弟めいかぁ:7スレ目855

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855 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/23(水) 21:31:22.63 ID:wzmCvRYK0 [2/11] ※この物語はフィクションであり 登場する人物・団体・その他名称とは一切関係ありません……ホントですよ? 俺、高坂京介! どうにか大学に受かり、入学の手続きも一通り終えた春休み中の18歳☆ …….スマン。テンションが上がり過ぎてたぜ。 でも、ハイテンションでも許してくれ。だってーーーー 「今日はお兄さんにお願いがあって来てもらいました」 スウィートラブリーレボリューションマイエンジェルあやせたんから呼び出しだぞ!? 「よし、婚姻届もらってくるわ!」 「どうしてそうなるんですか……?」 「え、お願いって結婚のことじゃねーの?」 「なんでお願い=結婚なんですか!?ブチ殺します よ!!」 あれ~……違ったのか。誠に残念なことだ…… 「まったくお兄さんはいつもいつも……!」 「じょ、冗談だって!ーーーじゃあ、〝お願い〝ってのはなんなんだ?」 「はいーーー、お兄さん、目を瞑ってください」 「ん…こうか?」 ま、まさかキス……? なーんて呑気に考えてたんだが…… 「……!?」 俺の口内に何かが入れられた。そして、骨の焼けるような感覚とともに、 俺は意識を手放すのであった…… 856 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/23(水) 21:32:03.24 ID:wzmCvRYK0 [3/11] ーーーーーーーー 目が覚めると、そこはどこかの部屋の中であった。 「……知らない天井だ」 とりあえず辺りをぐるりと見す。 部屋にはテーブルと椅子、ベッド、冷蔵庫等々、生活するには充分な家具や家電がある。 それと、ドアが2つ。 「……お決まりの開かないパターンか」 1つ目のドアは開かなかった。おそらくこれが外への出口なのだろう。 「もう1つはーーーー風呂とトイレか。生き延びる分には問題なさそうだな。」 これからどうしたもんか……などと考えていると ガチャリ という音ともに開かなかったドアが開き、 「あ、目が覚めたみたいですね」 新垣あやせがその姿を現した。 857 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/23(水) 21:32:38.94 ID:wzmCvRYK0 [4/11] ーーーーーーーー 「お兄さん、まずは自分の体をよく見て下さい」 そう言いながら鏡を俺によこす。 「今更自分の顔なんざ……!?」 鏡を見た俺は驚愕した。驚いて声もでねぇ。 だってよ……信じられんことに、鏡に映っていたのは 少年の頃の、俺。 「嘘…だろ…?」 「いえ、すべて現実ですよ」 よく見ると手も小さい。 立ってみてもあやせの方がずっと背が高い。 ワケわからん、何だよこのコ○ン君状態は!? ーーーーーーーー 「あやせ!コ、コリャいったいどういう事だ!!」 「落ち着いてくださいお兄さん。まず、お兄さんの体が縮んだのは私が飲ませた薬が原因です」 やっぱそうだったか……とりあえず原因だけは分かった。 「あれは〝アポトキシスコン4274〝という名前の薬で、一時的に肉体を若返らせる薬です。」 どっかで聞いたことあるような気のする名前だなオイ…… 「んじゃあ聞くが、何故俺にそれを飲ませたんだ?」 「……この間、桐乃に見せてもらいましたよ……」 「何を……だ?」 ま、まさか、あやせ画像コレクション〝あやせスペシャル〝がバレてしまったのか!? 「マジスンマセンアレハデスネッ「お兄さんの小さい頃の写真です!」……へ?ガキの頃の写真だぁ?」 「そうです!どうして……んですか」 ん? 「どうしてあんなに可愛いんですか!?」 858 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/23(水) 21:33:49.13 ID:wzmCvRYK0 [5/11] ハイ? 「ハ、ハアァァアアアァァァァ!!?」 何を言い出すかと思えば!? 「か、かわいい?大丈夫ですかあやせさん??」 「私の親友の兄があんなに可愛いかったわけがないですよぉ!!!!」 駄目だこのあやせさん!?医者は!?医者はどこにいるんだー!? 「……失礼、取り乱しました」 「あぁ……で、だ。つまるところ、ガキの頃の俺を実際に見たいから薬を飲ませたってことっすか……?」 