黒猫「は?お泊り?」

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1 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 13:55:03.01 ID:00O3EbAkO トゥルルル… ガチャ 桐乃「もしもし?」 黒猫「私よ」 桐乃「何か用なの?」 黒猫「マスケラのDVDを貸してあるでしょう。今すぐ返して頂戴」 桐乃「ハァ?まだ見てないんだけど」 黒猫「今すぐ見たい気分なの」ハァハァ 桐乃「…わかったわよ。じゃあ家に来なさいよ。今日家に誰もいないから」 黒猫「お兄さんも?」 桐乃「何よ、会いたいの?」 黒猫「馬鹿を言わないで頂戴」 桐乃「キモ」 ガチャ 桐乃「…はぁ」 8 : 桐乃視点 - 2010/12/30(木) 13:59:16.25 ID:00O3EbAkO 桐乃の部屋 「相変わらずの部屋ね」 私の超絶キュートルームに来た黒いのは部屋を見渡してそう言った。 相変わらずの口調。 相変わらずの身なり。 「何よその言い方。何か悪いの?」 相変わらずの私達。 でも少し、というかかなり違う変化があるんだ。 それは私の… 11 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:02:25.18 ID:00O3EbAkO 「ねぇ、聞いているの?」 「…あ、ごめん。聞いてなかった…」 「フン…DVDはどこにあるの?」 「えっと、そこの袋の中に」 私はベッドの下にしまってあった袋を取り出して、マスケラのDVDを黒いのに差し出した。 「何よ、1話も見てないの?」 「…興味なかったしぃ」 「貴女って人は…。私はメルル全部見てあげたというのに」 黒いのはそう言った後、私のベッド、私の隣に腰を下ろす。 「ねぇ、あんた」 私の脳にじんじん伝わってくる、この匂い。 「どうしたの?」 私の心臓が急に速く脈打つ、この感覚。 12 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:03:32.23 ID:00O3EbAkO 「今日、泊まっていかない?」 変わったのは、私の気持ち。 「何を言っているの?」 「だから、私の家に泊まっていきなって、もう遅いし。明日も休日だしさ」 「…妹達の世話もあるし」 「一日くらい大丈夫でしょ?お願いー」 私は柄にもなく黒いのの手を握ってお願いしてみる。 「…じゃあ妹に電話してみるから。手を離して頂戴。汚らしい」 フン、と私の手を払って電話をかけようとする黒いの。 15 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:09:33.66 ID:00O3EbAkO …可愛い。 仕草が、口調が… 口が髪が服が鼻が手が足が肩が指が目が耳が首が膝が… 全部可愛い。 * 16 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:10:30.40 ID:00O3EbAkO 手早く夕食を済ませて、時刻はもう9時を回っていた。 黒いのがマスケラが見たいと騒ぎ始めたので、リビングのテレビで鑑賞会をする事になった。 「さて…」 リモコンを手に取った私は彼女の隣に腰を下ろす。 「鬱陶しいから近づかないで頂戴」 「だって…」 「だって何かしら」 「…何でもないし」 切ない。隣にいけないのが悲しい。触れたい、触れたい触れたい触れたい…。 17 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:11:54.33 ID:00O3EbAkO マスケラが始まったはいいものの、私はそれどころじゃなかった。この状況に、この瞬間に、五更瑠璃に興奮を覚えていた。 「フッ…流石、クイーンズオブナイトメアね」 …ヤバい。これじゃ私っつーキャラがヤバい! 「わ、私お風呂に入ってこようかな」 「ふうん、好きになさいな」 相変わらずマスケラに夢中の「瑠璃」は私を一度も見ずにそう答えた。 「…じゃあ、行ってくる」 18 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:13:26.68 ID:00O3EbAkO お風呂 「はぁ…」 すっかり興奮してしまった私は下半身を濡らしてしまっていた。我慢できずに右手の中指で愛撫し始める。 「ん…はぁ、くっ…んぅ…んっ…」 まるでエロゲのあのシーンになる前にシャワーを浴びる時みたい、そんな気分。 でもそれよりも甘美で淫猥な…。 「あっ…!」 びくびくと腰を痙攣させて私はものの数分で果ててしまった。 まだ完全でない私の心が彼女に対する気持ちでいっぱいになる。 「……」 湯舟には結局浸からなかったな…。 …瑠璃も入るよね。 着替えはどうするのかな。 …私のを貸そうかな…へへ、そしたらもっと可愛くなるよね。 「…あがろっと」 シャワーをぬるくして下半身に浴びる。 飾り毛が微かに湿ってお湯が滴る。 恥丘を伝ったお湯は見えない所まで流れていって、おしっこみたいに滴り落ちた。 20 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:19:01.33 ID:00O3EbAkO 「あがったよー」 「グスッ…うっ…うっ…」 「は!?なんで泣いてんの?」 「…泣いてなんか…グス…いないわ…汗よ。暑いし」 「そんな服着てるからじゃないの?」 