京介「おう、桐乃なにやってんだ」:211

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211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 12:51:20.63 ID:9Gtlo4+b0 京介「………んっ」 京介「ふわぁあ~……っ!」 京介「……朝、か。目覚ましなる前に起きたな、なんでだ?」 京介「…………」 京介「まさか…」ばっ 桐乃「すやすや……」 桐乃「んにゃむにゃ……でへへ……京介おにいちゃ──」 京介「まて」ぱしっ 桐乃「むごっ……」 京介「……寝言でそんな破壊力のあるセリフを言うな。せめて行為中とかに頼むぜ本当」 桐乃「ふぐっもごっ……むにゃむにゃ……すぅー……」 218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 12:59:19.60 ID:9Gtlo4+b0 京介「ふぅ……びっくりした。そんな呼ばれ方、いままでお前に言われたこと全くないぞ」すっ… 桐乃「すぅ…すぅ…」 京介「てか、まーた忍び込んできやがって。これで何度目だよ。まぁ、両親が居ない日に限ってくるから別にいいけど…」 桐乃「すぅ……むにゃ…」 京介「……今回はガチ寝かな」 京介「よし、なら悪戯するか!」 桐乃「むにゃ……わはー……かーわーいーいー…ふふふっ…むにゃ…」 京介「……えらい幸せそうな寝顔だな。あほっぽい」 220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 13:05:25.85 ID:9Gtlo4+b0 京介「あれ、なんかこのセリフ最近誰かから言われたような……別にいいか」 京介「……おーい、桐乃ちゃーん……」すぅ 桐乃「ふふ……わたしがお殿様だぁー!……すやすや…」 京介「そうだな、お前がお殿様だ……」ぷちぷち 桐乃「すや…すや……」 京介「そして俺もお殿様だぁー!……よっと。ボタン外しちゃったぜ桐乃ー……?」 桐乃「………あひゃひゃひゃ……」←(脇擦れてちょっとくすぐったい) 京介「……お前のそのガチ笑い、寝言でいうってすげぇな……んっ?……お前、ブラしてねぇじゃねぇか!!」 桐乃「すぅ…すぅ……」 229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 13:16:09.89 ID:9Gtlo4+b0 京介「……よかったな。毛布の中で、完全にはお前の胸は……その、見えていないぜ」 桐乃「すぅ……すぅ…」 京介「ま、見るけどな!よいしょっと!」ばふっ 桐乃「っ?………んん~……むにゃ…」 京介「勢いよく抱きついてみた。目の前には……なんというか、桃色でとても不思議な突起物があったり」 桐乃「んっ……ふぅ…すぅ……」 京介「………。ふぅ~……」 桐乃「あぅ……うっん……?……すやすや…」ぴくぴく… 京介「息とかでも反応するのか。へぇ、敏感なもんだな」ぺろぺろ 桐乃「っ……ひ、うぅん……んっ……んんん~……?」 京介「ちょっと胸と胸の間を舐めてみたりとかは、どうだ」ぺろぺろりん 桐乃「っ……?ん、う、ん………にゅう……兄貴、ばか、まだ待て中……でしょ…むにゃむにゃ……」 京介「夢の中で、人を勝手にペットみたいに扱うな。仕方のない妹だ」ぺろぺろ 232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 13:26:46.14 ID:9Gtlo4+b0 京介「……ぺろぺろ」 桐乃「ふっ……ん。くひゃひゃひゃ…くすぐったいってばぁ……すやすや……」 京介「れろー………かぷっ」 桐乃「んっ!」 京介「はむはむ……ちゅううううう…」 桐乃「んっはっ……ふっく……んんんん~~……っ!」 京介「ぷはっ!」 桐乃「うんっ……ふ、ふぅ……はぁ…はぁ……すぅ、はぁ……っ」 京介「……ふぅ、ここまでしても起きないか。てかもう……ちょっとあれだな、びんびんになっちゃってるなお前の…」 桐乃「すぅ……すぅ……」 京介「じゃあ、片方も可哀そうだから、吸ってあげるか……かぷっ」 桐乃「ひうっ……あ、ふぅ……んん……ちょ、そこはだめぇ……だよ……」 京介「れろれろ……もう一つはちゃーんと、いじってやるから」くりくり 桐乃「あふぅっ……あん、いやっ……それはひきょ……んん…」すやすや 235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 13:35:02.31 ID:9Gtlo4+b0 京介「ちゅう……ちゅううっ……れろぉう」ぐるぐる 桐乃「っっ!……ひぅんっ……あっ、それ、やばっ……い…そんな舐めかた…犬がしちゃだめ…だから……っ」ぎゅううう 京介「ふむっ!?……れろれろ…ちゅぶ…」こりこり 桐乃「んっ!あっ!」 京介「ちゅるちゅる……」ぴんっ! 桐乃「ひぅっ……!」 京介「………ふぅ。もう両方ともこりこりだ、元気で何よりだな」 桐乃「はぁっ……はぁっ……はぁっ…う、ん……はぁっ…!」 京介「まだ寝てたのか……本気で起こすつもりでやったんだけどな。どんだけ眠りが深いんだよ」 239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 13:42:22.36 ID:9Gtlo4+b0 京介「ま、満足したからいいや。よいしょよいしょ…」 京介「これでよし。ちゃんとこれからは、ブラジャーしてこいよ。それを脱がすのまた一興だからな、うん」 桐乃「……すやすや……」 京介「ふぅ……喉渇いた。唾液使ったからか?まぁいいや、ちょっと台所でお茶でも飲んでくるか──」むくり パタン 京介「──え?」 京介「…………」 京介「なんか今、ドアが閉まるおとしなかったか……?」 ドアの向こう 「…………っ」 あやせ「こ、これって……ど、どういうこと……っ?」 246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 13:53:02.52 ID:8G+n5cSZ0 あやせ(朝起きたら、桐乃いなくて……探してたら……声がするからここかなって開ければ……っ) あやせ「お兄さん、と…桐乃が……っ!」 あやせ「~~~~っ!!」 あやせ(変態変態変態……ッ!……あ、あんな桐乃の声……き、聞いたことない……っ) あやせ(毛布で何も見えなかったけど……それでも、あれって絶対にえっちなことだよねっ……!?) あやせ「…………っ」 あやせ「…お兄さん……本当に手を出しちゃったんだ……桐乃に」 あやせ「…………そう、なんだ…」 此方側 京介「……誰かいたってことなのか。それとも泥棒とか?」 京介「ど、どうすんだ……これってけっこうやばいんじゃ…」 桐乃「う、うん……?……ふぁあ~……はれ?なんでアンタここにいるろ……?」 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 14:01:21.05 ID:8G+n5cSZ0 京介「お、おう。起きたか桐乃」 桐乃「うん……?起きたけど……あ、まって。まだ何か頭ぼぉってしてるから……」ぐしぐし 京介「……とりあえず、聞きたいことがあるんだが。桐乃、お前だれかこの家にあがらせてるか?」 