「京介「妹たちに安価で悪戯する」:869」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
869 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/16(木) 19:00:02.40 ID:TYvvnptvo
夏休み十三日目。
名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/04(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
いやあ、久しぶりに悪戯らしい安価だったな!
ところでおまえら、痔に効くいい薬知らない?
≫879
――――――――――――――――――――
879 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[] 投稿日:2011/06/16(木) 19:07:36.97 ID:7YDPnWhAO
俺は黒猫に対する性的な興味が高まりすぎて自分が抑えられないんだ!
こんな風に思うのは黒猫だけだ!
魅了されてるといってもいいね!
でも黒猫にこれ以上迷惑はかけられないし、俺も辛いから黒猫とはこれ以上会わないのがいいのかもしれない。
とか黒猫にいって動揺を誘い
一転押せ押せで耳元で淫語ささやきつつ、黒猫のアソコをさわる
――――――――――――――――――――
903 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/16(木) 20:32:54.70 ID:TYvvnptvo
「変態か!」
せめてもっとオブラートに包んでくれ!直球でエロに向かうんじゃねえよ!
と、思ったが今さらだよなあ。
今までの安価を振り返ってみる。
「これはひどい」
この安価を実行したくらいじゃ俺の評価も変わるまい。
ついついそう思ってしまうくらいひどい安価もあったな。
だが、逆にここまでやったのだからこそ今さら引き下がることはできない。
「突き進むしかないのか。修羅の道を……!」
それっぽい言葉でそれっぽい雰囲気を作り、決意を新たにする俺。
待ってろよ、黒猫ぉ!
「俺は黒猫に対する性的な興味が高まりすぎて自分が抑えられないんだ! こんな風に思うのは黒猫だけだ! 魅了されてるといってもいいね!」
「え、えぇ!?」
今の俺はスイッチがONどころか、完全にショートしている。
どれくらいぶっ飛んでいるかと言うと、出会いがしらの上の台詞を発するくらいぶっ飛んでいる。
くくく……これが厨二病の力というやつか。実にいい気分だ。
だが、これ以降はこのノリで進むわけにはいかない。
ここからはどれくらい同情を引けるかにかかっているのだから。
「……でも黒猫にこれ以上迷惑はかけられないし、俺も辛いから黒猫とはこれ以上会わないのがいいのかもしれない」
先ほどとは一転して、しんみりとした雰囲気を作る。
肩をがっくりと落とし、視線は地面だけを見つめる。
くくく、どうだ。ついつい同情したくなってしまっただろう? ついつい体を許してしまいそうだろう?
「え、えぇ…………そう……なのかしら?」
「えっ?」
「えっ?」
どうやら黒猫は俺の一発目の台詞で既に十分困惑していたらしい。会話が成り立ってねえ。
そらそうだ。あんなこと出会い頭に言われたら誰だって困惑するわ。
ということはここから、一転して押せ押せになればいいわけだな。
……色々と破綻している気がするが、気にしたら負けだ。
「だから……おまえを肩車させてくれないか?」
「………………そうね、たしかに最近暑かったもの。それに加えてあなたの部屋にはクーラーもないようだし、無理もないわ」
一気に冷めたような表情になる黒猫。
憐憫の情すらうかがえる。
「待て、俺は正気だ」
「正気の人間がする会話の流れではないと思うのだけれど?」
……前にもこんなやりとりしたな。
一向に成長しない自分が悲しい。
904 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/16(木) 20:37:05.62 ID:TYvvnptvo
「要はおまえとスキンシップを取りたいんだよ!」
「だ、だからって……そこでなぜ肩車……?」
もっともです。
でもな、俺にも事情があったんだよ。
アソコを触る――今回の至上命題だ。そして、もっとも厄介な部分でもある。
だが、幸いなことに体のどこで触ると言う指定はなかった。
「そう! だからこその肩車なのだよ!」
俺は、手ではなく、首の辺りで触ることにしたのだ!
どうだ! 見事な屁理屈だろう! ふははははははは!
「何が言いたいのかさっぱりわからないけど、それであなたが正気に戻るなら手伝ってあげるわ」
さすが黒猫! この夏の一連の安価でかけた迷惑の埋め合わせはいつかするからな!
