沙織「タイが曲がっていてよ」:612

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612 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:30:39.63 ID:gHmPx/qq0 引越して5日目。日曜日、つまりあやせの日。 結局昨日、俺は桐乃を抱く事はしなかった。 だって妹だぜ? さすがに手を出そうって思えないだろ? それでもちょっとは楽しく飯食ったり買い物行ったりできたから あれはあれで良いんじゃねえって思った。 桐乃も別れ際、そこそこ満足してる風だったし。 まぁそれは置いといて。 今日はあやせ。マイラブリーエンジェルあやせですよ、おまいら。 ずっと幼馴染だった麻奈実の時は、変な意味で緊張したけどそれはまぁ別の話で。 あの、全宇宙最高の美少女あやせたんを抱く? うわああああああああああああマジなのかよ!? 全っ然信じられん。現実感皆無だっての。 つーか本当に今日来るのかねえ。それすら怪しいもんだぜ。 まぁ、あんな事言ったけど、ぶっちゃけあんま期待してねえんだ。 ヒゲは念入りに剃ったし、爪もヤスリをかけて万が一にも痛くないように手入れした。 部屋には1時間前にファブ○ーズして十分換気、ちょっとアロマっぽいのを焚いたりしてな。 ……すんません。気合だけは入りまくりです。 この『夢のような生活』が始まってまだ5日目。 俺はまだ、このどこか現実離れしたシチュエーションに適応できずにいた。 614 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:31:28.23 ID:gHmPx/qq0 部屋の中で不審人物発見。はい、俺です。 さっきから落ち着かない。ぴくりともしない携帯を手に取ったり、うろうろしたり。 本を手に取ったり、やっぱり机に戻したり。 何やってるんだろうねえ。 なんか落ち着くよう音楽でもかけようか。 そんな風に思っていた時、インターホンのベルが鳴り響いた。 「は、はいっ!?」 「……何をそんなに慌ててるんですか?」 聞こえてきたのは、まぎれもなくあやせの声だった。 「開けてもらっても良いですか?」 「あ、ああ。もちろんもちろん。今すぐ開けるよ」 「ありがとうございます」 インターホンの通話を切って正面玄関のドアを開けるボタンを押した。 ……マジで来た。1人か? 実は怖いお兄さんが後ろに立ってるとか……。 ぐるぐる考えていると今度はうちのチャイムが鳴る。あやせだ。 鍵を外し、ドアを開くと、そこにはまぎれもなく彼女が立っている。1人で。 「お邪魔しますね、お兄さん」 やっぱ可愛い! 615 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:32:15.74 ID:gHmPx/qq0 「よ、良く来たな」 「はい。へー、ここがお兄さんの新居なんですね。なかなか綺麗じゃないですか」 あやせがキョロキョロと辺りを見回している。 今日のあやせは白を基調としたファッションでまとめられていた。 落ち着いた色のインナーに、薄い白のカーディガン。 膝丈のスカートと、シルバーのネックレス。 やべえ可愛い。やっぱあやせたんマジ天使だぜ。略してAMT? 「あ、お兄さんお腹空いてません?」 「え? あ、ああ……そりゃまぁ、それなりに」 「じゃあお昼ごはん準備しちゃいますね。お台所、お借りします」 そう言って、あやせはカバンを置いてキッチンに入っていく。 「俺も何か手伝おうか?」 「いえ。座っていてください」 別に嫌がられているとかそういう事ではないらしい。 あやせは鼻歌交じりで冷蔵庫の中を検分している。 沙織と言い、あやせと言い。女の子って意外と料理好きなのか? 最近の若い子は料理しなくなってるって聞くけどあれはマスコミの情報操作か。 あ、でもフェイトさんは料理なんて全然しようともしなかったな。 ……もう30も近いのに、あの人だけはマジ心配だぜ。いろんな意味で。 616 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:32:59.29 ID:gHmPx/qq0 キッチンからは包丁の規則正しい音。 いやー女の子が台所に立ってるのはマジ良いぜ。つくづく思うね。 やがて炊飯器が音を立て、米が炊き上がったらしい。 あやせはそれを待っていたかのように、調理を仕上げに入る。 熱された油の音、どうやら炒め物らしい。 一気に香ばしい匂いがして食欲をかきたてる。 「出来ましたよー」 「おっ、美味そう」 「お兄さんのお口にあうと良いんですけど」 ご飯に味噌汁。そして肉野菜炒め。派手じゃないけど、逆にそれがすごく良い。 あやせの家庭の味を頂けるなんてこれ以上幸せな事はない。 「あ、でもさ。あやせは大丈夫なのか?」 「? 何がです?」 「よくわかんねーけど、カロリーとか」 炒め物みたいな油を使う料理はモデルの体型維持のためにはどうなんだろう。 若い男はこういうの大好きだけどさ。 「大丈夫です。鶏肉は胸肉なのでヘルシーだし、油も脂肪になりにくいのを使ってます。  それに健康的な食生活という意味では少しくらい油を取った方が良いんですよ」 「へぇ、そういうもんなのか」 「はい。それじゃ食べましょうか」 「だな。ありがたく頂きます」 617 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:33:43.42 ID:gHmPx/qq0 女の子って、やっぱ反応が気になるのかね。 俺が一口食べるまで、じーっとこちらを見てる。 「あ、美味い。それにすげえ良い香りするな」 「良かったです。香りは、仕上げにちょっとだけごま油を加えると良いですよ」 そういや、ごま油とか買ったなあ。使ってなかったけど。 あやせは安心して食べ始めたようだ。 いや、お世辞じゃなく美味いぜ。沙織と言い、麻奈実と言い、大したもんだな。 