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◆2012年11月8日

エリーが出張で東京に来ることになり、
その過程で関東勢の誰かとAC100先をやりたいという話がIRCやチャットで行われた。

相手は社会人にしては暇そうなふぐたに決定、日付は11月8日、場所は高田馬場ミカドとなった。
Makoは事前に観戦を表明し、当日集まるのは3人となるかと思われた。

だが、当日の100先開始が20時ごろと知ったむにむにが急遽仕事帰りに観戦に行くことに。

20時ごろになり100先が開始。
その30分後にむにむにがミカドに到着した。

帽子を深々と被っていたふぐたを見たむにむには最初「こいつ誰だ…」と思ったそうな。
しかし相手側を見てエリーを認識し、先ほどの不審者がふぐたであるとむにむには悟った。

印象が変わっていたふぐたに困惑しながら、筺体を覗き込むむにむに。
するとふぐた8-21エリーといった一方的な試合になっていた。

バリバリの現役で毎週対戦会に足繁く通っているエリーと引退してまともにレバーを触っていないふぐたの差は歴然であるように思われた。

しかし、その後徐々に勘を取り戻していったふぐたはレバー捌きも冴えだし、本数差を縮めていく。
見た目は不審者そのものであったが…。

気付けば互角の勝負となっていた。

「これは長くなるな」

むにむにはそう思い、真剣に闘っている二人に余り気軽に話しかけるのもよくないと考え、
静かに二人の勝負を見守っていた。

しかし10分ほどして、立っていることに疲れたむにむには座る口実を探そうと辺りを見回す。

もう一台あるぷよ通台でスコアをやるという考えがよぎったが、
レバーでの回し技術に自信がないむにむには直ぐにそのアイデアを却下。

そこで気付いたのがその更に隣にあるフィーバーの台であった。
フィーバーのNPC対戦で適当に暇をつぶそうと思ったむにむに。
50円を投入し「NPC?目つぶってても勝てますよwwwwwwwwwww」と余裕を見せるむにむに。
フィーバートッププレイヤーのいるぴあかす勢の中で研鑽を重ねて来た自分がNPC如きに負けるわけがない。


強い。NPCは果てしなく強かった。
特に途中からぷよの色数が4から5へ増えるタイミングで難易度は大きく跳ね上がった。
ただでさえ連鎖の組みにくい多ツモゲーで、この1色の差は想像を遥かに超える難易度上昇を見せる。

それに加えて恐ろしいのはレバーである。
ぷよ通のレバーとは全く異なる操作感。
固さを感じる一方でぷよは滑る。
ツモを認識し脳内で組みあげていく連鎖と目の前の連鎖が異なっている。

5色とレバーの違和感はむにむにを大きく苦しめた。
何回クレジットを入れても全クリすることが出来ず、隣で連戦しているふぐた、エリーにこの醜態を見られてはいないかとビクビクしながらむにむには席を後にした。

3クレジットで10分も席に座っていることが出来なかったという事実は、ぷよらーを名乗っていく以上絶対に隠し通さなければならないものになるだろう。


連戦はふぐたの勝利に終わった。

この時現役バリバリだったエリーのショックは果てしなかったであろうことは想像に難くない。
しかし、ふぐたにも数年に渡りアーケードぷよで切磋琢磨してきた矜持があった。
両者はお互いの健闘を称え、再戦を誓い、突発連戦はこうして終了した。(ちなみにその後再戦は果たされていない)


ここでMakoが予定を済ませ合流する。
既に時計は22時近くを示していたが、ここでふぐたが持ち前の意味不明なノリを発揮した。


「じゃー飲み行くかー」


今日は平日である。

明日も平日である。

現在22時である。


飲むにしても時間が遅すぎる。
そして明日も平日という事実が大きくのしかかる。
さすがに二つ返事でOKとはいかない空気となり、各々の考えが確認される。


学生ニートのMakoは「まあいいですけど」と判断をゆだねる格好。
出張で来たエリーは「軽く飯食うくらいでよくない?」とやや困惑。
ニートへクラスチェンジしたふぐたは当然「帰れなくたっていいだろ、飲むぞおい」と強い姿勢を見せる。


