京介「妹たちに安価で悪戯する」 その3:23

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23 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/29(水) 18:45:25.41 ID:VI0bNXsQo 夏休み、二十一日目 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/11(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx 牛乳って重いのな……いや、牛乳に限らず液体はえてして重いけどさ まったく……誰だよ。大量に牛乳消費したやつは 次だ ≫30 ---- 30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/29(水) 18:53:26.25 ID:LfoPs/yYo 瀬菜の目の前で赤城の唇を奪う なお、本日中に3人以上の胸を揉むことに成功すれば上の行動を実行しなくてもよい 44 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/29(水) 19:08:55.11 ID:Rqmh2+Hno ≫30 京介、大介、赤城のおっぱい揉めば助かるのか 46 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/29(水) 19:14:02.00 ID:RpHc0K9y0 ≫44 天才か、お前 ---- 115 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/01(金) 04:20:48.42 ID:y1l2deZYo 本日中に3人以上の胸を揉むこと。それが今の俺に課せられた至上命題である。 今回ばかりは、失敗はなんとしても避けねばならない。 もし失敗すれば、俺の中の尊厳は粉微塵に砕け散ってしまうだろう。 野郎と抱き合おうが、尻が痛くなろうが死守してきた最後の砦とも言うべき存在。 「これだけはやらせるわけにはいかねえ」 ※この安価は夕方パートに先送りされました。  朝および昼の安価内容によって夕方パートが分岐します。 夕方までに3人以上の胸を揉めた→通常の安価へ 夕方までに3人以上の胸を揉めなかった→セクハラ強行or接吻√へ 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/11(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx 腐女子には借りが残っている。そんな腐女子の目の前でその兄と接吻 ……もはや説明はいるまい 尻の治療費、おまえらに請求する用意はしとくからな 朝の安価を決めてくれ ≫119 ---- 119 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 04:23:42.21 ID:E81HbJTDO フェイトさんの尻をなでまわす 121 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 04:38:35.32 ID:lCb4JDlRo 尻大好きだなお前らww ---- 122 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/01(金) 05:41:19.86 ID:y1l2deZYo [4/11] 「惜しい!」 尻じゃない……尻じゃないんだよ! そりゃあ、フェイトさんのは揉むほどもないかもしれないけどさあ! ……自分でもこの思考は人間としてどうかと思うが、俺がそれほど追い詰められていることの裏返しだと思って欲しい。 尻揉むついでに胸も揉んでしまえよ、と思ったやつも多いかも知れないが、思い出して欲しい。 俺は基本的にへたれだ。 安価という言い訳がなけりゃセクハラなんてろくにできねえんだよ。 「くそう……昼に3人まとめて揉むしかねえ」 フェイトさんとは、かつて黒猫たちのゲーム製作について相談した時と同じレストランで落ち合った。 「話って何、京介くん?」 「ちょっと相談したいことがありまして」 「改まってどうしたの? 今度も女装について?」 「……それはもう忘れて下さい」 ふふふ、と軽く笑いながら語りかけてくるフェイトさん。 せっかく俺の記憶から消えかけていたというのに。 「実はですね。俺、最近SSっていうのを書き始めたんですよ」 「へえ~。それも桐乃ちゃんや黒猫さんの影響?」 フェイトさんの言う所の“それも”のもう片方は女装のことを指すのだろう。 