「M-51パーカ」(2012/09/18 (火) 20:37:53) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
&autolink(content)
モッズコート・モッズパーカと呼ばれるミリタリーウェアのオリジナル
&ref(od_m51_diagram.gif)
*名称
1.制式名称
パーカ・マンズ・M-51(エムごーいち)のちにパーカ・マンズ・コットン・ナイロン・オックスフォードOG-107
2.通称
M-51パーカ(エムごーいちパーカ)
3.俗称
モッズパーカ、モッズコート(比較的新しい呼称)
*概略
1951年に米軍に正式採用された。
M-51フィールドジャケットの上に着用する。
極寒期・地帯の戦地での移動や早朝・夜間の警備等で着用。
アメリカ軍が経験したことのない極寒地で、通常の装備の上にレイヤーシステムを作る必要性から生まれたのがこの「M-51」。
M-51フィールドパーカーは第二次世界大戦後すぐに開発がはじまり、さまざまな改良を経て、1951年に軍で採用された。
朝鮮動乱の寒冷戦域において主に米陸軍将兵に支給された。
様々な気象条件に対応するため、脱着式のライナーやコヨーテ・ファーのトリムのインナーフードが取り付けられた。
同じ名称"M-51 FIELD JACKET"の上から重ね着できる構造。
シェルは最初期(1951)が厚手のコットン・サテン。濡れて重くなり、
乾き難い事から次年度会計(1952)より軽量薄手で撥水性の高いナイロン・オックスフォードに変更される。
ストレージ・ポケット内は起毛素材でハンド・ウォーマーの機能を持つ。
さらに裾を脚部に巻きつけるためのストラップが付いており、これにより強風時のバタつきが抑えられ、冷気が入らないように工夫されている。
朝鮮動乱で採用されたM51パーカだが、動乱の早期収束と共に大量の在庫がサープラス品として市場に出回る。
これに目をつけた英国のモダニスト達(MODS)がスクーター運転時にスーツを保護する目的で好んで着用した事から
「モッズパーカ」という愛称を持つ。
・M-51フィールドパーカーは年代により様々なバリエーションある。
初期の仕様は綿100、その後はナイロン混紡でちょっとツヤがある
・M-51ジャケット等の上から羽織ることを想定しているので表示サイズよりワンサイズ大きい。
・インナーは初期はドテラのような分厚いウール。その後パイル地になる。
(パイル地の反対はレーヨンっぽい。シェルに装着するときパイル地が体に触れないほうになると思う。)
・手袋を装着したままでも開閉できるように大型のファスナーに引き紐も取り付けられている。
(取り付けは引き紐の取り付け方を参照。)
・1965年にM-65パーカが採用されて生産は終了。
・モッズファッションとしては60年代イギリスで定着し、70年代後半以降
日本でもモッズが浸透し、M-51パーカが彼らのマストアイテムとなった。
・本体(シェル)、ライナー、フードの新品はデッドストックのみ。
2010年現在、デッドストックの入手に関しては壊滅的な状況。年に一度見かければ良いほうかもしれない。
USEDですら怪しい。
・「M-51パーカ レプリカ」については現在いくつかあるが、有名どころはHOUSTON。生地は悪くないが細部のデザインが実物と違う。
新興勢力としてYMCLK。生地はもう少し頑張ってほしいところだが、細部のデザインはまんま実物。
実物のデザイン至上主義者であればYMCLK一択か。
*詳細1
1.制式名称
60年代には変更されていた模様。
(1)50年代
PARKA, SHELL, M-1951(50年代~)
■コントラクト例:Q. M. 16184-01 20825, 24 MAY 1951(1951年コントラクト品)
(2)60年代
PARKA, MAN'S, COTTON NYLON, OXFORD, OG-107
■コントラクト例:DSA-1-2665-63-C(1963年コントラクト)
2.素材の変更
支給開始から1年でシェル・ライナー・フードとも何かしら素材の変更がで行われている模様。
(1)本体(シェル)
生地の変更は支給開始から1年でで行われている模様。
①初期(1951)は厚手コットン平織り生地タイプ
②後期(1952~)ポプリン生地タイプ
(2)ライナー
ライナーの起毛素材の変更は支給開始から1年でで行われている模様。
①初期(1951)はウール・パイルタイプ
②後期(1952~)ウール・パイルタオル地織タイプ
(3)フード
本体の生地の変更に合わせて変更が行われている模様。
①初期(1951)は厚手コットン平織り生地タイプ
②後期(1952~)ポプリン生地タイプ
3.ミルスペック例
改定を繰り返し1967年が最終
(1)MIL-P-11013(QMC)
