1 名前:小柳信二 ◆.6uK5GOyFk [sage] 投稿日:2009/09/15(火) 17:40:38 0
ここは長崎県長崎市…

物語は突拍子もなく始まる…

2 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 17:42:05 0
うむ

3 名前:小柳信二 ◆.6uK5GOyFk [sage] 投稿日:2009/09/15(火) 17:44:10 0
テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
体型:
職業:
性格:
特技:
長所:
短所:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
好きな食べ物:
最近気になること:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

4 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 17:45:16 0
もうTRPGスレ秋田

5 名前:小柳信二 ◆.6uK5GOyFk [sage] 投稿日:2009/09/15(火) 17:49:54 0
名前:小柳信二(こやなぎ・しんじ)
年齢:19
性別:男
身長:178cm
体重:65kg
体型:やせ型
職業:高校生(三年生で一回留年している)
性格:飄々としている
特技:野球が得意である
長所:落ち着きがある
短所:理屈っぽく、くどい
容姿の特徴・風貌:髪は天然パーマの短髪
趣味:廃墟巡り
好きな食べ物:ちゃんぽん
最近気になること:街に廃墟が増えつつある
将来の夢(目標):とりあえず高校を卒業したらこの街を出る
簡単なキャラ解説:ちょっと浮いてる感じの高校生

キャラが揃うまで適当に足踏みして、ある程度揃ったら進めます。

6 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/09/15(火) 17:51:03 O
原爆ドーーーーン!!!

7 名前:小柳信二 ◆.6uK5GOyFk [sage] 投稿日:2009/09/15(火) 18:10:55 0
時間的にはもう十時を回った頃だろうか。

平日で人気のない路電の駅を降りて、俺は坂道を上がった。
行き先は勿論学校ではない。この先にあるのは俺の家…小柳家だ。

俺の名は小柳信二、ごくごく普通の高校生。
強いて特徴を挙げるとすれば、留年しちゃってるってことかなぁ。
学校は?―――勿論、今日はサボりだ。
別に勉強が嫌いな訳じゃない。何となく、こう…人と同じ事をするのに
気が進まないってだけだ。いわゆるモラトリアムってやつか。

ちなみに天気は雨――だからといって長崎だからって訳じゃないからな。
もう6月なんだ。さて―――
「お?」
引きこもりの妹が待つ家に向かていると、大きな雑音が耳に入ってきた。
どうやら教会が取り壊されているらしい。
崩れたステンドグラスがこの世の虚しさをかもし出しているようで、
ふと俺はポケットの入っているカメラに手を伸ばした。

「あ…やっちまった」
カメラには先ほど撮りにいった廃墟の写真が満載されており、もはや
これ以上の写真を収めるのは不可能であった。
ちなみにこいつはデジタルカメラ、俗にいう「デジカメ」というやつだ。
この街出身のフクヤマとかいう俳優は、ポラロイドカメラが好きらしいが、
俺にはそんな洒落たもんは必要ない。機能性重視なのさ。

慌てながらもいらない画像を選択削除しようと画面を操作した俺だったが、
ここでヘンなものが目に入ってしまった。
「なんだこりゃ…手紙?」
それはさっき港にあった廃墟で撮った写真に違いなかったが、俺には全く
覚えがなかった。

ガチャン!
「あぁー!」
気付いたときにはステンドグラスはショベルカーによってさらに崩され、
俺の撮りたい写真は記憶の彼方に飛んでしまったという訳だ。

しょんぼりしながら、そのまま帰途についた。

8 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 19:15:32 O
世界観が漠然としすぎてやしないかい?

9 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 19:18:08 O
19歳で高校生か
2留くらい?

10 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 02:49:17 O
りすかの世界の長崎市?

11 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/09/16(水) 07:44:09 0
solaの長崎市

12 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/17(木) 21:29:55 0
羽が白く光り まぶしく飛んでゆく

13 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/09/19(土) 21:59:16 0
誰も支援なしか

14 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/19(土) 23:10:22 0
家に帰った信二を早速怪奇現象が襲う。
その辺に置いてある様々なものが乱れ飛び始めた。
俗に言うポルターガイスト現象だ。

15 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 17:27:38 0
鏡が歌い、茶碗が飛び、枕が顔にのしかかってくる室内。

