よくある質問

過去に何度も繰り返されてきた質問に対するQ&Aです。
ここを読んでも解決できない場合は、上手な人に相談するか、mixiコミュで質問してみてください。





バイクが壊れて修理費が・・・みんないくらくらいかかってます?

A.整備・修理については、みんな出来る限り自分でやっています。
部品代については、自分で必要最低限の部品を注文するか、ネットオークションを利用するといいでしょう。
ただし、設備的にも技術的にも難しいアルミ溶接は、ショップにお願いしている人が多いようです。
車体の破損を恐れていると、無意識のうちにバイクをかばってしまい、転倒した際に大怪我をすることになります。
大事な乗り物であるという考えは捨てて、大きなおもちゃくらいの考え方でいる方がいいかもしれません。



何回転でクラッチミートすればフロント上がりますか?

A.車両とそのセッティングによりますので、一概には言えません。
回転数を気にしなくていい程度まで練習することが肝心です。
最初は気になってしまいますが、慣れれば体が勝手に覚えてくれます。
「普段バイクを発進させる時に回転数を気にしない」のと同じ程度まで体を慣らすイメージです。



何速でやっていますか?

A.Trictionaryにあるウィリー系のトリックは、基本的に全て1速です。
直線ウィリー、ストッピー前の加速等、キリスト、バックライド等では1速以外を使用する場合もあります。
250cc以下のオフ車やモタードでウィリーの練習をする場合は、1速か2速のやりやすい方で、無限にウィリーが続けられるまで練習するといいでしょう。
安定角とシフトアップを覚えれば、スプロケ変更後の250モタードで、トップギアでのウィリーや、3~5速からのウィリー開始も可能です。



サスを使って荷重移動しないとウィリーできませんか?

A.バイクにもよりますが、250cc以上のバイクであればだいたい意識してサスを使わなくても上がります。
上達するにつれて自然に身につくものなので、それで迷ったりするくらいなら特に考える必要は無いです。
ただし、小さい排気量のバイクであればあるほど、荷重移動は重要になってきます。
フロントアップで躓いてしまっている人は、荷重移動ではなく、クラッチミートや繋ぐ時の回転数の低さに原因があることが多いです。
恐怖心からバイクを下に抑え込むような態勢だと上がってこないので、バイクを持ち上げるくらいのイメージでトライしてみてください。



大型から始めていいですか?

A.あまりオススメできません。
バイクのパワーに頼った安定角に届かないウィリーやストッピーだけやるのなら、大型バイクから始めてもいいかもしれません。
しかしパワーウィリーではかなり速度が出るため、転倒するとバイクだけでなく人間も大破する可能性が大きいです。
またこれは、大型バイクだけではなく400cc以下のネイキッドやレーサーレプリカでも同様のことが言えます。
モタードの練習で得られるメリットは非常に大きなものです。ブレーキやトリックを比較的容易に習得できるだけではなく、
スタントに関する整備ノウハウや練習環境、練習仲間、転倒を少なく済ますコツ等の、大型でスタントをするに当たって必要な環境や知識を自然と身につけることが出来ます。
現在の日本で大型車両でスタントを行うには、どうしても周りの協力やある程度の知識、技術が必要です。

以上の理由から、早くうまくなりたいのであれば、250cc以下のオフ車やモタードから練習する方が懐にも体にも優しいです。



サークルってどうやるの?

A.サークルの進入には、減速角を覚えていることが必須になります。
ポジション別では ワンフット→シッティング→手ブレ の順で覚える人が多いです。また、左回りで覚える人が一番多いようです。
しかしサークル以上のトリックのコツは、なかなか言葉では説明しにくいものばかりです。
ネットで質問するときは、車種や練習方法など出来るだけ詳しく記載するとより良いアドバイスがもらえると思います。
やはり一番良いのは、そのトリックが出来る人と一緒に練習することだと思います。



練習いっぱいしてますが、出来ません・・・

A.上達速度には個人差があります。大まかな目安として、みなさん250ccのモタードで半年~1年かけてサークルまで辿り着いています。
上手い人は、須らく膨大な量の練習を積んでいます。見た目のハデさとは対極的に、非常に地味でストイックな練習が必要です。
しかし、どんなに練習しても、間違った方法で練習していては意味がありません。
練習の方針が間違っていないかだけ上手な人に確認してもらい、合っているならばあとはひたすら練習するだけです。
どうしても不安で練習にならないようなら、上手な人と一緒に練習してみましょう。
ちなみに、安定角を覚える時や、サークルを覚える時が一番辛い練習になるところだと思います。



給排気はノーマルでいいんですか?

A.構いません。単にパワーがあればやりやすいわけではないです。基本的にドノーマルが一番です。
ただしSSの殆どの車両では、ウィリー中にマフラーが地面に当たるので、マフラーの長さを短くています。



アイドリングの回転数はどの程度ですか?

