京介「妹たちに安価で悪戯する」:349

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349 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 16:41:48.33 ID:keLRz3m8o 夏休み、七日目。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/29(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx 天気もいいし、今日も元気にいってみようか ≫352 ―――――――――――――――――――――――――――― 352 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 16:46:47.95 ID:2KZNzN3Do 桐乃の唇に不意打ちでキス 355 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 17:12:53.38 ID:syulmth9o ≫352 よくやった 356 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 17:19:38.55 ID:p8NSsk5y0 ≫352 GJ! ―――――――――――――――――――――――――――― 357 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 17:31:07.49 ID:keLRz3m8o 待て待て。これはいくらなんでもやばい。 どれくらいやばいかと言うと、最初の村を出た途端魔王に襲われるくらいやばい。 勝率ゼロとか、クソゲーとかいうレベルじゃない。もはやゲームとして成立していない。 “振り回す”という意味では成功かもしれないが、その結果俺が死んだら元も子もないと思うんだが。 だが、最初期の鬼畜安価を振り返ればこれくらい案外どうにかなってしまうんじゃないかと思ってしまうから不思議だ。 今にして思えば、“俺の中の常識や良心をとっぱらう”のにあれほど最適な安価もなかっただろう。 「確かに、キス自体は不意を突けばなんとかなるのかもしれないが……」 桐乃は、普段はその完璧超人みたいなスペックを存分に活かしているくせに、ちょっと想定外のことがあると途端におろおろしだす傾向がある。 まさに不意打ちに弱いのだ。 「問題はその隙をどうやって作り出すかだな」 早速、俺は安価実行のための計画を練り始めた。 「桐乃、俺にエロゲを貸してくれ」 「え? ……あんたがそんなこと言い出すなんて珍しいじゃん。何企んでんの?」 ……ばれている。 具体的に何を企んでいるかはばれてこそいないが、この時点ですでに雲行きは怪しい。 だが、ここで尻込みしては余計に怪しまれるだけだ。 「何を言う。俺はようやく妹ものの良さに気付いただけだ。俺は! 今! 妹にいかがわしいことをしたくてたまらないんだよ!」 「……へ、へぇ……………」 口元をひきつらせ、まるで変態を見るような目で俺を見る桐乃。 あ、あれ? なんでそこでドン引き? 俺はいつもおまえが言ってることをそのまま口にしただけなのに。 このままだと、 『おススメのエロゲについて語るのに夢中で注意力散漫になった桐乃に不意打ちでキス大作戦』 が失敗しちゃうんだけど。 「き、桐乃?」 「ひいっ!? あ、あああ、あたしに近寄んな!」 どうしたことだろう。何故か桐乃は完全に怯えている。 一体何があったというのか。 「おまえ、本当にどうしたんだ? ……あ、ひょっとして熱でもあるのか?」 「だ、駄目だって! あたしたち兄妹なんだよ!?」 どこかで聞いたような台詞だな。 ……できれば思い出したくはなかったけどな! 「ひっ!?」 「あー、やっぱり熱あんじゃねえか」 桐乃の額に手を当ててみると、やはり熱い。こりゃあ安価どころじゃなくなっちまったな。 ……念のために言い訳させてもらうが、安価は実行する。実行するが、今回その時と場所をまだ指定しいない云々。 よってここは桐乃の世話を優先させてもらうぞ。 「下から体温計持ってくるから、着替えてちょっと寝てろ」 「こ、子供扱いすんな! それに熱なんてないから!」 「……真っ赤な顔して何言ってんだ。いいから大人しくしてろ」 バッと顔を抑える桐乃。 そして、そのまま布団にもぐりこみなにやらうんうんと唸っている。 「…………重症だな」 そんな桐乃を横目で眺めつつ、俺は“いい兄貴”としての務めを果たすため、階下に体温計と氷嚢を取りに行った。 いい兄貴は妹にエロゲを借りたり、ましてやキスを迫ろうとしないなどという突っ込みは俺には聞こえないからな。 361 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 18:09:16.72 ID:keLRz3m8o 「あれ? 熱がない」 「だからさっきからそう言ってんじゃん!」 36.2度。概ね平熱の範疇である。 「おっかしいな……さっきは確かに熱があると思ったんだけどな」 こりゃどういうマジックだ? まあ、ないならそれに越したことはないわけだが。 だが、これで俺は作戦の練り直しを余儀なくされたわけだ。 「うーん」 「……ほら、これ」 「うん?」 俺がどうやって安価を実行しようかと頭を悩ませていると、照れくさそうに桐乃が一本のエロゲを差し出してきた。 「……それがどうしたんだ?」 「あんたが貸してくれって言ってきたんでしょ?」 「お、おお! そうだったそうだった。おまえ(への安価)の事で頭がいっぱいですっかり忘れてたぜ」 「は、はあ!? あ、ああああ、あんた何言っちゃってんの!?」 きらり。この一瞬の動揺を俺は見逃さなかった。 桐乃を抱き寄せ、後頭部に手を回す。 「ちょ、ちょっと――」 そして、 「――!」 手早く目的の行動を済ませ、桐乃から離れる。 こう見るとなんとも手慣れているように見えるが、心臓はばくばくだったし、その動きもぎこちなかったと思う。 ともあれ、これで安価達成だ。しかし―― 「あ、あんた今何した!?」 桐乃の表情を見て、俺は固まった。 比喩ではなく、本当に一切の身動きが取れなくなったのだ。 「は、初めてだったのに……この馬鹿兄貴! ふざけんな! なんてことしてくれんのよ!」 桐乃はその大きな瞳一杯に涙を浮かべ、今にも泣きだしそうになっている。 