黒猫「娘に中学時代に撮った写真見られた・・・」:385

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この話は黒猫「娘に中学時代に撮った写真見られた・・・」:3の後日談になります 385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 02:40:35.93 ID:JNgPU3f1O [1/21] 黒猫「はぁ……」 桐乃「今度はどうしたのよ」 黒猫「…見られた」 桐乃「今更見られて困るもんなんかあるの?」 黒猫「…夜の…生活」 桐乃「マジで」 黒猫「マジで」 407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 09:09:15.36 ID:JNgPU3f1O [2/21] 黒猫「しかもね」 桐乃「しかも?」 黒猫「『あらあらうふふ』とか言ってドア閉めてったの」 桐乃「あらあらうふふ♪」 黒猫「やめてよ貴方のキャラじゃない」 桐乃「あらこれでも丸くなったって言われるのよ」 黒猫「丸顔はもともとじゃないの」 桐乃「うっさいわねえ。てゆうか何が問題なのさ」 黒猫「大問題よ」 409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 09:41:45.27 ID:JNgPU3f1O [3/21] 黒猫「だいたい年頃の女の子だったらまるで汚い物を見るかのような表情をするものよ」 桐乃「それもどうかと思うけど」 黒猫「なのにあの表情!娘の貞操が心配だわ!」 桐乃「どうしてそうなる」 黒猫「あの歳でエッチに抵抗が無いなんて危険よ!エッチは二十歳を過ぎてから!」 桐乃「そういうアンタは何歳でエッチしたんだっけねー」 412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 10:28:30.91 ID:JNgPU3f1O [4/21] 黒猫「23歳ですが何か」 桐乃「嘘」 黒猫「本当よ。それであの子が生まれたんだもの」 桐乃「たまに私の隣の部屋からギシギシアンアンと聞こえてきたのは何だったのかしらね」 419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 11:57:21.62 ID:JNgPU3f1O [5/21] 黒猫「なんのことかしら」 桐乃「とぼけないでよ。忘れもしない私が中3の時」 黒猫「私は高1だったわね」 桐乃「昼寝してたらなんか隣からえっちぃ声が聞こえてきて目が覚めたんですけど」 黒猫「ああ、あれはただの儀式よ」 桐乃「儀式~?」 黒猫「そうよ儀式よ。11eyesでも主人公が言ってたでしょう」 桐乃「」 422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 12:49:44.95 ID:JNgPU3f1O [6/21] 桐乃「エッチじゃん!誰がどう見てもエッチじゃん!」 黒猫「儀式だってば。性交はあくまで一環よ。一生添い遂げる為の」 桐乃「それを俗にエッチって言うんですけど!」 黒猫「まあいやらしいわね。どうせ聞き耳立ててたんでしょ?」 桐乃「あまりにもいたたまれなくてヘッドフォンつけて大音量で妹ゲーやってました」 430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 13:45:37.17 ID:JNgPU3f1O [7/21] 一方その頃 千葉市内某役所 京介「(二人目頑張ってみようかな)」 432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 13:47:43.10 ID:JNgPU3f1O [8/21] 同時刻 千葉市内某中学校 娘猫「(父さんも母さんもあまり会話しないしセックスレス夫婦かと思ったけど安心した)」 433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 14:11:18.48 ID:JNgPU3f1O [9/21] 黒猫「というかまったく気づかなかったわ。あなたが聞き耳立てていたことに」 桐乃「まあ私としても邪魔するつもりは無かったし、攻略の方が大事だったし」 黒猫「よく出来た義妹を持って幸せだわ」 桐乃「皮肉にしか聞こえないんだけど」 黒猫「あら、ばれた?」 桐乃「バレバレよ」 黒猫「バレバレユカイ…」 桐乃「そんなことよりそのあとも何度もエッチしてたじゃない」 黒猫「あら嫌だ華麗にスルー?」 桐乃「本題を逸らそうとしたってそうはいかないわよ」 435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 14:15:18.24 ID:JNgPU3f1O [10/21] 桐乃「じゃあ言い方を変える。『儀式』はその時だけじゃ無いんでしょ?」 黒猫「まあ、月に1、~2回くらい」 桐乃「少なっ!