無題:5スレ目22

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22 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:33:58.89 ID:JDK8gcIo [2/11] 「衣装合わせだぁ?」 あのちんちくりんのアホの娘、加奈子からの電話を受けて、俺は思わず素っ頓狂な声を挙げた。 『ナニ?なんか文句あるわけぇ?』 「あるに決まってんだろ!なんで俺がそんなのに付き合わなきゃいけねーんだよ?!つーか俺受験生なんだ。  もう12月だしよ。遊んでる場合じゃないっつーの!」 『ナニ言っちゃってんのぉ?おめー加奈子のマネージャーじゃん。遊びじゃなくて仕事なんですけどぉー』 「ぐっ……で、でもよ、普通そういうのって服飾関係のスタッフとかとやるもんじゃねーのか?」 『それはもうやったっつーのぉ、おめーが来れねーってダダこねるからぁ。でもぉ、その、いつも加奈子の  メンドー見てんのおめーじゃね?ちゃんとチェックとかしとかないとダメじゃねーのぉ?』 「……そんなこと言うけどお前、何が違うっつーんだよ?いつもと同じだろ?」 判りにくいから一応説明しておくが、今話している衣装ってのは「星くず☆ういっちメルル」のダークウィッチ 版のことだ。色違いなだけで形はほとんど元と変わらない。アニメ版はな。 すごい事に、何度かあの姿でイベントをこなしているうちに、加奈子(とブリジットもだ、一応)はメルルの 準公式キャラ的な扱いにまでなってしまっているんだな。まぁ似てるのは認めるがな、中身はともかく。 実際事務所の扱いも読モのあやせや桐乃より相当良くなってるらしく、そろそろまともなマネージャーなりが ついていいはずなんだが……先日あやせにそれを問いただしたところ、 『え、ええ……』 てな感じで困惑顔を浮かべながらお茶を濁されてしまった。なんだっつーんだよいったい。そんなに人手不足なのか?あの事務所は。 そんなわけで、俺はあれからも何度かマネージャーのバイトをしていて、加奈子ともそれなりに仲は良くなっているわけなんだが…… 『バカじゃんおめー?だからよけーちゃんとチェックしねーといけねーんだっつーのぉ』 「いや、その理屈はおかしいぞお前」 『と、とにかくさぁ?今からそっちいくからぁ』 「しかも俺ん家かよ!」 『おめーがべんきょーべんきょーうっせーからぁ、加奈子がワザワザ出向いてやろーっつってんじゃん』 「ちっ……つーかいいのか?桐乃いるけど」 『へっ、そこはもうリサーチ済みぃ。今日桐乃はあやせと遊び行ってんじゃん』 ぐっ……バレてたか……。 あのコスプレ以来、特に学校でこいつは桐乃にセクハラまがいに絡まれていたらしい。一時本気で泣き入って たもんなぁ。『おめー妹どーにかしてくれよぉ……』なんてな。だから桐乃って聞けば思いとどまると思ったんだがちょっと甘かったか。 『んじゃぁ、今から出るからぁ。期待しとけってぇ』 癇に障る笑いを残して、加奈子は電話を切った。 23 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:34:36.52 ID:JDK8gcIo [3/11] 「ど、どうよ……」 「どうって……」 俺の部屋で新しい衣装を披露する加奈子。黒と青を基調にしたメルルのコスプレだ。 いや、言っとくけど俺が連れ込んだんじゃないからね?リビングでさせようと思って脱衣所に行くように言ったら 桐乃が帰ってきたらまずいとかなんとか言って加奈子が勝手に上がりこんだんだよ? まあ、それはともかくとしてだ。ダークウィッチ化した加奈子メルルを前にして俺は率直な感想を口にした。   「やっぱり色以外特に変わんねーな」 「ケッ、おめーちょっとくらいなんか言うことねーのぉ?そ、その、大人っぽい?とかぁ」 「いや、中身一緒だし」 確かに、今までのピンクと白のノーマル?メルルに比べると若干だが大人っぽく見えなくもない。でもな、中身が このクソガキってことは何にも変わらねーよ。そんなドヤ顔で言われてもな。 だが一点、どうにも気になるところがあった。メルルの胸のところ、ブラジャー代わりの大きなリボンなんだが、 結びが大きさも左右のバランスも滅茶苦茶の超適当蝶々結びだったからだ。 「つーかよ、それ以前にその胸のリボンの結び、なんとかなんねーの?」 「あ、こ、これぇ?だってしょうがねーじゃんよ。この部屋鏡とかねぇし」 「お前それでも女かよ。それくらい持ってるもんじゃないのか?」 「わ、忘れたんだって。グチグチうっせーよ。それにぃ、いつもはブリジットに結ばせてるからぁ」 ああなるほど。それにしてもブリジット、いいように使われてるな、不憫なやつ。  「ほ、ほらぁ。やっぱチェックしてよかったじゃんよぉ」 「いや、それはチェック以前の問題だろ流石に」 そういうと加奈子は拗ねたように口を尖がらせて横を向いた。まあこいつも不器用そうだし、これでも精一杯なのかもしれんけどな。 でもこいつの仕事はほとんどメルルの衣装でやるんだしなぁ。 「人に頼ってばっかじゃなくてよ。自分でも出来なきゃ拙いんじゃねぇ?」 「チッ、判ってるっつの。練習はしてるってぇ……まだ上手くいかないケド……」 加奈子はぶつぶつと言い訳を小声で並べた。ただ元々プロ意識の高いこいつである。 