「あ、あたしはもっと……もっとっ…………」 言葉が出ない。 俺は何てことをやってしまったのか。 今さら後悔しても意味はないが、後悔してもしきれない。 だが、今はとにかく謝らなくては……。 「き、桐乃」 「うっさい! 喋んな! 今すぐ出てって!」 ぐいぐいと俺を部屋の外へと追いやる桐乃。 「ちょ、ちょっと待ってくれ!」 バン! 俺の話を全く聞かないまま俺を部屋の外に追い出した桐乃は、無言で、まるで話すことは何もないとばかりに力の限りにドアを閉めた。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/29(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx やっちまった……。いや、安価は成功したけど大失敗した なんか心が折れそう。このまま次の安価に行ってもノリノリでいける自信がない せめて桐乃が俺のこと大好きだったら問題なかったんだろうけどな…… 桐乃が落ち着くまで次の安価に行くべきなのか、今すぐ謝りに行くべきか…… これから俺は何をすべきなんだ? 教えてくれ、≫363!! ―――――――――――――――――――――――――――― 363 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 18:10:06.69 ID:Cx8C5MpIO 着替えて、温もり残る脱ぎたての服を妹に進呈 367 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 18:16:28.23 ID:6kD+lYzVo 桐乃スレ住人が観光にでも来てんのかwwwwww ―――――――――――――――――――――――――――― 369 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 19:06:04.05 ID:keLRz3m8o 夏休み、七日目。朝パート延長戦 「意味がわからん」 今までにも意味のわからん安価はあったが、今回はその比じゃない。 目的から何から完全に意味不明である。そんなに家庭崩壊させたいのか! 俺が期待したのは――怒り、落ち込む妹に平身低頭全力で謝るなどの安価であり……というか今回はどう考えてもそれ一択なはずなんだけどな……おかしいな、どこで間違えたんだろ。 「いや、待てよ?」 今回指定された安価は“着替えて、温もり残る脱ぎたての服を妹に進呈”というものだ。 ということは、どのように渡すかは俺の自由ということ。 「ふふふ…………まだだ、まだ終わらんよ!」 俺は、沙織が好きなキャラクターの台詞を拝借しその身と精神を奮い立たせた。 「桐乃……頼む、開けてくれ」 桐乃からの返事はない。 だが、それでも諦めずに、何度も何度も繰り返し呼び掛ける。 呼びかけ始めてかれこれ20分前後は経った頃、ようやく桐乃がドアを開いてくれた。 「…………」 「さっきは済まなかったあああああああ!」 全力で土下座。 そして、手にもった脱ぎたての服を―― 「いてえ!」 いきなり桐乃がドアを閉めようとした。 が、俺がいるのでドアは完全に閉まらず俺がドアに挟まれる形となる。 ぎりぎりとドアを閉める力が次第に強まっていく。 ぐ……は、早くしないと京/介になっちまう。 「お、俺の話を聞いてくれ! 俺が前に言った話を覚えてるか!?」 「…………」 ドアを閉める力が少し、弱まった。どうやら一応話を聞いてくれるらしい。 俺が言った話。それは―― すまん桐乃。俺、もう『この気持ち』を押さえられそうにないんだ。 だけど、このままじゃお前を傷つけちまう。そんなのは俺もいやだ。 でも、お前のパンツさえあれば、俺はきっと我慢できると思う。 だからお前のパンツをくれないか? 俺のためにも、お前のためにも! ちなみにここで重要なのはパンツじゃないぞ。『この気持ち』の方だ。 「俺は前言ったよな。気持ちが抑えきれないと。……この気持ちはただのシスコンじゃない。そう、これはもう妹狂いと言ってもいい!」 「……」 「だけど、本物の妹に手を出すことが許されるわけがない。だから俺は二次元の妹、中でも“桐乃から借りた”という付加価値が付くエロゲ相手にはぁはぁしていたんだ」 桐乃は未だに無言を貫いている。呆れているのか、それともさらに怒りを増大させているのか。 土下座しながらでは、その表情を窺うことはできない。 「でももう駄目なんだ! 俺はもう気持ちを抑えられない! この前のパンツの一件を見てもそれはわかるだろ!? ……許してくれとは言わない。軽蔑してくれて構わない」 370 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 19:18:56.98 ID:keLRz3m8o ……俺にはもうこの路線で説得するしか残されていなかった。 我ながらひどい言い訳である。 「本当にすまなかった……桐乃がもう関わるなと言うなら関わらないようにする。だけど、この気持ちは嘘じゃない。それだけは分かって欲しいんだ」 「………………はぁ~」 これまで沈黙を保ってきた桐乃だったが、大きなため息を一つついた。 「わかった」 「えっ!?」 「勘違いしないで。あんたのしたことは許せないけど、あんたの気持ちはわかった。このことは水に流す!」 と、きっぱり言い切る桐乃。 実に男前な妹様だ。あやせが心酔しちゃうのもわかるよ。 「あ、ありがとな桐乃! そ、そうだ。詫びの品としておまえに渡すものがあるんだ!」 「えっ? 何?」 ここで、ようやく俺は用意したブツを桐乃に献上した。 「……あんたの服? ってこれ、あんたがさっきまで着てたやつじゃん! どういうつもり!?」 「プレゼントの基本は自分がもらって嬉しいものだ! 俺が今一番欲しい物は桐乃の服だ! そりゃあもうクンカクンカすること受けあい! だから俺の服を――」 「この変態! やっぱり死ねええ!」 “いつも通り”に怒り出す桐乃。 “いつも通り”に平謝りする俺。 これで一安心かな。 「これは没収するから」 「おい! 人のことをさんざん罵っておいておまえも使うんじゃねえか!」 「ふ、ふざけんな! あたしはそういうんじゃないから!」 「じゃあ何に使うんだよ!」 「使わないっての! まったく。…………流石に兄妹でなんて……まずい……よね?」 「なんか言ったか?」 「な、なんでもない!」 「?」 夏休み、七日目。