黒猫はそういうと、俺の背後に回り込んだ。
「ほら、早くしゃがみなさい」
以前の安価でいけない扉を開いてしまったもんだからどうなることかと思ったが、これなら無事に達成できそうだな。
黒猫を肩に乗せ、膝にぐっと力を込めて立ち上がる。
「…………」
「…………」
肩車したはいいけど、これからどうしよう。
「…………これからどうするの?」
「……そうだな。おまえんちまで送っていくか!」
「えっ? ちょ、ちょっと待って!?」
「ははは。まあそんな照れるな。ちょっと恥ずかしいのは俺も一緒だ」
「そ、そうじゃなくて! 私、スカートが……!」
「ははは。気にしない気にしない」
これからしばらくした後、“異常に背の高いゴスロリが現れる”という噂が近所でまことしやかに囁かれていた。
夏休み、十三日目。朝パート 安価成功?
名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/04(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
ふははは! どうよ俺の危機回避能力!
しかも今回は正しい意味での危機回避能力だ!
次行っちゃうぜ!
≫914
―――――――――――――――――――
914 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/16(木) 20:48:30.27 ID:uJEdEPI+o
某ネズミの国に麻奈実と恋人同士の雰囲気をかもし出しながらデートしに行く
その様子を桐乃とあやせに目撃してもらう
某ネズミの国が無理なら普通のデートで
目撃が無理ならデートの報告で
―――――――――――――――――――
988 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/17(金) 21:40:33.32 ID:yKWMl+Odo
お金はなんとか足りそうだし、麻奈実も恐らく断るまい。
「問題は上手くあいつらに見つけてもらえるかどうかだな」
あいつらが帰ってくるのは夜になる予定ではあるが、向こうに入れ違いで到着――なんてことになったら笑えない。
それこそ何しに行ったのかわからない。
「……急がなきゃまずいな」
「きょうちゃん、一つ聞いてもいい?」
「ん? どうした?」
千葉駅から電車に乗り、しばらく経った頃。
麻奈実が『今日の晩ご飯は何?』とでも聞くようなテンションで俺に質問をしてきた。
「今からどこ行くの?」
「某ネズミの国」
「棒ねずみ?」
その顔は多分わかってないな。
麻奈実が行先をわかっていないのは、実は半ば誘拐みたいな形で連れてきたからだ。
俺は、店の手伝いをしている麻奈実を見つけるやいなや、
『麻奈実借ります!』
と叫び、そのまま麻奈実の手を取って千葉駅へと向かった。
去り際に、しわがれた声で「駆け落ち」だの「お泊り」だの怪しい単語が聞こえてきたが敢えて無視した。
「違う違う。ネズミーランドだよ」
「あぁ~、でぃずにーらんどだね。みっきーとかがいる」
台無し……俺の配慮が台無しっ……!
いきなり黒服の男たちが乗り込んできたらおまえのせいだからな。
「きょ、きょうちゃん。ほんとにでぃずにーらんどに来ちゃったよ?」
「だからそう言っただろ」
「だ、だって……いきなりどうしたの?」
「日頃世話になってる礼代わりだと思ってくれ。今日はここでデートでもしねえか?」
「ええっ!? そ、それは嬉しいけど…………で、でも……私お金持ってきてないよ?」
申し訳なさそうに俺を見る麻奈実。
ちなみにここまでの交通費も全て俺が出しておいた。
「礼代わりって言ったろ? 今日は俺に出させてくれ」
無理矢理安価に巻き込んだ上に金まで出させるなんて申し訳ないしな。
“今までの安価を振り返ってみろ。そっちのがよっぽど申し訳ないだろ”というツッコミは禁止だ。
「い、いいの?」
「おう」
「そう? えへへ……ありがと、きょうちゃん」
さて、後はどうやって桐乃とあやせを探すかだな。
大人しく呼び出してもらうって手もあるが、それだと安価の“目撃してもらう”って趣旨とずれている気がする。
“散々屁理屈こねてきたくせに何を今さら”というツッコミも禁止だぞ。
見つけてもらうためにはまずこっちが見つけなければならないだなんて……まるでどっかの禅問答みたいだな。
「仕方ない。足で探すか」
麻奈実もいることだし、まずは普通にデートとやらを楽しみながらでいいだろう。
989 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/17(金) 21:46:02.72 ID:yKWMl+Odo
「……いた」
やたらとスタイルのいい女の子二人組。
一人は茶髪、もう一人は黒髪。二人とも長髪である。
俺があやせたんを見間違えるはずがない。あいつらは桐乃とあやせだ。
「麻奈実。すまんがちょっと走るぞ」
「うん。でも、どうしたのきょうちゃん? みっきーでも見つけたの?」
おしいな。俺が見つけたのはもっといいものだ。
先回りした俺と麻奈実は、あいつらが進むと思われるルートを横切るように歩き出す。
こうやってあいつらの視界に入れば無事安価達成というわけだ。
「あーっ!?」
来たか!
