」
リリィはまた何か早とちりしているようだ。


91 :リリィ ◆jntvk4zYjI :2011/01/06(木) 15:46:10 0
>「にゃあお!に”ゃ〜に”ゃ〜に”ゃに”ゃ〜♪」
(僕の歌を聞け!ボエ〜ボエ〜ボエボエ〜♪)
合体してるせいだろうか?ひどい音痴である。
だが一部の悪霊は苦しんでいるので、リリィは「ジルべリアの呪歌はこうなのだ」と信じ込んでいた。
その後突然声変わりしたフリードは青葉となにやら揉めていたようだが、リリィはクリス達が気になって戦いに集中していなかった。
(ひしと抱き合い感動の再会を果たしているクリスとレイヴン邪魔はしたくないんだけどな・・・・・)
悪霊がクリスを狙っている以上、クリスを結界の向こう側にいつまでもおいておくわけには行かないのだ。
それにあそこには、少ないがまだオークも残っているはずだ。
レイヴンは「悪霊はクリスを狙っているのだ」と話していた。
今のところ姿が見えないが、このままで終わるとはとても思えない。

「とにかくレイヴンさん、貴方が持ってる剣は、クーちゃんと貴方にとって必要なものでしょう?
 だったらクーちゃんとその背後霊に託さないまま、無茶しちゃいけないわ」
背後霊こと太陽のかけらは、謎掛けのような言葉をたくさん残していった。
(もっとも内容を知るものは、この中ではレイヴンその人とフリード達くらいであるが)
管理人の言うことが正しければ、クリスに遺物である剣を渡せば能力を制御できることになるのだろうか?

リリィは直接見たことはないのだが、その姿は大きなカラスの怪人で、体からは太陽のような光と熱を放っていたらしい。
そしてその怪人姿だと、デメリットは大きいものの、太陽のかけらと呼ばれる力を発動させることが可能だ、とも話していた。
ただ、あれほどの力を贈り物だと喜ぶ気持ちは、リリィにはなかった。
出来れば制御したまま死ぬまで封印できればいい、と考えている。

「クーちゃん、お願いだから一度こっちに戻ってきて!
 今は姿が見えないけど、そこにはたくさんの怨霊がいるはずでしょう?危ないわ!」
呼びかけの最中からどこからか変な音が聞こえるようになってきた。
「な、何?この音は・・・・・・」
まるで、マリアの作った結界を内側から揺さぶるような音だ。

92 :炎道勇気 ◆hCjEHNrkek :2011/01/07(金) 01:27:44 0
〜さて、クリスを追う少し前〜
>「そこまで怯えられるとは心外だわ……何故かしら?
 しかし、あなたみたいに奥ゆかしい人ばかりなら、私もそうそう昔を思い出すようなマネは
 しないで済むのにね。“英雄殺し”に執念燃やしてた時代もあったわ。
 もし叶うなら、あの頃の自分を抹消したいものね」

「いや、まあだってあんなもの見せられたらね……まあ、わるかったよ」
頭をぽりぽりとかきながら、謝罪する
「奥ゆかしいのが我が国の誇りだからね。
英雄殺しとはまた豪気だねぇ!あれだけの実力があると、さぞかしたくさんの奴をぶっ殺したんだな!」

>リリィの でんこうせっか!
ちょうおんそくの ひらてが くうを きる!
こうかは いまいちのようだ!
魔法使いという以前にオリエンタルファイターな勇気には魔法少女なリリィのビンタを避けることなど容易かった
「振りがでけぇよ。リリィ……あたんねぇよ
もっと脇を閉めて、腰からすっとしたら威力がでるぜ!ほら、すっと!」
さっとスウェイバックで避け、彼女に平手のレクチャーを始めるようとするが、
リリィは避けられてることは予測済みだったのか、そのまま怒りながら話し始めた

