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仮面ライダーの夜明け ◆CFbjQX2oDg



太陽。
地球上の全ての生物に平等に光を注がれる。
あらゆるものを浮き彫りにし、曝け出す。
三人の仮面ライダーは、各々の瞳を通してみる太陽に何を見るのか。


◇ ◆ ◇


程よい大木を見つけたので、その根っこのところに腰を下ろす。
悲鳴を上げる体に鞭打って周囲の警戒は欠かさずにここまできた。
誰にも見つかってはいないだろう。

手を何度か握りしめを繰り返し体の調子を確認する。
腹部の痛みは今尚続いており、手足は痺れていている。
少なくともある程度の戦闘が出来るようになるまではこれ以上移動はしない方が良さそうだ。

支給された食料と水を口に運びながら、なんとなしに木々の隙間から空を見上げる。
夜の闇に白みが増してきており、ちょうど夜と朝の中間。
一日の始まりであり、生命が活発に活動する時間だ。
朝日が射し込むその景色は見る人によっては癒しを覚えるだろう。
だが、霧島が受け取る感情は憂い。

朝と夜。
光と闇。
正義と悪。
そして
お人よしと復讐者。

彼女は死の間際に城戸真司と朝日を見たかった。
ライダーバトルのこと、願いのことを忘れて生きてみたいと思った。
だが、現実はそれを許さない。
『願い』を賭けて闘うライダーの運命の連鎖からは決して逃れられない。
真司そっくりの黒いライダーの手によって私は致命傷を負わされた。
本物の真司が来てくれて、男はミラーワールドに逃げた。
でも、私の体はもう限界だった。
真司に自分の死に様を見せるわけにはいかない。
彼はきっと全ての原因が自分にあるかのように自分だけを責める。
だから、私は彼と笑顔で別れた。
彼に気づかれないように日常の何気ない挨拶のように。
『ライダーバトル辞めろよな』『考えておく』
少しでも彼の心の重荷を減らせるように。
そして一度目の人生を終えた。

私はここで二度目の生を受けた。
課せられる運命はやはり殺し合い。
想いを寄せる二人の男も参加している。
自分から奪っていった男と自分に与えてくれた男。
元の世界での死の間際に選んだのは後者。
真司に対しての気持ちには“仕事”のような偽りでは無かった。
ライダーバトルなんて辞めて普通に暮らすのも悪くないと確かに思った。
でも、
浅倉も再び生きている。お姉ちゃんの復讐は未だ達成出来ていない。
自分が生き返ったんだ。浅倉も間違いなく生き返っている。
この事実を頭ではなく心で理解したとき、
私は再び『殺し合いに乗った』

結局、私の心は復讐というドス黒い炎で焼かれ、穢れていたんだ。
自分で選んだ道は、後戻りが出来ない。
私は他人を殺してでもお姉ちゃんともう一度会うことを選んで仮面ライダーになった。
ごめん……

さっきの少年と真司は出会ったら、私と違って共に歩んでいけるだろう。
少ししか話していないのに少年の真っ直ぐな心が伝わってきた。
二人はよく似ている。
出会ったばかりの人間だろうが関係なく、決して人殺しを是とせず、自らの身を挺してまで他人の道を戻そうとする。
……もう後戻りできない人間もいるのに。


太陽がその輪郭の全体を確認出来るくらいまで現れる。
そろそろ最初の放送が近い。
日の光が、城戸真司のような真っ直ぐな輝きが
今の私には毒のように心を蝕む。
願わくば、真司には会いたくない。私が再び戦う姿を見せたくない。
彼の中でくらい『ライダーバトル』を辞めた私でいたい。
再び復讐の炎に身を焼かれ、真司と交わした言葉を嘘にするような自分を見せたくない。
今、真司と出会ったら私は……