あやせのモデルの話や学校の話、楽しい昼食を終えて一息つく。 ややあって、あやせはぽつぽつと語り始めた。 「私、怖いんです」 「あやせ?」 「お兄さんの事は、嫌いじゃないです。でも、その、エッチするのは……怖い」 あやせは、本来的に怖がりだ。 あの時もそうだった。 桐乃が落ちぶれてしまうのが怖い。 大好きな桐乃が私に秘密を隠していることが怖い。 「皆もお兄さんが好きで、だから、今この状況をどうにかしようとは思いません。  でも、やっぱり、その処女は、結婚する人のために取っておきたいんです」 「……そうか」 もっともだと思う。そしてハッキリとそう言ってくれた事が、俺には嬉しかった。 その日、結局あやせは何もせず、帰っていった。 618 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:34:36.21 ID:gHmPx/qq0 もしかしたら、もう来ないかな、と思った。 あやせは根が真面目なんだ。 今までのように、なあなあでやっていくには本音を出しすぎてしまったんじゃないか。 でも、俺はそれでも良いと思ったんだ。寂しくないとは言わないけどさ。 あやせが自分で選んで、そうするなら、それはとても良い事であるはずだ。 だから、翌週。1日中待ってあやせが来なくても、俺はなんとも思わなかった。 思わないように、した。 ところが、そのさらに翌週。あやせは現れた。 「……こんばんわ」 ちょっと俯いて上目がちにこちらを見るあやせはどこか照れくさそうにしていて、 でも、あやせが会いに来てくれた事を俺は純粋に喜んだ。 居間のソファに腰掛けたあやせにハーブティーを出してやる。 気分が落ち着く、らしいよ? 「……ありがとうございます」 こうやってあやせと静かにお茶を飲むのも良いもんだ。 俺は心なしか優雅な気持ちで、日曜の昼下がりを楽しむ事にした。 619 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:35:29.31 ID:gHmPx/qq0 お茶を8割ほど飲んだあたりで、あやせが切り出した。 「あの、ですね。その、先日は申し訳ありませんでした」 「ん? なんかあったっけ?」 どっちかって言うと、何もなかったんだけどな。 「……あれから、色々と考えたんですけれど、やっぱり、お兄さんとエッチするのは、ちょっと……」 「そっか」 気落ちなんて全然してないぜ。いや本当に。 別に日曜は念入りにシャワーしたりとかねーし。 長めに歯磨きしたり、眉毛の手入れしたりとか、全然関係ねーし。 「でも、やっぱりお兄さんと、特別な時間は過ごしたい気持ちがあるんです」 「特別?」 「はい。なので、その、しょ、処女は、ダメなんですけど」 顔を真っ赤にして、あやせは顔を上げた。 「後ろの処女なら良いです!」 ………………お茶、全部飲み干しておいて良かったよ。 620 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:36:10.56 ID:gHmPx/qq0 そこからあやせは早口で捲し立ててきた。 「ネットでちゃんと調べてきました! そういうの、アナルセックスって言うんですよね!」 「ぶふうっ!」 「ちゃ、ちゃんとグッズも買っておいたんですよ!」 いやに目がギラギラしてるのは気のせい、じゃない。よな。 やる気満々の顔でカバンから出てきたのはまず大きなボトルが1つ。 「そ、それは?」 「アナルセックス用ローションです!」   orz   OTZ   ○| ̄|_ マイラブリーエンジェルあやせたんが壊れていく……いやもう壊れてしまったのか? あんまりその顔と声でアナルアナル言わんでくれんですか! 兄さんいろいろ限界ですよ! 「普通のローションじゃダメらしいんですよ。ちゃんとコッチ使ってくださいね」 あ、もうアナルセックス(自分で言うのも憚られる)やるって決定してんのね。 「それから、やっぱり病気とか怖いのでコンドームです。  お兄さんは常備してるかなとも思ったんですが、一応薄いの買っておきました」 なんという気遣い。でもかえって痛い。主に心に。 621 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:36:54.40 ID:gHmPx/qq0 その後も、アナルをほぐすために使う細いバイブとか、 初心者の俺のためのマニュアルをサイトからプリントアウトしたものとか。 なんかもう、本当に準備万端だな、あやせ。 お前はどうしちまったんだ。 そりゃまぁ、興味がなくはないよ? 桐乃にやらされたエロゲでもそういうシーンは散々見てきたしさ。 でもこういうのって普通女の子の方が嫌悪感を示すもんじゃねーの? 見るからにノリノリなんですけどこの子。 ひとまず俺は言われた通り、念入りに石鹸で手を洗い、さらにエタノールを使って殺菌。 あやせは寝室でうつ伏せになって待っていた。 「あ、ちゃんと綺麗にしました?」 「お、おう」 「じゃあ……」 今さら恥らわれてもなぁ、とかちょっと思ったけど、やっぱり恥らうあやせは可愛かった。 くそう、このマイラブリーエンジェルめ。 だけど、この子と今からする事を考えると心臓の鼓動が早まるのも致し方ない事だ。 あやせは少し腰を持ち上げ、スカートとショーツ、そして靴下を脱いだ。 可愛いらしい、小さくキュッとしたお尻があらわになる。 宝石みたいで、その艶は真珠か何かと見紛うばかりだった。 622 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:38:32.91 ID:gHmPx/qq0 ベッドの上に膝を立てて、四つんばいみたいな格好。 あやせのお尻と、そして今まで誰も見た事がない場所が丸見えになった。 「こ、これがあやせの……お尻の穴……」 「い、いいい言わないでくださいよ、そういう事! 