やってみたい

ウィリーをやってみたい

  1. 250cc以下のモタードやオフ車を購入(400ccでもDR-Z等のモタード車ならOK)
  2. 低速でクラッチを切り、アクセルを回したままクラッチを繋ぐと、フロントが上がる(普通の乗車姿勢でOK)
  3. フロントが上がっている最中にリアブレーキを踏むと、フロントを落とせる
  4. Step2~3を繰り返し、より長い間ウィリーを持続できるようにする
  5. 頻繁に捲くるようなら、ウィリーバーを取り付ける
  6. 好きなだけの距離をウィリーできるようになる
  7. スプロケを変えて、サークルやその他トリックにチャレンジ
  8. 手ブレやその他のアイテムを取り入れる
  9. 大きな車両に乗り換える

Step2~3が一番肝心です。どんな角度になろうと、ブレーキさえ踏めば捲くることはありません。
先ずは「ウィリー中にリアブレーキを踏む!」これを覚えないといけません。
やってみればわかると思いますが、最初は慣れない角度になるとステップから足を離してしまい、ブレーキを踏めないはずです。
  • 最初に「ひっくり返らないためのブレーキ」を覚えましょう。
危ないときに強く踏めば、フロントを落として捲りを回避できます。この時エンストしそうならクラッチを握りましょう。
ちなみにリアブレーキが必要なのは安定角という角度からですので、その角度まで先ずは上げないといけません。
その角度まで上げるのも最初は怖いので、徐々にで構いません。この練習の時から毎回リアブレーキを踏む練習をしておくと、慣れが早いです。
安定角まで上がったら、フワッとした無重力感を感じると思います。その時に踏めれば、Step3はクリアです。
  • その後に「安定角をキープするためのブレーキ」を覚えていきましょう。
慣れてくると、加減して強く落とさずにブレーキをかけれます。
足りない角度の分だけアクセルを開けて、上がりすぎた分だけ上手くブレーキを踏めば、ウィリーが続くわけです。
ブレーキとアクセルを使って、上手く安定角に入れた状態を持続させるという意味です。
直立の、重力で前後に倒れない角度を、ブレーキとアクセルを用いて上手にキープするってことです。
安定角に達しなければパワーが足りずフロントが落ちますし、安定角を越えてブレーキを踏まなければ後ろへひっくり返ります。
「安定角」については、用語解説の「安定角」の項目をご覧下さい。おおよその目安の角度が書いてあります。
その角度に入れたまま走行できるようになれば、好きなだけの距離をウィリー状態で走れます。


といっても文章だと分かりにくいので、図解を用意しました。安定角以外の角度についてもついでに解説します。


ウィリーには、大まかに別けて4つの角度があります。また、そのそれぞれの角度は、3つの力によって構成されています。
  • 重力は、角度によって前後にかかります。安定角手前なら前に、安定角より後ろの角度なら後ろにかかります。
  • アクセルは、開ければ開けるだけ後ろへ倒れようとする力がかかります。
  • ブレーキは、踏めば踏むだけ前へ倒れようとする力がかかります。
以上の3つの力を利用して、直線ウィリーの開始終了、加減速、コースター等を可能にしています。


①加速ウィリー:
重力で車体が前へ落ちようとする力が、バイクのパワーよりも勝ってしまっている角度。
レブって落ちちゃうって人や、無限に続かないって人はこの角度。
この角度でもシフトアップすればある程度ウィリーは継続しますが、同じギアで永遠と・・・となるとこの角度では不可能です。
前の重力>アクセル

②安定角:
前後の重力がほぼ釣り合っている角度。その角度を、アクセルとブレーキで維持します。
同じギアで永遠とウィリーが続けられる角度。
「この角度を維持できる人=リアブレーキを踏める人」と考えて良い。
「危ないときは踏めるはず!けど永遠とは続かない・・・」って人は、踏めない部類に入ります。ポイントは、ずっと続くかどうかです。
アクセル=ブレーキ(慣れるとピッタリと安定角に入るため、前後の重力はほぼゼロ)

③減速角:
ウィリー中に減速するためには、当然ブレーキをかけなければいけません。
フロントは浮いているため、タイヤの接地しているリアのブレーキをかけます。
しかし、ウィリー中であるが故に、ブレーキをかけると前へ落ちようとします。
そのため、アクセル開けて安定角を越え、あえて後ろへ倒れようとする力を発生させ、その力と同じだけの力のブレーキをかけてやることで、前後を釣り合わせます。
結果的に、安定角でのウィリー時よりも強いブレーキをかけていることとなり、ウィリー状態を維持したまま減速することが出来ます。
アクセル+後ろの重力=強めのブレーキ