桐乃「ふぇ?誰かって……うぅん……あ。いるよぉ?あやせが」 京介「あやせっ!?なんでだ!?」 桐乃「……あ、やっと頭すっきりしてきた…昨日、泊まるっていったじゃん。今日、親いないから泊まれるよって言ったから」 京介「………。いや、聞いてないな俺」 桐乃「はぁ?……いや、あたしちゃんと言ったじゃん……って思いだした」 桐乃「兄貴の部屋まで言いに来たら、そこからアンタ、あたしのこと押したして……!!」 京介「あ。あれか……いやバスタオル一枚で着たから誘ってんのかと思って……」 ドアの向こう側 あやせ(えぇえええーーー!!??バスタオル一枚って、桐乃……) 255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 14:12:33.02 ID:8G+n5cSZ0 京介「でも、そうか。だったらあやせか……ってやばいじゃねぇか!?」 桐乃「だから、さっきからなに言ってんの。というか、なんであたし、兄貴の部屋にいるわけ……?」 京介「自分のことは自分で考えろすっとこどっこい!」 京介「いや、これは本当にやばい…!なんてったって……〝あの〟あやせだ……!!さっきの様子を見られてたとしたら……」 京介「……ん?見られてたとしたら、あやせはいつも……俺並みの行動力を見せつけるはずだよな…?」 桐乃「……って、なにこれ!?ち、ちく……たって……めっちゃっべとべとになってるんだけどっ!?」 京介「乗り込んでくるぐらいはしてくるはずだよな……そう考えると、やっぱ違うのか……?」 桐乃「あ、あんた!!あ、ああああたしが寝ている間になにしてくれてんの!?」 京介「え?あ、うん。乳首アマガミしてた」 桐乃「ちょ…!ばか、なにしてんの……!死ね!変態!」 京介「それでエロい声出してたじゃねぇか。差し引き零だ」 桐乃「意味が分かんないわよっ!!」 あやせ(ち、ちく……び…噛んでたんだ…) 259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 14:23:11.02 ID:8G+n5cSZ0 京介「なぁ、桐乃。まずは乳首とか噛んだり舐めたりしてたのは謝るさ」 桐乃「~~ッ!!そ、そんな風にはっきりというなっ!」 京介「……なんだ?服とこすれて痛いのか?」 桐乃「ち、ちがうわよ!!アンタって本当にさいぃいいいってぇええな兄貴っ!!」ぼこすか 京介「あっはっはっは。かわいい妹のぽこぽこパンチほど、気持ちのいいものは無いな」 桐乃「く、くぅう……っ!なによっ……覚えてなさいよっ…今度はあたしが仕返してやるんだから……っ!」 京介「え、今度は桐乃が俺の乳首舐めてくんの?」 桐乃「ば、ばかそういうのじゃなくて……!!あぁああもう、ムカつく!!手玉に取られてることがほんっとにムカつく!!」 京介「あっはっはっは。別に俺はどこを舐められてもいいぞ」 あやせ(……桐乃、なんかすっごく楽しそう。いや、だからって私と一緒にいるときは楽しくなさそうってワケじゃないけど…) あやせ「……本当に、桐乃。好きなんだなお兄さんのこと…」 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 14:31:29.45 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「…………」 あやせ「……お部屋にお戻っておこうっと」 桐乃「うがぁー!!」 京介「ちょ、お前……ベットの上で暴れるなって!ほこりが舞うだろ……っ!」 桐乃「うるさい!もう、あんたなんて……っ………こうよっ!!」かぷっ 京介「うひゃうっ!?首を噛むなんて卑怯だぞ桐乃っ!?」 桐乃「なにひゃよぉ……ほれは、ひはえしはんはだから……」れろれろ 京介「うんひぃっ!?ちょ、マジでやめろって、おうっ!?」 桐乃「ぷはっ……なに、アンタって首筋が性感帯なのっ?いひひ、いいこと知った!」 京介「……なるほどなぁ、桐乃。それはそれなりのリスクをしょってからこその、情報だよな」 261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 14:37:12.99 ID:8G+n5cSZ0 桐乃「えっ……なによ、そんな顔して……」 京介「とりゃ!」 桐乃「え、きゃ!なに、急にだ抱きつかないでよ……っって、ひゃああう!?」 京介「はむはむはむはむ」 桐乃「耳はだめって……!ひぁ!…ほんっとに、だめなんだってばっ!…っあう、ひう……!!やば、いそれ……ひぃう!!?」 京介「れろぉ……ちゅちゅっ」 桐乃「あ、あ……ひぁう!」ぎゅうう 京介「ちぅ……どうだ、仕返ししては十分なものだったろ」 桐乃「はぁっ……ば、ばかね…ッン……これだけ最近、耳攻めばっかりされてたら……たいしてそこまでよ…っ!!」 京介「あ、そうなのか。だったら本気でやっていいんだな」 桐乃「えっ…?」 京介「さすがに可哀そうだから、そこまで本気で舐めなかったんだが……慣れてきたのなら仕方ない。本気でいくぞ」 桐乃「え、ちょ、まって……ごめ、さっきのうそだから──~~~~~ぃぃいッ!!??」 267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 14:48:41.09 ID:8G+n5cSZ0 数十分後 桐乃「あ、あいつ……ほんっとにサイテー……っ!」 桐乃「ずっと耳ばっかせめてきて……っ…あぁあもう!」 がちゃ あやせ「……あ、桐乃。おかえり」 桐乃「あれ?あやせ、起きてたの?」 あやせ「う、うん。さっき起きたとこ。どこいってたの?」 桐乃「え、あ、うん!ちょっとトイレにいってたっ」 あやせ「……そうなんだ」 桐乃「うん、そうなのよー。あ、そうだ。あやせお腹すいてない?」 あやせ「え、そうだね。ちょっとお腹すいたかな」 桐乃「だよねー。あたしもさっきちょっと動いちゃったからさ、お腹すいてぇー……っていや、ち、違うよね!昨日は遅くまで二人してはしゃいじゃったし!」 あやせ「そうだね……昨日は二人で、遅くまでゲームしてたしね」 270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 14:59:11.85 ID:8G+n5cSZ0 桐乃「うん、そしたらちょっと台所からご飯もってくるから。まっててあやせ」 あやせ「うん、わかった。べつにゆっくりでもいいよ。……あ、そうだ。久しぶりに桐乃の手料理が食べたいな私」 桐乃「え、あたしの料理?」 あやせ「前に食べさせてもらった時……結構実は、美味しかったんだ」 桐乃「へっ?あ、そうなの……?あの時のあやせの顔、ものすっごく苦虫を噛み潰したような顔だった気がするんだけど……」 あやせ「えっ、いやそんなことないんだよ?実は美味しくて……ちょっと嫉妬しちゃったの」 桐乃「へ、あやせがあたしに……?」 あやせ「うん、だからまた今度はちゃんと味わって食べたいなって……思って。だめかな?」 桐乃「ううん!全然、ダメじゃないよ。この高坂 桐乃にまかせて!!」 あやせ「ありがとう桐乃。焦って焦がしたりしないように……ゆっくり作ってきていいからね」 桐乃「わかった。