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「Lost」(2016/04/26 (火) 00:21:57) の最新版変更点
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*Lost
「……すげぇな、おい」
ゲーム開始から、大凡三時間が経過。
D-4の森の中。間桐慎二は感嘆の声を上げた。
「力任せに撲殺か、これ。……随分と血の気の多いヤツがいるもんだ」
頭が割れ、顔が潰され、原形を留めていない死体が目の前にある。
余程の恨みがあったのか、執拗なまでに頭部付近が殴打されているのが見てとれた。
殺されてそれなりに時間は経っているらしく、僅かな異臭が鼻をつく。
「ディパックは……あるわけないか」
周囲を見渡しても死体以外は何も無い。
流石にディパックを回収しないほど取り乱していたわけではなく、今頃は立派なマーダーとして徘徊しているに違いない。
もしかしたらポケットの中にまだ入っているかもしれないが、欠損激しい死体を探る気は起きなかった。
「まぁ別にいいけどね。な、バーサーカー」
満面の笑みで振り返る。
全身を覆う黒い甲冑。
禍々しい負のオーラ。
幽鬼のような佇まい。
その先には、影が。
影としか形容のしようがない、異形の風体があった。
「そいつを使えばいいことだし」
その両手に抱かれた少女。
少年の顔が、妖しく歪む。
■
三ツ廣さちの目覚めは、決して良いものでは無かった。
「っ!? ぶはっ!」
頭部にかけられた冷たい何か。
混濁していた意識が反射的に飛び起き、焦点の合わぬ視界が目の前の人物を捉える。
そうして抗議の意を唱えようと立ち上がろうとし――――動けない事に気付いた。
「……え、え!?」
バランスを崩して無様に尻餅をつく。
両手両足を拘束されている事に気付けたのは、それからさらに二秒後。
這うように後ずさりし、漸く目の前の相手をはっきりと視界に捉えられたのは、目覚めてから十秒以上も経過した後だった。
「ハロー、調子はどうだい?」
パーマのかかった、青紫色の髪の毛。
わりと端正な顔立ち。
カーキ色の制服。
余裕綽々というような笑顔で紡がれた言葉は、この場この状況に全くそぐわない。
「……最悪よ」
思いつく限りの罵声をこらえて、端的に自分の状況を言葉に出す。
主導権をどちらが握っているかは明白。
さちの返答に、相手は満足そうに笑った。
「だろうね。そこで最高なんて答えたら精神を疑うよ」
うっさい口を閉じろワカメみたいな髪の毛しやがって磯臭いんだよ海藻類。
言葉にこそ出さないが、罵詈雑言を頭の中でまくしたてる。
「……で、何の用ですか?」
「ん? ……まぁいいか。今の僕は特別に機嫌が良くてね。面倒だけど答えてあげるよ」
一々芝居かかった言い回しが気に障るが、相手の後ろに横たわるソレを見てさちは顔色を変えた。
頭部が激しく損傷した、死体。
「コレについての情報が知りたくてねぇ……お前、何か知らない?」
「……し、知るわけないでしょ」
顔を背け、視界から強制的に断絶させる。
フラッシュバックしてきた光景は、無理矢理に脳裏の奥へ。
込み上げてきた吐き気を、必死に飲み込む。
「あらら、そりゃ残念」
一方、相手は気にした様子も無く首を竦めた。
「……なんて、言うとでも思ったか馬ぁ鹿!」
視界がぶれる。
星空が見えた。
衝撃はあった。
少し遅れて、痛みがやってきた。
「バレバレの嘘ついてんじゃねぇよ! 正直に言えよ、糞がっ!!」
視界に一瞬だが映った足のおかげで、自分が蹴られたことには気付けた。
だがそれだけ。
手足を縛られた身体では、無防備にその一撃を受け止めるしかない。
「バレないとでも思ってたのかよ。随分とおめでたい思考回路だなぁ、おい!」
横たわったさちの腹部に、容赦なく少年は蹴りを入れる。
堪え切れず、口から吐瀉物が溢れた。
「汚ぇなぁ、ったく」