「妖気を纏っているから…暑くはならないわ…」 「言ってること矛盾してるし…馬鹿じゃん」 エヴィアンをコップに注いで私は瑠璃の隣に座る。 なるほど泣いていた理由はこれか。 画面一杯に感動シーンが流れていた。 という事はもうマスケラ鑑賞会は終わりなの? 「…もう最終回なの?」 「まぁそうね。けれど、二期もあるわ」 二期… 「…お風呂に入ってもう部屋行こーよ。明日も見れるしさ」 瑠璃は一瞬悩んだ顔をしたけれどすぐに決心がついたようで 「そうね、そうするわ」 とぽつりと口にした。 21 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:20:27.64 ID:00O3EbAkO 彼女をお風呂に案内して、私の服を用意する。 「これ、寝る時に着なよ」 「悪いわね。借りるわ」 そう言い残すと、風呂場の残響と共に、彼女と私の会話に一瞬のブランクが出来る。 「…脱ぐから、早く出ていって頂戴な」 「あ、ごめん」 追い出されちゃった。へへ。 22 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:22:41.75 ID:00O3EbAkO しばらくリビングで待っていると風呂場からシャワーの音が聞こえてくる。 パシャパシャ…ザー 「…」 シャワーの音。瑠璃を跳ねて滑る水の音。隅々まで流れて落ちる雫の音…。 へへ…。 私は足音を立てないようにしながら風呂場へと向かう。 23 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:23:53.27 ID:00O3EbAkO ドアを開けて、廊下を歩いて、またドア……あった。 「ふふ…」 脱衣所にあったのは、脱いで間もない彼女の下着。 一番上にある、きちんと畳んだゴスロリ私服をそっと掴んで脇に置く。 感じた微かな温度に頭がくらくらする。 その下に…あった、下着…。 緊張か何かわからないけど、私の鼓動が激しく脈打つのがわかる。 ついに、その白い控えめなパンティを手に取って、顔に近づけてみる。 「…すんすん」 …なんて華やかで、淫靡で… 彼女の匂いが広がる。 立っていられないほどにドキドキする…。 私は裏側をめくってみた。望んでいた「ああいうあれ」はなかったけれど、 満足しきった時には既にシャワーの音はせず静かでたまに水面をいじる音が聞こえるだけだった。 27 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:29:46.50 ID:00O3EbAkO 「ねぇ」 開口一番、彼女は半ば怒ったような、呆れた口調で言い放つ。 「貴女の服…センスは別として、というか。し…下着」 赤らめ俯く瑠璃の言いたい事はわかってる…ふふ。 「…ブラジャー、大きいのだけれど」 無実なほどに純粋に黒く下げた湿っている髪の毛が、俯いた彼女に覆い被さって、恥ずかしさを隠すようになって。 何か可愛い。 私がチョイスしためちゃくちゃ可愛い水玉のパジャマを着て、私の匂いと交配する瑠璃の匂い。 可愛いよ。 可愛いよ… 29 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:36:06.75 ID:00O3EbAkO 「ふ…。私の胸そんな大きかったかなー?」 いじわるっぽく笑ってみせた私に、彼女は更に頬を怒りと恥で赤らめてる。 「このビッチ…早くラブホ街にでも行って汚れろ!!!!!」 口調変わってるし…。 …ちょっと言いすぎたかな。 「まぁいいんじゃん?どーせ今日二人だし」 「くっ…」 33 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:45:39.86 ID:00O3EbAkO * 部屋に戻った私達。 私はもう壊れてしまいそうだった。 湿った髪がいい匂いすぎて。 少し眠そうで目を擦ってる仕草が可愛い。 カラコンを外した無邪気な目が可愛い。 襲いたい。 35 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:53:17.96 ID:00O3EbAkO 「ねぇ…私はどこに横になれば…きゃ」 私はついに彼女を押し倒してベッドに押さえつけてしまった。 そのまま浅く口づける。 「ん…な、何の真似?やめて頂戴…んっ」 何度も、抵抗する彼女の四肢を押さえながら口づける。 今まで、ずっと想像してたいやらしい音と味を現実に感じる…。 36 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 14:54:41.97 ID:00O3EbAkO 「もう…やめなさい…」 涙が目から零れ始めた姿を見ても、私は動じなかった。 舌で涙を掬って、その舌はどんどん、顔、首筋を滑る。 「っ…」 鳥肌を立てる彼女はもう反抗する事を諦めているよう。 「んっ…ちゅ…ちゅ」 音を立てながら鎖骨辺りに丁寧キスをしていき、抵抗をやめた両腕から私の腕を放して、服を脱がせ始めた。 38 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 15:02:53.23 ID:00O3EbAkO パジャマのボタンを脱がしても声を殺して泣くだけ…ただの屍のよう。 …死姦もいいかな…へへ。 はだけたパジャマの下には、瑠璃には大きすぎたブラジャーを纏って、彼女の控えめな双丘を隠していた。 