あれは桐乃や黒猫のせいだと言い訳しておいたはずだからな。 「そんなところです。それでですね……」 「わかった。敏腕編集者である私に添削をしてほしいというわけね」 「それもあるんですけど、違います」 っていうか、今この人、自分で敏腕とか言っちゃったな。 ……まあ、桐乃が認めるくらいだから才能はあるんだろうけど。 この人のことを素直に認められないのはなぜなんだろう。 桐乃に金を借りたり、その金をFXとやらで散財したりと、散々酷い一面を見せられてきたからだろうか。 「あれ? 違うの?」 「……俺、童貞なんですよ」 「……え? え、ええ。そうだろうとは思ってたけど。……それがSSとどう繋がるのかな?」 「俺、今、尻の柔らかさの表現について悩んでるんです」 「そんなことで悩む人初めて見たわ」 俺、なんだか夏休みに入ってから人にツッコミを入れられる事が増えた気がする。 俺は完全にツッコミ側の人間だと思っていたのに。 「それでですね。思い至ったんです。……わからないなら実際に揉めばいいじゃねえか――と!」 「その発想の飛躍を上手く使えばいいSSが書けると思うわ! 頑張ってね!」 フェイトさんは、話をさっさと纏めて足早にここを去ろうとする。 が、そうは問屋が卸さないぜ。こうなるのも想定の範囲内だ。 「……フェイトさん。あなた、今何を食べました?」 「何って、モーニングセットにオレンジジュースを単品で…………っ!」 何かに気付いたフェイトさんは慌てて財布の中身を確認する。 「く……ひ、卑怯者」 「ふふふ、あとは分かりますね?」 なんとも下衆な作戦だが、俺にはこれしか思いつかなかった。 フェイトさんにはほんとに申し訳ないよ。 ただ、しれっと自分の所持金以上の物を注文しちゃうフェイトさんにも非があるとは思うけど。 場所をファミレスから近所の公園に移した俺たち。 「というか、こういうことは桐乃ちゃんとか黒猫さんに頼んだらどうなの?」 「あいつらじゃ駄目なんですよ。黒猫はまだしも桐乃は特に。……さっき、“それもある”って言ったでしょ?」 「え? まさか、添削もやるの?」 「当然っす。フェイトさんの尻を揉みながら即興で考えるんで、それの添削をお願いします!」 一応相談という面目を保つためにこんな形にしたはいいが、うまくできんのかなあ。 揉むだけ揉んでさっさと帰った方がよかったかも知れん。せめて、後日文章をメールで送るようにすればよかった。 ……すげえ不安だ。 123 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/01(金) 05:41:51.87 ID:y1l2deZYo [5/11] 「い、いきますよ」 「ね、ねえ。ほんとにやるの?」 「当然っす。……失礼します!」 ――――― 京介はフェイトの形の良い尻へと手を伸ばした。 京介の手が触れた瞬間、フェイトはびくりと反応する。 「だ、だめよ京介くん。私たち、10歳近くも離れてるのよ?」 「年齢なんて関係ないですよ。それとも、フェイトさんはこうされるの嫌ですか?」 俺がそう尋ねると、フェイトさんは押し黙ってしまった。 だが、フェイトさんも嫌がっていないことは簡単に分かった。 「ふふ、意外と子供っぽいところもあるんですね」 拗ねているのか照れ隠しか、あるいはその両方か。 抵抗する代わりに、フェイトさんは頬を少し膨らませそっぽを向いている。 それを確認した俺はフェイトさんの尻に触れる右手に力を―― ※省略されました。  続きを読む場合は『棒なのは欠点ではない。チャームポイントだ』と書き込んでください。 ――――― 「……なんで登場人物が私と京介くんなの?」 「即興だとこの方が書きやすかったもんで、つい」 羞恥心? なにそれ、美味しいの? スイッチがON状態の俺にそんなものは無縁だ。 だから、俺とフェイトさんのラブラブ展開を書くことなど造作もないのだよ! スイッチが切れたとたん死にたくなるけどな! 「こ、これの添削をすればいいの?」 「はい。ほんとに軽くでいいんでお願いします」 こうなったらさっさと添削を終えてもらってさっさと帰ろう。 「まず、同じ表現が繰り返される箇所が多いのが気にかかるわね。もっと語彙を増やした方がいいと思う」 「は、はい」 「それと、句読点……特に読点の位置がおかしいのが多い。これは経験則だけれど、一度口に出して読むとどこにつければいいのか、ビギナーにも分かりやすいと思うわ」 「……はい」 おお。なんかそれっぽい。 ……いや、それっぽいっていうか、プロでこそないが一応本物だったな。忘れてたけど。 「――以上ね。こんなところかな」 「…………」 軽くでいいとお願いしたのに、がっつり手直しされてしまった。これが“軽く”なら、マジでやったら一体どれくらいになるのか。 