んじゃ、つくってくるよ」がちぁ ばたん あやせ「…………」 274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 15:08:07.88 ID:8G+n5cSZ0 京介「ふぅ……なんか、朝っぱらからすっげー疲れた…変に本気を出すべきでもなかったかもな」 京介「……なんかお腹減った。食いに行きたいけど、下にあいつ等いるかもだしな」 京介「隙を見て、家抜けだして外で食うか……」 こんこん 京介「ん……おう、空いてるぞ」 がちゃ あやせ「……おはようございます、お兄さん」 京介「……お、おう。あやせか、久しぶりだな。いつぶりぐらいだ?」 あやせ「こうやって話しするのはひさしぶりですね。でも、わたしは結構お兄さんのこと町で見かけるので、そんな久しぶりな感じしませんよ」 京介「なに、見かけてくれたんなら話しかけて来いよ……そんなにも俺と話すのは嫌か?」 あやせ「ええ、外であんまり男の人と喋りたくないので……最近、妹に手を出した奴とかとくに…」 京介「えっ?最後の方、なんていったんだ?」 あやせ「なんでもありませんよ」 京介「お、おう。そうか」 276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 15:14:31.28 ID:8G+n5cSZ0 京介「それで、あやせ。俺になんか用事でもあるのか?」 あやせ「あ、そうですね。別にとくに用事があるってことじゃないんですけど……」 京介「うん?」 あやせ「ひとつ、聞いていいですかお兄さん」 京介「おう、なんだ。答えられることだったら、なんでも答えるぞ」 あやせ「ありがとうございます。それでは聞きますけど……」 あやせ「ここ、すっごく桐乃の匂いがしますね」 京介「へっ?桐乃の、匂い?」 あやせ「ええ、女の子ですから。匂いとか敏感なんですよ、だから桐乃のつけているシャンプーとかリンス、あと香水もすぐにわかります」 あやせ「それがお兄さんの、今現在のお部屋から、匂うんですよ」 京介「へ、へー……そ、そうなのか。あ、で、でもそれはしょっちゅうあることなんだぜ?」 あやせ「しょっちゅう、とは?」 京介「ほ、ほらここって壁が薄いからよお……こう、たまーにアイツの部屋の匂いとか流れてくることがあるんだよ、これが」 279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 15:24:12.38 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「へぇー。匂いって、壁薄いと流れてくるんですね。知りませんでした」 京介「だ、だろ?俺もびっくりでさー、いざ匂うことに気付くと、やっぱ壁の厚さって大切なんだなぁって思うね」 あやせ「なるほど、わかりました。じゃあこの匂いは別に、さっきまでここに桐乃がいたってわけじゃないんですね」 京介「な、なにをいってるだあやせ!そんなことありえるわけないだろ?あいつが俺の部屋にずっといるなんて……想像できるか?」 あやせ「……。そうなんですよね、想像なんてできるわけ……」 京介「ん?どうしたあやせ?きゅうにうつ向いて……」 あやせ「……ねぇ、お兄さん。……いや、高坂 京介さん」 京介「お、おう。どうした改まって」 あやせ「ちょっと……の間だけ、後ろに振り向いてもらってても構いませんか?」 京介「後ろ…?どうしたんだ急に……」 あやせ「おねがいします。これで用件は、最後ですから」 京介「おう……わかった。これでいいんだな?」ぐるっ あやせ「…………」 290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 15:33:48.16 ID:8G+n5cSZ0 京介「………どうしたんだ、あやせ?」 あやせ「………」すたすた 京介「ん……なにをする、おうっ!?」ぐいっ! あやせ「…………」ぎゅうう 京介「……こ、これはどういうことなんだ」 あやせ「…………」ぎゅう…… 京介「きゅうに、抱きついてきて……」 あやせ「…………」ぼふっ 京介「お、おう……顔を背中なんかにくっつけるのやめろよ……ちょっと汗かいてるから汚いぞ?」 あやせ「……お兄さん…」 京介「な、なんだあやせ……もうちょっと詳しくこの状況を教えてくれ…」 あやせ「……そうですね、お兄さん。ひとつ言うことがあれば…」 あやせ「お兄さんの身体、ものすごく桐乃の匂いがしますね」 京介「!?」 293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 15:40:18.79 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「これは、どういうことなんでしょうか」 京介「…………っ」 あやせ「お兄さんの部屋に、桐乃の部屋の匂いが流れてくる……までは、信じてあげます」 あやせ「でも、お兄さんの身体に染みついてるこの桐乃の匂いは……どういうことなんでしょうか?」 京介「それは、その……!」 あやせ「こんな風にきつく匂いがついてるんです。そうそうなことがない限り、こんなことにならないと思うんですけど」 京介「こ、これはだな…そのっ……!」 あやせ「黙っててください」 京介「……は、はい…」 315 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 16:32:19.30 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「…………」 京介「…………」 あやせ「お兄さん、わたしは……貴方の口から聞きたいんです」 京介「……なにを、だよ」 あやせ「ここまで来て、言い逃れようとか思わないでください。もう全部、わかってますから」 京介「…………」 あやせ「この際、ばっさりと聞きますけど」 あやせ「……桐乃に、手を出しましたね。お兄さん」 京介「っ……!」 あやせ「今、はっきりと動揺しましたね。それとも、覚悟をしていたつもりだったが、でもいざ言われると心に響いた、とかですか?」 京介「…………」 319 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 16:42:27.49 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「どうなんですかお兄さん。答えてください」 京介「……今、それを言って、なにになるってんだ。あやせ」 あやせ「どうとでもなりますよ。お兄さんの答え次第で」 京介「…………」 あやせ「まあ、もうわかってることなんですけどね。この桐乃の匂いもそうですけど……実際にもう、私みちゃってますから」1 京介「っ!……やっぱあの時の物音は……」 あやせ「聞こえてました?そうですよ、わたしバッチリ見てました。貴方が桐乃にしてたこと、全部」 あやせ「最後の最後まで」 京介「……そうか、そうなのか。見られちまったのか」 あやせ「………意外とショック受けないんですねお兄さん」 京介「受けてるよ、バッチリな。がっつり受けてる」 あやせ「そうですか?