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WE ARE ONE ◆Royal54O0k


 死後の世界のことを最後に考えたのはいつだったか。
 両親に物語を聞かされた時であったか。
 最愛の人を失った時でだろうか。
『裏』が出た時か、同級生を撃ちぬいた時であろうか。
 自分が死ぬ寸前の時か、それとも一度もそのようなことを考えたことはなかったのか。
 桐山和雄は、ふと、そのような事が頭がよぎった。
 何ら意味が無いことであろう、だが不思議にもそれを実感せねばならぬ事柄が、自身に起こっている。

 天国や地獄、あるいは転生、そして永遠の無。
 これらのことがよく著されている『死後の世界』と呼ばれるものだ。
 生前の行いにより逝く場所が決まっていると言うが、果たして今のこの状況はどれに属すのであろう。

 天国か――
『最期の一人になれば死者の蘇生など何もかもの願いが叶う』と言う、現在の大東亜帝国では到底ありえない
 奇跡を叶えることができるから――

 地獄か――
『殺し』と言う非人道的であろう事に手を染め、大半の人間は
 自らの意志に反して他人を殺めなければならないという、壮絶な苦痛を経験しなければならない――

 転生か――
『最後に一人になるまで殺し合いをする』、これは自分自身がつい先程まで体験していた、
 戦闘実験第六十八番プログラムに酷似している。
 もしかしたら先述の奇跡を使い限りなく『桐山和雄』に相似している、
 『何か(現在自分自身が思考して地に人の足を付けているモノ)』に『桐山和雄』の意識だけを移し
 この行事に参加されられているのではないか――

 永遠の無か――
 無意味で無価値で無情なことをしなけらばならない。
 そもそも死んだ人間がこうも簡単に生き返るということがありえない。
 今のこの状態事態が『無』なのではないかと――

 以上のことを思案したものの、
 ハッキリと言ってしまえばどうでもよかった。
 ここが何であろうと、殺し合いをしろと言われても、自分が呼吸をし両足で立っていることも。
 今、桐山和雄にとって一番重要なことは、この後どうするかということだ。

 桐山は自分の上着のポケット(余談だが彼の服装はプログラム時に着ていた物と同じ学生服であった。ただし汚れはない)
 に手を入れる。プログラムの時と同じようにコインで自分の方針を決めようと。
 つまり、『表』がでた場合『バトル・ロワイアルの主催者と戦う』
 前回と同じく『裏』が出た場合『バトル・ロワイアルに乗る』

 しかしながら上着のどのポケットにも、コイントスができるようなものは一切合切入っていなかった。
 同様にズボンのポケットも前後ろ両方共空であった。
 仕方がない、ならば別の方法でと思索する。
 だがそう言えばここに支給された鞄があったなと一考して暫定的に鞄を探ることにした。
 これで鞄にもコインに近いものがなければ、今度こそは異なる手を打つだけだ。

 早速桐山は己に支給された鞄の中身を弄る。
 出てきた物は地図や名簿、飲食料など、どうやら他の参加者にも有されているであろう、
 言わば共通のものを確認する。
 だがこれらではない、これらでは表裏で判別する択一など不可能。
 しかし無くしてはならないと落とさないように手早く鞄の中に戻しておく。
 ちなみに桐山がいま漂う場所は橋の上(地図で申するならG-3の橋)
 落とした場合は実質回収は不可能。
 しかれども桐山が所持品を落とすということは万が一にでもないのだが。


 桐山は再度鞄の手を入れる。
 コインに固執する必要はないが、そうでなくとも桐山和雄限定支給品を確認しておきたい。
 そんな桐山が鞄から取り出しものは5kgほどの重さだと思弁させる何かがたくさん入った袋であった。
 早速桐山はその袋に手を挿入し幾つかあろうを何かを鷲掴みし、袋から離別させる。
 そうしてその握りこんだものを解放させる。

 チャリンチャリンと反響音をたてながら、幾つかのあるそれらは石橋へと叩きつけられた。
 桐山は再び袋の中に手を挿し込み、今度は一枚だけそれを取り出す。
 袋はそのまま打ち捨てる。
 捨てられた衝撃に袋の中身が飛び散り、また音を立て幾つかのそれは橋から落ち夜の川へと消えていった。

 袋に入っていたのは、硬貨であった。
 それも、自分自身が生まれ育った国に限り無く似ていてるアルミの硬貨であり、100と彫られている物であった。
 桐山は桜が彫られている面を表とし、反対の数字が彫られている面を裏として、
 改めてとった一枚を指で弾く。

 硬貨が宙に舞う。
 数少ない外灯の明かりと、こんな状況だというのに見事と評しても良いほどの
 満月の明かりがコインに反射する。
 場を煌めかす流星の一つとなったコインは、一回二回と数えきれない程に表裏が入れ替わり、空で一時停止する。
 桐山はあとは重力に流されるがままに地に向かい降下してくるコインを受け止める為に掌をコインの真下に添える。
 コインが桜を呈していれば、自分は前回と逆のほうを目指し、数字を覗かせていれば前回と同じようなことをする。