それが自分でも納得いかない事だったんだろう。やがてしょぼんとしてしまった。 あ、ちとまずかったかな?と俺がフォローを入れようとしたとき、ほんの少しだが赤く染まった顔を上げて、こいつは言った。 「そんな気になるんならさぁ、お、おめーが結べばいいじゃん……」 24 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:35:08.99 ID:JDK8gcIo [4/11] 「はあ?!」 俺かよ! つーか今までの話はどこ行ったんすか加奈子さん?! 「練習はしとくからぁ。でも、今ちゃんと合わせとかないとさぁ……」 「んー……」 正直俺としてはこの衣装合わせとやら自体に意義を感じられないんだが。ちゃんと本職の人には見てもらってるらしいしな。 どんだけ譲っても、単に見せびらかしたいだけにしか思えんし。 だが、だ。そういう意味ではさっさと終わらせてしまったほうがいいとも言えた。 どうでもいいことならさっさと結びなおしてやって、コメントして、そんで終わり。合理的だろ? この考えが、変な展開になってしまうなんて、誰が考えるよ? 「判った。じゃあ俺が結んでやるよ。その代わり俺もそんな上手くねーから、文句言うなよな?」 「それは判ってるってぇ」 加奈子は同意すると、ベッドにぽすっと座った。黙って、上目遣いに俺を見上げてくる。 黙っていればこいつも可愛いんだけどよ。あ、可愛いっつっても子供的な感じだからな? 俺は加奈子の前にひざ立ちになって、加奈子のリボンを引こうとして、嫌な予感にとらわれた。 一瞬だが、前に桐乃に見せられた、DVD版の変身シーンが脳裏に浮かんだからだ。 おずおずと、加奈子に確認を取る。 「お、おい、ちなみに聞くが、これ、下はちゃんと付けてるよな?」 「あ?あ、あ、あったり前じゃん!」 「なら言い淀むな!怖いだろうが!」 顔を真っ赤にして加奈子が主張するのに内心引きながらも、一応安心した俺は再度リボンに手を掛ける。 引こうとした瞬間に加奈子がビクッと震えた。そのとき、俺もやばいと思ったが、もう手は左右にリボンの紐を引っ張った後だった。 スルッ…… そして、リボンの解けた後には、加奈子の慎ましやかな胸が現れた。 信じられない、というか、やっぱり、というか、そんな感情が頭の中を真っ白にしていくのを感じた。 ようやく、必死に俺は言葉を吐き出した。その胸を凝視したままで。 「お、お、お、おま、お前!?」 25 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:35:46.63 ID:JDK8gcIo [5/11] 加奈子は目をきゅっと瞑って羞恥に耐えていて、俺の言葉に返事を返さない。 そんな加奈子に、俺も続ける言葉が見つからず、ただただ黙って加奈子の胸を見つめるばかりだった。 どれくらいの時間が流れたのか判らない、そんな中で、漸く加奈子が口を開いた。 「ぅうっ……そ、そんなガン見すんなっつの……恥ずかしいじゃん」 「あ、わ、わりぃ……」 ハッと気付いて慌てて俺は顔を背けた。 え、つーか、悪いの俺?俺なのか?? そんなどうでもいい思考に頭がとらわれたあと、やがてほんの少し冷静になった部分で自答する俺。 つまりだ……どうしよう。 元々はだ、リボンを結びなおすって話だったよな。そうすれば終わるだけの話だった、はずなんだが。 リボンを結ぶには、当然ながら胸を見なければいけない。胸を見なければ、リボンが結べない、リボンが結べないと、この状況は終わらない。 ど、どうしろっつーの?! つーか、この状況に固まってしまっているのか、加奈子も胸を隠そうともしない。 おい、早く目を覚まして隠してくれよ!今俺の方からは胸とかおっぱいとかNGワードなんだよ!! そんな冷静なんだか違うんだかの考えが纏わりついているときに、さらに加奈子が追い討ちした。 「あ、あ、あのさぁ……」 「な、なんだよ?」 「む、胸?痒いんだけどぉ……掻いてくんねぇ?」 えええええ!!!! 「ちょ、お、おま?!なに言っちゃってんのお前!」 「だ、だってぇ、リボンが擦れてぇ……この衣装着るといっつも痒いんだよねぇ……」 「だ、だからって、何頼んでんすか!」 「でもぉ、いつも痒いっつったら掻いてくれてんじゃん?」 「それは背中とか肩とかだろーが!!」 なんで前と後ろが同格なんだよお前!確かにほとんど無いから変わらんけどさ!! などと失礼なことを考えてしまう俺最悪。 「も、もうじれってーなぁ、ここだっつーのぉ!」 え、と思う時間も与えられないまま、俺の右手は加奈子に取られ、ゆっくりと加奈子の左胸の下乳辺りに導かれてしまった。 26 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:36:25.76 ID:JDK8gcIo [6/11] 正直に言おう、もうこの時点で俺の頭は真っ白だった。 「ほ、ほらぁ、早くぅ」 「う……こ、こうか?」 導かれた下乳(と言ってもほとんど無いのであばらをさすってるような気もするが)を左右におずおずと掻く。 「そんな掻き方じゃ……もっと強くぅ」 「へ?」 じれったくなったのか、加奈子は俺の手を強く擦りつける。さらには場所を移動させて脇の方へと導く。 所有者の意思に反して右往左往する俺の右手。 