恥ずかしいじゃないですか……」 あやせは天使だから、排泄とかしないけどさ。 でもココってそういう目的の穴な訳だ。 そう考えると背徳感が沸々と沸きあがってくるのを抑えられない。 「え、えーと、じゃあ、始めるぞ」 「は、はい……あの、優しく、お願いしますね」 言われるまでもねえ。えーと何々。マニュアルによると、まずは肛門の周りを……。 「ひゃっ!」 つんつん。本当に軽く。弱く。触れるかどうかぐらいの強さで少しずつ刺激していく。 肛門周辺の筋肉は非常に強く堅固だ。(って書いてある。) そのままでは性器どころか指だって入るもんじゃない。(らしいよ。) まずはマッサージするように少しずつ柔らかくさせていく必要がある。(んだってさ。) 「うーん」 「ど、どうか……ひゃう……んくっ……しましたか……?」 629 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:01:33.14 ID:gHmPx/qq0 確かにココに入れる訳だし、そのために肛門周辺の愛撫をしてやる事が 絶対必須なのは、まぁ、マニュアル読んで分かるし、そうなんだろうと思うよ? でもさ、例えば通常のセックスで『ソコ』ばっか愛撫する訳じゃないじゃん。 キスもするし、胸を触ったりとかするだろ? やっぱそういうの必要だよな? っていうか、俺はもっとあやせのいろんなトコ触りたい。 けどまだ肛門のマッサージは慣れてないし神経使うから、疎かにはできない。 この体勢では胸に手は届かないし、キスなんて真逆の位置に相当する。 「あっ!?」 とりあえず目の前のお尻にキスした。 程よくハリというか弾力があって、でも、柔らかい。 胸とはまた違う新鮮な触感を、唇で、舌で、指で手のひらで感じようとする。 「お、おに……さん……こ、こんな……ううっ」 すらりと伸びた脚はほどよく肉がついてて、すべすべする。 片手で脚をまさぐり、もう片手で肛門を注意深く触り、口でお尻を楽しむ。 やべえ、これちょっと良いな。 「そんな……ところばっかり……」 なんだかもぞもぞしているので、ふと上半身に目をやると あやせは自分の胸を自分で触り始めていた。 「あやせ……自分で触ってるのか?」 「だ、だって……お兄さんが全然触ってくれないから……切なくなってしまったんです」 630 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:02:16.49 ID:gHmPx/qq0 腹に当たるかと思うほど勃起したわ、こんちくしょう。 でもアナルセックスは根気が大事なんだ。 十分に準備をせずに挿入を逸れば、女の子は大変な思いをする。 しかも気持ちよくもないし。 あやせが自分の胸を慰める姿に興奮しながらも、焦らず、マッサージを続ける。 心なしかさっきよりあやせの体温が上がってきたような気がする。 それに伴って、肛門の周りもなんとなく柔らかくなってきた。人体の神秘。 あれ? でも初めての場合、結構マッサージに時間取られるって書いてあるんだけどな。 かなり柔らかくなってきたのを感じて、俺は恐る恐る指の先を入れてみる。 「っーーー!!」 入った。 そして同時にあやせの背中がびくんと跳ねた。 「あ、あやせ、大丈夫か?」 「は、はい。お兄さん……すごい上手です」 こ、こんなんで良いのか? えーと次は、指が爪の半分くらい入るようになったら ゆっくりとほぐすように、指を上下に動かす。 631 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:03:40.84 ID:gHmPx/qq0 「あっ、あぁっ……」 あやせからなんとも艶っぽい声が吐息と共に漏れ始めた。 本当に、お尻で感じてるのか、あやせ。 しかも思った以上にほぐれるのが早い。 少しずつ、抵抗を探りながら指を深くし押し込みつつ、動かしているのだが 既に指は第一関節まで入って、あわや第二関節間近だった。 いくらなんでも早すぎねえ? まだ15分くらいだけどこれで本当に大丈夫なのか? そして、同時に嫌な疑問が浮かんだ。もしかしてあやせ、後ろは初めてじゃない? 「な、なぁ、あやせ?」 「は、はい……んくぅ……はぅ……」 「お前もしかして、アナルセックス初めてじゃないのか?」 「初めてに、決まっ、てるじゃ、ないですか……何、言って、るん、ですか」 身体をぴくぴくさせながら答えているから、言葉も途切れ途切れだ。 「で、でもなんかほぐれるの早くないか? 逆に心配なんだが」 「あ、そ、そんな、こと、ですか? きまって、ます。  きょの、ために、わたし、じぶんで、じゅんび、したんれす」 「なっ……」 今日のために? 俺の、ために? 「そう、れす。おに、さんに、だかれ、たくて……」 やっぱりお前はマイラブリーエンジェルだ! 疑ってすまなかった! 632 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:04:23.05 ID:gHmPx/qq0 指を出し入れしながら、アナルに触れていない方の手で前も少し愛撫してやる方が良いらしい。 しかし、そこは既にとろとろで、どろどろだった。 「あっ、そこ、さわ、ちゃ……らめ……っ! んっ!」 あやせの痴態に心臓がどくどく言ってる。 逸る気持ちを懸命に抑え、丁寧にマッサージを続けた。 指は1本から2本へ。そしてかなり深くまで抽送できるようになった。 マニュアルによれば、これぐらいならもう準備万端って感じらしい。 つかこんなにホントに拡張するもんなんだな……。 「あやせ、そろそろ……」 呼びかけられてこちらを向いたあやせの顔は羞恥と興奮に真っ赤だ。 「……はい、お兄さん。来て、ください」 633 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:05:34.92 ID:gHmPx/qq0 ゴムを被せて、こっちも準備OK。 いい感じにほぐれたアナルが元に戻らないうちに。 ぐっ。 