(2)MIL-P-11013
(3)MIL-P-11013A
Date Revision
1967-12-06 Revision D Notice 1 - Cancellation
1962-08-29 Revision D
1960-09-07 Revision C Amendment 1
1960-03-31 Revision C
1958-04-15 Revision B
1955-08-04 Revision A Amendment 4
1953-12-17 Revision A Amendment 3
1953-11-23 Revision A Amendment 2
1953-05-29 Revision A Amendment 1
1952-12-24 Revision A
1951-06-11 初版 Amendment 1
1951-03-14 初版
4.製造メーカー例
A. G. CLOTHING MFG., CO. ALBATROSS-FRANZ MAYER CORP. CHICAGO GARMENT CO., INC.
DONCHESTER MFG CO. DUNCHESTER MFG. CO. HELD-FOSTER CORPORATION
HELO- FOSTER CORPORATION KRAVIE PARKA CLOTHES McCREERY MFG CO.
MILLVILLE SPORTSWEAR, INC. RA-JAF MFG CO. READING CLOTHING MFG., CO.
SKYWAY CLOTHING CORP. SUPERBA FASHIONS & CO. WOODBURY MFG. CO.
5.裾のドローストリングの扱いについて
後ろ見頃の先端が2つに割れていることから、M-51パーカにフィッシュテールパーカという別名を与えることになりました。
しばしば、M-51パーカの裾のドローストリングを2つに割れた先端を一つに閉じるために使うことがあるが間違いのようだ。
基本的に結ばないでそのままにしておく。
正しい使用法は、パーカが温かい空気を密閉している状態を保つため、足の回りに巻きつくように、前身頃の裾から出たひもを後ろ見頃から出たひもに結ぶようにします。
パーカを極寒の空の下で着用するにこれがは正しい方法のようです。
&ref(od_m51_04.jpg)
左:誤った使用法 フィッシュテールの先端を結んで一つにしてしまう。右:正しい使用法 左右それぞれの後ろ見頃と前身頃をドローストリングで結ぶ。
出来上がった雄姿は・・・とても・・・かっこいい・・・かは知らない。
&ref(M-51leg-drawcode-fasten.jpg)
*詳細2
1.本体(シェル)
(1)初期厚手コットン平織り生地タイプ
■制式名称:PARKA, SHELL, M-1951
■MIL.SPEC.例:MIL-P-11013(QMC)
■コントラクト例:Q. M. 16184-01 20825, 24 MAY 1951(1951年コントラクト品)
(2)後期ポプリン生地タイプ
■制式名称:PARKA, MAN'S, COTTON NYLON, OXFORD, OG-107
■MIL.SPEC.例:MIL-P-11013D
■コントラクト例:DSA-1-2665-63-C(1963年コントラクト)
&ref(shell-01.jpg)
2.ライナー。
M-51フィールドパーカーはこのパイル・ライナーを装着する事により、その防寒衣料としての機能を100%発揮。
注)本体とライナー間のワンサイズの差は相互に互換性があり、使用上の支障は無し。
(1)初期:ウール・パイルタイプ初期厚手起毛素材使用タイプ
米軍において1951年採用のM-1951パーカー用脱着式ライナー。
採用のごく初期(1951年のみか?)に製造使用され、現存数も希少なウール・パイルタイプ。mohair frieze(モヘア・フリーズ)とも。
M-1951パーカー自体にも初期型、後期型が存在するが、このウール・パイルタイプ(初期型)は全てのM-51パーカーに使用可。
■正式名称:PARKA, LINER, M-1951
■コントラクト:QM22979 or QM22980(29, DEC. 1951年コントラクト)
■MIL.SPEC.:MIL-P-11012
