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「アリス イン ミラーワールド」(2012/10/04 (木) 17:43:54) の最新版変更点
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*アリス イン ミラーワールド
――究極の少女とは何か。
私は無意識の海にこそそれがあるのだろうと思う。
暮れなずむ空。赤色に燃え上がる夕日は
青かったそれを同じ赤に染めていく。
白の薔薇、散った花弁が雪のように空から舞い降りて。
殺風景な工場という場所を幻想的に見せる。
――無意識の海に永久に佇む一人の少女。
すべての人間、生命が共有する海にいることができるのならば。
少女は大人になりゆく子供たちの青春の幻影となり、
瞼の裏に焼き付くペルソナになるだろう。
靴の裏で白薔薇の花を踏みにじり。
光の差す入り口から奥へと
ゆったりとした足取りで歩を進める。
暗がりの中で蠢く人影。
座り込んだ小柄な影を取り囲んで踊る彼らは
異邦の民族、夜闇の儀式にも見えた。
紙袋をかぶった小柄な影、
引き裂かれた衣服から覗く小さな乳房。
まだ年若き少女。
その肉体を蹂躙するこれもまた年若き少年達。
下半身には何も身につけず。
一人、また一人と順番に少女の内奥へと腰を打ち付ける。
――つまり《究極の少女》とは無意識の海にある
ひとつの永劫なりし《偶像(イコン)》なのだよ。
白薔薇、雪華綺晶。
少女を犯す少年達の頭には
現実ならざる白薔薇の花がすげ変わっていて。
首から花を生やした少年は白濁液を撒き散らし
腹に刺さったナイフから真紅の血を滴らせる。
「まだ、諦めないの? お兄さま」
鈴の声。可憐で軽やかに。
けれどもどこか似合わぬ艶やかさをもった声音。
――己の青春そのものの姿をした君を誰もが拒みはしないだろう。
君が厳選すべきは有機と無機両方の素材だ。
“願い”を貯めこみ、最も強き愛を知った護神像。
そして最も人々に愛されるだろう力と心をもった者。
紙袋をかぶった少女。
何度この世界で犯されたのかわからない。
これはただの幻想。
過去に起こった
ひとりの男の人生を決定的に変えた日。
ひとりでは決して乗り越えられなかったモノを。
正真正銘にひとりとなった今では耐えられるはずもない。
だが――
「――なあ、白薔薇ちゃんよぉ」
男に犯される彼女を守ろうと。
背後から腕をまわして抱きしめる形をとって。
空いた手で、嘲笑を浮かべる乙女へと中指を立てる。
「俺達の《愛(ラブ)》を利用しようってんなら。
代償はヤケドじゃすまねえぜ?」
白薔薇に蝕まれたアムルタートの裡。
肉体を喰われ、魂魄のみが封じられ。
彼女の側だけが最後の領土となってはいても。
男の眼は、まだ死なず。
――さて、私の“願い”の成就には、
君の欲望の充足(サティスファクション)の席も設けておこう。
…………協力してくれるね? 我らが《偶像(イコン)》よ。
「くすくすくす」
遠くの世界、
近くの距離。
桃色の髪の少女が眼を覚ました。
【ティオ@金色のガッシュ!!】
[状態]:???、《願い》インストール済み
[装備]:アムルタート@waqwaq(?)、マルコと愛のエンゲージリング@未来日記
[道具]:基本支給品、
[思考・状況]
基本行動方針:???