「うあ……」 「あっ……あぁぁっ……」 膣とは全然違う圧力。挿入感。 まだ俺のペニスは全体の1/5も入ってない。本当に先端。カリもまだ埋まらない。 それでも、これはやばい。 女の子がイく時にすげえ締め付けになる時があるけど、 あれくらい強く、最初からぎゅうぎゅうと締め付けられているようだ。 「い、痛く、ないか? あやせ……」 「は、はい……大丈夫……大丈夫ですから……」 「痛かったら、絶対言えよ……」 異物を押し返そうとする肛門と直腸。それに逆らって少しずつ、少しずつ推し進めていく。 「ぁぁぁ……おにい、さん……はいって……きてます……」 あやせの反応、声だけでも射精そうなのに、この圧迫感はヤバイ。 正直どれだけ保つのか、耐えられるのか分からない。 635 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:07:15.86 ID:gHmPx/qq0 それでも、ゆっくりと、あやせの中に埋めていき。 「はい、った……」 「あ、ぁぁ……はい、ってるん……ですか? おにいさん、ぜんぶ……?」 「おう。根元まで、しっかり入ってるぞ」 「う、うれしい……れす……おにいさん……」 そんな事を言うあやせがあんまりにも可愛くて。 欲望の赴くままに動かしてしまいたくなったが、それは絶対ダメだ。 ていうかそんな事したら1秒ももたんよ! マニュアルにも書いてあったが、俺自身、ようやっと感じる事ができる あやせの中に少しでも長くいるため、ゆっくりと円を動かすように腰を動かし始めた。 「あっ、あぁっ、うごいてる……おにいさんの……うごいてましゅ……」 「ぐっ……あやせのなか、すげえ気持ちいいぞ……」 「うれしい、うれしいです……わらしも……おにいさんきもちいいれすう……!」 直腸の中は真っ直ぐじゃない。その分、膣のそれより不規則な圧力がかかって 油断すると意識ごと持っていかれそうだ。 それにあやせが物凄く感じてくれている。言葉にならない声で、喘いでいるあやせは たまらなく、反則的に可愛い。アナルに挿入れている背徳感と相まって腰のあたりががくがくしている。 「にゃっ……そ、そこ!」 突如あやせが妙な声をあげて一際大きくよがる。 痛がったのかと思い、腰の動きを止めた。 636 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:08:31.60 ID:gHmPx/qq0 「あやせ、ど、どうした?」 「い、いまなんか……おにいさんのが……なんか、あたって……」 「……よ、良かったのか?」 こくんと恥ずかしそうに頷く。あーもう可愛い。マジ天使。 お尻で繋がったまま、手をベッドについて、そっと上半身を前に倒した。 「あやせ、こっち向いて」 「あ……おにいさん……」 そこで初めて、俺はあやせとキスをした。 蕩けるようなキス。すぐにあやせは舌を出してきた。 もちろん俺も応じてやる。腰はゆっくり小刻みに動かしながら体液の交換。 やがてどちらからともなく離れて、結合部の刺激を再開する。 先ほどあやせが感じたのは、この辺か? 「あっ……あぅ……んぁぁ……」 違うっぽい。こっちか? 「ひんっ! ら、らめ……って……そこぉ……!」 ここだった。男なら、女の子の弱いところを攻めてあげるよな? 確か女の子の言葉は他意があるって誰か言ってたし。 「あっ、らめ、そこ、へん、へん、なっちゃう、あっ、ひゃっ!」 あくまで激しくはせず、緩慢な動きで、だけど執拗な動きで Gスポットの裏側あたり重点的に攻めた。 637 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:09:30.40 ID:gHmPx/qq0 口をぱくぱくさせて喘いでいるあやせはまるで魚みたい。 そしてそれはもう絶頂に程なく近いだろうと思い、 俺も自身にかけていたブレーキを徐々に緩めていく。 「あ、あやせっ、そろそろ、イくぞっ!」 「っ!……っ!……っ!」 もう、声すらない。しかし、俺の言ってる事は分かるらしく懸命に顔を振って答えている。 そして、俺の肉棒は、あっという間に射精へと至った。 びくんびくんと悶えるように、ゴムの中に精液を吐き出す。 それに合わせるようにあやせの身体は弓のように反り返って果てた。 ベッドに2人とも脱力して倒れこんだ。 俺の腰はまだどくどくと射精を続けている。我ながら驚くほどの量だ。 喋るのも辛いぐらいの圧倒的な疲労感。 かろうじてペニスだけ抜いて、俺たちは折り重なったまま、 急速に深い睡眠へと落ちていった。 638 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:10:36.86 ID:gHmPx/qq0 目が覚めた時にはすっかり夜になっていた。どうやら3時間くらい寝ていたらしい。 まだ身体の芯が、特に腰が気だるい。 あやせはまだ穏やかな、そして幸せそうな顔で寝ている。 4月とは言え夜はまだ冷える。風邪を引かないよう布団をかけてやり 俺は熱いシャワーを浴びるべく風呂場へ向かう。アナル触ったりもしたからな。 サッパリして部屋に戻ると、あやせが起きていた。 「ありゃ、起こしちまったか?」 「はい。お兄さんがいなくなっちゃったのが寂しかったみたいですね」 あれ? なんかいつもよりデレてるよ? 「あやせも疲れたろ? シャワーしてこいよ。サッパリするぜ」 「そうですね」 「んで、その後、夕飯は外で食おうか。なんか腹減ったわ」 んー。と、あやせは口に手をあてて考える仕草をして。 「実はご飯の前に、1つお願いがあるんです」 「なんだ? なんでも言ってみろよ。今ならお前の頼み、なんでも応えてやるぜ」 「じゃあ遠慮なく」 そう言ってあやせはベッド脇に置いといたカバンから1本のバイブを取り出した。 「あのーあやせさん?」 「お兄さんにはアナルバージンを差し上げたので、やはりお兄さんからも同じものをもらいたいなと」 アッー! 終わり
