「京介「妹たちに安価で悪戯する」 その5:10」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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10 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/29(金) 19:23:43.65 ID:PN35eEAqo
「まじか……」
ほぼ全員①じゃねえか。
桐乃からも“絶対バレる”とのお墨付きなんだぜ? ばれちゃった時のリスクを考えて欲しかったぜ……。
だが、決まってしまったものは仕方がない。
「……行くぞ。桐乃」
「はあっ!? まじで行くの!?」
驚きを隠せない桐乃。
だよな。絶対バレると言ったにもかかわらずの突入な上に、その突入先はランジェリーショップだもんな。
「穴があったら入りてえ」
「いらっしゃいま……せー」
一瞬、店員さんの挙動がおかしくなってたな。
その原因は明らかに俺だろう。
……すっげー場違いなんだけど。アウェーなんてもんじゃない。超アウェー。
背中に嫌な汗をかいているのがわかる。
いたたまれないなんてレベルじゃねーぞ! なんだ、この桃色空間は!
あっちを見ても下着! こっちを見ても下着!
もう嫌だ! いっそ逃げ出したい!
「あ、あんまりきょろきょろすんなっての。ただでさえ目立ってんだから」
そして、そんな異空間に妹と共にいるという現実。
涙が出てきそうだ。
ともあれ、このまま途方にくれているわけにもいかない。
しっかり目的を果たさなければ、俺の精神を犠牲にしてまで突入した意味がない。
息を殺し、あやせの背後から次第に距離を詰めていく。
こう書くと、まるで変態みたいだが気にしてはいけないぞ。
桐乃がいなかったら確実に通報されていただろうけどな。
「うーん。このサイズだと……でもなあ」
何やら悩んでいる様子のあやせ。
一体何を悩んでいるのだろうか。
「……うん。やっぱり大きい方が見栄えもいいよね」
大きい? 見栄え?
「これにしよっと」
あやせがレジの方へ去ってから、あやせが持っていた商品と同じ商品を確認する。
こう書くと、まるでストーカーみたいだが気にしてはいけないぞ。
桐乃がいなかったら(ry。
「こ、これはっ!?」
そこにあったのは、“パッド入りブラ”だった。
これは、まさか……あのあやせたんの胸が偽乳だったということなのか!?
「あれ? あやせ、なんでこんなの買ってったんだろ」
桐乃も訝しげにしている。
その言葉からは、偽乳なのを知っていたのかどうかは判別はつかないが。
しかし、それにしても…………
貧乳を気にするあやせたん。
大いにありだ。
なんだろう。この、微笑ましさと妙な興奮が入り混じった不思議な感じは。
「ふひひ……」
「キモい笑い方してんじゃない!」
「いてえ!」
俺がにやついていると、桐乃に脛を蹴られた。
確かにキモい笑い方をしていたが、何も蹴ることはねえだろ!
おまえ、俺にデレてきてたんじゃなかったの!?
「あれ? 桐乃と……お兄さん!?」
「「えっ」」
11 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/29(金) 19:24:43.11 ID:PN35eEAqo
後ろを振り向くと、店の出入り口の方で、ある人物がこちらを驚きの表情で見つめていた。
その人物とは、他でもないあやせだ。
「こ、こんなところで何してるんですか!? しかも兄妹そろって!」
「ご、誤解だあやせ! これには深いわけがあってだな!」
「言い訳なんて聞きたくありません! この……変態!」
当然だが、言い訳は不可能みたいだ。
こうなったら俺の危機回避能力の見せ所だな。
だが今回は比較的落ち着いて誤魔化しタイムに突入することができる。
俺には、今仕入れたばかりの心強いネタがあるのだ。
「まあ、落ち着け。……ところであやせ、さっき何を買ったんだ?」
「それは今関係ないでしょう!? 私はお兄さんがここにいることを怒ってるんです! どう考えても変態じゃないですか!」
「そこに関しては俺も反論する気はない」
というか、できない。
「だから、それはひとまず後回しにしようじゃないか。今大事なのは……あやせにかかった偽乳疑惑の方なんだからな!」
「ぎっ……偽乳!? どういうことですか!?」
白々しくもとぼけるあやせ。
どうやら、決定的なネタを突き付けてやらねばならないようだ。
「あやせ、おまえが買ったのはこれじゃないのか?」
そう言って、俺は例の“パッド入りブラ”を指さした。
「うっ……」
思わず、言葉につまるあやせ。
「ふっ。どうやら当たりのようだな。そして、それこそが偽乳という動かぬ証拠だ!」
そう言うと同時に、ビシッ! とあやせの顔を力強く指差した。
“異議あり”で有名なあの人のポーズにそっくりだ。
「ち、違います!」
「ふ……これ以上言い逃れをするのはよせ。素直に白状するといい」
もはや何を言っても無駄だぞ。
「こ、こういうのを買ったのは今日が初めてなんです!」
「えっ?」
そうなの?
確認の意味を込めて、桐乃の方を見る。
「あやせが言ってるのはほんと。あやせは偽乳じゃないってば。そもそも、そんなことしなくても十分大きいし。そりゃあ、沙織ほどじゃないけどさ」
そんなことしなくても十分大きいし。
そうか、だから桐乃はさっき不思議そうな顔をしていたのか。
十分大きいあやせが、なぜ今さらこんなものを買うのかわからなかったんだな。
だが、それは俺も気になるところだ。
偽乳でないなら、なぜそんなものを買う必要があったんだろうか。
「じゃあ……なんでそんなの買ったんだ?」
「言うわけないでしょう! 何聞いてるんですか!? 死ねぇ!」
「この変態が! あやせに何言わせようとしてんの!」
ごすっ。どすっ。
鳩尾と背中に同時に叩き込まれる正拳突き。
……お腹と背中がくっつくぞ、とはこういうことを言うんだな。
夏休み、二十九日目。夕方パート 安価失敗
12 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/29(金) 19:26:34.02 ID:PN35eEAqo
夏休み二十九日目終了
本日の好感度変動
桐乃 昼 +0.5
夕 ±0
―――――
計 +0.5
沙織 +0.5
あやせ -1
夏休み二十九日目終了時の好感度
京介 S属性
桐乃 +12.5 ※嫉妬無双+M属性
麻奈実 +8.5
黒猫 +4 ※覚醒済み
沙織 +9.5 ※M属性
あやせ +4.5 ※女王様気質
加奈子 +6
ブリジット +8.5
日向 +5 ※眼鏡をかけるようになっている
珠希 +5
瀬菜 +7
フェイト +2.5 ※年下の良さを認識
佳乃 ±0
赤城 +2
大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回