「あやせ、あれ見て! ミッキーがいる!」
「ほんとだ、行ってみようよ桐乃」
俺達の手前数十メートルで直角に右折していく二人。
ミ、ミッキーの野郎……。なんでそんなところをうろついてるんだ!
……まあいい。桐乃とあやせは見つかったんだ。焦らずいくさ。
「あんなところにミニーが!」
「あっ今度はドナルドだよ」
「グーフィ(ry」
「チッ(ry」
だあああああ! 何なんだよこの偶然の重なり方!
もはや誰かが裏で糸を引いてるレベルだろ! 何で毎回毎回目撃される直前で直角に曲がっていくんだあいつらは!
そして俺に付き合わされる麻奈実はと言えば、
「あっちへ行ったりこっちへ行ったり、きょうちゃん思ったより楽しんでるね~」
「……おう。そうだな」
やたらとご機嫌だ。
特に乗り物に乗るでもなくただ走り回る、という俺の謎の行動をどこをどう解釈したらそうなるのか不思議でならない。
……もう目撃されるのは諦めようかな。
「あーっ!?」
はいはい、今度はデールでも見つけたか?
「あんたそこで何してんの!?」
「お、お兄さんにお姉さん!?」
「桐乃ちゃんとあやせちゃん!?」
「なんで諦めようとした途端見つけるんだよ!」
一人だけ驚くポイントが違う俺。
「あんたそこで何してんの!?」
だが、そんなことには欠片も構わず、先ほどと全く同じ質問をする桐乃。
「何って……デートだけど?」
「でっ……地味子と!?」
「地味子って言うな。……そうだよ。悪いか?」
「あんた何考えてんの!? 旅行先にまで妹をつけてくるとか正気!?」
「誰もおまえの後をつけて来たわけじゃねえよ!」
ぎゃあぎゃあと往来のど真ん中で言い合いを始める俺と桐乃。
「ちょっとあやせもなんとか――」
「お姉さんも来てたんなら言ってくれたら教えてくださいよ~」
「ごめんね~。私もあやせちゃんたちが来てると思わなくって」
……すげえ意気投合してる。
そういえば麻奈実とあやせって仲良かったんだったな。
「そうだ! これからは一緒にまわりませんか?」
990 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/17(金) 21:55:29.03 ID:yKWMl+Odo
「「ええっ!?」」
同時に驚愕する俺と桐乃。
ちなみにリアクションまで全く同じだ。
「えっ、いいの? お邪魔じゃないかな?」
「そんなことないですよ! いいよね、桐乃?」
「えっ……う、うん。いいんじゃないかな?」
「お兄さんも構いませんよね?」
「あ、ああ……お、俺は構わないが」
「決まりですね。じゃあ、行きましょうか」
ルンルン気分で歩き出すあやせとそれに付き添う麻奈実。
「なあ、桐乃」
「……なに?」
「あいつらってあんなに仲良かったっけ?」
「……今知った」
「……だよな」
夏休み一三日目。昼パート 安価成功
※桐乃たちと合流しました。
今日一日は一緒に回ることになったので、次回(夕方パート)の安価対象は桐乃、あやせ、麻奈実に限定されます。
名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/04(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
安価実行したら、なぜか合流してそのまま一緒に回ることになった
抜けられそうにないので、次の安価は妹、妹の親友、幼馴染に限定せざるをえない。
次の安価は記念すべき≫1000だ!