沙織「タイが曲がっていてよ」:452のあやせ√ 612 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:30:39.63 ID:gHmPx/qq0 引越して5日目。日曜日、つまりあやせの日。 結局昨日、俺は桐乃を抱く事はしなかった。 だって妹だぜ? さすがに手を出そうって思えないだろ? それでもちょっとは楽しく飯食ったり買い物行ったりできたから あれはあれで良いんじゃねえって思った。 桐乃も別れ際、そこそこ満足してる風だったし。 まぁそれは置いといて。 今日はあやせ。マイラブリーエンジェルあやせですよ、おまいら。 ずっと幼馴染だった麻奈実の時は、変な意味で緊張したけどそれはまぁ別の話で。 あの、全宇宙最高の美少女あやせたんを抱く? うわああああああああああああマジなのかよ!? 全っ然信じられん。現実感皆無だっての。 つーか本当に今日来るのかねえ。それすら怪しいもんだぜ。 まぁ、あんな事言ったけど、ぶっちゃけあんま期待してねえんだ。 ヒゲは念入りに剃ったし、爪もヤスリをかけて万が一にも痛くないように手入れした。 部屋には1時間前にファブ○ーズして十分換気、ちょっとアロマっぽいのを焚いたりしてな。 ……すんません。気合だけは入りまくりです。 この『夢のような生活』が始まってまだ5日目。 俺はまだ、このどこか現実離れしたシチュエーションに適応できずにいた。 614 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:31:28.23 ID:gHmPx/qq0 部屋の中で不審人物発見。はい、俺です。 さっきから落ち着かない。ぴくりともしない携帯を手に取ったり、うろうろしたり。 本を手に取ったり、やっぱり机に戻したり。 何やってるんだろうねえ。 なんか落ち着くよう音楽でもかけようか。 そんな風に思っていた時、インターホンのベルが鳴り響いた。 「は、はいっ!?」 「……何をそんなに慌ててるんですか?」 聞こえてきたのは、まぎれもなくあやせの声だった。 「開けてもらっても良いですか?」 「あ、ああ。もちろんもちろん。今すぐ開けるよ」 「ありがとうございます」 インターホンの通話を切って正面玄関のドアを開けるボタンを押した。 ……マジで来た。1人か? 実は怖いお兄さんが後ろに立ってるとか……。 ぐるぐる考えていると今度はうちのチャイムが鳴る。あやせだ。 鍵を外し、ドアを開くと、そこにはまぎれもなく彼女が立っている。1人で。 「お邪魔しますね、お兄さん」 やっぱ可愛い! 615 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:32:15.74 ID:gHmPx/qq0 「よ、良く来たな」 「はい。へー、ここがお兄さんの新居なんですね。なかなか綺麗じゃないですか」 あやせがキョロキョロと辺りを見回している。 今日のあやせは白を基調としたファッションでまとめられていた。 落ち着いた色のインナーに、薄い白のカーディガン。 膝丈のスカートと、シルバーのネックレス。 やべえ可愛い。やっぱあやせたんマジ天使だぜ。略してAMT? 「あ、お兄さんお腹空いてません?」 「え? あ、ああ……そりゃまぁ、それなりに」 「じゃあお昼ごはん準備しちゃいますね。お台所、お借りします」 そう言って、あやせはカバンを置いてキッチンに入っていく。 「俺も何か手伝おうか?」 「いえ。座っていてください」 別に嫌がられているとかそういう事ではないらしい。 あやせは鼻歌交じりで冷蔵庫の中を検分している。 沙織と言い、あやせと言い。女の子って意外と料理好きなのか? 最近の若い子は料理しなくなってるって聞くけどあれはマスコミの情報操作か。 あ、でもフェイトさんは料理なんて全然しようともしなかったな。 ……もう30も近いのに、あの人だけはマジ心配だぜ。いろんな意味で。 616 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:32:59.29 ID:gHmPx/qq0 キッチンからは包丁の規則正しい音。 いやー女の子が台所に立ってるのはマジ良いぜ。つくづく思うね。 やがて炊飯器が音を立て、米が炊き上がったらしい。 あやせはそれを待っていたかのように、調理を仕上げに入る。 熱された油の音、どうやら炒め物らしい。 一気に香ばしい匂いがして食欲をかきたてる。 「出来ましたよー」 「おっ、美味そう」 「お兄さんのお口にあうと良いんですけど」 ご飯に味噌汁。そして肉野菜炒め。派手じゃないけど、逆にそれがすごく良い。 あやせの家庭の味を頂けるなんてこれ以上幸せな事はない。 「あ、でもさ。あやせは大丈夫なのか?」 「? 何がです?」 「よくわかんねーけど、カロリーとか」 炒め物みたいな油を使う料理はモデルの体型維持のためにはどうなんだろう。 若い男はこういうの大好きだけどさ。 「大丈夫です。鶏肉は胸肉なのでヘルシーだし、油も脂肪になりにくいのを使ってます。  それに健康的な食生活という意味では少しくらい油を取った方が良いんですよ」 「へぇ、そういうもんなのか」 「はい。それじゃ食べましょうか」 「だな。ありがたく頂きます」 617 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:33:43.42 ID:gHmPx/qq0 女の子って、やっぱ反応が気になるのかね。 俺が一口食べるまで、じーっとこちらを見てる。 「あ、美味い。それにすげえ良い香りするな」 「良かったです。香りは、仕上げにちょっとだけごま油を加えると良いですよ」 そういや、ごま油とか買ったなあ。使ってなかったけど。 あやせは安心して食べ始めたようだ。 いや、お世辞じゃなく美味いぜ。沙織と言い、麻奈実と言い、大したもんだな。 あやせのモデルの話や学校の話、楽しい昼食を終えて一息つく。 ややあって、あやせはぽつぽつと語り始めた。 