あのお年頃の性欲大魔神のくせに!」 黒猫「失礼ね。あのひとはむっつりスケベなだけよ」 桐乃「その言い方もどうかと思うけど」 黒猫「真面目な人なのよ。義父さんの息子なだけあるわ」 桐乃「真面目な人が未成年とエッチかよ」 黒猫「儀式よ」 桐乃「はいはい儀式儀式」 439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 14:24:52.93 ID:JNgPU3f1O [11/21] 黒猫「だいたい儀式はあの人から求めてきたことは一度も無かったし」 桐乃「あらま」 黒猫「『兄さんは奥手なのね』って言ったら『違う、お前を大事にしたいだけだ』って」 桐乃「ファブリーズはどこにあったかな…」 黒猫「まだまだこれからよ、ファブリーズが必要になるのは」 桐乃「」 444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 16:11:40.92 ID:JNgPU3f1O [12/21] 桐乃「肉親の甘酸っぱい思い出を聞くのは何かとあれなので手短かに説明してもらいました」 黒猫「誰に説明してるのよ」 桐乃「いいじゃん別に」 黒猫「まあいいけど」 桐乃「しかし安全日にコンドーム着けてエッチするなんてどんだけ慎重なんだか」 黒猫「それだけ私のことを大切に思ってくれてるってことよ。あと儀式だから儀式」 桐乃「そここだわるんだ」 黒猫「当たり前。避妊具着けないなんて儀式でもなんでもない暴力行為よ」 桐乃「じゃあ麻里奈を身篭ったときのは婦女暴行か」 黒猫「違うわ。成人同士なら責任も取れるし同意の上の行為なのよ」 桐乃「変なところにこだわるのね。知ってたつもりだったけど」 449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 17:09:30.78 ID:JNgPU3f1O [13/21] 桐乃「そんなに心配ならピル使えば良かったじゃん」 黒猫「私もそう言ったのよ。そしたらね」 桐乃「あー、みなまで言わなくてもわかるからいいわ」 黒猫「『なんか怖いから』だって」 桐乃「えっ」 黒猫「えっ」 桐乃「あいつのことだから『ピル使えばいつでもやれるからそういう男だと思われたくない!』とか」 黒猫「まあそれもあったかもしれないわね」 桐乃「あいつったらどんだけあんたのこと大好きなんだか」 458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 17:27:07.04 ID:JNgPU3f1O [14/21] 黒猫「とにかく私としてはあの子に儀式を安易にしてしまわないか心配なわけ」 桐乃「心配し過ぎな気がするけどなあ」 黒猫「親とはそういうものよ」 桐乃「てかあんたも昼間っから自宅でラブラブエッチしてんじゃないわよ」 黒猫「その点は反省してるわ…」 桐乃「大人なんだしホテルで2時間ご休憩でいいじゃん」 黒猫「この歳でラブホデートってのも…ねえ」 桐乃「てか普通はアラフォー夫婦はセックスレスで旦那は風俗で性欲処理じゃん」 黒猫「ずいぶん擦れてるわね」 桐乃「実話ですから」 黒猫「実話なのね」 桐乃「実話です」 黒猫「大事なことだから二回言いましたよ」 463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 17:34:22.72 ID:JNgPU3f1O [15/21] 桐乃「ところであいつはなんつってたの」 黒猫「『恥ずかしいところ見られちゃったな、ははは』だって」 桐乃「よし今から役所行ってひっぱたいてきてやるわ」 黒猫「あなたって本当にお兄さん大好きね」 桐乃「大事な肉親ですからおいたは許しません」 黒猫「昔のあなたなら『な、なんであんなやつのこと好きにならなきゃならないのよ』ぐらい言ったのに」 桐乃「そりゃ40年近く生きてればいろいろと経験するわけよ」 黒猫「付き合った男の数も一人や二人じゃないものね」 桐乃「逆に一人の男と20年以上も続いてるあんたの方が少数派なのよ」 黒猫「レアケースなのは認めるわ」 466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 17:58:09.79 ID:JNgPU3f1O [16/21] 桐乃「でもあいつとあんたの子供だし変な男に引っ掛かったりしないと思うよ?」 黒猫「そうあってくれることを願うばかりだわ」 桐乃「たぶん彼氏出来たら麻里奈の方から連れてくるわよ」 黒猫「さりげなく次回予告?」 桐乃「何よ、次回予告って」 黒猫「深い意味は無いわ。それより今日は食べてくんでしょ」 桐乃「最初からそのつもりでした」 黒猫「まったく…ちゃっかりしてるわね」 桐乃「たまにはお義姉さまの美味しい手料理をいただきたいからね」 黒猫「はいはい誉め言葉として受け取っておくわ」 娘猫「ただいまー」 黒猫「噂をすればなんとやら」 467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 18:10:52.65 ID:JNgPU3f1O [17/21] 桐乃「おかえりー」 娘猫「あれ叔母さんいらっしゃーい」 桐乃「久しぶりー」 娘猫「お母さんと何話してたの?」 