new relation

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ふぃ~…… く、くたびれたぁ 大学に上がってからまだ日が浅いとはいえ、環境の変化が想像以上に大きかった。 学生生活に必要な様々の情報をうまい具合に取り込まないとならん。 しばらくは汲汲とする日々が続きそうな感触だ。 肩や首をグキグキとほぐしながら掲示板を流し見、さぁ帰るかというところで横合いから声をかけられる。 「高坂じゃねーか。おいおい奇遇だな」 ここ数日で聞き慣れた、でもないが、声の方へ意識を向ける。 「ああ、部長。いま帰りすか」 「部長はよせ。何回言えば気が済むんだ。ったく」 たしかに、先月一緒に高校を卒業してゲー研って所属から離れたからには、部長もないんだが……つい習慣で。 俺の数少ない親友と言ってもいい部長こと三浦絃之介は、過去数回の留年実績から卒業が危ぶまれてた訳だが 今年こそは年貢の納め時と覚悟したのか無事に進学を果たし…聞けば俺と同じ大学に受かったという。 示しあわせたかのように学部も同じだったので自然と交流も続いている。 っつーか前よりつるむようになった。 「高校じゃあるまいし、この広い構内で偶々出くわすとはな。せっかくだ、この後ヒマなら駄弁ってくか兄弟?」 「そうっすね、今後のために情報交換もしときますか」 とまあ、成りゆきから二人で帰ることに。 学食なんかに寄ってく手もあるが、いかんせん新入生の身には勝手がわからん学内はまだイマイチ落ち着かない。 距離的に近い俺の部屋を行く先に決めて、早速チャリンコ置き場へ向かった。 ちなみに部長は当初愛するファナたん号で通学するという男気を見せたりもしたんだが、 エロゲーヒロイン仕様のチャリは悪目立ちで悪戯被害にあったらしく、憤慨しつつも普通のに切り替えたそうだ 途中で飲み物だとか雑誌だとかを買い込んで、アパートへ移動。 「そういや改めて高坂のトコに邪魔するのは初めてか。流石にもう部屋は片付いたろ」 「えぇ、引越の時はどうも。まさか呼んでないのに手伝いに来てくれるとは、恩に着ます」 「いいって。オレとお前の仲だ、水くさいこと言うな。この辺りだったよな?」 進学を機にずいぶん打ち解けてきて喜ばしい反面、 瀬菜に知れたら格好の餌食になりそうだと、その恐怖が付いて回る俺である。 アパートの脇にチャリを停めて、まだ十分な馴染みのない入口のドアノブに鍵をつっこむ。 「っと、開いてる?っつーことは…」 出がけにロックし忘れたか、さもなきゃ、あるいは 「どうかしたか高坂」 「ああ、いや、先客が居たみたいで」 「ほう」 ニヤニヤする部長に少々気まずくなり、今度こそドアを開く。 「ただいまー」 「京介おっかえり~」 パタパタと小走りに玄関まで駆けてきた俺の彼女、加奈子が出迎えてくれた。 靴を脱ぎきってさえない俺に飛び掛かって…もとい抱きついてくる。テンション高ぇな。 無論、悪い気はしないのだけれど。 「まあ待て。こんなところで盛るんじゃない、マイハニー」 「さ、盛ってなんかないし。変な言い方すんな、……ダーリン?」 律儀に返して赤面するコイツのこういうノリの良さ、好きだなぁ。 「あー、ゴホン。恋人同士仲睦まじいのは大いに結構だが。オレは中に入って良いものなのか?」 後ろから部長のツッコミが刺さる。 俺らにしてみたら毎度のやり取りだが、周囲からはバカップルいい加減にしろと言われても仕方ない。 してみれば、部長の対応はかなりマイルドなほうだろうか 「すいません、お待たせしました。見苦しいところを…」 「なに気にするな。愛するものと少しでも近くありたいって心情は恥じることじゃない」 キリッと言いのける部長に爽やかさすら感じられるが、その彼の言う「愛するもの」はエロゲーのヒロインなんだよな。 そこはまぁ、強いて言及するまい。棚上げとくのが吉と見た。 「どうぞ上がってください。加奈子も、ちょっと通りづらいからどけてくれ」 そんなこんなで荷物を下ろし、ようやく腰を落ち着ける。 今日が初対面の二人はこれから挨拶を交わすとこらしい。 「一応はじめましてになるか、来栖くん。噂は色々と聞いている。正直初対面という感じがしない」 「どんな噂か聞きたいような聞きたくないような。えーと…」 「三浦絃之介だ。高校では高坂と同じ部活だった。見知りおき、よろしく」 「あ、うん」 差し出された手に応えて握手などする。 