―――――――――――――――――――
1000 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/17(金) 21:59:53.03 ID:DfjPTj3zo
女3人のことは考えず自分が楽しみたいように引っ張りまわす
ペアで乗るものは桐乃を優先
―――――――――――――――――――
869 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/16(木) 19:00:02.40 ID:TYvvnptvo
夏休み十三日目。
名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/04(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
いやあ、久しぶりに悪戯らしい安価だったな!
ところでおまえら、痔に効くいい薬知らない?
≫879
----
879 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[] 投稿日:2011/06/16(木) 19:07:36.97 ID:7YDPnWhAO
俺は黒猫に対する性的な興味が高まりすぎて自分が抑えられないんだ!
こんな風に思うのは黒猫だけだ!
魅了されてるといってもいいね!
でも黒猫にこれ以上迷惑はかけられないし、俺も辛いから黒猫とはこれ以上会わないのがいいのかもしれない。
とか黒猫にいって動揺を誘い
一転押せ押せで耳元で淫語ささやきつつ、黒猫のアソコをさわる
----
903 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/16(木) 20:32:54.70 ID:TYvvnptvo
「変態か!」
せめてもっとオブラートに包んでくれ!直球でエロに向かうんじゃねえよ!
と、思ったが今さらだよなあ。
今までの安価を振り返ってみる。
「これはひどい」
この安価を実行したくらいじゃ俺の評価も変わるまい。
ついついそう思ってしまうくらいひどい安価もあったな。
だが、逆にここまでやったのだからこそ今さら引き下がることはできない。
「突き進むしかないのか。修羅の道を……!」
それっぽい言葉でそれっぽい雰囲気を作り、決意を新たにする俺。
待ってろよ、黒猫ぉ!
「俺は黒猫に対する性的な興味が高まりすぎて自分が抑えられないんだ! こんな風に思うのは黒猫だけだ! 魅了されてるといってもいいね!」
「え、えぇ!?」
今の俺はスイッチがONどころか、完全にショートしている。
どれくらいぶっ飛んでいるかと言うと、出会いがしらの上の台詞を発するくらいぶっ飛んでいる。
くくく……これが厨二病の力というやつか。実にいい気分だ。
だが、これ以降はこのノリで進むわけにはいかない。
ここからはどれくらい同情を引けるかにかかっているのだから。
「……でも黒猫にこれ以上迷惑はかけられないし、俺も辛いから黒猫とはこれ以上会わないのがいいのかもしれない」
先ほどとは一転して、しんみりとした雰囲気を作る。
肩をがっくりと落とし、視線は地面だけを見つめる。
くくく、どうだ。ついつい同情したくなってしまっただろう? ついつい体を許してしまいそうだろう?
「え、えぇ…………そう……なのかしら?」
「えっ?」
「えっ?」
どうやら黒猫は俺の一発目の台詞で既に十分困惑していたらしい。会話が成り立ってねえ。
そらそうだ。あんなこと出会い頭に言われたら誰だって困惑するわ。
ということはここから、一転して押せ押せになればいいわけだな。
……色々と破綻している気がするが、気にしたら負けだ。
「だから……おまえを肩車させてくれないか?」
「………………そうね、たしかに最近暑かったもの。それに加えてあなたの部屋にはクーラーもないようだし、無理もないわ」
一気に冷めたような表情になる黒猫。
憐憫の情すらうかがえる。
「待て、俺は正気だ」
「正気の人間がする会話の流れではないと思うのだけれど?」
……前にもこんなやりとりしたな。
一向に成長しない自分が悲しい。
904 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/16(木) 20:37:05.62 ID:TYvvnptvo
「要はおまえとスキンシップを取りたいんだよ!」
「だ、だからって……そこでなぜ肩車……?」
もっともです。
でもな、俺にも事情があったんだよ。
アソコを触る――今回の至上命題だ。そして、もっとも厄介な部分でもある。
だが、幸いなことに体のどこで触ると言う指定はなかった。
「そう! だからこその肩車なのだよ!」
俺は、手ではなく、首の辺りで触ることにしたのだ!
どうだ! 見事な屁理屈だろう! ふははははははは!
「何が言いたいのかさっぱりわからないけど、それであなたが正気に戻るなら手伝ってあげるわ」
さすが黒猫! この夏の一連の安価でかけた迷惑の埋め合わせはいつかするからな!
