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ポスナーシュロスマン症候群(PSS)とは

ポスナーシュロスマン症候群(ポスナーシュロスマンしょうこうぐん、英語: Posner-Schlossman Syndrome)は、目の病気の一種。1948年にPosnerとSchlossmanにより報告された[1]。別名:緑内障性毛様体炎発症(英語: glaucomatocyclitic crisis)。片方の目に著しい眼圧の上昇を伴う軽微な虹彩毛様体炎が繰り返して発生する。標準病名マスターでは「眼の炎症に続発する緑内障」に分類されるが、通常は視野の欠損が伴わないこと、症状が可逆性であることからいわゆる緑内障とは区別される。 (Wikipediaポスナーシュロスマン症候群」より)


鑑別が必要な疾患 (Wikipediaポスナーシュロスマン症候群」補足)

  • 原発性閉塞隅角緑内障
    • 隅角の閉塞がある。
  • 原発性開放隅角緑内障
    • 隅角線維柱帯の色素が左右で等しくステロイドに反応しない。

  • サルコイドーシス
  • 慢性虹彩炎に合併する緑内障(例: フックス虹彩異色性虹彩毛様体炎)
  • 非特異性の虹彩毛様体炎
  • 血管新生緑内障
  • ヘルペス角膜炎
PSSでは、
  1. 虹彩後癒着や虹彩前癒着、虹彩結節や隅角結節はまれである。
  2. 併発緑内障は持続的でない。(高眼圧状態は解消する)
  3. 併発白内障はみられない。
  4. 隅角線維柱帯の色素沈着に左右差があり片眼性である。
  5. 前房内症状が軽度で、毛様充血や疼痛はないかあっても軽度。
であることで鑑別できる。

いろいろなサイトでPSSは診断が容易とされている。ところが、外部リンク2の中のPSSの項の記述によると、とある大学病院の救急外来でPSSと診断された患者のうち本当のPSSは2割ほどとのこと。よって一般の眼科での誤診もそれなりにあるのではないかと推測される。

外部リンク3では緑内障への移行例が2~3割あるという報告が紹介されているが、これはPSSと誤診された患者をかなり含んでいるのかもしれない。

PSSの寛解期には虹彩毛様体炎の所見が 全くない というのが一番の鑑別ポイントとされている。



サイトによって記述が矛盾する情報

杏林大学 杏林アイセンター Newsletter No.11の「ポスナー・シュロスマン症候群を考える」には、
PSSは除外診断で他に疑わしいものが否定されて初めて付けられる病名だと思います。特に注意すべきは寛解期の所見です。PSSは寛解期には全く虹彩炎所見がないというのが一番の鑑別ポイントです。 寛解期にもわずかながら角膜裏面沈着物がある 、前房中の細胞が少し残る、眼圧が不安定である などの所見がある場合、まずPSSは否定的 と考えて良いでしょう。この点に注意するだけでPSS疑いの半数は否定されると思います。
とある。

また、Posner-Schlossman Syndrome: eMedicine OphthalmologyのPhysicalの項では、
  • Fine keratic precipitates appear after 2-3 days of elevated IOP and resolve rapidly. (微細な 角膜後面沈着物が 眼圧上昇の2~3日後にあらわれ 速やかに消散する 。)
とある。

しかし、Posner-Schlossman症候群: 桜の舞う季節は君を想うの「所見・検査」には、
前眼部の所見として、軽度から中等度の前房混濁を生じますが、眼充血はないかあっても軽度です。前房内フレアー・細胞は軽度で、前部ぶどう膜炎としては炎症所見が弱い方です。細隙灯顕微鏡下では、円形・扁平で非色素性の 角膜後面沈着物が 下方を中心に見られ、 前房の炎症が消退した後も数ヶ月間消失しません 。虹彩前癒着、虹彩後癒着をきたすことは稀ですが、虹彩結節や虹彩萎縮をときたま確認できます。
とある。