その上、今回は大した文量でないにも関わらずこの様だ。 当たり前だけど、ぷーりんさんが特別じゃなかったんだな。 「でも」 「……え?」 「設定は意外性に満ちていてよかったと思う。後はとにかく数をかくことね。習うより慣れろ――よ。頑張ってね、京介くん」 飴と鞭。 たしか、黒猫もこんな風にして俺のSSを添削してくれたっけ。 前々から思っていたんだけど、どこか似てるよな。この二人。 「……年下かあ」 「何か言いました?」 「いいえ、な~んにも」 夏休み、二十一日目、朝パート 安価成功 ※フェイトさんが年下の良さに気付きました。 ここまで胸を揉んだ人数、0人。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/11(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx タイムリミットが刻々とせまっている 頼んだぞ!≫128 ---- 128 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 05:56:32.74 ID:Jtduz3qBo 妹と両親の胸を揉む 133 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 06:35:41.88 ID:ORZnn787o 親父の胸を揉むのはハードルが高いなww 134 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 07:30:47.19 ID:tmDZI7NAO 桐乃は大丈夫だろうが、両親てww 135 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 07:45:53.75 ID:71YONGl8P 今の桐乃ならそれっぽい理論武装して押し切れば何とかなりそうな気もするが 問題は両親か。いきなり胸を揉ませろという息子に何を思うのかww 139 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 11:11:03.53 ID:bnIScNp30 日ごろの感謝をこめて肩を揉んでいたら、つい手が滑ってしまうことってあるよね…… 140 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 11:26:15.39 ID:LdqT1eVEo たまには男同士で風呂に入って背中流してたら、つい手が滑ってしまうことってあるよね…… 141 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 11:48:07.68 ID:ftM+J1Ogo 親父って結構筋肉質だよな。触ってもいい? ↓ ああ、かまわんが。 ↓ うわ、胸筋すげぇ硬い。 ↓ ふふっ。こっちの方がもっとすごいぞ。 ↓ アッー ---- 147 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/01(金) 17:52:46.35 ID:y1l2deZYo 「帳尻力ぱねえな!」 これで赤城との接吻という誰得√は避けられたわけだ。 問題は、安価実行後のリカバリーと親父への安価実行だな。 親父は今仕事中で外出中だし。 「……まあ、親父への実行は夕方の安価後でいいか」 親父も、夕方になれば帰ってくるわけだし。 「…………」 俺はとんでもない思い違いをしていた。 この安価、最大の難関は桐乃でも親父でもない――お袋だ。 どうやって揉めばいいのか、揉んだ後どうやってごまかせばいいのかさっぱり思い浮かんでこない。 考えてもみろ。お袋だぞ? しかも、下手をすると、ご近所での俺の評価が『近親相姦上等の鬼畜息子』になりかねないというおまけつきだ。 「ぐおおおお! 俺は一体どうすれば!?」 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/11(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx 俺は一体どういうシチュエーションでお袋の乳を揉めばいいんだ!? 教えてくれ! ≫155 ---- 155 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 17:59:00.36 ID:NJKGVLmso [3/5] 全裸になって狂った振りしながら揉む ---- 164 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/01(金) 18:40:06.04 ID:y1l2deZYo 「おまえらに頼った俺が愚かだった」 ここ最近、いかにもな鬼畜安価がなかったもんだから油断してた。 