なな板TRPG広辞苑
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なな板TRPG広辞苑
ja
2022-07-11T20:35:19+09:00
1657539319
-
参考記事
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/597.html
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
2022-07-11T20:35:19+09:00
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メニュー
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/2.html
*メニュー
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//**更新履歴
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2021-06-03T10:35:40+09:00
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トップページ
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*[[なりきりネタなんでもあり板>http://kohada.2ch.net/charaneta2/]] TRPまとめwiki
#right(){今日:&counter(today)}
#right(){昨日:&counter(yesterday)}
#right(){トップページの合計:&counter(total, page=トップページ)}
***【緊急連絡】
TRPG掲示板『千夜万夜』をご利用の皆様へ
**千夜万夜が消失して困っている人の緊急連絡所を用意しました。
-[[緊急連絡所]]
**各スレの臨時避難所のまとめは以下に。新しく出来た場合追加していただければありがたいです。
-[[各スレ臨時避難所まとめ]]
**避難所として使用できる板
-[[なりきりネタなんでもあり避難所>http://774san.sakura.ne.jp/hinanjo/]]
なな板全般の避難所。代理投稿スレもあります。現在多くのスレの避難所がここにある模様。
-[[TRPG板(仮)>http://yy32.kakiko.com/trpg/]]
TRPG専用の避難所。現在放置状態のようですがその反面気軽に使えるかもしれません。
***代理投稿スレ (なな板TRPGよろず掲示板 )
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/9925/1282664387/
**千夜万夜復元用板
-[[千夜万夜・夜鳥乃巣コピー板>http://www3.atchs.jp/nntrp]]
千夜万夜・夜鳥乃巣の一部のスレのコピーが置いてあります。
所定の手順を踏めばその他のスレも復活させることができます。
***なな板TRPG広辞苑へのご意見ご要望はこちら
[[なな板TRP広辞苑 連絡用スレッド>http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/9925/1377001165/]]
----
**なな板TRPとは?
TRPスレとは、キャラクター分担型合作小説のことを言います。
多様な形式はありますが、参加者がキャラクターを持ち寄り、一つのストーリーを綴っていく事を目的としています。
#region(TRPとは?続き)
通常のTRPGとは違い、ダイスロールによる判定はありません。
また、各キャラクターの能力を競う事も楽しみの一つではありますが、目的ではありません。
あくまでストーリーを織り成す事が目的です。
故に、TRPGではなく、TRPスレといいます。
参加者はスレッドという世界に自分の分身であるキャラクターを投下します。
キャラクターはスレッド世界を舞台にしたストーリーを構成進行させる一部です。
あなたはあなたのキャラクターのストーリーの主役であり、同時に、他の参加者のキャラクターのストーリの脇役であったり、敵役であったり、準主役であったりします。
それぞれのキャラクターのストーリーが重なり合い、掛け合うことによって、スレッドのストーリーが紡ぎだされていくのです。
どのようなストーリーが紡ぎだされるか、殆ど即興の掛け合いですので、どう転がるかは全く分かりません。
自分ひとりでは決して紡ぎ出せないストーリーを楽しみましょう。
#endregion
(旧TRPまとめサイト『千夜万夜』より引用)
***なりきりネタなんでもあり避難所(通常運転中)
http://774san.sakura.ne.jp/hinanjo/
(TRPG専用ではありません。質問雑談形式のキャラハンの方々も多く利用されています。ご利用は計画的に)
***なな板TRPG よろず掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/internet/9925/
(TRPG専用掲示板。TRPG関係のスレ立てはご自由にどうぞ)
***旧TRPG専用掲示板「千夜万夜」「鵺の巣」
http://yy44.60.kg/figtree/
http://jbbs.livedoor.jp/internet/17427/]]
(消失。ログの復元依頼はこちら→http://www3.atchs.jp/nntrp)
***パー速のなりきりスレまとめWiki
http://www16.atwiki.jp/ikutomisan/(PC)
(他板への交流の際にご活用ください)
***代理投稿スレ (規制に巻き込まれたコテに愛の手を! )
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/9925/1282664387/
※当wikiへのご意見・ご要望は下記スレにお願いします
なな板TRP広辞苑 連絡用スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/9925/1377001165/
----
*忍法帳について
**2011/3/7より、なりきりネタなんでもあり板(charaneta2)にninja規制が導入されました
・なな板のスレッドに書き込む場合、すべてのホストに「忍法帳」が適用されます
・ブラウザの設定でcookieを有効にしていないと書き込むことができません
-投稿間隔、投稿日数に応じてレベルが設定されます
・書き込む際、名前欄に「!ninja」を含めると現在のレベルが表示されます
-現在のレベルに応じて連投間隔・投稿文字数が制限されます
LV1 : 819バイト(全角409文字) 120秒制限
LV2~3 :1638バイト(全角819文字) 60秒制限
LV4~5 :2457バイト(全角1228文字) 45秒制限
LV6~7 :3276バイト(全角1638文字) 30秒制限
LV8~19 :4096バイト(全角2048文字) 15秒制限
LV20~29 :4096バイト(全角2048文字) 5秒制限(samba10秒制限)
LV30~ :4096バイト(全角2048文字) 2秒制限(samba10秒制限)
#region(複数レスのメッセージ容量制限 其の壱 † )
一定の時間内に「忍法帖」が適用される書き込みで規定量を超えるメッセージを書こうとすると、レベルに関係なくレスが制限されるとともに忍法帖のレベルが下がる。
判定対象となる投稿期間 5分
規定されるメッセージ総量 20480バイト超
下がるレベル量 10レベル
規制議論板(sec2chd)は対象外
「忍法帖」で制限に引っかかると、以下のようなメッセージが出る
ERROR!
投稿量大杉:もちつけ(3)
やっちまったなぁ(-Lv10)
#endregion
#region(複数レスのメッセージ容量制限 其の弐 † )
一定の時間内に「忍法帖」が適用される書き込みで規定量を超えるメッセージを書き、さらに続けて同サイズのメッセージを3回連続で書こうとすると、レベルに関係なくレスが制限されるとともにレベルが1になる。
判定対象となる投稿期間 5分
判定が開始されるメッセージ総量 6144バイト超
同容量の連続レスとしてチェック対象になるメッセージ容量 384バイト超
規制議論板(sec2chd)は対象外……だといいなあ
「忍法帖」で制限に引っかかると、以下のようなメッセージが出る
ERROR!
投稿量大杉:おなかいっぱい(3)
#endregion
・スレ立てできるレベルは板によって異なる?が、スレ立て可能になるとレベルに“xxxPT”が追加表記されます
例:忍法帖【Lv=10,xxxPT】
-開発及び実験中のため、予告なく仕様変更が行われる場合があります(レベルがリセットされる可能性もあります)
・専用ブラウザで書き込みできなくても、普通のブラウザ(InternetExplorerやFirefox等)で書ける場合もあります。まずはそれらを試し、専ブラスレを訪れてアップデートや対策法を調べましょう
***詳しくは↓「忍法帖とは?」
http://info.2ch.net/wiki/index.php?%C7%A6%CB%A1%C4%A1%B4%AC%CA%AA
----
**@wikiへようこそ
-ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。
-このページは自由に編集することができます。
-メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます
2016-01-29T03:09:46+09:00
1454004586
-
現行スレ
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/34.html
**中世ファンタジー系(オーソドックスな中~近世ヨーロッパ風ファンタジー)
[[オリキャラRPGⅢ]]
[[【TRPG】ギルドアドベンチャー【ファンタジー】]]
[[【TRPG】Soul Tamer(ソウルテイマー)]]
[[ヘヴィファンタジーTRPG3期]]
[[異世界に迷い込んだ少年少女TRPG]]
[[オリキャラ総合スレ]]
[[【TRPG】VRMMOやろうぜ!]]