けっこう、大丈夫そうに見えますけど」 京介「ああ、そう思うのならそうだろうな」 あやせ「……どっちなんですか、はっきりしてください」 334 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 16:53:17.25 ID:8G+n5cSZ0 京介「ショックも受けてる。さっきから抱きついて離れないお前が超怖くて仕方ねぇ、それも事実だ」 あやせ「…………」 京介「だけどよ、あやせ。俺は後悔なんてしてないんだ。こうやって誰かに見られてて、それを突きつけられたとしても」 あやせ「なんでですか。もう、はっきりいって人生終わったと同意のことですよ、これって」 京介「おわっちゃいねーよ!!!」 あやせ「えっ……」 京介「終わっちゃいねぇんだ……ッ…これは、決して終わりじゃねぇ!!まだまだこれからさき、ずっとずっと同じままだ!!」 あやせ「お、お兄さん……?」 京介「ああ、すまねぇ!!いきなり叫んでびっくりしただろ!?だが、この勢いのままで言わせてもらうけどなぁっ!!」 京介「俺はっっ!!妹の桐乃がだいすきなんだぁあああああああああああああああああああああああああああ!!!」 あやせ「!?」 338 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 17:00:12.36 ID:8G+n5cSZ0 京介「わかるかあやせ!!?」ぐるっ あやせ「へっ!?え、はいっ」 京介「俺はだな、妹の桐乃が大好きなんだッ!!〝妹〟のなッ!!ここ、大事なところだ!!」 あやせ「は、はい……っ!」 京介「だからな、俺は一切の後悔もなにもない。俺は桐乃が大好きで、大好きでたまらないから手を出したっ!!」 京介「だからチューもする!!身体も舐めまくる!!その行為一瞬一瞬は、俺の中ですっげーキラキラと光るんだよ!!わかるか!?わかるだろお前には!!」 あやせ「え、えーっと……そこまではちょっと…」 京介「いーや嘘だ!あやせ!!お前はあいつのためなら、なんだってしてきたはずだっ!!敵を作ることも迷わずして、あいつのためなら突っ走るはずだ!!」がしっ あやせ「ひっ……い、いたいですお兄さん……っ!」 京介「ごめん!!だが、これだけは言わせてくれ……っ」 京介「俺は、どんなに桐乃との仲を裂こうとするやつが現れても……決して負けねぇ。かならず押し通す、絶対にだ」 あやせ「……両親にばれたとき、どうするんですか」 京介「外国にでも逃げるさ!!もう、海外にいくのは経験済みだしな二人とも」 348 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 17:11:43.72 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「…………」 京介「はぁっ……はぁっ……」 あやせ「……とりあえず、肩から手を離しくてください」 京介「おう……すまねぇっ……はぁー、スッキリした」 あやせ「わたしは全然です。最高潮にもやもや状態なんですけど……」 京介「だろうな。すっげー意味不明なこと言いまくってることぐらい、理解してる。でも、これが俺の本心だからな」 あやせ「……そういったことを、言ってほしかったわけじゃないんですけど、私は」 京介「でも、これが俺の答えだ。あやせ、これで納得しろ」 あやせ「なんで位置的に上にいる感じで言うんでしょうかお兄さんは……ここでは、お兄さんが尋問を受けているんですよ?」 京介「いいや、どうでもよくなった。ここまで言ったのに、まだ何か言えってのかよお前は」 あやせ「……まぁ、大好きだって言われたら。確かに何も言えませんけど」 359 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 17:30:27.42 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「泣かない出くださいよ。そんなにわたしが怖かったんですか?」 京介「ああっ……お前絶対に許さないっておもってたしよぉ……!ばれたとわかった時、もう俺は死ぬしかないと思っててさぁ…!」 あやせ「海外に逃げるって大見え切ったじゃないですか。なんでそんな急に弱気になるんです」 京介「そうなんだけどよぉ……ぐしっ、いや、やっぱお前はすげーや。尊敬するぜ……」 あやせ「ありがとうございます。お兄さんて、ほんとうに弱虫ですね」 あやせ「人が困ってるときは、なんだってするくせに。自分のことになったらとことん弱気……うふふ、本当に面白い先輩ですよ」 京介「わ、わらうんじゃねぇよ……っ!」 あやせ「ふふっ、すみません。……はぁーあ、桐乃も大変だなぁ。こんなお兄さんのこと好きになっちゃって」 京介「こんなっていうなよ。これでも、俺は一生懸命、あいつの兄貴として頑張ってるつもりだぜ」 あやせ「へぇ~?……では、どんなことを頑張ってらっしゃるんでしょうか?」 366 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 17:39:22.65 ID:8G+n5cSZ0 京介「え?……そ、それはちょっと言えなかったり、なんとかだよ」 あやせ「バスタオル一枚で部屋に来た妹を、押し倒したり?」 京介「なっ!?きいてたのかお前!?」 あやせ「寝ている妹の服脱がして……その肌を舐めたり?」 京介「や、やめて!!それ以上いわないでくれ!!」 あやせ「くすくすくす……なんですかお兄さん。桐乃のお兄さんとして、がんばってるんでしょう?」 あやせ「なら、もっとどうどうとしてくださいよ。ほら、良いお兄さんとして。立派な姿をわたしにも見せてくださいよ」 京介「やめて…本当にやめてくれ……!!」 あやせ「え~?何て言ったんですか?きこえませんでしたよぉ?」 京介「くっ……弱みを握って強気になりやがって……!」 380 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 18:04:38.75 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「弱みだなんて……人聞きの悪いこといわないでくださいよ、お兄さん」 京介「ぐぅ…っ!じゃあ、なんだってんだ。俺になにをしろっていうんだお前は!?」 あやせ「別に~……ただ、ちゃーんと桐乃を今後、守れる人なのかなって確かめようと思ったまでですよぉ」 京介「たし、かめる…?なんだそれ」 あやせ「例えば、そうですね、こういうのはどうですか……」すっ 京介「っ!?あ、あやせ……っ!?なんで急にスカートの裾をあげるんだ……っ!!いますぐやめろ!!」 あやせ「くすくす…あれぇ、お兄さん。口ではそう行ってますけど、眼はぜんぜん私の……ここばっかみてますね」 京介「そ、それはお前がずらすから……!」 あやせ「え~?だって、お兄さんは、妹の、桐乃が、一番、大好き……なんですよねぇ?」すすすっ あやせ「なのに、こんなちょっと誘惑されただけで、お兄さんは揺らいじゃうんですかぁ……?桐乃かわいそーう、くすす…」 京介「ち、ちがう……そうじゃない、そうじゃないんだ……!!」 387 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 18:19:52.32 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「じゃあ、どうだっていうんです?