こうした接し方を極自然にできるのが部長の人柄と言えるだろう。 伊達に歳くってないって面もあるのかもしれない。 その部長のほうは加奈子のことを主に俺や黒猫から聞き知っており、 またメルル関係でちょっとしたアイドルとして知名度があるのでその方面の活躍も耳にしているそうだ。 個人的に知り合えて光栄だと言い、イベントでの歌やダンスを称賛すると、 自信家の加奈子も会ったばかりの相手に褒められてしきりに照れていた。 それから暫くは雑談で過ごす。 俺と部長は本来の目当てである講義選択なんかの情報交換を簡潔に済ませ、 加奈子もまじえて互いの近況の話に花を咲かせた。 「ときに加奈子。さっきから気になってたんで一つ訊きたいんだが」 「へ、何々?」 「そのエプロンは、これから料理をおっ始めようとしてたのか」 尋ねると加奈子は参ったなでもと言いたげな苦笑を浮かべる。 「ホント言うと今日は京介が帰ってくるまでに手料理のひとつも作って驚かしてやろうと思ってたんだけどさ…」 初心者向けの本まで用意しながら、しかし今まで一人で料理した経験がほぼ皆無な加奈子は 何から手をつければいいのか決められないぐらい迷い、結果わりと早く帰宅した俺を迎える羽目になったようだ。 「聞いてたのと違って健気な子じゃないか、高坂」 「や、その、えーと……いきなり家に来てた理由はわかったが、どういう風の吹きまわしだ?加奈子」 「どうって。このごろ京介、受験のときより疲れてるっぽかったから。元気づけてやりたいな~とか」/// うーん、マジで健気なこと言ってくれるのな。 出来た彼女を持って俺は幸せ者だ、そう言うと、加奈子いわく「でも実際はできてねーし」 そういう意味じゃないんだがなー。 OTLする加奈子(ぱんつ見えるぞ…)にかける言葉を探すうち、空腹をおぼえてきた。 どうせならと冷蔵庫の中を確かめ、軽い食事をつくることにする。 この際ありものの間に合わせでいいや。 「えぇ、京介が料理すんの~?」 「しつれーな反応だな」 「オレも大概驚いてるぞ」 「部長だって、普段は台所に立たなくても、親が留守の時にちょっとしたメシをこさえることぐらいあるでしょう」 やいのやいの言う連中をテキトーにかわしつつ、鍋やら野菜やらを用意する。 いわゆる男の料理ってやつの常で、計量もしなけりゃ時間もはからない。 大雑把でよかろうなのだ。よほど致命的に失敗したなら次回は考えるとしよう。 鍋に油を垂らし、小ぶりに切り分けた野菜を軽く炒める。 スーパーで一袋いくらの野菜セットを買ってれば皮剥きや切り分ける手間は省けるが、若干高くつくからな。 ある程度火を通したら鍋に湯をはり、これでしばらくは放置できる。 別の鍋をガス台にかけ、半額で買ったソーセージの袋をなるべくそうと見えないようにササッと開ける。 こういうとき三人も揃ってるのは実に好都合。 続いて、安くて一玉買ってしまったキャベツを真っ二つに。 片方をラップして野菜室に戻し、残る半分は極めてテケトーにザク切りしてソーセージ鍋に投下。 こっちは相当量の水が出るから、茹でるのに湯を足さなくていいのが楽チンだ。 二人にパンで良いかと了解を取り、トーストする合間に野菜鍋をざっと灰汁すくいしてルー投下。 あとはキャベツの水気が全部飛ぶ前にどれも出来るだろう。 気を付けるのは、先の鍋に入れたルーが固まらないよう混ぜ返すぐらいか。 すげー単純だろ? さっき男の~とは言ったが、コレってものぐさなお袋直伝の手抜き料理だったりする。 簡単だからあとで加奈子にも教えておこう… ふぅ…… 中途半端な時間だってのに結構がっつり食ってしまった。 手抜きメシの割には好評でちょっとばかりくすぐったい。 食後は加奈子も部長も…もちろん俺も例外でなく…まるで漫画の一場面のようにくつろいで腹をさする。 「ごちそうさん」 「でした」 「お粗末さま」 少しの間、特に会話もなく、静寂。 ドラマなんかだったら間が持たないと大変だが、現実は得てしてこんなもんだろう、と… 三大欲求の一つが満たされたところで、別のが襲い来る。 つまり、要するに、眠くなってきた。 かろうじて欠伸を飲み込み「よっこらせ」と立ち上がって食器のたぐいをシンクへ運ぶ。 そこ。年寄りくさいとか言ってくれるな。自覚はある。 面倒でも、これをするとしないとじゃ後の手間が大違いだかんな。 すこし遅れて加奈子がパタパタとやって来た。 ちなみにパタパタってのはスリッパの音だ。 