**その他ファンタジー系(和風、現代風、未来風、複合世界など)
[[大正冒険奇譚TRPG]]
[[【学園都市】電脳神話デビチル!【TRPG】]]
[[【なりきりリレー小説】ローファンタジー世界で冒険!]](創作発表板)
[[【機動戦士】ガンダム・ワールド【TRPG】]]
[[現代幻影TRPG]]
[[【サイバーパンク】トラブルシューター!【TRPG】]]
**現代異能バトル(現実世界準拠の世界で異能バトル)
[[BOOKS~童話系異能者TRPG~]]
[[ペルソナTRPGイデアルエナジー]]
[[とある科学のTRPG]]
**リアル系(上記より更に現実準拠の傾向が強いスレ)
[[封鎖されたゾンビの町から脱出しようとあがくスレ]]
[[【TRPG】ストライク・イェーガー【オリジナル】]]
**その他
[[萌えスレシリーズ]] (TRPG系二次創作スレ)
[[TRPG系実験室]]
#back(left,hr)
2015-11-24T18:11:14+09:00
1448356274
-
【特務機関:怪人運用支援局TRPG】
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/918.html
14/10/04~
現行スレ
【特務機関:怪人運用支援局TRPG】その2
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1427381411/
過去スレ
【特務機関:怪人運用支援局TRPG】
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1412424617/
2015-03-28T00:16:12+09:00
1427469372
-
オリキャラRPGⅢ
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/725.html
12/04/14~
現行
オリキャラRPG-3 第四章
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1417011187/
避難所
http://774san.sakura.ne.jp/test/read.cgi/hinanjo/1376920762/
***ログ
[[オリキャラRPGⅢ-1>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=725&file=orikyara3_1.htm]](147~)
[[オリキャラRPGⅢ-2>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=725&file=orikyaraRPG3-2.htm]]
[[オリキャラRPGⅢ-3>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=725&file=orikyara3-3.htm]]
***キャラクターテンプレ
[[バーンスタイン]]
[[フギニム]]
[[マク]]
[[ユーピテル]]
[[レイラ]]
[[レント]]
[[ロスト]]
#back(left,hr)
2015-03-28T00:05:41+09:00
1427468741
-
BOOKS~童話系異能者TRPG~
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/712.html
12/04/20~14/09/26
避難所
http://774san.sakura.ne.jp/test/read.cgi/hinanjo/1376997759/
***ログ
[[BOOKS~童話系異能者TRPG1~>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=712&file=books.htm]]
[[BOOKS~童話系異能者TRPGⅡ~>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=712&file=books2.htm]]
#region(コンセプト・ルール)
ジャンル:現代異能者物
コンセプト:童話をモチーフにした異能を持つ能力者達が事件を解決したり
悪の能力者と戦ったりする。
目安:特に無し(シナリオによって変化)
最低参加人数:3人
GM:無し?(立候補制)
決定リール:あり
○日ルール:4日
版権・越境:越境は無し、版権キャラとしての参加はNG
敵役参加:大いに歓迎
#endregion
#region(『本』の設定・テンプレ)
テンプレ
名前:
性別:
年齢:
職業:
外見:
性格:
本の題名:(能力の説明も加えてください)
備考:
本について
この世界では本を手に入れる(=覚醒する)ことで異能で使うことが出来る。
本は一人につき一冊のみ
本の内容は全て昔話や童話などの児童文学
能力はその作品に対する持ち主の感想や印象、イメージによって決まり、どんな内容の本でも使える能力は一つだけ
また同じタイトルだとしても同じ能力になるとは限らない。
本が使い物にならなくなった場合、昏睡状態になってしまう。
能力は体のどこか一部分に本が触れている状態でないと使えない(ブックカバー越しでもOK)
#endregion
**キャラクターテンプレ
[[赤針 隆司]]
[[勝河 隆葉]]
[[橘川 鐘]]
[[佐川 琴里]]
[[詩乃守 優]]
[[唐空 呑]]
[[鳥島抜作]]
[[灰田硝子]]
[[赤堀 君香]]
[[稲葉 史郎]]
[[潮崎 双目]]
[[狼原 良士]]
[[笠原 諸友]]
[[姫郡 久実]]
[[皆川 呉作]]
#back(left,hr)
2015-03-27T23:51:58+09:00
1427467918
-
TRPG系実験室
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/856.html
13/04/02~
本スレ
TRPG系実験スレ その2
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1419605987/
避難所
TPRG系実験板
http://www4.atchs.jp/zikkenban
過去ログ
[[TRPG系実験室>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=856&file=jikken1.htm]]
#region(趣旨)
TRPG関係であれば自由に使えるスレです
他の話で使用中であっても使えます。何企画同時進行になっても構いません
ここの企画から新スレとして独立するのも自由です
複数企画に参加する場合は共通のトリップを使ってもいいですし企画ごとに別のトリップを使っても構いません
使用にあたっては混乱を避けるために名前欄の最初に【】でタイトルを付けてください
使用方法(例)
・超短編になりそうなTRPG
・始まるかも分からない実験的TRPG
・新スレを始めたいけどいきなり新スレ建てるのは敷居が高い場合
・SS投下(万が一誰かが乗ってきたらTRPG化するかも?)
・スレ原案だけ放置(誰かがその設定を使ってはじめるかも)
・キャラテンプレだけ放置(誰かに拾われるかも)
#endregion
#region(企画一覧)
-エロマンガ島の日常
-なんちゃってソーテー
-韓流TRPG
-ビッグダディTRPG
-ラスボスになりたい!
-ココリコ坂で耳を澄ませば隣のアリエナイッティ
-推理倶楽部
-タイムトラベルファンタジー・クロノブレーク
-ゴストゥルーパー・ドールズ
-ギャグファンタジー天空編
-超!武道トーナメントTRPG!
-からくり人形劇(仮題)
-多次元TRPGワールドZ4政策委員会
-模擬宇宙戦争
#endregion
#region(完結済みor打ち切り)
・エロマンガ島の日常
エロマンガ島の首都タケトシシティーはお金持ちとかこじきの住む町。
精神病が流行っていて今日も力いっぱいに虐待が始まる。
空も雲も病院も街も気持ち悪いデザインのもので溢れているが、
百人に一人は友達がいるから安心して欲しいし、君たちは住むのだ。
この街に!
なお、エロマンガ島とは妄想と関西のあいだにあり
夢列車やイタ車で行けると噂されている……
のだ!!
キャラクターテンプレ
名前: 一条ゆかりこ
出身:エロマンガ島
属性:大御所
種族:主婦
性別:女
年齢:32
技能:子育て
名前:一条ヨヒシコ
出身世界:エロマンガ島
属性:ぺいぺい
種族:ハムみたいな赤子
性別:男
年齢:2
技能:すくすく育つ
・なんちゃってソーテー
ソーテーのアニメ劣化版みたいなコンセプト。
万人受けを狙った子供向けな感じ。
キャラクターテンプレ
名前:カナロア・トロ
性別:男
年齢:13
職業:漁師見習い
名前:エル
性別:女
年齢:13
職業:巫女見習い
・ラスボスになりたい!
#endregion
#region(スレ原案)
・韓流TRPG(名称未定)
ジャンル:韓流時代劇。TRPGは韓国が起源
コンセプト:朝鮮の架空王朝、舜氏朝鮮の時代で繰り広げられる愛と憎しみの歴史スペクタクル!
決定リール:あり。決定リールも韓国が起源
レス順:自分優先の態度で
版権・越境:あり。史実の人物を出した場合は作中年代が確定
敵役参加:あり。倭寇は必ずやられること
その他:韓国語翻訳ツール(読み方ルビ付き) http://hot-korea.com/tool/translation/
■舞台■
中国は明の時代。
朝鮮では李朝の王である傾宗が高麗王族の血を引く叡祖の蜂起で討たれ、新たに舜朝へと改まる。
首府は開城(ケソン)に移され、五十年が経ち、叡祖の孫である舜景(スン・キョン)の治世。
三代が続くうちに王権は次第に縮小し、代わって両班(ヤンバン)と呼ばれる貴族達が権勢を振るうようになっていた。
両班の中で最大の派閥は王母の弟、柳仁弼(ユ・インビル)を中心とする一派。
彼らは私有する土地と兵を背景に政争を勝利し、国政を牛耳り、王の世継ぎ争いにまで誰憚ることなく口を出す。
実権を臣下に握られ、腐敗してゆく国を憂う舜景は、王権の回復を願い、密かに直属の組織を作った。
諸国を内偵して官吏の不正を暴き、時に暗殺をも厭わぬ暗行御史である!
王族、両班、文官武官、女官、明、倭寇、商人に無頼の徒、そして無数の民……。
様々な思惑が入り乱れる壮大な史劇が、今ここに始まる!