途中から加奈子の手は離れたが、させられていた動きをつい愚直に反復してしまう。 加奈子は最初はくすぐったそうにしていたが、やがて息を徐々に荒くしていく。 さらさらだった肌が少しずつ汗ばんでいくのを感じる。顔だけではなく、胸から上がほんのりと赤くなっていく。 そして、元々(略)なため、やたらに存在感のあった乳首が、ゆっくりと勃っていくのが判った。 「そ、その……さ、先っちょの方も……痒くなってきたかもぉ……」 「は、はい?」 「い、いいからぁ!」 いや、いいからって……と思う前にまたも加奈子は実力行使した。俺の右手を、自分の左胸をすっぽり納まる位置に動かした。 慌てて俺が手を引こうとするも、それが丁度加奈子の乳首を指の股で挟むような格好になってしまった。 加奈子の顔を見ると、潤んだ目で先を促してくる。仕方なく俺は、指で乳首を強めに挟み、少し扱くように動かした。 「ぅ……ぁは……」 加奈子の吐息と、時々漏れ出てくる気持ちよさそうな声に、俺も何をやっているのかという自覚も無いままその動作を繰り返していく。 いや、時々強弱を付けたり、単調な動きから急に強く引っ張ったりして、思考とは別にノリノリな右手だった。 「こ、こっちも」 「え……」 そんな単調さに終止符を打ったのはまたしても加奈子だった。 俺の頭を両手で抱えると、ぐいっと引っ張って自分の右胸に俺の息が掛かる位置まで引き寄せた。 「く、く、口で……」 「お、お前?!ホントに痒いのかよ!!」 「ホントだってぇ……」 27 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:36:59.78 ID:JDK8gcIo [7/11] なんだか他人事のように見ていた俺の視覚いっぱいに、あいつのおっぱいが迫る。いや、迫ったのは俺の顔の方なんだけど。 もうこうなったら条件反射だ。俺は右手はそのままに、加奈子に言われるままその右の乳首を口に含み、カリッと甘噛みした。 「ぅうっ……ぁはっ……」  震える加奈子の反応に満足した俺は、加奈子の乳首を、吸ってみたり、噛んでみたり、舐めてみたりとやりたい放題だ。  その度震え、身をよじり、甘い声をあげる加奈子。 そんなことが暫く続いただろうか。流石にそろそろ俺の思考も慣れてきて、もとい冷静になってきつつあった。 俺の唾液でべとべとな加奈子の乳首、それを暫く見ていたが、やっと声を出すことが出来た。 「で、ど、どうなんすか?」 「き、気持ち……いいかもぉ」 「おい、変な声出すんじゃねぇよ!」 「は、はぁ?ナニ勘違いしちゃってんのぉ?痒いとこ掻いてもらって気持ちいいんですケドォ?」 「ぐ……あ、ああそうかよ。でもそれじゃもう痒くはないわけだよ、な?」 転がり込んできた『やめる理由』にすがりつくように、俺は加奈子からパッと身を離した。 急に離れられて驚く加奈子の隣に座り、大きく息をつく。 加奈子は小さく舌打ちをした。おいおいおいおい、そこ怒るところじゃないだろお前?! そして沈黙。なんかこう、賢者タイムでもない、微妙な空気が流れたあと、加奈子が切り出した。 「な、なぁ?」 「……なんだよ」 「か、加奈子の胸って、もうちょっと欲しいんだけどぉ」 「そ、そうなのか?」 いや、だからもう胸の話は離れてくれよ!もう俺のライフは0よ?! 「せめて桐乃くらいは欲しいっつーかぁ」 そう言われて、俺の脳裏にはいつぞやの、バスタオルがはだけたときの桐乃の姿が浮かんだ。 と言っても、すぐに顔を背けたからしっかりと覚えてるわけじゃないんだが。 むしろその後の暴行の痛みの方がフラッシュバックしそうな勢いだ。 だけどまぁ、巨乳とまではいかないがそこそこはあったかな? 標準、といったところじゃないのかな、あれくらいだと。 まあ、比較対象が加奈子の胸だけどな。ほと(略)。 「な、なあ、ちょっとおめー、マッサージしてみてくんねぇ?」 28 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:37:48.48 ID:JDK8gcIo [8/11] もうやだこいつ。なんでそんなに俺を辱めたいわけ?いい加減にしてよ?! 「だ、だから!そういうことを俺に頼むんじゃねえよ!!」 「マネージャーにマッサージ頼むののどこが悪いっつーのよぉ?」 「いやだから、そういうことはせめて女に頼めよ、あやせとか!」 「……おめーバカじゃねぇ?そんなの女に頼めねーっつーのぉ」  そうなのか?プライドがどうたらって感じかねぇ。  といって男に頼むのはもっとおかしいと思うんだけどな! 少しの沈黙の後、加奈子は立ち上がって(勿論まだ上半身裸のままで)俺の前に座って来た。 正確に言うと、俺はベッドに少し深めに腰掛けていて、その股のスペースに小さい加奈子の腰が滑り込んできた、という状況だ。 俺の目には加奈子の背中しか見えない。 「ちょ、おま!」 そしてまただよ。俺の手を掴むと自分の胸に持っていこうとする加奈子。 しかしこの辺では流石に俺も理性を回復していた。そして同時に静かな怒りが沸いてくるのを感じつつあった。 だってそうだろ?さっきから(異常な状況とはいえ)加奈子に振り回されっぱなしなわけで、こいつはどうみても俺で遊んでやがるとしか思えないしな。 もうマネージャー的な部分はとっくにはみ出してしまっている今の状況には、正直付き合いきれない。 