朝パート+延長戦 安価成功 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/29(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx ふははは! 俺の危機回避能力は半端じゃないぜ! ちなみにこの危機回避能力の意味は、危機を事前に回避する能力じゃないぞ 危機を迎えたとしてもそれをリカバリーする力のことだ 俺の危機回避能力にかかればどんな安価も怖くない! どんと来いやあああ! ≫373 ―――――――――――――――――――――――――――― 373 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 19:24:06.71 ID:XcyW4dGNo 桐乃と黒猫と沙織とで遊びに行く 出会いがしらに「誰よりもこの胸が一番好きだ」といって沙織の胸にダイブ 382 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:16:06.77 ID:WtaLCZnjo 盛大な死亡フラグが立った気がするww 383 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:18:21.49 ID:vbFhvBOZo コレが終わったあとどうやって清算するのかが楽しみだ 384 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:22:05.31 ID:WnO5ibQIP これは面白い安価 桐乃のリアクションが楽しみ ―――――――――――――――――――――――――――― 385 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 20:25:07.65 ID:keLRz3m8o 「鬼畜か!」 今の流れでこんなのを書くか!? 普通! なんなの!? さっき桐乃にやったことが一気に胡散臭くなっちゃうじゃん! …………諦めたら試合終了だよと、偉い人は言いました。 だけど、諦めたくなってもいいじゃない。人間だもの。 早速黒猫と沙織に連絡を取り、秋葉で待ち合わせをする。 久しぶりに4人で遊ばないかと提案すると、二人とも二つ返事でOKしてくれた。 桐乃を連れ、秋葉原駅に降り立つ俺。 「さて、あいつらはどこだ?」 と辺りを見回してみると――いた。 ゴスロリとやたら背が高いオタクファッションの女二人組。 あんな奴らが他にいるわけがない。 それにしてもなんて存在感だ。遠目からでも一発でわかったぞ。 「おお! きりりん氏~! 京介氏~」 俺たちがあいつらに気づくのとほぼ同時。向こうも俺たちを見つけたらしい。 沙織は大きく手を振って俺たちを迎えてくれた。 「よかった。いたいた」 桐乃は無事あいつらを見つけることができてホッとしているようだが、俺はそうじゃない。 これからのことを考えると胃に穴が開きそうだ。 最悪、 沙織の胸へダイブ→当然沙織は悲鳴を上げる→警官駆けつける→現行犯タイーホ なんてこともありうる。 これは飛びついた後のフォローがとんでもなく重要だ。それこそ、俺の一生を左右しかねないくらいにな。 ……今こそ俺のリカバリー力の神髄を見せるとき! いくぞ! 「誰よりもこの胸が一番好きだ!」 「ふん!」 「せい!」 俺が今まさに沙織の胸に飛びつこうとしたその瞬間。 後方から踵落とし、前方から掌底が飛んできた。 そして、その二つは正確に俺の後頭部と顎を打ち抜いた。 おかげで俺の足元はおぼつかず、そのままフラフラと辺りを彷徨う。 「京介氏!? 大丈夫でござるか!?」 「あ、ああ……なんとかな」 未だにちらつく視界。 星が飛ぶっていうのはこういうことを言うんだな。 「あんたいきなり何しようとしてんの!?」 「いっそ死んだらどうかしら。それとも私が煉獄の炎で焼き尽くしてあげましょうか?」 怒り心頭の桐乃と黒猫。 ……桐乃が怒るのはわかる。ついさっき『お前が好きだ』と言ったようなもんなのに、その直後にこれだからな。 だけど、黒猫。おまえは何で怒ってるんだ? ……いやいや。落ち着け、俺。 友人に変態が襲い掛かろうとした。だから変態に対して怒った。 実に普通の理由じゃないか。 いかに、俺の貞操観念というか、常識がどんどん崩壊していっているかがわかる。 387 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 20:37:37.57 ID:keLRz3m8o 「……ごめんなさい。なんか久しぶりに4人で遊べると思ったらテンション上がっちまって」 往来の真ん中、いや、正確にはそこからちょっと離れたところで正座する俺。 一応道行く人の迷惑にならないように隅によっているのだが、それでも目立つことに変わりはない。 「へえ~ぇ。それで? あの時あたしに言った言葉は嘘だったわけ?」 と、桐乃。 「テンションが上がったら見境なしというわけね。いやらしい雄」 と、黒猫。 「お二人とももうそろそろ許してあげたらいいじゃありませんか。せっかく久しぶりに集まったんですし……」 と、沙織。 流石沙織さん! 俺にはおまえが天使に見えるよ! 天使になってもぐるぐる眼鏡はそのままだけど。 「あ、あんたがいいなら今は許してあげてもいいけど……そのかわり、帰ったら覚えときなさいよ」 「沙織、あなたは満足でしょうね。ご自慢のナイスバディとやらを褒められたのだから」 ふう……。どうやら無事乗り切ったみたいだな。 どうだ? 見たかい、俺のリカバリー力。 …………そうっすね。今回、俺の力は一切発揮されてませんでした。 沙織さまさまでございます。調子のってすいませんでした。 ……ところで、なんで黒猫は涙目になってるんだろ。 俺、黒猫になんかしたかな 夏休み、七日目。昼パート 安価失敗 388 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 20:43:03.14 ID:keLRz3m8o 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/29(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx 調子のってすみませんでした。