信二には事態が信じられず、ただ立ち尽くすのみ。

16 名前:天牙 翔一[sage] 投稿日:2009/09/22(火) 22:50:23 O
「話は聞かせてもらった…。」
突然窓から全身灰色のスエットスーツを着た男が現れた。
「もしお困りの事が有れば話に乗るが?」

男はこれ見よがしに人差し指と親指を擦り合わせながら青年をジッと見ている。


17 名前:日向 葵 ◆HtT6wWSIxc [sage] 投稿日:2009/09/23(水) 00:10:01 0
名前:日向 葵(ひゅうが あおい)
年齢:16
性別:女
身長:158cm
体重:42kg
体型:Bカップ
職業:高校生
性格:熱血
特技:叫ぶ
長所:分かり易い性格
短所:分かり易い性格
容姿の特徴・風貌:やたら長いポニーテール
趣味:楽しい事全般
好きな食べ物:スイーツ
最近気になること:街に廃墟が増えつつある
将来の夢(目標):正義の味方
簡単なキャラ解説:ちょっと浮いてる感じの高校生

18 名前:寺野亀頭 ◆DYxr2R77AU [sage] 投稿日:2009/09/23(水) 12:20:10 0
名前: 寺野亀頭
年齢: 25
性別: 男
身長: 175
体重: 72
体型: 普通
職業: 寺生まれの長男
性格: 冷静沈着
特技: 寺生まれの力
長所: 冷静さ
短所: 女性好き
容姿の特徴・風貌: オールバックの頭、黒いサングラス
趣味:ピザ食べ比べ、神社仏閣巡り
好きな食べ物: ピザ
最近気になること: 鳩山政権の今後
将来の夢(目標):住職である親父を超えること
簡単なキャラ解説: 寺生まれの青年。だがその正体は謎に包まれている。


19 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 21:06:59 0
名前: 緒形弘一(おがた こういち)
年齢: 45歳
性別: 男
身長: 162cm
体重: 65kg
体型: 中肉中背
職業: 家屋調査士
性格: 几帳面
特技: 暗算と地図判読
長所: 穏健
短所: 鈍い
容姿の特徴・風貌:特に無し
趣味: 渓流釣り
好きな食べ物: なんでも
最近気になること: 子供の教育
将来の夢(目標): 事業の拡大
簡単なキャラ解説: 特に無し


20 名前:寺野亀頭 ◆DYxr2R77AU [sage] 投稿日:2009/09/24(木) 12:43:25 0
-ある逸話

長崎出身の俺は原付に乗って買い物に出かけた
普段どうり国道を走っていると真っ赤なワンピースを着た綺麗な女性が眼に映った
お、綺麗な人だな、そう思った瞬間俺は対向車線から来たトラックに撥ねられた
柔道を習っていた俺はとっさの瞬間受身をとる事ができたため両足を骨折する重傷ですんだ。

それから半年たったある日友人Kが同じくトラックに撥ねられた
直ぐに病院に駆けつけたが、Kに意識は無くその後死亡した
その場で救助に当たった人の話によるとKは「赤いワンピースを見てついよそ見しちまった・・・」
と呟いていたという、俺は驚いた。
アレは死神なんじゃないか?俺がそう思っている頃またあそこで事故が合ったらしい
話を聞いてみるとひき逃げらしく、この辺りは見通しがいいにも拘らずそういう事故が多いらしい
俺はあの赤いワンピースの女が死神だと確信した

数日後俺はバイトの先輩Tさんの車に乗ってその道を走っていた
Tさんは実家が寺で非常に霊感が強いらしく、俺は死神の話をしてみた。
「ふーん」っと素っ気なく聞いていたTさん、だが少し走ってからTさんが突然
「あの女か!」と叫んだ。見ると確かにあの赤いワンピースを着た女が道を歩いている!!
「そうです!あの女です!!」俺が叫ぶと「そうじゃない!あっち事だ!!」と正面を指すT先輩
見ると顔の抉れた女が対向車線を走るトラックの方向を狂わそうと、車体に飛び移っている所だった!
「ハンドル頼んだぜ・・・」Tさんはそう呟くと車の窓から上半身を外に出し、狙いを定め
「破ぁーーーーー!!」と叫んだ、するとTさんの両手から青白い光弾が飛びだし、女の霊を吹き飛ばした
「これで安心だな・・・」そう呟いて片手でタバコに火をつけるTさん。
寺生まれってスゲェ・・・その時初めてそう思った。



