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天国とは神のおわすことなり  ◆1yqnHVqBO6




レオは頭を掻き毟る。
爪が頭皮を突き破ることも気にせずに。
頭から流れる血が隈がなくなった目元を
新たに黒く塗りなおしていくこともかまわずに。

レオはただ刺激を求めた。
唐突に喪われた”願い”を求め、再び胸に宿そうと
彼はひたすらにもがく。

思い出せ。思い出せ。
自らを責めるように唱え続ける
彼の目にはくっきりと彼の家族が機械に虐殺された記憶が
繰り返し繰り返し流れている。

圧倒的な力を持った機械が大切に思っていた人々を殺している。
感情もなく、目的も見えず。
道端にいる虫けらを気づかずに踏むような無感情さで機械は殺していく。

その映像に欠けている色はない。
何度でもどこまでも
レオは彼の心が壊れる切っ掛けとなった出来事を思い出すことができる。

なのに。

「どうしたんだ。俺は」

今にも泣き出しそうな表情で、
道に迷った子供のような心もとなさでレオは歯軋りしながら言葉を零す。

”願い”がなくなった。

レオを長年悩ませていた偏頭痛はキレイに癒え、
彼の視界が憎悪で縁取られていた証であった目の周りの大きな隈も跡形なく消えていた。

レオの”願い”は長年苦しめ続けていた偏頭痛を治すこと。
そのためには憎しみの対象である機械をwaqwaqから一匹残らず消し去る。

そのために彼は護神像アシャとともに神を手に入れようとした。
このゲームでも全員を殺して”願い”を叶えようとした。

そのはずだった。
けれども。

「どうして。今なんだ」

震える声でレオは呟く。
代価もなく齎された救い。
予兆もなく奪われた憎しみ。

新しい朝がレオの世界には珍しかった草花を照らしていく。
彼の眼が澄み渡った青い空を映す。
風がふき、草木同士が擦れあう音がレオの耳に入る。

願いを喪い、
視界を歪ませていた憎しみや恨みのフィルターを外した眼で見る世界は
とても美しかった。

美しすぎて。眩しすぎて。
眼を潰したくなるほどに。


…………………………………………………………………………………………………………。

ゆっくりと車を走らせる二人。
会話と呼べるものはなく。
あるのはただ一方的な北岡のおべっかだけだ。

会った当初は律儀に頬を染めたり
声を荒げていたみねねもだんだん慣れてきたのか
お世辞を言われても反応するのをやめていた。

しょせんは殺し合いで別れる仲。
意味のない言葉を交わすのも
場を繋ぐ意味しか持たないことはすでに暗黙の了解となっていた。

「お、あそこに人がいるね」


そしてこれは少しだけ意味のある言葉。
とはいえ、みねねと北岡は同じ方向を向いている以上
みねねもソレを見つけていて当然なのだが。

「私たちに用がある。にも見えねえな」

車が進むにつれて進行方向に立っている人の姿形がハッキリしてくる。
佇んでいるのは男。
うつむいているために表情は見えないが
ライオンの鬣のように立てられている金の長髪が朝日を反射している。

「こっちには気づいていないのかな?
 どうする? もう眼と鼻の先って言ってもいいけど」

そう尋ねる北岡にみねねは興味なさそうに答える。

「死なない程度のスピードで跳ねればいいだろ」

「嫌だよ。車が傷ついちゃうじゃない」

顔を顰めながら反論する北岡に
みねねはムッとしたような顔を見せる。

「ケチケチすんなよ。ベンツ様は頑丈なんだろ!?」

「あ、ちょっと!」

北岡の制止を無視してみねねは足を伸ばしてアクセルを踏む。

速度を増した車がすぐそこまで迫った男に襲いかかる。

次の瞬間。
車は両断された。

衝突する直前に足を戻していたみねねは慣性に従い
器用に片足走行を続ける車から転げ落ちる。
いくらか体の数カ所を擦りむいたが
相手を死なせないレベルの速度だったことが
体勢を立て直すのにプラスとなった。
みねねはすぐに日記を確認して逃走経路を確かめる。

