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ロワイアル×ロワイアル――過去ノスタルジア



「終わったみたいだね……」

眼下の大地での死闘が終わりを告げ、雪輝は薄く笑みを浮かべる。
勝者はレオと桐山。最大の障害と考えていたヨキは、脱落した。
これは雪輝にとって予想外。
彼は、ヨキが勝つと予測していたからこの結果には少し、表情を崩してしまった。

「それでも、僕の計画は揺らがない……最後まで、進む」

雪輝の目には曇りはない。
こんなはずじゃなかった全てを取り戻すまで、決意は緩めない。
視界を下から前に戻し、女神への道を歩もうとした時。

「電話……?」

雪輝はズボンのポケットでブルブルと震える未来日記――携帯電話を取り出した。
そして、画面に映し出されている名前を見て、口を少し歪めて笑う。

「やあ、もしもし。驚いたなぁ、君が僕に電話をかけてくるなんてね」
「……久しぶり。いや、数時間ぶりとでも言えばいいのか。天野雪輝」
「どうでもいいんじゃないかな、そんな些細なことなんて気にしても仕方ないよ、ミツル。
 すごいね、まさかまだ生き残ってるなんて。あの時に電話番号を渡しておいてよかったかな?」

電話口の向こうにいるだろう『勇者』に、雪輝は惜しみない賞賛を送る。
その賞賛に嘘はない。雪輝は本心からミツルのことをすごいと思っているのだから。
オンバを相手にとって五体満足で生き残るミツルは間違いなく、強者だ。
油断などできるはずがない。

「それにしても……どうしたのかな? 僕に電話をかけてくるなんて」
「天野。お前が……」
「そうだね、隠しててもしょうがないか。この終わらない夜と黒い太陽の原因についてかい?
 オンバが消えた今、完全に僕の掌の上だね」

全ては『僕』の掌の上に。雪輝は、最初からオンバなどに期待なんてしていなかった。
彼女との邂逅から彼女の終わりまで。
雪輝は『一度』もオンバを信用などしていない。

「彼女にはがっかりだね。あれだけ自信を持って出たのに返り討ちなんて。
 意気揚々と行った癖に役に立たないなんてがっかりだよ」
「返り討ちじゃない。彼女は僕の中で生きている」
「同じ事じゃないか。結局は彼女も諦めた。所詮はその程度の愛だったってことだよ」

どんな理由があろうとも。
オンバがワタルとの永遠の世界を諦めたことは明らかだ。
それは、ミツルが勝ち、オンバが負けたことで証明されている。
くっくと喉を鳴らしながら雪輝は嘲笑う。

「安くて薄っぺらい愛だよ。その程度でワタル君と添い遂げようだなんて……失笑ものだ。
 一生、地獄に篭って妄想でもしていればいい。それが化物女にはぴったりなんじゃない?
 あははははっ! ほんと、傑作だね。穢らわしい祝福を君に残してまで生きたかったのかなぁ!」
「……お前にオンバの何がわかる」
「わかるつもりなんてないけど。どうせ、最初から切り捨てるつもりだったし」

雪輝にとってはオンバなど駒に過ぎない。
チェスで現すならば、クイーンといった所か。
クイーンによる残りの駒の殲滅を目論んでいたが、当ては外れてしまった。

「使えない駒のことを理解する必要があるかい? 下らない愛に身を焦がす化物にね。
 哀れだよねぇ。最後の最後まで彼女は勝者になれない」
「それがお前の本心か?」
「へぇ……君がそんなことを言うなんて。心境の変化でも?」
「お陰様でな」

雪輝は僅かの会話でミツルに起こった変化を読み取っていく。
最も、記者の能力によりある程度の事情はわかっている。

(まあ、僕にとっては好都合かな。前みたいに無差別な状態よりはマシだ。その甘さ、利用させてもらうよ)

利用できるものは何でも利用しなければいけない。
雪輝は、ミツルやレオ、桐山とは違い弱いのだから。
弱いからこそ、口先で相手を弄ぶのだ。
少しでも、自分の方へと天秤を引き寄せる為に。

「ま、いいよ。それで用件は?」
「……もう、止まらないのか?」
「冗談。僕は“願い”を叶えるまでは止まらない」

全部をチャラにしてやり直す。
その為に、ここまで進んできたのだ。
歩むはずだった未来も。手に入れるはずだった仲間も、幸せも。
掴むはずの可能性を犠牲にしてこの境地まで辿り着いた。

「全部やり直せるなら。偶然が必然に変わるなら。僕は迷わない。“願い”を叶える為に、ね」
「……それで、満足なのか?」
「満足とかそういう問題じゃないんだ。やらなくちゃいけないんだよ。
 それ以外に何があるのさ。完全無欠のハッピーエンドがほしいんだよ、僕は」