◇ ◆ ◇


黒い龍騎との戦いのあと、秋山はG-4分校にまで移動した。
空き教室の椅子に腰掛け疲労した身体に休息を与える。

「ライダーは倒す……そう決めたはずだ……」

ライダーといえども中学生くらいの少年との戦いは確実に蓮の精神を磨耗させていく。
昏睡状態に陥った恋人の小川恵理を救うために、仮面ライダーとなった秋山蓮。
冷酷な人間を装い、他のライダーに対して非情になろうとした。
神崎優衣と共にいたのも彼女が神埼士郎の妹で何らかの情報が得られると思ったからだ。
決して、その事実を他のライダーが知ったら彼女を襲いにくるから守ろうとしたというわけではない。
城戸真司との奇妙な共同生活だって奴から借金を取り立てるためだ。
自分を殺しにこないライダーは後回しにしても問題ないからだ。
秋山自身、自分の本音がどこにあるのかわからない。

パンと水だけという簡素な食事をとる。
腹は膨れるが、味覚を満足させるには程遠い。せめて飲み物が紅茶なら、と秋山は思った。
もうしばらくしたら放送らしい。
死者の発表。
一体何人の脱落者……いや、死者が出たのだろう。
契約モンスターを倒されたあの少年はどうなっただろう。
俺はモンスターだけでなく、何人をこの手で倒せばいいのだろう。
恵理が望むから、恵理のために戦っているんじゃない。
俺が望むから戦うんだ。
俺のために戦うんだ。
次の奴はこの手で必ず――

耳鳴りにも似た金属の擦れるような音が耳に届く。
聞きなれた音だ。
教室の窓ガラスに目をやると何かの影がすっと消えた。

「神崎……か?」

声を発したのと同時にダークウイングが窓ガラスから飛び出して何かを吐き出した。
モンスターを倒した後に捕食する光玉に似ているが、どこか違う。
いつもの無機質な光とは異なり、穏やかで生命力に溢れる印象を受ける。
この光を浴びたものは無生物でも動き出してしまいそうだ。
こいつの正体はわからないが何だか捨てる気が起きないのでリュックにしまう事にした。

教室内も大分明るくなってきた。
朝の日差しが自身の黒いコートに注がれる。
騒がしい男と愛おしい女の姿が陽の光の中に立っている。
眩しさに少し目を細めながら、それでも外の景色を見ることを辞めなかった。


秋山蓮はいまだに気づかない。
彼が殺したのは人を襲うミラーモンスターなどではない。
確かに人間ではないが、究極の少女を目指す、小さな小さな乙女だった。
リュックにしまったそれは彼女の生きていた証。
彼がその事実を知ったとき、彼はどのように受け止めるだろうか。

漆黒の騎士、仮面ライダーナイト。
夜が明けても彼の心は闇を彷徨っている。
行きたいところはハッキリしている。
だが、歩むべき道は闇の中。
それでも進まなければならない。
闇の中でもがき、他人を傷つけ、そして自分を傷つけてでも。
別の未来での太陽の役目を果たした青年は、今この場にはいない。



◇ ◆ ◇


水銀燈“だった”ものを硬貨が入っていた袋に詰めて墓場まで運んだ。
何故、わざわざ墓場まで運んで埋めたのか。
主と認めたものに対する彼なりの礼儀から? 
彼女の誇りを守るという命令に野ざらしにすることは出来ないと感じたから?
それとも、地図を見て近くの施設が偶然にも墓地だったから?
本心は桐山にしかわからない。ただ、事実として桐山は彼女の亡骸を墓場に埋めた。

ほとんど灰と化していたため、そこまで深い穴を掘る必要が無いこと、元々墓場という土が掘り返しやすい場所であることから
埋葬が終わるのにそこまでの労力はかからなかった。

桐山の手には彼女の象徴とも言える羽。
それを見つめながら先ほど起こった出来事を思い返す。

彼女の骸に浮かび上がってきた発光体――ローザミスティカ――である。
騎士の男が去ったあとに、突然自分の手鏡の中から男が従えていた異形の蝙蝠が現れた。
まさかの再襲来に反応が遅れているうちに、蝙蝠は水銀燈のローザミスティカを自分の手から奪って再び鏡の中へと逃げていった。
追いかけようにも水銀燈との検証で鏡の中には入れないことは知っていたためにどうしようもなかった。

アリスゲームの概要はこうだ。
ローザミスティカを集めることで彼女たちローゼンメイデンが創造主たるお父様に会うことを目的とする。
そのための必要不可欠なものがローザミスティカである。

