「神主進行辞典」(2023/07/10 (月) 23:55:45) の最新版変更点
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*神主進行辞典
ZUN氏がそこそこ頻繁に使うコード進行をまとめてみたものです。
http://twitter.com/otachiden/status/10000988660310016
http://twitter.com/otachiden/status/10001066896662528 より。
※度数表記はディグリーネーム
※キーはAmを基準としています。()内は平行調(in C)での表記。
注) 平行調とは、ある調に対して「同じ音階・異なる主音」で構成される調のことです。
たとえば、Cキーは白鍵だけで構成されますが、Amキーも同様に白鍵だけで構成されるため、
これらは互いに平行調の関係にあります。
----
**&aname(kihon)『基本』
>***&bold(){F-G-Am}(in Am)
-VI♭-VII♭-Im (IV-V-VIm)の形。
-使われている曲:無数。
**&aname(deisui)『泥酔』
>***&bold(){Am-G-F}(in Am)
-Im-VII♭-VI♭ (VIm-V-IV)の形。
-使われている曲:[[亡き王女の為のセプテット]]など、多曲
**&aname(jirashi)『じらし』
>***&bold(){F-G-F-G-…Am}(in Am)
-VI♭-VII♭-VI♭-VII♭-…Im (IV-V-IV-V-…VIm)の形。
-使われている曲:[[魔法少女達の百年祭]]、[[感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind]]など
**&aname(dark)『ダーク神主』
>***&bold(){F-G-G♯dim}(in Am)
-VI♭-VII♭-VIIdim (IV-V-V#dim)の形。
-使われている曲:[[ヴワル魔法図書館]]など、多曲
**&aname(angel)『エンジェル神主』
>***&bold(){F-G-A}(in Am)
-VI♭-VII♭-I (IV-V-VI)の形。
-ピカルディの三度を伴う。
-使われている曲:[[ネクロファンタジア]]、[[Plastic Space]]など
**&aname(shoryuken)『昇竜拳』
>***&bold(){F-G-D-E-F-G-Am}(in Am)
-VI♭-VII♭-IV-V-VI♭-VII♭-Im (IV-V-II-III-IV-V-VIm)の形。
-使われている曲:[[御伽の国の鬼が島 ~ Missing Power]]、[[シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome]]、[[風神少女]]など
**&aname(donden)『どんでん返し』
>***&bold(){F-G-C}(in Am)
-VI♭-VII♭-III♭ (IV-V-I)の形。
-F-G-Am-G-F-G-Cのように使われる。
-マイナースケールでのIの和音で終止すると予測させながら、そのスケールの平行調にあたるメジャースケールのIの和音で突然終止するという、まさに"どんでん返し"な進行。
-使われている曲:[[蓬莱伝説]]、[[魔法少女十字軍]]など
**&aname(4stage)『四段流し』
>***&bold(){Am-G-F-E}(in Am)
-Im-VII♭-VIb-V (VIm-V-IV-III)の形。
-曲のイントロに多くZUN曲に限らずポップスにもクラッシックにも多い下降系の進行。
-使われている曲:[[懐かしき東方の血 ~ Old World]]、[[ネイティブフェイス]]、[[風神少女]]など
**&aname(zenkin)『漸近線』
>***&bold(){Am-G-D}(in Am)
-Im-VII♭-IV (VIm-V-II)の形。
-それなりによく見かける進行。
-Am--G--D--F-Gのような流れで使われる。
-厳密にはベースが大概近い音へと下降していく傾向が多いため、バスはA-G-F#のように動く。
-使われている曲:[[フラワリングナイト]]、[[六十年目の東方裁判 ~ Fate of Sixty Years]]など
**&aname(hakurei)『博麗進行』
>***&bold(){Am-C-Bm-F-G}(in Am)
-Im-III-IIm-VI♭-VII♭ (VIm-I-VII-IV-V)の形。ただ、三番目のIImはドリアの6と捉えられるのでマイナーキーとするのが適切
-博麗 ~ Eastern Windから来た名前。博麗信仰ともいわれる