どんな安価でもこいと言ったのは言葉のあやです…… 今度はもうちょっとお手柔らかなのだと嬉しいっす ≫391 ―――――――――――――――――――――――――――― 391 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:43:34.55 ID:jw5zCO5DO あやせに この前一つになった時は京介と呼んでくれたのに…… と言う 桐乃の前で その後…… いいか、よく聞け、俺はなあーー あやせが、大ッッ……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ! 原作二巻P358的に〆る 395 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:44:46.06 ID:UtKwwIQjo いろんなところにフラグ立てては折っていく鬼畜な京介氏 396 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:46:59.90 ID:L+sjgA1jP 朝桐乃にフラグを立てたことがことごとく裏目に出る安価が連発ww 今まで桐乃に稼いだ好感度が全て台無しになる予感 397 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 21:07:14.03 ID:p8NSsk5y0 ≫396 だ~いじょうぶだいじょうぶ 「妹への恋心で悩んで、必死で他の女の子のこと好きになろうとしてた」って言い訳すれば これまでの行動はすべて説明できるだろ? 398 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 21:11:16.22 ID:oQBHWLMQo ≫397 マイナスを一気にプラスにする魔法の言葉だww 399 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 21:11:58.33 ID:Oa2xn/1g0 ≫397 なんという天才 ―――――――――――――――――――――――――――― 403 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 21:55:35.25 ID:keLRz3m8o 「はっはっは。今日は鬼畜なのが続くなあ~」 ちくしょおおおおお! 「で、用件ってなんですか、お兄さん? ……桐乃まで連れて」 「いや、正確にはおまえに用があるというわけじゃないんだ」 「はあ? じゃあ、なんであやせを呼び出したワケ? 答えによっちゃ許さないケド」 く……せっかく土下座までして桐乃を連れ出したと言うのに、今にも帰ってしまいそうな雰囲気だ。 こりゃあ、さっさと安価を最後まで実行しないとまずいかもしれねえな。 …………関係ないけど、あの昼の安価の後、大変だったんだぜ? 桐乃と黒猫は帰りの電車の中ではずっと無言だし、頼みの沙織は帰る方向逆だしよお。 想像してみて欲しい。俺のいたたまれなさをな。 まあ、今はそれは置いておこう。 問題は次の安価だ。 「水臭いじゃないかあやせ。この前一つになった時は京介と呼んでくれたのに……」 「…………は? はあっ!?」 「ええっ!? な、何言ってるんですかお兄さん!?」 なぜか異常にうろたえるあやせ。 そりゃそうだろう。あやせにしてみれば、『変態に体を許した』という謂れもない疑惑をかけられ実に不快だろう。 ……あやせに変態と思われているのは、絶対に認めたくないけど事実だからな。 だが、俺はここで立ち止まるわけにはいかない。 桐乃の機嫌が悪い今、俺は一刻も早く安価を達成してしまわなくてはならないのだ。 「いいか、よく聞け。俺はなあ――」 桐乃はさきほどの俺の言葉にショックを受けているのか、口をあんぐりと開け、完全に呆気にとられている。 「あやせが、大ッッ……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!」 絶叫する俺。 その絶叫で、ハッと我に帰る桐乃。 そして完全に固まるあやせ。 「ちょ、ちょっと何言っちゃってんの!? あんた、“あれ”は嘘だったの!?」 「嘘じゃない!」 「じゃあなんで!」 「なんでもだ!」 俺と桐乃で押し問答をしている間にあやせが復活する。 それに気付いた桐乃があやせに駆け寄る。 「ごめん、ごめんねあやせ」 兄の不始末を謝る妹。 ……これも安価に従った結果とはいえ、なんとも情けない光景だ。情けなさ過ぎて涙が出そうだぜ。 しばらく話し込んでいた桐乃とあやせだったが、やがて意を決したような表情でこちらを睨みつけた。 「…………この変態はちゃんとあたしが処理するから」 「う、ううん、いいの。私もまさかこんな妄想癖まであるなんて思わなかったから……。これからは私もきちんと監視するから大丈夫だよ」 しょ、処理? 監視? 今、なんか不穏な単語が出てきませんでしたか? 「あ、あの~?」 「「あやせ(桐乃)に近寄るな!」」 「えっ?」 いつぞやの時とは違い、妹からも近寄るな宣言を受ける俺。 「いこっ、あやせ」 「うんっ」 そのまま走り去る二人を、俺はただ見つめることしかできなかった。 404 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 21:58:45.06 ID:keLRz3m8o 夏休み、七日目。夕方パート 安価成功 ※桐乃が嫉妬心を自覚しました。 今後、嫉妬心を上手くつついてやれば好感度もぐーんと上がる……かもしれませんが、何事もほどほどに。 ※殺意の波動に加えて、ヤンデレの気配も感じるようになりました。 今後、監視の目が厳しくなる……かもしれません。 夏休み七日目終了 本日の好感度変動 桐乃 朝     -4     朝延長戦 +3     昼      -1     夕      -3   ――――――――      計     -5        黒猫 -2 沙織 +1 あやせ -2 409 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 22:15:19.80 ID:L+sjgA1jP 7日目終了時の好感度まとめ 加奈子+4, 麻奈実+2 沙織 +2, 瀬菜 +1 フェイト+1 日向 +1,  ※眼鏡をかけるようになっている あやせ±0, ※ヤンデレの気配がする 佳乃 -1, 黒猫 -2, 桐乃 -3  ※嫉妬心を自覚。今後のやりようによっては……? 大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回