「…」 つーっと舌をはわして、向かって左の腋まで。 42 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 15:10:03.79 ID:00O3EbAkO ほかほかした彼女の綺麗に処理された腋を丁寧に愛撫する。 「あっ…ん」 身をよじらせる彼女。きっとくすぐったいのかな。 右の腋に移動した時に、私の携帯が勢いよく鳴った。 あの馬鹿兄貴からのメールみたいだった。 「チッ…死ねよ」 こんなタイミングに…。 キッと彼女を向くと、依然として涙をながして嗚咽を漏らしていた。 こんな経験初めてだろうな…私もだけど。 43 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 15:10:57.66 ID:00O3EbAkO …右の腋に舌を近づける前に、再度彼女の匂いを嗅いでみる。瑠璃の、瑠璃の匂い。いい匂い、大好き。 「大好きぃ…」 私の声は彼女に届いたかな…へへ 「こんな…こと…しないで…」 やっと声出した…。可愛い声。つんつんしてない声…。 「大好き。あんたの事が大好きなの…」 「私はっ…」 何か言おうとしたから私はお腹を殴ってみる。 「ぐっ…!…げほっ…痛いい」 「私は、何?」 44 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 15:12:51.26 ID:00O3EbAkO 「…何もないわよ…うっ…グス」 ああ気持ちいい。 抵抗しないっていいよね。最高。 エロゲとかだと、これから何するんだっけ。 「よっ…と」 彼女の可愛らしい腋を堪能した私はブラジャーを上にずらす。 ブカブカだからすぐにずれたね…ふふ 46 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 15:19:47.90 ID:00O3EbAkO そんな時、玄関から音がした。 「ただいまー。…桐乃、誰か連れてきてるのか…って黒猫か!?」 なんて声が聞こえる。 何よ…なんで今日帰ってくんの?地味子ん家じゃないの? …最悪。 トントンと階段を上がる音がする。 「あんた、早く服着なさい。兄貴帰って来たから」 「グス…」 「いつまで泣いてんのよ…お願いだから早くして。それと、言ったら…」 「…はい」 随分としおらしくなった瑠璃を横目に私は馬鹿兄貴を待ち構えた。 52 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 15:28:40.05 ID:00O3EbAkO 桐乃視点終わり 京介「お、おい」トントン ガチャ 桐乃「何よ…」 京介「黒猫がいるのか?」 桐乃「は?あんたには関係ないでしょ?」 黒猫「…」ヒョコ 京介「お…黒猫…今日は泊まるのか?…可愛いなそのパジャマ」ドキドキ 桐乃「キモ…これあたしのパジャマだし」 黒猫「ええ…」コクン 57 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 15:33:56.51 ID:00O3EbAkO 桐乃「とにかく。私の部屋に来ないでくんない?邪魔だから」 黒猫「そんな事ないわ…」 桐乃「は?」ギリッ 黒猫「ひっ…」ビクッ 京介「お前、黒猫に何かしたか」 桐乃「は、はぁ?何かって…この変態…キモ」ガクガク 京介「…へぇ、じゃ今のはなんだ。黒猫、すごい怯えていたぞ」ジー 桐乃「んな訳ないでしょ!?アンタ目大丈夫?…ねぇ?」キッ 黒猫「…グスッ」 京介「黒猫…ちょっと来い」 桐乃「ちょ…アンタ連れ出して何を…」 ガチャ バタン 61 : 京介視点 - 2010/12/30(木) 15:43:57.85 ID:00O3EbAkO 静かに俺の部屋のドアを閉め、黒猫を(半ば誘拐の様だが)招き入れた。 泣いている黒猫をただドアの前で抱きしめてやる。 黒猫はそれに対して、身を俺にもたれそのまま下にずり落ちたまま、嗚咽をあげて泣き始めてしまった。 「おい…また喧嘩したのか?」 仲直りしたばっかりなのに、また喧嘩か? …だとしても何か変だよな。 原因を探るにしても、黒猫が泣いているし…。桐乃に話を聞き出すにしても、俺の先程の強引な行動からして不可能に近い…。 結果俺は黒猫を慰め、優しく抱きしめて、湿った髪を撫でる事で精一杯であった。 65 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 15:49:53.44 ID:00O3EbAkO 何分経ったか、やっと黒猫は落ち着きを取り戻してきたようだ。 だから、俺は何気ない話題から攻めてみる事にしてみる。 「今日、泊まるのか?」 「…」 無反応か…。 「お前いい匂いだな」 「…」 すいません調子乗りました。 68 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 15:55:09.87 ID:00O3EbAkO 「…桐乃と何かあったのか」 やっぱり性に合わねえよ。直接きいてみるしかない。 「…何も」 「そうか。じゃあ」 「聞かないで」 「そうか」 そこまで頑なに言うことを拒むとは。よっぽど何か…。 何か…やばい事があったのか? するとまた、黒猫が泣き始める。こりゃ重症だな…。 「よ、よし…今日泊まるんだろ?桐乃が嫌なら、俺の部屋で…」 寝ればいい、と言おうとして俺はかなりアブない提案をしている事に気付く。 「い、いや…今のは別に」 「いいわ。