-漸近線とよく似ている。漸近線かなと思って違和感があったらたぶんこっち。漸近線との違いは二番目のコードに五度の音(in AmならE)が含まれているかどうか
-このコード進行はほとんどの曲で二和音で使われているため、三和音に直すと曲によって構成音に違いが出てくる。といっても変化があるのは二番目と三番目のコードだけである(四、五、一は基本進行であり変化しない)
-二番目と三番目の組み合わせは、III-IIm型(Complete Darknessなど)、III-IV型(幽夢など)、Vm-IIm型(夢消失など)、Vm-IV型(神話幻想など)の四種類である。なんと旧作ラスボス曲四つ(夢消失は元)とも異なる組み合わせになっている(東方幻想的音楽版調べ)
-いずれの組み合わせでも三番目のコードにドリアの6が含まれる
-まとめると、五つのコードで構成されており、二番目のコードにそのスケールの五度の音が含まれ、三番目のコードにドリアの6が含まれ、四、五、一番目のコードが基本進行になっているものが博麗進行である
-使われている曲:多数(花映塚くらいまでよく使われていた)
**&aname(jujigun)『十字軍進行』
>***&bold(){Am-F-G-Em-F-B-E}(in Am)
-Im-VI♭-VII♭-Vm-VI♭-II-V (VIm-IV-V-IIIm-IV-VII-III)の形
-初出はおそらく悲しき人形だが、かっこいいので十字軍進行と呼ばれる
-六番目のIIの音はいわゆるドッペルドミナントだが、明治十七年の上海アリスなどではIV#dimに置き換わっている
-使われている曲:[[明治十七年の上海アリス]]、幻想の地下大線路網など
**&aname(oudou)『王道進行』
>***&bold(){F-G-Em-Am}(in Am)
-平行調におけるIV-V-IIIm-VImの形(本来の音階だとVI♭-VII♭-Vm-Imの形となる)
- J-POPでよく使われる進行。「王道進行」という名は東方に関係なく流通している。おそらく春の湊にが初出
-サビでつかうときは、F-G-Em-Amを何度か繰り返し、終わりはF-G-Am(『基本』進行)でしめる
-使われている曲:[[デザイアドライブ]]、[[偶像に世界を委ねて ~ Idoratrize World]]、[[龍王殺しのプリンセス]]
*神主進行辞典
ZUN氏がそこそこ頻繁に使うコード進行をまとめてみたものです。
http://twitter.com/otachiden/status/10000988660310016
http://twitter.com/otachiden/status/10001066896662528 より。
※度数表記はディグリーネーム
※キーはAmを基準としています。()内は平行調(in C)での表記。
注) 平行調とは、ある調に対して「同じ音階・異なる主音」で構成される調のことです。
たとえば、Cキーは白鍵だけで構成されますが、Amキーも同様に白鍵だけで構成されるため、
これらは互いに平行調の関係にあります。
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**&aname(kihon)『基本』
>***&bold(){F-G-Am}(in Am)
-VI♭-VII♭-Im (IV-V-VIm)の形。
-使われている曲:無数。
**&aname(deisui)『泥酔』
>***&bold(){Am-G-F}(in Am)
-Im-VII♭-VI♭ (VIm-V-IV)の形。
-使われている曲:[[亡き王女の為のセプテット]]など、多曲
**&aname(jirashi)『じらし』
>***&bold(){F-G-F-G-…Am}(in Am)
-VI♭-VII♭-VI♭-VII♭-…Im (IV-V-IV-V-…VIm)の形。
-使われている曲:[[魔法少女達の百年祭]]、[[感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind]]など
**&aname(dark)『ダーク神主』
>***&bold(){F-G-G♯dim}(in Am)
-VI♭-VII♭-VIIdim (IV-V-V#dim)の形。
-使われている曲:[[ヴワル魔法図書館]]など、多曲
**&aname(angel)『エンジェル神主』
>***&bold(){F-G-A}(in Am)
-VI♭-VII♭-I (IV-V-VI)の形。
-「基本」進行のIを借用メジャーコードにしたもの。ピカルディの三度(iii#)を伴う。
-使われている曲:[[ネクロファンタジア]]、[[Plastic Space]]など
**&aname(shoryuken)『昇竜拳』
>***&bold(){F-G-D-E-F-G-Am}(in Am)