お兄さんが、今、目が離せなくなっているのは……」 あやせ「貴方の大切な妹の親友……の、ふとももですよ?いや、パンツですか?ふふふ、お兄さん…恥ずかしくないんですか?」 京介「…………」 あやせ「もうすぐ卒業でしょう?なのに、年下のいいなりのように目を血走ばせて……あーあ、変態さんですね」ぐいっ 京介「うおっ……あ、やせ…足……っ!」 あやせ「え?……なんですか?いわなきゃわからないんですけど?」 あやせ「わたしの足が、どこにあたって、なんなんですか?」ぐりぐり 京介「お、おい…これはなんでも悪ノリのしすぎだ……!」 あやせ「では、お止になってくださいお兄さん。すぐに止めますよ……くすくす」ぐりっぐり 京介「っ……!」 あやせ「えらく可愛く悶えるんですね、お兄さんは。必死に声を抑えて……ふふっ。本当に先輩は面白い人です」 390 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 18:28:15.00 ID:8G+n5cSZ0 京介「な、なんなんだよあやせ……さっきまでの、こういい感じの空気はどこいったんだ……!」 あやせ「大丈夫です、私は言ったことは絶対に取り消しませんから……桐乃を最後まで守ってもらうことを、ね」ぐいぐい 京介「ど、どういう意味だおい…!?」 あやせ「桐乃のことは、もうどうしようもありません。頑固ですから、絶対にわたしの言うことを聞いてはくれないでしょう。そりゃ!」とんっ 京介「うわぁ!?」ぱたん あやせ「……だから、お兄さんは桐乃が十分、満足するまで、貴方と一生一緒にいることを、満足しきるまで……ちゃぁんと見守っててもらいます」 京介「どういう……」 あやせ「だから私は……貴方に、いまから呪いをかけます」すっ 京介「っ!?」 あやせ「桐乃をずっとずっと守っていくための、強制的な呪い。     ちょっとした誘惑に負けてしまうお兄さんのために、絶対にとけない呪いをかけてあげますよ」 394 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 18:37:55.93 ID:8G+n5cSZ0 京介「お、おい。そこからどけよ。あやせ……」 あやせ「じゃあ退かしてください。でも、今のお兄さんは、とってもくらくらしてるんでしょう?」 京介「そ、そんなわけはない!俺は桐乃が……」 あやせ「一番、そんなことわかってます。でも、お兄さんはちょっと信用できませんし……だから、こんな風に私にされても、いやと思ってないんでしょう?」すりすり 京介「ちょ、どこを撫でて…っ!」 あやせ「ふふっ……だって、お兄さんにとって……わたしが初恋の人、とかじゃないんですか……?」 京介「ッ……そ、それは…」 あやせ「あら、当たりですか……まあお兄さんってすぐに顔に出ますしね。小学生ですか本当に…」すりすり 京介「や、やめろ……!」 401 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 18:46:28.44 ID:8G+n5cSZ0 京介(なぜだか抵抗できない……っ!すぐ近くのあやせの顔から、目が離せない……!!) あやせ「……なんです?その物ほしそうな目は。キスしてほしいんですか?」すりすりすり 京介「ちが、う……そんなの俺は望んじゃ…っ」 あやせ「──いいんです、望んでください」 京介「えっ……?お前は、なにをいって…」 あやせ「お兄さん、望んでいいんですよ、我がものとして、欲望の限りに私の身体を使ってもいいですよ」 あやせ「キスをしたかったら、いつだってしてあげます」 あやせ「胸を揉みしだきたいのなら、いつだって揉ませてあげます」 あやせ「……えっちがしたいのなら、いつだって、どこだってしてあげます」 京介「お、おま……えっちって!どういうことだよ!」 あやせ「どういうこともありません。お兄さん───……」 あやせ「わたしを桐乃の生贄に捧げるんです。貴方にとって、桐乃で満足できなかったことを、私がおぎないます」 あやせ「だから、桐乃を悲しませることを犯さないよう……わたしが、貴方の呪いとなるんです」 415 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 18:58:34.23 ID:8G+n5cSZ0 京介「あやせ……お前は、そんなに桐乃のことを」 あやせ「……たぶん、私が桐乃にできることってこれぐらいだと思うんです。あの子は、誰にだって頼らない。それでも昔と大分変りましたけどね」 京介「……そうだ、な」 あやせ「そうやっていつも自分だけで抱え込んでしまう。もし、そのことがばれても……結局は、どうにかするように、あの子はその道を行こうとする」 京介「…………」 あやせ「怖いんですよ、桐乃って。どこかちょっとでも間違ってしまったら、何処までも間違え続けてしまうような。そんな脆さがあるんです」 あやせ「それにたいして、わたしも強く言えない自分が居る……どうにかしようって、自分で考え続けて、間違ったところに行きつくこともおおくて」 京介「あやせ……」 あやせ「だから、桐乃にはお兄さんしかいません」 京介「…………」 あやせ「今までもそうやって桐乃の間違いを、苦難を、ちゃんと受け止めて。きちんとした道に導いてくれたのは……お兄さんです」 あやせ「だから、貴方には絶対に、道を外しては困ります。だからこその、『呪い』です」 421 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 19:11:31.11 ID:8G+n5cSZ0 京介「でも、お前はいいのか……?」 あやせ「……なにがですか?」 京介「大好きな親友のため、っていうのは。なんとか理解したつもりだけどよ…」 京介「……でも、お前の気持ちはどうなるんだ?」 あやせ「私の、気持ち……」 京介「ああ、そうだ。自分のこと悪く言うのものなんだけどよ、だって……俺だぜ?お前はこんな奴の言いなりになってもいいっていうのか」 あやせ「……じゃあ、聞きますけど。お兄さんは、こんな私がお兄さんの奴隷……みたいになったら嫌ですか?」 京介「は?いやなわけねーだろ、それはあやせ、自分自身を見くびりすぎだ」 あやせ「ふふっ。ありがとうございます、そうですね、わたしも自分はかわいいほうだとおもってますよ」 京介「お、おう……はっきり言われるとちょっとびっくりするな」 あやせ「じゃないとモデルの仕事もできませんから。……だから、他に恋愛とか、結婚とか、色々あるでしょうけど」 京介「お前は良い旦那ができるだろうな。……でも、それをお前は自ら切ろうとしてるんだろ?俺なんかのために」 あやせ「別にお兄さんのためだけではないですけどね、根本的には桐乃のために、です」 424 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 19:18:15.33 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「でも、案外……いやでもないんですよ?お兄さんの奴隷は」 京介「へっ?」 