ここにいる」 目を腫らした黒猫はそういうと俺のベッドに歩いていって、ぱたんと横になった。 なんだそこで寝るのか。 なん…だと… 71 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 15:58:55.52 ID:00O3EbAkO 「そこで寝るのか、じゃあ俺は布団持って…」 「一緒に寝て頂戴」 「…お、おう」 俺は覚悟を決め、黒猫の傍らに横になる。 「…」 「…」 静寂な空間に、時計の音だけは規則正しく。 76 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 16:04:29.65 ID:00O3EbAkO 「あ…風呂入ってなかったな…」 思い出して、体を起こそうとすると黒猫の腕が腰に絡んでくる。 「一人にしないで…」 カラコンを付けていなくても赤くなってしまった目が俺に必死に訴える。 「…わかった」 一日くらい風呂はいいか…。嫌でも隣に女の子いるんだぞ…まぁ確かに黒猫にこんなお願いされちゃ…いやだがしかし… 「あいつに襲われそうになったの」 この言葉を聞いた瞬間、風呂に行く気すらなくなった。 79 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 16:08:47.83 ID:00O3EbAkO 「それは本当か…?」 「ええ」 黒猫がこんな態度なんだ。嘘じゃないよな。 だとしたら、桐乃が…。 「私を部屋に連れて来て、そのままベッドに押し倒された」 ぽつりぽつりと話し始める黒猫。 「それで、私に…キスをしたわ」 92 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 16:18:15.14 ID:00O3EbAkO 「それで…私にキスをしたわ」 そうかキスか… 「マジかよ!?」 桐乃にそんな趣味合ったのか…だから今までエロゲやってて、彼氏いなくて、可愛い子(あやせたんとか)がいっぱいいるモデルやり始めて… そうか…だからBLモノも… な ぞ は す べ て と け た 97 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 16:29:09.57 ID:00O3EbAkO ちくしょう…近親モノ多かったからちょっと勘違いしちまった俺を殴れ…特に俺の股間を殴れ…殴ってくれ… 「股間殴ってくれぇ…」 ゴンッ!!!!! 「げごぎがぐぺぺ!!!!!!!!」 つい声に出しちまったよ… つうか殴る黒猫も黒猫だろ… 「黒猫…本気でやらないでくれ」 「殴ったの私だから」 そうか桐乃だったか… 「って桐乃ぉぉ!?」 そうだ鍵なんてついてなかった… 「アンタ何?私が隣にいながら黒いのと一緒に何する気だったの?」 「いや俺は別に…」 「行きましょ」 桐乃が黒猫にそう告げると半ば強引に黒猫を持って(という表現がしっくりくる)部屋に戻ってしまった。 99 : 桐乃視点 - 2010/12/30(木) 16:34:06.07 ID:00O3EbAkO ふぅ、やっと可愛い瑠璃たんを部屋に連れてこれた…ふふ 「ねぇ…」 「はい…」 相変わらずの怯えた表情…ぞくぞくしちゃうなぁ… 「続き、してもいいでしょ?」 「え…?」 「いいでしょ?」 「…ええ」 102 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 16:40:26.83 ID:00O3EbAkO 「じゃあ脱いで」 「…」 「脱げっ、て言ってんでしょ?」 ベッドに足を組む私の目の前で、瑠璃は脱ぎ始めた。 するすると脱いで、彼女の上着がすとんと床に落ちた。 「その調子で、早く」 103 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 16:42:50.84 ID:00O3EbAkO 「…」 彼女は上着とお揃いの水玉パンツに手をかけて、ゆっくり脱いで… ついには下着だけになった。 涙目になりながら身をよじらせる瑠璃。 可愛い…可愛い可愛い可愛い。 109 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 16:52:58.81 ID:00O3EbAkO 「早く脱ぎなよ」 「…ふぇ…グス」 あーあ、泣いちゃった。 興奮しちゃうなぁ。 「…週に何回くらいしてんの?」 「…え?」 「オナニー」 「…何をきいて…」 「答えないっていうの?」 鋭い視線を向けると、すぐに俯いてしまう彼女に質問責めしてみる。 142 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 20:40:54.57 ID:00O3EbAkO 「…です」 「何?聞こえない」 「3回くらいです…」 3回…2日に1回か…想像しちゃうなぁ、妹達の寝てる隣で声を抑えながら自慰をする瑠璃たんを… 瑠璃たんは恥ずかしいのか手で顔を隠してしまった。 これじゃ可愛い顔が見れないな…ん?あれは… 「ふ~ん…それよりさぁ、あんた、濡れてんの?」 ビクッと反応してる…本当なんだ。 「もしかしてぇ…人に見られて感じてるんだ?興奮してるんだ?」 彼女に歩みよって「そこ」を指でなぞってみると、案の定少し粘性のある液体が指に残る。 143 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 20:45:07.72 ID:00O3EbAkO 「こんなになってるんだけど、変態なの?」 