■人物設定欄■
姓名:
性別:
年齢:
風貌:
身分:
特技:
・ビッグダディTRPG
おおまかなあらすじ。
岩手県に住む林下清志さん(通称、ビッグダディ)は、
整骨院などで生計を立て8人の子供たち(4男4女)と暮らしていた。
その後、彼が知人の借金の連帯保証人となったことで、妻・佳美(よしみ)は、離婚して家を出る。
大勢いる子供の教育費が賄えなくなり苦慮していたところ、鹿児島県の奄美大島大和村では通学費補助が付き、
生活費も格段に安く上がるとの情報を得て家族全員で移住することとなった。
林下家の奄美大島での暮らしぶりの放送を見ていた元妻・佳美が、離婚後に産んだ三つ子を連れて、
奄美にやってきて、子供が新たに出来たことにより最終的に復縁することとなった。
彼は家族の生活費を稼ぐため、愛知県豊田市の接骨院へ出稼ぎに出た。
しかし、その後、元妻とは再び離婚し、18歳年下で5人の子持ちの女性、美奈子と再婚。
奄美大島に高校生の子供2人(次男、三男)を残して、豊田市でふたつの家族がひとつになった。
このころ、シリーズがスッカリ人気となっていた「ビッグダディ」だったが、
豊田市の寮が狭いなどの理由により奄美大島に戻ろうとしたが、
結局子供2人(長女、長男)を寮に残し、勤務していた接骨院を辞めて香川県の小豆島に移住した。
小豆島で古い一軒家を破格値で購入し、借り店舗にて接骨院を開業した。
やがて現妻・美奈子との間に子供が誕生したが、再び、離婚の危機。
とうとう別居することとなったのだった。
年齢は、2012年。
父:清志(きよし 47歳)
現妻:美奈子(みなこ 28歳)
元妻:佳美(よしみ)
元妻・佳美(よしみ)との間の子。
長女:愛美(まなみ 20歳 歯科医院受付・愛知県豊田)
長男:新志(あらし 19歳 よこやま整骨院で見習い・愛知県豊田)
次男:熱志(あつし 横浜で会社員)
三男:武志(むさし 奄美)
次女:柔美(よしみ 中2)
四男:源志(げんし 中3)
三女:詩美(うたみ 中1)
四女:都美(ととみ 小6)
佳美(よしみ)の連れ子。(豊田)
三つ子:空美(ひろみ 通称そら)、海美(ひろみ 通称うみ)、心美(ひろみ 通称ここ)
両親の子:紬美(つむみ)
現妻・美奈子(みなこ)の連れ子。
星音(しおん 小6)
乃愛琉(のえる 小4)
姫麗(きらら 小1)
來夢(らいむ 5歳)
妃翠(ひすい 4歳)
両親の子:蓮々(れんと)
#endregion
#back(left,hr)
2015-02-17T01:13:58+09:00
1424103238
-
遊撃左遷小隊レギオン!
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/483.html
11/05/01~
#image(http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=483&file=trpirasuto.jpg)
&sizex(4){『――――そうなったら人類、最強だろ?』}
現行スレ
【TRPG】遊撃左遷小隊レギオン!Ⅸ【オリジナル】
http://nozomi.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1394972079/
避難所
遊撃左遷小隊レギオン!【古巣】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/10454/1376802302/
過去ログ
[[遊撃左遷小隊レギオン!1>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=483&file=region1.htm]]
[[遊撃左遷小隊レギオン!2>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=483&file=region2.htm]]
[[遊撃左遷小隊レギオン!3>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=483&file=region3.htm]]
[[遊撃左遷小隊レギオン!4>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=483&file=region4.htm]]
[[遊撃左遷小隊レギオン!5>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=483&file=region5.htm]]
[[遊撃左遷小隊レギオン!6>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=483&file=region6.htm]]
[[遊撃左遷小隊レギオン!7>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=483&file=region7.htm]]
【TRPG】遊撃左遷小隊レギオン!Ⅷ【オリジナル】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1374415628/
避難所ログ
[[遊撃左遷小隊レギオン!避難所1>http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload&act=open&pageid=483&file=hinan1.htm]]
[[遊撃左遷小隊レギオン!(イラスト集)>http://www18.atwiki.jp/trpirasuto/pages/42.html]]
#region(冒頭)
――ここが否定の最果てだ!
人類は『英雄』を必要としなくなった。
誰かと共有することのできない才能という現象に、人々が否定的になり始めた時代。
極少数の優れた人間が人類全体を牽引していく社会形態は終りを告げ、
完成されきった魔導技術は誰でも手軽に奇跡を起こせるレベルに社会へ浸透した。
今日より明日は強く輝き、強すぎる光は明日を覆い隠す!激動する時代の中に、取り残される者たちがいた!
『魔』を色濃くその血に残した、いわゆる『天才』たちである!
高すぎるポテンシャルとプライドに組織の中で爪弾きにされ失職寸前の天才たち。
否定され続けた彼らに残された道は、官民問わずあらゆる機関からの出向という形での、左遷。
受け入れ先は帝都王立従士隊、新設されたる窓際部門。『遊撃課』という名の境界なき雑用部隊。
掃き溜めの如く集められた有象無象(レギオン)達は、天才同士身を寄せ合って自分の異質を平均化した。
ここなら誰もが最底辺。天才という名の社会不適合者達は、果たせるかな国防の最前線へ。
そう、ここは最底辺の最前線。
変わりゆく時代に否定され、変わることに抗う者たちの最果て。
【遊撃左遷小隊レギオン! 起章 ――掃き溜めの英雄達―― 】
#endregion
#region(コンセプト・ルール)
ジャンル:群像ファンタジー
コンセプト:時代の過渡期。否定され『変わる』ことを要求された者たちの抵抗
期間(目安):起承転結で4シナリオ
最低参加人数:4人
GM:あり
決定リール:原則あり。過度の場合はGMが調整
○日ルール:あり(5日)→5/21より(3日ルール)に変更
版権・越境:なし
名無し参加:なし
敵役参加:あり
避難所の有無:あり
備考:最強厨歓迎
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#region(主な設定)
世界観:
剣と魔法のファンタジー世界。魔法は明確な技術体系として社会に取り込まれている。
かつて魔族とヒトの祖は交わり、その身に魔族の血として魔力を宿した人類が生まれた。
剣から魔法へ、魔法から魔術へ、時代の変遷と共に『魔』は洗練され、高度に社会に浸透する。
そして時代は下り現代。人々の中から段々と『魔』は薄くなり、失われていこうとしている。
舞台となるのは大陸の半分ほどを領地とする巨大国家『帝国』。
対外兵力として正規軍、国家内部への治安維持組織として騎士団と従士隊を持ち、
主に官僚や貴族の護衛に騎士を、国民の守護に従士を置く。
従士隊:
自衛隊と警察を合わせたような治安維持機関。騎士の下役で、職分は国家公務員。
その実力は構成員によってピンキリで、軍ほどの練度もなければ騎士団程の人材もない。
万年人材不足ゆえに、打開策としてあらゆる機関からの左遷者を集めた『遊撃課』を設立する。
遺才《ブラックボックス》:
この世界での『才能』とは現実に言う漫然としたものではなく、個人に備わった一種の『特殊体質』である。
その身に宿す人類の祖、魔族の血脈が表出した絶対不変の遺伝形質。これを『遺才《ブラックボックス》』と呼ぶ。
例えば剣の才能がある者は、どれだけ怠けようともどれだけ虚弱でも、剣においては才能のない者より強い。
故にこの世界では、血筋と家柄が何よりも重いのだ。
マテリアル:
『遺才』を発揮する為には祖となった魔族に自分を近づける必要がある。
具体的なイメージのしやすさからそれは大抵『才能の象徴』となる物を身につけることになる。
剣の才能があれば剣やそれを模ったものを、知識の才能であれば書や本を……などなど。
その象徴物をマテリアルと呼ぶ。
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#region(魔法について)
魔法とは『魔術、聖術、符術その他魔力によって励起される現象・技術』の総称です。
逆説、魔力とは『魔法を使うためのパワー』だと思っていただければOKです。
現実に例えれば電子機器と電力の関係のようなもので、ただし魔力はそれらと違いかなり応用が効きます。
魔力は生物・無生物問わずあらゆる存在に生み出すことが可能で、他のあらゆる力に代替することができる万能エネルギーです。
例えば人間は普通に体内に魔力を有していて、それを使って魔法を発動します。
また魔鉱石と呼ばれる魔力含有量の高い石を専用の炉にくべて業務用の魔力を抽出したりなんてこともあります。
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#region(魔術について)