同じ筆者によるぶどう膜炎の所見.ppt - 肉芽腫性ぶどう膜炎と 非肉芽腫性ぶどう膜炎のp.15「ぶどう膜炎の臨床像(各論⑦)」では、
角膜後面沈着物(keratic precipitates(KP)) ・・・炎症の程度ではなく炎症の性状を反映する。房水の温流の関係で、KPは角膜中央から下方に掛けて三角形に見えることが多い(Arlt’s triangle)。例外はFuchs虹彩異色性虹彩毛様体炎、帯状(または単純)ヘルペス性角膜内皮炎。肉芽腫性ぶどう膜炎では豚脂様角膜後面沈着物が見られる。通常は前房内炎症細胞よりも早期に消失するが、 Posner-Schlossman症候群では長時間に渡り持続する 。一方、非肉芽腫性ぶどう膜炎では白色の小さな角膜後面沈着物が見られる。
と述べられている。この筆者は記事と資料の作成当時は医学生であったことに注意。記事中の参考文献は

  • 大野重昭・熊谷直樹『ぶどう膜炎』金原出版1994
  • 白井正彦『眼科診療プラクティス8 ぶどう膜炎診療のしかた』文光堂1994
  • 白井正彦『眼科診療プラクティス47 感染性ぶどう膜炎の病院診断と治療』文光堂1997
となっている。

管理人の主治医は「(角膜後面沈着物は) いったん着くと細かいものがしばらく残る」と言っており、後者の見解と一致している。



参考文献



外部リンク

医療情報
  1. 清澤眼科医院通信:37 ポスナーシュロスマン症候群
  2. 杏林大学 杏林アイセンター Newsletter No.11
  3. 眼科情報::出典,要約,コメント ポスナー シュロスマン症候群と緑内障
  4. Posner-Schlossman症候群: 桜の舞う季節は君を想う
  5. ポスナー シュロスマン症候群と緑内障 << evidence-based medicine
  6. ぶどう膜炎の所見.ppt - 肉げしゅ性ぶどう膜炎と 非肉げしゅ性ぶどう膜炎
  7. 緑内障の1タイプについて。 - 病気 - 教えて!goo
  8. 新宿東口眼科医院:ポスナー・シュロスマン症候群とは
  9. Posner-Schlossman Syndrome: eMedicine Ophthalmology
  10. Posner-Schlossman Syndrome and an Association with Allergy
  11. 980211-01 - UWO Department of Ophthalmology
患者ブログ
  • HACCYAN.blog
    • 「ポスナーシュロスマン症候群」カテゴリの最初の記事のコメント欄にたくさんの患者の情報が集積されている。
ツール

その他にmixiのポスナーシュロスマン症候群コミュニティで患者同士の情報交換が行われている。


ポスナーシュロスマン症候群の他の表記

  • G​l​a​u​c​o​m​a​t​o​c​y​c​l​i​c​ ​c​r​i​s​i​s​
  • G​l​a​u​c​o​m​a​t​o​c​y​c​l​i​t​i​c​ ​c​r​i​s​e​s
  • ​G​l​a​u​c​o​m​a​t​o​c​y​c​l​i​t​i​c​ ​c​r​i​s​i​s​
  • ​g​l​a​u​c​o​m​a​t​o​-​c​y​c​l​i​t​i​c​ ​c​r​i​s​e​s​
  • ​g​l​a​u​c​o​m​a​t​o​-​c​y​c​l​i​t​i​c​ ​c​r​i​s​i​s​
  • 緑​内​障​-毛​様​体​炎​発​症​
  • ​緑​内​障​性​毛​様​体​炎​発​作​
  • ​緑​内​障​性​毛​様​体​炎​発​症​
  • 緑​内​障​毛​様​体​炎​発​症​
  • 緑​内​障​毛​様​体​発症​
  • ​P​o​s​n​e​r​-​S​c​h​l​o​s​s​m​a​n​n​ ​s​y​n​d​r​o​m​e​
  • P​o​s​n​e​r​-​S​c​h​l​o​s​s​m​a​n​n​症候群
  • P​o​s​n​e​r​-​S​c​h​l​o​s​s​m​a​n​症候群
別名の中でもっとも一般的なものはglaucomatocyclitic crisis(緑​内​障​性​毛​様​体​炎​発​症)である。


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