「私、怖いんです」 「あやせ?」 「お兄さんの事は、嫌いじゃないです。でも、その、エッチするのは……怖い」 あやせは、本来的に怖がりだ。 あの時もそうだった。 桐乃が落ちぶれてしまうのが怖い。 大好きな桐乃が私に秘密を隠していることが怖い。 「皆もお兄さんが好きで、だから、今この状況をどうにかしようとは思いません。  でも、やっぱり、その処女は、結婚する人のために取っておきたいんです」 「……そうか」 もっともだと思う。そしてハッキリとそう言ってくれた事が、俺には嬉しかった。 その日、結局あやせは何もせず、帰っていった。 618 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:34:36.21 ID:gHmPx/qq0 もしかしたら、もう来ないかな、と思った。 あやせは根が真面目なんだ。 今までのように、なあなあでやっていくには本音を出しすぎてしまったんじゃないか。 でも、俺はそれでも良いと思ったんだ。寂しくないとは言わないけどさ。 あやせが自分で選んで、そうするなら、それはとても良い事であるはずだ。 だから、翌週。1日中待ってあやせが来なくても、俺はなんとも思わなかった。 思わないように、した。 ところが、そのさらに翌週。あやせは現れた。 「……こんばんわ」 ちょっと俯いて上目がちにこちらを見るあやせはどこか照れくさそうにしていて、 でも、あやせが会いに来てくれた事を俺は純粋に喜んだ。 居間のソファに腰掛けたあやせにハーブティーを出してやる。 気分が落ち着く、らしいよ? 「……ありがとうございます」 こうやってあやせと静かにお茶を飲むのも良いもんだ。 俺は心なしか優雅な気持ちで、日曜の昼下がりを楽しむ事にした。 619 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:35:29.31 ID:gHmPx/qq0 お茶を8割ほど飲んだあたりで、あやせが切り出した。 「あの、ですね。その、先日は申し訳ありませんでした」 「ん? なんかあったっけ?」 どっちかって言うと、何もなかったんだけどな。 「……あれから、色々と考えたんですけれど、やっぱり、お兄さんとエッチするのは、ちょっと……」 「そっか」 気落ちなんて全然してないぜ。いや本当に。 別に日曜は念入りにシャワーしたりとかねーし。 長めに歯磨きしたり、眉毛の手入れしたりとか、全然関係ねーし。 「でも、やっぱりお兄さんと、特別な時間は過ごしたい気持ちがあるんです」 「特別?」 「はい。なので、その、しょ、処女は、ダメなんですけど」 顔を真っ赤にして、あやせは顔を上げた。 「後ろの処女なら良いです!」 ………………お茶、全部飲み干しておいて良かったよ。 620 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:36:10.56 ID:gHmPx/qq0 そこからあやせは早口で捲し立ててきた。 「ネットでちゃんと調べてきました! そういうの、アナルセックスって言うんですよね!」 「ぶふうっ!」 「ちゃ、ちゃんとグッズも買っておいたんですよ!」 いやに目がギラギラしてるのは気のせい、じゃない。よな。 やる気満々の顔でカバンから出てきたのはまず大きなボトルが1つ。 「そ、それは?」 「アナルセックス用ローションです!」   orz   OTZ   ○| ̄|_ マイラブリーエンジェルあやせたんが壊れていく……いやもう壊れてしまったのか? あんまりその顔と声でアナルアナル言わんでくれんですか! 兄さんいろいろ限界ですよ! 「普通のローションじゃダメらしいんですよ。ちゃんとコッチ使ってくださいね」 あ、もうアナルセックス(自分で言うのも憚られる)やるって決定してんのね。 「それから、やっぱり病気とか怖いのでコンドームです。  お兄さんは常備してるかなとも思ったんですが、一応薄いの買っておきました」 なんという気遣い。でもかえって痛い。主に心に。 621 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:36:54.40 ID:gHmPx/qq0 その後も、アナルをほぐすために使う細いバイブとか、 初心者の俺のためのマニュアルをサイトからプリントアウトしたものとか。 なんかもう、本当に準備万端だな、あやせ。 お前はどうしちまったんだ。 そりゃまぁ、興味がなくはないよ? 桐乃にやらされたエロゲでもそういうシーンは散々見てきたしさ。 でもこういうのって普通女の子の方が嫌悪感を示すもんじゃねーの? 見るからにノリノリなんですけどこの子。 ひとまず俺は言われた通り、念入りに石鹸で手を洗い、さらにエタノールを使って殺菌。 あやせは寝室でうつ伏せになって待っていた。 「あ、ちゃんと綺麗にしました?」 「お、おう」 「じゃあ……」 今さら恥らわれてもなぁ、とかちょっと思ったけど、やっぱり恥らうあやせは可愛かった。 くそう、このマイラブリーエンジェルめ。 だけど、この子と今からする事を考えると心臓の鼓動が早まるのも致し方ない事だ。 あやせは少し腰を持ち上げ、スカートとショーツ、そして靴下を脱いだ。 可愛いらしい、小さくキュッとしたお尻があらわになる。 宝石みたいで、その艶は真珠か何かと見紛うばかりだった。 622 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 14:38:32.91 ID:gHmPx/qq0 ベッドの上に膝を立てて、四つんばいみたいな格好。 あやせのお尻と、そして今まで誰も見た事がない場所が丸見えになった。 「こ、これがあやせの……お尻の穴……」 「い、いいい言わないでくださいよ、そういう事! 恥ずかしいじゃないですか……」 あやせは天使だから、排泄とかしないけどさ。 でもココってそういう目的の穴な訳だ。 