 そしてコインは桐山和雄を導き出した。
 裏でもなく、表でもない道を。
 添えられた手には漆黒の羽。
 彼が弾いた運命は、この羽根によってありえない行動を引き起こさせ川の奥底へと潜りへいった。

 桐山はこの羽根が出現した方向を見据える。
 そこには闇に同化されるドレスをを着ている中も
 外灯と月によって照らされ銀色に輝く髪を持つ、小さな小さな自分と同じ境遇にいるものであった。

「そうか……」

 桐山和雄は導き出した、己の宿命を。
 それは修羅の道か、或いは地獄にもたらされた天への道か。
 桐山和雄自身は、何も悟ることはないであろう。
 それが宿命なのだから。

◆◆◆

 水銀燈は困惑していた。
 巻かなかった世界での問題がひと通り解決し。
 改めて自分の姉妹たちと宿命に備えようとした当にその時に、
 限りなくアリスゲームに似たバトル・ロワイアルと呼ばれるものに無意識下に
 参加させられていたと言うことに——では無かった。

 水銀燈にとってはこれも限りなくアリスゲームに近いことと言うことを理解していれば簡単だ。
 名簿というものを見る限り姉妹もいるのだから、姉妹を倒せばそこでアリスゲームは終了。
 あとは残っている他のバトル・ロワイアルの方の参加者を倒せばよし。
 しかしながら一筋縄では行かない、相手はドールだけではなく人間もいる。
 自分を作ったのも人間であり、この不思議なことも人間の仕業だと言うことを判断すると、
 猪突猛進に突き進んでいったら、すぐにジャンクにされてしまうだけだと。

 そこで水銀燈は考量した。
 碌で無しの無能で遭遇したらさっさとジャンクにし、
 危機的状況になりながらものノー天気な考える輩を騙して利用し、
 慎重に行動し勝利を得ようとする者とは組み、積極的な行動を取るものとは距離を取る。
 シンプルであるが、バトル・ロワイアルひいてはアリスゲームを生き残るために至極最善の策であろう。

 そう考えを纏めた水銀燈は、付近で自然では聞けない音が放たれた。
 ノー天気なおばかさんがまだ状況を把握せずに間抜けなことをやっているであろうと判別し
 すぐさま音が発せられた場所へ近づく。
 するとまた音がたつ、音の場所にかなり近い場所に近づいた水銀燈はその音を出現した
 おばかさんを見据える。
 外見は、真紅のマスターである桜田ジュンとあまり変わらない年頃であろう男であった。
 そんなこと考察しているうちにおばかさんはコインを投げていた。
 その時ふと水銀燈はあのコインを自分の羽で弾いたらどんな反応をするであろうか。
 そうして自分の姿を見せたとき、そいつの反応で使える使えない、ジャンクにするジャンクにしないを突き止めるために。
 そして水銀燈は己の武器であるその羽根をコインに当てた。
 さて、どうなったかというと……

 結論から言ってしまおう。
 そいつ——桐山和雄と言う——は使える奴であった。
 以前も同じようなことを経験して、最後の最後で破れてしまったものの大勢の同級生を容赦なく殺せる運動能力と知力も持ち、
 ケガの処置や道具の用法も長けており、ついでに裁縫も出来る。
 コレで何を水銀燈は困惑しなければならなかったのか。
 それは

「ねえ……いつまで私を背負っているつもり?」
「お前が止めろと言うまでだ……」

 桐山和雄が彼女に対して献身しすぎていることだ。


 何故このような事態になったのか。
 コインを弾き、止まっていた桐山に対して己の姿を晒した水銀燈。
 だがそんな彼女が口を開く前に、桐山は水銀燈に向けて
 「名前は……?」
 と問いかける。
 第一声でまさかいきなり名を聞かれ思わずコケそうになるが、そこは
「自分の名を言う前に誰かの名を聞こうとするなんて……本当おばかさん」
 とすかさず言い返す。
 それもそうだなと桐山は返答し、桐山和雄だと伝え、そこでやっと水銀燈は自分の名を教える。

 だが、ここから本当に水銀燈の予想を遥か超えた、いや本当に水族館に行こうとして
 たけのこ狩りにいってしまう程の、思考を持つものなら誰もが想像できないと様なことを桐山和雄は水銀燈に向けて言い放った。

「俺は……『今回』もどっちでもいいと思った……
 そこで『前回』と同じく俺はコインを投げた……
 表が出たら……このバトル・ロワイアルを開いた主催者と戦い──
 裏が出たら……このゲームに乗ると——
 だがコインは水銀燈……お前によって裏も表もわからなくなってしまった……
 無論橋の上でコイントスなんてやる方がどうかしていたが……
 少なくとも……お前によって俺は裏でも表でもない別の運命を……歩むべきになった……
 だから……俺はお前に責任をとってもらいたい……
 それはつまり……俺の今後を……全て水銀燈に任せようと思う……

