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-一患者
-性別: 男性
-年齢: 発症時37歳
-職業: エンジニア
-医学は専門外
-右腰の帯状疱疹歴あり(高校1年時)
-軽度のスギ花粉症あり(マスクと洗浄で対応できるレベル)
-胃の上部に軽度の潰瘍あり(2008年、2009年、2010年の内視鏡検査での所見)
-口内炎がよくできる(発症中にもひとつ発生)
-痔疾あり(発症時はボラザG軟膏処方中だった)
-ペット(犬)飼育中
-非喫煙
-日本酒好き
#areaedit(end)
***病歴
#areaedit()
-2010/12/30…最初の発作の前兆?
-- 20時頃、家内に右目の充血を指摘される。
-2010/12/31 快晴…最初の自覚症状
-- 9時頃の起床時に家内から「顔の右半分が何か変」と指摘される。
--- 眼圧が高くなっていたせいで目蓋が腫れて見えていた可能性あり。
-- 10時頃、車から降りたときに立ちくらみのような感じで視野がちかちかする。
-- 直後に右目の視野中央に明るい光を見たときの残像のようなものがあることに気づく。
-- 残像はランダムな固定パターンで視野角にして横7度縦5度程度の大きさ。
-- その時の他の自覚症状は、
--- 軽い眼球痛(通常の異物や充血による痛みとは異なり眼球そのものが痛い)。
--- 首と肩の凝り(同時発生かどうかは不明)。
--- 後頭部の軽い頭痛(同時発生かどうかは不明)。
-- 残像はその後1時間ほどで収まるが眼球痛は継続。
-- 残像を「閃輝暗点」と判断してWikipediaの記述から脳梗塞を疑い家内の運転で救急外来の神経内科へ(実際は固定パターンの残像なので閃輝暗点とは異なることに帰宅後に気付く)。
-- 病院の駐車場で車から降りた際に残像が再発し、同時に右目視野下部が暗くなるがどちらも10分ほどで解消。
-- バランスの検査(前習えの姿勢で目をつむるなど)→正常。
-- 筋力の検査(医師との力比べ)→正常。
-- CT撮影→脳梗塞の兆候、視神経の圧迫は認められず。
-- 脳梗塞、くも膜下出血の所見は認められないが、急性の緑内障発作かくも膜下出血の予兆の可能性もあるとのことで1週間の安静・禁酒を言い渡され帰宅。
-- 帰宅後、右目の視野が全体的に白く霞んでいること(霧視)に気付くが30分ほどで解消。
-2011/1/3 快晴…自覚症状の再発と眼科診察1回目→PSSの診断
-- 症状が安定していたので9時半頃に犬の散歩に出たら残像再発。
-- 帰宅後に霧視発生。
-- 同時に強い眼球痛と軽い吐き気が発生し1時間ほど継続。
-- 年末にかかった病院の救急外来に相談すると、「眼科の症状の可能性が高いが本日は眼科医不在」とのことで、消防庁経由で休日診療当番医の眼科医を紹介される。
-- 右の眼圧38mmHg、視力正常、眼底正常、あまり痛みを感じていない様子からPSSとの診断。
---「普通はこの眼圧だと救急車騒ぎになるくらいの痛みを感じる」とのこと。
-- 眼圧測定は接触式(青い光を見る方式)。
-- 検査中に虹輪視も確認。
-- 処方は
---ダイアモックス錠250mgとアスパラカリウム錠300mgを朝夕2回内服。
---リンデロン点眼・点耳・点鼻薬0.1%を1日3回点眼。
---ミケランLA点眼液2%を1日1回点眼。
-- 帰宅後に右目の瞳孔の様子を観察すると、明るさに反応していない様子。
---洗面台の蛍光灯下である程度開いたまま固定。
---正常な左目より大きい。
-- 直射日光の強烈さに耐えられそうにないので透過率10%のサングラス購入。
--- 偏光なし(PCの液晶も見るため)。
--- スポーツタイプ(額とレンズとの間隔が狭く、上からの光がレンズ内側に反射しにくい)。
-2011/1/6…眼科診察2回目
--自宅近くの眼科で受診。
--若干の充血と薄い虹輪視、軽い眼球痛が残る。
--検査の結果: 眼圧は左10mmHg, 右20mmHg。
--眼圧測定は風圧式。
--1/3に処方された薬を引き続き用いることと1週間後の診察を指示される。
--帰宅後に右目の瞳孔の様子を観察すると、明るさには反応するようになったが左目に比べて大きいまま。
--前日から朝食前や夕食前頃になるとダイアモックス錠の副作用と思われる手の指先の痺れを感じる。
---アスパラカリウム錠の効果が先に切れているのか?
--夕飯から晴れて飲酒再開。
-2011/1/10 快晴…自覚症状ほぼ消失
--眼球痛なし。
--虹輪視なし。
--瞳孔の大きさの左右差なし。
--右目のごく軽微な充血のみ残る。
--点眼は継続。
--念のため直射日光下のサングラスの利用は継続。
-2011/1/15…眼科診察3回目
--少し遠いが最初の眼科へ。
--検査の結果
---眼圧 左13mmHg, 右13mmHg
---虹彩毛様体炎ほぼ消失。
---角膜後面沈着物若干あり。
----「いったん着くとしばらく残る」とのこと。
--ミケランの点眼は終了。
--リンデロンの点眼は1日1回に減らし3日後に終了の指示。
---「ステロイドは急に切ると反動があるため」との説明。
--「もう症状の特徴はわかったと思うので次は症状に気付いたらすぐに受診するように」とのことで治療終了。
-2011/4/17…寛解から3ヶ月経過
--再発もなく順調。
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-一患者
-性別: 男性
-年齢: 発症時37歳
-職業: エンジニア
-医学は専門外
-右腰の帯状疱疹歴あり(高校1年時)
-軽度のスギ花粉症あり(マスクと洗浄で対応できるレベル)
-胃の上部に軽度の潰瘍あり(2008年、2009年、2010年の内視鏡検査での所見)
-口内炎がよくできる(発症中にもひとつ発生)
-痔疾あり(発症時はボラザG軟膏処方中だった)
-ペット(犬)飼育中
-非喫煙
-日本酒好き
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***病歴
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-2010/12/30…最初の発作の前兆?