目の前の男は今、顔を上げてハッキリとみねねと北岡を見ている。
車を斬ったと思えない少年のような顔立ちだが
手に持っている折れ曲がった刀が何を行ったか示している。

「ちょっと、まだ子供じゃない。
 いきなり車を斬るなんてどういう教育受けてんのさ」

呆れたようにそう言う北岡はすでに仮面ライダーに変身している。

「その姿。お前も仮面ライダーか」

そう言う少年。
レオナルド・エディアールは
もはや使用不可能であろう刀をみねねへと投擲する。

野球選手の剛速球すら超えるソレは
みねねの眼前で北岡の銃に撃ち砕かれる。


「…………合体。だ。アシャ」

恐れ、躊躇うような間を置いてから。
レオはみねね達からは見えない位置に浮かんでいた護神像と融合する。

「仮面ライダーじゃあないのかな」

変化したレオの姿を見て北岡はそう呟く。

「俺は防人だ」

何もない手に剣の形をした炎を出し、
レオは北岡へと駆ける。
弾丸の雨がレオへと降りそそがれるが
レオの炎がその全てを呑みこむ。

「おい北岡! 弾丸は飲み物らしいぞ」

みねねが北岡に叫ぶ。

その言葉に反応する余裕がない北岡はレオの攻撃を必死に避けながら
銃弾を撃ちこもうとする。
だがレオは左右にステップすることで
銃口の軌道から巧みに逃れる。

これはまずいと思ったみねねは迷わず未知の兵器の使用に踏み切る。
烈火ガスタイプらしいBIMを初めて使うには
少し物足りないシチュエーションではあるがそうも言っていられない。

下手をしなくても北岡まで巻き込まれる可能性が大きいが
彼が負けたらレオは間違いなくみねねに向かってくる。
逃走プランは日記を見てあるていど立てているが、成功するかは怪しいところ。
彼女に北岡と共倒れする気は毛頭ない。

BIMのスイッチを押したみねねは
綺麗なフォームで戦ってる最中の二人へ投げつける。

――位置は良し。
   短い間だったけどじゃあな北岡。ついでに知らないガキ。――

ガスが噴出し、北岡とレオがいた場所を包む。

ガスの範囲は予想以上に狭い。
効果的に使うには場所と風を選ぶ必要があるだろう。
みねねはそう結論付ける。

(さて。肝心の効果はと)