A.2000~6000まで様々な回転数でやっている人がいます。ですので、好みとしか言えません。
ウィリー系とアクロバット系で回転数を変えている人もいます。
もちろん、ノーハンドやワンハンドでアクセルから手を離すときは、アイドリングは上げておかないと出来ません。
しかし、モタードやオフ車で通常のサークルを覚えるあたりまでは、アイドリングは全く気にしなくてもいいです。
それで悩んだりするくらいなら、当面はノーマルのアイドリングで問題ないと思います。
一般的に、レベルが上がるにつれてアイドリングの回転数も上がっていく傾向にあります。
具体的には、サークルでアクセル側のワンハンドにトライするあたりで、アイドリングの回転数で悩んでしまう人が多いです。
その時期に色んな回転数を試せば、アクセル側の手を離す時に必要なアイドリングが自然に分かってくると思います。
SSについては、安定角に届かない加速ウィリーをする場合以外は、高いアイドリングの方がやり易いです。
アイドリングを上げておく必要性については、用語解説の「アイドリング」をご覧下さい。
アイドリングを高く設定する場合は水温が高くなるため、ファンを強制的に回す加工も必要になってくると思います。



左右にふらつきます

A.慣れないうちは、タイヤの空気圧を低くして、タイヤの接地面を増やすと安定するかもしれません。



タイヤの空気圧はどのくらいがいいですか?また、タイヤは何を履けばいいですか?

A.空気圧は好みです。モタードでは1キロ付近の人もいますし、SSでは4キロ近く入れている人も居ます。
また、新しいタイヤと減ったタイヤでは、やりやすい空気圧が大きく変わってきます。
そのつど調整して、自分にあった空気圧やタイヤを探してみるといいでしょう。
やったことの無い技は、低い空気圧の方がやりやすいこともあります。
タイヤの種類も、最終的には好みです。
とりあえずとしては、リアは滑りやすい方がドリフト等の技がやり易いでしょう。
フロントはよりグリップする方が、ストッピーの練習には向いているかもしれません。



デカロケのサイズは?

A.好みです。車両によってまちまちですし、乗り手の好みにも大きく左右されます。
一般的にスタント用のスプロケは、リアを大きくして加速に振ったセッティングにしています。
そのため、大型の車両になると市販で選べるサイズより更に大きなものが必要になります。
一部スプロケメーカーでは特注サイズのスプロケの作製を請け負っているメーカーもありますので、そこで注文することになります。
海外ではスタント用のスプロケとチェーンをセットで販売しているショップもあります。
どちらにしても納期が遅いので、注意が必要です。
スタント車両の中でも一般的な車種では、やり易いサイズが定着してきています。
周りの同じ車両でやっている人のサイズを参考にして、購入してみるのが良いと思います。



ケージは必要ですか?

A.大型には必須です。大型以外の、モタードやオフ車につけている人は殆どいません。
しかしモタードやオフ車でも、転倒時に足が挟まれて痛い思いをしたくない人は、付けておいて損はないと思います。
250ネイキッド等の転倒に弱い車両でやっている人は、排気量に関わらず取り付けています。
大抵はショップで購入しますが、稀にワンオフで作ってくれるバイク屋さんもあります。



ウィリーバーはどこで手に入れますか?

A.自作か、ショップで購入します。自作の場合、溶接機が必要です。
一部車両いついては、Yahooオークション等に出ているものもあります。
ワンオフで作ってくれるバイク屋さんもあります。近所のバイク屋に相談してみると良いかもしれません。
形状についてですが、数年前までは長くて大きなウィリーバーを装着している車両もありましたが
最近は短く簡素で、強度の高いバーが主流です。長ければ長いほど、接触した際の溶接部への負担が大きいためです。
また、足掛けの位置も、昔に比べて車体により近い位置が好まれるようになってきています。
SSでは、バーに脚を掛けている人はもう殆どいません。タンデムシート部に穴をあけて、そこに足をかけています。
モタードでも、フェンダーに穴をあけた部分に脚をかけ、バー自体もそこまでの長さにする人も多いです。
その場合は、捲ると最初にフェンダーやナンバーが地面にあたってしまうため、初心者の方には不向きかもしれません。
いろいろ書きましたが、最初はそこでは悩まず、とりあえず捲れた際にリア周りが壊れなければいいので、どんなものでもOKです。
上達するにつれて、車体寄りの位置の足掛けのやりやすさに気づき、好みで位置変更を行っていくイメージで構いません。



キャブがボコつきます

A.ボコつかない車両かFi車に乗り換えるしかありません。下手に吸排気をイジっても、改善されない場合が多いです。



手ブレはいつつければいいですか?

A.決まりはありません。最初からつける人もいますが、練習を始めた当初は使いこなせないので意味がありません。
みなさん大抵、フットブレーキでのサークルをマスターしたくらいに取り付けて、手ブレを用いた直線やサークルの練習を開始しています。



手ブレの入手方法は?セッティングは?