厭わず、一蹴り。
抵抗することなく視界が跳ね、耳障りな呼吸音が辺りに響く。
虚ろな瞳で目にしたものは、あの死体。
無い筈の目と、視線が交差した。
「っ、げえぇぇ……」
それは正しく手招きだった。
それは正しく誘いだった。
動けぬ筈の骸が、手を叩いて歓喜と祝福を表現しているようにしか、さちには見えなかった。
「あーあー……少し黙れよ、お前」
猿轡を噛ませられ、上から麻袋を被せられる。
ここにきて漸く抵抗らしい抵抗を見せるも、時は既に遅い。
呆気なく動きを封殺されると、さちの身体は軽々と担ぎあげられた。
「この麻袋は近くの小屋からとってきたモノでね。ま、折角だから雨風しのげるところで語り合おうぜ」
さちの視界は、麻袋で覆われている。
それでも、少年が歪な笑顔を見せているであろうことは、否応なく理解できた。
絶望は、まだ始まったばかり。
■
「ま、偶にはこういうシチュも新鮮かなっと」
普段は学生らしくホテルが主だったし、ともすればプレイ内容も限られてしまう。
こういうのを好き好んでいた覚えはないが、欲望に乗じて突き進むのは中々に新鮮ではあった。
力なく横たわるさちを見下ろしながら、間桐慎二は下卑た笑みを浮かべた。
「処女のわりには中々良かったぜ。ごちそうさま」
反応は無い。僅かに上下する胸で、生きているのは確認できる。
灯りに照らされたさちの姿は、正直目をあてられるものではない。
犯し、嬲られ、刻まれた暴行の痕。
意志を剥奪されたであろうことは、想像に難くない。
「お、わりとイイモノあるじゃん」
一方で、さちの荷物を漁っていた慎二は感嘆の声を上げた。
手には一冊の本。
「偽臣の書じゃないか。僕のはバーサーカー一体だけだったからね、ラッキー」
令呪一つ分を代わりに、他人にもサーヴァントを施行する権限を与える、いわば擬似令呪。
これがサーヴァントに繋がっている可能性は無いだろうが、擬似魔術回路として魔術を行使することは出来る。
生前自分が行使していたから、その辺りは問題ないだろう。
そう。生前。
「……チッ」
嬉々とした表情から一転、苦虫を噛み潰したように顔を歪めると、徐にそばの椅子を蹴り飛ばした。
「……ありえないんだよ」
死んだ。死んだ。死んだ。
鉛色の巨人に潰されて死んだ。斧剣で潰されて死んだ。
死んだ。死んだ。死んだ。
知覚するより早く死んだ。何も為せずに死んだ。
死んだ。死んだ。死んだ。
衛宮に負けて死んだ。衛宮に負けて、殺された。
「……んな」
一蹴り。くぐもった呻き声が麻袋から漏れた。
「……けんな」
一蹴り。くぐもった呻き声が麻袋から漏れた。
「……ざけんな」
一蹴り。呻き声の代わりに裸体が痙攣した。
「……ふざけんな」
一蹴り。弱弱しく、僅かに反応があった。
「ふざけんなぁっ!!!」
怒号。麻袋を蹴り飛ばす。
ぐしゃりとした感覚が伝わるが、そんなことはどうでもよかった。
ただ全力で、目の前のソレを蹴り続ける。
「ありえない、ありえないんだよっ! 糞がっ! ちくしょうがっ!」
興奮のあまり口角から泡を飛ばし。目は血走り。肩で息をしながら。
それでも行為を止めようとはしない。湧きあがる感情に従順に従う。
周囲に響くであろう可能性も、今はどうでもよかった。
「間桐だぞ、始まりの御三家の嫡子だぞっ!? なのに何で僕が殺されなきゃいけなかったんだよっ!」
目を瞑らずとも思い返せるあの場面。
ライダーが敗れ、逃げる最中に出会ってしまった巨人。
残酷な宣言と共に執行された一撃は、何よりの恐怖として慎二に巣くう。
「元とは言えば衛宮のせいさ、アイツが僕と手を組まないからこうなったんだよ……くそぉっ!」
衛宮が連れていたサーヴァント。アレほどの手駒さえあれば死ぬことはなかった。寧ろ優勝していた。
納得がいかなかった。自分の思い通りに行かない世界が。自分が敗者の烙印を押された世界が。自分の存在を必要としない世界が。
激情に、ただ身を任せる。
「殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺すううぅぅうううううう!!!」
椅子が飛んだ。机が壊れた。窓が割れた。棚が崩れた。
一頻り暴れると、唯一無事だったベッドに腰を下ろした。
足元に転がる、裸体を踏みつける。
「……そうさ、殺してやる」
右手を掲げる。
そこには痣があった。
まるで絵のような、紋様を象った痣があった。
その痣が、月の光を浴びて薄く輝く。
「僕には力があるんだ」
あれほど渇望して止まなかった力がある。
あれほど渇望して止まなかった証がある。
「待っていなよ、衛宮」
歪に口元を歪める。
呼応するように、痣が光る。
「僕と手を組まなかった事を、後悔させてやる」
【一日目/3時00分/D-3】
【間桐慎二@Fate/stay night】
[状態] 健康
[装備] 令呪(バーサーカー)×3
[所持品]基本支給品×2、偽臣の書、ランダムアイテム
[思考・行動]
基本:優勝する
1:衛宮士郎に対する執着
【備考】
・Fateルート死亡後からの参戦
【一日目/3時00分/D-3】
【三ツ廣さち@車輪の国、向日葵の少女】
[状態] 拘束、暴行によるダメージ(大)、精神的ダメージ(大)、気絶中
[装備]
[所持品]
[思考・行動]
基本:……
1:……
【備考】
・本編第一章からの参戦
・一糸纏わぬ裸体、両手足を拘束、顔は麻袋で覆われています
【一日目/3時00分/D-3】
【バーサーカー@Fate/Zero】
[状態] 健康
[装備]
[所持品]
[思考・行動]
基本:■■■■
1:■■■■
【備考】
・原作召喚前からの参戦
|No.025:[[Monsters]]|[[投下順]]|No.027:[[幸運E]]|
|No.033:[[ラッキーガール]]|[[時系列順]]|No.018:[[ぼくの/わたしのいやなこと]]|
|COLOR(yellow):GAME START|間桐慎二||
|No.005:[[目的は凛然なりて]]|三ツ廣さち||
|COLOR(yellow):GAME START|バーサーカー||
*Lost
「……すげぇな、おい」
ゲーム開始から、大凡三時間が経過。
D-4の森の中。間桐慎二は感嘆の声を上げた。
「力任せに撲殺か、これ。……随分と血の気の多いヤツがいるもんだ」
頭が割れ、顔が潰され、原形を留めていない死体が目の前にある。
余程の恨みがあったのか、執拗なまでに頭部付近が殴打されているのが見てとれた。
殺されてそれなりに時間は経っているらしく、僅かな異臭が鼻をつく。
「ディパックは……あるわけないか」
周囲を見渡しても死体以外は何も無い。
流石にディパックを回収しないほど取り乱していたわけではなく、今頃は立派なマーダーとして徘徊しているに違いない。
もしかしたらポケットの中にまだ入っているかもしれないが、欠損激しい死体を探る気は起きなかった。
「まぁ別にいいけどね。な、バーサーカー」
満面の笑みで振り返る。
全身を覆う黒い甲冑。
禍々しい負のオーラ。
幽鬼のような佇まい。
その先には、影が。
影としか形容のしようがない、異形の風体があった。
「そいつを使えばいいことだし」
その両手に抱かれた少女。
少年の顔が、妖しく歪む。
■
三ツ廣さちの目覚めは、決して良いものでは無かった。
「っ!? ぶはっ!」
頭部にかけられた冷たい何か。
混濁していた意識が反射的に飛び起き、焦点の合わぬ視界が目の前の人物を捉える。
そうして抗議の意を唱えようと立ち上がろうとし――――動けない事に気付いた。
「……え、え!?」
バランスを崩して無様に尻餅をつく。
両手両足を拘束されている事に気付けたのは、それからさらに二秒後。
這うように後ずさりし、漸く目の前の相手をはっきりと視界に捉えられたのは、目覚めてから十秒以上も経過した後だった。
「ハロー、調子はどうだい?」
パーマのかかった、青紫色の髪の毛。
