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5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 19:48:56.29 ID:e4+awgo/0
瀬菜「高坂先輩。私、先輩に人生相談があるんです」
こう切り出されたのが3日前。そして、今日俺は瀬菜と一緒に秋葉原に来ている。
なんでも兄貴との仲直りの印にプレゼントを渡したいそうだ。うちのと違って実によくできた妹である。いや、いつぞやの桐乃もかわいかったけどね?
京介「で?どこから行くんだ?」
瀬菜「やだなー、それを決めるために高坂先輩に人生相談を頼んだんですよ?」
京介「あー、そうだったな。でも何度も言うけど、あいつの趣味なんてよく知らねえよ?」
瀬菜「またまたぁ、以前もよくからんでるって、おっしゃってたじゃないですか」ウヘヘ
京介「つるんでるな!気持ち悪い言い回しをするんじゃねえ!!そして今すぐ妄想をやめろ!!」
だめだ…腐女子の妄想の種にされるってのはいつまでたっても慣れない。相変わらず気持ちわりぃ。
いくら眼鏡をかけてておっぱい大きいからって、会うたびにこれじゃあ精神が持たねえよ。
京介「って言うかなんで秋葉で選ぶことになってるんだよ。あいつはオタクじゃないんだろ?」
瀬菜「え?何言ってるんです?お兄ちゃんはああ見えてガチオタですよ?」
なん……だと……?
京介「え?まじで?あいつ爽やか系イケメンのくせしてガチオタなの?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 19:53:50.85 ID:e4+awgo/0
瀬菜「ええ、知らなかったんですか?高坂先輩」
正直知りたくなかったです。
京介「じゃあなにか?あいつ家では妹もののエロゲばっかりやってたりすんの?」
瀬菜「いいえ。お兄ちゃんは確かに重度のシスコンですけどそれはないです。普通のエロゲならやってますけど」
瀬菜「って言うか、実妹がいるのに妹もののエロゲやるとか信じられません。そういう変態とは、お近づきになりたくありませんね」
瀬菜さん、その実の妹から強制されて妹もののエロゲをやらされている俺は変態のうちに入りますか?……入るんだろうな。改めてこの現実を理解したことでちょっと泣けてきたぜ。
瀬菜「あれ?何で少し涙目なんです?……はっ、やっぱりお兄ちゃんのことが」
京介「いい加減そっち方向の妄想はやめてくれ。だが、これでわかったろ?俺はあいつの趣味に関しては何も知らねえぞ?」
瀬菜「そうですか。うーん、困りましたね」
そういうと腕を組み、唇をとがらせて考え出す瀬菜。腕を組んでいるせいでおっぱいがけしからんことになっている。
瀬菜「じゃあ、こうしましょう高坂先輩。……高坂先輩?高坂先輩!」
京介「お、おう!なんだ?どうした?」
瀬菜「ちゃんと人の話聞いてます?」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 19:57:00.39 ID:e4+awgo/0
あぶねえ、おっぱいに見とれて話きいてなかった。って言うか、見てたことばれてないよな?
京介「おう、聞いてる聞いてる。で、どうするんだ?」
瀬菜「…まぁ、いいです。今日は私と秋葉デートしてもらって、その中で高坂先輩がビビッと来たものをお兄ちゃんへのプレゼントにしようと思います」
京介「デートって…いいのかよ、俺で」
瀬菜「はいっ!実は高坂先輩のこと、前から気になってたんですよ」
京介「うええ!?あ、赤城…それはどういう………」
瀬菜「だって高坂先輩ってマスケラの主人公に超そっくりじゃないですか!いくら地味面だからって私の目はをかいくぐれると思ったら大間違いです!今度是非コスプレさせて写真とらせてもらおうと思ってまして!!」
いかん、変なスイッチ踏んじまった。これはもうしばらくおさまらんだろうな。
しかし、そういうことね。異性としてではなく好きなキャラにそっくりだから気になってたわけだ。
京介「そういうことね。ちょっと焦った俺がばかだったぜ」
瀬菜「?…まぁ今日はその話は置いといて、早速見て回りましょうか」
そこからはいたって普通?の秋葉観光だった。しかし、俺も秋葉にはけっこう来るようになっていたし慣れてきたという自負もあったんだが、新しい発見も多くて驚いたぜ。
これは一緒にまわる相手がいつもの面子でないからだろうな、なかなか奥が深いじゃないか。
だが、俺はこの後に待ち受けている地獄をまだ知らなかった。
13 名前:※このSSはフィクションです。現実の(ry[] 投稿日:2010/11/25(木) 20:02:39.93 ID:e4+awgo/0
瀬菜「ここが今日のメインディッシュです!」
京介「おい、ここは………まさか!?」
瀬菜「そうです!ここがBL専門店の最大手!○つのあなです!!」
女の子が○つのあなとか言うんじゃない!
