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スイートポイズン ◆L62I.UGyuw



雪山を背にして、短髪の中年男が月に白く煌く雪原を歩いている。
いや、歩いていると言えば聞こえはいいが、実際にはビール腹を盾に雪をブルドーザーのように押し退けている、と表現した方が事実に近い。
無論遊んでいる訳ではない。その証拠に男の形相は必死そのものだ。

「さ、さ、さむ、寒い、寒い。た、堪らん。や、や、やっとられんがな、ほんま」

男の名は平清。名刺を差し出すと偶に妙な顔をされるが、平が姓で清が名である。
読みはタイラキヨシ。決してヘイセイさんでもなければピョンチンさんでもない。
彼はつい先日までは、不動産業を営み家族を愛する普通の日本人男性だった。

しかし客の恨みを買ったのか、はたまた別の理由からか、平はネットゲーム『BTOOOM!』を模したデスゲームに突然放り込まれてしまったのだ。
その中で彼は猛獣に襲われたりナイフで指を落とされたりと、散々な目に遭ってきた。
そこにまたこの訳の分からない理不尽なルール変更である。
しかもいきなり雪山の中腹に放り出され、信頼出来る仲間である坂本とも逸れてしまった。

平はこれまでのゲームと今の状況との関連を深く考えるどころか名簿を確認する余裕すらなく、必死に雪を掻き分け掻き分け山を降りてきたところだった。
全ては一夜の悪夢である、と思いたいところだが、左手の甲に埋め込まれたガラス玉のようなものが、静かに現実を主張している。

「ま、まずあそこの塔まで、た、辿り着かな……」

夜とはいえ幸い天気は良く、山の中腹からも平原に建つ人工物らしき高い塔のシルエットが見えていた。
それを目指してひたすら雪原を進む。

「ふう、ふう、ふう……。何でワシがこないな目に……」

悪態を吐きながらも、どうにかこうにか塔の真下まで辿り着く。
いざ間近で見上げてみると、塔は平の想像よりも数段巨大だった。おまけに外装は水晶のように透き通っている。
一体どうやったらこんなものを造れるのか。
天を衝く威容を前に、思わず唾を飲み込む。

「これ、東京タワーより高いんとちゃうか? ともかく、入ってみるとするかい」

ただ高いだけではなく、塔の内部はとても広かった。
しかもそこまで美術品に詳しい訳でもない平が見ても、明らかに高級と判る調度品がごろごろ転がっている。
それも職業柄よく見る成金趣味の産物とは違う、調和の取れた高級感だ。
テレビで見るヨーロッパの城の内部がイメージとしては近い。

「落ち着かんなぁーーっとと」

漏らした声が想像以上に大きく反響し、平は思わず手で口を塞ぐ。

「……そういえば、何で怪我が治ってんのやろなあ」

小さく呟く。
あまりの仕打ちに失念していたが、他はともかく失った指を傷跡も違和感すらもなく再生するなど、並の技術では不可能だ。
願いを叶える、というのは強ちハッタリではないのかもしれない。
とすれば、たとえば最後の一人が『参加者全員を生き返らせてくれ』などと願えばめでたくハッピーエンド、となるのかもしれないが、

「……ま、ムリやろな、それは」

わざわざ殺し合いなどという非道を強制する者が、そんなことを許す程甘い訳もない。
それ以前に、そこまで赤の他人を想う人間など滅多にいるものではないと、平は知っていた。
足手纏いだった自分を命懸けで助けてくれた坂本のような者は例外なのだ。

やはりここは何とか脱出することに専念すべきだろう。
勿論一人では無理だ。信頼出来る仲間が欲しい。そう、坂本のような。

しばらく彷徨っていると、客室らしき部屋が並ぶ廊下を見付けた。
一番手前ドアに近寄り、金属のノブを捻る。鍵は掛かっていない。
慎重にドアを押し開ける。見たところ、中には誰もいない。
部屋に入り、後ろ手にドアを閉めて室内を眺める。

窓は奥に一つ。床には金の刺繍の赤絨毯。左手の白い壁には絵画が掛かっている。
部屋の中央には大きめのテーブルが置かれ、その向こうにはベッド。
ベッド脇のクローゼットには服が並んでいる。

「お? 服があるやないか」

これを利用しない手はない。どれも少々奇抜な服のようだが、贅沢は言えない。
真夜中の雪中行軍によって、平の服は下着までびしょびしょになってしまっている。
早速腰のベルトを外し、ワイシャツを脱ぎ捨てる。
下着ごとズボンを下ろしたところで、微かに妙な声が聞こえた気がして、平はぴたりと動きを止めた。
耳を澄ます。

「ふっふっふー。ラッキーなのかしら」

遠い声。
空耳ではない。今度は意味を持った言葉が確かに耳に届いた。

「きっとこんな端っこの方には誰も来ないのかしら。スニーキング乙女の本領発揮なのかしら。
 カナは真紅たちが弱るのをのんびり待ってればいいかしら」

廊下から、緊張感に欠ける声が聞こえる。女の子のようだ。
かしらかしらと何度も五月蝿い。

「最後に笑うのは、この薔薇乙女(ローゼンメイデン)一の頭脳派、金糸雀なのかしらー」

出し抜けに、部屋の入口のドアががちゃりと開いた。
一人の少女が見えた。
いくら何でも無用心極まりない闖入者に、平はあんぐりと口を開けて硬直する。
しかし少女もまた、口を半開きにして固まっていた。

少女は、橙を基調とした下部がドロワーズ風のワンピースに、燕尾のような黄色い上着を着ている。
エメラルドの瞳に同色のロールヘアが特徴的だ。
殺し合いの場には場違いにも程がある容姿だが、この豪奢な塔にはむしろ似つかわしい。

そこまで考えて、平は自分の格好を思い出す。

「あ」

時間が凍り付いた。

裸である。
紛うことなき全裸である。
少女の視線が股間に突き刺さっている。
寒さで萎縮したモノは隠されていない。
腹の肉が揺れた。

「へ、変態かしら~~~~~~~~~!!」

凍り付いた時間を解凍したのは、少女の絶叫だった。


【A-1/クリスタル・パレス/1日目/深夜】

【金糸雀@ローゼンメイデン】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、金糸雀のバイオリン@ローゼンメイデン、不明支給品×1~2
[思考・状況]
基本行動方針:ズル賢く立ち回る。
1:変態かしら~~~~~~~~~!!
[備考]

【平清@BTOOOM!】
[状態]:健康、全裸
[装備]:
[道具]:基本支給品、BIM(ホーミングタイプ)×8@BTOOOM!、不明支給品×1~2
[思考・状況]
基本行動方針:脱出する。
1:!★な?$♂!%☆#
2:信頼出来る仲間を探す。
[備考]
※4巻で指を切り落された以降の参戦です。
※まだデイパック内を確認してません。

【金糸雀のバイオリン@ローゼンメイデン】
金糸雀の専用武器。金糸雀はこれを媒介に多彩な技を使用する。
弦が切れると役立たずになる。

【BIM(ホーミングタイプ)@BTOOOM!】
相手を捉えてロックオンすることが出来るBIM。
ロックオンするとプロペラが起動し、対象を追尾して爆破する。威力は低い。

女の世界 投下順 Reanimate/再活性
女の世界 時系列順 Reanimate/再活性

GAME START 金糸雀 両手に薔薇?
GAME START 平清








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