タイトル | ソーサリアン |
ジャンル | ACT |
対応機種 | PC MD DC |
外見 | クラス(男女×年齢三段階×4職業) |
装備 | なし(一部で武具の名前変更可能) |
セリフ | あり(男女関係なく固定) |
ボイス | なし |
育成 | 職業で増減、特訓で上昇、寿命あり |
日本ファルコムの代表作で、国産ゲーム初期に中々の人気を誇った作品。 …しかし21世紀現在の視点から見ると、当時を知る者達ですらも流石に苦しい感。 男女、Young/Adult/Old、Fighter/Wizard/Dwarf/Elf の計24種のグラフィックで個性を演出できるが、 肝心のゲーム内容が大きく足を引っ張る。 というのも「オリジナルで15種類、メガドラで10種類、フォーエバーで5種類」のクエストに出発する形を取るのだが、 このクエストが「狭い/永久ループのある/あまり見分けがつかない」マップ内の「何点かを往復するだけ」という、 当時ですらも「ソーサリアンする」という侮蔑語があったほどのお使いゲームでしかなく、 雑魚との戦闘も単調(敵は大概のんびり突っ込んでくるだけ。こちらのリーチも短いのでこっちからも突っ込む形)、 ボス戦も突っ込んで斬るだけ(呪文対策してないと三時間ほどの進行が水の泡になるケースも数例あり)、 しかも1クエスト終了で1歳年齢を重ね、寿命を迎えるとキャラクターを転生させなくてはならない始末。 (とは言え一代でギリギリクリアできるのだが。ただし色々やり込むとなると話は別) 人によっては下手するとクソゲー扱いされるギリギリの作品であり、残念ながら知らない人に気軽に薦められる作品ではない。 残念ながら例のクソゲーの法則によって音楽は異常なレベルで素晴らしい。(フォーエバー除く) …PCエンジン版については忘れること。(音声&ムービーゲー化し、Ys1・2とは大違いの酷い出来) 現在入手できるとなるとオリジナル&フォーエバーくらいだが、旧作と比較してドット絵が全く異なるのも注意。 (スリットドレスが可愛かったWizard女がpsoのぽんぽんになってたり、別配色パターンが使い道のない中二臭い出来だったり中々散々) ゲーム開拓時代の息吹に触れたいなら敢えて触るも良しだが、キャラメイクゲーとして購入を考えてるならばお勧めはしない。 やりこみ要素もないため、クエストを一巡したら「またあそこを往復するのか」と起動もしなくなるはず。 …近代リメイクするならもっと大胆にやればよかったのに。 |