あやせ「だって……大好きな桐乃が、好きな人を……わたしが嫌いになるわけないじゃないですか」 京介「なっ……それ、はそういうことだと……理解してもいいことなんだろうか?」 あやせ「もう、難しく考えなくていいですよお兄さん。欲望のままに、桐乃に求めた感情をそのままに……わたしにぶつけても構いませんから」 京介「…………」 あやせ「……ここまで言っても足りませんか?お兄さんの心を動かすための、言葉は」 京介「お、俺は………」 あやせ「しかたありませんね。本当にあなたって人は……」 あやせ「じゃあ……はっきりと、言ってあげますよ?お兄さん……」すぅ… 京介「ちょ、待て……耳元に息をふきかけるなっ…!」 あやせ「京介さん……お願いです、わたしの身体で、存分に遊んでください……ふぅ」 京介「~~~~~ッッ!!!??」ぞくぞくぞく 434 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 19:30:52.10 ID:8G+n5cSZ0 あやせ「……どうしました、お兄さん…顔、真っ赤ですよ」 京介「や、やめろって……耳元で喋るな……!」 あやせ「……どうしてですか…気持ちいいんでしょう?こうやって、耳の中に息を吹きかけると……ふぅ~」 京介「っ~~~!!」 あやせ「ふふふっ……お兄さん、かーわい…もっと、息を吹きかけて…あげましょうか?」 京介「はぁっ……はぁっ……」 あやせ「くすくす……息が荒くなってますよ。ちゃんとわたしの声、きこえてますか?」 京介「はぁっ……ふぅっ……」 あやせ「だめですよ……ちゃーんと、私の言葉をきいててもらいますからね……それとも、言葉はもういらなかったりしますか……?」 京介「はぁっ……あ、あやせ……」 あやせ「はい、なんですか…?お兄さん…」 443 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 19:42:57.05 ID:8G+n5cSZ0 京介「くっ……なんでもない、……!」 あやせ「ふふ……大丈夫、知ってますよ。さっきから苦しいんですよね、ここが……」すりすり 京介「ちょと、さすがにそこはまずいだろ……っ!」 あやせ「ふぅ~……なぁにが、ですか?これから先、もっと凄いことするつもりなんですから……撫でてるぐらいで、びくびくしないでくださいよ」すりすり 京介「ふ、く……お前……変に手慣れてんな…っ!」 あやせ「くすっ……女の子って、だいぶ男の人よりも知ってるものですよ。どこが気持ちいいのか、どこが感じるのかって…ぺろぺろ」 京介「ふぁあ!?」 あやせ「……でも、それでも、一部の女の子でも知らない……快感があるんです。もちろん、わたしもまだ知りませんし……お兄さん」 あやせ「どうですか……?私と一緒に、もっと気持ちいところ、探しあいませんか……?」 446 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 19:52:25.47 ID:DURxQy2b0 京介「はぁっ……はぁっ…!」 あやせ「ふふふ……ほーら、手が服の中に入ってしまいますよー……?」すすすっ 京介(こ、これは本当にやばいな……!まったくもって抵抗できないっ!) あやせ「あれ、お兄さんって、意外とお腹割れてるんですね……ぽこぽこしてますよ……ふふ、すりすりしたら心地よさそう…」 京介(このまま流されて、行くところまで行ってしまう気がする……っ!!) あやせ「これがお兄さんの……胸ですか。かわいいコリコリしたのが、手のひらに感じますよぉ……くりくりっ」 京介「っ!?」 あやせ「あははっ……お兄さん、女の子みたいに震えちゃって……気持ちいんですか?こうやって弄られると?」 京介(あ、もうだめだわ……あそこが完全体に、なっちまう……!!) 桐乃「あやせーご飯で来たよー……ってあれ?部屋いない……」 453 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 20:01:57.22 ID:DURxQy2b0 桐乃「もう、どこいったんだろ。だいぶ時間かかっちゃったけど、けっこう上手く作れたのに。冷めないうちに、食べてほしいんだけどな」 『……んあっ』 桐乃「……ん?どこから、声がしたような……」 『お、お兄さん……いい、ですよっ……そこですっ…ふぁっ』 桐乃「これは……あやせの、声?」 桐乃「これって……隣の部屋……兄貴の部屋?」 『はぅ……ちょっと、かむなんてひきょ、ひゃう……っ』 『……おかえしに、わたしも……はむっ…ちゅるる……』 桐乃「………っ」ドキッドキッ 桐乃「こ、これ……どう考えても……!!」 476 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 20:41:42.11 ID:DURxQy2b0 桐乃「…………」 桐乃「っ……」ぴと 『ちゅぱ……ふふっ、お兄さんってば首感じやすいんですね…』 桐乃「あ、あやせの声だよ……ね。これは」 『……ああ、そうみたいだ。今日、桐乃に噛まれて初めて気付いた』 桐乃「や、やっぱりこれは……兄貴、の声…!」ドキドキ… 『へぇ、桐乃って噛み癖あるんですか。知りませんでしたよ……んっ』 『怒らせちまった時とか、良く噛んでくるなアイツは。……まぁ、そこが可愛いんだけどな』 桐乃「か、かわいい……って、ちょっと待って!!あいつ等なにやってんの!!?」 桐乃「聞き耳たててる場合じゃなかった!!」 此方側 『聞き耳立ててる場合じゃなかった!!』 あやせ「……やっとご飯が出来たみたいですね、桐乃」 京介「……なるほど、そうやってお前、桐乃から離れられたのか。策士め」 あやせ「ほめことばとして受け取っておきますよ、お兄さん」 480 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 20:53:11.07 ID:DURxQy2b0 あやせ「ん、ふぅ……それでお兄さん。どうするんですか?このままだと桐乃、きちゃいますけど」 京介「すぐにこっちへとすっ飛んでくるだろうよ。……このままの状況はけっこう衝撃的かもしれないな」 あやせ「そうですねぇ……わたしは、別にかまわないんですけど。さっきの呪いの件もありますし」 あやせ「だから、お兄さん次第ですよ。あ、これって脅しですからね?呪いを受けなかったときのこと、ちゃんと予想して頭に入れといてくださいね」 京介「……ふぅ。わかった、ちゃんと考えておくさ。だからそんな風に目が笑ってない笑顔をするんじゃない」 どたどたばた!! 桐乃「ちょ、ちょっとアンタ達……っ!!なに、やって………!!」 483 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 21:05:23.92 ID:DURxQy2b0 桐乃「の、へ……?」 あやせ「ど、どうしたの桐乃……そんなに慌てちゃって」 桐乃「え、うん……あれ?」 京介「……どうした、桐乃。なにやってるってお前……どう見てもパソゲーしてるだけだろうが、俺ら」 桐乃「えっと……そうね、確かにそう……だわ…」 あやせ「昨日、桐乃と一晩中やってた、かくげー……だっけ?それを桐乃のお兄さんと、やってたけど…おにーさん強くて強くて」 京介「お前だって、やけにキャラのカウンターの扱い上手かったじゃねぇか。