349 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 16:41:48.33 ID:keLRz3m8o 夏休み、七日目。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/29(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx 天気もいいし、今日も元気にいってみようか ≫352 ---- 352 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 16:46:47.95 ID:2KZNzN3Do 桐乃の唇に不意打ちでキス 355 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 17:12:53.38 ID:syulmth9o ≫352 よくやった 356 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 17:19:38.55 ID:p8NSsk5y0 ≫352 GJ! ---- 357 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 17:31:07.49 ID:keLRz3m8o 待て待て。これはいくらなんでもやばい。 どれくらいやばいかと言うと、最初の村を出た途端魔王に襲われるくらいやばい。 勝率ゼロとか、クソゲーとかいうレベルじゃない。もはやゲームとして成立していない。 “振り回す”という意味では成功かもしれないが、その結果俺が死んだら元も子もないと思うんだが。 だが、最初期の鬼畜安価を振り返ればこれくらい案外どうにかなってしまうんじゃないかと思ってしまうから不思議だ。 今にして思えば、“俺の中の常識や良心をとっぱらう”のにあれほど最適な安価もなかっただろう。 「確かに、キス自体は不意を突けばなんとかなるのかもしれないが……」 桐乃は、普段はその完璧超人みたいなスペックを存分に活かしているくせに、ちょっと想定外のことがあると途端におろおろしだす傾向がある。 まさに不意打ちに弱いのだ。 「問題はその隙をどうやって作り出すかだな」 早速、俺は安価実行のための計画を練り始めた。 「桐乃、俺にエロゲを貸してくれ」 「え? ……あんたがそんなこと言い出すなんて珍しいじゃん。何企んでんの?」 ……ばれている。 具体的に何を企んでいるかはばれてこそいないが、この時点ですでに雲行きは怪しい。 だが、ここで尻込みしては余計に怪しまれるだけだ。 「何を言う。俺はようやく妹ものの良さに気付いただけだ。俺は! 今! 妹にいかがわしいことをしたくてたまらないんだよ!」 「……へ、へぇ……………」 口元をひきつらせ、まるで変態を見るような目で俺を見る桐乃。 あ、あれ? なんでそこでドン引き? 俺はいつもおまえが言ってることをそのまま口にしただけなのに。 このままだと、 『おススメのエロゲについて語るのに夢中で注意力散漫になった桐乃に不意打ちでキス大作戦』 が失敗しちゃうんだけど。 「き、桐乃?」 「ひいっ!? あ、あああ、あたしに近寄んな!」 どうしたことだろう。何故か桐乃は完全に怯えている。 一体何があったというのか。 「おまえ、本当にどうしたんだ? ……あ、ひょっとして熱でもあるのか?」 「だ、駄目だって! あたしたち兄妹なんだよ!?」 どこかで聞いたような台詞だな。 ……できれば思い出したくはなかったけどな! 「ひっ!?」 「あー、やっぱり熱あんじゃねえか」 桐乃の額に手を当ててみると、やはり熱い。こりゃあ安価どころじゃなくなっちまったな。 ……念のために言い訳させてもらうが、安価は実行する。実行するが、今回その時と場所をまだ指定しいない云々。 よってここは桐乃の世話を優先させてもらうぞ。 「下から体温計持ってくるから、着替えてちょっと寝てろ」 「こ、子供扱いすんな! それに熱なんてないから!」 「……真っ赤な顔して何言ってんだ。いいから大人しくしてろ」 バッと顔を抑える桐乃。 そして、そのまま布団にもぐりこみなにやらうんうんと唸っている。 「…………重症だな」 そんな桐乃を横目で眺めつつ、俺は“いい兄貴”としての務めを果たすため、階下に体温計と氷嚢を取りに行った。 いい兄貴は妹にエロゲを借りたり、ましてやキスを迫ろうとしないなどという突っ込みは俺には聞こえないからな。 361 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 18:09:16.72 ID:keLRz3m8o 「あれ? 熱がない」 「だからさっきからそう言ってんじゃん!」 36.2度。概ね平熱の範疇である。 「おっかしいな……さっきは確かに熱があると思ったんだけどな」 こりゃどういうマジックだ? まあ、ないならそれに越したことはないわけだが。 だが、これで俺は作戦の練り直しを余儀なくされたわけだ。 「うーん」 「……ほら、これ」 「うん?」 俺がどうやって安価を実行しようかと頭を悩ませていると、照れくさそうに桐乃が一本のエロゲを差し出してきた。 「……それがどうしたんだ?」 「あんたが貸してくれって言ってきたんでしょ?」 「お、おお! そうだったそうだった。おまえ(への安価)の事で頭がいっぱいですっかり忘れてたぜ」 「は、はあ!? あ、ああああ、あんた何言っちゃってんの!?」 きらり。この一瞬の動揺を俺は見逃さなかった。 桐乃を抱き寄せ、後頭部に手を回す。 「ちょ、ちょっと――」 そして、 「――!」 手早く目的の行動を済ませ、桐乃から離れる。 こう見るとなんとも手慣れているように見えるが、心臓はばくばくだったし、その動きもぎこちなかったと思う。 ともあれ、これで安価達成だ。しかし―― 「あ、あんた今何した!?」 桐乃の表情を見て、俺は固まった。 比喩ではなく、本当に一切の身動きが取れなくなったのだ。 「は、初めてだったのに……この馬鹿兄貴! ふざけんな! なんてことしてくれんのよ!」 桐乃はその大きな瞳一杯に涙を浮かべ、今にも泣きだしそうになっている。 