とはいえ、そこで素直に突き放してしまうまでには、まだ冷静さを欠いていたのかもしれない。 ちょっと仕返ししてやろう。 俺がそう思っても無理はない、よな? 俺は加奈子に引かれるままに、その両手に加奈子の胸をすっぽりと収めた。 こいつが何か言い出す前に、でも急に変わったと思われないように、さっきと同じ程度に双胸を愛撫していく。 「ぅくぅ……ぅはぁ……も、もっとぉ、先っちょもぉ……」 はいはい、乳首もね。 なんかこう、その気になっていないときってまさに作業だよな、こういうのも。 そして、暫くそうした後、目を閉じて頭を前に倒している加奈子の首筋に、俺はいきなりフッと息を吹きかけた。   「あっ!……お、おめーナニっ?!」 「あん?いや、息が掛かっただけだろ?」 訝しげに見やってくるが、目は相変わらず潤んでいて、感じるのに忙しかったんだろうこいつはまた顔を前にやった。 そこで今度は耳だ。耳に顔を近づけると、加減が難しいがカリ、と甘噛みしてやった。 29 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:38:23.95 ID:JDK8gcIo [9/11] 「んひゃあ!ちょ、ちょっとぉ……ひぃっ!」 抗議の声をあげようとする加奈子だったが、その前に首筋をペロッと舐めてみる。びっくりして加奈子はのけぞり、頭が危うく俺の顔に当たるところだった。    「あ……」 何か言おうとした加奈子だったが、何かに気付いた様子で急に太股をもじもじとさせ始めた。 「お、おめーのせいでぇ、パンツちょっと濡れちゃったじゃんよ……」 「ぶっ!」 「ぬ、脱がせてよぉ」 「だから何をサラッと頼んでるんっすか加奈子さん?」 「だってしょーがねーじゃん?これ衣装なんだからぁ、染みて落ちなくなったらどうすんのよぉ」 「くっ」 むう、まともにやりあったらこんなやつにも言い負かされてしまうのか。弱いぞ俺!! しかし、衣装なのは本当なのでここは脱がせるしかない。と言うか、自分で脱げと言いたかったがここはさらに加奈子を追い込むチャンスかもしれない。 「わ、判った、じゃあちょっと腰浮かせてくれ」 「うん……」 後ろからスカートをめくり、加奈子のパンツに手を掛ける。 ん?2枚穿いてるのか?というかこっちはまともだということか。 衣装とその内側の本パンツ(と言うのだろうか?)に親指を掛けると、加奈子が少し腰を浮かせたのでそのまま前に押しやる。 そしてベッドから離れて加奈子の前に立つと(当然ながら胸には極力目をやらないようにして)膝上あたりまで脱げていたパンツ2枚を引き、足から取り払った。 加奈子は何か言いたそうで口をぱくぱくしているが、声にならない様子だ。まあ普通に恥ずかしいんだろうが。 そこで仕返しを思いつく俺鬼畜! 「加奈子、ソコも痒いんじゃないか?」 「は?」 怪訝そうに俺を見上げた加奈子は、俺の視線がどこに向かっているのかに気付くと、今までとは打って変わって明らかに動揺しはじめた。 「ちょ、ま、ちょっとおめー!ナニチョーシのってんのよ!」 「調子って、マネージャーだから仕方なくやってやろうっつってんじゃねーの」 「え、い、いや、だから、それは」 「いいから!」 30 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:39:01.53 ID:JDK8gcIo [10/11] 何がいいから!かは良くわからんがもうこうなったら勢いだ。 俺はしゃがみこむとスカートをめくろうとし、それに慌てて押さえつけようと手をやってくる加奈子だったが、俺はそれを力ずくで排除する、フリをした。 「え、え、え、ウソ、ウソだよなぁ……?」 「何がだよ」 加奈子の右手を俺も左手で制し、必死でスカートを守ろうとするもう片手を気にせずスカートをめくっていく。 ついでに顔を加奈子の股間に近づけて、さあ見てやる、といった体勢を取ってみる俺。 「ヤ、ヤだぁ……」 ぶ、なんだこいつ、こんな殊勝な弱々しい声が出せたのかよ。 少しずつだが、抵抗を排してめくれ上がっていくスカート。流石に片手だけでは守りきれないか。 多分こんな時、桐乃なら俺を蹴っ飛ばしてくると思うんだが、加奈子は動揺してかそこまで思い至らないらしく、足は可哀相に震えている。 そして、本当にあと少しで見えそうになった時、しゃくりあげる加奈子の声がした。 「こ、怖い……(ヒック)ヤだよぉ……(グスッ)ママァ」 ま、ママって…… 流石にこれはドン引きだっつーの。つーか、ちょっとやりすぎたか? 「あ、わ、わりぃ……」 俺は素直に謝って、手をスカートと加奈子の手から離した。 最後の砦が守られてほっとしたのか、もうスイッチが入ってしまって止められないのか、加奈子はそれから小一時間泣き続けた。 「悪かったな、加奈子」 「ん……加奈子も……ちょっとチョーシのっちゃったしぃ……」 泣き止んだ後、そう言って顔を赤らめる加奈子。そうしてると可愛いんだけどな。言ってやらんけどね。 と、その時、このタイミングで一番聞きたくない声が階下から聞こえた。   ((ガチャ)ただいまー。あれ、誰か来てんの?) 「ぶ、か、帰ってきた!!」 「ちょ、は、早く服、服よこせってぇ!!」 うっかりしてて加奈子はまだ上半身裸のままだった。 この後、上がってきた桐乃にばれないように俺と加奈子が悪戦苦闘したんだが、それはまた別の話である。 終わり