A.ショップで購入することが出来ますし、自作でサポートを作る人もいます。バイク屋のワンオフのサポートもあります。
手ブレには、大まかには「アタッチメント」「ダブルキャリパー」「その2つの併用」の3つの方法があります。
その3つのどれを選ぶかで、効きもライディングも大きく変わってくるので、それぞれの特徴を踏まえたうえで慎重に選ぶ必要があります。
手ブレは、一般的には効きがいいものに越したことはありません。しかし、敢えて効きを落としたセッティングにしている人もいます。
同じ車両でも様々なセッティングがあり、一概にどれが良いというわけでもありません。使うパーツ全てに左右されます。
例えばキャリパーは同じでも、マスターの径の大きさでタッチが大きく変わり、そこは乗り味に合わせて好みで選んでいくしかありません。
また、ショップで購入できるのは、サポートのみやアタッチメントの部品のみです。
つまり同時に必要な、ホースやキャリパー、マスター、ディスク、パッド等をセットで販売しているお店は、現時点では日本にはありません。
使うサポートによっては、純正ディスク以外の大径のものを使わないといけない場合もあります。
車種とサポートによっては、パッドの全面がディスクに当たらないこともあります。
そういったスタントに関するセッティングを熟知しているバイク屋もごく一部にしかありません。
また他の競技と違い、実際にトリックを行う人にしか乗り味は予想できないため、ライダー本人がカスタムを行うのが一番です。
以上の理由から、スタント部品の取り付けや整備は、パーツを選ぶ段階から全て各自で行うしかないのが現状です。
よって、実際に同じ車両で手ブレを装着している人に意見を聞いて、自分の好みも踏まえた上でベストなセッティングを出すといいでしょう。



練習場所はどうすればいいですか?

A.自分の家の庭でやるか、許可を得た場所でやるか、迷惑のかからない空き地で練習しましょう。



ストッピーで畳みそうになったときはどうすればいいですか?

A.ブレーキを離しても何をしても、意味はありません。その瞬間に向かい風が吹けば、助かる可能性もありますw
ウィリーと違い、ストッピー系は最後の保険が無い技です。
速いスピードで畳むと、バイクと一緒に前転して潰されて大怪我することになります。
細心の注意を払って練習すると共に、脊椎を守るプロテクターを装着しましょう。
しかし「1回くらい畳んでおかないとストッピーは上手くならないよ」という意見も存在しますw
ストッピーは無茶をしているだけに思えるかもしれませんが、そんなことはありません。
畳む寸前の角度で、完全にブレーキをコントロールしている人も実際に存在します。
モタードでは100m以上、大型では200m近くストッピー出来る人もいます。



やってみたいんですが、やっぱり怪我は多いですか?

A.人によります。大怪我を経験している人もいますし、擦り傷程度で上手くなっている人もいます。
モータースポーツ全般に言われることですが、ある程度の怪我は付き物です。
しかし他のバイクスポーツに比べて、比較的スピード領域は低いため、滅多なことが無い限りは擦り傷や打撲、捻挫程度で済みます。
ウィリー系に関しては、危ないときにしっかりブレーキを踏んでクラッチを切ることが出来るようになれば、怪我も大幅に減ります。
プロテクターを着けるのはもちろんですが、正しい練習方法で練習することが一番大切です。
そのためにも、自分より上手な人と一緒に練習すると良いでしょう。
また、転倒してバイクに挟まれることもあるため、そういったときに助けてくれる練習仲間も大切です。



やってみたいんですが、どのくらいお金がかかりますか?

A.車両やカスタムの度合いにもよるので一概には言えません。しかし、そんな大きな金額ではないはずです。
オフ車やモタードでのスタントなら、学生ライダーも多数います。車の改造等に比べたら、だいぶ懐に優しい趣味であるといえます。
長期的に見ればお金はある程度必要ですが、一式そろってしまえば長いスパンで楽しめるのも特徴です。
具体的には、中古のモタードを購入して、徐々にスタント用にフルカスタムしていっても、最終的にその車両の新車価格に到底及ばない金額で済ますことが出来ます。
もちろん、全てショップに任せると大きな金額になってきます。可能な限り自分でカスタムして整備した場合の話です。
最初はパーツも必要ないので、車両さえあればタダで始められます。パーツは必要になってからの取り付けで全く問題ありません。



オイル量はどうすればいいですか?

A.規定値上限より少し多いくらいで、普通は問題ありません。但し一部車両で、ウィリー中にオイルを吸ってくれない車両もあります。
そういった車両でやる場合は、規定値より大幅に多い量のオイルを入れることで、オイルを循環させれるようにすることもあります。
若しくは、オイルストレーナーを加工して、エンジンが焼きつくのを防止することも出来ます。
スタントを始めるに当たって、その車両がウィリー中にオイルを吸ってくれる車両かどうか確認しておくと良いでしょう。



プロじゃなくても出来るの?

A.出来ます。
SBFWikiにある画像や動画のライダーの殆どは、平日にフツーの仕事をしているサンデーライダーばかりです。学生のSSスタントライダーもいます。
地道に練習していれば、ショーや大会などに参加するチャンスもソコソコあります。
何故かこの競技は、敷居の高いスポーツに思われがちです。しかし、そんなことは全くありません。
興味がある方は、是非練習している人に声をかけててみてください。多分みんな大歓迎ですw


最終更新:2014年01月08日 23:17