「そういうことです!桐乃が、ご両親が旅行で明日まで帰ってこないと昨日言っていたので、絶好の機会と思い!!」 即答だと!?俺のガキの頃ってそんなによかったのか……? 「ハァ……で、いつ戻るんだ?一時的なものなんだろ?」 「24時間前後で戻るそうです」 「ということは、親父とお袋にバレる心配はないのか」 とりあえず一安心だ……捜索願なんて出されちゃ困るしな。 「話を進めましょう。お兄さんには、今日一日一緒に生活を送ってもらいます」 859 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/23(水) 21:34:41.37 ID:wzmCvRYK0 [6/11] ーーーーーーーー 「も、もう1回言って貰っていいか?」 聞き間違いと信じたい。そうでなければ困る! 「ですから、一緒に暮らして頂きます!」 「ヤ、ヤッパ聞き間違いじゃないっすよね~……」 やれやれだぜ、と言って 深く溜め息をつくと、あやせの表情が曇った。 「お兄、さんは、私と居るのなんて、嫌……ですかっ……?」 「い、いや、決してそんなことはないぞ!むしろ一緒にいたい!一緒に暮らそうぜ!!」 そ、そんなウルウルした顔で見られたら断れる訳ねーじゃねぇか! ま、まぁ体が縮んでるとはいえあやせと一緒だなんて、またとない機会だしな。 「えへへ……」 あやせも珍しく満更でもない顔をしている。怒らないだなんて、まさか……この力……ショタの力か!? 「えへ……、ではお兄さん」 おぉ、復活したかあやせよ。 「とりあえず、私の膝に座ってください!」 860 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/23(水) 21:35:33.06 ID:wzmCvRYK0 [7/11] ーーーーーーーー さっきから心臓が全力全開で鼓動を続けているぜ…… 「えへへ……」 この充足感MAXの声はあやせのものである。 あやせはベッドに腰掛けて、膝の上に俺を座らせ、俺に抱きついて頭を撫でている。 「そうだ、お兄さん」 スリスリ……俺を撫でていた手が止まり、あやせが俺に話しかけてきた。 「ん、なんだ?」 「私のことは〝お姉ちゃん〝って呼んでください!」 「欲望を隠す気0なんだなあやせ!?」 「……〝お姉ちゃん〝」 怒気をはらんだあやせの声。マジこえーよ…… 「あ……あや、せ……お姉ちゃん」 「えへへ~京介君~♪」 誰だコイツとツッコミてぇ!あやせはショタコンだったってのか!? それにしても、 先ほどから背中に柔らかな2つの丘が当たっており、魅惑の香りが漂い、暖かな手が優しく頭を撫でている……正直、溜まりません…… 素直に思っちまうよ。 「ショタ、万歳……!!」 我ながら単純な思考回路してると思う今日この頃です。鼻血が出そうだぜ。 861 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/23(水) 21:36:49.65 ID:wzmCvRYK0 [8/11] ーーーーーーーー 「京介君、お風呂に入りましょうか♪」 「あやせ……お姉ちゃん、それは本気でいってるのか?」 「あ、私は水着ですよ?中身はお兄さんのままなので何されるかわかりませし……」 俺に拒否権はないんだろ……?まぁ、あやせの水着姿を拝めるだけでもよしとすっか! 「セクハラしたらブチ殺しますよ?」 「は、はーい……」 さっきとは打って変わってこの冷ややかな目つきである。刺さりそうなくらいに視線が痛いぜ…… ここは風呂場。俺は裸であやせに洗ってもらっている。俺明日死ぬんじゃねーなってくらいに幸せだぜ…… 「はーい目瞑ってねー♪」「頭洗うよー♪」「痒いトコないー?」 おいお前ら……コレ、あやせなんだぜ……? マジでキャラ崩壊してるぞ…… 「はい、体も洗うよ~♪」 「はいよー」 ……よし、イイコト思いついたぜ! 「あやせお姉ちゃんよぉ」 「♪~なんですか?」 「前も洗ってくれないかな?」 「へ……前、も?セ、セクハラですよ!」 「うん!僕あやせお姉ちゃんに洗って欲しいな」 ここぞとばかりに必殺☆上目遣い☆ミで攻める俺。さぁ、折れろあやせ! 「……し、仕方ないですね」 「うん、ありがとう!」 キタキタキタキタァアーーーー(゜∀゜)ーーー!! ふひひ……僕の磨修羅男も洗ってもらっちゃおうかな……!!! 「このタワシで洗ってあげます、〝お兄さん〝?」 あ、俺死ぬかも。 