-- 20時頃、家内に右目の充血を指摘される。
-2010/12/31 快晴…最初の自覚症状
-- 9時頃の起床時に家内から「顔の右半分が何か変」と指摘される。
--- 眼圧が高くなっていたせいで目蓋が腫れて見えていた可能性あり。
-- 10時頃、車から降りたときに立ちくらみのような感じで視野がちかちかする。
-- 直後に右目の視野中央に明るい光を見たときの残像のようなものがあることに気づく。
-- 残像はランダムな固定パターンで視野角にして横7度縦5度程度の大きさ。
-- その時の他の自覚症状は、
--- 軽い眼球痛(通常の異物や充血による痛みとは異なり眼球そのものが痛い)。
--- 首と肩の凝り(同時発生かどうかは不明)。
--- 後頭部の軽い頭痛(同時発生かどうかは不明)。
-- 残像はその後1時間ほどで収まるが眼球痛は継続。
-- 残像を「閃輝暗点」と判断してWikipediaの記述から脳梗塞を疑い家内の運転で救急外来の神経内科へ(実際は固定パターンの残像なので閃輝暗点とは異なることに帰宅後に気付く)。
-- 病院の駐車場で車から降りた際に残像が再発し、同時に右目視野下部が暗くなるがどちらも10分ほどで解消。
-- バランスの検査(前習えの姿勢で目をつむるなど)→正常。
-- 筋力の検査(医師との力比べ)→正常。
-- CT撮影→脳梗塞の兆候、視神経の圧迫は認められず。
-- 脳梗塞、くも膜下出血の所見は認められないが、急性の緑内障発作かくも膜下出血の予兆の可能性もあるとのことで1週間の安静・禁酒を言い渡され帰宅。
-- 帰宅後、右目の視野が全体的に白く霞んでいること(霧視)に気付くが30分ほどで解消。
-2011/1/3 快晴…自覚症状の再発と眼科診察1回目→PSSの診断
-- 症状が安定していたので9時半頃に犬の散歩に出たら残像再発。
-- 帰宅後に霧視発生。
-- 同時に強い眼球痛と軽い吐き気が発生し1時間ほど継続。
-- 年末にかかった病院の救急外来に相談すると、「眼科の症状の可能性が高いが本日は眼科医不在」とのことで、消防庁経由で休日診療当番医の眼科医を紹介される。
-- 右の眼圧38mmHg、視力正常、眼底正常、あまり痛みを感じていない様子からPSSとの診断。
---「普通はこの眼圧だと救急車騒ぎになるくらいの痛みを感じる」とのこと。
-- 眼圧測定は接触式(青い光を見る方式)。
-- 検査中に虹輪視も確認。
-- 処方は
---ダイアモックス錠250mgとアスパラカリウム錠300mgを朝夕2回内服。
---リンデロン点眼・点耳・点鼻薬0.1%を1日3回点眼。
---ミケランLA点眼液2%を1日1回点眼。
-- 帰宅後に右目の瞳孔の様子を観察すると、明るさに反応していない様子。
---洗面台の蛍光灯下である程度開いたまま固定。
---正常な左目より大きい。
-- 直射日光の強烈さに耐えられそうにないので透過率10%のサングラス購入。
--- 偏光なし(PCの液晶も見るため)。
--- スポーツタイプ(額とレンズとの間隔が狭く、上からの光がレンズ内側に反射しにくい)。
-2011/1/6…眼科診察2回目
--自宅近くの眼科で受診。
--若干の充血と薄い虹輪視、軽い眼球痛が残る。
--検査の結果: 眼圧は左10mmHg, 右20mmHg。
--眼圧測定は風圧式。
--1/3に処方された薬を引き続き用いることと1週間後の診察を指示される。
--帰宅後に右目の瞳孔の様子を観察すると、明るさには反応するようになったが左目に比べて大きいまま。
--前日から朝食前や夕食前頃になるとダイアモックス錠の副作用と思われる手の指先の痺れを感じる。
---アスパラカリウム錠の効果が先に切れているのか?
--夕飯から晴れて飲酒再開。
-2011/1/10 快晴…自覚症状ほぼ消失
--眼球痛なし。
--虹輪視なし。
--瞳孔の大きさの左右差なし。
--右目のごく軽微な充血のみ残る。
--点眼は継続。
--念のため直射日光下のサングラスの利用は継続。
-2011/1/15…眼科診察3回目
--少し遠いが最初の眼科へ。
--検査の結果
---眼圧 左13mmHg, 右13mmHg
---虹彩毛様体炎ほぼ消失。
---角膜後面沈着物若干あり。
----「いったん着くと細かいものがしばらく残る」とのこと。
--ミケランの点眼は終了。
--リンデロンの点眼は1日1回に減らし3日後に終了の指示。
---「ステロイドは急に切ると反動があるため」との説明。
--「もう症状の特徴はわかったと思うので次は症状に気付いたらすぐに受診するように」とのことで治療終了。
-2011/4/17…寛解から3ヶ月経過
--再発もなく順調。
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