びっくりだぜ」 あやせ「お兄さんの噛みつきキャラも凄かったですよ」 京介「いや、あれお前と同じキャラだから。おもいっきりレベルを感じるものだったんだが……」 桐乃「…………」 京介「ん、どうしたんだ桐乃。なんか顔、まっかだぞ?」 あやせ「え、大丈夫。桐乃?具合でも悪いの?」 桐乃「まって」 京介&あやせ「えっ?」 桐乃「……なんか、おかしくない?」 489 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 21:17:31.05 ID:DURxQy2b0 桐乃「あたしさ……この部屋に来る時、ここの部屋の声聞こえたんだよね」 京介「え、ああ……そうなのか。それでなんだ桐乃」 桐乃「『お兄さんってば首感じやすいんですね』」 あやせ「…………」 桐乃「これは、流石にゲームとしての会話ででるのはおかしいよね」 京介「……………」 桐乃「……なに、隠してるの、あやせ。兄貴。ゲームでごまかそうとしてるみたいだけど、あたしには通用しない」 京介「桐乃……」 桐乃「なに、あたしには言えないこと……なの!?…そんなこと、しようとしてたの!?」 京介「桐乃、これは……」 桐乃「うそつき」 京介「っ………」 桐乃「あたしだけって、あたしが一番って……可愛いいったくせに!!馬鹿!!」だっ 499 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 21:26:39.68 ID:DURxQy2b0 京介「……き、きり…」 京介「────あやせっ!!」 あやせ「はい、わかりました」ばたん 桐乃「えっ……ぐへぇっ!?」ごちん 京介(うわ、痛そうだな……容赦ねぇ) 桐乃 ごろんっ 桐乃「~~~っ!!??い、いたい……いたいっ!!なんでドア閉めるのあやせ!!というか何時の間にドアに近くにいたの!!」 あやせ「桐乃が、かわいーく『うそつき』って言った瞬間から、そこにいたの」 桐乃「へっ……どういうことよ!」 あやせ「それは……そうね、桐乃のお兄さんがまだ、貴方に言ってないことがあるから」 桐乃「い、いってないこと……?な、なによ!!どうせまた変な言い訳を……」 京介「桐乃」ずいっ 桐乃「!?や、やめてよ…!近づくなロリコン!!」 503 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 21:35:53.39 ID:DURxQy2b0 京介「変なことをいうんじゃない、桐乃。ちゃんと俺の目をみるんだ」 桐乃「いやっ!」 京介「そうか。なら、強制的にこっちに向かせてやるぞ」 桐乃「なによそれ、そんなこと───ふぇっ?」 京介「…………」ぎゅう… 桐乃「ちょ、ちょ、ちょっとアンタ!!な、ん、なななんで急に抱きついてくるのっ!?あ、あやせもいるのに……!」 京介「良いんだ。すまなかった、痛かったろデコ。モデルなのに……コブできないといいな」 桐乃「ちょっと話を……!!」 京介「俺は妹を愛している」 桐乃「……ッ!?」 京介「……そして、これからも。ずっとずっとお前のそばに居ること、絶対に誓う。それだけだ」すっ… 京介「わかってくれたか、桐乃」 桐乃「なっ……なにを急にいってんの…あやせ、にめっちゃ聞かれてるよ…」 507 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 21:44:55.21 ID:DURxQy2b0 京介「いいんだ、きかせてやれ。だってこれがあやせが聞きたかったことだしな」 あやせ「……ええ、そうですね。わたしは──桐乃がちゃんと、自分の意志でお兄さんの……過度なスキンシップを受け入れているのかが気になってて」 桐乃「へ……過度なスキンシップ……?」 京介「ああ、じつはな、お前が今朝、俺に噛みついてきてたの……見られてたらしくてな」 桐乃「えっ!?まじで!?……あ、あやせ……見てたの?」 あやせ「うん、ばっちし」 桐乃「…………ぁぅあ」ぷしゅー 京介(だが、桐乃。安心しろ、その前の俺の行動と、会話はバレてなかった) 桐乃(……え、あ、そなの?) 京介(俺が聞かれたのは『なぜ噛みつかれていたのか』『なぜ気持ちよくなってたか』の二つだ) 514 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 21:55:48.93 ID:DURxQy2b0 桐乃(だ、だったらあの聞こえてきた声は……!アンタ、あやせに噛まれてた感じがするんだけど!) 京介(……それは本当だ。あやせに噛まれた……ではないな、噛まれたことになった) 桐乃(はぁ!?どういう意味よ……!) 京介(……脅されたんだ。誰かに言われたくなかったら、妹に噛まれて、気持ち良さそうな声を上げてる兄貴……その時の状況を、もう一度再現しなさいって) 京介(全部俺一人で。後ろからあやせがアフレコする感じ) 桐乃(あ、あやせが……?) 京介(アイツの恐ろしさはお前でも理解してるだろ……全部、やったんだぞ。    お前が噛みつくシーンとか。なにが悲しくて、空を噛む仕草を数回しなきゃならないんだ) 桐乃(ま、まあ……あやせは、一度やるって決めたら……そうだけど。でも、色々と不都合が残るんだけどな…聞こえてきた声…) 京介「桐乃、大好きだ」 桐乃「な、なな…また急にそんなこと……!!」 515 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 22:02:01.59 ID:DURxQy2b0 京介「大丈夫、なにもかも心配いらない。お前は俺の中で一番でありつづけてるから」ぎゅうううううう 桐乃「あ、ちょ……ねぇ、いたいって…!」 あやせ「……二人でこそこそと、何を仲良く話してるかわかりませんけど」 桐乃「あ、あやせ…!あ、あのね…ちょっと今日は、コイツ頭がおかしい日なの…!」 あやせ「ううん、いいんだよ。桐乃、今の表情見てればわかるから……すっごい嬉しそう」 桐乃「ちょ……あやせ、なにいって…アンタも早く離しなさいよっ!」 京介「いやだ大好きだきりのぉ」 あやせ「……ちょっとやりすぎな感じするけど、そうやってどっちも嬉しそうにやってるなら、わたしは心配しないよ」 桐乃「あ、あやせ……ちょっとアンタはどきなさいって!!」 京介「ふぐおっ!?」ごすっ! 517 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 22:07:59.20 ID:DURxQy2b0 桐乃「ちょっと待って……上手く状況が、整理できないんだけど…つまりは、あれ?」 京介「あやせに……俺らの〝過度なスキンシップ〟がバレたから……俺があやせに尋問されて」 あやせ「話を聞く分だと、桐乃は嫌々やってるんじゃないってわかったの」 桐乃「そこで、まあ、和解も含め、その話をしながらゲームをしていたところ……」 京介「お前がきたって、ことだ。なにか勘違いしながらな」 桐乃「……でも、それだと色々と不都合が……あ、でも…うん?あれ?なんかアンタがいちいちくっ付いてくるから忘れちゃったじゃない!!」 京介「す、すまん……」 あやせ「それよりも桐乃、朝ご飯は?」 桐乃「え、あ、あー!わすれてたー!あやせ、はやく降りてきてよ!