魔術とは作品世界において最もポピュラーな『魔法』であり、『術式』というプログラムによって魔力を現象に変換します。
術式にはいくつか種類があって、術式を口述する"呪文"、文字で術式を記述する"陣"、脳内で術式を思い描く"思念転写"が有名。
通常、ヒトが魔術を使う場合、体内の魔力を練り上げ、術式を通して励起する現象の方向性を指定します。
例えば火炎術式であれば『魔力を炎に変換し、前方へ向けて投射』、飛翔j術式であれば『魔力を風に変換し、下方向へ噴射』
といった具合です。上記の術式は単純なものですが、起こしたい現象が複雑であればあるほど術式は長くなります。
魔術に関しては一般社会のレベルで浸透しているため、簡単なものは初等教育の段階から教わります。
ただし、後述する魔導具の存在によって術式の原理を知らなくとも魔術は使えるため、専門的に学ぶ者は少ないです。
予め術式を仕込んでおいたアイテムに魔力を流して魔法を発動するというのは作中でも箒やゴーレム、魔導砲などで出てきていますね
いわゆる『魔導具』、その内部機構の『魔導炉』と呼ばれていたアレです。
また魔術の規模が広範であればあるほど、複雑であればあるほど消費される魔力は大きくなります。
ゴーレムや都市規模の防衛結界、大陸横断鉄道などはとうていヒト一人の生産する魔力ではおっつきません。
そういうときに大活躍するのが魔力を蓄積しておける『畜魔オーブ』です。
こいつを魔導炉に直結し、大容量の魔力を常に送り続けられるラインを確保することでゴーレムや鉄道は機能するわけですね。
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#region(騎士について)
騎士とは称号であり名誉職である。
戦場の主役が馬と槍だった頃の名残で、それらがゴーレムと兵士にとり変わった後も、『武』の象徴として重用されたる職分だ。
帝国では古くから『遺才』という概念の関係上、血の尊い貴族が戦場でも実権を握っていた。
良き眷属の血を持つものは、より良き血の持ち主と交わり、『家系』としての強さを伸ばしていく。
ゆえに雑種から突然変異的に発現でもしない限り、多くの遺才は貴族によって独占されていた。
必然的に、名家の世継ぎから下の就職先として多くの貴族を擁する帝国騎士団は、帝都最強の戦闘集団に違いなかった。
旧態然とした剣や盾の戦術は、正規軍のゴーレムや飛翔機雷に瞬間火力でこそ劣るものの、白兵戦では掛け値なく一騎当千。
騎士団から将校として軍に出向する者も多くいるため、実質的に帝国の戦力の要は彼ら帝国騎士団が握っているのである。
騎士団には明確な縦社会の関係がない。騎士とは本来雑兵を束ねる戦場の将であり、言ってみれば全員がリーダーだからだ。
代わりに上位騎士・下位騎士というランク付けがあり、上位は下位に優先するという形で上意下達を暫定的に形成している。
上位騎士にもなれば貴族としては出世の最高到達点。軍の将官級や従士隊の部長クラスと同等の実力があると見なされるほどなのだ。
◆
帝国騎士団というのは副次的に武力を持つだけでその本質は軍事ではなく行政機関です
従士隊が自衛隊と警察の複合組織と言うならば、騎士団は行政庁(この世界では城)所属の高級官僚というわけですね
下位騎士は家格や学歴次第で広く門戸を開かれていますが、上位騎士は完全なる実績選出です
上位騎士になれば幹部待遇での軍や従士隊への出向、元老院への列席、護国十戦鬼への招聘などさまざまな道が拓かれます
騎士団全体の中でも一握り、5パーセント程度しか存在しないエリートオブエリート、それが上位騎士なのです
昇進には武官であれ、文官であれ、他の下位騎士より抜きん出ていて上位騎士にも遅れを取らない有能さが必要になります
前置きが長くなりましたが、上位騎士への昇進は試験ではなく選出です
行政機関なので、公務員たる騎士の昇降は国家法とそれを直轄する元老院によって厳格に定められています
官僚として行政の様々に関わる必要のある下位騎士と異なり、上位騎士は己の一芸のみを国家の為に使うことを求められます
教導院でも落ちこぼれ騎士団でもうだつの上がらなかったスティレットは、『剣鬼』という一芸だけで上位騎士になりました
逆に言えば他がどれだけ万能で優秀な人材でも、誰にも負けない一芸がなければ上位騎士にはなれないということです
そういった、個人の有能さを測る『基準』としての意味合いも上位騎士にはあるわけです
つまり、上位騎士への昇格条件は、『現・上位騎士の誰かにその専門分野で勝つ』こと(例:剣による一騎打ちでスティレットに勝つ)
あるいは『現上位騎士がカバーしていない専門分野を見つけ出し、それが帝国にとって有用だと元老院に立証すること』
(例:新しい技術の創出→プレゼンで立証、もの凄く人望がある→署名や投票で立証 など)
当然上位騎士はみな鬼銘クラスの遺才を持った天才たちなので一筋縄では行きません
上位騎士になるということは、その専門分野では帝国の誰にも負けない、最強であるということの証明なのです
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#region(大陸と帝国)
そも、帝国の存在する大陸は大雑把に言って『大きな亀裂の入った卵』のような緩やかな楕円形をしています。
この"亀裂"にあたる部分は大昔に魔族やらと色々あった時期に地割れして海水の流れこんだ入江河になっており、
内陸国であり海に面していない帝国にも海産資源をもたらしています。無理やり記号化すると、マイルドセブンのロゴみたいな形です。
(参考:http://mokupaku.seesaa.net/tobacco/MILDSEVENprime1.jpg)実際はもうちょっと亀裂も細くいびつです
帝国はこの大陸のほぼ真ん中を陣取っている大陸最大の国家です。
面積にして大陸の半分弱、広大な土地と膨大な資源、それから後述する特殊な国家加護によって永盛を享受してきました。
しかし同時に、大陸の真ん中にあるために四方八方あらゆる方向に敵を作っていることにもなります。
帝国は領土を必ず帝都を中心にした正円型にしなければならないという制約があり、360°全方角に隣国との国境があるのです。
帝国は首都を現在のエストアリア(旧名・円環都市)に遷都してから、大規模な国策事業として加護結界の敷設に取り掛かりました。
遷都以前の大陸では無数の大国が覇権を争う群雄割拠の時代に突入しており、
当時全方位を敵国に囲まれた一介の弱小国家であった帝国に、魔を喰い魔に喰われる激戦を勝ち抜く国力はありませんでした。
半端に内陸だったために、全ての隣国との戦線を維持しなければならず、軍事資源が枯渇することは近い未来だったのです。
そこで人材にだけは恵まれていた帝国の政治家たちと国抱えの魔導師たちが、現状打破のための国策事業に乗り出したわけです。
遷都したエストアリアの都市級加護結界を拡大し、国一体を丸々覆い尽くせるほどの国家結界とし、
『円環』という名前の持つ"永劫"、"回帰"、"囲護"などの意味を抽出した加護を『土地そのもの』に付与することに成功しました。
加護によって魔法的に安定した大地は豊穣となり、そこに住む者の肉体を強靭に育て、良質な魔力資源を生み出します。
それらの恩恵を受けて帝国は長きに渡る戦いを勝ち抜くことに成功し、大陸最大の国家にまで成長したのです。
国土全域に影響するという強力な加護ですが、円環という形そのものに魔術的意味を持たせるために領土は必ず円形である必要があり、
帝国領を広げようとすれば必然的に他の全方位の地域を同時侵略しなければならないという制約が課されています。
正円型の国境ラインを築けない臨海部や山脈は越えられず、円形を保つために大陸の四隅は侵略できません。
この成り立ちの経緯によって、大陸の国家達は中央の帝国によって分かたれた四方に点在しているということになります。
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#region(大陸の国家達)
現在の大陸内の割拠図について。
前述の通り帝国を中央にした四方が他国の領土となっているわけですが、便宜上これを東西南北の四方面と定義します。
帝国の西隣、大陸の西方面に広がっているのが現在帝国と領土問題を巡って衝突中の小国家群『西方エルトラス連邦』。
主に侵略国家である帝国に対抗するために結ばれた小国家連合であり、国家間の壁も殆どないため事実上一国となっています。
資源確保のために少しでも多く土地の欲しいエルトラスと、結界維持のため絶対に土地を譲れない帝国との間に摩擦があります。
第一章でのダンブルフィードが国境にあたり、散発的な小競り合いが今なお当地では続いています。
帝国の北隣、大陸の北方面に居を構えるは山間国家『トラバキア王国』を始めとした北方国家の数々。
帝国との関係は良好で、タニングラード限定ではありますが恒常的に貿易を行なっているため個人的な馴染みの深い商人も多数。
西方と違い文化や特産物に帝国との明確な違いがあるため、お互い相手の商品に需要がある商売的にWinWinの関係です。
帝国の東隣、大陸の東方面に在するのが複数の東洋国家達。
これも西方とは違い小国家群ではなく東地域に幾つかの中小国家が点在する形で、それぞれ異なる特色があります。
押しなべて海洋資源が豊富で、また独特の意匠を凝らした工芸品は帝国でも人気があり高く買い付けています。
大陸の中でも極めて異彩を放つ存在であり、独特の文化、独特の武術、独特の精神道に相容れないという意見も。
帝国の南隣、大陸の南方面を占めるのが帝国と覇権を二分する大陸国家『共和国』。
大陸では大変珍しい民主政治を採り入れており、国民総選挙によって主権代表者<大統領>を決定し政治を行なっています。
革新的な技術や制度を生み出すことに長け、早くから封建制度を廃止して帝国のような貴族政治を撤廃しました。
故に貴族という身分はほとんど形骸化しており、帝国のように強力な遺才を持つ者は極めて少数です。
ある意味では、『一部の賢者と多数の愚民』である帝国等に対し『全員が中庸』を掲げる共和国は在るべき未来の姿かもしれません。
また技術立国であり、帝国より常に10年先を行くと言われる兵器開発によって遺才に負けぬ強力な戦力を保持しています。
帝国とはパワーバランスが拮抗しているために戦争の気配はありませんが、タニングラードの事件の推移によっては……?