わりと端正な顔立ち。
カーキ色の制服。
余裕綽々というような笑顔で紡がれた言葉は、この場この状況に全くそぐわない。
「……最悪よ」
思いつく限りの罵声をこらえて、端的に自分の状況を言葉に出す。
主導権をどちらが握っているかは明白。
さちの返答に、相手は満足そうに笑った。
「だろうね。そこで最高なんて答えたら精神を疑うよ」
うっさい口を閉じろワカメみたいな髪の毛しやがって磯臭いんだよ海藻類。
言葉にこそ出さないが、罵詈雑言を頭の中でまくしたてる。
「……で、何の用ですか?」
「ん? ……まぁいいか。今の僕は特別に機嫌が良くてね。面倒だけど答えてあげるよ」
一々芝居かかった言い回しが気に障るが、相手の後ろに横たわるソレを見てさちは顔色を変えた。
頭部が激しく損傷した、死体。
「コレについての情報が知りたくてねぇ……お前、何か知らない?」
「……し、知るわけないでしょ」
顔を背け、視界から強制的に断絶させる。
フラッシュバックしてきた光景は、無理矢理に脳裏の奥へ。
込み上げてきた吐き気を、必死に飲み込む。
「あらら、そりゃ残念」
一方、相手は気にした様子も無く首を竦めた。
「……なんて、言うとでも思ったか馬ぁ鹿!」
視界がぶれる。
星空が見えた。
衝撃はあった。
少し遅れて、痛みがやってきた。
「バレバレの嘘ついてんじゃねぇよ! 正直に言えよ、糞がっ!!」
視界に一瞬だが映った足のおかげで、自分が蹴られたことには気付けた。
だがそれだけ。
手足を縛られた身体では、無防備にその一撃を受け止めるしかない。
「バレないとでも思ってたのかよ。随分とおめでたい思考回路だなぁ、おい!」
横たわったさちの腹部に、容赦なく少年は蹴りを入れる。
堪え切れず、口から吐瀉物が溢れた。
「汚ぇなぁ、ったく」
厭わず、一蹴り。
抵抗することなく視界が跳ね、耳障りな呼吸音が辺りに響く。
虚ろな瞳で目にしたものは、あの死体。
無い筈の目と、視線が交差した。
「っ、げえぇぇ……」
それは正しく手招きだった。
それは正しく誘いだった。
動けぬ筈の骸が、手を叩いて歓喜と祝福を表現しているようにしか、さちには見えなかった。
「あーあー……少し黙れよ、お前」
猿轡を噛ませられ、上から麻袋を被せられる。
ここにきて漸く抵抗らしい抵抗を見せるも、時は既に遅い。
呆気なく動きを封殺されると、さちの身体は軽々と担ぎあげられた。
「この麻袋は近くの小屋からとってきたモノでね。ま、折角だから雨風しのげるところで語り合おうぜ」
さちの視界は、麻袋で覆われている。
それでも、少年が歪な笑顔を見せているであろうことは、否応なく理解できた。
絶望は、まだ始まったばかり。
■
「ま、偶にはこういうシチュも新鮮かなっと」
普段は学生らしくホテルが主だったし、ともすればプレイ内容も限られてしまう。
こういうのを好き好んでいた覚えはないが、欲望に乗じて突き進むのは中々に新鮮ではあった。
力なく横たわるさちを見下ろしながら、間桐慎二は下卑た笑みを浮かべた。
「処女のわりには中々良かったぜ。ごちそうさま」
反応は無い。僅かに上下する胸で、生きているのは確認できる。
灯りに照らされたさちの姿は、正直目をあてられるものではない。
犯し、嬲られ、刻まれた暴行の痕。
意志を剥奪されたであろうことは、想像に難くない。
「お、わりとイイモノあるじゃん」
一方で、さちの荷物を漁っていた慎二は感嘆の声を上げた。
手には一冊の本。
「偽臣の書じゃないか。僕のはバーサーカー一体だけだったからね、ラッキー」
令呪一つ分を代わりに、他人にもサーヴァントを施行する権限を与える、いわば擬似令呪。
これがサーヴァントに繋がっている可能性は無いだろうが、擬似魔術回路として魔術を行使することは出来る。
生前自分が行使していたから、その辺りは問題ないだろう。
そう。生前。
「……チッ」
嬉々とした表情から一転、苦虫を噛み潰したように顔を歪めると、徐にそばの椅子を蹴り飛ばした。