「……」 下唇を噛みながら赤面する瑠璃たん 「…これは違うわ…」 「へぇ、違うんだ…」 違うんなら何かな?ふふ…。 「そこ」を右手の中指でパンティの上から執拗に擦っていく。 「くっ…やめて…ぇっえっ…」 間もなく中指はその液体でびちゃびちゃになってしまったのを感じる。 「『私は見られるだけで濡れる変態です』って大きな声ではっきりと言ったらやめたげる」 クチュ…クチュクチュ…クチュクチュ 「わ…はぁ…んっ…私は…見られるだけで濡れる…変態…ですっ…あっ!」 「はいよく出来ました…へへ」 擦るのをやめてその中指の液体を口でしゃぶりとる。 なんだか私も変な気持ちになってきちゃった…。 144 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 20:49:42.30 ID:00O3EbAkO 「私は…見られるだけで濡れる変態…です」 「な…なんだと!!!!!!!!」 今…完全に黒猫の声だったよな…? 黒猫は見られるだけで… くそ、興奮してきt… 待てよ。何でそんな事を言ってるんだ? まさか桐乃が… 桐乃がエロゲーをやらせて、黒猫がノリでセリフを口にしたのか!? フ…我ながら鋭い洞察力。エロ本の隠し場所だけはすぐばれるがな! 146 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 20:58:54.62 ID:00O3EbAkO 桐乃の部屋 「へへ、私も興奮しちゃったかなぁ」 私はそう言って瑠璃たんをベッドに倒して、下着を脱がす。 彼女の髪を退けて、ブラジャーを外す。 簡単に外れたブラジャ-で覆うには至らない程に弾力のある綺麗な胸。先っぽがたってる…ふふ。 「可愛いよお…すんすん」 思わず匂いを嗅いだら、瑠璃たんの汗の匂い。 汗かいちゃってたんだ…ふふ…。 「ん…ちゅ」 汗かいてるなら舐めてとってあげなきゃ。 私は鎖骨の窪みと、両脇を丁寧に舐める。 舐める度に身をよじらせる瑠璃たん可愛いよ…。 それでお待ちかねの、瑠璃っぱいを堪能する。 先っぽを親指と人差し指で弄りながら手全体で揉みこむ。 「んんっ…やめて…」 このやめては拒絶のやめてじゃないよね。エロゲの時もそんな感じだもん。 151 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 21:07:13.05 ID:00O3EbAkO 「いつもは自分で触って興奮してるのかな?どうやってやってるの?」 小さい胸に顔を埋めながらきいてみる。 「…どうやってって…ん…」 ふふ…。 「じゃあ自分でやってみてよ。ほら」 そう言って私は両手を離してあげた。 瑠璃たんは一瞬私の目を見た後そっぽを向いて、ゆっくりと両腕を自分の胸に這わせた。 そして、包むように自分の胸を愛撫し始める。 「じゃあそっちは自分で弄っててね。私は下弄っちゃうから」 「えっ…やめ…」 瑠璃たんは抵抗するようにパンティを手で覆う。 「なんか問題あんの?」 「そこだけは…その、まだ…」 なんだ…そういう事かぁ。 「大丈夫、ちんちん付いてないから(笑)」 「そうじゃな…んんっ…!」 なんだっていいや、脱がせちゃえ。 154 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 21:12:46.88 ID:00O3EbAkO 両足を閉じて必死に抵抗してる…ウザ…。 「ねぇ、これじゃ脱がせらんないんだけどぉ」 早くしなさいよ。 「だって…」 早く 「だってじゃないでしょ?だ っ て じ ゃ」 私は彼女のお腹をまた殴ってみる。 どん…と鈍い音を立てた。 「おえっ…うぇぇ…」 けほけほ…と咳込む瑠璃たんを見て慰めてみる。 「ごめんね…吐いたら私が飲んであげるから、ヤバそうになったら言ってね!」 慰めじゃないか…へへ スカトロシスターズ思い出しちゃうなぁ 159 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 21:20:49.07 ID:00O3EbAkO 足が開いたから思い切りパンティを脱がすと、瑠璃たんの愛液が糸を引いて落ちる。 あらわになったのは、綺麗な…とても「黒猫」という名前に相応しくないような領域があった。 「はぅ…はぁはぁ…」 最後の布を脱がされ、産まれたままの姿の瑠璃たんは、お腹を押さえながら泣いている。 「…怖いよぉ」 いつもの口調が、態度が微塵にも感じられなくなった彼女はそう漏らしたけど…。 怖いって何? 何が怖いの? お化けでも見た? 「もう…やめて…」 「は?こんなに気持ちよさそうにしてるのにやめたいの?」 前言撤回、やっぱ正直になんかなってないや。 「気持ちよくなんか…ひっ…」 私はその毛の無い、無垢な場所に指を当てがった。 161 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 21:26:32.39 ID:00O3EbAkO そのまま隆起した所を指で摘んでみる。 「あぁん…くっ…はぁはぁ…」 へへ…身もだえちゃって。可愛いなぁ…気持ちいいのかな…。 私もされて見たいなぁ。 頼んだらやってくれるかなぁ…へへ。 「気持ちいいの?こんな所弄られて気持ちよくなった?」 次は滴る愛液でいっぱいの所に指を侵入させてみる。 上をなぞって…下…ふふ、あった。 そこに標準を合わせると、瑠璃たんは両足で私の右腕を挟む。 