「あ、あたしはもっと……もっとっ…………」 言葉が出ない。 俺は何てことをやってしまったのか。 今さら後悔しても意味はないが、後悔してもしきれない。 だが、今はとにかく謝らなくては……。 「き、桐乃」 「うっさい! 喋んな! 今すぐ出てって!」 ぐいぐいと俺を部屋の外へと追いやる桐乃。 「ちょ、ちょっと待ってくれ!」 バン! 俺の話を全く聞かないまま俺を部屋の外に追い出した桐乃は、無言で、まるで話すことは何もないとばかりに力の限りにドアを閉めた。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/29(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx やっちまった……。いや、安価は成功したけど大失敗した なんか心が折れそう。このまま次の安価に行ってもノリノリでいける自信がない せめて桐乃が俺のこと大好きだったら問題なかったんだろうけどな…… 桐乃が落ち着くまで次の安価に行くべきなのか、今すぐ謝りに行くべきか…… これから俺は何をすべきなんだ? 教えてくれ、≫363!! ---- 363 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 18:10:06.69 ID:Cx8C5MpIO 着替えて、温もり残る脱ぎたての服を妹に進呈 367 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 18:16:28.23 ID:6kD+lYzVo 桐乃スレ住人が観光にでも来てんのかwwwwww ---- 369 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 19:06:04.05 ID:keLRz3m8o 夏休み、七日目。朝パート延長戦 「意味がわからん」 今までにも意味のわからん安価はあったが、今回はその比じゃない。 目的から何から完全に意味不明である。そんなに家庭崩壊させたいのか! 俺が期待したのは――怒り、落ち込む妹に平身低頭全力で謝るなどの安価であり……というか今回はどう考えてもそれ一択なはずなんだけどな……おかしいな、どこで間違えたんだろ。 「いや、待てよ?」 今回指定された安価は“着替えて、温もり残る脱ぎたての服を妹に進呈”というものだ。 ということは、どのように渡すかは俺の自由ということ。 「ふふふ…………まだだ、まだ終わらんよ!」 俺は、沙織が好きなキャラクターの台詞を拝借しその身と精神を奮い立たせた。 「桐乃……頼む、開けてくれ」 桐乃からの返事はない。 だが、それでも諦めずに、何度も何度も繰り返し呼び掛ける。 呼びかけ始めてかれこれ20分前後は経った頃、ようやく桐乃がドアを開いてくれた。 「…………」 「さっきは済まなかったあああああああ!」 全力で土下座。 そして、手にもった脱ぎたての服を―― 「いてえ!」 いきなり桐乃がドアを閉めようとした。 が、俺がいるのでドアは完全に閉まらず俺がドアに挟まれる形となる。 ぎりぎりとドアを閉める力が次第に強まっていく。 ぐ……は、早くしないと京/介になっちまう。 「お、俺の話を聞いてくれ! 俺が前に言った話を覚えてるか!?」 「…………」 ドアを閉める力が少し、弱まった。どうやら一応話を聞いてくれるらしい。 俺が言った話。それは―― すまん桐乃。俺、もう『この気持ち』を押さえられそうにないんだ。 だけど、このままじゃお前を傷つけちまう。そんなのは俺もいやだ。 でも、お前のパンツさえあれば、俺はきっと我慢できると思う。 だからお前のパンツをくれないか? 俺のためにも、お前のためにも! ちなみにここで重要なのはパンツじゃないぞ。『この気持ち』の方だ。 「俺は前言ったよな。気持ちが抑えきれないと。……この気持ちはただのシスコンじゃない。そう、これはもう妹狂いと言ってもいい!」 「……」 「だけど、本物の妹に手を出すことが許されるわけがない。だから俺は二次元の妹、中でも“桐乃から借りた”という付加価値が付くエロゲ相手にはぁはぁしていたんだ」 桐乃は未だに無言を貫いている。呆れているのか、それともさらに怒りを増大させているのか。 土下座しながらでは、その表情を窺うことはできない。 「でももう駄目なんだ! 俺はもう気持ちを抑えられない! この前のパンツの一件を見てもそれはわかるだろ!? ……許してくれとは言わない。軽蔑してくれて構わない」 370 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 19:18:56.98 ID:keLRz3m8o ……俺にはもうこの路線で説得するしか残されていなかった。 我ながらひどい言い訳である。 「本当にすまなかった……桐乃がもう関わるなと言うなら関わらないようにする。だけど、この気持ちは嘘じゃない。それだけは分かって欲しいんだ」 「………………はぁ~」 これまで沈黙を保ってきた桐乃だったが、大きなため息を一つついた。 「わかった」 「えっ!?」 「勘違いしないで。あんたのしたことは許せないけど、あんたの気持ちはわかった。このことは水に流す!」 と、きっぱり言い切る桐乃。 実に男前な妹様だ。あやせが心酔しちゃうのもわかるよ。 「あ、ありがとな桐乃! そ、そうだ。詫びの品としておまえに渡すものがあるんだ!」 「えっ? 何?」 ここで、ようやく俺は用意したブツを桐乃に献上した。 「……あんたの服? ってこれ、あんたがさっきまで着てたやつじゃん! どういうつもり!?」 「プレゼントの基本は自分がもらって嬉しいものだ! 俺が今一番欲しい物は桐乃の服だ! そりゃあもうクンカクンカすること受けあい! だから俺の服を――」 「この変態! やっぱり死ねええ!」 “いつも通り”に怒り出す桐乃。 “いつも通り”に平謝りする俺。 これで一安心かな。 「これは没収するから」 「おい! 人のことをさんざん罵っておいておまえも使うんじゃねえか!」 「ふ、ふざけんな! あたしはそういうんじゃないから!」 「じゃあ何に使うんだよ!」 「使わないっての! まったく。…………流石に兄妹でなんて……まずい……よね?」 「なんか言ったか?」 「な、なんでもない!」 「?」 夏休み、七日目。朝パート+延長戦 安価成功 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/29(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx ふははは! 