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#region(帝国軍について)
◆帝国軍概略
帝国軍は主に他国への侵略・他国からの防衛及び国外で起きた事件への派遣対処を目的とした軍事組織です。
現代のように陸海空と分かれているわけではなく、部隊の中で陸戦担当や空戦担当などといった具合に役割分担されています。
というのも内陸国である帝国にとって陸上での戦闘が殆どを占めるため、空と海の戦力が独立して行動することは殆ど無いからです。
軍の作戦は基本的に部隊の単位で投入されるため、作戦の内容に合わせて陸海空の担当バランスを組み替えて編成するわけです。
これを帝国の軍事用語で『内的柔軟対応』と言います。大雑把に言えば部隊内で適材適所を確保できる方式、といった感じですね。
ちなみに帝国軍・騎士団・従士隊はその剣を皇帝に捧げているため、これらを総称して『皇下三剣』(略称・三剣)と呼びます。
それぞれの剣には異なる象徴があり、軍の剣は"武"、騎士の剣は"政"、従士の剣は"護"という意味を表しています。
帝国旗や皇家紋章にも、この三剣が正三角形に交わった上に皇家が立つ姿が描かれていて、封建政治のイメージを強めています。
◆構成
帝国軍は皇帝に剣を捧げていますが、実質的に皇帝の相談役である元老院の統制下にあります。
ここが他の三剣と違うところで、騎士団や従士隊は皇帝の下に直接騎士団長や従士隊長があるため権限が独立していますが、
軍だけは皇帝と最高司令官との間に元老院がワンクッションあることで、軍の行動決定権を元老院が握っていることになります。
これは軍に決定権を持たせないことで独走を防ぎ、いかなる軍事的な行為も政治的な判断で以って行うことを意味しています。
帝国は侵略国家であると同時に、前述の加護によって迂闊に侵略ができない立場でもあります。
なので大国ゆえの傲慢である侵略行為に元老院が「待った」をかけ、必ず国内の平和を優先してから軍事行動に移るというシステム。
帝政国家でありながら、擬似的にではありますが現代日本のようにシビリアンコントロールが実現されているわけですね。
さて、帝国軍にはいくつかの分類がありまして、陸海空のような役割分担ではなく対応する方面によって分けられています。
北部方面隊、東部方面隊、南部方面隊、西部方面隊といった具合に帝国の東西南北に対応する四方方面隊。
それから各方面隊への遊撃的な加勢や国内で従士隊の装備では対応できない巨大魔獣が出現した際の討伐等を行う中央方面隊。
この5つが帝国軍の基本になります。
この中で普通科や兵站科、支援科や通信科などの専門科へと更に分化していくわけですが、細かくなりすぎるので割愛します。
◆装備
歩兵用では剣槍や携行魔導砲、車輪と噴射術式のついた自走魔導砲や連射のできる分隊支援魔導砲、飛翔機雷や埋没機雷など。
また騎兵・機兵という兵科があり、それぞれ騎竜と呼ばれる騎乗できる竜畜やゴーレムに搭乗して作戦を行います。
騎竜は大人しく人に従順な飛竜を飼い慣らして騎乗用にしたもので、現在は馬に代わる騎兵戦力として活躍しています。
粗食な糧秣にも耐え、『箒』よりも長く飛び続けることができ、頑丈な甲殻によって多少の攻撃じゃ墜ちません。
反面翔ぶことに特化しているために攻撃能力は低く、羽撃きによって揚力を得るため非常に乗り心地が悪く騎乗に熟練が必要です。
また炎を吐くことのできる騎竜種が近年交配によって作られつつありますが、実戦配備にはまだかかりそうです。
傀儡重機、ゴーレムは第一章で出てきたように『インファイト』系の近接ゴーレムや『ミドルファイト』のような砲撃特化型まで。
陸戦最強の戦力のために戦場では如何に敵のゴーレムを無力化するかが趨勢を握る大きな鍵になっています。
飛翔機雷や埋没機雷の発達によって歩兵一人でもゴーレムを破壊できるような火力を手にするようになったため、
随伴歩兵を使ってゴーレムを護り、敵ゴーレムに機雷を届かせる戦術が競われています。
◆階級
現代の軍隊の階級とほぼ同じに見て大丈夫です。
正式な呼び方は左官、尉官、下士官それぞれ官名に『帝』の文字が入ります。
例えば大佐ならば正式には『一等帝佐』、中尉ならば『二等帝尉』、軍曹ならば『帝曹』といった具合です。
ただし軍内では正式な呼び方はほぼ形骸化しており、普通に大佐、中尉、軍曹と呼ぶようにはなっています。
各方面隊に将校がおり、方面隊のトップを『帝将』と呼びます。各方面五人の帝将の上に立つのが『総司令』。
士官ではない兵卒は普通に一等兵、二等兵、兵長といった感じに呼ぶみたいです。
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#region(皇下三剣の人員的特色)
◆帝国軍
軍には大別して2種類の入り方があります。
帝国では徴兵ではなく募兵制度を採用しており、定期公募から志願して兵士として入隊する『一般兵卒』。
そして士官学校や教導院を上位で卒業し将校などを目指して入隊する『幹部候補』(キャリア)。
当然この2つでは人員的特色も異なります。
一般兵卒は都市の労働者層や地方からの出稼ぎとして入隊する者が多く、従ってガラの悪い者も相対的に多くなります。
軍の福利厚生や給料は魅力的なため、都会で一旗上げるためにタネ銭を稼ごうと入隊してくるケースが多いです。
また訓練期間によって練度に大きく差が出るために、一般兵卒の出世は並外れた戦績でもない限り基本的に年功序列となっています。
ただし出世のスピードは遅く、必要額だけ稼いだら除隊、という人も多いために定年まで勤めても伍長か帝曹あたりが限界になります。
幹部候補は基本的に貴族ばかりです。遺才という概念上どうしようもありませんが、庶民層からの入隊はかなり狭き門です。
ただし、帝国では庶民でも入れる王立学府である『教導院』の卒業試験の成績で格付けをするシステムを採用しており、
格付け如何では庶民の出でも幹部候補やその前段階の士官学校を狙うことは十分可能です。
前述のとおり遺才によって熟練度に関係なく武功を挙げられるため、どちからと言えば実績主義的な風合が強いです。
金持ちほど長く戦場には居たがらないので、実力によって重要ポストを狙えるシステムは金持ち庶民両方にWINなシステムですね。
◆騎士団
騎士はほぼ貴族しかいないと言っても差し支えありません。従って、本人の実力よりも家格が優先されます。
教導院から庶民として騎士団に入ることもできますが、より強き才能を有する家格にはどうしても勝てません。
騎士団には上位騎士・下位騎士以外の序列がないためにそこまで酷くはありませんが、家格による差別もあります。
それでも高い家格を持つ者の集まる騎士団に在籍していれば、政略結婚などで良家に併合してもらえるかもという打算があり、
自分の家や自分自身を政治の道具として割り切れる者こそが貴族社会で成り上がっていけることになります。
ちなみに『家格という一芸』で上位騎士になった者もいたりします。
騎士団ないし帝国内での"血筋"の価値が如何に重要視されているか、ということを如実に表すエピソードです。
◆従士隊
基本的に全員叩き上げです。どんな層からでも、何歳からでも入ることのできる一番門戸の広い公務員です。
一時期国内での産業が低迷し街に失業者が溢れかえったことがあり、その際のセーフティネットとして従士隊の雇用枠を広げました。
その時の名残で今でも『食うに困ったら従士隊へ行け』といった定型句が労働者の間に伝わっており、敷居を下げ続けています。
ただしここ十年ほどで人材不足を懸念した幹部たちは、教導院の成績によって幹部候補として優遇するキャリア採用に着手。
ボルトがこの齢にして課長職をやっているのも、このキャリア枠によって入隊した従士だからです。
ほぼ全員が庶民のため、徹底した実力主義と経験主義を出世に課しています。
騎士団や軍に比べどうしても練度の点で劣るため、とにかく秀でた者を取り立ててやらないと士気を維持できないわけです。