21 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/24(木) 16:51:34 0
市郊外の閑静な住宅街。
その一角にある古びた家屋。
住んでいる者はおろか所有者さえも居ない。
過去何度か撤去作業が行われたとの事だがその悉くが中止になっている。

曰く作業員が狂を発し負傷者が出た。
曰く持ち込んだ機械類が一斉に誤作動を起こした。新しく用意した機械までもが同様に。

作業に携わった関係者は皆噂した「あそこには何かがある。」
そして1年前、撤去作業に関わった現場監督が作業用の簡易住宅で首を吊って自殺したのを最後に誰もこの家に近づかなくなった。

22 名前:小柳信二 ◆.6uK5GOyFk [age] 投稿日:2009/09/25(金) 00:51:07 0
とぼとぼと帰る俺。家は急な坂の途中だ。

さっそく自室に篭ってデジカメで撮った写真をパソコンに取り込もうとしていた。
だが、2階に上がろうとしたらなんと、茶碗や枕が飛んできたんだな、これが。
「いてっ!」
いわゆるポルターガイスト現象というヤツ…のはずがなかった。
妹…晴香が投げたものが当たっただけだった。
「兄イ!どこいっとったん?ちょっと来てみらんね。今丁度侵入者を…!あ」
妹が指差したのは俺のすぐ後ろだった。
『奴』と目が合う。
「話は聞かせてもらった…。」
突然窓から全身灰色のスエットスーツを着た男が現れた。
「もしお困りの事が有れば話に乗るが?」

冗談じゃない。俺の引きこもりタイムは返上され、
男に連れられて、舞台は離れた廃屋へと移った。全く知らない場所だ。
俺的に言えばこういう場所は『穴場』というより『盲点』だろう。
そもそもこんな建物があること自体想像がつかないね。

既に取り壊しを行っているものの、その度に作業員が発狂し負傷し、
死者も出ているという。
俺は頬が震えるのを感じた。興奮しているのだろう。間違いない。
それより此処に来たのが俺だけというのが納得いかない。
あれだけ興奮して侵入者に当たっていたのが、いざ外に出るとなればコレだ。
根っからの引きこもりなのだろう。まぁいい…
「で、俺にどうしろってんだ?話に乗るってんなら今すぐ俺を家に帰してもらいたいね」
そう言って怪しい男の方を見た。

23 名前:禿げ上がった男[sage] 投稿日:2009/09/25(金) 19:45:39 0

「ねし ねし ねし ねし ねし ねし」

意味不明な言葉を韻を踏むように呟きながらムーンウォークのように
滑らかに接近してくる謎の禿げ上がった男。
よく見ると、何のことは無い。普通のおっさんだ。

しかし何かが変だ。

口をくちゃくちゃさせながら何かを吐き出す。

肉?皮?何か分からないが人間の肌のようにも見える

24 名前:緒形弘一[sage] 投稿日:2009/09/29(火) 00:13:19 0
ここが問題の家か。私は車で通り過ぎながらざっと回りを確かめ、
近くのコンビニに止めた。

コンビニで適当に見繕って事務用品を買い、レジの店員の年齢を
確かめる。ちょっと若いな。店主ではなさそうだ。しかし、
噂話を確かめるのに便利な角のタバコ屋なんてもんも消えちまった。

山の上の道路沿いには少なくともありはしない。市街地ならまだ
残っているんだろうが。

25 名前:寺野亀頭 ◆DYxr2R77AU [sage] 投稿日:2009/10/01(木) 00:50:55 0
>>23
「 そ こ ま で だ 」

窮地に陥った>>22を救うべく1人の男が現れた。
片手にピザを持つその男は手をかざし小さく息を整える。
「悪いな、兄ちゃん。少しどいておいてくれ。」

「破ぁぁぁあああああ!!!!」
男の片腕から赤色の光の弾が放たれ禿げ上がった男を消し飛ばしたのだった。
「兄ちゃん、宅配で余ったピザだ。2人で分けて食べてくれ。
俺の奢りだ。」
不敵な笑みを浮かべるとピザハットのバイクでその場を後にする。


26 名前:小柳信二 ◆.6uK5GOyFk [age] 投稿日:2009/10/01(木) 18:00:12 0
「ねし ねし ねし ねし ねし ねし」
突然、頭の禿げた男がガムをくっちゃくっちゃしながら接近してくる。
何かを吐き出した。