22 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:33:58.89 ID:JDK8gcIo [2/11] 「衣装合わせだぁ?」 あのちんちくりんのアホの娘、加奈子からの電話を受けて、俺は思わず素っ頓狂な声を挙げた。 『ナニ?なんか文句あるわけぇ?』 「あるに決まってんだろ!なんで俺がそんなのに付き合わなきゃいけねーんだよ?!つーか俺受験生なんだ。  もう12月だしよ。遊んでる場合じゃないっつーの!」 『ナニ言っちゃってんのぉ?おめー加奈子のマネージャーじゃん。遊びじゃなくて仕事なんですけどぉー』 「ぐっ……で、でもよ、普通そういうのって服飾関係のスタッフとかとやるもんじゃねーのか?」 『それはもうやったっつーのぉ、おめーが来れねーってダダこねるからぁ。  でもぉ、その、いつも加奈子のメンドー見てんのおめーじゃね?ちゃんとチェックとかしとかないとダメじゃねーのぉ?』 「……そんなこと言うけどお前、何が違うっつーんだよ?いつもと同じだろ?」 判りにくいから一応説明しておくが、今話している衣装ってのは「星くず☆ういっちメルル」のダークウィッチ版のことだ。 色違いなだけで形はほとんど元と変わらない。アニメ版はな。 すごい事に、何度かあの姿でイベントをこなしているうちに、加奈子(とブリジットもだ、一応)はメルルの準公式キャラ的な扱いにまでなってしまっているんだな。 まぁ似てるのは認めるがな、中身はともかく。 実際事務所の扱いも読モのあやせや桐乃より相当良くなってるらしく、 そろそろまともなマネージャーなりがついていいはずなんだが……先日あやせにそれを問いただしたところ、 『え、ええ……』 てな感じで困惑顔を浮かべながらお茶を濁されてしまった。なんだっつーんだよいったい。そんなに人手不足なのか?あの事務所は。 そんなわけで、俺はあれからも何度かマネージャーのバイトをしていて、加奈子ともそれなりに仲は良くなっているわけなんだが…… 『バカじゃんおめー?だからよけーちゃんとチェックしねーといけねーんだっつーのぉ』 「いや、その理屈はおかしいぞお前」 『と、とにかくさぁ?今からそっちいくからぁ』 「しかも俺ん家かよ!」 『おめーがべんきょーべんきょーうっせーからぁ、加奈子がワザワザ出向いてやろーっつってんじゃん』 「ちっ……つーかいいのか?桐乃いるけど」 『へっ、そこはもうリサーチ済みぃ。今日桐乃はあやせと遊び行ってんじゃん』 ぐっ……バレてたか……。 あのコスプレ以来、特に学校でこいつは桐乃にセクハラまがいに絡まれていたらしい。一時本気で泣き入ってたもんなぁ。 『おめー妹どーにかしてくれよぉ……』なんてな。だから桐乃って聞けば思いとどまると思ったんだがちょっと甘かったか。 『んじゃぁ、今から出るからぁ。期待しとけってぇ』 癇に障る笑いを残して、加奈子は電話を切った。 23 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:34:36.52 ID:JDK8gcIo [3/11] 「ど、どうよ……」 「どうって……」 俺の部屋で新しい衣装を披露する加奈子。黒と青を基調にしたメルルのコスプレだ。 いや、言っとくけど俺が連れ込んだんじゃないからね? リビングでさせようと思って脱衣所に行くように言ったら桐乃が帰ってきたらまずいとかなんとか言って加奈子が勝手に上がりこんだんだよ? まあ、それはともかくとしてだ。ダークウィッチ化した加奈子メルルを前にして俺は率直な感想を口にした。   「やっぱり色以外特に変わんねーな」 「ケッ、おめーちょっとくらいなんか言うことねーのぉ?そ、その、大人っぽい?とかぁ」 「いや、中身一緒だし」 確かに、今までのピンクと白のノーマル?メルルに比べると若干だが大人っぽく見えなくもない。 でもな、中身がこのクソガキってことは何にも変わらねーよ。そんなドヤ顔で言われてもな。 だが一点、どうにも気になるところがあった。メルルの胸のところ、ブラジャー代わりの大きなリボンなんだが、 結びが大きさも左右のバランスも滅茶苦茶の超適当蝶々結びだったからだ。 「つーかよ、それ以前にその胸のリボンの結び、なんとかなんねーの?」 「あ、こ、これぇ?だってしょうがねーじゃんよ。この部屋鏡とかねぇし」 「お前それでも女かよ。それくらい持ってるもんじゃないのか?」 「わ、忘れたんだって。グチグチうっせーよ。それにぃ、いつもはブリジットに結ばせてるからぁ」 ああなるほど。それにしてもブリジット、いいように使われてるな、不憫なやつ。  「ほ、ほらぁ。やっぱチェックしてよかったじゃんよぉ」 「いや、それはチェック以前の問題だろ流石に」 そういうと加奈子は拗ねたように口を尖がらせて横を向いた。まあこいつも不器用そうだし、これでも精一杯なのかもしれんけどな。 でもこいつの仕事はほとんどメルルの衣装でやるんだしなぁ。 「人に頼ってばっかじゃなくてよ。自分でも出来なきゃ拙いんじゃねぇ?」 「チッ、判ってるっつの。練習はしてるってぇ……まだ上手くいかないケド……」 加奈子はぶつぶつと言い訳を小声で並べた。ただ元々プロ意識の高いこいつである。 それが自分でも納得いかない事だったんだろう。やがてしょぼんとしてしまった。 あ、ちとまずかったかな?