桐乃「ふふふ女同士の内緒話」 娘猫「えー、私も仲間に入れてよー」 桐乃「麻里奈が彼氏連れてくるようになったらね♪」 娘猫「じゃあそのうち連れてくるから楽しみにしててちょうだい」 桐乃「あらあんた、いつの間に彼氏出来たの!?」 娘猫「まあ予定は未定だけどねー」 桐乃「ぎゃふん」 黒猫「二人ともー、玄関先で漫才やってないでお皿並べてちょうだい」 桐乃「はーい」 娘猫「はーい」 492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 22:20:03.92 ID:JNgPU3f1O [19/21] 桐乃「(ん?あれは…)おっすー」 娘猫「あっ、おばさーん」 ??「(おばさん!?)」 桐乃「おーおー青春してるねー」 娘猫「やだもぅ♪」 桐乃「で、こちらは?」 娘猫「同じクラスの友達ー」 ??「あ、始めまして。田井中悠一と申します」 桐乃「始めまして。麻里奈の叔母の高坂桐乃です」 悠一「どうもお噂はかねがね…あっいつも番組見てます」 桐乃「どうもありがと♪ん?田井中?」 493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 22:21:00.28 ID:JNgPU3f1O [20/21] 娘猫「どうしたの?」 桐乃「もしかしてお母さんの名前は麻奈美じゃない?」 悠一「母をご存知ですか?」 桐乃「ご存知も何も…うちの兄貴の同級生よ」 娘・悠「な、なんだってー」 桐乃「ナイスリアクションありがと」 510 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 23:10:41.79 ID:JNgPU3f1O [21/21] 娘猫「世間は狭いねー」 悠一「本当だな」 桐乃「それより立ち話もなんだから軽くお食事してかない?奢ったげるわよ」 娘猫「わーい♪やたー」 悠一「いいんですか?」 桐乃「子供が遠慮しなさんな」 悠一「すみませんご馳走になります」 桐乃「麻里奈もいい子捕まえたじゃない。叔母さんうらやましいなー」 娘猫「ふえっ!?いやあのその彼氏とかまだそんなんじゃ」 桐乃「な~に焦ってんの~?ニヤニヤ」 悠一「(なんか律伯母さんに似てるなあ)」
※この話は黒猫「娘に中学時代に撮った写真見られた・・・」:3の後日談となっています。 385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 02:40:35.93 ID:JNgPU3f1O [1/21] 黒猫「はぁ……」 桐乃「今度はどうしたのよ」 黒猫「…見られた」 桐乃「今更見られて困るもんなんかあるの?」 黒猫「…夜の…生活」 桐乃「マジで」 黒猫「マジで」 407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 09:09:15.36 ID:JNgPU3f1O [2/21] 黒猫「しかもね」 桐乃「しかも?」 黒猫「『あらあらうふふ』とか言ってドア閉めてったの」 桐乃「あらあらうふふ♪」 黒猫「やめてよ貴方のキャラじゃない」 桐乃「あらこれでも丸くなったって言われるのよ」 黒猫「丸顔はもともとじゃないの」 桐乃「うっさいわねえ。てゆうか何が問題なのさ」 黒猫「大問題よ」 409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 09:41:45.27 ID:JNgPU3f1O [3/21] 黒猫「だいたい年頃の女の子だったらまるで汚い物を見るかのような表情をするものよ」 桐乃「それもどうかと思うけど」 黒猫「なのにあの表情!娘の貞操が心配だわ!」 桐乃「どうしてそうなる」 黒猫「あの歳でエッチに抵抗が無いなんて危険よ!エッチは二十歳を過ぎてから!」 桐乃「そういうアンタは何歳でエッチしたんだっけねー」 412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 10:28:30.91 ID:JNgPU3f1O [4/21] 黒猫「23歳ですが何か」 桐乃「嘘」 黒猫「本当よ。それであの子が生まれたんだもの」 桐乃「たまに私の隣の部屋からギシギシアンアンと聞こえてきたのは何だったのかしらね」 419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 11:57:21.62 ID:JNgPU3f1O [5/21] 黒猫「なんのことかしら」 桐乃「とぼけないでよ。忘れもしない私が中3の時」 黒猫「私は高1だったわね」 桐乃「昼寝してたらなんか隣からえっちぃ声が聞こえてきて目が覚めたんですけど」 黒猫「ああ、あれはただの儀式よ」 桐乃「儀式~?」 