■素材:ウール/60%、コットン/40%
注)ウール・パイル:綿の起布(芯布)にウール糸を織り込み起毛した素材、初期のMA-1等のインナーに用いられた物と全く同じ規格の物。(画像参照)
●ライニング:OD色ナイロン素材(ロットによりツイル織り、R/S織りの違いあり)
■取り付け:ボタンによる脱着式
■マーキング類:インナーサイド襟部(センター)にサイズ、SPEC.類、取り扱い等に関するスタンピングあり。(画像参照)
&ref(liner-syoki.jpg)
(2)後期:ウール・パイルタオル地織タイプ
米軍において1951年に採用のM-1951パーカー用脱着式ライナー。
採用後期に製造・支給の本体部が軽量化されたタオル地織り仕様の(ライニングはナイロン素材のR/S織り)タイプ。
M-1951パーカー自体にも初期型、後期型が存在するが、このウール・パイルタオル地織タイプ(後期型)は全てのM-51パーカーに使用可。
■制式名称:PARKA, LINER, M-1951
■コントラクト例:TAP 1441 30 APRIL 1953(1953年コントラクト)
■MIL.SPEC.:MIL-P-11012A
■素材:ウール 100%(ウール・パイルタオル地織)(画像参照)
●ライニング:OD色ナイロン素材(R/S織り)(画像参照)
■取り付け:ボタンによる脱着式
&ref(liner-kouki.jpg)
3.フード
米軍におけるM-51 Field Parka 本体のフードシェルにボタンで固定するコヨーテファー付防寒用アタッチ式フード。
M-51 Parkaにおいて、本来極寒期・地帯において使用される脱着式防寒フードはいざという時のために用意されている。
(1)初期コットンサテン生地仕様
■制式名称:HOOD,PARKA,M-1951
■MIL.SPEC.:MIL-H-11023
■本体生地:コットンサテン生地
■サイズ:ユニバーサルサイズ(フリーサイズ/全サイズ共用)
(2)後期コットンポプリン生地仕様
■制式名称:HOOD,PARKA,M-1951
■MIL.SPEC.:MIL-H-11023A
■本体生地:コットンポプリン生地
■サイズ:ユニバーサルサイズ(フリーサイズ/全サイズ共用)
&ref(hood.jpg)
&autolink(content)
モッズコート・モッズパーカと呼ばれるミリタリーウェアのオリジナル
&ref(od_m51_diagram.gif)
*名称
1.制式名称
パーカ・マンズ・M-51(エムごーいち)のちにパーカ・マンズ・コットン・ナイロン・オックスフォードOG-107
2.通称
M-51パーカ(エムごーいちパーカ)
3.俗称
モッズパーカ、モッズコート(比較的新しい呼称)
*概略
1951年に米軍に正式採用された。
M-51フィールドジャケットの上に着用する。
極寒期・地帯の戦地での移動や早朝・夜間の警備等で着用。
アメリカ軍が経験したことのない極寒地で、通常の装備の上にレイヤーシステムを作る必要性から生まれたのがこの「M-51」。
M-51フィールドパーカーは第二次世界大戦後すぐに開発がはじまり、さまざまな改良を経て、1951年に軍で採用された。
朝鮮動乱の寒冷戦域において主に米陸軍将兵に支給された。
様々な気象条件に対応するため、脱着式のライナーやコヨーテ・ファーのトリムのインナーフードが取り付けられた。
同じ名称"M-51 FIELD JACKET"の上から重ね着できる構造。
シェルは最初期(1951)が厚手のコットン・サテン。濡れて重くなり、
乾き難い事から次年度会計(1952)より軽量薄手で撥水性の高いナイロン・オックスフォードに変更される。
ストレージ・ポケット内は起毛素材でハンド・ウォーマーの機能を持つ。
さらに裾を脚部に巻きつけるためのストラップが付いており、これにより強風時のバタつきが抑えられ、冷気が入らないように工夫されている。
朝鮮動乱で採用されたM51パーカだが、動乱の早期収束と共に大量の在庫がサープラス品として市場に出回る。
これに目をつけた英国のモダニスト達(MODS)がスクーター運転時にスーツを保護する目的で好んで着用した事から
「モッズパーカ」という愛称を持つ。
・M-51フィールドパーカーは年代により様々なバリエーションある。
