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「とりあえず言うとな。
 俺はお前を選ぶつもりはなかったんだよ」

仮面をつけた学生服の少年、ハルワタートが言う。

「秋山蓮、仮面ライダーナイトが
 水銀燈のローザミスティカから力を受け取ることができたのは
 たぶんだけど無意識の海で“献身”の領域に足をひたしていたからだ。
 けれど殺し合いに迷っていたナイトは重なりあっていた面がズレ始めていた」

一つの机に椅子を向かい合わせて顔をつき合わせている
光景はかつての桐山和雄とハルワタートの関係からは
想像もつかないのどかなものだった。

「桐山、お前の心は今の今まで限りなく透明だった。
 白紙のほうが近いかもしれない。
 そんなお前だから薔薇乙女のローザミスティカと通じ合うことができた。
 白紙の心に魂、魂魄である
 ローザミスティカの情念をそのまま焼きつけていたんだからな」

「それが俺を選ぶつもりがなかったのとどういう関係があるんだ」

「相性の問題だよ。
護神像にためられた“願い”の奔流は
ようやく芽生えたお前の心には刺激が強すぎる。
とは言ってもあくまで俺の見たてにすぎないんだけどさ」

「もしも、お前から“願い”を引き継ぎ、
 それに耐えられなかったらどうなる?」

「……お前は“七原秋也”になるだろうな」

桐山の問いにハルワタートは腕組みをして
苦しげに重く答えた。
ハルワタートの答えを聞いた
桐山は少しの間、視線を彷徨わせて、口を開いた。

「…………そのほうがいいのかも――」

「ストップ。
 それ以上言うな。それは絶対に無しだ。
 お前はお前でありつづけるんだ。
 たとえどれだけ心の在り方が変わっても絶対に」

「だが護神像の力を使えないのは……」

「だからお前には“願い”をもって欲しい」

「“願い”なら水銀燈のものが……」

「それではまだ駄目なんだよ、桐山。
 お前だけの、あらゆる葛藤を踏み越えるだけの
 真っ直ぐな意志がないといけない。
 それがその子の想いとは別になってしまうとしても」

「“願い”……考えたことがなかったものだ」

「今までのお前のことを覚えているか?」

「言葉では表しにくいが。
 永遠に続く砂漠の中で生きていたように思う」

「けれど今のお前はそうじゃないんだ。
 できないことではない、きっとな」

机の上で手を組んでいたハルワタートは最後にそう言うと、
桐山の背後を指し示す。

「もう目覚めるころだな。
 川田の銃はお前が使え。
 ローザミスティカは奪われているから気をつけろよ」

「…………ローザミスティカ。
 柿崎めぐが何を考えているのかわかるか?」

「さあねえ。
 俺、水銀燈のことよく知らないし」

「そうか」

「たださ」

椅子から立ち上がり、
罅が割れて光が入り込んできた天井を見上げた桐山は振り向いた。

「おまえの心が引き裂かれるとき。
 あの子がどんな顔をしていたか思いだしてみなよ。
 今じゃなくて。もう少し先でさ」

「やってみる」

罅が天井に及んで、
網目のように走り、ついには砕けた。
天井の先に見えたのは、濃い青色。
濃度が増した、漆黒に近いほどの青。

「七原」

「…………なんだ?」

「すまない」

桐山の要領を得ない言葉に
ハルワタートは苦笑して手を振った。

「気にするな、生き残れ。
 前のお前とは違うってことを見せてやりな桐山」

そうして桐山が海へと昇り。
教室にいるのはハルワタートのみ。

「すまない、ね」

桐山の言葉を思い出して、
ハルワタートは笑みを浮かべた。

「あいつからそんな言葉を聞くなんて」

――くすくす

虚ろに寒々しい声がハルワタートの
すぐ隣から聴こえてきた。
見るまでもなく、
ハルワタートにはそれが誰なのかわかった。

「白薔薇か」

――喰べてしまえばよかったのに。
   おかしなおかしなお兄さん。

「俺にそのつもりはないよ」

指が伸びて、ハルワタートの仮面に触れる。
小さく、頼りない指が静かに仮面を外して彼の顔を露にする。

――かわいそう

ハルワタートの素顔に指を這わせて、
眼から流れる雫をすくい取ると口に含む。

――体を喪っても涙を流してしまうなんて。
   けれどそれはただのあなたがそう認識しているからの幻。
   だからその涙には味がしない。
   悲しみで声と体が震えることもないの。

体をハルワタートに寄せて、
口の端を吊り上げた白薔薇はせせらわらう。

――どうして喰べないの?
   彼は貴方のザーバウォッカだったのに。

「アリスはザーバウォッカと
 物語が終わっても出会っていなかったんだよ」

両眼から溢れるものを拭うことなく、
ハルワタートは滔々と話す。

「つまりはそういうことさ。
 お前と同じにな」

――くすくす

ハルワタートが身を離したときには
白薔薇の気配は領域から消え失せ。
彼の精神そのものである教室だけがそこにあった。

喧騒のない教室、
窓の縁に寄りかかって。
ハルワタートは目元に触れて。

「…………真紅」

死した友を想って心のままに慟哭した。


【B-2/一日目/夕方】

【桐山和雄@バトル・ロワイアル】
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、重傷(治療済み) 、
     精神に重大な負傷(徐々に回復)、
     「愛」の概念を思い出しました
     「孤独」の概念を思い出しました。
     「誇り」の概念を知りました。
[装備]:カードデッキ(ナイト)、サバイブ(疾風)@仮面ライダー龍騎 、レミントンM870(8/8)、
     ハルワタート@waqwaq
[道具]:基本支給品×4、たくさん百円硬貨が入った袋(破れて中身が散乱している)、手鏡
     水銀燈の首輪、水銀燈の羽、デリンジャー(2/2)@現実、
     エディアール家の刀@waqwaq 、首輪探知機@オリジナル、
     千銃@ブレイブ・ストーリー~新説~、基本支給品、
     ブーメラン@バトルロワイアル 、レミントンM870(8/8) 、
     レミントンM870の弾(16発)
     神業級の職人の本@ローゼンメイデン
[思考・状況]
基本行動方針:アリスゲームを守る。そのために影の男を殺す。
1:翠星石たちのところへ戻る
【備考】
※参戦時期は死亡後です。
※リュウガのカードデッキは破損しました。
※ローザミスティカと深く通じ合えば思い出すという形で記憶の継承ができます。
 それ以上のなにかもありえるかもしれません。
※ブレイブ・ストーリー~新説~側の事情をだいたい把握しました。
※ジュンの裁縫セットは壊れました。
※ジュンの技術を修得しましたが本人ほどの異常な才能はないので技量は劣ります。
※小四郎の忍術を修得しました。
※今の桐山では”願い”インストールに耐えることができません。
  もし強行すれば桐山は”七原秋也”になります



深淵での邂逅 投下順 参の支配者《歴史の道標》《クイーン》《ジョーカー》
那由多の海で少女は涙する 時系列順 降り立つ、長い道歩む少年の前に


深淵での邂逅 桐山和雄 降り立つ、長い道歩む少年の前に








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