俺の危機回避能力は半端じゃないぜ! ちなみにこの危機回避能力の意味は、危機を事前に回避する能力じゃないぞ 危機を迎えたとしてもそれをリカバリーする力のことだ 俺の危機回避能力にかかればどんな安価も怖くない! どんと来いやあああ! ≫373 ---- 373 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 19:24:06.71 ID:XcyW4dGNo 桐乃と黒猫と沙織とで遊びに行く 出会いがしらに「誰よりもこの胸が一番好きだ」といって沙織の胸にダイブ 382 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:16:06.77 ID:WtaLCZnjo 盛大な死亡フラグが立った気がするww 383 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:18:21.49 ID:vbFhvBOZo コレが終わったあとどうやって清算するのかが楽しみだ 384 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:22:05.31 ID:WnO5ibQIP これは面白い安価 桐乃のリアクションが楽しみ ---- 385 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 20:25:07.65 ID:keLRz3m8o 「鬼畜か!」 今の流れでこんなのを書くか!? 普通! なんなの!? さっき桐乃にやったことが一気に胡散臭くなっちゃうじゃん! …………諦めたら試合終了だよと、偉い人は言いました。 だけど、諦めたくなってもいいじゃない。人間だもの。 早速黒猫と沙織に連絡を取り、秋葉で待ち合わせをする。 久しぶりに4人で遊ばないかと提案すると、二人とも二つ返事でOKしてくれた。 桐乃を連れ、秋葉原駅に降り立つ俺。 「さて、あいつらはどこだ?」 と辺りを見回してみると――いた。 ゴスロリとやたら背が高いオタクファッションの女二人組。 あんな奴らが他にいるわけがない。 それにしてもなんて存在感だ。遠目からでも一発でわかったぞ。 「おお! きりりん氏~! 京介氏~」 俺たちがあいつらに気づくのとほぼ同時。向こうも俺たちを見つけたらしい。 沙織は大きく手を振って俺たちを迎えてくれた。 「よかった。いたいた」 桐乃は無事あいつらを見つけることができてホッとしているようだが、俺はそうじゃない。 これからのことを考えると胃に穴が開きそうだ。 最悪、 沙織の胸へダイブ→当然沙織は悲鳴を上げる→警官駆けつける→現行犯タイーホ なんてこともありうる。 これは飛びついた後のフォローがとんでもなく重要だ。それこそ、俺の一生を左右しかねないくらいにな。 ……今こそ俺のリカバリー力の神髄を見せるとき! いくぞ! 「誰よりもこの胸が一番好きだ!」 「ふん!」 「せい!」 俺が今まさに沙織の胸に飛びつこうとしたその瞬間。 後方から踵落とし、前方から掌底が飛んできた。 そして、その二つは正確に俺の後頭部と顎を打ち抜いた。 おかげで俺の足元はおぼつかず、そのままフラフラと辺りを彷徨う。 「京介氏!? 大丈夫でござるか!?」 「あ、ああ……なんとかな」 未だにちらつく視界。 星が飛ぶっていうのはこういうことを言うんだな。 「あんたいきなり何しようとしてんの!?」 「いっそ死んだらどうかしら。それとも私が煉獄の炎で焼き尽くしてあげましょうか?」 怒り心頭の桐乃と黒猫。 ……桐乃が怒るのはわかる。ついさっき『お前が好きだ』と言ったようなもんなのに、その直後にこれだからな。 だけど、黒猫。おまえは何で怒ってるんだ? ……いやいや。落ち着け、俺。 友人に変態が襲い掛かろうとした。だから変態に対して怒った。 実に普通の理由じゃないか。 いかに、俺の貞操観念というか、常識がどんどん崩壊していっているかがわかる。 387 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 20:37:37.57 ID:keLRz3m8o 「……ごめんなさい。なんか久しぶりに4人で遊べると思ったらテンション上がっちまって」 往来の真ん中、いや、正確にはそこからちょっと離れたところで正座する俺。 一応道行く人の迷惑にならないように隅によっているのだが、それでも目立つことに変わりはない。 「へえ~ぇ。それで? あの時あたしに言った言葉は嘘だったわけ?」 と、桐乃。 「テンションが上がったら見境なしというわけね。いやらしい雄」 と、黒猫。 「お二人とももうそろそろ許してあげたらいいじゃありませんか。せっかく久しぶりに集まったんですし……」 と、沙織。 流石沙織さん! 俺にはおまえが天使に見えるよ! 天使になってもぐるぐる眼鏡はそのままだけど。 「あ、あんたがいいなら今は許してあげてもいいけど……そのかわり、帰ったら覚えときなさいよ」 「沙織、あなたは満足でしょうね。ご自慢のナイスバディとやらを褒められたのだから」 ふう……。どうやら無事乗り切ったみたいだな。 どうだ? 見たかい、俺のリカバリー力。 …………そうっすね。今回、俺の力は一切発揮されてませんでした。 沙織さまさまでございます。調子のってすいませんでした。 ……ところで、なんで黒猫は涙目になってるんだろ。 俺、黒猫になんかしたかな 夏休み、七日目。昼パート 安価失敗 388 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 20:43:03.14 ID:keLRz3m8o 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/29(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx 調子のってすみませんでした。どんな安価でもこいと言ったのは言葉のあやです…… 今度はもうちょっとお手柔らかなのだと嬉しいっす ≫391 ---- 391 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:43:34.55 ID:jw5zCO5DO あやせに この前一つになった時は京介と呼んでくれたのに…… と言う 桐乃の前で その後…… いいか、よく聞け、俺はなあーー あやせが、大ッッ……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ! 