初期の仕様は綿100、その後はナイロン混紡でちょっとツヤがある
・M-51ジャケット等の上から羽織ることを想定しているので表示サイズよりワンサイズ大きい。
・インナーは初期はドテラのような分厚いウール。その後パイル地になる。
(パイル地の反対はレーヨンっぽい。シェルに装着するときパイル地が体に触れないほうになると思う。)
・手袋を装着したままでも開閉できるように大型のファスナーに引き紐も取り付けられている。
(取り付けは引き紐の取り付け方を参照。)
・1965年にM-65パーカが採用されて生産は終了。
・モッズファッションとしては60年代イギリスで定着し、70年代後半以降
日本でもモッズが浸透し、M-51パーカが彼らのマストアイテムとなった。
・本体(シェル)、ライナー、フードの新品はデッドストックのみ。
2010年現在、デッドストックの入手に関しては壊滅的な状況。年に一度見かければ良いほうかもしれない。
USEDですら怪しい。
・「M-51パーカ レプリカ」については現在いくつかあるが、有名どころはHOUSTON。生地は悪くないが細部のデザインが実物と違う。
新興勢力としてYMCLK。生地はもう少し頑張ってほしいところだが、細部のデザインはまんま実物。
実物のデザイン至上主義者であればYMCLK一択か。
*詳細1
1.制式名称
60年代には変更されていた模様。
(1)50年代
PARKA, SHELL, M-1951(50年代~)
■コントラクト例:Q. M. 16184-01 20825, 24 MAY 1951(1951年コントラクト品)
(2)60年代
PARKA, MAN'S, COTTON NYLON, OXFORD, OG-107
■コントラクト例:DSA-1-2665-63-C(1963年コントラクト)
2.素材の変更
支給開始から1年でシェル・ライナー・フードとも何かしら素材の変更がで行われている模様。
(1)本体(シェル)
生地の変更は支給開始から1年でで行われている模様。
①初期(1951)は厚手コットン平織り生地タイプ
②後期(1952~)ポプリン生地タイプ
(2)ライナー
ライナーの起毛素材の変更は支給開始から1年でで行われている模様。
①初期(1951)はウール・パイルタイプ
②後期(1952~)ウール・パイルタオル地織タイプ
(3)フード
本体の生地の変更に合わせて変更が行われている模様。
①初期(1951)は厚手コットン平織り生地タイプ
②後期(1952~)ポプリン生地タイプ
3.ミルスペック例
改定を繰り返し1967年が最終
(1)MIL-P-11013(QMC)
(2)MIL-P-11013
(3)MIL-P-11013A
Date Revision
1967-12-06 Revision D Notice 1 - Cancellation
1962-08-29 Revision D
1960-09-07 Revision C Amendment 1
1960-03-31 Revision C
1958-04-15 Revision B
1955-08-04 Revision A Amendment 4
1953-12-17 Revision A Amendment 3
1953-11-23 Revision A Amendment 2
1953-05-29 Revision A Amendment 1
1952-12-24 Revision A
1951-06-11 初版 Amendment 1
1951-03-14 初版
4.製造メーカー例
A. G. CLOTHING MFG., CO. ALBATROSS-FRANZ MAYER CORP. CHICAGO GARMENT CO., INC.
DONCHESTER MFG CO. DUNCHESTER MFG. CO. HELD-FOSTER CORPORATION
HELO- FOSTER CORPORATION KRAVIE PARKA CLOTHES McCREERY MFG CO.
MILLVILLE SPORTSWEAR, INC. RA-JAF MFG CO. READING CLOTHING MFG., CO.
SKYWAY CLOTHING CORP. SUPERBA FASHIONS & CO. WOODBURY MFG. CO.