賛成:反対が1:1となり、むにむにの判断が待たれる格好となった。
そこでやや小考した後むにむにが放った言葉は

「よっしゃ飲みに行こう」

であった。


明日も仕事のはずのむにむにが放った言葉は一同を困惑させるが、
これで賛成が反対を上回り、平日にも拘らず、突発飲みが結構されることとなった。

店はミカドから近い飲み屋へ決定。
誰も行ったことのない店だったが、迷っている時間がもったいなかったので反対する者もいなかった。

安さを売りにしている店ではあったが、料理の味は悪くなく、
概ね満足のいくものであった。

平日の夜にも拘らず酒が進む会社員二人とニート二人(一人は学生ニート)
ぴあかす民に大事なのはノリである。

その後4人で各々の近況やぴあかす関係の話をしているうちに時間はあっという間に23時も半ばを過ぎた。
終電の心配をしだす時間帯となり、エリー、Makoが時間を気にし始める。

しかし、一人のニートと一人のおっさん会社員は酒を飲むペースを緩めない。


「んなもんネカフェにでも泊まればいいだろう」


もう一度言おう。ぴあかす民に大事なのはノリである。
その後も時間を気にするエリー、Makoを尻目に飲み会は24時近くまで行われた。

帰る気の無いふぐた、むにむにも2時間近く飲んでようやく満足し、
一同は平日の、日付の変わった、夜の街へ繰り出した。

ネカフェに直行するふぐた、むにむにだったが、
エリー、Makoは駅へ向かう姿勢を見せる。

そう、この二人はこの時間でもまだ家(ホテル)へ帰る術を持っていたのだ。

きちんと自己管理が出来ているエリー、Makoと
ノリだけで生きているニートふぐた、社畜見習いむにむに。

一体どこで差がついたのか、慢心、環境の違い。

帰宅の途に就いた二人を見送り、
ふぐたとむにむには夜の街に取り残された。

ミカドのある高田馬場は学生の街でもある。
夜のロータリーは堕落したリア充学生で溢れ、飲み会からのお持ち帰りを狙う直結厨の雄と、
己の体の価値を計りきれない雌の交渉は、学歴社会における偏差値の価値などとは無縁の世界で、
この後夜が更けるまで行われることであろう。

その中で二人のアラサーふぐたとむにむにはネカフェを目指す。
既に後悔の念に苛まれているむにむにであったが、この状況での最善手がネカフェであることは自明なため、
その足を緩めることはなかった。

ネカフェで並んで部屋を決める二人のおっさん。
当然二人はゲイではないのでカップルシートなど選択するはずは無い。
睡眠をとることを考えれば自然、個室のマット席が有力候補となる。
二人はマット席で部屋を探し始めた。

ここでむにむにはプライバシーを重視する性格のため、
ふぐたが部屋を選んだあとにその部屋から離れた場所を選ぼうと画策する。

ふぐたの部屋選びを凝視するむにむに。
その姿は周囲から見ればゲイのカップルに見えたであろうか。


結局部屋は一つ飛ばしで選択。
二人は荷物を置き、エブリデイ夏休みのふぐたは漫画を読んで夜を明かそうと漫画コーナーへ向かい、
むにむにもせっかく来たのだからと漫画コーナーへ足を進める。

ここからふぐたとむにむには完全に別行動で各々の夜を過ごした。
むにむには腹が減ったと、1時過ぎにカレーを注文して、無料で見られるAVを見ながら食べていたらしい。


5時過ぎ、ナイトパックの時間になり、二人は再び合流し、帰宅の途に就いた。

むにむには帰宅後2時間睡眠で会社へ向かったらしい。
今頃ぐっすり眠っているであろうふぐたを恨みながら。

こうして突発オフ会は終了した。