黒猫「そうよ儀式よ。11eyesでも主人公が言ってたでしょう」 桐乃「」 422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 12:49:44.95 ID:JNgPU3f1O [6/21] 桐乃「エッチじゃん!誰がどう見てもエッチじゃん!」 黒猫「儀式だってば。性交はあくまで一環よ。一生添い遂げる為の」 桐乃「それを俗にエッチって言うんですけど!」 黒猫「まあいやらしいわね。どうせ聞き耳立ててたんでしょ?」 桐乃「あまりにもいたたまれなくてヘッドフォンつけて大音量で妹ゲーやってました」 430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 13:45:37.17 ID:JNgPU3f1O [7/21] 一方その頃 千葉市内某役所 京介「(二人目頑張ってみようかな)」 432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 13:47:43.10 ID:JNgPU3f1O [8/21] 同時刻 千葉市内某中学校 娘猫「(父さんも母さんもあまり会話しないしセックスレス夫婦かと思ったけど安心した)」 433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 14:11:18.48 ID:JNgPU3f1O [9/21] 黒猫「というかまったく気づかなかったわ。あなたが聞き耳立てていたことに」 桐乃「まあ私としても邪魔するつもりは無かったし、攻略の方が大事だったし」 黒猫「よく出来た義妹を持って幸せだわ」 桐乃「皮肉にしか聞こえないんだけど」 黒猫「あら、ばれた?」 桐乃「バレバレよ」 黒猫「バレバレユカイ…」 桐乃「そんなことよりそのあとも何度もエッチしてたじゃない」 黒猫「あら嫌だ華麗にスルー?」 桐乃「本題を逸らそうとしたってそうはいかないわよ」 435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 14:15:18.24 ID:JNgPU3f1O [10/21] 桐乃「じゃあ言い方を変える。『儀式』はその時だけじゃ無いんでしょ?」 黒猫「まあ、月に1、~2回くらい」 桐乃「少なっ!あのお年頃の性欲大魔神のくせに!」 黒猫「失礼ね。あのひとはむっつりスケベなだけよ」 桐乃「その言い方もどうかと思うけど」 黒猫「真面目な人なのよ。義父さんの息子なだけあるわ」 桐乃「真面目な人が未成年とエッチかよ」 黒猫「儀式よ」 桐乃「はいはい儀式儀式」 439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 14:24:52.93 ID:JNgPU3f1O [11/21] 黒猫「だいたい儀式はあの人から求めてきたことは一度も無かったし」 桐乃「あらま」 黒猫「『兄さんは奥手なのね』って言ったら『違う、お前を大事にしたいだけだ』って」 桐乃「ファブリーズはどこにあったかな…」 黒猫「まだまだこれからよ、ファブリーズが必要になるのは」 桐乃「」 444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 16:11:40.92 ID:JNgPU3f1O [12/21] 桐乃「肉親の甘酸っぱい思い出を聞くのは何かとあれなので手短かに説明してもらいました」 黒猫「誰に説明してるのよ」 桐乃「いいじゃん別に」 黒猫「まあいいけど」 桐乃「しかし安全日にコンドーム着けてエッチするなんてどんだけ慎重なんだか」 黒猫「それだけ私のことを大切に思ってくれてるってことよ。あと儀式だから儀式」 桐乃「そここだわるんだ」 黒猫「当たり前。避妊具着けないなんて儀式でもなんでもない暴力行為よ」 桐乃「じゃあ麻里奈を身篭ったときのは婦女暴行か」 黒猫「違うわ。成人同士なら責任も取れるし同意の上の行為なのよ」 桐乃「変なところにこだわるのね。知ってたつもりだったけど」 449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 17:09:30.78 ID:JNgPU3f1O [13/21] 桐乃「そんなに心配ならピル使えば良かったじゃん」 黒猫「私もそう言ったのよ。そしたらね」 桐乃「あー、みなまで言わなくてもわかるからいいわ」 黒猫「『なんか怖いから』だって」 桐乃「えっ」 黒猫「えっ」 桐乃「あいつのことだから『ピル使えばいつでもやれるからそういう男だと思われたくない!』