みねねは距離をとりながら
二つの死体の出来栄えを見ようと眼を凝らす。

凝らしていた眼が驚愕で見開かれる。

中心にいたレオは無傷でこちらに顔を向けている。


「なに!?」

みねねの頭を疑問符が埋め尽くす。

どういうことだ。説明書は偽りアリか。
責任者出て来い。ってかおかしいだろ。
あ、遠くに北岡見えるわ。どうでもいいけど。

予想だにしていなかった事態がみねねに隙をうみ、レオの接近を許す。

炎の剣がみねねの首の数センチ前で止められる。

「動くな」

レオ静かにそう告げる。
みねねとの戦いで用いた榴弾砲を出していた北岡は肩をすくめて返す。

「その女性に人質の価値はないよ」

レオは黙ったままみねねと北岡を見る。

「ただ答えるだけでいい」

レオは続ける。

「お前達の”願い”は何だ?」

その言葉にみねねと北岡はしばし沈黙してから答える。

「……神を殺す」

「面白おかしく生きる」

「お前、最低だな!」

「君には言われたくないね」

「勝手に喋るなお前ら!」

剣を突きつけられていることを気にせず
ケンカを始めようとする二人に対してレオは怒鳴る。

「神を殺す。か」

みねねの言葉を繰り返すレオ。
レオは剣を持っていないほうの手を手刀にして、
唐突にみねねの腕を浅く斬った。

赤い血が空を舞う。

「赤い血……なのにお前は神を殺すのか」

「はぁ? 人の道でも説こうってのか?」

血を流したことを頓着せず、
ただ嘲るみねねにレオは首を振る。

「いや、お前に興味がわいた。
 お前がここでどう生きるか見てみたい」


言葉と共にレオは炎を消し、初めの姿に戻る。
レオの豹変にみねねが警戒を隠さずに言う。

「いきなり何のつもりだ?」

「いいじゃない。
 信用できないのはみんな同じでしょ?
 三人いたら一人が寝ていても
 二人がお互いを見張ることができるから安心だしね」

北岡がレオの言葉に真っ先に賛同したことで
みねねも最終的にはレオの同行を受け入れた。
日記があればまず逃げることができるだろうと
踏んでいたことが大きいが。

「一つだけ教えろ」

「なんだ?」

「どうしてあのガスをくらっても平気だった?」

みねねの質問に北岡も同意するように興味深げな眼差しでレオを見る。

「俺の属性は炎だ。
 超高熱で空気に気化する兵器だったようだが俺に熱は効かない。
 ……そこの仮面ライダーがくらっていたらひとたまりもなかっただろう」

「いや、余計なことは言わなくていいから」

何のこともないといった風な口調でレオが答えるのを聞き
みねねは拍子抜けする。

「お前みたいなのが何人もいるのか?」

「防人では俺だけだ」

レオの言葉にみねねは少し満足したように頷く。
爆弾魔の彼女にとって炎を司る彼はまさしく天敵。
最終的には殺さなければいけないが
そこは北岡や他の参加者と潰しあうように煽ればいい。

「じゃあ収穫あったってことで先に進むか」

「歩きで? 冗談きついよ」

「しかたねえだろ」

不平を漏らす北岡にみねねは素気無く言うと
新たな同盟者レオとともに南へと進む。


神を憎み、殺そうとする女は知らぬ間に自らが神となったことに気づいておらず。
神に憎悪を奪われ、戦う理由を喪った少年は、神を憎む赤き血の神に興味を持つ。


この出会いはまだ喜劇の域を出ていない。


【D-6/1日目/早朝】

【北岡秀一@仮面ライダー龍騎】
[状態]:疲労(小) 、
[装備]:カードデッキ(ゾルダ)
[道具]:基本支給品一式、マスターキー@オリジナル、黒のアタッシュケース
[思考・状況]
基本行動方針:優勝して永遠の命を手に入れる
1:D-7、清明院大学に行く
2:雨流みねねとレオを利用しつつ優勝を目指す
3:知らないことについて情報が欲しい (レオからはちゃんとした情報がほしい)
4:女性とはあまり戦いたくない

[備考]
※参戦時期は劇場版開始前のどこかからです。詳しくは後の書き手にお任せします。
※未来日記の世界観、雪輝、由乃、来須、マルコ、愛のみねね視点で知っている大体の情報を把握しました。
※逃亡日記は所有者の逃走経路を予知するものだと勘違いしています。


【雨流みねね@未来日記】
[状態]:疲労(小)、若干の後悔
[装備]:MKⅡ手榴弾[4個]@現実 BIM(烈火ガス式)[7個]@BTOOOM!
[道具]:基本支給品一式、逃亡日記@未来日記、
[思考・状況]
基本行動方針:優勝して“神”を殺す
1:D-7、清明院大学に行く
2:北岡秀一とレオを利用しつつ優勝を目指す
3:他のゲームについて情報が欲しい (レオからはちゃんとした情報がほしい)
4:時間を見つけてBIMを使いこなしたい
[備考]
※参戦時期は原作六巻以降のどこかからです。詳しい時期は後の書き手にお任せします
※龍騎の世界観、城戸、秋山、浅倉についての大体の情報を得ました。(霧島については聞いていません)
※カードデッキは他人が使うと死ぬと誤認しています。


【レオナルド・エディアール@WaqWaq ワークワーク】
[状態]:疲労(少) 軽度の打撲、
[装備]:アシャ@WaqWaq ワークワーク、
[道具]:基本支給品一式
[思考・状況]
基本行動方針:頭スッキリ。お目々パッチリ。俺、どうしよう?
1:みねねに興味があるのでついていく。
2:他の“神”らしき女にも会いたい。
3:防人以外にも戦えるやつがいるみたいだ 。今はどうでもいいが
※由乃の返り血を浴びています。

心の天秤 投下順 混迷する少年少女のバトルロワイアル
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化物語 《バカシモノガタリ》 北岡秀一 ☆北岡秀一☆
雨流みねね
獅子と乙女、繋ぐは血と星 レオナルド・エディアール




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