「うっ…」
俺がみたものは、人の肌のような何かの肉だった。
「 そ こ ま で だ 」
サングラスの男が現れ、手から赤い光を放つと、怪しい男は瞬く間に消し飛んだ。

「すげぇ…」
「兄ちゃん、宅配で余ったピザだ。2人で分けて食べてくれ。
俺の奢りだ。」
『ピザハット』 と書かれている箱が俺の前に置かれた。
臭いからしてハンバーグピザだと思われるが、怪しいのでそのままブーメランのように
目の前の廃墟に向かって投げた。
ああ、あの男は確かに『宅配で余った』と言った。
しかし、宅配などある訳がない。そもそも、長崎市どころか、県内のどこにも
ピザハットなど無いのだから…
「本当、どこからどこまでも怪奇だぜ」

俺は無意識のうちにスエットスーツの男が自分を乗せてきた、
エンジンがかかりっ放しの車に乗り込むと、勢いよく坂を下りていった。
男が慌てて車を取りかえそうと走ってくるが、追いつけない。
そりゃそうだ。教習所では超優秀なドライバーだったんだからな。
勿論ベルトもちゃんとしている。
賭けみたいなものだった。あのいかにも住所不定無職そうな男が
警察に通報できる可能性は決して高くはない。

雨が強く降り出してきた。車の時計ではもうすぐ6時になる。
夏至も近いこの時期、夜にはまだ少しある時間帯だ。
腹が減ってきた。妹はどうせ料理など作れない。母親が帰るのはまだまだ先だ。
「どっちにするか…」
水辺の森公園のレストランか、バーミヤンで迷ったが、
安さを取ってバーミヤンに決めた。

「ご注文は…」
「うッ!」
から揚げなどの肉料理の写真を見て、あの男が吐き出したものを思い出した。
「野菜サラダとマーボ豆腐で…」
肉だけは避けたかった。窓の外を見る。
確実に、この街に異変が起こりつつある…
海の方を見る。厚い雲の向こうには夕日が見える頃だ。

27 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/04(日) 17:36:06 O
そもそもなんで長崎なんだ?

28 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/04(日) 22:17:34 0
>>27
は?なんつーくだらんレスすんだよ
そんなの愚問だろ?

29 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/05(月) 08:36:32 O
>>26
長崎にはピザハットがないとか、そういう本格的にローカルなネタを入れたらいかんでしょ…
そういうミスを恐れてみんな参加できなくなるよ

30 名前:寺野亀頭 ◆DYxr2R77AU [sage] 投稿日:2009/10/05(月) 10:09:27 0
>>26
「お待たせしました。マーボー豆腐です、あ、野菜サラダもですね」

バーミヤンの店員だが、どこかで見覚えがある。
名札には「寺野」と書かれている。

「あ、寺野さん!いつものやってくださいよ。」
1人の客が店員に声をかける。
テーブルにはこの店限定メニューの豚の丸焼きが置かれている。
店員はその席に近付くと、小さく息を整えた。
そして、手を前に振りかざし

「破ぁああああああああああ!!!」

勢いよくガスバーナーで豚をあぶり始めた。
「ハピバースデーチューナー ハピバースディーチューナー
ハピバスディ ディア マイケル君♪」

店員は不敵な笑みを浮かべながら席に座る
マイケル君(黒人少年9歳)の祝詞を歌った。

31 名前:小柳信二 ◆.6uK5GOyFk [] 投稿日:2009/10/06(火) 19:14:56 0
俺の注文を受けたのはオールバックのバーミヤンの店員、よく見ると見覚えがあった。
そう、さっきのピザハットを届けに来た奴だ。
「あ、さっきはどうも…」
軽く会釈をすると、俺は窓の外を見て考えた。
(間違いなく、敵じゃあないんだが)
『寺野』と名札にはそう書かれていた。

「あ、寺野さん!いつものやってくださいよ。」
男は俺にさしたる興味ももたず、キッチンの方に向かっていく。
「ああぁ???」
そこにあったのは豚の丸焼きだ。
こんなものがバーミヤンにあっていいはずがない。もし本当なら
外に張り紙の一つもあるはずだろう。

「破ぁああああああああああ!!!」
男は何の疑問も持たず、バーナーで豚をあぶっていく。
俺はデジカメを取り出すと、男の顔と豚の丸焼きが入るように
何枚かシャッターを押し、店内の様子も何枚か収めた。