帝国内での立場の低さから貧乏くじを引くことが多く、『遊撃課』も半ば元老院から押し付けられた形での設立でした。
#endregion
#region(宗教について)
帝国においては多神教的な価値観が根付いており、土地それぞれに異なる神を信仰することが多いです。
信仰は魔法の一つ『聖術』と非常に密接な関係がありまして、一種の学問・武門として機能しています。
そのため神殿のコミュニティには独自の術法を継承する戦闘修道士が存在します。俗にいう『神殿騎士』ですね。
神の数だけそこに剣を捧げる神殿騎士は存在し、これがまためっぽうに強いので、帝権に対する一種のストッパーになっています。
皇下三剣が国家のための武力組織だとすれば、神殿騎士はまさしく人々の救い手、救世の剣達です。
救貧策として定期的な炊き出しや、貧困層の子供たちに読み書きを教えたりするのも神殿の役割の一つですね。
ちょっと大規模な神殿になると、そのまま高等教育も受けさせたりします。
反面、多神教にはよくあることですが修道者以外は神に対して絶対的な信仰を持っているわけではなく、
地元の神を信じておけばとりあえず神殿からの炊き出しや庇護などの恩恵を受けられるからという理由で信仰する者も多いです。
ただし、この神に対する敷居の低さは長所でもあり、神殿同士・信者同士の争いは滅多に起こりません。
地方都市在住の信者が帝都に上った際に、帝都の神殿で洗礼を受けて趣旨替えをするということもままあります。
どの神を信仰しているかはリアルに就職に影響したりするのでそこらへんは神様も寛容です。
上記のように、帝国では宗教は人生の絶対的指標ということはなく、都市ライフを充実させるためのサービス、とさえ言えます。
在り方としては、神を頂点に戴く万民救済を目的としたNPO法人……といったところでしょうか。
タニングラードのように、神殿が殆ど機能していない土地では、宗教そのものが廃れていたりしますからね。
もちろん『聖術』を通して垣間見れる神の力は本物だし、修道者は神に人生を捧げています。
神の力を見誤り、多くの人を巻き込む大規模な魔術テロを行おうとした闇の宗教団体なんてのもいたりします。(→ヴァフティア事変)
西方エルトラスのあたりでは国家主権が事実上崩壊しているため宗教勢力が統治していたりしますが、この話はまたいずれ。
#endregion
#region(質疑応答)
――エルトラスとの睨み合いになっている?
いかにも。帝国の現在の軍事情勢は対エルトラスを中心に整備されています。
北国との同盟も、商業的な価値だけでなく西方への牽制の意味もあるわけです。
山道に強い北国兵は、エルトラス軍の背後を山間部から挟撃するのに向いていますからね。
逆にエルトラスは帝国を牽制すべく南方へと共同戦線を張る旨の打診を繰り返していますが、
魔力資源に乏しい共和国にとって確実な利益の見込めない戦争は控えたいところ。
エルトラスもまた帝国の資源を求めているために、両者の目的は競合し今度は西南で戦争が起きかねません。
つまりセフィリアさんの推察通り、侵略的意図を超えた、両者が手を組む『大義名分』に欠けているのが現状なのですね。
では現在最も『大義名分』として使えそうなのは――『不義理に対する制裁』です。
大陸間で絶妙なバランスを保っていた軍事的均衡を帝国が一歩的に破れば、各国からの非難を受ける格好の的になります。
具体的にはタニングラードの自治権侵害。つまり本シナリオの転がり方次第というわけです。
帝国がこのまま善良な一国家であれば戦争は起きず、しかし国際的な『悪役』になった瞬間袋叩きを受ける。
こういう緊張がある為に、元老院は即刻ユーディの確保を急がせているのです。
――東方に関して
ロンさんの出身地がある……といった程度にしか設定してないですね。
東方面の最大国家はやっぱり中華っぽい国なんでしょうが、日本的な国があっても良いと思います。
史実での中世東洋ってものすごいガラパゴス的進化を遂げてるので、そういうのが本作世界にも混じってると考えると楽しいです。
――共和国について
政治形態は国民の直接選挙による大統領制ですね。
議会から独立したいち政治家として立候補して、国民の投票で持って民意の代行者の資格を得る、アメリカ式です。
権力分立ですが、まず行政権として大統領を擁する国治院、司法権として夜警院の二つがあります。
そして共和国は平民が政治家になるため政治と国民の距離が近く、立法を国民選挙によって行うという特色があります。
行政を政治家に一任するかわり、国民みんなでルールをつくる、そのための選挙を惜しまない選挙大国としての側面もあるのです。
――パンプキン・シザーズについて
おっしゃる通り、同作の影響は多分にあると思います。
ああいう、世界が登場人物の周囲だけで終始しない、大局的な『舞台』を描く作品が好きです。
とかく創作では敬遠されがちな『政治』という概念を、ああも面白く魅せられた感動はとても新鮮でした。
――共和国のゴーレムについて
もちろんあります。大陸ではどの国でもゴーレムが陸戦最強の戦力でして、こぞって開発競争が繰り広げられています。
帝国のゴーレム戦術が機体性能よりも操縦者の技能に頼るところが大きいのに対し、共和国のゴーレムはスペック重視です。
帝国の十年先を行く最先端技術によって、帝国の天才が駆る機が一騎当千ならば共和国は一騎当百を十機用意できます。
ただし共和国は国内の魔力資源に乏しいため、そうそう容易くパワーバランスを覆すほどの戦力を用意できないのが現実です。
また、共和国は兵器を大事に使うことでも有名で、行く先々の戦場で鹵獲したゴーレムを修繕改造して配備に加えていたため、
戦闘するほど戦力が増えていくという他国からしてみれば意味不明な軍隊となっていたようです。
共和国にとって現在の割拠図における一番の不幸は隣接する国が悉く魔力資源不足だということでしょう。
もしも西方に魔力資源が余っていたならば、同盟を組んで技術と資源を兼ね備えた最強の国が誕生していました。
というのも裏設定として中央に構える帝国がその加護によって大陸中の魔力を領土内に吸い上げてしまうからというのがあり、
その事実に当の帝国すら気付いておらず、このままでは周辺諸国が枯れ果てるのも近くはないですが確実な未来なのです。
二百年後か、三百年後か、あるいはどこかの技術者が事実に気付くまで、この歪に均衡のとれた力関係は続くことでしょう。
そのときは、大陸全ての国を巻き込む大戦争が起きるかもしれません。
#endregion
[[設定補完用短編:地獄・瘴気について>『地獄』について(短編)]]
**キャラクターテンプレ
[[エミリー=ジャバウォック]]
[[クローディア]]
[[サフロール・オブテイン]]
[[スイ]]
[[セフィリア・ガルブレイズ]]
[[ダニー・G(ガール)・ドーキッドJr ]]
[[ナーゼム・グフライス]]
[[ファミア・アルフート]]
[[フィン=ハンプティ]]
[[フランベルジェ=スティレット ]]
[[ボルト=ブライヤー]]
[[ノイファ・アイレル]]
[[マテリア・ヴィッセン]]
[[ロン・レエイ]]
[[ユウガ フルブースト]]
[[ストラトス・クロイツ]]
[[フェイスレス]]
[[プリメーラ=レズィビアン]]
[[リードルフ・シルヴァニア]]
[[レイリン=シキマ]]
[[ルイン・ラウファーダ]]
[[ロキ・ハティア]]
[[アルテリア-サジタリウス]]
[[ウィレム・バリントン]]
#region(テンプレフォーマット)
キャラ用テンプレ
名前:
性別:
年齢:
性格:
外見:
血筋:(『〇〇の眷属』 生まれ、親の職業や、由緒正しい家柄ならそれを)
装備:(武器・防具・アクセサリーなど)
遺才:(キャラが何の天才なのかを簡単に)
マテリアル:(キャラの遺才を発揮するのに必要な媒体)
前職:(左遷されてくる前に所属してた職業)
異名:(天才なので二つ名の一つや二つ)
左遷理由:
基本戦術:
目標:
うわさ1:
うわさ2:
うわさ3:
#endregion
**二次SS(レギオン専用萌えスレより転載)
[[レギオン二次SSその1]]