水銀燈は命じた。
アリスゲームを守れ、と。
ローザミスティカは取り返さなければならない。
ローザミスティカはローゼンメイデンの誰かの手に無ければならない。

ここは正規のアリスゲームの場では無い……らしい。
命令を守るためには姉妹たちを無事に元の場所へ送り届る必要がある。
もし姉妹たちが志半ばで倒れるとき、そのローザミスティカをまた他の姉妹の元へと受け継ぐ必要がある。

水銀燈の話だとこの会場にいる姉妹は6体。
薔薇乙女は全部で7体。
万一他の姉妹がこの会場で倒れたとしても、自分が全員分のローザミスティカを最後の一人に届ければ
それでアリスゲームは守られる。

大分時間が経ってしまったようだ。
当面の行動指針は決まった。

『ローゼンメイデンを探すこと』
『黒い騎士からローザミスティカを取り戻すこと』

平行して脱出の手段も探す必要があるが、アリスゲームを守った上での脱出で無くてはそれ自体に価値はない。

新たなる決意を胸に秘めた桐山に朝日が射し込む。
だが、桐山はここで見る太陽に対しても然したる興味も感慨もしめさない。
ただ、闇に潜むものへの警戒を緩められる。
彼にとってはそれくらいの意味でしかない。
“今の”彼の生きる意味は既に決まっている。
水銀燈の『願い』を叶える。
それ以上でもそれ以下でもない。


リュウガのカードデッキを所持していた男は、ある女の子の『願い』を叶えようとした。
空虚だった男にとってそれは唯一の生きる意味だった。
それがその男にとっての全てだった。
男の『願い』は叶う寸前のところまでいった。
だが、男は戦いの途中で倒れた。

桐山が途中で倒れるかどうか、という話ではない。
ただ、桐山と男との共通項が多数ある。
それは偽りの無い事実だ。
ただ、それだけの話。


◇ ◆ ◇


三人の仮面ライダーが見上げるは太陽。
幾千の歴史と願いを照らしながらも
いつも変わらずに昇り、そして沈む。


【B-5 大木の下/一日目・早朝】

【霧島美穂@仮面ライダー龍騎】
[状態]:ダメージ(小)、疲労(小)
[装備]:仮面ライダーファムのカードデッキ
[道具]:基本支給品、
[思考・状況]
基本行動方針:優勝して姉を生き返らせる。  浅倉威を殺す
1:死なない限り、どんな手を使ってでも突き進む
2:もし、城戸真司に会ったら……
[備考]
死後参戦

【G-4/分校/一日目・黎明】

【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】
[状態]:健康、ダメージ(中)、疲労(小)
[装備]:カードデッキ(ナイト)
[道具]:基本支給品、不明支給品×1、ローザミスティカ(水銀燈)
[思考・状況]
基本行動方針:戦いに乗るかどうか決めかねている 
1:出会う人とは戦う?

[備考]
参戦時期:少なくとも恵理が目覚めるより前、手塚との出会い以降からの参戦
水銀燈を新種のミラーモンスターだと認識?
[共通備考]
F-2の墓場には、参加者の元いた世界の脱落者、関係者の墓が多数存在。(※死者に限る)


【F-2/墓場/一日目・早朝】

【桐山和雄@バトル・ロワイアル】
[状態]:健康、疲労(小)、ダメージ(小)
[装備]:カードデッキ(リュウガ)
[道具]:基本支給品×2、たくさん百円硬貨が入った袋(破れて中身が散乱している)、手鏡
     水銀燈の首輪、不明支給品1、水銀燈の羽
[思考・状況]
基本行動方針:アリスゲームを守る。そのために影の男を殺す。
1:協力者を求める(ローゼンメイデン優先)
2:ローザミスティカをローゼンメイデンの元に集める。
3:黒い騎士からローザミスティカを取り戻す

【備考】
※参戦時期は死亡後です。


悪夢の灯火 投下順 対主催
悪夢の灯火 時系列順 対主催

ロワとアヒルと仮面ライダー 霧島美穂 Holocaust(上)
I want to cry for you 秋山蓮 まもるヒトたち 
桐山和雄 護るヒトたち






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