そして口に入るだけ食事を詰め、早々と会計を済ませて店を出た。
(あの男はまだしばらくは店にいるはずだ。今のうちに考えを纏めておこう)

水辺の森公園の海岸の方に車を放置して走る。丁度ベンチがあったので腰掛けた。
幸運にも雨は上がっている。
家に帰り、パソコンで画像を展開してじっくり研究する必要がある。
その前に店に行ってもう一度あの男に話を聞きたいところだ。
自体は既に絶望的と言ってもいいかもしれない。盗んだ車もある。
どうも俺の周りではとんでもないことばかり起こっている。
家にはもう、妹はいないかもしれない。

濡れたベンチに座っているのも落ち着かず、立ち上がって大きく伸びをした。
どんどん暗くなっていく海が不安を煽るようだ。

32 名前:小柳信二 ◆.6uK5GOyFk [] 投稿日:2009/10/08(木) 22:42:43 0
再び強い雨が降り出した。まったく長崎の天候はたまったもんじゃない。
俺はゆっくりと腰を上げると、バーミヤンの方角に歩き出そうとした。
「車の中にでも入るか…」

ふと前を見ると、海面から何か黒くて丸い、大きなものが浮かび上がってきた。
ブイか何かかと思ったが、明らかにでかい。と、いうより…
次の瞬間、俺は目を疑った。
「ありゃあ…まさかな…」
海面に突如浮上した『それ』は俺の方に鋭く巨大な目を向けると、
口からなにやら青白い光を放った。
「うわぁぁ!!!」
叫び声を上げながら飛び退く俺。後ろのベンチが一瞬で粉々になった。
竜のような頭、巨大な体躯、大蛇のような太い胴体…
どうみてもあの祭りで使われる「くんち」だ。
「うびゃあ!くんちが襲ってくるぅぅ!!」
青白いレーザーを間一髪でかわしながらバーミヤンに向かって走るも、
『それ』はいかめしい首をもたげ、ついに俺の行く手を遮った!

「ひぃぃぃ…もう駄目だ…」
俺はもう諦めたね。全て駄目だと思った。だが意外な奴が俺の後ろから声をかけるんだ。
「立てよ、信二。ほら、これを持て」
女の声。ていうかどう見ても晴香だ。なんつー喋り方なんだ?
それにその黒っぽいスーツは何だ?全然似合ってないじゃないか!!
奴は俺に怪しげなド○えもんにでも出てきそうな銃状の武器を手渡す。
「いいから」
晴香が試しうちとばかりに『くんち』に向けて銃を発射する
キュイイィィィン!!
射程1000mはあろうかという赤いレーザーがそれの顔面を焼き、煙が上がった。
のた打ち回るように奴がけたたましい声を上げながら仰け反る。

「くそっ、あんな奴…」
心地よいというか安っぽいようなビーム音とともに強力なレーザーが次々放たれ、
ついに『くんち』は海の方へと逃れていった。
「通称『オクンチキラー』だ。それをお前にやる。奴らは何度でも来るだろう。
 『連中』を殲滅し、この街を怪奇から守るのが、お前の使命だ。いいな。
 一緒に戦ってくれる『T』という男があのレストランにいる。健闘を」
晴香は俺の後ろから一方的にそう語り続けた。

よく見ると横からも似たようなレーザーが奴を攻撃している。
どうやらバーミヤンの壁にいつの間にか付いている機関砲のようなものが
援護射撃をしてくれているようだ。味方は俺だけではない。
これを見た俺は一気に攻勢に出た。

射撃を続けているうちに『くんち』は港の廃墟の方へと消えていった。
「死ぬかと思った…」
思えばこれだけの騒ぎにも関わらず、周囲には俺しかいない。
近くにあるはずの国道からも誰一人こちらに注目する者はいないようだ。
「おいおい、こりゃどういう…」
そう、そこに妹の姿はなかった。まるでそれが当たり前のように。

バーミヤンの方を見ると、いつの間にか備えられた機関砲のようなものが
なくなっていた。俺はとりあえず、Tという人物が寺野であると思い、
店の方に戻ることにした。
雨はいつの間にかまた止んでいた。

33 名前:寺野亀頭 ◆DYxr2R77AU [sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:26:34 0
>>32
「長崎の海にあんな物騒なもんは似合わねぇ…そう思わねぇかい?兄ちゃん。」