「……ありえないんだよ」
死んだ。死んだ。死んだ。
鉛色の巨人に潰されて死んだ。斧剣で潰されて死んだ。
死んだ。死んだ。死んだ。
知覚するより早く死んだ。何も為せずに死んだ。
死んだ。死んだ。死んだ。
衛宮に負けて死んだ。衛宮に負けて、殺された。
「……んな」
一蹴り。くぐもった呻き声が麻袋から漏れた。
「……けんな」
一蹴り。くぐもった呻き声が麻袋から漏れた。
「……ざけんな」
一蹴り。呻き声の代わりに裸体が痙攣した。
「……ふざけんな」
一蹴り。弱弱しく、僅かに反応があった。
「ふざけんなぁっ!!!」
怒号。麻袋を蹴り飛ばす。
ぐしゃりとした感覚が伝わるが、そんなことはどうでもよかった。
ただ全力で、目の前のソレを蹴り続ける。
「ありえない、ありえないんだよっ! 糞がっ! ちくしょうがっ!」
興奮のあまり口角から泡を飛ばし。目は血走り。肩で息をしながら。
それでも行為を止めようとはしない。湧きあがる感情に従順に従う。
周囲に響くであろう可能性も、今はどうでもよかった。
「間桐だぞ、始まりの御三家の嫡子だぞっ!? なのに何で僕が殺されなきゃいけなかったんだよっ!」
目を瞑らずとも思い返せるあの場面。
ライダーが敗れ、逃げる最中に出会ってしまった巨人。
残酷な宣言と共に執行された一撃は、何よりの恐怖として慎二に巣くう。
「元とは言えば衛宮のせいさ、アイツが僕と手を組まないからこうなったんだよ……くそぉっ!」
衛宮が連れていたサーヴァント。アレほどの手駒さえあれば死ぬことはなかった。寧ろ優勝していた。
納得がいかなかった。自分の思い通りに行かない世界が。自分が敗者の烙印を押された世界が。自分の存在を必要としない世界が。
激情に、ただ身を任せる。
「殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺すううぅぅうううううう!!!」
椅子が飛んだ。机が壊れた。窓が割れた。棚が崩れた。
一頻り暴れると、唯一無事だったベッドに腰を下ろした。
足元に転がる、裸体を踏みつける。
「……そうさ、殺してやる」
右手を掲げる。
そこには痣があった。
まるで絵のような、紋様を象った痣があった。
その痣が、月の光を浴びて薄く輝く。
「僕には力があるんだ」
あれほど渇望して止まなかった力がある。
あれほど渇望して止まなかった証がある。
「待っていなよ、衛宮」
歪に口元を歪める。
呼応するように、痣が光る。
「僕と手を組まなかった事を、後悔させてやる」
【一日目/3時00分/D-3】
【間桐慎二@Fate/stay night】
[状態] 健康
[装備] 令呪(バーサーカー)×3
[所持品]基本支給品×2、偽臣の書、ランダムアイテム
[思考・行動]
基本:優勝する
1:衛宮士郎に対する執着
【備考】
・Fateルート死亡後からの参戦
【一日目/3時00分/D-3】
【三ツ廣さち@車輪の国、向日葵の少女】
[状態] 拘束、暴行によるダメージ(大)、精神的ダメージ(大)、気絶中
[装備]
[所持品]
[思考・行動]
基本:……
1:……
【備考】
・本編第一章からの参戦
・一糸纏わぬ裸体、両手足を拘束、顔は麻袋で覆われています
【一日目/3時00分/D-3】
【バーサーカー@Fate/Zero】
[状態] 健康
[装備]
[所持品]
[思考・行動]
基本:■■■■
1:■■■■
【備考】
・原作召喚前からの参戦
|No.025:[[Monsters]]|[[投下順]]|No.027:[[幸運E]]|
|No.033:[[由真と動物奇想天外]]|[[時系列順]]|No.018:[[ぼくの/わたしのいやなこと]]|
|COLOR(yellow):GAME START|間桐慎二||
|No.005:[[目的は凛然なりて]]|三ツ廣さち||
|COLOR(yellow):GAME START|バーサーカー||