痛い…私モデルなんだから、怪我しちゃったらどーすんの? …でも瑠璃たんだから許しちゃう。 168 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 21:32:13.12 ID:00O3EbAkO 「エロゲとかだと、激しくやるとなんかたくさんでるよね」 潮吹きってやつ? 本当にあんなたくさん出るのかな? 「や…め…きゃあ…ぅぁぁぁ…」 ピチャピチャピチャピチャピチャ 中指で「あそこ」の奥の膨らんでた所を押したら、何かがたくさん出てきた。 動かすのをやめると指には血が纏わり付いていた。 うわ…どうしたのこれ…。 「だから…やめてって…言ったのに…」 息を荒げながら瑠璃たんは、体を起こそうとする。 190 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 22:04:24.46 ID:00O3EbAkO 「…あれ」 興奮なんかしちゃってるけどさ。 桐乃がレズなのはわかった。 あれ… 黒猫もだっけ…? じゃあ、あの時の"呪い"とは何だったのか。 "約束の地"での出来事は何だったのか。 「これはただごとじゃねえ…!止めないと」 急いで部屋のドアを開けて俺は桐乃の部屋に向かおうとするが、少し躊躇してしまう。 「…まさか…二人とも裸じゃないだろうな…」 だが、今そんな事気にしてる暇はない。 勢いよく、扉を開け放した。 192 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 22:16:01.71 ID:00O3EbAkO 目に入った光景で、何が起きていたか一瞬で理解できた。 服を着ていた桐乃が…裸になっている黒猫に馬乗りになっている。 黒猫は泣いていて。 ベッドには血と…何かで染みが出来てて。 -完全なレイプだ。 194 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 22:17:58.70 ID:00O3EbAkO 「おい桐乃…お前何やってんだ!自分がやってる事理解してんのか馬鹿野郎!」 俺は言い寄り、力づくで桐乃を黒猫から引きはがした。 「痛っ…入って来んな!変態が…」 「痛い思いをしたのはどいつだ?変態は誰だ!こんな事していいと思ってんのかよ…」 叫ばずには、怒鳴らずにはいられなかった。 でも…桐乃はキョトンとしていて… 「え?だって瑠璃たん、気持ちよくなってたよ?ねぇ?」 目線を黒猫に向けた桐乃。 一方の黒猫はブランケットに身を包み、ベッドの隅にいって震えている。 「ねぇ?気持ちよかったよね?あんなに濡れてたしぃ」 そういって黒猫に近付く桐乃を…殴った。 201 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 22:30:41.20 ID:00O3EbAkO 俺は情けねぇよ…。 何でこんなになるまで妹を放っておいたんだ…。 そしてなりより 「これからどうしよう…」 これが一番の問題だ。 すると黒猫がぽつりと声を出す。 「私は、大丈夫だから…」 「黒猫…」 「彼女の小説を見た時から、薄々感ずいていたし。そして何より、男にレイプされるよりマシだわ」 「…ごめんな…こんな兄だったから…うっ…」 黒猫に掛けてあげられる言葉は謝罪以外になかった。いくら慰めていたって、俺は所詮桐乃の兄だ。桐乃の親族だから。 黒猫にしたら加害者の家族に被害者が慰められている感覚。最悪じゃないか。 「本当にすまない…もう、何て言ったらいいかもわからないけど…お前が、黒猫がいいように、桐乃の代わりに俺をどうにでもしてくれ」 206 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 22:39:57.39 ID:00O3EbAkO 「…あなたに罪はないわ」 そういって隣に静かに座る黒猫。 「強いて言うのであれば、それこそ罪になる」 「どういう事だ…」 頭を抱える俺の左手をそっと黒猫の右手が包みこむ。 そのまま、黒猫の太ももの上に俺の手は置かれた。 「私は、あなたが傍にいてくれればそれでいいの」 今、初めて「優しさ」の本当の意味を知った気がする。 本当に…何て言うかこいつは…。 「言葉も出ねぇよ…俺は…」 俺はまた柄にもなく嗚咽を漏らして泣いてしまう。 * 209 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 22:53:21.27 ID:00O3EbAkO 「泣くなんて弱い雄なのね」 「すまねぇ…」 右の袖で拭って、置かれた左手は依然として彼女の右手に包まれている。 「あなたには…呪いが必要ね。解呪出来ない、契りが」 どういう事かも理解せずに、俺はごろんとベッドに横になる。 「あら…契りが何か知っていて?」 「いや…頭が追い付かん…」 ああ…そういえば黒猫の私服はどこにあるんだ? 取りに行かないと…。 そういえば今何時だ? …ああもう明日になるのか。 「おい…お前今日どうするんだ?帰った方がいいんじゃないのか」 「莫迦ね。…それこそ不審者に襲われたら…うっ…」 「お、おい大丈夫かよ…」 けほけほとお腹を押さえて苦しそうにする黒猫の背中をさすってやる。 …今日はここで寝かせるか。 211 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 23:02:24.22 ID:00O3EbAkO 「とりあえず今日はここで寝ていいから。