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**関連スレ
世界観と登場人物の一部を共有。シナリオ自体は完全に独立している
[[ダークファンタジー(一期)]] 09/06/29~09/12/03
[[ダークファンタジー]] 09/12/6~11/05/03
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2014-04-14T00:37:48+09:00
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『地獄』について(短編)
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/917.html
248 名前: ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2010/09/29(水) 02:47:26 0
【未完の王国】
セシリア=エクステリアが地獄に不時着したのは、彼女にとって予期し得ない事態であり不運の賜物だった。
SPINはあくまで人類の開発した転移の術式であり、人智を超越した世界間の跳躍は想定外でしかない。
後になって『魔の流出』そのものが地獄への接触による産物であることが発覚して、ようやく彼女は合点がいった。
世界と世界を隔てる不可視にして不可侵の壁。
同じ才を持つ者は向こう千年生まれないだろうと揶揄された魔導師アルテミシアさえも生涯で一度しか開き得なかった壁。
『魔の流出』は、両世界間の内圧差を減じることでこの『壁』を穿ちやすくする為の手段だったのだ。
かくしてその恩恵を最悪の形で享受し通常装備のまま『地獄』へと放り出されたセシリアにまず襲いかかったのは、
大気の代わりに地獄を満たす瘴気だった。吸い込めば肺を侵し、触れれば皮膚を糜爛させる不可視の毒。
火山地帯用に装備されていた大気保護結界が発動していなければ骨も残らず腐液と成り果てていただろう。
(現在地を調べなきゃ)
己の命さえも瀬戸際にある中で、セシリアは冷静に任務の遂行だけを考え、それ以外を頭から閉め出すことで恐怖を押さえ込んだ。
あれこれ考えれば考えるだけ無駄だと朧気に理解していたし、何より彼女にとって『地獄』という認識はまだ浅い。
どこか異国の、毒性の大気に覆われた大陸なのだとその時のセシリアは結論付けた。
空は異常なまでに赤く、暗く、そしてなにより低かった。
土は乾ききって草の一本も生えず、しかし触れた掌に砂埃が付いてこない。時間が止まったように硬化している。
セシリアが転移した場所は小高い丘の上だったが、崖の上から見た分には地平線の向こうまで荒野が続いていた。
遠くに黒く蠢く何かを見た。
望遠鏡を引っ張り出して覗いて見ると、それは一匹の獣だった。
黒い体毛に覆われ、骨が筋張る程に痩せこけ、しかし胴体の貧相さとは裏腹に眼窩からは大きな眼球が張り出している。
望遠水晶の中で、獣と眼が合った。
五里以上は離れているだろうセシリアの視線に気付いたのか、首を曲げてこちらを見て、そして。
確かに『笑った』。
あまりの不気味さにセシリアは総毛立って望遠鏡から顔を離した。
肉眼で遠い黒点を見れば、そこから動いた形跡はない。ずっとこちらを凝視している。
動悸が止まらない。血液は加熱し、灼熱感が血管を伝って体中を熱くする。呼吸がうまくできなくて、指先が震えた。
(あ、あ、あの獣……獣なのに、獣なのに!)
黒の獣には牙がなかった。つり上がった口角から見えたのは紛れもなく『人間の歯』だった。
その異常なまでにせり出た眼球も、それを支える眼窩の形状も、よくよく見れば人間のそれである。
当時十二歳の彼女でなくとも、帝国全土のどこを探したってあんな生物が存在しないことを知っている。
魔物にしたってもっと分かりやすい生態をしている。獣の身体に人間の眼と歯など、そもそもの用途からして噛み合わない。
『存在し得ない生物』なのではない。順当な進化を辿るならば『存在してはいけない』生物なのだ。
この時点で、セシリアの脳裏にこの場所が元居た所ではない別の世界なのではないかという思考が芽生え始める。
地平線までの距離が異常に短い。大地の丸みが急傾斜になっているということは、大地そのものの規模が小さいのだ。
父から直々に地学を学んでいたセシリアは、おおまかな大地の傾斜を知っている。これだけ見晴らしが良ければ測量も容易だ。
(わたし達の世界に比べて極めて小規模、かつ独自の生態系を築き、瘴気によって通常方法での生存は不可……)
まるで『地獄』だ、と思った。
お伽話に出てくる、大魔導師によって封印された魔族の生息地。
単なる伝説ではなく、数百年前に本当にあった史実であり、考古学者の研究の的となっている異世界。
とにかく地平線がある以上、荒野だけの世界というわけでもないだろう。
水場がないのが気にかかったが、何れにせよこの世界の食べ物は瘴気で駄目になっているだろうから、糧食だけが頼りだ。
249 名前: ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2010/09/29(水) 02:49:01 0
あくまで任務は『生還』ではなく『調査』。逆説、生きて帰るだけならば然程困難というわけでもない。
SPINの誤作動でここに出た以上は、この世界でも転移術式は使えるということだ。従って、小規模なSPINを組み直せば良い。
それでもとの世界に戻れるかは賭けになるが、『魔の流出』が続いているうちは高確率で帰還できるだろう。
セシリアはこの世界を『地獄』と仮定し、地質や規模などの詳しいデータをとる為に留まろうと決めた。
一秒だってこんな所には居たくなかったが、知的好奇心が優先し、何より結果を上げて父に褒められるのを期待していたのだった。
硬く乾いた荒野を行く。
とにかく前へ。この世界には太陽が存在しなく、空全体を覆う薄雲が発光して明るさを保っていたが、いつ夜になるかも知れない。
そもそも朝とか夜とかがあるのかも怪しいが、暗くなる前に身の安全を確保できる場所をみつけるべきだろう。
黒の獣は、まだ遠くでこちらを見ていた。最悪なことに、どれだけ歩いても距離が拡がることはなかった。
ピタリと併走してきているのだ。正確に、付かず離れずの距離を保ちながら。
『箒』を持ってこなかったことを後悔するのに一刻とかからなかった。
歩けども歩けども行先は荒野と低い空。本でも読みながら歩いたって転びもしないだろう。
水も糧食も圧縮術式で山ほどもって来たが、常に口の中は乾いている気がした。
変わらない景色に身体よりも精神のほうが先に参ってしまいそうになる頃、ようやく辟易する景色に変化が兆す。
地平線の向こうに背の低い建造物が見えた。それも一つではなく、群れをなして存在している。
村だ。
セシリアは無意識のうちに駆け出していた。初めこそ蜃気楼を疑ったが、薄ら寒い気候がそれを否定してくれる。
後ろでは黒の獣も同じように駆けていたが、既にその存在は彼女の脳裏から追いやられていた。
一刻二刻と走ったり歩いたりを繰り返して、ようやく村へとたどり着いた。
人の気配のない、閑散とした寒村だったが、村を築けるということは荒野よりかは安全な場所であるはずだ。
『今安全かどうか』を問われればセシリアとて首を振らざるを得ないが、12才の彼女にとって変化のない景色は多大なストレスだったのだ。
あまり大きくない村の隅から隅まで、知識欲が満足するまで調べつくしたところ、喜ばしい発見が一つあった。
人がいたのだ。
村の中央に建つ一軒家で、老人が一人暮らしていた。
他の家は全て空き家で、放棄されてから相当な年月が経っていることを窺わせた。
「こんにちは」
老人はセシリアの顔を認めると、『あまりにも平然と』彼女を迎え入れた。
どこから来たのかとか、どうしてここにいるのかとか、まず出てくるべき疑問の全てを放棄して、ただセシリアを迎えた。
逆にセシリアは老人を質問攻めにした。
