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戸かくしもかくらの間髭をぬき


川傍柳四篇・2
「戸隠し」とは、天の岩戸で天照大神(アマテラス)を引きずり出した力持ちの神、天手力男神(アメノタヂカラオ)の事。信濃の戸隠明神が主祭神としたことから付けられた渾名だそうです。
「かくら」とは神楽。天照大神を岩戸からおびき出すために神楽が演ぜられている間、天手力男神は退屈しのぎに髭を抜いていただろう、という句。

山路閑古によれば、湯屋の番台に座る番頭や遊郭の妓夫台に座る妓夫に擬されているのだとのこと。
番頭は脱衣場の板の間稼ぎを警戒しているのですが、女湯の脱衣場をただ眺めているのも照れくさいので毛抜きで髭を抜いている。また妓夫も妓夫台に座り、客が遊女を見立てるのを油断なく見ている。
この句では、天手力男神の行動をこれら番頭や妓夫と重ねて穿っている面白さがあります。


参考



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