④コースター:
ウィリー中にクラッチを切り、惰性だけでウィリーする技をコースターと呼びます。
クラッチを切ることでアクセルは使えなくなるため、使える力はブレーキと重力のみです。
後ろに倒れようとする力を、ブレーキで抑えることでウィリー状態を維持します。
少しでもブレーキを踏みすぎて、前に落ちる重力を発生させてしまえば、アクセルを使えないためコースターが終わってしまいます。
当然、アクセルを使用せずにブレーキを踏んでいる(ほんの少し)状態のため、ゆっくり減速していきます。
アクセルを使用しないため、ブレーキはほんの少し踏むだけでOKです。少しでも踏みすぎると、前へ急激に落ちてコケることになりますw
通常、コースター開始時は、減速角付近でクラッチを切ることで後ろの重力のみの状態にしてから行います。
ちなみに、後ろの重力が発生する角度ならコースターは可能なので、③の減速角でもクラッチを切ればコースターは出来ます。
コースターからテール擦りを行う際に、減速角よりももっと角度をつけることから、図では③と④を分けてあります。
後ろの重力=極最小のブレーキ



以上の解説で、直線ウィリーに関しての感覚はつかめたと思います。

※個人的な解釈も含んでいるので、あんまりアテにしないでくださいw
 もちろんですが、角度とブレーキの感覚を掴むだけでも膨大な練習が必要です。
 ここを10回読むよりも、1回練習する方が上達する!くらいに考えてください。

安定角がわかって無限にウィリーが続くようになったら、直線ウィリーでのワンフットやシフトアップにチャレンジしてみましょう。
そのころには、減速角もマスターして好きな速度とギアでウィリーが出来るはずです。
大体その程度まで出来るようになってから、サークル練習に取り組む人が多いです。
ちなみに、サークルはワンフット左回りで覚える人が多いようです。

更に上達すれば、前後の釣り合う角度でクラッチを切ってブレーキをかけ、ウィリー中の停止!そこから開始!
それらを組み合わせて、ウィリー中やサークル中ににピタッと車体を止めて、その間にジャンプしたり、手を離したり・・・
サークルには左右の力(重力と遠心力)が関わってきますが、それらはそのうちTrictionaryにでも書きます。その他の技についても。

250cc以下の車両で1年~2年練習して、大体の技が出来るようになっていれば、スムーズにSSなどの大排気量の車両に乗り換えることが出来ると思います。
しっかり作ってあるSSに乗り換えるのであれば、モタードで出来るようになった技なら直ぐに出来るようになると思います。
逆に、モタードでやってなかったことを急にSSでやろうとしても、パワー差や大きさの違いに戸惑ってなかなかできません。
小さい車両でいかに上達しておくかが、乗り換え後の上達に大きく影響します。


また、ウィリーのやり方に関する動画は、ネットに多く存在します。それらを見つつ、練習するのも良いと思います。
以下の動画は、50~125cc程度の車両での練習方法です。このくらいのサイズなら、動画の内容の様な練習も可能です。
フルサイズのモタード車が怖いという方や、地面に足をついたウィリーから始めたいという方には、原付がオススメです。


最後に。回りの人を見てると、何故かフルサイズのモタードから始める人が大半です。
多分、「原付モタ⇒フルサイズモタ⇒大型」と、計3台を購入して、カスタムするお金が惜しいって人が多いからだと思います。
しかし、100モタやKSRでサークル回ってしまった方が、どう考えても上達が早く、怪我も少ないです。
お金に余裕がある方は、是非原付モタードから練習することをオススメします。



ストッピーをやってみたい

  1. 走行中にクラッチを切ってフロントブレーキを強く握ると、後輪が浮きます。荷重を前にかけるのがポイントです。
  2. 畳まないように注意しつつ、距離を伸ばす練習をします
  3. 慣れてきたら、ターン等のトリックにチャレンジしましょう。

ストッピーはウィリーと違い、畳みそうになっても回避方法はありません。
詳しくは、よくある質問の「ストッピーで畳みそうになったときはどうすればいいですか?」を参照してください。



バーンナウトをやってみたい

  1. 前荷重の状態で、フロントブレーキを握りながらでクラッチミートして後輪を空転させる。
  2. 慣れてきたら、ローリンエンド等のトリックにチャレンジしましょう。

ドリフトは、リアブレーキでタイヤをロックさせて車体を横に流した状態でクラッチミートして開始します。



アクロバットをやってみたい

  1. やってみてください



解らないことがあれば、具体的な質問にまとめて、mixiコミュ等で質問すると良いでしょう。
しかし、実際にやっている人に会いに行って、一緒に練習するのが一番の近道です。
近所にやっているひとがいないか探して、コンタクトを取ってみるといいかもしれません。

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最終更新:2014年01月05日 23:21