回答を統合すると、やはりここは地獄で、老人は大昔に地獄へ取り残された人類の子孫ということだった。
「どうして瘴気の中で生きられるのですか」
「生きられる者だけが生き残ったんだ」
瘴気への耐性を持たぬ者は淘汰されるか、瘴気の薄い土地へと移っていった。
この村も以前は瘴気に侵されていなかったが、今はご覧の通り。老人が一人だけで、他の村民は瘴気に追われて出て行ったのだと。
「魔物は入って来ないですか?あの黒い不気味な獣とか……」
「獣?」
「荒野にいたんです。痩せこけて、目玉の飛び出た、人間の歯を持つ獣」
老人は暫くセシリアの述べた特徴を反芻すると、ようやく合点がいったという顔で、
「この世界は現世と因果律が異なる。瘴気がそうさせているのかは知らないが、地獄では眼に見えない概念が具体化するんだ。
しばしば獣や鳥の姿をとったりするが――現世でも神の使いとして獣が出てくる神話があるだろう」
250 名前: ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2010/09/29(水) 02:51:15 0
「それじゃ、あの獣は何の概念が形を持ったものなんです」
「あれは――君に訪れる『死』の具体化だ。獣との距離は死との距離に等しい。遠くにいるうちはいいが、注意することだ」
泊まるあてがないならここに宿を用意しよう。
老人はそう言って、セシリアに寝具のある客間を割り当てた。
「夜が来る前に、面白いものを見せてやろう」
老人が誘ったのは村の端にある谷の上だった。谷は広く、そして大気が澄んでいる。吹き抜ける風が瘴気を払うのだと老人が説明した。
そして谷底にはもう一つ、建造物の群れがあった。先程の村とは比べ物にならない規模の巨大な街。そして行き交う人々が小さく見える。
「瘴気に追われた連中だ。この谷に瘴気が溜まらないことを発見し、新たに街を作っているんだ。もうすぐ完成する。
この谷なら作物も育つし、天然の要塞は魔物をも阻む。優秀な指導者がいてな。彼を王に据えた国が出来るのも夢じゃない」
老人が一人で村に残っているのは、他の村から地獄を旅してきた者をここに迎え入れる関所の役目を果たす為だ。
瘴気に耐性を持つ老人がその役を買い、街から作物を貰ってここで生活しているのだった。
「現世に帰りたいとは思わないんですか?」
「全員が残らず帰ることができるならそうしたいがな。我々はもう家族と故郷を持ってしまった。この『王国』に」
空を覆っていた薄雲が光を放つのを止めて、夜が来た。
割り当てられた客間の寝具は寝心地こそ悪かったが、歩き通しの疲れもあってセシリアは深く昏睡した。
翌朝、薄雲が再び発し始めた光でセシリアは目覚めた。
軽くストレッチして、バックパックから水を出して洗顔。軽く朝食を摂ると、調査を再開すべく部屋を出た。
老人は朝からどこかへ出かけたのか家にはいなかった。街の方に行ったのかと戸口から顔を出すと、
黒の獣と目が合った。
セシリアの目の前に、正しく鼻先に立っていた。
濃厚な死臭に、彼女は思わずえずきながら後ずさる。
(『死』……!こんな近くまで、そんな、わたし、死んじゃうの……?)
獣の大きな瞳の中で絶望に染まりゆく自分の顔が映る。
人間の歯を剥き出しにした、見るだけで鳥肌が立つ笑顔を獣は静かに見せる。
ゆっくりと近付いて来た。
足が動かない。腰が抜けている。情けないと思うよりも、絶望感と焦燥感が勝る。
あのときすぐに帰っておけばよかった。どこで間違ったのか。死に近づくような真似をした覚えがあったか。
獣がギョロリと目を回した。死臭が色濃くなり、瞳に写りこんだセシリアの泣きそうな顔が一層歪む。
瞳の中の自分と目が合った。小さなセシリアは、怯えきった目でこちらに縋るように視線を送る。
(え……)
その頭の上に、鋭利な刃物が映っていた。
判断は一瞬。両手で床を叩き、どうにか身体を反転させる。数瞬前まで彼女の頭があった場所を、重い一撃が穿った。
凶器は爪。そしてそれを振るったのは、いつの間にか家の中に入り込んでいた剛力種によく似た魔物。
振り向けば、黒の獣が30歩ほど遠くにいた。離れたのだ。
(『死』の獣……さっきまで近かったのは魔物に殺されそうになってたから?)
死が近づけば近づくほど獣との距離も近くなる。
逆説、健康体なのに獣が近寄るということは別の死因がどこかにあるということなのだ。
(――そう、丁度今魔物に襲撃されたように!)
251 名前: ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2010/09/29(水) 02:56:55 0
魔物は再び剛腕を振るい、セシリア目がけて思い切り薙ぎ払った。
バックステップで躱す。代わりに家の柱が粉砕された。戦闘能力を持たないセシリアにとって一撃でも喰らえば即死である。
即刻逃げ出した。最早なりふり構っていられない。転移の簡易術式は既に組んであったが、それより先にすべきことがある。
(『王国』の人たちに伝えなきゃ……魔物が来たって!)
村の中を駆ける。魔物が追ってくるのを感じながら、セシリアは全速力で走った。
そう広くない村の中を縦断し、谷の入り口に辿り着く。谷底へ降りるには迂回しなければならないが、そんな余裕はない。
だから跳んだ。
空中へ踏み出すと同時、飛翔術を小規模に展開。怪我するギリギリの速度を保ちながら谷底へ落下する。
半里はあろうかという深さを十数秒で下りきると、綺麗に着地して思い切り息を吸った。
魔物が来たから避難しろ、迎え撃て、そんな言葉を叫ぼうと思って、しかし喉で止まる。
誰もいない。
早朝だからではない。そもそもこの谷底の街には、人の息吹と言うか、生活感というものが微塵も漂っていなかった。
傍の一軒家の戸を開ける。鍵がかかっていない。中を覗き込むと、埃だらけの居間で、何かが散らばっていた。
人の骨だった。
一世帯分が襤褸切れになった絨毯の上に並んでいた。
「そ、んな……昨日は確かに、人が作業していたのに。人が動いているのをこの目で見たのに!」
頭のどこかで、何かが繋がった感触があった。
家を出て、昨日老人が建造途中だと言っていた一画を見る。
端折れた木材が、積み上げられた石が、打ちっぱなしの煉瓦が、作業途中のまま風化していた。もう何十年も触った形跡がなかった。
「ああ、あああ……」
何故あの老人には『死』の獣が見えていなかったのか。
あの老人は、食事すら採っていなかった。セシリアを泊めている間も一切何も口にしていなかった。
そして何より彼はセシリアについて深く追求せず、ただ街を見せただけで踏み込んでこなかった。
『この世界では、眼に見えないものも見えるようになる』
この街は、街全体が瘴気に土地を追われた者達の『希望』が具体化したものなのだ。
所詮は『よくできた幻』でしかないのに、人々は希望に縋りつくが故にここに安住を決め、そして瘴気に侵され死んでいった。
人々が夢に見た街は、理想の王国は、もう何十年何百年もの間――おそらくは永遠に、完成しない。
未完成のまま、死に絶えた者達の亡骸を抱えて時を経つづけるのだ。
あの老人はかつて人々がここに遺した最後の知識と、セシリアの知識欲とが合わさって生まれた都合の良い案内人。
そして誰かが願った『忘れ去られたくない』という想いが形をとったものなのだろう。
酷い世界だと思った。
垣間見た希望を叶える幻を見せて、ゆっくりと殺していく捕食の摂理。
意地の悪いシステムを、一体誰が作ったのだろうか。アルテミシアか?一体なんの為に。
きっとそれは、力ある魔族を適当に満足させて大人しくさせるための苦肉の策なのだろう。
降魔術という外法が流行るように、もしかしたら現世の人間にも、幸福な幻を見たまま死にゆくことを望む者がいるのかもしれない。
後に帰還したセシリア=エクステリアが管理局に提出した報告書は、冒頭に一文が添えてあった。
――『未完の王国にて』
2014-04-14T00:22:09+09:00
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