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化物語 《バカシモノガタリ》 ◆CFbjQX2oDg



闇夜を走る一台の車。
運転するのは、黒を白に変えてしまう腕を持つと言われるスーパー弁護士、北岡秀一だ。
北岡は助手席に座る若い女性に目をやる。女は携帯を常に見ている。
二人でドライブ中に携帯に集中する女性。男性としてはこれほど不名誉なことは無いだろう。だが、この場においては仕方ない。
北岡もまだ詳細を知らないが、みねねの携帯電話には自分の逃走経路の未来が表示されるらしい。
つまり、車での移動先に何かしらの危険がある場合に即対応するための最低限の策である。

では、北岡たち二人は今どこに向かっているか?
車が大通りを外れて路地裏へと入っていく。そして、その中のひとつの煌びやかな建物の地下駐車場へと車を入れる。
心なしか助手席に座る女性の顔が赤い。運転する北岡はいたって普通の顔をしている。

二人が入った建物とは――



◇ ◆ ◇



シャー 

シャワーの音が浴室内に反響する。少しの衣擦れの音と共に、その肌を包む衣服が床に落ちていく。
鏡に写った自分の体を見つめる。いくつもの戦火を潜り抜けてきたのだろう、小さな傷が体を彩っている。
普段は衣服に包まれているその白い肌が露になる。続けてすっと下着を脱ぐ。
外気に晒された尻部分は筋肉で引き締まっていて、見るものを魅了する。
浴室に入ってからシャワーを頭から浴び、暖かいお湯がその長髪を濡らしていく。しばらく浴びた後、浴槽にその体を沈める。
考えるのは、この新たなる殺し合いのこと、自身の願いのこと。
そして、この場に召集されていない自分が信頼している男のこと。バシャバシャと両手でお湯を救い上げて顔を洗う。
元々の自分は他者を踏みにじることに抵抗が無かったはずだ。これもあの甘い男に影響されたのか?
あんまり長湯に使っていては同行者に悪いと思い、浴槽から立ち上がる。
上気している肌は元々の白さと相まってほんのりと桃色になる。再び同じ下着を着けなければいけないことに若干の嫌悪感を抱きながらも、仕方なしにと再び着る。
再び衣服をその身に纏い、濡れた髪をハンドタオルで拭きながら脱衣所を後にする。



「みねねさん、貴女もシャワーを浴びますか?」




◇ ◆ ◇




再びスーツを身に纏い、客室に備え付けられている冷蔵庫で冷やしていた支給品のペットボトルを開けて飲む。

「なんで殺し合いの舞台で悠長に風呂なんて入っているんだよ… 大体ホテル行こうだなんて出会ったばかりの女に普通言うか?」

みねねが頬を赤く染めながらブツクサと文句を言う。

「俺はこれでも凄腕美形敏腕弁護士で通っているわけよ。汗を掻いた状態で動き回るだなんて御免被るよ」

と軽い口調で話す北岡。

みねねには話していない事実がひとつある。それは北岡の体を蝕む病についてだ。
現代医学では不治の病とされており、この病を治し健康な体を手に入れるのが北岡の願いである。
北岡の遠距離からの大技で相手を仕留める戦闘スタイルは彼の性格もあるが、この身体的特徴によるところが大きい。
みねねに同盟相手を申し出たのも、相手が女性だからというだけではない。
戦闘の負担を減らし、少しでも体に負担をかけないため、という裏の理由もあった。
しかし、この事実はみねねには話せない。自らの不調を同盟相手に教える馬鹿がどこにいるだろうか。
いつでも殺してくださいと宣言しているのと同じだ。決して同行者に己の体調のことを悟らせないようにしなければならない。


