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『オープニング』 ◆CFbjQX2oDg



宮脇町五丁目にある老舗の和菓子屋三代目、蔦屋のご隠居と呼ばれる宇谷九一郎は今年で七十七歳である。
自室にて就寝していたはずが、目が覚めると住み慣れた我が部屋の天井ではないことに気づく。

ここはどこだ? 馴染みの無いベッドから身体を起こして辺りを見渡してみる。

起き上がって老体が同じく起き上がっているのが見えた。
シルバーバトルの参加者か?と思い迎撃しようと懐の帯に突っ込んでいたワルサーを手にしようとしたが、無くなっている。
焦る気持ちで相手を見ると向こうも同じく懐を漁りながらこちらを見ているようだ。

そこで気付いたのだ。壁の一方が鏡張りになっていただけだと。

落ち着きを取り戻して部屋を調べてみると、そこは八畳間ほどの広さの直方体の空間だった。
インテリアの類はほとんど無く殺風景。小学校の教室の机とイスを全て撤去して縮めたらこんな感じだろうか?
部屋にあるものといえば今まで自身が眠っていた簡易ベッド。そして九一郎の腰程の高さの金庫だけだ。試に取ってを回してみるがその扉が開かれることは無い。
出入り口らしき今時珍しい両開きのドアも一応あったが、こちらも当然開かなかった。

一体何が起こったのだ? 猿谷はどこへ行った? これもCJCKの連中による「老人相互処刑制度」の一環なのか?
だが、CJCKの連中が対象地区の老人を拉致するだなんて聞いたこと無いぞ? 
起き抜けで頭が良く回らないにも関わらず次から次へと疑問が湧き出てくる。
あの鏡……“まじっくみらあ”という反対からこちらが覗けるという代物かもしれんな。


と、鏡に再び注目したところで、鏡の中に自身とは違う人影が現れた。




◇ ◇ ◇




そこに映し出されたのは全ての存在を吸い込んでしまいそうなほどの漆黒の闇。
人間の持つ願望、悲願、宿願、誓願、とあらゆる願いを飲み込むかの様な黒い影。
鏡の中に浮かび上がる影の後背部からチューブの様なものが伸びている。九一郎自身はまだまだ健康体であるが、入院している友人を見舞いに行ったときについていたものと似ていると思った。
その影には実体が無いが、影自体に切り取った顔が貼り付けられているような不気味な風貌である。そしてその影が口を開いた。

『お目覚めかな、諸君。もう知っているものも大勢いるだろうが、改めて宣言しよう』

『君達には殺し合い――バトルロワイアル――をしてもらう!!』

一体こいつは何をいっているんだ? わざわざ言われなくても既に第5地区は殺し合いに選ばれているんじゃないか?
しかし、九一郎の長い人生経験の中でもこのような異質な人物は見たことも聞いたことも無い。思わず息を飲む。
ゴクリ——唾液が咽喉を通過する際に違和感がある。
老体の自身の体温よりさらに冷たい感触が首を覆っている。これは一体――。
『ここには様々な世界で己の欲望の為に醜く争っている者達を集めた。まぁ中には強要されて仕方なしにという世界もあるがな。
 だが、諸君にはそれぞれに叶えたい願いがあるはずだ。
 必要とあらば、赤の他人はもちろん友人・知人を押しのけ、“殺してでも”叶えたい“願い”が。
 家族を守りたい者、恋人を救いたい者、友人との約束を守る為に戦う者、平和な世界を望む者、究極の少女を目指す者
 自身の運命を変えたい者、永遠の闘争が願いの者、ただ生き残りたい者、国家の体制を崩壊させたい者、一族の繁栄を望む者

 ……そして、死者を蘇らせたい者。

 最後の一人になった者にはどんな願いでも叶えてやることを約束しよう。我々にはそれが可能だということを知っている者もいるだろう?』

ニヤリと男の口元が吊り上る。

『しかし、このバトルロワイアルにも君達が行っているもの同様にいくつかのルールはある。
 願いを叶えたければ嫌でもしたがってもらおう。
 まず始めに君達の首には首輪を任せてもらった。
 畜生の様に扱われて気分を害したものがいるかもしれないが、これも会場を制限するためには必要だったのでな』

首輪だと。政府の連中が老人を害悪と見ているのは自覚しているが、家畜の様に首輪をつけられ見下されると流石に癪に障る。

『その首輪には爆弾が詰まっていてる。おっと、無理に外そうとするのは推奨しない。
 身体の耐久力に自信のある者もいるだろうが、無意識の内にここに連れて来られた意味を考えれば不用意な行動はしない方が良いだろう』

『その首輪の爆弾の起動条件は全部で三つ。
 一つ、首輪を無理に外そうとする行為
 一つ、我々が定めた禁止エリアに侵入した場合
 一つ、会場から逃げ出そうとした場合
 もちろん我々の任意でいつでも爆破することは可能だ』

『この禁止エリアは6時、12時、18時、0時の一日四回の定時放送で伝える。
 放送内容は禁止エリアの発表の他にその前の6時間での脱落者――つまり死亡者も発表するので、何かに役立ててくれ』


『そして、参加者にはそれぞれ武器となるものをランダム支給品としてこちらで用意しておいた。いずれも各世界で使用されていた素晴らしい技術の代物だ。
 あぁ、各自の世界で使い慣れた武器があるような者にはそれも支給しているので、存分に力を振るってくれたまえ。
 使い慣れた武器が特に無い参加者も気に病むことは無いぞ。出来るだけ公平に戦えるように、そういった者にはランダム支給品を他の者より多めにしておいたから』

『武器の他にも参加者の名簿、食料、水、会場の地図、メモ帳、時計など必要なものは一通り揃えておいたので後ほど各自で確認しておいてくれ』

その男の言葉のあとに先程ビクともしなかった金庫の扉が勝手に開いて、中にはディバックが入っていた。

『私からは以上だ。君達の“願い”が叶うことを祈っているよ。
 最後になるが、その扉から出れば会場内にランダムで移動される。尚、この部屋はあと1分で消滅するので早めに移動した方がいいぞ』

『戦え、我が子らよ! 戦わなければ“願い”は叶わない!!!』


消滅する。突拍子も無い、現実感の無い言葉なのに、自分の脳が警報を鳴らしている。これは“嘘”じゃないと。
男の高笑いが響き渡る部屋から飛び出すべく、急いでディバックを手にしてドアを開けて出て行く。その先は――。


【ロワイアル×ロワイアル 開幕】 【残り人数 54名】




◇ ◇ ◇




そこは参加者達がいた密室とはどこか違う薄暗い空間に、先程の黒い影の人物が立っていた。

「こんな感じでどうかな? 同胞よ」

そう話しかける先には更に数人の人影が立っていた。

――問題ない、とだけ聞こえると、その空間にはまた闇が蔓延しだし、男達の姿は見えなくなった。


【主催者:赤い血の賢者コト@waqwaqワークワーク】


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