これなら無言で近づいて適当に揉んで、そのまま立ち去った方がましだったぜ! 勘当されても文句言えないレベルなんだけど。最悪、施設に放り込まれる可能性すらある。 「……まじで田村屋が俺のほんとの家になるかもしれん」 「狂った振り狂った振り」 そんなことを呟きながらリビングへと歩を進める。 ところで、狂った振りってどうやりゃいいんだろ。 リビングに入ると、台所にお袋の姿が確認できた。 どうやら少し遅めの昼飯を作っているらしい。……どうせ、またそうめんなんだろうな。 …………ぴこーん! 俺の頭の上に電球があったなら、それはもう燦然と輝いたことだろう。 「うわあああ!」 突然、頭をおさえ、そんな叫び声をあげる俺。 「京介!? あんた、どうしたの!?」 当然、俺を心配して近づいてくるお袋。 手を伸ばせば届く位置までお袋が近づいたことを確認した俺は、 「そうめんはもう嫌だああああああああ!」 そう叫んだ。 そして、そう叫ぶと同時にお袋の胸へと手を伸ばす。この間、お袋の方は一切見ない。 あくまでも手を伸ばした先に胸があったという体を保たねばならないからだ。 「うわあああああ!」 左手で頭をおさえ、引き続き狂った振りをしつつ、俺の右手はしっかりお袋の胸を掴んでいる。 そういえば、何気にお袋もでかいよな。 桐乃も中学生にしては十分大きいし、やっぱり遺伝なんだろうか。 「あんた……このくそ暑いのに…………ふざけてないで買い物でも行ってきて!」 ごすん。 今出来る精一杯の暴走の結果、俺が得られたものは、胸を揉んだ人数1人目の確保と頭の痛みだった。 「く……いてえ」 30分ほどかけて買い物を終え帰ってきたというのに、頭の痛みは一向に引かない。 いったいどんな力で殴ったんだ、お袋は。 ……ともあれ、これで一人目確保だ。 「次は桐乃か。……この際だ、こっちも安価にしちまうか!」 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/11(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx とりあえずお袋は成功した 最近そうめんばっかり食ってたのがこんな形で役に立つとは思わなかったぜ 次は妹なんだけど、なんかいい案ある? ≫172 ---- 172 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 18:46:00.28 ID:g3IOBi/DO 牛乳を零してさりげなく触る ---- 179 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/01(金) 19:58:17.90 ID:y1l2deZYo こういう飲み物をこぼして……とかいうシーンアニメとかでよく見るけど、実際やろうと思ったらとんでもなく難しいよね。 だが、今の俺の頭の中では、既にこのシチュエーションに持っていくための会話の流れ、各ポイントにおける桐乃のリアクションとそれに対する切り替えしがすでにシミュレートされている。 「……桐乃ってこんなに扱いやすかったんだなあ」 お袋の後だからか、余計にそう思うよ。 桐乃がリビングに降りたタイミングを見計らって、俺も後を追うように階段を降りる。 リビングへと繋がるドアを開けると、桐乃はいつものようにソファに座り、その自慢の長い足を組みながらファッション誌を読んでいた。 リビングに入った瞬間、一瞬桐乃と目が合うが、あえて何も言わず冷蔵庫へと進んでいく。 「……ふう」 お茶をコップに注ぎ、それを一気に飲み干した。 ファッション誌を読んでるのも想定の範囲内だが、やっぱり厄介だな。 牛乳がかかって雑誌を駄目にしたことで、桐乃の機嫌を損ねるのもあれだし。 「なんとかファッション誌を避けないとな」 今度は、牛乳をコップに注ぐ。量は少な目にしておいた。 俺としても、桐乃の服やらソファを汚すのは本望じゃないしな。 牛乳を注いだコップを手に、ゆっくり桐乃の座るソファへ近づいていく。 そして、俺はこう切り出した。 「そういえばさ、最近、牛乳の消費量がやたら多いんだけど。桐乃、何か知らねえ?」 「えっ、ぎゅ、牛乳!? あ、ああ、あたし何も知らないから!」 ……ほんっとにわかりやすいなあ。 最近、やったらめったら牛乳飲みまくってんのはやっぱりおまえか、桐乃。 そのせいでさっきも俺が牛乳買いに行かされたんだぞ? おまえ、それ以上大きくなってどうするつもりだ? 「おまえ、それ以上(縦に)大きくなってどうすんだよ」 「はあ!? だって、あんたが(胸が)大きい方が好みだって」 「お、俺? ……俺、そんなこと言ったっけ?」 