「それにその“逃亡日記”ってのがあるからといって、夜道にライトを点けて走っていたら狙ってくれって言ってるようなものだろ?」

確かに、とみねねは押し黙る。本来の逃亡日記なら何日も先の逃亡経路がわかる。
だが、今所持しているのはレプリカ。予知精度が格段に落ちているのだ。
北岡は逃亡日記の精度が落ちていることなど知らない。だが、長期の未来を完璧に予知することが出来たらみねねは隠れているだけでいいはずだ。
支給品の手榴弾の数に限りがある以上、開始早々に自分と戦うメリットがまるで無い。
みねねには殺せる時に殺したい理由があった、と推測したのだ。それが短期的な未来予知だと北岡は当たりをつけたからの提案であった。


さてと――
と北岡が話しに区切りをつける。そして牛をモチーフにしたエンブレムのついたカードデッキを口元に当てながら妖しく微笑む。

「それじゃあ、情報交換としましょうか、お嬢さん」

その言葉を境に、年頃の女の子のように赤面しながら慌てていたみねねはもういない。

「キヒッ。まぁそっちが本命だろうと思っていたぜ」

対するみねねも自分の携帯電話を顔の前で揺らしながら“テロリスト”としての不適な笑顔を浮かべる。



◇ ◆ ◇



「時空王デウスに未来日記か……」
「ミラーワールドとライダーバトルか……」

互いに元々参加していた殺し合いの概略を教えあった。
一般人が聞いたらどちらも突拍子も無い内容だが、先程の戦闘で互いに実体験しているとなれば理解も早い。

互いにしばらく思案したあとに、みねねが質問したいことがあると口を開き、それに北岡が了承する。

「お前ら仮面ライダーの目的ってのが其々の願いを叶えるため。元々“願い”を秘めているやつが神埼って奴に選ばれる
 そのライダーってのは“願い”がある奴なら『誰でも』変身することが出来るのか? 例えばお前のそのカードデッキで私が変身したりすることは?」

「残念ながら答えはノーです。カードデッキはモンスターと契約する際に対象者を自動で登録されます。
 以前、他人のデッキでライダーに変身した奴は、その契約モンスターに襲われて死にましたよ。
 だから、みねねさんが僕のカードデッキを奪ったところで利用価値は無いですよ」

他には何かありますか? と北岡が目を見つめながら微笑んでくる。
チッ、こっちの考えは読まれているか。
あの耐久力のスーツがあれば、こいつと手を組む必要は無い。だが、あの機械牛の化物に襲われるとあっちゃ話は別だ。


「私の方からも同じ質問をします。その未来日記は所有していれば『誰の未来でも』予知できるのですか?
 例えば、貴方の逃亡日記を私が持っていれば私の逃亡経路が予知される…とか」

「予知できると思うぞ。そもそも私の未来日記の性質は『所有者の逃走経路を予知する』だからな」

みねねの何気ない返答に北岡の眉が一瞬動いた。

そして議題は今後の行き先についてに変わる。

「私はD-7にある清明院大学に行きたい。わざわざ地図に明記している大学だ。そこそこの規模は期待できる。大学内にある施設で“こいつ”を試してみたい」

先程の戦闘の切り札となった烈火ガス型のBIMを荷物から取り出す。
わかっているのは烈火ガスという名前だけ。どれだけの効果があるのか。名前から察するに焼夷弾の類似品だと思う。
推測通りの代物なら、これを中央市街地で実験的に使用するのはリスクが大きすぎる。

「良いですよ。私としてはせっかく美しい女性からのデートの誘いを断る理由がありませんからね」

再び頬を朱に染めながら、フンと鼻をならすみねね。
スーツに長髪。真顔で自分を口説くその姿に元の世界の刑事、西島を重ねてしまう。
この男を相手にするとどうにも調子が狂う。
とっくの昔に捨て去ったはずの少女時代の自分がひょっこりと顔を出しそうになる。