そう考えると背徳感が沸々と沸きあがってくるのを抑えられない。 「え、えーと、じゃあ、始めるぞ」 「は、はい……あの、優しく、お願いしますね」 言われるまでもねえ。えーと何々。マニュアルによると、まずは肛門の周りを……。 「ひゃっ!」 つんつん。本当に軽く。弱く。触れるかどうかぐらいの強さで少しずつ刺激していく。 肛門周辺の筋肉は非常に強く堅固だ。(って書いてある。) そのままでは性器どころか指だって入るもんじゃない。(らしいよ。) まずはマッサージするように少しずつ柔らかくさせていく必要がある。(んだってさ。) 「うーん」 「ど、どうか……ひゃう……んくっ……しましたか……?」 629 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:01:33.14 ID:gHmPx/qq0 確かにココに入れる訳だし、そのために肛門周辺の愛撫をしてやる事が 絶対必須なのは、まぁ、マニュアル読んで分かるし、そうなんだろうと思うよ? でもさ、例えば通常のセックスで『ソコ』ばっか愛撫する訳じゃないじゃん。 キスもするし、胸を触ったりとかするだろ? やっぱそういうの必要だよな? っていうか、俺はもっとあやせのいろんなトコ触りたい。 けどまだ肛門のマッサージは慣れてないし神経使うから、疎かにはできない。 この体勢では胸に手は届かないし、キスなんて真逆の位置に相当する。 「あっ!?」 とりあえず目の前のお尻にキスした。 程よくハリというか弾力があって、でも、柔らかい。 胸とはまた違う新鮮な触感を、唇で、舌で、指で手のひらで感じようとする。 「お、おに……さん……こ、こんな……ううっ」 すらりと伸びた脚はほどよく肉がついてて、すべすべする。 片手で脚をまさぐり、もう片手で肛門を注意深く触り、口でお尻を楽しむ。 やべえ、これちょっと良いな。 「そんな……ところばっかり……」 なんだかもぞもぞしているので、ふと上半身に目をやると あやせは自分の胸を自分で触り始めていた。 「あやせ……自分で触ってるのか?」 「だ、だって……お兄さんが全然触ってくれないから……切なくなってしまったんです」 630 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:02:16.49 ID:gHmPx/qq0 腹に当たるかと思うほど勃起したわ、こんちくしょう。 でもアナルセックスは根気が大事なんだ。 十分に準備をせずに挿入を逸れば、女の子は大変な思いをする。 しかも気持ちよくもないし。 あやせが自分の胸を慰める姿に興奮しながらも、焦らず、マッサージを続ける。 心なしかさっきよりあやせの体温が上がってきたような気がする。 それに伴って、肛門の周りもなんとなく柔らかくなってきた。人体の神秘。 あれ? でも初めての場合、結構マッサージに時間取られるって書いてあるんだけどな。 かなり柔らかくなってきたのを感じて、俺は恐る恐る指の先を入れてみる。 「っーーー!!」 入った。 そして同時にあやせの背中がびくんと跳ねた。 「あ、あやせ、大丈夫か?」 「は、はい。お兄さん……すごい上手です」 こ、こんなんで良いのか? えーと次は、指が爪の半分くらい入るようになったら ゆっくりとほぐすように、指を上下に動かす。 631 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:03:40.84 ID:gHmPx/qq0 「あっ、あぁっ……」 あやせからなんとも艶っぽい声が吐息と共に漏れ始めた。 本当に、お尻で感じてるのか、あやせ。 しかも思った以上にほぐれるのが早い。 少しずつ、抵抗を探りながら指を深くし押し込みつつ、動かしているのだが 既に指は第一関節まで入って、あわや第二関節間近だった。 いくらなんでも早すぎねえ? まだ15分くらいだけどこれで本当に大丈夫なのか? そして、同時に嫌な疑問が浮かんだ。もしかしてあやせ、後ろは初めてじゃない? 「な、なぁ、あやせ?」 「は、はい……んくぅ……はぅ……」 「お前もしかして、アナルセックス初めてじゃないのか?」 「初めてに、決まっ、てるじゃ、ないですか……何、言って、るん、ですか」 身体をぴくぴくさせながら答えているから、言葉も途切れ途切れだ。 「で、でもなんかほぐれるの早くないか? 逆に心配なんだが」 「あ、そ、そんな、こと、ですか? きまって、ます。  きょの、ために、わたし、じぶんで、じゅんび、したんれす」 「なっ……」 今日のために? 俺の、ために? 「そう、れす。おに、さんに、だかれ、たくて……」 やっぱりお前はマイラブリーエンジェルだ! 疑ってすまなかった! 632 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:04:23.05 ID:gHmPx/qq0 指を出し入れしながら、アナルに触れていない方の手で前も少し愛撫してやる方が良いらしい。 しかし、そこは既にとろとろで、どろどろだった。 「あっ、そこ、さわ、ちゃ……らめ……っ! んっ!」 あやせの痴態に心臓がどくどく言ってる。 逸る気持ちを懸命に抑え、丁寧にマッサージを続けた。 指は1本から2本へ。そしてかなり深くまで抽送できるようになった。 マニュアルによれば、これぐらいならもう準備万端って感じらしい。 つかこんなにホントに拡張するもんなんだな……。 「あやせ、そろそろ……」 呼びかけられてこちらを向いたあやせの顔は羞恥と興奮に真っ赤だ。 「……はい、お兄さん。来て、ください」 633 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:05:34.92 ID:gHmPx/qq0 ゴムを被せて、こっちも準備OK。 いい感じにほぐれたアナルが元に戻らないうちに。 ぐっ。 「うあ……」 「あっ……あぁぁっ……」 膣とは全然違う圧力。挿入感。 まだ俺のペニスは全体の1/5も入ってない。