1:…………
※一度、ブックが死んだことにより狂戦士の術は解除されました。
※アムルタートの中には白薔薇が潜んでいました。
中の状態がどうなっていたのかは不明です。
|[[僕達は強がって笑う弱虫なのさ]]|投下順|[[HAPPY END’s FRAGMENTS]]|
|[[僕達は強がって笑う弱虫なのさ]]|時系列順|[[HAPPY END’s FRAGMENTS]]|
|[[深淵での邂逅]]|ティオ|[[]]|
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*アリス イン ミラーワールド
――究極の少女とは何か。
私は無意識の海にこそそれがあるのだろうと思う。
暮れなずむ空。赤色に燃え上がる夕日は
青かったそれを同じ赤に染めていく。
白の薔薇、散った花弁が雪のように空から舞い降りて。
殺風景な工場という場所を幻想的に見せる。
――無意識の海に永久に佇む一人の少女。
すべての人間、生命が共有する海にいることができるのならば。
少女は大人になりゆく子供たちの青春の幻影となり、
瞼の裏に焼き付くペルソナになるだろう。
靴の裏で白薔薇の花を踏みにじり。
光の差す入り口から奥へと
ゆったりとした足取りで歩を進める。
暗がりの中で蠢く人影。
座り込んだ小柄な影を取り囲んで踊る彼らは
異邦の民族、夜闇の儀式にも見えた。
紙袋をかぶった小柄な影、
引き裂かれた衣服から覗く小さな乳房。
まだ年若き少女。
その肉体を蹂躙するこれもまた年若き少年達。
下半身には何も身につけず。
一人、また一人と順番に少女の内奥へと腰を打ち付ける。
――つまり《究極の少女》とは無意識の海にある
ひとつの永劫なりし《偶像(イコン)》なのだよ。
白薔薇、雪華綺晶。
少女を犯す少年達の頭には
現実ならざる白薔薇の花がすげ変わっていて。
首から花を生やした少年は白濁液を撒き散らし
腹に刺さったナイフから真紅の血を滴らせる。
「まだ、諦めないの? お兄さま」
鈴の声。可憐で軽やかに。
けれどもどこか似合わぬ艶やかさをもった声音。
――己の青春そのものの姿をした君を誰もが拒みはしないだろう。
君が厳選すべきは有機と無機両方の素材だ。
“願い”を貯めこみ、最も強き愛を知った護神像。
そして最も人々に愛されるだろう力と心をもった者。
紙袋をかぶった少女。
何度この世界で犯されたのかわからない。
これはただの幻想。
過去に起こった
ひとりの男の人生を決定的に変えた日。
ひとりでは決して乗り越えられなかったモノを。
正真正銘にひとりとなった今では耐えられるはずもない。
だが――
「――なあ、白薔薇ちゃんよぉ」
男に犯される彼女を守ろうと。
背後から腕をまわして抱きしめる形をとって。
空いた手で、嘲笑を浮かべる乙女へと中指を立てる。
「俺達の《愛(ラブ)》を利用しようってんなら。
代償はヤケドじゃすまねえぜ?」
白薔薇に蝕まれたアムルタートの裡。
肉体を喰われ、魂魄のみが封じられ。
彼女の側だけが最後の領土となってはいても。
男の眼は、まだ死なず。
――さて、私の“願い”の成就には、
君の欲望の充足(サティスファクション)の席も設けておこう。
…………協力してくれるね? 我らが《偶像(イコン)》よ。
「くすくすくす」
遠くの世界、
近くの距離。
桃色の髪の少女が眼を覚ました。
【ティオ@金色のガッシュ!!】
[状態]:???、《願い》インストール済み
[装備]:アムルタート@waqwaq(?)、マルコと愛のエンゲージリング@未来日記
[道具]:基本支給品、
[思考・状況]
基本行動方針:???
1:…………
※一度、ブックが死んだことにより狂戦士の術は解除されました。
※アムルタートの中には白薔薇が潜んでいました。
中の状態がどうなっていたのかは不明です。
|[[僕達は強がって笑う弱虫なのさ]]|投下順|[[HAPPY END’s FRAGMENTS]]|
|[[僕達は強がって笑う弱虫なのさ]]|時系列順|[[HAPPY END’s FRAGMENTS]]|
|[[深淵での邂逅]]|ティオ|[[那由多の海で少女は涙する]]|
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