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いつか巡りあう君へ



「俺の話をしたい」

ふたり、ならんで歩いていた。
てくてく、てくてく。
止まった時計の針は囀りもせず。

茫漠な荒野となった世界は暗闇の中、
巨人の胎動に歓喜の静けさを保っていた。

「俺は、この世界に来るまで。
 たくさんのことを忘れていたんだ」

桐山の隣を歩くレオはじっと前を見据えて、耳を傾けた。

「なんで忘れていたのか、思い出せないけれども。
 母が死んだ時、俺の世界は色を無くしたんだ」

「それは……心が壊れたってことか?」

「いいや。違う。
 忘れていたんだ。モノクロの世界で。
 俺は、ずっと機械みたいに、人形みたいに生きてきた」

桐山はレオの横顔を向き、話す。
レオは桐山を見ずに、足を進める。

「……俺は、この世界に来て。
 水銀燈に会って、あいつの”願い”を託されて。
 ようやく、俺の意識にひとつの灯がともったんだ」

闇が迫り来る。
闘いの余波で草木も消えた大地を
橋のように囲んで、狭めている。

「水銀灯以外にも。
 ハードに会い、翠星石に会い。
 坂本に会い。秋山蓮に会い。
 俺は、どんな人間にも何かがあって必死に生きてるんだって想い出した」

夜空を機械が覆っている。
黄金の輝きを機械の果実が隠していた。

「俺は水銀燈に会って『涙』と『愛』を想い出した。
 金糸雀に会って『孤独』を想い出した。
 真紅に会って『誇り』を刻んだ」

桐山の歩みが遅くなった。
少し先に進んだレオが振り返ることなく
無言で桐山を待つ。

「蒼星石の死をこの目で見て。
 七原と確かに通じあって。
 たくさんの死に触れて、俺は……『後悔』も識った」

桐山の顔が俯き。彼の顔が影に染まる。

「俺は…………後悔しているんだ」

桐山の声が震えを帯び始めた。

「俺は……ここに来るまでに大勢の人を殺したんだ」

震えは足を止めさせて。
桐山の顎から小さな水が滴り落ちた。

「ずっと一緒にいた人間を殺して。
 手を取り合おうと叫ぶ人間も殺して。
 俺に手を伸ばす七原に銃を向けた。
 互いに愛しあっていた二人……杉村も、殺したんだ」

闇に囲まれた道を、少年の涙が濡らす。

「俺の周りにはたくさんの人がいたんだよ、レオ。
 父さんも、母さんも、俺の家で働いていた人。
 俺と同じ学校に通う奴ら。
 色々な人と出会った。でも……俺、忘れてたんだ」

少年の湿った声は機械の産声に掻き消されそうになり。
けれども、レオは確かに桐山の言葉を聞いていた。

「みんなのことが好きだったって、忘れてたんだ」

静寂が幕を降ろし。
三歩の距離を桐山の嗚咽が埋めていた。

時計はチクタク、チクタクと
過ぎる時間を教えずに。
空に産まれ来る巨人の顔が崩壊を告げていた。

強く、本当に強く。
桐山は目元をボロボロに擦り切れた学生服の袖で拭った。

「俺はまだ知らないことが沢山ある。
 金糸雀を殺した小四郎に抱いた怒りに似た感情が、
 まだ俺の中で確かな形になっていない。
 俺の新たな”願い”も、俺にどんな道を選ばせるか知らない」

止まっていた足を動かし、
桐山はレオの隣に並んだ。

「俺は、”よろこび”だって知らない。
 俺が何をするのを”よろこび”とするのか。
 俺は何をすれば微笑うのか。わからない。
 だから、俺はまだ生きたいと思う。闘いたいと思う」