黒猫はそういうと、俺の背後に回り込んだ。
「ほら、早くしゃがみなさい」
以前の安価でいけない扉を開いてしまったもんだからどうなることかと思ったが、これなら無事に達成できそうだな。
黒猫を肩に乗せ、膝にぐっと力を込めて立ち上がる。
「…………」
「…………」
肩車したはいいけど、これからどうしよう。
「…………これからどうするの?」
「……そうだな。おまえんちまで送っていくか!」
「えっ? ちょ、ちょっと待って!?」
「ははは。まあそんな照れるな。ちょっと恥ずかしいのは俺も一緒だ」
「そ、そうじゃなくて! 私、スカートが……!」
「ははは。気にしない気にしない」
これからしばらくした後、“異常に背の高いゴスロリが現れる”という噂が近所でまことしやかに囁かれていた。
夏休み、十三日目。朝パート 安価成功?
名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/04(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
ふははは! どうよ俺の危機回避能力!
しかも今回は正しい意味での危機回避能力だ!
次行っちゃうぜ!
≫914
----
914 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/16(木) 20:48:30.27 ID:uJEdEPI+o
某ネズミの国に麻奈実と恋人同士の雰囲気をかもし出しながらデートしに行く
その様子を桐乃とあやせに目撃してもらう
某ネズミの国が無理なら普通のデートで
目撃が無理ならデートの報告で
----
988 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/17(金) 21:40:33.32 ID:yKWMl+Odo
お金はなんとか足りそうだし、麻奈実も恐らく断るまい。
「問題は上手くあいつらに見つけてもらえるかどうかだな」
あいつらが帰ってくるのは夜になる予定ではあるが、向こうに入れ違いで到着――なんてことになったら笑えない。
それこそ何しに行ったのかわからない。
「……急がなきゃまずいな」
「きょうちゃん、一つ聞いてもいい?」
「ん? どうした?」
千葉駅から電車に乗り、しばらく経った頃。
麻奈実が『今日の晩ご飯は何?』とでも聞くようなテンションで俺に質問をしてきた。
「今からどこ行くの?」
「某ネズミの国」
「棒ねずみ?」
その顔は多分わかってないな。
麻奈実が行先をわかっていないのは、実は半ば誘拐みたいな形で連れてきたからだ。
俺は、店の手伝いをしている麻奈実を見つけるやいなや、
『麻奈実借ります!』
と叫び、そのまま麻奈実の手を取って千葉駅へと向かった。
去り際に、しわがれた声で「駆け落ち」だの「お泊り」だの怪しい単語が聞こえてきたが敢えて無視した。
「違う違う。ネズミーランドだよ」
「あぁ~、でぃずにーらんどだね。みっきーとかがいる」
台無し……俺の配慮が台無しっ……!
いきなり黒服の男たちが乗り込んできたらおまえのせいだからな。
「きょ、きょうちゃん。ほんとにでぃずにーらんどに来ちゃったよ?」
「だからそう言っただろ」
「だ、だって……いきなりどうしたの?」
「日頃世話になってる礼代わりだと思ってくれ。今日はここでデートでもしねえか?」
「ええっ!? そ、それは嬉しいけど…………で、でも……私お金持ってきてないよ?」
申し訳なさそうに俺を見る麻奈実。
ちなみにここまでの交通費も全て俺が出しておいた。
「礼代わりって言ったろ? 今日は俺に出させてくれ」
無理矢理安価に巻き込んだ上に金まで出させるなんて申し訳ないしな。
“今までの安価を振り返ってみろ。そっちのがよっぽど申し訳ないだろ”というツッコミは禁止だ。
「い、いいの?」
「おう」
「そう? えへへ……ありがと、きょうちゃん」
さて、後はどうやって桐乃とあやせを探すかだな。
大人しく呼び出してもらうって手もあるが、それだと安価の“目撃してもらう”って趣旨とずれている気がする。
“散々屁理屈こねてきたくせに何を今さら”というツッコミも禁止だぞ。
見つけてもらうためにはまずこっちが見つけなければならないだなんて……まるでどっかの禅問答みたいだな。
「仕方ない。足で探すか」
麻奈実もいることだし、まずは普通にデートとやらを楽しみながらでいいだろう。
989 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/17(金) 21:46:02.72 ID:yKWMl+Odo
「……いた」
やたらとスタイルのいい女の子二人組。
一人は茶髪、もう一人は黒髪。二人とも長髪である。
俺があやせたんを見間違えるはずがない。あいつらは桐乃とあやせだ。
「麻奈実。すまんがちょっと走るぞ」
「うん。でも、どうしたのきょうちゃん? みっきーでも見つけたの?」
おしいな。俺が見つけたのはもっといいものだ。
先回りした俺と麻奈実は、あいつらが進むと思われるルートを横切るように歩き出す。
こうやってあいつらの視界に入れば無事安価達成というわけだ。
「あーっ!?」
来たか!
