地理空間情報利活用推進法の制定によって、標高データなどの公開が進んでいる。
10mメッシュ幅の標高データは、従来火山地形の周囲のみしか公開されていなかったが、
最近では、公開地域が拡がっている。
http://fgd.gsi.go.jp/download/
の数値標高モデルをクリックし、標高データを得たい領域を選択しダウンロードできるようになっている。
ここでダウンロードできるデータはJPGIS形式というXMLタグで整形されたデータである。
標高を取り出すには、xmlデータの以下の情報を便りにすればよい。
■標高情報の精度
0.4秒(約10m)間隔で切った方眼の中心点の標高
数値自体は小数点第一位まで表示されるが、信頼できるのは1の位まで。
■経度・緯度の範囲
北海道有珠山近傍(虻田)地域のJPGISデータを見ると、
<jps:westBoundLongitude>140.75</jps:westBoundLongitude><jps:eastBoundLongitude>140.875</jps:eastBoundLongitude><jps:southBoundLatitude>42.5</jps:southBoundLatitude><jps:northBoundLatitude>42.583333333</jps:northBoundLatitude>
とある。マップの端の緯度・経度はこれらのタグで囲まれた値を読めば良い。
何点のデータがあるかについては、
<jps:extent><jps:low><jps:coordValues>0 0</jps:coordValues></jps:low><jps:high><jps:coordValues>1124 749</jps:coordValues></jps:high></jps:extent>
の部分を見る。この場合、東西には1125点、南北には750点のデータがあると分かる。
■標高情報の抽出
あとは、
<jps:values><jps:memberValue><type></type><alti>356.50</alti></jps:memberValue></jps:values><jps:values><jps:memberValue><type></type><alti>354.30</alti></jps:memberValue></jps:values>・・・
と続く<alti>タグの中身をとっていけば良い。
■緯度・経度の幅をメートルに直したい
http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/bl2stf.html
を使うと便利。
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