着てきた服どこにあるんだ?取ってくる」 やっと苦しみから解放されたようだった黒猫は潤んだ瞳で「脱衣所に畳んだままよ」と答えた。 * 取りに行って戻ると、黒猫はベッドにまだちょこんと座ったままでいた。 「取ってきたぞ。ほら」 「え、ええ…」 明らかに黒猫の様子が変だ…。そわそわしている様な。 213 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 23:09:02.53 ID:00O3EbAkO 「どうした?気分悪いなら寝てもいいんだぞ」 「いえ…違うの」 詮索しない方がいい気もする。なんせレイプされた後だ。 本当はここにすら居たくないだろうに、優しい言葉をくれて。俺の傍に居たいだなんて、どれだけお人よしなんだよ。 「そうか…眠くなったら言えよ。そばに居るから」 「ねぇ…この前の事なんだけど」 「え…あぁ」 覚えている、忘れてなんかない。 "約束の地"での出来事。 「答え、聞かせて頂戴」 口調はそのまま。だけどどこか柔らかい声でそう言い放つ。 216 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 23:16:23.56 ID:00O3EbAkO 「えっと…」 言葉に詰まってしまう。 答え…。要するに告白に対する返事。 告白という甘く切ない響きに陶酔しているのもいささか事実でもあったから。 どうしても黒猫に対する本当の気持ちが見出だせなくて。 今まで答えを言わずに過ごしていて。 黒猫は、俺の妹に…。 黒猫にとってそれは最悪なシナリオ。 「こんな、俺でも良いのか?」 217 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 23:21:28.01 ID:00O3EbAkO 「ええ、あなたが良い。先輩が、兄さんが好き」 「好き」という言葉が俺の頭をゆらゆらと反芻する。 「俺も、お前の事が…んっ」 言い終わらぬ内に、唇を奪われる。 とっさの出来事に体を起こそうとすると、黒猫がそれを制止した。 「横になってていいわよ」 「黒猫…?」 219 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 23:27:44.21 ID:00O3EbAkO 「これからは真名ではなく…人間としての"偽りの名"で呼んで欲しいわ…」 「瑠璃…」 改めて呼んでみると気恥ずかしい。 それに、これが"彼女"になった黒猫改め瑠璃に対する第一声であった。 そのまま瑠璃と俺はしばらく口づけを交わす。 「ん…ちゅ…は…ちゅっ」 何度も続く未体験の感覚は瑠璃の甘い匂いと共に脳を刺激していく。 柔らかい彼女の唇は唾液で更に柔らかさを際立たせていく。 ついに瑠璃は俺の上にまたがって、俺の顔を両手で抑えながら口づけてくる。 221 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 23:35:01.50 ID:00O3EbAkO 控えめな重さが腹部を締め付ける。 視界には瑠璃の赤らめた頬と、閉じた唇。それに、未だに先が少し湿った髪があった。 「ぷは…」 俺が一旦唇を離すと、切ない目で俺を見てくる。 …反則な可愛さだな。 「これが、契り…なのか?」 一応、聞いてみた。 「まだ始まってないわ…今のは…序章にも過ぎないわ」 そうだよな… あぁ…やっと理解出来てきたかも知れない。 "契り"だろ?エロゲでもよくある。 今のが序章だろ? つまり… 222 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 23:42:30.75 ID:00O3EbAkO 「なぁ…瑠璃」 「何かしら」 顔を近づけて今にも"序章"の続きが始まりそうな距離なので、瑠璃の甘い吐息がかかる。 「契りってのは、アレか?…なんつうか…その、人類の神秘っつうか…あの」 「言ってる意味がわからないわ。…キスのしすぎで頭溶けちゃった?」 くっ…だからその表情と台詞は反則だ… 「何想像してるのかは知らないけど。…私は本気よ」 そう言うと瑠璃はまた、唇を重ねてくる。 今度は深く、長く。唇を割いて侵ってくる小さな舌を受け入れる。 瑠璃は舌で俺の口内を愛撫してくる。 唇の上の歯の間。そして下も。歯の裏を優しくなぞられる。 そして俺の舌と絡み合わせてくる。 223 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 23:46:57.85 ID:00O3EbAkO 「ん…くちゅ…はっ…ん」 愛らしい吐息が俺の鼓膜を震わせる。 俺は瑠璃の舌を甘噛みする。 すると、彼女は悩ましい顔になりながら吐息を荒くする。 「はぁはぁ…こんなので感じるわけないじゃない…」 時々黒猫に戻るのな。可愛いやつ。 226 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 23:53:16.71 ID:00O3EbAkO そろそろ腹部の圧迫がきつくなってきたので、ゆっくりと瑠璃を下にした。 ついでにまベッドへ完全に体を移動させ、彼女の頭に枕を敷いてやる。 「手慣れてるのね…経験済みなの?」 「んなわけねーだろ」 「そう、よかった」 「初体験だから、これからどうすればいいかわかんねぇ」 微笑んではみるが、心に余裕がなくてぎこちない。 