と俺がフォローを入れようとしたとき、ほんの少しだが赤く染まった顔を上げて、こいつは言った。 「そんな気になるんならさぁ、お、おめーが結べばいいじゃん……」 24 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:35:08.99 ID:JDK8gcIo [4/11] 「はあ?!」 俺かよ! つーか今までの話はどこ行ったんすか加奈子さん?! 「練習はしとくからぁ。でも、今ちゃんと合わせとかないとさぁ……」 「んー……」 正直俺としてはこの衣装合わせとやら自体に意義を感じられないんだが。ちゃんと本職の人には見てもらってるらしいしな。 どんだけ譲っても、単に見せびらかしたいだけにしか思えんし。 だが、だ。そういう意味ではさっさと終わらせてしまったほうがいいとも言えた。 どうでもいいことならさっさと結びなおしてやって、コメントして、そんで終わり。合理的だろ? この考えが、変な展開になってしまうなんて、誰が考えるよ? 「判った。じゃあ俺が結んでやるよ。その代わり俺もそんな上手くねーから、文句言うなよな?」 「それは判ってるってぇ」 加奈子は同意すると、ベッドにぽすっと座った。黙って、上目遣いに俺を見上げてくる。 黙っていればこいつも可愛いんだけどよ。あ、可愛いっつっても子供的な感じだからな? 俺は加奈子の前にひざ立ちになって、加奈子のリボンを引こうとして、嫌な予感にとらわれた。 一瞬だが、前に桐乃に見せられた、DVD版の変身シーンが脳裏に浮かんだからだ。 おずおずと、加奈子に確認を取る。 「お、おい、ちなみに聞くが、これ、下はちゃんと付けてるよな?」 「あ?あ、あ、あったり前じゃん!」 「なら言い淀むな!怖いだろうが!」 顔を真っ赤にして加奈子が主張するのに内心引きながらも、一応安心した俺は再度リボンに手を掛ける。 引こうとした瞬間に加奈子がビクッと震えた。そのとき、俺もやばいと思ったが、もう手は左右にリボンの紐を引っ張った後だった。 スルッ…… そして、リボンの解けた後には、加奈子の慎ましやかな胸が現れた。 信じられない、というか、やっぱり、というか、そんな感情が頭の中を真っ白にしていくのを感じた。 ようやく、必死に俺は言葉を吐き出した。その胸を凝視したままで。 「お、お、お、おま、お前!?」 25 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:35:46.63 ID:JDK8gcIo [5/11] 加奈子は目をきゅっと瞑って羞恥に耐えていて、俺の言葉に返事を返さない。 そんな加奈子に、俺も続ける言葉が見つからず、ただただ黙って加奈子の胸を見つめるばかりだった。 どれくらいの時間が流れたのか判らない、そんな中で、漸く加奈子が口を開いた。 「ぅうっ……そ、そんなガン見すんなっつの……恥ずかしいじゃん」 「あ、わ、わりぃ……」 ハッと気付いて慌てて俺は顔を背けた。 え、つーか、悪いの俺?俺なのか?? そんなどうでもいい思考に頭がとらわれたあと、やがてほんの少し冷静になった部分で自答する俺。 つまりだ……どうしよう。 元々はだ、リボンを結びなおすって話だったよな。そうすれば終わるだけの話だった、はずなんだが。 リボンを結ぶには、当然ながら胸を見なければいけない。胸を見なければ、リボンが結べない、リボンが結べないと、この状況は終わらない。 ど、どうしろっつーの?! つーか、この状況に固まってしまっているのか、加奈子も胸を隠そうともしない。 おい、早く目を覚まして隠してくれよ!今俺の方からは胸とかおっぱいとかNGワードなんだよ!! そんな冷静なんだか違うんだかの考えが纏わりついているときに、さらに加奈子が追い討ちした。 「あ、あ、あのさぁ……」 「な、なんだよ?」 「む、胸?痒いんだけどぉ……掻いてくんねぇ?」 えええええ!!!! 「ちょ、お、おま?!なに言っちゃってんのお前!」 「だ、だってぇ、リボンが擦れてぇ……この衣装着るといっつも痒いんだよねぇ……」 「だ、だからって、何頼んでんすか!」 「でもぉ、いつも痒いっつったら掻いてくれてんじゃん?」 「それは背中とか肩とかだろーが!!」 なんで前と後ろが同格なんだよお前!確かにほとんど無いから変わらんけどさ!! などと失礼なことを考えてしまう俺最悪。 「も、もうじれってーなぁ、ここだっつーのぉ!」 え、と思う時間も与えられないまま、俺の右手は加奈子に取られ、ゆっくりと加奈子の左胸の下乳辺りに導かれてしまった。 26 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:36:25.76 ID:JDK8gcIo [6/11] 正直に言おう、もうこの時点で俺の頭は真っ白だった。 「ほ、ほらぁ、早くぅ」 「う……こ、こうか?」 導かれた下乳(と言ってもほとんど無いのであばらをさすってるような気もするが)を左右におずおずと掻く。 「そんな掻き方じゃ……もっと強くぅ」 「へ?」 じれったくなったのか、加奈子は俺の手を強く擦りつける。さらには場所を移動させて脇の方へと導く。 所有者の意思に反して右往左往する俺の右手。 途中から加奈子の手は離れたが、させられていた動きをつい愚直に反復してしまう。 加奈子は最初はくすぐったそうにしていたが、やがて息を徐々に荒くしていく。 