5.裾のドローストリングの扱いについて
後ろ見頃の先端が2つに割れていることから、M-51パーカにフィッシュテールパーカという別名を与えることになりました。
しばしば、M-51パーカの裾のドローストリングを2つに割れた先端を一つに閉じるために使うことがあるが間違いのようだ。
基本的に結ばないでそのままにしておく。
正しい使用法は、パーカが温かい空気を密閉している状態を保つため、足の回りに巻きつくように、前身頃の裾から出たひもを後ろ見頃から出たひもに結ぶようにします。
パーカを極寒の空の下で着用するにこれがは正しい方法のようです。
&ref(od_m51_04.jpg)
左:誤った使用法 フィッシュテールの先端を結んで一つにしてしまう。右:正しい使用法 左右それぞれの後ろ見頃と前身頃をドローストリングで結ぶ。
出来上がった雄姿は・・・とても・・・かっこいい・・・かは知らない。
&ref(M-51leg-drawcode-fasten.jpg)
*詳細2
1.本体(シェル)
(1)初期厚手コットン平織り生地タイプ
■制式名称:PARKA, SHELL, M-1951
■MIL.SPEC.例:MIL-P-11013(QMC)
■コントラクト例:Q. M. 16184-01 20825, 24 MAY 1951(1951年コントラクト品)
(2)後期ポプリン生地タイプ
■制式名称:PARKA, MAN'S, COTTON NYLON, OXFORD, OG-107
■MIL.SPEC.例:MIL-P-11013D
■コントラクト例:DSA-1-2665-63-C(1963年コントラクト)
&ref(shell-01.jpg)
2.ライナー。
M-51フィールドパーカーはこのパイル・ライナーを装着する事により、その防寒衣料としての機能を100%発揮。
注)本体とライナー間のワンサイズの差は相互に互換性があり、使用上の支障は無し。
(1)初期:ウール・パイルタイプ初期厚手起毛素材使用タイプ
米軍において1951年採用のM-1951パーカー用脱着式ライナー。
採用のごく初期(1951年のみか?)に製造使用され、現存数も希少なウール・パイルタイプ。mohair frieze(モヘア・フリーズ)とも。
M-1951パーカー自体にも初期型、後期型が存在するが、このウール・パイルタイプ(初期型)は全てのM-51パーカーに使用可。
■正式名称:PARKA, LINER, M-1951
■コントラクト:QM22979 or QM22980(29, DEC. 1951年コントラクト)
■MIL.SPEC.:MIL-P-11012
■素材:ウール/60%、コットン/40%
注)ウール・パイル:綿の起布(芯布)にウール糸を織り込み起毛した素材、初期のMA-1等のインナーに用いられた物と全く同じ規格の物。(画像参照)
●ライニング:OD色ナイロン素材(ロットによりツイル織り、R/S織りの違いあり)
■取り付け:ボタンによる脱着式
■マーキング類:インナーサイド襟部(センター)にサイズ、SPEC.類、取り扱い等に関するスタンピングあり。(画像参照)
&ref(liner-syoki.jpg)
(2)後期:ウール・パイルタオル地織タイプ
米軍において1951年に採用のM-1951パーカー用脱着式ライナー。
採用後期に製造・支給の本体部が軽量化されたタオル地織り仕様の(ライニングはナイロン素材のR/S織り)タイプ。
M-1951パーカー自体にも初期型、後期型が存在するが、このウール・パイルタオル地織タイプ(後期型)は全てのM-51パーカーに使用可。
■制式名称:PARKA, LINER, M-1951
■コントラクト例:TAP 1441 30 APRIL 1953(1953年コントラクト)
■MIL.SPEC.:MIL-P-11012A
■素材:ウール 100%(ウール・パイルタオル地織)(画像参照)
●ライニング:OD色ナイロン素材(R/S織り)(画像参照)
■取り付け:ボタンによる脱着式
&ref(liner-kouki.jpg)
3.フード
米軍におけるM-51 Field Parka 本体のフードシェルにボタンで固定するコヨーテファー付防寒用アタッチ式フード。
M-51 Parkaにおいて、本来極寒期・地帯において使用される脱着式防寒フードはいざという時のために用意されている。
(1)初期コットンサテン生地仕様
■制式名称:HOOD,PARKA,M-1951
■MIL.SPEC.:MIL-H-11023
■本体生地:コットンサテン生地
■サイズ:ユニバーサルサイズ(フリーサイズ/全サイズ共用)
(2)後期コットンポプリン生地仕様
■制式名称:HOOD,PARKA,M-1951
■MIL.SPEC.:MIL-H-11023A
■本体生地:コットンポプリン生地
■サイズ:ユニバーサルサイズ(フリーサイズ/全サイズ共用)
&ref(hood.jpg)
#javascript(){{
<!-- NINJA ANALYZE -->
<script type="text/javascript" src="http://code.analysis.shinobi.jp/ninja_ar/Script?id=00109440&hash=f95f9380"></script>
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
var analyze00109440 = ninja_analyze('00109440', 36, 'f95f9380');
analyze00109440.Process();
//]]>;
</script>
<!-- /NINJA ANALYZE -->
}}
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: