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三かんは女にまけて七ふぐり


誹風柳多留拾遺六編・5
「三韓」とは、新羅・高句麗・百済の事。第十四代天皇である仲哀天皇妃の神功皇后は、夫の仲哀天皇の死後神託によって朝鮮半島へ出兵し、参加国を日本の支配下に入れたとされる。
「七ふぐり」とは女に負ける男、女房の尻に敷かれる男の事。ふぐりとはいわゆる陰嚢の事で、山路閑古氏によれば男の子が女の子に負けると、「たった一つしかないふぐりを、七つにしてよこせ」と囃されたのだとか。

この句では、伝説的な故事を現代の子供の喧嘩で例えた落差が楽しい。



最終更新:2010年12月23日 23:55
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