 お前が誰かを殺せと言ったら、殺そう。
 お前が誰かを拷問しろと言ったら、拷問をしよう。
 お前が誰かと接吻をしろと言ったら、接吻をしよう。
 お前が俺に自分の目を抉れと言ったら、目を抉ろう。
 お前が俺に喜んで自殺しろといったら、喜んで自殺をしよう

 今から俺はお前の所有物だ、何をしても構わない木偶人形だ。
 不可能……この殺し合いの根幹に関わること以外のことには全て言う事を訊こう。
 それが『今回の俺』の方針だ」

 水銀燈は絶句した。
 いや、コレは水銀燈に限らず誰であっても思わず息を止めてしまうであろう。

 この男はいま何と言った?
 自分の命令に一切逆らわずに自分に付き従う、言わば隷属すると宣告してきた。
 確かに協力者は欲しいといったが、開始してから一時間もしないうちにこのような事が起きるなんて予想しろといったほうが無理なものだ。
 なんか色々と馬鹿馬鹿しくなってきたと同時に、
 先程までの決意を吹き飛ばすほどの冷静さを手に入れた。

 とりあえず水銀燈は桐山和雄に自身の境遇を語れと命令した。
 桐山は一言わかったと了承し、自身のことを話していく。
 続いて水銀燈は何が出来るかと聞くとそれも簡単に承知し話してくれる。

 水銀燈はじゃあ私を背負いなさいと伝える。
 普通なら初対面でこんなことを口に出されたら鉄拳が飛んできても文句は言えない。
 ところが桐山は何一つ不満を漏らさず水銀燈を背負った、それも水銀燈が可能なかぎり安らげるような
 すごく安定した方法で。

 ひとまず誰かが見つかるまで歩いて頂戴と言い放ち、水銀燈は冷静になってしまった頭で再考する。
 果たして『優勝』と言うスタンスのままでいいのであろうかと。
 確かにすごく頼もしい協力者も得たし、上手く行けば勝者になれるであろう。
 だが本当にこれでいいのであろうか? と。
 アリスゲームと同等と考えていたが、このバトル・ロワイアルと呼ばれたものは
 神聖なアリスゲームより遥かに下劣なものではないのであろうか。
 そもそもこちらで姉妹達が姉妹以外の誰かに倒され最終的に自分だけとなったとき
 それはアリスゲームの決着になるのか?
 第一雪華綺晶の問題も終わってないのにアリスゲームを終えることなどできるのであろうか?

(アリスゲームの方は……保留、まだ休戦するべき……?)

 水銀燈はこの会場にいる限りアリスゲームのことはあまり深く考えないようにした。
 正直言ってシンプルに最後に立っていればいいと思っていたが、
 どうもそれではアリスゲームの勝者にはなれないのかもしれない。
 いまこの場でやるべき事は出来る限り姉妹揃って脱出し、元の世界に戻り再びアリスゲームを始める。
 これが正しい選択なのではないかと。
 水銀燈は桐山和雄の背中の温もりを感じながら、自分の方針をバトル・ロワイアルの勝利から
 バトル・ロワイアルから脱出し、アリスゲームの勝者となると改め決心した。
 それが正しいか正しくないかは、『バトル・ロワイアル』を脱出したあとにわかるだろう。

◆◆◆

 全て終えた男が全てを掴もうとした薔薇乙女に自分を与え、全てを離し反逆を決意する。
 二人の共通していた点は好戦的であったこと。
 二人がこれから共通することは反逆をすること。
 血の運命は意志の宿命へと変わる。
 それは未来を得ることになるのか、地獄への特急列車なのか。
 誰も知る術はない。

「ねえ、いつまで私を背負っているつもりなのよ」
「だからお前が下ろせというまでだ……嫌なのか?」
「嫌じゃあないけど……」


【G-3/橋上/深夜】

【桐山和雄@バトル・ロワイアル】
[状態]:健康
[装備]:水銀燈(背負っている)
[道具]:基本支給品、たくさん百円硬貨が入った袋、不明支給品1~2
[思考・状況]
基本行動方針:水銀燈の仰せのままに。
1:水銀燈に付き従う。
【備考】
※参戦時期は死亡後です。

【水銀燈@ローゼンメイデン】
[状態]:健康
[装備]:桐山和雄(隷属させている)
[道具]:基本支給品、不明支給品1~3、
[思考・状況]
基本行動方針:アリスゲームを元の世界で続けるために主催に反逆する。
1:桐山和雄以外の参加者との接触
2:嫌じゃないんだけどなんなのかしらこの感じは……
【備考】
※参戦時期はローゼンメイデン4巻終了時です。

支給品紹介
【たくさんの百円硬貨が入った袋(5kg)@現実】
 袋にたくさん百円硬貨が入っいる。
 こんだけあればエラー硬貨が入っていてもおかしくはないかも。

鎌鼬の夜 投下順 白色のキャンチョメ!!
鎌鼬の夜 時系列順 白色のキャンチョメ!!

GAME START 桐山和雄 CONTRACT
GAME START 水銀燈






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