この部屋で一人暮らしするにあたり、当初はスリッパなんてトイレにだけあれば十分と思ってたもんなんだが。 加奈子からの要望で室内履きとしてのスリッパを買うことになった。 つっても俺は習慣が無いから、足つぼマッサージつきのそれが使われるのは稀で。 もう片方の来客用が、事実上の加奈子専用として大いに務めを果たしているわけだ。 「なぁ、この鍋の残りはどうしよっか」 「へ?……ああ、そうだな…今の時期ならすぐには傷まないだろうから、そのままでいい」 「りょーかい」 家主の俺に引けを取らないぐらい勝手知ったる何とやら。 手際よく手伝ってくれる加奈子を、ある種の感慨をもって見やる。 「さっきちょっと間があったけど、なに考えごと?」 片付けも一段落したところで訊ねられた。 「いや、考えごとって程じゃない。ただ、こう、ふと」 「…ふと?」 「おまえ、案外エプロンにスリッパの似合う若奥さん的な」 どて。 これまた漫画の一場面のようにコケた加奈子に、つい苦笑をもらす。 動揺しすぎだろ 「なななに言っちゃってんの急に」 「コケるほど狼狽えるとは思わんかったわ。怪我ないか?」 「平気だけどサ。いきなりだから…ビックリした~」 尻をついたままの加奈子に手を貸し、よたよたと覚束ない足どりの彼女を軽く支える。 「京介、どーかしたの? 今日に限って」 その疑問はもっともだ。 顧みるが、こんな台詞を吐いてしまう前触れは特に思い当たらなかった。 「なんてのかな、しいて言えば……  ようやく馴染んできた新生活にお前が居てくれることの自然さが、ふと…すげー愛おしく思えたっつーか」 「あーあーあー、ストップ。ストーップ!  嬉しいけど、待った、ちょっと待った。それ以上聞くとアタシ普通じゃなくなりそうだから。ぜひストップで」 言いつつ、俺にしがみつくようなかたちで加奈子は顔を伏せる。 バカップル街道まっしぐらだな俺ら。 しばらくして加奈子が腕にこめた力を弱め、こちらを見上げる。 二人、なにか言うでもなく、キスを交わした。 いつまでもそうしていると、それこそコイツの言うように普通じゃいられなくなりかねない。 未練はあったが、すぐ隣の部屋にもう一人いる手前、理性を総動員。 あくまで紳士的に気持ちと姿勢を立て直す。 「悪いが今はここまでだ。続きは、また後でな」 「ちぇ、いじわる……ん…また後で」 盛り上がりかけた衝動をどうにか宥め、特に何事もなかった風をよそおって部屋に戻る。 しかし、部長は開口一番 「よう、早いお帰りで。もっとゆっくりしてきても良かったんだぜ」 などと宣う。 「ぐ…随分ストレートですね」 俺はともかく、こんな具合にからかわれるとは想像外だったんだろう加奈子は可哀想なくらい赤面している。 うーむ、これはこれで乙な… 「教えてくれオレはあと何回高坂に『ごちそうさん』を言えばいいんだ、ゼロは答えてくれない…」 「はいはい。悪うございました。こちとら恋人になりたてなんだから勘弁してください」 「やはり軽々に愛の巣を覗くべきではなかったようだ。フッ、己の不明が悔やまれる」 「そろそろいい加減に仰々しく言うのはやめてくれません?」 横で加奈子が湯気をふいている。 いじり甲斐のあるリアクションなのは確かだが。 正直、これ以上俺の彼女で遊んでほしくない面もあり。 この場は少々強引に切り上げて、外出を促すことにした。 「別に送ったりしなくても構わんぞ?」 部長、ニヤニヤしながらおっしゃる。 「しませんて。俺らは俺らで買い物にでも行こうかと」 「そうか、では…お邪魔虫は退散の時間だ」 冗談めいた挨拶を済ませ、そのまま別れようとすると 「こっ!」 不意に加奈子が部長に声をかける。 「これに懲りずにまた来てやってくれよ、アタシのことで遠慮されると、悪いし。出来るだけ自重するからさ」 加奈子……よく出来たやつだ。感動した。 本当に自重できるかはやや疑問だが。 「とまぁウチの嫁も言ってます。また気軽に寄ってってくれれば」 「よよよ嫁って」 テンパるの早いよ、おまえ 「そう言うなら、お言葉に甘えてちょくちょく寄らせてもらおう。  高坂…いい嫁さん掴まえたな。大事にしろよ」b 「言われるまでもないですね」b 今度は多分からかいでなく祝福をくれて、部長は颯爽と去っていった。 さぁ、俺らも出掛けるとしよう。 その前にまたトリップしてる加奈子を正気に帰してやらないと… 買い物といっても別に洒落っ気ないもので、 食料を主に、あとついでに生活まわりの不足しているアレコレを……程度だ。 