さらさらだった肌が少しずつ汗ばんでいくのを感じる。顔だけではなく、胸から上がほんのりと赤くなっていく。 そして、元々(略)なため、やたらに存在感のあった乳首が、ゆっくりと勃っていくのが判った。 「そ、その……さ、先っちょの方も……痒くなってきたかもぉ……」 「は、はい?」 「い、いいからぁ!」 いや、いいからって……と思う前にまたも加奈子は実力行使した。俺の右手を、自分の左胸をすっぽり納まる位置に動かした。 慌てて俺が手を引こうとするも、それが丁度加奈子の乳首を指の股で挟むような格好になってしまった。 加奈子の顔を見ると、潤んだ目で先を促してくる。仕方なく俺は、指で乳首を強めに挟み、少し扱くように動かした。 「ぅ……ぁは……」 加奈子の吐息と、時々漏れ出てくる気持ちよさそうな声に、俺も何をやっているのかという自覚も無いままその動作を繰り返していく。 いや、時々強弱を付けたり、単調な動きから急に強く引っ張ったりして、思考とは別にノリノリな右手だった。 「こ、こっちも」 「え……」 そんな単調さに終止符を打ったのはまたしても加奈子だった。 俺の頭を両手で抱えると、ぐいっと引っ張って自分の右胸に俺の息が掛かる位置まで引き寄せた。 「く、く、口で……」 「お、お前?!ホントに痒いのかよ!!」 「ホントだってぇ……」 27 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:36:59.78 ID:JDK8gcIo [7/11] なんだか他人事のように見ていた俺の視覚いっぱいに、あいつのおっぱいが迫る。いや、迫ったのは俺の顔の方なんだけど。 もうこうなったら条件反射だ。俺は右手はそのままに、加奈子に言われるままその右の乳首を口に含み、カリッと甘噛みした。 「ぅうっ……ぁはっ……」  震える加奈子の反応に満足した俺は、加奈子の乳首を、吸ってみたり、噛んでみたり、舐めてみたりとやりたい放題だ。  その度震え、身をよじり、甘い声をあげる加奈子。 そんなことが暫く続いただろうか。流石にそろそろ俺の思考も慣れてきて、もとい冷静になってきつつあった。 俺の唾液でべとべとな加奈子の乳首、それを暫く見ていたが、やっと声を出すことが出来た。 「で、ど、どうなんすか?」 「き、気持ち……いいかもぉ」 「おい、変な声出すんじゃねぇよ!」 「は、はぁ?ナニ勘違いしちゃってんのぉ?痒いとこ掻いてもらって気持ちいいんですケドォ?」 「ぐ……あ、ああそうかよ。でもそれじゃもう痒くはないわけだよ、な?」 転がり込んできた『やめる理由』にすがりつくように、俺は加奈子からパッと身を離した。 急に離れられて驚く加奈子の隣に座り、大きく息をつく。 加奈子は小さく舌打ちをした。おいおいおいおい、そこ怒るところじゃないだろお前?! そして沈黙。なんかこう、賢者タイムでもない、微妙な空気が流れたあと、加奈子が切り出した。 「な、なぁ?」 「……なんだよ」 「か、加奈子の胸って、もうちょっと欲しいんだけどぉ」 「そ、そうなのか?」 いや、だからもう胸の話は離れてくれよ!もう俺のライフは0よ?! 「せめて桐乃くらいは欲しいっつーかぁ」 そう言われて、俺の脳裏にはいつぞやの、バスタオルがはだけたときの桐乃の姿が浮かんだ。 と言っても、すぐに顔を背けたからしっかりと覚えてるわけじゃないんだが。 むしろその後の暴行の痛みの方がフラッシュバックしそうな勢いだ。 だけどまぁ、巨乳とまではいかないがそこそこはあったかな? 標準、といったところじゃないのかな、あれくらいだと。 まあ、比較対象が加奈子の胸だけどな。ほと(略)。 「な、なあ、ちょっとおめー、マッサージしてみてくんねぇ?」 28 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:37:48.48 ID:JDK8gcIo [8/11] もうやだこいつ。なんでそんなに俺を辱めたいわけ?いい加減にしてよ?! 「だ、だから!そういうことを俺に頼むんじゃねえよ!!」 「マネージャーにマッサージ頼むののどこが悪いっつーのよぉ?」 「いやだから、そういうことはせめて女に頼めよ、あやせとか!」 「……おめーバカじゃねぇ?そんなの女に頼めねーっつーのぉ」  そうなのか?プライドがどうたらって感じかねぇ。  といって男に頼むのはもっとおかしいと思うんだけどな! 少しの沈黙の後、加奈子は立ち上がって(勿論まだ上半身裸のままで)俺の前に座って来た。 正確に言うと、俺はベッドに少し深めに腰掛けていて、その股のスペースに小さい加奈子の腰が滑り込んできた、という状況だ。 俺の目には加奈子の背中しか見えない。 「ちょ、おま!」 そしてまただよ。俺の手を掴むと自分の胸に持っていこうとする加奈子。 しかしこの辺では流石に俺も理性を回復していた。そして同時に静かな怒りが沸いてくるのを感じつつあった。 だってそうだろ?さっきから(異常な状況とはいえ)加奈子に振り回されっぱなしなわけで、こいつはどうみても俺で遊んでやがるとしか思えないしな。 もうマネージャー的な部分はとっくにはみ出してしまっている今の状況には、正直付き合いきれない。 とはいえ、そこで素直に突き放してしまうまでには、まだ冷静さを欠いていたのかもしれない。 ちょっと仕返ししてやろう。 俺がそう思っても無理はない、よな? 