原作二巻P358的に〆る 395 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:44:46.06 ID:UtKwwIQjo いろんなところにフラグ立てては折っていく鬼畜な京介氏 396 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 20:46:59.90 ID:L+sjgA1jP 朝桐乃にフラグを立てたことがことごとく裏目に出る安価が連発ww 今まで桐乃に稼いだ好感度が全て台無しになる予感 397 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 21:07:14.03 ID:p8NSsk5y0 ≫396 だ~いじょうぶだいじょうぶ 「妹への恋心で悩んで、必死で他の女の子のこと好きになろうとしてた」って言い訳すれば これまでの行動はすべて説明できるだろ? 398 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 21:11:16.22 ID:oQBHWLMQo ≫397 マイナスを一気にプラスにする魔法の言葉だww 399 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 21:11:58.33 ID:Oa2xn/1g0 ≫397 なんという天才 ---- 403 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 21:55:35.25 ID:keLRz3m8o 「はっはっは。今日は鬼畜なのが続くなあ~」 ちくしょおおおおお! 「で、用件ってなんですか、お兄さん? ……桐乃まで連れて」 「いや、正確にはおまえに用があるというわけじゃないんだ」 「はあ? じゃあ、なんであやせを呼び出したワケ? 答えによっちゃ許さないケド」 く……せっかく土下座までして桐乃を連れ出したと言うのに、今にも帰ってしまいそうな雰囲気だ。 こりゃあ、さっさと安価を最後まで実行しないとまずいかもしれねえな。 …………関係ないけど、あの昼の安価の後、大変だったんだぜ? 桐乃と黒猫は帰りの電車の中ではずっと無言だし、頼みの沙織は帰る方向逆だしよお。 想像してみて欲しい。俺のいたたまれなさをな。 まあ、今はそれは置いておこう。 問題は次の安価だ。 「水臭いじゃないかあやせ。この前一つになった時は京介と呼んでくれたのに……」 「…………は? はあっ!?」 「ええっ!? な、何言ってるんですかお兄さん!?」 なぜか異常にうろたえるあやせ。 そりゃそうだろう。あやせにしてみれば、『変態に体を許した』という謂れもない疑惑をかけられ実に不快だろう。 ……あやせに変態と思われているのは、絶対に認めたくないけど事実だからな。 だが、俺はここで立ち止まるわけにはいかない。 桐乃の機嫌が悪い今、俺は一刻も早く安価を達成してしまわなくてはならないのだ。 「いいか、よく聞け。俺はなあ――」 桐乃はさきほどの俺の言葉にショックを受けているのか、口をあんぐりと開け、完全に呆気にとられている。 「あやせが、大ッッ……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!」 絶叫する俺。 その絶叫で、ハッと我に帰る桐乃。 そして完全に固まるあやせ。 「ちょ、ちょっと何言っちゃってんの!? あんた、“あれ”は嘘だったの!?」 「嘘じゃない!」 「じゃあなんで!」 「なんでもだ!」 俺と桐乃で押し問答をしている間にあやせが復活する。 それに気付いた桐乃があやせに駆け寄る。 「ごめん、ごめんねあやせ」 兄の不始末を謝る妹。 ……これも安価に従った結果とはいえ、なんとも情けない光景だ。情けなさ過ぎて涙が出そうだぜ。 しばらく話し込んでいた桐乃とあやせだったが、やがて意を決したような表情でこちらを睨みつけた。 「…………この変態はちゃんとあたしが処理するから」 「う、ううん、いいの。私もまさかこんな妄想癖まであるなんて思わなかったから……。これからは私もきちんと監視するから大丈夫だよ」 しょ、処理? 監視? 今、なんか不穏な単語が出てきませんでしたか? 「あ、あの~?」 「「あやせ(桐乃)に近寄るな!」」 「えっ?」 いつぞやの時とは違い、妹からも近寄るな宣言を受ける俺。 「いこっ、あやせ」 「うんっ」 そのまま走り去る二人を、俺はただ見つめることしかできなかった。 404 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/10(金) 21:58:45.06 ID:keLRz3m8o 夏休み、七日目。夕方パート 安価成功 ※桐乃が嫉妬心を自覚しました。 今後、嫉妬心を上手くつついてやれば好感度もぐーんと上がる……かもしれませんが、何事もほどほどに。 ※殺意の波動に加えて、ヤンデレの気配も感じるようになりました。 今後、監視の目が厳しくなる……かもしれません。 夏休み七日目終了 本日の好感度変動 桐乃  朝      -4     朝延長戦   +3     昼      -1     夕      -3    ――――――――      計     -5        黒猫 -2 沙織 +1 あやせ -2 409 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 22:15:19.80 ID:L+sjgA1jP 7日目終了時の好感度まとめ 加奈子+4, 麻奈実+2 沙織 +2, 瀬菜 +1 フェイト+1 日向 +1,  ※眼鏡をかけるようになっている あやせ±0, ※ヤンデレの気配がする 佳乃 -1, 黒猫 -2, 桐乃 -3  ※嫉妬心を自覚。今後のやりようによっては……? 大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回

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