タイタス十六世

広間には柱が立ち並び、その一本一本に
異様な怪物の姿が彫り込まれている。
まるで魔物の軍勢であるかのようだった。
足元には霧が渦巻いている。

――この先には強力な存在がいる。
それでも進むか?
 進む
 引き返す

進むを選択
――広間の奥には、一段高くなった場所があり、
玉座が作られていた。

八葉の花弁を持つ花を、幾何学的に図案化した紋章を
背後の壁に掲げて、一人の人物が座っていた。
身につけているのは、すり切れた紫の衣と、
イバラをかたどった黄金冠。

そして、干からびきってミイラと化した顔。
空っぽの眼窩を小さな蛆虫が出入りしている。
その口が、皮膚の残骸をぼろぼろ散らしながら、
動き始める――。

【タイタス十六世】
『――ひざまずけ。こうべをたれよ』
『汝の目の前にいるのは、大河流域全土を統べる皇帝である。余はアルケア帝国の主権者なり――』

戦いを挑むを選択
【タイタス十六世】
『下郎、余の帝位を奪いに来たか!』
『たとえ一千年、一万年が経とうとも、この帝位は余一人のもの! 神々にも父祖にも渡しはせぬわ!』

ひざまずくを選択
【タイタス十六世】
『殊勝なり。余は汝を言祝ぐ』
『余は、地上の民すべてへの支配権を生まれながらに帯びたる者。さあ、余に命を捧げよ!』

戦いに勝利
【タイタス十六世】
『………愚か者め……汝も余と同じ……』
『……この悪夢の外側に出ても……より大きな夢があるだけ……。誰も逃れられぬ……』

皇帝の姿が崩れ、塵となって、消えてゆく……。