-VI♭-VII♭-IV-V-VI♭-VII♭-Im (IV-V-II-III-IV-V-VIm)の形。
-使われている曲:[[御伽の国の鬼が島 ~ Missing Power]]、[[シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome]]、[[風神少女]]など
**&aname(donden)『どんでん返し』
>***&bold(){F-G-C}(in Am)
-VI♭-VII♭-III♭ (IV-V-I)の形。
-F-G-Am-G-F-G-Cのように使われる。
-マイナースケールでのIの和音で終止すると予測させながら、そのスケールの平行調にあたるメジャースケールのIの和音で突然終止するという、まさに"どんでん返し"な進行。
-使われている曲:[[蓬莱伝説]]、[[魔法少女十字軍]]など
**&aname(4stage)『四段流し』
>***&bold(){Am-G-F-E}(in Am)
-Im-VII♭-VIb-V (VIm-V-IV-III)の形。
-曲のイントロに多くZUN曲に限らずポップスにもクラッシックにも多い下降系の進行。
-使われている曲:[[懐かしき東方の血 ~ Old World]]、[[ネイティブフェイス]]、[[風神少女]]など
**&aname(zenkin)『漸近線』
>***&bold(){Am-G-D}(in Am)
-Im-VII♭-IV (VIm-V-II)の形。
-それなりによく見かける進行。
-Am--G--D--F-Gのような流れで使われる。
-厳密にはベースが大概近い音へと下降していく傾向が多いため、バスはA-G-F#のように動く。
-使われている曲:[[フラワリングナイト]]、[[六十年目の東方裁判 ~ Fate of Sixty Years]]など
**&aname(hakurei)『博麗進行』
>***&bold(){Am-C-Bm-F-G}(in Am)
-Im-III-IIm-VI♭-VII♭ (VIm-I-VII-IV-V)の形。ただ、三番目のIImはドリアの6と捉えられるのでマイナーキーとするのが適切
-博麗 ~ Eastern Windから来た名前。博麗信仰ともいわれる
-漸近線とよく似ている。漸近線かなと思って違和感があったらたぶんこっち。漸近線との違いは二番目のコードに五度の音(in AmならE)が含まれているかどうか
-このコード進行はほとんどの曲で二和音で使われているため、三和音に直すと曲によって構成音に違いが出てくる。といっても変化があるのは二番目と三番目のコードだけである(四、五、一は基本進行であり変化しない)
-二番目と三番目の組み合わせは、III-IIm型(Complete Darknessなど)、III-IV型(幽夢など)、Vm-IIm型(夢消失など)、Vm-IV型(神話幻想など)の四種類である。なんと旧作ラスボス曲四つ(夢消失は元)とも異なる組み合わせになっている(東方幻想的音楽版調べ)
-いずれの組み合わせでも三番目のコードにドリアの6が含まれる
-まとめると、五つのコードで構成されており、二番目のコードにそのスケールの五度の音が含まれ、三番目のコードにドリアの6が含まれ、四、五、一番目のコードが基本進行になっているものが博麗進行である
-使われている曲:多数(花映塚くらいまでよく使われていた)
**&aname(jujigun)『十字軍進行』
>***&bold(){Am-F-G-Em-F-B-E}(in Am)
-Im-VI♭-VII♭-Vm-VI♭-II-V (VIm-IV-V-IIIm-IV-VII-III)の形
-初出はおそらく悲しき人形だが、かっこいいので十字軍進行と呼ばれる
-六番目のIIの音はいわゆるドッペルドミナントだが、明治十七年の上海アリスなどではIV#dimに置き換わっている
-使われている曲:[[明治十七年の上海アリス]]、幻想の地下大線路網など
**&aname(oudou)『王道進行』
>***&bold(){F-G-Em-Am}(in Am)
-平行調におけるIV-V-IIIm-VImの形(本来の音階だとVI♭-VII♭-Vm-Imの形となる)
- J-POPでよく使われる進行。「王道進行」という名は東方に関係なく流通している。おそらく春の湊にが初出
-サビでつかうときは、F-G-Em-Amを何度か繰り返し、終わりはF-G-Am(『基本』進行)でしめる
-使われている曲:[[デザイアドライブ]]、[[偶像に世界を委ねて ~ Idoratrize World]]、[[龍王殺しのプリンセス]]
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