うおおおおおおおおおおおおお!溢れ出す腐のオーラに精神がもっていかれそうだ。
京介「あ、赤城!ここにはお前の兄貴が欲しがるもんはねえって!!ここだけはやめとこう!!いや、やめてください!!」
瀬菜「いいじゃないですか、今日はデートなんですから。さっ、行きますよ」
そういうと瀬菜は、俺の腕に自分の腕をからめて強引に引っ張っていく。
京介「ひぃ!」
瀬菜「いやー、いつ来ても壮観ですね!」
そこには表現するのも恐ろしい異世界が広がっていた。右を向いても地獄、左を向いても
地獄。俺が精神崩壊したら責任とってくれよ?
瀬菜「いやー、すばらしかったですね高坂先輩!また来ましょうね!!」
京介「そうか……それはよかったな」グス
やっと、やっと○つのあなから解放された。
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 20:18:51.84 ID:e4+awgo/0
瀬菜「なんでまた涙目になってるんですか。で、ビビッと来たものってありました?」
京介「そういえばプレゼント選ぶんだったな。正直すっかり忘れてたぜ。そうだな……あ、あれとかどうだ?」
瀬菜「お!何かいいものあったんですか?」
京介「実はな、以前あいつと秋葉に来たときあいつが欲しがってたものがあるんだよ。今思い出したぜ」
瀬菜「…まさかラブドールとかいいださないですよね?高坂先輩?」
京介「ちげえよ!俺は後輩にラブドール購入を勧めるほど変態じゃねえ!!」
瀬菜「エロゲは作らせてましたけどね。『フヒヒwww作画資料を提供してやるよwwwあと、経験もあった方が書きやすいだろ?www』とか言って」
京介「台詞をねつ造するのはやめろ!さらにひどくなってんじゃねえか!!」
もうやだこの子。なんでそんなに俺を変態にしたいんだ。
瀬菜「じゃあ、一体何にするんです?」
京介「ふっ……TENGAだ」
瀬菜「てっ、て、TENGAって……やっぱり変態じゃないですか!?」
京介「まぁ落ち着けよ。あいつ、あれでも真剣に買おうか悩んでたんだぜ?店には俺が責任もって行ってくるからよ」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 20:21:17.94 ID:e4+awgo/0
瀬菜「あ、当たり前です!……でも……そうですか……お兄ちゃんが……」
瀬菜「じゃあ、仕方ないです。それにしましょう」
提案したのは俺とはいえ、妹にTENGAを送られる兄って…泣けてくるなオイ。
だがラブドールのパンフレットが原因でケンカになったわけだし、仲直りの品としては意外とありなのではないだろうかとも思ってしまう。ハハハ、俺も大概頭わいてんな。
京介「無事買い物もすんだし、今日はもう帰るか」
瀬菜「そうですね。高坂先輩、今日はありがとうございました」
京介「いいって、気にすんなよ」
瀬菜「あ!最後に一つだけ言わせてもらうとですね」
京介「ん?なんだ?まだなんかあるのか?」
瀬菜「女の子の胸を凝視するのはやめといた方がいいですよ」
いやああああああああああああ!ばれてたあああああああああ!!
違う、違うんだ。これも全てそのけしからんおっぱいがだな………。
瀬菜「高坂先輩だったからいいようなものの、他の人なら問答無用で通報するレベルでしたよ?」
京介「え?…おま……それはどういう……」
瀬菜「えへへ、高坂先輩みたいなお兄ちゃんも悪くないかなってことです!」
おわり