「莫迦ね…」 そういうと瑠璃に促され、横になり向き合う形になった。 231 : 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 23:59:42.43 ID:00O3EbAkO 「あなたは、これから私と契りを交わすのよ…」 改めて言われても困るのだが、体は正直でいて。 「準備、できたかしら?」 そういって、瑠璃は左手を俺の股間に当てがう。 すっかり勃起した物の先をズボンの上から親指で撫でられる。 「…これが、"鍵"よ」 「その鍵は、私の"鍵穴"に合うかしら?」 いたずらに含み笑いをする瑠璃をみて、俺の理性は失くなった。 233 : 以下、名無しにか - 2010/12/31(金) 00:11:25.53 ID:8h1jPW8BO 「瑠璃…」 俺は強引に抱きしめ唇を重ねる。 「ん…ふっ…ちゅ」 そして、俺は両手で瑠璃が着たぶかぶかな上着をまさぐる。 そして辿り着くその突起を通過すると、瑠璃がびくんと反応する。 「あっ…服…擦れ…んっ」 そういえば下着がないのか。 俺はそのまま上着の中へと手を侵入させる。 めくれて見えた腹になぜだか無性に興奮を覚える。 両手で瑠璃の胸を下側から優しく揉む。 再び見せる悩ましい表情。 眉を潜め、何かを…内側から来る快感を、必死に溜め込みながら声を漏らさないように口をつぐんている瑠璃。 238 : 以下、名無しにか - 2010/12/31(金) 00:20:29.66 ID:8h1jPW8BO 「下も…いいか?」 「…きかないで頂戴」 少し腰を浮かせた瑠璃に応える様に、俺はズボンを脱がせる。 あらわになる、瑠璃の恥部。 「綺麗だ…」 思わず声に出てしまう。 「恥ずかしいから…あまり見ないで頂戴…」 注意されても見入ってしまう。彼女の恥部は処理をしているのか、飾り毛も無く淡い桃色をしが白い肌に眩しかった。 そして、その果実に滴る水滴にこれ程興奮した事はない。 思わず、そこに舌を這わせると彼女の腰が跳ねる。 「…い、い、今、何を…」 239 : 以下、名無しにか - 2010/12/31(金) 00:25:21.55 ID:8h1jPW8BO 「すまん。あまりに綺麗だったから」 「綺麗なんかじゃないわ…んんっ…はぁっ…」 俺は構わずその果実に口を付け、果汁を掬った。 甘い…瑠璃の匂い。 「き…汚いよぉ…」 すっかり女の子になった瑠璃に違った興奮を覚えながら、俺は自分のズボンを脱ぐ。 242 : 以下、名無しにか - 2010/12/31(金) 00:32:44.14 ID:8h1jPW8BO そして、脱ぎ捨てた後の俺の下半身にあるのは決意と興奮。 足を広げて腰を少しだけ浮かせた瑠璃は俺の物を凝視していた。 「大きい……入るかしら…」 「痛かったら言ってくれ」 「ええ…。わかったわ…」 愛液の溢れ出る場所に、俺は当てがった。 「ひんっ…!は…はぁ…」 襞にそれが当たると、瑠璃は小さく喘いだ。 俺は少し上下に探ったあと、ついに"鍵穴"を探し当てた。 246 : 以下、名無しにか - 2010/12/31(金) 00:41:00.35 ID:8h1jPW8BO 「いれるぞ…」 意を決して、俺は瑠璃の中に入っていく。 亀頭が入ったあたりで瑠璃が苦しみの声をあげる。 「い…痛っ…」 微かに涙ぐむ瑠璃を見て罪悪感を感じて一旦引き抜こうとするが、瑠璃が拒む。 「このまま、一気に来て…大丈夫だから」 俺はそのまま奥まで一気に入れた。 「あぁぁ!はぁ…はぁ…グスッ」 完全に入った俺の物は柔らかい感触と生暖かさ、それに強すぎる程の締め付けに射精しそうになる。 246 : 以下、名無しにか - 2010/12/31(金) 00:55:40.90 ID:8h1jPW8BO 「瑠璃…出ちゃいそう」 そういって、今度こそ引き抜こうとするも彼女の両足で胴を押さえられてしまった。 「瑠璃…!どういうことか…」 「ええ…わかっているわ…来て」 「瑠璃…っ!あああ!」 ビク…ビクと今までにない程強く瑠璃の中へと白濁が放出される。 俺はそのまま瑠璃の上に被さるようになる。 「まだ…このままでいて」 瑠璃は耳元でそう囁いた。 256 : 以下、名無しにか - 2010/12/31(金) 01:01:35.47 ID:8h1jPW8BO 「これで…契りは完了したわ」 満足したような声でぽつりと呟く彼女をそっと起こして抱きしめてやる。 「好きだ…瑠璃」 「ええ、私も…って、破廉恥ね。また大きくなってる」 すっかり回復した俺の物は瑠璃の中でまた勃起してしまっていた。 「いいか?」 「仕方ないわね…本当に雄なんだから」 * 262 : 以下、名無しにか - 2010/12/31(金) 01:16:50.23 ID:8h1jPW8BO どこから話すべきか。 とりあえず俺は今、病院にいる。 もちろん、俺はクライアント側じゃない。 「保護者側」で来ている。 あの一件があってから…、俺は中々必死になってな。 「はい、ありがとうございました」 診察終わったみたいだな。 「へへ、お薬増えちゃった」 「ゆっくり治していこうな」 過去振り返ると、親父とあやせをこれほどまでに軽視してた俺が愚かだったね。 なんつうか…やっぱ未成年にやらせちゃ駄目だ。 「なぁ桐乃」 「なーに兄貴」 「今一番欲しいもんはなんだ」 「ん、まぁ…」 桐乃は処方された薬を傷だらけの腕で抱えてこう言うのさ。 「クイックロードかな…へへ」 完

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