雪輝にはもう大切な人はいない。
誰も彼もが自分の前で死んでいった。
もはや、この喪失は運命を変えることでしか埋めることは出来ないのだ。
なればこそ、雪輝は女神の奇跡を望んだ。
奇跡をによる救済によって、やり直しを行おうと黄金の螺旋階段を作ろうとしている。

「嘘だな」
「はぁ?」
「嘘だと言ったんだ。天野、お前は嘘をついているよ。やり直しを望んでなんかいない」
「意味がわからないよ。僕が嘘をついている訳ないじゃないか。
 やり直しを望む事以外の“願い”があるとでも?」

それは、本心からの問いかけだった。
今まで歩んできた道以外にも道があるとしても、もはや手遅れ。
やり直し以外など考えない。否、考えたくない。

「お前自身、本当は認めているはずだ! 両親や友人、恋人の死も。それを含めて、お前の本当の“願い”は―――」

そう、わからない。わかりたくもない。

「思いっ切り泣くことなんじゃないのかっ!」

泣きたいと思うこの心も、きっと嘘なのだろう。
涙を流してはいけない。流してしまったら、立ち止まってしまうから。
しかし、最後の言葉は涙を流すまでに至らなくとも、雪輝の胸を確かに貫いた。
ブツン。指が勝手に通話の停止を行なっていた。

「はは、あは」

泣きたいんじゃないのか。
ミツルの口から出た言葉は余りにも予想から外れていて。

「あははははははははははっっ! ははっ、ははっははっっげほっげひょっは、は。はははははっあひゃははははははっ!」

思わず笑い声が絶え間なく出る程に――滑稽だった。

「泣きたい? そんな弱さを認めてくれなかったのは世界……“願い”に狂った君達だったじゃないか。
 それが今更泣いてもいいんだぞって? は。ははっ」

狂笑が無人の塔に響き渡る。雪輝は喉の中の水分が枯れて、声が出なくなるまで笑い続けた。
笑って嗤って笑い尽くした果てに。雪輝の中にあったのは、怒りだけだった。

「ふざけるなぁぁぁあああああっっっ!! いけしゃあしゃあと正義の味方気取ってさぁ!?
 レオナルド・エディアールも!!! 桐山和雄も!!!! ミツルも!!!!
 お前達みたいな“願い”に狂った奴等がいたから! 父さん達は死んだ!」

雪輝が掴むはずだった父との平穏は、ジョン・バックスのような高潔な“願い”を持った者に潰された。
十の内、一を切り捨てて九を救う。
雪輝達は一に分類され、切り捨てられた。

「この蜘蛛の糸のデータベースで知ったよ! 妹を蘇らせる為に幾多もの屍を積んだ血塗れの旅人! バトル・ロワイアルで大量虐殺した殺人者! 
 頭痛を治す為に阻む者を踏み躙ってきた防人っ! その君達が僕を止めるなんてさぁ!
 はははっ! 柿崎めぐを殺してでも止めれる気なのかなぁ! 正義を示せるのかなぁ!!!」

雪輝は機会の巨人が起動するまでの間、残りの参加者について詳しく調べたのだ。
データを漁ってみれば全員が全員、真っ当な道を歩んできた者ではない。
狂いに狂った外れものばかり。
その外れものが真っ当な道を歩もうとしているのだから実に面白い。
面白すぎて、憎々しいではないか。

「いいさ、勝手に正義を気取っていればいい。真っ向から闘うなんてやってやるもんか。
 無意味で無価値な君達に構う余裕はないんだから。救えるものなら救ってみればいい」

柿崎めぐは、既に機会の巨人に組み込んだ。
彼女は踏み躙る価値もない石っころだ。
直にやってくるだろうミツル達と精々踊ってもらう。
救いたければどうぞご自由に。
最も、その間に自分は“願い”をこの掌に引き寄せるから。

「“願い”を叶えるのは僕だ。玉座も勝利も仲間も未来もくれてやる。だけど、この“願い”だけは……過去だけは! 誰にも渡さないし汚させない!」

ああ。もう少しでやってくる。
赫炎のジャバウォックを従えたスケアクロウがやってくる。
飛べないスケアクロウがやってくる。
そのまま、地面を這いつくばっていろよ、スケアクロウ。
自分の炎に焼かれて燃え尽きてしまえ。

「時よ、動け」

概念を取り戻しつつある人形がいくら足掻こうと、本物に敵うものか。
柿崎めぐと共に朽ち果てろ。薔薇の乙女達の“願い”など時空統べる王にしてみれば小さいものだ。
現に雪華綺晶は実に、軽かった。その“願い”は有効活用して最後に救ってやろうじゃないか。