「と……とにかく、準備が出来たなら出発するぞ。日が昇るころには多くの参加者が中央に集まるはずだ。
 今は早めに脱出しておきたい」

北岡がニヤニヤと笑いながら頷く。この男、一体どこまで本気なんだ? 
チクショウ……どうにかしてペースを握らないと 


◇ ◆ ◇


ここで、読んでいて疑問に思った点がいくつかあったと思う。
具体的に挙げると次の二点である。


  • カードデッキは各ライダー専用の変身武器であり、他者が使用するとモンスターに襲われる点
  • 逃亡日記は“所有者”の逃走経路を予知するものである点


これは彼らが自分の相棒とも呼べる武器に対する認識が誤っているからではない。
テロリストとスーパー弁護士。両者とも職業柄、息を吐くように嘘をつくことに慣れている。
互いに、自分のキーアイテムを狙いあっていることを悟り、真実の情報の中に敢えて嘘の情報を混ぜたのだ。


北岡の狙いはもちろんカードデッキを守るためが最大の理由だ。
ミラーモンスターはデッキの中のカードと契約しており、他者が変身したくらいで契約モンスターに襲われることは無い。
モンスターに襲われるのは契約の証であるデッキが破壊された時だ。
モンスターは人間を襲うもの。これは幼少時代から誰しもが脳裏に刷り込まれてきた事実である。
これによってみねねにカードデッキを奪われることに牽制したのだ。


対するみねねがついた嘘の意図は何だろうか?
誰でも使える……こう聞けばみねね自体に価値は無くなり殺されるのではないか? そういう考えもあるだろう。
だが、もう一度読んで欲しい。
“所有者”の逃走経路を予知すると嘘をついたのだ。
もちろん、真っ赤な嘘である。逃亡日記は“未来にみねねが打ち込むはずの日記”を先取りしているに過ぎない。
仮に北岡がみねねの日記を所有したところで、北岡が日記を打ち込むわけでは無いのだから当然である。
では、この嘘の真の狙いについて考えてみる。
北岡がみねねの日記を奪って逃走したとしよう。彼は日記に従って逃走を続けるだろう。“みねねにとっての最良ルート”でだ。
日記所有者になってからは、未来予知に頼った逃走を続けていたが、元はみねねが自分で考えぬいた最良の逃走経路を記した日記だから追跡は簡単だ。
自分ならどう逃げるかを考えれば良い。
つまり、北岡にこの日記を奪われたところで、安心して油断しきって逃げる北岡を先回りして殺せばいいだけだ。


二人がついた小さな嘘。その綻びが今後の二人の運命をどう変えるのか。
正常な判断をしているつもりでも、既に歯車は狂っているのかもしれない。
この物語の結末は、果たして――


【D-5/市街地:ホテル内の一室/黎明】

【北岡秀一@仮面ライダー龍騎】
[状態]:疲労(小) 、湯上り
[装備]:カードデッキ(ゾルダ)
[道具]:基本支給品一式、マスターキー@オリジナル、黒のアタッシュケース
[思考・状況]
基本行動方針:優勝して永遠の命を手に入れる
1:D-7、清明院大学でBIMの使用実験をする
2:雨流みねねを利用しつつ優勝を目指す
3:知らないことについて情報が欲しい
4:女性とはあまり戦いたくない

[備考]
※参戦時期は劇場版開始前のどこかからです。詳しくは後の書き手にお任せします。
※未来日記の世界観、雪輝、由乃、来須、マルコ、愛のみねね視点で知っている大体の情報を把握しました。
※逃亡日記は所有者の逃走経路を予知するものだと勘違いしています。

【雨流みねね@未来日記】
[状態]:疲労(小)、若干の後悔
[装備]:MKⅡ手榴弾[4個]@現実
[道具]:基本支給品一式、逃亡日記@未来日記、BIM(烈火ガス式)[8個]@BTOOOM!
[思考・状況]
基本行動方針:優勝して“神”を殺す
1:D-7、清明院大学でBIMの使用実験をする
2:北岡秀一を利用しつつ優勝を目指す
3:他のゲームについて情報が欲しい
4:時間を見つけてBIMを使いこなしたい
[備考]
※参戦時期は原作六巻以降のどこかからです。詳しい時期は後の書き手にお任せします
※龍騎の世界観、城戸、秋山、浅倉についての大体の情報を得ました。(霧島については聞いていません)
※カードデッキは他人が使うと死ぬと誤認しています。

[共通備考]
※車はホテルの駐車場にあります。


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