「そう、か……わかった。
 うん、よくわかんねえかもしんねえけど。……よくわかった」

そうして二人は歩き出す。
砂漠を越えて、世界の終わりを目指す。
”願い”が産み出す機械の巨人へと征く。

「そういや、さ。
 七原ってどんな奴だったんだ?」

「……どんな?」

「杉村も言ってた名前だから気になったんだよ。
 もう死んだけど。しょっちゅう人に騙される莫迦だったとかは覚えてる」

七原秋也。同級生。
もう死んだ彼。ハルワタートに封じられた魂魄。

慣れない手つき、思考の海を探り。
桐山はたどたどしく貧弱な語彙から相応しいものを見つけようと奮闘した。

けれど、ぴったりなものはすぐに見つかった。
そこに真紅が教えた感情を添えて、桐山は言った。

「七原は俺の『自慢』の友達だ」

その言葉を聞いたレオは、口元を綻ばせて、
桐山の背中を勢い良く叩いた。

「教えてくれてサンキューな。
 じゃあ、行こうぜ。闇で分断されちまったけど。
 キャンチョメもきっと同じ場所を目指してる」

そうして、桐山は赤くなった瞼をまばたかせ、
小さく口元に笑みを浮かべた。

「……オーケイだ」


【???/一日目/夜】


【桐山和雄@バトル・ロワイアル】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、重傷(治療済み) 、
     精神に重大な負傷(徐々に回復)、
     「愛」の概念を思い出しました
     「孤独」の概念を思い出しました。
     「誇り」の概念を知りました。
     「後悔」を知りました。
[装備]:カードデッキ(ナイト)、サバイブ(疾風)@仮面ライダー龍騎 、
     ハルワタート@waqwaq(キクとクシャスラを喰らったスプンタ・マンユを完食)
[道具]:基本支給品×4、たくさん百円硬貨が入った袋(破れて中身が散乱している)、手鏡
     水銀燈の首輪、水銀燈の羽、デリンジャー(2/2)@現実、
     首輪探知機@オリジナル、
     千銃@ブレイブ・ストーリー~新説~、基本支給品、
     ブーメラン@バトルロワイアル 、レミントンM870(8/8) 、レミントンM870(7/8)
     レミントンM870の弾(16発)、
     神業級の職人の本@ローゼンメイデン、めぐのカルテ@ローゼンメイデン
[思考・状況]
基本行動方針:アリスゲームを守る。そのために影の男を殺す。
1:闘う。
【備考】
※参戦時期は死亡後です。
※リュウガのカードデッキは破損しました。
※ローザミスティカと深く通じ合えば思い出すという形で記憶の継承ができます。
 それ以上のなにかもありえるかもしれません。
※ブレイブ・ストーリー~新説~側の事情をだいたい把握しました。
※ジュンの裁縫セットは壊れました。
※ジュンの技術を修得しましたが本人ほどの異常な才能はないので技量は劣ります。
※小四郎の忍術を修得しました。
※今の桐山では”願い”インストールに耐えることができません。
  もし強行すれば桐山は”七原秋也”になります
※コトは死にました。
※白髪鬼のアイテムはいくつかキクが持っています。



【レオナルド・エディアール@WaqWaq ワークワーク】
[状態]:壊れた心は記憶と赤き血で癒され、
     親友との明日を取り戻し、
     胸に抱くは翠の「安らぎ」と鉄の「勇気」、
     雛は卵を割って祝福を運び、
     蒼と白の装甲は暴食の顎、
     背後に従えるのは神の武具の再現、
     赫炎のジャバウォック、
     スケアクロウは賢人を砕いて進む@ロワイアル×ロワイアル
[装備]:アシャ×アールマティ×カントリーマンの玉×翠星石のローザミスティカ×蒼星石のローザミスティカ×雛苺のローザミスティカ×仮面ライダー龍騎(SURVIVE)
    エディアール家の刀@waqwaq 
[道具]:基本支給品一式
[思考・状況]
基本行動方針:走り続け、『世界』を広げよう
1:闘う。
※由乃の返り血を浴びています。



夜空にかかる黄金への虹 投下順 ロワイアル×ロワイアル――過去ノスタルジア
夜空にかかる黄金への虹 時系列順 ロワイアル×ロワイアル――過去ノスタルジア

夜空にかかる黄金への虹 レオナルド・エディアール れっと・いっと・びー/少年たちのたどたどしい革命行為
桐山和雄








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