どこをどう考えても記憶にないんだけど。 「自分で言ったこと忘れんな! きょ、巨乳なあたしが見たいって言ったのあんたじゃん! っていうか昨日の事くらい覚えとけっての!」 俺は、脳から背中にかけて、びびっと電気が走ったのを感じた。 ……大きい大きくないってひょっとして胸のサイズの話なの? ってことは何か? 桐乃って、それを気にして牛乳飲みまくってるの? 桐乃ってそんなキャラだったっけ? 色々な疑念が渦を巻き、俺の思考を阻害する。 「そ、そういえば心なしか大きくなったような……」 気が付けばそう呟いていた。 「そ、そう思う!?」 俺の呟きに対して、嬉しそうに反応する桐乃。 ここで、またしても俺の頭の上の電球が燦然と輝きだした。 「で、でも昨日の今日だし、俺の勘違いってことも……」 「ぐ、ぐぬぬ」 ぬか喜びさせられたのが悔しかったのか、桐乃の表情が険しくなる。 大丈夫、これも計算の内だ。 そして、俺は満を持してこう提案した。 180 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/01(金) 19:58:43.88 ID:y1l2deZYo 「よおし! いっちょ揉んで判定してみるか!」 「えっ!? そ、それは駄目だって! まだ、こっ、心の準備とか色々……! そもそもあんたあたしの胸の大きさ知らないじゃん!」 「何を言う! かつて、おまえの胸を揉んだことがあったろ? ……俺は、今でもその感触をはっきりと覚えている! なんせ俺はシスコンだからな! ふひひ、その時の感触と比較してやるよ!」 そう言い切った俺は、桐乃の制止を無視し、桐乃の胸へと手を伸ばした。 客観的に見ると変態そのものだが、これはただのスキンシップなので問題ない。 「……あ~、やわらけえ」 ……やばい。今のは冗談抜きに変態臭い。 一体俺はどこでどう間違ってしまったのか。 「…………ど、どう……かな?」 「……確かに、以前より大きくなった気がする」 それが昨日今日飲み始めた牛乳のおかげかどうかは知らないけどな。 一説によると、豆乳の方が効くみたいな話も聞いたことがあるし教えてやるか。 ……誰かに揉まれると大きくなるなんて話も聞いたことあるけど、こっちは伏せておくことにしよう。 夏休み、二十一日目。昼パート 安価失敗 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/11(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx ごめん。牛乳完全に忘れてた 胸は揉んだから許してくれ…… それにしても、最近の妹は全然妹らしくない。なんか不安なんだけど 親父の胸はこれの後に揉むとして、夕方の安価といこうか ≫188 ---- 188 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 20:04:21.90 ID:yQEv70Us0 妹と一緒に兄妹恋愛モノのSSを書く。 キャラ名はもちろん自分達の実名で。 192 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 20:05:20.87 ID:aS1x2+xVo 桐乃猛プッシュかよww 193 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 20:06:37.09 ID:rHdjb+xSO おいおい、あやせにバレたらぶっ殺されるぞ 203 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 20:51:17.08 ID:lam6kip80 てか最初あれだけセクハラに敏感だった親父どこいったwwww 桐乃を愛してる宣言で仏になってしまったのだろうか ---- 250 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/03(日) 07:32:38.68 ID:29t+w5Obo この際だ。はっきり言ってしまおう。 どうせおまえらもわかってるだろうし、俺だって薄々感じてはいるからな。 「ハードルは低い」 最近の桐乃は明らかにデレている。俺に。 自分のことを鈍いと自覚している俺ですら気づくレベルなんだ。 病状は俺の想像以上に進行していると思って間違いないだろう。 「おかしくないか?」 どこでどう転がっておかしくなったの? 俺、一時期めっちゃ嫌われてなかった? 特に、今年の夏休みなんか酷い安価の嵐だったろ。 朝には『桐乃が好きだ』と伝えたかと思えば、その直後に、黒猫へふらふら、あやせへふらふら……なんて一日もあったな。 