本当に先端。カリもまだ埋まらない。 それでも、これはやばい。 女の子がイく時にすげえ締め付けになる時があるけど、 あれくらい強く、最初からぎゅうぎゅうと締め付けられているようだ。 「い、痛く、ないか? あやせ……」 「は、はい……大丈夫……大丈夫ですから……」 「痛かったら、絶対言えよ……」 異物を押し返そうとする肛門と直腸。それに逆らって少しずつ、少しずつ推し進めていく。 「ぁぁぁ……おにい、さん……はいって……きてます……」 あやせの反応、声だけでも射精そうなのに、この圧迫感はヤバイ。 正直どれだけ保つのか、耐えられるのか分からない。 635 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:07:15.86 ID:gHmPx/qq0 それでも、ゆっくりと、あやせの中に埋めていき。 「はい、った……」 「あ、ぁぁ……はい、ってるん……ですか? おにいさん、ぜんぶ……?」 「おう。根元まで、しっかり入ってるぞ」 「う、うれしい……れす……おにいさん……」 そんな事を言うあやせがあんまりにも可愛くて。 欲望の赴くままに動かしてしまいたくなったが、それは絶対ダメだ。 ていうかそんな事したら1秒ももたんよ! マニュアルにも書いてあったが、俺自身、ようやっと感じる事ができる あやせの中に少しでも長くいるため、ゆっくりと円を動かすように腰を動かし始めた。 「あっ、あぁっ、うごいてる……おにいさんの……うごいてましゅ……」 「ぐっ……あやせのなか、すげえ気持ちいいぞ……」 「うれしい、うれしいです……わらしも……おにいさんきもちいいれすう……!」 直腸の中は真っ直ぐじゃない。その分、膣のそれより不規則な圧力がかかって 油断すると意識ごと持っていかれそうだ。 それにあやせが物凄く感じてくれている。言葉にならない声で、喘いでいるあやせは たまらなく、反則的に可愛い。アナルに挿入れている背徳感と相まって腰のあたりががくがくしている。 「にゃっ……そ、そこ!」 突如あやせが妙な声をあげて一際大きくよがる。 痛がったのかと思い、腰の動きを止めた。 636 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:08:31.60 ID:gHmPx/qq0 「あやせ、ど、どうした?」 「い、いまなんか……おにいさんのが……なんか、あたって……」 「……よ、良かったのか?」 こくんと恥ずかしそうに頷く。あーもう可愛い。マジ天使。 お尻で繋がったまま、手をベッドについて、そっと上半身を前に倒した。 「あやせ、こっち向いて」 「あ……おにいさん……」 そこで初めて、俺はあやせとキスをした。 蕩けるようなキス。すぐにあやせは舌を出してきた。 もちろん俺も応じてやる。腰はゆっくり小刻みに動かしながら体液の交換。 やがてどちらからともなく離れて、結合部の刺激を再開する。 先ほどあやせが感じたのは、この辺か? 「あっ……あぅ……んぁぁ……」 違うっぽい。こっちか? 「ひんっ! ら、らめ……って……そこぉ……!」 ここだった。男なら、女の子の弱いところを攻めてあげるよな? 確か女の子の言葉は他意があるって誰か言ってたし。 「あっ、らめ、そこ、へん、へん、なっちゃう、あっ、ひゃっ!」 あくまで激しくはせず、緩慢な動きで、だけど執拗な動きで Gスポットの裏側あたり重点的に攻めた。 637 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:09:30.40 ID:gHmPx/qq0 口をぱくぱくさせて喘いでいるあやせはまるで魚みたい。 そしてそれはもう絶頂に程なく近いだろうと思い、 俺も自身にかけていたブレーキを徐々に緩めていく。 「あ、あやせっ、そろそろ、イくぞっ!」 「っ!……っ!……っ!」 もう、声すらない。しかし、俺の言ってる事は分かるらしく懸命に顔を振って答えている。 そして、俺の肉棒は、あっという間に射精へと至った。 びくんびくんと悶えるように、ゴムの中に精液を吐き出す。 それに合わせるようにあやせの身体は弓のように反り返って果てた。 ベッドに2人とも脱力して倒れこんだ。 俺の腰はまだどくどくと射精を続けている。我ながら驚くほどの量だ。 喋るのも辛いぐらいの圧倒的な疲労感。 かろうじてペニスだけ抜いて、俺たちは折り重なったまま、 急速に深い睡眠へと落ちていった。 638 : 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 15:10:36.86 ID:gHmPx/qq0 目が覚めた時にはすっかり夜になっていた。どうやら3時間くらい寝ていたらしい。 まだ身体の芯が、特に腰が気だるい。 あやせはまだ穏やかな、そして幸せそうな顔で寝ている。 4月とは言え夜はまだ冷える。風邪を引かないよう布団をかけてやり 俺は熱いシャワーを浴びるべく風呂場へ向かう。アナル触ったりもしたからな。 サッパリして部屋に戻ると、あやせが起きていた。 「ありゃ、起こしちまったか?」 「はい。お兄さんがいなくなっちゃったのが寂しかったみたいですね」 あれ? なんかいつもよりデレてるよ? 「あやせも疲れたろ? シャワーしてこいよ。サッパリするぜ」 「そうですね」 「んで、その後、夕飯は外で食おうか。なんか腹減ったわ」 んー。と、あやせは口に手をあてて考える仕草をして。 「実はご飯の前に、1つお願いがあるんです」 「なんだ? なんでも言ってみろよ。今ならお前の頼み、なんでも応えてやるぜ」 「じゃあ遠慮なく」 そう言ってあやせはベッド脇に置いといたカバンから1本のバイブを取り出した。 「あのーあやせさん?」 「お兄さんにはアナルバージンを差し上げたので、やはりお兄さんからも同じものをもらいたいなと」 アッー! 終わり

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