葉巻に火を付け、先ほどの店員がバーミアンの厨房より現れた。
右手にはパイナップル、そして左手にはまたパイナップル。

「YOYOYO!!てめぇのケツの穴にナニぶちこんでテメェの母ちゃんの
プッシーにはパイナップルでも詰め込んでやるぜベイベー!!
フゥー!!ハッハァ!!」

パイが光の速さで怪物たちへぶち込まれていく。
もはやパイ投げのそれではない。光速の弾丸となったパイ生地が
赤い「寺野の念」に包まれ放たれていく。

「長崎だからってカステラがいいだって?
ハッ!!そんな柔らけぇもんじゃ、ナニの代わりにはならねぇんだよ!!」

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。
くんち達をく○にするかのように男は投げ続ける

34 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:54:39 0
おちんちん砲発射!!

35 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 00:02:32 0
突然海からせせり出た巨根から白濁したビームが発射される

36 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 00:03:14 0
それはなんと海の精の精なる陰茎ビームだったのだ!

37 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 00:14:42 0
>>34-36
氏ね
消えうせろカス

38 名前:小柳信二 ◆.6uK5GOyFk [] 投稿日:2009/10/09(金) 17:57:55 0
「長崎だからってカステラがいいだって?
ハッ!!そんな柔らけぇもんじゃ、ナニの代わりにはならねぇんだよ!!」
厨房から出てきた寺野が、パイを凄い速さでくんち達に投げつけた。

俺はあまりの寺野の下品さにドン引きし、気が付くと寺野の背後に立ち、
奴の尻に『オクンチキラー』の銃口を突きつけていた。
トリガーをふと引く。
パァァン…

そして、衝動的に俺も…『オクンチキラー』を尻穴に合わせ、トリガーを引いていた。
パァァン…
威力的にはどう見ても即死のはずが、何故か意識が朦朧とするのが
はっきりと分かった。そして世界は無に包まれた。

同時にバーミヤンの下に停めてあった車が爆発し、
妹も同じく『オクンチキラー』を肛門に発射し死亡、
『くんち』は翌日になるといつの間にか諏訪神社に返却されていたという。

長崎の街は今日も平和だ。
最近はピザハットが中心部に出店したらしい。
そして、今日も雨が降る…


お わ り

39 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 18:27:56 O
はぁ?マヂで?
酉バレ?

40 名前:寺野亀頭 ◆DYxr2R77AU [sage] 投稿日:2009/10/09(金) 20:34:50 0
>>38
「なさけねぇなぁ。そんなもんで俺を殺せるなんて思うたぁ
100万光年速いぜ。」

弾丸を肛門の筋力で受け止め、弾き返した男は
男子高校生を浣腸で気絶させ家に送り返した。
「兄ちゃん、これに懲りて面倒には顔を突っ込まねぇことだ。
てめぇの尻を拭けるようになったらまた遊ぼうじゃないか。」
そういい、高校生の母親に不敵な笑みを浮かべ去っていった。

母親「あ、あのお名前は・・・・!!せめてお礼だけでも」

「通りすがりのピザハットの店員ですよ。覚えておいてください。
今度店出すんで。」
彼の笑顔は太陽より輝いていた。ネームプレートには店長という輝く2文字。
ありがとう、Tさん。またの名を、寺野亀頭。
彼がいる限り、長崎は平和であろう。

長崎が部隊の現代怪奇TRPGエンディングテーマ
ttp://www.nicovideo.jp/watch/nm5486963

41 名前:名無しになりきれ[sage] 本日のレス 投稿日:2009/10/12(月) 00:57:22 0
ここは現実世界ととてもよく似た、それでいて全く違うもう一つの地球……
長崎にピザハットが存在する世界。
聖なる街長崎に蠢き始める黒い影。聖地奪還を掲げる謎の組織が人々の平和を脅かす!
だがしかし! 長崎を守るために立ちあがる者達がいた!
邪悪なる者に立ち向かうピザハット達の戦いの物語が今始まる!

次回第一話 天空のピザ! ピザ……イグニッション!!!!

42 名前:名無しになりきれ[sage] 本日のレス 投稿日:2009/10/12(月) 06:08:49 0
ちょっと待て。長崎にピザハットは無いのか? 念のためだ。確認してくれ。

無いなら、作ればいいんちゃう?

【聖なる街】長崎が舞台の現代怪奇TRPGスレッド

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