「……あいつの思考回路はさっぱりだ」 チラッと目に入ったレス――その時は「ありえねえよ」と笑ってスルーした一つのレスを思い出した。 『妹への恋心で悩んで、必死で他の女の子のこと好きになろうとしてた』 「いやいや、これはない。まさか俺の方こそ桐乃に……なんてことは…………ないよな?」 「桐乃~。一緒にSS書こうぜ」 例によって桐乃の部屋の前まで訪れた俺は、扉越しにそう声をかけた。 桐乃は扉を開くやいなや、開口一番、 「え~。あたし、これでも一応作家だしぃ? プロだからそうほいほい書いていいもんじゃないんだよね~」 イラッ。 やっぱり、さっきのはなしだ。一瞬の気の迷いとはいえ、俺はなんて想像をしちまったんだ。 俺が桐乃に気があるなんてことは……断じてない。 見ろよ、この得意げに胸を張る妹様を。 見れば見るほどイラッと…………くそう、見れば見るほどかわいいから困る。 違うんだ。俺が言いたいのはそういうことじゃなくてだな。 要は、いちいちイラッとさせるのが桐乃なんだよ。自分でも何を言っているのかわからないが、そういうことなんだ。 そして、極めつけはこれだ。 「そっか……じゃあ、仕方ないな。一人で書くよ」 「ま、待ちなさいよ! あんたがどうしてもって言うなら手伝ってあげてもいいけど!?」 おまえも結局書きたいんじゃねえか。それなら最初からそう言えよな。 もはやテンプレすぎて、今やめっきり見かけなくなった受け答え。ザ・ツンデレ。 まさか、実の妹がツンデレ化するなんて誰が想像できただろうか。 「設定とかってもう決まってんの?」 「ああ。今回は兄妹恋愛モノで行こうと思ってる」 桐乃の部屋。桐乃のノートPCの前で打ち合わせをする。 「なにそれ!? そ、そんなの書いたら――」 『ここの表現、どうしたらいいと思う?』 『うーん。ごめんね、あたしもよくわかんない。だって……今まで彼氏とかいなかったし』 『そっか。じゃあ、今から体験してみてそれを文章にしてみようか』 『あ、兄貴!?』 『大丈夫。俺に全てまかせろ』 「……初めてだから、優しくしてね?」 「って違う! あんた、妹と一緒に兄妹恋愛モノ書くとか正気!?」 何が違うんだ、何が。 それと、俺は正気だ。 「あ、ちなみに主人公とヒロインは“京介”と“桐乃”でいくから」 「京介と桐乃でイク!? ……ぐふっ!」 「き、桐乃!?」 「ふぁ、ふぁんでもふぁい」 両手で鼻から口元にかけてを覆い隠す桐乃。 こんな桐乃、以前に一度見たことがあるな。 あれは、初めてメルルコスした加奈子を見た時だったか。 251 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/03(日) 07:33:42.44 ID:29t+w5Obo 「なんでもないって……鼻血出しながら言う台詞か。しばらく大人しくしてろ」 俺は机の上に置いてあったティッシュ箱に手を伸ばし、そこから2、3枚取って桐乃に手渡す。 「で、でもSSが……」 「それは後でも書けるからさ。だから、今は大人しくしとけ」 「……うん」 桐乃が復活するのを待って俺たちはSSを書き始めた。 あーでもない、こーでもない。そんなことを言い合いながら筆を進めていく。 「…………できた!」 「できたな。お疲れさん」 容量はたった20キロバイト。黒猫ならば、3時間ちょっとあれば書けてしまう量。 某掲示板に投下したなら、7レス~8レスくらいで終わってしまう量。 それでも完成した頃には空が明るくなっていた。 「……ふわあ。寝るか」 気が緩んだせいか、かきあげた途端に睡魔が襲ってきた。 「うん」 それは桐乃も同じだったらしく、眠そうに眼をこすっている。 「おやすみ、桐乃」 「おやすみ、京介」 ちなみにだが、親父の胸はちゃんと揉んでおいたぞ。揉んだと言うよりは触ったと言う方が近いけどな。 瀬菜じゃあるまいし、需要ないだろうから詳しく書かないけど。……あっても書かないが。 夏休み、二十一日目。夕方パート 安価成功 夏休み二十一日目終了 本日の好感度変動 桐乃  昼 +0.5     夕 +0.5    ―――――     計 +1 フェイト +1 佳乃 -1 夏休み二十一日目終了時の好感度 桐乃 +10  ※嫉妬無双 麻奈実 +6 黒猫 +1  ※覚醒済み 沙織 +5 あやせ +1  加奈子 +6 ブリジット +4 日向 +3  ※眼鏡をかけるようになっている 珠希 +2 瀬菜 +5 フェイト +3 ※年下の良さを認識 佳乃 ±0 赤城 +2 大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回

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