とか」 黒猫「まあそれもあったかもしれないわね」 桐乃「あいつったらどんだけあんたのこと大好きなんだか」 458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 17:27:07.04 ID:JNgPU3f1O [14/21] 黒猫「とにかく私としてはあの子に儀式を安易にしてしまわないか心配なわけ」 桐乃「心配し過ぎな気がするけどなあ」 黒猫「親とはそういうものよ」 桐乃「てかあんたも昼間っから自宅でラブラブエッチしてんじゃないわよ」 黒猫「その点は反省してるわ…」 桐乃「大人なんだしホテルで2時間ご休憩でいいじゃん」 黒猫「この歳でラブホデートってのも…ねえ」 桐乃「てか普通はアラフォー夫婦はセックスレスで旦那は風俗で性欲処理じゃん」 黒猫「ずいぶん擦れてるわね」 桐乃「実話ですから」 黒猫「実話なのね」 桐乃「実話です」 黒猫「大事なことだから二回言いましたよ」 463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 17:34:22.72 ID:JNgPU3f1O [15/21] 桐乃「ところであいつはなんつってたの」 黒猫「『恥ずかしいところ見られちゃったな、ははは』だって」 桐乃「よし今から役所行ってひっぱたいてきてやるわ」 黒猫「あなたって本当にお兄さん大好きね」 桐乃「大事な肉親ですからおいたは許しません」 黒猫「昔のあなたなら『な、なんであんなやつのこと好きにならなきゃならないのよ』ぐらい言ったのに」 桐乃「そりゃ40年近く生きてればいろいろと経験するわけよ」 黒猫「付き合った男の数も一人や二人じゃないものね」 桐乃「逆に一人の男と20年以上も続いてるあんたの方が少数派なのよ」 黒猫「レアケースなのは認めるわ」 466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 17:58:09.79 ID:JNgPU3f1O [16/21] 桐乃「でもあいつとあんたの子供だし変な男に引っ掛かったりしないと思うよ?」 黒猫「そうあってくれることを願うばかりだわ」 桐乃「たぶん彼氏出来たら麻里奈の方から連れてくるわよ」 黒猫「さりげなく次回予告?」 桐乃「何よ、次回予告って」 黒猫「深い意味は無いわ。それより今日は食べてくんでしょ」 桐乃「最初からそのつもりでした」 黒猫「まったく…ちゃっかりしてるわね」 桐乃「たまにはお義姉さまの美味しい手料理をいただきたいからね」 黒猫「はいはい誉め言葉として受け取っておくわ」 娘猫「ただいまー」 黒猫「噂をすればなんとやら」 467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 18:10:52.65 ID:JNgPU3f1O [17/21] 桐乃「おかえりー」 娘猫「あれ叔母さんいらっしゃーい」 桐乃「久しぶりー」 娘猫「お母さんと何話してたの?」 桐乃「ふふふ女同士の内緒話」 娘猫「えー、私も仲間に入れてよー」 桐乃「麻里奈が彼氏連れてくるようになったらね♪」 娘猫「じゃあそのうち連れてくるから楽しみにしててちょうだい」 桐乃「あらあんた、いつの間に彼氏出来たの!?」 娘猫「まあ予定は未定だけどねー」 桐乃「ぎゃふん」 黒猫「二人ともー、玄関先で漫才やってないでお皿並べてちょうだい」 桐乃「はーい」 娘猫「はーい」 492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 22:20:03.92 ID:JNgPU3f1O [19/21] 桐乃「(ん?あれは…)おっすー」 娘猫「あっ、おばさーん」 ??「(おばさん!?)」 桐乃「おーおー青春してるねー」 娘猫「やだもぅ♪」 桐乃「で、こちらは?」 娘猫「同じクラスの友達ー」 ??「あ、始めまして。田井中悠一と申します」 桐乃「始めまして。麻里奈の叔母の高坂桐乃です」 悠一「どうもお噂はかねがね…あっいつも番組見てます」 桐乃「どうもありがと♪ん?田井中?」 493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 22:21:00.28 ID:JNgPU3f1O [20/21] 娘猫「どうしたの?」 桐乃「もしかしてお母さんの名前は麻奈美じゃない?」 悠一「母をご存知ですか?」 桐乃「ご存知も何も…うちの兄貴の同級生よ」 娘・悠「な、なんだってー」 桐乃「ナイスリアクションありがと」 510 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/15(水) 23:10:41.79 ID:JNgPU3f1O [21/21] 娘猫「世間は狭いねー」 悠一「本当だな」 桐乃「それより立ち話もなんだから軽くお食事してかない?奢ったげるわよ」 娘猫「わーい♪やたー」 悠一「いいんですか?」 桐乃「子供が遠慮しなさんな」 悠一「すみませんご馳走になります」 桐乃「麻里奈もいい子捕まえたじゃない。叔母さんうらやましいなー」 娘猫「ふえっ!?いやあのその彼氏とかまだそんなんじゃ」 桐乃「な~に焦ってんの~?ニヤニヤ」 悠一「(なんか律伯母さんに似てるなあ)」

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