俺は加奈子に引かれるままに、その両手に加奈子の胸をすっぽりと収めた。 こいつが何か言い出す前に、でも急に変わったと思われないように、さっきと同じ程度に双胸を愛撫していく。 「ぅくぅ……ぅはぁ……も、もっとぉ、先っちょもぉ……」 はいはい、乳首もね。 なんかこう、その気になっていないときってまさに作業だよな、こういうのも。 そして、暫くそうした後、目を閉じて頭を前に倒している加奈子の首筋に、俺はいきなりフッと息を吹きかけた。   「あっ!……お、おめーナニっ?!」 「あん?いや、息が掛かっただけだろ?」 訝しげに見やってくるが、目は相変わらず潤んでいて、感じるのに忙しかったんだろうこいつはまた顔を前にやった。 そこで今度は耳だ。耳に顔を近づけると、加減が難しいがカリ、と甘噛みしてやった。 29 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:38:23.95 ID:JDK8gcIo [9/11] 「んひゃあ!ちょ、ちょっとぉ……ひぃっ!」 抗議の声をあげようとする加奈子だったが、その前に首筋をペロッと舐めてみる。びっくりして加奈子はのけぞり、頭が危うく俺の顔に当たるところだった。    「あ……」 何か言おうとした加奈子だったが、何かに気付いた様子で急に太股をもじもじとさせ始めた。 「お、おめーのせいでぇ、パンツちょっと濡れちゃったじゃんよ……」 「ぶっ!」 「ぬ、脱がせてよぉ」 「だから何をサラッと頼んでるんっすか加奈子さん?」 「だってしょーがねーじゃん?これ衣装なんだからぁ、染みて落ちなくなったらどうすんのよぉ」 「くっ」 むう、まともにやりあったらこんなやつにも言い負かされてしまうのか。弱いぞ俺!! しかし、衣装なのは本当なのでここは脱がせるしかない。と言うか、自分で脱げと言いたかったがここはさらに加奈子を追い込むチャンスかもしれない。 「わ、判った、じゃあちょっと腰浮かせてくれ」 「うん……」 後ろからスカートをめくり、加奈子のパンツに手を掛ける。 ん?2枚穿いてるのか?というかこっちはまともだということか。 衣装とその内側の本パンツ(と言うのだろうか?)に親指を掛けると、加奈子が少し腰を浮かせたのでそのまま前に押しやる。 そしてベッドから離れて加奈子の前に立つと(当然ながら胸には極力目をやらないようにして)膝上あたりまで脱げていたパンツ2枚を引き、足から取り払った。 加奈子は何か言いたそうで口をぱくぱくしているが、声にならない様子だ。まあ普通に恥ずかしいんだろうが。 そこで仕返しを思いつく俺鬼畜! 「加奈子、ソコも痒いんじゃないか?」 「は?」 怪訝そうに俺を見上げた加奈子は、俺の視線がどこに向かっているのかに気付くと、今までとは打って変わって明らかに動揺しはじめた。 「ちょ、ま、ちょっとおめー!ナニチョーシのってんのよ!」 「調子って、マネージャーだから仕方なくやってやろうっつってんじゃねーの」 「え、い、いや、だから、それは」 「いいから!」 30 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/19(日) 22:39:01.53 ID:JDK8gcIo [10/11] 何がいいから!かは良くわからんがもうこうなったら勢いだ。 俺はしゃがみこむとスカートをめくろうとし、それに慌てて押さえつけようと手をやってくる加奈子だったが、俺はそれを力ずくで排除する、フリをした。 「え、え、え、ウソ、ウソだよなぁ……?」 「何がだよ」 加奈子の右手を俺も左手で制し、必死でスカートを守ろうとするもう片手を気にせずスカートをめくっていく。 ついでに顔を加奈子の股間に近づけて、さあ見てやる、といった体勢を取ってみる俺。 「ヤ、ヤだぁ……」 ぶ、なんだこいつ、こんな殊勝な弱々しい声が出せたのかよ。 少しずつだが、抵抗を排してめくれ上がっていくスカート。流石に片手だけでは守りきれないか。 多分こんな時、桐乃なら俺を蹴っ飛ばしてくると思うんだが、加奈子は動揺してかそこまで思い至らないらしく、足は可哀相に震えている。 そして、本当にあと少しで見えそうになった時、しゃくりあげる加奈子の声がした。 「こ、怖い……(ヒック)ヤだよぉ……(グスッ)ママァ」 ま、ママって…… 流石にこれはドン引きだっつーの。つーか、ちょっとやりすぎたか? 「あ、わ、わりぃ……」 俺は素直に謝って、手をスカートと加奈子の手から離した。 最後の砦が守られてほっとしたのか、もうスイッチが入ってしまって止められないのか、加奈子はそれから小一時間泣き続けた。 「悪かったな、加奈子」 「ん……加奈子も……ちょっとチョーシのっちゃったしぃ……」 泣き止んだ後、そう言って顔を赤らめる加奈子。そうしてると可愛いんだけどな。言ってやらんけどね。 と、その時、このタイミングで一番聞きたくない声が階下から聞こえた。   ((ガチャ)ただいまー。あれ、誰か来てんの?) 「ぶ、か、帰ってきた!!」 「ちょ、は、早く服、服よこせってぇ!!」 うっかりしてて加奈子はまだ上半身裸のままだった。 この後、上がってきた桐乃にばれないように俺と加奈子が悪戦苦闘したんだが、それはまた別の話である。 終わり

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