>「年上になってもエンドウ君の好みに掠りもしなくて、わぁるかったわね!
 私みたいな女の需要が、レモンティーの果汁並みと教えてくれてありがとう!
 でもね、あなた達、大事なこと忘れてない?」
リリィは息を整えた後、自分の胸を、ぐっと親指で差した。
「一番大事なのはここでしょ!ここ!」
リリィの背後に大きなドンッっという文字が見えた気がした
「その貧乳は俺の趣味じゃねぇよ
そういう人種がすきな人間もいるし、いいんじゃないか人それぞれで
俺の趣味じゃねぇがな」
大事なことなので二回言ってみた。
追い打ちのあとの空中コンボもしっかりとするオリエンタルファイター勇気
>「大丈夫だよ〜、もしミンチにされるなら、マリアちゃんあたりがとっくになっちゃってるって〜。
 でも、心配してくれてありがと。
 ねえ、今から悪霊を退治しに行くんだけど、エンドウ君のこと、あてにしてもいいかな?
 ほら、炎には邪気を浄化する力があるって言われてるでしょ?」

「マリアあたりがな……たしかにそうだな。ミンチにされていまごろはハンバーグだな
邪気払いか〜俺の炎もあるし、一応払い方を習ってはいるんだけどな〜苦手なんだよな〜堅苦しいの
服も用意しなくちゃいけねぇし、お神酒とか神具とかも用意しなくちゃならねぇしな」
彼の頭の中では東方の邪気払いの儀式を想像しているようだ
>「女装じゃなくて女そのものじゃないのよ!っていうか、まだ女の体に慣れてないでしょ?危ないよ!」
「気にすんな、男には格好付けなければ、いけないときがあるんだよ!
今日はそういう日なんだよ!まだこの学校来て1日目だっていうのにな!!」
女のなりでえっへんと胸を張るとそこに二つ、ついている余分な脂肪がプルンプルンと揺れる
ブラをつけてないから盛大に揺れる
>なんとリリィは、エンドウに支払いをさせる気だ!
「仕方ないでしょ!私、苦学生なんだから!!エンドウ君はさっきまでずっと寝てたんだからいいじゃない!
 エンドウ君の国にはピザなんて無いんでしょう?だったらハイドさんと一緒に一緒に食べてみれば?美味しいわよ」

「支払いは俺かよ!!それにピザぐらい知ってるぜ!!あれだろ?コーラに合う食べ物なんだろ知ってるぜ!海外ドラマ見たからな!!」
変なことはちゃっかり知ってたりする。それよりこの魔法の世界でどうやってドラマを見ているのだろうか??

93 :炎道勇気 ◆hCjEHNrkek :2011/01/07(金) 01:29:40 0
〜時は戻り禁書の間突入後〜
>「にゃあお!に”ゃ〜に”ゃ〜に”ゃに”ゃ〜♪」(僕の歌を聞け!ボエ〜ボエ〜ボエボエ〜♪)
「何だこれ!!おい!フリードお前の国の呪歌をひどいな!魔力で殺すっていうより、この不快な音でぶっ殺すつもりかよ」
禁書の間につくなり、両耳を押さえながらフリードに抗議する

さて横で感動的なドラマが繰り広げていたが、そのとき幸か不幸か、勇気は爆笑していたそれはなぜか?
凶悪魔カァレンダァと凶悪魔サタンクロースとフリードとヘルミーネの一連の漫才をみて、腹を抱えて笑っていた
「バッカじゃねぇの、こいつら!!馬鹿だ、馬鹿ばっかだ!!はっははははははは!」
>「私のカレンダーが1月1日にまで戻った……………だと」
それはサタンクロースフルボッコタイム継続決定の瞬間であった
ヘルミーネの逆行魔法というとてつもない魔法のせいで1月1日に戻される
そして始まる魔法使いの大切なこと……もといとある拳の鉄拳制裁である
さすがにかわいそうになったのでこの惨劇を終わらせようと優しい勇気はカァレンダァを燃やした
「紙ってやっぱり火でもえるだろ?」
燃えあがるカレンダァ、本当に良く燃える

189 KB [ 2ちゃんねる 3億PV/日をささえる レンタルサーバー \877/2TB/100Mbps]

新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail (省略可) :


read.cgi ver 05.0.7.9 2010/05/24 アクチョン仮面 ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)