ちゃんと作ったんだからわたし!」 あやせ「そう、でも今日はここで帰らせてもらうね。ごめんけど」 桐乃「えっ?」 525 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 22:13:47.13 ID:DURxQy2b0 あやせ「だいぶ、おいとましちゃったし…お母さんも心配するだろうから。もう帰るよ」 桐乃「そ、そうなの……そうね、だいぶ時間とらせちゃったし」 あやせ「うんっ!だから作ったご飯は、愛しいお兄さんに食べさせてあげて?」 京介「!?」 桐乃「こ、こらあやせ……だから、あたしは……!」 あやせ「ううん、いいんだ。……一度は桐乃こととお兄さんのこと、色々といっぱい言っちゃったけど…」 あやせ「そうやって、桐乃が笑ってくれてるのが一番だから。それでいいの」 桐乃「そ、そうかな……あたしって、そんなに嬉しそうに笑ってる……?」 あやせ「そりゃーもちろん!だからお兄さんも」がっ 京介「ひっ!?」 あやせ「逃げ出さずに、ちゃーんと桐乃のご飯食べて……〝兄妹愛〟を深めてくださいね……?」 京介「は、はい……」 536 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 22:26:08.14 ID:DURxQy2b0 玄関先 あやせ「はぁ~……意外と上手くいくもんでしたね」 京介「だな。……つぅか、お前にとっては最後まで、思惑通りだったんじゃないのか?」 あやせ「やだなぁもう、なわけないじゃないですか」 京介「……あいつ、今、お前の言葉ではりっきって二品目つくってるんだぞ……元から、俺に食べさせる方向で考えてたんだろ」 あやせ「ふふふっ、ひみつです」 京介「……はぁ。いやでも、これでよかったのかお前は」 あやせ「良いんですよ、こうなることはわかってましたし、案の定、桐乃は私たちの関係性を知った瞬間……すっごく傷ついてましたし」 京介「ワザとだとしてもな。ああ、なんだろうな……本当にお前の魔性度は末恐ろしいな…」 回想 あやせ「……ストップです、お兄さん。たぶんですけど、そろそろ桐乃が来ますから」 京介「へっ……?」 あやせ「お兄さん、今日はここまでにしときますから、急いで服をきて……そうですね、ゲームでもしましょう」 537 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 22:32:29.31 ID:DURxQy2b0 京介「お前はなにをいってるんだ……?」 あやせ「お兄さんこそ、なにをいってるんだです。こんなところ、お兄さん桐乃に見られてもいいんですか?」 京介「それはダメだ!」 あやせ「でしょう。……しかも気付いた途端、一瞬で小さくなるとか…本当に桐乃大好きなんですね」 京介「俺の息子の話をする前に、なにがするべきなのか、まずは言うんだあやせ」 あやせ「……うーんと、そうですね。ちょっと小芝居を打ってもらいましょうか」 京介「コシバイ……?なんのだよ、今、ここでか?」 あやせ「ええ、ちょっと色々と今後のために。布石を投げておこうと思いましてね……」 539 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 22:38:30.85 ID:DURxQy2b0 回想終わり 京介「……それがあの結果か。結局は、もしお前との……呪いの行為中がばれたときの、桐乃の反応が知りたかったということか?」 あやせ「それもありますけど、あと、お兄さんと桐乃の仲が良いってことを、わたしが知っている立場になりたかったということもあります」 京介「へぇ、そこまで考えてたのか。なんな大根芝居の中で」 あやせ「エロティックな会話は、桐乃の子煩悩を刺激すると思ってましたから……ちょっと露骨な方がいいんですよ」 あやせ「さて、私は帰ろうと思います。お兄さん」 京介「おう、そうか……なんか今日は色々あって、あれだったな…」 あやせ「そうですね、くれぐれも妹を〝女性として愛し過ぎて〟……周りにばれない様しててくださいよ」 京介「ああ、その時はお前がものすごく怖い存在になるってことぐらい、ちゃんとわかってるさ」 551 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 22:47:06.06 ID:DURxQy2b0 あやせ「そうですか、それなら安心ですけど……あと」すたっ 京介「ん?なんだよ、また玄関に上って……」 あやせ「ん~……もうちょっとこっちに近づいてきてくれませんか、お兄さん」 京介「ん、おう。わかった、こんな感じか?」 あやせ「はい、そんな感じです。そうするとほら……わたしと同じ背の高さになりますから」 京介「あ、ほんとだな。……でも、これがなんの意味があるんだ?」 あやせ「ふふっ……よいしょっと」ぐい 京介「ふむっ!?」 あやせ「ちゅ……れろ……ふふふっ、これで呪いは完成しました。もう、破棄することはできませんよ」 京介「お、お前…!こんなところで……!」 あやせ「いっぱい舐めあった仲のくせに、どうしてそこまで恥ずかしがるんですか」 京介「舐めたのはお前だけだ!!あと、俺はいっさい手を出してないだろあの時!!」 553 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 22:53:15.19 ID:DURxQy2b0 あやせ「でも、あの時はすっごいキスしたそうな顔だったじゃないですか……くすくす、だからお礼とお詫びも込めて、ちゅっと」 京介「はぁ……あと、呪いもだろ?」 あやせ「ええ、そうですね。貴方が桐乃を思い続ける限り、私はお兄さんに呪いをかけ続けます───」 あやせ「だから、覚悟しててください? おにいさん?」 京介「……はいはい、わかった。わかったよあやせ、俺の負けだから……ちゃんと最後まで呪いをかけ続けろよ?」 あやせ「ええ、他の誰かさんみたいに、変に中途半端なかけ方……しませんから」 京介「えっ?いまなんて?」 あやせ「なんでもありませんよー。呪いに勝つには呪いしかない……これ、わたしの座右の銘にしときますから」 あやせ「では、さようなら。お兄さん」 京介「あ、ああまたな……あやせ」 京介「……どういう意味だ、あれ」 555 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2011/07/04(月) 22:59:03.80 ID:DURxQy2b0 京介「さて、もう昼近くじゃねぇか……そろそろ出来んのかな、桐乃飯…」 桐乃『おーい!あにきぃー!ごはんできたよー!』 京介「……このまま、出ていくのは無理、だよな」 桐乃『あれ……どこいったのかな。暖かいうちに、兄貴に食べてほしいんだけど……』 京介「……あぁ!いまいく桐乃!」 桐乃『へっ!?玄関に居るの!?…わ、わたしの独り言きこえてなかった!?』 京介「大丈夫だー!お前のこと大好きだからー!」 桐乃「だれがそんなこといえっていったぁああああ!!」がちゃ! 京介「え?だめだった?」 桐乃「えっ!……い、いや…ダメじゃないけど……ダメじゃないけど今言うなぁっ!!」 owari

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