「世界よ、枯れ落ちろ。全部、全部だ。無意味の海に消えてくれ。無価値の底へ沈んでくれ」

星の数ほどの血に汚れ? そのまま真っ赤に染まって死んでしまえ。
本当の笑顔を取り戻せないかもしれないけれど? ただ、諦めてしまっただけだろう。本当の笑顔なんてやり直せれば取り戻せる。
過去に捨てた輝きを拾い上げ? 今更拾い上げた所で遅い。すぐに闇に染めてくれる。
魔王の祝福が雷電を纏わせる? どんなに祝福を受けようとも、踏み潰そう。嫋やかな花を踏み潰すが如く。
《魔導師》は白銀の剣士へと職を変え? くすんだ白銀など何者にも劣る。
魔狂姫の尊き祈りが胸に宿り? 尊き祈り、笑わせる。穢らわしい不相応な祈りなど、那由多の愚物に過ぎない。
此処に勇者は帰還した? そのまま地獄へと堕ちてくれ。僕の道に阻むな。

ああ、そうだ。邪魔なんだよ。これ以上、“願い”への階段を塞ぐなよ、気持ち悪い。
その過程で、涙を流す機会などいらないんだよ。
永劫の“願い”に捧げる最果てまで。
振り返ることは、しない。

「許しは請わないよ、ミツル。さぁ、馬鹿みたいに狂おうよ。それが一番楽で――」

――痛みを忘れられるんだからさ。

最後の本音は、どうしても出せなかった。
出してしまったら涙が止まらないような気がしてしまうから。

そして。そして!
遂には、蜘蛛の糸の頂上黄金の螺旋階段が生まれ落ちる。
それは女神の元へと至る道。
女神が謁見を許可したのだろう。

「女神へと至る闘い。言葉にすると『ロワイアル×ロワイアル』かな。短くして、ロワロワとでも言った方がいいか」

さあ、登ろう。
この階段の先に、女神がいる。
余計な言葉は要らない。“願い”を叶えてくれさえすればいい。

「止めたいなら……追いかけてくればいい。ミツル、君が望むなら――」

世界が終わるまで。後、数時間。


【蜘蛛の糸/一日目/夜】

【天野雪輝@未来日記】
[状態]:差し伸べられた手の数だけ、血に汚れ、
    本当の笑顔を取り戻すことを恋焦がれて、
    過去に捨てた願いを拾い上げ、
    少女の祝福が虚無を纏わせる
    《記者》は時空を統べる王へと職を変え
    少女の最後の祈りが胸に宿り、
    此処に勇者は帰還した、
    そして、勇者は――@ロワイアル×ロワイアル
《真時空王》
[装備]:オリジナル無差別日記@未来日記、、ガッシュのマント@金色のガッシュ・ベル、
     投げナイフ(12/15)@未来日記、IMIウージー(25/32) 、プラ@waqwaq、旅人の証、《職業:時空統べる王》
[道具]:基本支給品 ×2、IMIウージーマガジン(2)
[思考・状況]
基本行動方針:優勝して全てを元通りにする
1:もう、迷わない。願いを叶えよう。

[備考]
※参戦時期はDiary46.5終了以降からの参戦です。
※雪輝は自分の中の矛盾に気づきかけました。それでも、願いは変わらない。
※雪輝は女神像の外見を由乃であると認識しました。
 他の参加者もそうであるかは不明です。
※バトルロワイアル、ブレイブストーリー、仮面ライダー龍騎、
  Waqwaqの世界に関する情報を“ある程度”得ました。
※南東エリアの上空に蜘蛛の糸が現れました
※《記者》の能力で下界の状況をある程度まで感知できます。
※時が動き始めました。

【D-6/一日目/夜】

【ミツル@ブレイブ・ストーリー~新説~】
 [状態]:星の数ほどの血に汚れ、
     本当の笑顔を取り戻せないかもしれないけれど、
     過去に捨てた輝きを拾い上げ、
     魔王の祝福が雷電を纏わせる、
     《魔導師》は白銀の剣士へと職を変え、
     魔狂姫の尊き祈りが胸に宿り、
     此処に勇者は帰還した、
     そして、勇者は――@ロワイアル×ロワイアル
[装備]:ワタルの剣、不恰好な粘土細工@金色のガッシュ
[道具]:基本支給品、不明支給品×1、BIM(爆縮型)@BTOOOM (7/8)
    不明支給品×2~4(ゼオン、三村(武器ではない)、不明支給品(ノールの)、
     チャンの首輪、ノールの首輪、ゼオンの首輪、BIM(クラッカー型)×5@BTOOOM!、
[思考・状況]
基本行動方針:『対話』
1:救う。
[備考]
参戦時期:ゾフィが虚になった後。
魔法を使うと体力消耗。
※未来日記の世界についてある程度の情報を得ました。
※9thは危険だと認識しました。
 雪輝、というよりも時空王に利用価値を見出しました。
※ミツルの目には女神像は由乃ではない姿に映りました。
※デウス因子を取り込んだ仮面ライダーファムはデッキを使用できません。
※仮面ライダーファム(デウス仕様)の性能:限りなく全能なるゲーティーグ“だった”。
※オンバはミツルと同化しました。




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