862 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/23(水) 21:37:37.77 ID:wzmCvRYK0 [9/11] ーーーーーーーー 「さて、もう遅いですし、寝ますか?」 「ふぁ……そうだな、お休み」 これもガキになったせいだろう、やたらと眠いぜ…… 「では、一緒に寝ましょうか♪」 「お、おう」 さすがにもう驚きはしない。こう言うと予測していたしな。 「……京介君、お話を聞いてくれますか?」 1つの布団に入った俺達。不意に、あやせが声をかけてきた。 「ん、なんだ?」 「その……私、好きな人がいるんです」 「?……!!!!」 なん……だと?つまり俺の好感度UPを狙ったアプローチは最初から意味がなかったというのか……? 「その人は嘘つきで、いっつもセクハラしてきて……」 「ひっでぇ言い方だなオイ」 「……でも優しくて……、大好きです」 あやせの声が暖かみのあるものへ変わった。あぁ、あやせは本気でそいつが好きなのか…… 「でも、その人はシスコンで、妹の為になら平気で自分を投げ出して、泥まで被るような人なんです」 「……」 「私とその妹を仲直りさせるために、自分がド変態扱いされてまで頑張ってくれたこともありました」 ……まるで、どこかの誰かみたいだな。 「私がその妹にプレゼントをしたいと言ったときも、好きでもない事を調べてくれて、プレゼントを手に入れるのも手伝って頂いて……とにかく、本気で頑張ってくれました……」 「……なぁ、あやせ……」 「……最後まで聞いてください!……私はその好意にずっと甘えたままでした。……本当は、気づいてたんです。その人が私と妹の為に泥を被ったこと」 「もう甘えるだけじゃなくて、その人を支えられるようになりたいと思うんです……だからまずは、その人に私の思いを知ってもらおうと思っています……〝お兄さん〝に」 な、なんという急展開だ……!まさかあやせが俺を好きだったなんて…… 「あ、あやせっ」 「話はこれで終わりです。ありがとう……〝京介君〝」 「!!……そうか、分かった。お休み、〝あやせお姉ちゃん〝」 863 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/23(水) 21:38:35.16 ID:wzmCvRYK0 [10/11] ーーーーーーーー 翌日。 そろそろ昼という殺しに目が覚めると、俺の体は元に戻っていた。 「あやせ……」 隣にはまだあやせが寝ている。まさに眠り姫という言葉が似合う美しさだ…… ずっとみていたい気もするが、俺は高坂京介。〝お兄さん〝であり、もう〝京介君〝ではない。 「さて……」 いざ尋常に………… 「あやせっ!」 参る!!! 「……くぁっ……あ、お、おはようございます」 「おはよう。……伝えたい事がある」 「え……っと、何でしょうか?」 平静を装うあやせ。かく言う俺も緊張しまくってる。心臓が破裂しそうだ。 「俺は……お前が好きだ。お前が大好きだ。お前を愛している!」 ーーーーーーーー 「!ど、どうして先に言っちゃうんですか!?」 「……何の事だ?」 「昨晩話したでしょう!」 「あれを聞いたのは〝京介君〝だぜ?」 「っ!もう……お兄さは卑怯者です!」 卑怯……か。 ふっ、その通りだな。 〝京介君〝にならなかったらこうやって告白なんかできずに、一生本気と思われないセクハラ行為を繰り返していた事だろう…… けどよ…… 「だとしても俺は既に告白をした……、お前の答え、聞かせてもらえないか?」 「そんなの決まってるじゃないですか!」 あやせのが目に涙を浮かべ、涙声で叫ぶ 「好きに決まってますよ……!好きに決まってますよこの変態卑怯者お兄さん!!!」 「ありがとう…あやせ。なら、俺と付き合ってくれないか?」 「……はい!」 あやせがコクリと頷き、そして俺に抱きついてくる。 今までみたどの顔よりも最高の、笑みを浮かべるあやせ。 「お前のその笑顔だけで、俺は幸せだぜ!」 ーーーーーーーー あれからしばらくの時が立った。 ここは俺の部屋。 「なぁ……あやせ」 「なんですか?」 子犬のように可愛いらしい瞳を俺に向けるあやせ。抱きしめたいな! 「そもそもあやせが俺を小さくした理由は、告白するためだったのか?俺の小さい頃の姿が好きだったからなのか?」 「〝京介君〝に会いたかったのが最初の理由です。……告白は、ムードというか、なんというか……」 「マジすか?」 「はい♪ですから、また、そのうち頼みますよ?〝京介君〝」 「」 俺のあやせお姉ちゃんがショタコンなわけ……ありますヨネーー……… ーーーー完ーーーー

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