サックリ済ませちまおうと玄関へ向くと、加奈子に呼び止められた。 「着替えてくるから、ちょっと待ってくんない?」 エプロンの紐をほどきつつ制服をチョイと摘まむ。 そんな仕草ひとつに、えも言われぬ愛らしさ。 ヤバイ。俺かなりだらしないニヤケ顔しそうになってるんじゃなかろうか。 どうにか表情筋が弛緩しないように努めて、悪いが素っ気なく「急げよ」と返す。 そんな葛藤なんか知る由もないだろう加奈子は奥の部屋に引っ込みかけ 引き戸に手をかけたと思ったら、曰く 「ええと…今からこっちで着替えちゃうけどさ」 はいはい。覗くなってんだろ。それぐらいは心得ておりますよ。 「戸、閉めないほうがいい…?」/// 「イミフなこと言ってねーで、さっさと着替えて来い」 俺は静かに戸を閉じた。 ……まったく困ったやつ。 磨りガラス越しの姿を見るともなしに見て、溜め息を吐く。 あいつは恋人関係ってものに妙な幻想を持ちすぎだ。 扉一枚隔てたあちら側から漏れる衣擦れの音がやけに耳についた。 「わり、お待たせ」 さっきのことを全く意に介さない様子で加奈子が明るく声をかけてくる。 ええい…人の気も知らず。 年下の彼女の無邪気な言動に悶々とさせられる、落ち着きのない彼氏ありおりはべり。 本人がokしてるんだから着替えを眺めるのもアリだったか……と僅かに後悔がよぎるが、 見透かされるのも悔しく、なるべく自然体を心がけて「じゃあ行くか」と外へ促す。 またの機会はあるさ。きっと。 ちなみに今日の加奈子の私服は薄手のシャツにズボンといった格好で、 なるほど近所のスーパーに買い物に行くには相応しい感じだ。 上着の丈がギリギリで、ちょっとめくれたらヘソが見えそうなのが気になるが。 そういうファッションなんだろう、つっこんだら負けな気がした。 肩から下げたバッグの紐が斜めに通って、控えめな胸元を辛うじて強調している。 そこを軽くからかうと 「なにが控えめだって~?」 すかさず腕を絡め取られ、加奈子の…ブレストの感触がふにっと… 「実力行使反対。毎度のこったけど、しがみつかれたままじゃ歩きにくいっての」 「とか言って本音は嫌じゃないくせに。わかってんだからぁ」 これはいわゆる逆セクハラじゃまいか。 そりゃ確かに、嫌じゃないが で、肝心の買い物。 食料の調達を先に済ませると、あとは生活必需品の買い足しである。 加奈子のぶんの。 二人で買い物なんてこれまで何度もあったのに、こうしてみると俺ら所帯染みてきてね? 本来の意味とは少し違うのを承知でそう言ってみたところ、加奈子は照れ臭そうにヘヘ……と笑った。 あーでもないこーでもないと、さんざ品定めに連れ回されてようやくの帰宅。 荷物自体は多くないからそこに文句は言うまい、にしても 「やれやれ、加奈子でも『女の買い物は長い』の例外じゃなかったかよ」 「し、しかたないじゃん。ちゃんと選ばないと。だってずっと使ってくものなんだし……二人で、さ」 そう言われてしまっては返す言葉もない。 少女趣味入りすぎじゃないかと思わなくもなかったが、だからこそ加奈子の本気が伺えるようでもあった。 今後の俺の――俺たちの――住まいのあり方について意見を交換しつつ数時間ぶりの新居に戻る。 アパートに着き、今度は誰憚ることなく一頻りいちゃつくと、夜もいい時間になるのはあっという間で。 マッタリと今日の別れを惜しんでいたその時だった。 加奈子がソレを思い出したのは。 「いけね、忘れてたぁ!」 「…どうした藪から棒に」 「今更なんだけど、今日はやくに部屋に来てたのは頼みごとがあってさー」 頼みごとね。 俺に出来る範囲でなら大抵は引き受けると、安請け合いした自分の甘さを直後思い知ることになるとは露知らず 「言いにくいんだけど、京介、頼む!  加奈子の 家 庭 教 師 になってくんない?」 は? いやな、教え子と恋をするなんてのはエロゲでもよく見る割と王道なシチュエーションだと思う。 だが、だ…恋人の家庭教師をするってのは、なんか順番的にも変に現実的な課題っぽくてどうなんだろう。 断るわけにもいかず、そしてこの日から始まる新たな関係。 近々俺がこう口にするのは確実だ。 『俺の教え子がこんなに…… <終>

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