「あやせ、あれ見て! ミッキーがいる!」
「ほんとだ、行ってみようよ桐乃」
俺達の手前数十メートルで直角に右折していく二人。
ミ、ミッキーの野郎……。なんでそんなところをうろついてるんだ!
……まあいい。桐乃とあやせは見つかったんだ。焦らずいくさ。
「あんなところにミニーが!」
「あっ今度はドナルドだよ」
「グーフィ(ry」
「チッ(ry」
だあああああ! 何なんだよこの偶然の重なり方!
もはや誰かが裏で糸を引いてるレベルだろ! 何で毎回毎回目撃される直前で直角に曲がっていくんだあいつらは!
そして俺に付き合わされる麻奈実はと言えば、
「あっちへ行ったりこっちへ行ったり、きょうちゃん思ったより楽しんでるね~」
「……おう。そうだな」
やたらとご機嫌だ。
特に乗り物に乗るでもなくただ走り回る、という俺の謎の行動をどこをどう解釈したらそうなるのか不思議でならない。
……もう目撃されるのは諦めようかな。
「あーっ!?」
はいはい、今度はデールでも見つけたか?
「あんたそこで何してんの!?」
「お、お兄さんにお姉さん!?」
「桐乃ちゃんとあやせちゃん!?」
「なんで諦めようとした途端見つけるんだよ!」
一人だけ驚くポイントが違う俺。
「あんたそこで何してんの!?」
だが、そんなことには欠片も構わず、先ほどと全く同じ質問をする桐乃。
「何って……デートだけど?」
「でっ……地味子と!?」
「地味子って言うな。……そうだよ。悪いか?」
「あんた何考えてんの!? 旅行先にまで妹をつけてくるとか正気!?」
「誰もおまえの後をつけて来たわけじゃねえよ!」
ぎゃあぎゃあと往来のど真ん中で言い合いを始める俺と桐乃。
「ちょっとあやせもなんとか――」
「お姉さんも来てたんなら言ってくれたら教えてくださいよ~」
「ごめんね~。私もあやせちゃんたちが来てると思わなくって」
……すげえ意気投合してる。
そういえば麻奈実とあやせって仲良かったんだったな。
「そうだ! これからは一緒にまわりませんか?」
990 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/17(金) 21:55:29.03 ID:yKWMl+Odo
「「ええっ!?」」
同時に驚愕する俺と桐乃。
ちなみにリアクションまで全く同じだ。
「えっ、いいの? お邪魔じゃないかな?」
「そんなことないですよ! いいよね、桐乃?」
「えっ……う、うん。いいんじゃないかな?」
「お兄さんも構いませんよね?」
「あ、ああ……お、俺は構わないが」
「決まりですね。じゃあ、行きましょうか」
ルンルン気分で歩き出すあやせとそれに付き添う麻奈実。
「なあ、桐乃」
「……なに?」
「あいつらってあんなに仲良かったっけ?」
「……今知った」
「……だよな」
夏休み一三日目。昼パート 安価成功
※桐乃たちと合流しました。
今日一日は一緒に回ることになったので、次回(夕方パート)の安価対象は桐乃、あやせ、麻奈実に限定されます。
名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/04(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
安価実行したら、なぜか合流してそのまま一緒に回ることになった
抜けられそうにないので、次の安価は妹、妹の親友、幼馴染に限定せざるをえない。
次の安価は記念すべき≫1000だ!
----
1000 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/17(金) 21:59:53.03 ID:DfjPTj3zo
女3人のことは考えず自分が楽しみたいように引っ張りまわす
ペアで乗るものは桐乃を優先
----